JP2017139531A - 画像形成システム、情報処理装置、画像形成装置、及び画像データ送信方法 - Google Patents

画像形成システム、情報処理装置、画像形成装置、及び画像データ送信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】送信エラーが発生した場合に、画像データを再送しても、転送時間の増加を生じさせないようにする。
【解決手段】情報処理装置の送信処理部が、画像形成装置から受信した照合の結果が、第1の特徴データと第2の特徴データとが不一致であることを示す場合には、不一致であることが示された第1の特徴データが付されて送信されたラインのデータをエラーラインのデータとして、他のラインの送信タイミングで他のラインのデータに上書きして再送信する。
【選択図】図9

Description

本発明は、画像形成システム、情報処理装置、画像形成装置、画像データ送信方法に関し、詳しくはプリンタコントローラ等の情報処理装置から画像形成装置へ画像データを送信する技術に係わる。
送信側と受信側を接続するケーブルにノイズが混入すると、送信側で演算した送信データのチェックサムと、受信側で演算した受信データのチェックサムとが不一致となる。チェックサムは、誤り検出符号の一つで、データ列を整数値の列とみなして和を求め、これをある定数で割った余り(余剰)を検査用データとするものである。従来、送信データのチェックサムと、受信データのチェックサムとが不一致であった場合に、送信側から受信側へ送信データを再送信するものがある。
このようなチェックサムを生成する技術として特許文献1に記載されたものがある。特許文献1には「分割データ格納部は、符号化データ領域(301a)に格納された符号化データを読み出し、所定サイズ毎にチェックサムを算出し、算出したチェックサムと対応する所定サイズの符号化データ(ブロックデータ)とを外部メモリ(110)の各パケットデータ領域(310a、310b・・・)の第1領域(311)に順次格納する。CPUは、プログラムを実行することにより、分割データ格納部が各パケットデータ領域の第1領域(311)にブロックデータとチェックサムとを格納すると、順次格納されたチェックサムを読み出し、読み出したチェックサムを含むヘッダ情報を生成してそのチェックサムが格納されたパケットデータ領域の第2領域(312)に格納する。」と記載されている。
特開2008−283394号公報
従来の技術は、チェックサムが不一致である場合に、画像データの再送による転送時間の増加を招いていた。この再送は、本来のデータ送信に加え、チェックサムが不一致であったデータを再送信するものであったため、転送時間が増加していた。
特許文献1に記載の技術は、分割データ(所定サイズの符号化データ)毎にチェックサムを生成し、分割データと対応するチェックサムとを分割データごとに送信するというものである。しかしながら、特許文献1には、上記従来の技術の問題については触れられていない。
本発明は、上記の状況を考慮してなされたものであり、送信エラーが発生した場合に、画像データを再送しても、転送時間の増加を生じさせないことを目的とする。
本発明の一態様の画像形成システムは、画像データを送信する情報処理装置と、画像データを受信して画像形成処理を行う画像形成装置とを備える。
上記情報処理装置は、
画像データをラインごとに分割し、画像データのラインごとのデータからラインごとの特徴を示す第1の特徴データを生成する送信側特徴データ生成部と、画像データをラインに対応する第1の特徴データを付加してラインごとに順次送信する送信処理部と、を備える。
また上記画像形成装置は、
情報処理装置から送信される画像データのラインごとのデータと、ラインごとのデータに対応する第1の特徴データを順次受信する受信部と、その受信部で受信した画像データのラインごとのデータを順次記憶する記憶部と、その記憶部に記憶された画像データのラインごとのデータからラインごとの特徴を示す第2の特徴データを生成する受信側特徴データ生成部と、画像データのラインごとに、情報処理装置から受信した第1の特徴データと、受信側特徴データ生成部で生成された第2の特徴データとを照合し、照合の結果を情報処理装置へ送信する照合部と、を備える。
そして、情報処理装置の送信処理部は、画像形成装置から受信した照合の結果が、第1の特徴データと第2の特徴データとが不一致であることを示す場合には、不一致であることが示された第1の特徴データが付されて送信されたラインのデータをエラーラインのデータとして、他のラインの送信タイミングで他のラインのデータに上書きして再送信する。
本発明の少なくとも一つの態様によれば、送信エラーが発生した場合に、入力データの不一致が示されたライン(エラーライン)のデータを、他のラインの送信タイミングで他のラインのデータに上書きして再送信する。これにより、送信エラーが発生したラインの入力データ(エラーラインのデータ)を再送しても、転送時間の増加を生じないため、生産性が低下しない。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の第1の実施形態に係る画像形成システムのシステム構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成システムの動作説明図である。 本発明の第1の実施形態に係るプリンタコントローラのハードウェア構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係るプリンタコントローラの内部構成例を示す機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の全体構成例を示す概略図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置内の制御装置の機能ブロック図である。 正常に行われた画像データの転送処理の説明図である。 送信側及び受信側のチェックサムが一致した場合の転送処理、並びにチェックサムが一致しない場合の転送処理を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態に係るノイズ混入時の画像データの転送処理例を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る上書きラインリスト(テーブル)の一例を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態に係るノイズ混入時の画像データの転送処理を一般化した説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像データの転送処理例を示すシーケンス図である。 本発明の第1の実施形態に係る、画像データの転送処理終了後に画像形成装置において実施される復元処理例を示すシーケンス図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の画像メモリに記憶された画像データ例を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る画像データの転送処理例を示すシーケンス図である。
以下、本発明を実施するための形態の例について、添付図面を参照しながら説明する。なお、各図において実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
<1.第1の実施形態>
[画像形成システムの全体構成]
まず、図1及び図2を参照して、本発明の第1の実施形態に係る画像形成システムについて説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成システムのシステム構成図である。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成システムの動作説明図である。
画像形成システム1は、クライアント端末2、プリンタコントローラ3(情報処理装置の一例)、画像形成装置4(画像形成部の一例)を備える。クライアント端末2とプリンタコントローラ3とは、通信回線5によって接続されている。また、プリンタコントローラ3と画像形成装置4とは、ビデオインタフェース回線等の専用回線6を介して接続されている。通信回線5は、例えばイーサネット(登録商標)などの規格に準拠したLAN等のネットワークである。なお、図1において、画像形成装置4はプリンタコントローラ3を介して通信回線5と接続するが、画像形成装置4と通信回線5を直接接続してもよい。
クライアント端末2は、ユーザの入力操作によって印刷出力が指示された印刷ジョブ10を、通信回線5を介してプリンタコントローラ3に送信する。この印刷ジョブ10は、例えば、PDL(Page Description Language)に従ってクライアント端末2により生成されるデータであり、出力設定や入力データが含まれる。クライアント端末2として、例えばパーソナルコンピュータ(PC)が用いられる
プリンタコントローラ3は、画像形成装置4に画像の印刷出力を行わせる。このプリンタコントローラ3は、通信回線5を介してクライアント端末2から印刷ジョブ10を受信する。そして、プリンタコントローラ3は、受信した印刷ジョブ10から取り出した入力データにラスタライズ処理(以下、RIP処理として説明する。)を実行し、タグビットプレーン11、Yプレーン12y、Mプレーン12m、Cプレーン12c、Kプレーン12kを生成する。Yプレーン12y、Mプレーン12m、Cプレーン12c、Kプレーン12kは、それぞれシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)のビットマップデータであって、画像形成用データ(原稿画像データとも呼ばれる)の一例として用いられる。
タグビットプレーン11は、Yプレーン12y、Mプレーン12m、Cプレーン12c、Kプレーン12kのオブジェクト種を判別するために用いられる。そして、プリンタコントローラ3は、画像形成装置4に、Yプレーン12y、Mプレーン12m、Cプレーン12c、Kプレーン12kと共にタグビットプレーン11を送信する。なお、図1において、プリンタコントローラ3は、画像形成装置4とは別体としてあるが、画像形成装置4にプリンタコントローラ3が内蔵される構成としてもよい。
画像形成装置4は、プリントエンジン41を備える。プリントエンジン41は、後述する図5及び図6の画像形成部50に相当する。プリントエンジン41は、印刷ジョブ10に含まれる出力設定に従い、タグビットプレーン11の情報をベースとして、Yプレーン12y、Mプレーン12m、Cプレーン12c、Kプレーン12kの各データに適切な画像処理を行う。そして、プリントエンジン41は、用紙S(後述する図5を参照)に画像を形成し、排紙する処理(印刷出力)を行う。プリントエンジン41は、用紙Sに画像を形成するときにタグビットプレーン11に応じて、トーンカーブ種、キャリブレーション種、スクリーン種等を決定し適切な処理を行う。
画像形成システム1としては、少なくともプリンタコントローラ3と画像形成装置4を備えればよい。
[プリンタコントローラの構成例]
図3は、プリンタコントローラ3のハードウェア構成例を示すブロック図である。
プリンタコントローラ3は、制御部30、HDD33、通信I/F34、及びプリンタI/F35を備える。制御部30は、CPU31及びメモリ32を備える。
制御部30のCPU31は、RIP処理等の画像処理や画像形成装置4の制御を行う。
制御部30のメモリ32は、各処理に必要なデータを一時的に記憶する。
HDD33は、CPU31がRIP処理を行ったり、画像形成装置4の制御を行ったりするためのプログラム等を記録する。また、HDD33は、ジョブ毎に入力データ、出力設定、タグビットプレーン11、Yプレーン12y、Mプレーン12m、Cプレーン12c、Kプレーン12kを記録する。後述する図4に示す各部の機能は、CPU31がHDD33から読み出したプログラムを実行することで実現される。
通信I/F34は、通信回線5を介してクライアント端末2との間でデータ送受信の処理を行う。
プリンタI/F35は、専用回線6を介して画像形成装置4との間でデータ送受信の処理を行う。
図4は、プリンタコントローラ3の内部構成例を示す機能ブロック図である。
プリンタコントローラ3は、RIP処理部301、バッファ部302、チェックサム演算部303、データ送信処理部304、上書きラインリスト作成部305、及び上書きラインリスト306を備える。
RIP処理部301は、クライアント端末2から受信した印刷ジョブ10から取り出した入力データ(画像データの一例)にラスタライズ処理(RIP処理)を実行し、タグビットプレーン11、Yプレーン12y、Mプレーン12m、Cプレーン12c、Kプレーン12k(図2)を生成する。
バッファ部302は、RIP処理部301において入力データにRIP処理を施して得られた各入力データ(タグビットプレーン11、Yプレーン12y、Mプレーン12m、Cプレーン12c、Kプレーン12k)を一時的に蓄積する記憶部である。バッファ部302には、例えば半導体メモリが用いられる。
チェックサム演算部303(送信側特徴データ生成部の一例)は、バッファ部302に一時的に蓄積された各入力データをラインごとに分割し、各入力データのラインごとのデータからラインごとの特徴を示す第1の特徴データを生成する。ここでは、各入力データのチェックサムを演算し、第1の特徴データとする。なお、画像形成装置4においても、受信した各入力データの第2の特徴データ(チェックサム)の演算が行われる。
データ送信処理部304は、上記各入力データをラインに対応する第1の特徴データを付加してラインごとに順次、専用回線6を介して画像形成装置4へ送信する。また、データ送信処理部304は、各入力データのラインごとに、第1の特徴データと、画像形成装置4で生成された第2の特徴データとを照合した結果を、画像形成装置4から受信する。またデータ送信処理部304は、第1の特徴データと画像形成装置4で生成された第2の特徴データとが不一致であることが示された場合には、不一致であることが示された第1の特徴データが付されて送信されたラインのデータを、他のラインの送信タイミングで他のラインのデータに上書きして再送信する。以下では、不一致であることが示された第1の特徴データが付されて送信されたラインを、「エラーライン」として説明する。
本実施形態では、各入力データ(タグビットプレーン11、Yプレーン12y、Mプレーン12m、Cプレーン12c、Kプレーン12k)を送信するため、専用回線6は少なくとも5チャンネルの伝送路を有し、データ送信処理部304は、5チャンネル(後述する図8参照)を使用して各入力データを送信する。なお、照合の結果は、データA(タグビットプレーン11)用のチャンネルを利用して通信を行うものとするが、6チャンネル目の伝送路を使用してもよい。なお、入力データの送信(送信周期)は、所定周波数の同期信号(例えばCPU71等のクロック信号)に基づいて行われる。
上書きラインリスト作成部305は、第1の特徴データと画像形成装置4で生成された第2の特徴データとが不一致であることが示された照合の結果(履歴)を登録した、上書きラインリスト306(後述する図11のテーブルを参照)を作成する。この上書きラインリスト306には、エラーライン(再送ライン)と当該エラーラインのデータが再送信された他のライン(上書きライン)との対応関係と、画像データ内の濃度が均一な領域に相当するラインの位置情報とが登録される。図11では、濃度が均一な領域に相当するラインとして下地領域が登録されているが、下地領域に代えてベタ領域でもよい。下地領域は、濃度が0%もしくは0%に近い濃度の低い領域であり、ベタ領域は、濃度が100%もしくは100%に近い濃度の高い領域である。この上書きラインリスト306は、例えばメモリ32又はHDD33に保存される。
[画像形成装置の構成例]
図5は、画像形成装置4の全体構成例の概略図である。
画像形成装置4は、静電気を用いて画像の形成を行う電子写真方式を採用しており、例えばイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色のトナー画像を重ね合わせるタンデム形式のカラー画像形成装置である。この画像形成装置4は、給紙トレイ20A,20Bと、画像形成部50と、自動原稿給送装置(ADF)62を備える画像入力部61と、操作表示部63とを備える。また、画像形成装置4には、給紙トレイ20A,20B又は手差しトレイから給紙された用紙Sを搬送する搬送路21が形成されている。搬送路21には、用紙Sを搬送するための複数のローラ(搬送ローラ)が設けられている。
画像形成部50は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー画像を形成するために、4つの画像形成ユニット51Y,51M,51C,51Kを備えている。各画像形成ユニット51は、不図示の帯電部、LED書き込みユニット52(レーザ光源)、現像部、感光体ドラム53(後述する図6を参照)を有している。また、画像形成部50は、画像形成ユニット51Y,51M,51C,51Kの感光体ドラム53Y,53M,53C,53Kに形成された画像が転写される中間転写ベルト54、2次転写部55、及び2次転写部55の用紙搬送方向の下流側に定着部56を備える。
定着部56の用紙搬送方向の下流側で、搬送路21が伸長して排紙トレイ66に接続されている。また、搬送路21には、定着部56の下流側で分岐して、2次転写部55の上流側の搬送路21に合流する反転搬送路22が接続されている。反転搬送路22には、用紙Sを反転させる反転部23が設けられている。反転部23は、定着部56から搬送された用紙Sを反転し、反転搬送路22を通して2次転写部55の上流側で搬送路21に搬送する。また、反転部23は、反転した用紙Sを定着部56の下流側の搬送路21に戻してそのまま排紙することもできる。
画像形成装置4の上部には、操作表示部63が設置されている。操作表示部63は、例えば画像形成処理等のジョブの開始を指示する操作部としての機能を備えている。操作表示部63には、液晶パネル等からなる表示部65と、タッチパネル等からなる入力操作部64が設置されている。表示部65には、ユーザによる操作内容および設定情報等の表示が可能になっている。なお、入力操作部64をマウスやタブレットなどで構成し、表示部65とは別体で構成することも可能である。
画像形成装置4は、画像形成モードにおいて、各色の画像形成ユニット51が備える感光体ドラム53を帯電させると共に原稿画像に合わせて感光体ドラム53の表面を露光し、感光体ドラム53に静電潜像を形成する。そして、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各々に対応する感光体ドラム53の静電潜像に対し現像部を用いてトナーを付着させ、各色のトナー画像を形成する。次に、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの感光体ドラム53に形成されたトナー画像を、回転駆動する中間転写ベルト54の表面に順次、1次転写する。
次に、2次転写部55(2次転写ローラ)により、中間転写ベルト54上に1次転写された各色のトナー画像を、給紙部20から供給された用紙Sに2次転写する。中間転写ベルト54上の各色のトナー画像が用紙Sに2次転写されることにより、カラー画像が形成される。画像形成装置4は、カラーのトナー画像が形成された用紙Sを定着部56へ排出する。
定着部56は、画像形成装置4から供給される、カラーのトナー画像が形成された用紙Sに定着処理を行う装置である。定着部56は、搬送された用紙Sを加圧及び加熱して、転写されたトナー画像を用紙Sに定着させる。定着部56は、例えば、定着部材である定着上ローラ及び定着下ローラで構成されている。定着上ローラ及び定着下ローラは、互いに圧接した状態で配置されており、定着上ローラと定着下ローラとの圧接部として定着ニップ部が形成される。
定着上ローラの内部には、加熱部が設けられている。この加熱部からの輻射熱により定着上ローラの外周部にあるローラ部が温められる。用紙Sは、2次転写部55によりトナー画像が転写された面(定着対象面)が定着上ローラと向き合うように定着ニップ部に搬送される。定着ニップ部を通過する用紙Sには、定着上ローラと定着下ローラとによる加圧と、定着上ローラのローラ部の熱による加熱が行われる。定着部56により定着処理が行われた用紙Sは、排紙トレイ66に排出される。
(画像形成装置の制御系)
図6は、画像形成装置4のハードウェア構成例を示すブロック図である。
図6に示すように、画像形成装置4は、画像形成部50、画像入力部61、制御装置70、画像メモリ81、大容量記憶装置82、画像処理部83、コントローラI/F84、操作表示部63及び給紙トレイ20A,20Bから構成される。
制御装置70は、CPU71(Central Processing Unit)、ROM72(Read Only Memory)、及びワーク用のRAM73(Random Access Memory)を有している。ROM72には当該画像形成装置全体を制御するためのプログラムデータが格納される。RAM73は、画像転送処理等の制御コマンドの一時記憶など、作業用の格納領域を提供する。CPU71は、電源がオンされると、ROM72からプログラムデータを読み出してシステムを起動し、当該画像形成装置全体を制御する。
操作表示部63は、上述のCPU71に接続され、画像形成部50によって画像が形成される用紙Sの紙種や片面又は両面への画像形成などの画像形成条件を入力するように操作される。また、操作表示部63は、画像濃度の設定、用紙サイズの選択、複写枚数の設定等を入力するように操作される。
CPU71は、制御バス75及びデータバス76に接続される。データバス76には表示部65が接続され、画像入力部61によって取得された画像データの表示サイズを縮小してプレビューしたり、画像生成条件に係る選択項目等をCPU71から送られる表示データに基づいて表示したりする。なお、操作表示部63で設定された画像形成条件や給紙カセット選択情報等は、操作データとしてCPU71に出力される。
CPU71には、制御バス75及びデータバス76を介して、記憶手段の一例である不揮発メモリ74が接続される。不揮発メモリ74には、例えば制御装置70が制御を実行時に使用するデータが格納される。CPU71は、操作表示部63によって設定された画像形成条件に基づいて画像メモリ81等を制御したり、画像処理部83によって処理された各色の画像データDy、Dm、Dc、Dkに基づいてカラー画像を形成するように画像形成部50を制御したりする。
上述の制御バス75及びデータバス76には、画像入力部61が接続される。画像入力部61には、図示しないアナログ・デジタル変換器が設けられる。画像入力部61は、読取制御信号に基づいて、自動原稿給送装置62で原稿から読み取って得たアナログの画像データを、アナログ・デジタル変換器でアナログ/デジタル変換処理する。画像入力部61は、アナログ/デジタル変換後のデジタルの画像データを、制御バス75及びデータバス76に接続された画像メモリ81に転送する。
画像データは、メモリ制御信号に基づいて画像メモリ81に一時的に記憶される。画像メモリ81には、DIMM(Dual Inline Memory Module)等の半導体メモリが使用される。DIMMは、プラスチック基板の片面あるいは両面にDRAM(Dynamic RAM)チップが複数実装されている。CPU71は、制御バス75を介して、読取制御信号を画像入力部61へ出力し、同様にしてメモリ制御信号を画像メモリ81に出力する。CPU71は、画像メモリ81におけるデータの書込み及び読出しの制御を実行し、画像形成時には、画像メモリ81(又は大容量記憶装置82)から画像データを読み出し、画像処理部83へ送信する。
また、制御バス75及びデータバス76には、大容量記憶装置82が接続される。大容量記憶装置82には、ハードディスク等が使用される。大容量記憶装置82は、CPU71の制御の下で、画像メモリ81に一時的に記憶された画像データを所定の領域に格納するとともに、指定された画像データを読み出す。
さらに制御バス75及びデータバス76には、画像処理部83が接続される。CPU71は、制御バス75を介して画像処理部83に画像処理制御信号を出力して画像処理制御を実行する。
画像処理部83には、3次元色情報変換テーブルが予め格納されている。画像処理部83は、画像メモリ81から読み出されたRGB色系の画像データを、画像処理制御信号に基づいて、3次元色情報変換テーブルを参照してYMCK色系の画像データDy、Dm、Dc、Dkに色変換する。
画像処理部83は、画像形成部50の各色のLED書き込みユニット52にライン単位、かつ、画素単位に画像データを供給する。画像処理部83には、DSP(Digital Signal Processor)やRAM等が使用される。このRAMには、ライン単位、かつ、画素単位に画像データDを供給するための作業領域が設けられ、画像処理されたデータが画像形成部50へ供給される前に一時的に格納される。
上述の制御バス75及びデータバス76には、画像形成部50が接続される。画像形成部50は、図5に示した画像形成ユニット51Y、51M、51C、51Kから構成される。図6では、イエロー用の画像形成ユニット51Yのみを示している。画像形成部50を構成する画像形成ユニット51Yは、複数の発光体をライン状に配列したLED書き込みユニット52及び当該LED書き込みユニット52によって画像が形成される感光体ドラム53を有している。他のマゼンタ色、シアン色、ブラック用の画像形成ユニット51M、51C、51K等については、画像形成ユニット51Yと同様であるため、その説明を省略する。この例でCPU71は、制御バス75を介して画像形成部50に作像制御信号を出力する。
画像形成部50において、例えばイエロー用のLED書き込みユニット52は、ライン単位のイエロー用の画像データD及び作像制御信号を入力して感光体ドラム53にイエロー用のトナー画像を形成するように動作する。イエロー用のLED書き込みユニット52では、1ライン分の画像データDに基づいて各々の強度で1ライン分のイエローのライン形成用のレーザビーム群が一度に発生される。イエロー用のレーザビーム群は、感光体ドラム53の1ラインを一度に露光し、ライン状の静電潜像を形成する。感光体ドラム53に形成されたライン状の静電潜像は、現像部がイエロー用のトナー部材によって現像する。現像部によって現像されたイエロー用のトナー像は、中間転写ベルト54に転写される。
制御バス75には、給紙部20が接続され、CPU71は図5に示した給紙トレイ20A,20Bを給紙制御信号に基づいて制御する。給紙制御信号は、CPU71から給紙部20に供給される。例えば、給紙部20は、給紙制御信号に基づいて給紙トレイ20A,20Bのいずれかを選択し、給紙トレイ20A又は20Bから繰り出した用紙Sを画像形成部50の搬送路21まで搬送する。
データバス76には、コントローラI/F84が接続される。コントローラI/F84(データ入力部の一例)は、ビデオインタフェース回線等の専用回線6に接続され、画像形成装置4がプリンタコントローラ3と通信する際に使用される。例えば、コントローラI/F84は、プリンタコントローラ3から送信される画像データをライン単位で受信し、その画像データをライン単位でデータバス76に接続された画像メモリ81へ転送する。
[制御装置の機能例]
図7は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置内の制御装置の機能ブロック図である。例えば制御装置70のCPU71が、ROM72からプログラムを読み出して実行することで、図7に示す各部の機能が実現される。
制御装置70は、データ入力部701、チェックサム演算部702、照合部703、及びデータ復元処理部704を備える。
データ入力部701(受信部の一例)は、プリンタコントローラ3から送信される各入力データのラインごとのデータと、そのラインごとのデータに対応する第1の特徴データとをコントローラI/F84を介して順次受信し、画像メモリ81に一時的に蓄積する。入力データの蓄積は、各色のプレーン(Yプレーン12y、Mプレーン12m、Cプレーン12c、Kプレーン12k)及びタグビットプレーン(タグビットプレーン11)ごとに行われる。
チェックサム演算部702(受信側特徴データ生成部の一例)は、画像メモリ81に蓄積された各入力データのラインごとのデータから、ラインごとの特徴を示す第2の特徴データを生成する。プリンタコントローラ3のチェックサム演算部303と同様に、チェックサム演算部702は、受信した各入力データのチェックサムを演算し、第2の特徴データとする。
照合部703は、受信した各入力データのラインごとに、受信した第1の特徴データと、チェックサム演算部702で生成された第2の特徴データとを逐次照合し、照合の結果を、コントローラI/F84を介してプリンタコントローラ3へ送信する。入力データの転送中に、外来ノイズの混入等により入力データ異常となった場合には、チェックサムがエラーとなり、照合の結果は不一致を示すものとなる。
データ復元処理部704は、入力データ異常となった場合、プリンタコントローラ3から各入力データのすべてのラインのデータが送信された後に、各入力データの復元処理を行う。復元処理の前提として、データ入力部701は、照合の結果が第1の特徴データと第2の特徴データとが不一致であることを示す場合には、プリンタコントローラ3から他のラインのデータに上書きして再送信されたデータであるエラーラインの再送データを受信する。データ復元処理部704は、プリンタコントローラ3から各入力データのすべてのラインのデータが送信された後、他のラインのデータに上書きして再送信されたエラーラインの再送データを当該エラーラインに上書きする。そして、データ復元処理部704は、当該他のラインのデータを画像データ内の濃度が均一な領域に相当するラインのデータで再上書きして各入力データを復元する。
データ復元処理部704により復元された入力データは、画像メモリ81から大容量記憶装置82に記録される。
[従来の画像データ転送処理の例]
次に、画像データの転送処理について説明する。
(正常な画像データ転送)
図8は、正常に行われた画像データの転送処理の説明図である。
図8に示すように、プリンタコントローラ3は、カラー画像を構成するデータY、データM、データC、データK、データAを、ライン単位でライン同期信号HV(水平同期信号)ごとに画像形成装置4へ転送する。1ぺージ分のデータ送信が完了すると、不図示のページ同期信号VV(垂直同期信号)により、次ページのデータ送信に移行する。データY、データM、データC、データK、及びデータAはそれぞれ、Yプレーン12y、Mプレーン12m、Cプレーン12c、Kプレーン12k、及びタグビットプレーン11に対応する。図8では、入力データの3ラインを転送する場合の例を示している。プリンタコントローラ3は、ライン(この例では第1ライン〜第3ライン)ごとにデータD1〜D3及び第1の特徴データC1〜C3を順次送信する。
(照合結果に応じた画像データ転送処理)
図9は、送信側及び受信側の特徴データ(チェックサム)が一致した場合の転送処理、並びに特徴データ(チェックサム)が一致しない場合の転送処理を示す説明図である。
画像形成装置4では、照合部703がプリンタコントローラ3から受信した入力データに異常がないかを確認する。プリンタコントローラ3から送信される入力データの1ライン目データD1は、特徴データC1(チェックサムHVSUM(1))とともに画像形成装置4へ転送される。画像形成装置4では、受信した1ライン目データから特徴データ(チェックサム)を生成し、送信された特徴データC1(チェックサムHVSUM(1))と比較する。比較の結果、両者が一致していれば、プリンタコントローラ3から2ライン目データD2が特徴データC2とともに送信される(図9の中段)。従来、両者が不一致の場合には、第2ラインにおいて1ライン目データD1´が特徴データC1´とともに再送され、第3ラインにおいて2ライン目データD2と特徴データC2が送信されていた。このため、再送による転送時間の増加を招いていた。
(本発明の画像データ転送処理の例)
図10は、本発明の第1の実施形態に係るノイズ混入時の画像データの転送処理を示す説明図である。
入力データを転送中に、外来ノイズの混入により画像データ異常となった場合、チェックサムがエラーとなる。チェックサムエラーは、画像形成装置4からプリンタコントローラ3へ通知されて、プリンタコントローラ3は再送処理を実施する。再送処理では、例えば第1ラインにノイズが混入した場合、データ送信処理部304は第2ラインが下地領域であれば、異常となった第1ラインのデータを、第2ラインの送信タイミングで当該第2ラインのデータに上書きして送信する。上書きしたライン位置情報(第2ライン)は、上書きラインリスト作成部305により、上書きラインリスト306に保存される。上述したように、上書きラインリスト306は、上書きしたライン位置情報とともに再送したライン位置情報、さらに下地ラインの位置情報を保存する。
次に、第3ラインの送信タイミングで、当初の予定通り、3ライン目データD3と特徴データC3が送信される。
その後、プリンタコントローラ3は、画像形成装置4へ全入力データを送信した後、上書きラインリスト306を画像形成装置4へ送信する。画像形成装置4のデータ復元処理部704は、上書きラインリスト306に基づいて、第2ラインで再送された1ライン目データD1´(再送データの一例)を、チェックサムエラーとなった第1ラインのデータに上書きして入力データを復元させる。第1ラインのデータを復元した後は、データ復元処理部704は、上書きラインリスト306の上書きライン位置情報に基づき、上書きしたラインのデータを元の下地データに戻すための再上書きを行う。元の下地データの位置は、上書きラインリスト306に登録されている。この復元処理により、プリンタコントローラ3が送信すべき全入力データのデータが復元される。
[上書きラインリストの例]
図11は、上書きラインリスト(テーブル)306の一例を示す。
この上書きラインリスト306には、チェックエラーが発生したエラーライン(再送ライン)と当該エラーラインのデータが再送信された他のライン(上書きライン)との対応関係と、入力データ内の濃度が均一な領域(下地データ等)に相当するラインの位置情報とが登録される。
[本発明の画像データ転送処理をより一般化した例]
図12は、本発明の第1の実施形態に係るノイズ混入時の画像データの転送処理を一般化した明図である。図12は、第2ラインは下地データではなく、第nラインに下地データが現れる場合の例である。
図12に示すように、第1ラインにチェックサムエラーが発生した場合、次の第2ラインが下地データであれば図10のようにチェックサムエラーが発生した第1ラインの1ライン目データD1´が再送信される。しかし、図12では第2ラインが下地データではないため、第2ラインでは2ライン目データD2と特徴データC2が送信される。その後、第nラインに下地データが現れたら、第nラインにおいて第1ラインの1ライン目データD1´と特徴データC1´が再送信される。
[画像データ転送処理シーケンス]
次に、画像データの転送処理を一般化した場合の転送処理シーケンスを説明する。
図13は、本発明の第1の実施形態に係る画像データの転送処理例を示すシーケンス図である。図13に示す処理は、プリンタコントローラ3のCPU31及び画像形成装置4のCPU71のそれぞれが、HDD33及びROM72に記録されたプログラムを実行することで実現される。プリンタコントローラ3及び画像形成装置4ともに、各色ごとに本処理を実施する。
まず、プリンタコントローラ3のデータ送信処理部304は、入力データのラインの変数nを‘1’に設定する(S1)。
次に、データ送信処理部304は、RIP処理部301でRIP処理を施した入力データを第1の特徴データ(チェックサム)を付加してライン単位で、画像形成装置4へ送信する(S2)。ここでは、第1ラインにおいて1ライン目データと特徴データを送信する。
次に、画像形成装置4のデータ入力部701は、入力データをライン単位で順次受信し、画像メモリ81に保存する(S3)。
次に、チェックサム演算部702は、受信した入力データのラインのデータから第2の特徴データ(チェックサム)を生成する(S4)。
次に、照合部703は、プリンタコントローラ3から送られてきた第1の特徴データと、チェックサム演算部702で生成した第2の特徴データを照合する(S5)。そして、照合部703は、照合結果をプリンタコントローラ3へ送信する(S6)。
次に、プリンタコントローラ3のデータ送信処理部304は、画像形成装置4から送信された照合結果を受信する(S7)。次に、データ送信処理部304は、照合結果より、第1の特徴データと第2の特徴データとが一致したか否かを判定する(S8)。
照合結果が第1の特徴データと第2の特徴データの一致を示す場合には(S8のYES)、ステップS13に移行する。
また、照合結果が第1の特徴データと第2の特徴データの不一致を示す場合には(S8のNO)、ステップS9に移行する。そして、データ送信処理部304は、次ラインが下地領域(下地データ)か否かを判定する(S9)。あるラインのデータが下地データであるかどうかは、一例としてY,M,C,Kの各色の対応するラインのデータ列を足し算して得られる値(例えば入力データ全体に対する印字の割合(印字率))を元に判断する。
次ラインが下地領域ではない場合には(S9のNO)、ステップS13に移行する。
また、次ラインが下地領域である場合には(S9のYES)、データ送信処理部304は、エラーラインのデータを次ラインで送信するように設定し(S10)、ステップS13へ進む。
ステップS10の処理と並行して、データ送信処理部304は、上書きするラインの位置情報を、エラーライン(再送ライン)の位置情報とともに、上書きラインリスト306に登録する(S11)。
次に、データ送信処理部304は、全入力データの送信が完了したか否かを判定する(S12)。入力データのライン数がNである場合、n←Nのとき全入力データの送信が完了したことになる。全入力データの送信が完了していない場合には(S12のNO)、データ送信処理部304は、ステップS13へ移行する。
そして、ステップS8のYESの場合、ステップS9のNOの場合、ステップS10の処理後、又はステップS12のNOの場合には、データ送信処理部304は、変数nをインクリメントする(n←n+1)(S13)。ここでは、変数nは‘2’にインクリメントされる。
そして、ステップS2へ移行し、次のラインの入力データ(2ライン目データ)を、対応する第1の特徴データ(チェックサム)を付加して、画像形成装置4へ送信する。
ここでステップS12において、全入力データの送信が完了した場合には(S12のYES)、CPU31は一連の処理を終了する。
[画像データ復元処理シーケンス]
次に、画像データ復元処理シーケンスを説明する。
図14は、本発明の第1の実施形態に係る、画像データの転送処理終了後に画像形成装置において実施される復元処理例を示すシーケンス図である。図14に示す処理は、プリンタコントローラ3のCPU31及び画像形成装置4のCPU71のそれぞれが、HDD33及びROM72等に記録されたプログラムを実行することで実現される。
まず、プリンタコントローラ3のデータ送信処理部304は、全入力データを送信後、上書きラインリスト306を画像形成装置へ送信する(S21)。
次に、画像形成装置4のデータ入力部701は、プリンタコントローラ3から上書きラインリスト306を受信する(S22)。そして、データ入力部701は、上書きラインリスト306を受信したことをデータ復元処理部704へ通知する。
次に、データ復元処理部704は、上書きラインリストの情報に基づき、上書きが行われたラインの再送データを、エラーライン(再送ライン)に上書きする(S23)。
次に、データ復元処理部704は、再送データによって上書きされていたライン(例えば下地ライン)に、下地データを再上書きする(S24)。この処理が終了したら、データ復元処理部704は、一連の処理を終了する。
図15は、画像形成装置4の画像メモリ81に記憶された画像データ例を示す。
上述したように画像メモリ81には、例えばDIMMが用いられ、DIMMは、プラスチック基板の片面あるいは両面にDRAMチップが複数実装されている。図15の画像メモリ81は、表面にDRAMチップ81−1、裏面にDRAMチップ81−2を備える。
1面目のDRAMチップ81−1には、復元前の入力データが記録されており、1面目のDRAMチップ81−1は、言わば作業用エリアである。RAMチップ81−1に記録された入力データは、第1ラインにエラーラインが発生し、第2ラインで1ライン目データ(再送データ)が再送され、第nラインに下地データが送信されたものである。
2面目のDRAMチップ81−2には、1面目のDRAMチップ81−1の入力データを復元した後の入力データが記録されている。ここでは、データ復元処理部704によって、第1ラインのデータを第2ラインで再送された1ライン目データ(再送データ)で上書きし、再送データで上書きされていた第2ラインに第nラインの下地データを再上書きすることにより、入力データの復元が完了する。復元された入力データは、DRAMチップ81−2から大容量記憶装置82に送信されて大容量記憶装置82に記録される。
上述した第1の実施形態によれば、送信エラーが発生した場合に、入力データの不一致が示されたライン(エラーライン)のデータを、他のラインの送信タイミングで他のラインのデータに上書きして再送信する。これにより、送信エラーが発生したラインの入力データ(エラーラインのデータ)を再送しても、転送時間の増加を生じないため、生産性が低下しない。
再送するときに、単純に送信エラーが発生したラインのデータを送信する入力データに上書してしまうと、本来送信すべき入力データを送信していないため、上書きしたラインに対応する領域の画像が欠けた状態で、画像形成処理が実施されてしまう。本実施形態では、エラーラインの入力データを再送するとき、上書き先ラインの入力データは、濃度が均一な下地領域やベタ領域とすることで、上書きされるラインに対応する領域の画像を復元する際に、元の画像同等に復元可能となる。なお、上書き先のラインの濃度が均一であれば、復元の精度が維持できるため、入力データ内の濃度が均一な領域に相当するラインのデータに上書きしてもよい。
<2.第2の実施形態>
第2の実施形態は、モノクロ画像のデータを送信する場合の画像データ転送処理例である。
図16は、本発明の第2の実施形態に係る画像データの転送処理例を示す説明図である。
モノクロ画像では、カラーデータチャンネルが空きチャンネルとなっているので、再送する入力データを、空きチャンネルを使い転送する。図16の例では、データKとデータAのチャンネルが使用され、データY、データM、データCのチャンネルが空いている。そこで、第2ラインにおいて、データKとデータAの2ライン目データD2と特徴データC2を送信することと並行して、データY、データM、データCのチャンネルを利用してデータKとデータAの1ライン目データD1´と特徴データC1´の再送が可能である。
このような第2の実施形態によれば、送信エラーが発生したラインの次のラインでデータの再送信が可能であるため、上書きラインリスト306が不要である。その他、第2の実施形態は、第1の実施形態と同様の作用効果を奏する。
なお、上述した第1及び第2の実施形態において、入力データをライン単位で検証するための特徴データとしてチェックサムデータを生成したが、入力データをライン単位で検証できれば他の方法で生成した特徴データを用いて検証を行ってもよい。
さらに、本発明は上述した各実施形態例に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、その他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。
例えば、上述した実施形態例は本発明を分かりやすく説明するために装置及びシステムの構成を詳細且つ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態例の構成の一部を他の実施形態例の構成に置き換えることは可能である。また、ある実施形態例の構成に他の実施形態例の構成を加えることも可能である。また、各実施形態例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることも可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリやハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、又はICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
また、本明細書において、時系列的な処理を記述する処理ステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)をも含むものである。
1…画像形成システム、 3…プリンタコントローラ、 4…画像形成装置、 31…CPU、 32…メモリ、 35…プリンタI/F、 70…制御装置、 71…CPU、 72…ROM、 73…RAM、 74…不揮発性メモリ、 81…画像メモリ、 81−1,81−2…DRAMチップ、 82…大容量記憶装置、 83…画像処理部、 301…RIP処理部、 302…バッファ部、 303…チェックサム演算部、 304…データ送信処理部、 305…上書きラインリスト作成部、 306…上書きラインリスト、 701…データ入力部、 702…チェックサム演算部、 703…照合部、 704…復元処理部、 C1,C1´,C2,C3…チェックサムデータ、 D1,D1´,D2,D3…ラインデータ

Claims (9)

  1. 画像データを送信する情報処理装置と、前記画像データを受信して画像形成処理を行う画像形成装置と、を備える画像形成システムにおいて、
    前記情報処理装置は、
    前記画像データをラインごとに分割し、前記画像データのラインごとのデータから前記ラインごとの特徴を示す第1の特徴データを生成する送信側特徴データ生成部と、
    前記画像データを前記ラインに対応する前記第1の特徴データを付加して前記ラインごとに順次送信する送信処理部と、を備え、
    前記画像形成装置は、
    前記情報処理装置から送信される前記画像データの前記ラインごとのデータと、前記ラインごとのデータに対応する前記第1の特徴データを順次受信する受信部と、
    前記受信部で受信した前記画像データの前記ラインごとのデータを順次記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された前記画像データの前記ラインごとのデータから前記ラインごとの特徴を示す第2の特徴データを生成する受信側特徴データ生成部と、
    前記画像データの前記ラインごとに、前記情報処理装置から受信した前記第1の特徴データと、前記受信側特徴データ生成部で生成された前記第2の特徴データとを照合し、照合の結果を前記情報処理装置へ送信する照合部と、を備え、
    前記情報処理装置の前記送信処理部は、前記画像形成装置から受信した前記照合の結果が、前記第1の特徴データと前記第2の特徴データとが不一致であることを示す場合には、不一致であることが示された前記第1の特徴データが付されて送信されたラインのデータをエラーラインのデータとして、他のラインの送信タイミングで前記他のラインのデータに上書きして再送信する
    画像形成システム。
  2. 前記情報処理装置の前記送信処理部は、前記画像データの前記エラーラインのデータを、前記画像データ内の濃度が均一な領域に相当するラインのデータに上書きして再送信する
    請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記画像形成装置は、前記情報処理装置から前記画像データのすべてのラインのデータが送信された後に、前記画像データの復元処理を行う復元処理部、を更に備え、
    前記受信部は、前記照合の結果が前記第1の特徴データと前記第2の特徴データとが不一致であることを示す場合には、前記情報処理装置から前記他のラインのデータに上書きして再送信されたデータである前記エラーラインの再送データを受信し、
    前記復元処理部は、前記情報処理装置から前記画像データのすべてのラインのデータが送信された後、前記他のラインのデータに上書きして再送信された前記エラーラインの再送データを前記エラーラインに上書きし、前記他のラインのデータを前記画像データ内の濃度が均一な領域に相当するラインのデータで再上書きして前記画像データを復元する
    請求項2に記載の画像形成システム。
  4. 前記情報処理装置は、前記エラーラインと前記エラーラインのデータが再送信された前記他のラインとの対応関係と、前記画像データ内の濃度が均一な領域に相当するラインの位置情報とが登録された上書きラインリスト、を備え、
    前記送信処理部は、前記画像データのすべてのラインのデータを送信した後に前記上書きラインリストを前記画像形成装置へ送信し、
    前記画像形成装置の前記復元処理部は、前記上書きラインリストの情報に基づいて前記画像データの復元処理を行う
    請求項3に記載の画像形成システム。
  5. 前記送信側特徴データ生成部及び受信側特徴データ生成部は、前記画像データの前記ラインごとの前記第1の特徴データ及び前記第2の特徴データとして、前記ラインごとのデータのチェックサムを演算する
    請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成システム。
  6. 前記画像データ内の濃度が均一な領域は、前記濃度が0%もしくは0%に近い下地領域、又は前記濃度が100%もしくは100%に近いベタ領域である
    請求項1乃至5のいずれかに記載の画像形成システム。
  7. 画像形成装置の画像形成処理に使用される画像データを送信する情報処理装置において、
    前記画像データをラインごとに分割し、前記画像データのラインごとのデータから前記ラインごとの特徴を示す第1の特徴データを生成する送信側特徴データ生成部と、
    前記画像データを前記ラインに対応する前記第1の特徴データを付加して前記ラインごとに順次送信する送信処理部と、を備え、
    前記送信処理部は、前記第1の特徴データと前記画像形成装置で生成された第2の特徴データとが不一致であることが示された場合には、不一致であることが示された前記第1の特徴データが付されて送信されたラインのデータをエラーラインのデータとして、他のラインの送信タイミングで前記他のラインのデータに上書きして再送信する
    情報処理装置。
  8. 情報処理装置から画像データを受信して画像形成処理を行う画像形成装置において、
    前記情報処理装置から送信される前記画像データのラインごとのデータと、前記ラインのデータに付加された前記ラインごとの特徴を示す第1の特徴データとを順次受信する受信部と、
    前記受信部で受信した前記画像データの前記ラインごとのデータを順次記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された前記画像データの前記ラインごとのデータから前記ラインごとの特徴を示す第2の特徴データを生成する受信側特徴データ生成部と、
    前記画像データの前記ラインごとに、前記情報処理装置から受信した前記第1の特徴データと、前記受信側特徴データ生成部で生成された前記第2の特徴データとを照合し、照合の結果を前記情報処理装置へ送信する照合部と、
    前記画像形成装置は、前記情報処理装置から前記画像データのすべてのラインのデータが送信された後に、前記画像データの復元処理を行う復元処理部と、を備え、
    前記受信部は、前記照合の結果が前記第1の特徴データと前記第2の特徴データとが不一致であることを示す場合には、前記情報処理装置から他のラインの送信タイミングで前記他のラインのデータに上書きして再送信された、不一致であることが示された前記第1の特徴データが付されて送信されたラインであるエラーラインの再送データを受信し、
    前記復元処理部は、前記情報処理装置から前記画像データのすべてのラインのデータが送信された後、前記他のラインのデータに上書きして再送信された前記エラーラインの再送データを前記エラーラインに上書きし、前記他のラインのデータを前記画像データ内の濃度が均一な領域に相当するラインのデータで再上書きして前記画像データを復元する
    画像形成装置。
  9. 画像データを送信する情報処理装置と、前記画像データを受信して画像形成処理を行う画像形成装置と、を備える画像形成システムにおける画像データ送信方法であって、
    前記情報処理装置が備える送信側特徴データ生成部が、前記画像データをラインごとに分割し、前記画像データのラインごとのデータから前記ラインごとの特徴を示す第1の特徴データを生成するステップと、
    前記情報処理装置が備える送信処理部が、前記画像データを前記ラインに対応する前記第1の特徴データを付加して前記ラインごとに順次送信するステップと、
    前記画像形成装置が備える受信部が、前記情報処理装置から送信される前記画像データの前記ラインごとのデータと、前記ラインごとのデータに対応する前記第1の特徴データを順次受信するステップと、
    前記画像形成装置が備える記憶部が、前記受信部で受信した前記画像データの前記ラインごとのデータを順次記憶するステップと、
    前記画像形成装置が備える受信側特徴データ生成部が、前記記憶部に記憶された前記画像データの前記ラインごとのデータから前記ラインごとの特徴を示す第2の特徴データを生成するステップと、
    前記画像形成装置が備える照合部が、前記画像データの前記ラインごとに、前記情報処理装置から受信した前記第1の特徴データと、前記受信側特徴データ生成部で生成された前記第2の特徴データとを照合し、照合の結果を前記情報処理装置へ送信するステップと、
    前記情報処理装置の前記送信処理部が、前記画像形成装置から受信した前記照合の結果が、前記第1の特徴データと前記第2の特徴データとが不一致であることを示す場合には、不一致であることが示された前記第1の特徴データが付されて送信されたラインのデータをエラーラインのデータとして、他のラインの送信タイミングで前記他のラインのデータに上書きして再送信するステップと、を有する
    画像データ送信方法。
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