JP2017127610A - ボールカバー - Google Patents

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JP2017127610A
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中村 正樹
Masaki Nakamura
正樹 中村
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Abstract

【課題】表面に長持ちする装飾がプリント可能で、容易に取り換えることができるバランスボールのボールカバーを提供する。【解決手段】空気を排出又は注入するための空気穴を有し、空気が密封される中空球体形状の弾性部材から成るバランスボールのボールカバーであって、空気を注入して膨らませた前記バランスボールの前記空気穴を含む所定領域を除いて当該バランスボールの外側を被い、当該バランスボールに密着する袋状に形成された袋部と、前記所定領域を形成する前記袋部の開口部とを備え、前記開口部は、内部の空気を排出した当該バランスボールを前記袋部の内部に挿入可能な大きさである。【選択図】図1

Description

本発明は、バランスボールのカバーに関する。
従来から、スポーツクラブにおいて、バランスボールを用いたエクササイズが行われている。また、バランスボールに座るだけで、平衡感覚を身に付けて身体の歪みを整え、腰痛防止等にも効果があると言われていることから、家庭内でバランスボールを用いたエクササイズを行うこと、バランスボールを椅子代わりにオフィスで使用することなどが行われている。
バランスボールが、様々なシーンで使用されるようになっていることから、エクササイズの道具としての用途はもちろんのこと、一般家庭やオフィスにおいて違和感がないような外観を持つ装飾品としての用途など、他の用途が望まれるようになってきている。
例えば、表面に地球や太陽系惑星・衛星の地理情報を転写し、教育的配慮を施した遊具・玩具が考案されている(特許文献1参照)。
実用新案登録第3161865号公報
しかし、バランスボールがゴムなどの弾性素材で作られていることから、完成品であるバランスボールの表面に画像や文字等の装飾をプリントしたとしても、ひび割れや剥離が発生しやすく、長持ちしない場合が多い。また、バランスボールの表面にプリントした装飾を、異なる装飾にプリントし直すのは、容易ではない。
本発明は、前記問題を解消するためになされたもので、表面に長持ちする装飾がプリント可能で、容易に取り換えることができるバランスボールのボールカバーを提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために、本発明は、空気を排出又は注入するための空気穴を有し、空気が密封される中空球体形状の弾性部材から成るバランスボールのボールカバーであって、空気を注入して膨らませた前記バランスボールの前記空気穴を含む所定領域を除いて当該バランスボールの外側を被い、当該バランスボールに密着する袋状に形成された袋部と、前記所定領域を形成する前記袋部の開口部とを備え、前記開口部は、内部の空気を排出した当該バランスボールを前記袋部の内部に挿入可能な大きさであることを特徴とするボールカバーを提供するものである。
本発明によれば、バランスボールの空気を排出すれば、ボールカバーの開口部から抜き出せるので、容易に、新しいボールカバーに取り換えることが可能となる。ボールカバーは、空気が注入されて膨らんだバランスボールに密着するので、ボールカバーを装着したままのバランスボールを用いてエクササイズを行ったり、椅子代わりに座ったりしたとしても、ボールカバーを装着しないで使用する場合と変わらずにバランスボールとして使用することが可能である。また、例えば、ファスナーにより開閉してバランスボールに被せるボールカバーに比べ、ボールカバーにファスナーなどの器具が用いられていないので、器具が壊れてカバーとして使用できなくなることがなく、また、バランスボールとして運動に用いたり、遊び道具として用いたりする場合に、ファスナーなどの器具が肌に触れるなどの不快感や危険性が少ないという利点がある。
前記ボールカバーの表面に模様がプリントされている構成とすることができる。
この構成によれば、長持ちする所望の模様が表面に現れたバランスボールとすることが可能となる。
前記ボールカバーはポリエステル繊維から成り、前記模様は、インクジェットプリンタによりプリントされている構成とすることができる。
この構成によれば、インクジェットプリンタによって、ボールカバーの表面にプリントすることが容易となる。
本発明によれば、バランスボールに密着したボールカバーの表面にプリントすることにより、バランスボールの表面に装飾を施すことができ、バランスボールの空気を抜くことにより、ボールカバーを容易に取り換えて、バランスボール表面の装飾を容易に変更することができるようになる。
本発明の実施形態に係るボールカバーを装着したバランスボールを上方から見た斜視図である。 ボールカバーを装着したバランスボールの断面図である。 ボールカバーをバランスボールに装着する方法の説明図である。 ボールカバーを装着したバランスボールの参考図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、ボールカバー1を装着したバランスボール3を上方から見た斜視図である。図2は、ボールカバー1を装着したバランスボール3の断面図である。また、図4は、ボールカバー1を装着したバランスボール3の写真である。
バランスボール3は、ゴムなどの弾性部材からなるボールであり、空気穴5を備える。空気穴5は、バランスボール3の表面に露出しているゴム製バルブであり、空気を注入、排出するためのものである。バルブは、バランスボール3の弾性部材に接着材等により取り付けられ、その中央には、例えば、ムシゴムが装着されている。ムシゴムには、空気注入針が差し込まれる細い孔が形成されており、空気を注入した後は、注入口が密閉される。
ボールカバー1は、開口部2を備え、空気により膨らんだバランスボール3を被うことができる大きさの袋状に形成されている。実施形態では、開口部2は略円形であり、開口部2からは、バランスボール3の弾性部材の所定領域、つまり、開口部2により形成された略円形の領域が露出していることになる。ボールカバー1は、空気により膨らんだバランスボール3に密着させるために、伸縮性のある織物地又は編物地等で形成され、実施形態では、略菱形の布6枚を縫い合わせる等して繋げて、開口部2を備える球状の袋状に形成されている。尚、略菱形に限らず、五角形等の他の形状の布を用いても良い。
ボールカバー1の表面には、模様5がプリントされている。尚、プリントとは、転写プリント、インクジェットプリントなどであり、模様5は、これらの方法によりプリントされた模様である。例えば、ゴムでできたボールの表面にプリントが行われた場合、ゴムから絶えず発生しているガスによりインクが分解され、また、ゴムの伸縮に合わせてプリント模様も伸縮するため、プリントされた模様5が、プリントされた直後の形状や質感等のまま長時間維持されることは難しい。しかし、ボールカバー1は、綿やポリエステルの生地で作成されているので、生地の色を任意の色とし、更に、プリントが可能である。伸縮が予定されている布地にプリントされた模様5は、プリント直後の状態が長期間保たれることが可能となる。また、ボールカバー1の全部又は一部に、革やビニール等の素材を使用し、これらにプリントすることもできる。
ボールカバー1の表面に、スポーツクラブの名前をプリントしたり、広告をプリントして、バランスボールを広告媒体とすることも可能である。個人の名前等をプリントすることで、自分のバランスボールであることを明確にしたり、取り換えが容易であるので、自分専用のボールカバーを用いてエクササイズを行うことも可能となる。
ボールカバー1は、伸縮性のある素材で作成され、空気が注入されて膨らんだバランスボール3に密着するように作成されているので、エクササイズを行ったり、椅子代わりに座ったりしたとしても、ボールカバー1を装着しないで使用する場合と変わらずにバランスボールとして使用することが可能である。尚、ボールカバー1は、伸縮性のない生地で形成されていても良い。ボールカバー1を掛けてバランスボール3を使用する場合は、ボールカバー1との間に隙間ができずに密着する状態まで、バランスボール3に空気を注入するのが通常だからである。従って、ボールカバー1が伸縮性のない生地で形成されていても、ボールカバー1を装着しないで使用する場合と変わらずにバランスボールとして使用することが可能となる。
更に、バランスボール3は、上述のように、空気を注入して膨らませたゴムなどの弾性部材で作られたボールであるので、夏やエクササイズ中は、汗によってべたつく、滑る、冬は肌に触れると冷たいなど、不快な場合がある。しかし、ボールカバー1を掛けることで、不快感を軽減することが可能となる。また、ゴム特有の臭いが抑えられる効果もある。
図3は、ボールカバー1をバランスボール3に装着する方法の説明図である。
まず、バランスボール3の空気を抜いて小さくし、ボールカバー1の内部に、開口部2を介して挿入する(破線の矢印参照)。そして、開口部2から空気穴5に空気注入針を差し込んで、バランスボール3に空気を注入する。ボールカバー1にバランスボール3が密着し、適度な柔らかさになるまでバランスボール3に空気を注入する。バランスボール3が空気で膨らんだ際には、空気穴5は、開口部2から露出していることになる。
開口部2は、膨らんだバランスボール3に装着されたボールカバー1が、バランスボール3から外れないような大きさであり、且つ、図3に示すように、空気を抜いて小さくしたバランスボール3をボールカバー1内に挿入可能な大きさであればよい。例えば、図4の場合、バランスボール3の直径が75センチメートルであり、開口部2の直径が15センチメートルである。バランスボール3の直径が20センチメートルである場合は、開口部2の直径が約3センチメートルから5センチメートルが好適であり、バランスボール3の直径が60センチメートルである場合は、開口部2の直径が約10センチメートルから15センチメートル、バランスボール3の直径が120センチメートルである場合は、開口部2の直径が約20センチメートルから30センチメートルが好適である。
開口部2からは、バランスボール3の弾性部材の所定領域が露出していることになるが、バランスボール3を使用してエクササイズを行う場合や、椅子として使用する場合には、通常、空気穴5の部分は肌から避けて使用することから、使用時に不快に感ずることは少ない。
また、ボールカバー1は伸縮性のある素材でできていることから、開口部2からボールカバー1の縁に手をかけることで、片手で容易にバランスボール3を持ち運ぶことができる。また、開口部2は、略円形としているが、他の形状としても良い。ただし、ボールカバー1を装着したバランスボール3をエクササイズに用いることを考慮すると、開口部2の縁がバランスボール3の表面に密着するような、例えば、円形、三角形、五角形、六角形、八角形などの形状が望ましい。
前記実施形態は、バランスボールを例としたが、通常のバランスボールよりも小さいボール、又は、大きなボールであってもよい。これ以外に、空気を排出又は注入できるボールであれば適用することが可能である。
1 ボールカバー
2 開口部
3 バランスボール
4 空気穴
5 模様

Claims (3)

  1. 空気を排出又は注入するための空気穴を有し、空気が密封される中空球体形状の弾性部材から成るバランスボールのボールカバーであって、
    空気を注入して膨らませた前記バランスボールの前記空気穴を含む所定領域を除いて当該バランスボールの外側を被い、当該バランスボールに密着する袋状に形成された袋部と、
    前記所定領域を形成する前記袋部の開口部とを備え、
    前記開口部は、内部の空気を排出した当該バランスボールを前記袋部の内部に挿入可能な大きさである
    ことを特徴とするボールカバー。
  2. 前記ボールカバーの表面に模様がプリントされていることを特徴とする請求項1に記載のボールカバー。
  3. 前記ボールカバーはポリエステル繊維から成り、前記模様は、インクジェットプリンタによりプリントされていることを特徴とする請求項2に記載のボールカバー。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7460162B2 (ja) 2021-05-21 2024-04-02 国立大学法人 宮崎大学 前回り受身習得用具
JP7505749B2 (ja) 2020-07-31 2024-06-25 株式会社ビー・エム・シー バランスボール用カバー

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