JP2017137774A - Fuel supply system for internal combustion engine - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、内燃機関の燃料供給装置に関し、特に、直噴式内燃機関の燃料供給装置に関する。 The present invention relates to a fuel supply device for an internal combustion engine, and more particularly to a fuel supply device for a direct injection internal combustion engine.
自動車等の車両においては、インジェクタにより気筒内に直接的に燃料を噴射する直噴式内燃機関が知られている。複数の気筒が列状に配置された直列型の直噴式内燃機関の燃料供給装置は、内燃機関の気筒列方向に延びるとともに高圧燃料が供給される燃料レールと、燃料レールからインジェクタに高圧燃料を分配する燃料分配部と、シリンダヘッド等の内燃機関本体に燃料レールを取り付けるための締結ボス部とを備えている。このように構成された燃料供給装置は、燃料ポンプから燃料レールに圧送された高圧の燃料を、燃料分配部を通じてインジェクタに分配供給する。 In vehicles such as automobiles, a direct injection internal combustion engine in which fuel is directly injected into a cylinder by an injector is known. A fuel supply device for an inline-type direct injection internal combustion engine in which a plurality of cylinders are arranged in a row extends in the cylinder row direction of the internal combustion engine and is supplied with high-pressure fuel, and high-pressure fuel is supplied from the fuel rail to the injector. A fuel distribution portion for distribution and a fastening boss portion for attaching a fuel rail to the internal combustion engine main body such as a cylinder head are provided. The fuel supply device configured in this manner distributes and supplies high-pressure fuel pumped from the fuel pump to the fuel rail to the injectors through the fuel distributor.
従来のこの種の燃料供給装置としては特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1に記載の燃料供給装置において、燃料分配部は、インジェクタに高圧燃料を分配供給するための分配通路を有する燃料通路部と、インジェクタが収容されるカップ部とを備えている。そして、この燃料供給装置において、燃料通路部は、燃料レールに接合されており、カップ部は、燃料通路部の燃料レールと反対側に燃料通路部と一体的に形成されており、締結ボス部は、カップ部の近傍に設けられて燃料分配部と一体的に形成されている。
As a conventional fuel supply apparatus of this type, one described in
これにより、この燃料供給装置は、高圧燃料配管をエンジンに取り付けた際に、燃料漏れが生じることを抑制することができるとともに、燃料レールにねじりや曲げのモーメントが作用することを抑制することができる。 As a result, this fuel supply device can suppress the occurrence of fuel leakage when the high-pressure fuel pipe is attached to the engine, and can also prevent the torsion and bending moment from acting on the fuel rail. it can.
しかしながら、従来の内燃機関の燃料供給装置にあっては、高圧の燃圧が燃料レールを拡径する方向に作用するため、燃料レールの分配通路等の開口部およびその周辺には、局所的に大きな応力が集中し、燃料レールの寿命が低下するおそれがあった。一方、燃料レールの板厚を増加させることで燃料レールの強度を高めることができるが、この場合、重量が増加してしまう。 However, in a conventional fuel supply device for an internal combustion engine, a high fuel pressure acts in the direction of expanding the diameter of the fuel rail. There was a risk that the stress would concentrate and the life of the fuel rail would be reduced. On the other hand, increasing the thickness of the fuel rail can increase the strength of the fuel rail, but in this case, the weight increases.
また、従来の内燃機関の燃料供給装置にあっては、内燃機関本体の周辺に配置された燃料レールは、車両が外力を受けた場合、ダッシュパネル等の車体側部品と内燃機関本体との間に挟まれ、車体側部品または内燃機関本体と強く干渉してしまうおそれがあった。 Further, in the conventional fuel supply device for an internal combustion engine, the fuel rail disposed around the internal combustion engine body is provided between the vehicle body side parts such as a dash panel and the internal combustion engine body when the vehicle receives an external force. There is a risk of strong interference with the vehicle body side component or the internal combustion engine body.
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたものであり、重量を増加させることなく燃料レールを保護できる内燃機関の燃料供給装置を提供することを目的としている。 The present invention has been made paying attention to the above-described problems, and an object of the present invention is to provide a fuel supply device for an internal combustion engine that can protect the fuel rail without increasing the weight.
本発明は、内燃機関本体の燃焼室に燃料を直接噴射する複数のインジェクタをそれぞれ保持する複数のインジェクタホルダと、複数の気筒の気筒列方向に沿って延び、且つ、前記インジェクタホルダを介して前記インジェクタに燃料を分配する円筒形状の燃料レールと、を有する内燃機関の燃料供給装置において、前記燃料レールに、前記インジェクタホルダを介して前記インジェクタに燃料を供給するインジェクタ用連通孔が形成され、前記インジェクタホルダに、前記インジェクタ用連通孔が位置する部位の前記燃料レールの外周面を取り囲む環状のインジェクタ用環状部が設けられたことを特徴とする。 The present invention provides a plurality of injector holders each holding a plurality of injectors that directly inject fuel into a combustion chamber of an internal combustion engine body, extending along a cylinder row direction of a plurality of cylinders, and through the injector holder In a fuel supply device for an internal combustion engine having a cylindrical fuel rail that distributes fuel to the injector, an injector communication hole that supplies fuel to the injector through the injector holder is formed in the fuel rail, The injector holder is provided with an annular injector annular portion that surrounds the outer peripheral surface of the fuel rail at a position where the injector communication hole is located.
本発明によれば、インジェクタ用連通孔が位置する部位の燃料レールが、インジェクタホルダのインジェクタ用環状部によって取り囲まれるため、インジェクタ用環状部により燃料レールを補強でき、燃料レールのインジェクタ用連通孔の周辺の部位の剛性を高めることができる。これにより、高圧の燃料によりインジェクタ用連通孔の周辺に局所的な応力が集中するのを防止でき、燃料レールの寿命を長くできる。 According to the present invention, since the fuel rail at the portion where the injector communication hole is located is surrounded by the injector annular portion of the injector holder, the fuel rail can be reinforced by the injector annular portion, and the injector communication hole of the fuel rail can be reinforced. The rigidity of surrounding parts can be increased. Thereby, it is possible to prevent local stress from being concentrated around the injector communication hole by the high-pressure fuel, and the life of the fuel rail can be extended.
また、インジェクタ用環状部の外周面を、燃料レールの外周面よりも燃料レールの径方向外側に突出させることができる。これにより、車両に外力が作用して内燃機関本体または車体部品が燃料レール側に移動した場合に、内燃機関本体または車体部品がインジェクタ用環状部に接触する。このため、内燃機関本体または車体部品が直接燃料レールに干渉するのを防止でき、燃料レールを保護できる。このため、車両に外力が作用した際の車体部品との干渉を考慮して、燃料レールの板厚を増加させる必要がなくなるため、燃料レールの重量を低減できる。この結果、重量を増加させることなく燃料レール110を保護できる。
In addition, the outer peripheral surface of the injector annular portion can protrude outward in the radial direction of the fuel rail from the outer peripheral surface of the fuel rail. As a result, when the external force acts on the vehicle and the internal combustion engine body or the vehicle body part moves to the fuel rail side, the internal combustion engine body or the vehicle body part comes into contact with the injector annular portion. For this reason, it can prevent that an internal combustion engine main body or a vehicle body component interferes with a fuel rail directly, and can protect a fuel rail. For this reason, it is not necessary to increase the plate thickness of the fuel rail in consideration of interference with the vehicle body parts when an external force is applied to the vehicle, so that the weight of the fuel rail can be reduced. As a result, the
以下、本発明に係る内燃機関の燃料供給装置の実施形態について、図面を用いて説明する。図1〜図7は、本発明に係る一実施形態の内燃機関の燃料供給装置を示す図である。まず、構成を説明する。なお、図1〜図7において、左右前後方向は、運転席から見た車両の左右前後方向を表す。 DESCRIPTION OF EMBODIMENTS Hereinafter, an embodiment of a fuel supply device for an internal combustion engine according to the present invention will be described with reference to the drawings. FIGS. 1-7 is a figure which shows the fuel supply apparatus of the internal combustion engine of one Embodiment which concerns on this invention. First, the configuration will be described. 1 to 7, the left and right front-rear direction represents the left and right front-rear direction of the vehicle as viewed from the driver's seat.
図1、図2において、自動車等の車両1は、車体2を備えており、車体2は、ダッシュパネル3によって車両1の前方側のエンジンルーム4と車両1の後方側の車室5とが仕切られる。
1 and 2, a
エンジンルーム4の上方にはエンジンフード2Aが設けられており、このエンジンフード2Aはエンジンルーム4を覆っている。車両1におけるダッシュパネル3の前方側の部位は、車両1の前部を構成する。
An engine hood 2 </ b> A is provided above the
エンジンルーム4には内燃機関10が設けられており、この内燃機関10は、内燃機関本体6と、燃料供給装置100等の補機とを含んで構成されている。
The
内燃機関本体6は、シリンダブロック7と、シリンダブロック7の上部に設けられたシリンダヘッド8と、シリンダヘッド8の上部に設けられたヘッドカバー9とを備えている。なお、シリンダブロック7の下部には図示しないオイルパンが設けられている。
The internal
シリンダブロック7には図示しないシリンダ内に上下動自在に収容された図示しないピストンと、ピストンの上下運動を回転運動に変換する図示しないクランク軸等が収容されている。なお、クランク軸は、矢印Aで示す気筒列方向(車両1の幅方向)に延在している。
The
シリンダヘッド8の後部には、サージタンク12と吸気分岐管13とを有する吸気マニホールド14が設けられている。吸気マニホールド14は、内燃機関本体6であるシリンダヘッド8に接続されており、シリンダヘッド8に形成された燃焼室11に空気を導入する。サージタンク12は、図示しないエアクリーナから導入される空気を、一時的に貯留する。サージタンク12は、吸気分岐管13に接続されており、吸気分岐管13に空気を導入する。吸気分岐管13は、サージタンク12から車両前方に向かって延び、且つ車両側面視にて略水平形状となっている。吸気分岐管13およびサージタンク12を有する吸気マニホールド14は内燃機関10の補機を構成する。
An
図1、図2、図3、図4、図5において、燃料供給装置100は、高圧燃料ポンプ101、燃料供給管102、燃料レール110、インジェクタホルダ120、インジェクタ103等を含んで構成されている。
1, 2, 3, 4, and 5, the
高圧燃料ポンプ101は、ヘッドカバー9の上面の後部に設けられており、シリンダヘッド8の内部に配置された図示しないカムシャフトの回転を動力として燃料を昇圧する。
The high-
燃料レール110は、燃料供給管102を介して高圧燃料ポンプ101に接続されている。燃料レール110は、吸気分岐管13の下方に配置され、かつ、サージタンク12と内燃機関本体6との間に配置されている。さらに、燃料レール110とインジェクタホルダ120とインジェクタ103は、サージタンク12と内燃機関本体6とで挟まれた状態で、サージタンク12と吸気分岐管13と内燃機関本体6とで囲まれた空間内に配置されている。
The
燃料レール110は、複数の気筒の気筒列方向に沿って延び、且つ、インジェクタホルダ120を介してインジェクタ103に燃料を分配する。燃料レール110は、円筒形状のパイプ部材からなる。
The
燃料レール110の一端部(右端部)にはプラグ150が設けられており、このプラグ150は、燃料レール110の一端部を閉塞している。燃料レール110の他端部(左端部)には配管接合部130が設けられており、この配管接合部130には燃料供給管102が接続されている。
A
インジェクタ103は、内燃機関本体6の燃焼室11に燃料を直接噴射する。本実施形態の内燃機関10は、3つの気筒を有する3気筒エンジンであり、3つのインジェクタ103を備えている。また、この内燃機関10は直噴式内燃機関である。
The
インジェクタホルダ120は、燃料レール110に3つ設けられており、3つのインジェクタ103をそれぞれ保持している。このインジェクタホルダ120は、後述するインジェクタ接続部121によりインジェクタ103を保持するとともに、後述する締結ボス122により燃料レール110を内燃機関本体6に固定するようになっている。すなわち、インジェクタホルダ120は、インジェクタ103を保持する機能と、燃料レール110を内燃機関本体6に固定する機能とを有している。
Three
燃料レール110には、インジェクタホルダ120を介してインジェクタ103に燃料を供給するインジェクタ用連通孔111が形成されている。
The
インジェクタホルダ120には、インジェクタ用連通孔111が位置する部位の燃料レール110の外周面を取り囲む環状のインジェクタ用環状部123が設けられている。インジェクタホルダ120は、インジェクタ用環状部123に燃料レール110が挿通された状態で、ロウ付けにより燃料レール110に固定されている。
The
インジェクタホルダ120は、内燃機関本体6に締結される締結ボス122をインジェクタホルダ120と一体に有している。締結ボス122は、インジェクタ用連通孔111に近接して配置されている。締結ボス122にはボルト挿通孔122Aが設けられており、このボルト挿通孔122Aにボルト122Bを挿通して内燃機関本体6に締結することにより、インジェクタホルダ120が内燃機関本体6に固定される。
The
燃料レール110には、燃料レール110内の燃圧を検出する燃圧センサ104を固定する燃圧センサ用ボス140が設けられている。燃圧センサ用ボス140は、気筒列方向で互いに隣り合う2つのインジェクタホルダ120の間に配置されている。燃圧センサ用ボス140は、燃料レール110の外周面を取り囲む燃圧センサ用環状部143を有する。燃圧センサ用ボス140は、燃圧センサ用環状部143に燃料レール110が挿通された状態で、ロウ付けにより燃料レール110に固定されている。
The
図3、図4、図5において、インジェクタホルダ120は、インジェクタ接続部121を一体に備えている。インジェクタ接続部121には、インジェクタ103が接続されるインジェクタ接続孔121Aと、このインジェクタ接続孔121Aに連通する燃料通路121Bとが形成されている。インジェクタ接続孔121Aは、内燃機関本体6側に開口している。インジェクタ接続孔121Aおよび燃料通路121Bは、互いに同軸に配置された円形断面の孔であり、切削加工等により形成される。
3, 4, and 5, the
インジェクタ用環状部123には、燃料通路123Bが形成されており、この燃料通路123Bは、インジェクタ用環状部123の内周面に開口するとともに、燃料通路121Bに対して直角に連通している。この燃料通路123Bは、燃料レール110のインジェクタ用連通孔111と同軸に配置され、インジェクタ用連通孔111に連通している。
A
インジェクタ用環状部123の内周面には、燃料レール110の外周面に対して一体的に接合されるロウ付け面123Cが形成されている。ロウ付け面123Cは、燃料レール110の外周面に対して実質的に隙間無く接するように形成されている。
A
インジェクタ用環状部123のロウ付け面123Cと、燃料レール110の外周面との間には、銅ロウ等からなるロウ層161が設けられており、このロウ層161によりインジェクタ用環状部123と燃料レール110とが一体的にかつ液密に接合される。
Between the
インジェクタ用環状部123は、ロウ付け面123Cからインジェクタ用環状部123の外周面に貫通するインジェクタ用貫通孔123Aを有している。インジェクタ用貫通孔123Aは、燃料レール110の中心軸線を挟んで燃料通路123Bに対向している。言い換えると、インジェクタ用貫通孔123Aは、燃料通路123Bに対して燃料レール110の周方向に180度離れた位置に配置されている。
The injector
このように、インジェクタホルダ120は、インジェクタ用環状部123において燃料レール110に対してロウ付けにより一体的に接合される。インジェクタホルダ120を燃料レール110にロウ付する際は、インジェクタホルダ120を燃料レール110に仮組みした状態で、インジェクタ用環状部123の軸方向両端部に置きロウを施してロウ付け炉内で加熱する。
Thus, the
これにより、インジェクタ用環状部123の内周面(ロウ付け面123C)と燃料レール110の外周面との間には、溶融したロウが行き渡ってロウ層161が形成される。このとき、インジェクタ用環状部123の内周面と燃料レール110の外周面の間にあった空気が、インジェクタ用貫通孔123Aから抜け出るため、溶融したロウがロウ付け面123Cに隙間無く均一に行き渡ることができる。
As a result, the molten wax spreads between the inner peripheral surface (the
図3、図4、図6において、燃圧センサ用ボス140は、燃圧センサ用環状部143と一体に燃圧センサ接続部141を備えている。燃圧センサ接続部141には、燃圧センサ104が接続される燃圧センサ接続孔141Aが形成されている。燃圧センサ接続孔141Aは、内燃機関本体6とは反対側の下方側、すなわち後斜め下方側に開口している。
3, 4, and 6, the fuel
燃圧センサ用環状部143には、燃料通路143Bが形成されており、この燃料通路143Bは、燃圧センサ用環状部143の内周面に開口するとともに、燃圧センサ接続孔141Aに連通している。この燃料通路143Bは、燃圧センサ接続孔141Aと同軸に配置されている。
A
燃圧センサ用環状部143の内周面には、燃料レール110の外周面に対して一体的に接合されるロウ付け面143Cが形成されている。ロウ付け面143Cは、燃料レール110の外周面に対して実質的に隙間無く接するように形成されている。
A
燃圧センサ用環状部143のロウ付け面143Cと、燃料レール110の外周面との間には、銅ロウ等からなるロウ層162が設けられており、このロウ層162により燃圧センサ用環状部143と燃料レール110とが一体的にかつ液密に接合される。
A
燃圧センサ用環状部143は、ロウ付け面143Cから燃圧センサ用環状部143の外周面に貫通する燃圧センサ用貫通孔143Aを有している。燃圧センサ用貫通孔143Aは、燃料レール110の中心軸線を挟んで燃料通路143Bに対向している。言い換えると、燃圧センサ用貫通孔143Aは、燃料通路143Bに対して燃料レール110の周方向に180度離れた位置に配置されている。
The
このように、燃圧センサ用ボス140は、燃圧センサ用環状部143において燃料レール110に対してロウ付けにより一体的に接合される。燃圧センサ用ボス140を燃料レール110にロウ付する際は、燃圧センサ用ボス140を燃料レール110に仮組みした状態で、燃圧センサ用環状部143の軸方向両端部に置きロウを施してロウ付け炉内で加熱する。
Thus, the fuel
これにより、燃圧センサ用環状部143の内周面(ロウ付け面143C)と燃料レール110の外周面との間には、溶融したロウが行き渡ってロウ層162が形成される。このとき、燃圧センサ用環状部143の内周面と燃料レール110の外周面の間にあった空気が、燃圧センサ用貫通孔143Aから抜け出るため、溶融したロウがロウ付け面143Cに隙間無く均一に行き渡ることができる。
As a result, molten wax spreads between the inner peripheral surface (brazing
次に、作用を説明する。本実施形態の内燃機関の燃料供給装置によれば、内燃機関10の燃料供給装置100は、内燃機関本体6の燃焼室11に燃料を直接噴射する複数のインジェクタ103をそれぞれ保持する複数のインジェクタホルダ120と、複数の気筒の気筒列方向に沿って延び、且つ、インジェクタホルダ120を介してインジェクタ103に燃料を分配する円筒形状の燃料レール110と、を有する。
Next, the operation will be described. According to the fuel supply device for an internal combustion engine of the present embodiment, the
そして、燃料レール110には、インジェクタホルダ120を介してインジェクタ103に燃料を供給するインジェクタ用連通孔111が形成され、インジェクタホルダ120には、インジェクタ用連通孔111が位置する部位の燃料レール110の外周面を取り囲む環状のインジェクタ用環状部123が設けられている。
The
この構成により、インジェクタ用連通孔111が位置する部位の燃料レール110が、インジェクタホルダ120のインジェクタ用環状部123によって取り囲まれるため、インジェクタ用環状部123により燃料レール110を補強でき、燃料レール110のインジェクタ用連通孔111の周辺の部位の剛性を高めることができる。これにより、高圧の燃料によりインジェクタ用連通孔111の周辺に局所的な応力が集中するのを防止でき、燃料レール110の寿命を長くできる。
With this configuration, since the
また、インジェクタ用環状部123の外周面を、燃料レール110の外周面よりも燃料レール110の径方向外側に突出させることができる。これにより、車両に外力が作用して内燃機関本体6または車体部品が燃料レール110側に移動した場合に、内燃機関本体6または車体部品がインジェクタ用環状部123に接触する。
In addition, the outer peripheral surface of the injector
このため、内燃機関本体6または車体部品が直接燃料レール110に干渉するのを防止でき、燃料レール110を保護できる。具体的には、インジェクタ用連通孔111の形状や、インジェクタ用連通孔111の周辺が変形するのを防止できる。
For this reason, it is possible to prevent the internal combustion engine
このため、車両に外力が作用した際の車体部品との干渉を考慮して、燃料レール110の板厚を増加させる必要がなくなるため、燃料レール110の重量を低減できる。
For this reason, it is not necessary to increase the plate thickness of the
この結果、重量を増加させることなく燃料レール110を保護できる。
As a result, the
また、本実施形態の内燃機関の燃料供給装置によれば、インジェクタホルダ120は、内燃機関本体6に締結される締結ボス122をインジェクタホルダ120と一体に有し、締結ボス122は、インジェクタ用連通孔111に近接して配置されている。
Further, according to the fuel supply device for an internal combustion engine of the present embodiment, the
この構成により、インジェクタホルダ120が内燃機関本体6または車体部品と干渉した際に、締結ボスを支点として燃料レール110が変位した場合であっても、インジェクタホルダ120およびインジェクタ用連通孔111の周辺には曲げモーメントが作用しないため、燃料レール110がインジェクタ用連通孔111の周辺の部位で変形することを防止できる。
With this configuration, even when the
また、本実施形態の内燃機関の燃料供給装置によれば、燃料レール110に、燃料レール110内の燃圧を検出する燃圧センサ104を固定する燃圧センサ用ボス140が設けられ、燃圧センサ用ボス140は、気筒列方向で互いに隣り合う2つのインジェクタホルダ120の間に配置され、燃圧センサ用ボス140は、燃料レール110の外周面を取り囲む燃圧センサ用環状部143を有する。
Further, according to the fuel supply device for an internal combustion engine of the present embodiment, the fuel
この構成により、車両に外力が作用し、内燃機関本体6が車体部品側に移動、あるいは、車体部品が燃料レール110側に変形または移動した場合であっても、車体部品が燃圧センサ用環状部143によって直接燃料レール110に干渉するのを防止でき、燃料レール110を保護できる。
With this configuration, even when an external force acts on the vehicle and the internal
また、本実施形態の内燃機関の燃料供給装置によれば、インジェクタ用環状部123の内周面に、燃料レール110の外周面に対して一体的に接合されるロウ付け面123Cが形成され、燃圧センサ用環状部143の内周面に、燃料レール110の外周面に対して一体的に接合されるロウ付け面143Cが形成される。
Further, according to the fuel supply device for an internal combustion engine of the present embodiment, the
この構成により、インジェクタ用環状部123および燃圧センサ用環状部143のそれぞれのロウ付け面123C、143Cでロウ付けして一体的に接合することにより、燃料レール110にインジェクタ用環状部123および燃圧センサ用環状部143を組み付けることができる。
With this configuration, the injector
また、本実施形態の内燃機関の燃料供給装置によれば、インジェクタ用環状部123は、ロウ付け面123Cからインジェクタ用環状部123の外周面に貫通するインジェクタ用貫通孔123Aを有し、燃圧センサ用環状部143は、ロウ付け面143Cから燃圧センサ用環状部143の外周面に貫通する燃圧センサ用貫通孔143Aを有する。
Further, according to the fuel supply device for an internal combustion engine of the present embodiment, the injector
この構成により、インジェクタ用貫通孔123Aおよび燃圧センサ用貫通孔143Aを介してロウ付け面123C、143Cからそれぞれの外周面に空気が抜けることで、ロウ付け面123C、143Cのロウを、ロウ付け面123C、143C全体に均一に行き渡らせることができる。
With this configuration, air escapes from the brazing surfaces 123C and 143C to the outer peripheral surfaces via the injector through
このため、インジェクタ用環状部123のロウ付け面123C全体および燃圧センサ用環状部143のロウ付け面143C全体で、インジェクタ用環状部123および燃圧センサ用環状部143が燃料レール110の外周面に均一にそれぞれ接触でき、応力を分散できる。
Therefore, the injector
また、本実施形態の内燃機関の燃料供給装置によれば、内燃機関10は、内燃機関本体6に接続され、燃焼室11に空気を導入する吸気マニホールド14を備える。この吸気マニホールド14は、内燃機関本体6よりも車両後方に配置されるサージタンク12と、サージタンク12から車両前方に向かって延びて、内燃機関本体6の後部に接続される吸気分岐管13と、を有する。燃料レール110は、吸気分岐管13の下方、かつ、サージタンク12と内燃機関本体6との間に配置されている。
Further, according to the fuel supply device for an internal combustion engine of the present embodiment, the
この構成により、燃料レール110をサージタンク12と内燃機関本体6との間に配置したことで、内燃機関10全体をコンパクトに構成することを可能にしつつ、車両1に外力が作用した場合に、インジェクタホルダ120のインジェクタ用環状部123により燃料レール110を保護できる。
With this configuration, by arranging the
具体的には、図7に示すように、車両1に対して前方から矢印で示すように外力が作用した場合、車両前部が前後方向に短縮するように変形し、内燃機関本体6が後方のダッシュパネル3側に変位する。そして、吸気マニホールド14のうち最も後端部に配置される内部空間の容積が比較的大きなサージタンク12がダッシュパネル3に接触する。
Specifically, as shown in FIG. 7, when an external force is applied to the
このとき、仮に吸気分岐管13が大きく湾曲していると、吸気分岐管13がその途中で変形してしまうためサージタンク12が大きく変形できず、サージタンク12に衝撃を吸収させることができない。
At this time, if the
本実施形態では、吸気分岐管13が車両側面視にて略水平方向に延びる形状となっているため、吸気マニホールド14がダッシュパネル3に衝突した際に、吸気分岐管13が変形するより前に、容積の大きなサージタンク12が内燃機関本体6と吸気分岐管13によってダッシュパネル3に押し付けられ、車両前後で圧縮する方向に変形する。
In the present embodiment, since the
これによって、吸気分岐管13が変形するより前にサージタンク12を確実に変形させることができるため、内燃機関本体6に加わる衝撃をサージタンク12に吸収させることができる。このため、ダッシュパネル3の変形量を減少させることができるとともに、ダッシュパネル3と燃料レール110とが直接干渉するのを防止して、燃料レール110を保護できる。
Thus, the
さらに、吸気分岐管13が車両側面視にて車両1に対して水平方向に延びているため、車両1に対して前方から外力が作用した場合でも、吸気分岐管13がその途中から折れにくくなる。このため、確実にサージタンク12をダッシュパネル3に衝突させることができるとともに、吸気マニホールド14が吸気分岐管13の途中から燃料レール110側に変形するのを防止できる。そのため、燃料レール110と車体部品および内燃機関10の部品とが強く干渉するのを回避して、燃料レール110を保護できる。
Further, since the
本発明の実施形態を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正および等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。例えば、インジェクタ用環状部123および燃圧センサ用環状部143の形状は、燃料レール110を外方から取り巻く形状であればよく、環状に限定されず、多角形、楕円等の形状でもよい。また、インジェクタ用環状部123および燃圧センサ用環状部143の形状は、燃料レール110を外周側の全面で取り巻く形状である必要はなく、一部を切り欠いてもよい。
While embodiments of the invention have been disclosed, it will be apparent to those skilled in the art that changes may be made without departing from the scope of the invention. All such modifications and equivalents are intended to be included in the following claims. For example, the shape of the annular portion for
6...内燃機関本体、10...内燃機関、11...燃焼室、12...サージタンク、13...吸気分岐管、14...吸気マニホールド、100...燃料供給装置、103...インジェクタ、104...燃圧センサ、110...燃料レール、111...インジェクタ用連通孔、122...締結ボス、123...インジェクタ用環状部、123A...インジェクタ用貫通孔、123C...ロウ付け面、140...燃圧センサ用ボス、143...燃圧センサ用環状部、143A...燃圧センサ用貫通孔、143C...ロウ付け面
6 ... Internal combustion engine body, 10 ... Internal combustion engine, 11 ... Combustion chamber, 12 ... Surge tank, 13 ... Intake branch pipe, 14 ... Intake manifold, 100 ... Fuel supply Device ... 103
Claims (6)
複数の気筒の気筒列方向に沿って延び、且つ、前記インジェクタホルダを介して前記インジェクタに燃料を分配する円筒形状の燃料レールと、を有する内燃機関の燃料供給装置において、
前記燃料レールに、前記インジェクタホルダを介して前記インジェクタに燃料を供給するインジェクタ用連通孔が形成され、
前記インジェクタホルダに、前記インジェクタ用連通孔が位置する部位の前記燃料レールの外周面を取り囲む環状のインジェクタ用環状部が設けられたことを特徴とする内燃機関の燃料供給装置。 A plurality of injector holders each holding a plurality of injectors that directly inject fuel into the combustion chamber of the internal combustion engine body;
A fuel supply apparatus for an internal combustion engine, which has a cylindrical fuel rail that extends along a cylinder row direction of a plurality of cylinders and distributes fuel to the injectors via the injector holder.
An injector communication hole for supplying fuel to the injector via the injector holder is formed in the fuel rail.
A fuel supply device for an internal combustion engine, wherein the injector holder is provided with an annular annular portion for an injector surrounding an outer peripheral surface of the fuel rail at a portion where the injector communication hole is located.
前記締結ボスは、前記インジェクタ用連通孔に近接して配置されることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の燃料供給装置。 The injector holder has a fastening boss to be fastened to the internal combustion engine main body integrally with the injector holder,
The fuel supply device for an internal combustion engine according to claim 1, wherein the fastening boss is disposed in proximity to the communication hole for the injector.
前記燃圧センサ用ボスは、前記気筒列方向で互いに隣り合う2つのインジェクタホルダの間に配置され、
前記燃圧センサ用ボスは、前記燃料レールの外周面を取り囲む燃圧センサ用環状部を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の内燃機関の燃料供給装置。 A fuel pressure sensor boss for fixing a fuel pressure sensor for detecting a fuel pressure in the fuel rail is provided on the fuel rail,
The fuel pressure sensor boss is disposed between two injector holders adjacent to each other in the cylinder row direction,
3. The fuel supply device for an internal combustion engine according to claim 1, wherein the fuel pressure sensor boss has a fuel pressure sensor annular portion surrounding an outer peripheral surface of the fuel rail. 4.
前記燃圧センサ用環状部の内周面に、前記燃料レールの外周面に対して一体的に接合されるロウ付け面が形成されることを特徴とする請求項3に記載の内燃機関の燃料供給装置。 A brazing surface that is integrally joined to the outer peripheral surface of the fuel rail is formed on the inner peripheral surface of the injector annular portion;
The fuel supply for an internal combustion engine according to claim 3, wherein a brazing surface that is integrally joined to an outer peripheral surface of the fuel rail is formed on an inner peripheral surface of the annular portion for the fuel pressure sensor. apparatus.
前記燃圧センサ用環状部は、前記ロウ付け面から前記燃圧センサ用環状部の外周面に貫通する燃圧センサ用貫通孔を有することを特徴とする請求項4に記載の内燃機関の燃料供給装置。 The injector annular portion has an injector through-hole penetrating from the brazing surface to the outer peripheral surface of the injector annular portion,
5. The fuel supply device for an internal combustion engine according to claim 4, wherein the fuel pressure sensor annular portion has a fuel pressure sensor through hole penetrating from the brazing surface to an outer peripheral surface of the fuel pressure sensor annular portion.
前記内燃機関本体に接続され、前記燃焼室に空気を導入する吸気マニホールドを備え、
前記吸気マニホールドは、前記内燃機関本体よりも車両後方に配置されるサージタンクと、前記サージタンクから車両前方に向かって延びて、前記内燃機関本体の後部に接続される吸気分岐管と、を有し、
前記燃料レールは、前記吸気分岐管の下方、かつ、前記サージタンクと前記内燃機関本体との間に配置されたことを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載の内燃機関の燃料供給装置。 The internal combustion engine
An intake manifold connected to the internal combustion engine body for introducing air into the combustion chamber;
The intake manifold has a surge tank disposed behind the internal combustion engine body and an intake branch pipe extending from the surge tank toward the front of the vehicle and connected to a rear portion of the internal combustion engine body. And
6. The internal combustion engine according to claim 1, wherein the fuel rail is disposed below the intake branch pipe and between the surge tank and the main body of the internal combustion engine. Engine fuel supply.
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016017290A JP2017137774A (en) | 2016-02-01 | 2016-02-01 | Fuel supply system for internal combustion engine |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102261138B1 (en) * | 2019-12-30 | 2021-06-07 | 주식회사 현대케피코 | A method of eliminating particles in fuel rail and a fuel rail adopting the method |
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2016
- 2016-02-01 JP JP2016017290A patent/JP2017137774A/en active Pending
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KR102261138B1 (en) * | 2019-12-30 | 2021-06-07 | 주식회사 현대케피코 | A method of eliminating particles in fuel rail and a fuel rail adopting the method |
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