JP2017138956A - ウェアラブル端末および表示制御方法 - Google Patents

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哲司 渕上
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和記 船瀬
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Abstract

【課題】更なる改善を実現することができるウェアラブル端末を提供する。【解決手段】ウェアラブル端末は、表示部と、表示部の表示面の向きを検知する検知部と、表示面の向きが第1角度範囲θ1内にあるか否かを判定する第1判定を行い、最新の表示面の向きが第1角度範囲外にある場合に表示部をスリープ状態とし、第1角度範囲内にある場合に表示部をスリープ状態から復帰させる第1表示制御を行う制御部と、を備え、制御部は、さらに、3次元空間における2軸のそれぞれを回転中心として、表示面の向きを用いて特定される第2基準方向に向く表示面を回転させたときの回転角度から定義される第2角度範囲を決定し、第1期間における表示面の向きが、決定した第2角度範囲内に留まっていると判定した後で、第2角度範囲から外れたと判定した場合、表示面の向きが第1角度範囲外にある場合であっても、表示部をスリープ状態から復帰させる第2表示制御を行う。【選択図】図3

Description

本開示は、姿勢を検知し、検知した姿勢に応じて表示部をスリープ状態に切り替えるウェアラブル端末および表示制御方法に関する。
従来、液晶表示式腕時計において、姿勢を検知し、検知した姿勢が一定の角度の範囲内になった場合に、液晶素子による表示を行わせ、検知した姿勢が一定の角度の範囲外になった場合に、その表示を停止する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。これにより、特許文献1では、液晶表示式腕時計の電池寿命を延ばすことを図っている。
特開2000−65967号公報
しかし、特許文献1では、更なる改善が必要とされていた。
本開示の一態様に係るウェアラブル端末は、ユーザの前腕部に装着されるウェアラブル端末であって、情報を表示する表示部と、前記表示部の表示面の向きを異なるタイミングで検知する検知部と、(i)所定の方向を第1基準方向とし、3次元空間における少なくとも2軸のそれぞれを回転中心として前記第1基準方向に向く前記表示面を回転させたときの回転角度から定義される第1角度範囲内に前記検知部で検知された時刻が最新の表示面の向きがあるか否かを判定する第1判定を行い、(ii)前記第1判定の結果、前記最新の表示面の向きが前記第1角度範囲外にある場合、前記表示部をスリープ状態とし、前記最新の表示面の向きが前記第1角度範囲内にある場合、前記表示部をスリープ状態から復帰させる第1表示制御を行う制御部と、を備え、前記制御部は、さらに、(i)前記異なるタイミングで検知された前記表示面の向きのうちの少なくとも1つ用いて特定される方向を第2基準方向とし、前記3次元空間における少なくとも2軸のそれぞれを回転中心として前記第2基準方向に向く前記表示面を回転させたときの回転角度から定義される第2角度範囲を決定し、(ii)第1所定時間前から現在までの第1期間において検知された複数の前記表示面の向きが、決定した前記第2角度範囲内に留まっていると判定した後で、前記検知部により新たに検知された前記表示面の向きが、前記第2角度範囲から外れたと判定した場合、前記新たに検知された前記表示面の向きが前記第1角度範囲外にある場合であっても、前記表示部をスリープ状態から復帰させる第2表示制御を行う。
なお、これらの全般的または具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムおよび記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
上記態様によれば、更なる改善を実現することができる。
図1は、実施の形態1に係るウェアラブル端末の外観図である。 図2は、実施の形態1に係るウェアラブル端末のハードウェア構成を示すブロック図である。 図3は、実施の形態1に係るウェアラブル端末の機能構成を示すブロック図である。 図4は、実施の形態1に係るウェアラブル端末の表示部の表示面の向きについて説明するための図である。 図5は、表示面の向きが第1角度範囲内である場合であって第1の軸の方向から見た場合について説明するための図である。 図6は、表示面の向きが第1角度範囲であって第2の軸の方向から見た場合について説明するための図である。 図7は、実施の形態1に係るウェアラブル端末の第1表示制御の一例を説明するためのフローチャートである。 図8は、実施の形態1に係る制御部による第1表示制御において表示される表示と、ウェアラブル端末の姿勢との関係を示す図である。 図9は、実施の形態1に係るウェアラブル端末の第2表示制御の一例を説明するためのフローチャートである。 図10は、実施の形態1に係る第2角度範囲の決定処理の一例を説明するためのフローチャートである。 図11は、時間経過に伴い現在までに検知部により検知された表示面の向きの一例を示す図である。 図12は、実施の形態1に係るウェアラブル端末の表示部の表示面の向きが第1角度範囲外の方向を向いている場合の一例を示す図である。 図13は、表示面の向きが第2角度範囲内である場合であって第1の軸の方向から見た場合について説明するための図である。 図14は、表示面の向きが第2角度範囲内である場合であって第2の軸の方向から見た場合について説明するための図である。 図15は、実施の形態1に係る制御部による第2表示制御において表示される表示と、ウェアラブル端末の姿勢との関係を示す図である。 図16は、実施の形態1に係るウェアラブル端末のスリープ制御の一例を説明するためのフローチャートである。 図17Aは、第2表示制御によってスリープ状態から復帰させて表示部に表示を行わせる場合に表示する表示例である。 図17Bは、第2表示制御によってスリープ状態から復帰させて表示部に表示を行わせる場合に表示する表示例である。 図18は、実施の形態1の変形例1に係る第2角度範囲の決定処理の一例を説明するためのフローチャートである。 図19は、時間経過に伴い現在までに検知部により検知された表示面の向きの一例を示す図である。 図20は、実施の形態2に係るウェアラブル端末のハードウェア構成を示すブロック図である。 図21は、実施の形態2に係るウェアラブル端末の機能構成を示すブロック図である。 図22は、実施の形態2に係るウェアラブル端末の第2表示制御の一例を説明するためのフローチャートである。 図23は、実施の形態2の変形例2に係る第2表示制御の一例を説明するためのフローチャートである。
(本発明の基礎となった知見)
本発明者は、「背景技術」の欄において記載した、液晶表示式腕時計に関し、以下の問題が生じることを見出した。
特許文献1では、液晶に時計を表示させる端末であるが、近年では、時計だけでなく画像やGUI(Graphic User Interface)を液晶ディスプレイに表示させるウェアラブル端末が開発されている。ウェアラブル端末としては、例えば、腕に装着する腕時計型のウェアラブル端末がある。このようなウェアラブル端末においても、バッテリーの1回の充電での連続使用時間を長くする目的で、特許文献1のように姿勢に応じて液晶ディスプレイをスリープ状態に切替えるものがある。例えば、ユーザがウェアラブル端末の液晶ディスプレイを視認可能な位置に片腕を持ってくると、このときのウェアラブル端末の姿勢がトリガとなって液晶ディスプレイをスリープ状態から復帰させ、液晶ディスプレイへの表示を行うものがある。
ところで、腕時計型のウェアラブル端末は、片腕に装着するため、例えば、ウェアラブル端末を装着した方の手で荷物を持っている場合や、電車やバスの吊り革に掴まっている場合、自転車を運転している場合などには、特許文献1のような技術を利用してスリープ状態から復帰できる姿勢にすることが難しいため、もう一方の手を使ってウェアラブル端末操作を行うことでスリープ状態から復帰させる必要がある。さらに、もう一方の手も荷物を持っているなどでふさがっている場合には、ウェアラブル端末をスリープ状態から復帰させるために、吊り革から手を離す、自転車のハンドルから手を離す、荷物を一端置くなどをする必要があり、スリープ状態から復帰させることが容易にはできないと言う課題があった。
また、一方で、例えば、動きを検知したらスリープ状態から復帰させるなどのようにスリープ状態から復帰させるための条件を緩めると、省エネ効果が薄れてしまい、1回の充電での連続使用時間が短くなってしまうと言う課題があった。
そこで、ウェアラブル端末の機能向上のため、以下の改善策を検討した。
本開示の一態様に係るウェアラブル端末は、ユーザの前腕部に装着されるウェアラブル端末であって、情報を表示する表示部と、前記表示部の表示面の向きを異なるタイミングで検知する検知部と、(i)所定の方向を第1基準方向とし、3次元空間における少なくとも2軸のそれぞれを回転中心として前記第1基準方向に向く前記表示面を回転させたときの回転角度から定義される第1角度範囲内に前記検知部で検知された時刻が最新の表示面の向きがあるか否かを判定する第1判定を行い、(ii)前記第1判定の結果、前記最新の表示面の向きが前記第1角度範囲外にある場合、前記表示部をスリープ状態とし、前記最新の表示面の向きが前記第1角度範囲内にある場合、前記表示部をスリープ状態から復帰させる第1表示制御を行う制御部と、を備え、前記制御部は、さらに、(i)前記異なるタイミングで検知された前記表示面の向きのうちの少なくとも1つ用いて特定される方向を第2基準方向とし、前記3次元空間における少なくとも2軸のそれぞれを回転中心として前記第2基準方向に向く前記表示面を回転させたときの回転角度から定義される第2角度範囲を決定し、(ii)第1所定時間前から現在までの第1期間において検知された複数の前記表示面の向きが、決定した前記第2角度範囲内に留まっていると判定した後で、前記検知部により新たに検知された前記表示面の向きが、前記第2角度範囲から外れたと判定した場合、前記新たに検知された前記表示面の向きが前記第1角度範囲外にある場合であっても、前記表示部をスリープ状態から復帰させる第2表示制御を行う。
これによれば、ウェアラブル端末を装着した手首の動きが制限された状態であっても、容易に表示部をスリープ状態から復帰させることができる。このため、ユーザは、このような状態であっても、ウェアラブル端末から情報を確認することが容易にできる。また、単に動きを検知するだけで表示部をスリープ状態から復帰させるわけではないため、消費電力を極力抑えることができる。
また、前記少なくとも1つの表示面の向きは、第2所定時間前から現在までの第2期間において前記検知部により検知された複数の前記表示面の向きであり、前記制御部は、前記第2期間において前記検知部により検知された複数の前記表示面の向きの平均の向きを前記第2基準方向とし、前記第2基準方向を中心とする予め定めた値を用いて定義される角度範囲を第2角度範囲として決定してもよい。
このため、簡単な方法で、動的に第2角度範囲を決定できる。
また、前記少なくとも1つの前記表示面の向きは、第2所定時間前から現在までの第2期間において前記検知部により検知された複数の前記表示面の向きであり、前記制御部は、前記第2期間において前記検知部により検知された複数の前記表示面の向きが周期的に繰り返し変化しているか否かを判定し、周期的に繰り返し変化していると判定した場合、前記検知された複数の前記表示面の向きののうち、前記少なくとも2軸のそれぞれに対する前記表示面の回転角度の最大値および最小値から定義される角度範囲を第2角度範囲として決定してもよい。
このため、簡単な方法で、動的に第2角度範囲を決定できる。
また、前記制御部は、前記第2表示制御では、前記検知部により新たに検知される前記表示面の向きが、前記少なくとも2軸のうちの一方の軸を回転中心とする所定の回転方向側に変化し前記第2角度範囲から外れたと判定した場合、前記表示部をスリープ状態から復帰させてもよい。
このため、ウェアラブル端末の表示面をユーザが顔に向けた時のみに、スリープ状態から復帰させることができるため、無駄にスリープ状態から復帰されることを防ぐことができる。
また、前記ウェアラブル端末は、前記表示部と、前記検知部と、前記制御部とを有する本体部と、前記本体部の両端に接続され、前記本体部とで環状に前記前腕部に巻き回されるバンド部と、を備え、前記3次元空間における少なくとも2軸とは、前記バンド部が巻き回される巻回軸に対応する第1の軸と、前記両端を結ぶ方向に延伸する回転軸に対応する第2の軸とであり、前記所定の回転方向は、前記第1の軸を回転軸とする時計回りの回転方向および反時計回りの回転方向のうちの一方の回転方向であってもよい。
また、前記制御部は、前記第1表示制御と前記第2表示制御とで、前記表示部への情報の表示態様を異ならせてもよい。
このため、ユーザが表示面を確認しにくいと推測される場合であっても、例えば、表示面に表示させる表示をユーザに確認しやすくすることができる。
また、前記制御部は、前記第2表示制御における画像のサイズまたはフォントのサイズを、前記第1表示制御における画像のサイズまたはフォントのサイズよりも大きくしてもよい。
また、前記制御部は、前記第2表示制御における前記表示部のバックライトの照度を、前記第1表示制御における前記表示部のバックライトの照度よりも高くしてもよい。
また、前記制御部は、前記第2表示制御における前記表示部の表示のコントラストを、前記第1表示制御における前記表示部の表示のコントラストよりも大きくしてもよい。
また、前記制御部は、前記第1表示制御において前記表示部をスリープ状態から復帰させた時から第1表示時間経過後に前記表示部をスリープ状態とし、前記第2表示制御において前記表示部をスリープ状態から復帰させた時から前記第1表示時間よりも長い第2表示時間経過後にスリープ状態としてもよい。
また前記制御部は、前記第2表示制御において前記表示部をスリープ状態から復帰させた場合、当該スリープ状態からの復帰により表示させているアプリケーションに応じて、次にスリープ状態に移行するための表示時間を異ならせてもよい。
また、前記ウェアラブル端末は、通知部をさらに備え、前記制御部は、前記第1期間において前記検知された複数の表示面の向きが、前記第2角度範囲内に留まっていると判定した場合、前記通知部を制御することでその旨をユーザに通知してもよい。
このため、ウェアラブル端末を装着している手首の動きが制限されている場合であっても、通知部による通知を待ってからウェアラブル端末の姿勢を変化させることのみで、表示部をスリープ状態から復帰させることが容易にできる。つまり、効果的に表示部をスリープ状態から復帰させることができる。
また、前記ウェアラブル端末は、通知部をさらに備え、前記制御部は、前記第1期間において検知された複数の表示面の向きが、前記第2角度範囲内に留まっていると判定した後で、前記新たに検知された前記表示面の向きが前記所定の回転方向とは反対側の方向に変化し前記第2角度範囲から外れたと判定した場合、前記通知部を制御することで、次に検知される前記表示面の向きが前記所定の回転方向側に変化したときに前記表示部をスリープ状態から復帰させる旨をユーザに通知してもよい。
これによれば、新たに検知された表示面の向きが反対側の方向に変化し第2角度範囲から外れたときに、その旨を通知することができるので、ユーザは、スリープ状態から復帰させることができる状態であるかを反対側の第2角度範囲外に変化させることで知ることができる。このため、より効果的に表示部をスリープ状態から復帰させることができる。
また、前記通知部は、前記ウェアラブル端末を振動させることでユーザに通知を行ってもよい。
また、前記通知部は、音を再生することでユーザに通知を行ってもよい。
また、前記ウェアラブル端末は、外部の端末と通信する通信部をさらに備え、前記通知部は、前記通信部を介して前記外部の端末に通知を行ってもよい。
また、前記通知部は、光を発することでユーザに通知を行ってもよい。
また、本開示の一態様に係る表示制御方法は、情報を表示する表示部と、前記表示部の表示面の向きを異なるタイミングで検知する検知部と、(i)所定の方向を第1基準方向とし、3次元空間における少なくとも2軸のそれぞれを回転中心として前記第1基準方向に向く表示面を回転させたときの回転角度から定義される第1角度範囲内に前記検知部で検知された時刻が最新の表示面の向きがあるか否かを判定する第1判定を行い、(ii)前記第1判定の結果、前記最新の表示面の向きが前記第1角度範囲外にある場合、前記表示部をスリープ状態とし、前記最新の表示面の向きが前記第1角度範囲内にある場合、前記表示部をスリープ状態から復帰させる第1表示制御を行う制御部と、を備えたウェアラブル端末により行われる表示制御方法であって、前記異なるタイミングで検知された少なくとも1つの前記表示面の向きを用いて特定される方向を第2基準方向とし、前記3次元空間における少なくとも2軸のそれぞれを回転中心として前記第2基準方向に向く表示面を回転させたときの回転角度から定義される第2角度範囲を決定し、前記検知部により検知された結果から、第1所定時間前から現在までの第1期間において検知された複数の前記表示面の向きが、決定した前記第2角度範囲内に留まっていると判定した後で、前記検知部により新たに検知された前記表示面の向きが、前記第2角度範囲から外れたと判定した場合、前記新たに検知された前記表示面の向きが前記第1角度範囲外にある場合であっても、前記表示部をスリープ状態から復帰させる。
なお、これらの全般的または具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたは記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。また、異なる実施の形態に記載の一部または全部の開示同士を組み合わせて実現してもよい。
以下、本開示の一態様に係るウェアラブル端末および表示制御方法について、図面を参照しながら具体的に説明する。
なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本開示の一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本開示を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
(実施の形態1)
以下、図1〜図10を用いて、実施の形態1を説明する。
[1−1.構成]
本実施の形態において、検知した姿勢に応じてディスプレイに表示する表示を切り替えるウェアラブル端末について説明する。
図1は、実施の形態1に係るウェアラブル端末の外観図である。
図1に示すように、ウェアラブル端末100は、腕時計のようにユーザの腕に装着される腕時計型端末である。ウェアラブル端末100は、本体部10と、バンド部20とを備える。
本体部10は、矩形扁平型であり、表示部と、制御部と、検知部との機能的な構成を実現するためのハードウェアを備える。本体部10は、ウェアラブル端末100が腕に装着された状態で、腕とは反対側の面に表示面11を備える。ハードウェアの構成や機能的な構成については後述する。なお、本体部10は、矩形扁平型に限らずに、楕円形扁平型、円形扁平型などの形状であってもよい。本体部10は、例えば、金属、ガラス、樹脂などにより構成される。
バンド部20は、本体部10の両端に接続され、本体部10とで環状にユーザの腕に巻き回されるバンド状の部材である。なお、バンド部20は、ユーザの腕に環状に巻き回されることでユーザの腕に装着されればよく、本体部10とで腕の周囲の全てを囲う形状でなくてもよい。つまり、バンド部は、例えば、本体部10とで腕の4/5を囲う形状を有しているバンド状の部材であってもよい。バンド部20は、例えば、シリコーンなどの樹脂、金属、革(人工皮革を含む)などにより構成される。
図2は、実施の形態1に係るウェアラブル端末のハードウェア構成を示すブロック図である。
図2に示すように、ウェアラブル端末100は、ハードウェア構成として、CPU101(Central Processing Unit)と、メインメモリ102と、ストレージ103と、通信IF104(Interface)と、加速度センサ105と、3軸角速度センサ106と、ディスプレイ107とを備える。
CPU101は、ストレージ103等に記憶された制御プログラムを実行するプロセッサである。
メインメモリ102は、CPU101が制御プログラムを実行するときに使用するワークエリアとして用いられる揮発性の記憶領域である。
ストレージ103は、制御プログラム、コンテンツなどを保持する不揮発性の記憶領域である。
通信IF104は、ネットワークを介して他の装置との間でデータを送受信するネットワークインタフェースである。通信IF104は、例えば、IEEE802.11a、b、g規格に適合した無線LAN(Local Area Network)インタフェースである。
加速度センサ105は、ウェアラブル端末100の加速度を検知するセンサである。
3軸角速度センサ106は、ウェアラブル端末100の異なる3方向を軸とした3軸周りそれぞれの回転における角速度を検知するセンサである。
ディスプレイ107は、画像を含む映像を表示する表示装置である。例えば、ディスプレイ107は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどである。
図3は、実施の形態1に係るウェアラブル端末の機能構成を示すブロック図である。
図3に示すように、ウェアラブル端末100は、機能構成として、検知部111と、制御部112と、表示部113と、を備える。
検知部111は、表示部113の表示面11の向きを検知する。検知部111は、例えば、表示部113の表示面11の向きを異なるタイミングで検知する。より具体的には、例えば、検知部111は、表示部113の表示面11の向きを所定の時間間隔毎に検知してもよい。検知部111は、異なるタイミングで検知した表示面11の向きをそれぞれ検知結果としてメモリに蓄積する。
ここで、表示面11の向きとは、表示面11の少なくとも一部の法線方向であって、表示面11が面している側の方向である。具体的には、表示面11の向きは、表示面11が平面であれば、表示面11に垂直な方向であり、表示面11が曲面であれば、表示面11の中央部の法線方向である。
ここで、表示部113の表示面11の向きについて図4を用いて説明する。
図4は、実施の形態1に係るウェアラブル端末の表示部の表示面の向きについて説明するための図である。
ここで、図4に示すように、ウェアラブル端末100を前腕部30に装着した際の、前腕部30が延びる方向に延伸する回転軸を第1の軸A1とする。つまり、バンド部20が巻き回される巻回軸を第1の軸A1とする。また、本体部10の表示面11が水平かつ天井側(重力が働く方向とは反対側)を向いている状態において、バンド部20が接続される本体部10の両端を結ぶ方向に延伸する回転軸を第2の軸A2とする。また、図4に示すように、本体部10の表示面11が水平かつ天井側(重力が働く方向とは反対側)を向いている状態において、第1の軸A1が延びる方向に平行な方向をX軸方向とし、第2の軸A2が延びる方向に平行な方向をY軸方向とする。また、本体部10の表示面11が水平かつ天井側(重力が働く方向とは反対側)を向いている状態において、鉛直方向(表示面11に垂直な方向)をZ軸方向とする。なお、X軸方向、Y軸方向およびZ軸方向は、ウェアラブル端末100の姿勢とは関係しない座標系である。
この場合、表示面11の向きは、例えば、D1で示す矢印の向きである(以下、「表示面11の向きD1」と表記する。)。なお、表示面11の向きD1の定義は、一例であり、表示面11を基準として特定できる所定の向きであれば、上述の例に限らずに、他の方向で定義されていてもよい。また、検知部111は、ウェアラブル端末100の表示部113の、第1の軸A1を回転軸とする第1の回転方向における第1の回転角度を検知する。また、検知部111は、表示部113の、第1の軸A1とは異なる第2の軸A2を回転軸とする第2の回転方向における第2の回転角度を検知してもよい。また、検知部111は、第1の軸A1および第2の軸A2とは異なる第3の軸A3を回転軸とする第3の回転方向における第3の回転角度を検知してもよい。つまり、検知部111は、3軸角速度センサ106により実現される。本実施の形態では、第1の軸A1、第2の軸A2、および、第3の軸A3は、それぞれが互いに、直交する方向に平行な軸である。なお、検知部111は、3軸角速度センサ106により実現されるとしたが、これに限定されるものではない。検知部111は、加速度センサ105によって実現してもよいし、加速度センサ105および3軸角速度センサ106との組み合わせによって実現してもよい。
ここで、図3の検知部111の説明に戻り、検知部111により検知される、表示面11の向きD1が第1角度範囲θ1内に向いている場合について図5および図6を用いて具体的に説明する。
図5は、表示面の向きが第1角度範囲内である場合であって第1の軸の方向から見た場合について説明するための図である。図6は、表示面の向きが第1角度範囲であって第2の軸の方向から見た場合について説明するための図である。
まず、図5および図6に示すように、第1の回転角度も第2の回転角度も、表示部113を構成するディスプレイ107の表示面11が地面に対して水平かつ天井(地面とは反対)側を向いている状態を第1基準姿勢とし、第1基準姿勢からの回転角度とする。つまり、第1の回転角度とは、重力がかかる方向に対して表示面11が略垂直に交差し、かつ、重力がかかる側とは反対側(つまり上側)を表示面11が向いている状態を0度(第1基準姿勢)とした場合に、表示面11が第1の軸A1を回転中心として0度からどのくらい回転したかを示す角度とする。同様に、第2の回転角度とは、第1基準姿勢の状態である表示面11が第2の軸A2を回転中心として0度からどのくらい回転したかを示す角度とする。また、第1基準姿勢において、表示面11が向いている方向を第1基準方向という。
第1角度範囲θ1は、図5に示すように、第1の軸A1を回転軸とする第1の回転方向において、第1基準姿勢を0度とした場合に、例えば、−15度以上15度未満の角度範囲である。さらに、第1角度範囲θ1は、図6に示すように、第2の軸A2を回転軸とする第2の回転方向において、第1基準姿勢を0度とした場合に、例えば、−15度以上15度未満の角度範囲である。つまり、第1角度範囲θ1は、所定の方向D10を基準とする3次元空間における少なくとも2軸(第1の軸A1および第2の軸A2)のそれぞれを回転中心として第1基準方向に向く表示面11を回転させたときの回転角度から定義される。第1角度範囲θ1は、その上限値と、下限値として、予め定めた値を用いる。つまり、第1角度範囲θ1は、固定された第1所定角度の範囲である。また、第1所定角度は、第1の回転方向において例えば30度であり、かつ、第2の回転方向において例えば30度である。このため、第1角度範囲θ1は、所定の方向(鉛直方向上向き)D10を基準とし、第1の軸A1および第2の軸A2の交点を頂点とする逆方錐の空間で定義される角度範囲となる。なお、第1角度範囲θ1は、逆方錐の空間で定義される角度範囲に限らずに、逆円錐の空間で定義される角度範囲としてもよい。
第1角度範囲θ1は、第1の回転方向であっても第2の回転方向であっても、第1基準姿勢(0度)からプラス側の角度範囲および第1基準姿勢(0度)からマイナス側の角度範囲が等しいように設定されているが、異なるように設定されていてもよいし、マイナス側の角度範囲が無いように設定されていてもよい。角度範囲が等しいように設定されない場合、回転方向の向きに正の向きを設定する必要がある。
例えば、図5では、ユーザの左手首に表示面11が手の甲側を向くようにウェアラブル端末100を装着した場合、ユーザの身体の外側に表示面11が向く方向に、肘を支点に前腕部30を旋回させる回転方向を正とする。なお、図5は、ユーザの左手首にウェアラブル端末100を装着した例を示しているが、ユーザの右手首にウェアラブル端末100を装着した場合には、X軸方向に反転した角度範囲となる。つまり、図5では、左回転が正の回転方向であるが、右手首にウェアラブル端末100を装着した場合には、右回転が正の回転方向となる。なお、ウェアラブル端末100が左手首に装着されたか、右手首に装着されたかは、ユーザがウェアラブル端末100に対して後から設定できるようにしてもよく、この場合、制御部112は、設定された情報に応じて、回転方向の正負を判断してもよい。また、左手首に装着されることが前提で、予め左回転が正の回転方向であることが設定されていてもよい。
ここで、左手首にウェアラブル端末100を装着した場合に、図におけるウェアラブル端末100の向かって右側に手が、ウェアラブル端末100の向かって左側に腕が来る。よって、左手首にウェアラブル端末100を装着した場合、腕を略水平の状態から、手首側を肘よりも上に上げた状態にすることで、ウェアラブル端末100を正の方向に回転させることができる。
また、例えば、図6では、ユーザが身体の前方に前腕部30が左右方向沿って位置するようにすることで、ウェアラブル端末100の表示面11を確認する姿勢を取る場合、ユーザの身体に近い側(図6のY軸方向マイナス側)に表示面11が傾くように腕をひねる回転方向(図6の左回転の回転方向)を正とする。なお、第2の回転方向では、ウェアラブル端末100を左手首に装着した場合でも、右手首に装着した場合であっても、図6の左回転の回転方向が正の回転方向となる。
制御部112は、表示部113の表示を制御する。具体的には、制御部112は、第1判定と、第1判定の結果を用いて、表示部113のスリープ状態の切替えとを行う第1表示制御を行う。第1判定では、制御部112は、検知部111の検知結果から、表示部113の表示面11の向きD1が、第1角度範囲θ1内にあるか否かを判定する。表示部113のスリープ状態の切替えでは、制御部112は、表示面11の向きD1が第1角度範囲θ1外にある場合、表示部113をスリープ状態とし、表示面11の向きD1が第1角度範囲θ1内にある場合、表示部113をスリープ状態から復帰させる。
また、制御部112は、第2角度範囲の決定と、第2判定と、第3判定と、表示部113のスリープ状態からの復帰とを行う第2表示制御を行う。ここで、第2角度範囲は、第2所定時間前から現在までの第2期間に検知部111により検知された複数の表示面11の向きD1のうちの少なくとも1つを用いて特定される方向に対応する向きを基準(第2基準方向ともいう)とする角度範囲である。第2角度範囲は、3次元空間における少なくとも2軸(第1の軸A1および第2の軸A2)のそれぞれを回転中心として第2基準方向に向く表示面11を回転させたときの回転角度から定義される角度範囲である。例えば、表示面11の向きD1は、第1の軸A1を回転中心として、第2基準方向に向く表示面11を回転させたときの第1の回転角度および第2の軸A2を回転中心として、第2基準方向に向く表示面11を回転させたときの第2の回転角度で表される角度範囲である。なお、複数の表示面11の向きD1のうちの少なくとも1つを用いて特定される方向とは、複数の表示面11の向きD1の向きのうちのいずれか1つであってもよいし、複数の表示面11の向きD1の平均の向きであってもよい。また、第2角度範囲の詳細については、後述する。
第2判定では、制御部112は、検知部111により検知された結果から、第1所定時間前から現在までの第1期間において検知された複数の表示面11の向きD1が、決定した第2角度範囲内に留まっているか否かを判定する。第3判定では、制御部112は、第2判定において、第1期間において検知された複数の表示面11の向きが第2角度範囲内に留まっていると判定した後、検知部111により新たに検知された表示面11の向きが、第2角度範囲外にあるのか否かを判定する。
また、第3判定において、前回検知された表示面11の向きと、今回新たに検知された表示面11の向きとの差に基づいて、表示面11の向きが変化する方向を検知してもよい。具体的には、今回新たに検知された表示面11の向きが前回検知された表示面11の向きに対し、第1の軸A1を回転中心として、時計回りまたは反時計回りのいずれの方向に変化したのかを検知してもよい。同様に、今回新たに検知された表示面11の向きが前回検知された表示面11の向きに対し、第2の軸A2を回転中心として、時計回りまたは反時計回りのいずれの方向に変化したのかを検知してもよい。表示部113のスリープ状態からの復帰では、制御部112は、第3判定において新たに検知された表示面11の向きD1が第2角度範囲外にあると判定した場合、新たに検知された表示面11の向きD1が第1角度範囲θ1外にある場合であっても、表示部113をスリープ状態から復帰させる。
また、制御部112は、第2期間に検知部111により検知された複数の表示面11の向きD1の平均の向きを中心(つまり、第2基準方向)とする角度範囲であって、第1の軸A1を回転中心とする回転角度の上限値および下限値、並びに第2の軸A2を回転中心とする回転角度の上限値および下限値として、予め定めた値を用いて第2角度範囲を決定してもよい。つまり、第2基準方向に向く表示面11と、上述する予め定めた値を用いて特定される固定された第2所定角度の角度範囲を第2角度範囲として決定してもよい。
また、制御部112は、第3判定では、表示面11の向きD1が、所定の回転方向としての正の回転方向側の第2角度範囲外に変化したか否かを判定する。所定の回転方向(または正の回転方向)とは、第1の軸A1および第2の軸A2のうちの一方を回転中心とする回転方向であり、時計回りの方向および反時計回りの方向のうちのいずれか一方である。そして、制御部112は、第3判定において、表示面11の向きD1が、正の回転方向側に変化し、第2角度範囲から外れたと判定した場合、表示部113をスリープ状態から復帰させてもよい。
また、制御部112は、第1表示制御と第2表示制御とで、表示部113への情報の表示態様を異ならせてもよい。つまり、制御部112は、表示部113がスリープ状態から復帰された時に表示される表示態様を、第1表示制御と第2表示制御とで異ならせてもよい。
具体的には、制御部112は、第2表示制御において表示される画像のサイズまたは文字のフォントのサイズを、第1表示制御において表示される画像のサイズまたは文字のフォントのサイズよりも大きくしてもよい。例えば、制御部112は、第2表示制御において表示部113がスリープ状態から復帰された時に表示されるアプリケーションの画面のグラフィックスや写真、イラストなどの画像のサイズまたは文字のフォントのサイズを第1表示制御において表示部113がスリープ状態から復帰された時に表示される画像のサイズまたは文字のフォントのサイズよりも10%大きく表示させてもよい。
また、制御部112は、第1表示制御と第2表示制御とでバックライトの照度または液晶を制御することで表示態様を異ならせてもよい。例えば、制御部112は、第2表示制御における表示部113のバックライトの照度を、第1表示制御における表示部113のバックライトの照度よりも高くしてもよい。また、制御部112は、第2表示制御における表示部113の表示のコントラストを、第1表示制御における表示部の表示のコントラストよりも大きくしてもよい。
また、制御部112は、第1表示制御と第2表示制御とで次にスリープ状態に遷移するまでの時間を異ならせてもよい。
例えば、制御部112は、第1表示制御において表示部113をスリープ状態から復帰させた時から第1表示時間経過後に表示部113をスリープ状態とし、第2表示制御において表示部113をスリープ状態から復帰させた時から第1表示時間よりも長い第2表示時間経過後にスリープ状態としてもよい。例えば、制御部112は、第1表示制御において表示部113をスリープ状態から復帰させた時から1分経過後に表示部113をスリープ状態とし、第2表示制御において表示部113をスリープ状態から復帰させた時から2分経過後に表示部113をスリープ状態としてもよい。
また、例えば制御部112は、第2表示制御において表示部113をスリープ状態に復帰させた場合、当該スリープ状態からの復帰により表示させているアプリケーションに応じて、次にスリープ状態に移行するための表示時間を異ならせてもよい。例えば、この場合、制御部112は、メール、メッセンジャー、ニュースアプリなどの所定の文字数(例えば20字など)以上の文字を含む表示を行うアプリケーションの表示を復帰させたときは、時計や音楽プレーヤーなどの所定の文字数未満の文字を含む表示を行うアプリケーションの表示を復帰させたときと比較してスリープ状態に遷移するまでの時間を長くしてもよい。
なお、制御部112は、CPU101およびメインメモリ102などによって実現される。
表示部113は、情報を表示領域に表示させる。表示部113は、ディスプレイ107によって実現される。
[1−2.動作]
以上のように構成されたウェアラブル端末100の動作について、図7〜図15を用いて説明する。
まず、ウェアラブル端末100の第1表示制御について図7および図8を用いて説明する。
図7は、実施の形態1に係るウェアラブル端末の第1表示制御の一例を説明するためのフローチャートである。図8は、実施の形態1に係る制御部による第1表示制御において表示される表示と、ウェアラブル端末の姿勢との関係を示す図である。なお、図8で示すウェアラブル端末の姿勢は、第1の軸A1の方向に沿って見た場合の図であり第1の回転方向における姿勢を示しているが、第2の回転方向においても同様の処理を行っているため第2の軸A2の方向に沿って見た場合の図示を省略する。
なお、図8の(a)は、表示面11の向きD1が第1角度範囲θ1内にある場合を示す図である。また、図8の(a−1)は、その場合のウェアラブル端末の姿勢を示す図である。また、図8の(a−2)は、その場合に表示部113に表示される表示画面を示す図である。図8の(b)は、表示面11の向きD1が第1角度範囲θ1外にある場合を示す図である。また、図8の(b−1)は、その場合のウェアラブル端末の姿勢を示す図である。また、図8の(b−2)は、その場合に表示部113に表示される表示画面を示す図である。
図7に示すフローチャートは、例えば、検知部111が表示面11の向きを検知する毎に行われる。
図7に示すように、第1表示制御では、まず、制御部112は、検知部111により検知された現在の表示面11の向きD1が第1角度範囲θ1内であるか否かを判定する第1判定を行う(S101)。現在の表示面11の向きD1とは、検知部111により異なるタイミングで検知された複数の表示面11の向きのうち、検知された時刻が最新の時刻に対応する表示面11の向きとする。
制御部112は、第1判定において検知部111により検知された現在の表示面11の向きD1が第1角度範囲θ1内であると判定した場合(S101でYes)、そのときに応じた適切な表示を表示部113に表示させる(S102)。具体的には、制御部112は、現在の表示面11の向きD1が第1角度範囲θ1内であると判定した場合、図8の(a−2)に示すように、例えば、表示201を表示部113の表示領域12に表示させる。
ここで、表示201は、当該ウェアラブル端末100にて実行可能な所定のアプリケーションを示す表示である。所定のアプリケーションは、本実施の形態では例えば、現在時刻を示す時計(アナログ時計およびデジタル時計の少なくとも一方)のグラフィックスを表示するためのアプリケーションである。
一方で、制御部112は、第1判定において検知部111により検知された現在の表示面11の向きD1が第1角度範囲θ1内でない(つまり第1角度範囲θ1から外れた)と判定した場合(S101でNo)、表示部113の表示をオフにして、表示部113をスリープさせる(S103)。これにより、制御部112は、図8の(b−2)に示すように、表示部113に何も表示させない。
このように、制御部112は、第1表示制御として、現在の表示面11の向きD1が第1角度範囲θ1にあるか否かに応じて、表示部113に表示を行わせるか否かを切り替えている。この第1表示制御では、ユーザが、ウェアラブル端末100の表示面11を見ているか否かを表示面11の向きD1が第1角度範囲θ1にあるか否かで判定しており、表示面11が第1角度範囲θ1内にある場合には、ユーザが表示面11を見ていると判定し、表示面11の向きD1が第1角度範囲θ1内にない場合には、ユーザが表示面11を見ていないと判定している。このように、ユーザが表示面11を見ていない場合には、表示部113をスリープさせることで、消費電力の低減を図っている。
なお、ユーザが表示面11を見ているか否かの判定は、ウェアラブル端末100の表示面11の向きD1に基づくだけでなく、ウェアラブル端末100を装着した前腕部30の動きも合わせた検知結果に基づいて行ってもよい。例えば、現在の表示面11の向きD1が第1角度範囲θ1内にあり、かつ、加速度センサ105により前腕部30が振り上げられたことが検知された場合に、ユーザが表示面11を見ていると判定し、表示部113をスリープさせる制御を第1表示制御として行ってもよい。
なお、この第1表示制御は、ウェアラブル端末100が起動している状態では、常に行われているものとする。つまり、第1表示制御は、次に説明する第2表示制御と並行して行われているものとする。
次に、ウェアラブル端末100の第2表示制御について図9〜図15を用いて説明する。
図9は、実施の形態1に係るウェアラブル端末の第2表示制御の一例を説明するためのフローチャートである。
図9に示すように、まず、制御部112は、表示部113がスリープ状態であるか否かを判定する(S201)。
制御部112は、表示部113がスリープ状態であると判定した場合(S201でYes)、第2角度範囲を決定する(S202)。第2角度範囲の決定処理の詳細は、後述する。
ここで、制御部112において行われる第2角度範囲の決定処理について図10〜図14を用いて説明する。
図10は、実施の形態1に係る第2角度範囲の決定処理の一例を説明するためのフローチャートである。図11は、時間経過に伴い現在までに検知部111により検知された表示面の向きの一例を示す図である。また、図11では、検知部111により検知された第1の回転角度の検知結果のみを例示している。図12は、実施の形態1に係るウェアラブル端末の表示部の表示面の向きが第1角度範囲外の方向を向いている場合の一例を示す図である。また、図12では、第2角度範囲が決定された後についても示している。図13は、表示面の向きが第2角度範囲内である場合であって第1の軸の方向から見た場合について説明するための図である。図14は、表示面の向きが第2角度範囲内である場合であって第2の軸の方向から見た場合について説明するための図である。
図10に示すように、第2角度範囲の決定処理では、まず、制御部112は、第2期間Δt2に検知部111により検知された複数の表示面11の向きD1の向きから平均の向きを算出する(S301)。具体的には、図11に示すように表示面11の向きD1は、所定のサンプリング周期で検知部111により第1の回転角度および第2の回転角度それぞれにおいて検知される。なお、図11では、第1の回転角度の検知結果のみを示しているが、第2の回転角度についても同様に検知されている。なお、サンプリング周期を短くすればする程、第2期間Δt2において、検知部111により多くのタイミングで表示面11の向きD1が検知される。
そして、検知部111により検知される表示面11の向きD1は、検知され、検知した時刻と関連付けた検知結果が、例えばストレージ103に記憶される。検知部111は、所定の時間間隔で表示面11の向きD1を検知する場合、複数の検知結果がストレージ103に記憶される。具体的には、当該複数の検知結果は、ストレージ103に記憶されている。よって、制御部112は、ストレージ103に記憶されている第2期間Δt2に検知された複数の検知結果を用いて、平均の向きD20を算出する。例えば、制御部112は、第2期間Δt2における複数の検知結果それぞれの第1の回転角度の積算値を当該検知結果の数で除することにより第1の回転角度の平均を算出し、かつ、複数の検知結果それぞれの第2の回転角度の積算値を当該検知結果の数で除することにより第2の回転角度の平均を算出する。このように、制御部112は、第1の回転角度の平均および第2の回転角度の平均を算出することにより、第1の回転角度の平均および第2の回転角度の平均で表される平均の向きD20を算出する。
ここで、第2期間Δt2は、図11に示すように、現在時刻tnよりも第2所定時間前の第1時刻t1から現在時刻tnまでの間の期間である。なお、ストレージ103には、検知部111で検知された検知結果のうち、現在時刻から所定時間だけさかのぼった期間に取得された検知結果のみを記憶していればよい。つまり、ストレージ103には、全ての検知結果を記憶させる必要はない。
次に、制御部112は、算出した表示面11の向きの平均の向きを基準(第2基準方向)として、予め定めた値(または、固定の角度)を用いて定義される第2角度範囲θ2を決定する(S302)。具体的には、制御部112は、平均の向きD20を中心とする第2所定角度の角度範囲を第2角度範囲θ2として決定する。ここで、第2所定角度は、予め定められた固定の角度であって例えば10度である。なお、第2角度範囲θ2は、平均の向きD20を含む角度範囲であればよく、必ずしも、平均の向きD20を中心とする第2所定角度の角度範囲でなくてもよい。また、第2所定角度は、第1所定角度よりも小さい角度を例示しているが、第1所定角度と等しい大きさの角度であってもよいし、第1所定角度よりも大きい角度であってもよい。
第2表示制御における第2角度範囲θ2の決定処理は、例えば、図12に示すように、ウェアラブル端末100の現在の表示面11の向きD1が第1角度範囲θ1外の方向を向いている場合に行われる。図12は、例えば、電車やバスなどにおいて、ウェアラブル端末100を装着した側の手で吊り革に掴まっている状態を想定している。なお、第2表示制御は、図12のように、腕を上方に伸ばした状態だけでなく、自転車などのハンドルを掴むために腕を前方に伸ばしている状態にも適用できるし、荷物を掴むために腕を下方に伸ばしている状態にも適用できる。
図13および図14に示すように、第2角度範囲θ2は、第1の回転方向においても、第2の回転方向においても、平均の向きD20に向いている表示面11の状態を第2基準姿勢とし、第2基準姿勢を中心とした各々10度の角度範囲である。第2角度範囲θ2は、図13に示すように、第1の軸A1を回転軸とする第1の回転方向において、第2基準姿勢を0度とした場合に、例えば、−5度以上5度未満の角度範囲である。さらに、第2角度範囲θ2は、図14に示すように、第2の軸A2を回転軸とする第2の回転方向において、第2基準姿勢を0度とした場合に、例えば、−5度以上5度未満の角度範囲である。また、第2所定角度は、第1の回転方向において例えば10度であり、かつ、第2の回転方向において例えば10度である。このため、第2角度範囲θ2は、算出された平均の向きD20を第2基準方向とし、第1の軸A1および第2の軸A2の交点を頂点とする逆方錐の空間で定義される角度範囲となる。なお、第2角度範囲θ2は、逆方錐の空間で定義される角度範囲に限らずに、逆円錐の空間で定義される角度範囲としてもよい。このように、第2角度範囲θ2は、固定された第1角度範囲θ1とは異なり、表示面11の向きD1がどの方向を向いているかに応じて動的に決定される角度範囲である。
図9に戻り、ステップS202において第2角度範囲θ2を決定すると、制御部112は、第1期間Δt1の間に異なるタイミングで検知される表示面11の向きD1が、第2角度範囲θ2に留まっているか否かの第2判定を行う(S203)。ここで、第1期間Δt1は、図11に示すように、現在時刻tnよりも第1所定時間前の第2時刻t2から現在時刻tnまでの期間である。なお、図11では、第1期間Δt1は、第2期間Δt2よりも長い期間であるが、第2期間Δt2と等しい長さの期間であってもよいし、第2期間Δt2よりも短い長さの期間であってもよい。
制御部112は、第2判定において、第1期間Δt1の間に検知される複数の表示面11の向きD1が、第1期間Δt1の間に第2角度範囲θ2に留まっていると判定した場合(S203でYes)、その後に表示面11の向きD11が第2角度範囲θ2外に変化したか否かの第3判定を行う(S204)。ここで、第1期間Δt1の間に第2角度範囲θ2に留まっているとは、第1期間Δt1の間に検知される複数の表示面11の向きD1の全てが、第2角度範囲θ2内であることである。
なお、第1期間Δt1の間に検知される表示面11の向きD1の数が多い場合、第1期間Δt1の間に検知される複数の表示面11の向きD1のうち、第2角度範囲θ2内にある表示面11の向きD1の数が基準値を超えれば、第1期間Δt1の間に検知される複数の表示面11の向きD1が、第1期間Δt1の間に第2角度範囲θ2に留まっていると判定してもよい。
一方で、制御部112は、第2判定において表示面11の向きD1が、第1期間Δt1の間に第2角度範囲θ2に留まっていないと判定した場合(S203でNo)、ステップS202の第2角度範囲θ2の決定処理に戻る。
制御部112は、第3判定において検知部111により新たに検知される表示面11の向きD11が第2角度範囲θ2外に変化した(つまり第2角度範囲θ2から外れた)と判定した場合(S204でYes)、表示部113をスリープ状態から復帰させることで表示を行わせる(S205)。一方で、制御部112は、第3判定において表示面11の向きD11が第2角度範囲θ2外に変化していない(つまり第2角度範囲θ2内にある)と判定した場合(S204でNo)、ステップS203の処理に戻る。
図15は、実施の形態1に係る制御部による第2表示制御において表示される表示と、ウェアラブル端末の姿勢との関係を示す図である。なお、図15で示すウェアラブル端末の姿勢は、第1の軸A1の方向に沿って見た場合の図であり第1の回転方向における姿勢を示しているが、第2の回転方向においても同様の処理を行っているため第2の軸A2の方向に沿って見た場合の図示を省略する。
なお、図15の(a)は、第2角度範囲θ2が決定される前であって、表示面11の向きD1が第1角度範囲θ1外にある場合を示す図である。また、図15の(a−1)は、その場合のウェアラブル端末の姿勢を示す図である。また、図15の(a−2)は、その場合に表示部113に表示される表示画面を示す図である。図15の(b)は、表示面11の向きD1が第2角度範囲θ2内にある場合を示す図である。また、図15の(b−1)は、その場合のウェアラブル端末の姿勢を示す図である。また、図15の(b−2)は、その場合に表示部113に表示される表示画面を示す図である。また、図15の(c)は、表示面11の向きD1が第2角度範囲θ2外に変化した場合を示す図である。また、図15の(c−1)は、その場合のウェアラブル端末の姿勢を示す図である。また、図15の(c−2)は、その場合に表示部113に表示される表示画面を示す図である。
図15の(a)および(b)に示すように、ステップS202が終了するまでの間は、制御部112は、第2角度範囲θ2の決定処理が終了するまでの間は、表示部113には何も表示させない。図15の(b)に示すように、第2角度範囲θ2が決定され、表示面11の向きD1が第2角度範囲θ2内のまま第1所定時間が経過した後(S203でYes)で、図15の(c)のように表示面11の向きD1が第2角度範囲θ2外に変化したと判定された場合(S204でYes)、表示部113の表示領域12に、例えば、表示201aを表示させる。
なお、第2表示制御によってスリープ状態から復帰させて表示部113に表示を行わせる場合に、制御部112は、加速度センサ105が検知している重力の向きに応じて、重力がかかる側が下側になるように表示領域12に表示させる表示201aの向きを決定してもよい。なお、第1表示制御によってスリープ状態から復帰させて表示部113に表示を行わせる場合は、重力の向きに関わらず、本体部10のバンド部が接続される両端を結ぶ方向を上下方向として表示部113に表示を行わせる。
図15の(c−2)では、Z軸方向マイナス側が重力のかかる側であるので、表示領域12のZ軸方向マイナス側が下側となるように表示201aが表示されている。つまり、重力がかかる方向が本体部10のバンド部20が接続される両端を結ぶ方向とは直交する場合、当該直交する方向が表示の上下方向となるように表示201aを表示させてもよい。これにより、重力がかかる方向に応じて表示201aを表示させることができるので、ユーザが見やすい方向に表示201aを表示させることができる。
次に、ウェアラブル端末100のスリープ制御について図16を用いて説明する。スリープ制御とは、表示部113において表示が行われてから所定時間が経過しても何も操作を受け付けない場合に表示部113をスリープ状態にさせる制御である。
図16は、実施の形態1に係るウェアラブル端末のスリープ制御の一例を説明するためのフローチャートである。
図16に示すように、まず、制御部112は、表示部113を表示状態としてから第1表示時間が経過したか否かを判定する(S401)。
制御部112は、表示部113を表示状態としてから第1表示時間が経過したと判定した場合(S401でYes)、第2表示制御による復帰によって表示状態とされたか否かを判定する(S402)。つまり、制御部112は、表示部113の現在の表示状態が第2表示制御が行われることによる復帰によって為されたか否かを判定する。一方で、制御部112は、表示部113を表示状態としてから第1表示時間が経過していないと判定した場合(S401でNo)、ステップS401を繰り返す。つまり、制御部112は、表示部113を表示状態としてから第1表示時間が経過するまで待機する。
制御部112は、第2表示制御による復帰によって表示状態とされたと判定した場合(S402でYes)、表示部113を表示状態としてから第1表示時間よりも長い第2表示時間が経過したか否かを判定する(S403)。
一方で、制御部112は、第2表示制御による復帰によって表示状態とされていないと判定した場合(S402でNo)、表示部113をスリープ状態とする。この場合、制御部112は、第1表示制御による復帰によって表示状態とされたと判定したため、第1表示時間の経過で表示部113をスリープ状態とする。
また、制御部112は、表示部113を表示状態としてから第2表示時間が経過したと判定した場合(S403でYes)にも、表示部113をスリープ状態とする(S404)。
[1−5.表示例]
次に、第2表示制御によってスリープ状態から復帰させて表示部113に表示を行わせる場合に表示する表示例について説明する。
図15では、制御部112は、加速度センサ105が検知している重力の向きに応じて、重力がかかる側が下側になるように表示領域12に表示させる表示201aの向きを決定しているが、これに限らない。例えば、制御部112は、図17Aに示すように、ユーザの視線の方向D3に近い側を短くし、遠い側を長くした台形型の表示201bを表示領域12に表示させてもよい。なお、ユーザの視線の方向D3は、ウェアラブル端末100がどちらの腕に装着されているかを示す情報と、ウェアラブル端末100の姿勢とによって推測可能である。また、制御部112は、図17Bに示すように、第2表示制御における画像のサイズまたは文字のフォントサイズを、第1表示制御における画像のサイズまたは文字のフォントサイズよりも大きくしてもよい。
なお、図17Aおよび図17Bの例では、実施の形態1と同様に、重力の向きに応じて、重力がかかる側が下側になるように表示領域12に表示201b、201cを表示させているが、重力がかかる側が下側になるように表示領域12に表示を表示させなくてもよく、バンド部20が接続されている本体部10の両端を結ぶ方向を上下方向として表示を表示領域12に表示させてもよい。
また、図示しないが、上述したように、第2表示制御によってスリープ状態から復帰させて表示部113に表示を行わせる場合には、第1表示制御による場合と比較して、表示部113のバックライトの照度を高くしてもよいし、表示部113のコントラストを大きくしてもよい。
[1−3.効果等]
以上のように、本実施の形態に係るウェアラブル端末100によれば、ウェアラブル端末100を装着した手首の動きが制限された状態であっても、容易に表示部113をスリープ状態から復帰させることができる。このため、ユーザは、このような状態であっても、ウェアラブル端末100から情報を確認することが容易にできる。
また、制御部112は、第1表示制御と第2表示制御とで次にスリープ状態に遷移するまでの時間を異ならせることができる。例えば、第2表示制御によってスリープが解除された場合とは、手首が第2時間Δt2の間、第2角度範囲θ2でしか動くことができない範囲で動きを制限されている状態と推定できる。具体的には、第2表示制御によってスリープ状態から復帰した場合は、電車やバスの吊り革に掴まっている状態、自転車のハンドルを握っている状態、荷物を掴んでいる状態などと推定できる。このため、手首の動きが制限されている状態においては、ユーザは、第1角度範囲θ1のように表示部113を自分から見やすい位置に移動させることができない状態と推定できる。つまり、このような状態では、表示部113の表示面11をユーザは見にくい状態であると推定できる。ユーザが表示部113の表示面11を見にくい状態にスリープから復帰した場合には、表示面11に表示された情報を読み取るのに時間がかかると推定される。上記のスリープ制御では、表示面11を見にくい状態であると推定される第2表示制御によるスリープ状態からの復帰による表示の場合に、表示面11を見やすい状態である第1表示制御によるスリープ状態からの復帰による表示の場合よりも、次にスリープ状態にするまでの表示時間を長くできるので、表示面11に表示された情報の確認に十分な時間を取ることができる。
[1−4.実施の形態1の変形例1]
次に、実施の形態1の変形例1について説明する。
上記実施の形態1では、第2角度範囲の決定処理において、制御部112は、第2期間Δt2に検知部111により検知された複数の表示面11の向きD1の平均の向きD20を中心とする角度範囲であって、固定された第2所定角度の角度範囲を第2角度範囲θ2として決定しているが、これに限らない。例えば、制御部112は、第2期間Δt2において検知部111により検知された複数の表示面11の向きD1が周期的に繰り返し変化している場合、当該変化の振幅の角度範囲を第2角度範囲θ2として決定してもよい。変化の振幅の角度範囲とは、異なるタイミングで検知された複数の表示面11の向きD1のうち、第1の軸A1を回転中心とする回転角度の最大値および最小値、並びに第2の軸A2を回転中心とする回転角度の最大値および最小値を用いて定義される角度範囲である。つまり、上記実施の形態で説明した第2角度範囲θ2の決定処理に代えて変形例1の第2角度範囲θ2の決定処理を行ってもよい。
図18は、実施の形態1の変形例1に係る第2角度範囲の決定処理の一例を説明するためのフローチャートである。図19は、時間経過に伴い現在までに検知部により検知された表示面の向きの一例を示す図である。なお、図19は、図11と同様にして検知された結果であるため、詳細な説明は省略する。
図18に示すように、変形例1に係る第2角度範囲θ2の決定処理では、まず、制御部112は、第2期間Δt2において検知部111により検知された複数の表示面11の向きD1が周期的に繰り返し変化しているか否かを判定する(S311)。具体的には、制御部112は、第2期間Δt2に検知部111により検知された複数の表示面11の向きD1が所定の幅で角度の増減を繰り返しているかを判定することで、周期的に繰り返し変化しているか否かを判定する。
制御部112は、第2期間Δt2において検知部111により検知された複数の表示面11の向きD1が周期的に繰り返し変化していると判定した場合(S311でYes)、変化の振幅の角度範囲を第2角度範囲θ2として決定する(S312)。制御部112は、例えば、図19に示すように、第2期間Δt2において検知された複数の表示面11の向きD1の最小値θ31から最大値θ32までの角度範囲を第2角度範囲θ2として決定する。
(実施の形態2)
以下、図20〜図22を用いて、実施の形態2を説明する。
[2−1.構成]
図20は、実施の形態2に係るウェアラブル端末のハードウェア構成を示すブロック図である。図21は、実施の形態2に係るウェアラブル端末の機能構成を示すブロック図である。
実施の形態2に係るウェアラブル端末100aは、実施の形態1のウェアラブル端末100のハードウェア構成と比較して、さらに、振動素子108を備える。また、ウェアラブル端末100aは、スピーカ109およびLED(Light Emitting Diode)110を備えていてもよい。
振動素子108は、入力信号に応じて振動のオンオフが可能な振動アクチュエータである。
スピーカ109は、音を出力する。
LED110は、光を発する発光素子である。
また、ウェアラブル端末100aは、実施の形態1のウェアラブル端末100の機能構成と比較して、さらに、通知部114を備える。また、ウェアラブル端末100aは、さらに、通信部115を備えてもよい。また、ウェアラブル端末100aは、制御部112aの機能も異なる。
制御部112aは、検知部111の検知結果から、第1期間Δt1において検知される複数の表示面11の向きD1が、第2角度範囲θ2内に留まっていると判定した場合、通知部114を制御することでその旨をユーザに通知する。
通知部114は、制御部112aによる制御にしたがった通知をユーザに行う。
具体的には、通知部114は、ウェアラブル端末100aを振動させることでユーザに通知を行う。この場合、通知部114は、振動素子108によって実現される。
また、通知部114は、音を再生することでユーザに通知を行う。この場合、通知部114は、スピーカ109によって実現される。
また、通知部114は、光を発することでユーザに通知を行う。この場合、通知部114は、LED110によって実現される。
また、通知部114は、外部の端末と通信する通信部115を介して外部の端末に通知を行ってもよい。この場合、通知部114は、CPUおよびメインメモリ102などによって実現される。
また、通信部115は、外部の端末と通信可能である。通信部115は、通信IF104によって実現される。
[2−2.動作]
以上のように構成されたウェアラブル端末100aの動作について、図22を用いて説明する。
図22は、実施の形態2に係るウェアラブル端末の第2表示制御の一例を説明するためのフローチャートである。
実施の形態2の第2表示制御では、実施の形態1と比較してステップS203でYesと判定された後に、ステップS210が追加されている点のみが異なる。このため、ステップS210についてのみ説明する。
ステップS203でYesと判定された後、制御部112aは、通知部114を制御することでその旨をユーザに通知する(S210)。
次に、ステップS204に移行する。
[2−3.効果等]
本実施の形態に係るウェアラブル端末100aによれば、検知部111の検知結果から、第1期間Δt1において検知される複数の表示面11の向きD1が、第2角度範囲θ2内に留まっていると判定した場合、通知部114を制御することでその旨をユーザに通知するため、ユーザは、次に第2角度範囲θ2から外れた方向に表示面11の向きD1が向くように、ウェアラブル端末100aの姿勢を変化させることで表示部113をスリープ状態から復帰させることができることを知ることができる。このため、ウェアラブル端末100aを装着している手首の動きが制限されている場合であっても、通知部114による通知を待ってからウェアラブル端末100aの姿勢を変化させることのみで、表示部113をスリープ状態から復帰させることが容易にできる。つまり、効果的に表示部113をスリープ状態から復帰させることができる。
[2−4.実施の形態2の変形例1]
次に、実施の形態2の変形例2について説明する。
上記実施の形態2では、制御部112aは、検知部111の検知結果から、第1期間Δt1において検知された複数の表示面11の向きD1が、第2角度範囲θ2内に留まっていると判定した場合、通知部114を制御することでその旨をユーザに通知するとしたが、これに限らない。例えば、制御部112aは、検知部111の検知結果から、第1期間Δt1において検知された複数の表示面11の向きD1が、第2角度範囲θ2内に留まっていると判定した後で、新たに検知される表示面11の向きD1が所定の回転方向とは反対側の方向に変化し、第2角度範囲θ2を外れたと判定した場合、通知部114を制御することで、次に表示面11の向きD1が所定の回転方向側に変化したときに表示部113をスリープ状態から復帰させる旨をユーザに通知してもよい。
図23は、実施の形態2の変形例2に係る第2表示制御の一例を説明するためのフローチャートである。
実施の形態2の変形例2の第2表示制御では、実施の形態2と比較してステップS203でYesと判定された後に、ステップS211〜S212が追加され、また、ステップS204の代わりにステップS213を行っていることが異なる。このため、ステップS211〜ステップS213についてのみ説明する。
ステップS203でYesと判定された後、制御部112aは、表示面11の向きD1が所定の回転方向(例えば正の回転方向)とは反対側の負の回転方向に変化し、第2角度範囲θ2から外れたか否かを判定する(S211)。正の回転方向とは時計回りの方向および反時計回りの方向のうちの一方である。負の回転方向とは、時計回りの方向および反時計回りの方向のうちの他方である。
制御部112aは、表示面11の向きD1が所定の回転方向(例えば正の回転方向)とは反対側の負の回転方向に変化し、第2角度範囲θ2から外れたと判定した場合(S211でYes)、通知部114を制御することで、次に表示面11の向きD1が所定の回転方向側に変化したときに表示部113をスリープ状態から復帰させる旨をユーザに通知する(S212)。一方で、制御部112aは、表示面11の向きD1が第2角度範囲θ2から外れていない(つまり、第2角度範囲θ2内にある)と判定した場合(S211でNo)、ステップS202に戻る。
ステップS212の後で、制御部112は、検知部111により新たに検知される表示部113の表示面11の向きD1が所定の回転方向(正の回転方向)側に変化したか否かを判定し(S213)、表示部113の表示面11の向きD1が所定の回転方向(正の回転方向)側に変化した場合、ステップS205の表示を行い、変化していない場合、ステップS203に戻る。
このように、実施の形態2の変形例2に係るウェアラブル端末100aでは、ステップS211により表示面11の向きD1が所定の回転方向とは反対側の負の方向に変化し、第2角度範囲θ2から外れたときに、その旨を通知することができるので、ユーザは、スリープ状態から復帰させることができる状態であるかを反対側の負の方向に表示面11の向きD1を変化させ第2角度範囲θ2から外させることで知ることができる。このため、より効果的に表示部113をスリープ状態から復帰させることができる。
(他の実施の形態)
なお、上記各実施の形態において、各構成要素は、専用のハードウェアで構成されるか、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPUまたはプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。ここで、上記各実施の形態の表示制御方法などを実現するソフトウェアは、次のようなプログラムである。
すなわち、このプログラムは、コンピュータに、情報を表示する表示部と、前記表示部の表示面の向きを異なるタイミングで検知する検知部と、(i)所定の方向を第1基準方向とし、3次元空間における少なくとも2軸のそれぞれを回転中心として前記第1基準方向に向く表示面を回転させたときの回転角度から定義される第1角度範囲内に前記検知部で検知された時刻が最新の表示面の向きがあるか否かを判定する第1判定を行い、(ii)前記第1判定の結果、前記最新の表示面の向きが前記第1角度範囲外にある場合、前記表示部をスリープ状態とし、前記最新の表示面の向きが前記第1角度範囲内にある場合、前記表示部をスリープ状態から復帰させる第1表示制御を行う制御部と、を備えたウェアラブル端末により行われる表示制御方法であって、前記異なるタイミングで検知された少なくとも1つの前記表示面の向きを用いて特定される方向を第2基準方向とし、前記3次元空間における少なくとも2軸のそれぞれを回転中心として前記第2基準方向に向く表示面を回転させたときの回転角度から定義される第2角度範囲を決定し、前記検知部により検知された結果から、第1所定時間前から現在までの第1期間において検知された複数の前記表示面の向きが、決定した前記第2角度範囲内に留まっていると判定した後で、前記検知部により新たに検知された前記表示面の向きが、前記第2角度範囲から外れたと判定した場合、前記新たに検知された前記表示面の向きが前記第1角度範囲外にある場合であっても、前記表示部をスリープ状態から復帰させる表示制御方法を実行させる。
以上、本開示の一つまたは複数の態様に係る腕装着端末について、実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、この実施の形態に限定されるものではない。本開示の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本開示の一つまたは複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
本開示は、装着した手首の動きが制限された状態であっても、容易に表示部をスリープ状態から復帰させることができるウェアラブル端末として有用である。
10 本体部
11 表示面
12 表示領域
20 バンド部
100、100a ウェアラブル端末
101 CPU
102 メインメモリ
103 ストレージ
104 通信IF
105 加速度センサ
106 3軸角速度センサ
107 ディスプレイ
108 振動素子
109 スピーカ
110 LED
111 検知部
112、112a 制御部
113 表示部
114 通知部
115 通信部
201、201a、201b 表示
θ1 第1角度範囲
θ2 第2角度範囲

Claims (18)

  1. ユーザの前腕部に装着されるウェアラブル端末であって、
    情報を表示する表示部と、
    前記表示部の表示面の向きを異なるタイミングで検知する検知部と、
    (i)所定の方向を第1基準方向とし、3次元空間における少なくとも2軸のそれぞれを回転中心として前記第1基準方向に向く前記表示面を回転させたときの回転角度から定義される第1角度範囲内に前記検知部で検知された時刻が最新の表示面の向きがあるか否かを判定する第1判定を行い、(ii)前記第1判定の結果、前記最新の表示面の向きが前記第1角度範囲外にある場合、前記表示部をスリープ状態とし、前記最新の表示面の向きが前記第1角度範囲内にある場合、前記表示部をスリープ状態から復帰させる第1表示制御を行う制御部と、を備え、
    前記制御部は、さらに、
    (i)前記異なるタイミングで検知された前記表示面の向きのうちの少なくとも1つ用いて特定される方向を第2基準方向とし、前記3次元空間における少なくとも2軸のそれぞれを回転中心として前記第2基準方向に向く前記表示面を回転させたときの回転角度から定義される第2角度範囲を決定し、(ii)第1所定時間前から現在までの第1期間において検知された複数の前記表示面の向きが、決定した前記第2角度範囲内に留まっていると判定した後で、前記検知部により新たに検知された前記表示面の向きが、前記第2角度範囲から外れたと判定した場合、前記新たに検知された前記表示面の向きが前記第1角度範囲外にある場合であっても、前記表示部をスリープ状態から復帰させる第2表示制御を行う
    ウェアラブル端末。
  2. 前記少なくとも1つの表示面の向きは、第2所定時間前から現在までの第2期間において前記検知部により検知された複数の前記表示面の向きであり、
    前記制御部は、前記第2期間において前記検知部により検知された複数の前記表示面の向きの平均の向きを前記第2基準方向とし、前記第2基準方向を中心とする予め定めた値を用いて定義される角度範囲を第2角度範囲として決定する
    請求項1に記載のウェアラブル端末。
  3. 前記少なくとも1つの前記表示面の向きは、第2所定時間前から現在までの第2期間において前記検知部により検知された複数の前記表示面の向きであり、
    前記制御部は、前記第2期間において前記検知部により検知された複数の前記表示面の向きが周期的に繰り返し変化しているか否かを判定し、周期的に繰り返し変化していると判定した場合、前記検知された複数の前記表示面の向きののうち、前記少なくとも2軸のそれぞれに対する前記表示面の回転角度の最大値および最小値から定義される角度範囲を第2角度範囲として決定する
    請求項1に記載のウェアラブル端末。
  4. 前記制御部は、前記第2表示制御では、前記検知部により新たに検知される前記表示面の向きが、前記少なくとも2軸のうちの一方の軸を回転中心とする所定の回転方向側に変化し前記第2角度範囲から外れたと判定した場合、前記表示部をスリープ状態から復帰させる
    請求項1に記載のウェアラブル端末。
  5. 前記ウェアラブル端末は、
    前記表示部と、前記検知部と、前記制御部とを有する本体部と、
    前記本体部の両端に接続され、前記本体部とで環状に前記前腕部に巻き回されるバンド部と、を備え、
    前記3次元空間における少なくとも2軸とは、
    前記バンド部が巻き回される巻回軸に対応する第1の軸と、前記両端を結ぶ方向に延伸する回転軸に対応する第2の軸とであり、
    前記所定の回転方向は、前記第1の軸を回転軸とする時計回りの回転方向および反時計回りの回転方向のうちの一方の回転方向である
    請求項4に記載のウェアラブル端末。
  6. 前記制御部は、前記第1表示制御と前記第2表示制御とで、前記表示部への情報の表示態様を異ならせる
    請求項1に記載のウェアラブル端末。
  7. 前記制御部は、前記第2表示制御における画像のサイズまたはフォントのサイズを、前記第1表示制御における画像のサイズまたはフォントのサイズよりも大きくする
    請求項6に記載のウェアラブル端末。
  8. 前記制御部は、前記第2表示制御における前記表示部のバックライトの照度を、前記第1表示制御における前記表示部のバックライトの照度よりも高くする
    請求項6に記載のウェアラブル端末。
  9. 前記制御部は、前記第2表示制御における前記表示部の表示のコントラストを、前記第1表示制御における前記表示部の表示のコントラストよりも大きくする
    請求項6に記載のウェアラブル端末。
  10. 前記制御部は、
    前記第1表示制御において前記表示部をスリープ状態から復帰させた時から第1表示時間経過後に前記表示部をスリープ状態とし、
    前記第2表示制御において前記表示部をスリープ状態から復帰させた時から前記第1表示時間よりも長い第2表示時間経過後にスリープ状態とする
    請求項6に記載のウェアラブル端末。
  11. 前記制御部は、前記第2表示制御において前記表示部をスリープ状態から復帰させた場合、当該スリープ状態からの復帰により表示させているアプリケーションに応じて、次にスリープ状態に移行するための表示時間を異ならせる
    請求項10に記載のウェアラブル端末。
  12. 前記ウェアラブル端末は、通知部をさらに備え、
    前記制御部は、前記第1期間において検知された複数の表示面の向きが、前記第2角度範囲内に留まっていると判定した場合、前記通知部を制御することでその旨をユーザに通知する
    請求項1に記載のウェアラブル端末。
  13. 前記ウェアラブル端末は、通知部をさらに備え、
    前記制御部は、前記第1期間において前記検知された複数の表示面の向きが、前記第2角度範囲内に留まっていると判定した後で、前記新たに検知された前記表示面の向きが前記所定の回転方向とは反対側の方向に変化し前記第2角度範囲から外れたと判定した場合、前記通知部を制御することで、次に検知される前記表示面の向きが前記所定の回転方向側に変化したときに前記表示部をスリープ状態から復帰させる旨をユーザに通知する
    請求項4に記載のウェアラブル端末。
  14. 前記通知部は、前記ウェアラブル端末を振動させることでユーザに通知を行う
    請求項12に記載のウェアラブル端末。
  15. 前記通知部は、音を再生することでユーザに通知を行う
    請求項12に記載のウェアラブル端末。
  16. 前記ウェアラブル端末は、外部の端末と通信する通信部をさらに備え、
    前記通知部は、前記通信部を介して前記外部の端末に通知を行う
    請求項12に記載のウェアラブル端末。
  17. 前記通知部は、光を発することでユーザに通知を行う
    請求項12に記載のウェアラブル端末。
  18. 情報を表示する表示部と、
    前記表示部の表示面の向きを異なるタイミングで検知する検知部と、
    (i)所定の方向を第1基準方向とし、3次元空間における少なくとも2軸のそれぞれを回転中心として前記第1基準方向に向く表示面を回転させたときの回転角度から定義される第1角度範囲内に前記検知部で検知された時刻が最新の表示面の向きがあるか否かを判定する第1判定を行い、(ii)前記第1判定の結果、前記最新の表示面の向きが前記第1角度範囲外にある場合、前記表示部をスリープ状態とし、前記最新の表示面の向きが前記第1角度範囲内にある場合、前記表示部をスリープ状態から復帰させる第1表示制御を行う制御部と、を備えたウェアラブル端末により行われる表示制御方法であって、
    前記異なるタイミングで検知された少なくとも1つの前記表示面の向きを用いて特定される方向を第2基準方向とし、前記3次元空間における少なくとも2軸のそれぞれを回転中心として前記第2基準方向に向く表示面を回転させたときの回転角度から定義される第2角度範囲を決定し、
    前記検知部により検知された結果から、第1所定時間前から現在までの第1期間において検知された複数の前記表示面の向きが、決定した前記第2角度範囲内に留まっていると判定した後で、前記検知部により新たに検知された前記表示面の向きが、前記第2角度範囲から外れたと判定した場合、前記新たに検知された前記表示面の向きが前記第1角度範囲外にある場合であっても、前記表示部をスリープ状態から復帰させる
    表示制御方法。
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