JP2017131022A - 直流高電圧発生装置 - Google Patents

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【課題】平衡度を改善し、設備容量を削減することのできる直流高電圧発生装置を提供する。【解決手段】3相交流電源1に接続される変圧器2と、変圧器2と接続され、交流を直流に変換するとともに昇圧する複数のコッククロフトウォルトン回路3a、3bと、を備える。コッククロフトウォルトン回路3a、3bは並列接続されている。変圧器2の2次巻線22の異なる相に、並列接続された2つのコッククロフトウォルトン回路3a、3bを接続する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、耐電圧試験等で使用される直流高電圧発生装置に関する。
電力用機器などの耐電圧試験をするために、直流高電圧発生装置が用いられる。この直流高電圧発生装置は、交流電源と、交流電源に接続された変圧器と、変圧器に接続された整流昇圧回路とからなり、当該整流昇圧回路に試験対象物が接続されて使用される。交流電源から変圧器を介して整流昇圧回路に電力供給され、整流昇圧回路で交流から直流に変換されるとともに昇圧され、直流高電圧及び直流高電流が試験対象に供給される。
従来から整流昇圧回路としては、コッククロフトウォルトン回路が用いられることが知られている。コッククロフトウォルトン回路は、多段に直列接続された一対のコンデンサ列と、それぞれの段を分離するダイオードとから構成され、交流の半周期でコンデンサを充電し、残りの半周期で充電されたコンデンサと交流電圧の合成電圧を発生させる。そして、この充電及び合成電圧の発生を複数段繰り返して直流高電圧を出力する。このコッククロフトウォルトン回路は単相交流入力であるため、交流電源に対して単相負荷となる。
特開平4−295277号公報
交流電源からコッククロフトウォルトン回路のコンデンサを充電する際、交流電源には著しく大きなスパイク電流が流れる場合がある。そのため、交流電源には当該電流に耐えうる容量が必要である。
交流電源が3相交流電源である場合、変圧器の単相にコッククロフトウォルトン回路を接続すると、不平衡負荷となる。そのため、3相交流電源は必要以上の電源容量が必要となる。すなわち、3相交流電源の1相分はコッククロフトフォルトン回路の容量より大きくする必要があり、残りの2相は不要設備となり、必要以上の設備容量を要するという問題があった。
本発明の実施形態に係る直流高電圧発生装置は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、平衡度を改善し、設備容量を削減することのできる直流高電圧発生装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本実施形態の直流高電圧発生装置は、次の構成を備えることを特徴とする。
(1)3相交流電源に接続される変圧器。
(2)前記変圧器と接続され、交流を直流に変換するとともに昇圧する複数のコッククロフトウォルトン回路。
第1の実施形態に係る直流高電圧発生装置の構成を示す回路図である。 第2の実施形態に係る直流高電圧発生装置の構成を示す回路図である。 第3の実施形態に係る直流高電圧発生装置の構成を示す回路図である。 第4の実施形態に係る直流高電圧発生装置の構成を示す回路図である。 第4の実施形態に係る直流高電圧発生装置のリップル電圧低減について説明するための図である。
[1.第1の実施形態]
[1−1.全体構成]
以下では、図1を参照しつつ、本実施形態に係る直流高電圧発生装置について説明する。図1は、本実施形態に係る直流高電圧発生装置の構成を示す回路図である。
直流高電圧発生装置は、電力用機器の耐電圧試験に用いられ、直流高電圧を発生させ、直流高電流を出力する。電力用機器としては、直流遮断器、交直変換器、変換器用変圧器、避雷器などが挙げられる。直流高電圧発生装置は、3相交流電源1と、変圧器2と、複数の整流昇圧回路3とを有する。3相交流電源1から変圧器2を介して整流昇圧回路3に電力供給され、整流昇圧回路3で交流から直流に変換されるとともに昇圧され、直流高電圧が試験対象に供給される。
3相交流電源1は、3相交流を変圧器2を介して整流昇圧回路3に供給する。3相交流電源1としては、商用の3相交流電源や、3相交流電源装置を使用することができる。
変圧器2は、1次巻線21と2次巻線22とを有する3相/2相変圧器であり、本実施形態では、スコット結線変圧器である。1次巻線21は、3つの巻線が中性点Nで結合されたY結線であり、3相交流電源1の各相に接続されている。なお、Y結線の中性点Nは接地されている。2次巻線22は、位相が90°異なる2つの単相巻線を有し、各相に整流昇圧回路3が接続されている。スコット結線変圧器は、2次巻線22の各相に接続された負荷が等しいときは1次巻線21の各相は平衡する。
整流昇圧回路3は、交流を直流に変換するととともに、昇圧する回路であり、直流高電圧を生成する。整流昇圧回路3は、コッククロフトウォルトン回路であり、2次巻線22の各相には、それぞれ1つずつコッククロフトウォルトン回路3a、3bが接続されている。
コッククロフトウォルトン回路3a、3bは、同じ構成である。コッククロフトウォルトン回路3a、3bは、複数のコンデンサ及びダイオードからなり、コンデンサとダイオードを組み合わせて多段直列接続した回路である。具体的には、コッククロフトウォルトン回路3a、3bは、複数のコンデンサC11〜C1NをN(Nは自然数)段に直列接続した縦続回路S1と、複数のコンデンサC21〜C2NをN段に直列接続した縦続回路S2とを並列接続し、これらのコンデンサC11〜C1N、C21〜C2Nのそれぞれの接続点には、ダイオードD1〜D2Nが接続されて分離されている。
コッククロフトウォルトン回路3a、3bは、2次巻線22の交流電圧の半周期でコンデンサを充電し、残りの半周期で充電されたコンデンサと交流電圧の合成電圧を発生させる。これを複数段繰り返して直流高電圧を生成する。
例えば、コッククロフトウォルトン回路3aで説明すると、2次巻線22の単相交流出力を受けると、その交流の半周期で、コンデンサC11、ダイオードD1、2次巻線22の単相分とで構成される閉回路において、コンデンサC11が充電される。そして、次の半周期で、コンデンサC11、2次巻線22の単相分、コンデンサC21及びダイオードD2で構成される閉回路において、コンデンサC11の電圧と2次巻線22の単相交流との合成電圧がコンデンサC21に充電される。このように縦続回路S1、S2のコンデンサが順次充電され、コンデンサC2Nまで充電されると、1つのコンデンサ電圧をEとした場合、1つの回路3a、3bに2N個のコンデンサがあるので、2N×Eの直流高電圧が出力される。
コッククロフトウォルトン回路3a、3bでは、交流電圧の半周期ごとの電圧変動が発生し、最終段のコンデンサC2Nでは交流1周期に同期したリップル電圧が発生する。交流電圧の半周期は充電期間であり、残りの半周期が放電期間であるので、当該放電により電圧変動が発生するからである。
コッククロフトウォルトン回路3a、3bは互いに並列に接続されており、各回路3a、3bの電流が合成されて当該回路3a、3bに接続された試験対象に合成電流が出力される。
[1−2.作用]
3相交流電1の3相交流は、スコット結線された変圧器2により直交2相交流に変換され、一方の単相交流がコッククロフトウォルトン回路3aに、他方の単相交流がコッククロフトウォルトン回路3bに供給される。コッククロフトウォルトン回路3a、3bは、コンデンサC11〜C1N,C21〜C2Nによって単相交流を直流に整流し、各段のコンデンサC11〜C1N,C21〜C2Nによって昇圧し、互いの回路3a、3bの直流出力を合成して試験対象に出力する。
一方、各コッククロフトウォルトン回路3a、3bの駆動電流は、直交2相交流電源である2次巻線22に流れる。すなわち、各コッククロフトウォルトン回路3a、3bの負荷電流は、スコット結線された変圧器2によって3相交流に変換され、3相交流電源1に流れる負荷電流は平衡する。また、3相交流電源1の各相に駆動電流が分流するので、変圧器2に1つのコッククロフトウォルトン回路を接続した場合と比べて駆動電流は小さくて済み、3相交流電源1の容量は単相負荷のときより小さくすることができる。
[1−3.効果]
(1)本実施形態の直流高電圧発生装置は、3相交流電源1に接続される変圧器2と、変圧器2と接続され、交流を直流に変換するとともに昇圧する複数のコッククロフトウォルトン回路3a、3bと、を備えるようにした。
複数のコッククロフトフォルトン回路3a、3bを変圧器2に接続するようにしたので、単相負荷、すなわち変圧器2に1つのコッククロフトウォルトン回路を接続する場合と比べて平衡度を改善することができる。さらに、3相交流電源1の利用率が向上するので3相交流電源1の設備容量を小さくすることができる。
(2)本実施形態では、コッククロフトウォルトン回路3a、3bが並列接続されており、合成した直流出力を試験対象に供給できるので、変圧器2に1つのコッククロフトウォルトン回路を接続する場合と比べて、各回路3a、3bの容量が小さくて済む。すなわち、従来のように、1つのコッククロフトウォルトン回路のみが変圧器に接続されていた場合、当該回路単体のみで試験対象への出力を負担しなければならないが、本実施形態では、当該出力を、複数の当該回路で分担できるので、単相負荷に比べてコッククロフトフォルトン回路単体の容量を小さくすることができる。従って、当該回路3a、3bの駆動電流も小さくなるので3相交流電源1の設備容量を大幅に低減することができる。
また、3相交流電源1からコッククロフトウォルトン回路3a、3bのコンデンサを充電する際、当該電源1には著しく大きなスパイク電流が流れる場合があるため、3相交流電源1は当該電流に耐えうる容量が必要であるが、コッククロフトウォルトン回路3a、3b自体の容量を小さくできるので、3相交流電源1の設備容量を削減することができる。
(3)本実施形態では、変圧器2を3相/2相変圧器とし、当該変圧器の2次巻線22の異なる相に、並列接続された2つのコッククロフトウォルトン回路3a、3bを接続した。
これにより、3相交流電源1の各相は例えば120°ずつ異なるので、コッククロフトウォルトン回路3a、3bが異なる位相で駆動されることになる。そのため、各回路3a、3bの出力する位相も異なる。従って、各回路3a、3bの出力に含まれるリップル電圧・電流は、異なる位相となる。ここで、各回路3a、3bは出力に伴い当該回路3a、3bのコンデンサ電圧が低下するが、各回路3a、3bの出力位相が異なり、しかも各回路3a、3bが並列接続されて各出力が合成される。そのため、各回路3a、3bの充放電期間を重ねることができ、各回路3a、3bからの出力に伴う電圧低下が抑制され、リップル電圧を低減させて平滑な直流電圧を得ることができる。
特に、コッククロフトウォルトン回路3a、3bは、等負荷とし、3相/2相変圧器2は、直交する2相の2次巻線22を有するスコット結線変圧器とした。
これにより、各コッククロフトウォルトン回路3a、3bが異なる位相で駆動されるため、各コッククロフトウォルトン回路3a、3bから試験対象物に出力される電圧のタイミングがずれるので、リップル電圧を低減させることができる。また、コッククロフトウォルトン回路3a、3bを等負荷とし、変圧器2をスコット結線変圧器としたので、3相交流電源1の負荷電流は平衡する。
[2.第2の実施形態]
[2−1.構成]
第2の実施形態について、図2を用いて説明する。第2の実施形態は、第1の実施形態と基本構成は同じである。よって、第1の実施形態と異なる点のみを説明し、第1の実施形態と同じ部分については同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
図2は、第2の実施形態に係る直流高電圧発生装置の構成を示す図である。第2の実施形態では、コッククロフトウォルトン回路3a、3bは、ダイオード4及びコンデンサ5を介して並列接続されており、各回路3a、3bの直流出力は、コンデンサ5に蓄電され、当該コンデンサ5から試験対象に直流高電圧が供給される。
具体的には、並列接続されたコッククロフトウォルトン回路3a、3bの間には、一方のコッククロフトウォルトン回路3a、3bから他方のコッククロフトウォルトン回路3b、3aへの出力を規制するダイオード4と、コッククロフトウォルトン回路3a、3bに並列接続され、試験対象に直流出力を供給するコンデンサ5と、が設けられている。
更に詳細には、ダイオード4は、コッククロフトウォルトン回路3a、3bのコンデンサC21〜C2Nからなる出力側の縦続回路に、それぞれ逆接続されており、回路3a、3bの直流出力が、他方の回路3a、3b及び試験対象に直接出力されない。その代わり、コッククロフトウォルトン回路3a、3bのコンデンサC21〜C2Nからなる出力側の縦続回路にコンデンサ5が接続されており、各回路3a、3bの電力はコンデンサ5に蓄電される。すなわち、回路3a、3bの直流出力はコンデンサ5で合成される。ここでは、コンデンサ5は、コンデンサ51〜5Nが直列接続された列である。そして、コンデンサ5は、試験対象と接続されており、蓄積された電力を試験対象に供給する。
[2−2.作用・効果]
このように、各回路3a、3b間に逆接続されたダイオード4が配置されているので、一方の回路3a、3bに他方の回路3b、3aから電流が流れ込むことがない。
例えば、各回路3a、3bは異なる位相で駆動するので、回路3aが充電期間中で、回路3bが出力期間中である場合、回路3aの電圧が低く、回路3bの電圧が高いので、ダイオード4がないと、回路3aに回路3bの出力電流が流れる。そのため、各回路3a、3bは、変圧器2に単体のコッククロフトウォルトン回路を接続する場合と比べて、耐電圧特性を高くする必要がある。
しかし、ダイオード4を設けたことで、各回路3a、3bは分離されるので、単体のコッククロフトウォルトン回路と同じ耐電圧特性で設計することができる。一方、回路3a、3bを分離した代わりに、コンデンサ5を設けて、各回路3a、3bの直流出力を合成する。これにより、大容量の直流出力を試験対象に供給することができる。
[3.第3の実施形態]
[3−1.構成]
第3の実施形態について、図3を用いて説明する。第3の実施形態は、第1の実施形態と基本構成は同じである。よって、第1の実施形態と異なる点のみを説明し、第1の実施形態と同じ部分については同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
図3は、第3の実施形態に係る直流高電圧発生装置の構成を示す図である。第3の実施形態では、変圧器2をスコット結線変圧器に代えて、6巻線の3相変圧器とした。すなわち、1次巻線21は第1の実施形態と同様であるが、2次巻線22をデルタ結線としている。
コッククロフトウォルトン回路3a、3bは2次巻線22の異なる2相に接続されている。ここでは、回路3aはv相に接続され、回路3bはw相に接続されている。
[3−2.作用・効果]
本実施形態では、変圧器2は、デルタ結線された2次巻線22を有する3相変圧器とし、2次巻線22の異なる相に各コッククロフトウォルトン回路3a、3bを接続するようにした。
これにより、各回路3a、3bが異なる位相で駆動され、2次巻線22の異なる2相に駆動電流が流れるので、1相にのみコッククロフトウォルトン回路を接続する場合と比べて平衡度を改善することができる。
特に、2次巻線22がデルタ結線にされているから、デルタ結線内で電流が循環し、各相の負荷電流を他の相からも供給するため平衡度は更に改善される。本実施形態では、v相に接続された回路3aには、u−w−vからも電流が供給される。w相に接続された回路3bも同様である。
さらに、他相から電流が供給される分、コッククロフトウォルトン回路が単相接続される場合より、小さな駆動電流で済む。そのため、デルタ結線する2次巻線22の太さを細くできるなど、設備コストを低コスト化することができる。
また、各回路3a、3bの出力は120°ずつ位相がずれるので、第1の実施形態と同様、リップル電圧を低減することができる。
[4.第4の実施形態]
[4−1.構成]
第4の実施形態について、図4を用いて説明する。第4の実施形態は、第3の実施形態と基本構成は同じである。よって、第3の実施形態と異なる点のみを説明し、第3の実施形態と同じ部分については同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
図4は、第4の実施形態に係る直流高電圧発生装置の構成を示す図である。第4の実施形態では、変圧器2は、3相変圧器であり、デルタ結線された2次巻線22を複数有している。2つのコッククロフトウォルトン回路3a、3bは、各2次巻線22の3相のうち1相に逆位相で接続されている。ここでは、回路3a、3bともv相に接続されている。
[4−2.作用・効果]
コッククロフトウォルトン回路3a、3bは、交流1周期に充電と放電とが入れ替わる。すなわち、交流の半周期でコンデンサに充電し、残りの半周期でコンデンサ電圧を持ち上げて昇圧し、高電圧にする。回路3a、3bが逆位相で接続されているので、一方が放電期間(出力期間)のときに、他方がコンデンサを充電する充電期間となる。
すなわち、3相交流電源1の半周期に、充電期間と放電期間が同時に現れるので、試験対象への直流出力に伴う回路3a又は回路3bの電圧低下時間が半周期となり、図5に示すように、リップル電圧を更に低減することができる。また、一方の充電期間中に、他方が放電するので、出力電圧を向上させることができる。
[5.その他の実施形態]
本明細書においては、本発明に係る複数の実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであって、発明の範囲を限定することを意図していない。以上のような実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の範囲を逸脱しない範囲で、種々の省略や置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態、その変形及び下記の実施形態は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
(1)第1乃至第4の実施形態では、コッククロフトウォルトン回路を2つとしたが、3つ以上でも良い。例えば、第3の実施形態の2次巻線22の3つの相に、それぞれコッククロフトウォルトン回路を接続することで、3相電流が平衡するので、3相交流電源1を平衡することができる。また、第4の実施形態において、残りのu相、w相も逆位相で接続するようにし、計6つのコッククロフトウォルトン回路としても良い。これにより、3相交流電源1を平衡することができる。
(2)第1の実施形態では、変圧器2としても3相/2相変圧器をスコット結線変圧器としたが、直交する2相の2次巻線を有するウッドブリッジ結線変圧器や、直交する2相の2次巻線を有するルーフ・デルタ結線変圧器としても良い。ウッドブリッジ結線変圧器は、1次巻線がY結線であり、2次巻線が2つのデルタ巻線を背中合わせに接続した変圧器である。ルーフ・デルタ結線変圧器は、1次巻線はY結線であり、2次巻線は2つの相の巻線を直列に接続したA座と、デルタ結線でA座との位相差が90度のB座とから構成される変圧器である。これらの変圧器であっても、駆動されるコッククロフトウォルトン回路が異なる位相で出力するので、リップル電圧を低減させることができる。また、ウッドブリッジ結線変圧器であれば、スコット結線変圧器より利用率が高く変圧器の小型化が可能である。また、汎用の電力用変圧器のタップを用いて変形ウッドブリッジ結線とすることも可能であり、専用変圧器を設計しなくても良い。ルーフ・デルタ結線変圧器であれば、単相側巻線が絶縁されているため、コッククロフトウォルトン回路に逆位相でも接続可能である。そのため、直流負荷に応じて接続位相を変えることも可能である。また、単相側巻線が互いに絶縁されているため、コッククロフトウォルトン回路への接続を容易に解除することが可能で、必要な直流出力電流が小さい場合に単相側の接続を容易にコッククロフトウォルトン回路の並列数を減らすことが容易である。
1 3相交流電源
2 変圧器
21 1次巻線
22 2次巻線
3 整流昇圧回路
3a、3b コッククロフトウォルトン回路
4 ダイオード
5 コンデンサ
51〜5N コンデンサ
C11〜C1N コンデンサ
C21〜C2N コンデンサ
D1〜D2N ダイオード
S1、S2 縦続回路

Claims (9)

  1. 3相交流電源に接続される変圧器と、
    前記変圧器と接続され、交流を直流に変換するとともに昇圧する複数のコッククロフトウォルトン回路と、を備えること、
    を特徴とする直流高電圧発生装置。
  2. 前記複数のコッククロフトフォルトン回路は、並列接続されていること、
    を特徴とする請求項1記載の直流高電圧発生装置。
  3. 前記変圧器は、3相/2相変圧器又は3相変圧器であり、
    前記3相/2相変圧器又は前記3相変圧器の2次巻線の異なる相に、前記コッククロフトウォルトン回路が接続されていること、
    を特徴とする請求項1又は2記載の直流高電圧発生装置。
  4. 前記コッククロフトウォルトン回路は、等負荷であり、
    前記3相/2相変圧器は、直交する2相の2次巻線を有するスコット結線変圧器であること、
    を特徴とする請求項3記載の直流高電圧発生装置。
  5. 前記3相/2相変圧器は、直交する2相の2次巻線を有するウッドブリッジ結線変圧器であること、
    を特徴とする請求項3記載の直流高電圧発生装置。
  6. 前記3相/2相変圧器は、直交する2相の2次巻線を有するルーフ・デルタ結線変圧器であること、
    を特徴とする請求項3記載の直流高電圧発生装置。
  7. 前記変圧器は、デルタ結線された2次巻線を有する3相変圧器であり、
    前記2次巻線の異なる相に前記コッククロフトウォルトン回路が接続されていること、
    を特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の直流高電圧発生装置。
  8. 前記変圧器は、デルタ結線された2次巻線を複数有する3相変圧器であり、
    2つの前記コッククロフトウォルトン回路が、各前記2次巻線の3相のうち1相に逆位相で接続されていること、
    を特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の直流高電圧発生装置。
  9. 並列接続された前記コッククロフトウォルトン回路の間には、
    一方の前記コッククロフトウォルトン回路から他方の前記コッククロフトウォルトン回路への出力を規制するダイオードと、
    前記コッククロフトウォルトン回路に並列接続され、試験対象に直流出力を供給するコンデンサと、が設けられていること、
    を特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載の直流高電圧発生装置。
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