JP2017139608A - シリアル通信システム、シリアル通信システムの制御方法、シリアル通信システムの制御プログラム - Google Patents

シリアル通信システム、シリアル通信システムの制御方法、シリアル通信システムの制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】シリアルリンクの受信側で検出された周波数差を送信側にフィードバックせずとも、通信効率を向上させる。
【解決手段】データパケットを出力する第一のシリアル通信装置と伝送路を介して前記データパケットを受信する第二のシリアル通信装置とを含むシリアル通信システムであって、前記第一のシリアル通信装置は、周波数差調整シンボルが含まれるデータパケットを所定の第一のクロックに従って送信し、前記第二のシリアル通信装置は、所定の通信規格に準拠する伝送路を介して前記データパケットを受信し、所定の第二のクロックに従って前記データパケットがバッファに書込み処理されるもしくは読み出し処理される際の状態を検知し、前記検知の結果に基づいて、前記第一のクロックと前記第二のクロックとの周波数差が吸収されるように前記周波数差調整シンボルの追加もしくは削除を行うことを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、シリアル通信システム、シリアル通信システムの制御方法、シリアル通信システムの制御プログラムに関する。
近年、半導体の微細化によって、デバイスの動作速度が飛躍的に向上した高速シリアル通信インタフェースが幅広く利用されている。このような高速シリアル通信インタフェースとして、例えば、PCI(Peripheral Component Interconnection)Express、USB3.0(Universal Serial Bus Version 3.0)、SATA(Serial Advanced Technology Attachment)、Fibre Channel、Gigabit Ethernet(登録商標)、infiniBand、IEEE 1394等の規格が知られている。また、独自の高速シリアル通信インタフェースを搭載したデバイスも開発されている。
上述したような高速シリアル通信インタフェースが搭載されたシリアル通信システムにおいては、シリアルリンクの送信側及び受信側に、高精度のクロック源を必要とする。このクロック源においては、送信側及び受信側の夫々の回路上に配置されている複数の水晶発振器を使用してクロックが生成される。
そのため、独自の高速シリアル通信インタフェースにおいては、送信側と受信側とで独自のクロック源を持つことになる。そのため、シリアルリンクの送信側と受信側夫々のクロック源で生成されるクロックの周波数が異なることがある。このような場合、受信装置において、送信側及び受信側から参照されるクロックであるリファレンスクロックの周波数が異なるために、データのオーバーフローやアンダーフローが発生する。
このようなリファレンスクロックの周波数差に対応する技術として、リファレンスクロックの周波数差を吸収して、データパケットの送受信を正常に行う技術がある(例えば、特許文献1)。
特許文献1では、シリアルリンクの受信側において検出された正常受信時の受信間隔を送信側に返信し、送受信間のリファレンスクロックの周波数差を検出する。そして、検出された周波数差に基づいて、周波数差調整シンボルの送信間隔を変更してシリアルリンクの送信側から転送データを出力する。
しかし、特許文献1に開示された技術では、シリアルリンクの受信側で検出した受信間隔をフィードバックしなければ送受信間のリファレンスクロックの周波数差を検出することが出来ない。そのため、受信側で検出された周波数差を送信側にフィードバックするための回路が必要となり、通信効率が低下してしまう。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、高速シリアル通信において、シリアルリンクの受信側で検出された周波数差を送信側にフィードバックせずとも、通信効率を向上させることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、転送データを出力する第一のシリアル通信装置と伝送路を介して前記転送データを受信する第二のシリアル通信装置とを含むシリアル通信システムであって、前記第一のシリアル通信装置は、周波数差調整シンボルが含まれるデータパケットを所定の第一のクロックに従って送信する送信制御部を含み、前記第二のシリアル通信装置は、所定の通信規格に準拠する伝送路を介して前記データパケットを受信する受信制御部と、所定の第二のクロックに従って前記データパケットがバッファに書込み処理されるもしくは読み出し処理される際の状態を検知する処理状態検知部と、前記検知の結果に基づいて前記周波数差調整シンボルの追加または削除を行う周波数差調整部と、を含み、前記周波数差調整部は、前記第一のクロックと前記第二のクロックとの周波数差が吸収されるように前記周波数差調整シンボルの追加もしくは削除を行うことを特徴とする。
本発明によれば、高速シリアル通信において、シリアルリンクの受信側で検出された周波数差を送信側にフィードバックせずとも、通信効率を向上させることが出来る。
本発明の実施形態に係るシリアル通信システムの機能構成を示すブロック図。 本発明の実施形態に係る周波数差調整部の構成を示す図。 本発明の実施形態に係る転送データの基礎パケットのフォーマットを示す図。 PCI Expressにおける転送データの情報構成を示す図。 本発明の実施形態に係る転送データの情報構成を示す図。 本発明の実施形態に係るSYBOSコードの情報構成を示す図。 本発明の実施形態に係る送信装置から送信される転送データの説明図。 本発明の実施形態に係るエラスティックバッファの状態を示す図。 本発明の実施形態に係る周波数差を検知する際の態様を示す図。 本発明の実施形態に係るエラスティックバッファの状態を示す図。 本発明の実施形態に係るエラスティックバッファの状態を示す図。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。本実施形態においては、独自のリファレンスクロックを用いて送受信を行う高速シリアル通信インタフェースが搭載されたシリアル通信システムについて説明する。図1は本実施形態に係るシリアル通信システム1の機能構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態に係るシリアル通信システム1は、送信装置2、受信装置3を含む。送信装置2は、送信制御部20として、誤り訂正変換部21、インターリーブ変換部22、スクランブル部23、8b/10bエンコード部24、P/S変換部25、を含む。そして、送信装置2は、伝送路として送信側差動信号転送ライン26を介して通信を行う。
誤り訂正変換部21は、80バイトのデータに対して誤り訂正符号である4バイトのパリティを付加し、合計84バイトを一単位としてデータを転送する。インターリーブ変換部22は、転送データを不連続な形式に入れ替えることで、誤りを一様に分布させ、誤り訂正の効果を最大化させる。
スクランブル部23は、特定の周波数におけるEMI(Electro Magnetic Interference)ノイズの影響を低減させるために、データに乱数を加算する処理を行う。8b/10bエンコード部24は、8ビットのデータを10ビットのデータに変換し、データとクロックの転送を同一の配線で実行可能にする。P/S変換部25は、パラレルデータをシリアルデータに変換する。送信側差動信号転送ライン26は、送信装置2から出力されるシリアル差動信号を転送する転送ラインである。
また、受信装置3は受信制御部30としてS/P変換部32、周波数差調整部33、10b/8bデコード部34、デスクランブル部35、インターリーブ逆変換部36、誤り訂正逆変換部37を含む。そして、受信装置3は、伝送路として受信側差動信号転送ライン31を介して通信を行う。受信側差動信号転送ライン31は、受信装置に入力されるシリアル差動信号を転送する転送ラインである。
S/P変換部32は、シリアルデータをパラレルデータに変換する。周波数差調整部33は、受信したパラレルデータを一時的に格納するメモリを含む構成であり、周波数差調整シンボルを追加もしくは削除することで、送信装置2と受信装置3とのクロック周波数の差を吸収する。10b/8bデコード部34は、10ビットのデータを8ビットのデータに変換する。
デスクランブル部35は、スクランブル部23によって乱数が加算されたデータを元のデータに戻す処理を実行する。インターリーブ逆変換部36は、インターリーブ変換部22によって入れ替えられた転送データを、連続した形式に戻す処理を実行する。誤り訂正逆変換部37は、誤り訂正変換部21において付加された誤り訂正符号である4バイトのパリティを復号する。
本実施形態に係るシリアル通信システムにおいて、転送データは、送信装置2の誤り訂正変換部21に入力され、図1の矢印の方向に従って処理される。処理された転送データは送信側差動信号転送ライン26から受信側差動信号転送ライン31を介して受信装置3に入力される。受信装置3に入力された転送データは、図1の矢印の方向に従って処理される。
そして、周波数差調整部33において、転送データに対して周波数差調整シンボルを追加もしくは削除することで、送信装置2と受信装置3におけるクロック周波数のずれを修正する(以下、「クロックコンペンセーション」と記載する)。図2は、本実施形態に係る周波数差調整部33の構成を示す図である。以下、図2を参照して、周波数差調整部33においてクロックコンペンセーションが実行される際の動作について説明する。
図2に示すように、周波数差調整部33は、エラスティックバッファ330、書込アドレス制御部331、読出アドレス制御部332、処理状態検知部333を含む。尚、データ334、335、336は周波数差調整部33におけるデータの流れを説明するために、便宜的に符号をつけたものである。
エラスティックバッファ330は、送信装置2及び受信装置3のデータ伝送において、送信装置2から参照した外部リファレンスクロックと受信装置3から参照した内部リファレンスクロックとにおけるクロック周波数を吸収するためのバッファである。
書込アドレス制御部331は、送信装置2から参照したレファレンスクロックのクロック周波数に従って受信したデータ334をエラスティックバッファ330に書きこんでいく。読出アドレス制御部332は、受信装置3から参照したレファレンスクロックのクロック周波数に従って、エラスティックバッファ330内のデータ336を読み出していく。
処理状態検知部333は、書込アドレス制御部331と読出アドレス制御部332とにおける周波数差を検知する。具体的には、処理状態検知部333は、書込アドレス制御部331によってエラスティックバッファ330へのデータが書き込まれるタイミングと、読出アドレス制御部332によってエラスティックバッファ330からデータが読み出されるタイミングを検知する。
そして、処理状態検知部333は、検知結果に基づいてエラスティックバッファ330におけるデータが書き込まれるタイミングとデータが読み出されるタイミングとの差分を算出し、算出結果を書込アドレス制御部331及び読出アドレス制御部332に送信する。
送信装置2から送信された転送データは、このような構成を持つ周波数差調整部33によってクロックコンペンセーションが行われ、受信装置3において処理されるデータとなる。以下、図3を参照して、本実施形態に係る転送データの基礎パケットの情報構成について説明する。図3は、本実施形態に係る転送データの基礎パケットのフォーマットを示す図である。
図3の上段に示すのは、本実施形態に係る転送データの基礎パケットのひとつを例示したものであり、SYNCコード41、DP(データパケット)5、ECCコード42を含む。SYNCコード41は、ひとつのRAMに対する書込み処理が終了した時や強制トグルが発生した時に、転送データをインターリーブするためにRAM(Random Access Memory)を切り替える制御を行うシンボルコードであるSYNCシンボルが含まれるデータパケットである。インターリーブ変換部22及びインターリーブ逆変換部36は、このSYNCコード41を読み込んで、転送データを不連続な形式へ変換し、そして元の連続した形式に逆変換する。
DP5は、転送データであり、本実施形態においては、80バイトのデータ長である。ECCコード42は、DP5に基づいて誤り訂正変換部21において精鋭された誤り訂正符号である。本実施形態において、DP5は80バイトであるため、誤り訂正変換部21によって、4バイトのデータ長のECCコード42が生成される。
図3の下段に示すのは、本実施形態に係る転送データの基礎パケットの他のひとつを例示したものであり、SYBOSコード43、DP5、ECCコード42を含む。SYBOSコード43は、エラスティックバッファ330において送信装置2と受信装置3とのクロックコンペンセーションを行う際に、周波数誤差を吸収するための調整シンボルコードであるSYMBシンボルが含まれるデータパケットである。また、SYBOSコード43は、RAMの切り替えを行わないタイミングにおいて転送データの基礎パケットに含まれている。DP5、ECCコード42については、重複する説明を省略する。
尚、ECCコード42が含まれる基礎パケットを受信した場合、受信装置3においては、転送データのデータ長84バイト中、最大2バイトまでの誤り訂正が可能である。しかし、転送データにおける誤りが集中して、誤り訂正の効果が低下することがある。本実施形態では、SYNCコード41によって、転送データを処理するRAMを切り替え、さらにECCコード42によって誤り訂正を行うことで、精度よく誤り訂正を行うことが出来る。
図4は、従来用いられている通信規格であるPCI Expressにおける転送データの情報構成を示す図である。図4の上段に示すように、PCI Expressにおける転送データは、転送データの開始を示すSTARTコード44、N個の基礎データパケット50、転送データの終了を示すENDコード45、SYBOSコード43をこの順序で含む。
図4の下段に示す基礎データパケット51は、図4の上段において説明したN個の基礎データパケット50を簡略化して記載したものである。図4の下段に示すように、基礎データパケット51には、SYNCコード41が含まれる。従って、N個の基礎データパケット50は、図3の上段において説明した転送データの基礎パケットと同様に、SYNCコード41によって、RAMを切り替える処理を実行する。
また、図4に示すように、従来のPCI Express等の高速シリアル通信インタフェースにおいては、転送データのフッタ部分にSYBOSコード43が含まれている。そのため、受信装置におけるSYBOSコード43の受信間隔に基づいて、送信装置においてSYBOSコード43を追加するタイミングを制御することで、転送効率は向上したものの、回路が複雑化してしまうという問題があった。
そこで、本実施形態においては、転送データの基礎パケットにおいて、SYBOSコード43を追加もしくは削除することで、受信装置3内部でSYBOSコード43の追加もしくは削除を行う。以下、図5を参照して、本実施形態に係る転送データの情報構成について説明する。図5は、本実施形態に係る転送データの情報構成を示す図である。
図5の上段に示すように、本実施形態に係る転送データは、STARTコード44、転送されるデータパケットに相当するDATA″52、ENDコード45をこの順序で含む。DATA″52は、図5の中段に示すように、本実施形態に係る転送データの基礎パケットであるDATA′53、基礎データパケット51をこの順序で含む。
DATA′53は、SYBOSコード43、DP5、ECCコード42をこの順序で含んで構成される。そのため、DATA″52は、連続したDATA′53の下流に基礎データパケット51を含む情報構成である。従って、DATA″52は、DATA′53に含まれるSYBOSコード43にSYMBシンボルを追加するもしくは削除することで、クロックコンペンセーションを行うことが出来る情報構成である。以下、図6を参照して、SYBOSコード43の情報構成について説明する。
図6は、本実施形態に係るSYBOSコード43の情報構成を示す図である。図6に示すように、SYBOSコード43は、クロック周波数差を修正する命令情報であるCOMシンボル431、周波数差調整シンボルであるSYMB432a、b、cを含む。
読出アドレス制御部332は、SYBOSコード43を検知すると、処理状態検知部333から周波数差の情報を取得し、周波数差を吸収するように、エラスティックバッファ330内のデータを読み出す。
また、書込アドレス制御部331は、処理状態検知部333から、周波数差の情報を取得し、周波数差を吸収するように、エラスティックバッファ339内にデータを書き込む。
従って、SYBOSコード43がエラスティックバッファ330に書きこまれると、処理状態検知部333によって、書込アドレス制御部331及び読出アドレス制御部332の夫々が参照するリファレンスクロックに基づいて周波数差の検知が行われる。そして、処理状態検知部333が、周波数差を検知すると、書込アドレス制御部331及び読出アドレス制御部332によって、クロックコンペンセーションが行われる。
以下、本実施形態に係る転送データによって実行される具体的な処理について図7を参照して説明する。図7は、本実施形態に係る送信装置2から送信される転送データの説明図である。
図7に示すように、本実施形態における転送データは、SYNCコード41もしくはSYBOSコード43、DP5、ECCコード42を含む88バイトのデータ長であるデータパケットを1単位として、88単位のデータパケットを含む構成である。また、インターリーブ変換部22によって転送データの順番を入れ替えるために、2面のRAMを使用する。本実施形態において使用されるRAMは、夫々88バイト×84×2=7392バイトのRAMである。ここで、2面のRAMを区別するために、RAM00、RAM01とする。
例えば、書き込みが行われるRAMをRAM00からRAM01に切り替えるために、第84個目のデータパケットのヘッダにはSYNCコード41が追加されている。受信装置3において第84個目のデータパケットが検出されると、RAM00からRAM01に切り替える処理が実行される。
また、RAM01からRAM00に切り替える場合にも同様に、第84個目のデータパケットのヘッダにSYNCコード41を追加することで、受信装置3において、RAM01からRAM00に切り替える処理が実行される。
さらに、図7に示すように、転送データの第1〜第83個目のデータパケットのヘッダには、SYBOSコード43が追加されている。従って、本実施形態に係る周波数差調整部33においては、転送データの第1〜第83個目のデータパケットに対して、クロックコンペンセーションが行われる。
以下、図8、図9、図10、図11を参照して、クロックコンペンセーションが行われる際のエラスティックバッファ330の状態について説明する。図8は、送受信間の周波数差がない場合のエラスティックバッファ330の状態を示す図である。送受信間の周波数差がない場合、エラスティックバッファ330に対して、常にハーフフルの状態(最適状態)になるように、書込アドレス制御部331によってデータの書き込みが行われる。
例えば、図8においては、N番目のデータパケットに含まれるSYBOSコード43のCOMシンボル431のみがエラスティックバッファ330に書き込まれる。この時、処理状態検知部333においては、周波数差が検知されないため、SYMBシンボル432の追加もしくは削除は行われない。
本実施形態に係る周波数差調整部33は、図9に示すように、第N−1番目のデータパケットが書き込まれる際におけるエラスティックバッファ330の状態に基づいて、第N番目のデータパケットを書き込む際に、周波数差を吸収するように処理を行う。例えば、第N−1番目のデータパケットにおいて、エラスティックバッファ330が最適状態ではなくなった場合、次のN番目のデータパケットにSYMBシンボル432の追加もしくは削除を行う。以下、図10、図11を参照して、N番目のデータパケットにSYMBシンボル432の追加もしくは削除を行う処理について説明する。
図10は、送信装置2より受信装置3のクロック周波数が高い場合のエラスティックバッファ330の状態を示す図である。送信装置2より受信装置3のクロック周波数が高い、すなわち、書き込み速度より読み出し速度の方が早い場合、エラスティックバッファ330に書き込まれているデータは、ハーフフルの状態に比べて少なくなる。
例えば、図10においては、送信装置2より受信装置3のクロック周波数が高いために、ハーフフルの状態に比べて、書き込まれているN−1番目のデータが2バイト少ない。この時、処理状態検知部333において検知された周波数差に基づいて、書込アドレス制御部331は、エラスティックバッファ330に書き込まれたN番目のデータパケットに対して、SYMBシンボル432を2バイト追加する。従って、書込アドレス制御部331は、情報変更部として機能する。
図11は、送信装置2より受信装置3のクロック周波数が低い場合のエラスティックバッファ330の状態を示す図である。送信装置2より受信装置3のクロック周波数が低い、すなわち、書き込み速度より読み出し速度の方が遅い場合、エラスティックバッファ330に書き込まれているデータは、ハーフフルの状態に比べて多くなる。
例えば、図11においては、送信装置2より受信装置3のクロック周波数が低いために、ハーフフルの状態に比べて、書き込まれているN−1番目のデータが2バイト多い。この時、処理状態検知部333において検知された周波数差に基づいて、読出アドレス制御部332は、エラスティックバッファ330に書き込まれたN番目のデータパケットのSYMBシンボル432を2バイト削除する。従って、読出アドレス制御部332は、情報変更部として機能する。
以上説明したように、本実施形態に係るシリアル通信システムは、転送データに対して所定のタイミングで周波数差調整シンボルの追加もしくは削除を、頻度を高めて行う。また、受信装置側で検知した周波数差を送信装置にフィードバックせずとも、周波数差を調整できるため、回路を簡略化させてシリアル通信における転送効率をさらに高めることが出来る。
尚、上記実施形態において説明のために設定されたRAM00やRAM01の容量、転送データのデータ長などは、他の値を用いても、本発明によってもたらされる効果は変わらない。
1 シリアル通信システム
2 送信装置
3 受信装置
5 DP(データパケット)
20 送信制御部
21 誤り訂正変換部
22 インターリーブ変換部
23 スクランブル部
24 8b/10bエンコード部
25 P/S変換部
26 送信側差動信号転送ライン
30 受信制御部
31 受信側差動信号転送ライン
32 S/P変換部
33 周波数差調整部
34 10b/8bデコード部
35 デスクランブル部
36 インターリーブ逆変換部
37 誤り訂正逆変換部
41 SYNCコード
42 ECCコード
43 SYBOSコード
44 STARTコード
45 ENDコード
50 N個の基礎データパケット
51 基礎データパケット
52 DATA″
53 DATA′
330 エラスティックバッファ
331 書込アドレス制御部
332 読出アドレス制御部
333 処理状態検知部
334、335、336 データ
431 COMシンボル
432 SYMBシンボル
特開2012−63913号公報

Claims (6)

  1. 転送データを出力する第一のシリアル通信装置と伝送路を介して前記転送データを受信する第二のシリアル通信装置とを含むシリアル通信システムであって、
    前記第一のシリアル通信装置は、
    周波数差調整シンボルが含まれるデータパケットを所定の第一のクロックに従って送信する送信制御部を含み、
    前記第二のシリアル通信装置は、
    所定の通信規格に準拠する伝送路を介して前記データパケットを受信する受信制御部と、
    所定の第二のクロックに従って前記データパケットがバッファに書込み処理されるもしくは読み出し処理される際の状態を検知する処理状態検知部と、
    前記検知の結果に基づいて前記周波数差調整シンボルの追加または削除を行う周波数差調整部と、
    を含み、
    前記周波数差調整部は、
    前記第一のクロックと前記第二のクロックとの周波数差が吸収されるように前記周波数差調整シンボルの追加もしくは削除を行うことを特徴とするシリアル通信システム。
  2. 前記第一のシリアル通信装置は、
    前記データパケットのヘッダもしくはフッタに、前記データパケットと関連しない情報が含まれている場合に、前記データパケットとは異なるデータパケットのヘッダもしくはフッタに含まれる前記データパケットと関連しない情報を所定の間隔で前記周波数差調整シンボルに変更する情報変更部を含むことを特徴とする請求項1に記載のシリアル通信システム。
  3. 前記周波数差調整部は、
    前記第一のクロックの周波数が前記第二のクロックの周波数より高いことが検知された場合に、前記第一のクロックの周波数と前記第二のクロックの周波数との差分に基づいて、前記データパケットから前記周波数差調整シンボルを削除することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシリアル通信システム。
  4. 前記周波数差調整部は、
    前記第一のクロックの周波数が前記第二のクロックの周波数より低いことが検知された場合に、前記第一のクロックの周波数と前記第二のクロックの周波数との差分に基づいて、前記データパケットに前記周波数差調整シンボルを追加することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシリアル通信システム。
  5. 転送データを出力する第一のシリアル通信装置と伝送路を介して前記転送データを受信する第二のシリアル通信装置とを含むシリアル通信システムの制御方法であって、
    前記第一のシリアル通信装置は、
    周波数差調整シンボルが含まれるデータパケットを所定の第一のクロックに従って送信し、
    前記第二のシリアル通信装置は、
    所定の通信規格に準拠する伝送路を介して前記データパケットを受信し、
    所定の第二のクロックに従って前記データパケットがバッファに書込み処理されるもしくは読み出し処理される際の状態を検知し、
    前記検知の結果に基づいて、前記第一のクロックと前記第二のクロックとの周波数差が吸収されるように前記周波数差調整シンボルの追加もしくは削除を行うことを特徴とするシリアル通信システムの制御方法。
  6. 転送データを出力する第一のシリアル通信装置と伝送路を介して前記転送データを受信する第二のシリアル通信装置とを含むシリアル通信システムの制御プログラムであって、
    周波数差調整シンボルが含まれるデータパケットを所定の第一のクロックに従って送信するステップと、
    所定の通信規格に準拠する伝送路を介して前記データパケットを受信するステップと、
    所定の第二のクロックに従って前記データパケットがバッファに書込み処理されるもしくは読み出し処理される際の状態を検知するステップと、
    前記検知の結果に基づいて、前記第一のクロックと前記第二のクロックとの周波数差が吸収されるように前記周波数差調整シンボルの追加もしくは削除を行うステップと、
    を情報処理装置に実行させることを特徴とするシリアル通信システムの制御プログラム。
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