JP2017136621A - 溶接機 - Google Patents
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Abstract
【課題】低コストで溶接開始位置を調整できる溶接機を提供する。【解決手段】溶接機1は、本体2と、本体2に対してスライド可能な電極ホルダ6と、電極ホルダ6に固定された電極3と、電極ホルダ6に固定されたレーザーマーカー4とを備えている。レーザーマーカー4は、電極3の長さ方向に延びる仮想的な延長線Eが鋼板5の表面と交差する位置にレーザーLを照射するように方向付けられている。【選択図】図1
Description
この発明は、溶接機に係り、特に、鋼板と鋼板とをスポット溶接する溶接機に関する。
特許文献1には、溶接ロボットを用いて自動的に溶接を行う発明が記載されている。溶接ロボットに対して被溶接部材にズレ等があると、溶接開始位置がずれてしまい、適切な個所に溶接を施すことができなくなってしまう。このため、特許文献1に記載の発明では、ワイヤタッチセンサ機能とワイヤ突き出し長さの制御機能を溶接ロボットに持たせることにより、被溶接部材の端部、すなわち溶接開始位置を検出している。
しかしながら、ワイヤタッチセンサは非常に高価なため、溶接装置が非常に高価なものになってしまうといった問題点があった。
この発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、低コストで溶接開始位置を調整できる溶接機を提供することを目的とする。
この発明に係る溶接機は、複数の被溶接部材を溶接する溶接機であって、この溶接機は、本体と、本体に対してスライド可能な電極と、電極とともに本体に対してスライド可能であり、電極の長さ方向に延びる仮想的な延長線が被溶接部材の表面と交差する位置を示す指示部とを備える。
指示部は、交差する位置にレーザーを照射するレーザーマーカーであってもよい。
指示部は、交差する位置にレーザーを照射するレーザーマーカーであってもよい。
この発明によれば、指示部が、電極の長さ方向に延びる仮想的な延長線が被溶接部材の表面と交差する位置を示すことにより、指示部が示す位置を溶接開始位置に調整すれば、電極が溶接開始位置の真上に位置することになるので、低コストで電極を溶接開始位置に調整することができる。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に、この発明に係る溶接機1の概略構成図を示す。溶接機1は、本体2と、本体2に対してスライド可能な電極ホルダ6と、電極ホルダ6に固定された電極3と、電極ホルダ6に固定された指示部であるレーザーマーカー4とを備えている。レーザーマーカー4は、電極3の長さ方向に延びる仮想的な延長線Eが、被溶接部材である鋼板5の表面と交差する位置にレーザーLを照射するように方向付けられている。電極ホルダ6が本体2に対してスライドすることで、電極ホルダ6に固定された電極3が本体2に対してスライドするようになっている。
図1に、この発明に係る溶接機1の概略構成図を示す。溶接機1は、本体2と、本体2に対してスライド可能な電極ホルダ6と、電極ホルダ6に固定された電極3と、電極ホルダ6に固定された指示部であるレーザーマーカー4とを備えている。レーザーマーカー4は、電極3の長さ方向に延びる仮想的な延長線Eが、被溶接部材である鋼板5の表面と交差する位置にレーザーLを照射するように方向付けられている。電極ホルダ6が本体2に対してスライドすることで、電極ホルダ6に固定された電極3が本体2に対してスライドするようになっている。
次に、この発明に係る溶接機の電極を溶接開始位置に調整する方法について説明する。
図2には、溶接動作の各ステップにおける電極3(図1参照)の位置をわかりやすくするために電極3及び電極ホルダ6は描かれておらず、電極3がとり得る位置(A〜D)のみが描かれている。溶接機1の起動前は、電極3は原点位置Aにある。溶接機1の起動後、電極3は、原点位置Aよりも鋼板5に近い位置である待機位置Bに自動的に移動する。
図2には、溶接動作の各ステップにおける電極3(図1参照)の位置をわかりやすくするために電極3及び電極ホルダ6は描かれておらず、電極3がとり得る位置(A〜D)のみが描かれている。溶接機1の起動前は、電極3は原点位置Aにある。溶接機1の起動後、電極3は、原点位置Aよりも鋼板5に近い位置である待機位置Bに自動的に移動する。
次に、鋼板5を溶接機1に供給し、2枚の鋼板5の端部が重なり合った状態にする。鋼板5を供給後、レーザーマーカー4(図1参照)がレーザーL(図1参照)を照射する。レーザーマーカー4がレーザーLを照射後、電極3は、待機位置Bから鋼板5の方向に向かって距離bだけ離れた位置である暫定溶接開始位置Cに自動的に移動する。ここで、距離bとは、溶接機1内において鋼板5にずれがない場合に電極3が待機位置Bから距離bだけ移動すると適切な溶接開始位置となる距離を意味する。
しかしながら実際は、溶接機1において鋼板5がずれている場合が多いので、暫定溶接開始位置Cと真の溶接開始位置Dとは、ずれている場合が多い。暫定溶接開始位置Cと溶接開始位置Dとがずれていることは、レーザーLによって示された位置が溶接開始位置Dからずれていることから、作業者は容易に認識することができる。その後、作業者は手動で、電極3を暫定溶接開始位置Cから溶接開始位置Dに移動する。この際、レーザーLによって示された位置が溶接開始位置Dとなるように電極3を動かすことにより、電極3が溶接開始位置Dの真上に位置するようになるので、容易に電極3を溶接開始位置Dに調整することができる。その後、電極3が溶接開始位置Dから所定の幅Wだけ自動的に溶接を行う。
このように、レーザーマーカー4が、電極3の長さ方向に延びる仮想的な延長線Eが鋼板5の表面と交差する位置を示すことにより、レーザーマーカー4が示す位置を溶接開始位置Dに調整すれば、電極3が溶接開始位置Dの真上に位置することになるので、低コストで電極3を溶接開始位置に調整することができる。
この実施の形態では、指示部は、レーザーLを照射するレーザーマーカー4であったが、この形態に限定するものではない。延長線Eが鋼板5の表面と交差する位置を示すような棒状の部材等を電極ホルダ6に固定したものを指示部としてもよい。
この実施の形態では、溶接機1の起動前に電極3が、待機位置Bとは異なる原点位置Aに位置していたが、この形態に限定するものではない。溶接機1の起動前後で電極3は待機位置Bのままであってもよい。
1 溶接機、2 本体、3 電極、4 レーザーマーカー(指示部)、5 鋼板(被溶接部材)、E 延長線、L レーザー。
Claims (2)
- 複数の被溶接部材を溶接する溶接機であって、
該溶接機は、
本体と、
該本体に対してスライド可能な電極と、
該電極とともに前記本体に対してスライド可能であり、前記電極の長さ方向に延びる仮想的な延長線が前記被溶接部材の表面と交差する位置を示す指示部と
を備える溶接機。 - 前記指示部は、前記交差する位置にレーザーを照射するレーザーマーカーである、請求項1に記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016019899A JP2017136621A (ja) | 2016-02-04 | 2016-02-04 | 溶接機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016019899A JP2017136621A (ja) | 2016-02-04 | 2016-02-04 | 溶接機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017136621A true JP2017136621A (ja) | 2017-08-10 |
Family
ID=59564634
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016019899A Pending JP2017136621A (ja) | 2016-02-04 | 2016-02-04 | 溶接機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017136621A (ja) |
-
2016
- 2016-02-04 JP JP2016019899A patent/JP2017136621A/ja active Pending
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