JP2017127199A - 垂直型の超音波霧化栽培装置 - Google Patents

垂直型の超音波霧化栽培装置 Download PDF

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Abstract

【課題】霧が根毛の周囲により多く且つバランス良く滞留し、根毛から吸収された後、根毛の周囲から自然に離脱してゆく、栽培管を垂直に保持した垂直型の超音波霧化栽培装置を提供する。【解決手段】液肥を貯留する霧化液槽と、液肥を超音波振動で霧化する超音波振動子と、超音波振動子を振動させる発振器とを有し、発生させた霧を栽培管101に設けられた霧導入口120から栽培管101の内部に供給する超音波霧化器103とを備え、苗保持部の下端が、開口部の下端より高く位置し、本体部の内部空間である滞留部142の断面積が、栽培管101の内部と連通する側ほど大きく、且つ、苗保持部と連通する側ほど小さい超音波霧化栽培装置100。【選択図】図14

Description

本発明は、超音波振動子を用いて霧化した液肥を苗に施用する垂直型の超音波霧化栽培装置に関する。
従来、例えば特許文献1に示されるように、超音波振動子を用いて霧化した液肥を苗に施用する超音波霧化栽培装置が提案されている。
一方、例えば特許文献2乃至4に示されるように、水耕栽培やミスト水耕栽培の分野において、栽培管を水平ではなく垂直に保持した垂直型の栽培装置が提案されている。
栽培管を垂直に保持した垂直型の栽培装置は、栽培管を水平に保持した水平型の栽培装置と比較して、小さな設置面積でより多くの苗を栽培できるといった利点が存在する。
しかしながら、栽培管を垂直に保持した垂直型の栽培装置において超音波振動子を用いて霧化した液肥を施用した場合、霧が落下してしまい、霧を根毛の周囲に滞留させることができなかった。
また、超音波振動子を用いて霧化した液肥を苗に施用する超音波霧化栽培においては、復水して水滴となった液肥に根毛が浸って薄膜水耕栽培のような状態になることを避けることが望まれる。そのため、栽培管を垂直に保持した垂直型の超音波霧化栽培装置においても、栽培管を水平に保持した水平型の超音波霧化栽培装置と同様に、復水して水滴となった液肥に根毛が浸ることを防ぐ技術が求められていた。
特開2012−034581号公報 特開平05−192046号公報 再公表WO00/44220号公報 特開2014−217349号公報
本発明は、以上のような事情に鑑みてなされたものである。即ち、本発明は、霧が根毛の周囲により多く且つバランス良く滞留し、根毛から吸収された後、根毛の周囲から自然に離脱してゆく、栽培管を垂直に保持した垂直型の超音波霧化栽培装置を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するために、本発明に係る超音波霧化栽培装置は、垂直に保持され、側面に複数の開口部が形成された栽培管と、苗を保持する筒状の苗保持部と、一端が苗保持部と連通し他端が開口部に連通して固定される本体部とを有するホルダと、液肥を貯留する霧化液槽と、液肥を超音波振動で霧化する超音波振動子と、超音波振動子を振動させる発振器とを有し、発生させた霧を栽培管に設けられた霧導入口から栽培管の内部に供給する超音波霧化器とを備え、苗保持部の下端が、開口部の下端より高く位置し、本体部の内部空間である滞留部の断面積が、栽培管の内部と連通する側ほど大きく、且つ、苗保持部と連通する側ほど小さいことを特徴とする。
栽培管の内部における霧導入口の下部に、漏斗状の遮蔽部材をさらに備えても良い。
栽培管の内部における霧導入口の下部に、板状の遮蔽部材をさらに備えても良い。
栽培管の内部における開口部の近傍に、該開口部の方向へ下る傾斜を有した霧誘導板をさらに備えても良い。
開口部は、栽培管の上方に形成される開口部ほど大きく形成され、下方に形成される開口部ほど小さく形成されても良い。
栽培管の内部に、下方から上方へ送風するファンをさらに備えても良い。
ファンは、最も下に形成された開口部の下端より低い位置に設けられても良い。
ファンは、霧導入口の下部に設けられても良い。
霧導入口とファンとの間に、回転可能な攪拌部材をさらに備えても良い。
ファンの連続運転又は間欠運転を制御するファン制御手段をさらに備えても良い。
栽培管の底部と霧化液槽とを連通させる循環通路と、復水して水滴となった液肥を栽培管の底部から循環通路を経て霧化液槽へ循環させるポンプとをさらに備えても良い。
超音波霧化器と栽培管とを連通させるダクトをさらに備えても良い。
本発明によれば、霧が根毛の周囲により多く且つバランス良く滞留し、根毛から吸収された後、根毛の周囲から自然に離脱してゆく、栽培管を垂直に保持した垂直型の超音波霧化栽培装置を提供できる。
図1は、本発明の第一実施形態に係る超音波霧化栽培装置を示した全体図である。 図2は、本発明の第一実施形態に係る栽培管を示した断面図である。 図3は、本発明の各実施形態に共通するホルダを示した断面図である。 図4は、本発明の各実施形態に共通する超音波霧化器を示した断面図である。 図5は、本発明の各実施形態に共通するホルダが苗を保持した状態を示した断面図である。 図6は、本発明の第二実施形態に係る遮蔽部材を示した斜視図である。 図7は、本発明の第二実施形態に係る超音波霧化栽培装置を示した拡大断面図である。 図8は、本発明の第三実施形態に係る霧誘導板を示した斜視図である。 図9は、本発明の第三実施形態に係る超音波霧化栽培装置を示した拡大断面図である。 図10は、本発明の第四実施形態に係る超音波霧化栽培装置を示した全体図である。 図11は、本発明の第四実施形態に係る栽培管を示した断面図である。 図12は、本発明の第四実施形態に係る超音波霧化栽培装置を示した拡大断面図である。 図13は、本発明の第五実施形態に係るファン制御手段を示したブロック図である。 図14は、本発明の第五実施形態に係る超音波霧化栽培装置を示した断面図である。 図15は、本発明の第六実施形態に係る超音波霧化栽培装置を示した断面図である。 図16は、本発明の第七実施形態に係る超音波霧化栽培装置を示した断面図である。 図17は、本発明の各実施形態に共通するホルダの第一変形例を示した断面図である。 図18は、本発明の各実施形態に共通するホルダの第二変形例を示した断面図である。 図19は、本発明の第二実施形態に係る超音波霧化栽培装置の変形例を示した拡大断面図である。 図20は、本発明の第五実施形態に係る超音波霧化栽培装置の変形例を示した拡大断面図である。
以下、本発明に係る超音波霧化栽培装置の実施形態を詳細に説明する。なお、全ての図を通して、同一の参照符号は、同一の物又は同等の物を示すものとする。
図1は、本発明の第一実施形態に係る超音波霧化栽培装置100を示した全体図である。図示されるように、超音波霧化栽培装置100は、栽培管101と、ホルダ102と、超音波霧化器103とを備えている。
まず、本発明の第一実施形態に係る栽培管101の構成について、図2を参照しながら説明する。
図2は、栽培管101を示した断面図である。図示されるように、栽培管101は、霧導入口120を備えて垂直に保持される筒状の部材であり、複数の開口部121が側面に形成されている。栽培管101の大きさについては特に限定されず、栽培する苗180の葉の大きさなどに応じて任意に決定して良い。栽培管101の断面形状については特に限定されず、矩形の他、多角形など任意に決定して良い。ただし、後述するように開口部121にホルダ102を固定する際の容易性を考慮すると、開口部121が形成される面は平面であることが好ましい。栽培管101の素材については特に限定されず、発泡スチロールなどの合成樹脂やステンレスなど種々の素材から任意に選択して良い。
霧導入口120は、霧170(霧化した液肥169)を栽培管101の内部に導入するための開口部である。霧導入口120の個数、形状及び大きさについては、霧170を栽培管101の内部に導入できる限り特に限定されず、任意に決定して良い。なお、本実施形態では霧導入口120を栽培管101の上部に設けているが、霧導入口120を設ける位置は栽培管101の上部に限定されず、必要に応じて、栽培管101の側面や下部に設けても良い。
各開口部121には、後述するホルダ102が固定される。栽培管101に形成される開口部121の個数は特に限定されず、栽培する苗180の葉の大きさなどに応じて任意に決定して良い。なお、本実施形態では開口部121が円形状となっているが、開口部121の形状は円形状に限定されず、楕円形状など任意に決定して良い。
次に、本発明の各実施形態に共通するホルダ102の構成について、図3を参照しながら説明する。
図3は、ホルダ102を示した断面図である。図示されるように、ホルダ102は、苗保持部140と、本体部141と、本体部141の内部空間である滞留部142とを備えている。
苗保持部140は、筒状に形成されており、直接又は苗180が固定された部材を介して苗180を保持する。なお、本実施形態では苗保持部140は円筒形状となっているが、苗保持部140の形状は円筒形状に限定されず、角筒形状など任意に決定して良い。
本体部141は、筒状に形成されており、一端(図3では右側)が苗保持部140と連通し、他端(図3では左側)が開口部121に固定される。
滞留部142は、本体部141の内部空間で構成され、栽培管101の内部に供給された霧170が流入し、滞留する。滞留部142は、一端が苗保持部140と連通し、他端が開口部121を介して栽培管101の内部と連通する。滞留部142は、その断面積が栽培管101の内部と連通する側ほど大きく、且つ、苗保持部140と連通する側ほど小さく形成されている。
次に、本発明の各実施形態に共通する超音波霧化器103の構成について、図4を参照しながら説明する。
図4は、超音波霧化器103を示した断面図である。図示されるように、超音波霧化器103は、筐体160と、内部空間161と、超音波振動子162と、発振器163と、開口部164と、仕切り板165と、反射板166と、霧化液槽168とを備えている。
筐体160は、超音波霧化器103を構成する各要素を内部に備える。筐体160の大きさ及び形状については特に限定されず、必要な霧化能力などに応じて任意に決定して良い。筐体160の素材については特に限定されず、合成樹脂やステンレスなど種々の素材から任意に選択して良い。
超音波振動子162は、霧化液槽168に貯留された液肥169に対して超音波振動を与えて、液肥169を霧化する。
発振器163は、電源(図示せず)から供給される電力によって駆動し、超音波振動子162に対して電力を供給する。なお、本実施形態では発振器163を筐体160の内部に備えているが、発振器163を備える場所はこれに限定されず、筐体160の外部に備えても良い。
開口部164は、霧170を栽培管101の内部に供給するための開口部である。本実施形態では開口部164を筐体160の底部に設けると共に超音波霧化器103を栽培管101の上部に積載していることから、ダクトなどを介さずに、霧170を霧導入口120から栽培管101の内部に直接供給できる。
仕切り板165は、霧化液槽168の位置及び大きさを画定するための板状の部材である。なお、仕切り板165は省略することもできるが、仕切り板165を省略すると、開口部164を筐体160の底部に設けることができなくなる。そのため、仕切り板165を省略する場合、例えば、開口部164を筐体160の上面に設けた上で、ダクトなどを介して開口部164と霧導入口120とを連通させる必要がある。
反射板166は、超音波振動子162から発せられた超音波振動を反射してその向きを変化させるための板状の部材である。なお、反射板166は省略することもできるが、反射板166を設けることにより、図示されるように、振動面を垂直にして超音波振動子162を固定することができる。振動面を垂直にして超音波振動子162を固定することにより、超音波振動子162の振動面に不純物や沈殿物が沈殿又は付着することを防ぐ効果が得られる。反射板166は、霧化液槽168に貯留された液肥169に浸る部材であるため、ステンレスなど耐腐食性のある素材であることが好ましい。反射板166を傾斜させて固定する際の傾斜角度については特に限定されず、霧化液槽168の形状などに応じて任意に決定して良い。
霧化液槽168は、液肥169を内部に貯留する。
超音波振動によって液肥169を霧化することで発生させた霧170は、超音波霧化器103の内部空間161を符号167で示す方向に移動し、開口部164及び霧導入口120を通過して栽培管101の内部に供給される。
以上説明した本発明の第一実施形態に係る超音波霧化栽培装置100の動作について、図4及び図5を参照しながら説明する。
図5は、苗180を保持した状態のホルダ102を示した断面図である。なお、本実施形態では、苗180はスポンジ181に固定された上で苗保持部140によって保持されている。まず、発振器163によって超音波振動子162が振動すると、霧化液槽168内の液肥169に対して超音波振動が与えられ、液肥169が霧化する。次に、霧170は、超音波霧化器103の内部空間161を符号167で示す方向に移動し、開口部164及び霧導入口120を通過して栽培管101の内部に供給される。次に、栽培管101の内部に供給された霧170は、重力に従って栽培管101の内部を落下する。次に、栽培管101の内部を落下した霧170は、開口部121を通過して、ホルダ102の本体部141の内部空間である滞留部142に流入する。ここで、栽培管101の内壁面に沿って移動する空気183が開口部121において渦流183aを生じることから、栽培管101の内壁面に沿って栽培管101の内部を落下した霧170は、渦流183aに巻き込まれながら滞留部142に流入する。栽培管101の内壁面に沿って移動する空気183が開口部121において内壁面から剥離する際に生じる渦流183aによって滞留部142への流入性が高まるこの作用及び効果は、超音波振動によって液肥169を微細な粒径に霧化させたことで実現するものである。次に、滞留部142に流入した霧170は、苗保持部140によって保持された苗180の根毛182の周囲に滞留する。ここで、苗保持部140によって保持された苗180の根毛182は一般的に、苗保持部140側から開口部121側に向かって、図示されるように枝分かれて量を増やしながら大きく広がるように伸びる。この点、本体部141の内部空間である滞留部142は、その断面積が栽培管101の内部と連通する側ほど大きく、且つ、苗保持部140と連通する側ほど小さく形成されている。これにより、根毛182の根元から先端まで根毛182の量に応じてバランス良く滞留する。次に、根毛182の周囲に滞留した霧170は、復水して水滴となる。この点、図5において符号H1で示すように、ホルダ102は、苗保持部140の下端が開口部121の下端よりも高く位置するようにして開口部121に固定されている。これにより、復水して水滴となった液肥169は、符号184で示すように、苗保持部140の下端から開口部121の下端へ向かう傾斜に沿って滞留部142から栽培管101の内部へ自然に排出される。これにより、復水して水滴となった液肥169に苗180の根毛182が浸って薄膜水耕栽培のような状態になることが防止される。
以上のとおり、本発明の第一実施形態に係る超音波霧化栽培装置100によれば、霧170が根毛182の周囲により多く且つバランス良く滞留し、根毛182から吸収された後、根毛182の周囲から自然に離脱してゆく効果が得られる。
次に、本発明の第二実施形態に係る超音波霧化栽培装置100について説明する。
本発明の第二実施形態に係る遮蔽部材200の構成について、図6及び図7を参照しながら説明する。
図6は、漏斗状の遮蔽部材200を示した斜視図である。図示されるように、遮蔽部材200は、拡開部201と、筒状部202とを備えている。
拡開部201は、拡開側から筒状部202との連通部に向かって窄むように形成されている。拡開部201の直径及び軸方向の長さ(高さ)については特に限定されず、後述するように拡開部201から溢れる霧170の所望量などに応じて任意に決定して良い。拡開部201の素材については特に限定されず、合成樹脂やステンレスなど種々の素材から任意に選択して良い。
筒状部202は、筒状に形成された部材であり、上端が拡開部201と連通している。筒状部202の直径及び軸方向の長さ(高さ)については特に限定されず、任意に決定して良い。筒状部202の素材については特に限定されず、合成樹脂やステンレスなど種々の素材から任意に選択して良い。
図7は、本発明の第二実施形態に係る超音波霧化栽培装置100を示した拡大断面図である。図示されるように、遮蔽部材200は、栽培管101の内部における霧導入口120の下部に固定されている。霧導入口120と遮蔽部材200との間隔については特に限定されないが、後述するように拡開部201から溢れた霧170の流れを妨げない程度の間隔を確保する必要がある。遮蔽部材200を固定する手段については特に限定されず、図示されるように、栽培管101の内部の上面から垂らしたワイヤー223で吊るすなど任意に決定して良い。
以上説明した本発明の第二実施形態に係る超音波霧化栽培装置100の動作について、図7を参照しながら説明する。なお、霧170が栽培管101の内部に供給されるまでの動作は、第一実施形態と同様であるため省略する。
まず、符号220で示すように栽培管101の内部に供給された霧170は、重力に従って栽培管101の内部を落下する。次に、栽培管101の内部を落下した霧170は、遮蔽部材200の拡開部201に到達する。次に、拡開部201に到達した霧170は、符号221で示すように拡開部201を通過するものと、符号222で示すように拡開部201を通過できずに拡開部201の拡開側から溢れるものとに分かれる。符号222で示すように拡開部201を通過できずに拡開部201の拡開側から溢れた霧170は、栽培管101の内壁面に沿って落下する。これにより、遮蔽部材200を備えない場合と比較して、栽培管101の内壁面に沿って落下する霧170の量が増加し、より多くの霧170が滞留部142に流入する。
以上のとおり、本発明の第二実施形態に係る超音波霧化栽培装置100によれば、栽培管101の内壁面に沿って落下する霧170の量が増加するため、霧170が根毛182の周囲により多く滞留する効果が得られる。
次に、本発明の第三実施形態に係る超音波霧化栽培装置100について説明する。
本発明の第三実施形態に係る霧誘導板240の構成について、図8及び図9を参照しながら説明する。
図8は、板状の霧誘導板240を示した斜視図である。図示されるように、霧誘導板240は、板状の部材である。霧誘導板240は、平板状に形成されても良いが、霧170を滞留部142へ効率良く誘導するため、図示されるような湾曲を有することが好ましい。
図9は、本発明の第三実施形態に係る超音波霧化栽培装置100を示した拡大断面図である。図示されるように、霧誘導板240は、栽培管101の内部における開口部121の近傍に、栽培管101の内部を落下する霧170が滞留部142へ流れるような傾斜を持って固定されている。霧誘導板240は、栽培管101に固定された全てのホルダ102毎に備えても良く、栽培管101に固定されたホルダ102の一部、例えば、霧170の濃度が低下しやすい上方の任意の範囲に固定されたホルダ102にのみ備えても良い。霧誘導板240の傾斜角度については特に限定されず、霧誘導板240の大きさなどに応じて任意に決定して良い。霧誘導板240の滞留部142側の端部は、誘導した霧170を滞留部142へ直接流入させるため、滞留部142の中まで延伸していることが好ましい。
以上説明した本発明の第三実施形態に係る超音波霧化栽培装置100の動作について、図9を参照しながら説明する。なお、霧170が栽培管101の内部に供給されるまでの動作は、第一実施形態と同様であるため省略する。
まず、栽培管101の内部に供給された霧170は、重力に従って栽培管101の内部を落下する。次に、栽培管101の内部を落下した霧170は、霧誘導板240に到達する。次に、霧誘導板240に到達した霧170は、符号260で示すように、霧誘導板240の傾斜に沿って滞留部142の方向へ誘導される。これにより、霧誘導板240を備えない場合と比較して、より多くの霧170が滞留部142に流入する。
以上のとおり、本発明の第三実施形態に係る超音波霧化栽培装置100によれば、霧誘導板240に到達した霧170が霧誘導板240の傾斜に沿って滞留部142の中へ誘導されるため、霧170が根毛182の周囲により多く滞留する効果が得られる。
次に、本発明の第四実施形態に係る超音波霧化栽培装置100について説明する。
図10は、本発明の第四実施形態に係る超音波霧化栽培装置100を示した全体図である。図示されるように、超音波霧化栽培装置100は、栽培管101と、ホルダ102と、超音波霧化器103とを備えている。
まず、本発明の第四実施形態に係る栽培管101の構成について、図11を参照しながら説明する。
図11は、栽培管101を示した断面図である。図示されるように、栽培管101の側面に形成される開口部121は、栽培管101の上方に形成される開口部121ほど大きく形成され、栽培管101の下方に形成される開口部121ほど小さく形成されている。
次に、本発明の第四実施形態に係るホルダ102の構成について、図12を参照しながら説明する。
図12は、本発明の第四実施形態に係る超音波霧化栽培装置100を示した拡大断面図である。ここで、(A)に示されるホルダ102は(B)に示されるホルダ102よりも上方の開口部121に固定されているものを示す。栽培管101に形成される開口部121は栽培管101の上方に形成されるものほど大きいため、図示されるように、(A)の開口部121の方が(B)の開口部121よりも大きく、それに伴って、(A)の滞留部142の方が(B)の滞留部142よりも断面積の変化が大きくなっている。即ち、ホルダ102の長さL及び苗保持部140の大きさが共通の場合、符号H2と符号H3とはH2>H3の関係となり、角度θ1と角度θ2とはθ1>θ2の関係となる。そして、ホルダ102の長さL及び苗保持部140の大きさが共通の場合、栽培管101の上方に形成される開口部121ほど大きく形成されていることに伴って、栽培管101の上方に固定されるホルダ102の滞留部142ほど大きくなっている。
以上説明した本発明の第四実施形態に係る超音波霧化栽培装置100の動作について、図12を参照しながら説明する。なお、霧170が栽培管101の内部に供給されるまでの動作は、第一実施形態と同様であるため省略する。
まず、栽培管101の内部に供給された霧170は、重力に従って栽培管101の内部を落下する。次に、栽培管101の内部を落下した霧170は、開口部121を通過して、ホルダ102の本体部141の内部空間である滞留部142に流入する。ここで、栽培管101の側面に形成される開口部121は、栽培管101の上方に形成される開口部121ほど大きく形成されている。栽培管101の内部に供給された霧170は重力に従って内部を落下していく一方、栽培管101の底部は開放されていないため、霧170は栽培管101の下方に次第に滞留していき、上方は霧170の濃度が相対的に低下しやすいが、開口部121が大きく形成されていることで、霧170の濃度が低下しやすい上方ほどより多くの霧170が滞留部142に流入する。また、栽培管101の上方に形成される開口部121ほど大きく形成されていることに伴って、栽培管101の上方に固定されるホルダ102の滞留部142ほど大きくなっている。これにより、霧170の濃度が低下しやすい上方ほど、霧170が滞留部142に長時間滞留する。
以上のとおり、本発明の第四実施形態に係る超音波霧化栽培装置100によれば、栽培管101の上方に形成される開口部121ほど大きく形成されているため、霧170の濃度が低下しやすい上方ほど、霧170が根毛182の周囲により多く滞留する効果が得られる。また、栽培管101の上方に固定されるホルダ102の滞留部142ほど大きくなっているため、霧170の濃度が低下しやすい上方ほど、霧170が滞留部142に長時間滞留する効果が得られる。これらの効果により、栽培管101の上方と下方での苗180の成長スピードの差の調節や均一化を図ることができる。なお、復水して水滴となった液肥169が苗保持部140の下端から開口部121の下端へ向かう傾斜に沿って滞留部142から栽培管101の内部へ自然に排出される効果は、符号320及び符号321で示すように、いずれのホルダ102においても得られる。
次に、本発明の第五実施形態に係る超音波霧化栽培装置100について説明する。
まず、本発明の第五実施形態に係るファン制御手段340の構成について、図13を参照しながら説明する。
図13は、ファン制御手段340を示したブロック図である。図示されるように、ファン制御手段340は、ファン制御部341と、ファン運転/停止スイッチ349と、ファン運転切替スイッチ350とを備えている。
ファン制御部341は、バス(図示せず)を介して通信可能な、CPU342と、記憶部343と、タイマー344と、カウンター345と、入力部346と、出力部347とを備えている。
記憶部343は、半導体記憶素子などを用いた記憶装置であり、プログラムや後述する所定時間などの各種情報を記憶するROM領域と、プログラムをロードして実行するRAM領域とを備えている。なお、記憶部343はファン制御部341の外部に備えても良い。
CPU342は、ファン制御部341の中枢として機能する中央演算処理装置である。CPU342は、記憶部343におけるROM領域から必要なプログラムを読み出し、記憶部343におけるRAM領域にロードしてプログラムを実行し、ファン348の運転を制御する。
タイマー344は、一定時間を計測する。
カウンター345は、間欠運転中の運転と停止を切り替えた回数をカウントする。
入力部346は、ファン運転/停止スイッチ349及びファン運転切替スイッチ350からの入力を受け取る。
出力部347は、ファン348に対して制御信号を出力する。
ファン運転/停止スイッチ349は、ファン制御部341を稼動又は停止させるスイッチである。ファン運転/停止スイッチ349が操作されると、ファン制御部341は、ファン運転/停止スイッチ349からの入力を入力部346において受け取り、プログラムに基づいて、運転入力の場合にはファン運転切替スイッチ350からの入力に応じてファン348を運転させ、停止入力の場合にはファン348を停止させる。
ファン運転切替スイッチ350は、ファン348の連続運転又は間欠運転を切り替えるスイッチである。ファン運転切替スイッチ350が操作されると、ファン制御部341は、ファン運転切替スイッチ350からの入力を入力部346において受け取り、プログラムに基づいて、ファン348の連続運転又は間欠運転を切り替える。ファン348を間欠運転させる場合、ファン制御部341は、タイマー344から計時情報を受け取り、プログラムに基づいて、所定時間毎にファン348を交互に運転又は停止させてファン348を間欠運転させる。
なお、ファン制御部341は、ファン348を運転させてから所定時間が経過した場合又はファン348の間欠運転が所定回数に達した場合にファン348を停止させる機能を備えても良い。この場合、ファン制御部341は、タイマー344及びカウンター345から計時情報及びカウント情報を受け取り、プログラムに基づいて、所定時間が経過した時又は間欠運転が所定回数に達した時にファン348を停止させる。なお、ファン348を間欠運転したまま停止させる必要がない場合には、ファン制御部341は、カウンター345を備える必要がない。
また、ファン制御部341は、超音波振動子162の発振状態に連動させて、即ち、超音波振動子162が振動して霧170が栽培管101の内部に供給されている間同期してファン348を運転させたり、又はその反対に、超音波振動子162が振動している間ファン348を停止させる機能を備えても良い。この場合、ファン制御部341は、超音波振動子162の発振信号を入力部346において受け取り、プログラムに基づいて、ファン348を連続運転又は間欠運転させる。
次に、本発明の第五実施形態に係るファン348の構成について、図14を参照しながら説明する。
図14は、本発明の第五実施形態に係る超音波霧化栽培装置100を示した拡大断面図である。図示されるように、下方から上方へ送風するファン348は、栽培管101の内部における、最も下に形成された開口部121の下端より低い位置に固定されている。ファン348の具体的な種類については特に限定されないが、図示されるようにファン348を水平に固定する場合、軸方向である上方へ送風することに適した軸流ファンであることが好ましい。羽根の形状、枚数及び送風量については特に限定されず、栽培管101の大きさや霧170の量などに応じて任意に決定して良い。ファン348と栽培管101の底面との間隔については特に限定されず、任意に決定して良い。ファン348を固定する手段については特に限定されず、図示されるように、栽培管101の底面から延伸させた棒状の固定部材360で支持するなど任意に決定して良い。
以上説明した本発明の第五実施形態に係る超音波霧化栽培装置100の動作について、図14を参照しながら説明する。なお、霧170が栽培管101の内部に供給されるまでの動作は、第一実施形態と同様であるため省略する。
まず、符号220で示すように栽培管101の内部に供給された霧170は、重力に従って栽培管101の内部を落下する。次に、栽培管101の内部を落下した霧170は、開口部121を通過してホルダ102の本体部141の内部空間である滞留部142に流入するものと、滞留部142に流入しないものとに分かれるが、復水して水滴となったものを除いて、最終的に栽培管101の底部に到達して滞留する。次に、栽培管101の底部に滞留した霧170は、下方から上方へ連続的に又は間欠的に送風するファン348によって、符号361及び符号362で示すように、栽培管101の上方へ逆流する。
以上のとおり、本発明の第五実施形態に係る超音波霧化栽培装置100によれば、栽培管101の内部の霧170が、霧170の濃度が低下しやすい上方へ下方から逆流するため、栽培管101の内部における霧170の濃度分布の均一性を高める効果が得られる。
次に、本発明の第六実施形態に係る超音波霧化栽培装置100について説明する。
図15は、本発明の第六実施形態に係る超音波霧化栽培装置100を示した断面図である。図示されるように、超音波霧化栽培装置100は、栽培管101と、ホルダ102と、超音波霧化器103と、ポンプ380と、循環通路381とを備えている。
ポンプ380は、復水して水滴となった液肥169を栽培管101の底部から超音波霧化器103の霧化液槽168へ汲み上げて循環させるポンプである。ポンプ380の具体的な種類については特に限定されず、非容積型ポンプや容積型ポンプなどから任意に選択して良い。
循環通路381は、栽培管101の底部に形成された開口部382と霧化液槽168に形成された開口部383とを介して、栽培管101の底部と霧化液槽168とを連通させる通路である。循環通路381の形状及び太さについては特に限定されず、ポンプ380の揚水能力などに応じて任意に決定して良い。循環通路381の素材については特に限定されず、合成樹脂やステンレスなど種々の素材から任意に選択して良い。
以上説明した本発明の第六実施形態に係る超音波霧化栽培装置100の動作について、図15を参照しながら説明する。なお、霧170が栽培管101の内部に供給されるまでの動作は、第一実施形態と同様であるため省略する。
まず、符号220で示すように栽培管101の内部に供給された霧170は、重力に従って栽培管101の内部を落下する。次に、栽培管101の内部を落下した霧170は、開口部121を通過してホルダ102の本体部141の内部空間である滞留部142に流入するものと、滞留部142に流入しないものとに分かれるが、それらの一部が復水して水滴となり、栽培管101の底部に到達して溜まる。次に、栽培管101の底部に溜まった液肥169は、ポンプ380によって、循環通路381を通過して霧化液槽168へ汲み上げられる。これにより、液肥169が栽培管101の底部から霧化液槽168へ循環し、超音波振動子162によって再び霧化される。なお、栽培管101の底部に、開口部382に向かって下る傾斜を設けると好ましい。
以上のとおり、本発明の第六実施形態に係る超音波霧化栽培装置100によれば、復水して水滴となった液肥169が栽培管101の底部から霧化液槽168へ循環して再び霧化されるため、液肥169の施用効率を上げる効果が得られ、また、液肥169を霧化液槽168に補充する量を抑える効果が得られる。
次に、本発明の第七実施形態に係る超音波霧化栽培装置100について説明する。
図16は、本発明の第七実施形態に係る超音波霧化栽培装置100を示した断面図である。図示されるように、超音波霧化栽培装置100は、栽培管101と、ホルダ102と、超音波霧化器103と、ダクト400とを備えている。
ダクト400は、超音波霧化器103の開口部164と栽培管101の霧導入口120とを連通させる導管である。ダクト400の形状及び太さについては特に限定されず、栽培管101の内部に供給する霧170の量などに応じて任意に決定して良い。ダクト400の素材については特に限定されず、合成樹脂やステンレスなど種々の素材から任意に選択して良い。
以上説明した本発明の第七実施形態に係る超音波霧化栽培装置100の動作について、図4及び図16を参照しながら説明する。
まず、発振器163によって超音波振動子162が振動すると、霧化液槽168内の液肥169に対して超音波振動が与えられ、液肥169が霧化する。次に、霧170は、超音波霧化器103の内部空間161を符号167で示す方向に移動し、開口部164に到達する。次に開口部164に到達した霧170は、ダクト400を通過して、霧導入口120に到達する。これにより、符号220で示すように霧170が栽培管101の内部に供給される。霧170が栽培管101の内部に供給された後の動作は、第一実施形態と同様であるため省略する。
以上のとおり、本発明の第七実施形態に係る超音波霧化栽培装置100によれば、栽培管101と超音波霧化器103との間にダクト400を設けることにより、栽培管101と超音波霧化器103とを別々に設置することができる。また、ダクト400を途中で分岐させれば、超音波霧化器103を複数の栽培管101で共用することができる。
次に、本発明の各実施形態に共通するホルダ102の第一変形例であるホルダ420について、図17を参照しながら説明する。
図17は、ホルダ102の第一変形例であるホルダ420を示した断面図である。図示されるように、ホルダ420は、苗保持部140と、本体部421とを備えている。
本体部421の内部空間である滞留部422は、本体部141の内部空間である滞留部142のようなテーパー状ではなく、栽培管101の内部と連通する側から苗保持部140と連通する側に向かって断面積の縮小の度合いが次第に大きくなるような釣鐘状に形成されている。しかしながら、滞留部422は滞留部142と同様に、一端が苗保持部140と連通し、他端が開口部121を介して栽培管101の内部と連通し、また、その断面積が栽培管101の内部と連通する側ほど大きく、且つ、苗保持部140と連通する側ほど小さく形成されている。これにより、ホルダ420は、ホルダ102と同様の作用及び効果を奏する。
次に、本発明の各実施形態に共通するホルダ102の第二変形例であるホルダ440について、図18を参照しながら説明する。
図18は、ホルダ102の第二変形例であるホルダ440を示した断面図である。図示されるように、ホルダ440は、苗保持部140と、本体部441とを備えている。
本体部441の内部空間である滞留部442は、本体部141の内部空間である滞留部142のようなテーパー状ではなく、栽培管101の内部と連通する側から苗保持部140と連通する側に向かって断面積の縮小の度合いが周期的に又は断続的に変化するような階段状に形成されている。しかしながら、滞留部442は滞留部142と同様に、一端が苗保持部140と連通し、他端が開口部121を介して栽培管101の内部と連通し、また、その断面積が栽培管101の内部と連通する側ほど大きく、且つ、苗保持部140と連通する側ほど小さく形成されている。これにより、ホルダ440は、ホルダ102と同様の作用及び効果を奏する。
次に、本発明の第二実施形態に係る超音波霧化栽培装置の変形例について、図19を参照しながら説明する。
図19は、本発明の第二実施形態に係る超音波霧化栽培装置100の変形例を示した拡大断面図である。図示されるように、遮蔽部材460は、栽培管101の内部における霧導入口120の下部に固定されている。遮蔽部材460を固定する手段については特に限定されず、図示されるように、栽培管101の内部の上面から垂らしたワイヤー223で吊るすなど任意に決定して良い。
遮蔽部材460は、遮蔽部材200のような漏斗状ではなく、板状に形成されている。遮蔽部材460の具体的な形状は特に限定されず、円板状や矩形板状など任意に決定して良い。ただし、霧170を栽培管101の内壁面に沿って均一に落下させる場合、遮蔽部材460は、栽培管101の内部の断面と同じ形状であることが好ましい。遮蔽部材200に代えて遮蔽部材460を備えることにより、符号220で示すように栽培管101の内部に供給された霧170の全てが、符号461で示すように栽培管101の内壁面に沿って落下する。これにより、滞留部142へより多くの霧170が流入しやすくなり、霧170が根毛182の周囲により多く滞留する効果が得られる。
次に、本発明の第五実施形態に係る超音波霧化栽培装置の変形例について、図20を参照しながら説明する。
図20は、本発明の第五実施形態に係る超音波霧化栽培装置100の変形例を示した拡大断面図である。図示されるように、ファン348は、栽培管101の内部における霧導入口120の下部に固定されている。ファン348を固定する手段については特に限定されず、図示されるように、栽培管101の内部の上面から延伸させた棒状の固定部材360で固定するなど任意に決定して良い。
下方から上方へ送風するファン348を栽培管101の内部における霧導入口102の下部に設けることにより、栽培管101の内部の霧170は、符号481で示すように霧170の濃度が低下しやすい上方へ下方から吸い上げられる。これにより、栽培管101の内部における霧170の濃度分布の均一性を高める効果が得られる。また、符号481で示すように下方から上方へ吸い上げられた霧170及び符号220で示すように栽培管101の内部に供給された霧170は、符号482で示すように栽培管101の内部の上面に沿って移動した後に栽培管101の内壁面に沿って落下する。これにより、遮蔽部材200や遮蔽部材460を用いずに、霧170が根毛182の周囲により多く滞留する効果が得られる。
ただし、符号220で示すように栽培管101の内部に供給された霧170が超音波霧化器103へ逆流することを避けるため、ファン348を微風で運転させるか、又は、霧導入口120とファン348との間に攪拌部材480を設け、攪拌部材480を回転させて霧170を攪拌することが好ましい。攪拌部材480としては、例えば板状の部材や布状の部材を用いることができる。攪拌部材の素材については特に限定されず、合成樹脂や不織布など種々の素材から任意に選択して良い。攪拌部材480を回転させる機構については特に限定されず、例えば、(A)に示されるように、上方から延伸する回転軸483に垂下させて固定した上で回転軸483をモーターなどの回転手段(図示せず)によって回転させても良く、又は(B)に示されるように、ファン348の軸から延伸する回転軸483によってファン348と共に回転させても良い。攪拌部材480を回転させる速度については特に限定されず、攪拌させる霧170の量などに応じて任意に決定して良い。
以上、本発明の好適な実施形態及びその変形例について説明したが、本発明は上記の各実施形態及びその変形例に限定されるものではなく、各実施形態及びその変形例を組み合わせて良い他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の改変が可能であることは言うまでもない。
例えば、超音波振動子162は、振動面を水平に固定することができる他、振動面に傾斜を持たせて固定することができる。
また、例えば、ファン運転切替スイッチ350は、ファン348を間欠運転させる必要がない場合には省略することができる。
また、例えば、遮蔽部材200のうち筒状部202は、その軸方向の長さ(高さ)を調節することで、符号221で示すように拡開部201を通過した霧170と符号222で示すように拡開部201を通過できずに拡開部201の拡開側から溢れた霧170とが合流する位置を調節することができる他、これらの霧170が合流する位置を調節する必要がない場合には省略することができる。
また、例えば、栽培管101の内部に複数のファン348を備えて良い。
また、例えば、ファン制御部341は、ファン348を間欠運転させる場合にその運転間隔や運転時間を変更する機能を備えて良い。この場合、ファン制御部341は、運転間隔や運転時間を変更する入力を入力部346において受け取り、プログラムに基づいて、運転間隔や運転時間を変更してファン348を間欠運転させて良い。あるいは、ファン制御部341は、プログラムに基づいて、所定の設定に合わせて自動的に運転間隔や運転時間を変更してファン348を間欠運転させて良い。
また、例えば、ファン制御部341は、栽培管101の内部における霧170の濃度に応じてファン348の回転数を調節する機能を備えて良い。この場合、ファン制御部341は、栽培管101の内部に設けられた濃度測定器からの入力を入力部346において受け取り、プログラムに基づいて、ファン348の回転数を調節して良い。濃度測定器を設ける位置は、任意に決定することができる。
また、例えば、超音波霧化器103は、超音波霧化器栽培管101の大きさ、栽培する苗180の種類や苗180の生育の度合いなどに応じて液肥169の霧化量を調節する機能を備えて良い。この場合、超音波振動子162は、CPUと、ROM領域とRAM領域とを備える記憶部と、タイマーと、入力部と、出力部とを備える霧化量調節部によって運転される。霧化量調節部は、ファン制御部341と同様に、所定時間毎に超音波振動子162を交互に運転又は停止して間欠運転させて良い。また、霧化量調節部は、ファン制御部341と同様に、超音波振動子162を間欠運転させる場合にその運転間隔や運転時間を変更する機能を備えて良い。
また、例えば、超音波霧化器103は、発生させた霧170を栽培管101の内部へ効率良く供給するための霧供給用ファンを備えて良い。この場合、ファン341と同様の構成からなる霧供給用ファン制御部によって、ファン341と同様に霧供給用ファンを連続運転又は間欠運転させて良い。また、霧供給用ファン制御部は、ファン制御部341と同様に、超音波振動子162の発振状態に連動して霧供給用ファンを運転させて良い。また、霧供給用ファン制御部は、ファン制御部341と同様に、霧供給用ファンを間欠運転させる場合にその運転間隔や運転時間を変更する機能を備えて良い。また、霧供給用ファン制御部は、ファン制御部341と同様に、栽培管101の内部における霧170の濃度などに応じて霧供給用ファンの回転数を調節する機能を備えて良い。霧供給用ファンを設ける位置は、筐体160の側面など、任意に決定することができる。
100 超音波霧化栽培装置
101 栽培管
102 ホルダ
103 超音波霧化器
120 霧導入口
121 開口部
140 苗保持部
141 本体部
142 滞留部
160 筐体
161 内部空間
162 超音波振動子
163 発振器
164 開口部
165 仕切り板
166 反射板
167 霧の移動方向
168 霧化液槽
169 液肥
170 霧(霧化粒子)
180 苗
181 スポンジ
182 根毛
183 空気
183a 渦流
184 水滴の排出方向
200 遮蔽部材
201 拡開部
202 筒状部
220 霧の移動方向
221 霧の移動方向
222 霧の移動方向
223 ワイヤー
240 霧誘導板
260 霧の移動方向
320 水滴の排出方向
321 水滴の排出方向
340 ファン制御手段
341 ファン制御部
342 CPU
343 記憶部
344 タイマー
345 カウンター
346 入力部
347 出力部
348 ファン
349 ファン運転/停止スイッチ
350 ファン運転切替スイッチ
360 固定部材
361 霧の移動方向
362 霧の移動方向
380 ポンプ
381 循環通路
382 開口部
383 開口部
400 ダクト
420 ホルダ
421 本体部
422 滞留部
440 ホルダ
441 本体部
442 滞留部
460 遮蔽部材
461 霧の移動方向
480 攪拌部材
481 霧の移動方向
482 霧の移動方向
483 回転軸

Claims (12)

  1. 垂直に保持され、側面に複数の開口部が形成された栽培管と、
    苗を保持する筒状の苗保持部と、一端が前記苗保持部と連通し他端が前記開口部に連通して固定される本体部とを有するホルダと、
    液肥を貯留する霧化液槽と、前記液肥を超音波振動で霧化する超音波振動子と、前記超音波振動子を振動させる発振器とを有し、発生させた霧を前記栽培管に設けられた霧導入口から前記栽培管の内部に供給する超音波霧化器とを備え、
    前記苗保持部の下端が、前記開口部の下端より高く位置し、
    前記本体部の内部空間である滞留部の断面積が、前記栽培管の内部と連通する側ほど大きく、且つ、前記苗保持部と連通する側ほど小さいことを特徴とする超音波霧化栽培装置。
  2. 前記栽培管の内部における前記霧導入口の下部に、漏斗状の遮蔽部材をさらに備える請求項1に記載の超音波霧化栽培装置。
  3. 前記栽培管の内部における前記霧導入口の下部に、板状の遮蔽部材をさらに備える請求項1に記載の超音波霧化栽培装置。
  4. 前記栽培管の内部における前記開口部の近傍に、該開口部の方向へ下る傾斜を有した霧誘導板をさらに備える請求項1に記載の超音波霧化栽培装置。
  5. 前記開口部が、前記栽培管の上方に形成される開口部ほど大きく形成され、下方に形成される開口部ほど小さく形成される請求項1に記載の超音波霧化栽培装置。
  6. 前記栽培管の内部に、下方から上方へ送風するファンをさらに備える請求項1に記載の超音波霧化栽培装置。
  7. 前記ファンが、最も下に形成された前記開口部の下端より低い位置に設けられる請求項6に記載の超音波霧化栽培装置。
  8. 前記ファンが、前記霧導入口の下部に設けられる請求項6に記載の超音波霧化栽培装置。
  9. 前記霧導入口と前記ファンとの間に、回転可能な攪拌部材をさらに備える請求項8に記載の超音波霧化栽培装置
  10. 前記ファンの連続運転又は間欠運転を制御するファン制御手段をさらに備える請求項6乃至9の何れか一項に記載の超音波霧化栽培装置。
  11. 前記栽培管の底部と前記霧化液槽とを連通させる循環通路と、復水して水滴となった前記液肥を前記栽培管の底部から前記循環通路を経て前記霧化液槽へ循環させるポンプとをさらに備える請求項1に記載の超音波霧化栽培装置。
  12. 前記超音波霧化器と前記栽培管とを連通させるダクトをさらに備える請求項1に記載の超音波霧化栽培装置。
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