JP2017134062A5 - 気象現象発生可能性判定システムおよび気象現象発生可能性有無判定方法 - Google Patents
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Description
本発明の実施形態は、気象現象の発生可能性を判定するための気象現象発生可能性有無判定システムおよび気象現象発生可能性有無判定方法に関する。
この発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、気象現象の解析に必要な一組の3次元データを、短時間で取得することによって、竜巻のような極短時間で発生する顕著気象現象であっても、高い確度で予測することを可能にした気象現象発生可能性有無判定システムおよび気象現象発生可能性有無判定方法を提供することにある。
実施形態の気象現象発生可能性有無判定システムは、レーダを用いて、気象現象が発生する可能性の有無を判定する気象現象発生可能性判定システムであって、取得手段と、解析手段と、判定手段とを備えることを特徴とする。取得手段は、レーダを用いて、上空へ向けてレーダ波を照射し、レーダ波が雲を構成する粒子で反射または散乱してなる反射波または散乱波を受け取り、反射波または散乱波から、気象現象の予測に必要な一連の3次元データを、気象現象の発生に要する時間よりも短い時間内に繰り返し取得する。解析手段は、繰り返し取得される各3次元データから、気象現象に関するパラメータの特異的な時間変化を検出するための解析を行う。判定手段は、解析の結果に基づき、特異的な時間変化が検出された場合、気象現象が発生する可能性の有無を判定する。
通信I/F11は、レーダ信号処理部9と通信するためのインターフェースであり、例えば、レーダ信号処理部9から繰り返し取得される信号処理結果a0を、信号処理結果b0としてRAWデータ処理部12に出力する。
パラメータ解析部32は、竜巻予測パラメータA,B,C,D,Eを解析する。具体的には、取得部9aによって繰り返し取得された各3次元データから、竜巻予測パラメータA,B,C,D,Eの特異的な時間変化を検出するための解析を行う。例えば、竜巻予測パラメータA,B,C,D,Eの、時間に対する特異的な変曲点を検出する。
Claims (17)
- レーダを用いて、気象現象が発生する可能性の有無を判定する気象現象発生可能性有無判定システムであって、
上空へ向けてレーダ波を照射し、前記レーダ波が雲を構成する粒子で反射または散乱してなる反射波または散乱波を受け取り、前記反射波または散乱波から、前記気象現象の予測に必要な一連の3次元データを、前記気象現象の発生に要する時間よりも短い時間内に繰り返し取得する取得手段と、
前記繰り返し取得される各3次元データから、前記気象現象に関するパラメータの特異的な時間変化を検出するための解析を行う解析手段と、
前記解析の結果に基づき、前記特異的な時間変化が検出された場合、前記気象現象が発生する可能性の有無を判定する判定手段と、
を備えることを特徴とする気象現象発生可能性有無判定システム。 - 前記レーダは、フェーズドアレイ気象レーダを含むことを特徴とする請求項1記載の気象現象発生可能性有無判定システム。
- 前記解析手段は、前記パラメータの時間に対する特異的な変曲点を検出することを特徴とする請求項1または2に記載の気象現象発生可能性有無判定システム。
- 前記パラメータは、複数のパラメータを含み、
前記解析手段は、前記複数のパラメータの各々に関して前記特異的な時間変化を検出し、
前記判定手段は、前記解析手段によって前記特異的な時間変化が検出された回数に応じて前記気象現象の発生の可能性の高低を表わすレベルを決定し、前記決定されたレベルに基づいて、前記気象現象の発生の可能性の有無を判定することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の気象現象発生可能性有無判定システム。 - 前記判定手段によって前記気象現象の発生の可能性があると判定された場合、前記気象現象の発生の可能性に関する情報を提示する提示手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の気象現象発生可能性有無判定システム。
- レーダを用いて、気象現象が発生する可能性の有無を判定する気象現象発生可能性有無判定方法であって、
気象現象の発生に関連する範囲をカバーする上空へ向けてレーダ波を照射し、前記レーダ波が雲を構成する粒子で反射または散乱してなる反射波または散乱波を受け取り、前記反射波または散乱波から、前記気象現象の予測に必要な一連の3次元データを、前記気象現象の発生に要する時間よりも短い時間内に繰り返し取得し、
前記繰り返し取得される各3次元データから、前記気象現象に関するパラメータの特異的な時間変化を検出するための解析を行い、
前記解析の結果に基づき、前記特異的な時間変化が検出された場合、前記気象現象が発生する可能性の有無を判定する、
ことを特徴とする気象現象発生可能性有無判定方法。 - 前記レーダは、フェーズドアレイ気象レーダを含むことを特徴とする請求項6記載の気象現象発生可能性有無判定方法。
- 前記解析を行うことは、前記パラメータの時間に対する特異的な変曲点を検出することを含むことを特徴とする請求項6または7に記載の気象現象発生可能性有無判定方法。
- 前記パラメータは、複数のパラメータを含み、
前記解析を行うことは、前記複数のパラメータの各々に関して前記特異的な時間変化を検出することを含み、
前記判定することは、前記特異的な時間変化が検出された回数に応じて前記気象現象の発生の可能性の高低を表わすレベルを決定し、前記決定されたレベルに基づいて、前記気象現象の発生の可能性の有無を判定することを特徴とする請求項6乃至8の何れか1項に記載の気象現象発生可能性有無判定方法。 - 前記気象現象の発生の可能性があると判定された場合、前記気象現象の発生の可能性に関する情報を提示することをさらに含むことを特徴とする請求項6乃至9の何れか1項に記載の気象現象発生可能性有無判定方法。
- レーダを用いて、気象現象が発生する可能性の有無を判定する気象現象発生可能性有無判定システムであって、
上空へ向けてレーダ波を照射し、前記レーダ波が雲を構成する粒子で反射または散乱してなる反射波または散乱波を受け取り、前記反射波または散乱波から、前記気象現象の予測に必要な一連の3次元データを、全方位に対して前記一連の3次元データを取得する第1のモードまたは前記気象現象の発生に関連する所定の方位に対して前記一連の3次元データを取得する第2のモードで、繰り返し取得する取得手段と、
前記第1のモードまたは前記第2のモードで前記繰り返し取得される各3次元データから、前記気象現象に関するパラメータの特異的な時間変化を検出するための解析を行う解析手段と、
前記解析手段による前記解析の結果に基づき、前記第1のモードで前記特異的な時間変化が検出された場合、前記第1のモードから前記第2のモードに切替える切替手段と、
前記解析手段による前記解析の結果に基づき、前記第1のモードまたは前記第2のモードで前記特異的な時間変化が検出された場合、前記気象現象が発生する可能性の有無を判定する第1の判定手段と、
を備えることを特徴とする気象現象発生可能性有無判定システム。 - 前記レーダは、パラボラ型の気象レーダを含むことを特徴とする請求項11記載の気象現象発生可能性有無判定システム。
- 前記解析手段による前記解析の結果に基づき、前記第1のモードで前記特異的な時間変化が検出された場合、前記気象現象の発生に要する時間よりも短い時間内に、前記第1のモードで前記一連の3次元データを取得可能か否かを判定する第2の判定手段をさらに備え、
前記切替手段は、前記第2の判定手段によって前記第1のモードで前記一連の3次元データを取得可能ではないと判定された場合、前記第1のモードから前記第2のモードに切替え、前記第2の判定手段によって前記第1のモードで前記一連の3次元データを取得可能であると判定された場合、前記第1のモードから前記第2のモードに切替えることなく、前記第1のモードを維持する、ことを特徴とする請求項11または12に記載の気象現象発生可能性有無判定システム。 - 前記切替手段は、前記解析手段による前記解析の結果に基づき、前記第2のモードで前記特異的な時間変化が検出されない場合、前記第2のモードから前記第1のモードに切替える、ことを特徴とする請求項11乃至13の何れか1項に記載の気象現象発生可能性有無判定システム。
- レーダを用いて、気象現象が発生する可能性の有無を判定する気象現象発生可能性有無判定方法であって、
上空へ向けてレーダ波を照射し、前記レーダ波が雲を構成する粒子で反射または散乱してなる反射波または散乱波を受け取り、前記反射波または散乱波から、前記気象現象の予測に必要な一連の3次元データを、全方位に対して前記一連の3次元データを取得する第1のモードまたは前記気象現象の発生に関連する所定の方位に対して前記一連の3次元データを取得する第2のモードで、繰り返し取得し、
前記第1のモードまたは前記第2のモードで前記繰り返し取得される各3次元データから、前記気象現象に関するパラメータの特異的な時間変化を検出するための解析を行い、
前記解析の結果に基づき、前記第1のモードで前記特異的な時間変化が検出された場合、前記第1のモードから前記第2のモードに切替え、
前記解析の結果に基づき、前記第1のモードまたは前記第2のモードで前記特異的な時間変化が検出された場合、前記気象現象が発生する可能性の有無を判定する、
ことを特徴とする気象現象発生可能性有無判定方法。 - 前記解析の結果に基づき、前記第1のモードで前記特異的な時間変化が検出された場合、前記気象現象の発生に要する時間よりも短い時間内に、前記第1のモードで前記一連の3次元データを取得可能か否かを判定することをさらに備え、
前記切替えることは、前記一連の3次元データを取得可能か否かを判定することによって前記第1のモードで前記一連の3次元データを取得可能ではないと判定された場合、前記第1のモードから前記第2のモードに切替え、前記一連の3次元データを取得可能か否かを判定することによって前記第1のモードで前記一連の3次元データを取得可能であると判定された場合、前記第1のモードから前記第2のモードに切替えることなく、前記第1のモードを維持する、ことを特徴とする請求項15に記載の気象現象発生可能性有無判定方法。 - 前記切替えることは、前記解析の結果に基づき、前記第2のモードで前記特異的な時間変化が検出されない場合、前記第2のモードから前記第1のモードに切替える、ことを特徴とする請求項15または16に記載の気象現象発生可能性有無判定方法。
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