JP2017144979A - ハイブリッド車両制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハイブリッド車両に備えられる第一回転機の体格を大きくすることなく過給機の過給動作による内燃機関の発生トルクに対応できること。
【解決手段】内燃機関と、過給機と、ロック機構を有する回転機と、ギヤトレーンと、回転機およびギヤトレーンを収容するトランスアクスルケースとを備えたハイブリッド車両を制御するハイブリッド車両制御装置において、回転機のトルク容量が、内燃機関の最大トルクに対応したトルク容量であり、ロック機構、ギヤトレーン、およびトランスアクスルケースのトルク容量が、過給機と内燃機関とを併せた構成における最大トルクに対応したトルク容量であり、ロック機能によって回転機がロックされた場合に、ハイブリッド車両における発生トルクを、過給機と内燃機関とを合わせた構成における最大トルクまで許容する制御を行う制御部を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、ハイブリッド車両制御装置に関する。
特許文献1には、過給機を有する内燃機関と、内燃機関による機関出力または蓄電装置の電力出力による駆動力によって駆動される車両駆動用アクチュエータと、蓄電装置の電力出力能力に応じて過給機の過給圧を制御する制御手段とを備えるハイブリッド車両が記載されている。特許文献1に記載されたハイブリッド車両においては、蓄電装置の電力出力能力に応じて過給機の過給圧が制御されて、蓄電装置の状態に応じて内燃機関の出力特性が制御される。
特開2004−011456号公報
しかしながら、上述した従来技術においては、過給機を有する内燃機関を備えたハイブリッド車両と、過給機を有しない内燃機関を備えたハイブリッド車両との両方に対応可能な動力伝達部(トランスアクスル:T/A)を検討する場合に問題が生じる。すなわち、トランスアクスルを、過給機が設けられた内燃機関を備えるハイブリッド車両の最大トルクに対応可能にするためには、蓄電装置により駆動する回転機(モータジェネレータ:MG)の体格が大きくなるという問題が生じる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、その目的は、ハイブリッド車両に備えられる回転機の体格を大きくすることなく過給機の過給動作による内燃機関の発生トルクに対応できるハイブリッド車両制御装置を提供することにある。
上述した課題を解決し、上記目的を達成するために、本発明に係るハイブリッド車両制御装置は、内燃機関と、過給機と、ロック機構を有する回転機と、ギヤトレーンと、前記回転機および前記ギヤトレーンを収容するトランスアクスルケースとを備えたハイブリッド車両を制御するハイブリッド車両制御装置において、前記回転機のトルク容量が、前記内燃機関の最大トルクに対応したトルク容量であるとともに、前記ロック機構、前記ギヤトレーン、および前記トランスアクスルケースのトルク容量が、前記内燃機関と前記過給機とを併せた構成における最大トルクに対応したトルク容量であり、前記ロック機構によって前記回転機がロックされた場合に、前記ハイブリッド車両における発生トルクを、前記過給機および前記内燃機関を併せた構成における最大トルクまで許容する制御を行う制御部を備えることを特徴とする。
本発明に係るハイブリッド車両制御装置によれば、回転機がロック状態の場合に、回転機のトルク容量を、過給機が備えられた内燃機関の最大トルクまで許容することにより、回転機が許容するトルク容量をロック状態と非ロック状態とによって切り替えることができるので、回転機の体格を大きくすることなく過給機の過給動作による車両の発生トルクに対応することが可能となる。
図1は、本発明の一実施形態による車両の構成を示すスケルトン図である。 図2は、本発明の一実施形態による車両のエンジンの構成を示す図である。 図3は、本発明の一実施形態によるエンジン最大トルクの切替方法を示すフローチャートである。 図4は、本発明の一実施形態によるハイブリッド車両制御装置の処理に用いられるエンジン発生最大トルクを説明するためのエンジントルク特性を示すグラフである。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の一実施形態の全図においては、同一または対応する部分には同一の符号を付す。また、本発明は以下に説明する実施形態によって限定されるものではない。
まず、本発明の一実施形態によるハイブリッド車両制御装置を備える車両について説明する。図1は、この一実施形態による車両の構成を示す。
図1に示すように、この一実施形態による車両100は、エンジン1、第一回転機MG1および第二回転機MG2を有するハイブリッド(HV)車両である。車両100は、エンジン1、遊星歯車機構10、第一回転機MG1、第二回転機MG2、駆動輪22、ECU30、オイルポンプ50およびブレーキBK1を含んで構成される。
また、この一実施形態によるハイブリッド車両用駆動装置は、エンジン1と、第一回転機MG1、第二回転機MG2、遊星歯車機構10、オイルポンプ50、およびブレーキBK1を含んで構成される。ハイブリッド車両用駆動装置は、例えば、軸方向が車幅方向となるように車両100に搭載される。
この一実施形態によるトランスアクスル(T/A)は、トランスアクスルケース110と、トランスアクスルケース110内に収容された、動力分割機構、カウンタギヤ機構、およびデファレンシャルギヤ機構などを含むトランスアクスル構成部品とから構成される。トランスアクスル構成部品は、ギヤ機構や回転軸や軸受などを含む。具体的に、この一実施形態によるトランスアクスル(T/A)は、ギヤトレーンを構成する動力分割機構(遊星歯車機構10)を有するとともに、同機構のエンジン反力を機械的に支持する構造(MG1ロック機構:ブレーキBK1)を有する。この一実施形態によるハイブリッド車両用駆動装置は、EV走行中の減速時にMG1ロックを行うことで、強制的にエンジンブレーキによる減速ができるように構成される。
エンジン1は、燃料の燃焼エネルギを出力軸1aの回転運動に変換して出力する。内燃機関としてのエンジン1は、後述する過給機と併せて構成される場合や、過給機を備えずに構成される場合がある。エンジン1の出力軸1aは、ダンパ1bを介して入力軸2と接続されている。入力軸2は、動力伝達装置の入力軸である。動力伝達装置は、回転機としての第一回転機MG1、第二回転機MG2、デファレンシャル装置20等を含んで構成されている。入力軸2は、エンジン1の出力軸1aと同軸上かつ出力軸1aの延長線上に配置されている。
遊星歯車機構10は、差動機構であり、エンジン1の動力を第一回転機MG1側と出力側とに分割する動力分割プラネタリとしての機能を有する。遊星歯車機構10は、シングルピニオン式であり、サンギヤ11、ピニオンギヤ12、リングギヤ13およびキャリア14を有する。
リングギヤ13は、サンギヤ11と同軸上であってかつサンギヤ11の径方向外側に配置されている。ピニオンギヤ12は、サンギヤ11とリングギヤ13との間に配置されており、サンギヤ11およびリングギヤ13とそれぞれ噛み合っている。ピニオンギヤ12は、キャリア14によって回転自在に支持されている。キャリア14は、入力軸2と連結されており、入力軸2と一体回転する。従って、ピニオンギヤ12は、入力軸2とともに入力軸2の中心軸線周りに回転(公転)可能であり、かつキャリア14によって支持されてピニオンギヤ12の中心軸線周りに回転(自転)可能である。
サンギヤ11には、第一回転機MG1のロータ軸33が接続されている。第一回転機MG1は、エンジン1の出力軸1aと同軸上に配置されており、遊星歯車機構10を挟んでエンジン1と対向している。ロータ軸33は、入力軸2の径方向外側に配置されており、入力軸2に対して相対回転自在に支持されている。リングギヤ13には、カウンタドライブギヤ15が接続されている。円筒形状の部材の内周面にリングギヤ13が、外周面にカウンタドライブギヤ15が配置されている。
ギヤトレーンを構成するカウンタギヤ機構は、カウンタドライブギヤ15、カウンタドリブンギヤ16、およびカウンタシャフト17を備える。カウンタドライブギヤ15は、カウンタドリブンギヤ16と噛み合っている。カウンタドリブンギヤ16は、カウンタシャフト17を介してドライブピニオンギヤ18と接続されている。カウンタドリブンギヤ16とドライブピニオンギヤ18とは一体回転する。また、カウンタドリブンギヤ16には、リダクションギヤ35が噛み合っている。リダクションギヤ35は、第二回転機MG2のロータ軸34に接続されている。これにより、第二回転機MG2の回転は、リダクションギヤ35を介してカウンタドリブンギヤ16に伝達される。リダクションギヤ35は、カウンタドリブンギヤ16よりも小径であり、第二回転機MG2の回転を減速してカウンタドリブンギヤ16に伝達する。
ドライブピニオンギヤ18は、デファレンシャル装置20のデフリングギヤ19と噛み合っている。デファレンシャル装置20は、左右の駆動軸21を介して駆動輪22と接続されている。リングギヤ13は、カウンタドライブギヤ15、カウンタドリブンギヤ16、ドライブピニオンギヤ18、デファレンシャル装置20および駆動軸21を介して駆動輪22と接続されている。また、第二回転機MG2は、リングギヤ13と駆動輪22との動力伝達経路に対して接続されており、リングギヤ13および駆動輪22に対してそれぞれ動力を伝達可能である。
第一回転機MG1および第二回転機MG2は、それぞれモータ(電動機)としての機能と、発電機としての機能とを備える。第一回転機MG1および第二回転機MG2は、インバータを介してバッテリ36と接続されている。第一回転機MG1および第二回転機MG2は、バッテリ36から供給される電力を機械的な動力に変換して出力することができる。また、第一回転機MG1および第二回転機MG2は、入力される動力によって駆動されて機械的な動力を電力に変換することができる。第一回転機MG1および第二回転機MG2によって発電された電力は、バッテリ36に蓄電可能である。第一回転機MG1および第二回転機MG2としては、交流同期型のモータジェネレータを用いることができる。
バッテリ36は、蓄電装置であり、回生エネルギを蓄電することができる。バッテリ36は、バッテリ36の電圧、充放電電流値、温度等を検出する監視装置を含んで構成されている。
ブレーキBK1は、第一回転機MG1の回転軸であるロータ軸33の回転を規制するロック機能を有する。換言すると、ブレーキBK1は、サンギヤ11の回転を規制するロック機構としての機能を有する。ブレーキBK1は、車体側とロータ軸33とを断接するクラッチ装置である。ブレーキBK1は、摩擦係合式のものであり、供給される油圧(係合油圧)によって係合度合(トルク容量)を制御可能である。ブレーキBK1は、係合油圧に応じて、開放状態、半係合状態、完全係合状態に制御可能である。
オイルポンプ50は、エンジン1の出力軸1aに接続され、被潤滑部に潤滑油を供給するものである。オイルポンプ50によって吐出される潤滑油は、車両100の被潤滑部に供給される。
ハイブリッド車両制御装置として機能する制御部としてのECU30は、コンピュータを有する電子制御ユニットである。ECU30は、物理的には、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)およびインターフェースなどを含む周知のマイクロコンピュータを主体とする電子回路である。上述したECU30の各機能は、ROMに保持されるアプリケーションプログラムをRAMにロードしてCPUで実行することによって、CPUの制御のもとで車両100内の各種装置を動作させるとともに、RAMやROMにおけるデータの読み出しおよびRAMへの書き込みを行うことで実現される。
ECU30は、第一回転機MG1および第二回転機MG2を制御することができる。ECU30は、例えば、第一回転機MG1に対して供給する電流値を調節し、第一回転機MG1の出力トルクを制御すること、および第二回転機MG2に対して供給する電流値を調節し、第二回転機MG2の出力トルクを制御することができる。また、ECU30は、各回転機MG1,MG2に回生発電を行わせ、その発電量を調節して回生トルクを制御することができる。
ECU30は、エンジン1を制御して、例えば、エンジン1の電子スロットル弁の開度を制御すること、点火信号を出力してエンジン1の点火制御を行うこと、エンジン1に対する燃料の噴射制御等を行うことができる。ECU30は、電子スロットル弁の開度制御、噴射制御、点火制御等によりエンジン1の出力トルクを制御することができる。
ECU30には、図示省略した車速センサ、アクセル開度センサ、ブレーキ操作量センサ、MG1回転数センサ、MG2回転数センサ、出力軸回転数センサ等が接続されている。これらのセンサにより、ECU30は、車速、アクセル開度、ブレーキ踏力やストローク等のブレーキ操作量、第一回転機MG1の回転数(MG1回転数)、第二回転機MG2の回転数(MG2回転数)、動力伝達装置の出力軸の回転数等を取得することができる。また、ECU30は、バッテリ36と接続されており、バッテリ36の蓄電残量SOCを取得することができる。
ECU30は、取得する情報に基づいて、車両100に対する要求駆動力や要求パワー、要求トルク等を算出することができる。ECU30は、算出した要求値に基づいて、第一回転機MG1の出力トルク(MG1トルク)、第二回転機MG2の出力トルク(MG2トルク)およびエンジン1の出力トルク(エンジントルク)を決定する。ECU30は、MG1トルクおよびMG2トルクの目標値を実現するように、第一回転機MG1および第二回転機MG2をそれぞれ制御する。また、ECU30は、エンジントルクの目標値を実現するようにエンジン1を制御する。
ECU30は、ブレーキBK1と電気的に接続されており、ブレーキBK1を制御する。ECU30は、ブレーキBK1のアクチュエータに対して係合指令または解放指令を出力し、ブレーキBK1を係合または解放させる。
車両100では、ハイブリッド(HV)走行とEV走行とを選択的に実行可能である。HV走行とは、エンジン1を動力源として車両100を走行させる走行モードである。HV走行では、エンジン1に加えて、さらに第二回転機MG2を動力源としてもよい。この一実施形態による車両100は、HV走行モードとして、THS走行モードおよびMG1ロック走行モードを有する。
THS走行モードにおいては、ブレーキBK1が解放され、第一回転機MG1のロータ軸33の回転が許容される。第一回転機MG1は、エンジントルクに対する反力トルクを発生させて、エンジントルクをリングギヤ13から出力させる。THS走行モードでは、MG1回転数を変化させることができる。例えば、MG1回転数は、エンジン回転数をエンジン1の効率が良い回転数とするように制御される。THS走行モードは、キャリア14の回転数とリングギヤ13の回転数との変速比を連続的に可変に制御することができる電気CVTモードである。
MG1ロック走行モードでは、ブレーキBK1が係合される。これにより、第一回転機MG1のロータ軸33の回転が規制される。MG1ロック走行モードは、例えば、高速走行時にTHS走行モードでは動力循環が発生する場合などに選択される。THS走行モードからMG1ロック走行モードへ移行する場合、ブレーキBK1が係合される。ブレーキBK1を係合するときに、第一回転機MG1の回転同期制御がなされてもよい。回転同期制御は、第一回転機MG1の回転数を0として、ブレーキBK1の第一回転機MG1側の係合要素の回転数を車体側の係合要素の回転数に同期するものである。回転同期制御によってMG1回転数が所定回転数以下に制御されてブレーキBK1が係合される。
MG1ロック走行モードでは、ロータ軸33の回転が機械的にロックされる。MG1ロック走行モードでは、動力循環による効率低下を抑制できるなど、車両100の効率を向上させることができる。
EV走行モードは、第二回転機MG2を動力源として走行する走行モードである。EV走行では、エンジン1を停止して走行することが可能である。EV走行モードでは、ブレーキBK1は解放される。EV走行モードでは、ブレーキBK1が開放していることにより、サンギヤ11の回転が許容される。これにより、エンジン1は回転を停止し、サンギヤ11および第一回転機MG1は空転して負回転する。
EV走行モードからHV走行モードへ移行する場合など、エンジン1を始動する場合、第一回転機MG1によってエンジン1のクランキングがなされる。第一回転機MG1は、エンジン回転数を上昇させる正回転方向のトルクを出力し、エンジン回転数を上昇させる。エンジン回転数が所定の回転数まで上昇すると、燃料の噴射および点火がなされてエンジン1の始動が完了する。
MG1トルクによってエンジン1を回転させるときには、その反力として制動トルクが発生する。MG1トルク(正トルク)によってエンジン1を回転させると、リングギヤ13には、その反力として、負方向の反力トルクTmが作用する。反力トルクTmは、車両100を制動する制動トルクとして機能する。すなわち、MG1トルクによってエンジン1を回転させることで、車両100に制動力を発生させることが可能である。
次に、過給機と内燃機関とを併せた構成について説明する。図2は、過給機と内燃機関とを併せた構成において、特に過給機に関連する部分の構成を概略的に示す図である。図2に示すように、エンジン1の吸気管43と排気管44との間に過給機45が設けられている。過給機45 は、圧縮機ホイール側部分45aとタービンホイール側部分45bとを有する。圧縮機ホイール側部分45a内に設けられたコンプレッサ48は、タービンホイール側部分45b内に設けられたタービン49と同一のシャフトにより連結されている。エンジン1の排気管44から排出される排気ガスはタービンホイール側部分45bに入ってタービン49を回転させる。これにより、タービン49と同軸上に形成されているコンプレッサ48が圧縮機ホイール側部分45aにおいて圧縮空気を生成し、吸気管43に送り込む。このようにして、過給動作が行われる。
過給機45とエンジン1との間の吸気管43には、ECU30により開度が調整されるスロットルバルブの開度を検出するスロットル開度センサ46と、過給圧を検出する過給圧センサ47が設けられている。スロットル開度センサ46および過給圧センサ47の検知信号はECU30に入力される。過給機45の上流側と下流側の排気管44はウエストゲートバルブを介したバイパス路によって接続されている。
上述した車両100において、第一回転機MG1のトルク容量は、エンジン1を備えたHV車両における最大のエンジントルク(第1エンジン発生最大トルクT_hv)に対応したトルク容量である。この場合、エンジン1は過給機45と併せて構成されていない。そのため、第一回転機MG1は、エンジン1と過給機45とを併せた構成のHV車両における最大のエンジントルク(第2エンジン発生最大トルクT_lock)に対応したトルク容量を有する第一回転機に比して、体格が小さく小型である。
一方、この一実施形態によるギヤトレーン、ブレーキBK1、およびトランスアクスルケース110のトルク容量は、上述した第2エンジン発生最大トルクT_lockに対応したトルク容量である。
図3は、この一実施形態によるエンジン発生トルクの切替方法を示すフローチャートである。図3に示すエンジン発生トルクの切替処理は、車両100の走行中においてECU30により繰り返し実行される。図4は、この第1エンジン発生最大トルクT_hvおよび第2エンジン発生最大トルクT_lockを説明するためのエンジントルク特性を示す。
図3に示すように、この一実施形態においては、ステップST1においてECU30は、車両100がHV走行中であるか否かを判定する。ECU30が、車両100はHV走行中であると判断した場合(ステップST1:Yes)、ステップST2に移行する。ステップST2においてECU30は、エンジン1を制御して、エンジン発生トルクTを第1エンジン発生最大トルクT_hv未満(T<T_hv)になるように制御する。図4に示すように、エンジン発生トルクTは、エンジン回転数の増加に応じて所定のエンジン発生最大トルクまで増加する。所定のエンジン発生最大トルクとして、第1エンジン発生最大トルクT_hvおよび第2エンジン発生最大トルクT_lockが設定される。第1エンジン発生最大トルクT_hvは、第2エンジン発生最大トルクT_lockより小さい設定値(T_hv<T_lock)である。図3に示すステップST2の処理後、エンジン発生トルクの切替処理を終了する。
一方、ECU30が、車両100はHV走行中ではないと判断した場合(ステップST1:No)、ステップST3に移行する。ステップST3においてECU30は、第一回転機MG1がロックされているか否かを判定する。ECU30が、第一回転機MG1はロックされていると判断した場合(ステップST3:Yes)、ステップST4に移行する。ステップST4においてECU30は、エンジン1を制御して、図4に示すようにエンジン発生トルクTを第2エンジン発生最大トルクT_lock未満(T<T_lock)になるように制御する。換言すると、第一回転機MG1がロックされている場合にECU30は、エンジン1におけるエンジン発生トルクTを第2エンジン発生最大トルクT_lockまで許容する。他方、ステップST3においてECU30が、第一回転機MG1はロックされていないと判断した場合(ステップST3:No)、エンジン発生トルクの切替処理を終了する。
以上説明した本発明の一実施形態によれば、第一回転機の体格を大きくすることなく過給機の過給動作による内燃機関の発生トルクに対応することが可能となる。
以上、本発明の一実施形態について具体的に説明したが、本発明は、上述の一実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。例えば、上述の一実施形態において挙げた数値はあくまでも例に過ぎず、必要に応じてこれと異なる数値を用いてもよい。
1 エンジン
10 遊星歯車機構
15 カウンタドライブギヤ
16 カウンタドリブンギヤ
17 カウンタシャフト
20 デファレンシャル装置
30 ECU
45 過給機
100 車両
110 トランスアクスルケース
BK1 ブレーキ
MG1 第一回転機
MG2 第二回転機

Claims (1)

  1. 内燃機関と、過給機と、ロック機構を有する回転機と、ギヤトレーンと、前記回転機および前記ギヤトレーンを収容するトランスアクスルケースとを備えたハイブリッド車両を制御するハイブリッド車両制御装置において、
    前記回転機のトルク容量が、前記内燃機関の最大トルクに対応したトルク容量であるとともに、前記ロック機構、前記ギヤトレーン、および前記トランスアクスルケースのトルク容量が、前記内燃機関と前記過給機とを併せた構成における最大トルクに対応したトルク容量であり、
    前記ロック機構によって前記回転機がロックされた場合に、前記ハイブリッド車両における発生トルクを、前記過給機および前記内燃機関を併せた構成における最大トルクまで許容する制御を行う制御部を備える
    ことを特徴とするハイブリッド車両制御装置。
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