JP2017129703A - プロジェクター、及び、プロジェクターの制御方法 - Google Patents

プロジェクター、及び、プロジェクターの制御方法 Download PDF

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【課題】撮像部を用いて、プロジェクターの投射する画像光を高精度に測色する。【解決手段】プロジェクター100は、撮像部140と、撮像部140の撮像画像を補正する補正データを記憶するカメラ校正データ記憶部171と、撮像部140の撮像画像を補正データにより補正し、補正した撮像画像に基づいて画像処理部160が処理に用いる補正データを生成する補正データ生成部184とを備える。カメラ校正データ記憶部171は、撮像部140の撮像素子ごとの感度分布を補正する第1補正データと、撮像部140により調整用画像を撮像して得られた撮像値と、調整用画像を測色装置により測色して得られた測色値とに基づいて生成された、撮像部140の測色誤差を補正する第2補正データとを記憶する。【選択図】図1

Description

本発明は、プロジェクター、及び、プロジェクターの制御方法に関する。
従来、投射部により投射される投射画像を撮像装置で撮像し、撮像された撮像画像に基づき投射画像を補正する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の画像処理システムは、撮像手段の撮像情報に基づいて画像の歪みや、色むらを補正する。
特開2005−124133号公報
ところで、プロジェクターにより投射される画像光を撮像部により高精度に測色するためには、撮像部の特性を画像光の撮像に適した特性に補正する必要があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、撮像部を用いて、プロジェクターにより投射される投射光を高精度に測色することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明のプロジェクターは、撮像素子を備える撮像部と、前記撮像部の撮像画像を補正する補正値を記憶する記憶部と、画像データを入力する入力部と、前記入力部に入力された画像データを処理する画像処理部と、前記撮像部の撮像画像を前記補正値により補正し、補正した前記撮像画像に基づいて前記画像処理部が処理に用いる補正パラメーターを生成する補正パラメーター生成部と、前記画像処理部が前記補正パラメーターを用いて処理した画像データを変調して画像光を生成する変調部と、前記変調部により生成された画像光を投射する投射部と、を備え、前記記憶部は、前記撮像部の前記撮像素子ごとの感度分布を補正する第1補正値と、前記撮像部により校正用の被写体を撮像して得られた撮像値と、前記校正用の被写体を測色装置により測色して得られた測色値とに基づいて生成された、前記撮像部の測色誤差を補正する第2補正値とを記憶することを特徴とする。
本発明によれば、撮像部の撮像画像が、撮像部の撮像素子ごとの感度分布を補正する第1補正値と、撮像部の測色誤差を補正する第2補正値とを用いて補正される。従って、撮像部を用いて、プロジェクターが投射する画像光を高精度に測色することができる。
また、本発明は、上記プロジェクターにおいて、前記記憶部は、前記変調部の複数の光透過率又は複数の光反射率に対応して複数生成され、前記変調部の光透過率又は光反射率が前記複数の光透過率又は前記複数の光反射率のそれぞれである場合の画像を撮像した撮像画像を補正する複数の第2補正値を記憶することを特徴とする。
本発明によれば、変調部の光透過率に対応した第2補正値を用いて撮像画像を補正し、プロジェクターの投射する画像光を高精度に測色することができる。従って、変調部の光透過率が経時劣化により変化しても、光透過率に対応した第2補正値により撮像画像を補正することができる。
また、本発明は、上記プロジェクターにおいて、前記記憶部は、前記投射部が前記校正用の被写体として投射する画像の複数の階調に対応して複数生成され、各階調の画像を前記撮像部で撮像した撮像画像を補正する複数の第2補正値を記憶することを特徴とする。
本発明によれば、プロジェクターから投射される画像の階調に対応した第2補正値を用いて撮像画像を補正し、プロジェクターの投射する画像光を高精度に測色することができる。
また、本発明は、上記プロジェクターにおいて、前記記憶部は、前記撮像部が有する撮像レンズの複数の焦点距離に対応して複数生成され、撮像レンズの焦点距離が前記複数の焦点距離のそれぞれである場合に撮像される撮像画像を補正する複数の第1補正値を記憶することを特徴とする。
本発明によれば、撮像部が有する撮像レンズの焦点距離が変更されても、変更された焦点距離に対応した第1補正値を用いて撮像画像を補正することができる。
また、本発明は、上記プロジェクターにおいて、前記記憶部が記憶する前記第2補正値は、基準色空間の色値を補正する補正値であり、前記補正パラメーター生成部は、前記第1補正値を用いて前記撮像画像を補正し、補正後の前記撮像画像を基準色空間の色値に変換し、変換された前記基準色空間の色値を、前記第2補正値を用いて補正することを特徴とする。
本発明によれば、第1補正値により補正した撮像画像が基準色空間の色値に変換される。従って、例えば、撮像部の撮像レンズが交換され、撮像部から出力される撮像値が変更されても、基準色空間の色値に変換された撮像値を第2補正値により補正することで、プロジェクターの投射する画像光を高精度に測色することができる。
また、本発明は、上記プロジェクターにおいて、前記記憶部は、前記第1補正値及び前記第2補正値の少なくとも一方を、前記投射部から投射される画像光を構成する複数の原色光に対応して複数記憶することを特徴とする。
本発明によれば、投射部から投射される画像光を構成する原色光の組み合わせに対応した補正を行うことができる。
また、本発明のプロジェクターの制御方法は、撮像素子を備える撮像部により撮像された撮像画像を、記憶部に記憶された補正値により補正するステップと、補正された前記撮像画像に基づいて画像処理部の処理に用いられる補正パラメーターを生成するステップと、前記画像処理部において、入力された画像データを、生成された前記補正パラメーターを用いて処理するステップと、処理された前記画像データを変調して画像光を生成するステップと、生成された前記画像光を投射するステップと、を備え、前記記憶部は、前記撮像部の前記撮像素子ごとの感度分布を補正する第1補正値と、前記撮像部により校正用の被写体を撮像して得られた撮像値と、前記校正用の被写体を測色装置により測色して得られた測色値とに基づいて生成された、前記撮像部の測色誤差を補正する第2補正値とを記憶することを特徴とする。
本発明によれば、撮像部の撮像画像が、撮像部の撮像素子ごとの感度分布を補正する第1補正値と、撮像部の測色誤差を補正する第2補正値とを用いて補正される。従って、撮像部を用いて、プロジェクターの投射する画像光を高精度に測色することができる。
プロジェクターの構成図。 プロジェクターの動作を示すフローチャート。 プロジェクターの動作を示すフローチャート。 プロジェクターの動作を示すフローチャート。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、プロジェクター100の構成を示す構成図である。
プロジェクター100は、パーソナルコンピューターや各種映像プレーヤー等の外部の画像供給装置200に接続され、画像供給装置200から供給される画像信号に基づく画像を投射対象に投射する装置である。
画像供給装置200には、例えば、ビデオ再生装置、DVD(Digital Versatile Disk)再生装置、テレビチューナー装置、CATV(Cable television)のセットトップボックス、ビデオゲーム装置等の映像出力装置、パーソナルコンピューター等を用いることができる。
また、投射対象は、建物や物体など、一様に平らではない物体であってもよいし、スクリーンSCや、建物の壁面等の平らな投射面を有するものであってもよい。本実施形態では平面のスクリーンSC(表示面)に投射する場合を例示する。
プロジェクター100は、画像入力インターフェース部(以下、画像入力I/F部と略記する)151を備える。画像入力I/F部151は、ケーブルを接続するコネクター及びインターフェース回路(いずれも図示略)を備え、ケーブルにより接続された画像供給装置200から供給される画像信号を入力する。画像入力I/F部151は、入力された画像信号を画像データに変換して画像処理部160に出力する。画像入力I/F部151は、本発明の「入力部」に相当する。
画像入力I/F部151が備えるインターフェースは、例えば、Ethernet(登録商標)、IEEE1394、USB等のデータ通信用のインターフェースであってもよい。また、画像入力I/F部151のインターフェースは、MHL(登録商標)、HDMI(登録商標)、DisplayPort等の画像データ用のインターフェースであってもよい。
また、画像入力I/F部151は、コネクターとして、アナログ映像信号が入力されるVGA端子や、デジタル映像データが入力されるDVI(Digital Visual Interface)端子を備える構成であってもよい。さらに、画像入力I/F部151は、A/D変換回路を備え、VGA端子を介してアナログ映像信号が入力された場合、A/D変換回路によりアナログ映像信号を画像データに変換し、画像処理部160に出力する構成であってもよい。
プロジェクター100は、光学的な画像の形成を行い、スクリーンSCに画像を投射(表示)する表示部110を備える。表示部110は、光源部111、光変調装置112及び投射光学系113を備える。表示部110は、本発明の「投射部」に相当する。また、光変調装置112は、本発明の「変調部」に相当する。
光源部111は、キセノンランプ、超高圧水銀ランプ、LED(Light Emitting Diode)又はレーザー光源等の光源を備える。また、光源部111は、光源が発した光を光変調装置112に導くリフレクター及び補助リフレクターを備えていてもよい。さらに、光源部111は、投射光の光学特性を高めるためのレンズ群、偏光板、又は光源が発した光の光量を光変調装置112に至る経路上で低減させる調光素子等(いずれも図示略)を備えていてもよい。
光源部111は、光源駆動部121により駆動される。光源駆動部121は、内部バス190に接続される。光源駆動部121は、制御部180の制御に従って、光源部111の光源を点灯及び消灯させる。
光変調装置112は、例えば、赤色(R)、緑色(G)及び青色(B)の三原色に対応した3枚の液晶パネルを備える。光源部111が発する光はRGBの3色の色光に分離され、対応する液晶パネルに入射される。3枚の液晶パネルは、透過型の液晶パネルであり、透過する光を変調して画像光を生成する。各液晶パネルを通過して変調された画像光は、クロスダイクロイックプリズム等の合成光学系によって合成され、投射光学系113に射出される。
光変調装置112には、光変調装置駆動部122が接続される。光変調装置駆動部122は、内部バス190に接続される。
光変調装置駆動部122は、画像処理部160から入力される表示画像データ(後述する)に基づき、R,G,Bの各色に対応した表示画像信号を生成する。光変調装置駆動部122は、生成したR,G,Bの各色の表示画像信号に基づいて、光変調装置112の各色の液晶パネルを駆動し、各液晶パネルに画像光を描画する。
投射光学系113は、光変調装置112により変調された画像光をスクリーンSCに投射して、スクリーンSC上に結像させるレンズ群を備える。また、投射光学系113は、スクリーンSCに投射される画像(以下、投射画像という)の拡大・縮小及び焦点の調整を行うズーム機構、フォーカスの調整を行うフォーカス調整機構を備えていてもよい。
プロジェクター100は、操作パネル131及び入力処理部133を備える。入力処理部133は、内部バス190に接続される。
ユーザーインターフェースとして機能する操作パネル131は、各種の操作キーや、液晶パネルにて構成された表示画面を有する。入力処理部133は、操作パネル131に表示された操作キーが操作されると、操作されたキーに対応したデータを制御部180に出力する。また、入力処理部133は、制御部180の制御に従って、操作パネル131の表示画面に各種画像を表示させる。
また、操作パネル131の表示画面には、操作パネル131への接触を検出するタッチセンサーが重ね合わされて一体形成される。入力処理部133は、ユーザーの指等が接触した操作パネル131の位置を入力位置として検出し、検出した入力位置に対応したデータを制御部180に出力する。
また、プロジェクター100は、ユーザーが使用するリモコン5から送信される赤外線信号を受光するリモコン受光部132を備える。リモコン受光部132は、入力処理部133に接続される。
リモコン受光部132は、リモコン5から送信される赤外線信号を受光する。入力処理部133は、リモコン受光部132が受光した赤外線信号をデコードして、リモコン5における操作内容を示すデータを生成し、制御部180に出力する。
プロジェクター100は、撮像部140を備える。
撮像部140は、撮像光学系、撮像素子及びインターフェース回路等を有するカメラを備え、制御部180の制御に従って投射光学系113の投射方向を撮像し、撮像画像データを生成する。また、撮像部140は、RGBフィルターや波長カットフィルター等の光学フィルターを備え、光学フィルターを透過した光が結像する位置に、CCD(Charge Coupled Device)、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子が設置される。撮像部140の撮像範囲、すなわち画角は、スクリーンSCとその周辺部とを含む範囲である。撮像部140は、生成した撮像画像データを制御部180に出力する。
プロジェクター100は、無線通信部145を備える。無線通信部145は、内部バス190に接続される。無線通信部145は、図示しないアンテナやRF(Radio Frequency)回路等を備え、制御部180の制御の下、外部の装置との間で無線通信を実行する。無線通信部145の無線通信方式は、例えば無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth(登録商標)、UWB(Ultra Wide Band)、赤外線通信等の近距離無線通信方式、又は携帯電話回線を利用した無線通信方式を採用できる。
プロジェクター100は、画像処理系を備える。画像処理系は、プロジェクター100の全体を統括的に制御する制御部180を中心に構成され、この他に、画像処理部160、フレームメモリー155、カメラ校正データ記憶部171及び不揮発記憶部175を備える。制御部180、画像処理部160、カメラ校正データ記憶部171及び不揮発記憶部175は、内部バス190に接続される。カメラ校正データ記憶部171は、本発明の「記憶部」に相当する。
画像処理部160は、制御部180の制御に従って、画像入力I/F部151から入力される画像データをフレームメモリー155に展開し、展開した画像データに対して画像処理を実行する。画像処理部160が実行する画像処理には、例えば、解像度変換(スケーリング)処理、フレームレート変換処理、形状補正処理、ズーム処理、色調補正処理、輝度補正処理、ガンマ補正処理等が含まれる。また、これらのうち複数の処理を組み合わせて実行することも勿論可能である。
解像度変換処理は、画像処理部160が、画像データの解像度を、制御部180により指定された解像度、例えば光変調装置112の液晶パネルの表示解像度に合わせて変換する処理である。
フレームレート変換処理は、画像処理部160が、画像データのフレームレートを、制御部180により指定されたフレームレートに変換する処理である。
形状補正処理は、画像処理部160が、制御部180から入力される補正パラメーターに従って画像データを変換して、スクリーンSCに投射する画像の形状を補正する処理である。
ズーム処理は、リモコン5や操作パネル131の操作によりズームが指示された場合に、画像処理部160が、画像を拡大/縮小する処理である。
色調補正処理は、画像データの色調を変換する処理であり、画像処理部160は、制御部180により指定された色調に合わせて画像データに含まれる各画素のデータを変更する。この処理において、プロジェクター100は、映画鑑賞に適した色調、スクリーンSCが明るい環境に設置された場合に適した色調、黒板などの非白色のスクリーンSCに投射する場合に適した色調等を実現できる。色調補正処理に加え、コントラスト調整等を行ってもよい。
輝度補正処理は、画像処理部160が、画像データの輝度を補正する処理である。輝度補正処理により、画像データの輝度が、光源部111の発光状態やプロジェクター100が設置された環境の明るさ等に対応した輝度に補正される。
ガンマ補正処理とは、外部から供給される画像データを、光変調装置112等の出力デバイスの出力特性に応じて補正する処理のことである。一般に、出力デバイスは非線形的な出力特性を有しているから、画像データに比例する出力レベル(例えば、駆動電圧信号や駆動電流信号電流レベル)で画像を出力しても、所望の色調では画像は出力されない。出力デバイスの出力特性に合わせて画像データを補正することにより、所望の色調で画像を出力することができる。
画像処理部160が実行する上記の処理の内容、パラメーター、及び処理の開始、終了のタイミングは制御部180により制御される。
画像処理部160は、処理後の画像データをフレームメモリー155から読み出し、表示画像データとして光変調装置駆動部122に出力する。
カメラ校正データ記憶部171は、DRAMやSRAM等の揮発性メモリーにより構成してもよいし、フラッシュメモリーや、EEPROM等の不揮発性のメモリーにより構成してもよい。本実施形態では、カメラ校正データ記憶部171は、揮発性メモリーにより構成される場合について説明する。
カメラ校正データ記憶部171は、カメラ校正データとして、第1補正データ(第1補正値)、第2補正データ(第2補正値)、射影変換行列、色空間変換行列等を記憶する。制御部180は、OSの起動時に不揮発記憶部175からカメラ校正データを読み出して、カメラ校正データ記憶部171に記憶させる。
第1補正データは、撮像部140の備える光学フィルター(波長カットフィルター)の入射角度特性に起因して、撮像部140の各撮像素子に生じる感度分布を補正して、各撮像素子から出力されるR,G,Bの色成分ごとの出力値(撮影値)が均一になるように補正するデータである。第1補正データは、プロジェクター100の製造時に生成され、不揮発記憶部175に記憶される。第1補正データは、画像光を構成するR,G,B光(原色光)に対応して複数生成される。すなわち、R光を撮像した撮像画像データを補正する第1補正データと、G光を撮像した撮像画像データを補正する第1補正データと、B光を撮像した撮像画像データを補正する第1補正データとが生成される。第1補正データを画像光を構成する原色光ごとに複数生成することで、撮像部140の感度分布の補正精度を向上させることができる。
撮像部140は、レンズ収差等の影響により、撮像部140の撮像素子が出力する画素値が、撮像素子の位置によって異なるという感度分布が生じる。この感度分布には、個体差がある。感度分布は、撮像画素の中心部よりも周辺部において、撮像画素から出力される画素値が低下する。このため、撮像部140が撮像した撮像画像データに基づいて投射対象に投射される画像を補正する場合に、投射された画像の輝度や色度の差を正確に測定することができず、誤差が生じる場合がある。また、撮像部140の感度分布は、レンズ表面にコーティングされた紫外線や、赤外線のカットフィルター(光学フィルター)の影響を受け、撮像部140が撮像する画像の色によっても異なる。従って、撮像部140の感度分布を補正する第1補正データは、撮像画像データを構成する複数の原色ごとに算出する必要がある。
また、第1補正データは、撮像部140の撮像光学系の焦点距離に応じて複数生成される。撮像光学系の焦点距離に対応した第1補正データを生成することで、撮像部140の撮像光学系が変更され、焦点距離が変更になっても、変更された焦点距離に対応した第1補正値を用いて撮像画像を補正することができる。
また、第2補正データは、光学部品の光学特性に起因して、撮像部140の撮像値に生じる誤差を補正する補正データである。
プロジェクター100は、光学部品として、投射光学系113を構成する光学部品や、光源部111の光源から射出される光を光変調装置112の液晶パネルに導光する光学部品を備える。また、光学部品としての光変調装置112の液晶パネルは、液晶パネルを構成する各画素が分光特性を有し、画素によって透過する画像光の波長に誤差が生じる。これらの光学部品の光学特性により、撮像部140が生成する撮像画像データの画素値(RGB値)に誤差が生じ、撮像部140の撮像画像データを用いた測色の精度が低下する。
このため、撮像部140が生成した撮像画像データを、第2補正データを用いて補正する。
第2補正データは、プロジェクター100の製造時に生成され、不揮発記憶部175に記憶される。
第2補正データは、以下の手順で生成される。
まず、プロジェクター100により、スクリーンSCに単色のラスター画像を投射する。ラスター画像は、R,G,Bの各色の単色画像であり、事前に設定された階調ごとに複数用意される。
次に、スクリーンSCに投射されたラスター画像を、プロジェクター100の撮像部140で撮像し、撮像画像データを生成する。この撮像画像データは、撮像画像データを構成する各画素のR,G,B値により構成される。また、このラスター画像を、プロジェクター100の外部の装置である測色装置(図示略)により測色して、測色データ(測色値)を生成する。測色データは、測色データを構成する各画素のX,Y,Z値により構成される。この処理を、スクリーンSCに投射するラスター画像の色(R,G,B)及び階調を変更し、すべての色及びすべての階調で、撮像画像データと測色データとを得る。
そして、同一の色及び階調のラスター画像を撮像した撮像画像データと測色データとを比較して、撮像画像データを構成する各画素のRGB値を、対応する測色データを構成する画素のXYZ値に補正する第2補正データを生成する。又は、撮像画像データを構成する各画素のR,G,B値を基準色空間の色値に変換する。例えば、基準色空間としてXYZ表色系を選択した場合には、撮像画像データのRGB値が、XYZ値に変換される。そして、変換されたXYZ値を、測色データを構成する画素のXYZ値に補正する第2補正データを生成する。
第2補正データは、画像光を構成するR,G,B光(原色光)に対応して複数生成される。本実施形態では、第2補正データを、補正行列式の形式で算出する。第2補正データを示す補正行列を、以下では行列「B」と表記する。
カメラ校正データ記憶部171は、第2補正データを、第2補正データの生成に用いたラスター画像の階調値、及び第2補正データの生成に用いた撮像画像データの色成分(R,G,B)に対応付けて記憶する。又は、カメラ校正データ記憶部171は、第2補正データを、光変調装置112の液晶パネルの光透過率又は光反射率、及び第2補正データの生成に用いた撮像画像データの色成分(R,G,B)に対応付けて記憶する。
第2補正データを、第2補正データの生成に用いたラスター画像の階調値や、色成分に対応付けてカメラ校正データ記憶部171に記憶させることで、プロジェクター100が投射する画像光の階調に対応して高精度な測色を行うことができる。
液晶パネルの光透過率は、撮像画像データ又は測色データに基づいて特定される。例えば、第2補正データを、Rのラスター画像をスクリーンSCに投射し、投射された画像の撮像画像データに基づいて第2補正データを生成する場合、撮像画像データのRの値に基づいて液晶パネルの光透過率が特定される。また、ラスター画像の色によらず、撮像画像データのGの値により液晶パネルの光透過率を特定してもよい。
射影変換行列は、光変調装置112の液晶パネル上での座標(以下、パネル座標という)を、撮像部140が生成する撮像画像データ上での座標(以下、撮像座標という)に変換する変換行列である。詳細については後述する。
また、色空間変換行列は、撮像画像データの色空間を変換して、撮像画像データのRGB値を、CIE1931標準表色系のXYZ色空間におけるXYZ値に変換する行列である。
不揮発記憶部175は、フラッシュメモリー、EEPROM等の不揮発性のメモリーや、HDD(hard disk drive)により構成される。不揮発記憶部175は、制御部180が処理するデータや制御部180が実行する制御プログラムを不揮発的に記憶する。また、不揮発記憶部175は、画像処理部160が実行する各種処理の設定値や、制御部180が参照するテーブルを記憶する。
さらに、不揮発記憶部175は、第2補正データを生成する際に、スクリーンSC等の投射対象に投射されるパターン画像データを記憶する。パターン画像データは、例えば、格子パターンであって、パターン画像データの四隅に所定のマークが形成された画像データである。所定のマークは、パターン画像データの四隅を検出する際に用いられる。
制御部180は、CPU、ROM及びRAM(いずれも図示略)等のハードウェアを備える。ROMは、フラッシュROM等の不揮発性の記憶装置であり、制御プログラムやデータを格納する。RAMは、CPUのワークエリアを構成する。CPUは、ROMや不揮発記憶部175から読み出した制御プログラムをRAMに展開し、RAMに展開された制御プログラムを実行してプロジェクター100の各部を制御する。
また、制御部180は、機能ブロックとして、投射制御部181と、撮像制御部182と、調整用画像生成部183と、補正データ生成部184とを備える。これらの機能ブロックは、ROMや不揮発記憶部175に記憶された制御プログラムをCPUが実行することで実現される。補正データ生成部184は、本発明の「補正パラメーター生成部」に相当する。
投射制御部181は、スクリーンSCへの画像の投射を実行する。例えば、投射制御部181は、光源駆動部121を制御して光源部111の光源を点灯させ、光源の輝度を調整させる。これにより、光源が発光し、光変調装置112が変調する画像光が投射光学系113によりスクリーンSCに投射される。
撮像制御部182は、撮像部140に撮像を実行させ、撮像部140が生成した撮像画像データを取得する。撮像制御部182は、取得した撮像画像データを補正データ生成部184に出力する。
調整用画像生成部183は、撮像部140の校正指示を操作パネル131又はリモコン5により受け付けると、調整用画像データ(校正用の被写体)を生成する。調整用画像データは、例えば、R,G,Bの各色のラスター画像であり、調整用画像生成部183は、R,G,Bの色ごと、及び予め設定された複数階調ごとに調整用画像データを生成する。
補正データ生成部184は、不揮発記憶部175に記憶されたパターン画像データを用いて、パネル座標と撮像座標との対応付けを行う。また、補正データ生成部184は、調整用画像生成部183が生成する調整用画像データを用いて、第1補正データを生成する。これらの処理の詳細については、図2に示すフローチャートを参照しながら説明する。
図2は、プロジェクター100の動作を示すフローチャートである。特に、図2のフローチャートは、画質調整の指示を受け付けた場合のプロジェクター100の動作の全体の流れを示す。
制御部180は、入力処理部133からの入力を監視して、画質調整の開始指示を操作パネル131又はリモコン5により受け付けたか否かを判定する(ステップS1)。否定判定の場合(ステップS1/NO)、制御部180は、他の指示を操作パネル131又はリモコン5により受け付けている場合には、受け付けた指示に応じた処理を行い、ステップS1の判定に戻る。
ここで受け付けた画質調整の指示は、スクリーンSCに投射される投射画像の画質の劣化を補正し、プロジェクター100の製造時の画質に戻す調整であるとする。例えば、光源部111の備える光源は、温度変化や経年劣化などにより、その特性が変化するため、所望の画像輝度を得られるように光量を補正する必要がある。
また、プロジェクター100が備える画質調整には、この他に、スクリーンSCや環境照明の色味を補正して、投射画像の色あいを予め設定された色あいに補正する調整や、複数台のプロジェクター100が投射する投射画像の色合いを一致させる調整等が存在する。これらの画質調整についても以下に示す同様の手順により補正データを生成することができる。
また、ステップS1の判定が肯定判定の場合(ステップS1/YES)、補正データ生成部184は、撮像部140が撮像する撮像画像データと、光変調装置112の液晶パネルとを対応付ける処理を行う。まず、制御部180は、パターン画像をスクリーンSCに投射させる(ステップS2)。制御部180は、不揮発記憶部175からパターン画像データを読み出して画像処理部160に処理させる。画像処理部160は、入力されたパターン画像データをフレームメモリー155に展開して処理し、処理後のパターン画像データを表示画像データとして表示部110に出力する。表示部110は、入力された表示画像データ(パターン画像データ)に基づく画像をスクリーンSCに投射させる。スクリーンSCには、プロジェクター100により投射されたパターン画像データに基づく画像であるパターン画像が表示される。
次に、補正データ生成部184は、撮像制御部182に、撮像画像データの生成を指示する。撮像制御部182は、撮像部140を制御してスクリーンSC方向を撮像し、撮像画像データを生成する(ステップS3)。撮像制御部182は、生成した撮像画像データを補正データ生成部184に出力する。補正データ生成部184は、撮像画像データが入力されると、入力された撮像画像データにおける座標(以下、撮像座標という)と、光変調装置112の液晶パネルにおける座標(以下、パネル座標という)とを対応付ける(ステップS4)。具体的には、補正データ生成部184は、撮像画像データに写ったパターン画像のマークを検出して、撮像画像データに写ったパターン画像の四隅の位置を特定し、撮像画像データにおける四隅の画素位置を特定する。次に、補正データ生成部184は、パターン画像データのマークが展開された液晶パネルの画素位置を特定して、撮像画像データにおける画素位置と、液晶パネルにおける画素位置とを対応付ける。これにより、撮像座標と、パネル座標とが対応付けられる。
パターン画像データに形成されたマークが展開される液晶パネルの画素位置は、例えば、事前に設定済みであり、補正データ生成部184が不揮発記憶部175からマークが展開される液晶パネルの画素位置の情報を取得してもよい。また、画像処理部160がパターン画像をフレームメモリー155に展開した際に、マークが展開されるフレームメモリー155の画素位置に基づいて、液晶パネルの画素位置を特定し、液晶パネルの画素位置を示す情報を制御部180に出力してもよい。フレームメモリー155の画素と、液晶パネルの画素とを対応付ける情報は、事前に用意され、例えば、不揮発記憶部175に記憶されているものとする。
また、補正データ生成部184は、4つのマークの位置を示す撮像座標とパネル座標との対応関係に基づいて、パネル座標を撮像座標に変換する射影変換行列を求める。補正データ生成部184は、求めた射影変換行列をカメラ校正データ記憶部171に記憶させる。
次に、補正データ生成部184は、調整用画像データに基づく画像(以下、調整用画像という)をスクリーンSCに投射して、投射された調整用画像の色計測を行う(ステップS5)。補正データ生成部184は、スクリーンSCに投射された調整用画像を撮像して撮像画像データを生成する。補正データ生成部184は、生成した撮像画像データを、第1補正データ及び第2補正データを用いて補正する。ステップS5の処理の詳細については、図3及び4のフローチャートを参照しながら説明する。
次に、補正データ生成部184は、画質調整の目標値を設定する(ステップS6)。補正データ生成部184は、調整用画像の撮像画像に基づいて目標値を設定する。画質調整の目標値は、例えば、前回の画質調整の際に、撮像部140が撮像した撮像画像データであって、同一の色及び同一の階調の調整用画像を撮像した撮像画像データの撮像値に基づいて設定される。目標値は、例えば、撮像画像データの中心の画素値(XYZ値)とすることができる。また、例えば、ガンマ補正を行った際の目標値(XYZ値)であってもよい。また、目標値は、予め設定された色座標値であってもよい。
次に、補正データ生成部184は、ステップS5において調整用画像を撮像した撮像画像データを構成する各画素の画素値が、ステップS6で設定された目標値となるように補正するための補正データ(補正パラメーター)を算出する(ステップS7)。補正データは、画像データを構成するRGBの比率を補正する補正データである。
次に、補正データ生成部184は、算出した補正データが有効なデータであるか否かを判定する(ステップS8)。例えば、補正データ生成部184は、前回の画質調整において算出した補正データと、今回の補正データとの差を算出してしきい値と比較する。補正データ生成部184は、算出した差が予め設定された第1しきい値よりも大きい場合には、今回算出した補正データは無効であると判定する。また、補正データ生成部184は、算出した差が予め設定された第2しきい値よりも小さい場合にも、今回算出した補正データは無効であると判定する。なお、第1しきい値は、第2しきい値よりも値の大きいしきい値である。
補正データ生成部184は、算出した補正データが有効なデータであると判定した場合、算出した補正データを、不揮発記憶部175、又は不図示のメモリーに記憶させる(ステップS9)。補正データ生成部184は、画像供給装置200から供給される画像信号を補正する場合に、不揮発記憶部175、又は不図示のメモリーから補正データを読み出して画像処理部160に出力する。又は、補正データ生成部184は、画像処理部160が処理に用いる補正データを指定する情報を画像処理部160に通知する。画像処理部160は、補正データ生成部184から入力される補正データ、又は補正データ生成部184から通知された指定に従って取得した補正データを用いて、画像入力I/F部151から入力される画像データに対する処理を行う(ステップS10)。例えば、画像処理部160は、入力された補正データを用いて、画像データの明るさや色合いを補正する。画像処理部160は、処理後の画像データを表示画像データとして光変調装置駆動部122に出力する。光変調装置駆動部122は、入力される表示画像データに基づき、R,G,Bの各色に対応した表示画像信号を生成し、生成した表示画像信号に基づいて光変調装置112の対応する液晶パネルを駆動する。これにより各色に対応した液晶パネルに画像光が描画され、表示画像信号に基づく画像がスクリーンSCに投射される。
図3は、図2のステップS5におけるプロジェクター100の動作を示すフローチャートである。
撮像座標とパネル座標とが対応付けられると、補正データ生成部184は、ステップS3において生成した撮像画像データの画角情報に基づいて、撮像部140の焦点距離を決定する(ステップS21)。
補正データ生成部184は、決定した焦点距離の情報を撮像制御部182に通知する。撮像制御部182は、補正データ生成部184から通知された焦点距離に基づいて、撮像部140が備える撮像光学系のレンズ位置を調整し、ズーム倍率を調整する。また、撮像部140が複数の単焦点レンズを備える構成である場合、撮像制御部182は、決定した焦点距離に基づいて対応するレンズを選択する。
次に、補正データ生成部184は、調整用画像生成部183に、調整用画像データの生成を指示する。補正データ生成部184は、生成する調整用画像データの色及び階調を指定して、調整用画像生成部183に、調整用画像データの生成を指示する。調整用画像生成部183は、補正データ生成部184から指定された色及び階調の調整用画像データを生成する。
調整用画像生成部183により生成された調整用画像データは、補正データ生成部184の制御によって画像処理部160により処理され、表示画像データとして光変調装置駆動部122に出力される。表示部110は、入力された表示画像データに基づく画像である調整用画像をスクリーンSCに投射する(ステップS22)。調整用画像の投射に使用される光は、例えば、積分球等によって波長が均一化された均一光であることが好ましい。波長が均一化された均一光を投射することで、画質調整の精度をより高めることができる。
調整用画像がスクリーンSCに投射されると、補正データ生成部184は、撮像制御部182に撮像画像データの生成を指示する。撮像制御部182は、補正データ生成部184から撮像の指示があると、最適な露出時間を決定し(ステップS23)、撮像部140によりスクリーンSC方向を撮像して撮像画像データを生成する(ステップS24)。撮像制御部182は、調整用画像を撮像して、R,G,Bの色成分を有する撮像画像データを生成する。
なお、撮像制御部182は、1階調につき、9つの撮像画像データを生成する。例えば、Rの調整用画像を投射し、この調整用画像を撮像してR,G,Bの3つの色成分をそれぞれに有する3つの撮像画像データが生成される。同様に、G及びBの調整用画像をそれぞれに投射して、調整用画像を撮像してR,G,Bの3つの色成分をそれぞれに有する6つの撮像画像データが生成される。
撮像制御部182は、生成した撮像画像データを補正データ生成部184に出力する。補正データ生成部184は、入力された撮像画像データを、第1補正データ及び第2補正データを用いて補正する(ステップS25)。この処理の詳細については、図4に示すフローチャートを参照して説明する。
次に、補正データ生成部184は、R,G,Bのすべての色、及び予め設定されたすべての階調で調整用画像データを生成し、スクリーンSCに投射して撮像画像データを生成し、生成した撮像画像データを補正したか否かを判定する(ステップS26)。否定判定の場合(ステップS26/NO)、補正データ生成部184は、調整用画像データの色及び階調の少なくとも一方の変更指示を調整用画像生成部183に出力する。そして、補正データ生成部184は、調整用画像生成部183により生成された調整用画像データに基づく調整用画像をスクリーンSCに投射させる(ステップS22)。そして、補正データ生成部184は、撮像制御部182に、調整用画像を撮像した撮像画像データを生成させ(ステップS24)、生成された撮像画像データを補正する(ステップS25)。また、ステップS26の判定が肯定判定の場合(ステップS26/YES)、補正データ生成部184は、図2に示すステップS6の処理に移行する。
図4は、図3のステップS25におけるプロジェクター100の動作を示すフローチャートである。
補正データ生成部184は、まず、処理対象となる液晶パネルのパネル座標を選択する(ステップS31)。次に、補正データ生成部184は、選択したパネル座標に対応付けられた撮像座標を取得する(ステップS32)。補正データ生成部184は、図2に示すフローチャートのステップS4で生成した射影変換行列を用いてパネル座標を撮像座標に変換して撮像座標を取得する。
選択したパネル座標を(xp,yp)と表記し、撮像座標を(xc,yc)と表記する。また、射影変換行列を「Φ」とする。補正データ生成部184は、以下に示す式(1)に基づいて、撮像座標を計算する。
(xc,yc)=Φ・(xp,yp)・・・(1)
次に、補正データ生成部184は、取得した撮像座標における第1補正データをカメラ校正データ記憶部171から取得し、撮像画像データの撮像座標における撮像値を取得した第1補正データを用いて補正する(ステップS33)。撮像画像データの撮像値を補正する式を以下の式(2)に示す。
post(xc,yc,r,g)=pre(xc,yc,r,g)・k(xc,yc,r,g)・・・(2)
式(2)において、「post」は、補正後の撮像画像データの撮像値を示し、「pre」は、撮像画像データを示し、「k」は、第1補正データを示す。また、「pre(xc,yc,r,g)」は、撮像座標(xc,yc)における撮像値であって、スクリーンSCに投射されたRの調整用画像を撮像した撮像画像データのG成分を示す。なお、式(2)には、Rの調整用画像をスクリーンSCに投射して撮像した撮像画像データのG成分を補正する場合を示すが、補正データ生成部184は、撮像画像データのB成分及びR成分についても同様に補正する。また、G及びBの調整用画像をスクリーンSCに投射して撮像した撮像画像データについても同様に補正される。
次に、補正データ生成部184は、補正した撮像画像データの撮像値を、基準色空間の色値に変換する(ステップS34)。撮像画像データの撮像値(R,G及びB成分)を基準色空間としてのXYZ色空間のXYZ値に変換する変換式を以下の式(3)に示す。
post_XYZ(xc,yc)=A・post(xc,yc)・・・(3)
式(3)において、「A」は、撮像画像データの撮像値を、XYZ色空間のXYZ値に変換する変換行列を示す。また、post_XYZ(xc,yc)は、座標(xc,yc)におけるXYZ値を示す。以下では、XYZ値を色値と表記する。
次に、補正データ生成部184は、変換された基準色空間の色値を、第2補正データである補正行列Bにより補正し(ステップS35)、対応するパネル座標における色値を求める。基準色空間の色値を補正行列Bにより変換する変換式を以下の式(4)に示す。
Fin_XYZ(xp,yp)=B・post_XYZ(xc,yc)・・・(4)
式(4)において、Fin_XYZ(xp,yp)は、撮像座標(xc,yc)に対応付けられたパネル座標(xp,yp)における色値を示す。
補正データ生成部184は、変換したパネル座標(xp,yp)における色値Fin_XYZ(xp,yp)を不揮発記憶部175に記憶させる(ステップS36)。この色値Fin_XYZ(xp,yp)は、次回の画質調整の際に、画質調整の目標値として使用される。
次に、補正データ生成部184は、すべてのパネル座標で、上述した式(4)に示す色値Fin_XYZ(xp,yp)を算出したか否かを判定する(ステップS37)。否定判定の場合(ステップS37/NO)、補正データ生成部184は、ステップS31に戻り処理対象のパネル座標を選択し、ステップS32〜S36の処理を再度行う。また、肯定判定の場合(ステップS37/YES)、補正データ生成部184は、図2のステップS6に処理を移行させる。
ステップS6において、補正データ生成部184は、例えば、前回の画質調整の際に測定された撮像画像データの中心画素の色値(XYZ値)を、調整目標として設定する。
撮像画像データは、ステップS22で投射した調整用画像と、色及び階調が同一の調整用画像を撮像した撮像画像データである。
次に、補正データ生成部184は、算出した色値Fin_XYZ(xp,yp)の逆関数に、ステップS6で設定した色値(XYZ値)を積算して、R,G,Bの色ごとの調整割合を算出する。R,G,Bの色ごとの調整割合を算出する算出式を以下の式(5)に示す。
Coef_RGB(xp,yp)=Fin_XYZ(xp,yp)−1・Target_XYZ・・・(5)
式(5)において、Target_XYZは、ステップS6で画質調整の目標値として設定した色値を示す。
次に、補正データ生成部184は、画像データの階調値を補正する補正データを、ガンマ補正テーブルを参照して取得する。
ガンマ補正テーブルは、不揮発記憶部175に記憶されたテーブルであり、画像データの階調値と、液晶パネルの光透過率とを対応付けた情報が登録される。補正データ生成部184は、ガンマ補正テーブルを参照して、ステップS22において調整用画像をスクリーンSCに投射した際の液晶パネルの光透過率に対応した画像データの階調値を取得する。また、補正データ生成部184は、ガンマ補正テーブルを参照して、算出した調整割合に基づく調整後の液晶パネルの光透過率に対応した画像データの階調値を取得する。補正データ生成部184は、取得した画像データの階調値の差を、補正データとして算出する(ステップS7)。
補正データ生成部184は、液晶パネルを構成する画素単位に補正データを生成してもよいし、複数画素単位に補正データを生成してもよい。複数画素単位に補正データを生成した場合、補正データを生成していない画素の補正データは、例えば、直線補間等の補間演算により算出する。
上述した処理フローのステップS34において、撮像画像データを基準色空間の色値に変換しているが、RGB形式の撮像画像データをそのまま第2補正データである補正行列Bにより補正する構成としてもよい。
撮像部140と、光変調装置112の液晶パネルとが1対1の関係である場合、すなわち、プロジェクター100が1つの撮像部140しか使用しないような場合には、第1補正データによる補正後の撮像画像データを、第2補正データにより補正する構成であってもよい。
また、上述したプロジェクター100は、第2補正データとして、基準色空間であるXYZ表色系の色値を補正する補正データをカメラ校正データ記憶部171に記憶させ、撮像画像データの撮像値(RGB値)を色値(XYZ値)に変換して第2補正データにより補正する構成とした。このような構成とした場合、撮像部140自体や、撮像部140の撮像光学系が変更されても、変更された撮像部140が生成する撮像画像データに対応した補正を行うことができる。
以上説明したように本発明のプロジェクター、及びプロジェクターの制御方法を適用した実施形態は、撮像部140の撮像画像データが、撮像部140の撮像素子ごとの感度分布を補正する第1補正データと、撮像部140の測色誤差を補正する第2補正データとを用いて補正される。従って、撮像部140を用いて、プロジェクターが投射する画像光を高精度に測色することができる。
また、カメラ校正データ記憶部171は、複数の第2補正データを記憶する。この複数の第2補正データは、光変調装置112の複数の光透過率又は複数の光反射率に対応して複数生成される。また、複数の第2補正データは、光変調装置112の光透過率又は光反射率が複数の光透過率又は複数の光反射率のそれぞれである場合の画像を撮像した撮像画像を補正するデータである。
従って、光変調装置112の光透過率に対応した第2補正値を用いて撮像画像を補正し、プロジェクター100の投射する画像光を高精度に測色することができる。このため、光変調装置112の光透過率が経時劣化により変化しても、光透過率に対応した第2補正値により撮像画像を補正することができる。
また、カメラ校正データ記憶部171は、複数の第2補正データを記憶する。この複数の第2補正データは、表示部110が校正用の被写体として投射する画像の複数の階調に対応して複数生成される。また、複数の第2補正データは、各階調の画像を撮像部140で撮像した撮像画像を補正するデータである。
従って、プロジェクター100から投射される調整用画像の階調に対応した第2補正値を用いて撮像画像を補正し、プロジェクター100の投射する画像光を高精度に測色することができる。
また、カメラ校正データ記憶部171は、複数の第1補正データを記憶する。この複数の第1補正データは、撮像部140が有する撮像光学系の複数の焦点距離に対応して複数生成される。また、複数の第1補正データは、撮像光学系の焦点距離が複数の焦点距離のそれぞれである場合に撮像される撮像画像を補正するデータである。
従って、撮像部140の撮像レンズが変更され、焦点距離が変更されても、変更された焦点距離に対応した第1補正値を用いて撮像画像を補正することができる。
また、カメラ校正データ記憶部171が記憶する第2補正値は、基準色空間の色値を補正する補正値であり、補正データ生成部184は、第1補正値を用いて撮像画像を補正し、補正後の撮像画像を基準色空間の色値に変換し、変換された基準色空間の色値を、第2補正値を用いて補正する。
従って、撮像部140の撮像レンズが交換されても、基準色空間の色値に変換された撮像値を第2補正値により補正することで、プロジェクターの投射する画像光を高精度に測色することができる。
また、カメラ校正データ記憶部171は、第1補正データ及び第2補正データの少なくとも一方を、表示部110が投射する画像光を構成する複数の原色光に対応して複数記憶する。従って、画像光を構成する原色光の組み合わせに対応して撮像画像を補正することができる。
上述した実施形態は、本発明の好適な実施の形態である。ただし、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形実施が可能である。
例えば、上述した実施形態では、調整用画像として、R,G,Bの各色の単色画像を例に挙げて説明したが、1つの調整用画像の中に、Rの領域、Gの領域及びBの領域を含ませる構成とすることもできる。
また、上述した実施形態では、光源が発した光を変調する光変調装置112として、RGBの各色に対応した3枚の透過型の液晶パネルを用いた構成を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、3枚の反射型液晶パネルを用いた構成としてもよいし、1枚の液晶パネルとカラーホイールを組み合わせた方式を用いてもよい。或いは、3枚のデジタルミラーデバイス(DMD)を用いた方式、1枚のデジタルミラーデバイスとカラーホイールを組み合わせたDMD方式等により構成してもよい。光変調装置として1枚のみの液晶パネルまたはDMDを用いる場合には、クロスダイクロイックプリズム等の合成光学系に相当する部材は不要である。また、液晶パネルおよびDMD以外にも、光源が発した光を変調可能な光変調装置であれば問題なく採用できる。
また、上述した実施形態では、プロジェクター100として、スクリーンSCの前方から投射するフロントプロジェクション型のプロジェクター100を示したが、本発明はこれに限定されない。
また、図1に示した各機能部は機能的構成を示すものであって、具体的な実装形態は特に制限されない。つまり、必ずしも各機能部に個別に対応するハードウェアが実装される必要はなく、一つのプロセッサーがプログラムを実行することで複数の機能部の機能を実現する構成とすることも勿論可能である。また、上記実施形態においてソフトウェアで実現される機能の一部をハードウェアで実現してもよく、あるいは、ハードウェアで実現される機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。その他、プロジェクター100の他の各部の具体的な細部構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更可能である。
5…リモコン、100…プロジェクター、110…表示部(投射部)、111…光源部、112…光変調装置(変調部)、113…投射光学系、121…光源駆動部、122…光変調装置駆動、131…操作パネル、132…リモコン受光部、133…入力処理部、140…撮像部、145…無線通信部、151…画像入力I/F部(入力部)、155…フレームメモリー、160…画像処理部、171…カメラ校正データ記憶部(記憶部)、175…不揮発記憶部、180…制御部、181…投射制御部、182…撮像制御部、183…調整用画像生成部、184…補正データ生成部(補正パラメーター生成部)、190…内部バス、200…画像供給装置、SC…スクリーン。

Claims (7)

  1. 撮像素子を備える撮像部と、
    前記撮像部の撮像画像を補正する補正値を記憶する記憶部と、
    画像データを入力する入力部と、
    前記入力部に入力された画像データを処理する画像処理部と、
    前記撮像部の撮像画像を前記補正値により補正し、補正した前記撮像画像に基づいて前記画像処理部が処理に用いる補正パラメーターを生成する補正パラメーター生成部と、
    前記画像処理部が前記補正パラメーターを用いて処理した画像データを変調して画像光を生成する変調部と、
    前記変調部により生成された画像光を投射する投射部と、を備え、
    前記記憶部は、前記撮像部の前記撮像素子ごとの感度分布を補正する第1補正値と、前記撮像部により校正用の被写体を撮像して得られた撮像値と、前記校正用の被写体を測色装置により測色して得られた測色値とに基づいて生成された、前記撮像部の測色誤差を補正する第2補正値とを記憶する、ことを特徴とするプロジェクター。
  2. 前記記憶部は、前記変調部の複数の光透過率又は複数の光反射率に対応して複数生成され、前記変調部の光透過率又は光反射率が前記複数の光透過率又は前記複数の光反射率のそれぞれである場合の画像を撮像した撮像画像を補正する複数の第2補正値を記憶する、ことを特徴とする請求項1記載のプロジェクター。
  3. 前記記憶部は、前記投射部が前記校正用の被写体として投射する画像の複数の階調に対応して複数生成され、各階調の画像を前記撮像部で撮像した撮像画像を補正する複数の第2補正値を記憶する、ことを特徴とする請求項1記載のプロジェクター。
  4. 前記記憶部は、前記撮像部が有する撮像レンズの複数の焦点距離に対応して複数生成され、撮像レンズの焦点距離が前記複数の焦点距離のそれぞれである場合に撮像される撮像画像を補正する複数の第1補正値を記憶する、ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のプロジェクター。
  5. 前記記憶部が記憶する前記第2補正値は、基準色空間の色値を補正する補正値であり、
    前記補正パラメーター生成部は、前記第1補正値を用いて前記撮像画像を補正し、補正後の前記撮像画像を基準色空間の色値に変換し、変換された前記基準色空間の色値を、前記第2補正値を用いて補正する、ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のプロジェクター。
  6. 前記記憶部は、前記第1補正値及び前記第2補正値の少なくとも一方を、前記投射部から投射される画像光を構成する複数の原色光に対応して複数記憶する、ことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のプロジェクター。
  7. 撮像素子を備える撮像部により撮像された撮像画像を、記憶部に記憶された補正値により補正するステップと、
    補正された前記撮像画像に基づいて画像処理部の処理に用いられる補正パラメーターを生成するステップと、
    前記画像処理部において、入力された画像データを、生成された前記補正パラメーターを用いて処理するステップと、
    処理された前記画像データを変調して画像光を生成するステップと、
    生成された前記画像光を投射するステップと、を備え、
    前記記憶部は、前記撮像部の前記撮像素子ごとの感度分布を補正する第1補正値と、前記撮像部により校正用の被写体を撮像して得られた撮像値と、前記校正用の被写体を測色装置により測色して得られた測色値とに基づいて生成された、前記撮像部の測色誤差を補正する第2補正値とを記憶する、ことを特徴とするプロジェクターの制御方法。
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