JP2017141654A - 防犯用パネル、これを用いたボックス体及び車両ボディ - Google Patents

防犯用パネル、これを用いたボックス体及び車両ボディ Download PDF

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Abstract

【課題】切断工具によりパネルを切断する際に回転刃の動きを止めて、犯罪の発生を防止することができる防犯用パネルを提供する。【解決手段】切断工具の回転刃による切断を防ぐための防犯用パネル1は、板材12と、板材12に並列するように配設される板材12とは異なる材質から成る弾性を有する弾性部材14aと、を備え、防犯パネル1を切断工具で切断する際に、回転刃により形成された板材12の切断溝に、回転刃により切断され、又は伸長された弾性部材14aの一部が引き込まれて、回転刃の動きが止められるように構成する。【選択図】図1

Description

本発明は、盗難などの犯罪被害を防ぐことができる防犯用パネル、これを用いたボックス体及び車両ボディに関する。
従来、建設現場や工事現場においては、電線等の資材、発電機等の機材、ヘルメットや安全帯等の作業用具、作業に必要な書類、作業員の貴重品等を一時的に保管するために、ボックス体などの保管庫、コンテナボックスなどの倉庫やコンテナハウスなどが設置される。また、このような保管庫は、イベント会場において音響機材等の機器やイベント関係者の貴重品等を保管するために利用されたり、災害現場において救援物資等を保管する倉庫として利用される場合もある。
保管庫は、単に器具や貴重品等を収納するだけでなく、これらの盗難防止を目的として利用される。金属板、樹脂板、木板などの壁材や屋根材は、小型エンジンなどを動力として、円盤状の切断刃(ディスク)を高速回転させるグローバルソーや、環状の切断刃を駆動させたりするチェーンソーなどの切断工具を用いれば容易に切断可能であった。そのため、壁などに侵入口を作る切断行為や、その侵入口から侵入して保管物を盗む窃盗行為などの犯罪を防ぐことができなかった。
窃盗しようとする者は、人目の付かない側壁面部や裏壁面部などに侵入口を作って侵入する場合が多い。図8は、窃盗しようとする者が侵入口Eを作る手順の一例を示す概要図である。窃盗しようとする者は、図8に示すように、壁Wに連続する切れ目Cを数本入れて(図8(a))、それを捲り上げ、又は、打ち抜き、人が通れる大きさの侵入口E(穴)を作る(図8(b))。この侵入口Eを作る際には切断音が発生するので、時間が掛かると周囲に気づかれるおそれがある。そのため、壁Wの切断に手間取るような構成として、窃盗しようとする者に侵入を断念させることができることが多かった。
このような犯罪を阻止するための防犯用のパネルに関する技術として、例えば、特許文献1の特開2009−57735号公報「防犯用中空パネル」が提案されている。この「防犯用中空パネル」は、パネル表面層とパネル裏面層との間に、パネル長さ方向に貫通する多数の中空部が形成された合成樹脂製の中空パネルであって、侵入防止用条材が人の侵入を阻止するに足る相互間隔をあけて中空部の幾つか又は全てに挿通され、各条材の両端が中空パネルの長さ方向両端の端板に固定された構成の防犯用中空パネルである。合成樹脂製のパネル表面層などが刃物やバーナーにより破壊されても、中空部に挿通された金属、カーボン繊維、強化繊維等からなる剛性を備えた侵入防止用条材により構成される格子体を備えることによって、人の侵入を阻止し、窃盗その他の犯罪を防止するものである。
特開2009−57735号公報
しかし、このような構成の「防犯用中空パネル」の場合、刃物やバーナーによる破壊は困難であるものの、グローバルソーやチェーンソーなどの回転する切断刃(回転刃)を有する切断工具を用いれば、合成樹脂製のパネル表面層及び格子体を一体的に切断して侵入口を形成することが可能である。侵入者による窃盗等の犯罪を防止することができないという問題があった。
本発明は、かかる問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、切断工具によりパネルを切断する際に、その回転刃の動きを止めて、犯罪の発生を防止又は抑止することができる防犯用パネル、これを用いたボックス体及び車両ボディを提供する。
本発明の防犯用パネルは、切断工具(80)の回転刃(81)による切断を防ぐための防犯用パネル(1,1A)であって、
板材(12)と、
前記板材(12)に並列するように配設される、該板材(12)とは異なる材質から成る弾性を有する弾性部材(14a)と、を備え、
前記防犯パネル(1,1A)を前記切断工具(80)で切断する際に、前記回転刃(81)により形成された前記板材(12)の切断溝(12c)に、該回転刃(81)により切断された前記弾性部材(14a)の一部(14d,14e)が引き込まれて、該回転刃(81)の動きが止められるように構成された、ことを特徴とする。
また、本発明の防犯用パネルは、切断工具(80)の回転刃(81)による切断を防ぐための防犯用パネル(1,1A)であって、
板材(12)と、
前記板材(12)に並列するように配設される、該板材(12)とは異なる材質から成る弾性を有する弾性部材(14a)と、を備え、
前記防犯パネル(1,1A)を前記切断工具(80)で切断する際に、前記回転刃(81)により形成された前記板材(12)の切断溝(12c)に、該回転刃(81)に引っ掛かって伸長された前記弾性部材(14a)の一部(14c)が引き込まれて、該回転刃(81)の動きが止められるように構成された、ことを特徴とする。
前記防犯用パネル(1,1A)は、前記回転刃(81)が前記弾性部材(14a)に当たった際に、該弾性部材(14a)の逃げを防ぐ押さえ板材(15)を、さらに備えたものである。
前記弾性部材(14a)は、複数の穴を開けたシート状の部材を用いることができる。
前記弾性部材(14a)は、紐状の部材又はその組み合わせたものを用いることができる。
本発明のボックス体は、切断工具(80)の回転刃(81)による切断を防ぐための防犯用パネル(1,1A)を用いたボックス体(20)であって、
前記防犯用パネル(1,1A)は、
板材(12)と、
前記板材(12)に並列するように配設される、該板材(12)とは異なる材質から成る弾性を有する弾性部材(14a)と、を備え、
前記防犯パネル(1,1A)を前記切断工具(80)で切断する際に、前記回転刃(81)により形成された前記板材(12)の切断溝(12c)に、同じく該回転刃(81)により切断され、又は伸長された前記弾性部材(14a)の一部(14c,14d,14e)が引き込まれて、該回転刃(81)の動きが止められるように構成された、ことを特徴とする。
本発明の車両ボディは、切断工具(80)の回転刃(81)による切断を防ぐための防犯用パネル(1,1A)を用いたボ車両ボディ(60)であって、
前記防犯用パネル(1,1A)は、
板材(12)と、
前記板材(12)に並列するように配設される、該板材(12)とは異なる材質から成る弾性を有する弾性部材(14a)と、を備え、
前記防犯パネル(1,1A)を前記切断工具(80)で切断する際に、前記回転刃(81)により形成された前記板材(12)の切断溝(12c)に、同じく該回転刃(81)により切断され、又は伸長された前記弾性部材(14a)の一部(14c,14d,14e)が引き込まれて、該回転刃(81)の動きが止められるように構成された、ことを特徴とする。 なお、これらの手段について、実施例で示した構成要素との対応(符号)を明示しているが、明示した構成に限定されず、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能であることは勿論である。
本発明の防犯パネル(1,1A)によれば、切断工具(80)により切断する際に、板材(12)の切断溝(12c)に、板材(12)とは異なる材質から成る弾性部材(14a)の一部が引き込まれ、切断溝(12c)が目詰まりしたり、弾性部材(14a)が引っ掛かったりすることにより、その回転刃(81)の回転を阻害又は阻止して、切断工具(80)で侵入口(E)を作らせないことにより、盗難などの犯罪を防ぐことができる。
押さえ板材(15)を設けることにより、回転刃(81)が当たった際に、弾性部材(14a)の逃げを防ぐことができる。
また、弾性部材(14a)を複数の穴を開けたシート状の部材や、紐状の部材又はその組み合わせとすれば、弾性部材(14a)の一部が切断溝(12c)に引き込まれやすくなる。
本発明の防犯パネル(1,1A)を用いたボックス体(20)によれば、切断工具(80)を使用した内部の保管物の盗難を防ぐことができる。
また、本発明の防犯パネル(1,1A)を用いた車両ボディ(60)によれば、切断工具(80)を使用した内部の積載物の盗難を防ぐことができる。
実施例1の防犯用パネルの概要を示す斜視図である。 実施例1の防犯用パネルの中間構造部の概要を示す一部拡大断面図である。 実施例1の防犯用パネルの弾性材の変形例を示し、(a)は変形例1の概略図、(b)は変形例2の概略図である。 実施例1の防犯用パネルの中間構造部の作用効果について説明する概略説明図であって、(a)は切断工具で切断を開始した様子を示す縦断面図、(b)は切断工具の回転刃が弾性材に到達した際の様子を示す縦断面図、(c)は切断工具の回転刃が弾性材に到達した際の様子を示す横断面図である。 実施例1の変形例である防犯用パネルの構成とその中間構造部の作用効果を説明する説明図であり、(a)は切断工具の回転刃が板材に到達した際の様子を示す縦断面図、(b)は切断工具の回転刃が板材に到達した際の様子を示す横断面図である。 実施例2の防犯パネルを使用したボックス体の例示であり、(a)は事務所などとして使用されるコンテナハウスの斜視図、(b)は倉庫などとして使用されるコンテナボックスの斜視図である。 実施例3の防犯パネルを車体ボディに使用した貨物車両を例示するものであり、車体ボディを有する貨物車両の斜視図である。 窃盗しようとする者が侵入口を作る手順の一例を示す概要図である。
本発明は、切断工具によりパネルを切断する際に、切断工具の回転刃の動きを止めて犯罪の発生を防ぐ防犯用パネル、これを用いたボックス体及び車両ボディである。
<防犯用パネルの構成>
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、実施例1の防犯用パネル1の概要を示す斜視図である。図2は、実施例1の防犯用パネル1の中間構造部10の概要を示す一部拡大断面図である。
防犯用パネル1は、図1及び図2に示すように、外壁となる外装材11と、内壁となる内装材16と、外装材11と内装材16の間に設けられる中間構造部10とから構成されている。また、本実施例の中間構造部10は、外装材11側から内方に向かって、板材12、弾性材14、押さえ板材15の順に配設され、板材12と弾性材14の間には空間部13が設けられている。
図1においては、便宜上、外装材11及び内装材16を中間構造部10と離した状態で図示しているが、実際には、外装材11又は/及び内装材16に接した状態又は略接した状態で、並列するように配設される。中間構造部10の板材12を、外装材11としての役割を兼ねたものとして、防犯用パネル1が外装材11を備えていない構成にすることも可能である。
外装材11は、例えば、金属製、樹脂製又は木製の板状部材やこれらの複合体などからなり、外気温の変化、日光や雨水等に対する耐性を有する外壁面を備えたものであれば、その素材や構成は限定されない。本実施例においては、外装材11としてアルミニウム製の板状部材や繊維強化プラスチック(FRP:Fiber Reinforced Plastic)製の板状部材などの軽量な部材が使用されている。なお、この実施の形態にあっては外装材11としてその外壁面が平面状のものを適用したがこれに限らず、例えば、いわゆる波状となっていてもよい。なお、本実施例においては、外装材11の内面側には、中間構造部10を貼設するための粘着シート19が貼り付けられている。
外装材11の内側に設けられる中間構造部10は、板材12と弾性材14とを有している。そして、中間構造部10は、切断工具による切断行為が行われた際にその回転刃の回転(動き)を遅くしたり止めたりすることができるように構成されており、侵入口E(図8参照)の完成を妨害(遅延又は阻止)して、窃盗その他の犯罪被害を防ぐものである。具体的には、中間構造部10は、回転刃による切断で形成された板材12の切断溝12c内に、弾性材14の一部が回転刃の動きに伴うようにして引き込まれるように構成されており、回転刃を挟み込むようにして、複合的に発生する力(摩擦力又は/及び弾性力)によりその動きを止めることができる(図4,5参照)。
<中間構造部の構成>
ここで、中間構造部10の構成について詳細に説明する。
中間構造部10の板材12は略板状の部材である。本実施例においては、熱可塑性発泡プラスチックである発泡ウレタンを使用している。板材12は、これに限らず、略板状の部材であればよく、例えば、合成樹脂、木材、金属、セメント、ガラス又はこれらの複合物等の材料を使用してもよい。本実施例の発泡ウレタンは内部に細かい気泡を有するものである。また、熱可塑性であり、回転刃の回転により発生する摩擦熱で切断面の粘度が高くなる場合もある。さらに、本実施例のように発泡部材である板材12を所定の厚さとすることにより、断熱機能(保温機能)を持たせることができる。
中間構造部10の空間部13は、板材12と弾性材14の間に設けられた隙間である。すなわち、弾性材14は、板材12との間に略一定の間隔を空けた状態で対向するように(並列するように)設けられる。この空間部13は、弾性材14の外装材11側への移動や伸長を可能とする役割を果たしている。また、空間部13を設けることにより、外装材11側から内装材16側への熱伝導率を小さくすることができ、外気温や直射日光などによる影響を少なくすることができる。
中間構造部10の弾性材14は、弾性を有する摩擦係数の高い素材が好ましく、例えばエラストマーなどからなる。弾性材14は、糸状、紐状、テープ状、シート状又は板状の形状を有する部材群の中から選択された1種類以上の弾性部材14aを、1部材以上使用して構成されるものである。つまり、弾性材14は、選択された1種類の弾性部材14aの、1部材又は複数部材により構成されてもよいし、選択された2種類以上の弾性部材14aにより構成されてもよい。
本実施例では、弾性部材14aとして、熱硬化性の部材(ゴム素材や熱硬化性エラストマーなど)、例えば、伸縮性があり丈夫で摩擦係数の高い合成ゴム製の、1枚の網状の矩形シート部材を使用している。そして、その内面(内装材16側の面)は、押さえ板材15の外面(外装材11側の面、以下、押さえ面15bという)に接するように、又は、緩く張るように配設されている。
<弾性材の変形例1、変形例2>
図3は、弾性材14の変形例を示し、(a)は変形例1の概略図、(b)は変形例2の概略図である。
変形例1では格子状の弾性材14を示し、変形例2では複数の穴を空けたシート状の弾性材14を示している。なお、弾性材14はこのような構成に限らず、選択された1種類以上の弾性部材14aを、縞状、格子状、多孔状、網状、放射状又はこれらの組み合わせとなるように一体的に構成したシート状の部材であってもよいし、選択された1種類以上の弾性部材14aそれぞれを、縞状、格子状、網状、放射状又はこれらの組み合わせとなるように配設して、全体として略シート状としたものであってもよい。また、弾性材14は、このような略シート状のものを複数、重ねて設けてもよい。ここで、縞状とは、縦方向や横方向に限らず斜め方向のものも含み、その間隔が必ずしも一定でなくてもよい。また、網状とは、網目の形状は問わず、ハニカム状など同じ形状の網目が形成されているものだけでなく、網目の形状が不規則なものも含み、編み方も問わない。格子状についても、同様である。
中間構造部10の押さえ板材15は板状の部材であり、回転刃が弾性材14に到達した際に、弾性部材14aが内方(内装材16側)へ逃げてしまうのを防ぐために内側からこれを押さえる役割を担う。本実施例においては、押さえ板材15として木製のベニヤ板又は合板が使用されているが、弾性部材14aを内押さえできるものであればよく、その素材、形状、構成などは限定されない。また、弾性部材14aを押さえる部分(押さえ部)も上述のような平面(押さえ面15b)に限らず、逃げを防ぐことができるものであればよく、その素材、形状、構成などは限定されない。
また、本実施例においては、弾性材14はシート形状の弾性部材14aであり、押さえ面15b側を覆うように押さえ板材15に張られて保持されている。具体的には、弾性部材14aの周縁部のみが、押さえ板材15の周縁部に取付部材18で固定されており、弾性部材14aの周縁部以外(中央部分)は、押さえ板材15に拘束されていない。また、周縁部ではなく上縁部(上端部)のみが固定され、その下側部分が簾のように垂れ下がり、板材12側に揺動可能に押さえ板材15に支持されてもよい。このように、弾性部材14aの周縁部以外(中央部分)は板材12側に伸長又は/及び移動可能に押さえ板材15に支持されている。
本実施例のように、上述した種々の形状の弾性部材14aを縦方向(鉛直方向)に配設する場合には、少なくとも、その上端部、又は、その上端部及び下端部が保持されていればよい。つまり、弾性部材14aの下側が垂れ下がるように、又は、中央部分が移動可能な状態(伸長可能な状態、例えば、緩んだ状態や弛んだ状態でもよい)で保持されていればよい。また、上述した種々の形状の弾性部材14aを横方向(水平方向) や斜め方向に配設する場合には、その両端部のみを掛け渡すように固定して、その中央部分が固定されない移動可能な状態(伸長可能な状態、例えば、緩んだ状態や弛んだ状態でもよい)で保持される。
また、本実施例においては、弾性材14を押さえ板材15に保持させる配設方法を取ったが、これに限らず、弾性材14に回転刃が到達した際に、弾性材14aが板材12側に揺動又は移動可能となるように、伸長自在に何らかの部材(例えば、防犯用パネル1を配設するときに使用する取付部材や枠部材などの保持部材)に支持されるように配設されていればよい。さらに、本実施例においては、弾性材14を押さえ板材15に接するように配設したが、押さえ板材15と弾性材14との間に隙間を設けてもよい。
中間構造部10の内装材16は、防犯用パネル1が使用される対象に基づいて必要に応じて適宜設けられるものであり、その素材、形状、構成などは限定されない。例えば、使用対象が事務所等として使用されるコンテナハウス等であれば、快適な空間を作るためにFRP又は合板などからなる板状部材を使用することもできるし、資材などを収納する倉庫(コンテナボックスなど)であれば、荷当たり保護のための合成繊維又は天然繊維からなるネットや金網などを使用してもよい。内装材16を設けることにより、使用目的に合わせた防犯用パネル1とすることができるだけでなく、より切断行為の進行を遅らせることができ犯罪防止効果を高めることができる。
中間構造部10の各層12〜15の層厚は、それらの素材の性質や形状などに基づいて設定される。例えば、本実施例においては、板材12の層厚が10〜40mm、空間部13の層厚が5〜30mm、弾性材14の層厚が2〜10mm、押さえ板材15の層厚が3〜15mmとなっている。なお、層厚を薄くすることによって、防犯用パネル1の総重量を軽くすることができ、材料に掛かるコストも抑えることができる。
<中間構造部10の作用効果>
次に、防犯用パネル1の中間構造部10の作用効果について説明する。
中間構造部10は、防犯用パネル1を切断工具により切断しようとした際に、その回転刃の回転を阻害又は阻止して、切断行為の進行を遅延させたり、その行為自体を阻止する役割を担う。ここで、切断工具は、小型エンジンなどを動力するものに限定されず、回転刃又はそれに類するものを動かすことにより物を切断する工具をさす。また、回転とは、その軌跡が円である場合だけでなく、楕円や略楕円である場合なども含む。
本実施例のようの中間構造部10を備えた防犯用パネル1によれば、窃盗しようとする者が人が通れる大きさの侵入口Eを作ろうとしても、切断開始箇所から十数cmから数十cm動かしたところで回転刃の回転が阻害又は阻止されてしまう。そして、なおも動かし続けようとすると、切断工具自体が壊れてしまう場合もある。結果、侵入口Eの完成を遅延させて侵入を断念させたり、切断工具が作動しないことにより侵入可能な侵入口Eを開けることを防ぐことができる。以下、図面を参照して中間構造部10の作用効果について説明する。
図4は、中間構造部10の作用効果について説明する概略説明図であって、(a)は切断工具80で切断を開始した様子を示す縦断面図、(b)は切断工具80の回転刃81が弾性材14に到達した際の様子を示す縦断面図、(c)は切断工具80の回転刃81が弾性材14に到達した際の様子を示す横断面図である。
上述したように、弾性材14の外方には空間部13が設けられており、弾性部材14aは、この空間部13により板材12側に移動又は/及び揺動可能となっている。なお、図4においては切断工具80の一例として、チェーンソー80aを使用した場合について表している。また、弾性材14は、便宜上、一部の弾性部材14aについて適宜示すものであり、内装材16は図示を省略している。
切断工具80(80a)で切断する際には、回転刃81(81a)は、まず防犯パネル10の外装材11を貫通し、図4(a)に示すように板材12の厚さ方向に略溝状の切断溝12c(貫通していない切込溝)を形成していく。そして、回転刃81(81a)が板材12を貫通すると、その内側にある弾性部材14a(弾性材14a)まで到達する。
弾性部材14a(弾性材14a)は、空間部13により板材12側へ移動や伸長可能に配設されている。また、押さえ板材15により、内方への逃げが妨げられているので、切断溝12c(貫通溝)から突出する回転刃81(81a)により、弾性部材14aの一部は切断溝12c内に引き込まれていく。具体的には、図4(b)及び図4(c)に示すように、弾性部材14に回転刃81が到達すると、回転刃81に引っ掛かり伸長した弾性部材14aの一部分(伸長部)14cや、切断された弾性部材14aの端部(切断端部)14dや、切り屑などの切断片14eが、回転刃81(81a)の回転に伴い、板材12の切断溝12c内に引き込まれていく(以下、引き込まれた部分等を適宜、引込部分等14c〜14eという)。なお、図4(c)においては、切断端部14dを省略している。
そして、この引込部分等14c〜14eが、切断溝12c内で回転刃81(81a)に引っ掛かかって絡みついたり、回転刃81(81a)に押し当てられてこれを挟み込んだりすることにより、回転刃81(81a)の回転を阻害又は阻止する。つまり、弾性部材14aの弾性力や摩擦力が、板材12内で回転刃81(81a)に効果的に作用するように構成されている。また、回転刃81(81a)による切断面には、細かな凹凸ができるだけでなく、上述したように板材12は発泡部材であるので、引込部分等14c〜14eを切断溝12c内に留まらせる効果を有する。なお、発泡部材に限らず、板材12自体を摩擦係数の大きい部材としたり、板材12と弾性部14(弾性部材14a)とを異なる素材とすることなどにより、引込部分等14c〜14eを切断溝12c内に留まらせやすくすることができるだけでなく、回転刃81(81a)に対して弾性力や摩擦力を効果的に作用させることができる。
さらに、上述したように、板材12は熱可塑性の部材であるので、回転刃81(81a)の回転により発生する摩擦熱で、切断溝12cの内壁部分12dが軟化して粘度が上がり摩擦係数が高くなる場合がある。板材12の軟化した部分が回転刃81(81a)の周囲に付着して切断工具80(80a)本体側に移動して、その動作自体を止めることもある。このように、中間構造部10によれば、板材12の部材と、弾性部材14の部材(引込部分等14c〜14e)とが係り合うことにより複合的に生じる力により、回転刃81(81a)の回転を阻害等することができる。
<防犯用パネルの変形例>
次に、防犯用パネル1の変形例について説明する。
図5は、変形例である防犯用パネル1Aの構成とその中間構造部10の作用効果を説明する説明図であり、(a)は切断工具80の回転刃81が板材12に到達した際の様子を示す縦断面図、(b)は切断工具80の回転刃81が板材12に到達した際の様子を示す横断面図である。なお、上述した防犯用パネル1と同様の構成については、同様の符号で示す等して重複する説明を省略する。
防犯パネル1Aは、外装材11側から内方に向かって、弾性材14、板材12、内装材16の順に配設される。つまり、防犯用パネル1と異なり、弾性材14の方が板材12よりも外装材11側(外方)に設けられ、押さえ板材13を必要としない構成となっている。なお、弾性材14と板材12の間には空間部13が設けられているのは防犯用パネル1と同じである。図5においては、切断工具80としてグローバルソー80bを使用した場合を示している。
図5に示すように、切断工具80(80b)の回転刃81(81b)により、弾性部材14a(弾性材14)は板材12側に押し当てられ、板材12に形成された切断溝12c(切込溝)内に引き込まれる。その詳細については、上述した実施例1の場合と略同様であるので省略するが、弾性部材14aの一部である引込部分等14c〜14eが切断溝12cに引き込まれて、回転刃81(81b)の回転を阻害又は阻止することができる。
本実施例においては、弾性部材14aとして、ゴム素材や熱硬化性エラストマーなどの熱硬化性の弾性部材14aを使用している。摩擦係数の高いこのような素材を用いることにより、効果的に回転刃81の回転を阻害等することができる。また、回転刃81との摩擦熱により硬化する素材であれば、さらに回転刃81との摩擦係数を高め、回転刃81の回転をより効果的に阻害等することができる。なお、熱硬化性の弾性部材14aの代わりに、熱可塑性エラストマーを使用しても良い。この場合、上述の板材12と同様、回転刃81との摩擦熱により軟化して、回転刃81に纏わりついたり、付着したりして、その回転を阻害等することができる。
本実施例において、中間構造部10の各構成は上述のような効果を有するような厚さであればよく、使用する素材の性質に基づいて適宜設定することができる。また、弾性材14の弾性部材14aは、網目や格子目や格子間隔等の空隙部分を有して配設される場合があるが、侵入口Eを作ろうとした際に回転刃81が弾性部材14aの空隙部分のみを切断することのないようにすることは勿論である。また、複数の弾性部材14aにより、回転刃81の回転を阻害等する構成とすることが望ましい。最初の数cmは切断できても、切断工具80を移動させて弾性部材14aを複数切断するうちに、引込部分等14c〜14eが増えて回転を止めることができる。
なお、本実施例の防犯用パネル1,1Aは、板材12と弾性材14とを有する中間構造部10を備え、これらの部材により生じる複合的な力により切断工具の回転刃の動きを阻害又は阻止することができれば、上述した発明の実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できることは勿論である。例えば、防犯パネル1,1Aに示す以外に、中間構造部10には板材12と弾性材14は複数設け、これらを、適宜空間部13を設けつつ交互に配置してもよい。
また、防犯用パネル1,1Aは、外に面する外壁部分としてだけでなく、建造物内の貴重品等を保管する部屋の壁部材として使用することもできる。つまり、外装材11及び内装材16は部屋の壁の表面部分を構成する壁材も含み、これらの間に中間構造部10を配設させることによって、部屋内の保管物の盗難被害を防ぐことができる。
<防犯用パネルを用いたボックス体>
図6は、上述の防犯用パネル1を使用したボックス体20を例示するものであり、(a)は事務所などとして使用されるコンテナハウス30の斜視図、(b)は倉庫などとして使用されるコンテナボックス40の斜視図である。なお、便宜上、図6(a)においては後側壁パネル及び左側壁パネルの図示を、図6(b)においてはドア部分の図示を省略している。なお、実施例1の変形例である防犯用パネル1A等を使用しても良いことは勿論である。
コンテナハウス30は、図6(a)に示すように、前後側壁パネル31、左右側壁パネル33、天井壁パネル35、床壁パネル(図示せず)で構成されている。前後側壁パネル31、左右側壁パネル33、天井壁パネル35として、防犯用パネル1が使用されており、各パネル部材は、例えば、枠体21に嵌め込むようにして、箱体(六面体など)となるように組まれている。なお、実施例1においては、弾性材14の弾性部材14aは、押さえ板材15に支持されていたが、本実施例においては、押さえ板材15に代えて枠体21に、上述のように厚さ方向に変位可能に支持されている。
前側壁パネル31の中央には、出入り口であるドア39が設置されている。本実施例においては、このドア39は、防犯パネル1により構成されるとともに、その開閉を監視するためのセキュリティ機能(詳細は省略)を備えたものとなっている。なお、本実施例においては、コンテナハウス30は、雨水などの浸水を防ぐための台座B上に着脱可能に設置されている。
コンテナボックス40は、図6(b)に示すように、前後側壁部41、左右側壁部43、天井壁部45及び床壁部47を有する箱体(六面体)となるように、図示しない組立部材により外装材11が組まれている。後側壁部41及び左右側壁部43である外装材11の内面の下側部分には、中間構造部10が取り付けられている。このように、本実施例のコンテナボックス40では、人の背丈等を考慮して、侵入口が作られる可能性の高い箇所にのみ中間構造部10を取り付けられている。また、内装材16は、保管する物に応じて、適宜配設する構成としている。
また、コンテナボックス40は、図6(b)に示すように、設置場所が不陸である場合に高さ調節可能な脚部材47bや、図示しない土台に着脱可能に設置するための取付部材47c(例えば、アンカーボルトなど)が床壁部47を構成する床部材47aに配設されている。なお、段差については、これを解消するスロープなどを使用することにより、保管物を容易に搬入することができる。
前側壁部41には、保管物を出し入れするための扉として、図示しない自動開閉扉が取り付けられる。本実施例においては、半開口可能なスライド開閉機能(スライド部)及び全開口可能な片観音開き機能(展開部)を有するものを使用し、保管物の大きさに基づいて開口の大きさを適宜選択できるようになっている。また、この扉は、その構成に中間構造部10を組み込んだものとなっており、さらに、扉の開閉を監視するためのセキュリティ機能(詳細は省略)を備えたものとなっている。なお、保管物を出し入れするための扉は上述のものに限らず、防犯性を有する構成となっていればよく、例えば、防犯用パネル1,1Aにより構成される両観音開きの扉などであってもよい。
本実施例においては、コンテナボックス40は、床面積が約190cm×約290cm、高さが約200cmであり、約10mの大容量となるように作られているので、大物や背高物も収納することが可能である。また、前側壁部41は、全開状態においてその幅が1800mmであり、大きい開口部により保管物の出し入れをスムーズに行うことができる。また、小さいものであれば、オートスライド開閉により半開させて使用することができる。
本実施例のボックス体20によれば、防犯用パネル1,1Aが少なくとも中間構造部10と外装材11とから構成されることにより、実施例1の防犯用パネル1,1Aと同様の効果を有し、切断工具80を使用した窃盗などの犯罪を防ぐことができる。また、中間構造部10に金属部材などを使用していないため軽量であり、台座Bなどに着脱可能な構成となっているので、移動式ボックス体20として容易に運搬、搬入出等することができる。よって、ボックス体20を荷台に載せて作業現場などに運搬し、クレーンなどを用いて設置して、作業終了後に回収するなど、必要なときに必要な箇所に設置して、適宜使用することが可能である。
<防犯用パネルを用いた車体ボディ>
図7は、実施例3の防犯用パネル1を車体ボディ60に使用した貨物車両50を例示するものであり、車体ボディ60を有する貨物車両50の斜視図である。
貨物車両50の車体ボディ60は、図7に示すように、前後側部61、左右側部63及び天井部65を有し、全面に防犯用パネル1が使用されている。なお、実施例1の変形例である防犯用パネル1A等を使用しても良いことは勿論である。
本実施例の車体ボディ60では、外装材11として熱反射ガルバニウム外装板が、内装材16として防護ネット(図示せず)が使用されており。また、これらの間に中間構造部10が設けられ、外部からの不正な侵入を防ぐように構成されている。また、上述のように、中間構造部10には、断熱層である板材12と、熱伝導率の低い空気による空間部13が設けられているので、外気温や直射日光などによる庫内温度の変化を抑制することができる。
車体ボディ60の後側部61には、上述したコンテナボックス40と同様の機能、すなわち、半開口可能なスライド部67a及び全開口可能な展開部67bを有する自動開閉扉67が配設されている。また、開閉扉67の内部には、上述した中間構造部10が設けられている。なお、車体ボディ60に配設する中間構造部10については、人が侵入できる侵入口だけでなく、小さい開口部(盗難口)も作ることができないように弾性材14の弾性部材14aを配置して、積載物を取り出すことができないようにすることが望ましい。具体的には、弾性部材14を縞状に設ける場合などでは、弾性部材14の間隔を適宜変更(小さく)するなどして、開口部を作る際に切断工具80の回転刃81が必ず弾性部材14に当たるように構成する。
車体ボディ60の後側部61の左端部分には、図7に示すように、開閉扉67の開閉権利を有する者(開閉権利者)であることを示す識別情報を入力する入力部68と、識別情報に基づいて開閉権利者であると判別された際にスライド部67aを開閉する操作が可能となる開操作部69a及び閉操作部69bが設けられている。また、車体ボディ60の庫内には、図示していないが、入力部68から入力された情報に基づいて入力者が開閉権利者であるか否かを判定して開操作部69aや閉操作部69bに操作許可信号を出力したり、開操作部69aや閉操作部69bからの情報を処理したりするための情報処理部(情報処理装置)や、停電時対策としてのUPS(無停電電源装置)等が搭載されている。なお、開閉扉67に関する管理機能やセキュリティ機能は、貨物車両の使用用途に合わせて、適宜構成することができる。
本実施例の車体ボディ60によれば、実施例1の防犯用パネル1,1Aや実施例2のボックス体20と同様の効果を有し、車体ボディ60内の積載物を安全に運搬することができる。また、中間構造部10に金属部材などを使用していないため軽量であり、重量のある荷物でも積載して運搬することができ、燃料などのコストを抑えることができる。
なお、本発明は、板材12と弾性材14とを有する中間構造部10を備え、これらの部材により複合的に生じる力(摩擦力又は/及び弾性力)により切断工具の回転刃の動きを阻害又は阻止することができれば、上述した発明の実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できることは勿論である。
本発明の防犯用パネルは、上述のような保管庫や貨物車両だけでなく、保管物を収納したり積載して運搬したりする移動設備、建造物、車両などに利用することができる。盗難や侵入の被害にあわないように建造物内に設置する部屋の壁部材など、切断工具による切断を防ぐ必要がある箇所であれば、様々な分野において利用することができる。
1,1A 防犯用パネル
10 中間構造体
11 外装材
12 板材
13 空間層
14 弾性材
14a 弾性部材
15 押さえ部材
15b 押さえ面
16 内装材
20 ボックス体
30 コンテナハウス
40 コンテナボックス
50 貨物車両
60 車体ボディ

Claims (7)

  1. 切断工具(80)の回転刃(81)による切断を防ぐための防犯用パネル(1,1A)であって、
    板材(12)と、
    前記板材(12)に並列するように配設される、該板材(12)とは異なる材質から成る弾性を有する弾性部材(14a)と、を備え、 前記防犯パネル(1,1A)を前記切断工具(80)で切断する際に、前記回転刃(81)により形成された前記板材(12)の切断溝(12c)に、該回転刃(81)により切断された前記弾性部材(14a)の一部(14d,14e)が引き込まれて、該回転刃(81)の動きが止められるように構成された、ことを特徴とする防犯パネル。
  2. 切断工具(80)の回転刃(81)による切断を防ぐための防犯用パネル(1,1A)であって、
    板材(12)と、
    前記板材(12)に並列するように配設される、該板材(12)とは異なる材質から成る弾性を有する弾性部材(14a)と、を備え、 前記防犯パネル(1,1A)を前記切断工具(80)で切断する際に、前記回転刃(81)により形成された前記板材(12)の切断溝(12c)に、該回転刃(81)に引っ掛かって伸長された前記弾性部材(14a)の一部(14c)が引き込まれて、該回転刃(81)の動きが止められるように構成された、ことを特徴とする防犯パネル。
  3. 前記防犯用パネル(1,1A)は、前記回転刃(81)が前記弾性部材(14a)に当たった際に、該弾性部材(14a)の逃げを防ぐ押さえ板材(15)を、さらに備えた、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の防犯パネル。
  4. 前記弾性部材(14a)は、複数の穴を開けたシート状の部材である、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の防犯用パネル。
  5. 前記弾性部材(14a)は、紐状の部材又はその組み合わせである、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の防犯用パネル。
  6. 切断工具(80)の回転刃(81)による切断を防ぐための防犯用パネル(1,1A)を用いたボックス体(20)であって、
    前記防犯用パネル(1,1A)は、
    板材(12)と、
    前記板材(12)に並列するように配設される、該板材(12)とは異なる材質から成る弾性を有する弾性部材(14a)と、を備え、 前記防犯パネル(1,1A)を前記切断工具(80)で切断する際に、前記回転刃(81)により形成された前記板材(12)の切断溝(12c)に、同じく該回転刃(81)により切断され、又は伸長された前記弾性部材(14a)の一部(14c,14d,14e)が引き込まれて、該回転刃(81)の動きが止められるように構成された、ことを特徴とする防犯パネルを用いたボックス体。
  7. 切断工具(80)の回転刃(81)による切断を防ぐための防犯用パネル(1,1A)を用いたボ車両ボディ(60)であって、
    前記防犯用パネル(1,1A)は、
    板材(12)と、
    前記板材(12)に並列するように配設される、該板材(12)とは異なる材質から成る弾性を有する弾性部材(14a)と、を備え、 前記防犯パネル(1,1A)を前記切断工具(80)で切断する際に、前記回転刃(81)により形成された前記板材(12)の切断溝(12c)に、同じく該回転刃(81)により切断され、又は伸長された前記弾性部材(14a)の一部(14c,14d,14e)が引き込まれて、該回転刃(81)の動きが止められるように構成された、ことを特徴とする車両ボディ。
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