JP2017129541A - 高度差取得装置、装置移動管理サーバ、方法、及びプログラム - Google Patents

高度差取得装置、装置移動管理サーバ、方法、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2017129541A
JP2017129541A JP2016010929A JP2016010929A JP2017129541A JP 2017129541 A JP2017129541 A JP 2017129541A JP 2016010929 A JP2016010929 A JP 2016010929A JP 2016010929 A JP2016010929 A JP 2016010929A JP 2017129541 A JP2017129541 A JP 2017129541A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
atmospheric pressure
difference
movement
altitude difference
altitude
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016010929A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6682876B2 (ja
Inventor
広誉 仁瓶
Hiroshige NIHEI
広誉 仁瓶
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP2016010929A priority Critical patent/JP6682876B2/ja
Publication of JP2017129541A publication Critical patent/JP2017129541A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6682876B2 publication Critical patent/JP6682876B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】装置の移動開始地点と移動終了地点との間の高度差を装置単独で取得できる。【解決手段】加速度センサと大気圧センサとを備える装置であって、加速度センサが装置の移動開始を検知すると、大気圧センサから移動開始地点の大気圧を取得して記憶する手段と、加速度センサが装置の移動終了を検知すると、大気圧センサから移動終了地点の大気圧を取得して記憶する手段と、移動終了地点の大気圧から移動開始地点の大気圧を引いて、移動開始地点と移動終了地点との間の大気圧差を求め、この大気圧差から、高度差と大気圧差との相関関係に基づいて、移動開始地点と移動終了地点との間の高度差を算出する手段とを有することを特徴とする高度差取得装置。【選択図】図1

Description

本発明は、高度差取得装置、装置移動管理サーバ、方法、及びプログラムに関する。
従来から、屋外で高度を取得する技術として、あらかじめ航空レーザー等で測量した標高データを管理するデータベースに対して、端末がGPS(Grobal Positioning System)等で取得した位置情報と照らし合わせ、端末の現在地の標高を取得する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
また、従来から、屋内で高度を取得する技術として、フロア毎に構築された無線ネットワークに対して、アクセスポイント(Access Point)の配置情報をデータベースで管理することによって、現在、デバイスが接続しているアクセスポイントを元に、デバイスが、どのフロアに居るのかの情報を取得する技術が知られている。
しかしながら、これらの技術は、端末やデバイス等の装置の現在の高度を取得するものであって、端末やデバイス等の装置が置かれていた地点から移動して他の地点に置かれたときの高度差を取得するものではない。
また、これらの技術は、端末やデバイス等の装置単独で高度を取得できるものではなく、GPSとの通信やWi−Fi等の無線LANでのデータベースとの通信が必要となる。
また、屋内の場合、階数程度の高さの情報しか取得することしかできない。
特開2013−231634号公報
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、装置の移動開始地点と移動終了地点との間の高度差を装置単独で取得できることを課題とする。
本発明において上記課題を解決するために、まず請求項1の発明では、
加速度センサと大気圧センサとを備える装置であって、
加速度センサが装置の移動開始を検知すると、大気圧センサから移動開始地点の大気圧を取得して記憶する手段と、
加速度センサが装置の移動終了を検知すると、大気圧センサから移動終了地点の大気圧を取得して記憶する手段と、
移動終了地点の大気圧から移動開始地点の大気圧を引いて、移動開始地点と移動終了地点との間の大気圧差を求め、この大気圧差から、高度差と大気圧差との相関関係に基づいて、移動開始地点と移動終了地点との間の高度差を算出する手段とを有することを特徴とする高度差取得装置としたものである。
また、請求項2の発明は、
加速度センサと大気圧センサとを備えサーバと非接触通信を行う装置であって、
高度差と「移動中」又は「静止中」のいずれの値を取るフラグとを記憶する手段と、
サーバから高度差を零にセットするようにとの要求を受信すると、記憶している高度差を零にセットする手段と、
加速度センサが装置の移動開始を検知すると、フラグの値を「静止中」から「移動中」に変更し、大気圧センサから移動開始地点の大気圧を取得して記憶する手段と、
加速度センサが装置の移動終了を検知すると、大気圧センサから移動終了地点の大気圧を取得して記憶する手段と、
移動終了地点の大気圧から移動開始地点の大気圧を引いて、移動開始地点と移動終了地点との間の大気圧差を求め、この大気圧差から、高度差と大気圧差との相関関係に基づいて、移動開始地点と移動終了地点との間の高度差を算出し、記憶している高度差を、この高度差に、算出した高度差を加算したものに変更し、フラグの値を「移動中」から「静止中」に変更する手段と、
サーバから高度差の読み出し要求を受信すると、フラグの値を確かめ、フラグの値が「移動中」の場合、この要求を無視し、フラグの値が「静止中」の場合、記憶している高度差を読み出してサーバに送信するとともに、記憶している高度差を零にリセットする手段とを有することを特徴とする高度差取得装置としたものである。
また、請求項3の発明では、
請求項2記載の装置が置かれている棚板の段数を保存するデータベースを備え請求項2記載の装置と非接触通信を行うサーバであって、
各棚板の高さと、請求項2記載の装置に、高度差の読み出し要求を送信するタイミングとを記憶する手段と、
請求項2記載の装置が置かれている棚板の段数をデータベースに登録すると、請求項2記載の装置に、高度差を零にセットするようにとの要求を送信する手段と、
現在の時刻が、請求項2記載の装置に、高度差の読み出し要求を送信するタイミングになった時、この要求を、請求項2記載の装置に送信する手段と、
請求項2記載の装置から高度差を受信すると、この高度差と、データベースに保存している請求項2記載の装置が置かれている棚板の段数と、各棚板の高さとから、現在、請求項2記載の装置が置かれている棚板の段数を算出し、データベースに保存している請求項2記載の装置が置かれている棚板の段数を、算出した段数に変更する手段とを有することを特徴とする装置移動管理サーバとしたものである。
また、請求項4の発明では、
加速度センサと大気圧センサとを備える装置が実行する方法であって、
加速度センサが装置の移動開始を検知すると、大気圧センサから移動開始地点の大気圧を取得して記憶する工程と、
加速度センサが装置の移動終了を検知すると、大気圧センサから移動終了地点の大気圧を取得して記憶する工程と、
移動終了地点の大気圧から移動開始地点の大気圧を引いて、移動開始地点と移動終了地点との間の大気圧差を求め、この大気圧差から、高度差と大気圧差との相関関係に基づいて、移動開始地点と移動終了地点との間の高度差を算出する工程とを含むことを特徴とする高度差取得方法としたものである。
また、請求項5の発明では、
加速度センサと大気圧センサとを備えサーバと非接触通信を行う装置が実行する方法であって、
高度差と「移動中」又は「静止中」のいずれの値を取るフラグとを記憶する工程と、
サーバから高度差を零にセットするようにとの要求を受信すると、記憶している高度差を零にセットする工程と、
加速度センサが装置の移動開始を検知すると、フラグの値を「静止中」から「移動中」
に変更し、大気圧センサから移動開始地点の大気圧を取得して記憶する工程と、
加速度センサが装置の移動終了を検知すると、大気圧センサから移動終了地点の大気圧を取得して記憶する工程と、
移動終了地点の大気圧から移動開始地点の大気圧を引いて、移動開始地点と移動終了地点との間の大気圧差を求め、この大気圧差から、高度差と大気圧差との相関関係に基づいて、移動開始地点と移動終了地点との間の高度差を算出し、記憶している高度差を、この高度差に、算出した高度差を加算したものに変更し、フラグの値を「移動中」から「静止中」に変更する工程と、
サーバから高度差の読み出し要求を受信すると、フラグの値を確かめ、フラグの値が「移動中」の場合、この要求を無視し、フラグの値が「静止中」の場合、記憶している高度差を読み出してサーバに送信するとともに、記憶している高度差を零にリセットする工程とを含むことを特徴とする移動開始地点と移動終了地点との間の高度差取得方法としたものである。
また、請求項6の発明では、
請求項2記載の装置が置かれている棚板の段数を保存するデータベースを備え請求項2記載の装置と非接触通信を行うサーバが実行する方法であって、
各棚板の高さと、請求項2記載の装置に、高度差の読み出し要求を送信するタイミングとを記憶する工程と、
請求項2記載の装置が置かれている棚板の段数をデータベースに登録すると、請求項2記載の装置に、高度差を零にセットするようにとの要求を送信する工程と、
現在の時刻が、請求項2記載の装置に、高度差の読み出し要求を送信するタイミングになった時、この要求を、請求項2記載の装置に送信する工程と、
請求項2記載の装置から高度差を受信すると、この高度差と、データベースに保存している請求項2記載の装置が置かれている棚板の段数と、各棚板の高さとから、現在、請求項2記載の装置が置かれている棚板の段数を算出し、データベースに保存している請求項2記載の装置が置かれている棚板の段数を、算出した段数に変更する工程とを含むことを特徴とする装置移動管理方法としたものである。
また、請求項7の発明では、
加速度センサと大気圧センサとを備える装置に、
加速度センサが装置の移動開始を検知すると、大気圧センサから移動開始地点の大気圧を取得して記憶する工程と、
加速度センサが装置の移動終了を検知すると、大気圧センサから移動終了地点の大気圧を取得して記憶する工程と、
移動終了地点の大気圧から移動開始地点の大気圧を引いて、移動開始地点と移動終了地点との間の大気圧差を求め、この大気圧差から、高度差と大気圧差との相関関係に基づいて、移動開始地点と移動終了地点との間の高度差を算出する工程とを実行させることを特徴とする高度差取得プログラムとしたものである。
また、請求項8の発明では、
加速度センサと大気圧センサとを備えサーバと非接触通信を行う装置に、
高度差と「移動中」又は「静止中」のいずれの値を取るフラグとを記憶する工程と、
サーバから高度差を零にセットするようにとの要求を受信すると、記憶している高度差を零にセットする工程と、
加速度センサが装置の移動開始を検知すると、フラグの値を「静止中」から「移動中」に変更し、大気圧センサから移動開始地点の大気圧を取得して記憶する工程と、
加速度センサが装置の移動終了を検知すると、大気圧センサから移動終了地点の大気圧を取得して記憶する工程と、
移動終了地点の大気圧から移動開始地点の大気圧を引いて、移動開始地点と移動終了地
点との間の大気圧差を求め、この大気圧差から、高度差と大気圧差との相関関係に基づいて、移動開始地点と移動終了地点との間の高度差を算出し、記憶している高度差を、この高度差に、算出した高度差を加算したものに変更し、フラグの値を「移動中」から「静止中」に変更する工程と、
サーバから高度差の読み出し要求を受信すると、フラグの値を確かめ、フラグの値が「移動中」の場合、この要求を無視し、フラグの値が「静止中」の場合、記憶している高度差を読み出してサーバに送信するとともに、記憶している高度差を零にリセットする工程とを実行させることを特徴とする高度差取得プログラムとしたものである。
また、請求項9の発明では、
請求項2記載の装置が置かれている棚板の段数を保存するデータベースを備え請求項2記載の装置と非接触通信を行うサーバに、
各棚板の高さと、請求項2記載の装置に、高度差の読み出し要求を送信するタイミングとを記憶する工程と、
請求項2記載の装置が置かれている棚板の段数をデータベースに登録すると、請求項2記載の装置に、高度差を零にセットするようにとの要求を送信する工程と、
現在の時刻が、請求項2記載の装置に、高度差の読み出し要求を送信するタイミングになった時、この要求を、請求項2記載の装置に送信する工程と、
請求項2記載の装置から高度差を受信すると、この高度差と、データベースに保存している請求項2記載の装置が置かれている棚板の段数と、各棚板の高さとから、現在、請求項2記載の装置が置かれている棚板の段数を算出し、データベースに保存している請求項2記載の装置が置かれている棚板の段数を、算出した段数に変更する工程とを実行させることを特徴とする装置移動管理プログラムとしたものである。
請求項1、請求項4、及び請求項7の発明は、装置の移動開始地点と移動終了地点との間の高度差を装置単独で取得できるという効果がある。大気圧センサの精度にもよるが、数十cm程度の精度で高度差を取得できる。
請求項2、請求項5、及び請求項8の発明は、記憶している高度差が零にセット或いはリセットされた時から、装置が何度移動させられても、記憶している高度差は、零にセット或いはリセットされた時に装置が置かれていた場所と、現在、装置が置かれている場所との高度差であり、装置が移動中でない限り、記憶している高度差をサーバが読み出してリセットできるという効果がある。
請求項3、請求項6、及び請求項9の発明は、装置が置かれている棚板の段数を、一度データベースに登録しておけば、装置を棚板間で移動しても、現在、装置が置かれている棚板の段数がデータベースに保存されて把握できるという効果がある。
本発明装置のハードウェア構成例を示す図。 加速度センサが、あらかじめ設定された閾値を越えた加速度を検知した時に、1度だけ、割り込み信号をMCUに入力するタイプである場合、本発明装置が移動開始地点と移動終了地点との間の高度差を取得する処理の流れの例を示すフローチャート。 加速度センサが、あらかじめ設定された閾値を越えた加速度を検知した都度、割り込み信号をMCUに入力するタイプである場合、本発明装置が移動開始地点と移動終了地点との間の高度差を取得する処理の流れの例を示すフローチャート。 複数の棚板を有し個々の棚板が段数で唯一に識別される棚の例の正面図。 本発明装置のハードウェア構成例を示す図。 装置移動サーバのハードウェア構成例を示す図。 個々の本発明装置が、どの棚に置かれているかの情報を保存し管理するテーブルの例を示す図。 本発明装置の棚板間での移動を管理する処理の流れの例の前半を示すフローチャート。 本発明装置の棚板間での移動を管理する処理の流れの例の後半を示すフローチャート。
以下に、本発明の一実施形態を説明する。
本発明は、デバイス又はモジュール或いは端末等の装置であって、この装置に、図1に示すように、大気圧センサと、加速度センサと、ディスプレイと、MCU(Micro Control Unit)とを備えたものである。
大気圧センサは、大気圧を測定するセンサである。
加速度センサは、これを備えた本発明装置にかかる加速度を検知するセンサであり、あらかじめ設定された閾値を越えた加速度を検知した場合に、本発明装置の移動開始を検知したとして、割り込み信号をMCUに入力する。加速度センサには、あらかじめ設定された閾値を越えた加速度を検知した時に、1度だけ、割り込み信号をMCUに入力するもと、あらかじめ設定された閾値を越えた加速度を検知した都度、割り込み信号をMCUに入力するものとの2つタイプがある。
ディスプレイは、データを表示する装置である。
MCUは、CPU(Central Processing Unit)と、メモリと、タイマと、I/O(Input/Output)とを備えるマイクロコンピュータシステムである。
I/Oは、大気圧センサ、加速度センサ等の入力装置から、データ或いは信号が入力をされ、ディスプレイ等の出力装置に、データ或いは信号を出力するインターフェースである。
タイマは、現在の時刻を計測する装置である。
メモリは、データ及びプログラムを記憶する装置である。加速度センサが、あらかじめ設定された閾値を越えた加速度を検知した時に、1度だけ、割り込み信号をMCUに入力するタイプの場合、このメモリに、少なくとも、この閾値と、一定期間とが、あらかじめ設定されて記憶されている。また、あらかじめ設定された閾値を越えた加速度を検知した都度、割り込み信号をMCUに入力するタイプの場合、このメモリに、少なくとも、一定期間が、あらかじめ設定されて記憶されている。
CPUは、メモリに記憶されているプログラムに従って、様々な処理を行う中央処理装
置である。この処理として、例えば、本発明装置が移動開始地点と移動終了地点との間の高度差を取得する処理がある。
以下に、加速度センサが、あらかじめ設定された閾値を越えた加速度を検知した時に、1度だけ、割り込み信号をMCUに入力するタイプである場合、本発明装置が移動開始地点と移動終了地点との間の高度差を取得する処理の流れの例を、図2のフローチャートに従って説明する。
S(STEP)1;
加速度センサは、本発明装置にかかる加速度を検知し、検知した加速度が、あらかじめ設定された閾値を越えたか否かを確かめる。
S(STEP)2;
検知した加速度が、あらかじめ設定された閾値を越えた場合、STEP3に進み、
他方、検知した加速度が、あらかじめ設定された閾値以下の場合、STEP1に戻る。
S(STEP)3;
加速度センサは、本発明装置の移動開始を検知したとして、割り込み信号をMCUに入力する。
S(STEP)4;
MCUのCPUは、割り込み信号が入力されると、大気圧センサから大気圧を取得して、移動開始地点の大気圧としてメモリに記憶する。
S(STEP)5;
MCUのCPUは、加速度センサを監視し、あらかじめ設定された一定期間の間、加速度センサから、あらかじめ設定された閾値を越える加速度を取得できなかったか否かを確かめる。
S(STEP)6;
あらかじめ設定された一定期間の間、加速度センサから、あらかじめ設定された閾値を越える加速度を取得できなかった場合、STEP7に進み、
他方、あらかじめ設定された一定期間の間に、加速度センサから、あらかじめ設定された閾値を越える加速度を取得できた場合、STEP5に戻る。
S(STEP)7;
本発明装置は、加速度センサにて、本発明装置の移動終了を検知したとして、大気圧センサから大気圧の値を取得して、移動終了地点の大気圧としてメモリに記憶する。
S(STEP)8;
MCUのCPUは、移動終了地点の大気圧から、移動開始地点の大気圧を引いて、移動開始地点と移動終了地点との間の大気圧差を求め、この大気圧差から、高度差と大気圧差との相関関係に基づいて、移動開始地点と移動終了地点との間の高度差を算出する。例えば、高度差と大気圧差との相関関係として、高度が8m上がると、大気圧が約1hPa下がるという法則があるので、例えば、この大気圧差を、hPa単位で求め、この大気圧差を8倍して、移動開始地点と移動終了地点との間の高度差を、m単位で、算出する。
S(STEP)9;
MCUのCPUは、移動開始地点と移動終了地点との間の高度差を、ディスプレイで表示して、STEP1に戻る。
以下に、加速度センサが、あらかじめ設定された閾値を越えた加速度を検知した都度、割り込み信号をMCUに入力するタイプである場合、本発明装置が移動開始地点と移動終了地点との間の高度差を取得する処理の流れの例を、図3のフローチャートに従って説明する。
S(STEP)1;
加速度センサは、本発明装置にかかる加速度を検知し、検知した加速度が、あらかじめ設定された閾値を越えたか否かを確かめる。
S(STEP)2;
検知した加速度が、あらかじめ設定された閾値を越えた場合、STEP3に進み、
他方、検知した加速度が、あらかじめ設定された閾値以下の場合、STEP1に戻る。
S(STEP)3;
加速度センサは、本発明装置の移動開始を検知したとして、割り込み信号をMCUに入力する。
S(STEP)4;
MCUのCPUは、割り込み信号が入力されると、大気圧センサから大気圧を取得して、移動開始地点の大気圧としてメモリに記憶する。
S(STEP)5;
MCUのCPUは、加速度センサを監視し、あらかじめ設定された一定期間の間、加速度センサから、あらかじめ設定された閾値を越える加速度を検知したとして割り込み信号が入力されなかったか否かを確かめる。
S(STEP)6;
あらかじめ設定された一定期間の間、加速度センサから、あらかじめ設定された閾値を越える加速度を検知したとして割り込み信号が入力されなかった場合、STEP7に進み、
他方、あらかじめ設定された一定期間の間に、加速度センサから、あらかじめ設定された閾値を越える加速度を検知したとして割り込み信号が入力された場合、STEP5に戻る。
S(STEP)7;
本発明装置は、加速度センサにて、本発明装置の移動終了を検知したとして、大気圧センサから大気圧の値を取得して、移動終了地点の大気圧としてメモリに記憶する。
S(STEP)8;
MCUのCPUは、移動終了地点の大気圧から、移動開始地点の大気圧を引いて、移動開始地点と移動終了地点との間の大気圧差を求め、この大気圧差から、高度差と大気圧差との相関関係に基づいて、移動開始地点と移動終了地点との間の高度差を算出する。例えば、高度差と大気圧差との相関関係として、高度が8m上がると、大気圧が約1hPa下がるという法則があるので、例えば、この大気圧差を、hPa単位で求め、この大気圧差を8倍して、移動開始地点と移動終了地点との間の高度差を、m単位で、算出する。
S(STEP)9;
MCUのCPUは、移動開始地点と移動終了地点との間の高度差を、ディスプレイで表示して、STEP1に戻る。
このように、本発明装置は、移動開始地点と移動終了地点との間の高度差を、本発明装置単独で、取得できる。
次に、本発明の応用例として、複数の棚板を有し個々の棚板が段数で唯一に識別される棚のいずれかの棚板に、本発明装置が置かれる場合に、本発明装置の棚板の間での移動を管理するサーバについて説明する。
複数の棚板を有し個々の棚板が段数で唯一に識別される棚の一例を図4に示す。図4に示す棚10は、棚板1〜5を有し、棚板1〜5は、それぞれ、1〜5段目という段数で唯一に識別される。
サーバは、データベースを有し、本発明装置と中距離以上の非接触通信を行うものである。
このため、サーバで棚板の間での移動が管理される本発明装置は、図5に示すように、上述の大気圧センサと加速度センサとディスプレイとMCUとを備え、さらに、非接触通信装置を備える。この非接触通信装置は、中距離以上の非接触通信を行う装置である。
そして、MCUが備えるメモリには、少なくとも、識別情報、高度差、フラグが記憶される。
識別情報は、本発明装置を唯一に識別する情報である。
高度差は、本発明装置が置かれている棚板の段数がデータベースに登録されたとき、サーバからの零にセットするようにとの要求に応じて、零にセットされ、また、サーバよって読み取られたとき、零にリセットされ、本発明装置が、零にセット又はリセットされた時に置かれていた場所と、現在、置かれている場所との高さの差である。
フラグは、「移動中」又は「静止中」の2値を取り、加速度センサが移動開始を検知すると、「静止中」から「移動中」に変更され、加速度センサが移動終了を検知すると、「移動中」から「静止中」に変更される。フラグの値が「移動中」の場合、サーバから識別情報と高度差との読み出し要求を受信しても、この要求を無視して読み出しを認めず、フラグの値が「静止中」の場合、サーバから識別情報と高度差との読み出し要求を受信すると、この要求を受け入れて読み出しを認める。
サーバは、図6に示すように、少なくとも、CPU(Central Processing Unit)と、主記憶装置と、補助記憶装置と、入力装置と、表示装置と、時計装置と、非接触通信装置とを備える。
非接触通信装置は、中距離以上の非接触通信を行う装置である。
時計装置は、現在の時刻を計測する装置である。
表示装置は、データを表示する装置である。
入力装置は、データを入力する装置である。
補助記憶装置は、データ及びプログラムを永続的に記憶する装置である。データベースは、この補助記憶装置に構築されている。
主記憶装置は、データ及びプログラムを一時的に記憶する装置である。
CPUは、補助記憶装置から主記憶装置にプログラムをロードし、ロードしたプログラムに従って、様々な処理を行う中央処理装置である。
データベースは、個々の本発明装置が置かれている棚板の段数を保存するものである。例えば、データベースは、図7に示すような、一つの本発明装置が、一つの行に対応し、項目「識別情報」の値、項目「段数」の値、それぞれを列とするテーブルで、本発明装置を唯一に識別する識別情報と、この本発明装置が置かれている棚板を唯一に識別する段数との組を、この本発明装置に対応する行の項目「識別情報」の値と項目「段数」の値の組として保存する。
データベースに、本発明装置が置かれている棚板の段数が登録されたとき、例えば、図7に示すテーブルに、この本発明装置を唯一に識別する識別情報を項目「識別情報」の値とし、この本発明装置が置かれている棚板を唯一に識別する段数を項目「段数」の値とする行が登録されたとき、サーバは、この本発明装置に、MCUのメモリに記憶されている高度差を零にセットするようにとの要求を送信して、メモリに記憶されている高度差が零にセットされる。
補助記憶装置には、棚が有する棚板の高さに関する情報が記憶されている。例えば、補助記憶装置には、最下段の棚板を基準にして、各棚板の最下段の棚板からの高さの情報が記憶されている。
また、補助記憶装置には、本発明装置にMCUのメモリに記憶されている識別情報と高度差との読み出し要求を送信するタイミングに関する情報が記憶されている。例えば、サーバは、本発明装置に対して、MCUのメモリに記憶されている識別情報と高度差との読み出し要求を、一定時間間隔毎に送信し、補助記憶装置には、この一定時間間隔が記憶されている。
サーバは、本発明装置のMCUのメモリから、識別情報と高度差とを読み出すと、この識別情報で識別される本発明装置が置かれている棚板の段数を、データベースから検索し、補助記憶装置から、棚が有する棚板の高さに関する情報を読み出し、検索して得た段数と、この棚が有する棚板の高さに関する情報と、この高度差とから、現在、この識別情報で識別される本発明装置が置かれている棚板の段数を算出し、データベースにおいて、この識別情報で識別される本発明装置が置かれている棚板の段数を、算出した段数に変更する。
例えば、データベースが、図7に示すテーブルで、個々の本発明装置が置かれている棚の段数を保存する場合、サーバは、本発明装置のMCUのメモリから、識別情報と高度差とを読み出すと、図7に示すテーブルから、この識別情報を項目「識別情報」の値とする行の項目「段数」の値を読み出し、補助記憶装置から、棚が有する棚板の高さに関する情報を読み出し、この識別情報を項目「識別情報」の値とする行の項目「段数」の値と、この棚が有する棚板の高さに関する情報と、この高度差とから、現在、この識別情報で識別される本発明装置が置かれている棚板の段数を算出し、図7に示すテーブルにおいて、この識別情報を項目「識別情報」の値とする行の項目「段数」の値を、算出した段数に変更する。
以下に、本発明装置の棚板間での移動を管理する処理の流れの例を、図8及び図9のフローチャートに従って説明する。
S(STEP)1;
棚板に置かれた本発明装置を唯一に識別する識別情報と、この棚板を唯一に識別する段数との組が、サーバの入力装置で入力されてデータベースへの登録が要求される。
S(STEP)2;
サーバは、図7に示すテーブルに、登録が要求された識別情報を項目「識別情報」の値とする行が存在するか否かを確かめる。
S(STEP)3;
存在する場合、STEP4に進み、
存在しない場合、STEP5に進む。
S(STEP)4;
サーバは、表示装置で、既に登録済みであることを表示して、ENDに進む。
S(STEP)5;
サーバは、図7に示すテーブルに、登録が要求された識別情報を項目「識別情報」とし、登録が要求された段数を項目「段数」の値とする行を登録するとともに、この識別情報で識別される本発明装置に、MCUのメモリに記憶されている高度差を零にセットするようにとの要求を送信する。
S(STEP)6;
本発明装置は、サーバから、MCUのメモリに記憶されている高度差を零にセットするようにとの要求を受信して、この高度差を零にセットする。
S(STEP)7;
本発明装置の移動が開始されると、本発明装置は、この移動開始を加速度センサで検知して、メモリに記憶されているフラグの値を「静止中」から「移動中」に変更し、大気圧センサから大気圧の値を取得して、移動開始地点の大気圧としてメモリに記憶する。
S(STEP)8;
現在の時刻が、本発明装置にMCUのメモリに記憶されている識別情報と高度差との読み出し要求を送信するタイミングになると、サーバは、この要求を本発明装置に送信する。
S(STEP)9;
本発明装置は、サーバから、MCUのメモリに記憶されている識別情報と高度差との読み出し要求を受信すると、このメモリに記憶されているフラグの値を確かめ、この値が「移動中」なので、この要求を無視する。
S(STEP)10;
本発明装置の移動が終了されると、本発明装置は、この移動終了を加速度センサで検知して、大気圧センサから大気圧の値を取得して、移動終了地点の大気圧としてメモリに記憶する。
S(STEP)11;
本発明装置は、移動終了地点の大気圧から、移動開始地点の大気圧を引いて、移動開始地点と移動終了地点との間の大気圧差を求め、この大気圧差から、高度差と大気圧差との相関関係に基づいて、移動開始地点と移動終了地点との間の高度差を算出する。例えば、
高度差と大気圧差との相関関係として、高度が8m上がると、大気圧が約1hPa下がるという法則があるので、例えば、この大気圧差を、hPa単位で求め、この大気圧差を8倍して、移動開始地点と移動終了地点との間の高度差を、m単位で、算出する。
S(STEP)12;
本発明装置は、MCUのメモリに記憶している高度差を、この高度差に、算出した高度差を加算したものに変更する。
S(STEP)13;
本発明装置は、MCUのメモリに記憶されているフラグを「移動中」から「静止中」に変更する。
S(STEP)14;
現在の時刻が、再び、本発明装置にMCUのメモリに記憶されている識別情報と高度差との読み出し要求を送信するタイミングになると、サーバは、この要求を本発明装置に送信する。
S(STEP)15;
本発明装置は、サーバから、MCUのメモリに記憶されている識別情報と高度差との読み出し要求を受信して、このメモリに記憶されているフラグの値を確かめ、この値が「静止中」なので、メモリから識別情報と高度差とを読み取って、サーバに送信するとともに、メモリに記憶している高度差を零にリセットする。
S(STEP)16;
サーバは、本発明装置から、識別情報と高度差とを受信して、図7に示すテーブルから、この識別情報を項目「識別情報」の値とする行の項目「段数」の値を読み出し、補助記憶装置から、棚が有する棚板の高さに関する情報を読み出し、この識別情報を項目「識別情報」の値とする行の項目「段数」の値と、この棚が有する棚板の高さに関する情報と、この高度差とから、現在、この識別情報で識別される本発明装置が置かれている棚板の段数を算出し、図7に示すテーブルにおいて、この識別情報を項目「識別情報」の値とする行の項目「段数」の値を、算出した段数に変更する。
1…棚板(1段目)
2…棚板(2段目)
3…棚板(3段目)
4…棚板(4段目)
5…棚板(5段目)
10…棚

Claims (9)

  1. 加速度センサと大気圧センサとを備える装置であって、
    加速度センサが装置の移動開始を検知すると、大気圧センサから移動開始地点の大気圧を取得して記憶する手段と、
    加速度センサが装置の移動終了を検知すると、大気圧センサから移動終了地点の大気圧を取得して記憶する手段と、
    移動終了地点の大気圧から移動開始地点の大気圧を引いて、移動開始地点と移動終了地点との間の大気圧差を求め、この大気圧差から、高度差と大気圧差との相関関係に基づいて、移動開始地点と移動終了地点との間の高度差を算出する手段とを有することを特徴とする高度差取得装置。
  2. 加速度センサと大気圧センサとを備えサーバと非接触通信を行う装置であって、
    高度差と「移動中」又は「静止中」のいずれの値を取るフラグとを記憶する手段と、
    サーバから高度差を零にセットするようにとの要求を受信すると、記憶している高度差を零にセットする手段と、
    加速度センサが装置の移動開始を検知すると、フラグの値を「静止中」から「移動中」に変更し、大気圧センサから移動開始地点の大気圧を取得して記憶する手段と、
    加速度センサが装置の移動終了を検知すると、大気圧センサから移動終了地点の大気圧を取得して記憶する手段と、
    移動終了地点の大気圧から移動開始地点の大気圧を引いて、移動開始地点と移動終了地点との間の大気圧差を求め、この大気圧差から、高度差と大気圧差との相関関係に基づいて、移動開始地点と移動終了地点との間の高度差を算出し、記憶している高度差を、この高度差に、算出した高度差を加算したものに変更し、フラグの値を「移動中」から「静止中」に変更する手段と、
    サーバから高度差の読み出し要求を受信すると、フラグの値を確かめ、フラグの値が「移動中」の場合、この要求を無視し、フラグの値が「静止中」の場合、記憶している高度差を読み出してサーバに送信するとともに、記憶している高度差を零にリセットする手段とを有することを特徴とする高度差取得装置。
  3. 請求項2記載の装置が置かれている棚板の段数を保存するデータベースを備え請求項2記載の装置と非接触通信を行うサーバであって、
    各棚板の高さと、請求項2記載の装置に、高度差の読み出し要求を送信するタイミングとを記憶する手段と、
    請求項2記載の装置が置かれている棚板の段数をデータベースに登録すると、請求項2記載の装置に、高度差を零にセットするようにとの要求を送信する手段と、
    現在の時刻が、請求項2記載の装置に、高度差の読み出し要求を送信するタイミングになった時、この要求を、請求項2記載の装置に送信する手段と、
    請求項2記載の装置から高度差を受信すると、この高度差と、データベースに保存している請求項2記載の装置が置かれている棚板の段数と、各棚板の高さとから、現在、請求項2記載の装置が置かれている棚板の段数を算出し、データベースに保存している請求項2記載の装置が置かれている棚板の段数を、算出した段数に変更する手段とを有することを特徴とする装置移動管理サーバ。
  4. 加速度センサと大気圧センサとを備える装置が実行する方法であって、
    加速度センサが装置の移動開始を検知すると、大気圧センサから移動開始地点の大気圧を取得して記憶する工程と、
    加速度センサが装置の移動終了を検知すると、大気圧センサから移動終了地点の大気圧を取得して記憶する工程と、
    移動終了地点の大気圧から移動開始地点の大気圧を引いて、移動開始地点と移動終了地
    点との間の大気圧差を求め、この大気圧差から、高度差と大気圧差との相関関係に基づいて、移動開始地点と移動終了地点との間の高度差を算出する工程とを含むことを特徴とする高度差取得方法。
  5. 加速度センサと大気圧センサとを備えサーバと非接触通信を行う装置が実行する方法であって、
    高度差と「移動中」又は「静止中」のいずれの値を取るフラグとを記憶する工程と、
    サーバから高度差を零にセットするようにとの要求を受信すると、記憶している高度差を零にセットする工程と、
    加速度センサが装置の移動開始を検知すると、フラグの値を「静止中」から「移動中」に変更し、大気圧センサから移動開始地点の大気圧を取得して記憶する工程と、
    加速度センサが装置の移動終了を検知すると、大気圧センサから移動終了地点の大気圧を取得して記憶する工程と、
    移動終了地点の大気圧から移動開始地点の大気圧を引いて、移動開始地点と移動終了地点との間の大気圧差を求め、この大気圧差から、高度差と大気圧差との相関関係に基づいて、移動開始地点と移動終了地点との間の高度差を算出し、記憶している高度差を、この高度差に、算出した高度差を加算したものに変更し、フラグの値を「移動中」から「静止中」に変更する工程と、
    サーバから高度差の読み出し要求を受信すると、フラグの値を確かめ、フラグの値が「移動中」の場合、この要求を無視し、フラグの値が「静止中」の場合、記憶している高度差を読み出してサーバに送信するとともに、記憶している高度差を零にリセットする工程とを含むことを特徴とする移動開始地点と移動終了地点との間の高度差取得方法。
  6. 請求項2記載の装置が置かれている棚板の段数を保存するデータベースを備え請求項2記載の装置と非接触通信を行うサーバが実行する方法であって、
    各棚板の高さと、請求項2記載の装置に、高度差の読み出し要求を送信するタイミングとを記憶する工程と、
    請求項2記載の装置が置かれている棚板の段数をデータベースに登録すると、請求項2記載の装置に、高度差を零にセットするようにとの要求を送信する工程と、
    現在の時刻が、請求項2記載の装置に、高度差の読み出し要求を送信するタイミングになった時、この要求を、請求項2記載の装置に送信する工程と、
    請求項2記載の装置から高度差を受信すると、この高度差と、データベースに保存している請求項2記載の装置が置かれている棚板の段数と、各棚板の高さとから、現在、請求項2記載の装置が置かれている棚板の段数を算出し、データベースに保存している請求項2記載の装置が置かれている棚板の段数を、算出した段数に変更する工程とを含むことを特徴とする装置移動管理方法。
  7. 加速度センサと大気圧センサとを備える装置に、
    加速度センサが装置の移動開始を検知すると、大気圧センサから移動開始地点の大気圧を取得して記憶する工程と、
    加速度センサが装置の移動終了を検知すると、大気圧センサから移動終了地点の大気圧を取得して記憶する工程と、
    移動終了地点の大気圧から移動開始地点の大気圧を引いて、移動開始地点と移動終了地点との間の大気圧差を求め、この大気圧差から、高度差と大気圧差との相関関係に基づいて、移動開始地点と移動終了地点との間の高度差を算出する工程とを実行させることを特徴とする高度差取得プログラム。
  8. 加速度センサと大気圧センサとを備えサーバと非接触通信を行う装置に、
    高度差と「移動中」又は「静止中」のいずれの値を取るフラグとを記憶する工程と、
    サーバから高度差を零にセットするようにとの要求を受信すると、記憶している高度差
    を零にセットする工程と、
    加速度センサが装置の移動開始を検知すると、フラグの値を「静止中」から「移動中」に変更し、大気圧センサから移動開始地点の大気圧を取得して記憶する工程と、
    加速度センサが装置の移動終了を検知すると、大気圧センサから移動終了地点の大気圧を取得して記憶する工程と、
    移動終了地点の大気圧から移動開始地点の大気圧を引いて、移動開始地点と移動終了地点との間の大気圧差を求め、この大気圧差から、高度差と大気圧差との相関関係に基づいて、移動開始地点と移動終了地点との間の高度差を算出し、記憶している高度差を、この高度差に、算出した高度差を加算したものに変更し、フラグの値を「移動中」から「静止中」に変更する工程と、
    サーバから高度差の読み出し要求を受信すると、フラグの値を確かめ、フラグの値が「移動中」の場合、この要求を無視し、フラグの値が「静止中」の場合、記憶している高度差を読み出してサーバに送信するとともに、記憶している高度差を零にリセットする工程とを実行させることを特徴とする高度差取得プログラム。
  9. 請求項2記載の装置が置かれている棚板の段数を保存するデータベースを備え請求項2記載の装置と非接触通信を行うサーバに、
    各棚板の高さと、請求項2記載の装置に、高度差の読み出し要求を送信するタイミングとを記憶する工程と、
    請求項2記載の装置が置かれている棚板の段数をデータベースに登録すると、請求項2記載の装置に、高度差を零にセットするようにとの要求を送信する工程と、
    現在の時刻が、請求項2記載の装置に、高度差の読み出し要求を送信するタイミングになった時、この要求を、請求項2記載の装置に送信する工程と、
    請求項2記載の装置から高度差を受信すると、この高度差と、データベースに保存している請求項2記載の装置が置かれている棚板の段数と、各棚板の高さとから、現在、請求項2記載の装置が置かれている棚板の段数を算出し、データベースに保存している請求項2記載の装置が置かれている棚板の段数を、算出した段数に変更する工程とを実行させることを特徴とする装置移動管理プログラム。
JP2016010929A 2016-01-22 2016-01-22 高度差取得装置、装置移動管理サーバ、方法、及びプログラム Active JP6682876B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016010929A JP6682876B2 (ja) 2016-01-22 2016-01-22 高度差取得装置、装置移動管理サーバ、方法、及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016010929A JP6682876B2 (ja) 2016-01-22 2016-01-22 高度差取得装置、装置移動管理サーバ、方法、及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017129541A true JP2017129541A (ja) 2017-07-27
JP6682876B2 JP6682876B2 (ja) 2020-04-15

Family

ID=59394730

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016010929A Active JP6682876B2 (ja) 2016-01-22 2016-01-22 高度差取得装置、装置移動管理サーバ、方法、及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6682876B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111912383A (zh) * 2020-08-28 2020-11-10 广东电网有限责任公司电力科学研究院 一种高度测量方法、系统、储存介质以及设备
JP7349830B2 (ja) 2019-06-28 2023-09-25 北陸電気工業株式会社 位置情報検知用通信端末器及び位置検知システム

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20060100782A1 (en) * 2004-11-09 2006-05-11 Levi Robert W Barometric floor level indicator
JP2006162364A (ja) * 2004-12-06 2006-06-22 Yokogawa Electric Corp 位置計測システム
JP2011096038A (ja) * 2009-10-30 2011-05-12 Seiko Instruments Inc 位置情報取得装置および位置情報取得方法
JP2012216984A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Fujitsu Ltd 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及び、電子機器
US20130332106A1 (en) * 2012-06-12 2013-12-12 Trx Systems, Inc. Methods resolving the elevation of a tracked personnel or assets
JP2014169931A (ja) * 2013-03-04 2014-09-18 Seiko Instruments Inc 電子機器
JP2014226161A (ja) * 2013-05-17 2014-12-08 京セラ株式会社 携帯電子機器
JP2015135303A (ja) * 2014-01-20 2015-07-27 学校法人幾徳学園 携帯端末を使用した所在階数推定システム、携帯端末及びプログラム
JP2015158396A (ja) * 2014-02-24 2015-09-03 Kddi株式会社 携帯端末の位置するフロアレベルを推定する管理装置、プログラム、システム及び方法

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20060100782A1 (en) * 2004-11-09 2006-05-11 Levi Robert W Barometric floor level indicator
JP2006162364A (ja) * 2004-12-06 2006-06-22 Yokogawa Electric Corp 位置計測システム
JP2011096038A (ja) * 2009-10-30 2011-05-12 Seiko Instruments Inc 位置情報取得装置および位置情報取得方法
JP2012216984A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Fujitsu Ltd 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及び、電子機器
US20130332106A1 (en) * 2012-06-12 2013-12-12 Trx Systems, Inc. Methods resolving the elevation of a tracked personnel or assets
JP2014169931A (ja) * 2013-03-04 2014-09-18 Seiko Instruments Inc 電子機器
JP2014226161A (ja) * 2013-05-17 2014-12-08 京セラ株式会社 携帯電子機器
JP2015135303A (ja) * 2014-01-20 2015-07-27 学校法人幾徳学園 携帯端末を使用した所在階数推定システム、携帯端末及びプログラム
JP2015158396A (ja) * 2014-02-24 2015-09-03 Kddi株式会社 携帯端末の位置するフロアレベルを推定する管理装置、プログラム、システム及び方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7349830B2 (ja) 2019-06-28 2023-09-25 北陸電気工業株式会社 位置情報検知用通信端末器及び位置検知システム
CN111912383A (zh) * 2020-08-28 2020-11-10 广东电网有限责任公司电力科学研究院 一种高度测量方法、系统、储存介质以及设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP6682876B2 (ja) 2020-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8207820B2 (en) Location localization method and system
US10798670B2 (en) Information processing device, portable device, and system
US9741071B2 (en) Computer-assisted shopping and product location
US10922400B2 (en) User identification based on the motion of a device
US9396640B2 (en) RFID active child tracker
US9949089B2 (en) Position management system, position management apparatus, and position management method
JP2015184873A (ja) 探索システム及び探索装置
GB2597203A (en) Communication and user interface control in user activity monitoring systems
US20200342551A1 (en) System, method and apparatus for assessing the accuracy of estimated food delivery time
JP2018518664A (ja) モバイル端末の測位間隔を決定するための方法およびシステム
JP2018173812A5 (ja)
JP2017129541A (ja) 高度差取得装置、装置移動管理サーバ、方法、及びプログラム
US10645530B2 (en) Method for searching out interior object and server
JP2018204922A (ja) 人検知装置および方法
US20140180878A1 (en) Electronic shopping system and method
US20180211405A1 (en) Method and device for determining position of virtual object in virtual space
CN108291954A (zh) 电波状况地图的创建系统及其控制方法
JP2017194848A (ja) 画像認識サービスシステム
JP6467151B2 (ja) コンテンツ接触状況検出装置及びシステム及び方法及びプログラム、端末
JP6503984B2 (ja) 発信機検出システム、サーバ、発信機検出方法、及びプログラム
US20130227189A1 (en) Electronic device with bus sharing function
US20220261754A1 (en) Information processing apparatus, information processing method, and non-transitory storage medium
JP2019087034A5 (ja)
JP2015097384A5 (ja)
CN106296054A (zh) 基于车连网的派送地址定位系统和派送地址定位方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191016

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191029

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191211

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200225

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200309

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6682876

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250