JP2017130881A - テレビ会議機能を有する電話制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自電話制御装置収容下でのみ参加可能な仮想会議室機能をもつ電話制御装置同士を接続し、拠点間テレビ会議の利用を可能とする電話制御装置を提供する。【解決手段】仮想会議室機能によるテレビ会議を実行する電話制御装置であって、電話制御装置同士で使用する仮想会議室の構成情報と、仮想会議室に参加する内線端末の構成情報を中継することで、他電話制御装置内の仮想会議室を利用して拠点間テレビ会議が可能な電話制御装置を提供し、また、集中処理する共有のテレビ会議装置を使用せずとも、電話制御装置が有する仮想会議室機能が共有のテレビ会議装置の代替をつとめ、複数拠点間でテレビ会議が実現できる。【選択図】図1−1

Description

本発明は、映像データを配信する機能を有する電話制御装置に関する。
電話制御装置が備える仮想会議室機能によるテレビ会議を実行する電話システムに関する技術が知られている(例えば、特許文献1)。本技術は、映像データ配信元をIDで管理し、電話制御装置収容下の内線端末と対応付けることで、電話制御装置内でのテレビ会議機能を実現するが、電話制御装置収容下以外の内線端末からのテレビ会議への参加は対応出来ず、本技術をベースに拠点間のテレビ会議通話を実現することは出来ない。
一般にネットワーク内に電話システム上で行われるテレビ電話会議を集中処理する共有のテレビ会議装置を設置し、集中処理を行う運用形態への変更が必要となる(例えば、特許文献2)。これは既存のテレビ会議機能とは別に導入する必要があり、高い性能のハードを要求するため、導入時の初期投資が高価となる。
特開2014−175906号公報 特開2009−005228号公報
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、自電話制御装置収容下でのみ参加可能な仮想会議室機能をもつ電話制御装置同士を接続し、拠点間テレビ会議の利用を可能とする電話制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、画像データ送受信機能及び画像入出力機能を備える1以上の内線端末を収容し、仮想会議室機能によるテレビ会議を実行する電話制御装置であって、自電話制御装置が収容する内線の内線番号と、前記内線と接続された内線端末にアクセスするための内線アドレス情報と、前記内線端末に内線端末側の画像データを内線画像としてアップロードさせるIPアドレスである内線画像アドレス情報と、画像データ及び音声データの入出力先を示すポート番号を対応付けて記憶する内線情報記憶手段と、自電話制御装置が形成している仮想会議室の内線番号と、前記仮想会議室を識別する仮想会議室ID情報と、前記仮想会議室にアクセスするための仮想会議室アドレス情報と、合成した合成会議画像データをアップロードするIPアドレスである合成会議画像アドレス情報を対応付けて記憶する仮想会議室情報記憶手段と、前記仮想会議室情報記憶手段に記憶された情報を他電話制御装置へ通知する仮想会議室情報通知手段と、前記内線情報記憶手段に記憶された情報を他電話制御装置へ通知する内線情報通知手段と、自電話制御装置を含む複数の電話制御装置を識別する電話制御装置ID情報と、前記電話制御装置にアクセスするための電話制御装置アドレス情報と、前記複数の電話制御装置それぞれが形成している仮想会議室の内線番号を対応付けて記憶する電話制御装置情報記憶手段と、を有し、自電話制御装置が収容する前記内線端末のいずれかから発信要求を受信した場合に、前記電話制御装置情報記憶手段を参照し、前記発信要求に含まれている発信先の内線番号が前記仮想会議室に対応する内線番号であった場合に、前記発信先の内線番号に対応する仮想会議室を形成する電話制御装置を特定し、前記特定した仮想会議室を形成する電話制御装置が自電話制御装置であるか否かを判定し、自電話制御装置が形成している仮想会議室であったならば、前記仮想会議室アドレス情報と前記合成会議画像アドレス情報を前記発信要求を送信してきた内線端末へ通知すると共に、前記内線情報記憶手段を参照し、前記発信要求を送信してきた内線端末に対応する内線画像アドレス情報にアップロードされた複数の内線画像を取得し、前記取得した複数の内線画像を合成した合成会議画像データを前記合成会議画像アドレス情報のアドレスにアップロードし、前記特定した仮想会議室が自電話制御装置の形成している仮想会議室でないならば、当該仮想会議室を形成している他電話制御装置へ、前記仮想会議室によるテレビ会議の開催または開催中のテレビ会議への参加を要求すると共に、前記内線情報通知手段は前記発信要求を送信してきた内線端末に対応する内線アドレス情報と前記内線画像アドレス情報を通知し、他電話制御装置から自電話制御装置が形成している前記仮想会議室によるテレビ会議の開催または開催中のテレビ会議への参加を要求されると共に、前記内線端末のいずれかに対応する内線アドレス情報と前記内線画像アドレス情報を通知された場合は、前記仮想会議室情報通知手段は前記仮想会議室アドレス情報と前記合成会議画像アドレス情報を前記他電話制御装置へ通知すると共に、前記通知された内線画像アドレス情報にアップロードされた内線画像を取得し、前記取得した内線画像を当該仮想会議室に係る他の内線画像と合成した合成会議画像データを前記合成会議画像アドレス情報のアドレスにアップロードすることを特徴とする。
本発明によれば、電話制御装置同士で使用する仮想会議室の構成情報と、仮想会議室に参加する内線端末の構成情報を中継することで、他電話制御装置内の仮想会議室を利用して拠点間テレビ会議が可能な電話制御装置を提供できる。
また、集中処理する共有のテレビ会議装置を使用せずとも、電話制御装置が有する仮想会議室機能が共有のテレビ会議装置の代替をつとめ、複数拠点間でテレビ会議が実現できる。
本発明による装置配置と各装置のブロック構成を示す 図である。 本発明による電話制御装置における電話制御装置情報記憶部の記憶内容の一例を示す図。 本発明による電話制御装置における内線情報記憶部の記憶内容の一例を示す図である。 本発明による電話制御装置における仮想会議室情報記憶部の記憶内容の一例を示す図である。 テレビ会議参加時の信号シーケンスの一例を示す図である。 テレビ会議退出時の信号シーケンスの一例を示す図である。 2者間テレビ通話の信号シーケンスの一例を示す図である。 呼制御部の動作フローチャートである。 仮想会議室機能部の動作フローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
図1−1は本発明の実施形態に係る電話制御装置1を含む、全体構成図である。電話制御装置1(電話制御装置1−A、1−B及び1−Cを総称して、電話制御装置1と称す。)は、ネットワーク100を介して相互に接続される。ネットワーク100は例えばIPネットワークである。
電話制御装置1は、内線としてカメラ付き内線端末と接続する。図1−1において、電話制御装置1は、ネットワーク100を介して電話制御装置1−A〜Cの3台が接続された形態を図示しているが、電話制御装置1の接続数は、電話システムが許容する範囲で任意である。本実施例では、電話制御装置1−A〜Cで構成された電話システムを図示している。
電話制御装置1−Aと収容下の内線端末50−Aは拠点A、電話制御装置1−Bと収容下の内線端末50−Bは拠点B、電話制御装置1−Cと収容下の内線端末50−Cは拠点Cを構成する。
カメラ付き内線端末50−A〜Cは、電話制御装置1−A〜Cにそれぞれ帰属する内線端末であり、例えばボタン電話機である。端末カメラと、映像表示器を内蔵し、端末カメラは、撮影している映像データを送信する。映像表示器は、映像データの表示が可能である。
なお、図1−1において、端末カメラと映像表示器は、内線端末に内蔵されている例を図示しているが、端末カメラと映像表示器は、独立した機器であっても良い。また、電話制御装置1に接続されるカメラ付き内線端末の設置数は、電話制御装置1が許容する範囲で任意である。
次に図1−2を例に、電話制御装置1の内部ブロック構成について説明する。電話制御装置1は、他拠点対応部2(図1−1で図示した電話制御装置1−A〜Cは、同様の内部ブロック構成であり、電話制御装置1−A〜Cそれぞれが有する他拠点対応部2を、他拠点対応部2−A、他拠点対応部2−B、他拠点対応部2−Cと称し、これらを総称して、他拠点対応部2と称する。以下各装置とも同様に総称する。)、音声合成部3、画像合成部4、仮想会議室機能部5、仮想会議室情報記憶部6、呼制御部7、電話制御装置情報記憶部8、内線情報記憶部9、通話路スイッチ10、内線対応部11から構成される。
他拠点対応部2は、ネットワーク100を経由し、電話制御装置1−A〜C間で発着信及びテレビ会議に係る制御データ、音声データ、映像データを中継する手段である。音声合成部3は、仮想会議室機能部5からの指示に従い、カメラ付き内線端末50から出力される音声データを取得し、複数の内線端末50からの音声データの合成を行う手段である。
なお、この音声合成はテレビ会議に参加する多地点の参加者からの音声を合成し、会議音声として各テレビ会議参加者に配信するためである。本合成処理は、一般的な電話会議に係る処理と同様であり、詳細な説明は割愛する。
画像合成部4は、仮想会議室機能部5からの指示に従い、カメラ付き内線端末50から出力される画像データを取得し、複数の内線端末50からの映像データの合成を行う手段である。この処理は、複数の映像データを縮小多画面に合成し、各テレビ会議参加者に配信するためである。本合成処理は、一般的な電話会議に係る処理と同様であり、詳細な説明は割愛する。
仮想会議室機能部5は、テレビ会議に係る音声及び映像データの合成及び配信の制御を行う。呼制御部7から通知された内線端末50のIPアドレス及び、映像データ及び音声データのポート番号をもとに、音声合成部3及び画像合成部4に対して映像データと音声データの取得と、複数の映像データと音声データの合成を指示し、合成された音声データと映像データを、前記、呼制御部7から通知された内線端末50のIPアドレス及び、映像データ及び音声データのポート番号へ配信する手段である。
仮想会議室情報記憶部6は、電話制御装置1が形成している仮想会議室を示す内線番号と、仮想会議室機能部5のIPアドレスと、仮想会議室にアクセス時に使用する映像データ及び音声データそれぞれのポート番号と対応付けて記憶する手段である。詳細は後述する。
呼制御部7は、電話制御装置1内の各部を制御して、電話発着信に係る制御や、テレビ会議またはテレビ会議以外の映像データの配信制御を実行する手段である。映像データの配信に係る制御については後述する。
電話制御装置情報記憶部8は、内線番号の一部を構成し、電話制御装置1−A〜Cを一意に識別する番号である拠点番号と、電話制御装置1―A〜C内の呼制御部7のIPアドレスを対応付けて記憶する手段である。詳細は後述する。
内線情報記憶部9は、電話制御装置1−A〜Cが収容するカメラ付き内線端末50−A〜Cの内線番号と内線端末のIPアドレスとテレビ会議時に使用する映像データ及び音声データそれぞれのポート番号を対応付けて記憶する手段である。詳細は後述する。
通話路スイッチ10は、呼制御部7の指示に従って、内線対応部11と他拠点対応部2の間で、自通話路スイッチ10内の通話(図示せず)を流れる音声データの交換を実行する手段である。
内線対応部11は、電話制御装置1の内線として、カメラ付き内線端末50と接続し、電話制御装置1と、電話制御装置1収容下のカメラ付き内線端末50との間で、発着信または端末制御に係る制御データ、音声データ、映像データを中継する手段である。
図2は電話制御装置情報記憶部8が記憶している内容の一例を示す図である。列201の拠点番号は、発信要求に含まれている発信先を指定する発信先指定番号(拠点番号+内線番号)の一部を構成し、対象とする電話制御装置1を識別する為の識別子である。
列202の呼制御装置のIPアドレスは、各電話制御装置1が持つ各呼制御部7のIPアドレスであり、電話制御装置1−A〜C間での通信を行うために登録されている。
列203会議番号は、電話制御装置1−A〜Cそれぞれが形成する仮想会議室への参加要求を示す番号で、一つの内線番号として登録されている。発信要求に含まれている発信先を指定する発信先指定番号(拠点番号+内線番号)の内線番号として、当該発信要求がテレビ会議への参加要求かを判断するために設定する。
図2の記憶情報は、呼制御部7がカメラ付き内線端末50からの発信要求を受信した際、どの電話制御装置1を指定しているかの判別及び、テレビ会議参加であるかの判別に用いられる。そのため拠点番号は重複しない値で登録される必要がある。
例えば、カメラ付き内線端末50−Aから、電話制御装置1−Bの仮想会議室機能部5−Bによるテレビ会議参加の発信要求を行う際、カメラ付き内線端末50−Aは、行202列201に対応する72と、行202列203に対応する802を合わせ72802をダイヤルし発信し、電話制御装置1−Bのテレビ会議参加を示す発信要求として、呼制御部7−Aに送信する。
当該発信要求を受信した呼制御部7−Aは、番号解析と共に電話制御装置情報記憶部8−Aを参照することで、当該発信要求が電話制御装置1−Bのテレビ会議への参加を要求していることを判別する。呼制御部7−Aは行202列202に対応する呼制御部7−BのIPアドレスに対して接続要求を行う。なお番号解析方法については任意である。
この設定値は、電話制御装置1−A〜Cそれぞれの電話制御装置情報記憶部8−A〜Cが共通して記憶している必要がある。
図3A〜Cは内線情報記憶部9が記憶している内容の一例を示す図である。内線情報記憶部9には電話制御装置1収容下の各カメラ付き内線端末50の内線情報が登録されている。
本実施例では、図1に図示する全体構成図の通り、電話制御装置1−Aの場合は、収容下のカメラ付き内線端末50−Aの情報が(図3A)、電話制御装置1−Bの場合は、収容下のカメラ付き内線端末50−Bの情報が(図3B)、収容下の電話制御装置1−Cの場合は、カメラ付き内線端末50―Cの情報(図3C)がそれぞれ登録されている。
列301の内線番号は、電話制御装置1収容下のカメラ付き内線端末50の内線番号が登録されている。
列302の内線端末のIPアドレスは、電話制御装置1収容下のカメラ付き内線端末50のIPアドレスがそれぞれ登録されている。
列303の画像ポートは、電話制御装置1収容下のカメラ付き内線端末50がテレビ会議に参加する際、画像データの送受信に使用する画像ポート番号がそれぞれ登録されている。
列304の音声ポートは、カメラ付き内線端末50がテレビ会議に参加する際、音声データの送受信に使用する音声ポート番号がそれぞれ登録されている。
図3A〜Cの記憶情報は、テレビ会議参加の際、参加先の仮想会議室機能部5に対して、テレビ会議参加者の内線端末の情報として送信するために登録されている。送信された内線端末の情報は、参加先の仮想会議室機能部5でテレビ会議参加者として保存される。
本実施例では、カメラ付きの内線端末を使用するとして、映像表示器、端末カメラのIPアドレスはカメラ付き内線端末50と同値として指定は行っていないが、映像表示器と端末カメラを独立した機器として運用する場合は、本内線情報記憶部の記憶内容に、内線端末に対応する表示器及び端末カメラのIPアドレスの指定列を追加し、IPアドレスを登録しても良い。
図4A〜Cは仮想会議室情報記憶部6が記憶している内容の一例を示す図である。仮想会議室情報記憶部6には電話制御装置1内の仮想会議室機能部5の情報が登録されている。
本実施例では、図1−1〜2に図示する全体構成図の通り、電話制御装置1−Aの場合は、仮想会議室機能部5−Aの情報を(図4A)、電話制御装置1−Bの場合は、仮想会議室機能部5−Bの情報を(図4B)、電話制御装置1−Cの場合は、仮想会議室機能部5−Cの情報(図4C)がそれぞれ登録されている。
列401の会議室番号は、テレビ会議への参加を示す番号であり、呼制御部7が発信要求に含まれている発信先指定番号(拠点番号+内線番号)の内線番号を抽出し、当該発信要求がテレビ会議への参加要求かを判断するために登録されている。
列402仮想会議室機能部のIPアドレスは、電話制御装置1内の仮想会議室機能部5のIPアドレスが登録されている。
列403画像ポートは、テレビ会議実行時、カメラ付き内線端末50との画像データ送受信に使用する画像ポート番号の範囲がそれぞれ登録されている。
列404音声ポートは、テレビ会議実行時、カメラ付き内線端末50との音声データの送受信に使用する音声ポート番号の範囲がそれぞれ登録されている。
図4A〜Cの記憶情報は、自電話制御装置1収容下の内線端末からのテレビ会議参加要求または他電話制御装置1からの接続要求を呼制御部7が受信した際、仮想会議室情報記憶部6を参照し、自電話制御装置内の仮想会議室機能部のIPアドレスとテレビ会議に使用する画像ポート番号及び内線ポート番号を、前記テレビ会議参加要求を行った内線端末50または、接続要求を送信してきた前記他電話制御装置1に対して送信を行うために登録されている。
本実施例では、列403と列404には、テレビ会議に使用するポート番号それぞれ3ポート登録されていると図示しているが、使用ポートの設定値及び使用範囲は、電話制御装置1が許容する範囲で任意である。
次に、複数拠点間でテレビ会議を実施する場合の動作について、図5を併用して説明する。図5−1〜2は拠点間テレビ会議の実施に係る、電話制御装置1−A〜C内の呼制御部7−A〜Cと、各カメラ付き内線端末50−A〜Cとの間のシーケンス例である。また、図5−3には、前述した装置間での通知及び装置間の通信に使用する、IPアドレスと、テレビ会議に使用する画像ポート番号及び音声ポート番号を(ア)〜(カ)に示す。また図5−4には、シーケンス上の時点(1)〜(3)における、仮想会議室機能部B(拠点Bの仮想会議室機能部を示す。以下同じ)が記憶する会議参加内線端末の情報を示す。
拠点Bの仮想会議室に最初に入室する内線端末50−Aは、拠点Bでのテレビ会議への参加を指定する発信先指定番号(電話制御装置1―Bの仮想会議室を指定するため、図2、列201拠点番号列の行202に示す72と、図4B、行411B会議室番号に示す802を合わせ、電話制御装置1Bのテレビ会議への参加要求を意味する内線番号72802)の発信要求を呼制御部7−Aに送信する(S501)。
発信要求を受信した呼制御部7―Aは、発信要求に含まれる発信先指定番号を解析、電話制御装置情報記憶部8−A(前述の通り、電話制御装置情報記憶部8−A〜Cの内容は共通である)を参照し(図2、行202列201に対応する72と列203に対応する802)、当該発信要求が、拠点Bのテレビ会議への参加要求であると判断し、電話制御装置情報記憶部8−Aから参照した拠点Bの呼制御部7−BのIPアドレス(図2、行202列202に対応するIPアドレス)に対し、接続要求を行う。この際同時に、内線情報記憶部9−Aを参照し、図3A、行311Aに対応する発信要求を行った内線端末Aの拠点番号(71)、内線番号(11)と、図5−3に示す情報(ア)すなわち内線端末のIPアドレスと、テレビ会議に使用する画像ポート番号及び音声ポート番号を送信する(S502)。
接続要求を受信した呼制御部7−Bは、自拠点のテレビ会議への参加要求であることを電話制御装置情報記憶部8−Bから判断し、仮想会議室機能部5−Bへ会議参加要求を行う。この際同時に、S502で受信した発信要求を行った内線端末Aの拠点番号、内線番号と、IPアドレスと、テレビ会議に使用する画像ポート番号及び音声ポート番号を、仮想会議室機能部Bへ送信する(ア)(S503)。
会議参加要求を受信した仮想会議室機能部5−Bは、通知された拠点番号、内線番号、IPアドレス、ポート情報を、図5−4の時点(1)に示すように、会議参加内線端末の情報として保存し、会議参加受付通知を呼制御部7−Bに対して送信する(S504)。
仮想会議室機能部5−Bから会議参加受付を受信した呼制御部7−Bは、仮想会議室情報記憶部6−Bを参照し、自拠点の仮想会議室機能部5−BのIPアドレスと、テレビ会議に使用する画像ポート番号及び音声ポート番号(イ)を、呼制御部7−Aからの接続要求に対する接続完了通知と共に、呼制御部7−Aに対して送信する(S505)。
接続完了通知を受信した呼制御部7−Aは、同時に通知された仮想会議室情報記憶部6−BのIPアドレスとテレビ会議に使用する画像ポート番号及び音声ポート番号(イ)を、内線端末50―Aに送信する(S506)。
なお、この際に送信する画像ポート番号及び音声ポート番号は、仮想会議室情報記憶部6―Bに登録された(図4B列403B、列404B)ポート範囲から、空いているポートを使用する。
ここでは、内線端末50−Aが最初の参加者となるため、画像ポート番号81と音声ポート番号91が送信される。拠点Aの内線端末50−Aは、拠点Bの仮想会議室機能部5−BのIPアドレス及び使用ポート番号を入手、仮想会議室機能部5−Bは内線端末Aの内線番号とIPアドレスと使用ポート番号を入手する。
このような処理により、内線端末50は、別拠点の仮想会議室機能部5と通信を行うことが可能となる。
仮想会議室機能部5−Bは、S503で受信した内線端末50−AのIPアドレスとポート番号(ア)にアクセスし、画像データ及び音声データをダウンロードし(S508)、音声合成部3−Bと画像合成部4−Bに合成を指示する(S507)。
内線端末50−Aは、S506で受信した仮想会議室機能部5BのIPアドレスとポート番号(イ)にアクセスし、合成画像データをダウンロードし、内線端末に備えた映像表示器に合成画像データを表示する。この時点では、他に会議参加者がいないため、表示する合成画像データは、内線端末50−Aの端末カメラの映像のみとなる。また聴取する合成音声データは、無音となり、他の会議参加者を待つ状態となる(S506)。
続いて、2番目のテレビ会議参加者の拠点Bの内線端末50−Bは、発信先指定番号として、拠点Bの仮想会議室を指定する(電話制御装置1―Bのテレビ会議への参加要求を意味する内線番号802)内線番号の発信要求を呼制御部7−Bに送信する(S509)。
なお、内線端末50Bは、自拠点の仮想会議室への参加要求を行うため、内線端末50−Aの発信要求のように発信先拠点番号を発信先指定番号に入れていないが、自拠点である拠点Bを示す拠点番号72を発信先指定番号に入れた場合でも、発信先指定番号を解析し、電話制御装置情報記憶部8−Bを参照することで(図2、行202列201に対応する72と列203に対応する802) 当該発信要求が、自拠点のテレビ会議への参加要求であると判断できるため、動作に変更はない。
発信要求を受信した呼制御部7−Bは、発信要求に含まれる発信先指定番号を解析、電話制御装置情報記憶部8−Bを参照し、(図2、行202列203に対応する802)当該発信要求が、自拠点のテレビ会議への参加要求であると判断し、仮想会議室機能部5−Bへ会議参加要求を行う。この際同時に、内線情報記憶部9−B(図3B行311B)を参照し、発信要求を行った内線端末Bの拠点番号、内線番号と、内線端末のIPアドレスと、テレビ会議に使用する画像ポート番号及び映像ポート番号(ウ)を送信する(S510)。
内線端末50−Bのように、自拠点に対してテレビ会議の参加要求を行う場合、内線端末50−Aのテレビ会議への参加要求時のように、自拠点の呼制御部が別拠点の呼制御部に対して接続要求を行う必要はない。直接、自拠点の仮想会議室機能部に対して会議参加要求を行う。
会議参加要求を受信した仮想会議室機能部5−Bは、通知された拠点番号、内線番号、IPアドレス、ポート情報(ウ)を会議参加内線端末の情報として保存し(時点(2))、会議参加受付通知を呼制御部7−Bに対して送信する(S511)。
仮想会議室機能部5−Bから会議参加受付を受信した呼制御部7−Bは、仮想会議室情報記憶部6−Bを参照し、自拠点の仮想会議室機能部のIPアドレスと、テレビ会議に使用する画像ポート番号及び音声ポート番号(エ)を、内線端末50−Bからの会議参加発信に対する応答と共に、送信する(S512)。
この際に送信する画像ポート番号及び音声ポート番号は、図4B列403B、列404Bに登録されたポート範囲から、内線端末Bが2番目の参加者となるため、画像ポート番号82と音声ポート番号92が送信される。
仮想会議室機能部5−Bは、S510で受信した内線端末BのIPアドレスとポート番号(ウ)にアクセスし、画像データ及び音声データをダウンロードし、音声合成部3―Bと画像合成部4―Bに合成を指示する(S513)。
ここで、テレビ会議参加者が内線端末50−Aと内線端末50−Bの2者となる、合成画像データは、内線端末50−Aと内線端末50−Bの画像を合成して並べたものとなる。
内線端末50−Bは、S512で受信した仮想会議室機能部5−BのIPアドレスとポート番号(エ)にアクセスし、合成画像データをダウンロードし(S514)、内線端末に備えた映像表示器に合成画像データを表示する。内線端末50−Aの映像表示器に表示される画像データは更新され。
音声データは、内線端末50−Aは内線端末50−Bから出力される音声を、内線端末50−Bは内線端末50−Aが出力している音声を聴取する。
以下、拠点3の内線端末50−Cは、内線端末50−Aと同様の手順により、(S515〜S522)拠点Bのテレビ会議に参加し、拠点A〜C間での内線端末50A〜Cによるテレビ会議を開始することを可能とする(時点(3))。
続いて、複数拠点間でテレビ会議を実施中、テレビ会議参加者の会議退出時の動作について図6−1〜3を併用して説明する。図6−1〜2は実施中の拠点間テレビ会議からの退出に係る、電話制御装置1−A〜C内の呼制御部7−A〜Cと、各カメラ付き内線端末50−A〜Cとの間のシーケンス例である。
図6−1〜2には図5−1〜2の会議参加シーケンスから続くものとなっている。仮想会議室機能5−Bで実施中のテレビ会議に、内線端末50−A、内線端末50−B、内線端末50−Cが参加している状態である。図6−3についても同様に、図5−4時点(3)から続くものとなっている。
テレビ会議退出の際は、テレビ会議参加中の内線端末から、通話終了操作を行うことで、仮想会議機能部からの合成映像データと合成音声データの取得を中止し、自拠点の呼制御部へ終了を送信する。通話終了操作とは、例えば、オンフック操作やボタン操作であり、内線端末の仕様に合わせて任意である。
最初にテレビ会議から退出する内線端末50−Aは通話終了操作を行い、呼制御部7−Aへ切断を送信する(S601)。
呼制御部7−Aは、内線端末Aから切断通知を受信した場合、内線端末50−Aの通話先である拠点Bの呼制御部7−Bへ対して、内線端末50−Aの拠点番号、内線番号を付与した切断要求を送信する(S602)。
呼制御部7−Bは、呼制御部7−Aから切断要求を受信した場合、呼制御部Aから通知された拠点番号、内線番号を付与した会議退出要求を仮想会議室機能部5−Bへ送信する(S603)。
仮想会議室機能部5−Bは、会議退出要求を受信した場合、付与された拠点番号、内線番号を、現在の会議参加者情報と照会し、図6−3時点(4)に示すように、該当する参加者情報を削除する。削除後、呼制御部7−Bへ、会議退出受付を送信する(S604)。
この時点で、テレビ会議の参加者から内線端末50−Bと内線端末50−Cになり、内線端末50−Aからの画像データと音声データの取得を中止する。結果、合成画像データから、内線端末50−Aの画像は排除され、内線端末50−Bと内線端末50−Cから取得した画像データの合成画像として構成される。合成音声データからも同様に、内線端末50−Aからの音声データの取得を中止する。
呼制御部7−Bは会議退出受付を受信した場合、呼制御部7−Aへ、解放完了を送信する(S605)。内線端末50−Aは、呼制御部から終了通知を受信し、内線端末50−Aのテレビ会議参加は終了する(S606)。
2番目にテレビ会議から退出する、内線端末50−Bも、内線端末50−Aの会議退出時と同様に通話終了操作を行い、呼制御部7−Bに対して終了を送信する(S607)。
呼制御部7−Bは、終了を受信した場合、仮想会議室機能部5−Bに対して内線端末50−Bの拠点番号、内線番号を付与した会議退出要求を送信する(S608)。
仮想会議室機能部5−Bは、呼制御部7−Bから会議退出要求を受信した場合、付与された拠点番号、内線番号を、現在の会議参加者情報と照会し、該当する参加者情報を削除する(時点(5))。
削除後、呼制御部7−Bへ、会議退出受付を送信する(S609)。内線端末50−A退出時と同様に、画像データと音声データの取得を中止し、それに応じて、合成画像データと合成音声データは更新される。
テレビ会議参加者から内線端末50−Bが退出したため、テレビ会議参加者は内線端末50−Cのみとなる。他に会議参加者がいないため、表示する合成画像データは、内線端末50−Cの端末カメラの映像のみとなる。
また聴取する合成音声データは、無音となる。 拠点3の内線端末50−Cは、内線端末50−Aと同様の手順により、(S611〜S616)拠点Bのテレビ会議から退出、画像データと音声データの取得を中止する。
音声合成部3―Bと画像合成部4−Bに指示し、各合成処理は終了する。内線端末50−Cのテレビ会議からの退出により、仮想会議室機能部5−Bで実施されていたテレビ会議は終了する(時点(6))。以上の処理により、拠点間でのテレビ会議退出を可能とする。
呼制御部が内線端末から発信要求を受信し、発信先指定番号を解析した際に、発信先内線番号が、テレビ会議参加を示す内線番号ではなかった場合は、仮想会議機能部を使用した内線端末同士のテレビ電話を行う。
この際の処理を図7−1〜2を併用して説明する。図7−1は拠点間テレビ電話の実施に係る、電話制御装置1−A〜B内の呼制御部7−A〜Bと、各カメラ付き内線端末50−A〜Bとの間のシーケンス例である。図7−2には、前述した装置間での通知及び、装置間の通信に使用するIPアドレスと、テレビ会議に使用する画像ポート番号及び音声ポート番号を(キ)〜(コ)に示す。
内線端末50−Aは、拠点Bの内線端末50−Bを指定する発信先指定番号(電話制御装置1Bの内線端末Bを指定するため、図2、列201拠点番号列の列201に示す72と、内線端末Bの内線番号21を合わせた内線番号である7221)の発信要求を呼制御部7−Aに送信する(S701)。
発信要求を受信した呼制御部7−Aは、発信要求に含まれる発信先指定番号を解析、電話制御装置情報記憶部8−A(図2、行202列201に対応する72と列203に対応する802)を参照するが、当該発信要求が、拠点Bの内線端末50−Bとの内線番号を指定したテレビ電話開始の要求であると判断し、電話制御装置情報記憶部8−Aから参照した拠点Bの呼制御装置7−BのIPアドレス(図2、行202列202に対応するIPアドレス192.168.2.100)に対し、接続要求を行う。
この際同時に、内線情報記憶部9−Aを参照し、行311Aに示す、発信要求を行った内線端末50−Aの拠点番号、内線番号と、図7−2に示す情報(キ)すなわち内線端末のIPアドレスと、テレビ会議に使用する画像ポート番号及び映像ポート番号を送信する(S702)。
接続要求を受信した呼制御部7−Bは、電話制御装置情報記憶部8−Bを参照し、発信先内線番号21が会議番号802でないことを判断し、内線情報記憶部9−Bを参照、発信先指定番号に示された内線番号が内線端末50−Bを示していることを判別する、仮想会議室機能部5−BへS702で通知された内線端末50−Aの拠点番号、内線番号と、IPアドレスと、テレビ会議に使用する画像ポート番号及び音声ポート番号(キ)と共に、仮想会議室機能部5−Bへテレビ電話使用要求を送信する(S703)。
テレビ電話使用要求を受信した仮想会議室機能部5−Bは、通知された拠点番号、内線番号、IPアドレス・ポート情報(キ)をテレビ電話使用者の情報として保存し、テレビ電話受付を呼制御部7−Bに対して送信する(S704)。
仮想会議室機能部5−Bからテレビ電話受付を受信した呼制御部7−Bは、発信先の指定内線端末である内線端末50−Bに対して、テレビ会議着信を送信する(S705)。
テレビ会議着信を受信した内線端末50−Bは、着信中となる。受話操作を行うと、呼制御部7−Bへテレビ電話着信応答を送信する(S706)。
テレビ電話着信応答を受信した呼制御部7−Bは、内線情報記憶部9−Bを参照し、テレビ電話着信応答を送信した内線端末50−Bの拠点番号、内線番号と、IPアドレスと、テレビ会議に使用する画像ポート番号及び音声ポート番号(ケ)と共に、仮想会議室機能部5−Bへテレビ電話使用要求を送信する(S707)。
テレビ電話使用要求を受信した仮想会議室機能部5−Bは、通知された内線番号、IPアドレス・ポート情報(ケ)をテレビ電話使用者の情報として保存し、テレビ電話受付を呼制御部7−Bに対して送信する(S708)。
仮想会議室情報記憶部6−Bからテレビ会議受付を受信した呼制御部7―Bは、仮想会議室情報記憶部6−Bを参照し、仮想会議室情報記憶部6−BのIPアドレスと、テレビ会議に使用する画像ポート番号及び音声ポート番号を送信する(コ)(S709)。
同様に、呼制御部7−Aの接続要求に対する応答として、仮想会議室情報記憶部6−BのIPアドレスと、テレビ会議に使用する画像ポート番号及び音声ポート番号をと共に、接続完了通知を送信する(ク)(S710)。
接続完了通知を受信した呼制御部7−Aは、発信要求を行った内線端末50−Aに対して、受信した仮想会議室情報記憶部6−BのIPアドレスと、テレビ会議に使用する画像ポート番号及び音声ポート番号を送信する(ク)(S711)。
仮想会議機能部5−Bは保存している、内線端末50A、BのIPアドレスと、画像ポート番号と音声ポート番号(キ)(ケ)を使用し、内線端末50A、Bから画像データと音声データを取得する。この際、テレビ電話の使用であるため、画像の合成処理と、音声の合成処理は行わず、互いの画像データと音声データの中継する処理を行う。
内線端末50A,Bは、受信した仮想会議室情報記憶部6−BのIPアドレスと、テレビ会議に使用する画像ポート番号及び映像ポート番号(ク)(コ)から、仮想会議室機能部5−Bから互いの通話相手の音声データと画像データ取得、それぞれの映像表示器に画像データを表示、音声データの聴取を行う。以上の処理により、拠点間での2者間ビデオ通話を可能とする。
図8−1〜2は電話制御装置1の呼制御部7の動作フローチャートである。本フローチャートは、電源が投入された待機状態からスタートする(S800)。待機状態において、呼制御部7は、収容下の内線端末からの発信要求検知の有無(S801)、他拠点からの接続要求受信の有無(S807)、他拠点からの接続完了受信の有無(S812)、他拠点からの開放要求の有無(S814)、他拠点からの解放完了の受信の有無(S818)、通話中の内線端末からの通信切断検知の有無(S820)を巡回して監視している。
S801において、収容下の内線端末から、発信要求を検知すると(S801、YES)、発信要求に含まれる発信先指定番号を解析し、電話制御装置情報記憶部8を参照し、発信先内線番号が会議番号かを判別する。
発信先内線番号が会議番号であった場合は(S802、YES)、発信先が、他拠点の仮想会議室を示すものかを判別する。他拠点の仮想会議室であった場合は(S803、YES)、内線情報記憶部9を参照して、発信要求を行った内線端末の情報と共に、対象とする拠点の呼制御部7のIPアドレスに対して接続要求を送信する(S804)。
発信先が、自拠点の仮想会議室であった場合は(S803、NO)、自拠点の仮想会議室機能部5に対して、発信要求を行った内線端末の情報と共に会議参加要求を送信する(S805)。
S807において、他拠点の呼制御部7から接続要求を受信した場合(807、YES)、自拠点の仮想会議室機能部5に対して、同時に受信した内線端末の情報と共に、会議参加要求を送信する(S808)。
そして、仮想会議室機能部5から参加受付を受信した場合(S809、YES)、接続要求を送信してきた他拠点の呼制御部7に対して接続完了を送信する(S810)。
仮想会議室機能部5から参加受付を受信できなかった場合(S809、NO)、接続を要求してきた他拠点の呼制御部7に対して解放完了を送信する(S811)。なお、参加受付を受信できなかった場合には、接続のタイムアウトや、拒否レスポンスメッセージの受信等を含む。
S812において、他拠点の呼制御部7から、接続完了を受信した場合(S812、YES)、発信要求を行った、自内線端末へ、対象とする拠点の仮想会議室機能部5の情報と共に応答を送信する(S813)。これにより内線端末は、仮想会議室のIPアドレスとポート情報を取得し、合成画像データと、合成音声データの取得が可能となる。
S814において、他拠点の呼制御部7から解放要求を受信した場合(S814、YES)、自拠点の仮想会議室機能5に対して、同時に受信した、拠点番号、内線番号と、会議退出要求を送信する(S815)。
呼制御部7は仮想会議室機能5からの会議退出受付の受信を待つ状態となる(S816)。仮想会議室機能5から会議退出受付を受信した場合(S816)、解放要求を送信してきた他拠点の呼制御部7に対して、解放完了を送信する(S817)。
S818において他拠点の呼制御部7からから解放完了を受信した場合(S818、YES)、通話を切断した収容下の内線端末に対して終了通知を送信する(S819)。これにより内線端末の通話は終了する。
S820において、通話中の収容下の内線端末から通話切断を検知した場合(S820,YES)、当該内線端末の通話先が仮想会議室であった場合は(S821、YES)、通話先仮想会議室の拠点を判断する。通話先が他拠点であった場合は(S822,YES)、対象拠点の呼制御部7に対して、通話を切断した内線端末の拠点番号と内線番号を付与した解放要求を送信する(S823)。
通話先仮想会議室が自拠点であった場合は(S822、NO)、自拠点の仮想会議室機能5に対し、通話を切断した内線端末の内線番号を付与した会議退出要求を送信する(S825)。S821において、当該内線端末の通話先が仮想会議室では無かった場合(S821、NO)、通話相手との通話呼を切断し、通話を終了する(S824)。
図9は電話制御装置1仮想会議室機能5の動作フローチャートである。本フローチャートは電源が投入された待機状態からスタートする(S900)。待機状態において、仮想会議室機能5は、会議参加要求検知の有無(S901)、会議退出要求検知の有無(S906)を巡回して監視している。
S901において、呼制御部7から会議参加要求を受信した場合(S901、YES)、会議参加を許可するかの判断を行う(S902)。許可判断基準は、例えば会議参加者の上限、参加権限の有無など、電話システムの運用に応じて任意に設定して良い。
会議参加要求を許可した場合(S902,YES)、呼制御部7に参加受付を送信する(S903)。続けて、会議参加要求に付与された、会議参加者である内線端末の拠点番号、内線番号、IPアドレス、使用するポート番号を、会議参加者の情報として保存し、対象の画像データと音声データの取得を開始する。
取得した画像データと音声データを、音声合成部3と、画像合成部4に指示して、合成音声データと合成画像データを作成し、配信を開始する(S904)。会議参加要求を拒否した場合は(S902、NO)、呼制御部7に対して、参加拒否を送信する(S905)。
S906において、会議退出要求を呼制御部7から受信した場合(S906、YES)、呼制御部7に会議退出受付を送信する(S907)。続けて、会議退出要求に付与された、会議退出者である内線端末の拠点番号、内線番号を、会議参加者の情報と照会し、該当する会議参加者の情報を削除し、画像データと音声データの取得と配信を終了する(S908)。
以上説明した通り、本発明によれば、電話制御装置同士で、使用する仮想会議室の構成情報と、仮想会議室に参加する内線端末の構成情報を中継することが可能となり、他電話制御装置内の仮想会議室を利用した拠点間テレビ会議を可能とする電話システムを提供することが可能となる。
1・・・電話制御装置
2・・・他拠点対応部
3・・・音声合成部
4・・・画像合成部
5・・・仮想会議室機能部
6・・・仮想会議室情報記憶部
7・・・呼制御部
8・・・電話制御装置情報記憶部
9・・・内線情報記憶部
10・・・通話路スイッチ
11・・・内線対応部
50・・・カメラ付き内線端末
100・・・ネットワーク

Claims (2)

  1. 画像データ送受信機能および画像入出力機能を備える1以上の内線端末を収容し、仮想会議室機能によるテレビ会議を実行する電話制御装置であって、
    自電話制御装置が収容する内線の内線番号と、前記内線と接続された内線端末にアクセスするための内線アドレス情報と、前記内線端末に内線端末側の画像データを内線画像としてアップロードさせるIPアドレスである内線画像アドレス情報と、画像データ及び音声データの入出力先を示すポート番号を対応付けて記憶する内線情報記憶手段と、
    自電話制御装置が形成している仮想会議室の内線番号と、前記仮想会議室を識別する仮想会議室ID情報と、前記仮想会議室にアクセスするための仮想会議室アドレス情報と、合成した合成会議画像データをアップロードするIPアドレスである合成会議画像アドレス情報を対応付けて記憶する仮想会議室情報記憶手段と、
    前記仮想会議室情報記憶手段に記憶された情報を他電話制御装置へ通知する仮想会議室情報通知手段と、
    前記内線情報記憶手段に記憶された情報を他電話制御装置へ通知する内線情報通知手段と、
    自電話制御装置を含む複数の電話制御装置を識別する電話制御装置ID情報と、前記電話制御装置にアクセスするための電話制御装置アドレス情報と、前記複数の電話制御装置それぞれが形成している仮想会議室の内線番号を対応付けて記憶する電話制御装置情報記憶手段と、を有し、
    自電話制御装置が収容する前記内線端末のいずれかから発信要求を受信した場合に、前記電話制御装置情報記憶手段を参照し、前記発信要求に含まれている発信先の内線番号が前記仮想会議室に対応する内線番号であった場合に、前記発信先の内線番号に対応する仮想会議室を形成する電話制御装置を特定し、前記特定した仮想会議室を形成する電話制御装置が自電話制御装置であるか否かを判定し、
    自電話制御装置が形成している仮想会議室であったならば、前記仮想会議室アドレス情報と前記合成会議画像アドレス情報を前記発信要求を送信してきた内線端末へ通知すると共に、前記内線情報記憶手段を参照し、前記発信要求を送信してきた内線端末に対応する内線画像アドレス情報にアップロードされた複数の内線画像を取得し、前記取得した複数の内線画像を合成した合成会議画像データを前記合成会議画像アドレス情報のアドレスにアップロードし、
    前記特定した仮想会議室が自電話制御装置の形成している仮想会議室でないならば、当該仮想会議室を形成している他電話制御装置へ、前記仮想会議室によるテレビ会議の開催または開催中のテレビ会議への参加を要求すると共に、前記内線情報通知手段は前記発信要求を送信してきた内線端末に対応する内線アドレス情報と前記内線画像アドレス情報を通知し、
    他電話制御装置から自電話制御装置が形成している前記仮想会議室によるテレビ会議の開催または開催中のテレビ会議への参加を要求されると共に、前記内線端末のいずれかに対応する内線アドレス情報と前記内線画像アドレス情報を通知された場合は、前記仮想会議室情報通知手段は前記仮想会議室アドレス情報と前記合成会議画像アドレス情報を前記他電話制御装置へ通知すると共に、前記通知された内線画像アドレス情報にアップロードされた内線画像を取得し、
    前記取得した内線画像を当該仮想会議室に係る他の内線画像と合成した合成会議画像データを前記合成会議画像アドレス情報のアドレスにアップロードすることを特徴とするテレビ会議機能を有する電話制御装置。
  2. 請求項1に記載の電話制御装置であって、
    内線端末間の通話時、両前記内線端末から通知された内線画像アドレス情報にアップロードされた内線画像を取得し、合成を行わずに、対向する内線端末へアップロードする内線画像中継手段をさらに有し、
    テレビ会議以外の通話接続を行うことを特徴とするテレビ会議機能を有する電話制御装置。


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