JP2017129369A - 欠陥検査装置、欠陥検査方法、および欠陥検査プログラム - Google Patents

欠陥検査装置、欠陥検査方法、および欠陥検査プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】基板内の欠陥を適切かつ迅速に検査することが可能な欠陥検査装置、欠陥検査方法、および欠陥検査プログラムに関する。【解決手段】欠陥検査装置は、基板における複数の第1検査領域内の欠陥を順番に検査し、かつ、各第1検査領域内の複数の第2検査領域内の欠陥を順番に検査する検査部を備える。装置はさらに、各第2検査領域内の欠陥の検査後に、各第2検査領域を含む第1検査領域内の欠陥数を計算する計算部を備える。装置はさらに、各第2検査領域内の欠陥の検査後に、各第2検査領域を含む第1検査領域内の欠陥の検査を継続するか終了するかを欠陥数に基づいて判定する判定部を備える。【選択図】図5

Description

本発明の実施形態は、欠陥検査装置、欠陥検査方法、および欠陥検査プログラムに関する。
半導体製造プロセスの開発初期や条件選択の段階では、多数の欠陥がウェハ内に局所的に発生する。このようなウェハ内の欠陥を欠陥検査装置により検査すると、ウェハの検査途中で欠陥数が欠陥検査装置の設定上限を超えて、検査が停止してしまう。その結果、プロセス改善にとって有効な情報であるウェハ内の欠陥の面内分布が取得できなくなる。一方、設定上限を大きくすると、欠陥検査装置のデータ処理量が増加してデータ処理時間が長くなったり、多数の欠陥を含む領域を走査して検査時間を無駄に消費したりして、検査が非効率になってしまう。
特開2011−17609号公報 特開2012−9585号公報 特開2009−206295号公報 特開2007−294814号公報
基板内の欠陥を適切かつ迅速に検査することが可能な欠陥検査装置、欠陥検査方法、および欠陥検査プログラムに関する。
一の実施形態によれば、欠陥検査装置は、基板における複数の第1検査領域内の欠陥を順番に検査し、かつ、各第1検査領域内の複数の第2検査領域内の欠陥を順番に検査する検査部を備える。前記装置はさらに、各第2検査領域内の欠陥の検査後に、各第2検査領域を含む第1検査領域内の欠陥数を計算する計算部を備える。前記装置はさらに、各第2検査領域内の欠陥の検査後に、各第2検査領域を含む前記第1検査領域内の欠陥の検査を継続するか終了するかを前記欠陥数に基づいて判定する判定部を備える。
第1実施形態の欠陥検査装置の構成を模式的に示す断面図である。 第1実施形態の制御部の構成を示すブロック図である。 第1実施形態の欠陥検査対象について説明するための平面図である。 第1実施形態の欠陥検査方法を説明するための図である。 第1実施形態の欠陥検査方法を示すフローチャートである。 第2実施形態の欠陥検査方法を説明するための図である。 第3実施形態の欠陥検査方法を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の欠陥検査装置の構成を模式的に示す断面図である。
図1の欠陥検査装置は、ステージ1と、電子源2と、検出器3と、制御部4とを備えており、ウェハ5内の欠陥を検査する。
ステージ1は、ウェハ5を設置するために使用される。電子源2は、ウェハ5に照射される電子線を発生させる。検出器3は、ウェハ5に電子線を照射することで発生した二次電子を検出して、ウェハ5のSEM(走査型電子顕微鏡)画像を生成する。制御部4は、欠陥検査装置の種々の動作を制御する。例えば、制御部4は、電子源2を制御して、ウェハ5を電子線により走査したり、検出器3からSEM画像を取得して、SEM画像の画像処理結果を出力する。
ウェハ5は例えば、シリコン基板などの半導体基板と、半導体基板上の被加工層とを備えている。ウェハ5は、基板の例である。図1は、ウェハ5の表面に平行で互いに垂直なX方向およびY方向と、ウェハ5の表面に垂直なZ方向とを示している。本明細書では、+Z方向を上方向として取り扱い、−Z方向を下方向として取り扱う。本実施形態の−Z方向は、重力方向と一致していてもよいし、重力方向と一致していなくてもよい。
本実施形態の欠陥検査対象の例は、被加工層内のコンタクトプラグやビアプラグの埋め込み不良である。欠陥検査装置は、これらのプラグの不良をウェハ5内の欠陥として検出する。例えば、欠陥検査装置は、SEM画像中のプラグの位置の輝度を取得し、輝度が高いプラグを正常と判断し、輝度が低いプラグを不良と判断する。すなわち、輝度が低いプラグが欠陥として検出される。なお、本実施形態の欠陥検査装置は、電子顕微鏡により欠陥を検出しているが、代わりに光学顕微鏡により欠陥を検出してもよい。
図2は、第1実施形態の制御部4の構成を示すブロック図である。
制御部4は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、HDD(Hard Disk Drive)14と、通信I/F(Interface)15と、メモリI/F16と、操作部17と、表示部18とを備えている。
CPU11は、ROM12またはHDD14からコンピュータプログラムを読み出し、読み出したプログラムをRAM13に展開し、このプログラムにより種々の情報処理を実行する。この情報処理により生じる各種データは、RAM13内に保持されるか、HDD14内に保存される。
通信I/F15は、欠陥検査装置外の装置との通信用のインタフェースである。メモリI/F16は、欠陥検査装置に記録媒体を挿入するためのインタフェースである。操作部17は、例えばキーボードやマウスである。表示部18は、例えば液晶モニタである。
図3は、第1実施形態の欠陥検査対象について説明するための平面図である。
図3(a)は、ウェハ5の1つのチップ領域を撮像したSEM画像Iを示す。チップ領域は、ウェハ5から切り出される1つのIC(Integrated Circuit)チップに対応する領域である。ウェハ5は、複数のチップ領域を有している。図3(a)に示すように、SEM画像Iは、複数のフレームFにより構成されており、各フレームFは、複数のサブフレームSにより構成されている。
本実施形態の欠陥検査装置は、各チップ領域を複数の第1検査領域に分割し、これらの第1検査領域を順番に走査する。さらに、本実施形態の欠陥検査装置は、各第1検査領域を複数の第2検査領域に分割し、これらの第2検査領域を順番に走査する。その結果、各チップ領域のSEM画像Iが取得される。各フレームFは、1つの第1検査領域を撮像したSEM画像である。各サブフレームSは、1つの第2検査領域を撮像したSEM画像である。
SEM画像I内の各フレームFの位置は、チップ領域内の各第1検査領域の位置に対応している。同様に、フレームF内の各サブフレームSの位置は、第1検査領域内の各第2検査領域の位置に対応している。図3(a)のX方向およびY方向は、図1のX方向およびY方向と対応している。SEM画像I内のフレームFの配置から分かるように、第1検査領域は、各チップ領域内で2次元配列状に設けられている。
本実施形態のSEM画像Iは、フレーム1〜100という100個(10×10個)のフレームFを含んでいる。また、各フレームFは、N個(Nは2以上の整数)のサブフレームSを含んでいる。例えば、フレーム1は、サブフレーム1−1、1−2、・・・1−Nを含んでいる。符号R〜R10は、SEM画像Iを構成する10本のフレーム列を示している。フレーム列R〜R10の各々は、10個のフレームFを含んでいる。
図3(b)は、フレームFが取得される順番、すなわち、第1検査領域が走査される順番を示している。本実施形態の欠陥検査装置は、各チップ領域内の複数の第1検査領域を矢印A〜A10のように順番に走査する。その結果、フレーム1、2、・・・100が順番に取得される。また、フレーム1では、サブフレーム1−1、1−2、・・・1−Nが順番に取得される。これは、その他のフレームFでも同様である。
以上のように、各フレームFは、1つの第1検査領域のSEM画像に相当し、各サブフレームSは、1つの第2検査領域のSEM画像に相当する。以下の説明では、説明の便宜上、フレームFと第1検査領域を同じ意味で使用し、サブフレームSと第2検査領域を同じ意味で使用する。例えば、第1検査領域内の欠陥の検査は、フレームF内の欠陥の検査と表現する。また、第2検査領域内の欠陥の検査は、サブフレームS内の欠陥の検査と表現する。
図4は、第1実施形態の欠陥検査方法を説明するための図である。図4の欠陥検査方法は、図1の欠陥検査装置により実行される。
図4は、フレーム1〜5を示している。本実施形態では、フレーム1〜5を順番に走査して、これらのフレームF内の欠陥を順番に検査する。また、本実施形態では、各フレームF内の複数のサブフレームSを順番に走査して、これらのサブフレームS内の欠陥を順番に検査する。例えば、フレーム1の検査では、サブフレーム1−1、1−2、・・・1−Nを順番に検査する。また、サブフレーム1−1の検査では、サブフレーム1−1内のプラグの位置の輝度を取得し、輝度が所定値よりも低いプラグを欠陥として検出する。これは、その他のフレームFやサブフレームSでも同様である。
以下、フレーム1内の欠陥の検査について説明する。
本実施形態では、フレーム1内の各サブフレームSを検査するごとに、フレーム1内で検出された欠陥の総数(欠陥数)を計算する。例えば、サブフレーム1−K(Kは1〜Nの整数)の検査後には、フレーム1内の欠陥数D1−Kが計算される。欠陥数D1−Kは、サブフレーム1−1から1−Kまでに検出された欠陥の総数に相当する。本実施形態の欠陥数D1−Kは、サブフレーム1−1から1−Kまでの不良プラグの総数に相当する。
そして、フレーム1内の欠陥数D1−Kを計算したら、欠陥数D1−Kが上限値に達したか否かを判定する。本実施形態の上限値は30個であり、欠陥検査装置の制御部4内にあらかじめ設定されている。欠陥数D1−Kが30個未満であれば、フレーム1の検査が継続され、サブフレーム1−Kの次にサブフレーム1−(K+1)が検査される。一方、欠陥数D1−Kが30個以上であれば、フレーム1の検査が終了し、フレーム2の検査が開始される。このように、本実施形態では、フレーム1の検査を継続するか終了するかを、各サブフレームFの検査後にフレーム1内の欠陥数に基づいて判定する。
本実施形態では、フレーム1以外のフレームFも同様に検査される。図4は、フレーム1、2がN番目のサブフレームSまで検査され、フレーム3〜5がN番目のサブフレームSまで検査されなかった様子を示している。例えば、フレーム3の検査では、サブフレーム3−N’の検査時に欠陥数D3−N’が30に達している。そのため、フレーム3の検査はサブフレーム3−N’で終了している。同様に、フレーム4の検査はサブフレーム4−N’’で終了し、フレーム5の検査はサブフレーム5−N’’’で終了している。図4の例では、「N’≒N×3/4」「N’’≒N×2/3」「N’≒N×1/2」となっている。
本実施形態ではさらに、各フレームFの検査の終了後に、各フレームF内の欠陥密度を計算または予測する。具体的には、あるフレームF内のN個のサブフレームFがすべて検査された場合には、そのフレームF内の欠陥数に基づいて、そのフレームF内の欠陥密度を計算する。一方、あるフレームF内のN個のサブフレームFがすべて検査されなかった場合には、そのフレームFの内の欠陥数に基づいて、そのフレームF内の欠陥密度を予測する。図4は、フレーム1〜5内の欠陥密度D〜Dを示している。
例えば、フレーム1では、サブフレーム1−1から1−Nがすべて検査されている。そのため、欠陥数D1−Nから欠陥密度Dが計算される。本実施形態では、各フレームFの面積をPとする場合に、欠陥密度Dを面積Pあたりの欠陥数と規定する。よって、欠陥密度Dは、D=D1−N(=5)で与えられる。
一方、フレーム3では、サブフレーム3−1から3−N’のみが検査され、その他のサブフレームSは検査されていない。そのため、欠陥密度Dは計算できず、代わりに欠陥数D3−N’から欠陥密度Dが予測される。本実施形態では、欠陥数D3−N’を面積Pあたりの欠陥数に換算し、この換算値を欠陥密度Dとする。すなわち、サブフレーム3−1から3−N’内の欠陥密度を、フレーム3全体の欠陥密度Dであると予測する。図4の例では、D3−N’=30、N’≒N×3/4であるため、欠陥密度Dは40となる。
図5は、第1実施形態の欠陥検査方法を示すフローチャートである。図5の欠陥検査方法は、図1の欠陥検査装置により実行される。
まず、フレーム1の検査において、サブフレーム1−1内の欠陥を検査する(ステップS11、S12)。次に、フレーム1内の欠陥数D1−1を計算し、欠陥数D1−1が30個に達しているか否かを判定する(ステップS13、S14)。そして、欠陥数D1−1が30個に達していない場合には、フレーム1の検査を継続し、サブフレーム1−2の検査に移行する(ステップS15、S16)。
このようにして、フレーム1内のサブフレーム1−1、1−2、・・・1−Kが順番に検査される(ステップS12)。例えば、サブフレーム1−Kの検査では、フレーム1内の欠陥数D1−Kを計算し、欠陥数D1−Kが30個に達しているか否かを判定する(ステップS13、S14)。そして、欠陥数D1−Kが30個に達していない場合には、K<Nを条件にフレーム1の検査を継続し、サブフレーム1−(K+1)の検査に移行する(ステップS15、S16)。一方、欠陥数D1−Kが30個に達している場合、またはKがNに達している場合には、フレーム1の検査を終了し、フレーム1内の欠陥密度Dを計算または予測する(ステップS17)。
同様の処理が、フレーム2〜100の検査にて行われる。例えば、フレーム2の検査では、ステップS11〜S17と同様にステップS21〜27が行われる。その結果、フレーム2〜100内の欠陥密度D〜D100が計算または予測される。
次に、ウェハ5の検査結果を出力する(ステップSX)。例えば、1つのチップ領域内のフレーム1〜100と欠陥密度D〜D100との対応関係を出力することで、1つのチップ領域内の欠陥分布を提示してもよい。また、このような対応関係をウェハ5内のすべてのチップ領域において出力することで、ウェハ5全体の欠陥分布を提示してもよい。ウェハ5の検査結果は、表示部18への表示、HDD14への保存、通信I/F15からの送信、メモリI/F16に挿入された記録媒体への記録などにより出力可能である。
なお、ステップS12、S22の処理を行うブロックは、検査部の例である。ステップS13、S23の処理を行うブロックは、計算部の例である。ステップS14、S24の処理を行うブロックは、判定部の例である。ステップS17、S27の処理を行うブロックは、欠陥密度処理部の例である。
以上のように、本実施形態では、フレームF内の各サブフレームSを検査するごとに、フレームF内の欠陥数を計算し、フレームFの検査を継続するか終了するかをこの欠陥数に基づいて判定する。例えば、本実施形態では、あるフレームFの欠陥数が上限値に達したら、そのフレームFの検査を検査途中で終了し、次のフレームFの検査に移行する。
よって、本実施形態によれば、欠陥数が上限値に達することで検査が停止してしまうことを回避することができ、各チップ領域全体やウェハ5全体の欠陥分布を取得することが可能となる。また、本実施形態によれば、上限値が小さくても検査の停止を回避できるため、上限値を小さく設定することができ、欠陥検査装置のデータ処理時間や検査時間を短縮することが可能となる。
一般に、ウェハ5内の欠陥は局所的に多数発生する。よって、フレームF内の欠陥数があるサブフレームSの検査時に上限値に達した場合には、フレームF内の残りのサブフレームSも多数の欠陥を含んでいることが多い。よって、本実施形態によれば、これら残りのサブフレームSの検査をスキップすることで、多数の欠陥を含む領域で検査時間を無駄に消費することを回避することが可能となる。
以上のように、本実施形態によれば、ウェハ5内の欠陥を適切かつ迅速に検査することが可能となる。
なお、本実施形態では、図4や図5の欠陥検査方法用の欠陥検査プログラムをROM12またはHDD14内に格納しておくことで、図4や図5の欠陥検査方法を実行可能な欠陥検査装置を実現してもよい。この場合、CPU11は、ROM12またはHDD14から欠陥検査プログラムを読み出し、読み出したプログラムによりこの欠陥検査方法を実行する。これは、後述する図6や図7の欠陥検査方法でも同様である。
本実施形態では、欠陥検査プログラムを非一時的に記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を用意し、この記録媒体をメモリI/F16に挿入し、この記憶媒体からHDD14内に欠陥検査プログラムをインストールしてもよい。また、本実施形態では、欠陥検査プログラムを外部機器から通信I/F15を介してダウンロードして、HDD14内にインストールしてもよい。
(第2実施形態)
図6は、第2実施形態の欠陥検査方法を説明するための図である。図6の欠陥検査方法は、図1の欠陥検査装置により実行される。
図6は、フレーム1〜4を示している。本実施形態では、第1実施形態と同様に、フレーム1〜4を順番に走査して、これらのフレームF内の欠陥を順番に検査する。また、本実施形態では、第1実施形態と同様に、各フレームF内の複数のサブフレームSを順番に走査して、これらのサブフレームS内の欠陥を順番に検査する。これは、その他のフレームFやサブフレームSでも同様である。
ただし、本実施形態では、フレームF内の欠陥数に基づいて、フレームFの後に検査されるフレームFの面積(サイズ)を変更する。具体的には、フレームFの1画素あたりの面積(ピクセルサイズ)を変更することで、フレームFの面積を変更する。フレームF、Fは、フレーム1〜100に含まれるいずれかのフレームである。この処理を、フレーム1〜4を例として説明する。
図6において、フレーム1は、面積Pを有し、N個のサブフレーム1−1から1−Nを含んでいる。同様に、フレーム2は、面積Pを有し、N個のサブフレーム2−1から2−Nを含んでいる。フレーム1、2の各サブフレームSの面積は、P/Nである。
本実施形態では、あるフレームF内の欠陥数が上限値(30個)に達したら、次のフレームFの面積を増加させる。
例えば、フレーム2では、サブフレーム2−Nの検査時に欠陥数D2−Nが上限値に達している。フレーム2は面積Pを有するため、フレーム2内の欠陥密度D(面積Pあたりの欠陥数)は30となる。ここでは、欠陥数D2−Nが上限値に達したため、フレーム3の面積をPからP×5/4に増加させる。フレーム3内の各サブフレームSの面積は、P/NからP/N×5/4に増加する。
また、フレーム3では、サブフレーム3−N’の検査時に欠陥数D3−N’が上限値に達している。N’の例は3/4である。フレーム3は面積P×5/4を有するため、フレーム3内の欠陥密度Dは32となる(30×(4/3)×(4/5))。ここでは、欠陥数D3−N’が上限値に達したため、フレーム4の面積をP×5/4からP×6/4に増加させる。フレーム4内の各サブフレームSの面積は、P/N×5/4からP/N×6/4に増加する。
また、フレーム4では、サブフレーム4−N’’の検査時に欠陥数D4−N’’が上限値に達している。N’’の例は5/9である。フレーム4は面積P×6/4を有するため、フレーム4内の欠陥密度Dは36となる(30×(9/5)×(4/6))。ここでは、欠陥数D4−N’’が上限値に達したため、不図示のフレーム5の面積を増加させる。
以上のように、本実施形態では、フレームF内の欠陥数に基づいて、フレームFの後に検査されるフレームFの面積を変更する。具体的には、あるフレームF内の欠陥数が上限値に達したら、次のフレームFの面積を増加させる。よって、本実施形態によれば、多数の欠陥が発生する領域をラフに検査することが可能となり、これにより、多数の欠陥を含む領域で検査時間を無駄に消費することを回避することが可能となる。
また、本実施形態では、フレームFの1画素あたりのピクセルサイズを変更することで、フレームFの面積を変更する。一般に、検出される欠陥数とピクセルサイズとの間には相関がある。具体的には、ピクセルサイズが大きくなるほど、検出される欠陥数が減少する。よって、本実施形態によれば、ピクセルサイズの変更によりフレームFの面積を変更することで、不要な欠陥検出を抑制し、検査速度を向上させることが可能となる。
なお、本実施形態の面積変更は、図5のフローチャートに適用してもよい。例えば、フレーム1内の欠陥数に基づいてフレーム2の面積を変更する場合には、ステップS17とステップS21との間でフレーム2の面積を変更する。この面積変更を行うブロックは、サイズ変更部の例である。
(第3実施形態)
図7は、第3実施形態の欠陥検査方法を説明するための図である。図7の欠陥検査方法は、図1の欠陥検査装置により実行される。
図7(a)と図7(b)は、フレーム1〜5、11〜15を示している。本実施形態では、第1および第2実施形態と同様に、フレーム1〜5、11〜15を順番に走査して、これらのフレームF内の欠陥を順番に検査する。また、本実施形態では、第1および第2実施形態と同様に、各フレームF内の複数のサブフレームSを順番に走査して、これらのサブフレームS内の欠陥を順番に検査する。これは、その他のフレームFやサブフレームSでも同様である。
ただし、本実施形態では、フレームF内の欠陥の検査をスキップするか否かを、フレームFに隣接する少なくとも1つのフレームF内の欠陥密度に基づいて判断する。具体的には、フレームFに隣接する検査済みの全フレームF内の欠陥密度が上限値に達していれば、フレームFの検査をスキップする。フレームF、Fは、フレーム1〜100に含まれるいずれかのフレームである。この処理を、図7(a)のフレーム12と図7(b)のフレーム14を例として説明する。
図7(a)は、フレーム12の検査前に、フレーム1〜11の検査がすでに終了した状態を示している。よって、フレーム12は、検査済みのフレーム1、2、3、11に隣接している。ここで、フレーム1、2、3、11内の欠陥密度D、D、D、D11はそれぞれ2、4、30、4であり、欠陥密度Dのみが上限値に達している。よって、フレーム12の検査はスキップされない。
図7(b)は、フレーム14の検査前に、フレーム1〜13の検査がすでに終了した状態を示している。よって、フレーム14は、検査済みのフレーム3、4、5、13に隣接している。ここで、フレーム3、4、5、13内の欠陥密度D、D、D、D13はそれぞれ30、40、50、40であり、欠陥密度D、D、D、D13がいずれも上限値に達している。よって、フレーム14の検査はスキップされる。この場合、フレーム14内の欠陥密度D14は、欠陥密度D、D、D、D13の最大値に設定される。すなわち、欠陥密度D14は50に設定される。これは、欠陥密度D14の予測値に相当する。
以上のように、本実施形態では、フレームFの検査をスキップするか否かを、フレームFに隣接するフレームF内の欠陥密度に基づいて判断する。フレームFが多数の欠陥を含む場合、フレームFも多数の欠陥を含む可能性が高い。よって、本実施形態によれば、多数の欠陥が発生するフレームFの検査をスキップすることが可能となり、これにより、多数の欠陥を含むフレームFで検査時間を無駄に消費することを回避することが可能となる。
なお、本実施形態のスキップ判断は、図5のフローチャートに適用してもよい。例えば、フレーム1内の欠陥密度に基づいて、フレーム2の検査をスキップするか否かを判断する場合には、ステップS17とステップS21との間でスキップ判断を行う。このスキップ判断を行うブロックは、スキップ判断部の例である。
以上、いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例としてのみ提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図したものではない。本明細書で説明した新規な装置、方法、およびプログラムは、その他の様々な形態で実施することができる。また、本明細書で説明した装置、方法、およびプログラムの形態に対し、発明の要旨を逸脱しない範囲内で、種々の省略、置換、変更を行うことができる。添付の特許請求の範囲およびこれに均等な範囲は、発明の範囲や要旨に含まれるこのような形態や変形例を含むように意図されている。
1:ステージ、2:電子源、3:検出器、4:制御部、5:ウェハ、
11:CPU、12:ROM、13:RAM、14:HDD、
15:通信I/F、16:メモリI/F、17:操作部、18:表示部

Claims (9)

  1. 基板における複数の第1検査領域内の欠陥を順番に検査し、かつ、各第1検査領域内の複数の第2検査領域内の欠陥を順番に検査する検査部と、
    各第2検査領域内の欠陥の検査後に、各第2検査領域を含む第1検査領域内の欠陥数を計算する計算部と、
    各第2検査領域内の欠陥の検査後に、各第2検査領域を含む前記第1検査領域内の欠陥の検査を継続するか終了するかを前記欠陥数に基づいて判定する判定部と、
    を備える欠陥検査装置。
  2. さらに、各第1検査領域内の欠陥の検査の終了後に、各第1検査領域内の欠陥密度を計算または予測する欠陥密度処理部を備える、請求項1に記載の欠陥検査装置。
  3. 前記欠陥密度処理部は、
    前記第1検査領域内のすべての第2検査領域内の欠陥が検査された場合には、前記欠陥数に基づいて前記欠陥密度を計算し、
    前記第1検査領域内のすべての第2検査領域内の欠陥が検査されなかった場合には、前記欠陥数に基づいて前記欠陥密度を予測する、
    請求項2に記載の欠陥検査装置。
  4. 前記複数の第1検査領域は、前記基板の各チップ領域内で2次元配列状に設けられる、請求項1から3のいずれか1項に記載の欠陥検査装置。
  5. さらに、第1検査領域A内の前記欠陥数に基づいて、前記第1検査領域Aの後に検査される第1検査領域Bのサイズを変更するサイズ変更部を備える、請求項1から4のいずれか1項に記載の欠陥検査装置。
  6. さらに、第1検査領域C内の欠陥の検査をスキップするか否かを、前記第1検査領域Cに隣接する少なくとも1つの第1検査領域D内の前記欠陥密度に基づいて判断するスキップ判断部を備える、請求項2または3に記載の欠陥検査装置。
  7. 前記第1検査領域Dは、前記第1検査領域Cの検査までに検査が終了した第1検査領域である、請求項6に記載の欠陥検査方法。
  8. 基板における複数の第1検査領域内の欠陥を順番に検査し、かつ、各第1検査領域内の複数の第2検査領域内の欠陥を順番に検査し、
    各第2検査領域内の欠陥の検査後に、各第2検査領域を含む第1検査領域内の欠陥数を計算し、
    各第2検査領域内の欠陥の検査後に、各第2検査領域を含む前記第1検査領域内の欠陥の検査を継続するか終了するかを前記欠陥数に基づいて判定する、
    ことを含む欠陥検査方法。
  9. 基板における複数の第1検査領域内の欠陥を順番に検査し、かつ、各第1検査領域内の複数の第2検査領域内の欠陥を順番に検査し、
    各第2検査領域内の欠陥の検査後に、各第2検査領域を含む第1検査領域内の欠陥数を計算し、
    各第2検査領域内の欠陥の検査後に、各第2検査領域を含む前記第1検査領域内の欠陥の検査を継続するか終了するかを前記欠陥数に基づいて判定する、
    ことを含む欠陥検査方法をコンピュータに実行させる欠陥検査プログラム。
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