JP2017133214A - 不凍水抜栓 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1の配管及び第2の配管の開閉と二つの排水路の開閉とを行う配管システムに適用でき、操作を簡単且つ確実に行うことができる不凍水抜栓を提供する。【解決手段】第1の通水弁機構11及び第1の水抜弁機構15を有する第1の栓ユニット部10と、第2の通水弁機構21及び第2の水抜弁機構25を有する第2の栓ユニット部20と、操作ハンドル部30と、伝達シャフト部31とを備え、伝達シャフト部31の下端側に下方へ延長されるように設けられたスプール状動作部32が、第1の通水弁機構の通水路12を開閉する第1通水弁部33及び第2の通水弁機構の通水路22を開閉する第2通水弁部34を備えると共に、第1の水抜弁機構の排水路16を閉じる第1水抜弁体18及び第2の水抜弁機構の排水路26を閉じる第2水抜弁体28を下方へ押し下げて水抜き状態とする第1当接押圧部35及び第2当接押圧部36を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、第1の配管及び第2の配管の中途部に接続される不凍水抜栓に関する。
従来の不凍水抜栓としては、水道管の中途に接続する栓ユニット部と、その上方に配した伝達シャフト部と、この伝達シャフト部を介して前記栓ユニット部を操作する操作ハンドル部とを備え、この操作ハンドル部の操作により、前記栓ユニット部の弁体が変位して水道を通水又は排水状態に切り替える水抜栓装置において、前記栓ユニット部に2つ以上の水路の水道水をそれぞれに排水する2つ以上の排水機構と、これらを同時に開閉する弁とを具備し、前記栓ユニット部は、前記水道管の水路を仕切る弁座と、前記水路の下流側に臨む第1の排水機構と、前記弁座を開閉する第1の弁と、前記第1の排水機構を開閉する第2の弁と、前記水道管の上方に設けた別排水接続口と、この別排水接続口に臨む第2の排水機構と、前記第2の弁の上方に設けた前記第2の排水機構を開閉する第3の弁とを有する(特許文献1参照)水抜栓装置が、本出願人によって提案されている。
これによれば、水道管に接続する凍結防止用の水抜栓装置に関し、複数水路の排水システムを同時に操作できる。すなわち、この水抜栓装置では、一つの水道管による給水配管に係る一つの開閉と、複数の排水機構に係る複数の開閉とを同時に行うことができるものであり、一つの通水路の開閉ができる構成と二つの排水路の開閉ができる構成を備える装置になっている。
しかしながら、この水抜栓装置は、従来の図4に示すような不凍水抜栓で一般の給水管の水抜きをしても給湯器の貯湯タンク(貯湯ユニット70)に水源水圧が常時加わる配管システムであって、第1の配管及び第2の配管の開閉と二つの排水路の開閉とを行う構成の配管システムについて適用することができない。図4に示す従来の配管システムでは、水源49の給水配管50が、貯湯ユニット70と、給水栓51や湯水混合栓55とに接続するように分岐し、給湯配管60が、給湯栓61や湯水混合栓55に接続する構成になっている。また、貯湯ユニット70に接続されている給水配管50と給湯配管60との地面(G.L)の上に露出した部分は凍結防止ヒータ71によって凍結が防止される構成になっている。そして、給湯配管60の地中に配管された部分と、貯湯ユニット70に接続するため分岐した後の部分であって給水栓51や湯水混合栓55に接続される給水配管50の地中に配管された部分それぞれに、湯側の不凍水抜栓82と水側の不凍水抜栓81とが接続されて設置されている。
特許第2992811号公報(請求項1、図1)
不凍水抜栓に関して解決しようとする課題は、特許文献1に記載の水抜栓装置は、一つの通水路の開閉と二つの排水路の開閉とを同時にできる構成を備えているが、例えば水抜きをしても給湯器の貯湯ユニットに水源水圧が常時加わるように、第1の配管及び第2の配管(給水路と給湯路)の開閉と二つの排水路の開閉とを行う配管システムには適用できない点にある。
そこで、本発明の目的は、第1の配管及び第2の配管(例えば給水路と給湯路)の開閉と二つの排水路の開閉とを行う配管システムに適用でき、操作を簡単且つ確実に行うことができる不凍水抜栓を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために次の構成を備える。
本発明に係る不凍水抜栓の一形態によれば、第1の配管の中途部に接続される第1の栓ユニット部と、第2の配管の中途部に接続される第2の栓ユニット部と、前記第1の栓ユニット部と前記第2の栓ユニット部を操作する伝達シャフトと、前記伝達シャフトを上下に変位させる操作ハンドル部を備え、前記第1の栓ユニット部は第1の通水弁機構と第1の水抜弁機構を備え、前記第2の栓ユニット部は第2の通水弁機構と第2の水抜弁機構を備える。
また、本発明に係る不凍水抜栓の一形態によれば、前記操作ハンドル部の1回の操作により前記第1の栓ユニット部と前記第2の栓ユニット部を同時に操作することができるように、前記第1の栓ユニット部の上側に前記第2の栓ユニット部が設けられ、前記伝達シャフト部が、前記第1の通水弁機構と前記第1の水抜弁機構、及び前記第2の通水弁機構と前記第2の水抜弁機構に連係されていることを特徴とすることができる。
また、本発明に係る不凍水抜栓の一形態によれば、前記伝達シャフト部の下端側に下方へ延長されるように構成されたスプール状動作部が、前記第1の通水弁機構の通水路を開閉する第1通水弁部及び前記第2の通水弁機構の通水路を開閉する第2通水弁部を備えると共に、バネ部材によって上方へ付勢されていることで前記第1の水抜弁機構の排水路を閉じる第1水抜弁体及び前記第2の水抜弁機構の排水路を閉じる第2水抜弁体を、下方へ押し下げて水抜き状態とするように、前記第1水抜弁体の作動用の第1当接押圧部及び前記第2水抜弁体の作動用の第2当接押圧部を備えることを特徴とすることができる。
また、本発明に係る不凍水抜栓の一形態によれば、前記第2の栓ユニット部において、通水状態では、前記第2の通水弁機構の通水路における流入口から流出口への流れが、水栓本体の内部に上下方向に開口されたスリーブ状開口を上から下へ通過するように設定され、前記スリーブ状開口が前記第2通水弁部によって閉じられて通水が止められた際に、前記流出口側の通水路と、前記第2の水抜弁機構の前記第2水抜弁体が作動される排水前通水部とを連通する排水用連通路が、前記スプール状動作部の芯部を穿孔して連続する形態に設けられていることを特徴とすることができる。
また、本発明に係る不凍水抜栓の一形態によれば、前記第1の配管が給水配管であって、前記第2の配管が給湯配管であることを特徴とすることができる。
また、本発明に係る不凍水抜栓の一形態によれば、前記給湯配管が、給湯器の貯湯ユニットから給湯栓や湯水混合栓に給湯する配管であり、前記給水配管が、水源から前記貯湯ユニットに分岐した後の湯水混合栓や給水栓に給水する配管であることを特徴とすることができる。
また、本発明に係る不凍水抜栓の一形態によれば、前記第1の栓ユニット部が、前記第2の栓ユニット部に対して、継手構造によって回転自在に設けられていることを特徴とすることができる。
本発明に係る不凍水抜栓によれば、第1の配管及び第2の配管の開閉と二つの排水路の開閉とを行う配管システムに適用でき、操作を簡単且つ確実に行うことができるという特別有利な効果を奏する。
本発明に係る不凍水抜栓の形態例であって、通水状態を示す断面図である。 図1の形態例の水抜き状態を示す断面図である。 本発明に係る不凍水抜栓が使用される通水配管システムの形態例を示す構成図である。 従来の不凍水抜栓が使用される通水配管システムの形態例を示す構成図である。
以下、本発明に係る不凍水抜栓の形態例を、添付図面(図1〜3)と共に詳細に説明する。本発明に係る不凍水抜栓1は、第1の配管及び第2の配管の中途部に接続できるものである。
10は第1の栓ユニット部であり、下部に設けられて第1の通水弁機構11及び第1の水抜弁機構15を備え、第1の配管(例えば給水配管50)の中途部に接続される。本形態例では、全体装置の最下部に設けられており、水栓本体40のうちの下側を構成する第1水栓本体部41に内蔵される構成になっている。
20は第2の栓ユニット部であり、第1の栓ユニット部10の上側に設けられて第2の通水弁機構21及び第2の水抜弁機構25を備え、第2の配管(例えば給湯配管60)の中途部に接続される。本形態例では、全体装置の第1水栓本体部41の上側に設けられており、水栓本体40のうちの上側を構成する第2水栓本体部42及び蓋部43に内蔵される構成になっている。
本形態例の不凍水抜栓1は、第1の配管と第2の配管とが上下に重なって配管される構成の配管システムについて利用されるものになっている。なお、本発明に係る不凍水抜栓1は、第1の配管と第2の配管とが上下に重なって平行並列に配される配管システムに限定されるものではなく、その第1の配管と第2の配管とが近接して重なり合うように配される種々の配管システムにも適用できるのは勿論である。
30は操作ハンドル部であり、上部に設けられている。本形態例では、全体装置の最上部に設けられており、ハンドル30aが、伝達シャフト部31の上端部に固定されることによって構成されている。
なお、2は外筒であって、外観形状を構成し、3は内筒であって、キャップ部3aと共に、伝達シャフト部31の一部を構成するロッド31aやスピンドル32bを内包して、それらを上下動可能に支持する部材になっている。また、各接続部のシールや、摺接部のシールについては、多くの部位で図1及び2に示すように、O‐リングが用いられている。
伝達シャフト部31は、操作ハンドル部30による操作によって弁の開閉操作のための上下の変位を生じさせるように作動される部位になっている。本形態例では、第1の栓ユニット部10の上側に第2の栓ユニット部20が設けられ、伝達シャフト部31が、第1の通水弁機構11と第1の水抜弁機構15、及び第2の通水弁機構21と第2の水抜弁機構25に連係されている。これによれば、操作ハンドル部30の1回の操作により第1の栓ユニット部10と第2の栓ユニット部20を同時に操作することができる。
本形態例の伝達シャフト部31では、水栓本体40の上部(蓋部43)に軸芯方向に設けられた雌ネジ孔43aに、スピンドル32bに設けられた雄ネジ部32cが螺合することで、ねじ込み操作によって上下方向に変位できる構成になっている。なお、この操作ハンドル部30と伝達シャフト部31とによる操作機構としては、本形態例に限定されるものではなく、例えば、カム機構による上下動作機構、或いは押圧ワンタッチ式の係合機構など、既知の動作機構を適宜選択的に用いてもよいのは勿論である。
そして、本発明では、伝達シャフト部31の下端側に下方へ延長されるように構成されたスプール状動作部32が、下方へ変位した際に通水を止めて水抜き状態とするように、第1の通水弁機構の通水路12を開閉する第1通水弁部33及び第2の通水弁機構の通水路22を開閉する第2通水弁部34を備えると共に、バネ部材(第1バネ部材19、第2バネ部材29)によって上方へ付勢されていることで、第1の水抜弁機構の排水路16を閉じる第1水抜弁体18及び第2の水抜弁機構の排水路26を閉じる第2水抜弁体28を、下方へ押し下げて水抜き状態とするように、第1水抜弁体18の作動用の第1当接押圧部35及び第2水抜弁体28の作動用の第2当接押圧部36を備えている。なお、バネ部材としては、本形態例ではコイルスプリングが用いられているが、これに限定されることはなく、他の弾性部材によって構成されてもよい。
この本発明に係る不凍水抜栓によれば、第1の配管及び第2の配管(第1の通水弁機構の通水路12と第2の通水弁機構の通水路22との二つの通水路)の開閉と二つの排水路の開閉(第1の水抜弁機構の排水路16、第2の水抜弁機構の排水路26)とを同時に操作できる合理的な構成になっており、二つの配管に係る不凍水抜栓の通水と水抜きの切り換えを、一つの操作によって簡単且つ確実に行うことができる。すなわち、二つの不凍水抜栓についての個々の操作を一つにまとめることができ、効率的に操作作業ができると共に、一方の水抜き操作のみを行い他方の操作を忘れてしまうようなケアレスミスを防止できる。また、二つの不凍水抜栓の機能を集約できるため、装置の配置スペースが小さくなり、装置全体としてのコンパクト化を実現できる。
本形態例のスプール状動作部32は、複数の部材(第1通水弁部33を構成するコマ部材33aなど、第2通水弁部34を構成するスプール状弁体32a、第1当接押圧部35が設けられたピストンロッド状部32d、第2当接押圧部36が設けられたスピンドル32bのなどを構成する部材)が上下方向に同軸に連結されて構成されており、第1の栓ユニット部10における第1水栓本体部41の中心と、第2の栓ユニット部20における第2水栓本体部42及び蓋部43の中心とを貫く形態になっている。
以下、本形態例の不凍水抜栓1の具体的構成について、さらに詳細に説明する。
本形態例の第1の栓ユニット部10は、第1水栓本体部41の内部に、第1の通水弁機構11と第1の水抜弁機構15とが組み込まれた構成になっている。この第1の通水弁機構11において、通水状態では、第1の通水弁機構の通水路12における第1流入口41aから第1流出口41bへの流れが、水栓本体40(第1水栓本体部41)の内部に上下方向に開口されると共に水平の弁座が設けられた弁座状開口13を、下から上へ通過するように設定されている(図1の矢印参照)。
また、本形態例の第1の通水弁機構11では、第1通水弁部33が、弁座状開口13の周縁に上方から当接するように下方に変位し、その弁座状開口13を閉じることで第1の通水弁機構の通水路12を塞ぎ、通水を止めるように構成されている。このように、通水が止められた際には、スプール状動作部32が下方に移動されており、弁座状開口13よりも第1流出口41bの側である第1流出口側の通水路41cの内部で、第1の水抜弁機構の排水路16を開閉する第1水抜弁体18が、スプール状動作部32の下側中途部に設けられた径方向段差で構成される第1当接押圧部35によって、第1バネ部材19の付勢力に抗して押し下げられる。なお、本形態例の第1当接押圧部35は、スプール状動作部32の一部を構成するピストンロッド状部32dに設けられている。これによって、第1の水抜弁機構の排水路16が開いて水抜きがなされる(図2の矢印参照)。なお、16aは球体弁であり、第1の水抜弁機構の排水路16での逆流を防止して外部からの水の流入を阻止する逆止弁になっている。
また、本形態例の第1通水弁部33は、コマ部材33a及びコマパッキン33bによって構成されており、下方に変位した初期の段階でコマパッキン33bの下端円盤部が弁座状開口13の内周に嵌って仮にシール(周シール)して通水を止めることができ、さらに下方に変位した段階で、図2に示すように、コマパッキン33bの水平段部(下面)が弁座状開口13の周縁の弁座面(上面)に当接して、強固にシール(面シール)できる。その弁座状開口13のシールが確実・強固になされるまでのタイムラグの間に、第1水抜弁体18が下方に押されて、第1の水抜弁機構の排水路16が開く構成になっている。すなわち、弁座状開口13のシールがなされた後に、第1の水抜弁機構の排水路16が適切に開くように構成されており、第1流入口41aと直接的に連通して第1の水抜弁機構の排水路16から洩れ出ることを防止できる。
また、第1バネ部材19は、コマ部材33aの上面と第1水抜弁体18の下面との間に配され、第1水抜弁体18を、第1の水抜弁機構の排水路16を閉じる方向へ付勢している。そして、第1通水弁部33が通水のために上方へ移動されると、コマ部材33aの上面が、第1水抜弁体18の下面に当接して、図1に示すように、第1水抜弁体18を、第1の水抜弁機構の排水路16を塞ぐように上方へ押圧する状態となり、第1の水抜弁機構の排水路16を確実・強固に閉じることができる。
次に、本形態例では、第2の栓ユニット部20において、通水状態では、第2の通水弁機構の通水路22における流入口(第2流入口42a)から流出口(第2流出口42b)への流れが、水栓本体40(第2水栓本体部42及び蓋部43)の内部に上下方向に開口されたスリーブ状開口23を上から下へ通過するように設定され(図1の矢印参照)、そのスリーブ状開口23が第2通水弁部34によって閉じられて通水が止められた際にも、流出口側の通水路(第2流出口側の通水路42c)と、第2の水抜弁機構25の第2水抜弁体28が作動される排水前通水部27とを、連通する排水用連通路37が、スプール状動作部32の芯部を穿孔して連続する形態に設けられている。この排水用連通路37は、スプール状動作部32を構成するスプール状弁体32aとピストンロッド状部32dとに設けられている。なお、スリーブ状開口23を閉じる第2通水弁部34によるシールは、O‐リングによる摺接・周シールによってなされている。
これによれば、第2の栓ユニット部20において、水抜きのための通水路を、合理的且つコンパクトに構成することができる。なお、本形態例では、水栓本体40の第2の栓ユニット部20を構成する部分が、第2水栓本体部42及び蓋部43が一体的に接続されることによって構成されており、排水前通水部27と第2の水抜弁機構の排水路26とが、蓋部43に形成され、合理的且つコンパクトに構成されている。
また、第2バネ部材29は、後述するスリーブ部材45の上端面と第2水抜弁体28の下面との間に配され、第2水抜弁体28を、第2の水抜弁機構の排水路26を閉じる方向へ付勢している。これによれば、スプール状動作部32が、通水の際に上方へ移動されると、図1に示すように、第2水抜弁体28が、第2バネ部材29によって上方へ押圧され、第2の水抜弁機構の排水路26を塞ぐ状態となる。そして、スプール状動作部32が、水抜きの際に下方へ移動されると、図2に示すように、第2水抜弁体28が、スプール状動作部32の上部に設けられた径方向段差で構成される第2当接押圧部36によって、第2バネ部材29の付勢力に抗して下方へ押圧され、第2の水抜弁機構の排水路26が開く状態となり、水抜きがなされる(図2の矢印参照)。なお、26aは球体弁であり、第2の水抜弁機構の排水路26での逆流を防止して外部からの水の流入を阻止する逆止弁になっている。
本形態例のスリーブ部材45は、第2水栓本体部42及び蓋部43の内部から第1水栓本体部41の内部上側に渡って内嵌・内蔵されており、スプール状動作部32が上下方向(軸芯方向)に移動変位可能に、そのスプール状動作部32を内嵌・内包するように設けられている。また、この本形態例のスリーブ部材45は、第2水栓本体部42の内部に位置する上部スリーブ部45aと、第1水栓本体部41の内部上側に位置する下部スリーブ部45bとが接続された形態に構成されている。
そして、このスリーブ部材45によって内嵌されている本形態例のスプール状動作部32の部位は、第2通水弁部34が下端部に設けられて上部スリーブ部45a内で上下に摺動変位するように設けられたスプール状弁体32aと、このスプール状弁体32aの下側に接続されたピストンロッド状部32dによって構成されている。このピストンロッド状部32dは、下部スリーブ部45b内で上下に摺動変位するように設けられ、そのピストンロッド状部32dの下端には第1通水弁部33が装着されている。
また、本形態例の不凍水抜栓1では、図3に示すように、第1の栓ユニット部10が、第1の配管である給水配管50に接続されるものであって、第2の栓ユニット部20が、第2の配管である給湯配管60に接続されるように構成されている。これによれば、給水配管50と給湯配管60との両方について、一つの不凍水抜栓の操作によって、通水と水抜きの切り換えを行うことができる。従って、操作が簡単になり、確実に行うことができる。
また、本形態例の不凍水抜栓1では、図3に示すように、給湯配管60が、給湯器の貯湯ユニット70から給湯栓61や湯水混合栓55に給湯する配管であり、給水配管50が、水源49から貯湯ユニット70に分岐した後の湯水混合栓55や給水栓51に給水する配管であるように構成されている。
これによれば、水抜きをしても給湯器の貯湯ユニット70に水源水圧が常時加わるように、第1の配管及び第2の配管(給水路と給湯路)の開閉と二つの排水路の開閉とを行う配管システムに、好適に適用することができる。
また、本形態例では、第1の栓ユニット部10が、第2の栓ユニット部20に対して、継手構造によって回転自在に設けられている。本形態例の継手構造47は、切欠きリング47aを介して、接続リング47bを第2水栓本体部42の下端部に設けられた雄ネジ部42dに螺合させることで、第1の栓ユニット部10と第2の栓ユニット部20とを相互に回転自在に装着して一体化できる形態になっている。これによれば、組み立て作業、配管接続作業や保守作業を合理的且つ容易に行うことができる。
以上、本発明につき好適な形態例を挙げて種々説明してきたが、本発明は以上の形態例に限定されるものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのは勿論のことである。
1 不凍水抜栓
2 外筒
3 内筒
3a キャップ部
10 第1の栓ユニット部
11 第1の通水弁機構
12 第1の通水弁機構の通水路
13 弁座状開口
15 第1の水抜弁機構
16 第1の水抜弁機構の排水路
16a 球体弁
18 第1水抜弁体
19 第1バネ部材
20 第2の栓ユニット部
21 第2の通水弁機構
22 第2の通水弁機構の通水路
23 スリーブ状開口
25 第2の水抜弁機構
26 第2の水抜弁機構の排水路
26a 球体弁
27 排水前通水部
28 第2水抜弁体
29 第2バネ部材
30 操作ハンドル部
30a ハンドル
31 伝達シャフト部
31a ロッド
32 スプール状動作部
32a スプール状弁体
32b スピンドル
32c 雄ネジ部
32d ピストンロッド状部
33 第1通水弁部
33a コマ部材
33b コマパッキン
34 第2通水弁部
35 第1当接押圧部
36 第2当接押圧部
37 排水用連通路
40 水栓本体
41 第1水栓本体部
41a 第1流入口
41b 第1流出口
41c 第1流出口側の通水路
42 第2水栓本体部
42a 第2流入口
42b 第2流出口
42c 第2流出口側の通水路
42d 雄ネジ部
43 蓋部
43a 雌ネジ孔
45 スリーブ部材
45a 上部スリーブ部
45b 下部スリーブ部
47 継手構造
47a 切欠きリング
47b 接続リング
49 水源
50 給水配管
51 給水栓
55 湯水混合栓
60 給湯配管
61 給湯栓
70 貯湯ユニット
71 凍結防止ヒータ
81 水側の不凍水抜栓
82 湯側の不凍水抜栓

Claims (7)

  1. 第1の配管の中途部に接続される第1の栓ユニット部と、第2の配管の中途部に接続される第2の栓ユニット部と、前記第1の栓ユニット部と前記第2の栓ユニット部を操作する伝達シャフトと、前記伝達シャフトを上下に変位させる操作ハンドル部を備え、
    前記第1の栓ユニット部は第1の通水弁機構と第1の水抜弁機構を備え、前記第2の栓ユニット部は第2の通水弁機構と第2の水抜弁機構を備えることを特徴とする不凍水抜栓。
  2. 前記操作ハンドル部の1回の操作により前記第1の栓ユニット部と前記第2の栓ユニット部を同時に操作することができるように、前記第1の栓ユニット部の上側に前記第2の栓ユニット部が設けられ、前記伝達シャフト部が、前記第1の通水弁機構と前記第1の水抜弁機構、及び前記第2の通水弁機構と前記第2の水抜弁機構に連係されていることを特徴とする請求項1記載の不凍水抜栓。
  3. 前記伝達シャフト部の下端側に下方へ延長されるように構成されたスプール状動作部が、
    前記第1の通水弁機構の通水路を開閉する第1通水弁部及び前記第2の通水弁機構の通水路を開閉する第2通水弁部を備えると共に、
    バネ部材によって上方へ付勢されていることで前記第1の水抜弁機構の排水路を閉じる第1水抜弁体及び前記第2の水抜弁機構の排水路を閉じる第2水抜弁体を、下方へ押し下げて水抜き状態とするように、前記第1水抜弁体の作動用の第1当接押圧部及び前記第2水抜弁体の作動用の第2当接押圧部を備えることを特徴とする請求項2記載の不凍水抜栓。
  4. 前記第2の栓ユニット部において、通水状態では、前記第2の通水弁機構の通水路における流入口から流出口への流れが、水栓本体の内部に上下方向に開口されたスリーブ状開口を上から下へ通過するように設定され、
    前記スリーブ状開口が前記第2通水弁部によって閉じられて通水が止められた際に、前記流出口側の通水路と、前記第2の水抜弁機構の前記第2水抜弁体が作動される排水前通水部とを連通する排水用連通路が、前記スプール状動作部の芯部を穿孔して連続する形態に設けられていることを特徴とする請求項3記載の不凍水抜栓。
  5. 前記第1の配管が給水配管であって、前記第2の配管が給湯配管であることを特徴とする請求項1〜4記載の不凍水抜栓。
  6. 前記給湯配管が、給湯器の貯湯ユニットから給湯栓や湯水混合栓に給湯する配管であり、前記給水配管が、水源から前記貯湯ユニットに分岐した後の湯水混合栓や給水栓に給水する配管であることを特徴とする請求項5記載の不凍水抜栓。
  7. 前記第1の栓ユニット部が、前記第2の栓ユニット部に対して、継手構造によって回転自在に設けられていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の不凍水抜栓。
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