JP2017128858A - 水洗式大便器 - Google Patents

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Abstract

【課題】スカート部の形状を工夫してそれ自体の意匠性を高めると共に、当該スカート部によって給水機構(止水栓や給水管等)等が視界から遮られるような配置を容易化できる水洗式大便器を提供すること。【解決手段】本発明は、ボウル部と、前記ボウル部内に設けられ、前記ボウル部内に洗浄水を吐水して当該洗浄水による旋回流を形成する吐水部と、前記吐水部まで洗浄水を導水する導水路と、前記ボウル部の下方に接続された排水路と、前記ボウル部の側方全周を覆うように設けられたスカート部と、を備え、前記スカート部の上方部分は、少なくとも後方側の左右領域において、鉛直方向に対して外側に凸状に湾曲した膨出部を有していることを特徴とする水洗式大便器である。【選択図】図6

Description

本発明は、水洗式大便器に係り、特に、ボウル部と、当該ボウル部の側方全周を覆うように設けられたスカート部と、を備えた水洗式大便器に関する。
ボウル部と、当該ボウル部の側方全周を覆うように設けられたスカート部と、を備えた水洗式大便器は、従来からよく知られている。スカート部は、袴と呼ばれることもある。
本件発明者は、スカート部の形状を様々に工夫することによって、水洗式大便器の意匠性を高めるべく検討を重ねてきた。その検討の過程において、スカート部の形状自体を工夫することに加えて、スカート部によって給水機構(止水栓や給水管等)を視界から遮るような工夫を加味することが、商品の意匠性を高め、ひいては商品の製品価値を高めるであろうという知見に至った。
特開2008−240437 特開2003−278257
本発明は、以上のような知見に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、スカート部の形状を工夫してそれ自体の意匠性を高めると共に、当該スカート部によって給水機構(止水栓や給水管等)等が視界から遮られるような配置を容易化できる水洗式大便器を提供することである。
なお、本件出願人によって実施された調査によれば、水洗式大便器の後方領域に給水ホース類を隠蔽することについては、特許文献1に開示があり、スカート部が椀状である(外側に凸状に湾曲している)ことについては、特許文献2に開示がある。
本発明は、ボウル部と、前記ボウル部内に設けられ、前記ボウル部内に洗浄水を吐水して当該洗浄水による旋回流を形成する吐水部と、前記吐水部まで洗浄水を導水する導水路と、前記ボウル部の下方に接続された排水路と、前記ボウル部の側方全周を覆うように設けられたスカート部と、を備え、前記スカート部の上方部分は、少なくとも後方側の左右領域において、鉛直方向に対して外側に凸状に湾曲した膨出部を有していることを特徴とする水洗式大便器である。
本発明によれば、スカート部の膨出部が、平面視において、当該膨出部の上端縁からはみ出ている。このような形状は、美観に優れ、すなわち、それ自体の意匠性が高い。更に、従来の形状と異なって、膨出部が、当該膨出部の上端縁から外側に凸状に湾曲してはみ出ていることにより、給水機構(例えば、止水栓や給水管等)等を視界から遮るような配置を容易化できる。
ボウル部の上方に配置された便座と、便座の上面を開閉可能な便蓋が、更に設けられ得る。この場合、膨出部は、平面視において、左右いずれの方向においても便蓋の側方にはみ出ていることが好ましい。すなわち、平面視において、便蓋の方が相対的に小さいことが好ましい。本件発明者による検討によれば、そのようなサイズ選択こそ、美観に優れる。
また、スカート部の下方部分は、少なくとも後方側の左右領域において、膨出部から滑らかに連続すると共に内側に凸状に湾曲したスリム部を有していることが好ましい。このような形状は、美観に優れ、すなわち、それ自体の意匠性が高い。更に、床面清掃等の作業のための空間も確保されるため、機能面でも優れる。
美観という観点からは、膨出部とスリム部との高さの比は、2:1〜3:1の範囲内であることが好ましい。あるいは、膨出部の下端縁は、120mm〜170mmの高さ範囲内に設けられ、膨出部の上端縁は、380mm〜520mmの高さ範囲内に設けられていることが好ましい。更に、膨出部の膨らみの程度については、平面視において、膨出部は当該膨出部の上端縁に対して側方に1mm以上がはみ出ていることが好ましい。
また、配管接続用の開口部が、スカート部の下方部分の後方領域に設けられることが好ましい。この場合、給水機構(例えば、止水栓や給水管等)等が視界から遮られるような配置を更に容易化できる。
本発明によれば、スカート部の膨出部が、平面視において、当該膨出部の上端縁からはみ出ている。このような形状は、美観に優れ、すなわち、それ自体の意匠性が高い。更に、従来の形状と異なって、膨出部が、当該膨出部の上端縁から外側に凸状に湾曲してはみ出ていることにより、給水機構(例えば、止水栓や給水管等)等を視界から遮るような配置を容易化できる。
本発明の一実施形態による水洗式大便器を示す斜視図であり、便蓋を閉鎖した状態を示す。 本発明の一実施形態による水洗式大便器を示す斜視図であり、便器本体に対して便座及び便蓋を上方位置まで回動させた状態を示す。 図1に示す本発明の一実施形態による水洗式大便器における左右方向の中央断面を左側から見た断面図である。 図2に示す本発明の一実施形態による水洗式大便器における左右方向の中央断面を右側から見た断面図である。 本発明の一実施形態による水洗式大便器の便器本体の分解斜視図である。 本発明の一実施形態による水洗式大便器の便器本体の背面図である。 本発明の一実施形態による水洗式大便器に便器補助部材を取り付けた状態の斜視図である。 本発明の一実施形態による水洗式大便器の便器本体のスカート部及び便蓋における後方側部分を拡大した部分拡大平面図である。 本発明の一実施形態による水洗式大便器の給水系機能部を示す斜視図である。 図2のX−X線に沿って見た断面図である。 本発明の一実施形態による水洗式大便器の給水系機能部を示す縦断面図である。 本発明の一実施形態による水洗式大便器の設置例を示す水洗式大便器設置室の平面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の一実施形態による水洗式大便器の構造を説明する。
まず、図1は、本発明の一実施形態による水洗式大便器を示す斜視図であり、便蓋を閉鎖した状態を示し、図2は、本発明の一実施形態による水洗式大便器を示す斜視図であり、便器本体に対して便座及び便蓋を上方位置まで回動させた状態を示す。
また、図3は、図1に示す本発明の一実施形態による水洗式大便器における左右方向の中央断面を左側から見た断面図であり、図4は、図2に示す本発明の一実施形態による水洗式大便器における左右方向の中央断面を右側から見た断面図である。
図1〜図4に示すように、本発明の一実施形態による水洗式大便器1は、陶器製の便器本体2と、この便器本体2の上面に配置された便座4(詳細は後述する)と、この便座4を覆うように配置された便蓋6(詳細は後述する)と、便器本体2の後方に配置された機能部8と、を備えている。
また、図3及び図4に示すように、機能部8は、便器本体2の後方上部に配置されて、使用者の局部を洗浄する衛生洗浄部として機能する衛生洗浄系機能部10と、この衛生洗浄系機能部10に近接して配置されて、便器本体2への給水機能に関与する給水系機能部12と、を備えている。
次に、図5は、本発明の一実施形態による水洗式大便器の便器本体の分解斜視図である。
図2〜図5に示すように、便器本体2は、汚物を受けるボウル部14と、このボウル部14の上縁に設けられたリム部16と、ボウル部14の下方に入口部18aが接続されて、ボウル部14内の汚物を排出する排水路である排水トラップ管路18と、ボウル部14及び排水トラップ管路18のそれぞれに対して側方から覆うように設けられたスカート部20(詳細は後述する)と、を備えている。
また、図3に示すように、リム部16の内周部における左右方向の右側領域における前後方向の前方側には、リム吐水口22(吐水部)が形成されており、このリム吐水口22から後方側に向けてボウル部14の縁に沿って洗浄水が吐水されることにより、ボウル部14内に旋回流が形成されるようになっている。ここで、図3及び図4に示すように、リム吐水口22の上流側に形成される導水路24の上流側は、給水源である水道(図示せず)に直結されており、この水道(図示せず)の給水圧力により、リム吐水口22から洗浄水が吐出されるようになっている。
さらに、図3及び図4に示すように、ボウル部14の底部には、排水トラップ管路18の入口部18aに差し向けられるようにジェット吐水口26が形成されている。このジェット吐水口26による吐水に関しては、給水系機能部12に設けられている貯水タンク122(図9及び図10参照)に貯水された洗浄水が、給水系機能部12の加圧ポンプ124(図9及び図10参照)によって加圧されて、ジェット吐水口26から吐出されるようになっている。また、ジェット吐水口26から吐出された洗浄水は、排水トラップ管路18の入口部18aから、この入口部18aの後方側の上昇管路18b内に流入した後、この上昇管路18b内を排水トラップ管路18の頂部18cから下降管路18dに流出するようになっている。
衛生洗浄系機能部10及び給水系機能部12のそれぞれの具体的な構造については、従来のものと同様であるため、詳細な説明については省略するが、図3及び図4に示すように、衛生洗浄系機能部10には、ボウル部14の上方の使用者に向けて洗浄水を噴射するノズル装置28(ノズル部)を含む局部洗浄装置30が設けられている。その他、衛生洗浄系機能部10には、局部洗浄装置30に供給される洗浄水を貯水する貯水部(図示せず)、この貯水部(図示せず)内の洗浄水を適温に温めて温水にする加熱器(図示せず)、換気ファン(図示せず)、脱臭ファン(図示せず)、温風ファン(図示せず)、及び、これらの機器の作動を制御するコントローラ(図示せず)等が設けられている。
一方、給水系機能部12の給水路は、その上流側が給水源である水道に接続されており、貯水タンク122の上流側の給水路には、定流量弁(図示せず)、電磁弁130、貯水タンク122への給水とリム吐水口22への吐水とを切り替える切替弁136等が設けられている。また、給水系機能部12には、これら以外にも、電磁弁130の開閉操作、切替弁136の切替操作、及び、加圧ポンプ124の回転数や作動時間等を制御するコントローラ126等が設けられている。
なお、本実施形態による水洗式大便器1においては、リム吐水口22によるリム吐水について水道の給水圧力を利用して行い、ジェット吐水口26によるジェット吐水について加圧ポンプ(図示せず)を制御することにより貯水タンク(図示せず)内の洗浄水を供給する、いわゆる、ハイブリット式の水洗式大便器の形態について説明するが、このような形態に限られず、他の形態についても適用可能である。すなわち、他の形態として、水道のみから直接的に供給される洗浄水について、バルブを切り替えることによってリム吐水口22によるリム吐水とジェット吐水口26によるジェット吐水とを切り替えるような形態であってもよいし、貯水タンク内の洗浄水について、ポンプのみを切り替えることによって、リム吐水口22によるリム吐水とジェット吐水口26によるジェット吐水とを切り替えるような形態であってもよい。
次に、図1〜図6を参照して、本実施形態の水洗式大便器1の便器本体2におけるリム部16及びスカート部20、並びに、便座4及び便蓋6の詳細について説明する。
図6は、本発明の一実施形態による水洗式大便器の便器本体の背面図である。
図1〜図6に示すように、便器本体2のスカート部20は、ボウル部14よりも後方側の側面20aが衛生洗浄系機能部10の左右方向の両側を覆うようにリム部16の上面16aよりも上方に突出して且つ内側に窄まるように形成されており、衛生洗浄系機能部10の最上面10aは、スカート部20の上部に配置されている。そして、衛生洗浄系機能部10の上方には、カバー部材32が上方から取り外し可能に取り付けられている。
これにより、衛生洗浄系機能部10の側面と、これに対向するスカート部20の内側側面と、の間に隙間がなくなり、この隙間から汚れが付着することを防ぐことができ、清掃性を高めることができるようになっている。
また、衛生洗浄系機能部10の側面と、これに対向するスカート部20の内側側面と、の間に隙間がなくなることにより、スカート部20の外側が被水した場合であっても、隙間から衛生洗浄系機能部10内に水が浸入することを防ぐこともできるようになっている。
さらに、衛生洗浄系機能部10の最上面10aがスカート部20の上部に配置されていると共に、衛生洗浄系機能部10の上方にはカバー部材32が上方から取り外し可能に取り付けられていることにより、例えば、衛生洗浄系機能部10の局部洗浄装置30やその他の機器についてメンテナンス等を行う際に、衛生洗浄系機能部10に対して上方側(使用者側)からアクセスしやすく、メンテナンス性を高めることができるようになっている。
また、ボウル部14よりも後方側のスカート部20の側面20aが衛生洗浄系機能部10の左右方向の両側を覆うようにリム部16の上面16aよりも上方に突出して且つ内側に窄まるように形成されていることにより、ボウル部14、リム部16及びスカート部20の構造的な外観の一体性を高めることができ、意匠性を向上させることもできるようになっている。
次に、図3〜図5に示すように、衛生洗浄系機能部10の下面とリム部16の後方側領域の上面16aとの間には、シール部材34が設けられている。これにより、例えば、ボウル部14内の洗浄水がリム部16の後方側領域の上面16aと衛生洗浄系機能部10の下面との間に浸入したとしても、シール部材34が衛生洗浄系機能部10の内部に水が浸入することを防ぐことができるようになっている。
次に、図3〜図5に示すように、スカート部20の上面は、ほぼ水平に形成された水平部20bと、当該水平部20bの後端20cから衛生洗浄部の側方側を覆うように上方に突出する突出部20dと、を備えている。
また、図5に示すように、リム部16の外縁部の下面16bは、便器本体2の製造工程において、スカート部20の上面の水平部20b及び突出部20dの双方に接着されるようになっている。これにより、リム部16をスカート部20の上面に対して確実に接着して固定することができるようになっている。また、リム部16とスカート部20との接着部分を目立たなくすることができるため、リム部16とスカート部20との構造的な一体性を高めることができ、意匠性を向上させることもできるようになっている。
次に、図3に示すように、リム吐水口22は、便器本体2の左右方向の一方側(便器本体2の左右方向の右側)のリム部16の内周面における前後方向の前方側に形成されており、給水源である水道(図示せず)から導水路24を経てリム吐水口22に導かれた洗浄水を後方に向けて吐水するようになっている。
また、図3及び図5に示すように、リム吐水口22付近のリム部16の上面16a付近及びこの付近よりも後方側における左右両側のスカート部20の上面の突出部20dは、リム吐水口22付近のリム部16の上面16a付近から後方側に向かって徐々に上方に突出するように形成されており、リム吐水口22から後方に向けて洗浄水Wが吐水された際に、この吐水された洗浄水Wがリム部16の後方側領域において外側に飛び出すことを抑制することができるようになっている。
ここで、スカート部20の形状をより詳しく説明すると、スカート部20の上方部分は、後方側の左右領域及び後方領域において、鉛直方向に対して外側に凸状に湾曲した膨出部20wを有している(図1〜図4、図6参照)。すなわち、スカート部20の膨出部20wが、平面視において、当該膨出部20wの上端縁(本実施形態においてはスカート部20の上端縁)からはみ出ている。このような形状は、美観に優れ、すなわち、それ自体の意匠性が高い。
また、スカート部20の膨出部20wは、平面視において、左右いずれの方向においても便蓋6の側方に5mm程度の距離Dだけはみ出ている(図6参照)。すなわち、平面視において、便蓋6の方が相対的に僅かに小さい。本件発明者による検討によれば、そのようなサイズ選択こそ、美観に優れる。(なお、距離Dは、一定値である必要はない。)
そして、スカート部20の下方部分は、後方側の左右領域及び後方領域において、膨出部20wから滑らかに連続すると共に、鉛直方向に対して内側に凸状に湾曲したスリム部20sを有していることが好ましい。このような形状は、美観に優れ、すなわち、それ自体の意匠性が高い。更に、床面清掃等の作業のための空間も確保されるため、機能面でも優れる。
図6に示す後方から見たシルエットの状態で、本実施形態においては、膨出部20wとスリム部20sとの高さの比は、2.3:1である。また、膨出部20wの下端縁(スリム部20sの上端縁)は、略150mmの高さに設けられ、膨出部20wの上端縁(スカート部20の上端縁)は、380mm〜520mmの高さ範囲内に設けられている。更に、膨出部20wの膨らみの程度に関して、図6に示す後方から見たシルエットの状態で、膨出部20wの中間部(スカート部20の中間部)Mは、当該膨出部20wの上端縁に対して80mm(図6の距離w1)、当該膨出部20wの下端縁(スリム部20sの上端縁)に対して29mm(図6の距離w2)、だけ膨らみ出ており、スカート部20の下端縁(スリム部20sの下端縁)からは72mmの位置にあり(図6の距離w3)、便器本体2の中心線からは234mmの位置にある(図6の距離w4)。なお、後方から見たシルエットの状態での膨出部20wの曲率半径は、一定である必要はなく、上端縁付近では、8cmであり、中間部M付近では、48cmである。
次に、図2〜図4に示すように、衛生洗浄系機能部10の局部洗浄装置30のノズル装置28は、使用前の待機状態のノズル本体36がリム部16の後方側領域R1の上方に位置し、使用状態のノズル本体38の先端部38aがボウル部14の上方の所定位置まで伸長して、便座4上の使用者に向けて所定方向に洗浄水を噴射するようになっている。
また、図2〜図4に示すように、リム部16の後方側領域R1の上面の高さ位置P1は、使用状態のノズル本体38の先端部38aがボウル部14の上縁の高さ位置P2と同一の高さ位置付近で水没しないように、リム部16の前方側領域F1の上面の高さ位置P3と同一高さ位置に設定されている。
なお、リム部16の後方側領域R1の上面の高さ位置P1については、リム部16の前方側領域F1の上面の高さ位置P3よりも高い高さ位置に設定されていてもよい。
これにより、使用状態の局部洗浄装置30のノズル装置28のノズル本体38について、その先端部38aがボウル部14の上縁の高さ位置P2と同一の高さ位置付近で水没することなく、ボウル部14の上方の所定位置まで伸長させやすくすることができるようになっている。また、使用状態の局部洗浄装置30のノズル装置28のノズル本体38がボウル部14内で水没することによって局部洗浄装置30のノズル装置28に故障や不具合が発生することを防ぐことができるようになっている。
次に、図6に示すように、スカート部20の膨出部20wは、その外周面が上下方向の中間部M付近から下方に向かって窄まる形状に形成されている。これにより、例えば、このスカート部20の膨出部20wの外周面の窄まる形状部分に、水洗式大便器1を持ち運びするための便器補助部材40を取り付けることができ、水洗式大便器1を容易に持ち運びすることができるようになっている。
ここで、図7は、本発明の一実施形態による水洗式大便器に便器補助部材を取り付けた状態の斜視図である。
図7に示すように、便器補助部材40については、従来のものと同様であるため、詳細な説明については省略するが、水洗式大便器1の製品出荷時に水洗式大便器1のスカート部20の周囲に装着される梱包部材の一部である内装材であり、段ボール紙等によって形成されている。
例えば、まず、水洗式大便器1を所定の設置場所に設置する作業を行う前に、図7に示すように、便器補助部材40の底面開口部40aの中に便器本体2のスカート部20のスリム部20sの下方部分から挿入されることにより、便器補助部材40の底面開口部40aの開口断面積よりも大きい断面積を有するスカート部20の膨出部20wの外周面の上下方向の中間部Mが、便器補助部材40の底面開口部40aによって保持される。
そして、水洗式大便器1を所定の設置場所に設置する際には、水洗式大便器1の前後の各施工者が、便器補助部材40の両側に一対ずつ設けられた前側手掛け部40b及び後側手掛け部40cのそれぞれに手を掛けて持ち上げて移動することにより、便器補助部材40と水洗式大便器1を所定の設置位置まで容易に持ち運びすることができるようになっている。
次に、図1に示すように、スカート部20の外側表面積A1は、便蓋6の外側表面積A2及びスカート部20の外側表面積A1の総面積A3(A3=A1+A2)に対して60%〜70%に設定されている。これにより、水洗式大便器1における便蓋6以外の大半の部分をスカート部20で占有することができ、便器本体2のボウル部14や排水トラップ管路18等の内部構造についてスカート部20で保護することができるようになっている。また、水洗式大便器1の大半を占有する便器本体2のスカート部20により、水洗式大便器1の構造的な外観の一体性を高めることができるため、意匠性を向上させることもできるようになっている。
次に、図3に示すように、便座4は、衛生洗浄系機能部10の上方のカバー部材32及び便器本体2のリム部16の上面16aを上方から覆うように設けられている。これにより、便座4が便器本体2のリム部16の上面16aに接触した状態では、便座4がリム部16の上面16aを保護することができるようになっており、また、便座4がカバー部材32と共に、衛生洗浄系機能部10の上面を保護することができるようになっている。
さらに、便座4によって、衛生洗浄系機能部10の上方のカバー部材32の上面及びリム部16の上面16aを隠蔽して目立たなくすることができ、意匠性を向上させることもできるようになっている。
次に、図3に示すように、便蓋6は、便座4の全体を上方から覆うように設けられている。水洗式大便器1を使用しないときには、通常、便蓋6で便座4を覆うことにより、便座4を保護することができるようになっている。また、便蓋6で便座4を覆うことにより、便座4や便器本体2のボウル部14内を隠蔽して目立たなくすることができるため、意匠性を向上させることもできるようになっている。
また、図3に示すように、便蓋6は、便座4を介して便器本体2のボウル部14を上方から覆うと共に、スカート部20を上方から覆うようになっていることにより、便蓋6が便座4を介して便器本体2のボウル部14及びスカート部20のそれぞれを同時に覆うことができると共に、ボウル部14及びスカート部20のそれぞれについて上方から確実に保護することができるようになっている。
さらに、図1及び図6に示すように、便蓋6がスカート部20を覆った状態では、スカート部20と便蓋6との構造的な外観の一体性を高めることができ、意匠性を向上させることもできるようになっている。
次に、図8は、本発明の一実施形態による水洗式大便器の便器本体のスカート部及び便蓋における後方側部分を拡大した部分拡大平面図である。
図3、図4、図6及び図8に示すように、便器本体2のスカート部20は、ボウル部14及びリム部16よりも後方且つ上方の上端部における左右方向の中間部において下方に向かって凹状に切り欠いた切欠き部42を形成している。
なお、図8に示すように、切欠き部42には、通常、切欠き部42の内部を隠蔽するための化粧パネル44が取り付けられているが、図3、図4及び図6に示す切欠き部42については、化粧パネル44を取り外した状態を示している。
また、図3、図4、図6及び図8に示すように、切欠き部42の内側には、便座4及び便蓋6のそれぞれの回動軸46,48が回動可能にそれぞれ取り付けられるヒンジ部である軸受フレーム50が設けられている。これにより、便座4及び便蓋6の各回動軸46,48やこれらのヒンジ部である軸受フレーム50がスカート部20の切欠き部42の外側に露出して設けられているものに比べて、軸受フレーム50やその周辺の便座4及び便蓋6の各回動軸46,48に汚れが溜まり難くすることができるようになっており、便座4及び便蓋6の各回動軸46,48の機能性や清掃性を高めることができるようになっている。
さらに、便蓋6の回動軸48が、スカート部20の切欠き部42の内側の軸受フレーム50に回動可能に取り付けられていることにより、便蓋6がボウル部14及び便座4を覆った状態では、スカート部20と便蓋6との構造的な外観の一体性を高めることができ、意匠性を向上させることもできるようになっている。
次に、図3、図4、図6及び図8に示すように、軸受フレーム50は、衛生洗浄系機能部10の下方に配置されているベースプレート52(図6参照)と共に便器本体2に対して前後方向に所定距離L1(図8参照)だけ摺動可能となっており、便器本体2のスカート部20の切欠き部42に対する軸受フレーム50の前後方向の位置、並びに、便座4及び便蓋6の各回動軸46,48の前後方向の位置が調整可能となっている。
これにより、水洗式大便器1を設置場所に設置する際に、便器本体2のスカート部20及び便蓋6の前後方向の設置スペースに応じて、軸受フレーム50の前後方向の位置、並びに、便座4及び便蓋6の各回動軸46,48の前後方向の位置を適宜調整して位置決めすることができ、施工負担を軽減することができるようになっている。
次に、図6に示すように、スカート部20の切欠き部42の内側には、衛生洗浄系機能部10の換気を行うための換気ダクト54が衛生洗浄系機能部10の一部として配置されており、また、機能部8の一部である照明装置56等も配置されている。これにより、換気ダクト54等の衛生洗浄系機能部10の一部や照明装置56等の機能部8の一部について施工したり、メンテナンスしたりする際には、化粧パネル44を取り外すことにより、スカート部20の切欠き部42から機能部8の一部に容易にアクセスすることができ、施工性やメンテナンス性を高めることができるようになっている。
次に、上述した本発明の一実施形態による水洗式大便器1における作用について説明する。
まず、本発明の一実施形態による水洗式大便器1によれば、便器本体2のボウル部14よりも後方側のスカート部20の側面20aが衛生洗浄系機能部10の左右方向の両側を覆うようにリム部16の上面16aよりも上方に突出して且つ内側に窄まるように形成されていることにより、衛生洗浄系機能部10の側面と、これに対向するスカート部20の内側側面との間に隙間がなくなり、この隙間から汚れが付着することを防ぐことができるため、清掃性を高めることができる。
また、衛生洗浄系機能部10の側面と、これに対向するスカート部20の内側側面との間に隙間がなくなることにより、スカート部20の外側が被水した場合であっても、隙間から衛生洗浄系機能部10内に水が浸入することを防ぐこともできる。
さらに、衛生洗浄系機能部10の最上面10aがスカート部20の上部に配置されていると共に、衛生洗浄系機能部10の上方にはカバー部材32が上方から取り外し可能に取り付けられていることにより、例えば、衛生洗浄系機能部10の局部洗浄装置30やその他の機器についてメンテナンス等を行う際に、衛生洗浄系機能部10に対して上方側(使用者側)からアクセスしやすくなるため、メンテナンス性を高めることができる。
また、ボウル部14よりも後方側のスカート部20の側面20aが衛生洗浄系機能部10の左右方向の両側を覆うようにリム部16の上面16aよりも上方に突出して且つ内側に窄まるように形成されていることにより、ボウル部14、リム部16及びスカート部20の構造的な外観の一体性を高めることができ、意匠性を向上させることもできる。
また、本実施形態による水洗式大便器1によれば、衛生洗浄系機能部10の下面とリム部16の後方側領域の上面16aとの間にシール部材34が設けられていることより、例えば、ボウル部14内の洗浄水がリム部16の後方側領域の上面16aと衛生洗浄系機能部10の下面との間に浸入したとしても、シール部材34が衛生洗浄系機能部10の内部に水が浸入することを防ぐことができる。
また、本実施形態による水洗式大便器1によれば、スカート部20の上面は、ほぼ水平に形成された水平部20bと、この水平部20bの後端20cから衛生洗浄部の側方側を覆うように上方に突出する突出部20dと、を有しており、リム部16の外縁部の下面16bは、便器本体2の製造工程において、スカート部20の上面の水平部20b及び突出部20dの双方に接着されることにより、リム部16をスカート部20の上面に対して確実に接着して固定することができる。
また、リム部16とスカート部20との接着部分を目立たなくすることができるため、リム部16とスカート部20との構造的な一体性を高めることができ、意匠性を向上させることもできる。
また、本実施形態による水洗式大便器1によれば、リム吐水口22が便器本体2の左右方向の一方側(便器本体2の左右方向の右側)のリム部16の内周面における前後方向の中間部付近に形成されており、給水源である水道(図示せず)から導水路24を経てリム吐水口22に導かれた洗浄水を後方に向けて吐水するようになっており、また、リム吐水口22付近のリム部16の上面16a付近及びこの付近よりも後方側における左右両側のスカート部20の上面の突出部20dが、リム吐水口22付近のリム部16の上面16a付近から後方側に向かって徐々に上方に突出するように形成されているため、リム吐水口22から後方に向けて洗浄水Wが吐水された際に、この吐水された洗浄水Wがリム部14の後方側領域において外側に飛び出すことを抑制することができる。
また、本実施形態による水洗式大便器1によれば、リム部16の後方側領域R1の上面の高さ位置P1は、使用状態のノズル本体38の先端部38aがボウル部14の上縁の高さ位置P2と同一の高さ位置付近で水没しないように、リム部16の前方側領域F1の上面の高さ位置P3と同一高さ位置に設定されているか、又は、リム部16の前方側領域F1の上面の高さ位置P3よりも高い高さ位置に設定されている。このため、使用状態の局部洗浄装置30のノズル装置28のノズル本体38について、その先端部38aがボウル部14の上縁の高さ位置P2と同一の高さ位置付近で水没することなく、ボウル部14の上方の所定位置まで伸長させやすくすることができる。
また、使用状態の局部洗浄装置30のノズル装置28のノズル本体38がボウル部14内で水没することによって局部洗浄装置30のノズル装置28に故障や不具合が発生することを防ぐことができる。
また、本実施形態による水洗式大便器1によれば、スカート部20は、その外周面が上下方向の中間部M付近から下方に向かって窄まる形状に形成されているため、例えば、このスカート部20の外周面の窄まる形状部分に、水洗式大便器1を持ち運びするための便器補助部材40を取り付けることができ、水洗式大便器1を容易に持ち運びすることができる。
また、本実施形態による水洗式大便器1によれば、便座4は、衛生洗浄系機能部10の上方のカバー部材32及び便器本体2のリム部16の上面16aを上方から覆うように設けられていることにより、便座4が便器本体2のリム部16の上面16aに接触した状態では、便座4がリム部16の上面16aを保護することができる。
また、便座4がカバー部材32と共に、衛生洗浄系機能部10の上面を保護することもできる。
さらに、便座4によって、衛生洗浄系機能部10の上方のカバー部材32の上面及びリム部16の上面16aを隠蔽して目立たなくすることができ、意匠性を向上させることもできる。
また、本実施形態による水洗式大便器1によれば、便座4の全体を上方から覆うように設けられている便蓋6により、水洗式大便器1を使用しないときには、便蓋6で便座4を覆うことにより、便座4を保護することができる。
また、便蓋6で便座4を覆うことにより、便座4や便器本体2のボウル部14内を隠蔽して目立たなくすることができるため、意匠性を向上させることもできる。
また、本実施形態による水洗式大便器1によれば、便蓋6の外側表面積A2及びスカート部20の外側表面積A1の総面積A3(A3=A1+A2)に対してスカート部20の外側表面積A1が60%〜70%に設定されていることにより、水洗式大便器1における便蓋6以外の大半の部分をスカート部20で占有することができ、便器本体2のボウル部14や排水トラップ管路18等の内部構造についてスカート部20で保護することができる。
また、水洗式大便器1の大半を占有する便器本体2のスカート部20により、水洗式大便器1の構造的な外観の一体性を高めることができるため、意匠性を向上させることもできる。
特に、スカート部20の上方部分が、後方側の左右領域及び後方領域において、鉛直方向に対して外側に凸状に湾曲した膨出部20wを有していることにより(図1〜図4、図6参照)、美観に優れ、意匠性が高い。また、本実施形態のスカート部20の膨出部20wは、平面視において、左右いずれの方向においても便蓋6の側方にはみ出ているが、このようなサイズ選択は、実際に美観に優れることが確認されている。
さらに、本実施形態のスカート部20の下方部分が、後方側の左右領域及び後方領域において、膨出部20wから滑らかに連続すると共に内側に凸状に湾曲したスリム部20sを有していることによっても、美観に優れ、意匠性が高い。また、このような形状は、床面清掃等の作業のための空間も確保されるため、機能面でも優れる。
なお、本実施形態においては、前述の通り、図6に示す後方から見たシルエットの状態で、膨出部20wとスリム部20sとの高さの比は、2.3:1であり、膨出部20wの下端縁(スリム部20sの上端縁)は、略15cmの高さに設けられており、膨出部20wの上端縁(スカート部20の上端縁)は、380mm〜520mmの高さ範囲内に設けられており、膨出部20wの中間部(スカート部20の中間部)Mは、当該膨出部20wの上端縁に対して80mm(図6の距離w1)、当該膨出部20wの下端縁(スリム部20sの上端縁)に対して29mm(図6の距離w2)、だけ膨らみ出ており、スカート部20の下端縁(スリム部20sの下端縁)からは72mmの位置にあり(図6の距離w3)、便器本体2の中心線からは234mmの位置にある(図6の距離w4)。このようなサイズ選択は、実際に美観に優れることが確認されている。
美観という観点からは、膨出部とスリム部との高さの比は、2:1〜3:1の範囲内であることが好ましく、膨出部の下端縁は、120mm〜170mmの高さ範囲内に設けられていることが好ましく、膨出部の上端縁は、380mm〜520mmの高さ範囲内に設けられていることが好ましく、膨出部の膨らみの程度については、平面視において、膨出部は当該膨出部の上端縁に対して1mm以上、当該膨出部20wの下端縁(スリム部20sの上端縁)に対して10mm以上、スカート部20の下端縁(スリム部20sの下端縁)に対して20mm以上、はみ出ていることが好ましい。
さて、引き続いて、本実施形態の水洗式大便器の給水系機能部について説明を続ける。図9は、本実施形態による水洗式大便器の給水系機能部を示す概略斜視図であり、図10は、図2のX−X線に沿って見た断面図であり、図11は、本発明の一実施形態による水洗式大便器の給水系機能部を示す概略縦断面図である。
図9に示すように、給水系機能部12には、水道等の給水源からの流路を電気的に開閉する電磁弁130と、電磁弁130の下流側の給水路に設けられてリム導水路132への給水と貯水タンク122側への給水とを切り替える切替弁136と、洗浄水を貯水する貯水タンク122と、貯水タンク122に貯水された洗浄水を加圧して送出する加圧ポンプ124と、が設けられている。電磁弁130の開閉操作、切替弁136の切換操作、及び、加圧ポンプ124の回転数や作動時間等、を制御するコントローラ(制御手段)126も、給水系機能部12に内蔵されている。コントローラ126は、使用者の操作部(図示せず)の操作を受けて作動される。給水系機能部12には、定流量弁、リム吐水用バキュームブレーカ、ジェット吐水用バキュームブレーカ等の他の部材も、必要に応じて、設けられ得る。
水道等の給水源から供給される洗浄水は、給水源から延びる給水管(図示せず)が止水栓まで接続され、止水栓(図示せず)を介して、電磁弁130に流入し、電磁弁130を通過した洗浄水は、切替弁136に供給されるようになっている。給水管は、後述するように二重壁内収納空間部146内を通すように配置されていてもよい。電磁弁130は、コントローラ126の制御信号により開閉され、供給された洗浄水を切替弁136に流入させ、又は停止させるようになっている。切替弁136は、コントローラ126の制御信号により切替えられ、供給された洗浄水をリム吐水口22又は貯水タンク122に供給するようになっている。
切替弁136は、リム側であるリム導水路132とタンク側である貯水タンク122の両方に同じタイミングで洗浄水を供給可能であって、リム側とタンク側への給水量の割合を任意に変更することができる切替弁である。また、リム導水路132又は貯水タンク122の片方のみに洗浄水を供給するように流路を切替えることも可能である。
貯水タンク122は、ジェット吐水口26から吐水すべき洗浄水を貯水するように構成されている。貯水タンク122に供給された洗浄水は、加圧ポンプ124により加圧して送出され、ジェット吐水口26に供給されるようになっている。
加圧ポンプ124は、貯水タンク122に貯水された洗浄水を加圧して、ジェット吐水口26から吐出させるためのものである。加圧ポンプ124は、貯水タンク122の下流側の洗浄水給水管路(図示せず)上に設けられ、貯水タンク122内に貯水された洗浄水を加圧して圧送する。
加圧ポンプ124が貯水タンク122に貯水された洗浄水を加圧して圧送するので、水道直圧の給水方式とは異なり、水道等の給水圧が比較的低い地域においても、洗浄水の予め決められた所定の瞬間流量でジェット吐水を行うことができ、安定した洗浄性能を有することができる。
コントローラ126は、使用者による操作部(図示せず)の操作により、電磁弁130、切替弁136、加圧ポンプ124を順次作動させ、リム吐水口22及びジェット吐水口26からの吐水を順次開始させて、ボウル部14を洗浄する。さらに、コントローラ126は、洗浄終了後、電磁弁130を開放し、洗浄水を貯水タンク122に補給する。貯水タンク122内の水位が上昇し、貯水タンク122内の上端フロートスイッチ(図示せず)が規定の貯水量を検出すると、コントローラ126は、電磁弁130を閉鎖して給水を停止する。
加圧ポンプ124、コントローラ126、電磁弁130、切替弁136等の給電配線(図示せず)は、局部洗浄装置30に接続され、局部洗浄装置30の給電配線(図示せず)とともに、配線164と接続されている。なお、加圧ポンプ124、コントローラ126、電磁弁130、切替弁136等の給電配線(図示せず)は、局部洗浄装置30を介さずに直接配線164と接続されていてもよい。よって、電気が、外部電源から配線164を介して、加圧ポンプ124、電磁弁130、切替弁136、局部洗浄装置30等に供給されるようになっている。
さて、図10に示すように、本実施形態のスカート部20は、外観を構成する外装部分を形成する外壁(スカート部本体)140と、外壁140の内側に形成される内壁142と、により形成される二重壁部分144を少なくとも一部に備えている。そして、スカート部20の外壁140の裏面側において、二重壁部分144は、二重壁内収納空間部146を形成している。より具体的には、スカート部20の内壁142が、外壁140より内側に当該外壁140から離間して縦壁状に形成されていて、当該内壁142と外壁140とにより形成される二重壁部分144の隙間空間が二重壁内収納空間部146となっている。
そして、図6及び図11に示すように、スカート部20の外壁140の後方下部には、配管接続用の外部開口部148が形成されている。当該外部開口部148は、使用者から見て便器本体2の背面側に位置し、使用者からは視認されにくい。なお、外部開口部148の位置は、スカート部20の下端部であってもよい。すなわち、スカート部20と床面F(図10参照)との間に隙間状に外部開口部148が形成されてもよい。
図10に示すように、便器本体2は、スカート部20の内壁142の内側に機能部8(衛生洗浄系機能部10及び/または給水系機能部12)を配置できるようになっている。より具体的には、左側部分のスカート部20の内壁142の内側と、右側部分のスカート部20の内壁142の内側と、の中央領域に第一収納空間部154が形成されて、そこに機能部8を配置できるようになっている。これにより、機能部8の全部または機能部8の一部を、便器本体2内に埋め込むように収納できるようになっている。
図10に示すように、二重壁内収納空間部146は、第一収納空間部154の外側に形成されている。そして、左側の内壁142の上部の上部内壁142aに、第一収納空間部154と二重壁部分144内の二重壁内収納空間部146とを連通する第一接続開口156が形成されている。また、左側の内壁142の下部の下部内壁142bに、第二収納空間部152と二重壁部分144内の二重壁内収納空間部146とを接続する第二接続開口158が形成されている。
本実施形態の第二収納空間部152は、第一収納空間部154と区切られて第一収納空間部154の下方部分に設けられているが、第二収納空間部152は、第一収納空間部154と連通していてもよい。
第二収納空間部152は、左右の下部内壁142bの間であって、後述する補強部166の下方に位置している。第二収納空間部152は、その下面が床面Fによって形成されている。第二収納空間部152は、スカート部20の後方の下部に設けられた外部開口部148と連通している。すなわち、第二収納空間部152は、外部開口部148を介して便器本体2の外部に連通するようになっている。これにより、第一収納空間部154から第二収納空間部152及び外部開口部148を介して水洗式大便器1の外部まで挿通可能な挿通経路部150が形成されている。本実施形態においては、挿通経路部150は、第一収納空間部154、第一接続開口156、二重壁内収納空間部146、第二接続開口158、第二収納空間部152及び外部開口部148により形成される連続した空間の経路である。
本実施形態においては、局部洗浄装置30及び給水系機能部12の配線164(当該配線164は、一般的には可撓性の細長部材からなるが、機能部8の一部として理解することもできる)が、第一接続開口156を介して二重壁内収納空間部146内に通され、第二接続開口158から第二収納空間部152内に通され、且つ第二収納空間部152から外部開口部148を介して外部に延ばされている。
本実施形態においては、二重壁内収納空間部146、第一接続開口156及び第二接続開口158は、便器本体2の左側部分に形成されているが、便器本体2の右側部分に形成されていてもよいし、便器本体2の左側部分及び右側部分の両側に形成されていてもよいし、便器本体2の背側部分等の他の部分に形成されていてもよい。
また、本実施形態においては、二重壁内収納空間部146は、少なくとも第一収納空間部154の外側に形成されている。また、二重壁内収納空間部146は、その上端の高さが、第一収納空間部154の上端の高さとほぼ同じ高さに形成されている。よって、二重壁内収納空間部146の一部は、その高さが、第一収納空間部154の高さとほぼ同じ高さに形成されている。これにより、第一接続開口156は、横方向に延びる貫通孔として形成されている。二重壁内収納空間部146は、このような第一接続開口156を介して第一収納空間部154と接続されることにより、第一収納空間部154の内部収納空間を左右方向に拡張するような拡張内部収納空間を形成している。従って、二重壁内収納空間部146は、第一収納空間部154内に設けられた機能部8が横方向に突出する部分を有している場合においても、この横方向に突出する部分を二重壁内収納空間部146内に受け入れることができるようになっている。
また、本実施形態の二重壁内収納空間部146内には、二重壁内収納空間部146内に管状の通路を形成するさや管160が設けられている。さや管160は、管状のダクトを形成している。さや管160は、内部にさまざまな給電用等の配線、給水等のための通水配管、通気配管、コントローラ126と信号を送受信できる信号線、操作用ワイヤ、及び/または固定用ワイヤ等の可撓性の細長部材(機能部の可撓性の細長部材)を通すことができる導管としての機能を有している。さや管160は、可撓性を有し且つ径の比較的小さい細長部材を通すことができる。さや管160は、内部にさまざまな配線、配管、ワイヤ等を収納することができる収納部としての機能を有している。さらに、さや管160は、その入口部近傍において、配線の接続部等の機能部8の一部が挿入された状態で配置される収納部としての機能を有している。
さや管160は、第一接続開口156及び/または第二接続開口158において固定部162によりスカート部20に固定されている。さや管160は、スカート部20の他の部分に固定されていてもよく、また、便器本体2内に配置される他の部材に固定されていてもよい。
本実施形態においては、さや管160は、局部洗浄装置30及び給水系機能部12の両者に給電できる1つの配線164を通しているが、さや管160は、機能部8の複数の配線を別々にした状態のまま通すこともできる。さらに、さや管160は、配線、通水配管、通気配管、信号線、及び/またはワイヤ等、のうちの複数の可撓性の細長部材を通すこともできる。さらに、さや管160は、2つ以上のさや管160により形成されていてもよく、例えば、1つのさや管160が配線を通している場合に、別のさや管160が通水配管を通すように構成されていてもよい。
さや管160は、自身が可撓性を有し、二重壁内収納空間部146内において自由に変形可能であるため、機能部8の配線164等の可撓性の細長部材をさや管の形状に沿って二重壁内収納空間部の収納スペースに効率的に配置することができる。また、機能部8の配線164等の可撓性の細長部材をスカート部20の二重壁部分144内の二重壁内収納空間部146内を通す際に、さや管160に沿って比較的容易に挿通させることができる。さらに、さや管160が内部に配置される機能部8の可撓性の細長部材を保護する機能も果たすことが出来る。
本実施形態においては、さや管160は、第一接続開口156から、二重壁内収納空間部146内を延び、第二接続開口158まで延びるように形成されているが、さや管160は、その一端(開始端)が第一収納空間部154内まで延びるように形成されていてもよく、また、さや管160は、その他端(終端)が第二収納空間部152、外部開口部148、又は便器本体2の外部まで延びるように形成されていてもよい。
なお、二重壁内収納空間部146内を通されたさや管160が、便器本体2内部において機能部8での内部配線、内部通水管、内部信号線及び/または内部ワイヤ等を通して配置するように形成されていてもよい。例えば、第二収納空間部152に配置された機能部8の一部と、第一収納空間部154に配置された機能部8の一部とを、さや管160を通る内部配線、内部通水管、内部信号線及び/又は内部ワイヤ等により接続することができる。
機能部8の一部を二重壁内収納空間部146等の内部に効率的に配置できることにより、機能部8の一部が便器本体2の外部に露出されることを抑制し、便器本体2の外観の意匠性を保つことが出来る。すなわち、使用者に対し、便器本体2のスカート部20と便蓋6のみが見えるような美しいシルエットを保つことができる。
便器本体2は、さらに、少なくとも2カ所の二重壁部分144の内壁142を連結する補強部166を有する。補強部166は、左右方向に、右側の内壁142と左側の内壁142との間に延びている。補強部166は、第一収納空間部154の底面を形成し、上部の第一収納空間部154と下部の第二収納空間部152とを区切るようになっている。なお、補強部166は、二重壁部分144の内壁142をスカート部20の他の部分と接続するように形成されていてもよい。
本実施形態の補強部166は、その左右側の両端において上方側に延びる上部内壁142aと接続されていることに加えて、その左右側の両端よりもやや内側にずれた位置において下方側に延びる下部内壁142bと接続されている。また、図11に示すように、補強部166は、前後方向においては、補強部166の前端が排水トラップ管路18と接続され、補強部166の後端が便器本体2の後部側の上部内壁142aと接続されている。
補強部166は、その上方に第一収納空間部154を形成し、且つ、第一収納空間部154内に収納される機能部8を支持するようになっている。補強部166が少なくとも2カ所の二重壁部分144の内壁を連結することにより、スカート部20内に二重壁内収納空間部146を形成する場合においても、スカート部20の二重壁部分144を互いに支持することでスカート部20の強度及び耐荷性を向上させることができる。また、補強部166が二重壁部分144の内壁の間に補強面を形成することにより、内壁142や補強部166にかかる荷重を、補強部166に接続される他の内壁142等に分散させることができる。
上述した本発明の一実施形態による水洗式大便器1によれば、便器本体2は、スカート部20の上端部よりも下方且つスカート部20よりも内側に機能部8の少なくとも一部を便器本体2内に埋め込むように収納する第一収納空間部154を形成し、さらに、スカート部20は、外壁140と、外壁140との間に二重壁内収納空間部146を形成する内壁142と、を有する二重壁部分144を少なくとも一部に形成している。よって、機能部8の少なくとも一部がスカート部20よりも内側の便器本体2内の第一収納空間部154に埋め込まれるように収納される場合に、第一収納空間部154に配置される機能部8の少なくとも一部が第一接続開口156を介してスカート部20の二重壁内収納空間部146内に配置されることができるので、機能部8の収納スペースを効率的に拡大することができる。
また、上述した本発明の一実施形態による水洗式大便器1によれば、機能部8の可撓性の細長部材、例えば配線164等が、二重壁内収納空間部146から第二接続開口158を介して便器本体2内の第二収納空間部152に延ばされるので、機能部8の一部を第一収納空間部154からスカート部20の二重壁部分144内の二重壁内収納空間部146内を介して第二収納空間部152まで至るように配置することができ、スカート部20の二重壁部分144内の二重壁内収納空間部146の収納スペースを有効に活用しながら、複数の内部の収納空間にまたがった配置を採用することができる。従って、結果的に、機能部8の収納スペースを効率的に拡大することができる。
さらに、上述した本発明の一実施形態による水洗式大便器1によれば、機能部8の可撓性の細長部材、例えば配線164等が、二重壁内収納空間部146から挿通経路部150を通して便器本体2の外部に延ばされるので、機能部8の一部を第一収納空間部154からスカート部20の二重壁部分144内の二重壁内収納空間部146内を介して便器本体2の外部に延びるようにも配置することができる。これにより、結果的に、機能部8の収納スペースを効率的に拡大することができる。
また、上述した本発明の一実施形態による水洗式大便器1によれば、機能部8の可撓性の細長部材、例えば配線164等を、さや管160の形状に沿って二重壁内収納空間部146の収納スペースに効率的に配置することができる。また、機能部8の可撓性の細長部材をスカート部20の二重壁部分144内の二重壁内収納空間部146内を通す際に、さや管160に沿って比較的容易に挿通させることができる。
また、上述した本発明の一実施形態による水洗式大便器1によれば、機能部8の取外し、修理、交換、メンテナンス時等において、さや管160を便器本体2内に残した状態で、機能部8の例えば配線164や給水管等をさや管160から取り外すことができ、且つ、機能部8の例えば配線164や給水管等を容易に再度取り付けることができる。
さらに、上述した本発明の一実施形態による水洗式大便器1によれば、補強部166が少なくとも2カ所の二重壁部分144の内壁142を連結することにより、スカート部20内に二重壁内収納空間部146を形成する場合においても、スカート部20の二重壁部分144を互いに支持することができ、スカート部20及び便器本体2の強度及び耐荷重性を向上させることができる。
そして、上述した本発明の一実施形態による水洗式大便器1によれば、外部開口部148がスカート部20の下方部分の後方領域に設けられているため、給水機構(例えば、止水栓や給水管等)等が視界から遮られるような配置を容易化できる。
例えば図6に示す外部開口部148は、便器本体2の後方領域において、膨出部20wの中間部(スカート部20の中間部)Mより下方に設けられ、図6の膨出部20wの中間部Mより下方の領域を便器本体2の後方側に9cm程度まで延長して形成される空間内に給水機構(床面を貫通する管部を含む)を配置すれば、本実施の形態のスカート部20の形状(特に膨出部20wの存在)によって、当該給水機構を便器本体2の前方側から視認することはできない。具体的には、便器本体2の前方100mmの距離における便器本体2の左右方向の中心部にて高さ1700mm程度の領域から視認することができない。このことにより、水洗式大便器1を設置した状態での美観をより一層向上させることができる。
図12は、そのような水洗式大便器1の設置例を示す水洗式大便器設置室の平面図である。図12の例では、給水機構として床面を貫通する高さ10cmの管部が、外部開口部148の後方10mm且つ便器本体2の左右方向の中心線に対して220mmの位置に鉛直に立設されているが、当該給水機構を便器本体2の前方側から視認することはできない。
1 水洗式大便器
2 便器本体
4 便座
6 便蓋
8 機能部
10 衛生洗浄系機能部(衛生洗浄部)
10a 衛生洗浄系機能部の最上面
12 給水系機能部
14 ボウル部
16 リム部
16a リム部の上面
16b リム部の外縁部の下面
18 排水トラップ管路(排水路)
18a 入口部
18b 上昇管路
18c 頂部
18d 下降管路
20 スカート部
20a ボウル部よりも後方側のスカート部の側面
20b スカート部の上面の水平部
20c スカート部の上面の水平部の後端
20d スカート部の上面の突出部
20w 膨出部
20s スリム部
22 リム吐水口(吐水部)
24 導水路
26 ジェット吐水口
28 ノズル装置(ノズル部)
30 局部洗浄装置
32 カバー部材
34 シール部材
36 待機状態のノズル本体
38 使用状態のノズル本体
38a 使用状態のノズル本体の先端部
40 便器補助部材
40a 底面開口部
40b 前側手掛け部
40c 後側手掛け部
42 便器本体のスカート部の切欠き部
44 化粧パネル
46 便座の回動軸
48 便蓋の回動軸
50 軸受フレーム
52 ベースプレート
54 換気ダクト
56 照明装置
122 貯水タンク
124 加圧ポンプ
126 コントローラ
128 機能部カバー
130 電磁弁
132 リム導水路
134 ジェット導水路
136 切替弁
140 外壁
142 内壁
142a 上部内壁
142b 下部内壁
144 二重壁部分
146 二重壁内収納空間部
148 外部開口部
150 挿通経路部
152 第二収納空間部
154 第一収納空間部
156 第一接続開口
158 第二接続開口
160 さや管
162 固定部
164 配線
166 補強部
170 給水管(の床面から外部開口部までの領域)
A1 便器本体のスカート部の外側表面積
A2 便蓋の外側表面積
A3 便器本体のスカート部の外側表面積及び便蓋の外側表面積の総面積
F 床面
F1 リム部の前方側領域
M スカート部の外周面における上下方向の中間部
P1 リム部の後方側領域の上面の高さ位置
P2 ボウル部の上縁の高さ位置
P3 リム部の前方側領域の上面の高さ位置
R1 リム部の後方側領域

Claims (7)

  1. ボウル部と、
    前記ボウル部内に設けられ、前記ボウル部内に洗浄水を吐水して当該洗浄水による旋回流を形成する吐水部と、
    前記吐水部まで洗浄水を導水する導水路と、
    前記ボウル部の下方に接続された排水路と、
    前記ボウル部の側方全周を覆うように設けられたスカート部と、
    を備え、
    前記スカート部の上方部分は、少なくとも後方側の左右領域において、鉛直方向に対して外側に凸状に湾曲した膨出部を有している
    ことを特徴とする水洗式大便器。
  2. 前記ボウル部の上方に配置された便座と、
    前記便座の上面を開閉可能な便蓋と、
    が更に設けられており、
    前記膨出部は、平面視において、左右いずれの方向においても、便蓋の側方にはみ出ている
    ことを特徴とする請求項1に記載の水洗式大便器。
  3. 前記スカート部の下方部分は、少なくとも後方側の左右領域において、前記膨出部から滑らかに連続すると共に内側に凸状に湾曲したスリム部を有している
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の水洗式大便器。
  4. 前記膨出部と前記スリム部との高さの比は、2:1〜3:1の範囲内である
    ことを特徴とする請求項3に記載の水洗式大便器。
  5. 前記スカート部の前記膨出部の下端縁は、120mm〜170mmの高さ範囲内に設けられ、
    前記スカート部の前記膨出部の上端縁は、380mm〜510mmの高さ範囲内に設けられている
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の水洗式大便器。
  6. 前記スカート部の前記膨出部は、平面視において、当該膨出部の上端縁に対して側方に1mm以上がはみ出ている
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の水洗式大便器。
  7. 前記スカート部の下方部分の後方領域に、配管接続用の開口部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の水洗式大便器。
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