JP2017133394A - 特定ガス濃度センサの合理性診断装置 - Google Patents

特定ガス濃度センサの合理性診断装置 Download PDF

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Abstract

【課題】内燃機関の排気通路に備えられたNOセンサの合理性を精度よく診断することができる特定ガス濃度センサの合理性診断装置を提供する。
【解決手段】合理性診断装置は、内燃機関から排出される排気ガス中のNO濃度を検出するための特定ガス濃度センサの合理性を診断するための特定ガス濃度センサの合理性診断装置において、特定ガス濃度センサ中のNO量がゼロになったと推定される所定の条件が成立したか否かを判定する条件成立判定部と、所定の条件の成立時に、特定ガス濃度センサの検出信号に基づき特定ガス濃度センサの合理性を診断する診断部と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、内燃機関から排出される排気ガス中のNO濃度を検出する特定ガス濃度センサの合理性を診断するための合理性診断装置に関する。
車両に搭載されるディーゼルエンジン等の内燃機関から排出される排気ガスにNO(窒素酸化物)が含まれる場合がある。かかるNOを還元して窒素や水等に分解することにより排気を浄化するための装置の一態様として、尿素SCR(Selective Catalystic Reduction)システムが実用化されている。尿素SCRシステムは、液体還元剤として尿素水溶液を使用し、尿素水溶液が分解することにより生成されるアンモニアを排気中のNOと反応させることにより、NOを分解するシステムである。
かかる尿素SCRシステムは、排気通路に配設された選択還元触媒と、選択還元触媒よりも上流側の排気通路に尿素水溶液を供給するための還元剤供給装置とを備える。選択還元触媒は、尿素水溶液が分解することにより生成されるアンモニアを吸着し、流入する排気中のNOとアンモニアとの還元反応を促進する機能を有する。また、還元剤供給装置は、貯蔵タンク内に収容された尿素水溶液を圧送するポンプと、ポンプにより圧送される尿素水溶液を噴射する噴射弁とを備える。
かかる尿素SCRシステムにおいては、排気通路にNOセンサが備えられる。例えば、内燃機関から排出される排気ガス中のNO濃度を検出するために、選択還元触媒の上流側にNOセンサが備えられる場合がある。また、選択還元触媒よりも下流側にNOが流出していないかを監視するために、選択還元触媒の下流側にNOセンサが備えられる場合がある。選択還元触媒の下流側に備えられるNOセンサは、尿素水溶液の噴射量の制御にも用いられ得る。
排気ガスのNO濃度を検出するNOセンサとしては、排気通路に半導体式センサや固体電解質センサを直接設置し、NO濃度を電気信号として取り出すようにしたセンサが用いられる。例えば、特許文献1には、直列に接続される第1の空間と第2の空間とを有し、第1の空間において被測定ガス中の酸素を汲み出した後に、第2の空間においてNOを解離して酸素を汲み出したときに流れる電流値に基づいてNO濃度を検出するセンサが開示されている。
特開2009−288220号公報
ところで、NOセンサが故障していたり、NOセンサの検出精度が低かったりすると、NOの浄化制御を適切に実行することができなくなる。NOの浄化制御の精度が低い場合、NO又はアンモニアが大気中に流出するおそれがある。このため、車両の排気通路に備えられるNOセンサの合理性を診断することが必要とされる。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、内燃機関の排気通路に備えられたNOセンサの合理性を精度よく診断するための、新規かつ改良された特定ガス濃度センサの合理性診断装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、内燃機関から排出される排気ガス中のNO濃度を検出するための特定ガス濃度センサの合理性を診断するための特定ガス濃度センサの合理性診断装置において、特定ガス濃度センサ中のNO量がゼロになったと推定される所定の条件が成立したか否かを判定する条件成立判定部と、所定の条件の成立時に、特定ガス濃度センサの検出信号に基づき特定ガス濃度センサの合理性を診断する診断部と、を備える、特定ガス濃度センサの合理性診断装置が提供される。
本発明にかかる特定ガス濃度センサの合理性診断装置によれば、特定ガス濃度センサ中のNO量がゼロになった状態で、特定ガス濃度センサの検出信号に基づく合理性診断が実行される。したがって、あらかじめ設定されたNO濃度がゼロ%の状態での基準値との比較によって、特定ガス濃度センサの合理性を精度よく診断することができる。
条件成立判定部は、所定の条件として、内燃機関の運転状態が、排気ガス中のNO濃度が低い運転状態である第1の条件が成立したか否かを判定してもよい。
第1の条件は、排気ガスの流量が所定の閾値以上であり、かつ、排気ガス中のNO濃度が所定の閾値以下となっていることであってもよい。
第1の条件は、内燃機関のアイドル運転の継続時間が所定時間以上となっていることであってもよい。
条件成立判定部は、内燃機関の停止前に第1の条件が成立していたか否かを判定してもよい。
条件成立判定部は、所定の条件として、さらに、排気ガス中にアンモニアが含まれていない第2の条件が成立したか否かを判定してもよい。
第2の条件は、排気ガス中のNOを還元するためのNO選択還元触媒におけるアンモニアの吸着量が所定の閾値以下となっていることであってもよい。
第2の条件は、特定ガス濃度センサの周囲温度が所定の閾値以下となっていることであってもよい。
第2の条件は、特定ガス濃度センサの周囲温度の上昇速度が所定の閾値以下となっていることであってもよい。
以上説明したように本発明によれば、内燃機関の排気通路に備えられたNOセンサの合理性を精度よく診断することができる。
本発明の実施の形態にかかる特定ガス濃度センサの合理性診断装置を適用可能な排気浄化システムを示す概略図である。 特定ガス濃度センサ(NOセンサ)の構成例を示す説明図である。 同実施形態にかかる合理性診断装置の構成例を示すブロック図である。 同実施形態にかかる合理性診断装置による診断方法を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<1.排気浄化システムの全体構成>
まず、図1を参照して、本発明の実施の形態にかかる特定ガス濃度センサの合理性診断装置を適用可能な排気浄化システム10の構成例について説明する。図1は、排気浄化システム10の概略構成を示す説明図である。排気浄化システム10は、排気中の粒子状物質(PM:Particulate Material)を捕集するためのパティキュレートフィルタ17と、排気中のNOを還元するための尿素SCRシステムとを備える。尿素SCRシステムは、選択還元触媒13と、選択還元触媒13の上流側で排気管11内に還元剤を供給する還元剤噴射装置20とにより構成される。かかる排気浄化システム10は、排気中のPMを捕集するとともに、排気中のNOを還元して、排気を浄化するシステムとして構成されている。
(1−1.パティキュレートフィルタ)
パティキュレートフィルタ17は、排気がパティキュレートフィルタ17を通過する際に、排気中に含まれる煤等のPMを捕集する。かかるパティキュレートフィルタ17は、例えば、セラミック材料により構成された、ハニカム構造のフィルタとすることができる。ただし、パティキュレートフィルタ17は、上記フィルタに限定されず、公知のフィルタを用いることができる。パティキュレートフィルタ17では、時間の経過に伴って、捕集されたPMによりフィルタの目詰まりを生じないように、適宜の時期に、PMを燃焼(酸化)させる再生制御が実行される。
例えば、パティキュレートフィルタ17の上流側及び下流側の圧力差が所定の閾値を超えたときに、パティキュレートフィルタ17におけるPMの捕集量が所定量に到達したものと判断して、再生制御が実行されるようにしてもよい。また、内燃機関5の運転状態に基づいて、パティキュレートフィルタ17におけるPMの捕集量が所定量に到達したと推定されたときに、再生制御が実行されるようにしてもよい。さらには、車両の使用終了時に、イグニッションスイッチがオフにされたときに、再生制御が実行されるようにしてもよい。
再生制御は、パティキュレートフィルタ17に高温の排気を通過させたり、パティキュレートフィルタ17を電熱ヒータや火炎バーナ等の加熱装置で加熱したりすることにより行われる。ただし、再生制御の方法は、これらの例に限定されない。例えば、パティキュレートフィルタ17の上流側に配設された酸化触媒19を用いて、排気温度を上昇させることにより、パティキュレートフィルタ17中のPMを燃焼させることができる。
具体的には、酸化触媒19に対して未燃の燃料を供給し、当該未燃の燃料を酸化触媒19で酸化させることによって、酸化熱により排気温度を上昇させることができる。この高温の排気がパティキュレートフィルタ17に流入することにより、パティキュレートフィルタ17に捕集されているPMが燃焼され、パティキュレートフィルタ17が再生される。例えば、内燃機関5において、主噴射に遅れて後噴射を行うことによって排気中に含まれる未燃の燃料を増加させて、酸化触媒19に未燃燃料が供給されてもよいし、酸化触媒19の上流側で排気管11中に燃料を噴射することにより、酸化触媒19に未燃燃料が供給されてもよい。
(1−2.尿素SCRシステム)
尿素SCRシステムは、還元剤として尿素水溶液を用いて排気中のNOを還元し分解するシステムである。尿素水溶液は、例えば、凍結温度が最も低くなる、約32.5%濃度の尿素水溶液とすることができる。この場合の凍結温度は、約マイナス11℃である。
選択還元触媒13は、内燃機関5の排気中に含まれるNOを、尿素水溶液を用いて選択的に還元する。本実施形態では、還元剤噴射装置20により噴射される尿素水溶液が分解して生成されるアンモニアが選択還元触媒13に吸着される。そして、選択還元触媒13に流入する排気中のNOがアンモニアと還元反応することにより分解される。かかる選択還元触媒13は、触媒温度が高いほどアンモニアの吸着可能量が減少する特性を有する。また、選択還元触媒13は、吸着可能量に対する実際のアンモニアの吸着率が高いほど、NOの還元効率が高くなる特性を有する。なお、本明細書において、噴射弁31から排気通路内に噴射される尿素水溶液だけでなく、尿素水溶液が分解して生成されたアンモニアについても、「還元剤」と表記する場合がある。
還元剤噴射装置20は、選択還元触媒13よりも上流側で、排気管11内に尿素水溶液を噴射する。還元剤噴射装置20は、選択還元触媒13よりも上流側で排気管11に固定された噴射弁31と、貯蔵タンク50内の尿素水溶液を吸い上げ、噴射弁31に向けて圧送するポンプ41とを備える。ポンプ41及び噴射弁31は、制御装置60によって駆動される。尿素水溶液の噴射量は、排気中に含まれるNOの濃度や、選択還元触媒13におけるアンモニアの吸着可能量等に基づいて、選択還元触媒13の下流側にNOあるいはアンモニアが流出しないように制御される。
本実施形態にかかる排気浄化システム10では、内燃機関5から排出される排気ガス中のNO濃度、すなわち、選択還元触媒13の上流側でのNO濃度は、内燃機関5の運転状態に基づいて演算により推定される。また、選択還元触媒13の下流側でのNO濃度は、排気管11内に設置されたNOセンサ30を用いて検出される。かかるNOセンサ30が、本発明における特定ガス濃度センサに相当する。さらに、選択還元触媒13よりも上流側の排気管11には、排気温度Tgasを検出するための温度センサ15が設置されている。温度センサ15によって検出される排気温度Tgasは、選択還元触媒13の温度推定にも用いられる。
例えば、制御装置60は、選択還元触媒13の上流側でのNO濃度と排気流量とを乗じたNO流量と、現在の選択還元触媒13の温度に応じたアンモニアの吸着可能量とに基づいて、尿素水溶液の噴射量を制御する。また、制御装置60は、NOセンサ30により検出される選択還元触媒13の下流側でのNO濃度に応じて、尿素水溶液の噴射量を補正する。例えば、NOセンサ30により検出されるNO濃度が所定の濃度を上回る場合には、尿素水溶液の噴射量を減少させる補正を行う。
かかる尿素SCRシステムにおいて、NOセンサ30のセンサ値の精度が低い場合には、尿素水溶液の噴射量に過不足が生じ得る。尿素水溶液の噴射量が過剰になると、生成されるアンモニアが、選択還元触媒13の吸着可能量を超えて、選択還元触媒13の下流側に流出することとなる。一方、尿素水溶液の噴射量が不足すると、排気ガス中のNOの一部が選択還元触媒13の下流側に流出することとなる。このため、本実施形態にかかる排気浄化システム10では、制御装置60は、NOセンサ30の合理性診断を実行する。
<2.特定ガス濃度センサ(NOセンサ)>
次に、図2を参照して、NOセンサ30の構成の一例について簡単に説明する。図2は、NOセンサ30の構成を概略的に示す断面図である。かかるNOセンサ30は、2つの固体電解質体211,213によって形成されたガス流路215を備え、ガス流路215の途中には、第1空間217及び第2空間219が設けられている。
ガス流路215の第1空間217の上流側には、第1の拡散律速通路221が設けられ、第1空間217と第2空間219との間には、第2の拡散律速通路223が設けられている。第1の拡散律速通路221及び第2の拡散律速通路223は、小孔や薄い切込みを形成した固体電解質体をガス流路215に配置したり、アルミナ等の多孔質体をガス流路215中に充填したりすることによって形成することができる。
これらの第1の拡散律速通路221及び第2の拡散律速通路223を通過する排気ガスGは、拡散抵抗を受けつつ、下流側の第1空間217又は第2空間219に流れ込む。したがって、第1空間217及び第2空間219内での排気ガスGの滞留時間が長くなり、センサ外での排気ガスの組成が変化した場合であっても、第1空間217及び第2空間219内の排気ガスGへの影響が少なくなる。その結果、センサによる検出精度が高められる。
また、ガス流路215の第1空間217に面して第1素子230が設けられ、第2空間219に面して第2素子240が設けられている。第1素子230は、固体電解質体213の両面に第1の内側電極231及び第1の外側電極233が配置されて構成されており、第1の内側電極231が第1空間217に面し、第1の外側電極233が基準ガス空間225に面している。また、第2素子240は、固体電解質体213の両面に第2の内側電極241及び第2の外側電極243が配置されて構成されたものであり、第2の内側電極241が第2空間219に面し、第2の外側電極243が基準ガス空間225に面している。
かかるNOセンサ30において、第1素子230及び第2素子240はともに酸素ポンプ素子として利用されるものであり、第1素子230及び第2素子240を構成する第1の内側電極231と第1の外側電極233、及び、第2の内側電極241と第2の外側電極243は、それぞれ外部接続回路227に接続され、一対の電極間に電圧を印加することができるようになっている。
このうち、第1素子230では、排気ガスG中のNOのうち、NOが解離しないようにして酸素のみを汲み出すように、電圧の印加が行われる。このとき、第1空間217内では、下記式(1)で示すように、NOが解離してNO及び酸素が生成される。
2NO → 2NO+O ・・・(1)
したがって、第1空間217からは、排気ガスGにもともと含まれていた酸素と、第1空間217内で生成された酸素とが、第1素子230によって汲み出される。
また、第2素子240では、排気ガスG中のNOを解離して酸素を汲み出すように、電圧の印加が行われる。すなわち、第2空間219内では、下記式(2)で示すように、NOが解離して窒素及び酸素が生成される。
2NO → N+O ・・・(2)
したがって、第2空間219からは、第2空間219内で生成された酸素が第2素子240によって汲み出される。このとき、第2素子240に流れる電流値は、第2空間219から汲み出された酸素濃度に応じた電流値を示す。この酸素濃度は、すなわち排気ガスGのNO濃度を示すことから、第2素子240に流れる電流値を測定することによって、排気ガスG中のNO濃度を検出することができる。
また、かかるNOセンサ30は、排気ガスG中にアンモニア(NH)が含まれていると、第1空間217の第1の内側電極231において酸化されてNOが生成される場合がある。すなわち、選択還元触媒13に吸着しきれないアンモニアが選択還元触媒13の下流側に流出した場合においても、第1空間217で生成されたNOが第2空間219内で解離して窒素及び酸素が生成され、NOセンサ30により検出されることとなる。
かかるNOセンサ30では、排気ガスG中にNO及びアンモニアが含まれていない場合、第1空間217から第1素子230によって酸素が汲み出された後に、第2空間219から第2素子240によって汲み出される酸素は、理論上ゼロになる。本実施形態にかかる制御装置(合理性診断装置)60は、かかるNOセンサ30の特性を利用して、NOセンサ30の合理性を診断する。
<3.制御装置(合理性診断装置)>
次に、本実施形態にかかるNOセンサ30の合理性診断装置としての制御装置60の構成例について説明する。図3は、制御装置60の構成のうち、NOセンサ30の合理性診断に関連する部分を機能的に示すブロック図である。かかる制御装置60は、主として、公知のマイクロコンピュータを備えて構成される。
制御装置60は、条件成立判定部101と、診断部103と、還元剤噴射制御部105とを備える。これらの各部は、具体的には、マイクロコンピュータによるプログラムの実行により実現され得る。本実施形態にかかる制御装置60には、直接、あるいは、CAN(Controller Area Network)等のバス配線を介して、NOセンサ30の検出信号や、温度センサ15の検出信号、内燃機関5の運転状態に関連する情報が入力される。また、制御装置60は、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等の図示しない記憶素子を備える。これらの記憶素子は、マイクロコンピュータにより実行されるプログラムや、演算結果、検出結果等を記憶する。
(3−1.還元剤噴射制御部)
還元剤噴射制御部105は、内燃機関5の排気ガスとともに排出されたNOを浄化するために、尿素水溶液の噴射制御を実行する。例えば、還元剤噴射制御部105は、内燃機関5の排気中のNO量に基づき、当該NOを還元するために必要なアンモニア量を算出するとともに、選択還元触媒13の目標吸着量に対して過不足のアンモニア量を算出する。還元剤噴射制御部105は、算出されたアンモニア量の和に応じた尿素水溶液の量を目標噴射量とする。
排気中のNO量は、例えば、内燃機関5の運転状態に基づき推定されるNO濃度Nuに、同じく内燃機関5の運転状態に基づき推定される排気流量を乗じて求めることができる。選択還元触媒13の上流側にNOセンサが備えられている場合には、当該NOセンサにより検出されるNO濃度に排気流量を乗じて、排気中のNO量を求めてもよい。還元剤噴射制御部105は、求められたNO量に対応するアンモニア量を算出する。
また、還元剤噴射制御部105は、温度センサ15により検出される排気温度に基づき推定される触媒温度から現在の選択還元触媒13の吸着可能量を求め、例えば吸着可能量の70〜80%をアンモニアの目標吸着量とする。選択還元触媒13へのアンモニアの目標吸着率を70〜80%とすることにより、吸着率が比較的高く維持されて、NOの還元効率が高くなる一方、触媒温度が急激に上昇した場合であっても、アンモニアの吸着可能量が、現在のアンモニアの吸着量を下回らないようにすることができる。
そして、還元剤噴射制御部105は、これまでの積算結果から現在のアンモニアの吸着量を読み込み、目標吸着量に対する過不足のアンモニア量を求め、先に求めたアンモニア量に加算する。現在のアンモニアの吸着量が目標吸着量に対して不足する場合には、過不足のアンモニア量は正の値となり、現在のアンモニアの吸着量が目標吸着量に対して過剰である場合には、過不足のアンモニア量は負の値となる。
還元剤噴射制御部105は、算出されたアンモニア量に対応する尿素水溶液の量を目標噴射量として、噴射弁31を駆動制御する。例えば、還元剤噴射制御部105は、噴射弁31に供給される尿素水溶液の圧力が一定に保たれるようにポンプ41の出力を制御し、目標噴射量に応じて、噴射弁31の開弁時間を調節する。また、還元剤噴射制御部105は、選択還元触媒13の下流側に設置されたNOセンサ30のセンサ値に基づき尿素水溶液の噴射量を補正する。
上述のとおり、NOセンサ30は、NOだけでなくアンモニアも検出する。還元剤噴射制御部105は、基本的に、アンモニアが選択還元触媒13の下流側に流出しないように尿素水溶液の噴射量を調節することから、NOセンサ30のセンサ値はNO濃度を示すものとして、尿素水溶液の噴射量を補正する。この場合には、基本的に、尿素水溶液の噴射量を増量する補正となり得る。一方、NOセンサ30が、実際にはアンモニアを検出していた場合、尿素水溶液の噴射量を増量することによって、NOセンサ30のセンサ値はさらに上昇する。この場合、還元剤噴射制御部105は、NOセンサ30のセンサ値はアンモニア濃度を示すものとして、尿素水溶液の噴射量を補正する。この場合には、尿素水溶液の噴射量を減少する補正となり得る。
このようにして尿素水溶液の噴射制御を実行することにより、選択還元触媒13の下流側へのアンモニアの流出が抑制されつつ、選択還元触媒13におけるアンモニアの吸着率が高く維持され、NOの還元効率を向上させることができる。
なお、尿素水溶液の噴射制御の具体的な方法は、上記の例に限定されない。
(3−2.条件成立判定部)
条件成立判定部101は、NOセンサ30の合理性診断を実行させる条件が成立したか否かを判定する。条件成立判定部101は、NOセンサ30中のNO量がゼロになったと推定される所定の条件が成立したか否かを判定する。NOセンサ30の設置位置は、内燃機関5から離れているため、単に内燃機関5が停止し、内燃機関5からの排気ガスの排出が無くなったことのみでは、NOセンサ30内のNO量はゼロにならない場合も想定される。このため、条件成立判定部101は、NOセンサ30内のNO量がゼロになったか否かの推定を行う。
所定の条件は、例えば、内燃機関5の運転状態が、排出される排気ガス中のNO濃度がゼロに近い運転状態である第1の条件が成立したか否かを含んでもよい。かかる第1の条件の成立時には、NOが選択還元触媒13をそのまま通過した場合であっても、NOセンサ30の第2素子240に流れる電流値A2は無酸素状態に近い値を示す。したがって、第1の条件の成立時には、診断部103によるNOセンサ30の合理性診断の診断結果を信頼することができる。
第1の条件は、例えば、内燃機関5から排出される排気ガスの流量Fgが所定の閾値Fg_thre以上であり、かつ、当該排気ガスのNO濃度Nuが所定の閾値Nu_thre以下となっていること、とすることができる。かかる条件は、すなわち、内燃機関5から排出されるNO流量が極めて少ない状態であること、とも言い得る。かかる条件下においては、NOセンサ30中のNO量がゼロに近い状態になる。排気ガスの流量の閾値Fg_thre、及び、排気ガスのNO濃度の閾値Nu_threは、合理性診断時に電流値の差分ΔAと比較する閾値ΔA_threに応じて設定されてもよい。
また、第1の条件は、例えば、内燃機関5のアイドル運転の継続時間Tiが所定時間Ti_thre以上となっていること、とすることができる。内燃機関5のアイドル運転時には、燃焼温度が比較的低く、NOが発生しにくい状態となっている。かかる条件下においても、NOセンサ30中のNO量がゼロに近い状態になる。所定時間Ti_threは、内燃機関5からNOセンサ30の設置位置までの排気通路の長さや、アイドル運転中の排気ガスの流量等に応じて、適切な値に設定され得る。
また、条件成立判定部101は、第1の条件と併せて、NOセンサ30の設置位置を流れる排気ガス中にアンモニアが含まれていない状態である第2の条件が成立したか否かを判定してもよい。かかる第2の条件の成立時には、NOセンサ30によってアンモニアが検出されることもないため、NOセンサ30の第2素子240に流れる電流値A2は無酸素状態に近い値を示す。したがって、第1の条件と併せて第2の条件が成立している場合には、診断部103によるNOセンサ30の合理性診断の診断結果をより信頼することができる。
第2の条件は、例えば、選択還元触媒13におけるアンモニアの吸着量が所定の閾値以下となっていること、とすることができる。選択還元触媒13におけるアンモニアの吸着量が少ない場合、選択還元触媒13に流入するアンモニアが確実に選択還元触媒13に吸着され、選択還元触媒13の下流側に流出しにくくなる。かかる条件下においては、NOセンサ30中に流入するアンモニアの量はゼロ又はごく僅かとなって、NOセンサ30の第2素子240に流れる電流値A2は無酸素状態に近い値を示し得る。なお、選択還元触媒13におけるアンモニアの吸着量が所定の閾値以下となっていること、の代わりに、選択還元触媒13におけるアンモニアの吸着可能量に対する実際の吸着量の割合が所定の閾値以下となっていること、としてもよい。
また、第2の条件は、例えば、NOセンサ30の周囲温度Tdが所定の閾値Tg_thre以下となっていること、とすることができる。本実施形態にかかる排気浄化システム10において、NOセンサ30は、選択還元触媒13の下流側に設置されているため、NOセンサ30の周囲温度Tdは、選択還元触媒13の温度の影響を受けて変動する。したがって、NOセンサ30の周囲温度Tdが低い場合には選択還元触媒13の温度も低いと推定され、選択還元触媒13におけるアンモニアの吸着可能量が多い状態と考えられる。このため、選択還元触媒13に流入するアンモニアが、選択還元触媒13の下流側に流出しにくくなる。かかる条件下においても、NOセンサ30中に流入するアンモニアの量はゼロ又はごく僅かとなって、NOセンサ30の第2素子240に流れる電流値A2は無酸素状態に近い値を示し得る。
また、第2の条件は、例えば、NOセンサ30の周囲温度Tdの上昇速度が所定の閾値以下となっていること、とすることができる。NOセンサ30の周囲温度Tdの上昇速度が大きい場合には、選択還元触媒13の温度も急上昇したと推定され、選択還元触媒13におけるアンモニアの吸着可能量が急激に減少していると考えられる。この場合、選択還元触媒13に吸着されていたアンモニアの一部が、選択還元触媒13から流出するおそれがある。これに対し、NOセンサ30の周囲温度Tdの上昇速度が小さければ、アンモニアの吸着可能量が減少するとしても、その間に選択還元触媒13に流入するNOとアンモニアが反応することによって、アンモニアの流出は生じにくくなる。かかる条件下においても、NOセンサ30中に流入するアンモニアの量はゼロ又はごく僅かとなって、NOセンサ30の第2素子240に流れる電流値A2は無酸素状態に近い値を示し得る。
NOセンサ30の周囲温度Tdは、温度センサ15の検出値を用いて推定してもよいし、NOセンサ30の近傍に温度センサを設置してもよい。なお、第2の条件としてNOセンサ30の周囲温度Tdを用いる代わりに、温度センサ15により検出される排気温度に基づき推定される触媒温度を用いてもよい。
また、条件成立判定部101は、第1の条件と併せて、あるいは、第1の条件及び第2の条件と併せて、例えば以下の条件が成立したか否かを判定してもよい。
(i)排気浄化システム10の電源電圧が規定電圧で維持されているか
(ii)パティキュレートフィルタ17の再生制御が直近で実行されていないか
上記条件(i)は、排気浄化システム10そのものに異常がないことを確認するための条件である。排気浄化システム10そのものに異常が見られる場合には、NOセンサ30の合理性診断の診断結果の信頼性は低いため、合理性診断を実行しないようにすることができる。
上記条件(ii)は、選択還元触媒13の温度が上昇しておらず、アンモニアが選択還元触媒13の下流側に流出しやすくなっていないことを確認するための条件である。パティキュレートフィルタ17の再生制御が実行されると、パティキュレートフィルタ17を通過する排気ガスの温度は高温となって、選択還元触媒13の温度も上昇しやすくなる。したがって、パティキュレートフィルタ17の再生制御が直近で実行されている場合には、NOセンサ30の合理性診断を実行しないようにすることができる。
条件成立判定部101は、例えば、内燃機関5の停止時において、内燃機関5が停止する直前にこれらの条件が成立していたか否かを判定してもよい。これにより、内燃機関5が停止する直前において、NOセンサ30内のNO及びアンモニアがゼロになり得る状態となっており、かつ、内燃機関5から排気ガスが排出されておらず、NOの新たな排出も無い状態で、診断部103にNOセンサ30の合理性診断を実行させることができる。
(3−3.診断部)
診断部103は、条件成立判定部101により所定の条件が成立したと判定されたときに、NOセンサ30内のNO量がゼロになっている状態で、NOセンサ30の検出信号に基づいてNOセンサ30の合理性を診断する。上述のとおり、NOセンサ30内のNO量がゼロになっている場合、NOセンサ30の第2空間219から汲み出される酸素は理論上ゼロになる。したがって、診断部103は、NOセンサ30内のNO量がゼロになっている状態で第2素子240に流れる電流値A2を取得し、あらかじめ記憶された、無酸素状態で第2素子240に流れる基準電流値A_refと比較する。
診断部103は、取得される電流値A2と基準電流値A_refとの差分ΔAが所定の閾値ΔA_thre以内である場合に、NOセンサ30の合理性有りと判定する。一方、診断部103は、取得される電流値A2と基準電流値A_refとの差分ΔAが所定の閾値ΔA_threを超える場合に、NOセンサ30の合理性無しと判定する。閾値ΔA_threは、NOセンサ30の合理性(信頼性)の許容範囲に応じて適切な値に設定することができる。
<4.特定ガス濃度センサの合理性診断方法>
次に、図4を参照して、本実施形態にかかる制御装置60により実行されるNOセンサ30の合理性診断方法の例について説明する。図4は、NOセンサ30の合理性診断方法の一例を示すフローチャートである。
まず、制御装置60は、ステップS10において、NOセンサ30の合理性診断を実行するための所定の条件が成立しているか否かを判別する。具体的に、制御装置60の条件成立判定部101は、内燃機関5の運転状態の情報、温度センサ15により検出された情報、還元剤噴射制御の履歴情報等に基づいて、上記の第1の条件、あるいは、第1の条件及び第2の条件、さらには、上記の条件(i)〜(iii)の条件が成立しているか否かを判別する。好ましくは、条件成立判定部101は、内燃機関5の停止時において、内燃機関5が停止する直前に所定の条件が成立していたか否かを判別する。このときの内燃機関5の停止時とは、イグニションスイッチがオフにされたことによる内燃機関5の停止時だけでなく、例えば、アイドルストップ制御による内燃機関5の自動停止時も含み得る。
診断を実行する条件が成立していない場合(S10:NO)、制御装置60は、条件が成立するまで、ステップS10の判別を繰り返す。一方、診断を実行する条件が成立した場合(S10:Yes)、ステップS12に進み、制御装置60の診断部103は、NOセンサ30の第2素子240に流れる電流値A2を取得する。このとき取得される電流値A2は、NOセンサ30内のNO量及びアンモニア量がゼロであり、NOセンサ30の第2空間219内が無酸素状態で第2素子240に流れる電流値A2となる。
次いで、ステップS14において、制御装置60の診断部103は、取得された電流値A2と、あらかじめ記憶された無酸素状態での基準電流値A_refとの差分ΔAが、所定の閾値ΔA_thre以内であるか否かを判別する。電流値の差分ΔAが閾値ΔA_thre以内である場合(S14:Yes)、ステップS16に進み、制御装置60の診断部103は、NOセンサ30の合理性有りと判定し、本ルーチンを終了する。一方、電流値の差分ΔAが閾値ΔA_threを超える場合(S14:NO)、ステップS18に進み、制御装置60の診断部103は、NOセンサ30の合理性無しと、本ルーチンを終了する。
以上説明したように、本実施形態にかかるNOセンサ30の合理性診断装置(制御装置)60によれば、NOセンサ30内のNO量及びアンモニア量がゼロになったと推定される所定の条件が成立したときに、NOセンサ30の第2素子240に流れる電流値A2に基づいて、NOセンサ30の合理性診断が実行される。かかる合理性診断においては、あらかじめ無酸素状態で検出され記憶された第2素子240に流れる基準電流値A_refと、検出された電流値A2との差分ΔAが閾値ΔA_thre以内であるか否かの判定が行われる。したがって、NOセンサ30の第2空間219内が無酸素状態であるときに検出される電流値A2が、正常な値A_refから大きくずれていないかを精度よく判定することができる。したがって、NOセンサ30の合理性診断の診断結果の信頼性を高めることができる。
また、本実施形態にかかるNOセンサ30の合理性診断装置60では、NOセンサ30内のNO量がゼロになり得る第1の条件と併せて、NOセンサ30に流入する排気ガス中にアンモニアが含まれていない第2の条件が成立したときに、NOセンサ30の合理性診断が行われる。したがって、アンモニアも検出し得るNOセンサ30の合理性診断の診断結果をさらに高めることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、選択還元触媒13の下流側に設置されたNOセンサ30の合理性診断を行っていたが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、選択還元触媒13の上流側にNOセンサが設置されている場合に、当該NOセンサの合理性診断に対しても本発明を適用することができる。この場合、NOセンサが尿素水溶液の噴射位置よりも上流側に設置されているのであれば、第2の条件の成立の有無を判定することを要しない。
5 内燃機関
10 排気浄化システム
11 排気管
13 選択還元触媒
15 温度センサ
17 パティキュレートフィルタ
19 酸化触媒
20 還元剤噴射装置
30 NOセンサ
31 噴射弁
41 ポンプ
50 貯蔵タンク
60 制御装置
101 条件成立判定部
103 診断部
105 還元剤噴射制御部

Claims (9)

  1. 内燃機関から排出される排気ガス中のNO濃度を検出するための特定ガス濃度センサの合理性を診断するための特定ガス濃度センサの合理性診断装置において、
    前記特定ガス濃度センサ中のNO量がゼロになったと推定される所定の条件が成立したか否かを判定する条件成立判定部と、
    前記所定の条件の成立時に、前記特定ガス濃度センサの検出信号に基づき前記特定ガス濃度センサの合理性を診断する診断部と、
    を備える、特定ガス濃度センサの合理性診断装置。
  2. 前記条件成立判定部は、前記所定の条件として、前記内燃機関の運転状態が、前記排気ガス中のNO濃度がゼロに近い運転状態である第1の条件が成立したか否かを判定する、請求項1に記載の特定ガス濃度センサの合理性診断装置。
  3. 前記第1の条件は、前記排気ガスの流量が所定の閾値以上であり、かつ、前記排気ガス中のNO濃度が所定の閾値以下となっていることである、請求項2に記載の特定ガス濃度センサの合理性診断装置。
  4. 前記第1の条件は、前記内燃機関のアイドル運転の継続時間が所定時間以上となっていることである、請求項2に記載の特定ガス濃度センサの合理性診断装置。
  5. 前記条件成立判定部は、前記内燃機関の停止前に前記第1の条件が成立していたか否かを判定する、請求項2〜4のいずれか1項に記載の特定ガス濃度センサの合理性診断装置。
  6. 前記条件成立判定部は、前記所定の条件として、さらに、前記排気ガス中にアンモニアが含まれていない第2の条件が成立したか否かを判定する、請求項2〜5のいずれか1項に記載の特定ガス濃度センサの合理性診断装置。
  7. 前記第2の条件は、前記排気ガス中のNOを還元するためのNO選択還元触媒における前記アンモニアの吸着量が所定の閾値以下となっていることである、請求項6に記載の特定ガス濃度センサの合理性診断装置。
  8. 前記第2の条件は、前記特定ガス濃度センサの周囲温度が所定の閾値以下となっていることである、請求項6に記載の特定ガス濃度センサの合理性診断装置。
  9. 前記第2の条件は、前記特定ガス濃度センサの周囲温度の上昇速度が所定の閾値以下となっていることである、請求項6に記載の特定ガス濃度センサの合理性診断装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019035379A (ja) * 2017-08-16 2019-03-07 いすゞ自動車株式会社 内燃機関の排気浄化装置

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