JP2017136952A - トロリ線及びシンプルカテナリー式架線 - Google Patents

トロリ線及びシンプルカテナリー式架線 Download PDF

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Hiroyoshi Hiruta
浩義 蛭田
田村 和彦
Kazuhiko Tamura
和彦 田村
辻 隆之
Takayuki Tsuji
隆之 辻
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Abstract

【課題】高速鉄道用のシンプルカテナリー式架線に用いられる、コストや施工性に優れるトロリ線、及びそのトロリ線を有するシンプルカテナリー式架線を提供する。
【解決手段】本発明の一態様において、シンプルカテナリー式架線に用いられるトロリ線であって、Cu−Sn−In系合金又はCu−Sn系合金を主成分とし、引張強さが485MPa以上、500MPa未満である、トロリ線12を提供する。
【選択図】図2

Description

本発明は、シンプルカテナリー式架線に用いられるトロリ線、及びシンプルカテナリー式架線に関する。
従来、整備新幹線の架線にはシンプルカテナリー式架線が用いられており、そのシンプルカテナリー式架線には、公称断面積が110mm(110SQ)の銅合金からなるトロリ線が用いられている(例えば、非特許文献1参照)。このトロリ線は、19.6kNという大きな張力で架線された場合には波動伝搬速度が時速500kmを超えるため、高速鉄道用のトロリ線に適している。
また、この従来のトロリ線は、特殊な熱処理系のCu−Cr−Zr系合金を主成分とし、強度に優れる。ここで、“熱処理系”とは、Cu中にCr、Zrを析出させて強度を向上させる(析出硬化)ための熱処理が施されたことをいい、トロリ線の製造工程においては、通常、引き抜き工程において2回の熱処理が施される。なお、この熱処理系のCu−Cr−Zr系合金を主成分とするトロリ線は、PHC(Precipitation Hardened Copper)トロリ線と呼ばれる(例えば、特許文献1〜3参照)。
特開平5−311284号公報 特開平6−316735号公報 特開平7−266939号公報
長 俊之他、"整備新幹線向け析出強化型銅合金トロリ線"、三菱電線工業時報、2008年10月、105号、P42−45
しかしながら、熱処理系のCu−Cr−Zr系合金の製造には析出硬化のための熱処理工程が必要なため、従来の整備新幹線用のシンプルカテナリー式架線に用いられるトロリ線は、製造にかかる費用が高い。
また、この熱処理系のトロリ線は強度が高いために手作業にて端末部を施工しにくい。
したがって、本発明の目的の1つは、高速鉄道用のシンプルカテナリー式架線に用いられる、コストや施工性に優れるトロリ線、及びそのトロリ線を有するシンプルカテナリー式架線を提供することにある。
本発明の一態様は、上記目的を達成するために、下記[1]〜[5]のトロリ線、及び下記[6]のシンプルカテナリー式架線を提供する。
[1]シンプルカテナリー式架線に用いられるトロリ線であって、Cu−Sn−In系合金又はCu−Sn系合金を主成分とし、引張強さが485MPa以上、500MPa未満である、トロリ線。
[2]導電率が70%IACS以上である、上記[1]に記載のトロリ線。
[3]公称断面積が120mm以上である場合の引張荷重が58.2kN以上である、上記[1]又は[2]に記載のトロリ線。
[4]公称断面積が120mm以上であり、前記Cu−Sn−In系合金と不可避不純物からなり、前記Cu−Sn−In系合金のSn含有量が0.3質量%以上、0.5質量%未満であり、前記Cu−Sn−In系合金のIn含有量が0.01質量%以上、0.1質量%以下である、上記[3]に記載のトロリ線。
[5]公称断面積が120mm以上であり、前記Cu−Sn系合金と不可避不純物からなり、前記Cu−Sn系合金のSn含有量が0.3質量%以上、0.6質量%未満である、上記[3]に記載のトロリ線。
[6]トロリ線と、前記トロリ線を支持するちょう架線と、を有し、前記トロリ線は、Cu−Sn−In系合金又はCu−Sn系合金を主成分とし、引張強さが485MPa以上、500MPa未満である、シンプルカテナリー式架線。
本発明によれば、高速鉄道用のシンプルカテナリー式架線に用いられる、コストや施工性に優れるトロリ線、及びそのトロリ線を有するシンプルカテナリー式架線を提供することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係るシンプルカテナリー式架線の概略図である。 図2は、本発明の実施の形態に係るトロリ線の径方向の断面図である。
〔実施の形態〕
本実施の形態においては、従来、シンプルカテナリー式架線用のトロリ線の材料として用いられていた熱処理系のCu−Cr−Zr系合金を固溶強化型のCu−Sn−In系合金又はCu−Sn系合金に換えることにより、低コスト化や施工性の向上を図る。
(シンプルカテナリー式架線の構造)
図1は、本実施の形態に係るシンプルカテナリー式架線10の概略図である。シンプルカテナリー式架線10においては、トロリ線12がハンガー13によりちょう架線11から吊り下げられる。シンプルカテナリー式架線10は、電車等の電気車用の架線であり、特に、高速鉄道線路で用いられる架線である。
ちょう架線11を構成する線条の種類、断面積、本数は、特に限定されない。
(トロリ線の構造)
図2は、本発明の実施の形態に係るトロリ線12の径方向の断面図である。トロリ線12は、JISE2101、EN50149に規定されたみぞ付硬銅トロリ線に該当する。
トロリ線12は、異形丸形のトロリ線であり、上部の小弧面21、下部の大弧面22、両側部の小弧面21と大弧面22の間のV字状のイヤー溝23と、を有する。イヤー溝23は、ハンガー13の下端にあるハンガー金具をトロリ線12に接続するための溝であり、トロリ線12の両側のイヤー溝23間の小弧面21を有する部分をイヤー金具で挟み込むことにより、トロリ線12をハンガーに固定する。
トロリ線12の公称断面積は120mm(120SQ)、実測断面積は118mm以上であることが好ましい。これは、トロリ線の材料を従来の熱処理系のCu−Cr−Zr系合金から換えることによる耐摩耗特性の劣化等を抑えるためであるが、詳細については後述する。
図2中の距離Lは、トロリ線12の上端から下端までの距離であり、120SQである場合のトロリ線12の距離Lは、およそ12.90mmである。なお、従来高速鉄道用のシンプルカテナリー式架線に用いられている110SQのトロリ線の距離Lは、およそ12.34mmである。
110SQのトロリ線と120SQのトロリ線は、断面の直径が異なるものの、小弧面21を有する部分の形状及び大きさはほぼ同じであるため、ともに110SQのトロリ線用のイヤー金具を用いることができる。すなわち、110SQのトロリ線を120SQのトロリ線に切り替えても、イヤー金具を変更する必要がなく、トロリ線の切り替えに伴うコストを低く抑えることができる。
トロリ線12は、Cu−Sn−In系合金又はCu−Sn系合金を主成分とし、引張強さが485MPa以上である。高速鉄道用のシンプルカテナリー式架線に用いられるトロリ線は、摩耗寿命、引張荷重(引張試験において材料が耐えうる最大の荷重)等の観点から、485MPa以上の引張強さを有することが好ましい。
Cu−Sn−In系合金又はCu−Sn系合金は、固溶強化型の合金であり、熱処理系のCu−Cr−Zr系合金ほどは引張強さが大きくない。このため、トロリ線12は、熱処理系のCu−Cr−Zr系合金からなる従来のトロリ線と比較して、ドラムから延線した際の曲げ癖がより残りにくく、端末部の手作業における施工性がよい。なお、熱処理系のCu−Cr−Zr系合金からなる従来のトロリ線の引張強さは、およそ530MPaであり、波動伝搬速度を高めることが可能であるが、端末部の手作業における施工性が悪く、またパンタグラフのすり板が、トロリ線が硬いために摩耗しやすいことがある。
また、Cu−Sn−In系合金又はCu−Sn系合金の製造には、析出硬化のための熱処理工程が必要ないため、熱処理系のCu−Cr−Zr系合金からなる従来のトロリ線よりも製造コストを低く抑えることができる。
さらに、本発明者らは、トロリ線の引張強さを500MPa未満とすることにより、ドラムから延線した際の曲げ癖がより残りにくく、施工性がより向上することを見出した。このため、トロリ線12の引張強さは、500MPa未満であることが好ましい。なお、本実施の形態において、引張強さは、JIS Z 2241に準拠して測定する。
トロリ線12を介して電気車に給電が行われる際には、トロリ線12の大弧面22の底部が、パンタグラフ等の電気車の集電装置に接触する。このため、集電装置の摺動により、トロリ線12は大弧面22の底部から摩耗する。摩耗限度位置24は、摩耗により変化するトロリ線12の底面の限度位置を示し、トロリ線12の底面が摩耗限度位置24に達したときにはトロリ線12は交換される。
ここで、図2中の距離Lは、磨耗前のトロリ線12の底面の位置と摩耗限度位置24との距離であり、摩耗しろと呼ばれる。また、距離Lは、トロリ線12の底面が摩耗限度位置24に達したときの残存したトロリ線12の高さであり、残存高さと呼ばれる。また、トロリ線12の断面の摩耗限度位置24以上の領域の面積は、残存断面積と呼ばれる。
トロリ線12は、熱処理系のCu−Cr−Zr系合金からなる従来のトロリ線よりも強度が低いため、施工性に優れる一方で、摩耗しやすいという欠点がある。このため、公称断面積を従来のトロリ線よりも大きい120mmとすることにより、残存断面積の割合を公称断面積が110mmの従来のトロリ線と同等(例えば81.5%)にすることができる。このため、従来のトロリ線を本実施の形態に係るトロリ線12で置き換えても、摩耗管理を変更する必要がない。
なお、トロリ線12は、磨耗が摩耗限度位置24に達したことを検知するための検知線を有してもよい。この場合、摩耗が進むと、摩耗限度位置24に達する前に検知線が断線し、断線検知システムが作動して、トロリ線12が限界に近いところまで摩耗していることが検知される。
また、トロリ線12は引張強さが485MPa以上であるため、公称断面積が120mmである場合、引張強さに公称断面積を掛けることにより求められる引張荷重は、58.2kN以上である。熱処理系のCu−Cr−Zr系合金からなる従来のトロリ線は、引張強さが530MPa、公称断面積が110mmであるため、引張荷重が58.3kNである。すなわち、トロリ線12の公称断面積が120mmとすることにより、従来のトロリ線と同等以上の引張荷重を確保することができる。
Cu−Sn−In系合金又はCu−Sn系合金は、Sn含有量が多いほど強度が増す。トロリ線12の公称断面積が120mmである場合、引張強さを485MPa以上とするためには、トロリ線12の主成分であるCu−Sn−In系合金又はCu−Sn系合金のSn含有量を0.3質量%以上とすることが求められる。
一方で、Cu−Sn−In系合金又はCu−Sn系合金は、Sn含有量が多いほど導電率が低くなるという性質を有するが、トロリ線12を整備新幹線用の架線に用いる場合には、Snの添加による導電率の低下はほとんど問題にならない。これは、新幹線の通過により上昇するトロリ線の温度を降下させるための自然冷却時間を十分にとることができるため、導電率の低さによりトロリ線の温度が少々上昇し易くなっても悪影響がないことによる。なお、整備新幹線に用いられるトロリ線の導電率は、60%IACS(International Annealed Copper Standard)以上であることが求められている。
しかしながら、熱処理系のCu−Cr−Zr系合金からなる従来のトロリ線の導電率と同等にするため、本実施の形態に係るトロリ線12では70%IACS以上の導電率を確保したい。トロリ線12の公称断面積が120mmである場合、導電率を70%IACS以上とするためには、トロリ線12の主成分であるCu−Sn−In系合金のSn含有量を0.5質量%未満、又はCu−Sn系合金のSn含有量を0.6質量%未満とすることが求められる。
また、Cu−Sn−In系合金は、In含有量が多いほど強度及び導電率が増す。強度及び導電率を効果的に増加させるためには、Cu−Sn−In系合金のIn含有量を0.01質量%以上とすることが好ましい。
一方、Inは高価であるため、トロリ線12の製造コストの増加を抑えるために、Cu−Sn−In系合金のIn含有量は0.1質量%以下であることが好ましく、0.05質量%以下であることがより好ましい。
なお、トロリ線12の公称断面積が120mmである場合、公称断面積が110mmである従来のトロリ線と比較して波動伝搬速度が低下するものの、290km/h程度の列車速度に対応できる。
(トロリ線の製造工程)
以下に、トロリ線12の製造工程の一例を示す。
本実施の形態に係るトロリ線12の製造工程は、銅母材にSn、又はSn及びInを添加して溶解し、銅合金溶湯を形成する溶解工程と、その銅合金溶湯を鋳造して鋳造材を形成する鋳造工程と、その鋳造材に複数段(多段)の熱間圧延加工を施して圧延材を形成する熱間圧延工程と、その圧延材を洗浄し、巻取ってトロリ線12を得るための線材を得る洗浄・巻取り工程と、を含む。以下、各工程について詳細に説明する。
<溶解工程>
先ず、酸素を0.001〜0.1質量%(10〜1000質量ppm)含む銅母材に、全体の割合が0.3質量%以上、0.5質量%未満となる量のSn、又は全体の割合が0.3質量%以上、0.5質量%未満となる量のSn及び全体の割合が0.01質量%以上、0.1質量%未満となる量のInを添加して溶解を行うことで、銅合金溶湯を形成する。
<鋳造工程>
次に、前工程で得られた銅合金溶湯は、SCR方式の連続鋳造圧延に供される。具体的には、SCR連続鋳造の通常の鋳造温度 (1120〜1200℃)よりも低い温度(1100〜1150℃)で鋳造を行うと共に、鋳型(銅鋳型)を強制水冷し、銅合金溶湯の凝固温度より少なくとも15℃以上低い温度まで、鋳造材を急速冷却する。
<熱間圧延工程>
次に、連続鋳造圧延における通常の熱間圧延温度よりも50〜100℃低い温度、すなわち鋳造材の温度を900℃以下、好ましくは750℃〜900℃に調整した状態で、鋳造材に、多段の熱間圧延加工を施す。最終圧延時において、500〜600℃の圧延温度で熱間圧延加工を施し、圧延材を形成する。本工程における圧延温度を通常の温度よりも低くすることにより、トロリ線12の強度を高めることができる。
<洗浄・巻取り工程>
次に、圧延材を洗浄し、巻取りを行い、トロリ線12を得るための線材を得る。
以上に説明した各工程は、既存又は慣用の連続鋳造圧延設備(SCR連続鋳造機)を用いて実施することができる。以上に説明した工程のあと、得られた線材を伸線加工することにより、小弧面21と大弧面22とイヤー溝23とを有するトロリ線12を得る。
(実施の形態の効果)
本実施の形態によれば、高速鉄道用のシンプルカテナリー式架線に用いられるトロリ線の主成分をCu−Sn−In系合金又はCu−Sn系合金とすることにより、析出硬化のための熱処理工程が不要でありながら、熱処理系のCu−Cr−Zr系合金と同等以上の引張荷重や485MPa以上、500MPa未満の引張強さを確保することができるため、低コスト化や施工性の向上を図ることが可能である。
(トロリ線の引張強さ及び導電率の評価)
Cu−Sn−In系合金及び不可避不純物からなり、Cu−Sn−In系合金のSn含有量が0.30質量%、In含有量が0.1質量%である120mmの公称断面積(実測断面積118mm)を有するトロリ線を製造したところ、引張強さが485MPa、導電率が81.0%IACSであった。なお、引張強さは、JIS Z 2241に準拠して測定した(以下同様)。
また、Cu−Sn−In系合金及び不可避不純物からなり、Cu−Sn−In系合金のSn含有量が0.48質量%、In含有量が0.05質量%である120mmの公称断面積(実測断面積118mm)を有するトロリ線を製造したところ、引張強さが490MPa、導電率が74.0%IACSであった。
また、Cu−Sn系合金及び不可避不純物からなり、Cu−Sn系合金のSn含有量が0.4質量%である120mmの公称断面積(実測断面積118mm)を有するトロリ線を製造したところ、引張強さが488MPa、導電率が78.0%IACSであった。
以上、本発明の実施の形態及び実施例を説明したが、本発明は、上記実施の形態及び実施例に限定されず、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施が可能である。
また、上記に記載した実施の形態及び実施例は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態及び実施例の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
10 シンプルカテナリー式架線
11 ちょう架線
12 トロリ線
13 ハンガー
21 小弧面
22 大弧面
23 イヤー溝

Claims (6)

  1. シンプルカテナリー式架線に用いられるトロリ線であって、
    Cu−Sn−In系合金又はCu−Sn系合金を主成分とし、
    引張強さが485MPa以上、500MPa未満である、
    トロリ線。
  2. 導電率が70%IACS以上である、
    請求項1に記載のトロリ線。
  3. 公称断面積が120mm以上である場合の引張荷重が58.2kN以上である、
    請求項1又は2に記載のトロリ線。
  4. 公称断面積が120mm以上であり、
    前記Cu−Sn−In系合金と不可避不純物からなり、
    前記Cu−Sn−In系合金のSn含有量が0.3質量%以上、0.5質量%未満であり、
    前記Cu−Sn−In系合金のIn含有量が0.01質量%以上、0.1質量%以下である、
    請求項3に記載のトロリ線。
  5. 公称断面積が120mm以上であり、
    前記Cu−Sn系合金と不可避不純物からなり、
    前記Cu−Sn系合金のSn含有量が0.3質量%以上、0.6質量%未満である、
    請求項3に記載のトロリ線。
  6. トロリ線と、
    前記トロリ線を支持するちょう架線と、
    を有し、
    前記トロリ線は、Cu−Sn−In系合金又はCu−Sn系合金を主成分とし、引張強さが485MPa以上、500MPa未満である、
    シンプルカテナリー式架線。
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