JP2017138901A - 検査支援装置、検査支援方法及び検査支援プログラム - Google Patents

検査支援装置、検査支援方法及び検査支援プログラム Download PDF

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Takayoshi Akiyama
高慶 秋山
浩昭 大友
Hiroaki Otomo
浩昭 大友
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繁樹 飯沼
泰久 黒田
Yasuhisa Kuroda
泰久 黒田
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Abstract

【課題】検査装置の処理設定を行うための検査支援装置、検査支援方法及び検査支援プログラムを提供する。【解決手段】検査支援装置20は、装置本体21、モニタ22、操作部23を有している。装置本体21は、処理部としてのCPU31、記憶部としての情報格納部33を有し、情報格納部33には検査支援ツール40が格納されている。検査支援ツール40には、検査装置により実行する検査プログラムを構成するために利用される複数のパッケージが記憶されている。CPU31は、編集画面に表示されたパッケージの選択に基づいて、選択されたパッケージに対応する設定画面を表示する。そして、CPU31は、設定画面に対する操作に基づいて、パッケージに対して入力する変数データ、パッケージの処理結果に基づいて出力される変数データを設定し、変数データのシンボルを表示する。【選択図】図2

Description

本発明は、検査装置の処理設定を行うための検査支援装置、検査支援方法及び検査支援プログラムに関するものである。
従来、被検査物の検出や検査するための装置が各種提案されている。例えば、欠陥の有無等を検査する検査装置は、撮像装置を用いて、シート(樹脂や紙等)などの平板状の被検査物を撮影した画像に基づいて被検査物を検査する(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−251603号公報
ところで、上記のような検査装置では、画像の取り込みや、取り込んだ画像に対する各種の画像処理、等が必要である。そして、検査のための各種パラメータや検査用の順序等を設定したプログラムが必要である。しかし、プログラムの作成や各種の設定は、検査対象に応じて変更する必要がある。このため、処理設定を容易に行うことが求められている。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、処理設定を容易に行うことを可能とする検査支援装置、検査支援方法及び検査支援プログラムを提供することにある。
上記課題を解決する検査支援装置は、検査対象の良否を判定する検査装置において実行される検査プログラムを作成するための検査支援装置であって、前記検査プログラムを構成するために利用される複数のパッケージが記憶された記憶部と、前記検査プログラムの処理フローを設定する編集画面を表示するための表示部と、前記編集画面に前記パッケージを配置して前記処理フローを構成するために操作される操作部と、前記処理フローに配置された複数の前記パッケージに基づいて前記検査プログラムを生成する処理部と、を有し、前記処理部は、前記編集画面に表示された前記パッケージの選択に基づいて、選択されたパッケージに対応する設定画面を表示し、前記設定画面に対する操作に基づいて、前記選択されたパッケージに対して入力する変数データと前記選択されたパッケージの処理結果に基づいて出力される変数データの少なくとも一方を設定する。
この構成によれば、複数のパッケージを配置して検査プログラムの処理フローを構成する。そして、パッケージの選択によって、そのパッケージにおける変数データを設定する設定画面が表示される。このため、検査プログラムに含まれるパッケージにおいて必要な変数パラメータを容易に設定することができる。
上記の検査支援装置において、前記処理部は、前記変数データに応じたシンボルを前記選択されたパッケージに隣接して表示することが好ましい。
この構成によれば、検査プログラムに含まれるパッケージにおいて必要な変数パラメータが設定されているか否かをシンボルによって容易に把握することができる。このため、例えばパッケージに対する変数データの設定忘れを防止することができる。
上記の検査支援装置において、前記処理部は、前記変数データに応じたシンボルを、前記変数データに応じた位置に表示することが好ましい。
この構成によれば、例えばパッケージに入力される変数データのシンボルはそのパッケージの左側に表示され、パッケージから出力される変数データのシンボルはそのパッケージの右側に表示される。このため、パッケージにおける変数データの入力と出力とを容易に把握することが出来る。
上記の検査支援装置において、前記処理部は、前記検査プログラムにおいて各パッケージに設定された全ての変数データを変数リストに表示することが好ましい。
この構成によれば、変数リストにより、検査プログラムにおける変数データを容易に把握することができる。
上記の検査支援装置において、前記処理部は、前記変数リストに表示された変数データのうち、前記操作部により選択された変数データが設定されている全てのパッケージを、前記選択された変数データが設定されていないパッケージに対して強調表示することが好ましい。
この構成によれば、検査プログラムに含まれる複数のパッケージのうち、指定した変数データが設定されたパッケージを容易に把握することができる。このため、変数データに基づく検査プログラムのデバッグを容易に行うことができる。
上記の検査支援装置において、前記処理部は、作成した検査プログラムを前記検査装置に転送して前記検査装置にて実行させ、前記検査装置から出力される前記変数データの値を受け取り、前記変数データの変数名と受け取った前記変数データの値とを含むウォッチリストを前記表示部に表示することが好ましい。
この構成によれば、作成した検査プログラムを検査装置にて実行し、その検査プログラムにおける変数の変化を容易に把握することができる。このため、変数データの値が意図しない値になる等の状態を容易に把握することができる。
上記の検査支援装置において、前記処理部は、前記検査装置に転送した前記検査プログラムの実行時間、または前記検査プログラムに含まれる前記パッケージの実行時間を計測し、計測結果をタイミングチャートとして前記表示部に表示することが好ましい。
この構成によれば、処理に要する時間(実行時間)を容易に把握することができる。搬送される検査対象によっては、処理にかかる時間が制限される場合がある。このため、処理に要する時間が制限された処理時間以内かを容易に判断することができる。このため、処理時間を短くする等の作業の要否を容易に判断することができる。
上記の検査支援装置において、前記処理部は、前記タイミングチャートにおいて、前記検査プログラムに含まれるパッケージの実行時間を示すバー領域に対する操作指示に基づいて、前記処理フローを表示する前記編集画面において、操作指示された前記バー領域に対応するパッケージを強調表示することが好ましい。
この構成によれば、表示されたタイミングチャート(バー表示)に対するパッケージを容易に把握することができる。搬送される検査対象によっては、処理にかかる時間が制限される場合がある。このため、例えば処理に要する時間(実行時間)が長いパッケージを強調表示することで、処理フローの見直し等の作業を容易に行うことが可能となる。
上記の検査支援装置において、前記記憶部には、前記検査プログラムの処理フローにおいて前記パッケージに設定され、前記検査装置の動作を停止するブレークポイントの情報が記憶され、前記処理部は、前記検査プログラムの実行を監視し、前記ブレークポイントの情報に基づいて前記検査装置を停止させ、前記処理フローにおいて停止位置を表示することが好ましい。
この構成によれば、ブレークポイントの設定により、検査プログラムの実行状態を容易に把握することができる。また、ブレークポイントの設定により、検査プログラムが正常に実行されているか、異常状態ではないか、等を容易に判断することができる。
上記の検査支援装置において、前記処理部は、前記ブレークポイントに応じて停止したパッケージを強調表示するとともに、停止したパッケージの直前に実行したパッケージを囲む枠を表示することが好ましい。
この構成によれば、複数のパッケージにブレークポイントを設定した場合に、停止した箇所(パッケージ)を容易に把握することができる。
上記の検査支援装置において、前記処理部は、停止したパッケージの直前に実行したパッケージと前記停止したパッケージの間の接続線を強調表示することが好ましい。
この構成によれば、停止したパッケージに対して、直前に実行されたパッケージを容易に把握することができる。このため、設定した検査プログラムの処理フロー(流れ)が容易に判断されるため、検査プログラムのデバッグが容易になる。
上記の検査支援装置において、前記ブレークポイントの情報は、ブレークポイントの設定状態を含み、前記処理部は、前記設定状態に応じたシンボルを前記ブレークポイントが設定されたパッケージに表示することが好ましい。
この構成によれば、例えば通常や一時無効などの状態のブレークポイントの設定を可能としている。そして、シンボルにより、ブレークポイントの設定状態を容易に把握することができる。
上記の検査支援装置において、前記ブレークポイントの情報は、処理停止のための条件を含み、前記処理部は、前記処理停止のための条件に基づいて前記検査装置を停止させることが好ましい。
この構成によれば、例えば実行回数を処理停止のための条件とすることで、検査プログラムの処理がループした時などにその検査プログラムを確実に停止することができる。そして、処理停止のための条件によって検査装置が停止した場合に、表示される変数データに基づいて、検査プログラムの異常箇所の特定などが容易となり、検査プログラムのデバッグを容易に行うことができるようになる。
上記の検査支援装置において、前記記憶部には、前記検査プログラムの処理フローにおいて前記パッケージに設定された無効情報が記憶され、前記処理部は、前記編集画面において、無効情報が設定されたパッケージを、無効情報が設定されていないパッケージと異なる状態にて表示し、前記検査装置における検査プログラムの実行時に、前記無効情報が設定されたパッケージの処理を実行しないことが好ましい。
この構成によれば、検査対象の検査に対してパッケージが有効か無効かを容易に把握することができる。パッケージを無効化できない場合、そのパッケージを削除した検査プログラムの作成や、削除したパッケージを同じ位置に挿入することは、検査プログラムの作成の手間を増し、ミスを発生させる場合がある。この点、パッケージを一時的に無効化することにより、手間の増加やミスの発生を抑制することができる。
上記課題を解決する検査支援方法は、検査対象の良否を判定する検査装置において実行される検査プログラムを作成する検査支援装置において実行される検査支援方法であって、前記検査支援装置は、複数のパッケージが記憶された記憶部と、前記検査プログラムの処理フローを設定する編集画面を表示するための表示部と、前記編集画面に前記パッケージを配置して処理フローを構成するために操作される操作部と、前記処理フローに配置された複数の前記パッケージに基づいて前記検査プログラムを生成する処理部と、を有し、前記編集画面に表示された前記パッケージの選択に基づいて、選択されたパッケージに対応する設定画面を表示し、前記設定画面に対する操作に基づいて、前記選択されたパッケージに対して入力する変数データと前記選択されたパッケージの処理結果に基づいて出力される変数データの少なくとも一方を設定する。
この構成によれば、複数のパッケージを配置して検査プログラムの処理フローを構成する。そして、パッケージの選択によって、そのパッケージにおける変数データを設定する設定画面が表示される。このため、検査プログラムに含まれるパッケージにおいて必要な変数パラメータを容易に設定することができる。
上記課題を解決する検査支援プログラムは、検査対象の良否を判定する検査装置において実行される検査プログラムを作成する検査支援装置において実行される検査支援プログラムであって、前記検査支援装置は、複数のパッケージが記憶された記憶部と、前記検査プログラムの処理フローを設定する編集画面を表示するための表示部と、前記編集画面に前記パッケージを配置して前記処理フローを構成するために操作される操作部と、前記処理フローに配置された複数の前記パッケージに基づいて前記検査プログラムを生成する処理部と、を有し、前記処理部が、前記編集画面に表示された前記パッケージの選択に基づいて、選択されたパッケージに対応する設定画面を表示し、前記設定画面に対する操作に基づいて、前記選択されたパッケージに対して入力する変数データと前記選択されたパッケージの処理結果に基づいて出力される変数データの少なくとも一方を設定する。
この構成によれば、複数のパッケージを配置して検査プログラムの処理フローを構成する。そして、パッケージの選択によって、そのパッケージにおける変数データを設定する設定画面が表示される。このため、検査プログラムに含まれるパッケージにおいて必要な変数パラメータを容易に設定することができる。
本発明の検査支援装置、検査支援方法及び検査支援プログラムによれば、処理設定を容易に行うことができる。
画像検査システムの概略を示すブロック図。 支援装置の概略を示すブロック図。 処理支援ツールの概略を示す説明図。 設定編集ツールを示す説明図。 処理編集ツールの画面を示す説明図。 処理の流れ(フロー)の一部説明図。 パッケージ設定画面の説明図。 (a)はパッケージ設定画面の説明図、(b)はパッケージの設定状態を示す説明図。 処理フローの編集画面と変数リストの説明図。 ウォッチリストの説明図。 タイミングチャートの説明図。 タイミングチャートの操作に対する強調表示の説明図。 (a)(b)はブレーク時の処理を示す説明図。 (a)〜(c)はブレークポイントの説明図。 ブレークポイント条件の設定画面の説明図。 (a),(b)は無効設定の説明図。 パッケージ編集画面の説明図。
以下、一実施形態を説明する。
図1に示すように、検査システムは、検査装置11、撮像装置12、照明装置13、表示装置14を有している。
撮像装置12は、例えば、ラインカメラであり、画素数は例えば16,000画素である。撮像装置12は、搬送装置15により搬送される検査対象を撮影した画像データを出力する。検査対象は、例えば印刷物や樹脂シート等であり、搬送装置15により搬送される。検査対象は、照明装置13により照明される。照明装置13は、例えば検査対象の幅方向(検査対象の搬送方向と直交する方向)に沿って延びるライン照明(バータイプの照明器)と、そのライン照明を駆動する照明電源を含む。
検査装置11は、撮像装置12から出力される画像データをメモリ11aに記憶する。その検査装置11には、搬送装置15からエンコーダ信号が入力される。搬送装置15は、検査対象を搬送するためのモータと、そのモータの回転に応じたエンコーダ信号を生成するエンコーダを有している。
検査装置11は、エンコーダ信号に基づいて、撮像装置12から出力される画像データから、検査対象に応じた1フレームの画像データを生成する。検査装置11のメモリ11aには、検査対象に応じた判定基準や基準画像の画像データが記憶されている。検査装置11は、生成した1フレームの画像データを判定基準や基準画像の画像データと比較し、検査対象における欠陥等を検査する。検査装置11は、検査項目に応じて、各種の画像処理を画像データに対して施す。そして、検査装置11は、検査結果と検査画像(画像データ)を出力する。表示装置14は、検査結果と検査画像を表示する。また、検査装置11は、メモリ11aに記憶した画像データに基づいて、検査対象を所望の明るさにて照明するように照明装置13を制御する。
表示装置14は、コンピュータ(例えばパーソナルコンピュータ(PC))等の汎用的な目的で使用される計算機上で実行されるコンピュータプログラム(ツール)により実現される。実行されるコンピュータプログラムは、上記の検査結果を表示する表示ツールを含む。
また、検査装置11は、検査支援装置20に接続されている。検査支援装置20は、コンピュータ(例えばパーソナルコンピュータ(PC))等の汎用的な目的で使用される計算機上で実行されるコンピュータプログラム(ツール)により実現される。実行されるコンピュータプログラムは、検査装置11における各種の設定や検査処理の設定・編集を行うための編集ツールを含む。つまり、検査支援装置20は、検査結果を表示する表示装置、各種の設定や検査処理の設定・編集を行うための装置として機能する。
各種のツールは、それぞれが独立したソフトウェア、または複数のツールが統合されたソフトウェアとして提供される。ソフトウェアは、例えば、カード型のメモリデバイス(メモリカード)等の各種の記録媒体や、ネットワークを介してダウンロードされるソフトウェアとして提供される。検査支援装置20は、各種のツールソフトをそれぞれ実行する複数の計算機や、複数のツールソフトを実行する計算機として構成される。なお、以下の説明では、1つの計算機として構成される場合について説明する。
図2は、検査支援装置20の概略構成を示す。
検査支援装置20は、装置本体21と、装置本体21に接続される表示部としてのモニタ22及び操作部23を有している。
装置本体21は、処理部としての中央処理装置(以下、CPU)31、メモリ32、情報格納部33、表示インタフェース(表示I/F)34、通信インタフェース(通信I/F)35、操作インタフェース(操作I/F)36、外部インタフェース(外部I/F)37を有している。CPU31は、各種処理を行うプロセッサである。メモリ32には、動作時のプログラム及びデータが記憶される。情報格納部33は、例えばハードディスク装置やシリコンディスク装置である。情報格納部33には、検査支援ツール40を含む各種プログラム及びデータが格納される。
表示インタフェース34はモニタ22に接続され、モニタ22に表示のための信号を出力する。モニタ22は、例えば液晶表パネル等の表示デバイスである。モニタ22は、ツールソフトにおいて入力等のための各種画面表示に用いられる。
通信インタフェース35は、通信ケーブルを介して図1に示す検査装置11に接続され、検査装置11とデータを送受信する。
操作インタフェース36は、操作部23と接続される。操作部23は、キーボードやマウス等の操作デバイスである。操作部23は、モニタ22に表示されたアイコンやシンボル等の選択、設定値の入力等に用いられる。
外部インタフェース37は、記録媒体24と接続される。記録媒体24は、カード型のメモリデバイス(メモリカード)等の可搬型媒体である。記録媒体24は、検査支援ツール40の提供に利用される。検査支援ツール40は、記録媒体24から情報格納部33にコピーまたはインストールされる。なお、編集ツールは、ネットワーク接続された他の計算機からコピーまたはインストールされてもよい。この場合、ネットワーク接続された他の計算機の記憶装置が記録媒体として機能する。
図3に示すように、検査支援ツール40は、カメラ設定編集ツール41、処理編集ツール42、パッケージ編集ツール43を含む。カメラ設定編集ツール41、処理編集ツール42、パッケージ編集ツール43は、それぞれプログラムとして図2に示す検査支援装置20(CPU31)にて実行される。各ツールの実行に際して利用されるデータ(パッケージ、シンボル等)は、例えばライブラリとして提供され、図2に示す情報格納部33に格納される。
検査処理に用いられるサブプログラムは、例えばパッケージとして用意されている。また、検査処理の処理フローを生成するために必要な処理のためのサブプログラムがパッケージとして用意されている。
検査処理に必要なパッケージは、例えば画像データの処理(画像撮込、画像保存)、位置補正、エッジ検出、等である。また、流れ(フロー)のためのパッケージは、例えば条件分岐等の分岐パッケージ、四則演算等の演算パッケージ、データ送信等の通信パッケージ、等を含む。
操作者(設計者)は、操作部23を操作してモニタ22に表示された編集のための画面に対して、パッケージの選択、パッケージの配置、パッケージの連結、等を行うことにより、検査対象に対する検査処理のプログラム(処理フロー)を生成する。
次に、上記した各種のツールを説明する。
図2に示す検査支援装置20(CPU31)は、情報格納部33に格納された検査支援ツール40に含まれる各種編集ツールを実行する。図2に示すモニタ22には、検査支援ツール40において利用される各種画面が表示される。操作者(設計者、ユーザ)は、各種画面に対する操作(選択、文字入力等)によって図1に示す検査装置11にて実行する検査プログラムの作成や各種の設定を行う。
図4は、カメラ設定編集画面50を示す。このカメラ設定編集画面50は、図3に示すカメラ設定編集ツール41の実行により表示される。
カメラ設定編集画面50は、カメラ画像表示画面51、レベル表示画面52、操作部53を含む。カメラ画像表示画面51には、図1に示す撮像装置12にて撮影されている画像が表示される。レベル表示画面52には、カメラ画像表示画面51に表示された画像のレベル(例えば、輝度、画素値等)が表示される。操作部53を示す破線の枠内には、撮像装置12の各種の設定(ピント、絞り、ゲイン等)の変更のための各種のボタンが表示される。操作者は、カメラ画像表示画面51に表示された画像を見ながら操作部53のボタンを操作することにより、撮像装置12の各種の設定(ピント等)を行う。
図5は、処理編集ツール42の編集画面60を示す。編集画面60は、フロー表示画面61、管理画面62、編集画面63、変数リスト64を含む。
フロー表示画面61には、編集中のフローチャート(処理フロー)が縮小表示される。編集は、新規の処理フローの作成、既存の処理フローの修正を含む。そのフローチャート(処理フロー)は、編集画面63に表示される。編集画面63では、表示するフローチャートの倍率を変更することができる。つまり、編集画面63には、フローチャート(処理フロー)が拡大表示される。そして、フロー表示画面61には、編集画面63にて拡大表示されている部分を示す領域枠61aが表示される。
管理画面62には、図2に示す情報格納部33に格納された処理フローや処理フローの編集に利用可能なパッケージがツリー形式によって表示される。操作者は、この管理画面62に表示された処理フローを選択し編集する。また、操作者は、この管理画面62に表示されたパッケージを選択して編集画面63に配置(例えばドラッグ)することにより、編集中の処理フローにパッケージを追加する。
変数リスト64には、編集中の処理フローに含まれるパッケージ200において用いられている変数(各種のパラメータ)がリスト形式にて表示される。変数リスト64には、変数のR/W(リード/ライト)、型(整数、実数、等)変数名、値、コメント、等が表示される。
図6は、編集画面63にて編集中の処理フローを示す。処理フローは、スタートシンボル200sと、配置した各種のパッケージ200を連結子(接続線)よって連結することによって作成される。
図6において、パッケージ201には、そのパッケージ201の右側に隣接して変数シンボル201bが表示されている。この変数シンボル201bは、パッケージ201における処理の結果に基づいて出力される変数データが設定されていることを示す。操作者は、パッケージ201を図2に示す操作部(例えばマウス)23にて選択(例えばダブルクリック)する。図2に示す検査支援装置20(CPU31)は、その選択に基づいて、パッケージ201の設定画面を表示する。設定画面の項目に必要な事項(変数名、値等)を入力した後、所定のボタン(例えば[OK]ボタン)の押下によって変数データ(この場合は出力変数データ)が設定される。そして、検査支援装置20(CPU31)は、パッケージ201に隣接して変数シンボル201bを表示する。
図6において、パッケージ202には、そのパッケージ202の左側に隣接して変数シンボル202aが表示されている。この変数シンボル202aは、パッケージ202に入力される変数データ、つまりパッケージ202の処理に必要な変数データが設定されていることを示す。変数データは、出力変数データと同様に設定される。検査支援装置20(CPU31)は、パッケージ202に隣接して変数シンボル202aを表示する。
図7は、図6に示すパッケージ201の設定画面70を示す。パッケージ201は、例えばヒストグラムを算出するサブプログラムである。設定画面70には、パッケージ設定画面71が重ねて表示されている。このパッケージ設定画面71において、必要とする事項(例えば、出力変数データにおける数値)を設定することにより、図6に示す変数シンボル201bが表示される。
図8(a)は、図8(b)に示す「検査A」パッケージ203のパッケージ設定画面72を示す。このパッケージ設定画面72において、破線72a,72bにて囲む部分が入力変数データと出力変数データの設定部分である。破線72aにて囲まれた項目に対する設定(変数名の入力)によって、図8(b)に示す変数シンボル203aが表示される。また、図8(a)において破線72bにて囲まれた項目に対する設定(変数名の入力)によって、図8(b)に示す変数シンボル203bが表示される。
図9は、編集画面63と変数リスト64を示す。編集画面63には、処理フロー210が表示されている。この処理フロー210は、パッケージ211,212,213を含む。変数リスト64には、パッケージ211,212,213において設定された変数データがリスト形式にて表示されている。
変数リスト64において、変数を選択する。例えば、実線の枠にて囲む変数(変数名:white)を選択する。すると、検査支援装置20(CPU31)は、この変数が設定されたパッケージを強調表示する。図9において、変数「white」は、パッケージ212,213に設定されている。検査支援装置20(CPU31)は、これらのパッケージ212,213を強調表示する。強調表示は、例えば、パッケージの枠線の色を変更することにより行われる。例えば、枠線の色を、黒色から赤色に変更する。なお、図9では枠を二重にして強調表示されるパッケージを示している。この強調表示によって、変数「white」が設定されたパッケージ212,213を容易に認識することができる。そして、このような強調表示によって、変数の設定ミスや設定忘れを防止することができる。
次に、検査装置11に検査プログラムを転送した場合における処理を説明する。
検査支援装置20(CPU31)は、前述のように作成した処理フロー(検査プログラム)を図1に示す検査装置11に転送する。そして、検査支援装置20は、検査装置11において検査プログラムを実行させ、その実行を監視する。前述したように、検査プログラムに含まれるパッケージには、各種の変数データが設定されている。検査支援装置20は、変数データの値を監視し、その値を表示する。
図10は、ウォッチリスト65の一例を示す。このウォッチリスト65は、図1に示す検査装置11に含まれて検査プログラムを実行する処理装置における変数データのリストである。処理装置は、例えばデジタルシグナルプロセッサ(DSP)である。
図1に示す検査支援装置20(CPU31)は、検査装置11と通信し、変数データの値を取得する。そして、検査支援装置20は、取得した変数データの値を、図10に示すウォッチリスト65の対応する位置に表示する。例えば、図10において、変数名「white」に対してその変数の値「1920」が表示されている。このように、ウォッチリスト65によって、検査プログラムにおいて使用される変数とその値の変化を容易に確認することができる。そして、この変数の値が想定した値と異なる場合に、その変数を利用した検査プログラムに誤り(バグ)があると判断することができる。
なお、図10に示すウォッチリスト65と、図9に示す変数リスト64を用いて、ウォッチリスト65において変数の値の変化を確認し、変数リスト64において、その変数を設定したパッケージを容易に確認することができる。これにより、検査プログラムのデバッグを容易に行うことができるようになる。
図11は、検査支援装置20によって表示されるタイミングチャート80を示す。検査支援装置20は、検査装置11における検査プログラムの実行において、検査プログラムに含まれるパッケージの実行時間を計測する。そして、検査支援装置20は、パッケージの実行時間、検査プログラムの実行時間を含むタイミングチャート80を表示する。タイミングチャート80には、メインのプログラム(「Main」と表示)について、動作開始(Start)から処理終了(End)までの時間が表示されている。なお、タイミングチャート80において、丸に囲まれた数字は、図9に示す処理フローにおいて、パッケージ211,212に記載された値を示す。つまり、図11に示すタイミングチャート80は、メインのプログラムにおいて、「撮像」のパッケージ211と「検査A」のパッケージ212を順次実行した場合の実行時間を計測し表示している。このように、検査プログラムの処理フローにおいて表示したパッケージの番号を、タイミングチャート80において表示することで、実行したパッケージとその処理時間を容易に把握することができる。このように、実行したパッケージと処理時間とを把握することは、検査プログラムのデバッグを容易にする。
図11に示すように、タイミングチャート80において、各パッケージ211,212(12,52)の実行時間(動作時間)を示すバー表示部分は図2に示す操作部23の操作が可能に表示される。図では、操作可能な領域をドットのハッチングにて示す。領域81を操作(例えばマウスポインタによる指示と左クリック)すると、図12に示すように、対応するパッケージ211を強調表示する。また、図11に示す領域82の操作により、対応するパッケージ212を強調表示する。強調表示は、例えば、パッケージの枠線の色を変更することにより行われる。例えば、枠線の色を、黒色から赤色に変更する。なお、図12では枠を二重にして強調表示されるパッケージを示している。
このように、検査プログラムを実行した結果を示すタイミングチャート80において、実行時間(動作時間)の部分(領域81,82)を操作することにより、処理フローにおいて対応するパッケージ211,212を強調表示する。
図13(a)は、検査プログラムにおけるブレークポイントの設定の一例を示す。この編集画面63に表示されている処理フローにおいて、パッケージ221にブレークポイントの設定を示すシンボル222が表示されている。ブレークポイントは、パッケージ221を選択(例えば、ダブルクリック)によって設定/解除される。図2に示す操作部23の操作により、未設定のパッケージに対してブレークポイントが設定される。また、ブレークポイントが設定されたパッケージの選択により、ブレークポイントの設定の変更やブレークポイントの解除が行われる。ブレークポイントの設定には、通常、一時無効、条件付き、が含まれる。各設定に応じてシンボルが表示される。
図14(a)〜図14(c)は、設定に応じたシンボルの一例を示す。図14(a)に示すシンボル222aは、通常のブレークポイントを表している。図14(b)に示すシンボル222bは、一時無効のブレークポイントを表し、図14(c)に示すシンボル222cは、条件付きのブレークポイントを表している。
図15は、ブレークポイント条件の設定画面を示す。この設定画面90において、実行回数を設定(値)し、ラジオボタンの選択した後、「条件設定」のボタンの押下によってブレークポイントの条件を設定することができる。また、この設定画面90において、条件解除を行うこと、実行回数を変更すること、等のように、設定を変更することもできる。
そして、図2に示す検査支援装置20は、検査プログラムの実行を監視し、ブレークポイントが設定されたパッケージにおいて処理を停止する。さらに、検査支援装置20は、停止したパッケージの直前に実行したパッケージを、編集画面63にて強調表示する。
図13(a)は、パッケージ221においてブレークした状態を示す。この場合、パッケージ223が直前に実行したパッケージである。検査支援装置20は、このパッケージ223に対して破線にて示す枠224を表示する。この枠224により、直前にて実行したパッケージを容易に把握することができる。さらに、検査支援装置20は、直前に実行したパッケージ223と、ブレーク(停止)したパッケージ221との間の接続線225を強調表示する。たとえば、接続線225の色を変更することにより、接続線225を強調表示する。たとえば、他の接続線を黒色にて表示し、接続線225を赤色にて表示する。
図13(b)は、パッケージ221においてブレークした場合の別の例を示す。この場合、図2に示す検査支援装置20は、直前に実行したパッケージ226を枠227にて囲む。さらに、検査支援装置20は、パッケージ226とパッケージ221の間の接続線228を強調表示する。図13(a)及び図13(b)から判るように、ブレークしたパッケージ221に対する処理の流れを容易に把握することができる。
図2に示す検査支援装置20は、操作部23の操作に応じて、検査プログラムの処理フローに設定したパッケージを無効化する。
図16(a),図16(b)は、パッケージを無効化するときの処理フローの一部を示す。図16(a)に示す処理フローにおいて、パッケージ231,232を選択する。選択は、たとえば、図2に示す操作部23のマウスを右クリックすることにより行われる。図2に示す検査支援装置20は、パッケージ231の選択に応じて、設定画面を表示する。例えば、この設定画面に表示される「一部を無効化」を選択する。すると、図2に示す検査支援装置20は、図16(b)に示すように、パッケージ231を破線にて表示する。なお、パッケージ231全体の色を薄くするようにしてもよい。このようにパッケージ231を表示することにより、無効化したパッケージを容易に把握することができる。図16(b)に示すように、パッケージ232についても同様に無効化されている。
このようなパッケージの無効化(一時的な無効化)は、検査プログラムのデバッグに有効である。つまり、検査プログラムにおいて、パッケージを無効化する。そして、検査プログラムを実行し、その結果を得る。この結果が、所望の状態とならない場合は、無効化したパッケージを有効とする。なお、無効化したパッケージが分岐パッケージの場合、分岐の条件が成立する側の処理が実行される。
これにより、検査対象の検査に対してパッケージが有効か無効かを容易に把握することができる。パッケージを無効化できない場合、そのパッケージを削除した検査プログラムの作成や、削除したパッケージを同じ位置に挿入することは、検査プログラムの作成の手間を増し、ミスを発生させる場合がある。この点、パッケージを一時的に無効化することにより、手間の増加やミスの発生を抑制することができる。
次に、パッケージ編集ツール43(図3参照)について説明する。
図17は、パッケージ編集ツール43において表示される編集画面110を示す。この編集画面110は、例えば、検査装置11の機能を拡張するために利用される。
この編集画面110において、パッケージ編集ツール43の項目を設定することにより、前述のようなフローチャートで使用可能なパッケージを生成する。このように生成されたパッケージは、予め設定されているパッケージと同様に扱うことができる。つまり、パッケージを自由に作成し、処理フローに利用することができる。
以上記述したように、本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)検査支援装置20は、装置本体21、モニタ22、操作部23を有している。装置本体21は、処理部としてのCPU31、記憶部としての情報格納部33を有し、情報格納部33には検査支援ツール40が格納されている。検査支援ツール40には、検査装置11により実行する検査プログラムを構成するために利用される複数のパッケージが記憶されている。CPU31は、編集画面に表示されたパッケージの選択に基づいて、選択されたパッケージに対応する設定画面を表示する。そして、CPU31は、設定画面に対する操作に基づいて、選択されたパッケージに対して入力する変数データと選択されたパッケージの処理結果に基づいて出力される変数データの少なくとも一方を設定する。
この結果、複数のパッケージを配置して検査プログラムの処理フローを生成する。そして、パッケージの選択によって、そのパッケージにおける変数データを設定する設定画面が表示される。このため、検査プログラムに含まれるパッケージにおいて必要な変数パラメータを容易に設定することができる。
(2)検査支援装置20において、CPU31は、変数データに応じたシンボルを選択されたパッケージに隣接して表示する。この結果、検査プログラムに含まれるパッケージにおいて必要な変数パラメータが設定されているか否かをシンボルによって容易に把握することができる。このため、例えばパッケージに対する変数データの設定忘れを防止することができる。
(3)検査支援装置20において、CPU31は、変数データに応じたシンボルを、変数データに応じた位置に表示する。この結果、例えばパッケージに入力される変数データのシンボルはそのパッケージの左側に表示され、パッケージから出力される変数データのシンボルはそのパッケージの右側に表示される。このため、パッケージにおける変数データの入力と出力とを容易に把握することが出来る。
(4)検査支援装置20において、CPU31は、検査プログラムにおいて各パッケージに設定された全ての変数データを変数リストに表示する。この結果、変数リストにより、検査プログラムにおける変数データを容易に把握することができる。
(5)検査支援装置20において、CPU31は、変数リストに表示された変数データのうち、操作部23により選択された変数データが設定されている全てのパッケージを、選択された変数データが設定されていないパッケージに対して強調表示する。この結果、検査プログラムに含まれる複数のパッケージのうち、指定した変数データが設定されたパッケージを容易に把握することができる。このため、変数データに基づく検査プログラムのデバッグを容易に行うことができる。
(6)検査支援装置20において、CPU31は、作成した検査プログラムを検査装置に転送して検査装置にて実行させ、検査装置から出力される変数データの値を受け取り、変数データの変数名と受け取った変数の値とを含むウォッチリストをモニタ22に表示する。この結果、作成した検査プログラムを検査装置にて実行し、その検査プログラムにおける変数の変化を容易に把握することができる。このため、変数データの値が意図しない値になる等の状態を容易に把握することができる。
(7)検査支援装置20において、CPU31は、検査装置に転送した検査プログラムの実行時間、または検査プログラムに含まれるパッケージの実行時間を計測し、計測結果をタイミングチャートとしてモニタ22に表示する。この結果、処理に要する時間(実行時間)を容易に把握することができる。搬送される検査対象によっては、処理にかかる時間が制限される場合がある。このため、処理に要する時間が制限された処理時間以内かを容易に判断することができる。このため、処理時間を短くする等の作業の要否を容易に判断することができる。
(8)検査支援装置20において、CPU31は、タイミングチャートにおいて、検査プログラムに含まれるパッケージの実行時間を示すバー領域に対する操作指示に基づいて、処理フローを表示する編集画面において、操作指示されたバー領域に対応するパッケージを強調表示する。この結果、表示されたタイミングチャート(バー表示)に対するパッケージを容易に把握することができる。搬送される検査対象によっては、処理にかかる時間が制限される場合がある。このため、例えば処理に要する時間(実行時間)が長いパッケージを強調表示することで、処理フローの見直し等の作業を容易に行うことが可能となる。
(9)検査支援装置20において、情報格納部33には、検査プログラムの処理フローにおいてパッケージに設定され、検査装置の動作を停止するブレークポイントの情報が記憶されている。CPU31は、検査プログラムの実行を監視し、ブレークポイントの情報に基づいて検査装置を停止させ、処理フローにおいて停止位置を表示する。この結果、ブレークポイントの設定により、検査プログラムの実行状態を容易に把握することができる。また、ブレークポイントの設定により、検査プログラムが正常に実行されているか、異常状態ではないか、等を容易に判断することができる。
(10)検査支援装置20において、CPU31は、ブレークポイントに応じて停止したパッケージを強調表示するとともに、停止したパッケージの直前に実行したパッケージを囲む枠を表示する。この結果、複数のパッケージにブレークポイントを設定した場合に、停止した箇所(パッケージ)を容易に把握することができる。
(11)検査支援装置20において、CPU31は、停止したパッケージの直前に実行したパッケージと停止したパッケージの間の接続線を強調表示する。この結果、停止したパッケージに対して、直前に実行されたパッケージを容易に把握することができる。このため、設定した検査プログラムの処理フロー(流れ)が容易に判断されるため、検査プログラムのデバッグが容易になる。
(12)検査支援装置20において、ブレークポイントの情報は、ブレークポイントの設定状態を含み、CPU31は、設定状態に応じたシンボルをブレークポイントが設定されたパッケージに表示する。この結果、例えば通常や一時無効などの状態のブレークポイントの設定を可能としている。そして、シンボルにより、ブレークポイントの設定状態を容易に把握することができる。
(13)検査支援装置20において、ブレークポイントの情報は、処理停止のための条件を含み、CPU31は、処理停止のための条件に基づいて検査装置を停止させる。この結果、例えば実行回数を処理停止のための条件とすることで、検査プログラムの処理がループした時などにその検査プログラムを確実に停止することができる。そして、処理停止のための条件によって検査装置が停止した場合に、表示される変数データに基づいて、検査プログラムの異常箇所の特定などが容易となり、検査プログラムのデバッグを容易に行うことができるようになる。
(14)検査支援装置20の情報格納部33には、検査プログラムの処理フローにおいてパッケージに設定された無効情報が記憶されている。CPU31は、編集画面において、無効情報が設定されたパッケージを、無効情報が設定されていないパッケージと異なる状態にて表示し、検査装置における検査プログラムの実行時に、無効情報が設定されたパッケージの処理を実行しない。この結果、検査対象の検査に対してパッケージが有効か無効かを容易に把握することができる。パッケージを無効化できない場合、そのパッケージを削除した検査プログラムの作成や、削除したパッケージを同じ位置に挿入することは、検査プログラムの作成の手間を増し、ミスを発生させる場合がある。この点、パッケージを一時的に無効化することにより、手間の増加やミスの発生を抑制することができる。
尚、上記各実施の形態は、以下の態様で実施してもよい。
・上記実施形態では、表示装置14と検査支援装置20とを別々に検査装置11に接続したが、1つの装置(例えばパーソナルコンピュータ)を検査装置11に接続し、この1つの装置によって検査結果の表示と検査支援(検査プログラムの作成・編集)とを行うようにしてもよい。
・上記実施形態に対し、検査装置11に転送する検査プログラムに処理停止(ブレーク)のためのコードを挿入しておいてもよい。検査装置は、コードにしたがって処理を停止し、停止位置(アドレス、ブレークポイントの番号、等)を検査支援装置に送信する。検査支援装置は停止位置に基づいて、フローのパッケージを強調表示する。これにより、検査プログラムのデバッグが容易となる。そして、実際に検査装置を可動する場合には、ブレークポイントのコードを削除する、ブレークポイントを無効化する、等を行うとよい。
・上記実施形態において、強調表示の形態を適宜変更してもよい。たとえば、パッケージ全体を赤色にて表示する、ハイライト表示する、フラッシング表示する、等の表示形態にて強調表示を行うようにしてもよい。また、強調表示の形態を設定可能としてもよい。
11…検査装置、20…検査支援装置、21…装置本体、23…操作部、31…中央処理装置(CPU)、33…情報格納部、40…検査支援ツール、42…処理編集ツール、63…編集画面、64…変数リスト、65…ウォッチリスト。

Claims (16)

  1. 検査対象の良否を判定する検査装置において実行される検査プログラムを作成するための検査支援装置であって、
    前記検査プログラムを構成するために利用される複数のパッケージが記憶された記憶部と、
    前記検査プログラムの処理フローを設定する編集画面を表示するための表示部と、
    前記編集画面に前記パッケージを配置して前記処理フローを構成するために操作される操作部と、
    前記処理フローに配置された複数の前記パッケージに基づいて前記検査プログラムを生成する処理部と、
    を有し、
    前記処理部は、
    前記編集画面に表示された前記パッケージの選択に基づいて、選択されたパッケージに対応する設定画面を表示し、前記設定画面に対する操作に基づいて、前記選択されたパッケージに対して入力する変数データと前記選択されたパッケージの処理結果に基づいて出力される変数データの少なくとも一方を設定すること、
    を特徴とする検査支援装置。
  2. 前記処理部は、前記変数データに応じたシンボルを前記選択されたパッケージに隣接して表示すること、
    を特徴とする請求項1に記載の検査支援装置。
  3. 前記処理部は、前記変数データに応じたシンボルを、前記変数データに応じた位置に表示すること、
    を特徴とする請求項2に記載の検査支援装置。
  4. 前記処理部は、前記検査プログラムにおいて各パッケージに設定された全ての変数データを変数リストに表示すること、
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の検査支援装置。
  5. 前記処理部は、前記変数リストに表示された変数データのうち、前記操作部により選択された変数データが設定されている全てのパッケージを、前記選択された変数データが設定されていないパッケージに対して強調表示すること、
    を特徴とする請求項4に記載の検査支援装置。
  6. 前記処理部は、作成した検査プログラムを前記検査装置に転送して前記検査装置にて実行させ、前記検査装置から出力される前記変数データの値を受け取り、前記変数データの変数名と受け取った前記変数データの値とを含むウォッチリストを前記表示部に表示すること、
    を特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の検査支援装置。
  7. 前記処理部は、前記検査装置に転送した前記検査プログラムの実行時間、または前記検査プログラムに含まれる前記パッケージの実行時間を計測し、計測結果をタイミングチャートとして前記表示部に表示すること、
    を特徴とする請求項6に記載の検査支援装置。
  8. 前記処理部は、前記タイミングチャートにおいて、前記検査プログラムに含まれるパッケージの実行時間を示すバー領域に対する操作指示に基づいて、前記処理フローを表示する前記編集画面において、操作指示された前記バー領域に対応するパッケージを強調表示すること、
    を特徴とする請求項7に記載の検査支援装置。
  9. 前記記憶部には、前記検査プログラムの処理フローにおいて前記パッケージに設定され、前記検査装置の動作を停止するブレークポイントの情報が記憶され、
    前記処理部は、前記検査プログラムの実行を監視し、前記ブレークポイントの情報に基づいて前記検査装置を停止させ、前記処理フローにおいて停止位置を表示すること、
    を特徴とする請求項6〜8のいずれか一項に記載の検査支援装置。
  10. 前記処理部は、前記ブレークポイントに応じて停止したパッケージを強調表示するとともに、停止したパッケージの直前に実行したパッケージを囲む枠を表示すること、
    を特徴とする請求項9に記載の検査支援装置。
  11. 前記処理部は、停止したパッケージの直前に実行したパッケージと前記停止したパッケージの間の接続線を強調表示すること、
    を特徴とする請求項9又は10に記載の検査支援装置。
  12. 前記ブレークポイントの情報は、ブレークポイントの設定状態を含み、
    前記処理部は、前記設定状態に応じたシンボルを前記ブレークポイントが設定されたパッケージに表示すること、
    を特徴とする請求項9〜11のいずれか一項に記載の検査支援装置。
  13. 前記ブレークポイントの情報は、処理停止のための条件を含み、
    前記処理部は、前記処理停止のための条件に基づいて前記検査装置を停止させること、
    を特徴とする請求項12に記載の検査支援装置。
  14. 前記記憶部には、前記検査プログラムの処理フローにおいて前記パッケージに設定された無効情報が記憶され、
    前記処理部は、前記編集画面において、無効情報が設定されたパッケージを、無効情報が設定されていないパッケージと異なる状態にて表示し、前記検査装置における検査プログラムの実行時に、前記無効情報が設定されたパッケージの処理を実行しないこと、
    を特徴とする請求項6〜13のいずれか一項に記載の検査支援装置。
  15. 検査対象の良否を判定する検査装置において実行される検査プログラムを作成する検査支援装置において実行される検査支援方法であって、
    前記検査支援装置は、複数のパッケージが記憶された記憶部と、前記検査プログラムの処理フローを設定する編集画面を表示するための表示部と、前記編集画面に前記パッケージを配置して前記処理フローを構成するために操作される操作部と、前記処理フローに配置された複数の前記パッケージに基づいて前記検査プログラムを生成する処理部と、を有し、
    前記編集画面に表示された前記パッケージの選択に基づいて、選択されたパッケージに対応する設定画面を表示し、前記設定画面に対する操作に基づいて、前記選択されたパッケージに対して入力する変数データと前記選択されたパッケージの処理結果に基づいて出力される変数データの少なくとも一方を設定すること、
    を特徴とする検査支援方法。
  16. 検査対象の良否を判定する検査装置において実行される検査プログラムを作成する検査支援装置において実行される検査支援プログラムであって、
    前記検査支援装置は、複数のパッケージが記憶された記憶部と、前記検査プログラムの処理フローを設定する編集画面を表示するための表示部と、前記編集画面に前記パッケージを配置して前記処理フローを構成するために操作される操作部と、前記処理フローに配置された複数の前記パッケージに基づいて前記検査プログラムを生成する処理部と、を有し、
    前記処理部が、前記編集画面に表示された前記パッケージの選択に基づいて、選択されたパッケージに対応する設定画面を表示し、前記設定画面に対する操作に基づいて、前記選択されたパッケージに対して入力する変数データと前記選択されたパッケージの処理結果に基づいて出力される変数データの少なくとも一方を設定すること、
    を特徴とする検査支援プログラム。
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