JP2017134533A - 通信システムおよびウエアラブルデバイス - Google Patents

通信システムおよびウエアラブルデバイス Download PDF

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Abstract

【課題】会場における盛り上がりを会場外にいる人に伝える通信システムおよびウエアラブルデバイスを提供する。【解決手段】通信システムは、サーバ装置2と、ウエアラブルデバイス1とを含む。サーバ装置2は、観客を収容可能な会場に設けられたセンサ3で取得したセンサ情報に基づいて会場の盛り上がりの程度を示す情報を生成して送信する送信部205を有する。ウエアラブルデバイス1は、送信された情報を受信する受信部と、受信された情報に基づいて会場の盛り上がりの程度に応じた出力を行う出力部102とを有する。【選択図】図7

Description

本発明の実施形態は、通信システムおよびウエアラブルデバイスに関する。
従来、音楽コンサート、演劇、スポーツ観戦などの各種イベントにおいては、イベントが行われるスタジアム等の会場からのテレビまたはラジオの中継により、イベントの状況を外部に伝えている。このテレビまたはラジオの中継により、例えば遠隔地など、会場外にいる人は、例えば会場で行われているスポーツ試合の状況を知ることができる。
また、テレビジョン放送では、音声から盛り上がりの程度の時間推移を示す盛り上がり度グラフを作成し、盛り上がり度グラフが合成された合成映像信号を表示装置の表示画面に表示させて、放送された番組の盛り上がりの程度を伝える信号処理装置がある。
特開2005−317165号公報 特開2013−50824号公報 特開2002−109116号公報 特開2005−339479号公報
しかしながら、上記の従来技術は、会場外にいる人のうち、テレビを視聴している人に対して、表示画面のグラフにより会場の盛り上がりを伝えている。このため、会場外にいる人のなかで、家事や仕事などでテレビを視聴していない人は、会場の盛り上がりを知ることが困難である。
1つの側面では、会場における盛り上がりを会場外にいる人に伝えることを可能とする通信システムおよびウエアラブルデバイスを提供することを目的とする。
第1の案では、通信システムは、送信処理装置と、ウエアラブルデバイスとを含む。送信処理装置は、観客を収容可能な会場に設けられるセンサと、センサで取得したセンサ情報に基づいて会場の盛り上がりの程度を示す情報を生成して送信する第1送信部を有する。ウエアラブルデバイスは、送信された情報を受信する受信部と、受信された情報に基づいて会場の盛り上がりの程度に応じた出力を行う出力部とを有する。
本発明の1実施態様によれば、会場における盛り上がりを会場外にいる人に伝えることができる。
図1は、実施形態にかかる通信システムの一例を示す図である。 図2は、ウエアラブルデバイスの装着例を説明する説明図である。 図3は、ウエアラブルデバイスの構成例を示すブロック図である。 図4は、ウエアラブルデバイスの筐体構成を説明する説明図である。 図5は、入退場ゲートからの入退場を説明する説明図である。 図6は、サーバ装置の構成例を示すブロック図である。 図7は、実施形態にかかる通信システムの機能構成例を示すブロック図である。 図8は、パターン設定テーブルの一例を説明する説明図である。 図9は、サーバ装置の動作を例示するフローチャートである。 図10は、ウエアラブルデバイスの動作を例示するフローチャートである。
以下、図面を参照して、実施形態にかかる通信システムおよびウエアラブルデバイスを説明する。実施形態において同一の機能を有する構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。なお、以下の実施形態で説明する通信システムおよびウエアラブルデバイスは、一例を示すに過ぎず、実施形態を限定するものではない。また、以下の各実施形態は、矛盾しない範囲内で適宜組みあわせてもよい。
図1は、実施形態にかかる通信システム100の一例を示す図である。図1に示すように、通信システム100は、ウエアラブルデバイス1、サーバ装置2、会場4に設けられたセンサ3および端末装置5を有する。なお、会場4は、音楽コンサート、演劇、スポーツ観戦などの各種イベントが行われるスタジアムやホール等である。
本実施形態では、一例として、サッカー等のスポーツの試合が行われるスタジアムの会場4を例示して説明する。また、会場4で行われるイベントは、AチームおよびBチームによるスポーツの試合であるものとする。
通信システム100では、会場4に設けられたセンサ3からのセンサ情報に基づいて、サーバ装置2が会場4における観客の盛り上がりの程度を示す情報を生成する。生成された会場4の盛り上がりの程度を示す情報は、サーバ装置2よりウエアラブルデバイス1に送信される。例えば、盛り上がりの程度を示す情報は、サーバ装置2より端末装置5を介してウエアラブルデバイス1に送信される。ウエアラブルデバイス1は、受信した会場4の盛り上がりの程度を示す情報をもとにした表示や振動等による出力を行い、ウエアラブルデバイス1を装着するユーザに対して会場4における観客の盛り上がりを伝える。
ウエアラブルデバイス1は、ユーザが身体に装着して使用する装置である。ウエアラブルデバイス1の装着場所は、ユーザの腕、指、胴体、頭部などの様々な部位がある。本実施形態では、一例として、ユーザの腕に装着する腕輪型のウエアラブルデバイス1を例示して説明する。
図2は、ウエアラブルデバイス1の装着例を説明する説明図である。図2に示すように、ウエアラブルデバイス1は、リング状の筐体10を有している。ユーザHは、腕をリングに通し、手首のところでウエアラブルデバイス1を装着して使用する。
図3は、ウエアラブルデバイス1の構成例を示すブロック図である。図3に示すように、ウエアラブルデバイス1は、筐体10内に制御部11、通信部12、表示部13、振動部14、音声出力部15、センサ部16およびFRAM17(FRAM(登録商標):Ferroelectric RAM)を有する。
制御部11は、MPU(Micro-Processing Unit)等であり、ウエアラブルデバイス1全体の動作を制御する。通信部12は、アンテナ121を有し、制御部11の制御のもとでアンテナ121を介した無線通信を行う。例えば、通信部12は、BTLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)等の通信規格による近接無線通信を行う。
なお、近接無線通信は、数センチから数十m程度の近距離での無線通信を行うものであればBTLEに限定せず、NFC(Near Field Communication)などを用いてもよい。また、通信部12は、近接無線通信だけでなく、無線LAN(Local Area Network)やLTE(Long Term Evolution)等の通信規格による無線通信を行ってもよい。
表示部13は、例えば複数の発光素子(例えばLED(Light Emitting Diode))であり、制御部11の制御のもとで各発光素子の点灯/消灯、点灯時の明るさや発光色等を変更してユーザHへの表示を行う。振動部14は、例えば複数の振動素子(例えばピエゾ素子)であり、制御部11の制御のもとで各振動素子の振動の有無、振動の強さ等を変更してユーザHへ振動を伝える。音声出力部15は、例えばスピーカと音声回路とを含み、制御部11の制御のもとでブザー音声等の音声出力を行う。
図4は、ウエアラブルデバイス1の筐体構成を説明する説明図である。具体的には、図4は、リング状の筐体10を横から俯瞰した状態を示す図であり、図の左側はリング状の筐体10における表面10a(ユーザHと接しない外側の面)を示している。また、図の右側はリング状の筐体10における裏面10b(ユーザHと接する内側の面)を示している。
図4に示すように、筐体10の表面10aには、複数の発光素子を縦横に配列した表示部13と、音声出力部15とが設けられている。表示部13は、制御部11の制御のもとで各発光素子の点灯/消灯/点滅等を行うことで、ユーザHに対して表示による通知を行う。これにより、ユーザHは、各発光素子が点灯/消灯/点滅して指示する内容を視認することができる。音声出力部15は、制御部11の制御のもとでの発音を行い、ユーザHに対して音による通知を行う。これにより、ユーザHは、音の発音により指示する内容を聴覚することができる。
また、筐体10の裏面10bには、複数の振動素子を縦横に配列した振動部14が設けられている。これにより、ウエアラブルデバイス1を腕に装着したユーザHには、振動部14が接触する。振動部14は、制御部11の制御のもとで各振動素子を振動させることで、ウエアラブルデバイス1を腕に装着したユーザHに振動による通知を行う。これにより、ユーザHは、各振動素子の振動の有無による触感での感知を行うことができる。
図3に戻り、センサ部16は、制御部11の制御のもとウエアラブルデバイス1自身またはウエアラブルデバイス1の周囲の状態を測定するセンサ装置である。例えば、センサ部16は、XYZ軸(3軸)方向の加速度値を測定する加速センサ、ウエアラブルデバイス1と接するユーザHの温度(体温)、心拍等を測定する温度センサや圧力センサなどを適用できる。また、センサ部16は、GPS(Global Positioning System)による位置測定を行う位置検出センサを含めてもよい。
このセンサ部16の測定により得られたセンサ情報は、例えば制御部11の制御のもとで通信部12を介して外部に送信される。具体的には、センサ部16の測定により得られたセンサ情報は、制御部11の制御のもと、ユーザ設定(詳細は後述する)により設定されたチーム(AチームまたはBチーム)を示す情報を付して送信される。
FRAM17は、制御部11の制御のもと各種情報を記憶する。例えば、FRAM17は、通信部12における無線通信の設定、ウエアラブルデバイス1を利用するユーザHについてのユーザ設定、出力設定などの設定情報を記憶する。
通信部12における無線通信の設定には、例えば、端末装置5および端末装置5を介したサーバ装置2との通信を行うためのアドレスや認証についての情報が含まれる。また、ユーザ設定には、会場4で行われるイベントにおけるユーザHの設定が含まれる。具体的には、ユーザ設定としては、AチームまたはBチームのどちらのチームを応援するユーザであるか、イベントに参加するための会場4への入場が許可されたユーザであるか等がある。
また、出力設定には、表示部13、振動部14および音声出力部15における出力内容の設定が含まれる。具体的には、出力内容には、表示部13による表示のオン/オフ、振動部14による振動のオン/オフ、音声出力部15における音声出力のオン/オフなどが含まれる。また、出力設定には、ウエアラブルデバイス1のステータス(詳細は後述する)ごとの出力内容の設定を含んでもよい。具体的には、会場4への入場の有無を示す入場ステータスごとに上述した出力内容の設定が含まれていてもよい。
また、FRAM17は、装置IDなどのウエアラブルデバイス1を識別するための識別情報を記憶する。また、FRAM17は、センサ部16の測定により得られたセンサ情報を記憶する。また、FRAM17は、ウエアラブルデバイス1のステータスにかかる情報を記憶する。このウエアラブルデバイス1のステータスには、会場4への入場の有無を示す入場ステータスが含まれる。
なお、ウエアラブルデバイス1のFRAM17へ各種情報の記録は、例えば、無線のライタによってFRAMへ情報を書き込むことにより実現することができる。例えば、ウエアラブルデバイス1の製造者または販売者が、Aチームを応援する旨を示す情報を記憶させたウエアラブルデバイス1を、Aチーム用の応援グッズとして販売してもよい。またさらに、試合会場への入場券情報を記憶させたウエアラブルデバイス1を、入場券代わりに販売してもよい。またさらに、ウエアラブルデバイス1の販売時に店頭でライタを用いることにより、ウエアラブルデバイス1のユーザHとなる購入者が保有する端末装置5の情報を含んだ無線通信の設定を行っても良い。
図5は、入退場ゲート4aからの入退場を説明する説明図である。図5に示すように、入退場ゲート4aは、会場4への入退場を行う通路に設けられ、ウエアラブルデバイス1を装着したユーザHが通過する際に、通信部12を介した通信を行う通信装置4bを有する。
通信装置4bは、ウエアラブルデバイス1を装着したユーザHが通過する際に、ウエアラブルデバイス1に対してイベントに参加するための会場4への入場が許可されたユーザであることを示す情報を記録しているか否かを問い合わせる。ウエアラブルデバイス1の制御部11は、通信装置4bの問い合わせに対してFRAM17に記憶されたユーザ設定を参照し、通信部12を介して返信する。ウエアラブルデバイス1からの返信を受けた通信装置4bは、入場が許可されたユーザであることを示す情報を記録している旨の返信を受信した場合、人の通行を封止する封止バー(図示しない)を解除させ、ユーザHの入場を許可する。この時、通信装置4bは、ウエアラブルデバイス1に対してユーザHが会場4に入場したことを示す入場有りの通知を行う。入場有りの通知を受けたウエアラブルデバイス1の制御部11は、FRAM17に記憶された会場4への入場の無しのステータスを入場有りのステータスに変更する。
図1に戻り、サーバ装置2は、例えばPC(Personal Computer)等の情報処理装置であり、会場4における観客の盛り上がりの程度を示す情報を外部装置に通知するサービスを提供する。具体的には、サーバ装置2は、会場4に設けられたセンサ3からのセンサ情報に基づいて、会場4における観客の盛り上がりの程度を示す情報を生成し、生成した情報をウエアラブルデバイス1等に配信する。
図6は、サーバ装置2の構成例を示すブロック図である。図6に示すように、サーバ装置2は、CPU20、記憶装置21、表示装置22、操作部23、RAM24、ROM25および通信装置26を有する。
CPU20(CPU:Central Processing Unit)は、記憶装置21などの記憶されたプログラムをRAM24に展開して順次実行することで、サーバ装置2全体の動作を制御する。記憶装置21は、例えばHDD(Hard Disk Drive)等であり、CPU20が実行するプログラム、各種設定情報、ウエアラブルデバイス1より取得した情報等を記憶する。
表示装置22は、例えばLCD等のディスプレイであり、CPU20の制御のもとで各種情報を画面表示する。操作部23は、例えばキーボード、マウスなどの入力インタフェースであり、ユーザ(サーバ装置2の操作者)の操作入力を受け付ける。
RAM24(RAM:Random Access Memory)は、CPU20がプログラムを実行する際の作業領域を提供する。ROM25(ROM:Read Only Memory)は、サーバ装置2の起動時にCPU20が実行する基本プログラム等を格納する。
通信装置26は、CPU20の制御のもと、LANやインターネット等のネットワークNを介した通信を行う。サーバ装置2は、ネットワークNを介した通信を行うことで、ネットワークN上の端末装置5との間でデータの送受信を行う。
図1に戻り、センサ3は、観客席における観客の状態(盛り上がり)を取得するために会場4の観客席近傍に設置されたセンサ装置である。具体的には、センサ3は、会場内の観客の音声を検出するマイク、カメラで撮影された動画像から観客の動きを検出する動きセンサ、観客席の振動を検出する振動センサなどの複数種類のものを適用できる。これら複数種類のセンサ3より取得されたセンサ情報は、センサ3の種別(音声、動き、振動等)および観客席における設置場所等のセンサ3を識別する識別情報を含めてサーバ装置2へ送信される。
端末装置5は、ウエアラブルデバイス1のユーザHが使用する端末であり、例えばスマートフォン、タブレット端末等の携帯型の端末である。端末装置5は、Wi−Fi規格等の無線通信を介してネットワークN(図6参照)と接続し、このネットワークN上のサーバ装置2との通信を行う。また、端末装置5は、BTLE規格等の近接無線通信を介してウエアラブルデバイス1との通信を行う。ウエアラブルデバイス1とサーバ装置2とは、無線通信装置としての端末装置5を介して互いにデータの送受信を行う。
なお、端末装置5は、ウエアラブルデバイス1とサーバ装置2との無線通信を中継する無線通信装置であればユーザHが使用する携帯型の端末に限定しない。例えば、端末装置5は、Wi−Fi規格、BTLE規格等に対応した据え置き型のPCやアクセスポイント(AP)を適用してもよい。また、ウエアラブルデバイス1とサーバ装置2とは、無線LAN等の通信規格による無線通信を行い、端末装置5を介さずにデータの送受信を行ってもよい。
図7は、実施形態にかかる通信システム100の機能構成例を示すブロック図である。図7に示すように、ウエアラブルデバイス1は、制御部11がプログラムを実行して実現する機能構成として、通信処理部101、出力部102および記憶部103を有する。サーバ装置2は、CPU20がプログラムを実行して実現する機能構成として、受信部201、記憶部202、入力情報解析部203、指示情報生成部204および送信部205を有する。
通信処理部101は、端末装置5、通信装置4b、通信圏内にある他のウエアラブルデバイス1等の機器との間での通信部12を介した無線通信を行う。例えば、通信処理部101は、FRAM17に記憶された設定情報をもとに通信部12におけるBTLE規格などを用いた近距離無線通信を行うことで、端末装置5、通信装置4bまたは他のウエアラブルデバイス1との通信を行う。
出力部102は、表示部13における表示、振動部14における振動および音声出力部15における音声の出力を制御する。例えば、出力部102は、通信処理部101より端末装置5を介して通知されたサーバ装置2からの指示情報をもとに、表示、振動および音声の出力を制御する(詳細は後述する)。
記憶部103は、FRAM17に記憶された情報の読み出し又は書き込み(更新)を行う。例えば、記憶部103は、会場4への入場が許可されたユーザであるか否かの問い合わせが通信装置4bよりあった場合、FRAM17に記憶されたユーザ設定を参照し、参照結果を通信処理部101より通信装置4bへ返信する。また、記憶部103は、入場有りの通知を受けた場合、FRAM17に記憶された会場4への入場の無しのステータスを入場有りのステータスに更新する。
受信部201は、通信装置26における各種情報の受信時の処理を行う。具体的には、受信部201は、センサ3を識別する情報をもとに、通信装置26においてセンサ3より受信された情報を入力情報解析部203へ出力する。また、受信部201は、通信装置26においてウエアラブルデバイス1からのセンサ情報を受信した場合、受信したセンサ情報を入力情報として入力情報解析部203へ出力する。
また、受信部201は、所定のアドレスより会場4におけるイベント(本実施形態では試合)の状況を示す情報を受信し、受信した情報を記憶部202へ出力する。例えば、受信部201は、試合状況を通知する電子メールの受信元アドレス、試合状況を配信する外部サーバやSNS(Social Networking Service)のアドレスより会場4の試合状況を示す情報を受信する。試合状況を示す情報としては、例えば試合の開始、AチームまたはBチームの得点、休憩(インターバル)または試合終了などの試合中の様々な事象がある。
記憶部202は、記憶装置21に記憶された試合状況管理DB202a、パターン設定テーブル202bなどの各種情報を管理する。試合状況管理DB202aは、会場4における試合の状況を示す情報を管理するデータベースである。例えば、試合状況管理DB202aは、試合開始から試合終了までの試合中の様々な事象(得点獲得等)を時系列順に記録する。記憶部202は、受信部201より受信した会場4における試合の状況を示す情報をもとに、試合状況管理DB202aの記録を更新する。
パターン設定テーブル202bは、イベント(本実施形態では試合)の状況に応じたウエアラブルデバイス1における出力(表示(発光)、振動、音声等)のパターンを設定したテーブルである。図8は、パターン設定テーブル202bの一例を説明する説明図である。
図8に示すように、パターン設定テーブル202bは、試合の状況ごとに、発光、振動、音声の出力にかかるパターンの設定を記録する。例えば、「Aチーム得点」の状況については、「上から下へ順に発光する。明色で点滅する。」等の発光パターンが設定されている。また、振動パターンには、「上から下へ順に振動する。」等が設定されている。また、音声パターンには、「軽快なリズムの音声を出力する。チーム応援歌を出力する。」等が設定されている。
このパターン設定テーブル202bにおける設定内容は、例えばサーバ装置2における操作部23からの操作入力により事前に設定されてもよい。また、パターン設定テーブル202bは、ウエアラブルデバイス1ごと(ウエアラブルデバイス1を使用するユーザHごと)に、ウエアラブルデバイス1を識別するための識別情報(装置ID)と対応付けて事前に設定されてもよい。具体的には、ウエアラブルデバイス1のユーザHは、端末装置5よりサーバ装置2へアクセスし、ウエアラブルデバイス1の識別情報とともにパターン設定テーブル202bの設定を行う。
入力情報解析部203は、会場4における試合についての入力情報(試合状況管理DB202aに記録された試合の状況を示す情報および会場4に設けられたセンサ3からのセンサ情報等)を解析する。この入力情報解析部203の解析結果は指示情報生成部204へ出力される。
例えば、入力情報解析部203は、試合状況管理DB202aに記録された情報をもとに、現在の試合の状況(例えば試合開始、試合終了、AチームまたはBチームの得点、休憩(インターバル)など)を判定する。
また、入力情報解析部203は、会場4に設けられた複数種類のセンサ3より取得されたセンサ情報および会場4内のウエアラブルデバイス1のセンサ情報をもとに、会場4における観客の盛り上がり程度を評価する。なお、センサ3は、音声、動き、振動、光、圧力のうちの1種類のセンサとし、そのセンサ情報に基づいて、会場4における観客の盛り上がり程度を評価してもよい。入力情報解析部203は、複数種類のセンサ3を使用する場合は、複数種類のセンサからのそれぞれのセンサ情報に基づいて、会場4における観客の盛り上がり程度を評価してもよい。例えば、入力情報解析部203は、音声、動き、振動等のセンサ情報を取得し、取得したセンサ情報に含まれるセンサ値のうちのいずれかのセンサ値が所定値(センサごとに設定された所定値とすることもできる)を上回る場合に、会場4の観客が盛り上がっているものと判定してもよい。また、音声、動き、振動のいずれもが所定値を上回る場合に、盛り上がりがあるものと判定してもよい。また、入力情報解析部203は、センサ情報に含まれるセンサ値の大小をもとに、盛り上がりの程度を段階ごとに評価してもよい。
入力情報解析部203における盛り上がりの評価は、音声、動き、振動等の複数種類のセンサ3からのセンサ情報の組み合わせに基づいて、盛り上がりにおける一つの評価値を出力してもよい。例えば、観客の動きが所定値を上回るが、音声、振動が所定値を下回る場合には、試合における盛り上がりとは別要因(例えば帰り支度)での動きであるものとし、盛り上がりがないものと評価してもよい。また、音声、動き、振動等の複数種類のセンサ3からのセンサ情報のセンサ値を入力パラメータとする所定の関数を用いて、相乗的に盛り上がりを評価してもよい。所定の関数としては例えば、それぞれのセンサ値を重みづけ合成(和や積など)して得られる値に基づいて、盛り上がりを評価してもよい。
指示情報生成部204は、入力情報解析部203の解析結果をもとに、パターン設定テーブル202bを参照してウエアラブルデバイス1における出力を指示する指示情報を生成する。具体的には、指示情報生成部204は、入力情報解析部203で判定された現在の試合の状況に応じた出力のパターン(発光、振動、音声)をパターン設定テーブル202bより読み出す。次いで、指示情報生成部204は、パターン設定テーブル202bより読み出した出力パターンでの出力を指示する指示情報を生成する。なおここで、パターン設定テーブル202bに、出力パターンがウエアラブルデバイス1の識別情報と対応づけられた状態で録されている場合には、ウエアラブルデバイス1の識別情報ごとに出力パターンが特定されることになる。
また、指示情報生成部204は、入力情報解析部203で評価された会場4における観客の盛り上がりの程度に応じた出力を指示する指示情報を生成する。例えば、指示情報生成部204は、盛り上がりの段階に対応する光の強度、振動の強さ、音の強さでの出力を指示する指示情報を生成する。
送信部205は、指示情報生成部204で生成された指示情報を、通信装置26より端末装置5を介してウエアラブルデバイス1へ送信する。例えば、送信部205は、不特定多数の端末装置5に対するブロードキャストとして指示情報を送信する。また、送信部205は、識別情報(装置ID)等を含めたウエアラブルデバイス1からの送信の要求に対して、指示情報を送信してもよい。また、最終的な送信先としてウエアラブルデバイス1の識別情報を特定した状態で、指示情報を送信してもよい。例えば、Aチームに関する盛り上がりの程度に応じた指示情報の送信先として、Aチームを応援する旨の情報が対応づけられているウエアラブルデバイス1の識別情報を設定してもよい。
図9は、サーバ装置2の動作を例示するフローチャートである。図9に示すように、処理が開始されると、入力情報解析部203は、試合状況管理DB202aに記録された現時点の試合状況の情報を参照し、試合の現状を判定する(S1)。一例として、試合の現状には、Aチームが得点した場合の「Aチームの得点」、Bチームが得点した場合の「Bチームの得点」、休憩中において得点表示を行う場合の「点数表現」があるものとする。
「Aチームの得点」の場合、指示情報生成部204は、「Aチームの得点」についての出力(表示(発光)、振動、音声等)のパターンをパターン設定テーブル202bより読み出す。次いで、指示情報生成部204は、読み出した出力パターンでの出力を指示する指示情報を生成する(S2)。
図8の例では、「Aチームの得点」の場合、発光パターンについては、「上から下へ順に発光する。明色で点滅する。」等の指示情報が生成される。また、振動パターンについては、「上から下へ順に振動する。」等の指示情報が生成される。また、音声パターンについては、「軽快なリズムの音声を出力する。チーム応援歌を出力する。」等の指示情報が生成される。
「Bチームの得点」の場合、指示情報生成部204は、「Bチームの得点」についての出力(表示(発光)、振動、音声等)のパターンをパターン設定テーブル202bより読み出す。次いで、指示情報生成部204は、読み出した出力パターンでの出力を指示する指示情報を生成する(S3)。
図8の例では、「Bチームの得点」の場合、発光パターンについては、「下から上へ順に発光する。暗色で点滅する。」等の指示情報が生成される。また、振動パターンについては、「下から上へ順に振動する。」等の指示情報が生成される。また、音声パターンについては、「重厚なリズムの音声を出力する。チーム応援歌を出力する。」等の指示情報が生成される。
「点数表現」の場合、指示情報生成部204は、「点数表現」についての出力(表示(発光)、振動、音声等)のパターンをパターン設定テーブル202bより読み出す。次いで、指示情報生成部204は、読み出した出力パターンでの出力を指示する指示情報を生成する(S4)。
図8の例では、「点数表現」の場合、発光パターンについては、「点数をドット表示する。」等の指示情報が生成される。また、振動パターンについては、「点数を振動ポイントで一筆書きする。」等の指示情報が生成される。また、音声パターンについては、「点数をブザー音の回数で出力する。」等の指示情報が生成される。
S2、S3、S4に次いで、送信部205は、指示情報生成部204で生成された指示情報を、通信装置26より端末装置5を介してウエアラブルデバイス1へ送信する(S5)。
次いで、入力情報解析部203は、受信部201においてセンサ3およびウエアラブルデバイス1より受信した情報の中でAチーム側のセンサ情報を取得する(S6)。具体的には、入力情報解析部203は、センサ情報に含まれるセンサ3の識別情報をもとに、Aチーム側の観客席にかかるセンサ3を抽出し、抽出されたセンサ3からAチーム側のセンサ情報を取得する。また、入力情報解析部203は、ウエアラブルデバイス1からのセンサ情報に含まれるチームを示す情報をもとに、Aチーム側のウエアラブルデバイス1を抽出し、抽出されたウエアラブルデバイス1からAチーム側のセンサ情報を取得する。
次いで、入力情報解析部203は、Aチーム側のセンサ情報におけるセンサ値が所定値以上であるか否かを判定する(S7)。所定値未満である場合(S7:NO)、入力情報解析部203は、Aチーム側の観客が盛り上がっていないものと判定し、S10へ処理を進める。
所定値以上である場合(S7:YES)、入力情報解析部203は、Aチーム側の観客が盛り上がっているものと判定し、盛り上がりの程度を例えば段階ごとに評価した評価値を指示情報生成部204へ出力する。次いで、指示情報生成部204は、入力情報解析部203からの評価値に応じた出力を指示する指示情報(Aチーム側)を生成する(S8)。
例えば、入力情報解析部203は、Aチーム側のセンサ値(音声、動き、振動)の平均(加重平均、算術平均等)値を評価値として指示情報生成部204へ出力する。また、入力情報解析部203は、Aチーム側のセンサ値(音声、動き、振動)の平均値の大小をもとに、盛り上がりの程度を段階ごとに評価(大、中、小など)した評価値を指示情報生成部204へ出力してもよい。指示情報生成部204は、評価値が示す盛り上がりの段階に対応する光の強度、振動の強さ、音の強さでの出力を指示する指示情報を生成する。
次いで、送信部205は、指示情報生成部204で生成された指示情報(Aチーム側)を、通信装置26より端末装置5を介してウエアラブルデバイス1へ送信する(S9)。この時、送信部205は、Aチーム側の指示情報であることを示す情報(フラグ等)を付してウエアラブルデバイス1への送信を行う。
次いで、入力情報解析部203は、受信部201においてセンサ3およびウエアラブルデバイス1より受信した情報の中でBチーム側のセンサ情報を取得する(S10)。具体的には、入力情報解析部203は、センサ情報に含まれるセンサ3の識別情報をもとに、Bチーム側の観客席にかかるセンサ3を抽出し、抽出されたセンサ3からBチーム側のセンサ情報を取得する。また、入力情報解析部203は、ウエアラブルデバイス1からのセンサ情報に含まれるチームを示す情報をもとに、Bチーム側のウエアラブルデバイス1を抽出し、抽出されたウエアラブルデバイス1からBチーム側のセンサ情報を取得する。
次いで、入力情報解析部203は、Bチーム側のセンサ情報におけるセンサ値が所定値以上であるか否かを判定する(S11)。所定値未満である場合(S11:NO)、入力情報解析部203は、Bチーム側の観客が盛り上がっていないものと判定し、S14へ処理を進める。
所定値以上である場合(S11:YES)、入力情報解析部203は、Bチーム側の観客が盛り上がっているものと判定し、盛り上がりの程度を例えば段階ごとに評価した評価値を指示情報生成部204へ出力する。次いで、指示情報生成部204は、入力情報解析部203からの評価値に応じた出力を指示する指示情報(Bチーム側)を生成する(S12)。
例えば、入力情報解析部203は、Bチーム側のセンサ値(音声、動き、振動)の平均(加重平均、算術平均等)値を評価値として指示情報生成部204へ出力する。また、入力情報解析部203は、Bチーム側のセンサ値(音声、動き、振動)の平均値の大小をもとに、盛り上がりの程度を段階ごとに評価(大、中、小など)した評価値を指示情報生成部204へ出力してもよい。指示情報生成部204は、評価値が示す盛り上がりの段階に対応する光の強度、振動の強さ、音の強さでの出力を指示する指示情報を生成する。
次いで、送信部205は、指示情報生成部204で生成された指示情報(Bチーム側)を、通信装置26より端末装置5を介してウエアラブルデバイス1へ送信する(S13)。この時、送信部205は、Bチーム側の指示情報であることを示す情報(フラグ等)を付してウエアラブルデバイス1への送信を行う。
次いで、入力情報解析部203は、試合状況管理DB202aに記録された現時点の試合状況の情報を参照し、試合終了であるか否かを判定する(S14)。試合終了でない場合(S14:NO)、CPU20はS1へ処理を戻し、処理を継続する。試合終了である場合(S14:YES)、CPU20は処理を終了する。
図10は、ウエアラブルデバイス1の動作を例示するフローチャートである。図10に示すように、処理が開始されると、通信処理部101は、無線通信の設定を含む設定情報をFRAM17より取得し(S20)、設定情報をもとにサーバ装置2との通信接続を行う(S21)。
次いで、出力部102は、FRAM17に記憶された入場ステータスをもとに、ウエアラブルデバイス1が会場4(スタジアム)内であるか否かを判定する(S22)。
なお、会場4内であるか否かの判定は、FRAM17に記憶された入場ステータスだけでなく、センサ部16の測定により得られたセンサ情報に含まれるウエアラブルデバイス1の位置情報をもとに行ってもよい。例えば、出力部102は、サーバ装置2との通信接続の際に会場4の位置情報を取得する。そして、出力部102は、会場4の位置に対してセンサ部16で測定されたウエアラブルデバイス1の位置が所定値以上離れているか否かを判定する。この判定において、所定値以上離れている場合は会場4外とし、所定値以上離れていない場合は会場4内としてもよい。
会場4内である場合(S22:YES)、出力部102は、「会場内」の入場ステータス(入場有り)に対応する出力設定をFRAM17より読み出して設定する(S23)。会場4内でない場合(S22:NO)、出力部102は、「会場外」の入場ステータス(入場無し)に対応する出力設定をFRAM17より読み出して設定する(S24)。これにより、ウエアラブルデバイス1は、会場4への入場の有無に応じた出力設定が行われることとなる。
次いで、通信処理部101は、通信接続されたサーバ装置2に対し、センサ部16の測定により得られたセンサ情報の送信を開始する(S25)。具体的には、通信処理部101は、FRAM17のユーザ設定に、チーム(AチームまたはBチーム)を示す情報が設定されている場合には、設定されたチームを示す情報を付したセンサ情報の送信を開始する。これにより、サーバ装置2では、ウエアラブルデバイス1からのセンサ情報がAチームまたはBチームのどちら側のセンサ情報であるかを識別できる。チームを示す情報が設定されていない場合には、チームを示す情報を付さない状態で、センサ情報の送信を開始する。
次いで、通信処理部101は、通信部12を介した無線通信において、サーバ装置2からの指示情報を受信したか否かを判定する(S26)。指示情報を受信していない場合(S26:NO)、通信処理部101はS30へ処理を進める。
指示情報を受信した場合(S26:YES)、出力部102は、AチームまたはBチーム側の指示情報であることを示す情報(フラグ等)が付された、チーム指定の指示情報であるか否かを判定する(S27)。
チーム指定の指示情報ではない場合(S27:NO)、出力部102は、受信した指示情報をもとに、「会場内」の出力設定(S23)または「会場外」の出力設定(S24)に対応した出力を行う(S28)。具体的には、出力部102は、指示情報で指示された出力(表示(発光)、振動、音声等)のパターンで表示部13、振動部14および音声出力部15での出力を行う。この時、表示部13、振動部14および音声出力部15での出力は、S23またはS23で設定された出力設定に従って行われる。
したがって、ウエアラブルデバイス1では、「Aチームの得点」、「Bチームの得点」、「点数表現」等の試合の状況に応じた出力(表示(発光)、振動、音声等)が行われる。これによりウエアラブルデバイス1を装着して使用するユーザHは、Aチームの得点、Bチームの得点、点数等の試合状況を、表示(発光)、振動、音声等で知ることができる。
また、ウエアラブルデバイス1は、「会場内」または「会場外」に応じて出力を変更することができる。例えば、ウエアラブルデバイス1は、「会場外」で家事や仕事をしているユーザHに対応した出力(周囲に判らないように音声を出さず、表示や振動での出力)とすることができる。
チーム指定の指示情報である場合(S27:YES)、出力部102は、指示情報におけるチーム指定がFRAM17におけるユーザ設定において設定されたチームであるか否かを判定する(S29)。例えば、ユーザ設定においてAチームを応援するユーザとして設定されている場合、出力部102は、Aチーム側の指示情報であるか否かを判定する。
設定されたチームである場合(S29:YES)、出力部102は、受信した指示情報をもとに、「会場内」の出力設定(S23)または「会場外」の出力設定(S24)に対応した出力を行う。これにより、ウエアラブルデバイス1では、ユーザHが応援するチーム(Aチーム側またはBチーム側)の観客について、盛り上がりの程度を示す出力(表示(発光)、振動、音声等)がユーザHに対して行われる。例えば、盛り上がりの程度についての評価値に対応する光の強度、振動の強さ、音の強さでの出力が行われる。
したがって、会場4の内外においてウエアラブルデバイス1を装着したユーザHは、ユーザHが応援するチーム(Aチーム側またはBチーム側)の観客の盛り上がり具合を容易に知ることができる。
なお、出力部102は、通信処理部101において通信圏内にある他のウエアラブルデバイス1を検出した場合に、盛り上がりの程度を示す出力(表示(発光)、振動、音声等)を検出しない場合と比べて大きなものとしてもよい。例えば、出力部102は、通信処理部101の通信圏内にある他のウエアラブルデバイス1の台数を検出し、検出した台数に対応する値を掛けあわせた出力としてもよい。これにより、ユーザHは、ウエアラブルデバイス1の通信圏内にあるウエアラブルデバイス1の数に応じた出力から、同じ試合(イベント)についての観客の数を知ることができる。
また、盛り上がりの程度について、サーバ装置2の入力情報解析部203は、会場4外のユーザHについてウエアラブルデバイス1が測定したセンサ情報も参考にして評価する。例えば、図10のS25によりそれぞれのウエアラブルデバイス1により送信されたセンサ情報をサーバ装置2が受信する。そして、サーバ装置2は、受信したセンサ情報に含まれるいずれのチーム側のユーザに関するセンサ情報であるかを判断する。そして、図9のS6でAチーム側のセンサ情報を取得する際に、会場内に設置されたセンサ3から取得したセンサ情報に加え、S7で上記の受信したセンサ情報も用いて、Aチーム側のセンサ値が所定値以上かを判断することができる。したがって、会場4内においてウエアラブルデバイス1を装着するユーザHは、会場4外のユーザHの盛り上がり具合を知ることができる。
S28、S29:NOに次いで、制御部11は、終了操作(電源オフ)等による処理の終了の有無を判定する(S30)。処理を継続する場合(S30:NO)、制御部11はS26へ処理を戻す。
以上のように、通信システム100は、観客を収容可能な会場4に設けられるセンサ3と、送信処理装置としてのサーバ装置2と、ウエアラブルデバイス1とを含む。サーバ装置2は、センサ3で取得したセンサ情報に基づいて会場の盛り上がりの程度を示す情報を生成して送信する送信部205を有する。ウエアラブルデバイス1は、送信された情報を受信する通信処理部101と、受信された情報に基づいて会場4の盛り上がりの程度に応じた出力を行う出力部102とを有する。したがって、通信システム100では、会場4における盛り上がりを会場外にいるユーザHに対してウエアラブルデバイス1を介して伝えることできる。
なお、本実施形態では、AチームまたはBチームの観客を区別し、チームごとの観客の盛り上がりを評価する構成を例示したが、AチームまたはBチームの観客を区別しなくてもよい。例えば、AチームまたはBチームの観客席の区別なく、単純に会場4に設置されたセンサ3より盛り上がりの程度を評価するものであってもよい。チームごとの観客を区別しない場合には、図9のS6でチームを問わずにセンサ情報を取得し、S7でチームを問わずに取得したセンサ情報が所定値以上であるかを判断し、S9でチームを識別しない状態で指示情報を送信すればよい。またその場合、S10〜S13までの処理を実行しなくてよい。 また、試合ではなく、コンサートのように得点や点数には関係しないイベントに対して適用する場合はさらに、図9のS1〜S5までの処理を実行しなくてよい。
なお、図示した各装置の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、サーバ装置2は、アウトソーシングによって会場4の盛り上がりの程度を示す情報を提供するクラウドとして実装することとしてもかまわない。また、サーバ装置2上で仮想的に実現される各処理部は、常に全ての処理部がサーバ装置2上で動作する必要はなく、処理に必要な処理部のみが仮想的に実現されればよい。
また、サーバ装置2で実行されるプログラムについては、必ずしも最初から記憶装置21に記憶させておく必要はない。例えば、サーバ装置2に挿入してデータが読み出されるフレキシブルディスク、いわゆるFD、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」に各プログラムを記憶させる。そして、サーバ装置2がこれらの可搬用の物理媒体から各プログラムを取得して実行するようにしてもよい。また、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してサーバ装置2に接続される他のコンピュータまたはサーバ装置などに各プログラムを記憶させておき、サーバ装置2がこれらから各プログラムを取得して実行するようにしてもよい。
100…通信システム
1…ウエアラブルデバイス
2…サーバ装置
3…センサ
4…会場
4a…入退場ゲート
4b…通信装置
5…端末装置
10…筐体
10a…表面
10b…裏面
11…制御部
12…通信部
13…表示部
14…振動部
15…音声出力部
16…センサ部
17…FRAM
20…CPU
101…通信処理部
102…出力部
103、202…記憶部
201…受信部
202a…試合状況管理DB
202b…パターン設定テーブル
203…入力情報解析部
204…指示情報生成部
205…送信部
H…ユーザ
N…ネットワーク

Claims (13)

  1. 観客を収容可能な会場に設けられるセンサと、
    前記センサで取得したセンサ情報に基づいて前記会場の盛り上がりの程度を示す情報を生成して送信する第1送信部を有する送信処理装置と、
    送信された前記情報を受信する受信部と、
    受信された前記情報に基づいて前記会場の盛り上がりの程度に応じた出力を行う出力部とを有するウエアラブルデバイスと
    を含むことを特徴とする通信システム。
  2. 前記ウエアラブルデバイスは、ユーザの腕に装着する腕輪型である
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記送信処理装置より送信された前記情報を受信して、受信した該情報を近接無線通信で送信する無線通信装置を更に含み、
    前記受信部は、近接無線通信で送信された前記情報を受信する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の通信システム。
  4. 前記出力部は、前記盛り上がりの程度を示すインジケータの表示内容を変更することで前記出力を行う
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の通信システム。
  5. 前記ウエアラブルデバイスは、
    近接無線通信圏内に他のウエアラブルデバイスが位置することを検出する検出部を更に有し、
    前記出力部は、前記検出部で検出がなされると、当該検出がなされない場合よりも出力を高める
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の通信システム。
  6. 前記ウエアラブルデバイスは、前記会場への入場ゲートの通過に応じたステータス変更を受けたウエアラブルデバイスである
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の通信システム。
  7. 前記ウエアラブルデバイスは、前記会場への入場ゲートの通過に応じたステータス変更を受けていないウエアラブルデバイスまたは前記会場の位置から所定距離以上離れた位置にあるウエアラブルデバイスである
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の通信システム。
  8. 前記出力部は、自装置が、前記会場への入場ゲートの通過に応じたステータス変更を受けた場合と、該ステータス変更を受けていない場合または前記会場の位置から所定距離以上離れた位置にある場合とで異なる出力を行う
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載の通信システム。
  9. 前記ウエアラブルデバイスは、
    自装置または周囲の状態を測定するセンサ部と、
    前記センサ部のセンサ情報を送信する第2送信部とを更に有し、
    前記第1送信部は、前記第2送信部より送信されたセンサ情報に基づいて盛り上がり程度を示す情報を生成して送信する
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の通信システム。
  10. 前記出力部は、前記盛り上がりの程度を示す情報を前記ウエアラブルデバイスを装着した人物が触感で感知できる状態で出力するか、または、前記盛り上がりの程度を示す情報を前記人物が視認可能なインジケータで出力するかの、少なくとも一方の出力を行う
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の通信システム。
  11. 複数種類の前記センサが設けられ、
    前記第1送信部は、複数種類の前記センサそれぞれで取得したセンサ情報に基づいて、前記会場の盛り上がりの程度を示す1種類の評価値を生成し、当該評価値を前記情報として送信する
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の通信システム。
  12. 遠隔地に設置されたセンサにより検出されたデータに基づいた情報を受信する受信部と、
    受信した前記情報を、装着した人物が触感で感知できる状態で出力するか、または、前記人物が視認可能なインジケータで出力するかの、少なくとも一方の出力を行う出力部と
    を有することを特徴とするウエアラブルデバイス。
  13. 複数種類のセンサそれぞれにより検出されたデータに基づいて生成された1種類の評価値を受信する受信部と、
    受信した前記評価値を出力する出力部と
    を有することを特徴とするウエアラブルデバイス。
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