JP2017127025A - リンク失敗原因を分析する方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】リンク失敗原因を分析する方法、基地局及びユーザ装置が提供される。
【解決手段】該方法は、ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局が、他の基地局又は該ユーザ装置が送信した標識情報を受信し、該標識情報は、該ユーザ装置に関する標識、及び/又は、該ユーザ装置の該基地局における標識であり;及び、該基地局が、該標識情報が該基地局に記憶されていると確定する時に、該基地局が、リンク失敗がハンドオーバー準備失敗によると確定することを含む。該方法により、ハンドオーバー準備失敗によるリンク失敗を分析し、ネットワーク側に、より正確にネットワークを最適化させることができ、これにより、従来技術に存在する問題を解決することができる。
【選択図】図1
【解決手段】該方法は、ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局が、他の基地局又は該ユーザ装置が送信した標識情報を受信し、該標識情報は、該ユーザ装置に関する標識、及び/又は、該ユーザ装置の該基地局における標識であり;及び、該基地局が、該標識情報が該基地局に記憶されていると確定する時に、該基地局が、リンク失敗がハンドオーバー準備失敗によると確定することを含む。該方法により、ハンドオーバー準備失敗によるリンク失敗を分析し、ネットワーク側に、より正確にネットワークを最適化させることができ、これにより、従来技術に存在する問題を解決することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、通信分野に関し、特に、リンク失敗原因を分析する方法及び装置に関する。
自己ネットワーク最適化(SON、Self-optimizing Networks)では、端末装置は、リンク失敗が発生した後に、ネットワーク側にリンク失敗報告を送信することができ、その後、ネットワーク側は、該報告に基づいて、失敗の原因を判定することができる。
発明者は、本発明の実現過程において、従来技術の欠点は、ネットワーク側が、端末が提供したリンク失敗情報に基づいて、ハンドオーバーパラメータの誤った設置の問題又はカバレッジの問題によるかを判断することができるが、該従来の判断方法が、ハンドオーバー準備失敗によるかどうかを判断することができず、これにより、ネットワーク側が正確に最適化を行うことができないとのことにあると発見した。
本発明の実施例の目的は、リンク失敗原因を分析する方法、基地局及びユーザ装置を提供することにあり、該方法は、ハンドオーバー準備失敗によるリンク失敗に対して分析を行うことができ、これにより、ネットワーク側は、より正確にネットワークを最適化することができる。
本発明の実施例の一側面によれば、リンク失敗原因を分析する方法が提供され、該方法は、
ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局が、他の基地局又は該ユーザ装置が送信した標識(ID)情報を受信し、該標識情報は、該ユーザ装置に関する標識、及び/又は、該ユーザ装置が該基地局における標識であり;及び、
該基地局が、該標識情報が該基地局に記憶されていると判断した時に、該基地局が、リンク失敗がハンドオーバー準備失敗によると確定することを含む。
ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局が、他の基地局又は該ユーザ装置が送信した標識(ID)情報を受信し、該標識情報は、該ユーザ装置に関する標識、及び/又は、該ユーザ装置が該基地局における標識であり;及び、
該基地局が、該標識情報が該基地局に記憶されていると判断した時に、該基地局が、リンク失敗がハンドオーバー準備失敗によると確定することを含む。
本発明の実施例の他の側面によれば、リンク失敗原因を分析する方法が提供され、該方法は、
基地局が、ユーザ装置と成功裏にコネクションを確立した後に、該ユーザ装置が送信した標識情報を受信し、該標識情報は、該ユーザ装置に関する標識、及び/又は、該ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局における標識であり;及び、
該標識情報を、該ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局に送信することを含む。
基地局が、ユーザ装置と成功裏にコネクションを確立した後に、該ユーザ装置が送信した標識情報を受信し、該標識情報は、該ユーザ装置に関する標識、及び/又は、該ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局における標識であり;及び、
該標識情報を、該ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局に送信することを含む。
本発明の実施例の他の側面によれば、リンク失敗原因を分析する方法が提供され、該方法は、
ユーザ装置が、リンク失敗発生時に、コネクション再確立の試みを行う時に、該ユーザ装置に関する標識情報を生成し;及び、
該ユーザ装置が、基地局とコネクションを成功裏に確立した後に、該ユーザ装置が、該基地局に該標識情報を送信し、そのうち、該標識情報は、該ユーザ装置に関する標識、及び/又は、該ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局における標識であることを含む。
ユーザ装置が、リンク失敗発生時に、コネクション再確立の試みを行う時に、該ユーザ装置に関する標識情報を生成し;及び、
該ユーザ装置が、基地局とコネクションを成功裏に確立した後に、該ユーザ装置が、該基地局に該標識情報を送信し、そのうち、該標識情報は、該ユーザ装置に関する標識、及び/又は、該ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局における標識であることを含む。
本発明の実施例の他の側面によれば、基地局が提供され、該基地局は、ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局であり、
他の基地局又は該ユーザ装置が送信した標識情報を受信する第一受信ユニットであって、該標識情報は、該ユーザ装置に関する標識、及び/又は、該ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局における標識である、第一受信ユニット;及び、
該基地局が、該標識情報が該基地局に記憶されていると確定した時に、リンク失敗がハンドオーバー準備失敗によると確定する、第一処理ユニットを含む。
他の基地局又は該ユーザ装置が送信した標識情報を受信する第一受信ユニットであって、該標識情報は、該ユーザ装置に関する標識、及び/又は、該ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局における標識である、第一受信ユニット;及び、
該基地局が、該標識情報が該基地局に記憶されていると確定した時に、リンク失敗がハンドオーバー準備失敗によると確定する、第一処理ユニットを含む。
本発明の実施例の他の側面によれば、基地局が提供され、該基地局は、
該基地局がユーザ装置とコネクションを成功裏に確立した後に、該ユーザ装置が送信した標識情報を受信する第三受信ユニットであって、該標識情報は、該ユーザ装置に関する標識、及び/又は、該ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局における標識である、第三受信ユニット;及び、
該標識情報を、該ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局に送信する第三送信ユニットを含む。
該基地局がユーザ装置とコネクションを成功裏に確立した後に、該ユーザ装置が送信した標識情報を受信する第三受信ユニットであって、該標識情報は、該ユーザ装置に関する標識、及び/又は、該ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局における標識である、第三受信ユニット;及び、
該標識情報を、該ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局に送信する第三送信ユニットを含む。
本発明の実施例の他の側面によれば、ユーザ装置が提供され、該ユーザ装置は、
ユーザ装置が、リンク失敗が発生した時に、コネクション再確立の試みを行う時に該ユーザ装置に関する標識情報を生成する第六処理ユニット;及び、
基地局とコネクションを成功裏に確立した後に該基地局に該標識情報を送信する第四送信ユニットであって、該標識情報は、該ユーザ装置に関する標識、及び/又は、該ユーザが装置リンク失敗を観測した時に所在する基地局における標識である、第四送信ユニットを含む。
ユーザ装置が、リンク失敗が発生した時に、コネクション再確立の試みを行う時に該ユーザ装置に関する標識情報を生成する第六処理ユニット;及び、
基地局とコネクションを成功裏に確立した後に該基地局に該標識情報を送信する第四送信ユニットであって、該標識情報は、該ユーザ装置に関する標識、及び/又は、該ユーザが装置リンク失敗を観測した時に所在する基地局における標識である、第四送信ユニットを含む。
本発明の実施例の他の側面によれば、リンク失敗原因を分析する方法が提供され、該方法は、
ユーザ装置がハンドオーバーしようとする時に、該ユーザ装置が所在する基地局が、全ての可能な目標基地局にハンドオーバーリクエストメッセージを送信し;
該目標基地局が該ハンドオーバーリクエストメッセージに基づいて返したハンドオーバー準備失敗メッセージを受信し;及び、
該ユーザ装置にハンドオーバー準備失敗の指示を送信することを含む。
ユーザ装置がハンドオーバーしようとする時に、該ユーザ装置が所在する基地局が、全ての可能な目標基地局にハンドオーバーリクエストメッセージを送信し;
該目標基地局が該ハンドオーバーリクエストメッセージに基づいて返したハンドオーバー準備失敗メッセージを受信し;及び、
該ユーザ装置にハンドオーバー準備失敗の指示を送信することを含む。
本発明の実施例の他の側面によれば、リンク失敗原因を分析する方法が提供され、該方法は、
ユーザ装置が、該ユーザ装置が所在する基地局が送信したハンドオーバー準備失敗の指示を受信し;及び、
該ユーザ装置のリンク失敗後に、該ユーザ装置が、該基地局又は他の基地局とコネクションを確立した後に、該基地局又は他の基地局に該ハンドオーバー準備失敗の指示を送信することを含む。
ユーザ装置が、該ユーザ装置が所在する基地局が送信したハンドオーバー準備失敗の指示を受信し;及び、
該ユーザ装置のリンク失敗後に、該ユーザ装置が、該基地局又は他の基地局とコネクションを確立した後に、該基地局又は他の基地局に該ハンドオーバー準備失敗の指示を送信することを含む。
本発明の実施例の他の側面によれば、リンク失敗原因を分析する方法が提供され、該方法は、
基地局がユーザ装置と成功裏にコネクションを確立した後に、該ユーザ装置が送信したハンドオーバー準備失敗の指示を受信し;及び、
該ハンドオーバー準備失敗の指示を、ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局に送信しない又は送信することを含む。
基地局がユーザ装置と成功裏にコネクションを確立した後に、該ユーザ装置が送信したハンドオーバー準備失敗の指示を受信し;及び、
該ハンドオーバー準備失敗の指示を、ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局に送信しない又は送信することを含む。
本発明の実施例の他の側面によれば、基地局が提供され、該基地局は、
ユーザ装置がハンドオーバーしようとする時に、全ての可能な目標基地局にハンドオーバーリクエストメッセージを送信する第五送信ユニット;
該目標基地局が該ハンドオーバーリクエストメッセージに基づいて返したハンドオーバー準備失敗メッセージを受信する第四受信ユニット;及び、
該ユーザ装置にハンドオーバー準備失敗の指示を送信する第七処理ユニットを含む。
ユーザ装置がハンドオーバーしようとする時に、全ての可能な目標基地局にハンドオーバーリクエストメッセージを送信する第五送信ユニット;
該目標基地局が該ハンドオーバーリクエストメッセージに基づいて返したハンドオーバー準備失敗メッセージを受信する第四受信ユニット;及び、
該ユーザ装置にハンドオーバー準備失敗の指示を送信する第七処理ユニットを含む。
本発明の実施例の他の側面によれば、ユーザ装置が提供され、該ユーザ装置は、
該ユーザ装置が所在する基地局が送信したハンドオーバー準備失敗の指示を受信する第六受信ユニット;及び、
リンクが失敗し、該ユーザ装置が該基地局又は他の基地局とコネクションを確立した後に、該基地局又は他の基地局に該ハンドオーバー準備失敗の指示を送信する第八処理ユニットを含む。
該ユーザ装置が所在する基地局が送信したハンドオーバー準備失敗の指示を受信する第六受信ユニット;及び、
リンクが失敗し、該ユーザ装置が該基地局又は他の基地局とコネクションを確立した後に、該基地局又は他の基地局に該ハンドオーバー準備失敗の指示を送信する第八処理ユニットを含む。
本発明の実施例の他の側面によれば、基地局が提供され、該基地局は、
該基地局が該ユーザ装置と成功裏にコネクションを確立した後に、該ユーザ装置が送信したハンドオーバー準備失敗の指示を受信する第七受信ユニット;及び、
該ハンドオーバー準備失敗の指示を、ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局に送信しない又は送信する第九処理ユニットを含む。
該基地局が該ユーザ装置と成功裏にコネクションを確立した後に、該ユーザ装置が送信したハンドオーバー準備失敗の指示を受信する第七受信ユニット;及び、
該ハンドオーバー準備失敗の指示を、ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局に送信しない又は送信する第九処理ユニットを含む。
本発明の実施例の他の側面によれば、コンピュータ可読プログラムが提供され、そのうち、基地局において該プログラムを実行する時に、該プログラムは、コンピュータに、該基地局において上述のようなリンク失敗原因を分析する方法を実行させる。
本発明の実施例の他の側面によれば、コンピュータ可読プログラムを記憶した記憶媒体が提供され、そのうち、該コンピュータ可読プログラムは、コンピュータに、基地局において上述のようなリンク失敗原因を分析する方法を実行させる。
本発明の実施例の他の側面によれば、コンピュータ可読プログラムが提供され、そのうち、ユーザ装置において該プログラムを実行する時に、該プログラムは、コンピュータに、該ユーザ装置において上述のようなリンク失敗原因を分析する方法を実行させる。
本発明の実施例の他の側面によれば、コンピュータ可読プログラムを記憶した記憶媒体が提供され、そのうち、該コンピュータ可読プログラムは、コンピュータに、ユーザ装置において上述のようなリンク失敗原因を分析する方法を実行させる。
本発明の実施例の有益な効果は、ハンドオーバー準備失敗によるリンク失敗に対して分析を行うことができ、これにより、ネットワーク側は、より正確にネットワークを最適化し、従来技術に存在する問題を解決することができる。
後述の説明及び図面に基づき、本発明の特定の実施形態を詳細に開示し、本発明の原理を採用し得る方式を明確にする。なお、本発明の実施形態は、範囲上ではそれによって限定されない。添付した特許請求の範囲の精神及び技術的範囲では、本発明の実施形態は、あらゆる変形、変更に及び代替によるものをも含む。
1つの実施形態について説明した及び/又は示した特徴は、同じ又は類似した方式で、1つ又は複数の他の実施形態に使用し、他の実施形態における特徴と組み合わせ、又は、他の実施形態における特徴を置換することができる。
なお、"包括/含む"のような用語は、本文に使用する時に、特徴、装置全体、ステップ又はアセンブリの存在を指すが、1つ又は複数の他の特徴、装置全体、ステップ又はアセンブリの存在又は付加を排除しないことをも指す。
次の図面を参照することによって本発明の実施例の上述及び他の目の、特徴及び利点をよりよく理解することができる。
本発明の実施例1におけるリンク失敗原因分析方法を示す図である。
本発明の実施例2におけるリンク失敗原因分析方法を示す図である。
本発明の実施例3におけるリンク失敗原因分析方法を示す図である。
本発明の実施例4におけるリンク失敗原因分析方法を示す図である。
本発明の実施例5におけるリンク失敗原因分析方法を示す図である。
本発明の実施例6におけるリンク失敗原因分析方法を示す図である。
本発明の実施例4におけるユーザ装置が隣接基地局とコネクション再確立の試みを行うプロセスのフローチャートである。
本発明の実施例4におけるユーザ装置が基地局とRRCコネクションを確立するプロセスのフローチャートである。
本発明の実施例7における基地局の構成図である。
本発明の実施例8における基地局の構成図である。
本発明の実施例9における基地局の構成図である。
本発明の実施例10におけるユーザ装置の構成図である。
本発明の実施例11におけるリンク失敗原因分析方法を示す図である。
本発明の実施例12におけるリンク失敗原因分析方法を示す図である。
本発明の実施例13におけるリンク失敗原因分析方法を示す図である。
本発明の実施例14におけるリンク失敗原因分析方法を示す図である。
本発明の実施例15におけるリンク失敗原因分析方法を示す図である。
本発明の実施例16におけるリンク失敗原因分析方法を示す図である。
本発明の実施例17における基地局の構成図である。
本発明の実施例18におけるユーザ装置の構成図である。
本発明の実施例19における基地局の構成図である。
以下、図面に基づいて本発明の各種の実施形態について説明する。これらの実施形態は、例示だけであり、本発明を制限するものではない。当業者が本発明の原理及び実施形態を容易に理解し得るために、本発明の実施形態は、SONネットワークのリンク失敗原因の分析を例として説明するが、理解できるのは、本発明は、上述のシステムに限定されず、リンク失敗原因の分析に関する他のシステムにも適用し得るとのことである。
現在、従来案では、ユーザ装置はリンク失敗が発生した後に、ネットワーク側は端末が提供したリンク失敗情報に基づいて、ハンドオーバパラメタの誤った設置の問題又はカバレッジの問題によるかを判断することができる。しかし、従来案では、リンク失敗がハンドオーバ準備失敗によると判断することができず、これにより、誤ったネットワーク側の最適化を引き起こしてしまう。よって、本発明の実施例では、ネットワーク側へ関連する情報を提供し、これにより、ネットワーク側は、ハンドオーバ準備失敗によるリンク失敗を識別することができ、ネットワーク性能の最適化の効果を向上させることができる。
次に、図面を基に、本発明の実施例について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1におけるリンク失敗原因を分析する方法を示し、該方法は、ユーザ装置UEがリンク失敗を観測した時に所在する基地局(該基地局は、ユーザ装置のリンクが失敗する前に該ユーザ装置が所在する基地局でもある)に関するものであり、また、該ユーザ装置はリンクが失敗した後に、該基地局と再び成功裏に接続した場合、該基地局は、該ユーザ装置と成功裏にコネクションを確立する基地局でもある。
図1に示すように、該方法は、次のステップを含む。
ステップ101:ユーザ装置UEがリンク失敗を観測した時に所在する基地局は、他の基地局又は該ユーザ装置が送信した標識情報を受信し、該標識情報は、該ユーザ装置に関する標識、及び/又は、該ユーザ装置の該基地局における標識である。
本実施例では、該標識情報は、該ユーザ装置が、リンク失敗後に、コネクション再確立の試みを行う時に用いる情報である。
そのうち、該ユーザ装置は、リンク失敗後に、再び該基地局とコネクションを成功裏に確立した後に、該基地局は、該ユーザ装置が送信した標識情報を受信する。また、該ユーザ装置は、リンクが失敗し、且つ、他の基地局とコネクションを成功裏に確立した後に、他の基地局は、該ユーザ装置から該標識情報を取得する。
そのうち、該ユーザ装置に関する標識は、一つの該ユーザ装置に関する唯一の標識リスト、例えば、shortMAC-Iリストであり、3GPP TS36.331を参照する。
また、該ユーザ装置の該基地局における標識は、セル無線ネットワーク一時標識子(C-RNTI、Cell Radio Network Temporary Identifier)であってよい。
本実施例では、該標識情報を他の基地局又は該ユーザ装置から直接該基地局に送信してもよく、本実施例では、該標識情報を任意の一つのメッセージに含めて該基地局に送信してもよい。
例えば、該標識情報をリンク失敗指示メッセージに含めて該基地局に送信してもよい。
また、他の基地局又は該ユーザ装置は、該標識情報をリンク失敗報告(RLF Report)に含め、そして、該リンク失敗報告をリンク失敗指示メッセージに含めて該基地局に送信してもよい。このような場合、該リンク失敗報告には、上述の標識情報以外に、他の情報、例えば、リンク失敗時に自セル及び隣接セルに関する測定情報、ユーザ装置の位置情報、速度情報などをも含んでもよく、従来技術に含まれる情報と類似するので、ここでは詳しい説明を省略する。
ステップ102:該ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局は、該標識情報が該基地局に記憶されていると確定した時に、該基地局は、リンク失敗がハンドオーバー準備失敗によるものであると確定する。
本実施例では、該基地局は、該標識情報を受信し、又は、リンク失敗報告を受信し、そして、その中から標識情報を取得した後に、予めローカルに記憶した情報リストに対してサーチを行うことができ、これにより、該情報リストに該標識情報が存在するかどうかを判断することができ、存在する場合、該リンク失敗がハンドオーバー準備失敗によるものであると見なす。
上述の実施例から分かるように、ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局は、受信した標識情報及び予め記憶したローカルな情報を用いて、該リンク失敗がハンドオーバーパラメータの設置問題又はカバレッジの問題などではなく、ハンドオーバー準備失敗によるものであると確定することができ、これにより、該基地局は、該リンク失敗メッセージを無視することができ、ネットワークをより正確に最適化することに役立つことができる。
図2は、本発明の実施例2におけるリンク失敗原因を分析する方法を示し、該方法は、ユーザ装置UEのリンク失敗が発生した後に、ユーザ装置と成功裏に接続を確立した基地局に関するものであり、該基地局は、該ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局でなく、該ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局の隣接する基地局又は隣接しない基地局であってもよい。
図2に示すように、該方法は、次のステップを含む。
ステップ201:該基地局は、ユーザ装置とコネクションを成功裏に確立した後に該ユーザ装置が送信した標識情報を受信し、該標識情報は、該ユーザ装置に関する標識、及び/又は、該ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局における標識である。
本実施例では、該標識情報は、該ユーザ装置がリンク失敗後にコネクション再確立の試みを行う時に用いる情報であり、そのうち、該ユーザ装置は、リンク失敗後に、基地局とコネクション再確立の試みを行い、該ユーザ装置とコネクション再確立の試みを行う基地局は、任意の基地局、例えば、該ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局、該ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局と隣接する基地局又は隣接しない他の基地局であってもよい。
該ユーザ装置が該標識情報を送信する方法は、実施例1に記載のようであるため、ここでは詳しい説明を省略する。
ステップ202:該基地局は、該標識情報を、該ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局に送信する。
本実施例では、該基地局は、該標識情報を、ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局に直接送信してもよく、又は、該標識情報をリンク失敗報告に含めて、該ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局に送信してもよく、具体的には、実施例1に記載のようであるので、ここでは詳しい説明を省略する。
本実施例では、該標識情報をリンク失敗報告に含めて送信する時に、リンク失敗指示(RLF Indication)メッセージにより該リンク失敗報告を、該ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局に送信してもよい。
このように、該ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局は、その取得した標識情報、及び、予め記憶したローカルな情報に基づいて、リンク失敗がハンドオーバー準備失敗によるかどうかを確定することができ、具体的には、実施例1に記載のようであるので、ここでは詳しい説明を省略する。
図3は、本発明の実施例3におけるリンク失敗原因を分析する方法を示し、該方法は、ユーザ装置UEに関するものであり、該ユーザ装置UEは、リンク失敗発生後に、任意の基地局とコネクション再確立の試みを行い又はコネクションを確立することができ、このような任意の基地局は、例えば、該ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局、該ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局と隣接する基地局又は隣接しない他の基地局であってよい。
図3に示すように、該方法は、次のステップを含む。
ステップ301:ユーザ装置は、リンク失敗発生後に、コネクション再確立の試みを行う時に該ユーザ装置に関する標識情報を生成する。
本実施例では、該ユーザ装置と再確立の試みを行う基地局は、任意の基地局であってもよく、上述のようであるため、ここでは詳しい説明を省略する;
本実施例では、ユーザ装置が所在する基地局は、該ユーザ装置の全ての可能な目標基地局にハンドオーバーリクエストを発起した後にでも適切な目標基地局を選択することができず、これにより、該ユーザ装置にハンドオーバー命令を送信することができず、このとき、該ユーザ装置UEは、セル選択を行ってもよく、その後、選択した基地局とコネクション再確立の試みを行い、該再確立の試みのプロセスにおいて該ユーザ装置に関する標識情報を生成し、該標識情報に含まれる情報は、実施例1及び2に記載のように、例えば、shortMAC_I、及び/又は、C-RNTIを含み、そのうち、異なるユーザ装置については、該shortMAC-Iが異なり、また、同一のユーザ装置については、異なる目標セルに対して、該shortMAC-Iも異なる。
本実施例では、ユーザ装置が所在する基地局は、該ユーザ装置の全ての可能な目標基地局にハンドオーバーリクエストを発起した後にでも適切な目標基地局を選択することができず、これにより、該ユーザ装置にハンドオーバー命令を送信することができず、このとき、該ユーザ装置UEは、セル選択を行ってもよく、その後、選択した基地局とコネクション再確立の試みを行い、該再確立の試みのプロセスにおいて該ユーザ装置に関する標識情報を生成し、該標識情報に含まれる情報は、実施例1及び2に記載のように、例えば、shortMAC_I、及び/又は、C-RNTIを含み、そのうち、異なるユーザ装置については、該shortMAC-Iが異なり、また、同一のユーザ装置については、異なる目標セルに対して、該shortMAC-Iも異なる。
また、該目標基地局は、該ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局と隣接する基地局である。
そのうち、該ユーザ装置UEは、該基地局と無線リソース制御(RRC、Radio Resource Control)コネクションを再確立し、その具体的な過程は、従来技術と類似し、次の実施例に説明するため、ここでは詳しい説明を省略する。
ステップ302:該ユーザ装置は、基地局とコネクションを成功裏に確立した後に、該基地局に該標識情報を送信する。
本実施例では、該ユーザ装置は、再確立の試みが失敗した後に、一定時間が経過した後に、セル選択を行い、選択した一つの基地局と成功裏にコネクションを確立してもよく、該ユーザ装置と成功裏にコネクションを確立した基地局は、任意の基地局、例えば、該ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局、該ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局と隣接する一つの基地局又は隣接しない基地局であってもよい。
本実施例では、該ユーザ装置が該標識情報を送信する方法は、実施例1及び2に記載のようであり、即ち、該標識情報を任意のメッセージにより該基地局に直接送信してもよく、該標識情報をリンク失敗指示メッセージに含めて該基地局に送信してもよく、又は、該標識情報を含むリンク失敗報告を指示メッセージに含めて該基地局に送信してもよい。
上述の実施例から分かるように、ユーザ装置は、某基地局とコネクションを成功裏に確立した後に、標識情報を該基地局に送信し、そのうち、該標識情報は、該ユーザ装置が再確立の試みを行う時に用いる情報であり、このように、該基地局は、該標識情報を受信した後に、該標識情報を、該ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局に送信することができ、このように、該ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局は、その受信した標識情報、及び、予めローカルに記憶した情報に基づいて、該リンク失敗がハンドオーバーパラメータの設置問題又はカバレッジの問題などではなく、ハンドオーバー準備失敗によるものであると確定することができ、これにより、該基地局は、該リンク失敗メッセージを無視することができ、ネットワークをより正確に最適化することに役立つことができる。
次に、図面を参照して具体的な場面を基に、本発明の実施例におけるリンク失敗原因を分析する方法について説明する。例えば、ユーザ装置がリンク失敗発生(即ち、ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局)時に、該ユーザ装置UEが所在する基地局は基地局Aであり、本実施例では、該基地局Aの隣接する基地局は、基地局B及び基地局Cを含んでもよいが、実際のネットワークシステムでは、該隣接基地局の数は、2よりも大きくなってもよく、その分析プロセスは、2つの隣接する基地局を含む場合と類似し、ここでは、隣接基地局が基地局B及び基地局Cを含むことを例として説明を行う。
本実施例では、「該UEはリンク失敗発生後に、該UEはセル選択により基地局Bとコネクション再確立を行い、コネクション再確立失敗後に、該UEはセル選択により基地局Bと成功裏にコネクションを確立した場合」について説明を行う。なお、該ユーザ装置と再確立コネクションの試みを行い及び成功裏にコネクションを確立した基地局としては、任意の基地局、例えば、基地局A;基地局Aと隣接する他の基地局、例えば、基地局C;基地局Aと隣接しない他の基地局であってもよい。
図4Aは、本発明の実施例4におけるリンク失敗原因を分析する方法を示し、図4Aに示すように、該方法は、次のステップを含む。
ステップ401:ユーザ装置UEは、その所在する基地局Aに測定報告を送信する。
本実施例では、トリガーイベント発生時に、該ユーザ装置UEは、その所在する基地局Aに測定報告を送信する。例えば、該トリガーイベントは、基地局Bの信号品質から基地局Aの信号品質を減算した後の差が所定閾値よりも大きいとのことであってもよい。
そのうち、該測定報告は、自セルの測定結果、隣接セルの測定結果などを含んでもよく、従来技術に類似するため、ここでは詳しい説明を省略する。
ステップ402、402':該ユーザ装置UEがハンドオーバーを行う必要がある時に、該ユーザ装置UEが所在する基地局Aは、複数の目標基地局にハンドオーバーリクエストを送信する。
本実施例では、該目標基地局は、基地局Aと隣接する基地局、例えば、基地局B及び基地局Cであり、基地局Aは、隣接する基地局B及び基地局Cにハンドオーバーリクエストを送信する。
ステップ403、403':基地局B及び基地局Cは、該ハンドオーバーリクエストを受信した後に、基地局Aにハンドオーバー準備失敗メッセージを返す。
ステップ404:基地局Aは、該ハンドオーバー準備失敗メッセージ後を受信した後に、該UEの標識情報を記録し、該標識情報は、該UEに関する標識、及び/又は、該UEの基地局Aにおける標識を含む。
本実施例では、基地局Aは、該標識情報を標識情報リストに記憶してもよく、例えば、該UEに関する標識は、一つの該UEに関する唯一の標識リスト、例えば、表1に示すように、shortMAC-Iリストであってもよい。該リストにおける各標識は、目標基地局の一つのセルに対応しており、また、該UEの基地局Aにおける標識は、例えば、C-RNTIであってもよく、他の一つの標識情報リストに記憶されてもよい。表1は、shortMAC-Iリストを示す。
ステップ405:該UEのリンクが失敗した後に、該UEは、コネクション再確立の試みを行う。
本実施例では、RRCコネクション再確立の試みを行い、例えば、セル選択により基地局Bとコネクション再確立の試みを行い、そのコネクション再確立のプロセスは、図5に示すようであり、次に詳細に説明するため、ここでは詳しい説明を省略する。コネクション再確立のプロセスでは、基地局Bに対しての標識情報、例えば、shortMAC_I、C-RNTIを生成し、しかし、基地局Bに該UEのコンテクスがないため、該コネクション再確立が失敗してしまう。
ステップ406:該UEは、基地局と成功裏にRRCコネクションを確立する。
本実施例では、該UEは、リンク失敗後に、所定時間が経過した後に、基地局とコネクションを確立し、例えば、セル選択により、基地局Bとコネクションを確立し、そのコネクション確立プロセスは、図6に示すようであり、次に詳細に説明するため、ここでは詳しい説明を省略する。
ステップ407:該UEは、基地局Bと成功裏にRRCコネクションを確立した後に、該UEは、ネットワーク側(即ち、基地局B)に、リンク失敗発生時にコネクション再確立の試みを行う時に生成した標識情報を送信する。
本実施例では、該UEは、任意のメッセージにより該標識情報を直接基地局Bに送信してもよく、又は、該標識情報をリンク失敗報告に含めて基地局Bに送信してもよい。
本実施例では、例えば、該標識情報を該リンク失敗指示メッセージに含めて基地局Bに送信し、該リンク失敗指示メッセージは、コネクション再確立の試みを行う時に生成された一つの該UEに関する唯一の標識、例えば、shortMAC-I、及び/又は、該UEがリンク失敗発生した基地局Aに使用する標識、例えば、C-RNTIを含む。
ステップ408:基地局Bは、該標識情報を受信した後に、該標識情報を基地局A、即ち、該UEがリンク失敗発生時に所在する基地局に送信する。
本実施例では、基地局Bは、リンク失敗指示メッセージにより、該標識情報を基地局Aに送信する。
しかし、該標識情報を含むリンク失敗報告を該リンク失敗指示メッセージに含めて基地局Aに送信してもよい。
ステップ409:基地局Aは、基地局Bが送信したリンク失敗指示メッセージを受信し、該指示メッセージに含まれている標識情報が既に該基地局Aに記録されていると確定すれば、基地局Aは、該リンク失敗指示を無視する。
本実施例では、基地局Aは、予め記憶した標識情報リストに対してサーチを行い、該リンク失敗指示に含まれている標識情報が該標識情報リストに存在するかどうかを判断し、存在する場合、該UEのリンク失敗がハンドオーバー準備失敗によると示し、これにより、正確にネットワークを最適化することができる。
ステップ410:基地局Aは、その記憶した、該ユーザ装置に対応する標識情報を削除する。
本実施例では、該標識情報のうちの該UEに関する標識が表1に示すリストであるとき、該リストを削除し、該標識情報には、該UEの基地局Aにおける標識、例えば、C-RNTIを更に含むとき、該基地局は、さらに該C_RNTIを削除する必要もある。
本実施例では、基地局Aが記録した、該UEに関する標識情報リストは、さらに、以下の場合に削除されることもあり、以下、例を挙げて説明する。
例1:ステップ403、403'では、該UEに関する全てのハンドオーバーリクエストが拒絶された後に、該UEは、同じ基地局、即ち、基地局Aにおいて、一回成功のハンドオーバー準備を完成させ、即ち、その所在する基地局Aにおいてハンドオーバーリクエストを送信した後に、目標基地局(隣接基地局B又はC)は、ハンドオーバーリクエスト応答メッセージを返した時に、基地局側に記録されている、該UEに関する標識リスト(例えば、表1)、及び/又は、該UEがリンク失敗の発生した基地局Aに使用する標識は削除される。
このように、リンク失敗前に、ステップ403、403'の後に、該方法は、更に、基地局Aが再び該隣接基地局にハンドオーバーリクエストを送信し、該隣接基地局が返したハンドオーバーリクエスト応答メッセージを受信した時に、該基地局に記憶されている該情報を削除することを含み、そのうち、該隣接基地局は、基地局B又は基地局Cである。
例2:ステップ404で該標識情報を記録した後に、記録した標識情報が基地局Aに記憶されてから一定時間が経過した後に、基地局側に記録されている、該UEに関する標識情報リスト(表1)、及び/又は、該UEがリンク失敗の発生した基地局Aに使用する標識は刪除される。
このように、該方法は、更に、基地局Aに記憶されている情報の記憶時間が所定時間を超えた時に、基地局Aは、記憶されている該情報を削除する。
図4Bは、本発明の実施例5におけるリンク失敗原因を分析する方法を示す。図4Bに示すように、図4Aに示すような実施例4のとの相違点は、ステップ406'、ステップ407'及びステップ409'にあり、他のステップは、実施例4と類似する。そのうち、ステップ406':本実施例では、該ユーザ装置UEがリンク失敗し、一定時間が経過した後に、基地局とコネクションを確立し、例えば、セル選択により、基地局Aとコネクションを確立し、そのコネクション確立のプロセスは、図6に示すようであり、次に詳細に説明するため、ここでは詳しい説明を省略する。ステップ407':該UEは、基地局Aと成功裏にRRCコネクションを確立した後に、該UEは、ネットワーク側(即ち、基地局A)に、リンク失敗発生時にコネクション再確立の試みを行う時に生成した標識情報を送信する。ステップ409':基地局Aは、該標識情報を受信した後に、該指示メッセージに含まれている標識情報が既に該基地局Aに記憶されていると確定すれば、基地局Aは、該リンク失敗指示を無視する。
図4Cは、本発明の実施例6におけるリンク失敗原因を分析する方法を示す。図4Cに示すように、図4Aに示すような実施例4との相違点は、「ステップ406":本実施例では、該ユーザ装置UEがリンク失敗し、一定時間が経過した後に、基地局とコネクションを確立し、例えば、セル選択により、基地局Dとコネクションを確立し、この時に、基地局Dは、基地局Aと隣接しない基地局であり、そのコネクション確立プロセスは、図6に示すようなコネクション確立プロセスに類似するため、ここでは詳しい説明を省略し;ステップ407":該UEは、基地局Dと成功裏にRRCコネクションを確立した後に、該UEは、ネットワーク側(即ち、基地局D)に、リンク失敗発生時にコネクション再確立の試みを行う時に生成した標識情報を送信し;ステップ408":基地局Dは、該標識情報を受信した後に、例えば、該標識情報をリンク失敗指示メッセージに含めて基地局Aに送信する」とのことのある。他のステップは、実施例4に類似するため、ここでは詳しい説明を省略する。
上述の図4A〜図4Cの実施例では、UEと成功裏にコネクションを確立した基地局が基地局A、隣接する基地局B、隣接しない基地局Dであることを例として説明を行った。また、上述の実施例では、UEとコネクション再確立の試みを行う基地局が隣接基地局Bであることを例として説明をも行ったが、他の基地局の場合も類似するため、ここでは詳しい説明を省略する。
図5は、本発明の実施例4におけるユーザ装置と隣接基地局とがコネクション再確立の試みを行うプロセスのフローチャートを示す。図5に示すように、該方法は、次のステップを含む。
ステップ501:該UEは、セル選択を行う。
そのうち、選択プロセスは、従来技術のようであるため、ここでは詳しい説明を省略する。
ステップ502:ステップ501で該UEが基地局Bを選択した場合、該UEは、基地局BへのRRCコネクション再確立リクエストメッセージにおける関連情報を生成し、そのうち、該関連情報は、基地局Bに対してのユーザ標識情報を含む。
例えば、該標識情報は、shortMAC-Iであり、又は、UEが基地局Aにおける標識C-RNTIである。
ステップ503:該UEは、基地局Bに、RRCコネクション再確立リクエストを送信し、該RRCコネクション再確立リクエストは、生成された該標識情報を含む。
ステップ504:基地局Bに該UEのコンテクスがないので、基地局Bは、RRCコネクション再確立拒絶メッセージをフィードバックして再確立リクエストを拒絶する。
図6は、本発明の実施例4におけるユーザ装置と基地局とがRRCコネクションを確立するプロセスのフローチャートを示す。図6に示すように、次のステップを含む。
ステップ600:セル選択を行う。
そのうち、選択プロセスは、従来技術のようであるので、ここでは詳しい説明を省略する。
ステップ601:該UEは、選定した基地局BにRRCコネクションリクエストを送信する。
ステップ602:基地局Bは、該RRCコネクションリクエストを受信した後に、該UEに、RRCコネクション確立メッセージを返す。
ステップ603:該UEは、該RRCコネクション確立メッセージを受信した後に、基地局Bに、RRCコネクション確立完成メッセージを送信し、このように、該UEと基地局Bとの間のコネクションを成功裏に確立し得る。
上述の実施例から分かるように、該UEは、某基地局とコネクションを確定した後に、標識情報を該基地局に送信することができ、該標識情報は、該ユーザ装置がリンク失敗後に再確立の試みを行う時に使用する情報であり、このようにして、該基地局は、該標識情報を受信した後に、該標識情報を、該ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局に送信することができ、よって、該基地局は、受信した標識情報、及び、予めローカルに記憶した情報を用いて、該リンク失敗がハンドオーバーパラメータの設置問題又はカバレッジの問題などでなく、ハンドオーバー準備失敗によると確定することができる。これにより、該基地局は、該リンク失敗メッセージを無視することができ、より正確にネットワークを最適化することに役立ことができ、また、基地局Aは、更に、記録した情報に対して管理を行い、適切なタイミングで冗長な情報を削除し、基地局の記憶空間を節約することもできる。
当業者が理解すべきは、上述の実施例における方法の全部又は一部のステップは、プログラムが、関連するハードウェアに指示することにより完成されてもよく、このようなプログラムはコンピュータ可読取記憶媒体に記憶されてもよく、該プログラムは、実行する時に、上述の実施例における方法の全部又は一部のステップを含み、このような記憶媒体は、R0M、RAM、磁気Disk、光Diskなどを含んでもよい。
本発明の実施例は、更に、基地局及びユーザ装置が次の実施例に記載のように提供される。該基地局及びユーザ装置が問題を解決する原理は、上述の基地局及びユーザ装置に基づくリンク失敗原因を分析する方法に類似するため、該基地局及びユーザ装置の実施は、方法の実施を参照することができるので、重複記載は省略する。
図7は、本発明の実施例7における基地局の構成図である。該基地局は、ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局(該基地局は、ユーザ装置のリンク失敗前に、該ユーザ装置が所在する基地局でもある)であり、該基地局は、UEのリンクが失敗した後に、再び該ユーザ装置と成功裏にコネクションを確立した基地局であってもよく、図7に示すように、該基地局は、第一受信ユニット701及び第一処理ユニット702を含む。
第一受信ユニット701:他の基地局又はユーザ装置から送信した標識情報を受信し、該標識情報は、該ユーザ装置に関する標識、及び/又は、該ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局における標識であり、その作用は、実施例のステップ101に記載のようであり、また、具体的な標識情報は、実施例1〜4に記載のようであるため、ここでは詳しい説明を省略する。
第一処理ユニット702:該基地局により、該標識情報が該基地局に記憶されていると確定した時に、リンク失敗がハンドオーバー準備失敗によるものであると確定する。
本実施例では、該他の基地局又はユーザ装置が該標識情報を送信する方法は、実施例1に記載のようであり、例えば、本実施例では、該標識情報をリンク失敗指示メッセージに含めて送信してもよく、又は、該標識情報をリンク失敗報告に含めて、リンク失敗指示メッセージにおいて送信してもよい。
本実施例では、ユーザ装置に関する標識情報は、実施例1に記載のように、ユーザ装置に関する唯一の標識、例えば、shortMAC-Iであってもよく、該ユーザ装置の該ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局における標識は、C-RNTIであってもよい。また、該標識情報は、該ユーザ装置がコネクション再確立の試みを行う時に使用する情報であり、該ユーザ装置とコネクション再確立の試みを行う基地局は、任意の基地局であってもよく、上述のような実施例に記載のようであるため、ここでは詳しい説明を省略する。
本実施例では、第一処理ユニット702は、該標識情報を受信した後に、予めローカルに記憶した標識情報リストに対してサーチを行い、該標識情報リストに該標識情報が存在すするかどうかを判断し、存在する場合、該リンク失敗がハンドオーバー準備失敗によると見なす。
また、該基地局は、更に、記憶ユニット703を含んでもよく、それは、ユーザ装置に関する標識情報リストを記憶する。本実施例では、基地局は、リンク失敗の原因がハンドオーバー準備失敗であると確定した場合、第一処理ユニット702は、該リンク失敗報告を無視し、このようにして、該基地局は、リンク失敗原因がハンドオーバーパラメータ設置又はカバレッジの問題であると確定することがないので、ネットワーク側は、より正確にネットワークを最適化することができる。
上述の実施例から分かるように、基地局は、受信した標識情報及び予め記憶したローカルな情報を用いて、該リンク失敗がハンドオーバーパラメータの設置問題又はカバレッジの問題などでなく、ハンドオーバー準備失敗によると確定することができる。これにより、該基地局は、該リンク失敗メッセージを無視することができ、より正確にネットワークを最適化することに役立つことができる。
図8は、本発明の実施例8における基地局の構成図である。該基地局は、ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局であり、該基地局は、UEのリンクが失敗した後に、再び該ユーザ装置と成功裏にコネクションを確立した基地局でもあり、図8に示すように、該基地局は、第一受信ユニット801、第一処理ユニット802及び記憶ユニット803を含み、その作用(機能)は、実施例5に類似するため、ここでは詳しい説明を省略する。
図8に示すように、該基地局は、更に、第二処理ユニット804を含み、第二処理ユニット804は、第一処理ユニット802により、該標識情報が予め該基地局に記憶されていると確定した時に、該基地局に記憶されている該標識情報を削除する。
このように、該基地局は、その記憶した情報を管理してその記憶空間を節約することができる。
本実施例では、該基地局は、先に、予め記憶されている標識情報を取得することができ、即ち、ユーザ装置がハンドオーバーする必要がある時に、該ユーザ装置が所在する基地局(例えば、基地局A)が同時に、該ユーザ装置の全ての可能な目標基地局、即ち、隣接基地局(例えば、基地局B及び基地局C)に、ハンドオーバーリクエストを発起した後にでも、一つの適切な目標基地局を選択できず且つ該ユーザ装置にハンドオーバー命令を送信できず、(一つのユーザ装置がハンドオーバーしようとする時、その所在する基地局が同時に複数の基地局にハンドオーバーリクエストを送信することができる)、例えば、各ハンドオーバーリクエストについて、該基地局がそれ相応のハンドオーバー準備失敗メッセージを受信し、このときに、該ユーザ装置が所在する基地局(例えば、図1における基地局A)は、該ユーザ装置に関する標識情報(例えば、一つの全ての可能な目標基地局に対応する、端末に関する唯一の標識、例えばshortMAC-Iリスト、及び/又は、端末の基地局Aにおける標識、例えばC_RNTI)を記録することができる。
このように、図8に示すように、該基地局は更に第一送信ユニット805及び第三処理ユニット806を含み、そのうち、第一送信ユニット805は、リンク失敗前に、ユーザ装置がハンドオーバーしようとする時に、基地局が全ての可能な目標基地局にハンドオーバー請求を送信するために用いられる。
第三処理ユニット806は、該目標基地局が返したハンドオーバー準備失敗メッセージを受信した時に、次のような標識情報を記憶するために用いられ、即ち、ユーザ装置に関する標識、及び/又は、ユーザ装置の基地局における標識であり、そのうち、該情報をリスト方式で記憶ユニット803に記憶してもよい。
また、本実施例では、該基地局は、さらに、該目標基地局にハンドオーバーリクエストを送信するためのユニット、該隣接基地局が該ハンドオーバーリクエストに基づいて返したハンドオーバー準備失敗メッセージを受信するためのユニット、及び、該ユーザ装置にハンドオーバー命令を送信するためのユニットを含んでもよく、この部分は、従来技術に類似するため、ここでは詳しい説明を省略する。
本実施例では、図8に示すように、該基地局は、更に、第四処理ユニット807を含んでもよく、第四処理ユニット807は、基地局に記憶されている標識情報の記憶時間が所定時間を超えった時に、記憶されている該標識情報を削除するために用いられる。
また、リンク失敗前に、該ユーザ装置に関する全てのハンドオーバーリクエストが拒絶された後に(各ハンドオーバーリクエストについて、該基地局はそれ相応のハンドオーバー準備失敗メッセージを受信した)、該ユーザ装置は、同じ基地局の下で一回成功のハンドオーバー準備(例えば、それが所在する基地局Aは、ハンドオーバーリクエストを送信した後に、目標基地局Bは、ハンドオーバー請求応答メッセージを返した)を完成させ、このような場合、該基地局は、更に、第二送信ユニット及び第五処理ユニット(図示せず)を含む。
第二送信ユニットは、基地局が、目標基地局から返したハンドオーバー準備失敗メッセージを受信した後に、隣接基地局にハンドオーバーリクエストを送信するために用いられ、第五処理ユニットは、目標基地局が返したハンドオーバーリクエスト応答メッセージを受信した時に、基地局に記憶されている標識情報を削除するために用いられる。本実施例では、具体的に刪除される標識情報は、実施例1〜4に記載のようであるため、ここでは詳しい説明を省略する。
上述の実施例から分かるように、基地局は、受信した標識情報、及び、予めローカルに記憶した情報を用いて、該リンク失敗がハンドオーバー準備失敗によるものであり、ハンドオーバーパラメータの設置問題又はカバレッジの問題などによるものではないと確定することができる。これにより、該基地局は、該リンク失敗メッセージを無視することができ、より正確にネットワークを最適化することに役立つことができ、また、その記憶した情報を管理して記憶空間を節約することもできる。
図9は、本発明の実施例9における基地局の構成図である。該基地局は、ユーザ装置リンク失敗後に、該UEと再びコネクションを確立した基地局であり、例えば、該基地局は、基地局Aの隣接基地局、例えば、基地局B及び基地局Cであってもよく、基地局A(実施例7及び8参照)であってもよく、隣接しない基地局であってもよい。
図9に示すように、該基地局は、第三受信ユニット901及び第三送信ユニット902を含む。
第三受信ユニット901は、該基地局がユーザ装置とコネクションを成功裏に確立した後に、該ユーザ装置から送信した標識情報を受信するためのものであり、そのうち、該標識情報は、該ユーザ装置に関する標識、及び/又は、該ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局における標識であり、且つ、該標識情報は、前記ユーザ装置がリンク失敗した後にコネクション再確立の試みを行う時に使用する情報である。
第三送信ユニット902:該標識情報を、該ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局に送信するために用いられる。
本実施例では、該UEは、該標識情報を直接該基地局に送信してもよく、例えば、該標識情報をリンク失敗指示メッセージに含めて送信してもよい。
また、該ユーザ装置は、該標識をリンク失敗報告に含めて、リンク失敗指示メッセージにより該基地局に送信してもよく、この場合、第三受信ユニット901は、ユーザ装置が送信したリンク失敗指示メッセージを受信するために用いられ、また、該メッセージから該リンク失敗報告における該標識情報を得ることできる。第三送信ユニット902は、該標識情報を含むリンク失敗報告をリンク失敗指示メッセージにより、ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局に送信するために用いられる。
また、該基地局は、更に、該ユーザ装置とコネクションを確立するためのユニットを含んでもよく、そのコネクション確立プロセスは、従来技術に類似し、例えば、実施例及び図6に記載のようであるため、ここでは詳しい説明を省略する。
また、本実施例では、該基地局は、更に、該ユーザ装置がリンク失敗発生時に所在する基地局から送信したハンドオーバーリクエストを受信するためのユニット、及び、該ハンドオーバーリクエストに基づいてハンドオーバー準備失敗メッセージを返すためのユニットを含んでもよい。
上述の実施例から分かるように、該基地局は、該ユーザ装置の標識情報を、該ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局に送信し、該ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局に、該標識情報及びその記憶した情報に基づいて、ハンドオーバー準備失敗によるかどうかを確定させることができ、これにより、正確にリンク失敗原因を確定することができ、ネットワーク性能の最適化に有利である。
図10は、本発明の実施例10におけるユーザ装置の構成図である。図10に示すように、該ユーザ装置は、第六処理ユニット1001及び第四送信ユニット1002を含む。
第六処理ユニット1001は、ユーザ装置が、リンク失敗発生時に、基地局とコネクション再確立の試みを行う時に、該ユーザ装置に関する標識情報を生成するために用いられ、そのうち、該標識情報は、上述のような実施例に記載のようであるため、ここでは詳しい説明を省略する。第四送信ユニット1002は、基地局とコネクションを成功裏に確立した後に該基地局に該標識情報を送信するために用いられ、そのうち、該標識情報をリンク失敗指示メッセージにより該基地局に送信してもよく、該標識情報をリンク失敗報告に含めてリンク失敗指示メッセージにより該基地局に送信してもよく、上述のような述実施例に記載のようであるため、ここでは詳しい説明を省略する。
上述の実施例では、該ユーザ装置とコネクション再確立の試みを行い、又は、成功裏にコネクションを確立した基地局は、任意の基地局であってもよく、上述のような実施例に記載のようであるため、ここでは詳しい説明を省略する。
また、該ユーザ装置は、更に、コネクション確立ユニットを含んでもよく、それは、該他の基地局とコネクションを確立するために用いられ、その確立コネクションプロセスは、従来技術に類似し、実施例4及び図6に記載のようであるため、ここでは詳しい説明を省略する。
また、該ユーザ装置は、更に、コネクション再確立ユニットを含んでもよく、それは、ユーザ装置が、リンク失敗発生時に、基地局Aと、又は、基地局Aの隣接する基地局と、又は、隣接しない基地局と再確立コネクションを行うために用いられ、その再確立プロセスは、従来技術に類似し、実施例4及び図5に記載のようであるので、ここでは詳しい説明を省略する。
上述の実施例から分かるように、ユーザ装置は、某基地局とコネクションを確立した後に、標識情報を該基地局に送信し、該基地局は、該標識情報を、該ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局に送信し、これにより、該ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局は、該標識情報及びその記憶した情報に基づいて、ハンドオーバー準備失敗によるかどうかを判断し、これにより、正確にリンク失敗原因を確定することができ、ネットワーク性能の最適化に有利である。
図11は、本発明の実施例11におけるリンク失敗原因を分析する方法を示す。リンク失敗前にユーザ装置が所在する基地局(ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に該ユーザ装置が所在する基地局でもある)に関し、図11に示すように、該方法は、次のステップを含む。
ステップ1101:ユーザ装置がハンドオーバーする必要がある時に、ユーザ装置が所在する基地局は、全ての可能な目標基地局にハンドオーバーリクエストメッセージを送信する。
本実施例では、一つの基地局が一つのユーザ装置の全ての可能な目標基地局(隣接基地局、例えば、図4A-4Cに示すような基地局B、基地局C)にハンドオーバー請求を発起した後にでも、一つの適切な目標基地局を選択できず、これにより、該ユーザ装置にハンドオーバー命令を送信できない(一つのユーザ装置がハンドオーバーしようとする時、その所在する基地局が同時に複数の基地局にハンドオーバーリクエストを送信することができる)。
ステップ1102:該目標基地局が該ハンドオーバーリクエストメッセージに基づいて返したハンドオーバー準備失敗メッセージを受信する。
ステップ1103:該基地局は、該ユーザ装置にハンドオーバー準備失敗の指示を送信する。
本実施例では、例えば、送信した各ハンドオーバーリクエストについて、該基地局は、それ相応のハンドオーバー準備失敗メッセージを受信したときに、該ユーザ装置が所在する基地局(例えば、図4Aにおける基地局A)は、該ユーザ装置に、一つのハンドオーバー準備失敗の指示を送信することができる。
該ユーザ装置のリンクが失敗した後に、該ユーザ装置は、セルを選択することにより、該セルの基地局とコネクションを確立することができ、該ユーザ装置とコネクションを確立する基地局は、任意の基地局、例えば、ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局であってよい。
このような場合、該方法は、更に、該ユーザ装置が該基地局とコネクションを成功裏に確立した後に、該基地局が該ユーザ装置の送信した該ハンドオーバー準備失敗の指示を受信することを含んでもよい。該ステップは、オプションステップである。
また、該ユーザ装置とコネクションを確立する基地局は、更に、他の基地局(該基地局と隣接する又は隣接しない基地局)であってもよい。
このような場合、該方法は、更に、該ユーザ装置が他の基地局とコネクションを成功裏に確立した後に、該基地局が他の基地局の送信した該ハンドオーバー準備失敗の指示を受信することを含んでもよい。該ステップは、オプションステップである。
そのうち、該ハンドオーバー準備失敗の指示がリンク失敗指示に含まれて該基地局に送信される場合、該基地局は、該ユーザ装置又は該他の基地局が送信した、該ハンドオーバー準備失敗の指示を含むリンク失敗指示を受信するが、該基地局は、該リンク失敗指示を無視する。
図12は、本発明の実施例12におけるリンク失敗原因を分析する方法を示す。ユーザ装置に関し、図12に示すように、該方法は、次のステップを含む。
ステップ1201:ユーザ装置は、該ユーザ装置が所在する基地局が送信したハンドオーバー準備失敗の指示を受信する。
ステップ1202:リンク失敗後に、該ユーザ装置は、該基地局又は他の基地局とコネクションを確立した後に、該基地局又は他の基地局に、該ハンドオーバー準備失敗の指示を送信する。
本実施例では、該ハンドオーバー準備失敗の指示はリンク失敗報告に含まれてリンク失敗指示メッセージにより該基地局又は他の基地局に送信されてもよく、また、リンク失敗報告に含まれずに該リンク失敗報告と一緒にリンク失敗指示メッセージに含まれて該基地局又は他の基地局に送信されてもよい。
また、リンク失敗後に、ステップ1202の前に、さらに、該ユーザ装置が基地局とコネクション再確立の試みを行い、且つ、コネクションが失敗したことを含む。該ユーザ装置とコネクション再確立の試みを行う基地局は、ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局であってもよく、ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局の隣接する基地局又は隣接しない基地局であってもよい。
上述の実施例から分かるように、該ユーザ装置が所在する基地局は、該ユーザ装置に、ハンドオーバー準備失敗の指示を送信することができ、これにより、該ユーザ装置は、某基地局と成功裏にRRCコネクションを確立した後に、ネットワーク側(例えば基地局B)に、該ハンドオーバー準備失敗の指示を送信することができ、このようにして、ネットワーク側は、リンク失敗原因がハンドオーバー準備失敗であり、ハンドオーバーパラメータ設置又はカバレッジの問題でないと確定することができ、ネットワークの最適化に有利である。
図13は、本発明の実施例13におけるリンク失敗原因を分析する方法を示す。某基地局に関し、図13に示すように、該方法は、次のステップを含む。
ステップ1301:ユーザ装置と成功裏に接続した後に、該ユーザ装置が送信したハンドオーバー準備失敗の指示を受信する。
ステップ1302:該ハンドオーバー準備失敗の指示を、ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局に送信せず又は送信する。
本実施例では、該ハンドオーバー準備失敗の指示をリンク失敗指示に含めて、ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局に送信しない。
上述の実施例から分かるように、ユーザ装置は某基地局と成功裏にRRCコネクションを確立した後にネットワーク側(例えば基地局B)にハンドオーバー準備失敗の指示を送信し、このように、ネットワーク側は、リンク失敗原因がハンドオーバー準備失敗であると確定することができ、この時に、該基地局は、該ハンドオーバー準備失敗の指示を、該ユーザ装置がリンク失敗発生時に所在する基地局に送信せず、また、該基地局は、該ハンドオーバー準備失敗の指示を、該ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局に送信してもよい。
次に、図面を参照して具体的な場面を基に、本発明の実施例におけるリンク失敗原因を分析する方法について説明する。例えば、ユーザ装置は、リンク失敗発生(即ち、リンク失敗を観測した)時に、該ユーザ装置UEが所在する基地局は、基地局Aであり、本実施例では、該基地局Aの隣接基地局は、基地局B及び基地局Cを含むが、実際のネットワークシステムでは、該隣接基地局の数は2よりも大きくなってもよく、その分析プロセスは、2つの隣接基地局を含む場合と類似するため、ここでは、隣接基地局が基地局B及び基地局Cを含むことを例として説明を行う。
本実施例では、ユーザ装置のリンクが失敗した時に、該ユーザ装置は、隣接基地局(例えば基地局B又はC)、基地局A又は他の基地局とコネクション再確立の試みを行い、コネクション再確立の試みが失敗した後に、該ユーザ装置は、基地局と成功裏にコネクションを確立し、該基地局は、該隣接基地局B、Cであってもよく、隣接基地局でなくてもよく、基地局Aであってもよい。以下の実施例では、該ユーザ装置が、隣接基地局Bを選択してそれとコネクション再確立の試みを行い、及び、基地局Bを選択してそれとRRCコネクションを行うことを例として説明を行う。
図14Aは、本発明の実施例14におけるリンク失敗原因を分析する方法を示し、図14Aに示すように、該方法は、次のステップを含む。
ステップ1401:ユーザ装置UEは、その所在する基地局Aに測定報告を送信する。
本実施例では、図4Aにおけるステップ401と類似するので、ここでは詳しい説明を省略する。
該測定報告は、自セルの測定結果、隣接セルの測定結果などを含んでもよく、従来技術と類似するため、ここでは詳しい説明を省略する。
ステップ1402、1402':該ユーザ装置UEがハンドオーバーする必要がある時に、該ユーザ装置UEが所在する基地局Aは、同時に、複数の目標基地局に、ハンドオーバーリクエストを送信する。
本実施例では、基地局Aは、隣接基地局B及び基地局Cにハンドオーバーリクエストを送信する。
ステップ1403、1403':基地局B及び基地局Cは、該ハンドオーバーリクエストを受信した後に、基地局Aに、ハンドオーバー準備失敗メッセージを返す。
ステップ1404:基地局Aは、該ハンドオーバー準備失敗メッセージを受信した後に、該ユーザ装置にハンドオーバー準備失敗指示を送信する。
ステップ1405:リンク失敗後に、該UEは、その基地局とコネクション再確立の試みを行う。
実施例では、RRCコネクションの再確立を行い、例えば、基地局Bを選択してそれとコネクション再確立の試みを行い、しかし、基地局Bに該UEのコンテクスがないため、該コネクションの再確立が失敗してしまい、その具体的なプロセスは、実施例4Aのステップ405及び図5を参照することができるため、ここでは詳しい説明を省略する。
ステップ1406:該UEは、基地局と成功裏にRRCコネクションを確立する。
本実施例では、該UEと成功裏にRRCコネクションを確立する基地局は、基地局A、基地局B又はC、又は、他の基地局であってもよく、例えば、該UEは、基地局Bを選択しいてそれとコネクションを確立してもよく、その具体的なプロセスは、実施例4Aのステップ406及び図6を参照することができるので、ここでは詳しい説明を省略する。
ステップ1407:該UEが基地局Bと成功裏にRRCコネクションを確立した後に、該UEは、ネットワーク側(即ち、基地局B)に、該リンク失敗の指示を送信する。
本実施例では、該ハンドオーバー準備失敗指示を該リンク失敗報告に含めてリンク失敗指示メッセージにより送信してもよく、また、該ハンドオーバー準備失敗指示をリンク失敗指示メッセージに含めて送信してもよい。
ステップ1408:基地局Bは、該ハンドオーバー準備失敗指示を受信した後に、基地局Aにリンク失敗指示を送信しない。
或いは、本実施例では、ステップ1408'を含み、このステップで、基地局Bは、該ハンドオーバー準備失敗の指示を受信した後に、該ハンドオーバー準備失敗の指示をリンク失敗指示に含めて基地局Aに送信してもよい。
図14Bは、本発明の実施例15におけるリンク失敗原因を分析する方法を示す。該実施例15は、図14Aに示すような実施例14との相違点は:「ステップ1406'では、該UEは、基地局Aを選択してそれをコネクションを確立し、また、成功裏にコネクションを確立し;ステップ1407'では、該UEは、ハンドオーバー準備失敗の指示を基地局Aに送信し、該ステップは、オプションである」とのことにある。
図14Cは、本発明の実施例16におけるリンク失敗原因を分析する方法を示す。該実施例16は、図14Aに示すような実施例14との相違点は、「ステップ1406"では、該UEは、基地局Dを選択してそれとコネクションを確立し、また、成功裏にコネクションを確立し;ステップ1407"では、該UEは、ハンドオーバー準備失敗の指示を基地局Dに送信し、該基地局Dは、基地局Aの隣接する基地局ではなく;ステップ1408"では、基地局Dは、基地局Aに該ハンドオーバー準備失敗の指示を送信せず;また、ステップ1409をも設けてもよく、このステップでは、基地局Dは、基地局Aに該ハンドオーバー準備失敗の指示を送信する」とのことにある。
上述の実施例から分かるように、該UEは、基地局Aが送信したハンドオーバー準備失敗指示を受信し、また、某基地局とコネクションを確立した後に、該ハンドオーバー準備失敗の指示を該基地局に送信し、このように、該基地局は、該指示を受信した後に、該ハンドオーバー準備失敗の指示を、該ユーザ装置がリンク失敗発生時に所在する基地局に送信する又は送信しないことができ、よって、該基地局は、該リンク失敗がハンドオーバー準備失敗によるものであり、ハンドオーバーパラメータの設置問題又はカバレッジの問題などによるものでないと確定することができ、これにより、該基地局は、該リンク失敗メッセージを無視することができ、より正確にネットワークを最適化することに役立つことができる。
当業者が理解すべきは、上述の実施例における方法の全部又は一部のステップは、プログラムが、関連するハードウェアに指令することにより完成されてもよく、該プログラムは、コンピュータ可読取記憶媒体に記憶されてもよく、該プログラムを実行する時に、上述の実施例における方法の全部又は一部のステップを含んでもよく、該記憶媒体は、R0M、RAM、磁気Disk、光Diskなどを含んでもよいとのことである。
本発明の実施例は更に、基地局及びユーザ装置が、次の実施例に記載のように提供される。該基地局及びユーザ装置が問題を解決する原理は、上述の基地局及びユーザ装置に基づくリンク失敗原因を分析する方法と類似するので、該基地局及びユーザ装置の実施は、方法の実施を参照することができるため、重複記載を省略する。
図15は、本発明の実施例17における基地局の構成図である。該基地局とは、リンク失敗前にユーザ装置が所在する基地局(ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局)、例えば、基地局Aを指す。図15に示すように、該基地局は、第五送信ユニット1501、第四受信ユニット1502及び第七処理ユニット1503を含む。
第五送信ユニット1501は、リンク失敗前に、ユーザ装置がハンドオーバーする必要がある時に、全ての可能な目標基地局に、ハンドオーバーリクエストメッセージを送信するために用いられる。
第四受信ユニット1502は、該目標基地局が該ハンドオーバーリクエストメッセージに基づいて返したハンドオーバー準備失敗メッセージを受信するために用いられる。
第七処理ユニット1503は、該ユーザ装置にハンドオーバー準備失敗の指示を送信するために用いられる。
該基地局の作動プロセスは、図11に示すような実施例11に記載のようであるため、ここでは詳しい説明を省略する。
また、該基地局は、さらに、第五受信ユニット(図示せず)を含んでもよく、そのうち、該第五受信ユニットは、該ユーザ装置が他の基地局とコネクションを成功裏に確立した後に、該他の基地局が送信したハンドオーバー準備失敗の指示を受信するために用いられる。この時の他の基地局は、該指示をリンク失敗指示に含めて送信し、又は、該指示をリンク失敗報告に含めてリンク失敗指示により送信する場合、該基地局は、該リンク失敗指示をを無視することができる。
他の実施例では、ユーザ装置がリンク失敗した後に、該基地局と成功裏にコネクションを確立した場合、該第五受信ユニットは、該ユーザ装置が該基地局とコネクションを成功裏に確立した後に、該ユーザ装置が送信したハンドオーバー準備失敗の指示を受信するために用いられる。上述の実施例では、該第五受信ユニットがオプションである。
図16は、本発明の実施例18におけるユーザ装置の構成図である。図16に示すように、該ユーザ装置は、第六受信ユニット1601及び第八処理ユニット1602を含む。
第六受信ユニット1601は、該ユーザ装置が所在する基地局が送信したハンドオーバー準備失敗の指示を受信するために用いられる。第八処理ユニット1602は、リンク失敗後に、該ユーザ装置が該基地局又は他の基地局とコネクションを確立した後に、該基地局又は他の基地局に該ハンドオーバー準備失敗の指示を送信するために使用され、そのうち、該ハンドオーバー準備失敗の指示は、リンク失敗報告に含まれて他の基地局に送信されてもよい。
また、該ユーザ装置は、さらに、コネクション確立ユニットを含んでもよく、該基地局又は他の基地局との間のコネクションを確立するために用いられ、そのコネクション確立プロセスは、従来技術に類似し、実施例4及び図6に記載のようであるので、ここでは詳しい説明を省略する。
また、該ユーザ装置は更に、コネクション再確立ユニットを含んでもよく、該ユーザ装置のリンク失敗時に、該隣接基地局とコネクション再確立の試みを行うために用いられ、そのコネクション確立プロセスは、従来技術に類似し、実施例4及び図5に記載のようであるので、ここでは詳しい説明を省略する。
図17は、本発明の実施例15における基地局の構成図である。該基地局とは、ユーザ装置と成功裏にコネクションを確立した基地局を指し、該基地局は、隣接基地局、例えば、基地局B又はCであってもよく、該隣接基地局でなくてもよい。図17に示すように、第七受信ユニット1701及び第十処理ユニット1702を含む。
第七受信ユニット1701:該基地局が該ユーザ装置と成功裏にコネクションした後に、該ユーザ装置が送信したハンドオーバー準備失敗の指示を受信するために用いられる。
第九処理ユニット1702:該ハンドオーバー準備失敗の指示を、ユーザ装置がリンク失敗を観測した時に所在する基地局に送信する又は送信しないために用いられる。
また、該基地局は更にコネクション確立ユニットを含んでもよく、ユーザ装置との間のコネクションを確立するために用いられ、そのコネクション確立プロセスは、従来技術に類似し、実施例4及び図6に記載のようであるので、ここでは詳しい説明を省略する。
上述の実施例から分かるように、ユーザ装置がハンドオーバーしようとする時に、該UEが所在する基地局Aは、隣接基地局にハンドオーバーリクエストを送信し、ハンドオーバー準備失敗メッセージを受信した後に、ハンドオーバー準備失敗指示を該ユーザ端末に送信し、これにより、該ユーザ装置は、某基地局とコネクションを確立した後に、ハンドオーバー準備失敗指示を携帯するリンク失敗報告を該基地局に送信し、このように、該基地局は、該リンク失敗報告を受信した後に、該リンク失敗報告を、該ユーザ装置がリンク失敗発生時に所在する基地局に送信し又は送信せず、よって、該基地局は、該リンク失敗がハンドオーバー準備失敗によるものであり、ハンドオーバーパラメータの設置問題又はカバレッジの問題などによるものでないと確定することができ、これにより、該基地局は、該リンク失敗メッセージを無視することができ、より正確にネットワークを最適化することに役立つことができる。
本発明の実施例は、さらに、コンピュータ可読プログラムを提供し、そのうち、基地局において該プログラムを実行する時に、該プログラムは、コンピュータに、該基地局において実施例1、2、4〜6、11、13、14〜16に記載のリンク失敗原因を分析する方法を実行させる。
本発明の実施例は、さらに、コンピュータ可読プログラムを記憶した記憶媒体を提供し、そのうち、該コンピュータ可読プログラムは、コンピュータに、基地局において実施例1、2、4〜6、11、13、14〜16に記載のリンク失敗原因を分析する方法を実行させる。
本発明の実施例、さらに、コンピュータ可読プログラムを提供し、そのうち、ユーザ装置において該プログラムを実行する時に、該プログラムは、コンピュータに、該ユーザ装置において実施例3、4〜6、12、14〜16に記載のリンク失敗原因を分析する方法を実行させる。
本発明の実施例は、更に、コンピュータ可読プログラムを記憶した記憶媒体を提供し、そのうち、該コンピュータ可読プログラムは、コンピュータに、ユーザ装置において実施例3、4〜6、12、14〜16に記載のリンク失敗原因を分析する方法を実行させる。
本発明の上述の装置及び方法は、ハードウェアにより実現されてもよく、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせにより実現されてもよい。また、本発明は、このようなコンピュータ可読なプログラムにも関し、即ち、該プログラムは、ロジック部により実行されている時に、該ロジック部に、上述の装置又は構成部品を実現させることができ、又は、該ロジック部に、上述の各種方法又はステップを実現させることができる。ロジック部品は、例えば、フィールドプログラマブルロジック部品、マイクロプロセッサ、コンピュータに用いる処理器などである。また、本発明は、さらに、上述のプログラムを記録している記憶媒体、例えば、ハードディスク、磁気ディスク、光ディスク、DVD、flashメモリ、磁気光ディスク、メモリカード、メモリスティックなどにも関する。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこの実施形態に限定されず、本発明の趣旨を離脱しない限り、本発明に対するあらゆる変更は本発明の技術的範囲に属する。
Claims (4)
- ユーザ装置と複数の基地局を含む無線通信システムであって、
前記ユーザ装置は、
リンク失敗が発生し、且つ、前記ユーザ装置が基地局とコネクションを再確立した後に、前記基地局に、前記ユーザ装置がリンク失敗を検出した時に接続していたセルにおける前記ユーザの識別情報を含むリンク失敗報告を送信する手段を備え、
前記基地局は、
前記ユーザ装置から送信された前記リンク失敗報告を受信する手段と、
前記ユーザ装置が前記リンク失敗を検出した時に接続されていたセルの基地局に、前記識別情報を含むリンク失敗指示を伝送する手段と、を備える、ことを特徴とする無線通信システム。 - 前記識別情報は、前記ユーザ装置が前記リンク失敗の後にコネクションの再確立の試みを行う際に使用する情報である、ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
- 前記識別情報は、C-RNTI(Cell Radio Network Temporary Identifier)である、ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
- 前記コネクションは、RRC(Radio Resource Control)コネクションである、ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
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