JP2017136977A - Automobile and automobile program - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、自動車及び自動車用プログラムに関する。 The present invention relates to an automobile and a program for an automobile.
従来から、車両の盗難防止の目的で、自動車の利用を予定している者の生体情報などの認証参照用情報を予め登録して記憶させておき、その記憶した認証参照用情報と、自動車の利用を実行しようとする利用者の認証用情報とを比較参照して両者が一致したか否かにより認証を行い、その認証結果により、車両のドアの開閉や車両の発進の制御を行うようにする装置や方法が提案されている(例えば下記の特許文献1や特許文献2参照)。
Conventionally, for the purpose of preventing theft of vehicles, authentication reference information such as biometric information of a person who is planning to use an automobile is registered and stored in advance, and the stored authentication reference information Compare and refer to the authentication information of the user who is going to use, and authenticate whether or not they match, and control the opening and closing of the vehicle door and the start of the vehicle according to the authentication result An apparatus and a method have been proposed (see, for example,
この場合に、自動車を、家族間で複数人が利用する場合や、会社の複数の社員が利用する場合が想定されるときには、自動車の利用を予定している全ての者の生体情報などの認証参照用情報が予め登録されて、それら複数の利用予定登録者の全てが自動車を共用することができるようにされる。 In this case, authentication of biometric information etc. of all persons who plan to use the car when it is assumed that the car will be used by multiple people in the family or by multiple employees of the company. The reference information is registered in advance, and all of the plurality of use schedule registrants can share the car.
上記のように、複数の利用予定登録者が自動車を利用可能な場合、他の利用予定登録者が利用を希望しているかどうかが不明であるため、自分が利用を開始してよいかどうか困惑してしまう場合がある。 As mentioned above, when multiple registrants can use the car, it is unclear whether other registrants want to use it. May end up.
また、自分が利用を予定しているのに、他の利用予定登録者に先を越されて利用ができなくなってしまう場合もある。 In addition, there are cases where the user is scheduled to use but cannot be used by other registered users.
この発明は、上記の問題点に鑑み、複数の利用予定登録者が存在していても、次に利用(乗車)しようとする者との調整がスムーズにでき、セキュリティー上も安全性の向上を図ることができる自動車を提供することを目的とする。 In view of the above problems, the present invention enables smooth adjustment with the next person who intends to use (ride) even if there are a plurality of use registrants, and improves security. An object of the present invention is to provide an automobile that can be planned.
上記の課題を解決するために、請求項1の発明は、
乗車者により入力された再乗車についての予定の情報を、前記乗車者の認証参照用情報と対応付けて記憶し、前記乗車者の降車後に有効とする手段と、
前記予定の情報が有効である場合に、自車を利用しようとする者が、前記予定の情報を入力した者であるか否かを、前記自車を利用しようとする者の認証用情報と前記記憶されている前記認証参照用情報とから判別する第1の認証手段と、
前記第1の認証手段において、前記利用しようとする者が、前記予定の情報を入力した者であることが認証できなかったときに、前記予定の情報に基づいて、前記利用しようとする者による自車の利用を許可するか否かを判別する第2の認証手段と、
を備える自動車を提供する。
In order to solve the above problems, the invention of
Means for storing the schedule information about the re-entry input by the rider in association with the authentication reference information of the rider, and validating after the rider gets off;
If the information on the schedule is valid, whether the person who intends to use the own vehicle is the person who has input the information on the schedule, and information for authentication of the person who intends to use the own vehicle First authentication means for determining from the stored authentication reference information;
In the first authentication means, when it is not possible to authenticate that the person who intends to use the person who has input the schedule information, based on the schedule information, A second authentication means for determining whether or not to permit use of the own vehicle;
An automobile comprising the above is provided.
上述の構成の請求項1の発明の自動車は、乗車者が、乗車中あるいは降車時に、再乗車についての予定の情報を入力すると、その予定の情報を受け付けて、当該予定の情報の入力をした乗車者の認証参照用情報と対応付けて記憶する。そして、請求項1の発明の自動車は、予定の情報の入力をした乗車者が降車したことを確認した後には、記憶した予定の情報を有効とする。 In the automobile according to the first aspect of the present invention, when the rider inputs the schedule information about the re-boarding when getting on or getting off, the rider receives the schedule information and inputs the schedule information. The information is stored in association with the passenger authentication reference information. The automobile according to the first aspect of the invention validates the stored schedule information after confirming that the passenger who has input the schedule information gets off.
この予定の情報が有効である場合において、自車を利用しようとする者が現れた場合に、請求項1の発明の自動車の第1の認証手段は、当該自車を利用しようとする者が、予定の情報を入力した者であるか否かを、前記自車を利用しようとする者から取得した認証用情報と前記記憶されている前記認証参照用情報とから判別する。
In the case where the information of the schedule is valid, when a person who intends to use the own vehicle appears, the first authentication means of the automobile according to the invention of
そして、請求項1の発明の自動車の第2の認証手段は、第1の認証手段において、利用しようとする者が、予定の情報を入力した者ではないと判別したときに、予定の情報に基づいて、利用しようとする者による自車の利用を許可するか否かを判別する。
Then, the second authentication means of the automobile of the invention of
上記のように、請求項1の発明の自動車によれば、降車者による再乗車の予定の情報を入力を受け付けて記憶しておくので、複数の利用予定登録者が存在していても、この記憶されている予定の情報を用いて、次に利用(乗車)しようとする者との調整がスムーズにでき、セキュリティー上も安全性の向上を図ることができる。 As described above, according to the automobile of the first aspect of the present invention, the information on the re-boarding schedule by the disembarking person is received and stored, so even if there are a plurality of use schedule registrants, By using the stored schedule information, it is possible to smoothly adjust with the person who intends to use (ride) next time, and it is possible to improve security.
この発明による装置によれば、複数の利用予定登録者が存在していても、この記憶されている予定の情報を用いて、次に利用(乗車)しようとする者との調整がスムーズにでき、セキュリティー上も安全性の向上を図ることができる。 According to the apparatus of the present invention, even when there are a plurality of use schedule registrants, it is possible to smoothly make adjustments with the person who intends to use (ride) next by using the stored schedule information. In addition, security can be improved.
以下に説明する実施形態は、自動車が、いわゆる自家用自動車であり、かつ、自動運転車の構成とされた場合の例である。そして、この実施形態では、この発明の自動車の実施形態である自動運転車1について、図1に示すような利用形態を可能にするものである。
The embodiment described below is an example in which the automobile is a so-called private automobile and is configured as an autonomous driving vehicle. And in this embodiment, the utilization form as shown in FIG. 1 is enabled about the autonomous
先ず、この利用形態を説明すると共に、実施形態の自動運転車1の動作の概要を説明する。以下に示す実施形態の自動運転車1は、例えば家族や親族間、仲間内で共用するなど、複数の利用者により共用されることを想定している。共用する利用者は、当該自動運転車1に対して、予め利用予定登録者として登録する。自動運転車1は、その登録された利用予定登録者の情報を、登録者番号などからなる識別情報と対応付けて、記憶部に記憶する。この場合に、利用予定登録者の情報としては、顔画像、音声、指紋、静脈、虹彩などの生体情報、氏名、住所、生年月日、ID、パスワード、電話番号またはメールアドレスなどが記憶される。
First, while explaining this utilization form, the outline | summary of operation | movement of the automatic driving
この実施形態では、自動運転車1は、記憶した利用予定登録者の情報を、単独で、あるいは複数個を組み合わせて用いることで、後述する利用予定登録者の認証参照用情報としても用いるものである。すなわち、利用予定登録者の認証参照用情報としては、顔画像、音声、指紋、静脈、虹彩などの生体情報、氏名、住所、生年月日、ID、パスワード、電話番号またはメールアドレスなどを、単独で、あるいは複数個を組み合わせて用いることができる。
In this embodiment, the self-driving
利用予定登録者の顔画像は、自動運転車1が備えるカメラで撮影したものを利用することができ、利用予定登録者のその他の生体情報は、予め自動運転車1のメモリに記憶したものを利用することができる。また、その他の情報は、利用予定登録者が入力したものを利用することができる。また、顔画像を含めた生体情報やその他の情報は、クラウド上に記憶したものを、後述する通信ネットワーク3を介して利用することもできる。さらに、利用予定登録者の顔画像は、自身が所持する携帯電話端末が備えるカメラで撮影したものを利用することもでき、利用予定登録者のその他の生体情報やその他の情報は、予め前記携帯電話端末のメモリに記憶したものを利用することもできる。
The face image of the scheduled user can be taken with a camera provided in the
図1の例では、自動運転車1に利用予定登録者として記憶されている、例えば家族の一員である利用者2Aが自動運転車1を利用(例えば運転)して自宅4に戻って、自動運転車1から降車して、自宅4に入る。この場合に、利用者2Aは、必要に応じて、自動運転車1に乗車中に、あるいは自動運転車1からの降車の際に、自動運転車1に対して、降車後の再乗車の予定の情報を入力すると共に、降車後の自動運転車1がすべき降車後振る舞いを設定する。
In the example of FIG. 1, for example, a
利用者2Aは、再乗車の予定の情報としては、後述するように、他人の乗車を禁止して自分の再乗車を確保するように予定入力したり、自分の再乗車の予定があるが、他の利用予定登録者の乗車の要求がある場合には、自分が許可すれば、当該他の利用予定登録者の利用を許可するように予定入力したり、再乗車の予定なし(利用終了)などの予定入力をする。また、利用者2Aは、降車後振る舞いとして、例えば自宅4から若干離れた駐車場5に移動するように指示する。
As described later, the
自動運転車1は、入力された再乗車の予定の情報を受け付けて、再乗車の予定の情報を、入力した入力者(以下、予定入力者という。図1では利用者2A)の識別用情報(後述するように認証参照用情報になる)及び予定入力者との間での無線通信のための接続情報と対応付けて記憶部に記憶する。自動運転車1は、この記憶された再乗車の予定の情報を、予定入力者の降車を確認した後に有効とする。
The
この場合に、予定入力者の識別用情報及び予定入力者との間での無線通信のための接続情報としては、当該予定入力者が、利用者2Aのように利用予定登録者である場合には、記憶されている利用予定登録者の情報から抽出されて用いられる。予定入力者との間での無線通信のための接続情報としては、予定入力者が備える携帯電話端末の電話番号やメールアドレスなどが用いられる。また、予定入力者が、自動運転車1に記憶されている利用予定登録者ではない場合には、自動運転車1は、予定入力者の顔画像を撮影したり、予定入力者から氏名やパスワードなどを取得して識別用情報とすると共に、携帯電話番号やメールアドレスなどの接続情報を取得して、入力された予定の情報と対応付けて記憶する。
In this case, as information for identifying the schedule input person and connection information for wireless communication with the schedule input person, when the schedule input person is a use schedule registrant such as the
すなわち、再乗車の予定の情報の入力者の認証参照用情報としては、顔画像、音声、指紋、静脈、虹彩などの生体情報、氏名、住所、生年月日、ID、パスワード、電話番号またはメールアドレスなどを、単独で、あるいは複数個を組み合わせて用いることができる。 That is, as information for authentication reference of a person who inputs information of a scheduled re-boarding, biometric information such as face image, voice, fingerprint, vein, iris, name, address, date of birth, ID, password, telephone number or mail An address or the like can be used alone or in combination.
また、自動運転車1は、この実施形態では、無人運転による自律走行により移動する機能を備えている。自動運転車1は、利用者2Aにより設定された降車後振る舞いの指示に従って、無人運転による自律走行により、図1の例では駐車場5に移動する。
In this embodiment, the
この実施形態の自動運転車1は、携帯電話網及びインターネットを含む通信ネットワーク3を通じた通信を行う機能を備えている。そして、自動運転車1は、この通信ネットワーク3の携帯電話網を通じた呼び出しがあると、その呼び出しをしてきた利用者(図1では呼出者)2Bについて認証を行い、その認証ができたときには、その呼び出しをしてきた利用者2Bにより指示された場所に移動する。
The
なお、この実施形態においては、自動運転車1に対して呼び出しを行う携帯電話端末には、自動運転車1の呼出用のアプリケーションプログラムを、携帯電話端末の使用者が予めインストールするようにする。そして、使用者が、携帯電話端末の呼出用のアプリケーションプログラムを用いて、自動運転車1の呼出操作をすると、自動的に自動運転車1の無線通信部に宛てた電話発信を行い、その際に、自動運転車1を呼び出して待ち受ける場所の位置情報として、この実施形態では、携帯電話端末の現在位置の情報を付加した呼出要求を自動運転車1に送る。自動運転車1は、呼出者の認証ができたときには、この位置情報により示された場所に向けて移動する。
In this embodiment, the user of the mobile phone terminal installs an application program for calling the
この場合に、呼出者についての認証としては、この実施形態の自動運転車1は、先ず、呼出者が、当該自動運転車1に登録された利用予定登録者であるかどうかの第1の呼出者認証を、記憶されている利用予定登録者の情報を認証参照用情報として用いて行い、利用予定登録者でなければ、この実施形態では、呼び出しを拒否する。
In this case, as the authentication for the caller, the
そして、第1の呼出者認証の結果、呼出者が利用予定登録者であると判断したときには、自動運転車1は、有効とされている再乗車の予定の情報が記憶されているかどうか判別し、予定の情報が記憶されていないときには、利用予定登録者による呼び出しを受け付けて、呼出要求に含まれている位置情報により示された場所に移動する。
When it is determined as a result of the first caller authentication that the caller is a use schedule registrant, the
また、第1の呼出者認証の結果、呼出者が利用予定登録者であると判断した場合において、有効とされている再乗車の予定の情報が記憶されていると判別されたときには、自動運転車1の記憶部に記憶されている再乗車の予定の情報の入力者(予定入力者)についての認証参照用情報を用いて呼出者についての第2の呼出者認証を行う。
If it is determined as a result of the first caller authentication that the caller is a use schedule registrant, and it is determined that information on a valid re-boarding schedule is stored, automatic driving is performed. The second caller authentication for the caller is performed using the authentication reference information for the input person (schedule input person) of the information on the scheduled re-training stored in the storage unit of the
そして、第2の呼出者認証で、呼出者が予定入力者であると判断したときには、自動運転車1は、呼出者である予定入力者による呼び出しを受け付けて、呼出要求に含まれている位置情報により示された場所に移動する。
When it is determined in the second caller authentication that the caller is the scheduled input person, the
また、第2の呼出者認証で、呼出者が予定入力者ではないと判断したときには、自動運転車1は、記憶されている予定の情報を参照して、予定入力者以外の者の利用可能性を判断する。そして、予定の情報が、予定入力者以外の者の利用可能性を否定している場合には、自動運転車1は、呼出者による呼び出しを拒否する。
Further, when it is determined in the second caller authentication that the caller is not a scheduled input person, the
また、第2の呼出者認証で、呼出者が予定入力者ではないと判断した場合において、予定の情報が、予定入力者の許可があれば予定入力者以外の利用者の利用の可能性があることを示している場合には、自動運転車1は、許可認証者としての予定入力者に対して、他の利用予定登録者の呼び出しを許可するか否かを問い合わせ、その問い合わせの回答に基づいて呼出者の認証(第3の呼出者認証)を行う。
Further, when it is determined by the second caller authentication that the caller is not the scheduled input person, there is a possibility that the schedule information can be used by a user other than the scheduled input person with the permission of the scheduled input person. In the case of indicating that there is, the
すなわち、第3の呼出者認証においては、自動運転車1は、予定入力者の接続情報を用いて、予定入力者との間に通信路を接続し、他の利用予定登録者の呼び出しを許可するか否かを予定入力者に問い合わせる。この問い合わせに対して予定入力者は、他の利用予定登録者の呼び出しを許可する場合には呼出許可の回答をし、他の利用予定登録者の呼び出しを拒否する場合には呼出不許可の回答をする。なお、この場合に、この実施形態では、再乗車の予定入力者には、他の利用予定登録者に関する情報は送られないが、例えば他の利用予定登録者の顔画像などの生体情報や氏名などを他の利用予定登録者が誰であるかを認識できる情報を、再乗車の予定入力者に、呼び出しの可否を決定するための参照情報として送るようにしてもよい。
That is, in the third caller authentication, the
自動運転車1は、この第3の呼出者認証においては、予定入力者からの通信路を通じた問い合わせに対する回答を受信して、その受信した回答に基づいて呼出者についての呼び出しの可否を決定する。すなわち、予定入力者から呼出許可の回答を受信したときには、自動運転車1は、他の利用予定登録者の呼び出しに応じる。また、予定入力者から呼出不許可の回答を受信したときには、自動運転車1は、他の利用予定登録者の呼び出しを拒否するようにする。そして、自動運転車1は、第3の呼出者認証により呼出者の認証ができて、呼出者の要請に応じる場合には、指定された待ち受け場所に自律走行により移動する。
In the third caller authentication, the
なお、自動運転車1の走行中などの利用中における、呼出者による呼出操作については、呼出者の認証をすることなく、呼び出しを拒否するようにしてもよい。この場合、自動運転車1は、呼出者に対し「現在利用中で呼び出しに応じられません。」などの音声メッセージや文字メッセージを通知してもよい。
Note that for a call operation by a caller during use such as when the
上述の第1の呼出者認証及び第2の呼出者認証における認証用情報としては、呼出者の顔画像、音声、指紋、静脈、虹彩などの生体情報、氏名、住所、生年月日、ID、パスワード、電話番号またはメールアドレスなどを、単独で、あるいは複数個を組み合わせて用いる。呼出者は、携帯電話端末から携帯電話網を通じて、この認証用情報を自動運転車1に送る。
The authentication information in the first caller authentication and the second caller authentication described above includes biometric information such as a caller's face image, voice, fingerprint, vein, iris, name, address, date of birth, ID, A password, a telephone number, an e-mail address, etc. are used alone or in combination. The caller sends this authentication information from the mobile phone terminal to the
呼出者の顔画像は、携帯電話端末が備えるカメラで撮影したものを利用することができ、また、呼出者の音声は、携帯電話端末が備えるマイクロフォンで収音したものを利用することができ、さらに、呼出者のその他の生体情報は、予め携帯電話端末のメモリに記憶したものを利用することができる。また、その他の情報は、呼出者が携帯電話端末に入力したものを利用することができる。また、顔画像を含めた生体情報やその他の情報は、クラウド上に記憶したものを、通信ネットワーク3を介して利用することもできる。
The caller's face image can be taken with the camera provided in the mobile phone terminal, and the caller's voice can be taken with the microphone provided in the mobile phone terminal, Furthermore, the other biometric information of the caller can be stored in advance in the memory of the mobile phone terminal. Further, as other information, information input by the caller to the mobile phone terminal can be used. In addition, biometric information including face images and other information stored in the cloud can be used via the
なお、これら第1の呼出者認証及び第2の呼出者認証において、上記の呼出者から取得する認証用情報と比較参照する認証参照用情報としては、自動運転車1の記憶部に記憶されている利用予定登録者の情報を用いることができる。以下に説明する例では、第1の呼出者認証及び第2の呼出者認証のための呼出者の認証用情報及び認証参照用情報の例としては、呼出者の携帯電話端末の電話番号とする。第2の呼出者認証のための認証許可者である予定入力者の携帯電話端末の電話番号は、再乗車の予定の情報の入力を受け付けたときには、予定の情報と対応付けられて記憶される。
In the first caller authentication and the second caller authentication, the authentication reference information to be compared with the authentication information acquired from the caller is stored in the storage unit of the
次に、この実施形態の自動運転車1は、呼び出しにより指定された待ち受け場所において、新たに利用を開始しようとする利用者については、その乗車時に、利用者についての認証(乗車利用者認証)を行い、その認証ができた利用者のみが自動運転車1の利用、すなわち、自動運転車1を走行させることを可能とするようにする。なお、待ち受け場所は、図1の例のように、一旦移動した後、呼出者による呼び出しに応じて移動してきた場合のみではなく、前回の降車時に移動せずにその位置に停車または駐車していた場合を含むものである。
Next, in the
この場合に、乗車時の利用者についての認証としては、この実施形態の自動運転車1は、先ず、乗車しようとしている利用者が、当該自動運転車1に登録された利用予定登録者であるかどうかの第1の乗車利用者認証を、記憶されている利用予定登録者の情報を認証参照用情報として用いて行い、利用予定登録者でなければ、この実施形態では、自車(自動運転車1自身)の利用を拒否して禁止するようにする。
In this case, as authentication for the user at the time of boarding, in the
そして、第1の乗車利用者認証の結果、乗車しようとしている利用者が利用予定登録者であると判断したときには、自動運転車1は、有効とされている再乗車の予定の情報が記憶されているかどうか判別し、予定の情報が記憶されていないときには、利用予定登録者による自車の利用を許可するようにする。
As a result of the first boarding user authentication, when it is determined that the user who is going to get on is a use schedule registrant, the self-driving
また、第1の乗車利用者認証の結果、乗車しようとしている利用者が利用予定登録者であると判断した場合において、有効とされている再乗車の予定の情報が記憶されていると判別されたときには、自動運転車1の記憶部に記憶されている再乗車の予定の情報の予定入力者についての認証参照用情報を用いて、乗車しようとしている利用者についての第2の乗車利用者認証を行う。 Further, as a result of the first boarding user authentication, when it is determined that the user who is going to board is a registrant, it is determined that information on a valid re-boarding schedule is stored. The second passenger user authentication for the user who is about to get on, using the information for authentication reference about the person who inputs the schedule information of the re-boarding stored in the storage unit of the automatic driving car 1 I do.
そして、第2の乗車利用者認証で、乗車しようとしている利用者が予定入力者であると判断したときには、自動運転車1は、予定入力者による自車の利用を許可するようにする。
When it is determined in the second boarding user authentication that the user who is going to get on is the schedule input person, the
また、第2の乗車利用者認証において、乗車しようとしている利用者が予定入力者でないと判断したときには、自動運転車1は、記憶されている予定の情報を参照して、予定入力者以外の者の利用可能性を判断する。そして、予定の情報が、予定入力者以外の者の利用可能性を否定している場合には、自動運転車1は、乗車しようとしている利用者による自車の利用を拒否して禁止するようにする。
Further, in the second passenger user authentication, when it is determined that the user who is going to get on is not a schedule input person, the
また、第2の乗車利用者認証で、乗車しようとしている利用者が予定入力者ではないと判断した場合において、予定の情報が、予定入力者の許可があれば予定入力者以外の利用者の利用の可能性があることを示している場合には、自動運転車1は、許可認証者としての予定入力者に対して、他の利用予定登録者の利用を許可するか否かを問い合わせ、その問い合わせの回答に基づいて乗車しようとしている利用者についての第3の乗車利用者認証を行う。
In addition, when it is determined in the second boarding user authentication that the user who is going to get on is not the schedule input person, if the schedule information is permitted by the schedule input person, If it indicates that there is a possibility of use, the
すなわち、第3の乗車利用者認証においては、自動運転車1は、予定入力者の接続情報を用いて、予定入力者との間に通信路を接続し、他の利用予定登録者の自車の利用を許可するか否かを予定入力者に問い合わせる。この問い合わせに対して予定入力者は、他の利用予定登録者の利用を許可する場合には利用許可の回答をし、他の利用予定登録者の利用を拒否する場合には利用不許可の回答をする。なお、この場合に、この実施形態では、再乗車の予定入力者には、他の利用予定登録者に関する情報は送られないが、例えば他の利用予定登録者の顔画像などの生体情報や氏名などを他の利用予定登録者が誰であるかを認識できる情報を、再乗車の予定入力者に、利用の可否を決定するための参照情報として送るようにしてもよい。
That is, in the third passenger user authentication, the
自動運転車1は、この第3の乗車利用者認証においては、予定入力者からの通信路を通じた問い合わせに対する回答を受信して、その受信した回答に基づいて乗車しようとしている利用者についての自車の利用の可否を決定する。すなわち、予定入力者から利用許可の回答を受信したときには、自動運転車1は、他の利用予定登録者の自車の利用を許可する。また、予定入力者から利用不許可の回答を受信したときには、自動運転車1は、他の利用予定登録者の自車の利用を拒否(禁止)するようにする。
In this third passenger user authentication, the
第1の乗車利用者認証及び第2の乗車利用者認証のために用いる認証用情報及び認証参照用情報の例としては、この実施形態では、利用者の顔画像、音声、指紋、静脈、虹彩などの利用者の生体情報が用いられる。以下に説明する例では、第1の乗車利用者認証のための認証参照用情報として、記憶部には利用予定登録者の顔画像が記憶される。また、第2の乗車利用者認証のための認証参照用情報として、記憶部には、予定入力者の顔画像が記憶される。 As examples of authentication information and authentication reference information used for the first passenger user authentication and the second passenger user authentication, in this embodiment, the user's face image, voice, fingerprint, vein, iris The biometric information of the user is used. In the example described below, the face image of the scheduled user is stored in the storage unit as authentication reference information for first passenger user authentication. In addition, the face image of the schedule input person is stored in the storage unit as authentication reference information for second passenger user authentication.
図1を参照して、この実施形態の自動運転車1の主要な動作の概要を説明する。なお、利用者2A及び2Bは、共に、自動運転車1に利用予定登録者として登録されているものとする。
With reference to FIG. 1, the outline | summary of the main operation | movement of the
例えば、図1の例において、自動運転車1に再乗車の予定の情報を入力した後に降車した利用者2A自身が、自宅4において、自分の携帯電話端末で自動運転車1に呼び出しの電話をかけたとする。すると、この実施形態の自動運転車1は、第1の呼出者認証においては、利用者2Aを利用予定登録者として認証し、更に、第2の呼出者認証において、利用者2Aの電話番号が再乗車の予定の情報と対応付けて記憶されている携帯電話端末の電話番号と一致するので、利用者2Aを予定入力者として認証する。そこで、自動運転車1は、この利用者2Aの呼び出しに応じて、駐車場5から利用者2Aの自宅4に向かう。
For example, in the example of FIG. 1, the
そして、自動運転車1が自宅4に到着したら、利用者2Aが、自動運転車1に乗車しようとしたとする。このときには、自動運転車1は、乗車しようとしている利用者2Aの顔画像を撮影して取得し、第1の乗車利用者認証において、その取得した顔画像と、利用予定登録者情報として記憶されている利用者2Aとから、利用者2Aを利用予定登録者として認証する。さらに、自動運転車1は、第2の乗車利用者認証において、取得した利用者2Aの顔画像と再乗車の予定の情報と対応付けて記憶された利用者2Aの顔画像とから、利用者2Aを、再乗車の予定入力者として認証する。したがって、自動運転車1は、第1の乗車利用者認証と第2の乗車利用者認証ができたとして、利用者2Aによる自車の利用を許可する。
When the
次に、図1の例において、自動運転車1に再乗車の予定の情報を入力した後に降車した利用者2Aではない他の利用者2Bが、自宅4において、自分の携帯電話端末で自動運転車1に呼び出しの電話をかけて、自動運転車1に乗車して利用しようとする場合について説明する。
Next, in the example of FIG. 1, another
この場合には、自動運転車1は、第1の呼出者認証において、利用者2Bは利用予定登録者として認証することができるが、第2の呼出者認証においては、利用者2Bの電話番号が予定入力者である利用者2Aの携帯電話端末の電話番号と不一致となるので、認証ができなかったと判断する。
In this case, the
そこで、自動運転車1は、記憶されている予定の情報を参照して、予定入力者以外の者の利用可能性を判断する。そして、予定の情報が、予定入力者の許可があれば予定入力者以外の利用者の利用の可能性があることを示しているときには、許可認証者としての予定入力者である利用者2Aに対して、他の利用予定登録者の呼び出しを許可するか否かを問い合わせ、その問い合わせの回答に基づいて第3の呼出者認証(再乗車予定有り)を行う。
Therefore, the
許可認証者としての利用者2Aが、呼出許可の回答をしたときには、自動運転車1は、利用者2Bの呼び出しを受け付けて、利用者2Bの指定する待ち受け場所、図1の例では、利用者2Bは利用者2Aの家族であるので、利用者2Aの自宅4に向かう。
When the
そして、自動運転車1が自宅4に到着したら、利用者2Bは、自動運転車1に乗車しようとする。すると、自動運転車1は、第1の乗車利用者認証においては、利用予定登録者であることを認証するが、第2の乗車利用者認証において、再乗車の予定の情報と共に記憶された利用者2Aの顔画像と、乗車してきた利用者2Bの撮影された顔画像とが不一致であることから、第2の乗車利用者認証においては、認証ができなかったと判断する。
When the
この時には、自動運転車1は、呼出者認証時と同様にして、記憶されている予定の情報を参照して、予定入力者以外の者の利用可能性を判断し、利用可能性があると判断したときには、第3の乗車利用者認証を行う。
At this time, the
すなわち、自動運転車1は、予定の情報が、予定入力者の許可があれば予定入力者以外の利用者の利用の可能性があることを示しているときには、許可認証者としての予定入力者である利用者2Aに対して、他の利用予定登録者の利用を許可するか否かを問い合わせ、その問い合わせの回答に基づいて第3の乗車利用者認証を行う。
That is, when the schedule information indicates that there is a possibility of use by a user other than the schedule input person with the permission of the schedule input person, the
この第3の乗車利用者認証においては、自動運転車1は、予定入力者である利用者2Aの接続情報を用いて、利用者2Aとの間に通信路を接続し、他の利用予定登録者の利用を許可するか否かを予定入力者である利用者2Aに問い合わせる。この問い合わせに対して利用者2Aが乗車許可の回答をした場合には、自動運転車1は、その回答を受信して、利用者2Bについての第3の乗車利用者認証ができたと判断し、利用者2Bの利用を許可する。また、利用者2Aが乗車不許可の回答をした場合には、自動運転車1は、その回答を受信して、利用者2Bについての第3の乗車利用者認証ができなかったと判断し、利用者2Bの利用を拒否(禁止)する。
In this third passenger user authentication, the
以上のようにして、実施形態の自動運転車1によれば、乗車中の利用者は、再乗車の予定の情報を自動運転車1に入力して記憶させることでき、その予定の情報により、自身の再乗車を優先させたり、場合によっては、他の利用者の乗車利用を許可したりするようにすることができる。したがって、次に利用(乗車)しようとする者との調整がスムーズにでき、セキュリティー上も安全性の向上を図ることができる。
As described above, according to the
[自動運転車1のハードウエア構成例]
以上の処理を実現する自動運転車1のハードウエア構成例について、以下に説明する。
[Hardware configuration example of autonomous driving vehicle 1]
A hardware configuration example of the
図2は、第1の実施形態の自動運転車1の電子制御回路部10のハードウエア構成例を示すブロック図である。なお、この実施形態の自動運転車1は、電気自動車の場合の例である。ただし、バッテリーは、図2では図示を省略した。
FIG. 2 is a block diagram illustrating a hardware configuration example of the electronic
また、この実施形態の自動運転車1は、自動運転モードと、手動運転モードとを備えている。手動運転モードは、自動運転車ではない通常の自動車と同様に、運転者のアクセルペダル操作やブレーキペダル操作、シフトレバー操作及びステアリング操作(ハンドル操作)に応じた走行ができるモードである。また、自動運転モードは、運転者がアクセルペダル操作やブレーキペダル操作、シフトレバー操作及びステアリング操作をしなくても、自動運転車1自身が自動的(自律的)に障害物を回避しながら進路変更をする走行モードである。
Moreover, the
自動運転車1の運転者は、例えば後述するタッチパネル112を通じた所定の操作により、手動運転モードで走行中の自動運転車1を自動運転モードに切り替えることができると共に、自動運転モードで走行中に、運転者がアクセルペダル操作やブレーキペダル操作、シフトレバー操作またはステアリング操作をすると、自動的に手動運転モードに戻るように構成されている。
The driver of the
図2に示すように、電子制御回路部10は、コンピュータを搭載して構成されている制御部101に対して、システムバス100を通じて、無線通信部102、モータ駆動制御部103、ステアリング駆動制御部104、手動/自動運転モード切替制御部105、レーダー群106、カメラ群107、センサ群108、周囲移動体把握部109、現在位置検出部110、表示部111、タッチパネル112、カーナビゲーション(以下、カーナビと略称する)機能部113、利用予定登録者情報受付部114、利用予定登録者情報記憶部115、呼出者認証部116、乗車利用者認証部117、再乗車予定情報受付部118、予定入力情報記憶部119、降車後振る舞い処理部120、降車後振る舞い記憶部121、音声入出力部122、のそれぞれが接続されている。
As shown in FIG. 2, the electronic
モータ駆動制御部103には、モータ駆動部131が接続されている。ステアリング駆動制御部104には、ステアリング駆動部132が接続されている。手動/自動運転モード切替制御部105には、手動運転操作検知部133が接続されている。また、カーナビ機能部113には、カーナビ用データベース134が接続されている。さらに、音声入出力部122には、マイクロフォン135及びスピーカ136が接続されている。
A
無線通信部102は、この実施形態では、携帯電話網を通じて電話通信や電子メール通信などの通信を行う機能を備える。制御部101は、この無線通信部102を通じて、呼出者からの呼出要求を受けたときの処理を行う機能と、許可認証者(予定入力者)との通信路の生成を行って、第3の呼出者認証や、第3の乗車利用者認証を行うための処理機能を、ソフトウエア処理機能として備えている。
In this embodiment, the wireless communication unit 102 has a function of performing communication such as telephone communication and electronic mail communication through a mobile phone network. The
モータ駆動制御部103は、制御部101の制御の下に、この実施形態の電気自動車で構成される自動運転車1のモータ駆動部131への駆動信号の供給を制御して、自動運転車1の走行開始、走行速度制御(ブレーキ制御及びアクセル制御を含む)、走行停止などを制御するようにする。
Under the control of the
ステアリング駆動制御部104は、制御部101の制御の下に、この実施形態の自動運転車1のステアリング駆動部132への駆動制御信号の供給を制御して、自動運転車1の進路変更の制御をするようにする。
Under the control of the
手動/自動運転モード切替制御部105は、タッチパネル112を通じた選択操作入力に応じて、自動運転車1の運転モードを、手動運転モードと、自動運転モードとのいずれかに切り替える制御を行う。手動運転操作検知部133は、運転者によるアクセルペダル操作やブレーキペダル操作、シフトレバー操作さらにはステアリング操作の操作情報を受けて、その手動運転操作情報を手動/自動運転モード切替制御部105に供給する。
The manual / automatic operation mode switching control unit 105 performs control to switch the operation mode of the
手動/自動運転モード切替制御部105は、自動運転車1が手動運転モードのときには、この手動運転操作検知部133からの手動運転操作情報を、モータ駆動制御部103、ステアリング駆動制御部104に供給して、モータ駆動部131、ステアリング駆動部132を、運転者のペダル操作やシフトレバー操作、ステアリング操作(ハンドル操作)に応じて制御する。
The manual / automatic driving mode switching control unit 105 supplies the manual driving operation information from the manual driving
また、手動/自動運転モード切替制御部105は、自動運転車1が自動運転モードのときには、後述するようにして、レーダー群106、カメラ群107、センサ群108、周囲移動体把握部109の出力に基づいて制御部101で生成される自動運転操作情報を、モータ駆動制御部103、ステアリング駆動制御部104に供給して、モータ駆動部131、ステアリング駆動部132を、自動運転操作情報により駆動制御する。なお、自動運転モードにおいては、カーナビ機能部113において、運転者などにより設定された行先(目的地)に対する現在位置からの経路が探索され、その探索された経路に沿って走行するように制御される。
The manual / automatic driving mode switching control unit 105 outputs the outputs of the
レーダー群106は、自動運転車1の車両の周囲に存在する人や物との距離を測るためのもので、レーザー・レーダーやミリ波レーダーなどからなる。レーザー・レーダーは、例えば天井やバンパー付近に埋め込まれ、ミリ波レーダーは、例えば車両の前部及び後部に設けられている。レーザー・レーダーとミリ波レーダーの両方を備えてもよいし、一方のみであってもよい。また、マイクロ波レーダーなど、その他のレーダーを用いてもよい。さらに、レーダーと同様の目的でソナー(図示せず)を用いることができる。
The
カメラ群107は、自動運転車1の車内を撮影する1〜複数個のカメラと、自動運転車1の前方、側方、後方など、車外の周囲を撮影する1〜複数個のカメラとを含む。車内を撮影するカメラは、例えば運転席と助手席の間に設置されたバックミラー(後写鏡、ルームミラー)やフロントウインドウの上部などに取り付けられ、運転席に座った人物(運転者)の所作を撮影するカメラの他、助手席や、後部座席に座った乗車者(同乗者)の所作を撮影するためのカメラを含む。また、自動運転車1の周囲を撮影するカメラは、例えばバックミラーの左側方及び右側方に取り付けられ、自動運転車1の左前方及び右前方を主として撮影する2台のカメラ(ステレオカメラ)や、自動運転車1の例えばドアミラーまたはフェンダーミラーに取り付けられて左右の側方を撮影するカメラ、自動運転車1の後方を撮影するカメラなどを含む。
The
センサ群108は、ドアの開閉や窓の開閉を検知する開閉検知センサ、シートベルト着用を検出するためのセンサ、運転席や助手席などの座席に乗車者が着座したことを検知する着座センサなどの他、車外の近傍の人物を検知する人感センサ(赤外線センサ)や自動運転のための補助となる情報を取得するための各種センサからなる。自動運転のための補助となる情報を取得するための各種センサとしては、例えば車両やタイヤの振動を検出するための振動センサ、タイヤの回転数を検出する回転数センサ、方位を検出するための地磁気センサ、加速度を検出するための加速度センサ、角度や角速度を検出するためのジャイロセンサ(ジャイロスコープ)、などが含まれる。また、この実施形態では、センサ群108には、右ウインカーや左ウインカー(方向指示器)やハザードランプ(非常点滅灯)の点灯を検知するセンサも含まれている。
The
周囲移動体把握部109は、レーダー群106やセンサ群108、また、カメラ群107の撮像画像を用いて、自車の周囲の移動体(人物を含む)を把握するようにする。周囲移動体把握部109は、例えばベイズ理論に基づいた処理を行うことで、周囲の障害物や移動体を把握するようにする。
The surrounding moving
現在位置検出部110は、GPS衛星からの電波を受信して、自車の現在位置を検出する。現在位置検出部110は、GPS衛星からの電波により検出された位置の精度は悪いので、GPS衛星からの電波の受信で検出された現在位置の情報のみではなく、センサ群108に含まれる1〜複数個のセンサ及びレーダー群106、カメラ群107の撮像画像(ナビ機能を併用)などをも用いると共に、例えばベイズ理論に基づいた処理を行うことで、より精度の高い現在位置を検出確認するようにしている。
The
自動運転車1は、自動運転モードにおいては、現在位置検出部110や周囲移動体把握部109において、レーダー群106、カメラ群107、センサ群108、GPS衛星からの電波の受信で取得した位置情報などの各種情報、つまり、人間の目や耳から得る情報に対応する情報をベイズ理論により処理し、これに基づき、制御部101は、自車の進路変更や障害物の回避など知的な情報処理(人工知能)及び制御(人工知能)を行って、自動運転操作情報を生成する。
In the automatic driving mode, the
表示部111は、例えばLCD(Liquid Crystal Display;液晶ディスプレイ)からなる。タッチパネル112は、LCDからなる表示部111の表示画面の上に、指によるタッチ入力が可能なタッチセンサが重畳されて配設されたものである。表示部111の表示画面には、制御部101の制御に基づき、ソフトウエアボタン(キーボードの文字入力用ボタンを含む)を含む表示画像が表示される。そして、タッチパネル112は、表示画面に表示されているソフトウエアボタン上の指によるタッチを検出すると、そのタッチを制御部101に伝達する。これを受けた制御部101は、ソフトウエアボタンに対応する制御処理を実行するように構成されている。
The
カーナビ機能部113に接続されているカーナビ用データベース134には、国内の地図及び経路案内データが、予め格納されている。カーナビ機能部113は、カーナビ用データベース134に記憶されている地図や、経路案内データに基づいて、自動運転車1が指定された目的地まで移動するのを補助するように案内するための機能部である。この実施形態では、カーナビ機能部113は、手動運転モードと、自動運転モードとで、若干異なる処理をするように構成されている。
A
すなわち、手動運転モードにおいては、カーナビ機能部113は、表示部111の表示画面上において、目的地までの経路(ルート)を明示的に表示する地図上に、現在位置検出部110で検出確認されている自車位置を重畳表示した画像を表示すると共に、自車の移動に伴い、地図上の自車位置(現在位置)を移動させ、かつ、ルート上の交差点や分岐点など、経路案内が必要な箇所で音声案内をするようにする。これは、通常のカーナビ機能と同様である。
That is, in the manual operation mode, the car
一方、自動運転モードにおいては、カーナビ機能部113は、自車の現在位置が目的地までのルート上から離れているときには、その離間方向及び距離の情報を制御部101に通知すると共に、自車の現在位置が目的地までのルート上に在るときには、自車の移動に伴い、ルート上の交差点や分岐点などの手前で、ルートに沿った進路方向の変更指示情報を制御部101に通知するようにする。制御部101は、このカーナビ機能部113からの通知された情報と、現在位置検出部110の現在位置確認結果及び周囲移動体把握部109の把握結果とに基づいて、自車がルート上を指示された通りの進路をとって移動するように、モータ駆動制御部103を通じてモータ駆動部131を制御すると共に、ステアリング駆動制御部104を通じてステアリング駆動部132を制御するための自動運転操作情報を生成する。したがって、自動運転モードにおけるカーナビ機能部113及び制御部101による目的地までの経路案内により、乗車者が無人の状態においても、自動運転車1は、目的地まで移動することができる。
On the other hand, in the automatic driving mode, the car
利用予定登録者情報受付部114は、この実施形態の自動運転車1の利用を予定している家族構成員などの登録情報を利用予定登録者の情報として受け付けて、その受け付けた利用予定登録者の情報を利用予定登録者情報記憶部115に記憶する。
The use schedule registrant
すなわち、この実施形態の自動運転車1では、利用者が、例えば表示部111の表示画面に表示されている処理メニューの中から「利用予定登録者登録」の項目を選択すると、利用予定登録者情報受付部114が起動して、当該利用予定登録者の情報の登録モードとなる。ただし、利用予定登録者の登録モードは、例えば予め自動運転車1の所有者等により設定されたIDとパスワードにより認証が取れたときにのみ、可能とされている。
In other words, in the
そして、利用予定登録者情報記憶部115は、タッチパネル112を通じた利用者の入力操作により入力された利用予定登録者の情報を受け付けて、それを利用予定登録者情報記憶部115に格納する。
The use schedule registrant
利用予定登録者の情報としては、前述したように、顔画像、音声、指紋、静脈、虹彩などの生体情報、氏名、住所、生年月日、ID、パスワード、電話番号(携帯電話端末の電話番号)またはメールアドレスなどが記憶される。利用予定登録者の顔画像は、カメラ群107の内の所定のカメラで撮影されて記憶される。
As described above, the information of the registrant is as follows: biometric information such as face image, voice, fingerprint, vein, iris, name, address, date of birth, ID, password, phone number (phone number of mobile phone terminal) ) Or e-mail address is stored. The face image of the registrant is recorded by a predetermined camera in the
この実施形態では、利用予定登録者情報記憶部115に記憶された、登録された利用予定登録者の情報のうちの利用予定登録者の顔画像が、第1及び第2の乗車利用者認証のための認証参照用情報とされる。また、利用予定登録者情報記憶部115に記憶された利用予定登録者の登録情報のうちの携帯電話端末の電話番号が、第1及び第2の呼出者認証のための認証参照用情報とされると共に、第3の乗車利用者認証及び第3の呼出者認証の際に、認証許可者と通信路を接続するための接続情報とされる。
In this embodiment, the face image of the use plan registrant of the registered use plan registrant information stored in the use plan registrant
呼出者認証部116は、上述した第1の呼出者認証、第2の呼出者認証及び第3の呼出者認証を行う。この実施形態では、第1の呼出者認証における認証参照用情報としては、利用予定登録者情報記憶部115に記憶されている利用予定登録者の接続情報である携帯電話端末の電話番号が用いられる。また、第2の呼出者認証における認証参照用情報としては、後述する予定入力情報記憶部119に記憶される予定入力者の接続情報である携帯電話端末の電話番号が用いられる。そして、第3の呼出者認証における認証許可者の接続情報としては、後述する予定入力情報記憶部119に記憶される予定入力者の接続情報である携帯電話端末の電話番号が用いられる。もちろん、第1の呼出者認証、第2の呼出者認証及び第3の呼出者認証における認証許可者の接続情報は、携帯電話端末の電話番号に限らず、メールアドレスなどであってもよい。
The
乗車利用者認証部117は、上述した第1の乗車利用者認証、第2の乗車利用者認証及び第3の乗車利用者認証を行う。この実施形態では、第1の乗車利用者認証における認証参照用情報としては、利用予定登録者情報記憶部115に記憶されている利用予定登録者の顔画像が用いられる。また、第2の乗車利用者認証における認証参照用情報としては、後述する予定入力情報記憶部119に記憶される予定入力者の顔画像が用いられる。第3の乗車利用者認証における認証許可者の接続情報としては、後述する予定入力情報記憶部119に記憶される予定入力者の接続情報である携帯電話端末の電話番号が用いられる。
The boarding
再乗車予定情報受付部118は、この実施形態では、乗車中の乗車者が、利用予定登録者情報記憶部115に記憶されている利用予定登録者であるか否かを判断して、利用予定登録者であると判断した場合には、当該乗車者が自動運転車1のモータ駆動部131の駆動を停止して降車しようとした時に、その乗車者に対して再乗車の予定のリストの一覧を呈示すると共に、再乗車の予定の情報の選択入力を促す。
In this embodiment, the re-scheduling schedule
乗車者が、利用予定登録者情報記憶部115に記憶されている利用予定登録者であるか否かの判断は、この実施形態では、利用予定登録者情報記憶部115に記憶されている利用予定登録者の顔画像と、カメラ群107の内のカメラで撮影した乗車者の顔画像との照合結果から、再乗車予定情報受付部118が判断する。再乗車予定情報受付部118は、この判断で、乗車者が利用予定登録者ではないと判断したときには、再乗車の予定の情報の入力を促す処理は行わない。そして、再乗車予定情報受付部118は、この判断で、乗車者が利用予定登録者であると判断したときには、乗車者が利用予定登録者の内のいずれの利用予定登録者であるかを認識することになる。
In this embodiment, the determination as to whether or not the passenger is a use plan registrant stored in the use plan registrant
そして、再乗車予定情報受付部118は、利用予定登録者の一人である乗車者により選択入力された再乗車の予定の情報を受け付けて、その予定入力をした乗車者の情報(予定入力者の情報)と対応付けて、予定入力情報記憶部119に記憶する。
The re-training schedule
この予定入力者の情報としては、この実施形態では、第2の呼出者認証のための認証参照用情報と、第2の乗車者認証のための認証参照用情報と、第3の呼出者認証及び第3の乗車者認証の際の許可認証者である予定入力者の接続情報とされる。 In this embodiment, the scheduled input person information includes authentication reference information for second caller authentication, authentication reference information for second passenger authentication, and third caller authentication. And it is set as the connection information of the schedule input person who is the authorization authenticator at the time of the third passenger authentication.
この実施形態では、第2の呼出者認証のための認証参照用情報は、予定入力者の携帯電話端末の電話番号であり、第2の乗車者認証のための認証参照用情報は予定入力者の顔画像の情報であり、第3の呼出者認証及び第3の乗車者認証の際の許可認証者である予定入力者の接続情報は予定入力者の携帯電話端末の電話番号である。したがって、この実施形態では、入力された予定の情報と対応付けて記憶される予定入力者の情報は、予定入力者の顔画像の情報と、予定入力者が所持する携帯電話端末の電話番号とされる。 In this embodiment, the authentication reference information for the second caller authentication is the telephone number of the mobile phone terminal of the schedule input person, and the authentication reference information for the second passenger authentication is the schedule input person. The connection information of the schedule input person who is the authorized authenticator at the time of the third caller authentication and the third passenger authentication is the telephone number of the schedule input person's mobile phone terminal. Therefore, in this embodiment, the schedule input person information stored in association with the inputted schedule information includes the face image information of the schedule input person, and the telephone number of the mobile phone terminal possessed by the schedule input person. Is done.
そして、この予定入力者の情報は、再乗車予定情報受付部118が上述のようにして認識した利用予定登録者の情報を、利用予定登録者情報記憶部115から抽出して、予定入力情報記憶部119に予定の情報と対応付けて記憶する。
The information on the schedule input person is extracted from the use schedule registrant
この実施形態では、再乗車予定情報受付部118は、利用予定登録者情報記憶部115に記憶されている利用予定登録者が複数人のときにのみ、降車時における再乗車の予定の情報の入力を促すようにする。このようにするのは、利用予定登録者が一人のときには、通常、他の利用予定登録者の利用はないので、乗車者の降車の都度、再乗車の予定を問い合わせるのは、乗車者にとって煩雑となってしまうのを回避するためである。
In this embodiment, the re-training schedule
なお、例えば表示部111の表示画面に表示されている処理メニューの中から「再乗車の予定の入力」の項目を選択することで、利用予定登録者が一人であるか否かに関係なく、乗車者が再乗車の予定を入力するように構成してもよい。その場合には、乗車者は、降車時ではなく、乗車中に、再乗車の予定の情報を入力することもできる。また、この実施形態では、再乗車の予定の情報の一覧リストを呈示して、その中から予定の選択入力を受け付けるようにしたが、乗車者により直接、文字入力や音声入力などにより、再乗車の予定の情報の入力を受け付けるように構成するようにしても勿論よい。
In addition, for example, by selecting the item of “input of a re-boarding schedule” from the processing menu displayed on the display screen of the
そして、この実施形態では、再乗車予定情報受付部118は、乗車者が自車から降車したことを確認したときには、予定入力情報記憶部119に記憶した予定の情報を有効とするようにする。乗車者の降車の確認は、例えば、車内を撮影する1または複数のカメラの撮影画像などから乗車者が車内に居なくなったことを検出すると共に、センサ群108の内のドアセンサの開閉を検知することにより行う。
In this embodiment, the re-boarding schedule
降車後振る舞い処理部120は、この実施形態では、乗車者による自動運転車1がすべき降車後振る舞いの設定を受け付けて、受け付けた設定情報を内蔵する記憶部(図示は省略)に記憶する。この実施形態では、降車後振る舞い記憶部121には、予め利用者によって予定される降車後振る舞いが登録されて記憶されている。降車後振る舞い処理部120は、この降車後振る舞い記憶部121に記憶されている降車後振る舞いのリストを利用者に呈示し、そのリストの中から、乗車者により選択設定された降車後振る舞いの情報の設定を受け付ける。
In this embodiment, the
なお、降車後振る舞い設定用の入力方法としては、音声による各降車後振る舞いの読み上げ入力とすることもできる。制御部101は、そのための音声認識機能を備えているものである。前述した再乗車予定情報受付部118が再乗車の予定の入力を受け付ける場合に、この実施形態のような予定の情報の一覧リストではなく、直接的な予定の入力を行うように構成する場合には、この制御部101の音声認識機能を用いて、対話形式により再乗車の予定の情報の入力を受け付けるように構成することもできる。
In addition, as an input method for setting the behavior after getting off, it is also possible to use voice to read out the behavior after getting off. The
そして、降車後振る舞い処理部120は、乗車者の降車後の自車についての振る舞いを、受け付けた降車後振る舞いに基づいて実行する。この場合に、再乗車予定情報受付部118が入力された予定の情報を有効にする場合と同様にして、乗車者が降車して自車内に乗車者が存在しないことを確認して、受け付けた降車後振る舞いに基づいた処理を実行する。なお、乗車者が降車後振る舞い設定をしない場合、予め記憶されている所定の降車後振る舞いを自動的に設定し、それを実行するようにしてもよい。
Then, the
音声入出力部122は、マイクロフォン135で収音した音声を取り込んで、例えば制御部101が備える音声認識処理機能のためにシステムバス100に送出するようにする。また、音声入出力部122は、図示は省略するが、外部に放音する音声メッセージデータを記憶するメモリを内蔵すると共に、そのメモリから読み出された音声メッセージデータを、アナログ音声信号に変換する音声合成器やD−A変換器を内蔵している。そして、音声入出力部122は、制御部101の制御により選択された音声メッセージを、スピーカ136に供給して、音声として外部に放音するようにする。記憶する音声メッセージとしては、後述するように、例えば「再乗車の予定を入力して下さい」などの再乗車の予定の入力を促すメッセージや、「利用予定登録者の登録をしますか?」などの問い合わせメッセージや、「認証しました。」、「認証できませんでした。」などの通知メッセージ、降車後振る舞い設定入力を受け付ける際の対話型メッセージなどが用意されている。
The voice input / output unit 122 takes in the voice collected by the
そして、上述の実施形態の自動運転車1においては、呼出者認証部116及び乗車利用者認証部117における上述した認証モードをオンにするか、オフにするか、また、再乗車予定情報受付部118における受け付け処理をオンにするか、オフにするかの設定が、タッチパネル112を通じて行えるように構成されている。ただし、当該オン、オフ設定は、例えば予め自動運転車1の所有者等により設定されたIDとパスワードにより認証が取れたときにのみ、可能とされている。そして、認証モードのオン、オフの設定は、第1の呼出者認証、第2の呼出者認証、第3の呼出者認証、第1の乗車利用者認証、第2の乗車利用者認証、第3の乗車利用者認証、のそれぞれについて可能とすることもできるが、以下に説明する実施形態では、認証モードのオン、オフは、第1の呼出者認証、第2の呼出者認証、第3の呼出者認証、第1の乗車利用者認証、第2の乗車利用者認証、第3の乗車利用者認証、の全てについてのオン、オフの設定とされている。
In the
以上のように、自動運転車1の電子制御回路部10は構成されるが、図1に示した各処理ブロックのうち、モータ駆動制御部103、ステアリング駆動制御部104、手動/自動運転モード切替制御部105、周囲移動体把握部109、現在位置検出部110、カーナビ機能部113、利用予定登録者情報受付部114、呼出者認証部116、乗車利用者認証部117、再乗車予定情報受付部118、降車後振る舞い処理部120、音声入出力部122、の各処理機能は、制御部101がプログラムを実行することで行うソフトウエア処理として実現することができる。
As described above, the electronic
[第1の実施形態の自動運転車1での処理動作の例]
次に、自動運転車1に乗車していた乗車者が降車をしようとする際における自動運転車1の制御部101の処理動作の例の概要について説明する。
[Example of processing operation in the
Next, an outline of an example of the processing operation of the
この実施形態では、自動運転車1に乗車していた乗車者が降車をしようとすると、自動運転車1は、乗車者に対して、必要に応じて再乗車の予定の入力を促すと共に、降車後振る舞いを設定するかどうかの問い合わせをする。そして、必要に応じて、乗車者の予定の情報を受け付けると共に、乗車者による降車後振る舞いの設定入力を受け付け、乗車者の降車後に、受け付けた再乗車の予定の情報及び降車後振る舞いに応じた処理を行う。
In this embodiment, when a passenger who has been in the
図3は、乗車者が降車するときの自動運転車1の電子制御回路部10の制御部101が実行する処理動作の流れの例を説明するためのフローチャートである。なお、この図3のフローチャートにおける各ステップの処理は、再乗車予定情報受付部118、降車後振る舞い処理部120の各処理機能を、制御部101がプログラムを実行することで行うソフトウエア処理として実現するようにした場合として説明する。
FIG. 3 is a flowchart for explaining an example of the flow of processing operations executed by the
制御部101は、自車のモータ駆動部131の駆動が停止させられたか否か判別する(ステップS1)。このステップS1で、モータ駆動部131の駆動は停止してはいないと判別したときには、制御部101は、走行時に必要な制御を継続し(ステップS2)、その後、ステップS1に戻る。
The
ステップS1で、モータ駆動部131の駆動は停止させられたと判別したときには、一般的には、乗車者は降車すると予想されることから、制御部101は、乗車者の降車の前に、再乗車の予定の情報の入力を受け付けるかどうかの判定をするための処理を行う。すなわち、制御部101は、利用予定登録者情報記憶部115を参照して、登録されている利用予定登録者は一人であるか否か判別し(ステップS3)、一人であると判別したときには、図4のステップS11以降の、後述する降車後振る舞いの設定入力のための処理ルーチンに移行する。
When it is determined in step S1 that the driving of the
また、ステップS3で、登録されている利用予定登録者は複数人であると判別したときには、制御部101は、降車しようとしている乗車者の顔画像をカメラ群107のいずれかで撮影し、その顔画像と、利用予定登録者情報記憶部115に記憶されている利用予定登録者の顔画像と比較参照することで、降車しようとしている乗車者は利用予定登録者であるか否かを判別する(ステップS4)。
In step S3, when it is determined that there are a plurality of registered users who are scheduled to use, the
ステップS4で、降車しようとしている乗車者は利用予定登録者ではないと判別したときには、制御部101は、図4のステップS11以降の、後述する降車後振る舞いの設定入力のための処理ルーチンに移行する。
When it is determined in step S4 that the rider who is about to get off is not a use schedule registrant, the
また、ステップS4で、降車しようとしている乗車者は利用予定登録者であると判別したときには、制御部101は、再乗車の入力を促すメッセージをスピーカ136から音声メッセージとして放音すると共に、表示部111の表示画面に表示し、更に、この実施形態では、表示部111の表示画面に、選択可能な再乗車の予定の一覧リストを表示する(ステップS5)。
In step S4, when it is determined that the rider who is about to get off is a use schedule registrant, the
図5に、表示部111の表示画面111Dに表示される再乗車の予定の一覧リストの一例を示す。この図5の再乗車の予定の一覧リストにおいては、予定1〜予定4までの4種の予定の選択入力が可能とされている。
FIG. 5 shows an example of a list of re-boarding schedules displayed on the
予定1は、降車しようとしている乗車者が、再乗車の予定があると共に、他の利用予定登録者の利用を禁止したいという場合に選択される予定である。降車しようとしている乗車者が、所要のために自動運転車1を降車後も独占的に利用したい場合に、この予定1が選択される。
予定2は、降車しようとしている乗車者による再乗車の予定はあるが、他の利用予定登録者による利用の要求があれば、予定入力者の承認を得た後、それを許可するという内容の予定である。
In
予定3は、降車しようとしている乗車者による再乗車の予定はあるが、他の利用予定登録者による利用の要求があれば、予定入力者の承認を得ずに、それを許可するという内容の予定である。
In
予定4は、降車しようとしている乗車者による再乗車の予定はなく、自動運転車1の降車時点で利用は一応終了となるという内容の予定である。
Schedule 4 is a schedule with the content that there is no plan to re-ride by the passenger who is going to get off, and that the use of the self-driving
降車しようとしている乗車者は、予定1〜予定4の内のいずれかのチェックボックスにチェックマークを入力し、確定アイコンボタン141を操作することで、予定の情報の選択入力を確定する。
The rider who is about to get off enters a check mark in any of the
なお、再乗車の予定については、上述のように再乗車の予定の一覧リストから選択入力する場合に限らず、乗車者が音声入力や文字入力などで、予定を入力できるようにしてもよい。 Note that the re-boarding schedule is not limited to the case of selecting and inputting from the list of re-boarding schedules as described above, but the rider may be able to input the schedule by voice input or character input.
制御部101は、チェックマーク及び確定アイコンボタン141の操作を受け付けたか否かにより、降車しようとしている乗車者による予定の情報の選択入力を受け付けたか否か判別し(ステップS6)、受け付けたと判別したときには、選択入力された予定の情報(例えば予定番号)と予定入力者の情報とを対応付けて、予定入力情報記憶部119に記憶する(ステップS7)。この場合に、制御部101は、予定入力者の情報は、ステップS4で認識した利用予定登録者の情報(この実施形態では顔画像の情報と携帯電話端末の電話番号)を、利用予定登録者情報記憶部115から抽出して取得する。このステップS7の次には、図4のステップS11以降の、後述する降車後振る舞いの設定入力のための処理ルーチンに移行する。
The
図4のステップS11では、降車後振る舞い設定をするかどうかの問い合わせのメッセージを表示部111の表示画面に表示すると共に、スピーカ136を通じて音声として放音する。
In step S <b> 11 of FIG. 4, a message for inquiring whether or not to set behavior after getting off is displayed on the display screen of the
制御部101は、ステップS11における問い合わせに対する乗車者からの回答を監視して判別し(ステップS12)、乗車者が降車後振る舞い設定をしないと回答したと判別したときには、この図3及び図4の処理ルーチンを終了する。この場合、自動運転車1は乗車者が降車した位置で、モータ駆動部131を停止したまま、停止中の処理として必要な部位への給電を維持しつつ電源もオフとする。また、乗車者が降車後振る舞い設定をしない場合における所定の振る舞いを予め設定し、それを実行するようにしてもよい。
The
ステップS12で、乗車者が降車後振る舞い設定をすると回答したと判別したときには、制御部101は、降車後振る舞い記憶部119に記憶されている降車後振る舞いを、例えば図6に示すようなリストとして表示部111の表示画面に表示する(ステップS13)。
When it is determined in step S12 that the passenger has answered that the behavior setting after getting off is made, the
図6のリストの例の各降車後振る舞いの例について説明する。 An example of behavior after each getting off in the example of the list of FIG. 6 will be described.
「既定の駐車場へ移動」は、乗車者が降車した後、予め登録されている既定の駐車場へ自動運転車1が移動するようにするもので、駐車場への移動により降車後振る舞いは終了となる。ここで、既定の駐車場としては、複数の駐車場を登録することができ、「自宅の駐車場」、「会社の駐車場」、「契約駐車場」などを登録することができる。駐車場の登録は、その位置情報と、「自宅の駐車場」、「会社の駐車場」、「契約駐車場」などの駐車場の名称(種別)とを記憶することを意味している。乗車者は、降車後振る舞いとしてこの「既定の駐車場へ移動」を選択設定するときには、既定の駐車場の名称も併せて選択設定するものである。なお、既定の駐車場については、名称に限らず、住所などの地名で選択できるようにしてもよい。
“Move to the default parking lot” is to make the
「近隣の駐車場で呼ぶまで待機」は、自動運転車1が乗車者の降車位置近傍の駐車場を検索して、その駐車場で待機し、その後、乗車者が、携帯電話端末で、自動運転車1の無線通信部102を通じて呼び出しの電話通信をすると、その呼び出しに応じて、自動運転車1は、利用者が降車した場所に戻るようにするものである。
“Wait until you call at a nearby parking lot” means that the self-driving
「ここで待機」は、自動運転車1は、乗車者が降車した場所で、そのまま待機するものである。もちろん、降車した場所が駐車禁止の場所であれば、自動運転車1は、近くの駐車可能な場所へ移動して待機する。この場合、自動運転車1は、移動した旨と移動先を乗車者に通知する。
“Wait here” means that the
「地点Aで待機」は、自動運転車1は、利用者が指定した場所で待機して、利用者の再乗車を待つものである。地点Aは、利用者により降車時に指定される。この地点Aは、予め登録してある地点の中から設定してもよいし、例えば地図上において指定したり、住所を入力して指定したり、特定可能な建物名などを指定したりするようにしてもよい。また、緯度と経度の二次元座標(または標高を加えて三次元座標)でしてもよい。さらに、地点Bが電話番号で特定できる場合は、電話番号を入力して指定してもよい。
“Stand-by at point A” means that the
次に、図4のフローチャートの説明に戻ると、制御部101は、タッチパネル112を通じた乗車者の入力操作を監視して、表示画面に表示されているリストからの降車後振る舞いの選択操作の受け付けを待つ(ステップS14)。このステップS14で、リストからの降車後振る舞いの選択操作を受け付けたと判別したときには、制御部101は、その選択された降車後振る舞いを受け付けるための処理を行う(ステップS15)。
Next, returning to the description of the flowchart of FIG. 4, the
次に、制御部101は、選択された降車後振る舞いを受け付けるための処理を完了したか否か判別し(ステップS16)、選択された降車後振る舞いを受け付けるための処理を完了したと判別したときには、乗車者により選択された降車後振る舞いの選択情報及びそれに付随する情報を記憶する(ステップS17)。
Next, the
次に、制御部101は、ドアセンサなどにより乗車者の降車を確認すると共に、乗車者の有無を判別する(ステップS18)。この乗車者の有無は、自動運転車1の座席に設けられている重量センサなどからなる着座センサや、ハンドルに人がタッチしたか否かを判別するタッチセンサ、また、カメラ群107の内の乗車者を撮影するためのカメラの撮像画像から判別する。そして、乗車者が存在しているときには、当該乗車者が降車するのを待ち、ステップS18で乗車者が降車して居なくなったことを判別すると、制御部101は、記憶した選択された降車後振る舞いを実行するようにすると共に、予定入力情報記憶部119に記憶した予定の情報を有効とする(ステップS19)。このステップS19において、自動運転車1が走行して移動する場合には、自動運転車1は、自動運転モードにより自律走行するものである。
Next, the
次に、第1の実施形態の自動運転車1において、呼出者認証部116及び乗車利用者認証部117における認証処理動作について、以下に説明する。以下の説明においては、制御部101が、図2に示した各ブロックのうち、モータ駆動制御部103、ステアリング駆動制御部104、手動/自動運転モード切替制御部105、周囲移動体把握部109、現在位置検出部110、カーナビ機能部113、呼出者認証部116、乗車利用者認証部117、音声入出力部122、の各処理機能をソフトウエア処理として実現した場合として説明する。
Next, authentication processing operations in the
<呼出対応処理>
図7及びその続きである図8、図9は、自動運転車1に呼び出しの着信があった場合における制御部101の処理動作(呼出者認証部116の処理内容部分を含む)の流れの例を説明するためのフローチャートを示す図である。この実施形態では、前述したように、自動運転車1を呼び出すための呼出要求は、予め、専用のアプリケーションプログラムをインストールしている携帯電話端末から、当該アプリケーションプログラムを起動させて行うようにする。この場合に、携帯電話端末からの自動運転車1宛ての送信信号には、呼出要求であることと、待ち受け場所として、携帯電話端末で測位された現在位置の情報が含まれる。
<Call processing>
FIG. 7 and subsequent FIGS. 8 and 9 are examples of the flow of the processing operation of the control unit 101 (including the processing content portion of the caller authentication unit 116) when the
制御部101は、無線通信部102からの着信通知を監視して、着信を検出したか否か判別し(ステップS21)、着信を検出してはいないと判別したときには、必要なその他の処理を行い(ステップS22)、その後、処理をステップS21に戻す。
The
ステップS21で、着信を検出したと判別したときには、自動応答し(ステップS23)、制御部101は、当該着信は、呼出要求であるか否か判別し(ステップS24)、呼出要求でないと判別したときには、処理を、その着信についての対応処理ルーチンに進める(ステップS25)。
When it is determined in step S21 that an incoming call has been detected, an automatic response is made (step S23), and the
ステップS24で、着信は、呼出要求であると判別したときには、制御部101は、第1の呼出者認証をする。すなわち、制御部101は、この例では、利用予定登録者情報記憶部115に記憶された利用予定登録者の携帯電話端末の電話番号と、着信した相手の電話番号とを比較参照し(ステップS26)、一致しているかどうかを判別して(ステップS27)、第1の呼出者認証を行う。
When it is determined in step S24 that the incoming call is a call request, the
そして、ステップS27で、電話番号が不一致と判定されて、第1の呼出者認証ができなかったときには、制御部101は、呼び出しを拒否して、呼出者に対して、「呼出認証ができませんでしたので、呼び出しを拒否します。」などの音声メッセージを送り、接続された通話路を切断して(ステップS28)、この処理ルーチンを終了する。
In step S27, when it is determined that the telephone numbers do not match and the first caller authentication cannot be performed, the
一方、ステップS27で、電話番号の一致が確認できて、第1の呼出者認証ができたときには、制御部101は、予定入力情報記憶部119に有効な再乗車についての予定の情報が存在するか否か判別する(ステップS29)。このステップS29で、有効な予定の情報が存在すると判別したときには、制御部101は、予定入力情報記憶部119に記憶されている予定の情報の入力者(予定入力者)の接続情報としての携帯電話端末の電話番号と、着信した相手の電話番号とを比較参照し(ステップS30)、一致しているかどうかを判別して(ステップS31)、第2の呼出者認証を行う。
On the other hand, when it is confirmed in step S27 that the telephone numbers match and the first caller authentication is completed, the
そして、ステップS31で、電話番号が一致して第2の呼出者認証ができたときには、図8のステップS41に進み、このステップS41以降の呼び出しに応じた処理を行う。ステップS29で有効な予定の情報が存在しなかったと判別したときにも、図8のステップS41に進み、このステップS41以降の呼び出しに応じた処理を行う。 In step S31, when the telephone numbers match and the second caller authentication can be performed, the process proceeds to step S41 in FIG. 8, and processing corresponding to the call after step S41 is performed. Even when it is determined in step S29 that there is no valid scheduled information, the process proceeds to step S41 in FIG. 8, and processing corresponding to the call after step S41 is performed.
ステップS41においては、呼び出しに応じる旨を呼出者に通知する。そして、制御部101は、呼出者から送られてきている待ち受け場所の位置情報を抽出して取得する(ステップS42)。次に、制御部101は、カーナビ機能部113の機能により、カーナビ用データベース134のデータを用いて、待ち受け場所までの経路を探索し、当該待ち受け場所までの移動にかかる所要時間を予測計算する(ステップS43)。次に、制御部101は、予測計算した所要時間を、無線通信部102を通じて呼出者に送信する(ステップS44)。次に、制御部101は、呼出者との通信を切断すると共に、待ち受け場所までの移動制御ルーチンを起動して(ステップS45)、この処理ルーチンを終了する。
In step S41, the caller is notified that the call is accepted. And the
また、ステップS31で、電話番号が不一致と判定されて、第2の呼出者認証ができなかったときには、制御部101は、次のようにして、第3の呼出者認証を行う。すなわち、制御部101は、予定入力情報記憶部119に記憶されている予定の情報を参照し(図9のステップS51)、記憶されている予定の情報は、予定入力者以外の利用可能性を肯定している情報であるか否か判別する(ステップS52)。
If it is determined in step S31 that the telephone numbers do not match and the second caller authentication cannot be performed, the
記憶されている予定の情報が例えば図5の例の予定1で、他者の利用が禁止されているときには、このステップS52では、記憶されている予定の情報が予定入力者以外の利用可能性を肯定してはいないとして、制御部101は、呼び出しを拒否する(ステップS53)。このステップS53では、制御部101は、呼出者に対して、「呼出認証ができませんでしたので、呼び出しを拒否します。」などの音声メッセージを送り、接続された通話路を切断する。このステップS53の処理終了後、制御部101は、この処理ルーチンを終了する。
When the stored schedule information is, for example,
また、記憶されている予定の情報が例えば図5の例の予定2、予定3、予定4のいずれかで、他者の利用が禁止されていない場合には、このステップS52では、記憶されている予定の情報は、予定入力者以外の利用可能性を肯定していると判別し、制御部101は、呼出者の呼び出しに応じるには予定入力者の承認が必要であるか否か判別する(ステップS54)。
Further, if the stored schedule information is, for example,
そして、ステップS54で、記憶されている予定の情報が例えば図5の例の予定3、予定4のいずれかであって、予定入力者の承認が不要であると判別したときには、制御部101は、予定入力者の接続情報を予定入力情報記憶部119から取得して、予定入力者との間に通信路を接続して、他の利用予定登録者の呼び出しに応じる旨を通知する(ステップS55)。その後、制御部101は、処理を図8のステップS41に進め、このステップS41以降の前述した呼び出しに応じた処理を行う。
When it is determined in step S54 that the stored schedule information is, for example,
また、ステップS54で、記憶されている予定の情報が例えば図5の例の予定2であって、予定入力者の承認が必要であると判別したときには、制御部101は、予定入力者の接続情報を予定入力情報記憶部119から取得して、予定入力者との間に通信路を接続し、予定入力者に対して他の利用予定登録者の利用の可否を問い合わせる(ステップS56)。そして、制御部101は、予定入力者からの他の利用予定登録者の利用の可否についての回答の受信を待ち(ステップS57)、予定入力者からの回答の受信を判別したときには、当該回答が他の利用予定登録者の利用を許可しているか否か判別する(ステップS58)。
If it is determined in step S54 that the stored schedule information is, for example,
このステップS58で、予定入力者からの回答が他の利用予定登録者の利用を許可していると判別したときには、制御部101は、処理を図8のステップS41に進め、このステップS41以降の前述した呼び出しに応じた処理を行う。また、ステップS58で、予定入力者からの回答が他の利用予定登録者の利用を許可していないと判別したときには、制御部101は、処理をステップS53に進め、呼出者の呼び出しを拒否して、この処理ルーチンを終了する。
In step S58, when it is determined that the answer from the schedule input person permits the use of another scheduled use registrant, the
<呼出移動制御>
次に、図8のステップS45で起動された呼出移動制御ルーチンの例を、図10を参照しながら説明する。
<Call movement control>
Next, an example of the call movement control routine activated in step S45 of FIG. 8 will be described with reference to FIG.
制御部101は、まず、ステップS42で取得して待ち受け場所の位置情報により示される場所を目的地とすると共に、出発地を現在位置として、カーナビ機能部113の機能により経路探索を実行し、その結果得られた探索結果の移動経路(ルート)に沿ったナビゲーション(案内)を開始する(ステップS61)。
First, the
そして、制御部101は、移動中の現在位置を確認しながら、目的地に到着したか否か判別し(ステップS62)、目的地に到着していないと判別したときには、予測した待ち受け場所までの移動にかかる所要時間に対して、例えば10分以上の大幅な遅れが生じているか否か判別し(ステップS63)、大幅な遅れが生じていなければ、処理をステップS62に戻し、このステップS62以降の処理を繰り返す。ステップS63で、大幅な遅れを生じていると判別したときには、所要時間を再計算すると共に、呼出者との間に通信路を再生成して、その計算結果を呼出者に通知する(ステップS64)。そして、制御部101は、処理をステップS62に戻し、このステップS62以降の処理を繰り返す。
Then, the
ステップS62で、目的地(待ち受け場所)に到着したと判別したときには、制御部101は、当該待ち受け場所に停車して、呼出乗車制御ルーチンを起動する(ステップS65)。そして、制御部101は、この呼出移動制御ルーチンを終了する。
When it is determined in step S62 that the vehicle has arrived at the destination (waiting place), the
<乗車利用者制御>
次に、自動運転車1に乗車しようとする利用者(乗車利用者)に関する乗車利用者制御処理ルーチン(乗車利用者認証部117の処理内容部分を含む)の例を、図11及びその続きである図12、図13を参照しながら説明する。この乗車利用者制御ルーチンは、前述した呼出制御ルーチンにより、指定された待ち合わせ場所に移動してきた自動運転車1の場合には、前述のステップS45で起動される呼出乗車制御ルーチンに対応する。しかし、この乗車利用者ルーチンは、前述した呼出制御ルーチンが行われた後に実行される場合のみならず、乗車利用者が呼び出しをすることなく、乗車しようとする場合にも実行されるものである。
<Ride user control>
Next, an example of a riding user control processing routine (including a processing content portion of the riding user authentication unit 117) regarding a user (ride user) who is going to get on the
制御部101は、乗車しようとする利用者(乗車利用者)を検知するのを監視して、乗車利用者を検知するのを待つ(ステップS71)。このステップS71で、乗車利用者を検知したときには、制御部101は、乗車利用者の顔画像をカメラ群107のうちの所定のカメラで撮影する(ステップS72)。
The
次に、制御部101は、第1の乗車利用者認証を行う。すなわち、この例においては、利用予定登録者情報記憶部115に記憶されている利用予定登録者の顔画像と、乗車利用者の顔画像とを比較参照し(ステップS73)、両顔画像が一致しているか否か判別する(ステップS74)。
Next, the
ステップS74で、顔画像が不一致であって、第1の利用者認証ができなかったと判別したときには、制御部101は、認証ができなかったことにより、自車(自動運転車1)を走行不可状態にロックして、当該乗車利用者による利用(運転)ができない不許可状態にする(図12のステップS81)。
If it is determined in step S74 that the face images are inconsistent and the first user authentication cannot be performed, the
そして、制御部101は、乗車利用者に対して、認証ができなかった旨と、降車を促す音声メッセージを、例えば音声合成により生成して、スピーカ136を通じて放音して乗車利用者に通知する(ステップS82)。
And the
次に、制御部101は、乗車利用者の降車が確認できたか否か判別し(ステップS83)、このステップS83で、乗車利用者の降車が確認できていないと判別したときには、制御部101は、当該ステップS83の処理を継続する。このステップS83で、乗車利用者の降車が確認できたと判別したときには、次に利用予定登録者が乗車利用者となるまで、自車を走行不可状態にロックした状態を維持する(ステップS84)。以上で、制御部101は、この乗車利用者の処理ルーチンを終了する。
Next, the
そして、ステップS74で顔画像が一致したと判別されて、第1の乗車利用者認証ができたと判別したときには、制御部101は、予定入力情報記憶部119に有効な再乗車についての予定の情報が存在するか否か判別する(ステップS75)。このステップS75で、有効な予定の情報が存在すると判別したときには、制御部101は、予定入力情報記憶部119に記憶されている予定の情報の入力者(予定入力者)の顔画像と、乗車利用者の顔画像とを比較参照し(ステップS76)、一致しているかどうかを判別して(ステップS77)、第2の乗車利用者認証を行う。
When it is determined in step S74 that the face images match and it is determined that the first boarding user authentication has been performed, the
そして、ステップS77で、顔画像が一致して第2の呼出者認証ができたときには、乗車利用者による自車の利用を許可する状態にする(ステップS78)。この場合に、ステップS78では、乗車利用者に利用を許可する旨の通知をすると共に、参照した予定入力情報記憶部119に記憶されている予定の情報は、この例では消去することで、無効とする。もちろん、前記予定の情報を消去せず、無効のマークなどを付けて保存してもよい。
When the face image matches and the second caller authentication can be performed in step S77, the use of the vehicle by the passenger is permitted (step S78). In this case, in step S78, the passenger is notified that the use is permitted, and the schedule information stored in the referenced schedule input
また、ステップS77で、顔画像が不一致と判定されて、第2の乗車利用者認証ができなかったときには、制御部101は、次のようにして、第3の乗車利用者認証を行う。すなわち、制御部101は、予定入力情報記憶部119に記憶されている予定の情報を参照し(図13のステップS91)、記憶されている予定の情報は、予定入力者以外の利用可能性を肯定している情報であるか否か判別する(ステップS92)。
If it is determined in step S77 that the face images do not match and the second boarding user authentication cannot be performed, the
記憶されている予定の情報が例えば図5の例の予定1で、他者の利用が禁止されているときには、このステップS92では、記憶されている予定の情報が予定入力者以外の利用可能性を肯定してはいないとして、制御部101は、処理を図12のステップS81に移行し、このステップS81以降の乗車利用者の利用を拒否する処理を実行する。この場合に、ステップS82では、制御部101は、乗車利用者に対して、「乗車利用認証ができませんでしたので、利用を拒否します。」などの音声メッセージを送り、接続された通話路を切断する。
If the stored schedule information is, for example,
また、記憶されている予定の情報が例えば図5の例の予定2、予定3、予定4のいずれかで、他者の利用が禁止されていない場合には、このステップS92では、記憶されている予定の情報は、予定入力者以外の利用可能性を肯定していると判別し、制御部101は、乗車利用者の利用要求に応じるには予定入力者の承認が必要であるか否か判別する(ステップS93)。
If the stored schedule information is, for example,
そして、ステップS93で、記憶されている予定の情報が例えば図5の例の予定3、予定4のいずれかであって、予定入力者の承認が不要であると判別したときには、制御部101は、予定入力者の接続情報を予定入力情報記憶部119から取得して、予定入力者との間に通信路を接続して、自車を他の利用予定登録者の利用に供する旨を通知する(ステップS94)。その後、制御部101は、処理を図11のステップS78に進め、乗車利用者による利用を許可する状態にすると共に、予定入力情報記憶部119に記憶されている有効であった再乗車の予定の情報を例えば消去して無効にする。
When it is determined in step S93 that the stored schedule information is, for example,
また、ステップS93で、記憶されている予定の情報が例えば図5の例の予定2であって、予定入力者の承認が必要であると判別したときには、制御部101は、予定入力者の接続情報を予定入力情報記憶部119から取得して、予定入力者との間に通信路を接続し、予定入力者に対して他の利用予定登録者の利用の可否を問い合わせる(ステップS95)。そして、制御部101は、予定入力者からの他の利用予定登録者の利用の可否についての回答の受信を待ち(ステップS96)、予定入力者からの回答の受信を判別したときには、当該回答が他の利用予定登録者の利用を許可しているか否か判別する(ステップS97)。
If it is determined in step S93 that the stored schedule information is, for example,
このステップS97で、予定入力者からの回答が他の利用予定登録者の利用を許可していると判別したときには、制御部101は、処理を図11のステップS78に進め、乗車利用者による利用を許可する状態にすると共に、予定入力情報記憶部119に記憶されている有効であった再乗車の予定の情報を例えば消去して無効にする。また、ステップS97で、予定入力者からの回答が他の利用予定登録者の利用を許可していないと判別したときには、制御部101は、処理を図12のステップS81に移行し、このステップS81以降の乗車利用者の利用を拒否する処理を実行する。この場合に、ステップS82では、制御部101は、乗車利用者に対して、「乗車利用認証ができませんでしたので、利用を拒否します。」などの音声メッセージを送り、接続された通話路を切断する。
If it is determined in step S97 that the answer from the schedule input person permits the use of another use schedule registrant, the
[上記の実施形態の効果]
以上説明した実施形態の自動運転車1においては、乗車者が入力した再乗車の予定の情報に基づいて、自車の呼び出しをしようとする利用者(呼出者)についての認証を行うとと共に、乗車しようとする利用者(乗車利用者)についての認証を行うようにしたので、再乗車の予定を入力した予定入力者の再乗車の都合に応じた呼出者認証及び乗車利用者認証をすることができる。
[Effect of the above embodiment]
In the
そして、次に利用(乗車)しようとする者との調整がスムーズにでき、セキュリティー上も安全性の向上を図ることができるという顕著な効果を奏する。 And the adjustment with the person who is going to use (rides) next can be performed smoothly, and there is a remarkable effect that the safety can be improved.
[上記の実施形態の変形例]
なお、上述の実施形態では、自動運転車1は、家族や親族などが共用する自家用車の場合について説明したが、自動運転車1は、自家用車に限られるものではなく、会社の社員が共用する社用車や、地方公共団体に属する構成員が共用する公用車あるいはその他の団体が共用する自動車であってもよい。
[Modification of the above embodiment]
In the above-described embodiment, the case where the self-driving
また、上述の実施形態では、呼出者認証及び乗車利用者認証において、有効とされている予定の情報が記憶されていない場合においては、利用予定登録者ではないと判断されたときには、呼び出しや乗車を禁止するようにした。しかし、呼出者及び乗車しようとする利用者が、利用予定登録者ではないと判断されたときに、自動運転車1の所有者などの許可認証者に、呼び出しや乗車を許可させてもよいかどうかを問い合わせて、その問い合わせに応じた回答に基づいて呼び出しや、乗車を許可するようにしてもよい。
In the above-described embodiment, in the case where caller authentication and boarding user authentication do not store valid schedule information, if it is determined that the user is not a use schedule registrant, call or boarding Banned. However, when it is determined that the caller and the user who is about to get on are not registered users, may an authorization certifier such as the owner of the
また、以上の例では、自動運転車1は、第1の呼出者認証や第1の乗車利用者認証において、呼出者や乗車利用者が利用予定登録者であると認証できなかったときには、呼び出しや乗車利用を拒否して、第2の呼出者認証や第2の乗車利用者認証及び第3の呼出者認証や第2の乗車利用者認証を行わないようにした。しかし、第1の呼出者認証や第1の乗車利用者認証において、呼出者や乗車利用者が利用予定登録者であると認証できなかったときには、自動運転車1の所有者や予定入力者に、接続情報を用いて通信路を接続し、それらの呼出者や乗車利用者の顔画像など、誰であるかを判断できる情報を通信路を通じて送り、呼び出しや乗車利用についての許可または拒否(不許可)の判断をさせるようにしてもよい。
Moreover, in the above example, the
また、自動運転車1に、自車の利用の開始の可否を決定する開始可否決定手段、例えば鍵で自車のドアが開けられたか否か(または、自車のドアを開けることが可能か否か)、あるいは、鍵で自車の駆動部が起動されたか否か(または、自車の駆動部を起動することが可能か否か)により自車の利用の開始を可能とすることできるか否かを判別する手段、を設けて、乗車利用者により、鍵で自車のドアが開けられた、あるいは、鍵で自車の駆動部が起動されたと判断されたときには、自車の利用の開始が可能とされたと決定して、第1の乗車利用者認証において、乗車利用者が利用予定登録者であると認証できなかったときであっても、前記第3の乗車利用者認証を実行するようにしてもよい。この場合の鍵としては、機械式の鍵に限らず、カード鍵や、無線により鍵情報の照合をすることで鍵認証を行う無線式鍵であってもよい。
Whether or not the self-driving
なお、利用予定登録者を自動運転車1に登録すると共に、当該自動運転車1用の鍵を、その登録した利用予定登録者の全てが所持するように構成したときには、第1の乗車利用者認証においては、上述した顔画像などの生体情報を用いた認証を行うのではなく、乗車利用者が当該自動運転車1用の鍵を用いて自車のドアを開けたか否か、あるいは、自車の駆動部を起動したか否かにより認証を行うようにしてもよい。もちろん、乗車利用者の所持する鍵自身を認証することで、第1の乗車利用者認証や第3の乗車利用者認証に用いることもできる。
In addition, when registering the use schedule registrant in the
さらに、利用予定登録者の鍵が、例えば無線通信機能(NFC(Near Field Communication;近距離無線通信)を含む)を備える鍵であって、無線通信により事前の鍵認証ができたときに、ドアの開閉が可能となったり、駆動部を起動することが可能となったりする鍵である場合には、前記鍵認証により、鍵が用いられて自車のドアが実際に開けられる前に、鍵により自車のドアを開けることが可能か否か、または、自車の駆動部が実際に起動される前に、鍵により自車の駆動部を起動することが可能か否かを判別することができる。したがって、この種の鍵の場合には、鍵により自車のドアを開けることが可能か否か、または、鍵により自車の駆動部を起動することが可能か否かにより、乗車利用者が利用予定登録者であるかどうかの認証を行うことができる。 Furthermore, the key of the registrant to use is a key having a wireless communication function (including NFC (Near Field Communication)), for example. If the key is such that the door can be opened and closed or the drive unit can be activated, the key is used before the door of the vehicle is actually opened by the key authentication. To determine whether it is possible to open the door of the host vehicle or whether the driver unit of the host vehicle can be started with the key before the driver unit of the host vehicle is actually started Can do. Therefore, in the case of this type of key, the passenger can determine whether the vehicle door can be opened with the key, or whether the driver of the vehicle can be activated with the key. It is possible to authenticate whether or not the user is a scheduled user.
また、以上の例では、自動運転車1を利用することができる利用者は、利用予定登録者情報記憶部115に記憶された利用予定登録者としたので、呼出者認証及び乗車利用認証のそれぞれにおいて、第1の呼出者認証及び第1の乗車利用者認証を行うようにした。しかし、この発明による自動車においては、利用することができる利用者を、利用予定登録者に限定することは必須ではない。したがって、この発明による自動車においては、呼出認証は、第2の呼出認証及び第3の呼出者認証を行い、乗車利用者認証は、第2の乗車利用者認証及び第3の乗車利用者認証を行うようにするだけでもよい。
Moreover, in the above example, since the user who can use the
なお、自動運転車1を利用することができる利用者を、利用予定登録者情報記憶部115に記憶された利用予定登録者に限定しない例においては、再乗車の予定の入力をした予定入力者の情報(顔画像などの認証参照用情報や、接続情報)は、予定入力者が再乗車の予定の情報を入力したときに、制御部101が、カメラ群107の内の所定のカメラで予定入力者の顔画像を撮影して取得したり、予定入力者に接続情報の入力を促して、タッチパネル112を通じて入力された接続情報を取得したりすることで、予定入力情報記憶部119に、予定の情報と対応付けて記憶するようにする。
In addition, in the example which does not limit the user who can use the
そして、第3の呼出者認証や第3の乗車利用者認証においては、制御部101は、第2の呼出者認証や第2の乗車利用者認証において、認証ができなかった呼出者や乗車利用者から、当該呼出者や乗車利用者が誰であるかを、認証許可者が判断できる情報、例えば顔画像などを取得して、通話路を通じて認証許可者に送るようにする。このようにすれば、認証許可者は、受信した情報から、呼出者や乗車利用者が誰であるかを判断できるので、呼び出しや乗車利用を許可するか否かを判断することが容易となる。
Then, in the third caller authentication or the third passenger user authentication, the
上述の実施形態では、呼出者認証部116で認証参照用情報とされる電話番号は、携帯電話端末の電話番号としたが、携帯電話端末の電話番号に限らず、固定電話の電話番号やIP電話の電話番号であってもよいことは言うまでもない。また、電話番号の代わりに、メールアドレスを用いることもできる。メールアドレスは、携帯電話端末のみならず、PCやタブレット、腕時計型端末、眼鏡型端末などでも利用できる。第3の呼出者認証や第3の乗車利用者認証において、予定入力者との通信路を接続するための接続情報についても同様である。さらに、電話番号やメールアドレス以外に、LINE(登録商標)などの通信アプリケーションソフトやFacebook(登録商標)などのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で用いるIDやニックネームなどを利用することもできる。
In the above-described embodiment, the telephone number used as the authentication reference information in the
上述の実施形態では、呼出要求には、待ち受け場所の情報として、現在位置の情報を送るようにしたが、待ち受け場所として現在位置以外の場所を指定するようにしてもよい。その場合の待ち受け場所の情報としては、住所や電話番号を指定してもよいし、「××線の○○駅の北口の売店の前」、「銀座△△百貨店の正面入口」というような指定であってもよい。その場合には、自動運転車1は、カーナビ用データベース134の地図情報において待ち受け場所を探索して、その待ち受け場所を検知するようにするが、もしも検知することができない場合には、自動運転車1は、無線通信部102を通じてインターネットの地図サーバなどにアクセスして、探索し、その結果を取得することで検知することができる。その場合には、その待ち合わせ場所までの経路探索も地図サーバと連携して行うと共に、ナビゲーションも、当該地図サーバのサービスを利用して行うことが可能である。
In the above-described embodiment, the information on the current position is transmitted as the information on the standby position in the call request. However, a place other than the current position may be specified as the standby position. In that case, the address and telephone number may be specified as information on the waiting place, such as “in front of the store at the north exit of the XX station on the XX line”, “front entrance of Ginza △△ department store”, etc. It may be specified. In that case, the
また、上述の実施形態における自動運転車1は、自動運転モードと手動運転モードを備えていたが、自動運転モードのみの構成でもよい。この場合、手動運転モードは有さず、このため、手動/自動運転モード切替制御部105と、手動運転操作検知部133は不要となる。その代わりに、自動運転のための制御処理を行う自動運転制御部(図示せず)が設けられる。また、自動運転モードの場合は、運転者がアクセルペダル操作、ブレーキペダル操作、シフトレバー操作、ステアリング操作(ハンドル操作)などの操作をする必要がないので、これらの操作に必要な機構も不要となる。
Moreover, although the
なお、第1の利用者認証及び第2の利用者認証に関する発明部分については、自動車は、自動運転車に限らず、運転者による運転を必須とし、自動運転モードを有しない従前の自動車にも適用することができる。もちろん、自動車に限らず、自動二輪や1人乗り移動体、さらにドローンなどの航空機、モーターボート、フェリーなどの船舶など、乗り物全般に適用できる。 In addition, about the invention part regarding the first user authentication and the second user authentication, the automobile is not limited to the autonomous driving vehicle, and the driving by the driver is essential, and the conventional automobile having no automatic driving mode is also used. Can be applied. Of course, the present invention can be applied not only to automobiles but also to all vehicles such as motorcycles, single-seat mobiles, airplanes such as drones, ships such as motor boats, and ferries.
また、上述の自動運転車は運転者がいなくても走行可能であるので、乗車者は、運転者に限られるものではなく、助手席や後部座席に着席する乗車者であってもよい。 Further, since the above-described automatic driving vehicle can run without a driver, the rider is not limited to the driver, and may be a passenger seated in a passenger seat or a rear seat.
上述の実施形態では、自動運転車は電気自動車であったが、ガソリン車や燃料電池車など、その他の駆動方式であってもよい。また、自動運転車はカーナビによる誘導のみならず、信号機やサインポストなどからの外部電波による誘導によって走行することもできるものであってもよい。 In the above-described embodiment, the self-driving car is an electric car. However, other driving systems such as a gasoline car and a fuel cell car may be used. Further, the autonomous driving vehicle may be capable of traveling not only by guidance by a car navigation system but also by guidance by an external radio wave from a traffic light or a sign post.
上述の実施形態では、利用予定登録者情報記憶部115、予定入力情報記憶部119、カーナビ用データベース134は、自車内に設置されていたが、それらの記憶部の一部または全部を、自車内ではなく、クラウド上に設置し、通信ネットワーク3を介して、利用することもできる。さらに、呼出者認証部116、乗車利用者認証部117等の認証部の一部または全部を、自車内ではなく、通信ネットワーク3を介して、クラウド上で処理することもできる。
In the above-described embodiment, the use registrant
また、上述の実施形態では、第1の乗車利用者認証及び第2の乗車利用者認証は、乗車利用者の顔画像を用いるようにしたが、乗車利用者の音声を用いることもできる。乗車利用者の音声により乗車利用者認証を行う場合には、自動運転車1においては、乗車利用者の音声をマイクロフォン135で収音して、利用予定登録者情報記憶部115に利用予定登録者の音声を記憶すると共に、乗車利用者認証部117を、話者音声認識機能を備えるものとして構成して、記憶されていた音声と、マイクロフォン135により収音された新たな利用者の音声との一致/不一致を判定することで、乗車利用者認証を行うように構成する。
In the above-described embodiment, the first passenger user authentication and the second passenger user authentication use the face image of the passenger, but it is also possible to use the voice of the passenger. When the user authentication is performed by the voice of the passenger, in the
また、乗車利用者の指紋により乗車利用者認証を行う場合には、自動運転車1には、指紋読み取り装置が設けられると共に、利用予定登録者情報記憶部115には、利用予定登録者の指紋が記憶され、乗車利用者認証部117は、指紋認識機能を備えるものとして構成されて、記憶されていた指紋と、指紋読み取り装置により取得された新たな乗車利用者の指紋との一致/不一致を判定することで、乗車利用者認証が行われる。静脈、虹彩、その他の生体情報を用いる場合も、同様の構成の変更により可能となる。
In addition, in the case where the user authentication is performed with the fingerprint of the passenger, the
また、上述の実施形態では、次回の1回分の再乗車の予定の情報を入力する場合としたが、再乗車の予定の情報は、例えば当日中や、2日などの複数日に亘るスケジュールの情報であってもよい。 Further, in the above-described embodiment, it is assumed that the information of the next re-boarding schedule is input, but the information of the re-boarding schedule is, for example, a schedule for a plurality of days such as the same day or two days. It may be information.
例えば図14に示すように、或る1日において、例えば降車時点が9:59である場合に、予定入力者による再乗車の予定が、降車後の10:00から12:00までの間と、12:00から15:00までの間と、15:00から20:00までの間と、の3回あり、それぞれの回の予定の情報が、図14に示すように、10:00から12:00までの間では図5に示した予定1、12:00から15:00までの間では図5に示した予定2、15:00から20:00では図5に示した予定1、のように設定入力したとする。なお、図14の例の場合には、スケジュールの情報を入力した予定入力者が、複数の予定における各回の乗車利用者となる場合である。
For example, as shown in FIG. 14, in a certain day, for example, when the departure time is 9:59, the re-entry schedule by the schedule input person is between 10:00 and 12:00 after getting off. , Between 12:00 and 15:00, and between 15:00 and 20:00, and the schedule information of each time, as shown in FIG.
予定の情報が、このようなスケジュールの情報の場合には、自動運転車1の制御部101は、時間の経過管理をしながら複数の予定の情報に基づく呼出者認証及び/または乗車利用者認証を実行するようにする。
When the schedule information is such schedule information, the
すなわち、制御部101は、10:00から12:00までの間では予定1の予定の情報が有効とし、12:00から15:00までの間では予定2の情報が有効とし、15:00から20:00までの間では予定1の情報が有効とする。したがって、10:00から12:00までの間に呼出及び乗車利用の要求があると、制御部101は、予定の情報である予定1の情報に基づいて、呼出者認証及び乗車利用者認証を実行し、12:00から15:00までの間に呼出及び乗車利用の要求があると、制御部101は、予定の情報である予定2の情報に基づいて、呼出者認証及び乗車利用者認証を実行し、15:00から20:00までの間に呼出及び乗車利用の要求があると、制御部101は、予定の情報である予定1の情報に基づいて、呼出者認証及び乗車利用者認証を実行する。そして、予定2の情報に基づく第3の呼出者認証や第3の乗車利用者認証における認証許可者は、スケジュールの情報を入力した予定入力者とされる。
That is, the
なお、スケジュールの情報は、自動運転車1側からスケジュールのテンプレートを呈示して、それに必要事項を入力してもらうようにしてもよいし、予定入力者が直接的に入力してもよい。さらに、自動運転車1との間で対話形式にスケジュールの情報を入力することができるようにしてもよい。また、予定入力者の所持する携帯電話端末でスケジュールの情報を入力し、それを自動運転車1に送信するようにしてもよい。
Note that the schedule information may be presented by providing a schedule template from the
図14の例のスケジュールは、予定入力者自身が各回の予定の際の再乗車者となる場合であるが、図15に示すように、予定入力者が、各回の予定の際の再乗車者を、自分以外の者をも設定することで異ならせるようにすることもできる。その場合には、第1及び第2の呼出認証用の認証参照用情報と、第1及び第2の乗車者認証用の認証参照用情報としては、予定入力者のみではなく、各回の予定の際の再乗車者(乗車予定者)の携帯電話端末の電話番号や、顔画像などの生体情報などが用いられることになる。 The schedule in the example of FIG. 14 is a case where the schedule input person himself / herself becomes a re-recipient at the time of each schedule, but as shown in FIG. 15, the schedule input person becomes a re-passenger at the time of each schedule. Can be made different by setting other people. In that case, the authentication reference information for the first and second call authentications and the authentication reference information for the first and second passenger authentications are not limited to the scheduled input person but each scheduled time. The phone number of the mobile phone terminal of the re-passenger (scheduled rider) or biometric information such as a face image is used.
そして、第1及び第2の呼出者認証においては、呼出者が、予定入力者、または、各回の予定の際の再乗車者(乗車予定者)とのいずれかであるか否かを認証するようにする。また、第3の呼出者認証時及び第3の乗車者認証時の認証許可者は、予定入力者と各回の予定の際の再乗車者とのいずれか、あるいは、両者とすることが可能である。第1及び第2の呼出者認証における呼出者の認証対象を、予定入力者、または、各回の予定の際の再乗車者(乗車予定者)のいずれとするか、また、第3の呼出者認証時及び第3の乗車者認証時の認証許可者を予定入力者、または、各回の予定の際の再乗車者(乗車予定者)とのいずれとするかは、予定入力者が設定することができる。 Then, in the first and second caller authentication, it is authenticated whether the caller is either a schedule input person or a re-passenger (scheduled boarder) at the time of each schedule. Like that. In addition, the authentication permitter at the time of the third caller authentication and the third passenger authentication can be either the schedule input person and the re-passenger at the time of each schedule, or both. is there. The authentication target of the caller in the first and second caller authentication is either a scheduled input person or a re-passenger (scheduled person) at the time of each schedule, or a third caller The schedule input person must set whether the authentication permitter at the time of authentication and the third passenger authentication is the schedule input person or the re-passenger (scheduled person) at the time of each schedule Can do.
そのために、自動運転車1の予定入力情報記憶部119には、スケジュールの情報と、予定入力者の情報とに加えて、各回の再乗車者の情報が、予定入力者により入力されて記憶される。この場合に、各回の予定の際の再乗車者の情報としては、第1及び第2の呼出認証用の認証参照用情報(例えば電話番号)と、第1及び第2の乗車者認証用の認証参照用情報(例えば顔画像)と、第3の呼出者認証及び第3の乗車者認証時の接続情報とが記憶される。
Therefore, in the schedule input
この場合に、設定される再乗車者が全て利用予定登録者であれば、予定入力者による当該利用予定登録者の選択指示に応じて、利用予定登録者情報記憶部115に記憶されている再乗車者の情報が抽出されて、予定入力情報記憶部119に記憶される。また、再乗車者が利用予定登録者でなければ、予定入力者が、当該再乗車者の上記の情報を直接に入力する。その場合に、予定入力者は、クラウドに記憶されている再乗車者の情報を取得して、予定入力情報記憶部119に記憶させるようにすることもできる。
In this case, if all the re-entry passengers to be set are use schedule registrants, the re-stored information stored in the use schedule registrant
また、上述の実施形態は、次回の1回分の再乗車の予定の情報であって、予定入力者自身が再乗車者となる場合であった。しかし、予定入力者が、次回の1回分の再乗車の予定の情報として、自分以外の者を指定して予定の情報とするようにしてもよい。その場合には、予定の情報には、再乗車者(乗車予定者)の情報(顔画像などの生体情報、電話番号を含む認証参照用情報と、接続情報としての電話番号やメールアドレスなど)も含まれる。そして、図15に示したスケジュールの場合と同様に、設定される再乗車者が全て利用予定登録者であれば、予定入力者による当該利用予定登録者の選択指示に応じて、利用予定登録者情報記憶部115に記憶されている再乗車者の情報が抽出されて、予定入力情報記憶部119に記憶され、再乗車者が利用予定登録者でなければ、予定入力者により、当該再乗車者の上記の情報が直接に入力される。
Further, the above-described embodiment is information on a schedule for the next re-boarding, and the plan input person himself / herself becomes a re-boarder. However, the schedule input person may designate the person other than himself / herself as the schedule information as the schedule information for the next re-boarding. In that case, the schedule information includes information on the re-passenger (scheduled rider) (biometric information such as a face image, authentication reference information including a telephone number, and a telephone number and e-mail address as connection information). Is also included. As in the case of the schedule shown in FIG. 15, if all the re-entry passengers to be set are use plan registrants, the use plan registrants according to the selection instruction of the use plan registrants by the plan input person The information on the re-passenger stored in the
そして、この例の場合にも、第1及び第2の呼出者認証においては、呼出者が、予定入力者、または、各回の予定の際の再乗車者(乗車予定者)とのいずれかであるか否かを認証するようにする。また、第3の呼出者認証時及び第3の乗車者認証時の認証許可者は、予定入力者と乗車予定者とのいずれか、あるいは、両者とすることが可能である。第1及び第2の呼出者認証における呼出者の認証対象を、予定入力者、または、乗車予定者のいずれとするか、また、第3の呼出者認証時及び第3の乗車者認証時の認証許可者を予定入力者、または、乗車予定者のいずれとするかは、予定入力者が設定することができる。 Also in this example, in the first and second caller authentication, the caller is either the scheduled input person or the re-passenger (scheduled rider) at the time of each schedule. Authenticate whether or not there is. Further, the authentication permitter at the time of the third caller authentication and the third passenger authentication can be either the schedule input person or the scheduled passenger, or both. The authentication target of the caller in the first and second caller authentication is either the scheduled input person or the scheduled rider, and at the time of the third caller authentication and the third passenger authentication. The plan entry person can set whether the authentication permitter is a plan entry person or a boarding person.
1…自動運転車、3…通信ネットワーク、10…電子制御回路部、101…制御部、102…無線通信部、107…カメラ群、111…表示部、112…タッチパネル、113…カーナビ機能部、114…利用予定登録者情報受付部、115…利用予定登録者情報記憶部、116…呼出者認証部、117…乗車利用者認証部、118…再乗車予定情報受付部、119…予定入力情報記憶部
DESCRIPTION OF
Claims (16)
前記予定の情報が有効である場合に、自車を利用しようとする者が、前記予定の情報を入力した者であるか否かを、前記自車を利用しようとする者の認証用情報と前記記憶されている前記認証参照用情報とから判別する第1の認証手段と、
前記第1の認証手段において、前記利用しようとする者が、前記予定の情報を入力した者であることが認証できなかったときに、前記予定の情報に基づいて、前記利用しようとする者による自車の利用を許可するか否かを判別する第2の認証手段と、
を備える自動車。 Means for storing the schedule information about the re-entry input by the rider in association with the authentication reference information of the rider, and validating after the rider gets off;
If the information on the schedule is valid, whether the person who intends to use the own vehicle is the person who has input the information on the schedule, and information for authentication of the person who intends to use the own vehicle First authentication means for determining from the stored authentication reference information;
In the first authentication means, when it is not possible to authenticate that the person who intends to use the person who has input the schedule information, based on the schedule information, A second authentication means for determining whether or not to permit use of the own vehicle;
Automobile equipped with.
ことを特徴とする請求項1に記載の自動車。 The automobile according to claim 1, wherein the schedule information includes information indicating that the use of the own vehicle is terminated and the vehicle is not re-mounted.
前記自車を利用しようとする者から取得した認証用情報と、前記利用予定登録者情報記憶手段に記憶されている前記認証参照用情報とから、前記利用予定登録者であるか否かを判別する第3の認証手段と、
を備え、
前記第3の認証手段で、前記自車を利用しようとする者が前記利用予定登録者であることが認証できなかったときには、自車の利用を不可とする
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自動車。 A utilization schedule registrant information storage means for storing in advance authentication reference information about a utilization schedule registrant registered in advance as a person who plans to use the vehicle;
It is determined whether or not the user is a scheduled user from the authentication information acquired from the person who intends to use the vehicle and the authentication reference information stored in the scheduled user information storage unit. A third authenticating means,
With
The use of the own vehicle is prohibited when the third authentication means cannot authenticate that the person who intends to use the own vehicle is the registrant. The automobile according to claim 2.
ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の自動車。 The first authentication means or the third authentication means is any one of biometric information such as a face image, voice, fingerprint, vein, iris, name, address, date of birth, ID, password, telephone number or email address. The vehicle according to any one of claims 1 to 3, wherein the determination is performed by determining whether or not a plurality of combinations match / disagree.
前記第3の認証手段で、前記自車を利用しようとする者が前記利用予定登録者であることが認証できなかったときには、自車の利用を不可とする
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自動車。 Whether the door of the vehicle has been opened using a key, whether it is possible to open the door of the vehicle, or whether the drive of the vehicle has been activated using the key, Or, whether the person who intends to use the vehicle is a registered user who is registered in advance as a person who plans to use the vehicle, depending on whether or not the drive unit of the vehicle can be activated. A third authentication means for determining whether or not,
The use of the own vehicle is prohibited when the third authentication means cannot authenticate that the person who intends to use the own vehicle is the registrant. The automobile according to claim 2.
前記予定の情報の入力者が備える端末との間で前記通信手段を通じた通信を行うための接続情報を記憶する接続情報記憶手段を備えると共に、
前記第2の認証手段は、前記予定の情報が、当該予定の情報の入力者以外の者の利用を可としているか否かを判別し、前記予定の情報の入力者以外の者の利用を可としていると判別した場合においては、前記接続情報記憶手段に記憶されている前記接続情報を用いて前記予定の情報の入力者に対して通信路を生成して接続し、前記予定の情報の入力者に、自車の利用を許可してよいか否かを問い合わせ、その問い合わせ結果に基づいて前記利用しようとする者の自車の利用を許可するか否かを判別する
ことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の自動車。 Communication means;
A connection information storage unit for storing connection information for performing communication through the communication unit with a terminal included in an input person of the scheduled information;
The second authentication means determines whether or not the schedule information is usable by a person other than the person who inputs the schedule information, and allows the person other than the person who inputs the schedule information. If it is determined that the connection information is stored, the connection information stored in the connection information storage means is used to generate and connect a communication path to the person who inputs the schedule information. Claiming whether or not to permit the use of the vehicle, and determining whether or not to permit the use of the vehicle of the person who intends to use based on a result of the inquiry. The automobile according to any one of claims 1 to 5.
前記開始可否決定手段で自車の利用の開始を可能とすることが決定されたときには、前記第1の認証手段において、前記利用しようとする者が、前記予定の情報を入力した者ではないと判別したときであっても、前記第2の認証手段を実行する
ことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の自動車。 A start availability determination means for determining whether or not to start using the own vehicle;
When it is determined by the start availability determination means that the use of the host vehicle can be started, the person who intends to use the first authentication means is not the person who has input the scheduled information. The automobile according to any one of claims 1 to 6, wherein the second authentication means is executed even when the determination is made.
ことを特徴とする請求項7に記載の自動車。 The start permission / inhibition determining means determines whether or not to start using the own vehicle depending on whether the key is used and the door of the own vehicle is opened or whether the driving unit of the own vehicle is activated using the key. The vehicle according to claim 7, wherein the vehicle is determined to be enabled.
ことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の自動車。 The automobile according to any one of claims 1 to 8, wherein the input of the schedule information is a selection setting from one or a plurality of schedules registered in advance.
前記第1の認証手段は、自車を利用しようとする者が、前記スケジュールの情報を入力した者であるか否かを前記自車を利用しようとする者の認証用情報と前記記憶されている前記認証参照用情報とから判別し、
前記第2の認証手段は、前記第1の認証手段において、前記利用しようとする者が、前記スケジュールの情報を入力した者ではないと判別したときに、前記有効となった前記予定の情報に基づいて、前記利用しようとする者による自車の利用を許可するか否かを判別する
ことを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載の自動車。 The schedule information about the re-ride that is input by the rider is time-sequential sequential schedule information, and the schedule of the ride immediately after the current time point is managed while managing the passage of time. The information is valid,
The first authentication means stores whether the person who intends to use the own vehicle is the person who has input the schedule information and authentication information of the person who intends to use the own vehicle. Discriminating from the authentication reference information,
When the second authentication means determines in the first authentication means that the person to be used is not the person who has input the schedule information, the second authentication means adds the scheduled information to the valid information. The vehicle according to any one of claims 1 to 9, wherein it is determined whether to permit use of the vehicle by the person who intends to use the vehicle.
前記第1の認証手段は、自車を利用しようとする者が、前記予定の情報を入力した者に代えて前記各回の乗車予定者であるか否かを、前記自車を利用しようとする者の認証用情報と記憶されている前記各回の乗車予定者の認証参照用情報とから判別し、
前記第2の認証手段は、前記第1の認証手段において、前記利用しようとする者が、前記乗車予定者ではないと判別したときに、前記有効となった前記予定の情報に基づいて、前記利用しようとする者による自車の利用を許可するか否かを判別する
ことを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれかに記載の自動車。 The schedule information about the re-ride that is input by the rider is information on a schedule of a plurality of time-sequential sequential rides, and each scheduled ride can be different from the schedule input person. And the schedule information about the boarding immediately after the current time point is made valid while managing the passage of time,
The first authentication means intends to use the host vehicle whether or not a person who intends to use the host vehicle is the scheduled rider instead of the person who inputs the schedule information. Discriminating from the information for authentication of the person and the information for authentication reference of the person who is scheduled to board each time stored,
The second authenticating means, based on the effective schedule information, when the first authenticating means determines that the person who intends to use is not the expected passenger. It is discriminate | determined whether the use of the own vehicle by the person who intends to use is permitted. The motor vehicle in any one of Claims 1-10 characterized by the above-mentioned.
前記第1の認証手段は、自車を利用しようとする者が、前記予定の情報を入力した者に代えて前記各回の乗車予定者であるか否かを、前記自車を利用しようとする者の認証用情報と記憶されている前記乗車予定者の認証参照用情報とから判別し、
前記第2の認証手段は、前記第1の認証手段において、前記利用しようとする者が、前記乗車予定者ではないと判別したときに、前記有効となった前記予定の情報に基づいて、前記利用しようとする者による自車の利用を許可するか否かを判別する
ことを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載の自動車。 The schedule information about the re-ride that is input by the rider allows the next scheduled rider to be different from the schedule input person, and the schedule information is used for authentication reference of the scheduled rider. Store it in association with the information,
The first authentication means intends to use the host vehicle whether or not a person who intends to use the host vehicle is the scheduled rider instead of the person who inputs the schedule information. Discriminating from the information for authentication of the driver and the information for authentication reference of the person scheduled to ride
The second authenticating means, based on the effective schedule information, when the first authenticating means determines that the person who intends to use is not the expected passenger. It is discriminate | determined whether the utilization of the own vehicle by the person who intends to use is permitted. The motor vehicle in any one of Claims 1-9 characterized by the above-mentioned.
通信手段と、
乗車者により入力された再乗車についての予定の情報を、前記乗車者の認証参照用情報と対応付けて記憶する手段と、
自車を呼び出そうとする呼出者から前記通信手段を通じて呼出要求を受けたときに、前記呼出者の認証用情報を取得し、前記取得した前記認証用情報と前記予定の情報を入力した者の前記記憶されている前記認証参照用情報とから、前記呼出者が前記予定の情報を入力した者であるか否かを判別する第1の認証手段と、
前記第1の認証手段において、前記呼出者が、前記予定の情報を入力した者ではないと判別したときに、前記予定の情報に基づいて、前記呼出者による自車の呼び出しを許可するか否かを判別する第2の認証手段と、
を備える自動車。 A car that performs autonomous driving by autonomous driving,
Communication means;
Means for storing schedule information about re-rides input by the rider in association with the authentication reference information of the rider;
A person who obtains the caller authentication information when a call request is received from the caller who wants to call the vehicle through the communication means, and inputs the acquired authentication information and the scheduled information. First authentication means for determining whether or not the caller is the person who has input the scheduled information from the stored authentication reference information;
Whether or not to allow the caller to call the vehicle based on the schedule information when the first authentication means determines that the caller is not a person who has input the schedule information. A second authentication means for determining whether or not
Automobile equipped with.
前記第1の認証手段は、前記呼出者が、前記予定の情報を入力した者、または、前記次回の乗車予定者であるか否かを、前記取得した前記呼出者の認証用情報と、前記記憶されている前記予定の情報を入力した者、または、前記乗車予定者の認証参照用情報とから判別し、
前記第2の認証手段は、前記第1の認証手段において、前記呼出者が、前記予定の情報を入力した者、または、前記乗車予定者ではないと判別したときに、前記予定の情報に基づいて、前記呼出者による自車の呼び出しを許可するか否かを判別する
ことを特徴とする請求項13に記載の自動車。 The schedule information about the re-ride that is input by the rider allows the next scheduled rider to be different from the schedule input person, and the schedule information is used for authentication reference of the scheduled rider. Store it in association with the information,
The first authentication means determines whether the caller is the person who has input the scheduled information or the next boarding person, and the acquired caller authentication information, It is determined from the person who has input the information of the schedule that is stored or the information for authentication reference of the person who plans to board,
The second authentication means is based on the schedule information when the caller determines in the first authentication means that the caller is not the person who has input the schedule information or is not the scheduled rider. The vehicle according to claim 13, wherein it is determined whether or not the caller is allowed to call the vehicle.
乗車者により入力された再乗車についての予定の情報を、前記乗車者の認証参照用情報と対応付けて記憶し、前記乗車者の降車後に有効とする手段、
前記予定の情報が有効である場合に、自車を利用しようとする者が、前記予定の情報を入力した者であるか否かを、前記自車を利用しようとする者の認証用情報と前記記憶されている前記認証参照用情報とから判別する第1の認証手段、
前記第1の認証手段において、前記利用しようとする者が、前記予定の情報を入力した者であることが認証できなかったときに、前記予定の情報に基づいて、前記利用しようとする者による自車の利用を許可するか否かを判別する第2の認証手段、
として実行させるようにするための自動車用プログラム。 The computer that the car has
Means for storing the schedule information about the re-entry input by the rider in association with the authentication reference information of the rider, and validating after the rider gets off;
If the information on the schedule is valid, whether the person who intends to use the own vehicle is the person who has input the information on the schedule, and information for authentication of the person who intends to use the own vehicle First authentication means for determining from the stored authentication reference information;
In the first authentication means, when it is not possible to authenticate that the person who intends to use the person who has input the schedule information, based on the schedule information, A second authentication means for determining whether or not to permit use of the own vehicle;
A car program to make it run as.
乗車者により入力された再乗車についての予定の情報を、前記乗車者の認証参照用情報と対応付けて記憶する手段、
自車を呼び出そうとする呼出者から前記通信手段を通じて呼出要求を受けたときに、前記呼出者の認証用情報を取得し、前記取得した前記認証用情報と前記予定の情報を入力した者の前記記憶されている前記認証参照用情報とから、前記呼出者が前記予定の情報を入力した者であるか否かを判別する第1の認証手段、
前記第1の認証手段において、前記呼出者が、前記予定の情報を入力した者ではないと判別したときに、前記予定の情報に基づいて、前記呼出者による自車の呼び出しを許可するか否かを判別する第2の認証手段、
として実行させるようにするための自動車用プログラム。
A computer equipped with a vehicle equipped with a communication means and autonomous driving by autonomous running,
Means for storing the schedule information about the re-entry input by the rider in association with the authentication reference information of the rider;
A person who obtains the caller authentication information when a call request is received from the caller who wants to call the vehicle through the communication means, and inputs the acquired authentication information and the scheduled information. First authentication means for determining whether or not the caller is the person who has input the scheduled information from the stored authentication reference information
Whether or not to allow the caller to call the vehicle based on the schedule information when the first authentication means determines that the caller is not a person who has input the schedule information. A second authentication means for determining whether
A car program to make it run as.
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