JP2017139160A - 発光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】発光装置において非発光の外枠部を狭くしつつ、安定した発光を確保する。【解決手段】発光装置10は、基板100と、基板100に形成された発光部140とを備える。発光部140は、透光性の第1電極110、光反射性の第2電極130、および、第1電極110と第2電極130との間に位置する有機層120を有する。そして、第2電極130の有機層120側と反対側の面には凹部136が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、発光装置に関する。
照明装置や表示装置などの発光装置の光源の一つに、有機EL素子がある。有機EL素子は、第1電極と第2電極の間に有機層を配置した構成を有している。
有機EL素子を用いた照明装置や表示装置では、有機層の経時変化等によって出力される光の輝度や色味等が変化する場合がある。これに対し、例えば特許文献1には液晶表示パネルのバックライトの光を、表示パネルの外部領域に設けたフォトセンサで検知し、その検知結果に基づいて、表示輝度や表示明度を制御する事が記載されている。
また、特許文献2には、ELパネルの反射電極に設けた開口部から受光センサで光を受光し、測定された輝度を用いて有機ELデバイスの輝度低下を補正することが記載されている。
特開2006−251636号公報 特開2010−91703号公報
しかし、フォトセンサを特許文献1のように液晶表示パネルの外部領域に設ける場合、基板のうち非発光の領域が大きくなってしまう。また、特許文献2のように電極に開口部を設けた場合、その開口部が暗部となるため十分に開口径を大きくできない。
本発明が解決しようとする課題としては、発光装置において非発光の外枠部を狭くしつつ、安定した発光を確保することが一例として挙げられる。
請求項1に記載の発明は、
基板と、
前記基板に形成された発光部と
を備え、
前記発光部は透光性の第1電極、光反射性の第2電極および、前記第1電極と前記第2電極との間に位置する有機層を有し、
前記第2電極の前記有機層側と反対側の面には凹部が設けられている、
発光装置
である。
実施形態に係る発光装置の構成を示す断面図である。 実施形態に係る発光装置の構成を示すブロック図である。 実施例1に係る発光装置の平面図である。 実施例1に係る発光装置の発光部を拡大して示した断面図である。 実施例1に係る発光装置の平面図である。 図5から第2電極を取り除いた図である。 図6から第3発光層、正孔ブロック層、電子輸送層、および電子注入層を取り除いた図である。 図7から正孔注入層、正孔輸送層、第1発光層、第2発光層、および絶縁層を取り除いた図である。 実施例1の変形例2に係る発光装置の構成を示すブロック図である。 実施例2に係る発光装置の平面図である。 実施例2の変形例1に係る発光装置の平面図である。 実施例2の変形例2に係る発光装置の平面図である。 実施例2の変形例3に係る発光装置の平面図である。 実施例2の変形例4に係る発光装置の平面図である。 実施例3に係る発光装置の構成を示す断面図である。 実施例4に係る発光装置の構成を示す断面図である。 実施例5に係る発光装置の構成を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
以下に示す説明において、発光装置10の処理部410、制御部430、および記憶部450は、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。発光装置10の処理部410、制御部430、および記憶部450は、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされたプログラム、そのプログラムを格納するハードディスクなどの記憶メディア、ネットワーク接続用インタフェースを中心にハードウエアとソフトウエアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置には様々な変形例がある。
図1は、実施形態に係る発光装置10の構成を示す断面図である。人物Pは、図1の基板100に垂直な方向から発光装置10の光射出面を見ている。本実施形態に係る発光装置10は、基板100と、基板100に形成された発光部140とを備える。発光部140は、透光性の第1電極110、光反射性の第2電極130、および、第1電極110と第2電極130との間に位置する有機層120を有する。そして、第2電極130の有機層120側と反対側の面には凹部136が設けられている。
また、発光装置10は、発光部140からの光を検出する検出部300をさらに備える。そして、検出部300は、第2電極130の凹部136を介して有機層120と対向している。以下に詳しく説明する。
なお、以下では、発光部140を基準に基板100が設けられた側を発光装置10のおもて面、基板100と反対側を発光装置10の裏面と呼ぶ。
実施形態に係る発光装置10は、照明装置または表示装置である。発光部140は、基板100の一面に形成されている。発光装置10は絶縁層150をさらに備え、発光部140は絶縁層150によって画定されている。絶縁層150は、例えばポリイミドなどの感光性の材料を用いて形成されており、露光及び現像工程を経て、所定の形状に形成される。絶縁層150は、第1電極110が形成された後、かつ有機層120が形成される前に形成される。ただし、絶縁層150は形成されていなくてもよい。
発光部140は第1電極110、有機層120、及び第2電極130を有している。有機層120は、いずれも第1電極110と第2電極130の間に位置している。発光部140は、有機層120が第1電極110および第2電極130と接している領域であり、発光領域である。また、有機層120は絶縁層150に形成された開口の内側に位置している。このため、発光部140は絶縁層150の開口の内側に位置することになる。
基板100は、例えばガラスや透光性の樹脂などの透光性の材料で形成されており、基板100のうち第1電極110とは逆側の面が発光装置10の光取出面になっている。基板100は、例えば矩形などの多角形である。また、基板100は可撓性を有していてもよい。基板100が可撓性を有している場合、基板100の厚さは、例えば10μm以上1000μm以下である。特に基板100をガラス材料で可撓性を持たせる場合、基板100の厚さは、例えば200μm以下である。基板100を樹脂材料で可撓性を持たせる場合は、基板100の材料として、例えばPEN(ポリエチレンナフタレート)、PES(ポリエーテルサルホン)、PET(ポリエチレンテレフタラート)、又はポリイミドを含ませて形成されている。また、基板100が樹脂材料を含む場合、水分が基板100を透過することを抑制するために、基板100の少なくとも発光面(好ましくは両面)に、SiNやSiONなどの無機バリア膜が形成されている。
第1電極110は、光透過性を有する透明電極である。第1電極110を構成する透明導電材料は、金属を含む材料、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)、IWZO(Indium Tungsten Zinc Oxide)、ZnO(Zinc Oxide)等の金属酸化物である。第1電極110の厚さは、例えば10nm以上500nm以下である。第1電極110は、例えばスパッタリング法又は蒸着法を用いて形成される。なお、第1電極110は、カーボンナノチューブ、又はPEDOT/PSSなどの導電性有機材料であってもよいし、薄い金属電極であってもよい。
第2電極130は凹部136以外の領域において透光性を有していない。第2電極130は例えば、Al、Au、Ag、Pt、Mg、Sn、Zn、及びInからなる第1群の中から選択される金属、又はこの第1群から選択される金属の合金からなる金属層を含んでいる。この電極は、例えばスパッタリング法又は蒸着法を用いて形成される。
上述の通り、第2電極130の有機層120側と反対側の面(第1の面135)には凹部136が設けられている。なお、凹部136の部分とそれ以外の部分とでは第2電極130の厚さが異なる。基板100に垂直な方向から見た凹部136の形状は特に限定されないが、たとえば円形、矩形、多角形である。凹部136が設けられた部分の第2電極130の厚さdは特に限定されないが、たとえば50nm以下である。また、第2電極130がAlからなる場合、厚さdは、10nm以下であることが好ましく、5nm以下であることがより好ましい。一方、第2電極130がAgからなる場合、厚さdは、40nm以下であることが好ましく、20nm以下であることがより好ましい。そして、第2電極130の厚さdは特に限定されないが、たとえば2nm以上である。また、凹部136が設けられていない部分の第2電極130の厚さdはたとえば80nm以上300nm以下である。
凹部136は例えば、以下の様に形成する事ができる。第2電極130の成膜時に、まず凹部136を設ける部分とそれ以外の部分を合わせて成膜する。このときの膜厚は厚さdとなるようにする。その後、凹部136の部分にマスクを設け、さらに凹部136以外の部分をトータルの厚さがdとなるまで成膜する。また、厚さが一様な第2電極130を形成した後に、エッチング等によって凹部136を設けても良い。この場合、厚さがdの膜を成膜した上で、エッチングを行う。
発光装置10は透光領域138を有する。透光領域138は、基板100に垂直な方向から見て、凹部136に重なる領域である。そして、基板100に垂直な方向から見て、透光領域138は発光部140と重なっている。透光領域138において、第2電極130は薄膜であるため、発光部140から発せられた光の内少なくとも一部を透過する。一方、第2電極130に貫通孔ではない凹部136が設けられていることにより透光領域138にも第2電極130が形成されており、発光が確保される。ひいては、凹部136を大きくし、検出部300に入射する光を増やすことができる。
有機層120は発光層を有している。有機層120は、例えば、正孔注入層、発光層、及び電子注入層をこの順に積層させた構成を有している。正孔注入層と発光層との間には正孔輸送層が形成されていてもよい。また、発光層と電子注入層との間には電子輸送層が形成されていてもよい。有機層120は蒸着法で形成されてもよい。また、有機層120のうち少なくとも一つの層、例えば第1電極110と接触する層は、インクジェット法、印刷法、又はスプレー法などの塗布法によって形成されてもよい。なお、この場合、有機層120の残りの層は、蒸着法によって形成されている。また、有機層120のすべての層が、塗布法を用いて形成されていてもよい。
第1電極110の縁は、絶縁層150によって覆われている。絶縁層150は例えばポリイミドなどの感光性の樹脂材料によって形成されており、第1電極110のうち発光部140となる部分を囲んでいる。そして、本図に示す例では、基板100に垂直な方向から見た場合において、絶縁層150の一部は第1電極110からはみ出ている。また、第2電極130の縁は、少なくとも一部が絶縁層150上に位置している。言い換えると、基板100に垂直な方向から見た場合において、絶縁層150の一部は第2電極130からはみ出ている。くわえて、本図に示す例において、有機層120は絶縁層150の側面に接して形成されている。基板100に複数の発光部140が形成されている場合、有機層120は隣り合う発光部140の間で分断されていてもよいし、隣り合う発光部140にわたって連続して形成されていてもよい。
発光装置10は第1端子112、及び第2端子132をさらに有している。発光装置10が複数の発光部140を備える場合、たとえば第1電極110、第1端子112、第2電極130、及び第2端子132は、発光部140毎に独立している。ただし、第2端子132はすべての発光部140に対して共通の端子であってもよい。この場合、第2電極130も、全ての発光部140に共通の電極(いわゆるベタ電極)であってもよい。また、第1端子112はすべての発光部140に対して共通の端子であってもよい。この場合、第1電極110も、全ての発光部140に共通の電極(いわゆるベタ電極)であってもよい。
第1端子112及び第2端子132は、第1電極110と同じ材料を用いて形成された層を有している。この層は、第1電極110と同一の工程で形成される。また、第1端子112のうち第1電極110と同様の材料で形成されている層は、第1電極110と一体になっている。一方、第2端子132は第1電極110から分離している。また、第1端子112及び第2端子132は、第1電極110を挟んで互いに逆側に位置している。
発光装置10は、検出部300と発光部140との間に、発光部140を封止する封止部材200をさらに備える。封止部材200には、基板100に垂直な方向から見て凹部136と重なる位置に第1の光透過性領域201が設けられている。具体的には、封止部材200はその一部が光透過性部材220により形成されている。光透過性部材220はたとえばガラスまたは樹脂から成る。そして、光透過性部材220により形成された部分が第1の光透過性領域201を成している。第1の光透過性領域201の大きさは特に限定されないが、基板100に垂直な方法から見て、凹部136の全体を覆うことが好ましく、凹部136と重なる領域よりも大きいことがより好ましい。封止部材200は基板100に固定される部分を除いて開口無く形成されている。そして、発光部140が基板100と封止部材200との間で密閉されるように、封止部材200は縁を基板100に固定されている。なお、封止部材200は全体が光透過性を有していても良い。
発光装置10は、発光部140を介して基板100と対向する回路基板310をさらに備える。回路基板310には、基板100に垂直な方向から見て凹部136と重なる位置に、貫通孔312が設けられている。そして、検出部300は、貫通孔312を介して発光部140からの光を検出する。具体的には、検出部300は、少なくとも一部が貫通孔312内に位置している。また、回路基板310には、発光部140を駆動するための処理制御部400等が設けられている。処理制御部400はたとえばマイクロコンピュータ等の演算装置である。本実施形態において、処理制御部400は後に説明する制御部430および処理部410の機能を果たす。ただし、後述のように光センサICを検出部300として用いる場合、処理部410および制御部430の少なくとも一部の機能を果たす演算装置は検出部300と一体化されていても良い。回路基板310には配線や、電極311aおよび電極311bを含む電極パッド等が設けられている。そして、処理制御部400は電極311aおよび電極311bを介して第1端子112および第2端子132に電気的に接続されている。
なお、貫通孔312の内面に光反射性の膜を形成しても良い。また、基板100に垂直な方向の断面において、貫通孔312の幅が、発光部140に近づくにつれて広がっているようにしてもよい。そうすれば、より多くの光を検出部300が受光でき、発光部140の発光をより精度良く検出できる。なお、貫通孔312は、基板100に垂直な方向から見て、少なくとも一部が第1の光透過性領域201に重なっていれば良く、貫通孔312の大きさは第1の光透過性領域201の大きさに必ずしも一致している必要は無い。
検出部300はたとえばフォトダイオード等の光センサ素子または光センサICである。検出部300は受光部302を有し、受光部302に入射した光を検出する。検出部300は、受光部302が発光部140に対向するように回路基板310に固定されている。受光部302は基板100に垂直な方向から見て透光領域138に重なっている。すなわち、検出部300は、基板100に垂直な方向から見て、発光部140に重なっている。そして、受光部302は貫通孔312内に位置する。たとえば、検出部300がリードタイプのフォトダイオードである場合、受光部302を基板100側に向けるように検出部300が貫通孔312に挿入され、検出部300のリード304が回路基板310の電極パッドに半田付けされることで固定されている。本図の例において、検出部300はリード304とは反対側の面に受光部302を備える。ただし、検出部300は、リード304と同じ側に受光部302を備えていてもよい。
上述のように発光部140の第2電極130に凹部136を形成し、凹部136に対向する検出部300を設けることにより、発光部140の外側に検出部300を設けるスペースを確保する必要が無く、発光装置10の外枠部を狭くすることができる。そして、たとえば複数の発光装置10をタイリングする場合にも、発光領域を連続させて敷き詰めることができる。
また、回路基板310および処理制御部400を基板100に垂直な方向から見て発光部140に重なるように、基板100に対し発光装置10の裏面側に配置することで、コンパクトで、かつ、発光装置10の薄さを極力損なわない構成にできる。くわえて、配線等も最小限にできるため、製造や取り扱いも容易となる。ここで、発光装置10が封止部材200を備えることにより、別途、支台を設けることなく回路基板310を配置できる。また、回路基板310の貫通孔312内に検出部300を配置することで、発光装置10の厚さを薄くすることができる。
図2は、本実施形態に係る発光装置10の構成を示すブロック図である。発光装置10は、処理部410、制御部430、および記憶部450を含む。
処理部410は検出部300の検出結果から、発光部140の発光に関する情報を生成する。本実施形態において、検出部300は光の強度を検出する光センサ素子であり、輝度または照度の高さに応じた信号を出力する。処理部410は、検出部300の出力信号に基づいて発光部140の発光強度を示す情報を生成する。
制御部430は、発光部140の駆動信号を出力し、その駆動信号が第1端子112と第2端子132との間に印加されて発光部140が発光する。本実施形態において、発光部140の発光強度は、駆動信号に応じて変化する。
また、制御部430は、検出部300の検出結果に基づいて、発光部140の発光を制御する。すなわち、制御部430は、処理部410に生成された発光部140の発光に関する情報に基づいて、発光部140の発光を制御する。具体的には制御部430は、処理部410に生成された発光部140の発光に関する情報を取得し、発光に関する情報が予め定められた基準を満たすか否かを判定する。基準を満たさないと判定した場合、制御部430は、取得した発光に関する情報と予め定められた目標値との差を算出し、算出した差に基づいて所望の発光が得られるよう発光部140の駆動信号を生成し、出力する。ここで駆動信号は、たとえば検出部300が光を検出した時点での駆動信号に対して、算出された差および補正パラメータを用いた補正処理を行うことにより得られる。補正処理は、具体的にはたとえば、算出された差に補正パラメータを乗じたものを、それまでの駆動信号に対して加算することにより行える。
たとえば、検出部300の検出結果が、目標値よりも低い発光強度(輝度または照度)である場合、制御部430は第1電極110と第2電極130との間に印加する電力を上げるよう制御を行う。一方、検出部300の検出結果が、目標値よりも高い発光強度である場合、制御部430は第1電極110と第2電極130との間に印加する電力を下げるよう制御を行う。
一方、基準を満たすと判定した場合、制御部430は、駆動信号を変更せず、検出部300が光を検出した時点での出力を維持する。
また、制御部430は、判定を行わず、取得した発光に関する情報と予め定められた目標値との差を算出し、上述の様に、算出した差に基づいて所望の発光が得られるよう発光部140の駆動信号を生成しても良い。すなわち、フィードバック制御を行っても良い。
なお、上記の基準、目標値、および補正パラメータは、記憶部450に予め保持させたものを制御部430が読み出して用いることができる。補正パラメータはたとえば他の発光装置10等を用いた試験を行うことで予め決定し、記憶部450に保持させることができる。ここで、発光装置10のおもて面側に放出される光と、裏面側に放出されて検出部300で検出される光とは、必ずしも同じでない場合がある。たとえば、おもて面側に放出される光は第2電極130を透過しないのに対し、検出部300で検出される光は、第2電極130の薄膜を透過したものであるからである。そこで、補正パラメータは、発光装置10のおもて面側で所望の光を得られるように決定される。
なお、基準、目標値、および補正パラメータは、発光装置10に対する設定操作に応じて変更可能であっても良い。また、目標値は、絶対値であっても良いし、発光装置10の初期の輝度に対する相対値であっても良い。
本実施形態の発光装置10においては、制御部430は、処理部410に生成された発光部140の発光強度を示す情報に基づき、発光部140の発光強度を制御する。そうすることにより、経時変化等によらず所望の発光強度を維持することができる。
発光装置10の製造方法について以下に説明する。まず、基板100に第1電極110を、例えばスパッタリング法を用いて形成する。次いで、第1電極110を例えばフォトリソグラフィー法を利用して所定のパターンにする。なお、第1電極110と同時に第1端子112および第2端子132を形成する事ができる。次いで、第1電極110の縁の上に絶縁層150を形成する。例えば絶縁層150が感光性の樹脂で形成されている場合、絶縁層150は、露光及び現像工程を経ることにより、所定のパターンに形成される。
次いで、有機層120及び第2電極130をこの順に形成する。有機層120が蒸着法で形成される層を含む場合、この層は、例えばマスクを用いるなどして所定のパターンに形成される。第2電極130も、例えばマスクを用いるなどして所定のパターンに形成される。具体的には上述の通り、第2電極130の成膜時には、まず凹部136を設ける部分とそれ以外の部分を合わせて成膜する。その後、凹部136の部分にマスクを設け、さらに凹部136以外の部分を成膜することにより、凹部136が設けられた第2電極130を形成できる。
一方、光透過性部材220を備える封止部材200を準備し、その封止部材200で発光部140を封止する。そして、処理制御部400および検出部300を設けた回路基板310を、封止部材200の上に配置して固定する。次いで、電極311aと第1端子112、および電極311bと第2端子132とをワイヤー等で接続して発光装置10を得る。なお、第2電極130と封止部材200との間の空間を、さらにエポキシなどの接着剤で充填しても良い。
なお、図1では、一つの基板100に対して凹部136が一つのみ設けられている例を示したが、一つの基板100に対して二つ以上の凹部136が設けられていても良い。その場合、発光装置10はたとえば第2電極130および第1電極110のうち少なくとも一方が独立に設けられた複数の発光部140を備え、複数の凹部136は基板100に垂直な方向から見て互いに異なる発光部140に重なるように設けられる。そして、各凹部136に対して第1の光透過性領域201、貫通孔312、および検出部300が設けられる。そうすれば、たとえば対応する検出部300の検出結果に基づいて、各発光部140の発光を独立に制御する事ができる。
また、図1では、発光装置10が封止部材200を備える例を示したが、封止部材200の代わりに発光装置10は保護層を備えても良い。保護層はたとえば光透過性を有する膜である。または、保護層は、基板100に垂直な方向から見て透光領域138に重なる領域のみが光透過性の膜で形成され、他の領域が不透明な膜で形成された層であっても良い。保護層は、例えば絶縁材料、さらに具体的には酸化アルミニウムや酸化チタンなどの無機材料によって形成される。また、保護層の厚さは、例えば50nm以上300nm以下である。
保護層は、例えばALD(Atomic Layer Deposition)法を用いて形成される。この場合、保護層の段差被覆性は高くなる。またこの場合、保護層は、複数の層を積層した多層構造を有していてもよい。この場合、第1の材料(例えば酸化アルミニウム)からなる第1封止層と、第2の材料(例えば酸化チタン)からなる第2封止層とを繰り返し積層した構造を有していてもよい。最下層は第1封止層及び第2封止層のいずれであってもよい。また、最上層も第1封止層及び第2封止層のいずれであってもよい。また、保護層は第1の材料と第2の材料の混在する単層であってもよい。
ただし、保護層は、他の成膜法、例えばCVD法やスパッタリング法を用いて形成されていてもよい。この場合、保護層は、SiO、SiNなど絶縁膜によって形成されており、その膜厚は、例えば10nm以上1000nm以下である。
封止部材200の代わりに保護層を設ける場合には、別途、回路基板310を支える支台を設けても良い。
以上、本実施形態によれば、第2電極130の有機層120側と反対側の面には凹部136が設けられている。そして、検出部300は、第2電極130の凹部136を介して有機層120と対向している。したがって、発光部140からの発光を検出した結果に基づいて発光部140を制御する事ができ、経時変化等によらず所望の発光強度を維持することができる。また、発光装置10において非発光の外枠部を大きくする必要が無いため、例えば複数の発光装置10をタイリングする場合にも、発光領域を連続させて敷き詰めることができる。
(実施例1)
図3は、実施例1に係る発光装置10の平面図である。ただし、本図において、封止部材200、回路基板310は省略して描いている。図1は、図3のA−A断面図に相当する。ただし、図1では、絶縁層150の上には有機層120が形成されていない例を示している。図4は、本実施例に係る発光装置10の発光部140を拡大して示した断面図である。図5は、実施例1に係る発光装置10の平面図である。ただし、本図において、封止部材200、回路基板310および凹部136は省略して描いている。図6は図5から第2電極130を取り除いた図である。図7は図6から第3発光層123c、正孔ブロック層124、電子輸送層125、および電子注入層126を取り除いた図である。図8は図7から正孔注入層121、正孔輸送層122、第1発光層123a、第2発光層123b、および絶縁層150を取り除いた図である。図4は、図5のB−B断面図である。
本実施例に係る発光装置10は、互いに異なる色の発光をする複数の発光部140を含む。そして、処理部410は、検出部300の検出結果から発光部140の発光色に関する情報を生成する。また、本実施例に係る制御部430は、たとえば発光部140からの光の色温度に基づいて発光部140の発光を制御する。以下に詳しく説明する。
本実施例に係る発光装置10は照明装置であり、基板100のほぼ全面に発光領域が形成されている。この発光領域には、第1発光部140a、第2発光部140b、及び第3発光部140cが繰り返し形成されている。第1発光部140a、第2発光部140b、及び第3発光部140cは、いずれもストライプ状(線状)に延在している。各発光部140は、絶縁層150の開口152内に位置している。第1発光部140aは第1有機層120aを含み、第2発光部140bは第2有機層120bを含み、第3発光部140cは第3有機層120cを含む。
第1発光部140aは、基板100の第1領域100aに形成されており、正孔注入層121、正孔輸送層122、第1発光層123a、第3発光層123c、正孔ブロック層124、電子輸送層125、および電子注入層126を有している。第2発光部140bは、基板100の第2領域100bに形成されており、正孔注入層121、正孔輸送層122、第2発光層123b、第3発光層123c、正孔ブロック層124、電子輸送層125および電子注入層126を有している。第3発光部140cは、基板100の第3領域100cに形成されており、正孔注入層121、正孔輸送層122、第3発光層123c、正孔ブロック層124、電子輸送層125および電子注入層126を有している。なお、各発光部140において、正孔注入層121、正孔輸送層122、正孔ブロック層124、電子輸送層125、および電子注入層126のうち少なくとも一つは形成されていなくても良い。
正孔注入層121は、正孔が移動する材料(正孔移動性の有機材料)を用いて形成されている。正孔注入層121の厚さは例えば50nm以上100nm以下である。第1有機層120aの正孔注入層121、第2有機層120bの正孔注入層121、および第3有機層120cの正孔注入層121は同一工程で形成できる。正孔注入層121の形成方法としては、たとえば蒸着法および塗布法が挙げられる。
正孔輸送層122は正孔移動性の有機材料を用いて形成されている。第1有機層120aの正孔輸送層122、第2有機層120bの正孔輸送層122、および第3有機層120cの正孔輸送層122は同一工程で形成できる。正孔輸送層122の形成方法としては、たとえば蒸着法および塗布法が挙げられる。
第1発光層123a、第2発光層123b、および第3発光層123cは、いずれも電子と正孔の再結合に伴って発光する材料を用いて形成されている。ただし、第1発光層123aの発光色、第2発光層123bの発光色、および第3発光層123cの発光色は互いに異なる。したがって、第1発光部140aの発光色、第2発光部140bの発光色、および第3発光部140cの発光色は互いに異なる。例えば、第1発光層123aの発光スペクトルのピーク波長は、第2発光層123bの発光スペクトルのピーク波長よりも長い。また、第2発光層123bの発光スペクトルのピーク波長は、第3発光層123cの発光スペクトルのピーク波長よりも長い。第1発光層123aの発光色は、例えば赤色(ピーク波長が600nm以上650nm以下)であり、第2発光層123bの発光色は、例えば緑色(ピーク波長が530nm以上580nm以下)であり、第3発光層123cの発光色は、例えば青色(ピーク波長が450nm以上470nm以下)である。
図4に示す例において、第1発光層123aは第1発光部140aにのみ形成されており、第2発光層123bは第2発光部140bにのみ形成されている。一方、第3発光層123cは第1発光部140a、第2発光部140b、および第3発光部140cにわたって連続して形成されている。ただし、第3発光層123cは第3発光部140cのみに形成されていても良い。
本実施例に係る発光装置10は、このように、互いに異なる発光色を生じる第1発光部140a、第2発光部140b、および第3発光部140cを備える。このことにより、発光装置10はたとえば白色やカラーの照明として用いることができる。また、第1発光部140a、第2発光部140b、および第3発光部140cの発光をそれぞれ独立に調整することにより、発光装置10全体の色を調整することができる。
第1有機層120aの正孔ブロック層124は、第1発光層123aのうち正孔輸送層122とは逆側の面に接しており、正孔が第1発光層123aを突き抜けて第1有機層120aの電子輸送層125又は電子注入層126に到達することを抑制する。第2有機層120bおよび第3有機層120cの正孔ブロック層124も同様である。正孔ブロック層124は、例えば電子が移動することができる材料(電子移動性の有機材料)を用いて形成される。図4に示す例において、正孔ブロック層124は、第1発光部140a、第2発光部140b、および第3発光部140cにわたり連続して形成されている。正孔ブロック層124の厚さは、例えば5nm以上50nm以下である。
第1有機層120aの電子輸送層125、第2有機層120bの電子輸送層125、および第3有機層120cの電子輸送層125は、いずれも電子が移動する材料(電子移動性の有機材料)を用いて形成されている。このような材料としては、例えば、含窒素芳香族複素環誘導体、芳香族炭化水素環誘導体、ジベンゾフラン誘導体、ジベンゾチオフェン誘導体、シロール誘導体が挙げられる。図4に示す例において、電子輸送層125は、第1発光部140a、第2発光部140b、および第3発光部140cにわたり連続して形成されている。電子輸送層125の厚さは、例えば5nm以上100nm以下である。
第1有機層120aの電子注入層126、第2有機層120bの電子注入層126、および第3有機層120cの電子注入層126は、いずれも例えばLiFなどのアルカリ土類金属化合物、酸化アルミニウムに代表される金属酸化物、又はリチウム8−ヒドロキシキノレート(Liq)等に代表される金属錯体を用いて形成される。図4に示す例において、電子注入層126は、第1発光部140a、第2発光部140b、および第3発光部140cにわたり連続して形成されている。電子注入層126の厚さは、例えば0.1nm以上10nm以下である。
なお、第1有機層120a、第2有機層120b、および第3有機層120cは、さらに電子阻害層を有していてもよい。電子阻害層は、正孔輸送層122と発光層123a,b,cの間に位置し、発光層を突き抜けた電子が正孔輸送層122や正孔注入層121に到達することを抑制する。電子阻害層は、例えば、正孔が移動する材料(正孔移動性の有機材料)の少なくとも一つを用いて形成することができる。電子阻害層の厚さは、例えば5nm以上50nm以下である。
また、図4に示す例において、第1有機層120aの各層は第1の開口152aの内側に位置しており、第2有機層120bの各層は第2の開口152bの内側に位置しており、第3有機層120cの各層は第3の開口152cの内側に位置している。ただし、本図の例において、第3発光層123c、正孔ブロック層124、電子輸送層125、および電子注入層126は、絶縁層150の上にも形成されている。また、正孔注入層121および正孔輸送層122は、絶縁層150の上に形成されていてもよい。この場合、第1有機層120aの正孔注入層121、第2有機層120bの正孔注入層121、および第3有機層120cの正孔注入層121は互いに繋がっていてもよい。また、第1有機層120aの正孔輸送層122、第2有機層120bの正孔輸送層122、および第3有機層120cの正孔輸送層122は互いに繋がっていてもよい。
第1発光部140a、第2発光部140b、及び第3発光部140cは、いずれも、第1電極110、第1端子112、第2電極130、及び第2端子132を有している。本実施例において、発光装置10は、調光可能な照明装置である。このため、図3から図8に示す例において、第1電極110および第1端子112は、発光部140毎に独立している。一方、第2端子132はすべての発光部140に対して共通の端子であり、第2電極130も全ての発光部140に共通の電極(いわゆるベタ電極)である。ただし、第2電極130および第2端子132が、発光部140毎に独立しており、一方、第1端子112がすべての発光部140に対して共通の端子であり、第1電極110が全ての発光部140に共通の電極(いわゆるベタ電極)であってもよい。
また、第1端子112及び第2端子132は、第1電極110を挟んで互いに逆側に位置している。本図に示す例では基板100は矩形である。そして、第1端子112は基板100の一辺に沿って形成されており、第2端子132は、基板100の4辺のうち第1端子112とは逆側の辺に沿って形成されている。
絶縁層150は、第1の開口152a、第2の開口152b、及び第3の開口152cを有している。第1の開口152aは第1発光部140aが形成されるべき領域に位置しており、第2の開口152bは第2発光部140bが形成されるべき領域に位置しており、第3の開口152cは第3発光部140cが形成されるべき領域に位置している。そして、第2電極130の一部は、絶縁層150をまたいで第2端子132の上まで延在している。
本実施例に係る発光装置10においては、たとえば第1発光部140a、第2発光部140b、および第3発光部140cの輝度比率を調整することによって色度調整が行われる。
上述の通り、本実施例に係る処理部410は、検出部300の検出結果から発光部140の発光色に関する情報を生成する。そして処理部410は、検出部300の検出結果から発光部140の発光色に関する情報として発光部140の色度を示す情報、または発光部140の色温度を示す情報を生成する。
本実施例において、凹部136は、基板100に垂直な方向から見て、第1発光部140a、第2発光部140b、および第3発光部140cの少なくともいずれか一つと重なるように設けられている。また、凹部136は、基板100に垂直な方向から見て、少なくとも一つずつの第1発光部140a、第2発光部140b、および第3発光部140cと重なるように設けられていても良い。
本実施例では、凹部136が、基板100に垂直な方向から見て、少なくとも一つずつの第1発光部140a、第2発光部140b、および第3発光部140cと重なるように設けられている例について説明する。この場合、凹部136は、基板100に垂直な方向から見て、各三つ以上の第1発光部140a、第2発光部140b、および第3発光部140cと重なるように設けられていることがより好ましい。そうすれば、検出部300は多くの光量を受光することができ、より精度の高い光検出ができる。
本実施例において、検出部300はたとえば色度センサである。そして、一つの検出部300は第1発光部140a、第2発光部140b、および第3発光部140cからの光を同時に受光する。そして、検出部300は、受光した光の色度または色温度を示す情報を生成する。ここで、検出部300が受光する光において、第1発光部140a、第2発光部140b、および第3発光部140cからの光が混色されている。したがって、検出部300の検出結果から、発光装置10全体としての発光の色度または色温度に対応する情報を得られる。
そして制御部430は、処理部410から、色度または色温度を示す情報を取得し、色度または色温度を示す情報が予め定められた基準を満たすか否かを判定する。基準を満たさないと判定した場合、制御部430は、取得した発光に関する情報と予め定められた目標値との差を算出し、算出した差に基づいて所望の色度または色温度の発光が得られるよう発光部140の駆動信号を生成し、出力する。ここで駆動信号は、第1発光部140a、第2発光部140b、および第3発光部140cに対し独立に生成され、出力される。ここで駆動信号は、たとえば、実施形態で説明した方法と同様に、検出部300が光を検出した時点での駆動信号に対して、算出された差および補正パラメータを用いた補正処理を行うことにより得られる。
補正処理によりたとえば第1発光部140a、第2発光部140b、および第3発光部140cの出力強度比が変更される。ここで、第1発光部140a、第2発光部140b、および第3発光部140cの総和としての発光強度は低下する場合があっても良い。また、制御部430が色温度を示す情報に基づいて発光部140の発光を制御する場合、その目標値は特に制限されないが、たとえば4000K以上5000K以下である。
一方、基準を満たすと判定した場合、制御部430は、駆動信号を変更せず、検出部300が光を検出した時点での出力を維持する。
また、実施形態と同様、制御部430は、判定を行わず、色度または色温度を示す情報と予め定められた目標値との差を算出し、算出した差に基づいて所望の色度または色温度の発光が得られるよう発光部140の駆動信号を生成しても良い。
なお、上記の基準、目標値、および補正パラメータは、記憶部450に予め保持させたものを制御部430が読み出して用いることができる。補正パラメータはたとえば他の発光装置10等を用いた試験を行うことで予め決定し、記憶部450に保持させることができる。ここで、発光装置10のおもて面側に放出される光と、裏面側に放出されて検出部300で検出される光とは、必ずしも同じでない場合がある。たとえば、おもて面側に放出される光は第2電極130を透過しないのに対し、検出部300で検出される光は、第2電極130の薄膜を透過したものであるからである。くわえて、第1有機層120a、第2有機層120b、および第3有機層120cを構成する各層の積層関係が基板100の厚さ方向に対称ではないからである。そこで、補正パラメータは、実施形態と同様、発光装置10のおもて面側で所望の光を得られるように決定される。
なお、基準、目標値、および補正パラメータは、発光装置10に対する設定操作に応じて変更可能であっても良い。また、目標値は、絶対値であっても良いし、発光装置10の初期の輝度に対する相対値で合っても良い。
実施例1の変形例1について、以下に説明する。本変形例に係る発光装置10は、以下に説明する点を除いて実施例1に係る発光装置10と同様である。
本変形例において、検出部300は照度センサまたは輝度センサである。その場合、たとえば発光装置10は第1発光部140a、第2発光部140b、および第3発光部140cを順に発光させる試験動作を一時的に行う。具体的には制御部430は第1発光部140aのみの発光、第2発光部140bのみの発光、および第3発光部140cのみの発光を順に行わせる。そして、各発光部140の輝度または照度を順に検出部300が検出する。処理部410は検出部300から、第1発光部140aの発光時、第2発光部140bの発光時、および第3発光部140cの発光時の検出結果を示す情報をそれぞれ取得する。そして、処理部410は取得した検出結果に基づき、第1発光部140a、第2発光部140b、および第3発光部140cからの各色の発光強度(輝度または照度)の比率を算出する。そして、算出した比率に基づき、発光部140の発光に関する情報として、発光装置10全体としての発光の色度または色温度を示す情報を生成する。以後、制御部430の動作は実施例1に係る発光装置10と同じである。
図9は、実施例1の変形例2に係る発光装置10の構成を示すブロック図である。本変形例に係る発光装置10は、以下に説明する点を除いて実施例1に係る発光装置10と同様である。
本変形例では、発光装置10は、第1検出部300a、第2検出部300b、および第3検出部300cを備える。第1検出部300aは第1発光部140aから発せられた光を検出し、第2検出部300bは第2発光部140bから発せられた光を検出し、第3検出部300cは第3発光部140cから発せられた光を検出する。すなわち、基板100に垂直な方向から見て、第1検出部300aは第1発光部140aのみに重なり、第2検出部300bは第2発光部140bのみに重なり、第3検出部300cは第3発光部140cのみに重なる。各検出部300に対しては、独立に凹部136、第1の光透過性領域201、および貫通孔312が設けられている。
本変形例において、第1検出部300a、第2検出部300b、および第3検出部300cはたとえば輝度センサ又は照度センサである。処理部410は第1検出部300a、第2検出部300b、および第3検出部300cから、それぞれの検出結果を示す情報を取得する。そして、処理部410は取得した検出結果に基づき、第1発光部140a、第2発光部140b、および第3発光部140cからの各色の発光強度(輝度または照度)の比率を算出する。そして、算出した比率に基づき、発光部140の発光に関する情報として、発光装置10全体としての発光の色度または色温度を示す情報を生成する。以後、制御部430の動作は実施例1に係る発光装置10と同じである。
図4に戻り、本実施例に係る発光装置10の製造方法について以下に説明する。まず、基板100の第1領域100a、第2領域100b、および第3領域100cに、第1電極110を、例えば蒸着法又はスパッタリング法を用いて形成する。次いで、基板100の上に絶縁層150、第1の開口152a、第2の開口152b、および第3の開口152cを形成する。次いで、基板100の第1領域100a、第2領域100b、および第3領域100cに、正孔注入材料を、例えばスピンコーティング法を用いて塗布し、その後乾燥させる。これにより、第1発光部140aの正孔注入層121、第2発光部140bの正孔注入層121、および第3発光部140cの正孔注入層121が形成される。
次いで、基板100の第1領域100a、第2領域100b、および第3領域100cに、正孔輸送材料を、例えばスピンコーティング法を用いて塗布し、その後乾燥させる。これにより、第1発光部140aの正孔輸送層122、第2発光部140bの正孔輸送層122、および第3発光部140cの正孔輸送層122が形成される。
次いで、基板100の第1領域100aに第1発光層123aとなる発光材料を、第2領域100bに第2発光層123bとなる発光材料を、例えばインクジェット法を用いて塗布する。これにより第1発光部140aの第1発光層123a、および第2発光部140bの第2発光層123bが形成される。
次いで、基板100の第1領域100a、第2領域100b、および第3領域100cに第3発光層123cとなる発光材料をたとえば真空蒸着する。これにより、第1発光部140aの第3発光層123c、第2発光部140bの第3発光層123c、および第3発光部140cの第3発光層123cが形成される。
その後、第1有機層120aの正孔ブロック層124、第2有機層120bの正孔ブロック層124、及び第3有機層120cの正孔ブロック層124を、真空蒸着法を用いて形成する。次いで、第1有機層120aの電子輸送層125、第2有機層120bの電子輸送層125、及び第3有機層120cの電子輸送層125を、真空蒸着法を用いて形成する。さらに、電子輸送層125の上に、電子注入材料を真空蒸着する。これにより、第1有機層120aの電子注入層126、第2有機層120bの電子注入層126、及び第3有機層120cの電子注入層126が形成される。このようにして、第1有機層120a、第2有機層120b、及び第3有機層120cが形成される。
そして、第1有機層120a、第2有機層120b、及び第3有機層120cのそれぞれの上に、第2電極130を形成する。第2電極130は、例えば蒸着法又はスパッタリング法を用いて形成され、凹部136が設けられる。以後は実施形態に係る発光装置10の製造方法と同様にして、発光装置10を得られる。
なお、図4から図8に示す例では、発光装置10が互いに異なる色の発光をする三種の発光部140、すなわち第1発光部140a、第2発光部140b、および第3発光部140cを含むが、発光装置10は、互いに異なる色の発光をする二種のみの発光部140を備えても良い。たとえば、第1発光部140a、第2発光部140b、および第3発光部140cのうちいずれか一つを備えなくても良い。また、発光装置10は、互いに異なる色の発光をする四種以上の発光部140を備えても良い。
本実施例においても、第2電極130の有機層120側と反対側の面には凹部136が設けられている。そして、検出部300は、第2電極130の凹部136を介して有機層120と対向している。したがって、発光部140からの発光を検出した結果に基づいて発光部140を制御する事ができ、経時変化等によらず所望の発光強度を維持することができる。また、発光装置10において非発光の外枠部を大きくする必要が無いため、例えば複数の発光装置10をタイリングする場合にも、発光領域を連続させて敷き詰めることができる。
また、本実施例に係る発光装置10は、互いに異なる色の発光をする複数の発光部140を含む。そして、処理部410は、検出部300の検出結果から発光部140の発光色に関する情報を生成し、制御部430は、発光部140からの光の色温度に基づいて発光部140の発光を制御する。したがって、安定した色温度での発光を実現することができる。
(実施例2)
図10は、実施例2に係る発光装置10の平面図である。本図は実施例1の図3に相当する。本実施例に係る発光装置10は、第2電極130に凹部136に接続する溝部137が設けられている点を除いて実施形態または実施例1に係る発光装置10と同じである。
本実施例に係る発光装置10の製造方法において、凹部136は、以下の様に形成される。第2電極130の成膜時に、まず凹部136を設ける部分とそれ以外の部分を合わせて成膜する。その後、凹部136の部分にマスクを設け、さらに凹部136以外の部分を成膜する。ここで、第2電極130を蒸着する蒸着装置は、蒸着源と基板100との間にマスクを挿入した挿入状態と、挿入しない非挿入状態とを切り替え可能に構成されている。そして、挿入状態において、凹部136の形状に対応する形状のマスクは、梁によって装着装置に固定されている。そして、第2電極130の、基板100とは反対側の面には、凹部136と共にこの梁の形状に対応する溝部137が形成される。
溝部137は、凹部136に繋がっており、基板100に垂直な方向から見て第2電極130の端まで繋がっている。そして、溝部137の深さと凹部136の深さは一様である。なお、本図では、凹部136に繋がる二つの溝部137が設けられている例を示しているが、溝部137は一つのみ設けられていても良い。
本図に示す例では、基板100に垂直な方向から見て、線状の発光部140の延在方向に垂直な方向に溝部137が延在している。こうすることにより、複数の発光部140のうち一部の発光部140に特に溝部137が重なることを避けることができる。したがって、第2電極130の厚さが薄くなる結果、特定の発光部140の輝度が低下してしまうことを回避することができる。
また、溝部137は、第1電極110の延在方向において、第1電極110の中心もしくは、中心よりも第1端子112に近いことが好ましい。そうすれば、第1端子112から遠い領域において、輝度が低くなりすぎることを避けられる。すなわち、第1電極110の抵抗が比較的大きい場合、第1端子112から離れるにつれて電位降下が生じ得る。その結果、第1端子112から遠い領域で輝度が低下することがある。これに対し、第1端子112から遠い領域に溝部137を設けないことにより、更なる輝度低下を避けることができる。
図11は、実施例2の変形例1に係る発光装置10の平面図である。本図は実施例1の図3に相当する。本実施例に係る発光装置10は、溝部137の位置を除いて実施例2に係る発光装置10と同じである。
本変形例では、基板100に垂直な方向から見て、線状の発光部140の延在方向に平行な方向に溝部137が延在している。そして、溝部137と開口152とが重ならないように形成されることにより、溝部137と発光部140の重なりを低減でき、発光部140の発光状態への影響を小さくすることができる。また、溝部137の一部と開口152とが重なる場合であっても、溝部137の幅、開口152の幅、および開口152の間隔を考慮して、溝部137と発光部140の重なりをできるだけ小さくするよう配置することが好ましい。
図12は、実施例2の変形例2に係る発光装置10の平面図である。本図は実施例1の図3に相当する。本実施例に係る発光装置10は、凹部136および溝部137の位置を除いて実施例2に係る発光装置10と同じである。
本変形例では、基板100に垂直な方向から見て、線状の発光部140の延在方向に斜めに交わる方向に溝部137が延在している。溝部137を特定の部分に限定して形成することにより、発光部140の発光状態のムラも、その部分に限定することができる。このことにより、人物Pは、発光状態のムラを視認しにくくなる。
図13は、実施例2の変形例3に係る発光装置10の平面図である。本図は実施例1の図3に相当する。本実施例に係る発光装置10は、凹部136の位置および形状を除いて実施例2に係る発光装置10と同じである。
本変形例では、基板100に垂直な方向から見て、凹部136の輪郭の一部が第2電極130の輪郭の一部に一致する。本図の例では、第2電極130には、基板100に垂直な方向から見て、半円状の凹部136が設けられている。そして、凹部136は第2電極130の端に設けられている。具体的には、半円の直線部分が、第2電極130の何れかの外辺に重なるように設けられている。そうすることにより、凹部136を設けるためのマスクの形状の自由度が増し、凹部136を容易に形成できる。具体的には上述の梁等を設ける必要が無く、また、第2電極130に溝部137が形成されない。なお、凹部136の形状は特に限定されず、矩形や多角形であっても良い。
図14は、実施例2の変形例4に係る発光装置10の平面図である。本図は実施例1の図3に相当する。本実施例に係る発光装置10は、凹部136の位置および形状を除いて実施例2に係る発光装置10と同じである。
本変形例では、基板100に垂直な方向から見て、凹部136の輪郭の一部が第2電極130の輪郭の一部に一致し、かつ、凹部136の輪郭のうち一つの頂点が第2電極130の輪郭の一つの頂点に一致する。本図の例では、第2電極130には、基板100に垂直な方向から見て、扇形の凹部136が設けられている。そして、凹部136は第2電極130の角部に設けられている。具体的には、凹部136の輪郭の直線部分は第2電極130の輪郭に重なり、曲線部分は第2電極130に重なる様に設けられている。そうすることにより、凹部136を設けるためのマスクの形状の自由度が増し、凹部136を容易に形成できる。具体的には上述の梁等を設ける必要が無く、また、第2電極130に溝部137が形成されない。なお、凹部136の形状は特に限定されず、矩形や多角形であっても良い。
以上、実施例2および、実施例2の各変形例においても、実施形態と同様に、第2電極130の有機層120側と反対側の面には凹部136が設けられている。そして、検出部300は、第2電極130の凹部136を介して有機層120と対向している。したがって、発光部140からの発光を検出した結果に基づいて発光部140を制御する事ができ、経時変化等によらず所望の発光強度を維持することができる。また、発光装置10において非発光の外枠部を大きくする必要が無いため、例えば複数の発光装置10をタイリングする場合にも、発光領域を連続させて敷き詰めることができる。
(実施例3)
図15は、実施例3に係る発光装置10の構成を示す断面図である。本図は、実施形態の図1に相当する。本実施例に係る発光装置10は、以下に説明する点を除いて、実施形態、実施例1または実施例2に係る発光装置10と同じである。
本実施例に係る発光装置10において、回路基板310には、貫通孔312が設けられており、検出部300は、少なくとも一部が貫通孔312内に位置している。そして、貫通孔312の、発光部140側と反対側の開口は、遮光部材314に覆われている。
遮光部材314は、貫通孔312の、発光部140側と反対側の開口全体を覆うように設けられている。遮光部材314は、たとえば遮光性の樹脂から成る。遮光部材314は、たとえば、回路基板310に検出部300を固定した後に、貫通孔312の開口を塞ぐようモールドしたり、又は、別途準備した遮光性の部材を被せて固定したりすることで発光装置10に設けられる。
以上、本実施例においても、実施形態と同様に、第2電極130の有機層120側と反対側の面には凹部136が設けられている。そして、検出部300は、第2電極130の凹部136を介して有機層120と対向している。したがって、発光部140からの発光を検出した結果に基づいて発光部140を制御する事ができ、経時変化等によらず所望の発光強度を維持することができる。また、発光装置10において非発光の外枠部を大きくする必要が無いため、例えば複数の発光装置10をタイリングする場合にも、発光領域を連続させて敷き詰めることができる。
くわえて、本実施例では、回路基板310の貫通孔312の、発光部140側と反対側の開口は、遮光部材314に覆われている。したがって、発光部140以外から検出部300に入射する外光を遮断し、発光部140の発光を精度良く検出できる。
(実施例4)
図16は、実施例4に係る発光装置10の構成を示す断面図である。本図は、実施形態の図1に相当する。本実施例に係る発光装置10は、以下に説明する点を除いて、実施形態、実施例1、実施例2、または実施例3に係る発光装置10と同じである。
本実施例に係る発光装置10では、基板100に垂直な方向の断面において、凹部136の幅が、検出部300に近づくにつれて広がっている。
第2電極130の厚さに急激な変化がある場合、透光領域138とそれ以外の領域との間で急激な輝度の変化が生じ得る。第2電極130の厚さ変化により、抵抗の変化、および流れる電流の変化が生じるからである。これに対し、凹部136の幅を、検出部300に近づくにつれて広げ、テーパー形状とすることにより、急激な厚さの変化を避け、すなわち、急峻な輝度変化を避けることができる。ひいては、人物Pに、透光領域138の輝度低下を視認されにくくなる。
凹部136の断面形状は、所望の輝度ムラレベル、検出部300の必要光量、凹部136の最大幅等を勘案して決定できる。また、本実施例に係る凹部136は、たとえば、第2電極130の蒸着時に基板100とマスクとの距離を適宜変化させることによって形成できる。
なお、本図では、基板100に垂直な方向の断面において、凹部136の幅が、直線的に広がっている例を示したが、これに限定されない。凹部136の幅は、曲線的に広がっても良い。また、凹部136の底面は曲面であっても良い。すなわち、凹部136の基板100に垂直な断面は、半円状や半楕円状であっても良い。そうすれば、第2電極130の厚さ変化をより連続的にすることができ、輝度変化をより緩やかにすることができる。
以上、本実施例においても、実施形態と同様に、第2電極130の有機層120側と反対側の面には凹部136が設けられている。そして、検出部300は、第2電極130の凹部136を介して有機層120と対向している。したがって、発光部140からの発光を検出した結果に基づいて発光部140を制御する事ができ、経時変化等によらず所望の発光強度を維持することができる。また、発光装置10において非発光の外枠部を大きくする必要が無いため、例えば複数の発光装置10をタイリングする場合にも、発光領域を連続させて敷き詰めることができる。
くわえて、本実施例では、基板100に垂直な方向の断面において、凹部136の幅が、検出部300に近づくにつれて広がっている。したがって、透光領域138とそれ以外の領域との間で急激な輝度の変化を避けることができる。
(実施例5)
図17は、実施例5に係る発光装置10の構成を示す断面図である。本図は、実施形態の図1に相当する。本実施例に係る発光装置10は、以下に説明する点を除いて、実施形態、実施例1、実施例2、実施例3、または実施例4に係る発光装置10と同じである。
本実施例に係る発光装置10において、回路基板310には、基板100に垂直な方向から見て凹部136と重なる位置に、第2の光透過性領域318が設けられている。そして、検出部300は、第2の光透過性領域318を介して発光部140からの光を検出する。本実施例に係る回路基板310には、貫通孔312は形成されていない。回路基板310は光透過性部材316を含み、回路基板310の第2の光透過性領域318は、光透過性部材316により構成されている。光透過性部材316は例えばガラス又は樹脂から成る。
本実施例において、検出部300としてはたとえば、リード304と同じ側に受光部302を備える光センサICが挙げられる。
以上、本実施例においても、実施形態と同様に、第2電極130の有機層120側と反対側の面には凹部136が設けられている。そして、検出部300は、第2電極130の凹部136を介して有機層120と対向している。したがって、発光部140からの発光を検出した結果に基づいて発光部140を制御する事ができ、経時変化等によらず所望の発光強度を維持することができる。また、発光装置10において非発光の外枠部を大きくする必要が無いため、例えば複数の発光装置10をタイリングする場合にも、発光領域を連続させて敷き詰めることができる。
以上、図面を参照して実施形態及び実施例について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
10 発光装置
100 基板
100a 第1領域
100b 第2領域
100c 第3領域
110 第1電極
112 第1端子
120 有機層
120a 第1有機層
120b 第2有機層
120c 第3有機層
121 正孔注入層
122 正孔輸送層
123a 第1発光層
123b 第2発光層
123c 第3発光層
124 正孔ブロック層
125 電子輸送層
126 電子注入層
130 第2電極
132 第2端子
135 第1の面
136 凹部
137 溝部
138 透光領域
140 発光部
140a 第1発光部
140b 第2発光部
140c 第3発光部
150 絶縁層
152 開口
152a 第1の開口
152b 第2の開口
152c 第3の開口
200 封止部材
201 第1の光透過性領域
220 光透過性部材
300 検出部
300a 第1検出部
300b 第2検出部
300c 第3検出部
302 受光部
304 リード
310 回路基板
311a 電極
311b 電極
312 貫通孔
314 遮光部材
316 光透過性部材
318 第2の光透過性領域
400 処理制御部
410 処理部
430 制御部
450 記憶部

Claims (10)

  1. 基板と、
    前記基板に形成された発光部と
    を備え、
    前記発光部は透光性の第1電極、光反射性の第2電極および、前記第1電極と前記第2電極との間に位置する有機層を有し、
    前記第2電極の前記有機層側と反対側の面には凹部が設けられている、
    発光装置。
  2. 請求項1に記載の発光装置において、
    前記発光部からの光を検出する検出部をさらに備え、
    前記検出部は、前記第2電極の前記凹部を介して前記有機層と対向している発光装置。
  3. 請求項2に記載の発光装置において、
    前記凹部が設けられた部分の前記第2電極の厚さは50nm以下である発光装置。
  4. 請求項2または3に記載の発光装置において、
    前記検出部と前記発光部の間に、前記発光部を封止する封止部材をさらに備え、
    前記封止部材には、前記基板に垂直な方向から見て前記凹部と重なる位置に第1の光透過性領域が設けられている発光装置。
  5. 請求項2〜4のいずれか一項に記載の発光装置において、
    前記発光部を介して前記基板と対向する回路基板をさらに備え、
    前記回路基板には、前記基板に垂直な方向から見て前記凹部と重なる位置に、貫通孔または第2の光透過性領域が設けられており、
    前記検出部は、前記貫通孔または前記第2の光透過性領域を介して前記発光部からの光を検出する発光装置。
  6. 請求項5に記載の発光装置において、
    前記回路基板には、前記貫通孔が設けられており、
    前記検出部は、少なくとも一部が前記貫通孔内に位置しており、
    前記貫通孔の、前記発光部側と反対側の開口は、遮光部材に覆われている発光装置。
  7. 請求項2〜6のいずれか一項に記載の発光装置において、
    前記基板に垂直な方向の断面において、前記凹部の幅は、前記検出部に近づくにつれて広がっている発光装置。
  8. 請求項2〜7のいずれか一項に記載の発光装置において、
    前記検出部の検出結果に基づいて、前記発光部の発光を制御する制御部をさらに備える発光装置。
  9. 請求項2〜7のいずれか一項に記載の発光装置において、
    前記検出部の検出結果から前記発光部の発光色に関する情報を生成する処理部をさらに備え、
    互いに異なる色の発光をする複数の前記発光部を含む発光装置。
  10. 請求項9に記載の発光装置において、
    前記検出部の検出結果に基づいて、前記発光部の発光を制御する制御部をさらに備え、
    前記制御部は、前記発光部からの光の色温度に基づいて前記発光部の発光を制御する発光装置。
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