JP2017138752A - プラントの運転支援装置、プラント計装システムおよびプラントの運転支援方法 - Google Patents

プラントの運転支援装置、プラント計装システムおよびプラントの運転支援方法 Download PDF

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Abstract

【課題】サイバー攻撃に適応できるプラントの運転支援装置を得る。
【解決手段】プラントの運転支援装置6は、異常判定モジュール13、影響度判定モジュール15、モニタおよびデータベースを備えている。異常判定モジュールは、プラント設備に関係するログを取得するステップ10〜12と、セキュリティ異常を示すログから異常パラメータ情報14を抽出するステップと、この抽出した異常パラメータ情報をモニタに表示するステップと、を実行する。影響度判定モジュールは、運転要領17Aを異常パラメータ情報と比較して、影響度情報を作成するステップと、この作成された影響度情報16から、セキュリティ異常を示すログがプラント設備の運転継続に影響があるかどうかを判断するステップと、プラント設備の運転継続に影響があると判定した場合には影響度情報をモニタ7に表示するステップと、を実行する。
【選択図】図2

Description

この発明は、プラントの運転支援装置、プラント計装システムおよびプラントの運転支援方法に関し、特に、プラントに向けられたサイバー攻撃に対応するプラントの運転支援装置、プラント計装システムおよびプラントの運転支援方法に関するものである。
ユーザが運用するコンピュータの性能やセキュリティを監視する監視サービスシステムが提案されている(例えば、特許文献1から5を参照)。監視サービスシステムは、異常発生時に、ユーザにサイバー攻撃を受けたことを通報する。これらの監視サービスシステムにおいては、通信状況の監視からサイバー攻撃を検知している。サイバー攻撃を検知した場合、セキュリティ管理者に対し、サイバー攻撃を受けた旨の警告を発信する。
これまでのサイバーセキュリティシステムは、サイバー攻撃を検知し、警告を発信することは可能である。警告はサイバー攻撃を受けたことを通知するものであり、原子力プラントなどの運転継続性に対する警告を発信するものではない。また、プラントの運転に必要な各種監視制御機能やプラントの状態を示す各種パラメータの信頼性を判断することはできない。
特開2004−348292号公報 特開2005−202664号公報 特開2012−217161号公報 特開2015−115001号公報 特開2015−121968号公報
この発明は上記のような、サイバー攻撃を受けたプラントにおける課題を解決するためになされたものであり、特に、原子力プラントにおけるサイバー攻撃に対応する、プラントの運転支援装置、プラント計装システムおよびプラントの運転支援方法に関するものである。すなわち、プラントがサイバー攻撃を受けた際に、このサイバー攻撃がプラント設備に与えた影響を正確に把握し、プラントの運転員がプラントの運転継続可否を判断することを支援し、サイバー攻撃に適応できる、プラントの運転支援装置、プラント計装システムおよびプラントの運転支援方法を得ることを目的とする。
本発明にかかわるプラントの運転支援装置は、異常判定モジュール、影響度判定モジュール、モニタおよびデータベースを備え、データベースはプラント設備の運転要領を記憶しており、異常判定モジュールは、ネットワークを経由してプラント設備に関係するログを取得するステップと、この取得したログに、セキュリティ異常を示すログが含まれているかどうかを判断するステップと、取得したログにセキュリティ異常を示すログが見つかった場合、このセキュリティ異常を示すログから異常パラメータ情報を抽出するステップと、この抽出した異常パラメータ情報をモニタに表示するステップと、を実行し、影響度判定モジュールは、異常パラメータ情報を取得するステップと、この取得した異常パラメータ情報に対応したプラント設備に関する運転要領をデータベースから抽出するステップと、抽出した運転要領を取得した異常パラメータ情報と比較して、影響度情報を作成するステップと、この作成された影響度情報から、セキュリティ異常を示すログがプラント設備の運転継続に影響があるかどうかを判断するステップと、プラント設備の運転継続に影響があると判定した場合には影響度情報をモニタに表示するステップと、を実行することを特徴とする。
本発明にかかわるプラントの運転支援装置は、異常判定モジュール、影響度判定モジュール、モニタおよびデータベースを備え、データベースはプラント設備の運転要領を記憶しており、異常判定モジュールは、ネットワークを経由してプラント設備に関係するログを取得するステップと、この取得したログに、セキュリティ異常を示すログが含まれているかどうかを判断するステップと、取得したログにセキュリティ異常を示すログが見つかった場合、このセキュリティ異常を示すログから異常パラメータ情報を抽出するステップと、この抽出した異常パラメータ情報をモニタに表示するステップと、を実行し、影響度判定モジュールは、異常パラメータ情報を取得するステップと、この取得した異常パラメータ情報に対応したプラント設備に関する運転要領をデータベースから抽出するステップと、抽出した運転要領を取得した異常パラメータ情報と比較して、影響度情報を作成するステップと、この作成された影響度情報から、セキュリティ異常を示すログがプラント設備の運転継続に影響があるかどうかを判断するステップと、プラント設備の運転継続に影響があると判定した場合には影響度情報をモニタに表示するステップと、を実行することにより、プラントがサイバー攻撃を受けた際に、このサイバー攻撃がプラント設備に与えた影響を正確に把握し、プラントの運転員がプラントの運転継続可否を判断することを支援することができる。
この発明の実施の形態にかかわるプラント計装システムの全体構成を示す概略図である。 この発明の実施の形態1にかかわる、プラントの運転支援装置の全体構成を示す概略図である。 この発明の実施の形態1にかかわるプラントの運転支援装置における、異常パラメータ情報の検出動作を示すフローチャート図である。 この発明の実施の形態1にかかわるプラントの運転支援装置における、影響度の判定動作を示すフローチャート図である。 この発明の実施の形態2にかかわる、プラントの運転支援装置の全体構成を示す概略図である。 この発明の実施の形態2にかかわるプラントの運転支援装置における、影響度の判定動作を示すフローチャート図である。
本発明の実施の形態に係る、プラントの運転支援装置、プラント計装システムおよびプラントの運転支援方法について、図を参照しながら以下に説明する。なお、各図において、同一または同様の構成部分については同じ符号を付しており、対応する各構成部のサイズや縮尺はそれぞれ独立している。例えば構成の一部を変更した断面図の間で、変更されていない同一構成部分を図示する際に、同一構成部分のサイズや縮尺が異なっている場合もある。また、プラントの運転支援装置、プラント計装システムおよびプラントの運転支援方法の構成は、実際にはさらに複数の部材を備えているが、説明を簡単にするため、説明に必要な部分のみを記載し、他の部分については省略している。
この発明は、特に、原子力発電プラントに向けたサイバー攻撃に対応する、プラントの運転支援装置、プラント計装システムおよびプラントの運転支援方法に関するものである。本発明の実施の形態に係る、プラントの運転支援装置、プラント計装システムおよびプラントの運転支援方法は、異常パラメータ特定機能と影響度判定機能を備えている。プラントにおいて、デジタルプラント計装システムが出力したセキュリティログから、プラントの運転支援装置はサイバー攻撃を認識する。異常パラメータ特定機能は、異常状態にある可能性のある設備が出力もしくは中継しているデータを信頼できないデータとしてプラント運転員に通知する。影響度判定機能は、プラント設備の運転要領と照らし合わせてプラント運転への影響度を判定する。
実施の形態1.
図1は、原子力発電プラントなどにかかわるプラント計装システムの一実施の形態を示す全体構成図である。図において、プラント計装システム100は、プラント制御装置1a〜1c、データ処理装置3、プラントの運転支援装置6、監視操作装置5a〜5c、プラントネットワーク2およびプラントネットワーク4などから構成されている。プラント制御装置1a〜1cは、それぞれが、原子力発電プラントなどに設置されたプラント設備8の制御を実際に行うデジタルプラント計装システムである。モータやポンプなどのプラント設備8は、専用のケーブルで、プラント制御装置1と接続され、プラントデータをプラント制御装置1に発信している。プラント制御装置1は、プラントネットワーク2を経由してデータ処理装置3に、プラント制御装置1がプラント設備8から取得したプラントデータを送信する。データ処理装置3は、ネットワークアダプタ3aおよびネットワークアダプタ3bを備えていて、プラントネットワーク2とプラントネットワーク4を接続している。
データ処理装置3は、CPU(Central Processing Unit)3cを備えている。監視操作装置5a〜5cは、プラントネットワーク4を経由して、データ処理装置3から受信したプラント運転に関するプラントデータを、演算および加工して、原子力発電プラントの運用に使用するデータを表示する。プラントの運転支援装置6は、ネットワークアダプタ6aおよびネットワークアダプタ6bを備えている。データ処理装置3およびプラントの運転支援装置6は、ネットワークアダプタ3a,3bおよびネットワークアダプタ6a,6bを通じて、それぞれ、プラントネットワーク2およびプラントネットワーク4に乗り入れている。プラント制御装置1a〜1cは、それぞれ、プラントネットワーク2に接続している。
監視操作装置5a〜5cは、それぞれ、プラントネットワーク4に接続している。プラント制御装置1a〜1c、データ処理装置3および監視操作装置5a〜5cは、それぞれに、ウイルス対策ソフトウェア等のセキュリティソフトウェアが搭載されている。セキュリティソフトウェアは、実行中に、各種のログを発行し、発行されたログをプラントの運転支援装置6に出力する。プラントの運転支援装置6は、CPU(Central Processing Unit)6cを備えており、受信したログから、サイバー攻撃を検知した際に、サイバー攻撃がプラント設備に与えた影響を正確に把握し、プラント運転員がプラントの運転継続可否を判断することを支援する。プラントの運転支援装置6には、このための運転支援ソフトウェアが搭載されている。本発明に係るプラントの運転支援方法は、運転支援ソフトウェアに含まれている。
図2は、プラントの運転支援装置6の内部構成を表している。プラント制御装置1に搭載されているセキュリティソフトウェアは、プラント制御装置ログ12を発行する。監視操作装置5に搭載されているセキュリティソフトウェアは、監視操作装置ログ11を発行する。データ処理装置3に搭載されているセキュリティソフトウェアは、計算機ログ10を発行する。セキュリティソフトウェアが発行した、プラント制御装置ログ12、監視操作装置ログ11、計算機ログ10等のセキュリティログは、ネットワークアダプタ6aまたはネットワークアダプタ6bを経由して、プラントの運転支援装置6が受信する。
異常判定モジュール13、影響度判定モジュール15、運転員通知モニタ7などは、プラントの運転支援装置6のCPU6cおよびメモリ6dによって管理されている。異常判定モジュール13は、ネットワークアダプタ6aおよびネットワークアダプタ6bを経由して受信したこれらのログの中に、セキュリティ異常を示すログが含まれているかどうかを判断する。セキュリティ異常を示すログが含まれていた場合、当該設備(プラント制御装置1、データ処理装置3、監視操作装置5またはプラント設備8)がセキュリティに異常をきたしていると判断する。セキュリティ異常をきたしていると判断した場合、プラントの運転支援装置6の異常判定モジュール13の処理によって、当該設備が担っている機能情報や当該設備が出力もしくは中継しているプラントデータ情報を信頼できないパラメータと判定する。プラントデータは、プラントデータ情報に含まれている。
プラントの運転支援装置6において、異常判定モジュール13は、これらの信頼できないパラメータを異常パラメータ情報14としてまとめて、運転員通知モニタ7に表示する。プラントの運転支援装置6は、異常パラメータ情報14を出力後、影響度判定モジュール15にてプラント設備の運転要領と比較する。プラント設備の運転要領は、運転要領データベース17Aに収納されているが、影響度判定モジュール15に組み込まれている場合も考えられる。さらに、プラントの運転支援装置6は、影響度判定モジュール15の処理により影響度情報16を出力する。その後、プラントの運転支援装置6は、プラント設備の運転継続に影響のある運転動作を影響度情報16として運転員通知モニタ7に表示することにより、プラント運転員が今後の運転継続性を判定することを支援する。
次にプラントの運転支援装置6における、運転支援ソフトウェアのフローについて説明する。図3は、実施の形態1に係るプラントの運転支援装置6における、セキュリティ異常の検出動作を示すフローチャートである。同図では、計算機ログ10、監視操作装置ログ11及びプラント制御装置ログ12を用いた異常パラメータ情報の判定動作を示している。データ処理装置3、監視操作装置5およびプラント制御装置1は、プラントネットワーク2またはプラントネットワーク4に説持続され、それぞれ、計算機ログ10、監視操作装置ログ11およびプラント制御装置ログ12を出力する。これらのログが出力されると、プラントの運転支援装置6がログを取得するステップ21がスタートする。
その後、機能情報およびプラントデータ情報を取得するステップ22がスタートする。異常判定モジュール13の処理で、機能情報およびプラントデータ情報を調査し、取得したログにセキュリティ異常を示すログが含まれているかどうかを判断する(ステップ23)。取得したログにセキュリティ異常を示すログが含まれていた場合、当該設備が担っている、機能情報とプラントデータ情報が、異常パラメータ情報14として抽出される(ステップ24)。抽出された異常パラメータ情報14は、運転員通知モニタ7に表示される(ステップ25)。プラントデータ情報は、プラント設備が出力もしくは中継しているプラントデータを含んでいる。
図4は、実施の形態1に係るプラントの運転支援装置6における、影響度の判定動作を示すフローチャートである。同図では、前図のフローチャートで出力した異常パラメータ情報を用いたプラント運転への影響度を判定する動作を示している。プラントの運転支援装置6の内部で異常パラメータ情報14が出力されると、異常パラメータ情報を取得するステップ31がスタートする。その後、プラント設備の運転要領を異常パラメータ情報と比較するステップがスタートする。影響度判定モジュール15は、運転要領データベース17Aを参照し、収納されているプラント設備の運転要領を抽出する(ステップ32)。その後、影響度判定モジュール15にて、異常パラメータ情報14を抽出したプラントの運転要領と比較し、影響度を抽出する。プラントの運転支援装置6は、比較の結果、影響のある運転動作を抽出して、影響度情報16として出力する(ステップ33)。
この動作によって、セキュリティ異常の故障範囲が特定される。影響度判定モジュール15の処理により影響度情報16が出力されると、プラントの運転支援装置6は、プラント設備の運転継続に重大な影響があるかどうかを判断する(ステップ34)。影響が重大か、軽微かの基準は、あらかじめ設定してある。プラント運転の継続に重大な影響があると判断された場合は、ステップ34からステップ35に進み、運転員通知モニタ7に表示される。プラント運転の継続に重大な影響がないと判断された場合は、終了する。プラントの運転支援装置6は、影響のある運転動作を影響度情報16として運転員通知モニタ7に表示することにより、プラント運転員が今後の運転継続性を判定することを支援する。
したがって、本発明にかかわるプラントの運転支援装置は、異常パラメータ判定機能と影響度判定機能を備えている。異常パラメータ判定機能は、プラントのデジタルプラント計装システムが出力したウイルス検出等のセキュリティログからサイバー攻撃を検知すると、異常状態にある設備が担っている機能と、出力もしくは中継しているデータを信頼できないパラメータとしてプラント運転員に通知する。影響度判定機能は、原子力プラントの運転要領と照らし合わせ、監視機能および制御機能の喪失度合からプラント運転への影響度を判定し、運転員に通知する。
すなわち、本実施の形態にかかわるプラントの運転支援装置は、異常判定モジュール、影響度判定モジュール、モニタおよびデータベースを備え、データベースはプラント設備の運転要領を記憶しており、異常判定モジュールは、ネットワークを経由してプラント設備に関係するログを取得するステップと、この取得したログに、セキュリティ異常を示すログが含まれているかどうかを判断するステップと、取得したログにセキュリティ異常を示すログが見つかった場合、このセキュリティ異常を示すログから異常パラメータ情報を抽出するステップと、この抽出した異常パラメータ情報をモニタに表示するステップと、を実行し、影響度判定モジュールは、異常パラメータ情報を取得するステップと、この取得した異常パラメータ情報に対応したプラント設備に関する運転要領をデータベースから抽出するステップと、抽出した運転要領を取得した異常パラメータ情報と比較して、影響度情報を作成するステップと、この作成された影響度情報から、セキュリティ異常を示すログがプラント設備の運転継続に影響があるかどうかを判断するステップと、プラント設備の運転継続に影響があると判定した場合には影響度情報をモニタに表示するステップと、を実行することを特徴とする。
実施の形態2.
なお、上記実施の形態1では、影響度判定モジュール15にてプラント設備の運転要領と比較し、プラント設備の運転可否の判断を支援する場合について述べた。本発明の実施の形態2によるプラントの運転支援装置6は、図5に示すように、重要度情報データベース17Bを備えている。重要度情報データベース17Bは、プラントの運転支援装置6のCPU6cおよびメモリ6dによって管理されている。重要度情報データベース17Bには、プラント設備に関する重要度情報が収納されている。重要度情報は、プラント制御装置1などの重要度を含んでいる。実施の形態2に係るプラントの運転支援装置6における、セキュリティ異常の検出動作を示すフローチャートは、図3と同様である。
図6は、実施の形態2に係るプラントの運転支援装置6における、影響度の判定動作を示すフローチャートである。同図では、異常パラメータ情報を用いたプラント運転への影響度を判定する動作を示している。プラントの運転支援装置6の内部で異常パラメータ情報14が出力されると、異常パラメータ情報を取得するステップ31がスタートする。この動作によって、セキュリティ異常の故障範囲が特定される。影響度判定モジュール15は、故障範囲の特定後、重要度情報データベース17Bを参照する(ステップ36)。重要度情報データベース17Bに記録されている重要度情報を抽出し、プラント設備の重要度を認識する(ステップ37)。次のステップでは、重要度情報データベース17Bを参照して、セキュリティ異常をきたした設備の重要度がある閾値を超えているかどうかを判断する(ステップ38)。
セキュリティ異常をきたした設備の重要度がある閾値を超えていると判断した場合、原子力発電プラント(または該当するプラント設備)を停止させるよう、運転員に警告する(ステップ39)。したがって、本実施の形態にかかわるプラントの運転支援装置は、セキュリティ異常をきたした設備の重要度がある閾値を超えたと判断した場合は、原子力発電プラントを停止させるよう、警報や警音などで、運転員に注意を促すことで、プラント運転継続性の判断を支援する。重要度がある閾値を超えていない場合、プラント運転の継続に重大な影響がないと判断して終了する。
すなわち、本実施の形態にかかわるプラントの運転支援装置は、異常判定モジュール、影響度判定モジュール、モニタおよびデータベースを備え、データベースはプラント設備に関する重要度を記憶しており、異常判定モジュールは、ネットワークを経由してプラント設備に関係するログを取得するステップと、この取得したログに、セキュリティ異常を示すログが含まれているかどうかを判断するステップと、取得したログにセキュリティ異常を示すログが見つかった場合、このセキュリティ異常を示すログから異常パラメータ情報を抽出するステップと、この抽出した異常パラメータ情報をモニタに表示するステップと、を実行し、影響度判定モジュールは、異常パラメータ情報を取得するステップと、この取得した異常パラメータ情報に対応したプラント設備に関する重要度をデータベースから抽出するステップと、抽出した重要度が閾値を超えているかどうかを判断するステップと、重要度が閾値を超えていると判断した場合にはプラントの運転停止を警告するステップと、を実行することを特徴とする。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 プラント制御装置、1a プラント制御装置、1b プラント制御装置、1c プラント制御装置、2 プラントネットワーク、3 データ処理装置、3a ネットワークアダプタ、3b ネットワークアダプタ、4 プラントネットワーク、5 監視操作装置、5a 監視操作装置、5b 監視操作装置、5c 監視操作装置、6 運転支援装置、6a ネットワークアダプタ、6b ネットワークアダプタ、7 運転員通知モニタ、8 プラント設備、10 計算機ログ、11 監視操作装置ログ、12 プラント制御装置ログ、13 異常判定モジュール、14 異常パラメータ情報、15 影響度判定モジュール、16 影響度情報、17A 運転要領データベース、17B 重要度情報データベース、100 プラント計装システム

Claims (5)

  1. 異常判定モジュール、影響度判定モジュール、モニタおよびデータベースを備え、
    前記データベースはプラント設備の運転要領を記憶しており、
    前記異常判定モジュールは、
    ネットワークを経由してプラント設備に関係するログを取得するステップと、
    この取得したログに、セキュリティ異常を示すログが含まれているかどうかを判断するステップと、
    取得したログにセキュリティ異常を示すログが見つかった場合、このセキュリティ異常を示すログから異常パラメータ情報を抽出するステップと、
    この抽出した異常パラメータ情報を前記モニタに表示するステップと、を実行し、
    前記影響度判定モジュールは、
    前記異常パラメータ情報を取得するステップと、
    この取得した異常パラメータ情報に対応したプラント設備に関する運転要領を前記データベースから抽出するステップと、
    抽出した運転要領を取得した異常パラメータ情報と比較して、影響度情報を作成するステップと、
    この作成された影響度情報から、前記セキュリティ異常を示すログがプラント設備の運転継続に影響があるかどうかを判断するステップと、
    プラント設備の運転継続に影響があると判定した場合には前記影響度情報を前記モニタに表示するステップと、を実行することを特徴とするプラントの運転支援装置。
  2. 異常判定モジュール、影響度判定モジュール、モニタおよびデータベースを備え、
    前記データベースはプラント設備に関する重要度を記憶しており、
    前記異常判定モジュールは、
    ネットワークを経由してプラント設備に関係するログを取得するステップと、
    この取得したログに、セキュリティ異常を示すログが含まれているかどうかを判断するステップと、
    取得したログにセキュリティ異常を示すログが見つかった場合、このセキュリティ異常を示すログから異常パラメータ情報を抽出するステップと、
    この抽出した異常パラメータ情報を前記モニタに表示するステップと、を実行し、
    前記影響度判定モジュールは、
    前記異常パラメータ情報を取得するステップと、
    この取得した異常パラメータ情報に対応したプラント設備に関する重要度を前記データベースから抽出するステップと、
    抽出した重要度が閾値を超えているかどうかを判断するステップと、
    重要度が閾値を超えていると判断した場合にはプラントの運転停止を警告するステップと、を実行することを特徴とするプラントの運転支援装置。
  3. プラント設備と接続し、このプラント設備からプラントデータを取得すると、このプラントデータを第1のネッワークを経由して発信するプラント制御装置と、
    前記プラント制御装置が発信したプラントデータを第1のネッワークを経由して受信し、第2のネットワークを経由して発信するデータ処理装置と、
    前記データ処理装置が発信したプラントデータを第2のネットワークを経由して受信し、この受信したプラントデータをもとに前記プラント設備を制御する監視操作装置と、
    請求項1または2に記載のプラントの運転支援装置とを備え、
    前記プラント制御装置と前記データ処理装置と前記監視操作装置は、それぞれが、プラント設備に関係するログを発行することを特徴とするプラント計装システム。
  4. ネットワークを経由してプラント設備に関係するログを取得するステップと、
    この取得したログに、セキュリティ異常を示すログが含まれているかどうかを判断するステップと、
    取得したログにセキュリティ異常を示すログが見つかった場合、このセキュリティ異常を示すログから異常パラメータ情報を抽出するステップと、
    この抽出した異常パラメータ情報をモニタに表示するステップと、
    前記異常パラメータ情報に対応したプラント設備に関する運転要領をデータベースから抽出するステップと、
    抽出した運転要領を取得した異常パラメータ情報と比較して、影響度情報を作成するステップと、
    この作成された影響度情報から、前記セキュリティ異常を示すログがプラント設備の運転継続に影響があるかどうかを判断するステップと、
    プラント設備の運転継続に影響があると判定した場合には前記影響度情報を前記モニタに表示するステップと、を備えていることを特徴とするプラントの運転支援方法。
  5. ネットワークを経由してプラント設備に関係するログを取得するステップと、
    この取得したログに、セキュリティ異常を示すログが含まれているかどうかを判断するステップと、
    取得したログにセキュリティ異常を示すログが見つかった場合、このセキュリティ異常を示すログから異常パラメータ情報を抽出するステップと、
    この抽出した異常パラメータ情報をモニタに表示するステップと、
    前記異常パラメータ情報に対応したプラント設備に関する重要度をデータベースから抽出するステップと、
    抽出した重要度が閾値を超えているかどうかを判断するステップと、
    重要度が閾値を超えていると判断した場合にはプラントの運転停止を警告するステップと、を備えていることを特徴とするプラントの運転支援方法。
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