JP2017142865A - 支援装置、支援方法およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】販売者と購買者が共に繁栄することが可能な戦略的互恵市場の形成を支援することで、マーケットにおいて、販売者と購買者が共存できる戦略的互恵市場の形成を支援する支援装置および支援プログラムを提供する。
【解決手段】販売者と購買者が共同売買する市場である戦略的互恵市場の創設を前提とし、共同売買とは、販売者と購買者が予め合意した所定の取引式に基づいて売買を行うことをいい、各取引に関する情報は一元的に全て支援装置10の管理者サーバ50に送られ、ここで、記憶、分類されるようになっている。また、この戦略的互恵市場は、共同売買を所定期間実施することで販売者と購買者の共同収益が発生する。そして、この共同売買で発生した共同収益を使用して、販売者および購買者の共同決済を実施する。
【選択図】図1

Description

本発明は、マーケットにおいて、販売者と購買者が共存できる戦略的互恵市場を支援する支援装置、支援方法および支援プログラムに関する。
現在、我々の日常生活は市場経済がその拠り所となっているといっても過言ではない。
この市場経済は、マーケットにおける人々の自由な商品又はサービスの取引により成立している。
一般に、マーケットにおいて販売者と購買者は、多種多様な商品やサービスを売買している。両者の取引における重要な関心事は当該商品又はサービスのマーケットにおける「売買価格」である。
通常、販売者は、当該商品又はサービスの原価、コスト、得たい利益を考慮して、「販売価格」を設定する。一方、購買者は、販売者が設定した「販売価格」から値引きした「購買価格」、又はポイントと呼ばれる付加特典を加味して購買の意思を決定する傾向がある。よって、販売者は利益を確保するために可能な限り商品を高価で販売することを意図し、一方、購買者はできるだけ低価格又は有利な条件で商品を購買しようとする。
このような、売買価格を巡る両者の相克は、時として、同業者間や同一地域における熾烈な低価格競争に陥りかねない。また、仮に、商品の大量販売に成功したとしても、結果として販売者の収益が向上しない事態が発生することもある。そのため、販売者は日々苦心している。一方、購買者も有利な取引を求めて情報収集に時間とエネルギーを費やしている。
ところで、上記したように、マーケットにおける販売者と購買者の関係は、一方が利益を得れば他方が損失を被るという利害対立に陥っている。そして、商品やサービスの品質や効能や安全や安心といった本質的な問題でなく、売買価格を巡って如何に有利な条件を獲得するかにのみ労力が費やされることになってしまっていた。このような状況は、販売者と購買者の間だけでなく、販売者間の仕入れ価格にも歪みが生じかねない。本来あるべき、生産や流通や販売というマーケットの健全化には、非生産的で無駄な労力を迫る環境は好ましいことではない。
このような状況下で、販売者と購買者の利害対立を抑制し、双方が一定の利益を享受するマーケットの創出が可能であれば、両者にかかる余計な労力を削減することが期待できる。
そこで、本発明は、販売者と購買者が共に繁栄することが可能な戦略的互恵市場の形成を支援する支援装置および支援プログラムを提供することを課題とする。
請求項1記載の発明では、会員登録する販売者Bの各々に識別情報IDを付した単数若しくは複数の販売者BID(例えば、BID−1〜N)と、会員登録する購買者Pの各々に識別情報IDを付した複数の購買者PID(例えば、PID−1〜N)とが、所定の取引期間、および、{取引式:売買価格Q=互恵金額R+残額S}に基づき売買取引することを共同売買JBSと称し、前記共同売買JBSで取引された前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の前記互恵金額Rを原資として算出した前記販売者BIDと前記購買者PIDの取り分を共同収益JPRと称し、前記共同収益JPRを、前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の取り分である販売者共同収益BJPR、および、前記複数の購買者PID(例えば、PID−1〜N)の取り分である購買者共同収益PJPRに分配し、前記共同売買JBSの実施に伴い発生する前記販売者BIDの分担額を、前記販売者共同収益BJPRを用いて決済すること、および、前記共同売買JBSの実施に伴い発生する前記購買者PIDの還付額を、前記購買者共同収益PJPRを用いて決済すること、を共同決済TJSと称し、更に、前記購買者共同収益PJPRを前記複数の購買者PID(例えば、PID−1〜N)に分配することを含む前記共同売買JBS、前記共同収益JPR、前記共同決済TJSを実施することを特徴とする会員制の新規市場(戦略的互恵市場)を支援する支援装置であって、前記支援装置は、共同売買管理部と算出情報格納部、および、共同収益管理部を備え、前記共同売買管理部は、前記共同売買JBSが実施された場合に、取引日時、販売者BID、購買者PID、売買価格Q、互恵金額Rを含む取引情報を格納する取引情報格納部、および、前記取引情報の情報処理(データの収集や抽出や転記や集計や算出)に用いる情報処理図を格納している情報処理格納部を備え、前記算出情報格納部は、{式1:JPR=TBR−TBX}、{式2:BR1=R×R1%}、{式3:TBR2=TBR×(TBR÷TBQ)×(R2%−R1%)}、{式4:TBX=TBR1+TBR2}、{式7:BJPR=JPR×B%}、{式8:PJPR=JPR×P%}を格納している演算式テーブル、および、第1還元率R1%、第2還元率R2%、販売者分配率B%、購買者分配率P%を格納しているパラメータテーブルを備え、前記共同収益管理部は、前記販売者BIDに還元する還元額を算出する還元額算出部に第1還元額算出部と第2還元額算出部、および、前記共同収益JPRを算出する共同収益算出部を備え、前記第1還元額算出部は、前記取引情報格納部から抽出した前記共同売買JBSごとの前記互恵金額R、および、前記第1還元率R1%を用いた、前記{式2:BR1=R×R1%}による第1還元額BR1を算出し、前記第2還元額算出部は、前記所定の取引期間が終了した後に、前記取引情報格納部から、前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)に抽出した、前記売買価格Qの合計である総売買価格TBQ、および、前記互恵金額Rの合計である総互恵金額TBR、並びに、前記第1還元率R1%、および、前記第2還元率R2%を用いた、前記{式3:TBR2=TBR×(TBR÷TBQ)×(R2%−R1%)}による第2還元額TBR2を算出し、前記共同収益算出部は、前記所定の取引期間が終了した後に、前記第1還元額算出部が算出した前記複数の販売者BID(例えば、BID−1〜N)に還元する前記第1還元額BR1のうち、前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の前記第1還元額BR1を合計した総第1還元額TBR1、および、前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)に算出した前記第2還元額TBR2を用いた、前記{式4:TBX=TBR1+TBR2}による総還元額TBXを算出し、前記総還元額TBX、および、前記総互恵金額TBRを用いた、前記{式1:JPR=TBR−TBX}による前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の前記共同収益JPRを算出し、前記共同収益JPR、および、前記販売者分配率B%を用いた、前記{式7:BJPR=JPR×B%}による前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の取り分である販売者共同収益BJPR、並びに、前記共同収益JPR、および、前記購買者分配率P%を用いた、前記{式8:PJPR=JPR×P%}による前記複数の購買者PID(例えば、PID−1〜N)の取り分である購買者共同収益PJPR、に分配することを特徴とする支援装置を提供する。
請求項2記載の発明では、前記共同売買JBSにおける前記所定の取引期間ごとに、前記パラメータテーブルに格納している、前記第1還元率R1%、および、前記第2還元率R2%の値を「0%≦R1%≦R2%≦100%」の範囲に設定すること、並びに、前記販売者分配率B%、および、前記購買者分配率P%の値を「B%+P%=100%」の範囲に設定すること、を特徴とする請求項1に記載の支援装置を提供する。
請求項3記載の発明では、前記共同売買JBSにおいて、前記複数の販売者BID(例えば、BID−1〜N)が前記複数の購買者PID(例えば、PID−1〜N)に付与したポイントPは前記取引情報と共に、前記取引情報格納部に格納しており、前記所定の取引期間が終了した後に、前記取引情報格納部から抽出した前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の付与ポイントBPを合計した総付与ポイントTBP、および、前記複数の販売者BID(例えば、BID−1〜N)の前記総付与ポイントTBPを合計した総付与ポイント合計TTBP、並びに、前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)に前記{式7}で算出した前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の取り分である前記販売者共同収益BJPR、および、前記複数の販売者BID(例えば、BID−1〜N)が前記{式7}で算出した前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の取り分である前記販売者共同収益BJPRを合計した販売者共同収益合計TBJPR、を用いて算出した前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)のポイント分担額TBPMを、前記{式7}で算出した前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の取り分である前記販売者共同収益BJPRを用いて、前記共同決済TJSを実施することを特徴とする請求項1、または、請求項2に記載の支援装置を提供する。
請求項4記載の発明では、前記支援装置は、共同決済管理部を備え、更に、前記共同決済管理部は、利用金額格納部と分配算出部を備え、前記利用金額格納部には、前記取引情報格納部に格納している前記共同売買JBSごとの前記取引情報のうち、予め指定されている施設事業者(鉄道やタクシーや美術館や水族館)を販売者BID、施設利用者を購買者PID、施設利用金額を売買価格Qとして、前記共同売買JBSにおける前記取引情報を別途格納しており、前記分配算出部は、前記所定の取引期間が終了した後に、前記利用金額格納部から抽出した、前記購買者PIDごと(例えば、PID−1)の前記売買価格Q(前記利用金額)、あるいは、同日ごとに集計した前記売買価格Q、および、前記売買価格Qを合計した総売買価格TPQ、並びに、前記複数の購買者PID(例えば、PID−1〜N)の前記総売買価格TPQを合計した総売買価格合計TTPQ、を用いて算出した前記購買者PIDごと(例えば、PID−1)の還付額を、前記複数の販売者BID(例えば、BID−1〜N)が前記{式8}で算出した前記複数の購買者PID(例えば、PID−1〜N)の取り分である前記購買者共同収益PJPRを合計した購買者共同収益総額TPJPRを用いて、前記共同決済TJSを実施することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の支援装置を提供する。
請求項5記載の発明では、前記購買者共同収益総額TPJPRを前記複数の購買者PID(例えば、PID−1〜N)に分配する場合、少なくとも、前記取引情報格納部から前記購買者PIDごと(例えば、PID−1)に抽出した、前記売買価格Qの合計である総売買価格TPQ、および、前記互恵金額Rの合計である総互恵金額TPR、を用いることを特徴とする請求項4に記載の支援装置を提供する。
請求項6記載の発明では、会員登録する販売者Bの各々に識別情報IDを付した単数若しくは複数の販売者BID(例えば、BID−1〜N)と、会員登録する購買者Pの各々に識別情報IDを付した複数の購買者PID(例えば、PID−1〜N)とが、所定の取引期間、および、{取引式:売買価格Q=互恵金額R+残額S}に基づき売買取引することを共同売買JBSと称し、前記共同売買JBSで取引された前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の前記互恵金額Rを原資として算出した前記販売者BIDと前記購買者PIDの取り分を共同収益JPRと称し、前記共同収益JPRを、前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の取り分である販売者共同収益BJPR、および、前記複数の購買者PID(例えば、PID−1〜N)の取り分である購買者共同収益PJPRに分配し、前記共同売買JBSの実施に伴い発生する前記販売者BIDの分担額を、前記販売者共同収益BJPRを用いて決済すること、および、前記共同売買JBSの実施に伴い発生する前記購買者PIDの還付額を、前記購買者共同収益PJPRを用いて決済すること、を共同決済TJSと称し、更に、前記購買者共同収益PJPRを前記複数の購買者PID(例えば、PID−1〜N)に分配することを含む前記共同売買JBS、前記共同収益JPR、前記共同決済TJSを実施することを特徴とする会員制の新規市場(戦略的互恵市場)を支援する支援装置で用いる支援方法あって、前記支援装置は、共同売買管理部と算出情報格納部、および、共同収益管理部を備え、前記共同売買管理部は、前記共同売買JBSが実施された場合に、取引日時、販売者BID、購買者PID、売買価格Q、互恵金額Rを含む取引情報を格納する取引情報格納部、および、前記取引情報の情報処理(データの収集や抽出や転記や集計や算出)に用いる情報処理図を格納している情報処理格納部を備え、前記算出情報格納部は、{式1:JPR=TBR−TBX}、{式2:BR1=R×R1%}、{式3:TBR2=TBR×(TBR÷TBQ)×(R2%−R1%)}、{式4:TBX=TBR1+TBR2}、{式7:BJPR=JPR×B%}、{式8:PJPR=JPR×P%}を格納している演算式テーブル、および、第1還元率R1%、第2還元率R2%、販売者分配率B%、購買者分配率P%を格納しているパラメータテーブルを備え、前記共同収益管理部は、前記販売者BIDに還元する還元額を算出する還元額算出部に第1還元額算出部と第2還元額算出部、および、前記共同収益JPRを算出する共同収益算出部を備え、前記第1還元額算出部は、前記取引情報格納部から抽出した前記共同売買JBSごとの前記互恵金額R、および、前記第1還元率R1%を用いた、前記{式2:BR1=R×R1%}による第1還元額BR1を算出するステップと、前記第2還元額算出部は、前記所定の取引期間が終了した後に、前記取引情報格納部から、前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)に抽出した、前記売買価格Qの合計である総売買価格TBQ、および、前記互恵金額Rの合計である総互恵金額TBR、並びに、前記第1還元率R1%、および、前記第2還元率R2%を用いた、前記{式3:TBR2=TBR×(TBR÷TBQ)×(R2%−R1%)}による第2還元額TBR2を算出するステップと、前記共同収益算出部は、前記所定の取引期間が終了した後に、前記第1還元額算出部が算出した前記複数の販売者BID(例えば、BID−1〜N)に還元する前記第1還元額BR1のうち、前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の前記第1還元額BR1を合計した総第1還元額TBR1、および、前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)に算出した前記第2還元額TBR2を用いた、前記{式4:TBX=TBR1+TBR2}による総還元額TBXを算出するステップと、前記総還元額TBX、および、前記総互恵金額TBRを用いた、前記{式1:JPR=TBR−TBX}による前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の前記共同収益JPRを算出するステップと、前記共同収益JPR、および、前記販売者分配率B%を用いた、前記{式7:BJPR=JPR×B%}による前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の取り分である販売者共同収益BJPR、並びに、前記共同収益JPR、および、前記購買者分配率P%を用いた、前記{式8:PJPR=JPR×P%}による前記複数の購買者PID(例えば、PID−1〜N)の取り分である購買者共同収益PJPR、に分配するステップと、を備えたことを特徴とする支援方法を提供する。
請求項7記載の発明では、会員登録する販売者Bの各々に識別情報IDを付した単数若しくは複数の販売者BID(例えば、BID−1〜N)と、会員登録する購買者Pの各々に識別情報IDを付した複数の購買者PID(例えば、PID−1〜N)とが、所定の取引期間、および、{取引式:売買価格Q=互恵金額R+残額S}に基づき売買取引することを共同売買JBSと称し、前記共同売買JBSで取引された前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の前記互恵金額Rを原資として算出した前記販売者BIDと前記購買者PIDの取り分を共同収益JPRと称し、前記共同収益JPRを、前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の取り分である販売者共同収益BJPR、および、前記複数の購買者PID(例えば、PID−1〜N)の取り分である購買者共同収益PJPRに分配し、前記共同売買JBSの実施に伴い発生する前記販売者BIDの分担額を、前記販売者共同収益BJPRを用いて決済すること、および、前記共同売買JBSの実施に伴い発生する前記購買者PIDの還付額を、前記購買者共同収益PJPRを用いて決済すること、を共同決済TJSと称し、更に、前記購買者共同収益PJPRを前記複数の購買者PID(例えば、PID−1〜N)に分配することを含む前記共同売買JBS、前記共同収益JPR、前記共同決済TJSを実施することを特徴とする会員制の新規市場(戦略的互恵市場)を支援するコンピュータである支援装置であって、前記支援装置は、共同売買管理部と算出情報格納部、および、共同収益管理部を備え、前記共同売買管理部は、前記共同売買JBSが実施された場合に、取引日時、販売者BID、購買者PID、売買価格Q、互恵金額Rを含む取引情報を格納する取引情報格納部、および、前記取引情報の情報処理(データの収集や抽出や転記や集計や算出)に用いる情報処理図を格納している情報処理格納部を備え、前記算出情報格納部は、{式1:JPR=TBR−TBX}、{式2:BR1=R×R1%}、{式3:TBR2=TBR×(TBR÷TBQ)×(R2%−R1%)}、{式4:TBX=TBR1+TBR2}、{式7:BJPR=JPR×B%}、{式8:PJPR=JPR×P%}を格納している演算式テーブル、および、第1還元率R1%、第2還元率R2%、販売者分配率B%、購買者分配率P%を格納しているパラメータテーブルを備え、前記共同収益管理部は、前記販売者BIDに還元する還元額を算出する還元額算出部に第1還元額算出部と第2還元額算出部、および、前記共同収益JPRを算出する共同収益算出部を備え、前記第1還元額算出部は、前記取引情報格納部から抽出した前記共同売買JBSごとの前記互恵金額R、および、前記第1還元率R1%を用いた、前記{式2:BR1=R×R1%}による第1還元額BR1を算出する機能と、前記第2還元額算出部は、前記所定の取引期間が終了した後に、前記取引情報格納部から、前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)に抽出した、前記売買価格Qの合計である総売買価格TBQ、および、前記互恵金額Rの合計である総互恵金額TBR、並びに、前記第1還元率R1%、および、前記第2還元率R2%を用いた、前記{式3:TBR2=TBR×(TBR÷TBQ)×(R2%−R1%)}による第2還元額TBR2を算出する機能と、前記共同収益算出部は、前記所定の取引期間が終了した後に、前記第1還元額算出部が算出した前記複数の販売者BID(例えば、BID−1〜N)に還元する前記第1還元額BR1のうち、前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の前記第1還元額BR1を合計した総第1還元額TBR1、および、前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)に算出した前記第2還元額TBR2を用いた、前記{式4:TBX=TBR1+TBR2}による総還元額TBXを算出する機能と、前記総還元額TBX、および、前記総互恵金額TBRを用いた、前記{式1:JPR=TBR−TBX}による前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の前記共同収益JPRを算出する機能と、前記共同収益JPR、および、前記販売者分配率B%を用いた、前記{式7:BJPR=JPR×B%}による前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の取り分である販売者共同収益BJPR、並びに、前記共同収益JPR、および、前記購買者分配率P%を用いた、前記{式8:PJPR=JPR×P%}による前記複数の購買者PID(例えば、PID−1〜N)の取り分である購買者共同収益PJPR、に分配する機能と、をコンピュータに実現させるプログラムを提供する。
本発明によれば、販売者と購買者が共に繁栄することが可能な戦略的互恵市場を形成することができる。
本発明の実施例にかかる支援システムの構成を説明する図である。 管理サーバの構成を説明する図である。 管理者サーバの記憶部のブロック図である。 レジ端末の構成を説明する図である。 携帯端末の構成を説明する図である。 演算式事例図である。 パラメータ事例図である。 共同売買(JBS)の情報処理図である。 共同売買(JBS)の情報処理図である。 購入者別情報処理図である。 販売者別情報処理図である。 販売者の年間情報処理図である。 購買者の年間情報処理図である。 購買者の共同収益(PJPR)を算出する情報処理図である。 付与ポイント(ケース1)を共同決済(TJS)する情報処理図である。 付与ポイント(ケース2)を共同決済(TJS)する情報処理図である。 TTBPMをPIDに分配する情報処理図である。 TPJPRをPIDに分配する情報処理図である。 PJPRとPJPPを合算する情報処理図である。 共同売買(JBS)の情報処理図(1)である。 共同売買(JBS)の情報処理図(2)である。 年度別のTTBQ(TTPQ)とパラメータ一覧図である。 年度別のTPJPR創出図である。 遊園地の入場券発行(1)である。 遊園地の入場券発行(2)である。 互恵金額(R)の加算図である。 「携帯端末(モバイル)(PID−T8−9555)」の画面を示した図である。 ATT−Rの確率表である。 PIDに関する情報収集である。 BID−NTの情報処理である。 BID−NT(1)の情報処理である。 BID−NT(2)の情報処理である。 PJPRの分配である。 実施例10の処理手順を示したフローチャートである。 PID−1と「BID−A〜Z」の「AQ〜ZQ」である。 PID−2と「BID−A〜Z」の「AQ〜ZQ」である。 「BID−A〜Z」の「AQRE%〜ZQRE%」である。 「BID−A−1〜NのTAQ」と「PID−1〜100000000のNREM」である。 BID−A〜Zの共同決済(TJS)である。 市場通貨と政府通貨を用いた取引式の事例図である。 2036年度のPA(1)である。 2036年度のPA(2)である。 2036年度のPA(3)である。 2036年度のPAである。 PA利活用プログラムである。
(1)実施形態の概要
本発明は、販売者と購買者が共同売買する市場である戦略的互恵市場の創設を前提とする。この発明で、共同売買とは、販売者と購買者が予め合意した所定の取引式に基づいて売買を行うことをいい、各取引に関する情報は一元的に全て支援装置10の管理者サーバ50に送られ、ここで、記憶、分類されるようになっている。
また、この戦略的互恵市場は、共同売買を所定期間実施することで販売者と購買者の共同収益が発生する。そして、この共同売買で発生した共同収益を使用して、販売者および購買者の共同決済を実施する。
よって、この戦略的互恵市場の特徴は、共同売買、共同収益、共同決済を実施することである。
尚、共同売買(JBS)は、販売者グループ30と購買者グループ20が実施する。前記共同売買(JBS)で共同収益(JPR)を創出する。さらに、前記共同収益(JPR)を販売者グループ30の共同収益(BJPR)と購買者グループ20の共同収益(PJPR)に分配する。そして、販売者グループ30の共同収益(BJPR)は、販売者グループ30に関係する共同決済(TJS)に使用する。購買者グループ20の共同収益(PJPR)は、購買者グループ20に関係する共同決済(TJS)に使用する。
この戦略的互恵市場は会員制(販売者と購買者)の閉鎖的な「新規市場」である。戦略的互恵市場の課題は、共同売買(JBS)で共同収益(JPR)を創出することである。前記共同収益(JPR)は、共同売買(JBS)の売買価格(Q)を高騰させることで実現する。その点が「既存市場」と異なる点である。しかし、戦略的互恵市場の市場規模を既存市場から新規市場に移行させる必要がある。また、戦略的互恵市場は経済成長に資する市場でなければならない。たとえば、既存市場における販売者の経営が「100人で100」の取引で十分に成立するとする。しかし、新規市場(戦略的互恵市場)の販売者に求められるのは「100人で120」「80人で100」「80人で120」の取引である。つまり、新規市場である戦略的互恵市場に求められるのは「販売者の業績」と「従業員の給料」が共に向上することである。したがって、既存市場から新規市場への移行は容易ではない。たとえば、販売者グループ30と購買者グループ20の共同売買(JBS)における売買価格(Q)を安易に高騰させても既存市場を駆逐し新規市場を拡大させることは困難である。いずれにしても、既存市場と新規市場の市場拡大競争だけでは無い。戦略的互恵市場においても「購買者グループ20の購買力」と「販売者グループ30の販売力」を巡って繰り広げられる熾烈な価格競争や販売競争が想定される。
その結果、共同収益(JPR)を創出できない販売者は戦略的互恵市場から撤退(合併、廃業、買収)を余儀なくされる。一方、戦略的互恵市場の勝者となった販売者の共同収益(JPR)は向上する。
いずれにしても、市場規模を既存市場から新規市場に移行させる必要がある。そのためには、戦略的互恵市場で実施する「共同売買(JBS)」「共同収益(JPR)」「共同決済(TJS)」が経済成長の好循環を達成しなければならない。
図1は、本発明の実施例にかかる支援システムの構成を説明する図である。この戦略的互恵市場は、図1に示される支援装置10によって運営され、実現される。
この支援装置10は、種々のデータの送受信、データの記憶、処理を行う管理者サーバ50を備えている。この管理サーバ50は、金銭の決済処理を行う情報処理センター60と接続している。
この管理者サーバ50は、販売者グループ30の全て(例えば、各店舗、映画館などの娯楽施設、鉄道施設の各駅、・・)に設置されたレジ端末7と専用線又はインターネット3で接続されている。この管理者サーバ50は、販売者と購買者に対してID(識別情報)を付与している。
各レジ端末7は、決済処理が行われた場合、スマートフォン(ICカード、磁気カード等)に記憶された各購買者のIDを取得して取引情報とともに管理者サーバ50に送信されるようになっている。
また、管理者サーバ50は、インターネット3を介してオンラインショップサーバとも接続しており、スマートフォン等を介して取得した各購買者のIDと当該取引情報を受信するようになっている。
(2)実施形態の詳細
まず、本発明の実施例を説明する。
本発明で実施する戦略的互恵市場は、支援装置10によって実現される。この戦略的互恵市場は、予め契約に合意した販売者、購買者によって行われる会員制の閉鎖的な市場である。この戦略的互恵市場では、販売者と購買者に付与したIDとともに各取引が記録される。
図2は、管理者サーバ50の構成を示したブロック図である。
管理者サーバ50は、CPU231、ROM232、RAM233、通信制御部234、記憶部235などがバスライン236によって接続している。
CPU231は、ROM232や記憶部235に記録したプログラムを実行して各種の情報処理や管理者サーバ50の全体の制御を行う。
ROM232は、読み取り専用のメモリであって、管理者サーバ50が動作するための基本的なプログラム、パラメータ、データなどが記録されている。
RAM233は、読み書きが可能なメモリであって、CPU231が情報処理を行う際のワーキングメモリを提供する。
通信制御部234は、管理者サーバ50が通信回線を介してレジ端末7、携帯端末5と通信したり、インターネット3を介して携帯端末5と通信する。
記憶部235は、例えば、大容量のハードディスクで構成されており、CPU231がデータの送受信を行ったり、受信したデータを記憶部235に記憶したり、販売者のデータや購入者のデータをDB(データベース)に記憶している。
なお、この図2の例では、単一の管理者サーバ50を説明したが、この管理者サーバ50が、機能を分散することにより複数のサーバから構成されるようにしてもよい。
図3は、この管理者サーバ50の記憶部235のブロック図である。
管理者サーバ50の記憶部235は、販売者IDDB(データベース)201、購買者IDDB(データベース)202、共同売買管理部50A、算出情報格納部50B、共同収益管理部50C、共同決済管理部50Dから構成されている。
販売者IDDB201、購買者IDDB202には、各販売者、各購買者に付与されたIDが記憶されている。
共同売買管理部50Aは、取引情報格納部51と情報処理格納部52を備えている。
算出情報格納部50Bは、演算式テーブル53とパラメータテーブル54を備えている。
共同収益管理部50Cは、還元額算出部50Eと共同収益算出部58を備えている。
共同決済管理部50Dは、分配算出部59と利用金額格納部55を備えている。
尚、還元額算出部50Eは、第1還元額算出部56と第2還元額算出部57を備えている。
第1還元額算出部56、第2還元額算出部57、共同収益算出部58及び分配算出部59は、共同売買管理部50Aや算出情報格納部50Bと連携して情報処理を実施する。尚、情報処理格納部52は、取引情報格納部51に格納している「取引情報」から必要な情報を抽出し、各種処理を実施する。
また、分配算出部59は、利用金額格納部55に格納している利用金額に対して、共同決済(TJS)を実施する。
この実施例にかかる戦略的互恵市場では、複数の販売者(販売者グループ30)と複数の購買者(購買者グループ20)が共同売買(JBS)する売買取引において、購買者から販売者に支払われる商品やサービスの売買価格(Q)に、販売者と購買者の共同収益(JPR)の原資となる互恵金額(R)が含まれていることを特徴とする。以下、販売者グループ30と「販売者(BID−1〜N)」は同じである。また、購買者グループ20と「購買者(PID−1〜N)」は同じである。
算出情報格納部50Bには、各販売者への還元額を算出する算出情報(演算式テーブル53とパラメータテーブル54)が格納されている。
共同売買管理部50Aの取引情報格納部51は、前記売買取引が行われる場合に、当該購買者を識別する購買者ID、当該販売者を識別する販売者ID、当該売買取引の日時、売買価格(Q)および互恵金額(R)を含む取引情報を、外部の端末(レジ端末7)から取得して格納する。
すなわち、取引情報格納部51は、販売者(BID−1〜N)から共同売買(JBS)における「取引情報(日時、販売者(BID)、購買者(PID)、売買価格(Q)、互恵金額(R)、ポイント(P))」を収集する。
尚、情報処理格納部52は、各種情報処理図を格納しており、情報処理に必要な情報(データ)を取引情報格納部51から取得する。
還元額算出部50Eは、取引情報格納部51に格納された取引情報における販売者IDごとの互恵金額Rについて、算出情報格納部50Bに格納されている算出情報を用いることにより、売買取引における販売者IDで識別される販売者還元額を算出する。
また、還元額算出部50Eは、取引情報格納部51に格納された取引情報のうち、販売者IDごとに、予め定められた取引期間における互恵金額(R)の合計である総互恵金額(TBR)を算出し、且つ所定の取引期間における還元額の合計である総還元額(TBX)を算出する。
そして、共同収益算出部58は、販売者IDで識別される販売者ごとの共同収益(JPR)を、算出情報格納部50Bの演算式テーブル53に格納されている下記式1を用いて算出する。
(式1)共同収益(JPR)=総互恵金額(TBR)−総還元額(TBX)
管理者サーバ50は、販売者グループ30と購買者グループ20から所定の登録情報(氏名、商号、決済口座、・・)を予め取得して、記憶部235(図2)に記憶しておく。
また、管理者サーバ50は、販売者グループ30と購買者グループ20に、ID(識別情報)を付与する。
ここで、販売者とは、購買者と共同売買(JBS)を実施する全ての事業者である。販売者の事例には、小売店舗、デパート、交通事業者(バス、鉄道、タクシー、航空・・)、有料施設事業者(ホテル、遊園地、美術館・・)などがある。また、ネット上に店舗を展開するオンラインショップも販売者に含まれる。
このように多種多様な販売者の業種業態を総称してBIDと表記する。また、販売者グループ30を、BID−1〜Nと表記する。尚、販売者(BID)は販売者一般の意味である。販売者(BID−1やBID−7)は個別(特定)の販売者を意味する。販売者(BID−1〜N)は全ての販売者を表す。
一方、購買者とは、販売者と共同売買(JBS)を実施する全ての消費者である。購買者の実像は消費者だけでは無い。たとえば、個人、入場者、利用者、乗客、投資家、資産家・・などである。前記購買者の多種多様な側面を総称してPIDと表記する。また、購買者グループ20を、PID−1〜Nと表記する。尚、購買者(PID)は購買者一般の意味である。また、購買者(PID−1やPID−8)は個別(特定)の購買者を意味する。購買者(PID−1〜N)は全ての購買者を示す。
尚、戦略的互恵市場を運営する人的主体を管理者(MID)と表記する。
前記販売者(BID)は、オンラインで管理者サーバ50と接続可能なレジ端末7(POSレジや金銭登録機)を備えている。
前記販売者(BID)と前記購買者(PID)には、IDの他に、名称や住所等々の各種情報が含まれているようにしてもよい。前記販売者(BID)と購買者(PID)と管理者サーバ50の管理者(MID)には、各々金融機関の口座を保持しており、その口座番号も管理者サーバ50の記憶部235に記憶されている。したがって、MIDとBIDとPIDは「管理者(MID)と販売者(BID)と購買者(PID)」の口座を意味する。尚、管理者(MID)は全ての金融機関に口座を開設してもよい。また、決済情報や取引情報のデータ(情報)には「MID、BID、PID」の記号を用いる。
ここで、共同売買(JBS)とは、売買価格(Q)に互恵金額(R)を含めて売買することを意味する。前記共同売買(JBS)に用いる取引式は「Q=R+S」である。Sは「Q−R」で算出できる残額である。要約すると、共同売買(JBS)とは、販売者(BID)と購買者(PID)が、取引式(Q=R+S)で売買契約を締結することである。その際、販売者(BID)は購買者(PID)に商品やサービスを提供する。一方、購買者(PID)は販売者(BID)に対して、前記商品やサービスの対価である売買価格(Q)を支払う。但し、互恵金額(R)は購買者(PID)が管理者(MID)に支払う。尚、残額(S)の決済に管理者(MID)は関与しない。
例えば、販売者(BID−1)と購買者(PID−1)が商品Aを{取引式:「Q=10万」=「R=4万」+「S=6万」}で売買取引したケース(1)を説明する。この場合、購買者(PID−1)は「互恵金額(R)=4万」を管理者(MID)に支払う義務が発生する。この「互恵金額(R)=4万」の決済は、販売者(BID−1)が管理者(MID)に送信した「取引情報(日時、BID−1、PID−1、Q=10万、R=4万、)」に基づき実行される。尚、実施例では、互恵金額(R)の支払いは口座間決済を基本とする。
ところで、「残額(S)=6万」は購買者(PID−1)が販売者(BID−1)に支払う金額である。つまり、残額(S)の金銭処理は、通常の商取引と同じである。
また、販売者(BID−1)が購買者(PID−2)と商品Aを{取引式:「Q=10万」=「R=6万」+「S=4万」}で売買取引したケース(2)を説明する。この場合は、購買者(PID−2)は、「互恵金額(R)=6万」を管理者(MID)に支払う義務が発生する。一方、購買者(PID−2)は、「残額(S)=4万」を販売者(BID−1)に支払う。尚、「残額(S)」の決済に管理サーバ50は関与しない。したがって、「残額(S)=4万」は、販売者(BID−1)と購買者(PID−2)が合意した決済方法(クレジット、現金・・)で処理すればよい。
共同売買(JBS)の特徴は、売買価格(Q)に互恵金額(R)を含めた{取引式:「Q=R+S」}で売買することである。
つまり、前記共同売買(JBS)における{ケース(1)は「R=4万」}{ケース(2)は「R=6万」}である。つまり、ケース(1)とケース(2)では「互恵金額(R)」の値が異なる。しかし、購買者(PID−1)と購買者(PID−2)が支払う金額は同額(「売買価格(Q=10万)」)である。
販売者(BID−1)は「取引情報(日時、BID−1、PID−1、Q=10万、R=4万)と(日時、BID−1、PID−2、Q=10万、R=6万)」を管理サーバ50に送信する。尚、販売者(BID−1)の売上額は、ケース(1)とケース(2)の合計値(「Q=20万」「R=10万」「S=10万」)である。
次に、共同売買(JBS)における互恵金額(R)の決済について説明する。
例えば、管理者(MID)は、既存の金融機関(信用組合、銀行等)と管理者(MID)と購買者(PID)と販売者(BID)の口座間決済に関する業務委託契約を締結する。管理サーバ50は、取引情報に基づき互恵金額(R)の決済処理を実施する。管理者サーバ50は、「決済情報」を情報処理センター60に送信する。情報処理センター60は、「決済情報」に基づき、購買者(PID−1〜N)に関係する金融機関に「決済情報」を転送する。金融機関は「決済情報」に基づき、口座間決済を実施する。そして、口座間決済が終了したことを証明する「処理情報」を、情報処理センター60を介して、管理者サーバ50に送信する。
ケース(1)とケース(2)の口座間決済を説明する。販売者(BID−1)の「取引情報」を受信した管理者サーバ50は、情報処理センター60に「決済情報(MID、PID−1、R=4万)および(MID、PID−2、R=6万)」を送信する。
情報処理センター60は、「決済情報」に基づき{購買者(PID−1)が口座を開設している金融機関Aに「決済情報(MID、PID−1、R=4万)」}および{購買者(PID―2)が口座を開設している金融機関Bに「決済情報(MID、PID−2、R=6万)」}を転送する。当該金融機関Aは{「R=4万」をPID−1からMID}に口座間決済する。また、当該金融機関Bは{「R=6万」をPID−2からMID}に口座間決済する。
前記金融機関AおよびBは、前記口座間決済が終了したことを証明する「処理情報」を情報処理センター60経由で管理サーバ50に送信する。
管理者(MID)の口座には購買者(PID−1〜N)の口座から互恵金額(R)が逐次入金される。以上は互恵金額(R)の決済に関する一例である。
次に、本実施例で用いるレジ端末7の構成について説明する。
図4は、レジ端末のハードウェア的な構成の一例を示した図である。
レジ端末7は、CPU331、ROM333、RAM334、通信制御部335、記憶部336、入力部337、出力部338、リーダライタ部339などがバスライン330で接続されて構成されており、決済処理装置としての機能を有している。
CPU331は、所定のプログラムに従って情報処理を行うほか、レジ端末7全体の制御などを行う。本実施の形態では、CPU331は、所定の決済処理を行った後、販売者ID、購買者ID及び所定の取引情報を管理者サーバ50に送信するようになっている。
ROM333は、レジ端末7を動作させるための基本的なプログラムや演算式、パラメータなどを記憶した読み出し専用メモリである。
RAM334は、CPU331のワーキングメモリを提供したり、記憶部336に記憶されたプログラムやデータをロードして記憶したりなどする随時書き込み読み出し可能なメモリである。
通信制御部335は、ネットワーク3(例えば専用線)を介してレジ端末7を管理者サーバ50に接続する接続装置である。
入力部337は、レジ端末7が通常の店舗に設置されたものである場合、例えば、キーボード、バーコードリーダなどの入力装置を備えており、所定の情報を入力できるようになっている。
出力部338は、レジ端末7が店舗に設置されたものである場合、例えば、液晶表示装置等、音声出力するスピーカなどに接続されており、購買者やレジ端末7の操作担当者に情報を提示するようになっている。
リーダライタ部339は、アンテナを内蔵しており、例えばICカードや携帯端末5の所定のモジュールと無線通信を行うようになっている。
記憶部336は、例えばハードディスクやその他の記憶媒体と、これらを駆動する駆動装置から構成されており、各種プログラム(例えば、レジ端末処理プログラム)や販売者ID、各取引情報などを記憶している。
次に、本実施例で用いる携帯端末の構成について説明する。
図5は、携帯端末のハードウェア的な構成を示した図である。ここでは、一例として携帯端末5としてスマートフォンを示してある。しかし、タブレット型コンピュータを用いるようにしてもよい。
携帯端末5は、CPU(Central Processing Unit)511、ROM(Read Only Memory)512、RAM(Randam Access Memory)513、入力部514、出力部515、通信制御部516、近距離通信制御部517、記憶部518などがバスライン550によって接続している。
また、携帯端末5は、位置情報を取得するためのGPS519を搭載している。このGPS519から位置情報を取得することで、管理者サーバ50は、この情報からも売買が行われた場所を特定することができる。
CPU511は、ROM512や記憶部518に記録したプログラムを実行して各種の情報処理や携帯端末5全体の制御を行う。
ROM512は、読み取り専用のメモリであって、携帯端末5が動作するための基本的なプログラム、パラメータ、データなどが記録されている。RAM513は、読み書きが可能なメモリであって、CPU511が情報処理を行う際のワーキングメモリを提供する。
出力部515は、ユーザに対して情報を出力する機能部であって、例えば、画面表示用の液晶ディスプレイ、音声を出力するスピーカなどを備えている。
入力部514は、外部からの情報を入力する機能部であって、例えば、液晶ディスプレイ上に設置されたタッチパネルなどを備えている。ユーザは、液晶ディスプレイ上の表示に対応してタッチパネルにタッチすることにより情報を入力することができる。
記憶部518は、例えば、EEPROM(Electrically Erasable And Programable ROM)やハードディスクなどの記録媒体を用いて構成されており、携帯端末5を制御する基本的なプログラムであるOS(Operating System)やユーザインターフェイスプログラム、購買者ID、取引情報その他のプログラムやデータを記録している。
通信制御部516は、携帯電話網の基地局アンテナと無線通信するためのアンテナを備えており、携帯端末5をインターネット3や電話回線に接続する。携帯端末5は、通信制御部516を介してインターネット3を経由して管理者サーバ50と通信することができる。また、スマートフォンも無線LANのアクセスポイントと無線通信するための機能を備えている。
近距離通信制御部517は、近距離無線通信をするためのアンテナを備えており、例えばレジ端末7のリーダライタ部339との間で近距離無線通信を行う。
図6は、算出情報格納部50Bの演算式テーブル(図3)に格納されている演算式であり、図7は、算出情報格納部50Bのパラメータテーブル54(図3)に格納されているパラメータである。
尚、図3の第1還元額算出部56、第2還元額算出部57、共同収益算出部58及び分配算出部59は、情報処理格納部52(図3)に格納されている各種情報処理図および図6の演算式と図7のパラメータを用いて、各種情報処理(抽出、集計、転記、算出、分配・・)を実施する。
尚、図3の取引情報格納部51と情報処理格納部52の関係は取引情報格納部51が会員(販売者と購買者)の氏名や生年月日など属性を含めたビッグデータを保有する。情報処理格納部52が、共同売買(JBS)共同収益(JPR)共同決済(TJS)に関係する情報処理を支援する。
実施例1を説明する。実施例1では、共同売買(JBS)の「取引式(Q=R+S)」に数値を用いて説明する。共同売買(JBS)の取引期間は一年間(4/1〜3/31)とする。前記所定の取引期間が終了した後に、共同収益(JPR)が確定する。そして、この共同収益(JPR)を活用して共同決済(TJS)を実施する。尚、共同売買(JBS)のJBSは「Joint Buying And Selling」の頭文字を採用した。共同収益(JPR)のJPRは「Joint Profit」の頭文字と「互恵金額(R)」を組み合わせた。共同決済(TJS)のTJSは「The Joint Selling Settlement」の頭文字を採用した。
尚、実施例1では、販売者グループ30を(BID−1〜5)の5社と購買者グループ20を(PID−1〜20)の20名とし、取引情報の売買価格(Q)、互恵金額(R)、ポイント(P)に具体的な数値を用いた。しかし、これは、現実の取引でなく説明のためのサンプルである。
そして、演算式テーブル53(図3)に格納されている演算式(図6)とパラメータテーブル54(図3)に格納されているパラメータ(図7)を用いて共同収益(JPR)を算出した。
いずれにしても、仮に「販売者(BID−1〜150万)」「購買者(PID−1〜1億)」でも、最新のコンピュータシステム(データセンター、セキュリティー、演算速度・・)を駆使すれば膨大な情報を短時間で処理することは可能である。
図8〜図45は、情報処理格納部52(図3)に格納している情報処理図である。前記情報処理図は、「共同売買(JBS)」「共同収益(JPR)」「共同決済(TJS)」に用いる。尚、実施例における「情報処理」とは、情報の収集、情報の抽出、情報の流用、情報の算出・・など、である。各図は、リレーショナルデータベースの機能も果たしている。
図8は、共同売買(JBS)の情報処理図である。図8は、販売者(BID−1)が購買者(PID−1)と共同売買(JBS)を実施した事例である。Qは「売買価格(Q)」である。尚、「売買価格(Q)」の集計は{販売者(BID)の視点で「販売価格(BQ)」}{購買者(PID)の視点で「購買価格(PQ)」}と表記する。Rは「互恵金額(R)」である。尚、集計は、{販売者(BID)の視点で「互恵金額(BR)」}{購買者(PID)の視点で「互恵金額(PR)」}と表記する。Pはポイントである。尚、販売者(BID−1〜5)が購買者(PID−1〜20)に付与した付与ポイント(BP)として集計する。また、購買者(PID−1〜20)が、販売者(BID−1〜5)から獲得した獲得ポイント(PP)として集計する。
Q1、Q2、Q3は「取引内訳」であり、取引内訳(Q1〜Q3)ごとにRとPを設定している。しかし、T(合計)の売買価格(Q)に対して互恵金額(R)とポイント(P)を設定するようにしてもよい。
この実施例1では、T(合計)を「取引情報」とする。取引式は「Q=R+S(P)」と表記してもよい。たとえば、図8の場合は、「40000Q=12300R+S(123456P)」あるいは「(Q=40000)=(R=12300)+S(P=123456)」などである。取引内訳(Q1〜Q3)は販売者(BID−1)が、レジ端末7の記憶部336に保存する。そして、販売者(BID−1)は、「取引情報(日時、BID−1、PID−1、Q=40000、R=12300、P=123456)」を管理者サーバ50に送信する。
図9は、共同売買(JBS)の情報処理図である。図9は、取引情報格納部51(図3)に格納されている。
図9の「登録No.1」には、図8の取引情報を格納していること示している。図9の「登録No.1〜n」には、販売者(BID−1〜5)と購買者(PID−1〜20)が共同売買(JBS)を実施した全ての取引情報(図8)を一元管理する。
管理者サーバ50は、「登録No.1の取引情報」に基づき「互恵金額(R)」を決済する。管理者サーバ50は「決済情報(MID、PID−1、R=12300)」を情報処理センター60に送信する。
これを受けて、情報処理センター60は、購買者(PID−1)が口座を開設している金融機関に「決済情報」を転送する。当該金融機関は「決済情報」に基づき、「R=12300」をPID−1からMIDに口座間決済する。
尚、管理者(MID)は、全金融機関に口座を開設してもよい。前記金融機関は、決済が完了したことを示す「処理情報」を情報処理センター60経由で管理者サーバ50に送信する。
Tは、登録No.1〜Nの合計である。Tは、共同売買(JBS)が終了した翌日に集計する。
TTBQは販売者(BID−1〜5)のTBQを合計した記号である。TTPQは購買者(PID−1〜20)のTPQを合計した記号である。したがって、「TTBQ=TTPQ」である。
同様に、「TTBR=TTPR」「TTBP=TTPP」である。
取引式(「Q=R+S」)の「互恵金額(R)」と「ポイント(P)」の確定に乱数を採用してもよい。尚、乱数生成装置は、レジ端末7と携帯端末5の両方に設置してもよい。たとえば、{採用する乱数=(「レジ端末7の乱数」+「携帯端末5の乱数」)÷2}としてもよい。そして、乱数50を「R%=R÷Q」の「R%=50%」とする。尚、「R%=R÷Q」の変形例は「R=Q×R%」である。
実施例2を説明する。実施例2では、図9から共同収益(JPR)の分配に必要な情報を抽出する。図10は、購買者別情報処理図である。図10は、情報処理格納部52(図3)に格納されている。
図10は、購買者(PID−1)と共同売買(JBS)を実施した販売者(BID−1〜5)の取引情報を図9から抽出した。その結果は図10に示されている。たとえば、図9と図10の「登録No.1」は「QとPQ」「RとPR」「PとPP」が一致している。尚、記号(PQ、PR、PP)は購買者(PID)の視点で抽出したことを示している。取引番号は図10に付記した固有の管理番号である。
T(合計)は「共同売買(JBS)」が終了した翌日に集計する。したがって、Tは年間合計である。実施例2では「TPQ=¥800123」「TPR=¥160000」「TPP=1234567」とする。購買者(PID−1)と同様に購買者(PID−2〜20)の図10を作成し情報処理格納部52(図3)に格納する。尚、「¥」は日本国の中央銀行である日本銀行が発行する法定通貨(円)の記号である。基本的にQやRは「¥」が当然である。したがって、「¥」を省略する場合もある。
図11は、販売者別情報処理図である。図11は、情報処理格納部52(図3)に格納している。図11は、販売者(BID−1)と「共同売買(JBS)」を実施した購買者(PID−1〜20)の取引情報を図9から抽出した。たとえば、図9と図11の「登録No.1」は「QとBQ」「RとBR」「PとBP」が一致している。尚、記号(BQ、BR、BP)は販売者(BID)の視点で抽出したことを示している。取引件数は図11に付記した固有の管理番号である。
第1還元額(BR1)は、第1還元額算出部56(図3)が算出する。第1還元額算出部56(図3)は、算出情報格納部50B(図3)に格納している「演算式テーブル53(図3)の演算式(図6)」と「パラメータテーブル54(図3)のパラメータ(図7)」を用いる。BR1は{式2(図6):BR1=R×R1%}と{パラメータ(図7のNO.1):R1%=30%}で算出する。
計算結果は図11に示している。たとえば、登録No.1(取引件数1)は「BR1=12300×30%=3690」である。登録No.9(取引件数2)は「BR1=7000×30%=2100」である。
管理者サーバ50は、「決済情報(MID、BID−1、BR1=3690)および(MID、BID−1、BR1=2100)」を情報処理センター60に送信する。金融機関は、情報処理センター60から受信した決済情報に基づき、「BR1=3690」と「BR1=2100」をMIDからBID−1に口座間決済する。
T(合計)は、「共同売買(JBS)」が終了した翌日に集計する。したがって、Tは年間合計である。実施例2では「TBQ=¥1600460」「TBR=¥560000」「TBR1=¥168000」「TBP=17283938(ケース1)」「TBP=51,851,814(ケース2)」とする。尚、販売者(BID−1)と同様に販売者(BID−2〜5)の図11を作成し情報処理格納部52(図3)に格納する。
図12は、販売者(BID)の年間情報処理図である。実施例2では、図12の「BID、TBQ、TBR、TBP(ケース1とケース2)」に、図11の「BID、TBQ、TBR、TBP(ケース1とケース2)」を転記した。たとえば、販売者(BID−1)は「TBQ=¥1600460」「TBR=¥560000」「TBP(ケース1)=17283938」「TBP(ケース2)=51851814」である。同様に、情報処理格納部52(図3)に格納している販売者(BID−2〜5)の図11を転記して図12を完成させる。
尚、Tは販売者(BID−1〜5)の「TBQ、TBR、TBP(ケース1とケース2)」を合計した値である。実施例2では、「TTBQ=¥24006900」「TTBR=¥14000000」「TTBP(ケース1)=259259070」「TTBP(ケース2)=259259070」とする。
図13は、購買者(PID)の年間情報処理図である。実施例2では、図13の「PID、TPQ、TPR、TPP」に図10の「PID、TPQ、TPR、TPP」を転記した。たとえば、購買者(PID−1)は、「TPQ=¥800123」「TPR=160000」「TPP=1234567」である。図13のTは購買者(PID−1〜20)の「TPQ、TPR、TPP」を合計した値である。実施例2では、「TTPQ=¥24006900」「TTPR=¥14000000」「TTPP=259259070」とする。
尚、図12と図13は「TTBQ=TTPQ」「TTBR=TTPR」「TTBP=TTPP」の関係である。これは、膨大な取引情報を確実に集計したことを意味している。
実施例3を説明する。実施例3では、販売者(BID−1〜5)の共同収益(JPR)を算出する。図14は、購買者の共同収益(PJPR)を算出する情報処理図である。
実施例3では、図14の「BID、TBQ、TBR」には、図12の「BID、TBQ、TBR」を転記した。
図14は「TBQ、TBR」と「演算式(図6)」と「パラメータ(図7)」を用いた情報処理図である。
尚、第1還元額(TBR1)は、情報処理格納部52(図3)に格納している「販売者(BID−1〜5)(図11)」のTBR1を転記した。
第2還元額(TBR2)は、第2還元額算出部57(図3)が算出する。第2還元額算出部57(図3)は、「演算式テーブル53(図3)の演算式(図6)」と「パラメータテーブル54(図3)のパラメータ(図7)」を用いて算出する。
第2還元額(TBR2)は、{式3(図6):TBR2=TBR×(TBR÷TBQ)×(R2%−R1%)}と{パラメータ(図7のNo.1、No.2):「R1%=30%」「R2%=60%」}を用いて算出する。
計算結果は図14に示している。たとえば、販売者(BID−1)の第2還元額(TBR2)は「TBR2=¥560000×(560000÷1600460)×(60%−30%)=¥58783」である。
ここで、前記第2還元額(TBR2)の口座間決済を説明する。管理者サーバ50は、決済情報(MID、BID−1、TBR2=¥58783)を情報処理センター60に送信する。
これを受けて、情報処理センター60は、販売者(BID−1)が口座を開設している金融機関に決済情報を転送する。当該金融機関は、「TBR2=58783」をMIDからBID−1に口座間決済する。
総還元額(TBX)と共同収益(JPR)は、共同収益算出部58(図3)が算出する。総還元額(TBX)は、{式4(図6):TBX=TBR1+TBR2}を用いて算出する。
計算結果は図14に示している。たとえば、販売者(BID−1)の総還元額(TBX)は「TBX=168000+58783=¥226783」である。
共同収益(JPR)は{式1(図6):JPR=TBR−TBX}を用いて算出する。
計算結果は図14に示している。たとえば、販売者(BID−1)の共同収益(JPR)は「JPR=560000−226783=¥333217」である。
「販売者共同収益(BJPR)」と「購買者共同収益(PJPR)」は、共同収益算出部58(図3)が算出する。「販売者共同収益(BJPR)」は{式7(図6):BJPR=JPR×B%}と{パラメータ(図7のNo.3):B%=50%}を用いて算出する。計算結果は図14に示している。たとえば、販売者(BID−1)の「販売者共同収益(BJPR)」は「BJPR=333217×50%=¥166608」である。「購買者共同収益(PJPR)」は{式8(図6):PJPR=JPR×P%}と{パラメータ(図7のNo.4):P%=50%}を用いて算出する。計算結果は図14に示している。たとえば、販売者(BID−1)の「購買者共同収益(PJPR)」は「PJPR=333217×50%=¥166608」である。尚、図14は小数点以下を四捨五入している。したがって、計算結果が合わない箇所がある。
販売者(BID−1)と同様に、販売者(BID−2〜5)の情報処理を実施して図14を完成させる。Tは「販売者(BID−1〜5)の合計」である。実施例3の目的は「TPJPR=¥3675352」の算出である。尚、TPJPRは、購買者(PID−1〜20)に分配する原資である。
実施例4を説明する。実施例4では、図14の「販売者共同収益(BJPR)」を用いて、付与ポイント(BP)の共同決済(TJS)を実施する。図15は、付与ポイント(ケース1)を共同決済(TJS)する情報処理図である。
図15に示す「基本データ」は、情報処理格納部52(図3)に格納されている。販売者(BID−1〜5)が付与した付与ポイント総数(TBP)の共同決済(TJS)は、共同決済管理部50D(図3)の分配算出部59(図3)が情報処理する。
TBPとBJPRは基本データである。図15のTBPは、情報処理格納部52(図3)に格納されている図12を活用する。販売者(BID−1〜5)のTBPは図12のTBP(ケース1)を転記した。たとえば、販売者(BID−1)は「TBP=17283983」である。販売者(BID−5)は「TBP=86419690」である。Tは販売者(BID−1〜5)の合計である。「TTBP=259259070」である。
次に、販売者(BID−1〜5)のBJPRは情報処理格納部52(図3)に格納されている図14を活用する。販売者(BID−1〜5)のBJPRは図14を転記した。たとえば、販売者(BID−1)は「BJPR=166608」である。販売者(BID−5)は「BJPR=1287857」である。以上で、基本データの入力が終了した。
「TBPMの算出」を説明する。TBPMはTBPの分担額である。
TBPMは「基本データ」を用いて算出する。図15は小数点以下を四捨五入した。但し、指数は小数点以下を表示した。TBPM(1)はTBMの本来価格である。したがって、TBPM(1)は{式11(図6):TBPM(1)=TBP×PM}と{パラメータ(図7のNo.5):PM=¥0.0025}を用いて算出する。
算出結果は図15に示している。たとえば、販売者(BID−1)は「TBPM(1)=17283938×0.0025=43210」である。販売者(BID−5)は「TBPM(1)=216049」である。
TBPM(2)は{式12(図6):TBPM(2)=BJPR×(TTBPM(1)÷TBJPR)}を用いて算出する。計算結果は図15に示している。たとえば、販売者(BID−1)は「TBPM(2)=166608×(648148÷3657227)=29527」である。販売者(BID−5)は「TBPM(2)=228239」である。
{式12(図6)}は「TTBPM(1)=648148=TTBPM(2)」にする計算式である。
TBPMはTBPの分担額である。TBPMは{式13(図6):TBPM=TBPM(1)+TBPM(2)}を用いて算出する。計算結果は図15に示している。たとえば、販売者(BID−1)は「TBPM=43210+29527=72737」である。販売者(BID−5)は「TBPM=444288」である。
「ポイント(P)」の基本価格は「1PM=¥0.0025(図7のNo.5)」である。NPMは「付与ポイント(BP)の新価格」である。NPMは{式14(図6):NPM=TBPM÷TBP}を用いて算出する。計算結果は図15に示している。たとえば、販売者(BID−1)は「NPM=72737÷17283938=¥0.004208」である。販売者(BID−5)は「NPM=¥0.005141」である。
実施例4(図15)では「1PM=0.0025」×「2倍」=「1NPM=0.005」に設定した。したがって、T(合計)は「NPM=TTBPM(2)÷TTBP=1296295÷259259070=0.005である。いずれにしても、図15の特徴は「基本データ(TBPとBJPR)」を用いて共同決済(TJS)を実施したことである。したがって、「販売者(BID−1〜5)のNPM」が「NPM=0.004208〜0.005141」の様に異なった。
PROBJPは{式15(図6):PROBJP=BJPR−TBPM}を用いて算出する。計算結果は図15に示している。たとえば、販売者(BID−1)は「PROBJP=166608−72737=93872」である。販売者(BID−5)は「PROBJP=843569」である。尚、小数点以下は表示していない。したがって、図15の合計は一致しない。
PROBJPは、NBJPとBCMに分配する。NBJPは、販売者(BID)の新共同収益(NBJP)である。
NBJPは{式16(図6):NBJP=(INT(PROBJP÷BC))×BC}と{パラメータ(図7のNo.6):BC=1000}を用いて算出する。
尚、「INT」は小数点以下を切り捨てる関数である。計算結果は図15に示している。たとえば、販売者(BID−1)は「NBJP=93000」である。販売者(BID−5)は「NBJP=843000」である。
BCMは、管理者(MID)の収入とする。BCMは、販売者(BID−1〜5)が負担する。管理者(MID)は、BCMを戦略的互恵市場(SRM)の運営に活用してもよい。BCMは{式17(図6):BCM=PROBJP−NBJP}を用いて算出する。計算結果は図15に示している。たとえば、販売者(BID−1)は「BCM=872」である。販売者(BID−5)は「BCM=569」である。T(合計)は「TBCM=2932」である。
図16は、付与ポイント(ケース2)を共同決済(TJS)する情報処理図である。図16と図15は同様の書式である。但し、「基本データのTBP」は「図12のTBP(ケース2)」を転記した。尚、「販売者(BID−1〜5)のTTBP=51851814(同数)」である。
ここで、付与ポイント(BP)を説明する。付与ポイント(BP)は販売者(BID)が、独自の基準で購買者(PID)に付与してもよい。したがって、「ケース(1)」と「ケース(2)」の二種類を設定した。但し、TBPをBJPRで共同決済(TJS)する特徴を比較するために、「ケース(1)のTTBP(図15)」=259259070=「ケース(2)のTTBP(図16)」に設定した。尚、図16は図15と同様の情報処理で完成させる。
図15と図16の特徴は「NPM=0.005」と一致しないことである。
図15と図16の特徴は「BID−1〜5」が付与した「付与ポイント総数(TBP)」の分担額を「販売者共同収益(BJPR)」を用いて共同決済(TJS)を実施したことである。
尚、実施例4では販売者(BID)の「付与ポイント総数(TBP)」を制限していない。しかし、販売者(BID)の「付与ポイント総数(TBP)」を、所定の基準を設けて制限してもよい。尚、図15(図16)は付与ポイント総数(TBP)を共同決済(TJS)した一例に過ぎない。
実施例4は、TBPの分担額をBJPRで共同決済(TJS)する仕組みである。尚、販売者(BID)は「付与ポイント(BP)」を価格戦略や販売戦略に活用することが予測される。したがって、競合する同業他社や地域毎の図15(図16)を作成し「付与ポイント総数(TBP)」の「共同決済(TJS)」を実施してもよい。
次に、実施例5を説明する。
実施例5では、図15(図16)で確定した「TTBPM=1296295」を購買者(PID−1〜20)に分配する。
図17は、TTBPMを販売者(PID)に分配する情報処理図である。
図17は、情報処理格納部52(図3)に格納されている。また、TPPは、本来、取引情報格納部51(図3)に格納されている。実施例5では、既に情報処理格納部52(図3)が抽出した図13を活用する。購買者(PID−1〜20)のTPPは、図13のTPPを転記した。たとえば、購買者(PID−1)は「TPP=1234567」である。購買者(PID−20)は「TPP=24691340」である。T(合計)は「TTPP=259259070」である。
PO(P)は、PID−1の「TPP=1234567」を基準値(1.00)とした倍率である。計算結果は図17に示している。たとえば、購買者(PID−1)は「PO(P)=1.00」である。購買者(PI−20)は「PO(P)=20.00」である。
図17のTPPNはTPPを指数化した値である。このTPPNは{式18(図6):TPPN=TPPのN乗根}と{パラメータ(図7のNo.7):N=0.55}を用いて算出する。
計算結果は、図17に示している。たとえば、購買者(PID−1)は「TPPN=1234567の0.55乗根=2240.4387」である。購買者(PID−20)は「TPPN=11638.5684」である。
実施例5では、T(合計)を「TTPPN=155594.0825」とする。
PO(N)は{購買者(PID−1)の「TPPN=2240.4387」を基準値(1.00)}とした倍率である。計算結果は、図17に示している。たとえば、購買者(PID−1)は「PO(N)=1.00」である。購買者(PID−20)は「PO(N)=5.19」である。
本来、TPPの格差は「1:20」である。しかし、TPPNの採用で「1:5.19」に縮小した。いずれにしても、TPPNの採用は販売者(BID)が付与ポイント(BP)に格差を設けて、購買者(PID)に付与しても構わないことを意味している。
図17のTTBPMは、図15(図16)の「TTBPM=1296295」を転記した。TPPMはTPPの換金額である。TTBPMはTPPMの原資である。TPPMは{式19(図6):TPPM=(TPPN÷TTPPN)×TTBPM)}を用いて算出する。
計算結果は図17に示している。たとえば、購買者(PID−1)は「TPPM=(2240.4387÷155594.0825)×1296295=18666」である。購買者(PID−20)は「TPPM=96964」である。
T(合計)のTTPPMは、TTBPM(図15・図16)と一致している。{式19(図6)}は「TTPPM(TPPMの合計)=1296295=TTBPM(図15・図16)」にする計算式である。
PO(M)は{購買者(PID−1)の「TPPM=18666」を基準値(1.00)}とした倍率である。計算結果は図17に示している。たとえば、購買者(PID−1)は「PO(M)=1.00」である。購買者(PID−20)は「PO(M)=5.19」である。
次に、「TPPMの分配」を説明する。TPPMは、PIDMとPJPPに分配する。尚、{PIDMは「購買者(PID)の収入(PIDM)」}{PJPPは「購買者(PID)の共同収益(PJPP)」}として取り扱う。
PIDMは{式20(図6):PIDM=(INT((TPPM×PIDM%)÷α)×α)}と{パラメータ(図7のNo.8):「PIDM%=40%」}および{パラメータ(図7のNo.9):「α=10」}を用いて算出する。尚、INTは小数点以下を切捨てる関数である。
PIDM%はTPPMの分配率である。αはPIDMをαの整数倍にする変数として用いた。
計算結果は図17に示している。たとえば、購買者(PID−1)は、「PIDM=(INT((18666×40%)÷10))×10=(INT((7466.4)÷10)×10=(INT(746.64)×10)=(764.000)×10=7460」}である。購買者(PID−20)は「PIDM=38780」である。
購買者(PID)の収入であるPIDMの決済を説明する。管理者サーバ50は、決済情報(MID、PID−1、PIDM=7460)を情報処理センター60に送信する。情報処理センター60は、決済情報に基づき、当該金融機関に転送する。当該金融機関は、決済情報に基づき、{「PIDM=7460」をMIDからPID−1}に口座間決済する。管理者サーバ50は「決済情報」を通して{購買者(PID−1〜20)のPIDM}を口座間決済を実施する。
PJPPは{式21(図6):PJPP=TPPM−PIDM}を用いて算出する。計算結果は、図17に示している。たとえば、購買者(PID−1)は「PJPP=18666−7460=11206」である。購買者(PID−20)は「PJPP=58184」である。
尚、Tは購買者(PID−1〜20)の合計である。「TPIDM=518420」「TPJPP=777875」である。「TPIDM+TPJPP=1296295」である。「TTBPM(図15・図16)=1296295」である。
図17では、TPPを指数化したTPPNを採用した。仮に、TPPで「TTBPM=1296295」を分配すれば格差は「1:20」であった。しかし、TPPNで分配した。したがって、分配の格差は「1:5.19」に縮小した。
TPPNの採用は、販売者(BID)が購買者(PID)に付与する付与ポイント(BP)に格差をつけて提供しても構わないことを意味している。尚、PJPPは図19で「共同収益(PJPR)」と合算する。
次に、実施例6を説明する。
実施例6では、図14のTPJPRを購買者(PID)に分配する。
図18はTPJPRをPIDに分配する情報処理図である。TPJPRには、図14の「TPJPR=3675352」を転記する。TPJPRを購買者(PID−1〜20)に分配する。
図18は、情報処理格納部52(図3)に格納されている。実施例6では、情報処理格納部52(図3)が情報処理した図13を活用する。
分配(1)ではTPQを用いる。
分配(2)ではTPRを用いる。
分配(3)ではTPR%を用いる。
先ず、「分配(1)のTPQ」には、図13のTPQを転記する。次に、PO(Q)は、{購買者(PID−1)の「TPQ=800123」を基準値(1.00)}とした倍率である。計算結果は図18に示している。たとえば、購買者(PID−1)は「PO(Q)=1.00」である。購買者(PID−20)は「PO(Q)=2.00」である。
TPQNQはTPQを指数化した値である。TPQNQは{式22(図6):TPQNQ=TPQのNQ乗根}と{パラメータ(図7のNo.10):NQ=0.35}を用いて算出する。計算結果は図18に示している。たとえば、購買者(PID−1)は「TPQNQ=800123の0.35乗根=116.44」である。購買者(PID−20)は「TPQNQ=148.42」である。
T(合計)は「TTPQNQ=2666.44」である。尚、TPJPRを購買者(PID−1〜20)のTPQNQで分配した値がPJPR(1)である。
PJPR(1)は{式23(図6):PJPR(1)=(TPQNQ÷TTPQNQ)×TPJPR}を用いて算出する。
計算結果は、図18に示している。たとえば、購買者(PID−1)は「PJPR(1)=(116.44÷2666.44)×3675352=160499」である。購買者(PID−20)は「PJPR(1)=204580」である。
T(合計)は、「TPJPR(1)=3675352」である。{式23(図6)}は「TPJPR(図14)=TPJPR(1)」にする計算式である。
PO(1)は{購買者(PID−1)の「PJPR(1)=159708」を基準値(1.00)}とした倍率である。計算結果は図18に示している。たとえば、購買者(PID−1)は「PO(1)=1.00」である。購買者(PID−20)は「PO(1)=1.27」である。
「分配(2)のTPR」は、図13のTPRを転記する。
T(合計)は、「TTPR=14000000」である。
TPRNRはTPRを指数化した値である。TPRNRは{式24(図6):TPRNR=TPRのNR乗根}と{パラメータ(図7のNo.11):NR=0.4}を用いて算出する。計算結果は、図18に示している。たとえば、購買者(PID−1)は「TPRNR=160000の0.4乗根=120.68」である。購買者(PID−20)は「TPRNR=290.63」である。
T(合計)は、「TTPRNR=4208.88」である。尚、TPJPRを購買者(PID−1〜20)のTPRNRで比例配分した値がPJPR(2)である。PJPR(2)は{式25(図6):PJPR(2)=(TPRNR÷TTPRNR)×TPJPR}を用いて算出する。
計算結果は図18に示している。たとえば、購買者(PID−1)のPJPR(2)は「PJPR(2)=(120.68÷4208.88)×3675352=105385」である。購買者(PID−20)は「PJPR(2)=253791」である。
T(合計)は、「TPJPR(2)=3675352」である。{式25(図6)}は、「TPJPR(図14)=TPJPR(2)」にする計算式である。
PO(2)は{購買者(PID−1)の「PJPR(2)=105385」を基準値(1.00)}とした倍率である。計算結果は図18に示している。たとえば、購買者(PID−1)は「PO(2)=1.00」である。購買者(PID−20)は「PO(2)=2.41」である。
「分配(3)のTPR%」は、{TPR%=「分配(2)のTPR」÷「分配(1)のTPQ」}で算出する。計算結果は図18に示している。たとえば、購買者(PID−1)は「TPR%=160000÷800123=20%」である。購買者(PID−20)は「TPR%=89.97%」である。T(合計)は「TTPR%=10.997」である。尚、「10.997=10.997×100%=1099.7%」である。
TPR%N%は、TPR%を指数化した値である。
TPR%N%は、{式26(図6):TPR%N%=TPR%のN%乗根}と{パラメータ(図7のNo.12):N%=0.5}を用いて算出する。計算結果は図18に示している。たとえば、購買者(PID−1)は「TPR%N%=20.00%の0.5乗根=44.72%」である。購買者(PID−20)は「TPR%N%=94.85%」である。
T(合計)は「TTPR%N%=14.61」である。尚、「14.61=14.61×100%=1461%」である。
TPJPRを「購買者(PID−1〜20)のTPR%N%」で比例配分した値がPJPR(2)である。
PJPR(3)は、{式27(図6):PJPR(3)=(TPR%N%÷TTPR%N%)×TPJPR}を用いて算出する。
計算結果は図18に示している。たとえば、購買者(PID−1)は「PJPR(3)=(44.72%×14.61)×3675352=112476」である。購買者(PID−20)は「PJPR(3)=238575」である。
T(合計)は「TPJPR(3)=3675352」である。{式27(図6)}は、「TPJPR(図14)=TPJPR(3)」にする計算式である。
PO(3)は{購買者(PID−1)の「PJPR(3)=112476」を基準値(1.00)}とした倍率である。計算結果は、図18に示している。たとえば、購買者(PID−1)は「PO(3)=1.00」である。購買者(PID−20)は「PO(3)=2.12」である。
PJPRは、TPJPRの最終的な分配結果である。
PJPRは「分配(1)のPJPR(1)」と「分配(2)のPJPR(2)」と「分配(3)のPJPR(3)」を用いる。
PJPRは{式28(図6):PJPR=(PJPR(1)+PJPR(2)+PJPR(3))÷3}を用いて算出する。計算結果は、図18に示している。たとえば、購買者(PID−1)は「PJPR=(160499+105385+112476)÷3=126120」である。購買者(PID−20)は「PJPR=232315」である。
T(合計)は、「TPJPR=3675352」である。{式28(図6)}は、「TPJPR(図14)=TPJPR(図18)」にする計算式である。
PO(R)は{購買者(PID−1)の「PJPR=126120」を基準値(1.00)}とした倍率である。計算結果は、図18に示している。たとえば、購買者(PID−1)は「PO(R)=1.00」である。購買者(PID−20)は「PO(R)=1.84」である。
図18は、TBQやTBRやTPR%を指数化することで、{購買者(PID−1)の「PJPR=125498」}対{購買者(PID−20)の「PJPR=231169」}を{1.00}対{1.84}に縮小した。
T(合計)は「TPJPR(図14)=TPJPR(1)=TPJPR(2)=TPJPR(3)=PJPR(図18)」である。合計の一致は図18が正確に分配したことを示している。
TPJPRを購買者(PID)に分配する方法は、図18に示した方法に限定されない。
TPJPRの最適な分配は、三者合意(TA)が時々の状況に応じて決定する。仮に、N通りの分配方法、「分配(1)」〜「分配(N)」を採用した場合の計算式は{PJPR=「(「分配(1)」+「分配(2)」+「・・・」+「分配(N)」)÷N」}を用いて算出する。尚、前記三者合意(TA)は、Triangular Agreementの頭文字である。TAは、「販売者グループ30の代表」と「購買者グループ20の代表」および「戦略的互恵市場に関係する第三者機関」で構成する。管理者(MID)はTAの合意事項に基づき戦略的互恵市場を監理運営する。
次に、実施例7について説明する。
図19は、PJPRとPJPPを合算する情報処理図である。図19は、情報処理格納部52(図3)に格納されている。実施例7では、分配算出部59(図3)が情報処理した図18と図17を活用する。
PJPRには、図18のPJPRを転記する。T(合計)は、「TPJPR=3675352」である。
PJPPには、図17のPJPPを転記する。T(合計)は、「TPJPP=777875」である。
PROPJPは{式29(図6):PROPJP=PJPR+PJPP}を用いて算出する。計算結果は、図19に示している。たとえば、購買者(PID−1)は「PROPJP=125498+11206=136704」である。購買者(PID−20)は「PROPJP=289354」である。
T(合計)は「TPROPJP=4435103」である。
PROPJPはPJPとPCMに分配する。
PJPは{式30(図6):PJP=(INT(PROPJP÷PC))×PC}と{パラメータ(図7のNo.13):PC=250}を用いて算出する。
計算結果は、図19に示している。たとえば、購買者(PID−1)は「PJP=(INT(136704÷250))×250=(INT(546.816168))×250=(546)×250=136500」である。購買者(PID−20)は「PJP=289250」である。「PO」は{購買者(PID−1)の「PJP=136500」を基準値(1.00)}とした倍率である。計算結果は、図19に示している。たとえば、購買者(PID−1)は「PO=1.000」である。購買者(PID−20)は「PO=2.119」である。尚、購買者(PID−1)の「PJP=136500」は個人資産(PA:パーソナル・アセット)」として取り扱う。また、T(合計)の「TPJP=4432500」は「購買者(PID−1〜20)の資産(TPA)」とする。尚、「TPA(TPJP)=4432500」は「購買者(PID−1〜20)」の共同決済(TJS)に活用する。たとえば、「購買者(PID−1〜20)が利用した有料施設の利用料金を共同決済(TJS)することが好ましい。
PCMは購買者(PID−1〜20)が管理者(MID)に拠出する拠出金である。PCMは{式31(図3):PCM=PROPJP−PJP}を用いて算出する。計算結果は、図19に示している。たとえば、購買者(PID−1)は「PCM=136704−136500=204」である。購買者(PID−20)は「PCM=104」である。T(合計)は「TPCM=2603」である。
図示しないが、仮に、MIDFを、管理者(MID)の資金とする。管理者(MID)は、前記MIDFを「戦略的互恵市場(SRM)」の管理運営に使用する。MIDFの計算式は{MIDF=「TBCM(図15、図16)」+「TPCM(図19)」}である。尚、「TBCM=2932(図15・図16)」は、販売者(BID−1〜5)が拠出した金額である。「TPCM=2603(図19)」は、購買者(PID−1〜20)が拠出した金額である。MIDFは「販売者グループ30」と「購買者グループ20」が「折半(「TBCM≒TPCM」)」して拠出することが好ましい。
したがって、「TBCM≒TPCM」を達成する演算式を提案する。
TBCMは{式16(図3):NBJP=(INT(PROBJP÷BC))×BC}と{式17(図6):BCM=PROBJP−NBJP}を用いて算出する。尚、前記{式16のBC(係数)}は{式32(図6):BC=PC×(「購買者グループ20」÷「販売者グループ30」}を用いて算出することを提案する。
また、TPCMは{式30(図6):PJP=(INT(PROPJP÷PC)×PC}と{式31(図6):PROPJP−PJP}を用いて算出する。
前記{式30のPC(係数)}は、{式33(図6):PC=BC×(「販売者グループ30」÷「購買者グループ20」)}を用いて算出することを提案する。
尚、図15(図16)では「BC=1000」であった。図19では「PC=250」であった。
{式32}と{式33}を検証する。
{式32(図6):BC=250×(20÷5)=1000}
{式33(図6):PC=1000×(5÷20)=250}
である。
実施例8では、「取引式:Q=R+S」を検証する。尚、実施例1〜実施例7に用いたパラメータは「R1%=30%」、「R2%=60%」、「B%=50%」、「P%=50%」であった。
しかし、実施例8では{「パラメータ(AP)」を「R1%=60%」、「R2%=100%」、「B%=60%」、「P%=40%」}とする。また、{「パラメータ(SP)」を「R1%=25%」、「R2%=60%」、「B%=40%」、「P%=60%」}とする。
図20は、共同売買(JBS)の情報処理図(1)である。図20では、演算式(図6)とパラメータ(AP)を用いる。
新しい記号を説明する。TBQL%は「最低売上率」である。詳細は別途説明する。TBR%はTBQに含まれるTBRの含有率である。計算式は「TBR%=TBR÷TBQ」である。変形例として「TBR=TBQ×TBR%」を用いる場合がある。TBM1は、販売者(BID)の第1収入である。計算式は「TBM1=TBS+TBX」又は「TBM1=(TBQ−TBR)+TBX」である。因みに、「TBS=TBQ−TBR」「S=Q−R」である。TBM1%は第1収入率である。計算式は「TBM1%=TBM1÷TBQ」である。TBM2は第2収入である。計算式は「TBM2=TBM1+BJPR」である。TBQは総販売額である。TBM2は販売者(BID)の最終的な収入である。TBM2%は第2収入率である。計算式は「TBM2%=TBM2÷TBQ」である。
図20は「演算式(図6)」と「パラメータ(AP)」を用いて算出する。計算結果は図20に示している。尚、事例1は「TBR%=0%」であり「共同売買(JBS)」ではない。「事例2〜8」は「TBR%=5〜50%」であり「共同売買(JBS)である。ところで、販売者(BID)が共同売買(JBS)に参画するメリットは「TBQとTBM2」が向上することである。
先ず、「事例2Aと事例2B」を同時に検証する。事例2Aは「TBQ=100000000」が「TBM2=99240000」に減少している。同様に、事例2Bは「TBQ=100765820」が「TBM2=100000000」に減少している。しかし、{「事例2AのTBQ=100000000」=「事例2BのTBM2=100000000」}である。これは、「2BのTBQL%=100.766%」が「共同売買(JBS)」に参画したメリットとデメリットの分岐点であることを示している。尚、「事例2BのTBQL%=(「事例2BのTBQ」÷「事例2AのTBQ」)で算出した。
同様に、「事例8Aと事例8B」を同時に検証する。事例8Aは「TBQ=100000000」が「TBM2=96000000」に減少している。同様に、事例8Bは「TBQ=104166667」が「TBM2=100000000」に減少している。しかし、{「事例8AのTBQ=100000000」=「事例8BのTBM2=100000000」}である。これは、「8BのTBQL%=104.167%」が「共同売買(JBS)」に参画したメリットとデメリットの分岐点であることを示している。尚、「事例8BのTBQL%=(「事例8BのTBQ」÷「事例8AのTBQ」)で算出した。
図21は「演算式(図6)」と「パラメータ(SP)」を用いて算出する。計算結果は図21に示している。尚、事例1は「TBR%=0%」であり「共同売買(JBS)」ではない。「事例2〜8」は「TBR%=5〜50%」であり「共同売買(JBS)である。ところで、販売者(BID)が共同売買(JBS)に参画するメリットは「TBQとTBM2」が向上することである。
先ず、「事例2Aと事例2B」を同時に検証する。事例2Aは「TBQ=100000000」が「TBM2=97802500」に減少している。同様に、事例2Bは「TBQ=102246875」が「TBM2=100000000」に減少している。しかし、{「事例2AのTBQ=100000000」=「事例2BのTBM2=100000000」}である。これは、「2BのTBQL%=102.247%」が「共同売買(JBS)」に参画したメリットとデメリットの分岐点であることを示している。尚、「事例2BのTBQL%=(「事例2BのTBQ」÷「事例2AのTBQ」)で算出した。
同様に、「事例8Aと事例8B」を同時に検証する。事例8Aは「TBQ=100000000」が「TBM2=82750000」に減少している。同様に、事例8Bは「TBQ=120845921」が「TBM2=100000000」に減少している。しかし、{「事例8AのTBQ=100000000」=「事例8BのTBM2=100000000」}である。これは、「8BのTBQL%=120.846%」が「共同売買(JBS)」に参画したメリットとデメリットの分岐点であることを示している。尚、「事例8BのTBQL%=(「事例8BのTBQ」÷「事例8AのTBQ」)で算出した。
図20と図21から明らかなことは、TBM2の増減には「演算式(図6)」と「パラメータ」と「TBR%」が関係していることである。尚、所定の取引期間中における「演算式(図6)」と「パラメータ」は不変である。したがって、TBM2が増減する要因は「TBR%」である。但し、「TBR%=TBR÷TBQ」で算出する。尚、「共同売買(JBS)」の「取引式:Q=R+S」である。したがって、TBQ(TPQ)の増減は「販売者(BID)と購買者(PID)」の両者が関係する。また、TBR(TPR)の増減は「販売者(BID)側の制御」で可能である。いずれにしても、販売者(BID)が共同売買(JBS)に参画するメリット({「事例2A〜8AのTBQ」≦「事例2B〜8BのTBM2」})は「事例2B〜8BのTBQL%」を上昇させることである。以上を踏まえて図20と図21を再検証する。但し、TBQの売上向上を強いるTBQL%は図20より図21の方が高いことを示している。たとえば、「図20の2BはTBQL%=100.766%」に対して「図21の2BはTBQL%=102.247%」である。「図20の8BはTBQL%=104.167%」に対して「図21の2BはTBQL%=120.846%」である。以上から、TBQL%はTBR%とパラメータに比例することが明らかである。したがって、図20よりも図21の方が「販売者グループ30(BID−1〜N)」を過酷な販売競争の新規市場(戦略的互恵市場)に晒すことを示している。
次に、実施例9を説明する。実施例9では、2020〜2036年度における戦略的互恵市場の市場規模とパラメータ(AP〜SP)を設定した。
図22は、年度別のTTBQ(TTPQ)とパラメータ一覧図である。図22は「共同売買(JBS)」の開始年度が2020年度であることを示している。尚、2020年度は「BID−1〜N=400000」「PID−1〜N=12000000」「TPQA(平均購買額)=800000」「TTBQ(TTPQ)=(PID−1〜N)×(TPQA)=96000000000000」「TBQA(平均販売額)=(TTBQ)÷(BID−1〜N)=24000000」「パラメータ(AP)」である。同様に、2036年度までの「BID−1〜N」〜「パラメータ(SP)」を設定した。
尚、還元額や分配額を算出する「演算式(図6)は不変」「パラメータ(AP〜SP)は可変」である。但し、図20で用いた「パラメータ(AP)は販売者(BID−1〜N)に有利な設定である。また、図21で用いた「パラメータ(SP)は購買者(PID−1〜N)に有利な設定である。したがって、図22では、市場規模が小さい2020年度は販売者(BID)に有利なパラメータ(AP)を設定した。そして、市場規模の拡大と共に購買者(PID)に有利なパラメータ(BP〜SP)に移行させた。たとえば、2020年度のパラメータ(AP)は「R1%=60%」「R2%=100%」「B%=60%」「P%=40%」である。2036年度のパラメータ(SP)は「R1%=25%」「R2%=60%」「B%=40%」「P%=60%」である。尚、図22は説明用のサンプルである。
図23は、年度別の共同収益(JPR)である。
図23は図22の「年度(2020〜2036年度)」と「パラメータ記号(AP〜SP)」と「TTBQ」を転記した。また、TTBRは「TTBR=TTBQ×TBR%」で算出した。尚、TTBR%は説明用のサンプルである。しかし、「2020年度のTTBR%=5%」〜「2036年度のTTBR%=45%」は戦略的互恵市場の市場規模(「共同売買(JBS)」「共同収益(JPR)」「共同決済(TJS)」)が確実に拡大していることを示している。しかし、現実には戦略的互恵市場は稼働していない。したがって、図23は「TTBQとTTBR」「演算式(図6)」「パラメータ(AP〜SP)」を用いて算出した概算である。尚、図23を{図14と同様に情報処理した「BID−1〜N」の合計値}と見做す。
図23の目的は、「PID−1〜NのPJR(TPJPR)」の創出である。
2020年度は「TPJPR=72960000000」である。
2036年度は「TPJPR=71988750000000」である。
以上で、新規市場が2020〜2036年度の17年間で徐々に拡大することを示した実施例9を終了する。
次に、実施例10を説明する。実施例10では遊園地(テーマパーク)の入場券を説明する。図24は遊園地の入場券発行(1)である。この遊園地は、午前8時に開園し、午後11時に閉園するものとする。また、各入場者は遊園地内のアトラクション(遊具施設)を自由に複数回利用できる。但し、図24は「ET(既存取引)」の部類である。
ここで、正規の入場料金を「P=5000」とする。T(TIME)は時刻である。T1(8:00)〜T13(20:00)は入場券の発行時間帯である。DSは割引額である。PDは「Pの割引料金」である。「PD=P−DS」で算出する。ENは入場者である。
尚、図24は、前日の入場結果である。「T1の入場者(EN)=1600」〜「T13の入場者(EN)=400」である。売上額は「PD×EN」で算出する。TDSは「割引額の合計」である。TDSは「DS×EN」で算出する。入場時刻(8:00〜20:00)に応じたPD(5000〜1500)を設定した。
Tは「T1〜T13の合計」である。「TEN=13000」、「売上高=54570000」、「TTDS=10430000」である。
ET(図24)の売上高は{(「入場料金=5000」×「TEN=13000」)−「TTDS=10430000」=54570000}である。
図25は遊園地の入場券発行(2)である。図24と図25は同じ遊園地である。しかし、遊園地の経営者は「ET(図24)」から「NT(新規取引)(図25)」を採用したものとする。したがって、入場時に共同売買(JBS)の{取引式:Q=R+S}を採用した遊園地経営者を「BID−NT」とする。Qは入場料金である。「T(TIME)」は時刻である。尚、全ての入場時刻「T1(8:00)〜T13(20:00)」に対して、「同一価格の入場料金(Q=5000)」である。
R(+)は入場時に獲得する互恵金額(R)である。但し、R(+)は、「T1のR(+)=0」〜「T13のR(+)=3500」の様に入場時刻で異なる。ENは入場数である。尚、T1〜T13の入場者(EN)は「ET(図24)のNE」と一致させた。したがって、「T1の入場者(EN)=1600」〜「T13の入場者(EN)=400」である。
BQは「BQ=Q×EN」で算出する。計算結果は図25に示している。たとえば、T1は「BQ=5000×1600=8000000」である。T13は「BQ=5000×400=2000000」である。
BR(+)は「BR(+)=R(+)×EN」で算出する。計算結果は図25に示している。たとえば、T1は「BR(+)=0×1600=0」である。T13は「BR(+)=3500×400=1400000」である。
Tは「T1〜13の合計」である。「TEN=13000」、「TBQ=65000000」、「TBR(+)=10430000」である。
遊園地経営者(BID−NT)はT8に入場した某氏を「PID−T8−9555」に登録する。遊園地経営者(BID−NT)は「遊園地入場者(PID−T8−9555)」に「遊園地のソフト」を内蔵した「モバイル(携帯端末5)」を貸与する。以下、BID−NTやPID−T8−9555と表記する。あるいは、「PID−T8−9555」が所有する「携帯端末5(スマートフォン)」に「遊園地のソフト」をダウンロードしてもよい。以下、「携帯端末5(モバイル)=PID−T8−9555」を意味する。
図26は互恵金額(R)の加算図を示した図である。「T→」には、{T1(「R(+)=0」)〜T13(「R(+)=3500」)}を配置した。たとえば、「T8のR(+)=1200」は{「No.1=500」「No.2=500」「No.3=200」}に分割して記録する。
「No.↓」は「アトラクション利用回数」である。尚、アトラクションを利用すると「R(++)=50〜500」を獲得する様に設定している。
TAは「No.1〜10の合計」である。TBは「No.11〜Nの合計」である。TCは「TA+TB」である。
尚、入場時に獲得した互恵金額(R)を「R(+)」と表示した。また、入場後に獲得した互恵金額(R)を「R(++)」と表示した。
図27は、「携帯端末(モバイル)(PID−T8−9555)」の画面を示した図である。この携帯端末5の画面は、「No.」「(前)」「(中)」「(後)」を表示している。
「No.」は図26と同じである。したがって、「(前)」には「図26のT8」を表示している。「(中)」はアトラクションを利用した時点で獲得した「R(++)=50〜500」を順次追加している。
図28は、ATT−Rの確率表である。
ATT−Rは「R(++)獲得する装置」である。「L」は「R(++)を獲得するレベル」である。「L1=500(R++)」〜「L10=50(R++)」に設定している。Tは「L1〜L10の合計」である。「TR=2750」である。
PR−1〜Nは「L1〜L10を発生させる確率」である。「PR−1」は「L1=1.82%」〜「L10=18.18%」に設定した。
尚、確率は乱数を用いてもよい。参考までに、「L1のPR−1」=(550−500)×「100%」÷2750≒1.82%」〜「L10のPR−1」=(550−50)×「100%」÷2750≒18.18%」で算出した。尚、図28では「TTPR−1〜N=100%」を原則としている。
BID−NTは、「ATT−R(PR−1〜N)」をアトラクションに設置する。BID−NTは、天候や季節や混雑を考慮して「PR−1〜N」を選択する。尚、携帯端末5に、アトラクション別の「PR−1〜N」を送信(公開)してもよい。
図27に戻る。「PID−T8−9555」が「アトラクション利用」で獲得した「R(++)」は、逐次「(中)」に記録している。「(後)」は「(中)」を降順でソートした状態である。その結果、「(中)」の{「TA=2300」「TB=2500」「TC=4800」}が、「(後)」の{「TA=3700」「TB=1100」「TC=4800」}に変化した。
BID−NTは、退場ゲートで「PID−T8−9555」の「携帯端末5(モバイル)」を回収する。そして、「(後)」のTAとTBをDB(データベース)に蓄積する。その際、説明用に設定した「PID−T8−9555」を「PID−9555」に変更する。
変形例として、退場時の遊興時間(滞在時間)に応じて「R(++)」を加算してもよい。これにより、遊興時間が少なかった入場者(PID)の不満を解消することが出来る。同じく、変形例として「来場予約制度」を設定する。そして、「前日〜3カ月前」や「入場時刻」など「予約と来場」に応じて「R(+)」の加算を考慮してもよい。これにより、遊園地の混雑や入場者の動向を把握するメリットが生まれる。
図29は、PIDに関する情報収集である。図29は、BID−NTのDB(データベース)から「Q、TA、TB」を抽出する。そして、「TPQ、TPR、TPP」に変換した状態である。
入場者(PID−1〜13000)の入場料は「TPQ=5000」である。TAとTBは、モバイル(図27)の「(後)」を記録する。尚、「TAをTPR」「TBをPP」と見做す。
尚、ポイント(P)の価格は「1P=0.0025」とする。その場合、TPPは「TA×M」で算出してもよい。Mは係数である。実施例10では「M=20」とする。よって、「PID−9555」は「TPQ=5000」、「TPR(TA)=3700」、「PP(TB)=1100」「TPP(TB×M)=22000」である。
尚、TPPの活用は「TPPM(図17)」の様な換金に限らない。たとえば、入園中に{「(後)」のTB(図27)}を「TPP=TB×M」に逐次変換する。そして、「TPP」をコミュニケーションツールに使用してもよい。例えば、BID−NTが公認した園内の「路上演者」や「大道芸人」に「TPPの一部」である「PP」を提供してもよい。たとえば、「PP」を「PIDの声援(評価)」として送信してもよい。「PP」を受信した「パフォーマー(公認演者)のPP」は別途システムで換金してもよい。あるいは、「受信したPP」をBID−NTに返却(回収)してもよい。
Tは「PID−1〜13000の合計」である。「TTPQ=65000000」「TTPR=29371350」である。
図30は、BID−NTの情報処理である。尚、「図29のTPQ=65000000」が「BID−NTのTBQ」である。「図29のTPR=29371350」が「BID−NTのTBR」である。以下、「TBQとTBR」と「演算式(図6)」と「パラメータ(SP)(図22)」で「TBR%〜TBM2%」を算出した。
算出結果は図30に示している。TBM2を検証する。{「BID−NTのTBM2=54570000」=「ET(図24)の売上高=54570000」}である。これは偶然では無い。その原因は、「図29のTPR(TBR)=29371350」である。
尚、入場時は「図25のTBR(+)=10430000」である。したがって、差分の「TBR(++)=18941350」は、{「図29のTBR=29371350」−「図25のTBR(+)=10430000」}で算出した。つまり、「TBR(++)」は「PID−1〜13000」が入場後に獲得した値である。また、「TBR(++)」は「BID−NT」が「ATT−R(図28)」でコントロールすることが可能であることを意味している。
図31は、BID−NT(1)の情報処理である。図32はBID−NT(2)の情報処理である。「BID−NT(1)」と「BID−NT(2)」は「BID−NT(図30)」の変形例である。
「BID−NT(1)のTBQ=68250000」は、{(「TEN=13000」×「105%」=「13650」)×「Q=5000」}で算出した。つまり、「TEN=13650」は、入場者が5%増えたケースである。
また、「BID−NT(2)のTBQ=61750000」は、{(「TEN=13000」×「95%」=「12350」)×「Q=5000」}で算出した。つまり、「TEN=12350」は、入場者が5%減ったケースである。
しかし、{「BID−NTのTBM2」≒「BID−NT(1)のTBM2」≒「BID−NT(2)のTBM2」}を実現した。その要因は入場から退場する間(図25〜図29)に提供した「R(+)」と「R(++)」である。たとえば、「BID−NT(1)」は、「PID−1〜13650」に「TPR(TBR)=43103900」を提供した。また、「BID−NT(2)」は、「PID−1〜12350」に「TPR(TBR)=18558400」を提供した。尚、「TBR」=(「TBR(+)」+「TBR(++)」)の「TBR(++)」を増減することは「ATT−R」で可能である。
TBM1やTBM2は「R(+)」や「R(++)」でコントロールすること可能である。更に、「季節や天候や混雑時」に応じた「パラメータ値」を模索すれば「顧客満足度と最適経営」を同時に向上させることも可能である。
「図30のPJPR=10430000」は図33で「PID−1〜13000」に分配する。
図33は、PJPRの分配である。図33は図29を活用する。尚、{PQ(図29)をTPQ}{PR(図29)をTPR}に見做した。したがって、「PID−1〜13000」の「TPQ」と「TPR」は図29の転記である。たとえば、「PID−9555」は、{「TPQ=5000」、「TPR=3700」、「TPR%=3700÷5000=74%」}である。TはPID−1〜13000の合計である。
尚、PJPRは、図30のPJPR=10430000である。PJPRを「PID−1〜13000」に分配する。尚、PJPRは「実施例6の図18」を参照して分配する。
「分配(1)」は、TPQを用いてPJPR(1)、「分配(2)」はTPRを用いてPJPR(2)、「分配(3)」はTPR%を用いてPJPR(3)、を算出した。
しかし、図33では「格差縮小」を達成する「TPQとTPRとBR%の指数化」は採用していない。
したがって、「PJP」は{「PJPR(1)」=(「TPQ」÷「TTPQ」)×「PJPR」}{「PJPR(2)」=(「TPR」÷「TTPR」)×「PJPR」}{PJPR(3)=(「PR%」÷「TPR%」)×「PJPR」}{「PJP」=(「PJPR(1)」+「PJPR(2)」+「PJPR(3)」)÷3」}で算出する。因みに、「PID−9555のPJP=1143」である。
尚、実施例10では、遊園地の入場料金とアトラクションの利用を対象にした。しかし、遊園内の店舗(飲食、ショッピング)を対象とした「取引情報(・・PID、Q、R、P)」を加算することも可能である。
次に、実施例11を説明する。実施例11では、実施例10の処理手順を図34で説明する。図34は、実施例10の処理手順を示したフローチャートである。
まず、入場者が遊園地(テーマパーク)に入場した旨を当該遊園地の担当者が設置されているレジ端末7に入力する。その際、当該入場者の購入者IDをリーダライタ部339より取得する(ステップ10)。
その後、入場者に所定の遊園地のソフトを内蔵した「モバイル(携帯端末5)」を貸与する。あるいは、入場者が所有する「携帯端末5(スマートフォン)」に「遊園地のソフトをダウンロード」するようにしてもよい(ステップ15)。
その後、当該レジ端末7から、所定の計算式に基づき、互恵金額(R(+))を付与する(ステップ20)。
その後、入場者が保持しているモバイルに互恵金額(R(+))のデータを送付する(ステップ25)。
一方、入場者側は、互恵金額(R(+))を受信し、当該モバイルにより、付与されている互恵金額(R(+))を確認できる(ステップ30)。
ここで、アトラクションを利用する場合(ステップ35;Y)、当該モバイルからレジ端末に7に、アトラクションを利用した旨、及びアトラクションの種類を通知する(ステップ40)。
これを受けてレジ端末7は、所定の計算式に基づき計算し、新たに互恵金額(R(++))を追加して、付与する(ステップ45)。複数回アトラクションを利用した場合は、順次追加する。
そして、レジ端末7は、追加した互恵金額(R(++))の値をモバイルに送信する(ステップ50)。入場者側は、互恵金額(R(++))を受信し、当該モバイルにより、付与されている互恵金額(R(+)およびR(++))を確認できる(ステップ55)。
そして、入場者が遊戯場(テーマパーク)を退場するとき(ステップ60;Y)、当該モバイルを返還する。又は入場者の携帯端末5からデータを取得する(ステップ65)。
レジ端末7は、付与した互恵金額(R(+)およびR(++))を含む取引情報を管理サーバ50へ送信して処理を終了する(ステップ70)。
実施例12を説明する。
実施例12では利用金額の共同決済(TJS)を実施する。
ところで、全ての利用金額は、取引情報格納部51(図3)に格納されている。尚、利用金額とは、購買者(PID)が販売者(BID)の有料施設を利用した際に発生する金額(入場料金、鉄道運賃・・)である。
図35はPID−1と「BID−A〜Z」の「AQ〜ZQ」である。
実施例12では、利用金額を「AQ〜ZQ」に分類した。管理者サーバ50は共同決済(TJS)の対象となる「有料施設事業者」に「BID−A〜Z」を付与する。たとえば、「鉄道事業者」には「BID−A」「バス事業者」には「BID−B」「タクシー事業者」には「BID−C」「航空事業者」には「BID−D」「有料道路事業者」には「BID−E」「一般施設事業者」には「BID−F」「新幹線」には「BID−G」・・・を付与する。尚、一般施設事業者である「BID−F」には{「BID−F1=美術館」「BID−F2=博物館」「BID−F3=水族館」「BID−F4=音楽ホール」「BID−F5=映画館」・・}などがある。
実施例12では、「有料施設事業者(BID−A〜Z)」の「利用金額(AQ〜ZQ)」を共同決済(TJS)の対象とする。
但し、ここでは、鉄道の利用金額に特化して説明する。尚、「BID−A(鉄道事業者)」には「BID−A−1〜N」など多数の経営主体が交通ネットワークを形成している。したがって、購買者(PID−23)が一日に複数の鉄道事業者(BID−A−1〜N)を利用する場合がある。但し、鉄道事業者(BID−A−1〜N)は独自の「取引情報(BID−A−1、PID−23、Q=560、R=80、P=120)や(BID−A−6、PID−23、Q=440、R=40、P=80)や(BID−A−12、PID−23、Q=190、R=60、P=100)」を管理者サーバ50に送信する。したがって、全ての取引情報(利用金額)は取引情報格納部51(図3)に格納している。
実施例12では「購買者(PID−1〜N)」の利用金額を一日単位で集計する。尚、情報処理格納部52(図3)は前記取引情報格納部51から「購買者(PID−1〜N)」の利用金額(AQ〜ZQ)を抽出する。そして、利用金額格納部55(図3)に格納する。
分配算出部59(図3)は、前記利用金額格納部55に格納している情報処理図(図35〜39)を用いて「利用金額(AQ〜ZQ)の共同決済(TJS)」を実施する。
先ず、図35を用いる。PID−1(1)のAQ(鉄道)にPID−1の利用金額を「一日単位」で集計する。
尚、PID−1は会社員であり通勤に鉄道を利用している。但し、PID−1は、定期券を所持していない。尚、定期券とは、一般に{「所定の利用区間の普通運賃(A)」×「所定期間の日数(B)」×「割引率(C%)」}で算出する。つまり、定期券とは、「予め指定した区間の運賃を先払いすることで割引の恩恵を享受する運賃制度」である。但し、実施例12では、定期券の利用区間は利用金額(取引情報)として集計しない。したがって、PID−1は定期券を所持(購入)していないのである。
PID−1が利用する鉄道は{「自宅〜職場の往復運賃=2000」}である。尚、共同売買(JBS)の取引年度は「2036年4月1日〜2037年3月31日」である。
右欄のPID−1(2)は「PID−1(1)のAQ」を降順で並べ替えた(ソート)状態である。PID−1が、鉄道(AQ)を利用した日数は225日である。当然のことながら、T(合計)は「TAQ=2000×225=450000」である。以上の情報処理で中断する。そして、次に進む。
図36は、PID−2と「BID−A〜Z」の「AQ〜ZQ」である。先ず、「PID−2(1)のAQ(鉄道)」にPID−2の利用金額を「一日単位」で集計する。T(合計)を「TAQ=104600」とする。同様に、PID−2(2)は「PID−2(1)のAQ」を降順で並べ替えた(ソート)状態である。PID−2が、鉄道(AQ)を利用した日数は50日である。当然のことながら、T(合計)は「TAQ=104600」である。以上の情報処理で中断する。そして、次に進む。
図37は、「BID−A〜Z」の「AQRE%〜ZQRE%」である。
AQRE%は「AQの還付率」である。AQRE%は利用日数で異なる。たとえば、「1日目のAQRE%=100%」〜「100日目のAQRE%=1%」の様に還付率が逓減する。尚、図37には「AQRE%〜GQRE%〜ZQRE%」を計上する。
以上を踏まえて、図35に戻る。
PID−1(2)の「AQRE%」には、図37のAQRE%を転記する。REMは還付額である。REMは「REM=AQ×AQRE%」で算出する。計算結果を図35に示している。たとえば、「日数1」は「REM=2000×100%=2000」である。「日数50」は「REM=2000×51%=1020」である。
T(合計)は、「TAQ=450000」「PAY=349000」「TREM=101000」である。ところで、TAQはPID−1が「既に鉄道事業者に支払った利用金額」である。
一方、PAYは「自己負担額」である。計算式は「PAY=TAQ−TREM」である。したがって、TREMは「PID−1が受け取る還付金」である。しかし、この時点では、「TREM=101000」の口座間決済を実施しない。
次に、図36のPID−2(2)を情報処理する。T(合計)は、「TAQ=104600」「PAY=18057」「TREM=86543」である。同様に、「PID−3〜100000000」の図35(図36)を完成させる。
次に進む。図38は、「BID−A−1〜NのTAQ」と「PID−1〜100000000のNREM」である。PIDに「PID−1〜100000000」を入力する。PID−1の「TAQ、TREM」には、図35の「TAQ=450000」「TREM=101000」を転記する。また、PID−2の「TAQ、TREM」には、図36の「TAQ=104600」「TREM=86543」を転記する。同様に、「PID−3〜100000000」のTAQとTREMを転記する。
RE%は「還付金還付率」である。計算式は「RE%=TAQ÷TREM」である。T(合計)は「TTAQ=5800000000000」「TTREM=3748000000000」「TRE%=56%」である。YREMは「年間利用金額(TAQ)」を考慮して算出した還付額である。計算式(1)は「YREM=TAQ÷TTAQ×TTREM」である。計算結果は図38に示している。たとえば、PID−1は「YREM=290793」である。T(合計)は「TYREM=3748000000000」である。尚、計算式(1)は、「TTREM=TYREM」を実現する計算式である。
NREMは新還付額である。計算式(2)は「NREM=(TREM+YREM)÷2」である。NRE%は、新還付金還付率である。計算式(3)は「NRE%=NREM÷TAQ」である。上記計算結果は図38に示している。たとえば、PID−1は「TAQ=450000」に対して「NREM=195897」である。尚、「RE%=22.44%」が「NRE%=43.533%」に向上した。一方、PID−2は「TAQ=104600」に対して「NREM=77068」である。尚、「RE%=82.74%」が「NRE%=73.679%」に低下した。
前記計算式(1)〜(3)は「高額の利用金額を支援するTREM(図35や図36)」と「年間の利用金額を支援するYREM(図38)」の組合せである。
尚、PAY(自己負担額)の計算式は「PAY=TAQ−NREM」である。また、PAY%は自己負担率である。計算式は「PAY%=PAY÷TAQ」である。計算結果は図38に示している。
管理者サーバ50は「決済情報(MID、PID−1、NREM=195897)」を情報処理センター60に送信する。当該金融機関は「NREM=195897」を「MID」から「PID−1」に口座間決済する。同様に「PID−2〜100000000のNREM」を決済処理する。
前記決済処理の総額が「TNREM=3748000000000」である。尚、前記決済処理に関して、全鉄道事業者(BID−A1〜N)」は関知しない。その理由は、「BID−A1〜N」は「PID−1〜100000000」と「共同売買(JBS)」の取引式(「Q=R+S」)で売買取引を終えているからである。尚、前記決済処理の原資は、「PID−1〜100000000の共同収益(TPJPR)である。
ところで、図37は「PID−1〜100000000」に提供する権利証である。したがって、仮に、PID−77が「鉄道利用金額(TAQ)=0」とする。それでもPID−77は「権利証(図37)」の恩恵を享受することが出来る。たとえば、{PID−1(2)の「日数101のAQRE%=0%(図35)」}に{PID−77の「日数1のAQRE%=100%(図37)」をマッチングするシステムを導入してもよい。前記マッチングは{「101日目」の「AQ=2000(図35)」}と「AQRE%=100%」である。前記マッチングで「マッチング還付額(MREM=2000)」が発生する。尚、「MREM=2000」は「PID−1とPID−77」で折半してもよい。
同様に、PID−2(図36)の「権利証(図36)」は「51日目」からマッチングに参加できる。尚、マッチングは鉄道(AQ)に限らない。したがって、前記マッチングは、「BID−A〜Zの利用金額(AQ〜ZQ)」を増大させる。その一方で、闇雲に利用しなくても「権利証(AQRE%〜ZQRE%)」の恩恵を享受することが出来るシステムである。但し、マッチングの優先順位に関する提案は省略する。以上で、マッチングの提案を終了する。
図39は、BID−A〜Zの共同決済(TJS)である。
BID−A−1〜Nの「TTAQ〜TTZQ」と「TNREM=TJS」に、{図38の「TTAQ=5800000000000」と「TNREM=3748000000000」}を転記する。尚、「TNREM=TJS」は「TNREM」を共同決済(TJS)する意味である。TJS%は共同決済率である。計算式は「TJS%=TNREM(A〜Z)÷(TTAQ〜TTZQ)」である。
図35〜図38の「BID−A−1〜N」と同様に、「BID−B〜Zの情報処理(図35〜図38)」を実施する。そして、「TTBQ〜TTZQ」と「TNREM(B〜Z)」を図39に転記する。T(合計)は、「T(TTAQ〜TTZQ)=15904089000000」「TTJS(TTNREM)=8937000000000」である。
図39のTPJPRには、図23の「2036(SP)」が創出した「TPJPR=71988750000000」を転記する。
共同決済(TJS)の対象金額はTTJSである。尚、TTJSはTPJPRで決済する。また、共同決済(TJS)の残額を「NPJPR(新共同収益)」とする。したしたがって、共同決済(TJS)の収支は「NPJPR=TPJPR−TTJS」で算出する。計算結果は「NPJPR=71988750000000−8937000000000=63051750000000」である。NPJPRは「PID−1〜100000000」の資産である。
実施例13を説明する。
実施例13では、市場通貨(M)と政府通貨(G)の発行を提案する。
図40は、市場通貨と政府通貨を用いた取引式の事例図である。
市場通貨(M)は管理者(MID)が発行する。以下、市場通貨(M)をMと記述する。実施例13では、Mを「10000M=¥4000」で発行する。Mを発行する対象者はPIDとNPIDである。尚、PIDは管理者サーバ50に登録している購買者である。NPIDは管理者サーバ50に登録していない購買者(外国から来訪した観光旅行者を含む)である。
「取引式(1〜3)」では「1M=¥1」で使用する。尚、管理者(MID)は「取引式(1〜3)」でMを受領した「BID、NBID、FBID」から「10000M=¥3750」で回収する。したがって、「Mの発行価格」と「Mの回収価格」の差額を「MIDの収入(MIDM)」とする。「MIDM=¥250」である。
一方、政府通貨(G)は政府機関(GID)が発行する。以下、政府通貨(G)をGと記述する。実施例13では、Gを「10000G=¥10350」で発行する。Gを発行する対象者はBIDとNBIDとFBIDである。BIDは管理者サーバ50に登録している販売者(小売業・・)である。NBIDは管理者サーバ50登録していない販売者(公営宝くじ、公営競馬場・・)である。FBIDは管理者サーバ50に登録することが出来ない事業者である。つまり、FBIDとは、事業者間取引(BtB)を実施する事業者である。FBIDには「原材料製造」「完成品製造業」などがある。
「取引式(3)」では「1G=¥1」で使用する。尚、政府機関(GID)は「取引式(3)」でGを受領した「BID、NBID、FBID」から「10000G=¥10000」で回収する。したがって、「Gの発行価格」と「Gの回収価格」の差額を「GIDの収入(GIDM)」とする。「GIDM=¥350」である。尚、「取引式(3)」のGを口座間決済してもよい。
前記説明を踏まえて、売買1〜13を説明する。売買1は{取引式:Q=R+S}である。したがって、売買1は「販売者(BID)と購買者(PID)」の共同売買(JBS)である。尚、{取引式}の変形例が{取引式(1):Q=R+M+S}である。したがって、売買2は「BIDとPID」の共同売買(JBS)である。但し、取引式(1)のMは「共同収益(JPR)」の算出に関係しない。したがって、取引式(1)の取引情報にMは含まない。しかし、「取引式(1)」の「取引情報」にMを含めてもよい。そして、Mを「MIDとBID」で口座間決済してもよい。
仮に、販売者(BID−3)と購買者(PID−7)の取引情報を「日時、BID−3、PID−7、Q=5万、R=1万、P=54321」とする。管理者(MID)は「1万M=¥4000」で発行した。したがって、PID−7は、1万Mを使用した段階で「¥6000の恩恵(割引や値引)」が確定する。以上、売買1と売買2が「取引情報」を必要とする「共同売買(JBS)」である。尚、後述する売買3〜13は「共同売買(JBS)」では無い。したがって、管理者サーバ50に取引情報を送信する必要はない。
次に、{取引式(2):PR=M+S}を説明する。「PRは取引価格」である。取引式(2)は売買3と売買4で用いる。
売買3は「BIDとNPID」の取引で用いる。例えば、「売買1のBID−42」と「売買3のBID−42」は同一の販売者である。したがって、「BID−42のQ」と「BID−42のPR」が同一の場合は「同一価格」である。尚、売買1と2は「会員制の戦略的互恵市場」における取引である。そこで、売買3は会員制の閉鎖的な戦略的互恵市場を「取引式(2)」でNPIDに開放(オープン)した取引と言える。但し、逆に、PIDがNPIDとして「売買4」で取引することは可能である。つまり、PIDは「売買2と売買3」を任意に選択出来る。但し、売買3は共同売買(JBS)では無い。したがって、取引情報(Q、R、P)は管理者サーバ50に蓄積されない。但し、同一商品の場合、{「取引式(1):Q=R+M+S」のM}と{「取引式(2):PR=M+S」のM}は同額では無い。売買4は「NBIDとNPID」の取引である。尚、売買4は既存市場の取引と言える。しかし、新規市場の影響でMを使用することが出来る。その理由は、販売者(BID)が「売買価格(Q)」を高騰させて「共同収益(JPR)」を創出する可能性が在るからである。いずれにしても、自由経済の市場なので同一の商品やサービスでも{「BIDのQ(PR)」≠「NBIDのPR」}が成立するのは当然と言える。したがって、Mを価格調整や割引などの販売戦略に用いることが考えられる。{取引式(1)の売買2}と{取引式(2)の売買3〜4}はMの使用が可能な取引である。いずれにしても、「売買2と売買3と売買4」におけるメリットとデメリットは新規市場と既存市場の拡大を巡る攻防戦が考えられる。発明者は、インフラ(有料施設)の利用料金を共同決済(TJS)する新規市場(戦略的互恵市場)が「経済全体のパイ(規模)」を拡大する。したがって、新規市場の「共同売買(JBS)」「共同収益(JPR)」「共同決済(TJS)」が「新成長戦略」の起爆剤であると確信している。
次に、{取引式(3):「TO=G+M」}を説明する。「TOは仕入価格」である。{取引式(3)}の売買5〜13は事業者間(BtB)の取引である。{取引式(3)}は「販売者(BID、NBID、FBID)」が「購買者(BID、NBID、FBID)」から「MとG」を受領する取引である。その結果、管理者(MID)には「MIDの収入(MIDM)」が発生する。尚、政府機関(GID)が発行した「10000G=¥10350」の内訳(取分)は、{GIDの収入(GIDM)が¥350}{販売者(BIDやNBIDやFBID)の収入が¥10000}である。したがって、GIDMを負担するのは「10000G=¥10350」で購入した購買者(BID、NBID、FBID)である。購買者(BID、NBID、FBID)の負担は「売買価格(Q)」と「取引価格(PR)」の上昇に影響することが考えられる。
次に、売買3〜13におけるMやGの決済を説明する。
大口決済は金融機関を通じた「口座間決済」が好ましい。前記決済の場合、新規にMやGを発行する必要はない。但し、MやGを小口決済が可能なプリペイド式の電子マネーにしてもよい。たとえば、売買5〜10の場合、販売者(BIDとNBID)は小口決済が考えられる。たとえば、「BID(文具店や鉄道)」「NBID(書店)」の決済に「小口決済の電子マネー(MやG)」を使用してもよい。尚、管理者(MID)はMを発行することで「販売者(BID、NBID、FBID)」からMIDMを獲得する。政府機関(GID)はGを発行することで「購買者(BID、NBID、FBID)」からGIDMを獲得する。また、取引式(3)は「事業者間(BtB)の売買である。つまり、個人である「購買者(PIDやNPID)」の売買ではない。したがって、特に購買者(BID、NBID、FBID)が個人事業者の場合は「公私混同の会計処理」を防止するメリットが考えられる。
図40を「2036年度の取引」とする。
「MIDMの年間総額(TMIDM)」を「¥2375000000000」とする。管理者(MID)はMの発行でTMIDMの収入を得る。尚、TMIDMの活用は自由である。しかし、会員(BIDとPID)の新規市場に有利な利用が考えられる。しかし、TMIDMの負担者は「PID」だけでは無い。「NPID、BID、FBID」もTMIDMの負担者である。
また、「GIDMの年間総額(TGIDM)」を「¥10500000000000」とする。政府機関(GID)はGの発行でTGIDMを得た。その見返りとして、「法人税率を0%に近づける政策」を実行することが考えられる。
実施例14を説明する。実施例14では「PID−1〜100000000のPA」を算出する。PAは「個人資産」である。「PA」は「Personal Asset」の頭文字である。
図41は、2036年度のPA(1)である。
図42は、2036年度のPA(2)である。
図43は、2036年度のPA(3)である。
図44は、2036年度のPAである。
図41〜図44は、分配算出部59(図3)が実施する。図41〜図44の情報処理は実施例6の図18を参照している。図41〜図44の共通事項(「TPAの内訳」と「TPAの収支」)を説明する。
「TPAの内訳」には「NPJPR、ITC、CTC、TMIDM、TPJPP」がある。
「NPJPR(+)」は「図39のNPJPR=63051750000000」を転記する。尚、「(+)」は「資産」の意味である。また、「(−)」は「負債」の意味である。
ITCは「所得税対策費」である。ITCはTPAが負担する。したがって、ITC(−)とする。「ITC(−)」は「Incom Tax Cost」の頭文字である。実施例14では「ITC(−)=−12250000000000」を計上した。ITC(−)は、購買者(PID−1〜100000000)の購買額(TPQ)に応じて「所得税を還付する費用」である。
CTCは「消費税対策費」である。実施例14では、CTCはTPAが負担する。したがって、「CTC(−)」と表記する。尚、CTCは「Consumption Tax Cost」の頭文字である。実施例14では「CTC(−)=−20000000000000」を計上した。CTCの導入は消費税率を0%に近づけることを意味する。
次に、TMIDM(+)を説明する。TMIDMはMの発行で得た管理者(MID)の年間収入である。したがって、TMIDM(+)は資産である。TMIDMは、図40の「TMIDM「2375000000000」を転記する。
次に、TPJPPを説明する。TPJPPは「実施例5で説明した図17のTPJPP」と同様である。但し、図17は「PID−1〜20のTPJPP」である。実施例14のTPJPPは「PID−1〜100000000のTPJPP」として算定した。実施例14では「TPJPP=750000000000」とする。尚、TPJPPは資産である。したがって、TPJPP(+)としてTPAに加算する。以上が「TPAの内訳」である。
よって、「TPAの収支」は{「TPA」=「NTPJPR(+)」+「ITC(−)」+「CTC(−)」+「TMIDM(+)」+「TPJPP(+)」}で算出する。計算結果は「TPA=33926750000000」である。
次に、「No.1〜100000000」は「図41〜図44」に付記したの固有の連番である。先ず、図41に「PID−1〜100000000」の順にTPQを記録する。TPQは、取引情報格納部51(図3)の「取引情報」から情報処理格納部52が抽出する。実施例14では、実施例2の図13で作成した「PID−1〜100000000のTPQ」を転記する。その後、TPQを昇順でソート(並べ替え)した状態である。たとえば、No.1の「PID−54321」は「TPQ=750000」である。No.100000000の「PID−12345」は「TPQ=5250000000」である。
Tは「No.1〜100000000のTPQ」を合計した値である。
以上の説明から「図41〜図44」の共通事項は{「TPAの内訳」「TPAの収支」「No.」「PID」}である。
以下、図41〜図44を用いて、「TPA=33926750000000」を「PID−1〜100000000のPA」に分配する。
図41は2036年度のPA(1)である。図41の「TPQの収支」をTPA(1)と見做す。図41はTPQに基づきTPA(1)を「PID−1〜100000000のPA(1)」に分配する。したがって、「PID−1〜100000000のPA(1)」を合計した値がTPA(1)である。尚、「TTPQ=TTBQ」の原則を用いる。したがって、{「図41のTTPQ」=「図23のTTBQ」=「450000000000000」}である。
QPOは{「No.1(PID−54321)のTPQ=750000」を基準値(1.00)}とした倍率である。尚、図41はTPQを昇順で並べ替えている(ソート)。たとえば、No.1(PID−54321)は「QPO=1.00」である。No.10000000(PID−12345)は「QPO=7000」である。
前記TPQに基づきTPAを分配すると最低値と最高値で7000倍の格差となる。そこでTPQNQを採用する。TPQNQはTPQを指数化した値である。TPQNQは「TPQのNQ乗」で算出する。実施例14では「NQ=−0.500」に設定した。計算結果の一部を図41に示している。たとえば、PID−54321(No.1)は、「TPQNQ=0.0011547」である。PID−12345(No.100000000)は「TPQNQ=0.0000138」である。尚、TTPQNQは実際に「No.1のTPQNQ〜No.100000000のTPQNQ」を合計した値である。但し、実際のデータが無い。
したがって、「TTPQNQ=47140.4516077」とする。NQPOは「No.1のTPQNQ=0.0011547」を基準値(1.00)とした倍率である。計算結果の一部を図41に示している。たとえば、PID−54321(No.1)は、「NQPO=1.0」である。PID−12345(No.100000000)は、「NQPO=0.01195」である。TPQNQの算出に「NQ=−0.500」を採用した。その結果、「TPOとNQPO」の倍率が逆転した。
図41はTPQに基づく分配である。しかし、実際には、TPQ(QPO)ではなく、TPQNQに基づき「PID−1〜100000000のPA(1)」を算出した。
計算式(A)は{PA(1)=(「TPQNQ」÷「TTPQNQ」)×「TPA」}である。計算結果は図41に示している。たとえば、No.1(PID−54321)は、「PA(1)=831032」である。No.100000000(PID−12345)は、「PA(1)=9933」である。計算式(A)は、「TPA=TPA(1)=33926750000000」にする計算式である。PA(1)は、格差縮小どころか格差が逆転している。
但し、管理者(MID)は、TPQに応じて「所得税相当額」を還付する。したがって、図41の様に{「TPQが多いPIDのPA(1)」≦「TPQが少ないPIDのPA(1)」}の関係でも不満は発生しない。
図42は2036年度のPA(2)である。図42の「TPAの収支」をTPA(2)と見做す。図42はTPRに基づきTPA(2)を「PID−1〜100000000のPA(2)」に分配する。したがって、「PID−1〜100000000のPA(2)」を合計した値がTPA(2)である。尚、TPRは「取引情報格納部51(図2)の「取引情報」から情報処理格納部52(図)が抽出する。その後、分配算出部59(図3)が分配の情報処理を実施する。実施例14では、実施例2の図13と同様に作成した「PID−1〜100000000のTPR」を転記する。但し、図42と図41は「PID−54321(No.1)」〜「PID−12345(No.100000000)」と連動している。したがって、No.1(PID−54321)は「TPR=375000」である。No.100000000(PID−12345)は「TPR=3412500000」である。
尚、「TTPR=TTBR」の原則を用いる。したがって、{「図42のTTPR」=「図23のTTBR」=「202500000000000」}である。
RPOは{「No.1のTPR=375000」を基準値(1.00)}とした倍率である。計算結果は図41に示している。たとえば、No.1(PID−54321)は「RPO=1」である。No.10000000(PID−12345)は「RPO=9100」である。
前記TPR(RPO)に基づきTPAを分配すると最大9100倍の格差が発生する。そこでTPRNRを用いる。TPRNRはTPRを指数化した値である。TPRNRは「TPRのNR乗」で算出する。尚、実施例14では「NR=−0.250」に設定した。計算結果は図41に示している。たとえば、PID−54321(No.1)は、「TPRNR=0.0404」である。PID−12345(No.100000000)は、「TPRNR=0.0041」}である。
実施例13では、「TTPRNR=2650902.4027」とする。NRPOは{「No.1(PID−54321)の「TPQNQ=0.0404」を基準値(1.00)}とした倍率である。
計算結果は図41に示している。たとえば、PID−54321(No.1)は、「NRPO=1.00」である。PID−12345(No.100000000)は、「NRPO=0.10239」である。
図42はTPRに基づく分配である。しかし、実際には、TPR(RPO)ではなく、TPRNQに基づき「PID−1〜100000000のPA(2)」を算出した。計算式(B)は{PA(2)=(「TPRNR」÷「TTPRNR」)×「TPA」}である。計算結果は図41に示している。たとえば、No.1(PID−54321)は「PA(2)=517179」である。No.100000000(PID−12345)は「PA(2)=52952」である。{「TPRが多いPIDのPA(2)」≦「TPRが少ないPIDのPA(2)」}の関係である。しかし、TPQ(図41)に応じて「所得税相当額」を還付している。したがって、不満は発生しない。
図43は2036年度のPA(3)である。図43の「TPQの収支」をTPA(3)と見做す。図43はTPR%に基づきTPA(3)を「PID−1〜100000000のPA(3)」に分配する。したがって、「PID−1〜100000000のPA(3)」を合計した値がTPA(3)である。尚、TPR%は{「図43のTPR%」=「図42のTPR」÷「図41のTPQ」}で算出した。計算結果は図43に示している。たとえば、No.1(PID−54321)は「TPR%=50%」である。No.100000000(PID−12345)は「TPR%=65%」である。尚、「TTPR%=202500000000000(図42)÷450000000000000(図41)=45%(平均値)」は参考値である。したがって、TTPR%はPA(3)の算出に用いない。%POは{「No.1のTPR%=50%」を基準値(1.00)}とした倍率である。計算結果の一部を図42に示している。たとえば、NO.1(PID−54321)は「%PO=1.00」である。No.10000000(PID−12345)は「%PO=1.30」である。
図43のTPR%に基づきTPA(3)を分配すると最大で1.30倍の格差に過ぎない。尚、「TPR%=TPR÷TPQ」で算出する。したがって、「TPQ≒TPR」がTPR%を高める。実施例14では「TPR%が高いPID」に配慮した。そこで、TPR%N%を用いる。TPR%N%はTPR%を指数化した値である。TPR%N%は「TPR%のN%乗」で算出する。図43は「N%=2.250」に設定した。計算結果は図43に示している。たとえば、PID−54321(No.1)は「TPR%N%=0.21022410」である。PID−12345(No.100000000)は「TPR%N%=0.37936307」である。実施例14では「TTPR%N%=16585484.07510270」とする。N%POは「No.1(PID−54321)のTPR%N%=0.21022410」を基準値(1.00)とした倍率である。計算結果は図42に示している。たとえば、No.1(PID−54321)は「N%PO=1.00」である。No.100000000(PID−12345)は「N%PO=1.80457」である。
図43はTPR%基づく分配である。しかし、実際には、TPR%に関連するTPR%N%に基づき「PID−1〜100000000のPA(3)」を算出した。「PID−1〜100000000のPA(3)」を合計した値がTPA(3)である。計算式(C)は{PA(3)=(「TPR%N%」÷「TTPR%N%」)×「TPA」}である。計算結果は図42に示している。たとえば、No.1(PID−54321)は「PA(3)=430028」である。No.100000000(PID−12345)は「PA(3)=776013」である。尚、{「TPR%=50%の%PO」対「TPR%=65%の%PO」}は「1.00:1.30」である。しかし、TPR%を指数化したTPR%N%の算出に「N%=2.25」を採用した。その結果、{「TPR%=50%のN%PO」対「TPR%=65%のN%PO」}は「1.00:1.80457」に拡大した。計算式(C)で算出したPA(3)を確認する。「No.100000000(PID−12345)のTPR%=65%」は「PA(3)=776013」である。しかし、「No.99999999(PID−1のTPR%=25%」は「PA(3)=90402」に激減する。
図41〜図43の「NQ、NR、N%」はパラメータである。本発明のパラメータはTA(三者合意)が決定する。TAはTriangular Agreementの頭文字である。TAは「BID、PID、GID」の代表で構成する。管理者(MID)はTAが決定した事項(パラメータ・・)に基づき戦略的互恵市場を運営する。
図44は2036年度のPAである。図44で「PID−1〜100000000のPA」を算出する。PAは「TPQに基づき算出したPA(1)」「TPRに基づき算出したPA(2)」「PR%に基づき算出したPA(3)」の三要素を採用した。したがって、「図44のPA(1)」には{図41の「TPQ」と「PA(1)」}を転記する。また、「図44のPA(2)」には{図42の「TPR」と「PA(2)」}を転記する。更に「図44のPA(3)」には{図43の「TPR%」と「PA(3)」}を転記する。PAは「PA(1)〜(3)の平均値」とする。したがって、計算式は「PA=(「PA(1)」+「PA(2)」+「PA(3)」)÷3」である。計算結果は図44に示している。たとえば、No.1(PID−54321)は「PA=(「831032」+「517179」+「430028」)÷3=592746」である。No.100000000(PID−54321)は「PA=279633」である。TPAは「No.1〜No.100000000のPA」を合計した値である。因みに「TPA=33926750000000=TPA(1)=TPA(2)=TPA(3)」である。
PA%は資産率である。PA%は「PA÷TPQ」で算出する。計算結果は図44に示している。たとえば、PID−54321(No.1)は「PA%=592746÷750000=79.03284%」である。PID−12345(No.100000000)は「PA%=279633÷5250000000=0.00533%」}である。
実施例14の関連事項として図41〜図44のITC(−)を説明する。ITC(−)は「所得税対策費」である。図示しないが、PID−ITC(−)を「PIDの所得税還付金」とする。PID−ITC(−)は「PIDのTPQ」に応じて算出する。「SRM(戦略的互恵市場)」の管理者(MID)は「PID−1〜100000000のTPQ」を政府機関(GID)に送信する。政府機関(GID)は「PID−ITC(−)」を算出しPIDに還付する。例えば、「PID−7777(No.99000000)」は「TPQ=100000000」である。尚、「¥100000000」の所得税を37000000とする。政府機関(GID)はPID−ITC(−)を{「所得税額」×「所得税還付率(IT%)」で算出する。たとえば、{「所得税額(37000000)」×「所得税還付率(IT%=65%)」=「24050000」}を「PID−7777のPID−ITC(−)」とする。更に、「PID−CO(PIDの寄付額)」を{「所得税額」×「寄付率(CO%)」で算出する。たとえば、{「所得税額=37000000」×「寄付率(CO%=12.5%)」=4625000」を「PID−7777のPID−CO」とする。政府機関(GID)は「PID−7777の口座」に「PID−ITC(−)」「PID。−CO」を入金する。「PID−ITC(−)」「PID−CO」は無税が好ましい。尚、仮に、TA(三者合意)で「公営競馬」「宝くじ」「カジノ」など「換金率の高い事業者」や「ギャンブル性の高い事業者」は「販売者(BID)」に登録不可と決定する場合がある。逆に、「PID−ITC(−)」の範囲を条件に「ギャンブル性の高い事業者(カジノ)」で使用することを推奨してもよい。これにより、自己資金である「PID−ITC(−)」以上に使用しないので、ギャンブル依存症や自己破産を防止し出来る。
また、「PID−CO」を受領できる「認定団体」を指定してもよい。PIDはPID−COを前記「認定団体」に寄付する。「PID−ITC(−)」や「PID−CO」は、経済成長や社会貢献に使用することが相応しい。尚、図示しないが「IT%」「CO%」は「TPQ」に応じて変動する。以上でTPQに応じた還付金の利活用に関する提案を終了する。
PID−1〜100000000の{「PID−ITC(−)」+「PID−CO」}に必要な資金が「ITC(−)(所得税対策費)」である。管理者(MID)は「ITC(−)=−10250000000000」を政府機関(GID)に一括して納金する。尚、「ITC(−)」は「NPJPR(+)」から拠出した。「PID−ITC(−)」や「PID−CO」は一見「富者優遇」と思われる。しかし、その見返りに導入した「PA(1)〜(3)」が貧富の格差を解消する分配であることは「図41〜図44」に表れている。
また、「CTC(−)=−20000000000000」を「2036年度の消費税相当額」とする。「CTC(−)」は「NPJPR(+)」から拠出した。「CTC(−)」の導入は「政府機関(GID)」が「消費税の撤廃」に努力することを意味する。尚、「CTC(−)」は消費税の欠点(「負担の逆進性」「徴税の煩雑」「徴税の非効率」)を解消する。
尚、{「NPJPR(+)」−「ITC(−)」−「CTC(−)」+「TMIDM(+)」+「TPJPP(+)」}で算出したTPAの分配は「三要素(「TPQ」「TPR」「PR%」)」に限定されない。「TA(三者合意)」と「政府機関(GID)」は前記目的達成に相応しい「NQ」「NR」「N%」「IT%」「CO%」を決定する。また、指数化の採用は分配の一事例に過ぎない。したがって、最適な分配は実施例14に限定されない。
以上、実施例14で説明した「分配の関連事項」は「販売者(BID)と購買者(PID)の共同売買(JBS)に伴う共同収益(JPR)を用いた共同決済(TJS)」の「効果」であり「産業上の利用の可能性」の一端を説明している。
実施例15ではPA(図44)の利活用を提案する。図45はPA利活用プログラムである。「社会貢献型プログラム(SCP)」は「Social Contributino Porgram」の頭文字である。「自己満足型プログラム(COP)」は「Complacent Program」の頭文字である。
管理者(MID)は「SCP−1〜N」「COP−1〜N」など各種プログラムを用意する。たとえば、SCP−1を{介護施設Aで「1日8時間×5日間の労働」を体験する権利}とする。SPC−1を「PA=400000」で「PID−54321」に発行する。尚、「PA=400000」は「PID−54321のPA=592746(図44)」から拠出する。先ず、「PID−54321」が「SCP−1を受諾したケース」を説明する。「介護施設A」は「SPC−1−1〜N」など初級から上級まで複数のプログラムを用意する。
そして、「PID−54321」の経験や意欲に応じたプログラムを実施する。「介護施設A」はPIDの貢献度に応じた「評価(「L1=95%」〜「L10=50%」)」を管理者サーバ50に送信する。管理者サーバ50は前記評価に基づきPAMを算出する。PAMはPAの現金化である。例えば、PID−54321が「L5=75%」とする。「PID−54321のPAMは{「PA=400000」×「L5=75%」=300000」をPID−54321の口座に入金する様に「決済情報」を情報処理センター60(IPC)に送信する。
尚、SCPを拒絶した場合は「拒絶評価(「SDR=25%」)」とする。したがって、PID−54321の口座には「PAM=「PA=400000」×「SDR=25%」=100000」が入金される。
COP−1を「パラグライダースクールB(以下Bとする。)」で「五泊六日の体験飛行する権利」とする。COP−1は「PA=270000」とする。MIDは「PID−12345」に「COP−1」を発行する。
「PID−12345」がCOP−1を受諾し実行したケース}を説明する。BはPIDの経験や技量に応じて「複数のプログラム(COP−1−1N)」を準備する。Bはプログラム終了後にPIDの「評価(「R1=25%」〜「R10=2.5%」)」を管理者サーバ50に送信する。PID−12345が「R3=20%」とする。
管理者サーバ50は{「PAM=270000×20%=54000」}をPID−12345の口座に入金する。PID−12345はCOP−1を拒絶することが出来る。COPを拒絶した場合の「拒絶評価(「CDR=35%」)」とする。管理者サーバ50は決済情報で{「PAM=「PA=270000」×「CDR=25%」=270000×35%=94500」をPID−12345の口座に入金する。
「介護施設A」や「パラグライダースクールB」の報酬は「SCP−1」や「COP−1」に含まれない。管理者(MID)は「介護施設A」や「パラグライダースクールB」の報酬として別途契約を締結する。
尚、SCP−1やCOP−1には交通費が含まれない。しかし、現地までの「交通費(空路や鉄路・・)」は「共同決済(TJS)(図35〜39)」の対象である。したがって、PIDの個人負担は極小である。
尚、PIDが拒絶した権利(SCP−1〜N、COP−1〜N)をSCPやCOPに関係する「NPO(非営利法人)」に格安で再発行してもよい。
管理者(MID)はPIDが{許諾した後の「評価(L1〜L10、R1〜R10)」で得た収益}や{拒絶後の「再発行」で得た収益}を「社会貢献する諸団体(NPOなど)」に寄付してもよい。あるいは、「SRM(戦略的互恵市場)」で新商品や新サービスを提供する新規事業者やベンチャーを支援する資金に活用してもよい。
前記PAの利活用は新規事業の援助や経済成長に資することを目的とする。前記目的を達成する多種多様なSCPやCOPを「企画立案」あるいは「広く募集」する。管理者(MID)はSCPやCOMの発行や実行に関するプログラムの企画立案を外部機関に委託してもよい。
尚、図44のPA算出の傾向はTPQが低いとPA%が高い傾向がある。また、TPQが低いPIDは低所得者層と考えられる。したがって、PA%が高いPIDにはPAMが高くなることで満足する傾向の「SCP」を発行する。逆にPA%が低いPIDにはPAMが低くても満足する傾向の「COP」を発行する。いずれにしても、前記PAの利活用が成熟すれば「各種条件(「SCP」「COP」「PID」「PA」「PA%」)」を考慮した最適なマッチングで{「許諾率」>「拒絶率」}を目指す必要がある。「SCPやCOP」の目的は消費活動を通じた経済成長や社会貢献である。したがって、衣食住だけでなく、文化・観光・芸術・芸能・娯楽・健康・スポーツ・教育・・など、多岐に亘った多種多様な新規事業やベンチャーの推進であり育成である。したがって、前記目的を達成する手法は「SCPやCOP」に限らない。以上で実施例15を終了する。
3 インターネット
5 携帯端末
7 レジ端末
10 支援装置
20 購買者グループ
30 販売者グループ
50 管理サーバ
51 取引情報格納部
52 情報処理格納部
53 演算式テーブル
54 パラメータテーブル
60 情報処理センター
235 記憶部
請求項1記載の発明では、各々に識別情報であるIDを付された単数若しくは複数の販売者と、各々に識別情報であるIDを付された複数の購買者とが共同売買することで共同収益を得る、閉鎖的な新規市場である戦略的互恵市場を支援する支援装置であって、前記共同売買において前記購買者から前記販売者に支払われる売買価格Qに含まれて取引され、前記販売者と前記購買者との前記共同収益の原資となる互恵金額Rから、前記販売者への還元額を算出する算出情報が格納されている算出情報格納部と、前記共同売買が行われる場合に、前記販売者を識別する販売者ID、前記購買者を識別する購買者ID、前記共同売買の日時、前記売買価格Qおよび前記互恵金額Rを含む取引情報を、取得して格納する取引情報格納部と、を備え、前記取引情報格納部に格納された前記取引情報における前記販売者IDごとの前記互恵金額Rについて、前記算出情報格納部に格納されている前記算出情報を用いることにより、前記共同売買における前記販売者IDで識別される前記販売者への前記還元額を算出する還元額算出部と、前記取引情報格納部に格納された前記取引情報のうち、販売者IDごとに、予め定められた所定の取引期間における前記互恵金額Rの合計である総互恵金額TBR、および、前記所定の取引期間における前記還元額算出部により算出された前記還元額の合計である総還元額TBXを算出することにより、前記販売者IDで識別される前記販売者ごとの共同収益JPRを、前記算出情報格納部に格納されている下記{式1}を用いて算出する共同収益算出部と、{式1:JPR=TBR−TBX}を備えることを特徴とする支援装置を提供する。
請求項2記載の発明では、前記算出情報格納部は、算出情報として、第1還元率R1%および第2還元率R2%、並びに、下記{式2}{式3}{式4}、{式2:BR1=R×R1%}{式3:TBR2=TBR×(TBR÷TBQ)×(R2%−R1%)}{式4:TBX=TBR1+TBR2}を格納しており、前記還元額算出部は、前記取引情報格納部に格納された前記取引情報ごとに、前記算出情報格納部に格納している前記{式2}による、前記共同売買における前記販売者IDで識別される前記販売者への第1還元額BR1を算出する第1還元額算出部と、前記取引情報格納部に格納された前記取引情報のうち、販売者IDごとに、前記所定の取引期間における前記売買価格Qの合計である総売買価格TBQを算出し、前記算出情報格納部に格納している前記{式3}による、前記共同売買における前記販売者IDで識別される前記販売者への第2還元額TBR2を算出する第2還元額算出部と、を備え、前記共同収益算出部は、前記算出情報格納部に格納している前記{式4}による、販売者IDごとに、前記所定の取引期間における前記第1還元額BR1の合計TBR1と、前記第2還元額TBR2との和を、前記{式1}の前記総還元額TBXとして用いることを特徴とする請求項1に記載の支援装置を提供する。
請求項3記載の発明では、前記算出情報格納部は、算出情報として、前記共同収益JPRを、前記販売者の販売者共同収益BJPRに分配する{式7:BJPR=JPR×B%}と、前記共同収益JPRを、前記購買者の購買者共同収益PJPRに分配する{式8:PJPR=JPR×P%}を格納していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の支援装置を提供する。
請求項4記載の発明では、前記算出情報格納部は、前記{式1〜式4}、並びに、前記{式7、および、式8}を格納する演算式テーブルと、前記{式1〜式4}、並びに、前記{式7、および、式8}の算出に用いる前記第1還元率R1%および前記第2還元率R2%の値を、予め指定した販売者BIDごと(例えば、BID−1)の「総売買価格TBQ」あるいは「総互恵金額TBR」に応じて、「0%≦R1%≦R2%≦100%」の範囲で確定し、並びに販売者分配率B%および購買者分配率P%の値を、予め指定した販売者BIDごと(例えば、BID−1)の「総売買価格TBQ」あるいは「総互恵金額TBR」に応じて、「B%+P%=100%」の範囲内で確定するパラメータテーブルとを備えたことを特徴とする請求項3に記載の支援装置を提供する。
請求項5記載の発明では、会員登録する販売者Bの各々に識別情報IDを付した単数若しくは複数の販売者BID(例えば、BID−1〜N)と、会員登録する購買者Pの各々に識別情報IDを付した複数の購買者PID(例えば、PID−1〜N)とが、所定の取引期間、および、{取引式:売買価格Q=互恵金額R+市場通貨M+残額S}に基づき売買取引することを共同売買JBSと称し、前記共同売買JBSで取引された前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の前記互恵金額Rを原資として算出した前記販売者BIDと前記購買者PIDの取り分を共同収益JPRと称し、前記共同収益JPRを、前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の取り分である販売者共同収益BJPR、および、前記複数の購買者PID(例えば、PID−1〜N)の取り分である購買者共同収益PJPRに分配し、前記共同売買JBSの実施に伴い発生する前記販売者BIDの分担額を、前記販売者共同収益BJPRを用いて決済すること、および、前記共同売買JBSの実施に伴い発生する前記購買者PIDの還付額を、前記購買者共同収益PJPRを用いて決済すること、を共同決済TJSと称し、更に、前記購買者共同収益PJPRを前記複数の購買者PID(例えば、PID−1〜N)に分配することを含む前記共同売買JBS、前記共同収益JPR、前記共同決済TJSを実施することを特徴とする会員制の新規市場(戦略的互恵市場)を支援する支援装置であって、前記支援装置は、共同売買管理部と算出情報格納部、および、共同収益管理部を備え、前記共同売買管理部は、前記共同売買JBSが実施された場合に、取引日時、販売者BID、購買者PID、売買価格Q、互恵金額R、並びに前記共同売買JBSが行われる場合に、前記取引情報として、前記共同売買JBSにおいて、前記購買者PIDから前記販売者BIDに支払われる売買価格Qに含まれて取引され、法定通貨と交換可能な市場通貨Mを含む取引情報を格納する取引情報格納部、および、前記取引情報の情報処理(データの収集や抽出や転記や集計や算出)に用いる情報処理図を格納している情報処理格納部を備え、前記算出情報格納部は、{式1:JPR=TBR−TBX}、{式2:BR1=R×R1%}、{式3:TBR2=TBR×(TBR÷TBQ)×(R2%−R1%)}、{式4:TBX=TBR1+TBR2}、{式7:BJPR=JPR×B%}、{式8:PJPR=JPR×P%}を格納している演算式テーブル、および、第1還元率R1%、第2還元率R2%、販売者分配率B%、購買者分配率P%を格納しているパラメータテーブルを備え、前記共同収益管理部は、前記販売者BIDに還元する還元額を算出する還元額算出部に第1還元額算出部と第2還元額算出部、および、前記共同収益JPRを算出する共同収益算出部を備え、前記第1還元額算出部は、前記取引情報格納部から抽出した前記共同売買JBSごとの前記互恵金額R、および、前記第1還元率R1%を用いた、前記{式2:BR1=R×R1%}による第1還元額BR1を算出し、前記第2還元額算出部は、前記所定の取引期間が終了した後に、前記取引情報格納部から、前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)に抽出した、前記売買価格Qの合計である総売買価格TBQ、および、前記互恵金額Rの合計である総互恵金額TBR、並びに、前記第1還元率R1%、および、前記第2還元率R2%を用いた、前記{式3:TBR2=TBR×(TBR÷TBQ)×(R2%−R1%)}による第2還元額TBR2を算出し、前記共同収益算出部は、前記所定の取引期間が終了した後に、前記第1還元額算出部が算出した前記複数の販売者BID(例えば、BID−1〜N)に還元する前記第1還元額BR1のうち、前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の前記第1還元額BR1を合計した総第1還元額TBR1、および、前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)に算出した前記第2還元額TBR2を用いた、前記{式4:TBX=TBR1+TBR2}による総還元額TBXを算出し、前記総還元額TBX、および、前記総互恵金額TBRを用いた、前記{式1:JPR=TBR−TBX}による前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の前記共同収益JPRを算出し、前記共同収益JPR、および、前記販売者分配率B%を用いた、前記{式7:BJPR=JPR×B%}による前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の取り分である販売者共同収益BJPR、並びに、前記共同収益JPR、および、前記購買者分配率P%を用いた、前記{式8:PJPR=JPR×P%}による前記複数の購買者PID(例えば、PID−1〜N)の取り分である購買者共同収益PJPR、に分配することを特徴とする支援装置を提供する。
請求項6記載の発明では、前記共同売買JBSにおいて、前記複数の販売者BID(例えば、BID−1〜N)が前記複数の購買者PID(例えば、PID−1〜N)に付与したポイントPは前記取引情報と共に、前記取引情報格納部に格納しており、前記所定の取引期間が終了した後に、前記複数の販売者BID(例えば、BID−1〜N)の内、同一地域における複数の販売者BIDを対象として、前記取引情報格納部から抽出した販売者BIDごと(例えば、BID−1)の付与ポイントBPを合計した総付与ポイントTBQ、および、前記複数の販売者BID(例えば、同一地域のBID−1〜N)の総付与ポイントTBPを合計した総付与ポイント合計TTBP、並びに、前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)に前記{式7}で算出した前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の取り分である前記販売者共同収益BJPRを合計した販売者共同収益合計TBJPR、を用いて算出した前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)のポイント分担額TBPMを、前記{式7}で算出した前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の取り分である前記販売者共同収益BJPRを用いて、前記共同決済TJSを実施することを特徴とする請求項3、請求項4または請求項5に記載の支援装置を提供する。
請求項7記載の発明では、前記共同売買JBSにおいて、前記複数の販売者BID(例えば、BID−1〜N)が前記複数の購買者PID(例えば、PID−1〜N)に付与したポイントPは前記取引情報と共に、前記取引情報格納部に格納しており、前記所定の取引期間が終了した後に、前記複数の販売者BID(例えば、BID−1〜N)の内、業種業態を同じくする複数の販売者BIDを対象として、前記取引情報格納部から抽出した販売者BIDごと(例えば、BID−1)の付与ポイントBPを合計した総付与ポイントTBP、および、前記複数の販売者BID(例えば、同業他社のBID−1〜N)の総付与ポイントTBPを合計した総付与ポイント合計TTBP、並びに、前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)に前記{式7}で算出した前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の取り分である前記販売者共同収益BJPRを合計した販売者共同収益合計TBJPR、を用いて算出した前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)のポイント分担額TBPMを、前記{式7}で算出した前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の取り分である前記販売者共同収益BJPRを用いて、前記共同決済TJSを実施することを特徴とする請求項3、請求項4または請求項5に記載の支援装置を提供する。
請求項8記載の発明では、前記共同売買JBSにおける{取引式}において、前記複数の販売者BIDが前記複数の購買者PIDに付与したポイントPについて、前記共同決済TJSで算出した前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の前記分担額TBPMが複数存在する場合は、前記分担額TBMPの平均値を、前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)に前記{式7}で算出した前記販売者共同収益BJPRで決済することを特徴とする請求項3、請求項4または請求項5に記載の支援装置を提供する。
請求項9記載の発明では、前記取引情報格納部は、前記共同売買JBSが行われる場合に、前記取引情報として、前記共同売買JBSにおいて、前記購買者PIDから前記販売者BIDに支払われる売買価格Qとは別に、前記販売者BIDから前記購買者PIDに付与するポイントP(Pの原資は前記販売者共同収益BJPR)を、さらに取得して格納する請求項1から請求項8の何れか1項に記載の支援装置を提供する。
請求項10記載の発明では、前記複数の販売者BID(例えば、BID−1〜N)が前記{式8}で算出した前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)に前記{式8}で算出した前記複数の購買者PID(例えば、PID−1〜N)の取り分である前記購買者共同収益PJPRを合計した購買者共同収益総額TPJPRを個人資産PAに換算した総個人資産TPAを、前記複数の購買者PID(例えば、PID−1〜N)に分配することを特徴とする請求項3から請求項9の何れか1項に記載の支援装置を提供する。
請求項11記載の発明では、前記算出情報格納部には前記総個人資産TPAを前記複数の購買者PID(例えば、PID−1〜N)に分配する演算式が格納されており、前記演算式は、前記総売買価格TPQ又は前記総売買価格TPQを指数化した数値に基づいて、前記総個人資産TPAを前記購買者IDごとに分配した場合の第1の分配額と、前記総互恵金額TPR又は前記総互恵金額TPRを指数化した数値に基づいて、前記総個人資産TPAを前記購買者IDごとに分配した場合の第2の分配額と、前記総互恵金額TPRと前記総売買金額TPQとの比率TPR%又は該比率TPR%を指数化した数値に基づいて、前記総個人資産TPAを前記購買者IDごとに分配した場合の第3の分配額と、を算出し、前記第1乃至第3の分配額の平均値を前記購買者PIDごと(例えば、PID−1)の分配額として決定する、請求項10に記載の支援装置を提供する。
請求項12記載の発明では、会員登録する販売者Bの各々に識別情報IDを付した単数若しくは複数の販売者BID(例えば、BID−1〜N)と、会員登録する購買者Pの各々に識別情報IDを付した複数の購買者PID(例えば、PID−1〜N)とが、前期所定の取引期間、および、前記{取引式:売買価格Q=互恵金額R+市場通貨M+残額S}に基づき売買取引すること、更に、前記{取引式}において、前記ポイントPを販売者BIDから購買者PIDに付与すること、および、前記{取引式}において、前記個人資産PAを購買者PIDから販売者BIDに付与すること、を、前記共同売買JBSと称し、前記共同売買JBSで取引された前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の前記互恵金額Rを原資として算出した前記販売者BIDと前記購買者PIDの取り分を共同収益JPRと称し、前記共同収益JPRを、前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の取り分である販売者共同収益BJPR、および、前記複数の購買者PID(例えば、PID−1〜N)の取り分である購買者共同収益PJPRに分配し、前記共同売買JBSの実施に伴い発生する前記販売者BIDの分担額を、前記販売者共同収益BJPRを用いて決済すること、および、前記共同売買JBSの実施に伴い発生する前記購買者PIDの還付額を、前記購買者共同収益PJPRを用いて決済すること、を共同決済TJSと称し、更に、前記購買者共同収益PJPRを前記複数の購買者PID(例えば、PID−1〜N)に分配することを含む前記共同売買JBS、前記共同収益JPR、前記共同決済TJSを実施することを特徴とする会員制の新規市場(戦略的互恵市場)を支援する支援装置であって、前記支援装置は、共同売買管理部と算出情報格納部、および、共同収益管理部を備え、前記共同売買管理部は、前記共同売買JBSが実施された場合に、取引日時、販売者BID、購買者PID、売買価格Q、互恵金額R、市場通貨M、ポイントP(Pの原資は販売者共同収益BJPR)並びに前記共同売買JBSが行われる場合に、前記共同売買JBSにおいて、前記購買者PIDから前記販売者BIDに支払われる売買価格Qとは別に、前記購買者PIDから前記販売者BIDに付与する個人資産PA(PAの原資は購買者共同収益総額TPJPR)を含む取引情報を格納する取引情報格納部、および、前記取引情報の情報処理(データの収集や抽出や転記や集計や算出)に用いる情報処理図を格納している情報処理格納部を備え、前記算出情報格納部は、{式1:JPR=TBR−TBX}、{式2:BR1=R×R1%}、{式3:TBR2=TBR×(TBR÷TBQ)×(R2%−R1%)}、{式4:TBX=TBR1+TBR2}、{式7:BJPR=JPR×B%}、{式8:PJPR=JPR×P%}を格納している演算式テーブル、および、第1還元率R1%、第2還元率R2%、販売者分配率B%、購買者分配率P%を格納しているパラメータテーブルを備え、前記共同収益管理部は、前記販売者BIDに還元する還元額を算出する還元額算出部に第1還元額算出部と第2還元額算出部、および、前記共同収益JPRを算出する共同収益算出部を備え、前記第1還元額算出部は、前記取引情報格納部から抽出した前記共同売買JBSごとの前記互恵金額R、および、前記第1還元率R1%を用いた、前記{式2:BR1=R×R1%}による第1還元額BR1を算出し、前記第2還元額算出部は、前記所定の取引期間が終了した後に、前記取引情報格納部から、前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)に抽出した、前記売買価格Qの合計である総売買価格TBQ、および、前記互恵金額Rの合計である総互恵金額TBR、並びに、前記第1還元率R1%、および、前記第2還元率R2%を用いた、前記{式3:TBR2=TBR×(TBR÷TBQ)×(R2%−R1%)}による第2還元額TBR2を算出し、前記共同収益算出部は、前記所定の取引期間が終了した後に、前記第1還元額算出部が算出した前記複数の販売者BID(例えば、BID−1〜N)に還元する前記第1還元額BR1のうち、前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の前記第1還元額BR1を合計した総第1還元額TBR1、および、前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)に算出した前記第2還元額TBR2を用いた、前記{式4:TBX=TBR1+TBR2}による総還元額TBXを算出し、前記総還元額TBX、および、前記総互恵金額TBRを用いた、前記{式1:JPR=TBR−TBX}による前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の前記共同収益JPRを算出し、前記共同収益JPR、および、前記販売者分配率B%を用いた、前記{式7:BJPR=JPR×B%}による前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の取り分である販売者共同収益BJPR、並びに、前記共同収益JPR、および、前記購買者分配率P%を用いた、前記{式8:PJPR=JPR×P%}による前記複数の購買者PID(例えば、PID−1〜N)の取り分である購買者共同収益PJPR、に分配することを特徴とする支援装置を提供する。
請求項13記載の発明では、会員登録する販売者Bの各々に識別情報IDを付した単数若しくは複数の販売者BID(例えば、BID−1〜N)と、会員登録する購買者Pの各々に識別情報IDを付した複数の購買者PID(例えば、PID−1〜N)とが、所定の取引期間、および、{取引式:売買価格Q=互恵金額R+残額S}に基づき売買取引することを共同売買JBSと称し、前記共同売買JBSで取引された前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の前記互恵金額Rを原資として算出した前記販売者BIDと前記購買者PIDの取り分を共同収益JPRと称し、前記共同収益JPRを、前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の取り分である販売者共同収益BJPR、および、前記複数の購買者PID(例えば、PID−1〜N)の取り分である購買者共同収益PJPRに分配し、前記共同売買JBSの実施に伴い発生する前記販売者BIDの分担額を、前記販売者共同収益BJPRを用いて決済すること、および、前記共同売買JBSの実施に伴い発生する前記購買者PIDの還付額を、前記購買者共同収益PJPRを用いて決済すること、を共同決済TJSと称し、更に、前記購買者共同収益PJPRを前記複数の購買者PID(例えば、PID−1〜N)に分配することを含む前記共同売買JBS、前記共同収益JPR、前記共同決済TJSを実施することを特徴とする会員制の新規市場(戦略的互恵市場)を支援する支援装置で用いる支援方法あって、前記支援装置は、共同売買管理部と算出情報格納部、および、共同収益管理部を備え、前記共同売買管理部は、前記共同売買管理部は、前記共同売買JBSが実施された場合に、取引日時、販売者BID、購買者PID、売買価格Q、互恵金額R、市場通貨M、ポイントP(Pの原資は販売者共同収益BJPR)並びに前記共同売買JBSが行われる場合に、前記共同売買JBSにおいて、前記購買者PIDから前記販売者BIDに支払われる売買価格Qとは別に、前記購買者PIDから前記販売者BIDに付与する個人資産PA(PAの原資は購買者共同収益総額TPJPR)を含む取引情報を格納する取引情報格納部、および、前記取引情報の情報処理(データの収集や抽出や転記や集計や算出)に用いる情報処理図を格納している情報処理格納部を備え、前記算出情報格納部は、{式1:JPR=TBR−TBX}、{式2:BR1=R×R1%}、{式3:TBR2=TBR×(TBR÷TBQ)×(R2%−R1%)}、{式4:TBX=TBR1+TBR2}、{式7:BJPR=JPR×B%}、{式8:PJPR=JPR×P%}を格納している演算式テーブル、および、第1還元率R1%、第2還元率R2%、販売者分配率B%、購買者分配率P%を格納しているパラメータテーブルを備え、前記共同収益管理部は、前記販売者BIDに還元する還元額を算出する還元額算出部に第1還元額算出部と第2還元額算出部、および、前記共同収益JPRを算出する共同収益算出部を備え、前記第1還元額算出部は、前記取引情報格納部から抽出した前記共同売買JBSごとの前記互恵金額R、および、前記第1還元率R1%を用いた、前記{式2:BR1=R×R1%}による第1還元額BR1を算出するステップと、前記第2還元額算出部は、前記所定の取引期間が終了した後に、前記取引情報格納部から、前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)に抽出した、前記売買価格Qの合計である総売買価格TBQ、および、前記互恵金額Rの合計である総互恵金額TBR、並びに、前記第1還元率R1%、および、前記第2還元率R2%を用いた、前記{式3:TBR2=TBR×(TBR÷TBQ)×(R2%−R1%)}による第2還元額TBR2を算出するステップと、前記共同収益算出部は、前記所定の取引期間が終了した後に、前記第1還元額算出部が算出した前記複数の販売者BID(例えば、BID−1〜N)に還元する前記第1還元額BR1のうち、前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の前記第1還元額BR1を合計した総第1還元額TBR1、および、前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)に算出した前記第2還元額TBR2を用いた、前記{式4:TBX=TBR1+TBR2}による総還元額TBXを算出するステップと、前記総還元額TBX、および、前記総互恵金額TBRを用いた、前記{式1:JPR=TBR−TBX}による前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の前記共同収益JPRを算出するステップと、前記共同収益JPR、および、前記販売者分配率B%を用いた、前記{式7:BJPR=JPR×B%}による前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の取り分である販売者共同収益BJPR、並びに、前記共同収益JPR、および、前記購買者分配率P%を用いた、前記{式8:PJPR=JPR×P%}による前記複数の購買者PID(例えば、PID−1〜N)の取り分である購買者共同収益PJPR、に分配するステップと、を備えたことを特徴とする支援方法を提供する。
請求項14記載の発明では、会員登録する販売者Bの各々に識別情報IDを付した単数若しくは複数の販売者BID(例えば、BID−1〜N)と、会員登録する購買者Pの各々に識別情報IDを付した複数の購買者PID(例えば、PID−1〜N)とが、所定の取引期間、および、{取引式:売買価格Q=互恵金額R+残額S}に基づき売買取引することを共同売買JBSと称し、前記共同売買JBSで取引された前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の前記互恵金額Rを原資として算出した前記販売者BIDと前記購買者PIDの取り分を共同収益JPRと称し、前記共同収益JPRを、前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の取り分である販売者共同収益BJPR、および、前記複数の購買者PID(例えば、PID−1〜N)の取り分である購買者共同収益PJPRに分配し、前記共同売買JBSの実施に伴い発生する前記販売者BIDの分担額を、前記販売者共同収益BJPRを用いて決済すること、および、前記共同売買JBSの実施に伴い発生する前記購買者PIDの還付額を、前記購買者共同収益PJPRを用いて決済すること、を共同決済TJSと称し、更に、前記購買者共同収益PJPRを前記複数の購買者PID(例えば、PID−1〜N)に分配することを含む前記共同売買JBS、前記共同収益JPR、前記共同決済TJSを実施することを特徴とする会員制の新規市場(戦略的互恵市場)を支援するコンピュータである支援装置であって、前記支援装置は、共同売買管理部と算出情報格納部、および、共同収益管理部を備え、前記共同売買管理部は、前記共同売買JBSが実施された場合に、取引日時、販売者BID、購買者PID、売買価格Q、互恵金額R、市場通貨M、ポイントP(Pの原資は販売者共同収益BJPR)並びに前記共同売買JBSが行われる場合に、前記共同売買JBSにおいて、前記購買者PIDから前記販売者BIDに支払われる売買価格Qとは別に、前記購買者PIDから前記販売者BIDに付与する個人資産PA(PAの原資は購買者共同収益総額TPJPR)を含む取引情報を格納する取引情報格納部、および、前記取引情報の情報処理(データの収集や抽出や転記や集計や算出)に用いる情報処理図を格納している情報処理格納部を備え、前記算出情報格納部は、{式1:JPR=TBR−TBX}、{式2:BR1=R×R1%}、{式3:TBR2=TBR×(TBR÷TBQ)×(R2%−R1%)}、{式4:TBX=TBR1+TBR2}、{式7:BJPR=JPR×B%}、{式8:PJPR=JPR×P%}を格納している演算式テーブル、および、第1還元率R1%、第2還元率R2%、販売者分配率B%、購買者分配率P%を格納しているパラメータテーブルを備え、前記共同収益管理部は、前記販売者BIDに還元する還元額を算出する還元額算出部に第1還元額算出部と第2還元額算出部、および、前記共同収益JPRを算出する共同収益算出部を備え、前記第1還元額算出部は、前記取引情報格納部から抽出した前記共同売買JBSごとの前記互恵金額R、および、前記第1還元率R1%を用いた、前記{式2:BR1=R×R1%}による第1還元額BR1を算出する機能と、前記第2還元額算出部は、前記所定の取引期間が終了した後に、前記取引情報格納部から、前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)に抽出した、前記売買価格Qの合計である総売買価格TBQ、および、前記互恵金額Rの合計である総互恵金額TBR、並びに、前記第1還元率R1%、および、前記第2還元率R2%を用いた、前記{式3:TBR2=TBR×(TBR÷TBQ)×(R2%−R1%)}による第2還元額TBR2を算出する機能と、前記共同収益算出部は、前記所定の取引期間が終了した後に、前記第1還元額算出部が算出した前記複数の販売者BID(例えば、BID−1〜N)に還元する前記第1還元額BR1のうち、前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の前記第1還元額BR1を合計した総第1還元額TBR1、および、前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)に算出した前記第2還元額TBR2を用いた、前記{式4:TBX=TBR1+TBR2}による総還元額TBXを算出する機能と、前記総還元額TBX、および、前記総互恵金額TBRを用いた、前記{式1:JPR=TBR−TBX}による前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の前記共同収益JPRを算出する機能と、前記共同収益JPR、および、前記販売者分配率B%を用いた、前記{式7:BJPR=JPR×B%}による前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の取り分である販売者共同収益BJPR、並びに、前記共同収益JPR、および、前記購買者分配率P%を用いた、前記{式8:PJPR=JPR×P%}による前記複数の購買者PID(例えば、PID−1〜N)の取り分である購買者共同収益PJPR、に分配する機能と、をコンピュータに実現させるプログラムを提供する。
請求項15記載の発明では、新規市場(戦略的互恵市場)の管理運営に必要な費用を前記共同収益JBSから拠出する場合、前記複数の販売者BIDが拠出する拠出額の総額と前記複数の購買者PIDが拠出する拠出額の総額が等しくなる様に折半することを特徴とする請求項1から請求項12の何れか1項に記載の支援装置を提供する。
請求項16記載の発明では、前記共同売買JBSにおいて前記購買者PIDから前記販売者BIDに支払われる売買価格Qに含まれて取引され、前記販売者BIDと前記購買者PIDとの前記共同収益JPRの原資となる互恵金額Rの数値、および、前記共同売買JBSにおいて前記販売者BIDから前記購買者PIDに付与するポイントPの数値を、遊園地やテーマパークの「入場時(時刻や予約)」「入場中(遊具施設利用)」「退場時(滞在時間や天候)」に発生する諸事情に応じて決定することを特徴とする請求項1から請求項12の何れか1項に記載の支援装置を提供する。
請求項17記載の発明では、前記共同売買JBSにおいて、前記複数の販売者BID(例えばBID−1〜N)が前記複数の購買者PID(例えばPID−1〜N)に付与したポイントは、前記取引情報と共に、前記取引情報格納部に格納されており、前記所定の取引期間が終了した後に、前記購買者PIDごと(例えばBID−1)に、前記取引情報格納部から抽出したポイント獲得数TPPに基づき算出したポイント換金額TPPMを、前記購買者ごと(例えばPID−1)の取り分と、前記複数の購買者PID(例えばPID−1〜N)の取り分に分配することを特徴とする請求項1から請求項12の何れか1項に記載の支援装置を提供する。
請求項18記載の発明では、前記共同売買が行われる場合に、前記単数若しくは複数の販売者を識別する識別情報である販売者ID、前記購買者を識別する識別情報である購買者ID、前記共同売買の日時、前記売買価格Qおよび前記互恵金額Rを含む取引情報を、前記各販売者が設置するレジ端末から通信回線を介して取得し、前記取引情報格納部に格納することを特徴とする請求項1に記載の支援装置を提供する。
請求項19記載の発明では、前記購買者を識別する識別情報である購買者IDを、前記購買者が保有する、当該購買者IDを記憶している携帯端末から、前記各販売者が設置するレジ端末が近距離無線通信で取得し、前記購買者と前記販売者間の決済を行い、かつ当該レジ端末から通信回線を介して取得し、取引情報格納部に格納することを特徴とする請求項1に記載の支援装置を提供する。
請求項20記載の発明では、前記販売者BID側の前記レジ端末に乱数生成装置を設置し発生させた乱数と、前記購買者PID側の前記携帯端末に乱数生成装置を設置し発生させた乱数と、に基づき確定した前記互恵金額R、前記市場通貨M、前記ポイントP、前記個人資産PAの各数値を取引情報として、前記取引情報格納部に格納することを特徴とする請求項19に記載の支援装置を提供する。

Claims (7)

  1. 会員登録する販売者Bの各々に識別情報IDを付した単数若しくは複数の販売者BID(例えば、BID−1〜N)と、会員登録する購買者Pの各々に識別情報IDを付した複数の購買者PID(例えば、PID−1〜N)とが、所定の取引期間、および、{取引式:売買価格Q=互恵金額R+残額S}に基づき売買取引することを共同売買JBSと称し、
    前記共同売買JBSで取引された前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の前記互恵金額Rを原資として算出した前記販売者BIDと前記購買者PIDの取り分を共同収益JPRと称し、
    前記共同収益JPRを、前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の取り分である販売者共同収益BJPR、および、前記複数の購買者PID(例えば、PID−1〜N)の取り分である購買者共同収益PJPRに分配し、
    前記共同売買JBSの実施に伴い発生する前記販売者BIDの分担額を、前記販売者共同収益BJPRを用いて決済すること、および、前記共同売買JBSの実施に伴い発生する前記購買者PIDの還付額を、前記購買者共同収益PJPRを用いて決済すること、を共同決済TJSと称し、
    更に、前記購買者共同収益PJPRを前記複数の購買者PID(例えば、PID−1〜N)に分配することを含む前記共同売買JBS、前記共同収益JPR、前記共同決済TJSを実施することを特徴とする会員制の新規市場(戦略的互恵市場)を支援する支援装置であって、
    前記支援装置は、共同売買管理部と算出情報格納部、および、共同収益管理部を備え、
    前記共同売買管理部は、
    前記共同売買JBSが実施された場合に、取引日時、販売者BID、購買者PID、売買価格Q、互恵金額Rを含む取引情報を格納する取引情報格納部、および、前記取引情報の情報処理(データの収集や抽出や転記や集計や算出)に用いる情報処理図を格納している情報処理格納部を備え、
    前記算出情報格納部は、
    {式1:JPR=TBR−TBX}、
    {式2:BR1=R×R1%}、
    {式3:TBR2=TBR×(TBR÷TBQ)×(R2%−R1%)}、
    {式4:TBX=TBR1+TBR2}、
    {式7:BJPR=JPR×B%}、
    {式8:PJPR=JPR×P%}
    を格納している演算式テーブル、および、
    第1還元率R1%、
    第2還元率R2%、
    販売者分配率B%、
    購買者分配率P%
    を格納しているパラメータテーブルを備え、
    前記共同収益管理部は、
    前記販売者BIDに還元する還元額を算出する還元額算出部に第1還元額算出部と第2還元額算出部、および、前記共同収益JPRを算出する共同収益算出部を備え、
    前記第1還元額算出部は、
    前記取引情報格納部から抽出した前記共同売買JBSごとの前記互恵金額R、および、前記第1還元率R1%を用いた、前記{式2:BR1=R×R1%}による第1還元額BR1を算出し、
    前記第2還元額算出部は、
    前記所定の取引期間が終了した後に、前記取引情報格納部から、前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)に抽出した、前記売買価格Qの合計である総売買価格TBQ、および、前記互恵金額Rの合計である総互恵金額TBR、並びに、前記第1還元率R1%、および、前記第2還元率R2%を用いた、前記{式3:TBR2=TBR×(TBR÷TBQ)×(R2%−R1%)}による第2還元額TBR2を算出し、
    前記共同収益算出部は、
    前記所定の取引期間が終了した後に、前記第1還元額算出部が算出した前記複数の販売者BID(例えば、BID−1〜N)に還元する前記第1還元額BR1のうち、前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の前記第1還元額BR1を合計した総第1還元額TBR1、および、前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)に算出した前記第2還元額TBR2を用いた、前記{式4:TBX=TBR1+TBR2}による総還元額TBXを算出し、
    前記総還元額TBX、および、前記総互恵金額TBRを用いた、前記{式1:JPR=TBR−TBX}による前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の前記共同収益JPRを算出し、
    前記共同収益JPR、および、前記販売者分配率B%を用いた、前記{式7:BJPR=JPR×B%}による前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の取り分である販売者共同収益BJPR、並びに、前記共同収益JPR、および、前記購買者分配率P%を用いた、前記{式8:PJPR=JPR×P%}による前記複数の購買者PID(例えば、PID−1〜N)の取り分である購買者共同収益PJPR、に分配することを特徴とする支援装置。
  2. 前記共同売買JBSにおける前記所定の取引期間ごとに、前記パラメータテーブルに格納している、前記第1還元率R1%、および、前記第2還元率R2%の値を「0%≦R1%≦R2%≦100%」の範囲に設定すること、並びに、前記販売者分配率B%、および、前記購買者分配率P%の値を「B%+P%=100%」の範囲に設定すること、を特徴とする請求項1に記載の支援装置。
  3. 前記共同売買JBSにおいて、前記複数の販売者BID(例えば、BID−1〜N)が前記複数の購買者PID(例えば、PID−1〜N)に付与したポイントPは前記取引情報と共に、前記取引情報格納部に格納しており、
    前記所定の取引期間が終了した後に、前記取引情報格納部から抽出した前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の付与ポイントBPを合計した総付与ポイントTBP、および、前記複数の販売者BID(例えば、BID−1〜N)の前記総付与ポイントTBPを合計した総付与ポイント合計TTBP、並びに、前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)に前記{式7}で算出した前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の取り分である前記販売者共同収益BJPR、および、前記複数の販売者BID(例えば、BID−1〜N)が前記{式7}で算出した前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の取り分である前記販売者共同収益BJPRを合計した販売者共同収益合計TBJPR、を用いて算出した前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)のポイント分担額TBPMを、
    前記{式7}で算出した前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の取り分である前記販売者共同収益BJPRを用いて、前記共同決済TJSを実施することを特徴とする請求項1、または、請求項2に記載の支援装置。
  4. 前記支援装置は、共同決済管理部を備え、更に、前記共同決済管理部は、利用金額格納部と分配算出部を備え、
    前記利用金額格納部には、前記取引情報格納部に格納している前記共同売買JBSごとの前記取引情報のうち、予め指定されている施設事業者(鉄道やタクシーや美術館や水族館)を販売者BID、施設利用者を購買者PID、施設利用金額を売買価格Qとして、前記共同売買JBSにおける前記取引情報を別途格納しており、
    前記分配算出部は、前記所定の取引期間が終了した後に、前記利用金額格納部から抽出した、前記購買者PIDごと(例えば、PID−1)の前記売買価格Q(前記利用金額)、あるいは、同日ごとに集計した前記売買価格Q、および、前記売買価格Qを合計した総売買価格TPQ、並びに、前記複数の購買者PID(例えば、PID−1〜N)の前記総売買価格TPQを合計した総売買価格合計TTPQ、を用いて算出した前記購買者PIDごと(例えば、PID−1)の還付額を、
    前記複数の販売者BID(例えば、BID−1〜N)が前記{式8}で算出した前記複数の購買者PID(例えば、PID−1〜N)の取り分である前記購買者共同収益PJPRを合計した購買者共同収益総額TPJPRを用いて、前記共同決済TJSを実施することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の支援装置。
  5. 前記購買者共同収益総額TPJPRを前記複数の購買者PID(例えば、PID−1〜N)に分配する場合、
    少なくとも、前記取引情報格納部から前記購買者PIDごと(例えば、PID−1)に抽出した、前記売買価格Qの合計である総売買価格TPQ、および、前記互恵金額Rの合計である総互恵金額TPR、を用いることを特徴とする請求項4に記載の支援装置。
  6. 会員登録する販売者Bの各々に識別情報IDを付した単数若しくは複数の販売者BID(例えば、BID−1〜N)と、会員登録する購買者Pの各々に識別情報IDを付した複数の購買者PID(例えば、PID−1〜N)とが、所定の取引期間、および、{取引式:売買価格Q=互恵金額R+残額S}に基づき売買取引することを共同売買JBSと称し、
    前記共同売買JBSで取引された前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の前記互恵金額Rを原資として算出した前記販売者BIDと前記購買者PIDの取り分を共同収益JPRと称し、
    前記共同収益JPRを、前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の取り分である販売者共同収益BJPR、および、前記複数の購買者PID(例えば、PID−1〜N)の取り分である購買者共同収益PJPRに分配し、
    前記共同売買JBSの実施に伴い発生する前記販売者BIDの分担額を、前記販売者共同収益BJPRを用いて決済すること、および、前記共同売買JBSの実施に伴い発生する前記購買者PIDの還付額を、前記購買者共同収益PJPRを用いて決済すること、を共同決済TJSと称し、
    更に、前記購買者共同収益PJPRを前記複数の購買者PID(例えば、PID−1〜N)に分配することを含む前記共同売買JBS、前記共同収益JPR、前記共同決済TJSを実施することを特徴とする会員制の新規市場(戦略的互恵市場)を支援する支援装置で用いる支援方法あって、
    前記支援装置は、共同売買管理部と算出情報格納部、および、共同収益管理部を備え、 前記共同売買管理部は、
    前記共同売買JBSが実施された場合に、取引日時、販売者BID、購買者PID、売買価格Q、互恵金額Rを含む取引情報を格納する取引情報格納部、および、前記取引情報の情報処理(データの収集や抽出や転記や集計や算出)に用いる情報処理図を格納している情報処理格納部を備え、
    前記算出情報格納部は、
    {式1:JPR=TBR−TBX}、
    {式2:BR1=R×R1%}、
    {式3:TBR2=TBR×(TBR÷TBQ)×(R2%−R1%)}、
    {式4:TBX=TBR1+TBR2}、
    {式7:BJPR=JPR×B%}、
    {式8:PJPR=JPR×P%}
    を格納している演算式テーブル、および、
    第1還元率R1%、
    第2還元率R2%、
    販売者分配率B%、
    購買者分配率P%
    を格納しているパラメータテーブルを備え、
    前記共同収益管理部は、
    前記販売者BIDに還元する還元額を算出する還元額算出部に第1還元額算出部と第2還元額算出部、および、前記共同収益JPRを算出する共同収益算出部を備え、
    前記第1還元額算出部は、
    前記取引情報格納部から抽出した前記共同売買JBSごとの前記互恵金額R、および、前記第1還元率R1%を用いた、前記{式2:BR1=R×R1%}による第1還元額BR1を算出するステップと、
    前記第2還元額算出部は、
    前記所定の取引期間が終了した後に、前記取引情報格納部から、前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)に抽出した、前記売買価格Qの合計である総売買価格TBQ、および、前記互恵金額Rの合計である総互恵金額TBR、並びに、前記第1還元率R1%、および、前記第2還元率R2%を用いた、前記{式3:TBR2=TBR×(TBR÷TBQ)×(R2%−R1%)}による第2還元額TBR2を算出するステップと、
    前記共同収益算出部は、
    前記所定の取引期間が終了した後に、前記第1還元額算出部が算出した前記複数の販売者BID(例えば、BID−1〜N)に還元する前記第1還元額BR1のうち、前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の前記第1還元額BR1を合計した総第1還元額TBR1、および、前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)に算出した前記第2還元額TBR2を用いた、前記{式4:TBX=TBR1+TBR2}による総還元額TBXを算出するステップと、
    前記総還元額TBX、および、前記総互恵金額TBRを用いた、前記{式1:JPR=TBR−TBX}による前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の前記共同収益JPRを算出するステップと、
    前記共同収益JPR、および、前記販売者分配率B%を用いた、前記{式7:BJPR=JPR×B%}による前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の取り分である販売者共同収益BJPR、並びに、前記共同収益JPR、および、前記購買者分配率P%を用いた、前記{式8:PJPR=JPR×P%}による前記複数の購買者PID(例えば、PID−1〜N)の取り分である購買者共同収益PJPR、に分配するステップと、
    を備えたことを特徴とする支援方法。
  7. 会員登録する販売者Bの各々に識別情報IDを付した単数若しくは複数の販売者BID(例えば、BID−1〜N)と、会員登録する購買者Pの各々に識別情報IDを付した複数の購買者PID(例えば、PID−1〜N)とが、所定の取引期間、および、{取引式:売買価格Q=互恵金額R+残額S}に基づき売買取引することを共同売買JBSと称し、
    前記共同売買JBSで取引された前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の前記互恵金額Rを原資として算出した前記販売者BIDと前記購買者PIDの取り分を共同収益JPRと称し、
    前記共同収益JPRを、前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の取り分である販売者共同収益BJPR、および、前記複数の購買者PID(例えば、PID−1〜N)の取り分である購買者共同収益PJPRに分配し、
    前記共同売買JBSの実施に伴い発生する前記販売者BIDの分担額を、前記販売者共同収益BJPRを用いて決済すること、および、前記共同売買JBSの実施に伴い発生する前記購買者PIDの還付額を、前記購買者共同収益PJPRを用いて決済すること、を共同決済TJSと称し、
    更に、前記購買者共同収益PJPRを前記複数の購買者PID(例えば、PID−1〜N)に分配することを含む前記共同売買JBS、前記共同収益JPR、前記共同決済TJSを実施することを特徴とする会員制の新規市場(戦略的互恵市場)を支援するコンピュータである支援装置であって、
    前記支援装置は、共同売買管理部と算出情報格納部、および、共同収益管理部を備え、
    前記共同売買管理部は、
    前記共同売買JBSが実施された場合に、取引日時、販売者BID、購買者PID、売買価格Q、互恵金額Rを含む取引情報を格納する取引情報格納部、および、前記取引情報の情報処理(データの収集や抽出や転記や集計や算出)に用いる情報処理図を格納している情報処理格納部を備え、
    前記算出情報格納部は、
    {式1:JPR=TBR−TBX}、
    {式2:BR1=R×R1%}、
    {式3:TBR2=TBR×(TBR÷TBQ)×(R2%−R1%)}、
    {式4:TBX=TBR1+TBR2}、
    {式7:BJPR=JPR×B%}、
    {式8:PJPR=JPR×P%}
    を格納している演算式テーブル、および、
    第1還元率R1%、
    第2還元率R2%、
    販売者分配率B%、
    購買者分配率P%
    を格納しているパラメータテーブルを備え、
    前記共同収益管理部は、
    前記販売者BIDに還元する還元額を算出する還元額算出部に第1還元額算出部と第2還元額算出部、および、前記共同収益JPRを算出する共同収益算出部を備え、
    前記第1還元額算出部は、
    前記取引情報格納部から抽出した前記共同売買JBSごとの前記互恵金額R、および、前記第1還元率R1%を用いた、前記{式2:BR1=R×R1%}による第1還元額BR1を算出する機能と、
    前記第2還元額算出部は、
    前記所定の取引期間が終了した後に、前記取引情報格納部から、前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)に抽出した、前記売買価格Qの合計である総売買価格TBQ、および、前記互恵金額Rの合計である総互恵金額TBR、並びに、前記第1還元率R1%、および、前記第2還元率R2%を用いた、前記{式3:TBR2=TBR×(TBR÷TBQ)×(R2%−R1%)}による第2還元額TBR2を算出する機能と、
    前記共同収益算出部は、
    前記所定の取引期間が終了した後に、前記第1還元額算出部が算出した前記複数の販売者BID(例えば、BID−1〜N)に還元する前記第1還元額BR1のうち、前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の前記第1還元額BR1を合計した総第1還元額TBR1、および、前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)に算出した前記第2還元額TBR2を用いた、前記{式4:TBX=TBR1+TBR2}による総還元額TBXを算出する機能と、
    前記総還元額TBX、および、前記総互恵金額TBRを用いた、前記{式1:JPR=TBR−TBX}による前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の前記共同収益JPRを算出する機能と、
    前記共同収益JPR、および、前記販売者分配率B%を用いた、前記{式7:BJPR=JPR×B%}による前記販売者BIDごと(例えば、BID−1)の取り分である販売者共同収益BJPR、並びに、前記共同収益JPR、および、前記購買者分配率P%を用いた、前記{式8:PJPR=JPR×P%}による前記複数の購買者PID(例えば、PID−1〜N)の取り分である購買者共同収益PJPR、に分配する機能と、をコンピュータに実現させるプログラム。
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