JP2017134648A - 通信端末、通信システム及び通信方法 - Google Patents

通信端末、通信システム及び通信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017134648A
JP2017134648A JP2016014280A JP2016014280A JP2017134648A JP 2017134648 A JP2017134648 A JP 2017134648A JP 2016014280 A JP2016014280 A JP 2016014280A JP 2016014280 A JP2016014280 A JP 2016014280A JP 2017134648 A JP2017134648 A JP 2017134648A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
unit
terminal
terminals
communication terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP2016014280A
Other languages
English (en)
Inventor
松木 友明
Tomoaki Matsuki
友明 松木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KDDI Corp
Original Assignee
KDDI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KDDI Corp filed Critical KDDI Corp
Priority to JP2016014280A priority Critical patent/JP2017134648A/ja
Publication of JP2017134648A publication Critical patent/JP2017134648A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Alarm Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephone Function (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

【課題】複数の見守り対象者がいる場合に、見守り対象者への支援が必要になったタイミングで見守り者に対応させる。
【解決手段】第1通信端末1は、自身と第2通信端末2との離間度合いを特定するための無線通信を行う第1通信部13と、第1通信部13とは異なる方式で無線通信を行う第2通信部14と、第1通信部13による無線通信の通信状況を監視する対象として指定された複数の第2通信端末2のそれぞれを識別する端末識別情報を記憶する記憶部15と、複数の第2通信端末2同士が第1距離以内に存在するか否かを判定するとともに、第1通信部13による複数の第2通信端末2のそれぞれとの無線通信の通信状態と、当該判定の結果とに基づいて、第2通信部14により、端末識別情報に基づいて複数の第2通信端末2の少なくともいずれかと無線通信を行う通信制御部164とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信端末、通信システム及び通信方法に関する。
従来、見守り対象者に通信端末を携帯させて、当該通信端末により見守り対象者の安否を確認することが行われている。例えば、特許文献1には、見守り者が携帯する端末が、見守り対象者が携帯する端末と所定距離以上離れたことを検出すると、警報を出力することが開示されている。
特開平11−242790号公報
ところで、複数の見守り対象者が存在する場合において、複数の見守り対象者同士が一緒にいるときには、複数の見守り対象者同士が一緒にいないときに比べて安全性が高い。しかしながら、特許文献1に記載された技術を用いる場合、見守り者の通信端末は、見守り対象者が他の見守り対象者と一緒に行動しており安全性が高いにもかかわらず、見守り者の通信端末から離れたことに応じて警報を出力してしまうという問題が生じてしまう。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、複数の見守り対象者がいる場合に、見守り対象者への支援が必要になったタイミングで見守り者に対応させることができる通信端末、通信システム及び通信方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に係る通信端末は、自身と他端末との離間度合いを特定するための無線通信を行う第1通信部と、前記第1通信部とは異なる方式で無線通信を行う第2通信部と、前記第1通信部による無線通信の通信状況を監視する対象として指定された複数の前記他端末のそれぞれを識別する端末識別情報を記憶する記憶部と、複数の前記他端末同士が第1距離以内に存在するか否かを判定するとともに、前記第1通信部による複数の前記他端末のそれぞれとの無線通信の通信状態と、当該判定の結果とに基づいて、前記第2通信部により、前記端末識別情報に基づいて複数の前記他端末の少なくともいずれかと無線通信を行う通信制御部と、を備える。
前記通信端末は、前記第1通信部による無線通信の通信状況が、前記通信端末が複数の前記他端末の少なくともいずれかと第2距離以上離れていることを示す通信状況に変化すると、前記第2通信部による複数の前記他端末との無線通信の開始指示を受け付ける画面を表示部に表示させ、当該開始指示を受け付ける受付部をさらに備え、前記通信制御部は、前記開始指示を受け付けると、前記第2通信部により、前記端末識別情報に基づく前記他端末との無線通信を行ってもよい。
前記受付部は、前記第1通信部による無線通信の通信状況が、前記通信端末が複数の前記他端末の少なくともいずれかと前記第2距離以上離れていることを示す通信状況に変化した場合において、前記複数の他端末同士が前記第1距離以内に存在するときには前記画面を前記表示部に表示させず、前記複数の他端末同士が前記第1距離以内に存在しないときには、前記画面を前記表示部に表示させてもよい。
前記受付部は、前記第1通信部による無線通信の通信状況が、前記通信端末が前記複数の他端末の少なくともいずれかと前記第2距離以上離れていることを示す通信状況に変化した場合に、前記複数の他端末同士が前記第1距離以内に存在するときと、前記複数の他端末同士が前記第1距離以内に存在しないときとで、前記画面を前記表示部に表示させるタイミングを異ならせてもよい。
前記受付部は、前記第1通信部による無線通信の通信状況が、前記通信端末が前記複数の他端末の少なくともいずれかと前記第2距離以上離れていることを示す通信状況に変化した場合に、前記複数の他端末同士が前記第1距離以内に存在するときと、前記複数の他端末同士が前記第1距離以内に存在しないときとで、異なる内容の前記画面を前記表示部に表示させてもよい。
前記通信制御部は、前記第1通信部による無線通信の通信状況が、前記通信端末が複数の前記他端末の少なくともいずれかと前記第2距離以上離れていることを示す通信状況に変化すると、前記第2通信部により、前記第2距離以上離れている他端末から、当該他端末を所持するユーザの移動態様を示す情報を受信し、前記通信端末は、前記第2距離以上離れている他端末を所持するユーザの移動態様を示す情報を前記通信端末のユーザに通知する通知部をさらに備えてもよい。
前記通信端末は、前記第1通信部による無線通信の通信状況が、前記通信端末が複数の前記他端末の少なくともいずれかと前記第2距離以上離れていることを示す通信状況に変化した後、前記第2距離以上離れていた他端末と前記第2距離以上離れていないことを示す通信状況に変化すると、前記第2距離以上離れていた他端末と前記第1通信部による無線通信ができることを前記通信端末のユーザに通知する通知部をさらに備えてもよい。
前記通信制御部は、複数の前記他端末のそれぞれから受信する前記第1通信部の無線通信に係る電波の受信強度に基づいて、複数の前記他端末が前記第1距離以内に存在するか否かを判定してもよい。
複数の前記他端末は、前記第1通信部による無線通信を行い、前記通信制御部は、複数の前記他端末の少なくともいずれかから、複数の他端末同士の前記第1通信部による無線通信の通信状況を示す情報を取得し、当該情報に基づいて、複数の前記他端末が前記第1距離以内に存在するか否かを判定してもよい。
前記通信端末は、複数の前記他端末のそれぞれについて、前記第2通信部による無線通信の開始指示を受け付ける画面を表示させる基準となる離間度合いを設定する設定部と、前記第1通信部による無線通信の通信状況に基づいて、前記通信端末と、複数の前記他端末のそれぞれとの離間度合いを判定し、複数の前記他端末のそれぞれとの離間度合いと、複数の前記他端末のそれぞれに設定された前記基準となる離間度合いとに基づいて、複数の前記他端末のそれぞれに対応して前記第2通信部による無線通信の開始指示を受け付ける画面を表示させ、当該開始指示を受け付ける受付部とさらに備えてもよい。
本発明の第2の態様に係る通信システムは、第1通信端末と、第2通信端末とを備える通信システムであって、前記第1通信端末及び前記第2通信端末は、自身と他端末との離間度合いを特定するための無線通信を行う第1通信部と、前記第1通信部とは異なる方式で無線通信を行う第2通信部とを有し、前記第1通信端末は、前記第1通信部による無線通信の通信状況を監視する対象として指定された複数の前記第2通信端末のそれぞれを識別する端末識別情報を記憶する記憶部と、複数の前記他端末同士が所定距離以内に存在するか否かを判定するとともに、前記第1通信部による複数の前記他端末のそれぞれとの無線通信の通信状態と、当該判定の結果とに基づいて、前記第2通信部により、前記端末識別情報に基づいて複数の前記他端末の少なくともいずれかと無線通信を行う通信制御部とをさらに有する。
本発明の第3の態様に係る通信方法は、自身と他端末との離間度合いを特定するための無線通信を行う第1通信部と、前記第1通信部とは異なる方式で無線通信を行う第2通信部とを備えるコンピュータにより実行される、前記第1通信部による無線通信の通信状況を監視する対象として指定された複数の前記他端末のそれぞれを識別する端末識別情報を記憶部に記憶させるステップと、複数の前記他端末同士が所定距離以内に存在するか否かを判定するステップと、前記第1通信部による複数の前記他端末のそれぞれとの無線通信の通信状況と、前記判定の結果とに基づいて、前記第2通信部により、前記端末識別情報に基づいて複数の前記他端末の少なくともいずれかと無線通信を行うステップと、を備える。
本発明によれば、複数の見守り対象者がいる場合に、見守り対象者への支援が必要になったタイミングで見守り者に対応させることができるという効果を奏する。
第1実施形態に係る通信システムの概要を示す図である。 第1実施形態に係る第1通信端末の構成を示す図である。 第1実施形態に係る第2通信端末の構成を示す図である。 ペアリング時の処理の流れを示すフローチャートである。 監視画面の一例を示す図である。 選択画面の一例を示す図である。 第1通信部による第2通信端末との無線通信の通信状況の監視時の処理の流れを示すフローチャートである。 監視画面による離間度合いの通知例を示す図である。 警告画面の一例を示す図である。 警告画面の表示制御例を示す図である。 複数の第2通信端末同士のペアリング時の処理の流れを示すフローチャートである。 第3実施形態に係る第1通信端末の構成を示す図である。
<第1実施形態>
[通信システムSの構成]
図1は、第1実施形態に係る通信システムSの概要を示す図である。
通信システムSは、見守り者が所持する第1通信端末1と、複数の見守り対象者のそれぞれが所持する第2通信端末2(例えば、第2通信端末2A、第2通信端末2B)とを備える。ここで、見守り対象者は、例えば子供であり、見守り者は、例えば子供の保護者(親)である。
第1通信端末1は、制御部や記憶部を備え、見守り者が携帯可能なコンピュータである。第1通信端末1は、例えば、スマートフォン等の携帯電話機であり、自身と他端末(第2通信端末)との離間度合いを特定するための無線通信を行う第1通信部と、第1通信部とは異なる方式で無線通信を行う第2通信部とを備える。
第2通信端末2は、制御部や記憶部を備え、例えば、見守り対象者が体に装着可能なウェアラブルコンピュータである。第2通信端末2は、例えば、腕時計型の携帯電話機であり、第1通信端末1と同様に、第1通信部と第2通信部とを備える。
第1通信端末1を所持する見守り者は、第2通信端末2を所持する見守り対象者とともに行動する場合、第1通信端末1を操作して、見守り対象者が見守り者から離れたか否かを監視する機能(監視機能)をオン状態にする。
第1通信端末1は、監視機能がオン状態にされたことに応じて、複数の見守り対象者のそれぞれが所持する第2通信端末2(第2通信端末2A、第2通信端末2B)と、第1通信部による無線通信により通信を行う。第1通信部の通信可能距離は、例えば50m程度であり、第1通信端末1は、第1通信部による第2通信端末2との通信が可能な場合、見守り対象者が見守り者から離れていないと判定する。
第1通信端末1は、第1通信部による無線通信により第2通信端末2と通信ができなくなるか、第2通信端末2から受信する電波の電波強度が所定の閾値以下に変化すると、当該第2通信端末2を所持する見守り対象者が見守り者から離れたと判定する。第1通信端末1は、複数の第2通信端末2同士が第1距離以内に存在するか否かを判定する。ここで、第1距離は、例えば、第1通信部の通信可能距離である第2距離(例えば、50m)よりも短い距離(例えば、10m)である。第1通信端末1は、複数の見守り対象者のうち、少なくともいずれかの見守り対象者が見守り者から離れたと判定した場合、複数の第2通信端末同士が第1距離以内に存在するか否かの判定の結果に基づいて、第2通信部により、第2通信端末2と無線通信を行い、電話等による見守り対象者と見守り者とのコミュニケーションを可能とする。
このようにすることで、第1通信端末1を所持する見守り者は、第2通信端末2を所持する複数の見守り対象者のうち、少なくともいずれかが離れた場合に、複数の見守り対象者同士の距離に応じて、見守り対象者への支援が必要になったタイミングで対応することができる。
続いて、第1通信端末1及び第2通信端末2の構成について説明する。
[第1通信端末1の構成]
図2は、第1実施形態に係る第1通信端末1の構成を示す図である。第1通信端末1は、入力部11と、表示部12と、第1通信部13と、第2通信部14と、記憶部15と、制御部16とを備える。
入力部11は、例えば、ボタンやタッチパネルであり、第1通信端末1のユーザから操作入力を受け付ける。
表示部12は、例えば、液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイであり、制御部16の制御に応じて各種情報を表示する。
第1通信部13は、自身と第2通信端末2との離間度合いを判定するための無線通信を行う。第1通信部13は、BLE(Bluetooth Low Energy)(登録商標)等の、通信可能な距離が第2距離である近距離無線通信方式により、第2通信端末2と無線通信を行う。
第1通信部13は、例えば、第2通信端末2から発信されたビーコン信号を受信する。第1通信部13は、受信したビーコン信号に対応する電波の電波強度を測定する。第1通信部13は、測定された電波強度を示す情報と、ビーコン信号に含まれているビーコンIDとを制御部16に出力する。
第2通信部14は、第1通信部13とは異なる方式で無線通信を行う。例えば、第2通信部14は、携帯電話回線やインターネット等の通信ネットワークを介して第2通信端末2と通信を行う。
記憶部15は、例えば、ROM及びRAM等である。記憶部15は、第1通信端末1を機能させるための各種プログラムを記憶する。記憶部15は、第1通信端末1の制御部16を、第1受付部161、取得部162、記憶制御部163、通信制御部164、第2受付部165、及び通知部166として機能させる見守り用プログラムを記憶する。記憶部15は、外部メモリ等の記憶媒体に記憶されたプログラムを読み取って記憶してもよく、通信ネットワークを介して外部機器からダウンロードされたプログラムを記憶してもよい。
なお、第1通信端末1に接続されている記憶媒体も、記憶部15に含まれるものとする。第1通信端末1に接続されている記憶媒体は、例えば、第1通信端末1を識別する識別情報としての第1通信端末1の電話番号(以下、第1電話番号ともいう。)を記憶するSIMカードである。
また、記憶部15は、監視対象の複数の見守り対象者のそれぞれが所持する第2通信端末2を識別する端末識別情報として、複数の第2通信端末2のそれぞれに予め割り当てられているユーザIDと、見守り対象者の名称とを記憶する。
制御部16は、例えば、CPUである。制御部16は、記憶部15に記憶されている各種プログラムを実行することにより、第1通信端末1に係る機能を制御する。制御部16は、第1受付部161と、取得部162と、記憶制御部163と、通信制御部164と、第2受付部165と、通知部166とを備える。これらの機能の詳細については後述する。
[第2通信端末2の構成]
図3は、第1実施形態に係る第2通信端末2の構成を示す図である。第2通信端末2は、入力部21と、表示部22と、第1通信部23と、第2通信部24と、記憶部25と、制御部26とを備える。
入力部21、表示部22、第1通信部23、及び第2通信部24の機能は、第1通信端末1の入力部11、表示部12、第1通信部13、及び第2通信部14の機能と同じであるので説明を省略する。
記憶部25は、例えば、ROM及びRAM等である。記憶部25は、第2通信端末2を機能させるための各種プログラムを記憶する。記憶部25は、第2通信端末2の制御部26を、取得部262、記憶制御部263、通信制御部264、受付部265、及び通知部266として機能させる見守り用プログラムを記憶する。記憶部25は、外部メモリ等の記憶媒体に記憶されたプログラムを読み取って記憶してもよく、通信ネットワークを介して外部機器からダウンロードされたプログラムを記憶してもよい。
なお、第2通信端末2に接続されている記憶媒体も、記憶部25に含まれるものとする。第2通信端末2に接続されている記憶媒体は、例えば、第2通信端末2を識別する識別情報としての第2通信端末2の電話番号(以下、第2電話番号ともいう。)を記憶するSIMカードである。
また、記憶部25は、見守り者が所持する第1通信端末1を識別する端末識別情報として、第1通信端末1に予め割り当てられているユーザIDと、見守り者の名称(例えば、お母さん、お父さん等)とを記憶する。
制御部26は、例えば、CPUである。制御部26は、記憶部25に記憶されている各種プログラムを実行することにより、第2通信端末2に係る機能を制御する。制御部26は、取得部262と、記憶制御部263と、通信制御部264と、受付部265と、通知部266とを備える。
続いて、適宜、フローチャートを参照しながら、第1通信端末1及び第2通信端末2が備える機能の詳細について説明する。
[ペアリング時の処理の流れ]
まず、第1通信端末1により第2通信端末2の監視を開始する際に行われるペアリング時の処理の流れについて説明する。図4は、ペアリング時の処理の流れを示すフローチャートである。なお、図4に示すフローチャートでは、一の第2通信端末2とのペアリングに係る処理の流れを示しているが、ペアリング対象の複数の第2通信端末2のそれぞれが同じ処理を行うものとする。
まず、第1通信端末1の第1受付部161は、第1通信部13による、複数の第2通信端末2のそれぞれとの無線通信の通信状況の監視指示を受け付ける。具体的には、第1受付部161は、入力部11を介して、複数の第2通信端末2の監視を行うための監視画面の表示要求を受け付けたことに応じて、当該監視画面を表示部12に表示させる。
図5は、監視画面の一例を示す図である。図5に示す例では、第1通信端末1から第2通信端末2までのおおよその距離を示す扇形の距離通知用画像Aと、第1通信端末1を示すオブジェクトPとが表示されている。また、図5に示す例では、「ON」と表示され、監視指示を受け付ける選択画面を表示させるためのオンボタンと、「OFF」と表示され、監視を終了する監視終了指示を受け付けるためのオフボタンとが設けられている。
第1受付部161は、オンボタンが押下されると、見守り対象者の選択を受け付ける選択画面を表示させる。図6は、選択画面の一例を示す図である。選択画面には、予め記憶部15に記憶されている見守り対象者の名称と、当該見守り対象を監視対象とするか否かを受け付けるチェックボックスとが表示されている。本実施形態では、2人の見守り対象者「けんたろう」と「あかり」とが監視対象として選択されるものとする。また、選択画面には、監視指示を受け付ける開始ボタンと、監視画面に表示を戻すための戻るボタンとが表示されている。
第1受付部161は、選択画面において開始ボタンが押下され、監視指示を受け付けたか否かを判定する(S1)。第1受付部161は、監視指示を受け付けたと判定すると、S2に処理を移し、監視指示を受け付けていないと判定すると、S1を再実行する。
なお、本実施形態では、選択画面において、監視対象の見守り対象者を選択したが、これに限らない。例えば、第1受付部161は、予め記憶部15に記憶されている見守り対象者に対応する複数の第2通信端末2のうち、監視画面の表示時に通信可能な第2通信端末2に対応する見守り対象者を監視対象としてもよい。
第1通信端末1の取得部162は、第1受付部161が監視指示を受け付けると、第2電話番号を第2通信端末2から取得する。また、第2通信端末2の取得部262は、第1電話番号を第1通信端末1から取得する。
具体的には、第1通信端末1の取得部162は、第2通信端末2をサーチするためのサーチ信号を第1通信部13に発信させる(S2)。
第2通信端末2の取得部262は、サーチ信号を受信すると(S3)、当該サーチ信号に対応する応答信号を第1通信部23に発信させる(S4)。
第1通信端末1の取得部162は、第2通信端末2から応答信号を受信すると(S5)、自身の記憶部15に記憶されている、自身に割り当てられている電話番号である第1電話番号を取得し(S6)、第2通信端末2に送信する(S7)。
第2通信端末2の取得部262が第1電話番号を受信すると(S8)、記憶制御部263は、第1電話番号を記憶部25に記憶させる(S9)。
また、第2通信端末2の取得部262は、自身の記憶部25に記憶されている、自身に割り当てられている電話番号である第2電話番号を取得し(S10)、第1通信端末1に送信する(S11)。
第1通信端末1の取得部162が第2電話番号を受信すると(S12)、記憶制御部163は、当該第2電話番号を、第1通信部13による無線通信の通信状況を監視する対象として指定された第2通信端末2を識別する端末識別情報として記憶部15に記憶させる(S13)。複数の第2通信端末2のそれぞれと、図6に示す処理が行われることにより、第1通信端末1と複数の第2通信端末2のそれぞれとのペアリングが完了し、第1通信部13による第2通信端末2との無線通信の通信状況の監視が開始される。
[監視時の処理の流れ]
続いて、第1通信端末1の通信制御部164は、第1通信部13による複数の第2通信端末2のそれぞれとの無線通信の通信状況を監視する。そして、通信制御部164は、複数の第2通信端末2同士が第1距離以内に存在するか否かを判定するとともに、第1通信部13による複数の第2通信端末2のそれぞれとの無線通信の通信状態と、当該判定の結果とに基づいて、第2通信部14により、端末識別情報(第2電話番号)に基づく複数の第2通信端末2の少なくともいずれかとの無線通信を行う。
図7は、第1通信部13による第2通信端末2との無線通信の通信状況の監視時の処理の流れを示すフローチャートである。なお、本実施形態のように、第1通信端末1が、複数の第2通信端末2のそれぞれとの第1通信部13による無線通信の通信状況を監視する場合、図7に示す処理は、複数の第2通信端末2のそれぞれに対応して、並列に実行されるものとする。
まず、第2通信端末2の通信制御部264は、第1通信部23により、ビーコン信号を発信する(S21)。第1通信部23は、例えば、見守り対象者のユーザIDをビーコンIDに含むビーコン信号を発信する。
第1通信端末1の通知部166は、第1通信部13によるビーコン信号の受信状況に基づいて、第1通信端末1と第2通信端末2との離間度合いを見守り者に通知する(S22)。
具体的には、通知部166は、第1通信部13がビーコン信号を受信した場合には、ビーコン信号に含まれるビーコンID(ユーザID)に基づいて、ビーコン信号を発信した第2通信端末2を特定する。また、通知部166は、ビーコン信号に対応する電波の受信強度を示す情報を第1通信部13から取得し、当該受信強度を示す情報に基づいて、ビーコン信号を発信した第2通信端末2との離間度合いを判定する。通知部166は、監視画面に表示されている扇形の距離通知用画像Aの内部に、判定した離間度合いに基づいて第2通信端末2を示すオブジェクトWを表示させる。
通知部166は、図7に示す処理を並列して実行することにより、複数の第2通信端末2のそれぞれとの離間度合いに対応する情報を、一の監視画面に表示させる。図8は、監視画面による離間度合いの通知例を示す図である。図8(a)には、第2通信端末2Aを示すオブジェクトW1、第2通信端末2Bを示すオブジェクトW2が表示されていることが確認できる。例えば、通知部166は、第2通信端末2Aとの離間度合いが小さい場合には、第1通信端末1を示すオブジェクトPに近い位置にオブジェクトW1を表示させ、第2通信端末2Aとの離間度合いが大きい場合には、オブジェクトPから遠い位置にオブジェクトW1を表示させる。
また、通知部166は、第1通信部13がビーコン信号を受信していない場合、又は第1通信部13が第2通信端末2から受信する電波の電波強度が所定の閾値以下の場合には、第1通信端末1と第2通信端末2との距離が第1通信部13の通信可能距離(第2距離)以上であると推定する。この場合、通知部166は、オブジェクトWを非表示とする。例えば、第2通信端末2Aからビーコン信号を受信していない場合、又は第1通信部13が第2通信端末2から受信する電波の電波強度が所定の閾値以下の場合には、通知部166は、図8(b)に示すように、第2通信端末2Aを示すオブジェクトW1を非表示とする。
続いて、第1通信端末1の通信制御部164は、第1通信部13がビーコン信号を受信したか否かを判定する(S23)。通信制御部164は、ビーコン信号を受信したと判定すると、S24に処理を移し、ビーコン信号を受信していないと判定すると、S25に処理を移す。
S24において、通信制御部164は、第1通信部13により、ビーコン信号の応答信号を発信させる。第1通信部13は、例えば、見守り者のユーザIDを含む応答信号を発信する。その後、通信制御部164は、S22に処理を移す。
S25において、通信制御部164は、第1通信部13がビーコン信号を最後に受信してから所定時間(例えば、10秒)経過したか否かを判定する。通信制御部164は、ビーコン信号を最後に受信してから所定時間が経過したと判定すると、S26に処理を移し、ビーコン信号を最後に受信してから所定時間が経過していないと判定すると、S22に処理を移す。
S26において、通信制御部164は、複数の第2通信端末2同士が第1距離以内に存在するか否かを判定する。具体的には、通信制御部164は、複数の第2通信端末2のそれぞれから受信する第1通信部13の無線通信に係る電波の受信強度に基づいて、複数の第2通信端末2同士が第1距離以内に存在するか否かを判定する。例えば、複数の見守り対象者が一緒に行動し、複数の第2通信端末2同士が第1距離以内に存在する場合には、第1通信端末1が、複数の第2通信端末2のそれぞれから受信する電波の受信強度は、同じように変化する可能性が高い。
そこで、通信制御部164は、例えば、10秒ごとに複数の第2通信端末2のそれぞれから受信した第1通信部13の無線通信に係る電波の電波強度の差分を算出し、現在時刻の直前の1分間における差分の合計量が予め定められた閾値以下であるか否かを判定する。通信制御部164は、差分の合計量が閾値以下である場合、複数の第2通信端末2のそれぞれから受信した電波の受信強度が同じように変化しており、複数の第2通信端末2同士が第1距離以内に存在すると判定する。このようにすることで、第1通信端末1は、複数の第2通信端末2同士が第1距離以内に存在するか否かを容易に判定することができる。
S27において、第2受付部165は、第1通信部13がビーコン信号を最後に受信してから所定時間が経過すると、第1通信部13による無線通信の通信状況が、当該ビーコン信号の発信元の第2通信端末2と第2距離以上離れていることを示す通信状況に変化したと判定する。そして、第2受付部165は、第2通信部14による第2通信端末2との無線通信の開始指示を受け付ける警告画面を表示部12に表示させる。警告画面を表示させた後の処理については後述する。
第2通信端末2の通知部266は、第1通信部23による応答信号の受信状況に基づいて、第1通信端末1と第2通信端末2との離間度合いを見守り対象者に通知する(S28)。通知部266は、第1通信端末1の通知部166と同様に、応答信号に対応する電波の受信強度を示す情報を第1通信部23から取得し、当該受信強度を示す情報に基づいて、第1通信端末1との離間度合いを判定する。そして、通知部266は、例えば、図5に示す監視画面と同様に扇形の距離通知用画像を表示部22に表示させ、当該距離通知用画像の内部に、判定した離間度合いに基づいて第1通信端末1を示すオブジェクトを表示する。
続いて、第2通信端末2の通信制御部264は、第1通信部23が応答信号を受信したか否かを判定する(S29)。通信制御部264は、応答信号を受信したと判定すると、S21に処理を移し、応答信号を受信していないと判定すると、S30に処理を移す。
S30において、通信制御部264は、第1通信部23が応答信号を最後に受信してから所定時間(例えば、10秒)が経過したか否かを判定する。通信制御部264は、応答信号を最後に受信してから所定時間が経過したと判定すると、S31に処理を移し、応答信号を最後に受信してから所定時間が経過していないと判定すると、S21に処理を移す。
S31において、受付部265は、第1通信部23が応答信号を最後に受信してから所定時間が経過すると、第1通信部23による無線通信の通信状況が、第2通信端末2と第1通信端末1とが第2距離以上離れていることを示す通信状況に変化したと判定する。そして、受付部265は、第2通信部24による第1通信端末1との無線通信の開始指示を受け付ける警告画面を表示部22に表示させる。
[警告画面表示後の処理]
続いて、警告画面を表示した後の処理について説明する。
第1通信端末1の第2受付部165は、第1通信部13による無線通信の通信状況が、第1通信端末1が複数の第2通信端末2の少なくともいずれかと第2距離以上離れていることを示す通信状況に変化すると、第2通信部14による第2通信端末2との無線通信の開始指示を受け付ける警告画面を表示部12に表示させ、当該開始指示を受け付ける。また、第2受付部165は、第1通信端末1が備えるスピーカ(不図示)から警告音を出力させることにより、見守り者に、第2通信端末2を所持する見守り対象者が自身から離れたことを通知する。
第2受付部165は、複数の第2通信端末2のそれぞれとの第1通信部13による無線通信の通信状況に基づいて、警告画面の表示態様を変化させる。図9は、警告画面ALの一例を示す図である。図9に示すように、警告画面ALは、監視画面に重畳して表示される。図9(a)は、第1通信端末1が、第2通信端末2A、第2通信端末2Bのうち、第2通信端末2Aと第2距離以上離れていることを示す通信状況に変化した場合の警告画面ALの一例を示す図である。図9(b)は、第1通信端末1が、第2通信端末2A、第2通信端末2Bの双方と第2距離以上離れていることを示す通信状況に変化した場合の警告画面ALの一例を示す図である。
警告画面ALには、「電話する」と表示され、第2通信部14による第2通信端末2との無線通信の開始指示を受け付ける第1ボタンと、「音をストップ」と表示され、警告音の出力停止を受け付ける第2ボタンと、「終了」と表示され、警告画面ALを非表示にする指示を受け付ける第3ボタンとが設けられている。図9(a)に示す例では、第2通信端末2Aの見守り対象者「けんたろう」に対応して一の第1ボタンが表示されていることが確認できる。また、図9(b)に示す例では、第2通信端末2A、第2通信端末2Bのそれぞれの見守り対象者「けんたろう」、「あかり」に対応して複数の第1ボタンが表示されていることが確認できる。
また、第2受付部165は、複数の第2通信端末2のそれぞれとの第1通信部13による無線通信の通信状況、及び複数の第2通信端末2が第1距離以内に存在するか否かの判定の結果に基づいて、警告画面ALをさせるか否か、及び警告画面ALの表示タイミングを変化させる。図10は、警告画面ALの表示制御例を示す図である。
第2受付部165は、第1通信部13による無線通信の通信状況が、第1通信端末1が複数の第2通信端末2のそれぞれと第2距離未満であることを示す通信状況である場合(図10のパターン1)には、警告画面ALを表示部12に表示させない。
また、第2受付部165は、第1通信部13による無線通信の通信状況が、第1通信端末1が複数の第2通信端末2の少なくともいずれかと第2距離以上離れていることを示す通信状況に変化した場合(図10のパターン2、3)において、複数の第2通信端末2同士が第1距離以内に存在するときには、警告画面ALを表示部12に表示させず、複数の第2通信端末2同士が第1距離以内に存在していないときには、警告画面ALを表示部12に表示させる。
例えば、第1通信端末1が第2通信端末2Aと第2通信端末2Bとのいずれか一方と、第2距離以上離れていることを示す通信状況に変化した場合に、第2通信端末2Aと、第2通信端末2Bとが第1距離以内に存在しないときには、複数の見守り対象者が互いに別行動をしている可能性が高い。このため、第2受付部165は、警告画面ALを表示部12に表示させる。他方、第2通信端末2Aと、第2通信端末2Bとが第1距離以内に存在するときには、複数の見守り対象者が一緒に行動している可能性が高く、一緒に行動していない場合に比べて安全性が高いことから、第2受付部165は、警告画面ALを表示部12に表示させない。
また、第2受付部165は、第1通信部13による無線通信の通信状況が、第1通信端末1が複数の第2通信端末2の少なくともいずれかと第2距離以上離れていることを示す通信状況に変化した場合に、複数の第2通信端末2同士が第1距離以内に存在するときと、複数の第2通信端末2同士が第1距離以内に存在しないときとで、警告画面ALを表示部12に表示させるタイミングを異ならせてもよい。第2受付部165は、第1通信端末1が複数の第2通信端末2の少なくともいずれかと第2距離以上離れていることを示す通信状況に変化した場合において、複数の第2通信端末2同士が第1距離以内に存在するときには、複数の第2通信端末2同士が第1距離以内に存在しないときに比べて遅い時間に警告画面ALを表示部12に表示させてもよい。
例えば、第1通信端末1が第2通信端末2Aと第2通信端末2Bとのそれぞれと第2距離以上離れていることを示す通信状況に変化した場合(図10のパターン4)に、第2通信端末2Aと、第2通信端末2Bとが第1距離以内に存在しない場合には、複数の見守り対象者が互いに別行動をしている可能性が高い。このため、第2受付部165は、ビーコン信号を最後に受信してから第1時間(例えば、10秒)経過したことに応じて警告画面ALを表示させる。
他方、第2通信端末2Aと、第2通信端末2Bとが第1距離以内に存在するときには、複数の見守り対象者が一緒に行動している可能性が高い。このため、第2受付部165は、別行動をしている可能性が高い場合よりも遅い時間、ビーコン信号を最後に受信してから第2時間(例えば、20秒)経過したことに応じて警告画面ALを表示させる。このようにすることで、第1通信端末1は、複数の見守り対象者の状況に応じて警告画面ALを表示させるタイミングを変化させることができる。
また、第2受付部165は、第1通信部13による無線通信の通信状況が、第1通信端末1が複数の第2通信端末2の少なくともいずれかと第2距離以上離れていることを示す通信状況に変化した場合に、複数の第2通信端末2同士が第1距離以内に存在するときと、複数の第2通信端末2同士が第1距離以内に存在しないときとで、異なる内容の警告画面を表示部12に表示させてもよい。例えば、複数の第2通信端末2同士が第1距離以内に存在しない場合には、警告画面に、複数の第2通信端末2同士が第1距離以内に存在しないことを示す情報を表示させるようにしてもよい。このようにすることで、見守り者は、警告画面を介して、複数の見守り対象者が一緒に行動しているか否かを把握することができる。
通信制御部164は、第1ボタンが選択され、第2通信部14による第2通信端末2との無線通信の開始指示を受け付けると、第2通信部14により、第2電話番号に基づく第2通信端末2との無線通信を行う。具体的には、通信制御部164は、開始指示を受け付けると、第2通信部14を制御し、ペアリング時に記憶部15に記憶された第2電話番号に発呼する。第2通信端末2の受付部265は、着呼したことに応じて、第1通信端末1から着呼していることを表示部22に表示させる。見守り対象者が第2通信端末2を操作して、通話を開始する操作を行うと、第1通信端末1の第2通信部14と、第2通信端末2の第2通信部24とは無線通信を開始する。
なお、通信制御部164は、選択された一の第2通信端末2と第2通信部14による無線通信を行うこととしたが、これに限らない。通信制御部164は、VoLTE(Voice over LTE)を用いて、複数の第2通信端末2と同時に通信を行い、見守り者が複数の見守り対象者と同時に通話できるようにしてもよい。このようにすることで、見守り者と、複数の見守り対象者とは、円滑にコミュニケーションを取ることができる。
第2通信端末2の受付部265は、第2通信部24による第1通信端末1との無線通信の開始指示を受け付ける警告画面を表示部22に表示させ、当該開始指示を受け付ける。また、受付部265は、第2通信端末2が備えるスピーカ(不図示)から警告音を出力させることにより、見守り対象者に、自身が、第1通信端末1を所持する見守り者から離れたことを通知する。
受付部265は、図9(a)に示す警告画面ALと同様に、第1ボタン、第2ボタン、及び第3ボタンが設けられている警告画面を表示させ、第2通信部24による第1通信端末1との無線通信の開始指示を受け付ける。なお、第2通信端末2側では、警告画面に、警告画面を非表示にする指示を受け付ける第3ボタンを表示させないようにしてもよい。このようにすることで、第2通信端末2では、警告画面が非表示にならないので、見守り対象者が、警告画面に表示されている第1ボタンを選択して、見守り者とのコミュニケーションを開始する可能性を高めることができる。
通知部266は、第1通信部23による無線通信の通信状況が、第2通信端末2が第1通信端末1と第2距離以上離れていることを示す通信状況に変化すると、第2通信端末2を所持する見守り対象者が見守り者と離れたことを第2通信端末2の周囲に通知する。例えば、通知部266は、警告画面が表示された後、所定時間(例えば、1分)にわたって、警告画面の操作が行われなかったことに応じて、見守り対象者が見守り者と離れたことを示す情報、及び見守り対象者の身元を示す情報が示された通知画面を表示部22に表示させるとともに、警告音をスピーカから出力させ、見守り対象者が見守り者と離れたことを第2通信端末2の周囲に通知する。このようにすることで、見守り対象者が見守り者と離れたことを第三者に気付かせ、第三者に適切な対応を取る可能性を高めることができる。
なお、第1通信端末1と、第2通信端末2とが互いに送受信する信号に基づいて警告画面を表示させることにより、第1通信端末1と、第2通信端末2とが、同じタイミングで警告画面を表示する可能性が高い。この場合、見守り者と、見守り対象者が警告画面において同じタイミングで第2通信部による無線通信の開始指示を行うことにより話し中となり、見守り者と見守り対象者とがコミュニケーションを取ることができなくなるおそれがある。
そこで、第1通信端末1と、第2通信端末2とにおける警告画面の表示タイミングをそれぞれ異なるようにしてもよい。例えば、第1通信端末1において、第1通信部13がビーコン信号を最後に受信してから第1時間(例えば、10秒)経過したことに応じて警告画面を表示させ、第2通信端末2において、第1通信部23が応答信号を最後に受信してから第2時間(例えば、20秒)経過したことに応じて警告画面を表示させるようにしてもよい。また、第1通信端末1と第2通信端末2とは、警告画面に表示される第2通信部による無線通信の開始指示を受け付ける第1ボタンを選択可能になるまでの時間がそれぞれ異なるように制御してもよい。
なお、第1通信端末1は、第1通信部13による無線通信の通信状況が、第1通信端末1が第2通信端末2と第2距離以上離れていることを示す通信状況に変化すると、警告画面を表示部12に表示させ、当該警告画面において第2通信部14による第2通信端末2との無線通信の開始指示を受け付けることとしたが、これに限らない。例えば、第1通信端末1は、第2通信部14による第2通信端末2との無線通信の開始指示を受け付けることなく、自動的に、第2通信部14による第2通信端末2との無線通信を開始させるようにしてもよい。
[見守り対象者の状況を示す情報の表示]
第1通信端末1及び第2通信端末2において、第1通信部による無線通信の通信状況が、通信相手(第2通信端末2又は第1通信端末1)と第2距離以上離れていることを示す通信状況に変化した場合、第1通信端末1を所持する見守り者に、見守り対象者の状況を示す状況情報を通知してもよい。
例えば、第2通信端末2の取得部262は、第1通信部23による無線通信の通信状況が、第2通信端末2が第1通信端末1と第2距離以上離れていることを示す通信状況に変化すると、第2通信端末2が備える加速度センサ(不図示)から出力される加速度情報に基づいて、第2通信端末2を所持する見守り対象者の移動態様を示す情報を取得する。例えば、移動態様を示す情報には、徒歩、車、又は電車による移動であることを示す情報や、ゆっくり移動しているか、素早く移動しているか等の移動速度に関する情報が含まれる。通信制御部264は、見守り対象者の移動態様を示す情報を、見守り対象者の状況を示す状況情報として、第2通信部24を介して第1通信端末1に送信する。
第1通信端末1の通信制御部164は、第1通信部13による無線通信の通信状況が、第1通信端末1が複数の第2通信端末2の少なくともいずれかと第2距離以上離れていることを示す通信状況に変化すると、第2通信部14により、第2距離以上離れている第2通信端末2から、見守り対象者の状況を示す状況情報として、見守り対象者の移動態様を示す情報を受信する。通知部166は、受信した見守り対象者の移動態様を示す情報を表示部12に表示させたり、移動態様を示す音声をスピーカから出力させたりすることで、第1通信端末1を所持する見守り者に通知する。このようにすることで、見守り者は、見守り対象者の移動態様を把握して、見守り対象者がおかれている状況がどのような状況であるかを把握することができる。
なお、第2通信端末2は、見守り対象者の状況を示す状況情報として、見守り対象者の移動態様を示す情報を第1通信端末1に送信したが、これに限らない。例えば、第2通信端末2は、自身の位置を示す位置情報を取得し、当該位置情報を見守り対象者の状況を示す状況情報として第1通信端末1に送信してもよい。また、第2通信端末2は、自身に設けられている撮像部(不図示)により自身の周囲を撮像させて画像データを生成し、当該画像データを見守り対象者の状況を示す状況情報として第1通信端末1に送信してもよい。
また、第1通信端末1の通知部166は、第2通信端末2から受信した位置情報と、自身の位置情報とに基づいて、第1通信端末1から第2通信端末2が離れているか否かを判定してもよい。そして、通知部166は、見守り対象者の状況を示す状況情報として、第2通信端末2(見守り対象者)が、自身に近づいているか、離れているかを通知するようにしてもよい。
また、第1通信端末1が、自身の位置を示す情報を示す位置情報や、自身の周囲を撮像することによって生成された画像データを、見守り者の状況を示す情報として第2通信端末2に送信してもよい。そして、第2通信端末2の通知部266が、見守り者の状況を示す情報を受信したことに応じて、当該情報を表示部22に表示させたり、当該情報を示す音声をスピーカから出力させたりすることで、見守り対象者に通知してもよい。
[第1通信部による通信が通信可能状態に復帰したときの処理]
なお、第1通信端末1及び第2通信端末2において第1通信部による無線通信の通信状況が、通信相手と第2距離以上離れていることを示す通信状況に変化した場合、第1通信端末1及び第2通信端末2は、第1通信部による通信が可能か否かの判定を続けてもよい。
例えば、第1通信端末1の通信制御部164は、第1通信部13による無線通信の通信状況が第2通信端末2と第2距離以上離れていることを示す通信状況に変化した後も、第1通信部13がビーコン信号を受信したか否かを判定する。第1通信端末1の通知部166は、第1通信部13による無線通信の通信状況が、第1通信端末1が複数の第2通信端末2の少なくともいずれかと第2距離以上離れていることを示す通信状況に変化した後、第2距離以上離れていた第2通信端末2との無線通信ができる状態、すなわち、第2距離以上離れていた第2通信端末2と第2距離以上離れていないことを示す通信状況に変化すると、第1通信部13による当該第2通信端末2との無線通信ができることを見守り者に通知する。なお、第1通信端末1の通知部166は、第1通信部13による第2通信端末2との無線通信ができることを通知する代わりに、第1通信部13による第2通信端末2との無線通信ができる状態に変化したこと、又は第1通信端末1と第2通信端末2との距離が所定距離以内に変化したことを見守り者に通知してもよい。
同様に、第2通信端末2の通知部266も、第1通信部23による無線通信の通信状況が、第2通信端末2が第1通信端末1と第2距離以上離れていることを示す通信状況に変化した後、第1通信端末1と第2距離以上離れていないことを示す通信状況に変化すると、第1通信部23による第1通信端末1との無線通信ができることを見守り対象者に通知する。このようにすることで、見守り者は、見守り対象者が自身に近づいていることを把握することができるとともに、見守り対象者も、見守り者が自身に近づいていることを把握することができる。
[第1実施形態における効果]
以上説明したように、第1実施形態に係る第1通信端末1は、第1通信部13による無線通信の通信状況を監視する対象として指定された複数の第2通信端末2のそれぞれを識別する端末識別情報を記憶部15に記憶し、複数の第2通信端末2同士が第1距離以内に存在するか否かを判定するとともに、第1通信部13による第2通信端末2との無線通信の通信状態と、当該判定の結果とに基づいて、第2通信部14により、第2通信端末2を識別する端末識別情報に基づいて複数の第2通信端末2の少なくともいずれかと無線通信を行う。
このようにすることで、第1通信端末1を所持する見守り者は、第2通信端末2を所持する複数の見守り対象者のうち少なくともいずれかが離れた場合に、複数の見守り対象者同士の距離に応じて、適切なタイミングで対応することができる。
また、第1通信端末1は、第1通信部13による第2通信端末2との無線通信の通信状況の監視指示を受け付けると、第2通信端末2を識別する第2電話番号を第2通信端末2から取得し、当該第2電話番号を記憶部15に記憶させる。このようにすることで、例えば、第2通信端末2に装着するSIMカードが変更され、第2電話番号が変化することがあっても、第1通信端末1は、監視する時点において第2電話番号を取得するので、見守り対象者が離れた場合に、当該第2電話番号を用いて確実に第2通信端末2と通信を行うことができる。
<第2実施形態>
[第2通信端末2から、複数の第2通信端末2同士の通信状況を示す情報を取得する]
続いて、第2実施形態に係る通信システムSについて説明する。第2実施形態に係る通信システムSでは、第1通信端末1が、第2通信端末2から、複数の第2通信端末2同士の通信状況を示す情報を取得し、当該情報に基づいて複数の第2通信端末2が第1距離以内に存在するか否かを判定する点で、第1実施形態と異なる。以下、第1実施形態と異なる部分について説明を行う。第1実施形態と同じ部分については適宜説明を省略する。
第2実施形態では、第1通信端末1により複数の第2通信端末2のそれぞれの監視を開始する際に、複数の第2通信端末2間でペアリングを行う。図11は、複数の第2通信端末2同士のペアリング時の処理の流れを示すフローチャートである。図11に示すフローチャートでは、第2通信端末2Aと、第2通信端末2Bとがペアリングを行うときの処理について説明する。
まず、第2通信端末2Aの取得部262は、第2通信端末2Aと第1通信端末1とのペアリングが完了した後、第2通信端末2Bとのペアリングを行うための操作画面を表示させる。取得部262は、当該操作画面を介して、第2通信端末2Bとのペアリングを行うペアリング操作を受け付けたか否かを判定する(S41)。取得部262は、ペアリング操作を受け付けたと判定すると、S42に処理を移し、ペアリング操作を受け付けていないと判定すると、S41を再実行する。
続いて、第2通信端末2Aの取得部262は、他の第2通信端末2をサーチするためのサーチ信号を第1通信部23に発信させる(S42)。このサーチ信号には、第2通信端末2Aに対応するユーザIDが含まれている。
第2通信端末2Bの取得部262がサーチ信号を受信すると(S43)、第2通信端末2Bの記憶制御部263は、当該サーチ信号に含まれている第2通信端末2Aに対応するユーザIDを記憶部15に記憶させる(S44)。第2通信端末2Bの取得部262は、当該サーチ信号に対応する応答信号を第1通信部23に発信させる(S45)。当該応答信号には、第2通信端末2Bに対応するユーザIDが含まれている。
第2通信端末2Aの取得部262は、第2通信端末2Bから応答信号を受信すると(S46)、第2通信端末2Aの記憶制御部263は、当該応答信号に含まれている第2通信端末2Bに対応するユーザIDを記憶部15に記憶させる(S47)。これにより、第2通信端末2Aと、第2通信端末2Bとの間のペアリング処理が完了する。
第2実施形態において、第2通信端末2の第1通信部23は、ペアリングした他の第2通信端末2に対応するユーザIDをビーコンIDに含むビーコン信号を受信する。また、第2通信端末2の通信制御部264は、受信したビーコン信号に対応する電波の受信強度を特定する。
そして、第2通信端末2の通信制御部264は、特定した電波強度が所定強度以上の場合には、自身に対応する見守り対象者のユーザIDと、受信したビーコン信号に対応するユーザIDとをビーコンIDに含むビーコン信号を発信する。また、第2通信端末2の通信制御部264は、特定した電波強度が所定強度未満の場合には、自身に対応する見守り対象者のユーザIDのみをビーコンIDに含むビーコン信号を発信する。このようにすることで、第2通信端末2は、自身から所定範囲内にペアリング対象の他の第2通信端末2が存在しているか否かを第1通信端末1に通知することができる。
第1通信端末1の通信制御部164は、複数の第2通信端末2のそれぞれから、複数の第2通信端末2同士における第1通信部13による無線通信の通信状況を示すビーコンIDを取得し、当該ビーコンIDに基づいて、複数の第2通信端末2同士が第1距離以内に存在するか否かを判定する。通信制御部164は、ビーコンIDに複数のユーザIDが含まれている場合には、複数の第2通信端末2同士が第1距離以内に存在すると判定し、複数のユーザIDが含まれていない場合には、複数の第2通信端末2同士が第1距離以内に存在しないと判定する。
[第2実施形態における効果]
以上説明したように、第2実施形態に係る第1通信端末1は、複数の第2通信端末2の少なくともいずれかから、複数の第2通信端末2同士の第1通信部13による無線通信の通信状況を示すビーコンIDを取得するので、当該ビーコンIDに基づいて、複数の第2通信端末2同士が第1距離以内に存在するか否かを正確に判定することができる。
<第3実施形態>
[複数の第2通信端末2のそれぞれについて、見守り対象者から離れたと判定する距離を設定する]
続いて、第3実施形態に係る通信システムSについて説明する。第1実施形態では、第1通信端末1と複数の第2通信端末2の少なくともいずれかとが第2距離以上離れていることを示す通信状況に変化すると、警告画面を表示させた。これに対して、第3実施形態に係る通信システムSは、複数の第2通信端末2のそれぞれについて、見守り対象者から離れたと判定する距離を設定し、当該距離に基づいて警告画面を表示させる点で第1実施形態と異なる。
図12は、第3実施形態に係る第1通信端末1の構成を示す図である。第3実施形態において、制御部16は、設定部167をさらに備える。
設定部167は、複数の第2通信端末2のそれぞれについて、第2通信部14による無線通信の開始指示を受け付ける警告画面を表示させる基準となる離間度合い(基準離間度合い)を設定する。例えば、設定部167は、所定の操作を受け付けたことに応じて、基準離間度合いの設定を受け付ける設定画面を表示部12に表示させる。設定画面では、複数の第2通信端末2のそれぞれに対応する基準離間度合いの設定を受け付ける。なお、設定部167は、第2通信端末2を所持する見守り対象者のプロフィール情報(例えば、見守り対象者の年齢)に基づいて、基準離間度合いを自動的に設定するようにしてもよい。また、設定部167は、自動的に設定された内容の変更を受け付けてもよい。設定部167は、設定画面において受け付けた基準離間度合いを、複数の第2通信端末2に対応するユーザIDと関連付けて記憶部15に記憶させる。
第3実施形態において、通信制御部164は、第1通信部13による無線通信の通信状況に基づいて、第1通信端末1と、複数の第2通信端末2のそれぞれとの離間度合いを推定する。例えば、通信制御部164は、複数の第2通信端末2から受信するビーコン信号の電波の受信強度に基づいて、第1通信端末1と、複数の第2通信端末2のそれぞれとの離間度合いを推定する。そして、通信制御部164は、推定した離間度合いと、複数の第2通信端末2のそれぞれに設定された基準離間度合いとに基づいて、複数の第2通信端末2のそれぞれに対応する警告画面を表示させ、当該警告画面を介して第2通信部14による無線通信の開始指示を受け付ける。
なお、第3実施形態では、第1通信端末1と、複数の第2通信端末2のそれぞれとの離間度合いと、基準離間度合いとに基づいて、複数の第2通信端末2のそれぞれに対応する警告画面を表示させたが、これに限らない。例えば、基準離間度合いの代わりに、警告画面を表示させる基準となる基準距離の設定を受け付けてもよい。そして、通信制御部164は、第1通信部13による無線通信の通信状況に基づいて、第1通信端末1と、複数の第2通信端末2のそれぞれとの距離を算出し、当該距離と、基準距離とに基づいて警告画面を表示させるようにしてもよい。
[第3実施形態における効果]
以上説明したように、第3実施形態に係る第1通信端末1は、推定した離間度合いと、複数の第2通信端末2のそれぞれに設定された基準離間度合いとに基づいて、複数の第2通信端末2のそれぞれに対応する警告画面を表示させ、当該警告画面を介して第2通信部14による無線通信の開始指示を受け付けるので、複数の第2通信端末2のそれぞれで、警告画面を表示させるタイミングを変化させることができる。これにより、例えば、見守り対象者の年齢が低い場合に、見守り者と第1の離間度合い(例えば10m程度)よりも離れた場合に警告画面を表示させたり、見守り対象者の年齢が高い場合に、見守り者と第2の離間度合い(例えば50m程度)よりも離れた場合に警告画面を表示させたりすることができ、適切なタイミングで警告画面を表示させることができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。例えば、上述の実施形態では、第1通信端末1と、第2通信端末2とが、第2通信部による無線通信を行う場合に、端末識別情報として、電話番号を用いることとしたが、これに限らない。例えば、端末識別情報は、メールアドレスや、メッセンジャーのユーザIDであってもよい。そして、第1通信端末1及び第2通信端末2は、第1通信部による無線通信の通信状況が、通信相手(第2通信端末2又は第1通信端末1)と第2距離以上離れていることを示す通信状況に変化すると、第2通信部により、SMS(Short Message Service)やメールアドレスやメッセンジャーのユーザIDに基づいて、通信相手との無線通信を行ってもよい。例えば、第2通信部14による第2通信端末2との無線通信の開始指示を受け付ける警告画面に、SMSのメッセージ、電子メールのメッセージ、又はメッセンジャーアプリのメッセージを受け付けるボタンを表示させてもよい。
また、上述の実施形態では、第1通信端末1及び第2通信端末2は、ペアリング時に、通信相手の電話番号を取得して記憶したが、一度、通信相手の電話番号を記憶した後は、ペアリング時に、通信相手の電話番号を取得しないようにしてもよい。また、第1通信端末1は、予め第1通信部13による無線通信の通信状況を監視する対象として第2通信端末2の指定を受け付けてもよい。この場合、第1通信端末1は、指定を受け付けたタイミングで、第2通信端末2を識別する第2電話番号を取得して記憶部15に記憶するようにしてもよい。
また、上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。特に、装置の分散・統合の具体的な実施形態は以上に図示するものに限られず、その全部又は一部について、種々の付加等に応じて、又は、機能負荷に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
1・・・第1通信端末、11・・・入力部、12・・・表示部、13・・・第1通信部、14・・・第2通信部、15・・・記憶部、16・・・制御部、161・・・第1受付部、162・・・取得部、163・・・記憶制御部、164・・・通信制御部、165・・・第2受付部、166・・・通知部、167・・・設定部、2・・・第2通信端末、21・・・入力部、22・・・表示部、23・・・第1通信部、24・・・第2通信部、25・・・記憶部、26・・・制御部、262・・・取得部、263・・・記憶制御部、264・・・通信制御部、265・・・受付部、266・・・通知部、S・・・通信システム

Claims (12)

  1. 自身と他端末との離間度合いを特定するための無線通信を行う第1通信部と、
    前記第1通信部とは異なる方式で無線通信を行う第2通信部と、
    前記第1通信部による無線通信の通信状況を監視する対象として指定された複数の前記他端末のそれぞれを識別する端末識別情報を記憶する記憶部と、
    複数の前記他端末同士が第1距離以内に存在するか否かを判定するとともに、前記第1通信部による複数の前記他端末のそれぞれとの無線通信の通信状態と、当該判定の結果とに基づいて、前記第2通信部により、前記端末識別情報に基づいて複数の前記他端末の少なくともいずれかと無線通信を行う通信制御部と、
    を備える通信端末。
  2. 前記第1通信部による無線通信の通信状況が、前記通信端末が複数の前記他端末の少なくともいずれかと第2距離以上離れていることを示す通信状況に変化すると、前記第2通信部による複数の前記他端末との無線通信の開始指示を受け付ける画面を表示部に表示させ、当該開始指示を受け付ける受付部をさらに備え、
    前記通信制御部は、前記開始指示を受け付けると、前記第2通信部により、前記端末識別情報に基づく前記他端末との無線通信を行う、
    請求項1に記載の通信端末。
  3. 前記受付部は、前記第1通信部による無線通信の通信状況が、前記通信端末が複数の前記他端末の少なくともいずれかと前記第2距離以上離れていることを示す通信状況に変化した場合において、前記複数の他端末同士が前記第1距離以内に存在するときには前記画面を前記表示部に表示させず、前記複数の他端末同士が前記第1距離以内に存在しないときには、前記画面を前記表示部に表示させる、
    請求項2に記載の通信端末。
  4. 前記受付部は、前記第1通信部による無線通信の通信状況が、前記通信端末が前記複数の他端末の少なくともいずれかと前記第2距離以上離れていることを示す通信状況に変化した場合に、前記複数の他端末同士が前記第1距離以内に存在するときと、前記複数の他端末同士が前記第1距離以内に存在しないときとで、前記画面を前記表示部に表示させるタイミングを異ならせる、
    請求項2に記載の通信端末。
  5. 前記受付部は、前記第1通信部による無線通信の通信状況が、前記通信端末が前記複数の他端末の少なくともいずれかと前記第2距離以上離れていることを示す通信状況に変化した場合に、前記複数の他端末同士が前記第1距離以内に存在するときと、前記複数の他端末同士が前記第1距離以内に存在しないときとで、異なる内容の前記画面を前記表示部に表示させる、
    請求項2に記載の通信端末。
  6. 前記通信制御部は、前記第1通信部による無線通信の通信状況が、前記通信端末が複数の前記他端末の少なくともいずれかと前記第2距離以上離れていることを示す通信状況に変化すると、前記第2通信部により、前記第2距離以上離れている他端末から、当該他端末を所持するユーザの移動態様を示す情報を受信し、
    前記第2距離以上離れている他端末を所持するユーザの移動態様を示す情報を前記通信端末のユーザに通知する通知部をさらに備える、
    請求項2から5のいずれか1項に記載の通信端末。
  7. 前記第1通信部による無線通信の通信状況が、前記通信端末が複数の前記他端末の少なくともいずれかと前記第2距離以上離れていることを示す通信状況に変化した後、前記第2距離以上離れていた他端末と前記第2距離以上離れていないことを示す通信状況に変化すると、前記第2距離以上離れていた他端末と前記第1通信部による無線通信ができることを前記通信端末のユーザに通知する通知部をさらに備える、
    請求項2から6のいずれか1項に記載の通信端末。
  8. 前記通信制御部は、複数の前記他端末のそれぞれから受信する前記第1通信部の無線通信に係る電波の受信強度に基づいて、複数の前記他端末が前記第1距離以内に存在するか否かを判定する、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の通信端末。
  9. 複数の前記他端末は、前記第1通信部による無線通信を行い、
    前記通信制御部は、複数の前記他端末の少なくともいずれかから、複数の他端末同士の前記第1通信部による無線通信の通信状況を示す情報を取得し、当該情報に基づいて、複数の前記他端末が前記第1距離以内に存在するか否かを判定する、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の通信端末。
  10. 複数の前記他端末のそれぞれについて、前記第2通信部による無線通信の開始指示を受け付ける画面を表示させる基準となる離間度合いを設定する設定部と、
    前記第1通信部による無線通信の通信状況に基づいて、前記通信端末と、複数の前記他端末のそれぞれとの離間度合いを判定し、複数の前記他端末のそれぞれとの離間度合いと、複数の前記他端末のそれぞれに設定された前記基準となる離間度合いとに基づいて、複数の前記他端末のそれぞれに対応して前記第2通信部による無線通信の開始指示を受け付ける画面を表示させ、当該開始指示を受け付ける受付部とさらに備える、
    請求項1に記載の通信端末。
  11. 第1通信端末と、第2通信端末とを備える通信システムであって、
    前記第1通信端末及び前記第2通信端末は、
    自身と他端末との離間度合いを特定するための無線通信を行う第1通信部と、
    前記第1通信部とは異なる方式で無線通信を行う第2通信部とを有し、
    前記第1通信端末は、
    前記第1通信部による無線通信の通信状況を監視する対象として指定された複数の前記第2通信端末のそれぞれを識別する端末識別情報を記憶する記憶部と、
    複数の前記他端末同士が所定距離以内に存在するか否かを判定するとともに、前記第1通信部による複数の前記他端末のそれぞれとの無線通信の通信状態と、当該判定の結果とに基づいて、前記第2通信部により、前記端末識別情報に基づいて複数の前記他端末の少なくともいずれかと無線通信を行う通信制御部とをさらに有する、
    通信システム。
  12. 自身と他端末との離間度合いを特定するための無線通信を行う第1通信部と、前記第1通信部とは異なる方式で無線通信を行う第2通信部とを備えるコンピュータにより実行される、
    前記第1通信部による無線通信の通信状況を監視する対象として指定された複数の前記他端末のそれぞれを識別する端末識別情報を記憶部に記憶させるステップと、
    複数の前記他端末同士が所定距離以内に存在するか否かを判定するステップと、
    前記第1通信部による複数の前記他端末のそれぞれとの無線通信の通信状況と、前記判定の結果とに基づいて、前記第2通信部により、前記端末識別情報に基づいて複数の前記他端末の少なくともいずれかと無線通信を行うステップと、
    を備える通信方法。
JP2016014280A 2016-01-28 2016-01-28 通信端末、通信システム及び通信方法 Ceased JP2017134648A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016014280A JP2017134648A (ja) 2016-01-28 2016-01-28 通信端末、通信システム及び通信方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016014280A JP2017134648A (ja) 2016-01-28 2016-01-28 通信端末、通信システム及び通信方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017134648A true JP2017134648A (ja) 2017-08-03

Family

ID=59504373

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016014280A Ceased JP2017134648A (ja) 2016-01-28 2016-01-28 通信端末、通信システム及び通信方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017134648A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020052763A (ja) * 2018-09-27 2020-04-02 大日本印刷株式会社 携行品監視システム及びプログラム
WO2023002556A1 (ja) * 2021-07-20 2023-01-26 日本電気株式会社 システム、サーバ装置、サーバ装置の制御方法及び記憶媒体

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007081631A (ja) * 2005-09-13 2007-03-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 離隔検知システムと、これに用いる無線端末及び管理端末
JP2008079122A (ja) * 2006-09-22 2008-04-03 Nec Corp グループ行動管理システムおよびグループ行動管理プログラム
JP2008113184A (ja) * 2006-10-30 2008-05-15 Nec Corp 位置監視システム、位置監視装置、位置監視方法及び移動端末
JP2010044737A (ja) * 2008-07-17 2010-02-25 Panasonic Corp 情報端末装置及びプログラム
JP2010171911A (ja) * 2009-01-26 2010-08-05 Nec Corp 携帯通信端末および通信システム
JP2011259056A (ja) * 2010-06-07 2011-12-22 Hochiki Corp 移動端末グループ管理システム及び移動端末
JP2014191667A (ja) * 2013-03-27 2014-10-06 Mega Chips Corp 迷子捜索システム、プログラムおよび迷子捜索方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007081631A (ja) * 2005-09-13 2007-03-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 離隔検知システムと、これに用いる無線端末及び管理端末
JP2008079122A (ja) * 2006-09-22 2008-04-03 Nec Corp グループ行動管理システムおよびグループ行動管理プログラム
JP2008113184A (ja) * 2006-10-30 2008-05-15 Nec Corp 位置監視システム、位置監視装置、位置監視方法及び移動端末
JP2010044737A (ja) * 2008-07-17 2010-02-25 Panasonic Corp 情報端末装置及びプログラム
JP2010171911A (ja) * 2009-01-26 2010-08-05 Nec Corp 携帯通信端末および通信システム
JP2011259056A (ja) * 2010-06-07 2011-12-22 Hochiki Corp 移動端末グループ管理システム及び移動端末
JP2014191667A (ja) * 2013-03-27 2014-10-06 Mega Chips Corp 迷子捜索システム、プログラムおよび迷子捜索方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020052763A (ja) * 2018-09-27 2020-04-02 大日本印刷株式会社 携行品監視システム及びプログラム
WO2023002556A1 (ja) * 2021-07-20 2023-01-26 日本電気株式会社 システム、サーバ装置、サーバ装置の制御方法及び記憶媒体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9100805B2 (en) Portable electronic device, communication system, announcement controlling method, and storage medium storing program
EP3123391B1 (en) Selective user notification for link termination events in wireless personal area network
EP3162284A1 (en) Communication method, apparatus and system for wearable device
US20180108245A1 (en) Portable device for indicating emergecny events
US9775094B2 (en) System, information terminal, and information notification method
WO2016147500A1 (ja) 情報処理装置、制御方法、およびプログラム
US10305993B2 (en) Terminal control system, method for controlling terminal, and electronic device
EP2876619A1 (en) Device location monitoring
US20140167957A1 (en) Locator system, mobile information terminal, and locator
US20170353570A1 (en) Information processing device, information processing method, and program
JP6534622B2 (ja) 通信端末、通信システム及び通信方法
JP2017134648A (ja) 通信端末、通信システム及び通信方法
JP6534623B2 (ja) 通信端末、通信システム及び通信方法
WO2017098078A1 (en) Emergency data delivery
JP2010219956A (ja) 移動警告システム、移動体通信端末および移動警告方法
KR101502739B1 (ko) 메신저 앱을 활용한 실종 또는 분실방지 시스템 및 그 방법
CN105849734B (zh) 一种可携带式设备的控制方法和设备
KR20120033470A (ko) 스마트폰 기반 응급 상황 탐지 장치 및 그 방법
JP2016019174A (ja) 携帯通信端末、および、その制御プログラム
US11385641B2 (en) Information processing device and information processing method
JP6467231B2 (ja) 通信プログラム、通信端末、及び、通信システム
KR20170095050A (ko) 응급상황 인지 및 알림 방법 및 시스템
JP2017049909A (ja) データ処理装置、通知方法、データ送信方法及びプログラム
US20140038543A1 (en) Personal security system for a mobile device
JP2019146080A (ja) ドアベルシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180315

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190319

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190509

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190618

A045 Written measure of dismissal of application [lapsed due to lack of payment]

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20191029