JP2017139616A - スピーカ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化あるいは薄型化および軽量化を図ることができるスピーカ装置を提供すること。【解決手段】実施形態に係るスピーカ装置は、複数の振動板を一体的に組み込んだスピーカ装置であって、第1音域用の第1の振動板と、第1の振動板と対向配置される第2の振動板と、第1および第2の振動板が共に取り付けられるボイスコイルボビンと、ボイスコイルボビンに巻装されるボイスコイルと、ボイスコイルに磁力を与える磁気ギャップを有する磁気回路と、を備える。そして、第2の振動板のエッジは、ボイスコイルボビンを弾性支持するダンパーとして機能する。【選択図】図1

Description

本発明は、スピーカ装置に関する。
従来、自動車等の車室において音楽や音声といった各種の音を出力するスピーカ装置が知られている。かかるスピーカ装置には、低音域の音を出力するウーハーの振動板に加え、中高音域または高音域の音を出力するツィータの振動板を含んで一体的に構成されて、小型化が図られたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平2−177700号公報
しかしながら、特許文献1のように複数の振動板を一体的に組み込んだスピーカ装置においては、さらに小型化あるいは薄型化を図ることが望ましい。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、小型化あるいは薄型化および軽量化を図ることができるスピーカ装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明のスピーカ装置は、複数の振動板を一体的に組み込んだスピーカ装置であって、第1音域用の第1の振動板と、前記第1の振動板と対向配置される第2の振動板と、前記第1および第2の振動板が共に取り付けられるボイスコイルボビンと、前記ボイスコイルボビンに巻装されるボイスコイルと、前記ボイスコイルに磁力を与える磁気ギャップを有する磁気回路と、を備える。そして、前記第2の振動板のエッジは、前記ボイスコイルボビンを弾性支持するダンパーとして機能する。
本発明によれば、小型化あるいは薄型化および軽量化を図ることができるスピーカ装置を提供することができる。
図1は、実施形態に係るスピーカ装置の概要を示す図である。 図2は、実施形態に係る第1構成例のスピーカ装置の外観斜視図である。 図3は、図2に示すスピーカ装置の一部切断斜視図である。 図4は、図2に示すスピーカ装置の断面模式図である。 図5は、実施形態に係る第2構成例のスピーカ装置の断面模式図である。 図6は、実施形態に係る第3構成例のスピーカ装置の断面模式図である。 図7は、実施形態に係る第4構成例のスピーカ装置の断面模式図である。 図8は、図7に示すスピーカ装置を車両のドア内に取り付けた場合の例を示す図である。 図9は、実施形態に係る第5構成例のスピーカ装置の一部切断斜視図である。 図10は、図9に示すスピーカ装置の断面模式図である。 図11は、実施形態に係る他の構成例のスピーカ装置の断面模式図である。
以下に、本発明にかかるスピーカ装置の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、かかる実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
<1.スピーカ装置の概要>
まず、実施形態に係るスピーカ装置の概要について図1を用いて説明する。図1は、実施形態に係るスピーカ装置の概要を示す図である。
図1に示すように、実施形態に係るスピーカ装置は、複数の振動板を一体的に組み込んだスピーカ装置であり、例えば、車載用のスピーカ装置である。かかるスピーカ装置は、第1音域の第1の振動板と、第1音域とは異なる第2音域の第2の振動板と、磁気回路と、ボイスコイルと、ボイスコイルボビンとを有する。
第1音域は、例えば、低音域であり、第2音域は、例えば、中高音域または高音域である。この場合、実施形態に係るスピーカ装置は、第1の振動板をウーハー用の振動板とし、第2の振動板をツィータ用の振動板としたフルレンジスピーカ装置として機能する。以下、主に、第1の振動板がウーハー用の振動板であり、第2の振動板がツィータ用の振動板であるものとして説明する。
磁気回路は、ボイスコイルに磁力を与える磁気ギャップを有する。かかるボイスコイルが基端部側に巻装されたボイスコイルボビンの先端部側に第1の振動板の内周部(ネック部)が取り付けられる。そして、音出力方向(スピーカ装置の前面側)で第2の振動板が第1の振動板と対向配置され、かかる第2の振動板の内周部(ネック部)が第1の振動板よりもスピーカ装置の前面側でボイスコイルボビンの先端部側に取り付けられる。
このように第1の振動板と第2の振動板とが互いに対向配置されることから、スピーカ装置の音出力方向で薄型化を図ることができる。また、ウーハー用のボイスコイルボビンに第2の振動板が取り付けられることから、ツィータ専用の磁気回路、ボイスコイルおよびボイスコイルボビンが不要になり、スピーカ装置の小型化および軽量化を図ることができる。
さらに、第2の振動板のエッジは、ボイスコイルボビンを弾性支持するダンパーとして機能する。そのため、スピーカ装置にダンパー部材を別途設ける場合に比べ、スピーカ装置の小型化あるいは薄型化を図ることができる。
また、第1の振動板は、外周部側よりも中央部側が音出力方向に対して突出する逆コーン状の振動板であり、磁気回路の少なくとも一部は、第1の振動板で囲まれる領域に配置される。これにより、スピーカ装置の小型化や薄型化を図ることができる。以下、スピーカ装置の具体的構成例について説明する。
<2.スピーカ装置の第1構成例>
図2は、実施形態に係る第1構成例のスピーカ装置の外観斜視図であり、図3は、図2に示すスピーカ装置の一部切断斜視図である。
図2および図3に示すように、実施形態に係るスピーカ装置1は、第1の振動板10と、第2の振動板20と、フレーム30と、磁気回路40と、ボイスコイルボビン50と、ボイスコイル51と、支持部材60と、前面クッション70と、背面クッション80とを備える。
第1の振動板10は、例えば、ウーハー用の振動板であり、外周部側よりも中央部側が音出力方向(スピーカ装置1の前面側)に対して突出する逆コーン状の振動板である。かかる第1の振動板10のエッジ11は、フレーム30の背面側内周部に取り付けられる。
第2の振動板20は、例えば、ツィータ用の振動板であり、中央部よりも外周部側が音出力方向に対して突出するコーン状の振動板である。かかる第2の振動板20は、スピーカ装置1の音出力方向で第1の振動板10と対向配置される。これにより、例えば、ウーハー用の振動板とツィータ用の振動板を有するスピーカ装置1の音出力方向で薄型化を図ることができる。
なお、第1および第2の振動板10、20の材質は、例えば、パルプ(紙)であるが、ポリエステルなどの樹脂であってもよく、また、アルミニウムなどの金属であってもよい。
フレーム30は、基部31と、カバー部32とを備える。基部31は、円筒状に形成され、外周部に径方向に突出する取付部34、35が設けられる。取付部34、35には、取付孔36、37が形成され、かかる取付孔36、37に取付部材(例えば、ボルト)を取り付けることによって、スピーカ装置1を取付対象(例えば、車両のドア部)に取り付けることができる。
また、基部31の外周部には、ボイスコイルボビン50に取り付けられたボイスコイル51に電気的に接続されたコネクタ38が設けられる。かかるコネクタ38を介して電気的なボイス信号である交流電圧がボイスコイル51に入力される。
カバー部32は、複数の開口部を有し、第1の振動板10の背面側(スピーカ装置1の音出力方向と逆方向)の全体を覆う。カバー部32の周縁部は、基部31の内周部に一端側が固定され、カバー部32の中央部によって磁気回路40が支持される。なお、図2に示す例では、基部31とカバー部32とは一体成形によって形成されるが、基部31とカバー部32とは別部材であってもよい。
磁気回路40は、中央に開口部を有する円板状のトッププレート41と、同心円状のヨーク42と、トッププレート41とヨーク42との間に設けられた円環状のマグネット43とを備える。
トッププレート41とヨーク42のセンターポール42aとの間にはボイスコイル51に磁力を与える磁気ギャップが形成されており、かかる磁気ギャップに、ボイスコイルボビン50に巻装されたボイスコイル51の少なくとも一部が配置される。これにより、ボイスコイル51に供給される交流電圧により、磁気ギャップ内において磁束が変化し、かかる磁束の変化に応じてボイスコイルボビン50が振動する。ボイスコイルボビン50の先端には、センターキャップ90(後述する図4参照)が取り付けられる。
ボイスコイルボビン50には、第1の振動板10の内周部(ネック部)が接着材によって接合され、第1の振動板10のエッジ11は、基部31の内周部に接合される。これにより、ボイスコイルボビン50の振動によって、第1の振動板10がウーハーとして音を出力する。
第1の振動板10は、上述したように逆コーン状の振動板であり、磁気回路40の一部が、第1の振動板10で囲まれる領域(例えば、後述する図4に示す領域Ra)に配置される。これにより、スピーカ装置1の小型化や薄型化を図ることができる。また、磁気回路40の全部が、第1の振動板10で囲まれる領域(例えば、上述の領域Ra)に配置されることによって、スピーカ装置1の小型化や薄型化をさらに図ることができる。
支持部材60は、円筒状の基部61と、複数の支持柱62と、円環状の支持部63とを備え、第2の振動板20を支持する。支持部材60の基部61は、フレーム30の基部31の内径と同様の外径(または内径)を有しており、フレーム30の基部31の上端部に取り付けられる。
複数の支持柱62は、基部61と支持部63との間に形成され、支持部63の外周部を支持する。かかる支持柱62は、カバー部32のような多数の開口部を有する形状である場合に比べ、第1および第2の振動板10、20によって発生する音の進行の阻害が少ない。そのため、スピーカ装置1の音質を向上させることができる。
また、支持部63の内周部には、第2の振動板20のエッジ21が取り付けられる。これにより、第2の振動板20のエッジ21は、ボイスコイルボビン50のダンパーとして機能し、スピーカ装置1にダンパー部材を別途設ける場合に比べ、スピーカ装置1の小型化や薄型化を図ることができる。
なお、図2等に示す例では、支持柱62が中央部を中心として90度ずつの間隔で配置されるが、支持柱62の数および配置間隔は、図2等に示す例に限定されない。例えば、支持柱62を120度ずつの間隔で配置することもできる。また、図2および図3に示す支持柱62は、略棒状の形状を有しているが、かかる形状に限定されない。
図4は、図2に示すスピーカ装置1の断面模式図である。図4に示すように、第1の振動板10の内周部13(ネック部)と第2の振動板20の内周部23(ネック部)は、同一のボイスコイルボビン50に取り付けられる。これにより、ツィータ専用の磁気回路、ボイスコイルおよびボイスコイルボビンを設ける場合に比べ、スピーカ装置1の小型化を図ることができる。
また、第1の振動板10の内周部13と第2の振動板20の内周部23とは、同一径のボイスコイルボビン50に取り付けられる。そのため、第1および第2の振動板10、20を互いに異なるボイスコイルボビンに取り付ける場合に比べ、ツィータ専用のネットワーク(例えば、コンデンサ)を設けなくてもよく、スピーカ装置1の小型化を図ることができる。
また、第2の振動板20の外径は、第1の振動板10の外径より小さく、例えば、第1の振動板10の外径の1/2以下である。これにより、第2の振動板20の外周部と支持部材60の基部61との間に形成される空間から第1の振動板10によって生じた音をスピーカ装置1の前面側からに出力することができる。
ボイスコイルボビン50に対する第1の振動板10の取付位置は、ボイスコイルボビン50の先端部側に配置されるため、ボイスコイルボビン50の振動時に撓み易い。そこで、第1の振動板10の取付位置とボイスコイルボビン50に対する第2の振動板20の取付位置との距離Daを短くする。これにより、ボイスコイルボビン50の振動時の撓みを防ぐことができる。
例えば、ボイスコイルボビン50に対する第1の振動板10の取付位置の近傍にボイスコイルボビン50に対する第2の振動板20の取付位置を設けることで、ボイスコイルボビン50の振動時の撓みを防ぐことができる。そのため、音の歪み感や特性の改善を図ることができる。
なお、第1の振動板10の内周部13から第2の振動板20の内周部23にかけて接着材を連続して塗布することで、第1の振動板10の内周部13と第2の振動板20の内周部23とを同一の接着材塗布領域で接着することができる。これにより、ボイスコイルボビン50の振動時の撓みをより精度よく防ぐことができる。
<3.スピーカ装置の第2構成例>
図5は、実施形態に係る第2構成例のスピーカ装置1の断面模式図である。図5に示すスピーカ装置1は、第2の振動板20をダンパー部材としている点で、第2の振動板20をツィータ用の振動板としている図4に示すスピーカ装置1と異なる。
図5に示すように、スピーカ装置1の第2構成例では、第1の振動板10よりもボイスコイルボビン50の先端側に第2の振動板20としてダンパー部材が設けられる。これにより、第1の振動板10よりもボイスコイルボビン50の後端側にダンパー部材を取り付ける場合に比べ、第1の振動板10の振動が妨げることなくダンパー部材を配置することができる。
かかる第2の振動板20は、弾性を有する部材であり、例えば、柔軟性を有する繊維の織布を基材として樹脂(例えば、フェノール樹脂)を含浸して成形されるが、その他の材質で構成されてもよい。また、第2の振動板20は、例えば、周方向に沿って同心円上に複数のスリットが形成された形状を有するが、その他の形状であってもよい。
<4.スピーカ装置の第3構成例>
図6は、実施形態に係る第3構成例のスピーカ装置1の断面模式図である。図6に示すスピーカ装置1は、第2の振動板20の内周側領域22が第2音域用の振動部として機能する点で図5に示すスピーカ装置1と異なる。
内周側領域22は、ダンパー部材の弾性を低減することによって振動部として機能させることができる。例えば、ダンパー部材の内周側領域22に対応する領域に熱硬化部材(例えば、接着材)などを塗布した後に加熱してプレスすることによって弾性を低減することができる。これにより、ダンパー部材の内周側領域22を第2音域用の振動板として機能させることができる。
<5.スピーカ装置の第4構成例>
図7は、実施形態に係る第4構成例のスピーカ装置1の断面模式図である。図7に示すスピーカ装置1では、支持部材60の支持柱62に複数の音響反射板64(反射板の一例)が取り付けられる点で、図4に示すスピーカ装置1と異なる。
上述したように、第2の振動板20の外周部と支持部材60の基部61との間に形成される空間から第1の振動板10によって生じた音がスピーカ装置1の前面に出力される。しかし、第1の振動板10によって生じた音は、指向性を有する場合がある。
そこで、図7に示すスピーカ装置1には、音響反射板64が設けられる。かかる音響反射板64は、例えば、ポリカーボネート、アクリルなどによって形成され、第1の振動板10が発生する音の進行方向を変更する機能を有する。
これにより、第1の振動板10から出力される第1の音域の音と第2の振動板20から出力される第2の音域の音との間のつながりをよくすることができ、スピーカ装置1の音質を高めることができる。
また、第2の振動板20を支持する支持部材60で複数の音響反射板64を支持することから、別途支持部材を設ける必要がなく、第1の振動板10が発生する音の進行方向を変更する場合であっても、スピーカ装置1の小型化や薄型化を図ることができる。
図8は、図7に示すスピーカ装置1を車両のドア内に取り付けた場合の例を示す図である。スピーカ装置1の外周背面側は、車両のドアパネル91に取り付けられ、スピーカ装置1のフレーム30の外周前面側は、車両のドアトリム92に取り付けられる。
そして、図8に示すように、第1の振動板10から出力される第1の音域の音の進行方向が複数の音響反射板64によって受聴者200の方向へ変更される。これにより、受聴者200に対してスピーカ装置1の音質を高めることができる。なお、音響反射板64の数、構成および傾きは図8に示す例に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
<6.スピーカ装置の第5構成例>
図9は、実施形態に係る第5構成例のスピーカ装置1の一部切断斜視図であり、図3に対応する図である。図10は、スピーカ装置1の第5構成例を示す断面模式図である。図9および図10に示すスピーカ装置1は、第2の振動板20の背面側(第1の振動板10側)を覆うカバー部材を設ける点で、図2に示すスピーカ装置1と異なる。
図2に示すスピーカ装置1では、第2の振動板20が発生する音が第1の振動板10へぶつかり、第1の振動板10によって発生する音と干渉することがある。そこで、図9および図10に示すスピーカ装置1は、第2の振動板20の第1の振動板10側を覆うカバー部材65を備える。カバー部材65は、中央部が開口したボウル状の形状を有しており、例えば、樹脂などによって形成される。
かかるカバー部材65によって、第2の振動板20が発生する音が第1の振動板10へ進行することを抑制でき、第1の振動板10によって発生する音と第2の振動板20によって発生する音との干渉を抑制することができる。なお、第2の振動板20の形状は、中央部が開口したボウル状の形状に限定されず、例えば、平板状の形状であってもよい。
また、カバー部材65は、第2の振動板20を支持する支持部材60に支持される。これにより、カバー部材65を設けた場合であっても、カバー部材65を支持する専用の支持部材を設ける必要がなく、スピーカ装置1の小型化や薄型化を図ることができる。
なお、図9および図10に示す例では、第2の振動板20の背面側の全体を覆うカバー部材65を設けたが、第2の振動板20の背面側の少なくとも一部を覆うカバー部材を設けることもできる。これによっても、音の干渉を低減することができ、スピーカ装置1の音質を高めることができる。
上述した実施形態の第1〜第5構成例のスピーカ装置1では、第1の振動板10を外周部側よりも中央部側が音出力方向に対して突出する逆コーン状の振動板としたが、かかる例に限定されず、図11に示す構成であってもよい。図11は、実施形態に係るスピーカ装置1の他の構成例を示す一部切断斜視図である。
図11に示すスピーカ装置1では、第1の振動板10は、中央部側よりも外周部側が音出力方向に対して突出するコーン状の振動板である。この場合も、第1の振動板10と第2の振動板20とが対向配置され、第1の振動板10と第2の振動板20とが共にボイスコイルボビン50に取り付けられる。これにより、スピーカ装置の小型化や薄型化を図ることができる。
以上のように、実施形態に係るスピーカ装置1は、複数の振動板を一体的に組み込んだスピーカ装置であって、第1の振動板10と、第2の振動板20と、磁気回路40と、ボイスコイルボビン50と、ボイスコイル51とを備える。第1の振動板10は、第1音域用の振動板である。第2の振動板20は、第1の振動板10と対向配置される。ボイスコイルボビン50は、ボイスコイル51が巻装され、第1および第2の振動板10、20が共に取り付けられる。第2の振動板20のエッジ21は、ボイスコイルボビン50を弾性支持するダンパーとして機能する。これにより、小型化あるいは薄型化および軽量化を図ることができる。
なお、上述した第1〜第5構成例のスピーカ装置1のうち異なる部分を組み合わせることもできる。例えば、第1〜第3構成例のスピーカ装置1に対して音響反射板64およびカバー部材65のうち少なくとも一方を設けることができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 スピーカ装置
10 第1の振動板
20 第2の振動板
21 エッジ
22 内周側領域
23、23 内周部
30 フレーム
31 基部
32 カバー部
40 磁気回路
41 トッププレート
42 ヨーク
43 マグネット
50 ボイスコイルボビン
51 ボイスコイル
60 支持部材
61 基部
62 支持柱
63 支持部
64 音響反射板
65 カバー部材

Claims (7)

  1. 複数の振動板を一体的に組み込んだスピーカ装置であって、
    第1音域用の第1の振動板と、
    前記第1の振動板と対向配置される第2の振動板と、
    前記第1および第2の振動板が共に取り付けられるボイスコイルボビンと、
    前記ボイスコイルボビンに巻装されるボイスコイルと、
    前記ボイスコイルに磁力を与える磁気ギャップを有する磁気回路と、を備え、
    前記第2の振動板のエッジは、
    前記ボイスコイルボビンを弾性支持するダンパーとして機能する
    ことを特徴とするスピーカ装置。
  2. 前記第1の振動板は、
    中央部側が音出力方向に対して突出する逆コーン状の振動板であり、
    前記磁気回路の少なくとも一部は、
    前記第1の振動板で囲まれる領域に配置される
    ことを特徴とする請求項1に記載のスピーカ装置。
  3. 前記第2の振動板は、
    前記第1音域よりも高い第2音域用の振動板である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のスピーカ装置。
  4. 前記第2の振動板は、
    内周側の領域が前記第1音域よりも第2音域用の振動部として機能するダンパー部材である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のスピーカ装置。
  5. 前記第2の振動板の周縁部を支持する支持部と、
    前記支持部に取り付けられ、前記第1の振動板が発生する音の進行方向を変更する反射板と、を備える
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のスピーカ装置。
  6. 前記ボイスコイルボビンに対する前記第1の振動板の取付位置の近傍に前記ボイスコイルボビンに対する前記第2の振動板の取付位置を設ける
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載のスピーカ装置。
  7. 前記第2の振動板の前記第1の振動板側の少なくとも一部を覆うカバー部材を備える
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載のスピーカ装置。
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