JP6343533B2 - ユーザ装置、基地局、セル情報報告方法、及びセル情報制御方法 - Google Patents

ユーザ装置、基地局、セル情報報告方法、及びセル情報制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、移動通信システムにおいて、ユーザ装置がセルの識別子を基地局に送信し、基地局が当該セルの識別子を用いてハンドオーバ等の処理を行う技術に関連するものである。
近年、LTEでは、SON(Self Optimizing Network)の導入が進められている。SONでは、運用中の基地局eNBやユーザ装置UEから品質等の測定情報を収集し、ネットワーク側で自律的に基地局等の動作を最適化する制御を行う。SONの機能の1つとして、ハンドオーバ先の候補となる周辺セルリストを最適化する制御を行うANR(Automatic Neighbor Relation)が標準化されている(例えば非特許文献1)。
ANRの機能の中に、基地局eNBが、ユーザ装置UEからの報告を用いて、周辺セルの情報を取得する機能がある。以下では、「ANR」はこの機能を指すものとする。ここでの周辺セルの情報とは、物理セルID(Physical cell ID、Phy CID、物理CIDとも記述する)とECGI(E−UTRAN Cell Global ID)とを対応付けた情報である。物理セルIDとECGIは、ともにセルのID(識別子)であるが、物理セルIDは、他のセルとの重複があり得、ECGIは他のセルと重複なくセルを一意に識別する。
ユーザ装置UEは、基地局eNBから送信される同期信号から物理セルIDを取得できる。また、ユーザ装置UEは、基地局eNBから送信される報知情報(具体的にはSIB1)からECGIを取得できる。
図1を参照してANRの手順例を説明する。図1の例において、ユーザ装置UEは基地局eNB1と接続している。基地局eNB1はセルAを形成し、セルAの物理セルIDは3であり、セルAのECGIは17である。基地局eNB2はセルBを形成し、セルBの物理セルIDは5であり、セルBのECGIは19である。
ユーザ装置UE1は、周辺セルとしてセルBの物理セルID(=5)を含む測定報告(Measurement Report)を基地局eNB1に報告する(ステップ1)。
ここで、基地局eNB1は、セルBの受信品質が高いため、ユーザ装置UEをセルAからセルBにハンドオーバさせると判断する。ハンドオーバ手順においてハンドオーバ先のセルのECGIをユーザ装置UE等に通知する必要があるが、基地局eNB1は、セルBのECGIを把握していない。そこで、ANRに係る手順として、基地局eNB1は、セルB(物理CID=5)のECGIの報告を指示する(ステップ2)。具体的には、ECGIの報告指示を含む測定設定情報(Measurement configuration)を送信する。
ユーザ装置UEは、基地局eNB2から送信される報知情報からセルBのECGI(=19)を読み取り(ステップ3)、ECGI=19を基地局eNB1に報告する(ステップ4)。ECGI=19の情報を受信した基地局eNB1は、この情報をハンドオーバ候補とする周辺セルのテーブルであるNRT(Neighbor Relation Table)に格納する(ステップ5)。これにより、基地局eNB1は、ユーザ装置UEをセルBにハンドオーバさせることができる。なお、NRTにECGI=19が格納されたので、これ以降、他のユーザ装置UEをセルBにハンドオーバさせる際には、ANR手順を実行する必要はない。
さて、本願におけるもう一つの背景技術として、遠方捕捉問題がある。遠方捕捉問題とは、期待しないDL(下り)信号を受信し、UL(上り)信号が届かないことによってNWに接続できないケースがあるという問題である。遠方捕捉が生じるケースの例を図2を参照して説明する。
図2に示す例では、基地局eNB1〜eNB3が存在し、図示のようにセルを形成している。また、基地局eNB2に関して、海上伝播、島嶼、山岳部等が起因して、下り信号については、Bに示す広い範囲に届くが、上り信号については、Aに示す範囲でしか基地局eNB2に届かない。よって、UEが基地局eNB2に在圏できるエリアはAのエリアとなる。
図示されるように、ユーザ装置UE−Aは基地局eNB1に在圏できる。一方、ユーザ装置UE−Bは、Cell Selection/Reselectionによって、基地局eNB2のセルがベストセル(最も品質の良いセル)となるため、基地局eNB2に対して接続(RACH送信)を試みるが、上り信号が届かない距離にある基地局eNB2には信号が届かないためNWにアタッチ不可となりサービスを受けられない。
3GPP TS 25.484 V11.1.0 (2013-03)
上述したように、ANR手順において、ユーザ装置UEは、周辺セルから報知情報を受信することにより、当該周辺セルのECGIを接続セルの基地局eNBに報告する。従って、基地局eNBがANRによって生成するNRTにおける周辺セルが遠方捕捉セルである可能性がある。これは例えば、図2に示す基地局eNB3が、ANRにより、基地局eNB2のセルのECGIをハンドオーバ先候補の周辺セルの情報として取得し、NRTに格納した場合に相当する。
上記のように、遠方捕捉セルをハンドオーバ先候補の周辺セルとして管理した場合、接続できない遠方捕捉セルへのハンドオーバをユーザ装置UEに指示する場合が生じ、指示を受けたユーザ装置UEがハンドオーバを実施できなくなる等の問題が生じる可能性がある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、移動通信システムにおける基地局において、遠方捕捉セルとなる周辺セルを遠方捕捉セルとして扱うことを可能とする技術を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態によれば、第1の基地局、第2の基地局、及びユーザ装置を有する移動通信システムにおいて使用される前記ユーザ装置であって、
前記第1の基地局に対して所定回数の接続試行を行っても当該第1の基地局への接続ができないと判定した場合に、前記第2の基地局への接続を行う判定部と、
前記判定部により、接続ができないと判定された前記第1の基地局のセルの識別子を含むセル情報を前記第2の基地局に報告するセル情報報告部とを備え
前記セル情報報告部は、前記セルの識別子として、当該セルの物理セルIDと当該セルのグローバルセルIDとを含むセル情報を前記第2の基地局に報告することにより、当該第2の基地局に当該セル情報を遠方捕捉セル情報格納部において保持させる
ユーザ装置が提供される。
本発明の実施の形態によれば、移動通信システムにおいて使用される基地局であって、
ユーザ装置からの報告により遠方捕捉セルの情報を取得する取得部と、
前記基地局に接続する特定のユーザ装置から、他の基地局のセルの物理セルIDを含む測定報告を受信し、当該セルの物理セルIDが前記遠方捕捉セルの情報に含まれているか否かを判定する判定部と、
前記判定部により、前記物理セルIDが前記遠方捕捉セルの情報に含まれていると判定された場合に、前記セルのグローバルセルIDを前記特定のユーザ装置から取得し、周辺セル情報格納部に格納し、当該セルのグローバルセルIDが前記遠方捕捉セルの情報に含まれている場合に、前記周辺セル情報格納部における前記セルを遠方捕捉セルとして扱う制御部とを備える基地局が提供される。
本発明の実施の形態によれば、第1の基地局、第2の基地局、及びユーザ装置を有する移動通信システムにおいて使用される前記ユーザ装置が実行するセル情報報告方法であって、
前記第1の基地局に対して所定回数の接続試行を行っても当該第1の基地局への接続ができないと判定した場合に、前記第2の基地局への接続を行う判定ステップと、
前記判定ステップにより、接続ができないと判定された前記第1の基地局のセルの識別子を含むセル情報を前記第2の基地局に報告するセル情報報告ステップとを備え
前記セル情報報告ステップにおいて、前記ユーザ装置は、前記セルの識別子として、当該セルの物理セルIDと当該セルのグローバルセルIDとを含むセル情報を前記第2の基地局に報告することにより、当該第2の基地局に当該セル情報を遠方捕捉セル情報格納部において保持させる
セル情報報告方法が提供される。
本発明の実施の形態によれば、移動通信システムにおいて使用される基地局が実行するセル情報制御方法であって、
ユーザ装置からの報告により遠方捕捉セルの情報を取得する取得ステップと、
前記基地局に接続する特定のユーザ装置から、他の基地局のセルの物理セルIDを含む測定報告を受信し、当該セルの物理セルIDが前記遠方捕捉セルの情報に含まれているか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにより、前記物理セルIDが前記遠方捕捉セルの情報に含まれていると判定された場合に、前記セルのグローバルセルIDを前記特定のユーザ装置から取得し、周辺セル情報格納部に格納し、当該セルのグローバルセルIDが前記遠方捕捉セルの情報に含まれている場合に、前記周辺セル情報格納部における前記セルを遠方捕捉セルとして扱う制御ステップとを備えるセル情報制御方法が提供される。
本発明の実施の形態によれば、移動通信システムにおける基地局において、遠方捕捉セルとなる周辺セルを遠方捕捉セルとして扱うことを可能とする技術が提供される。
従来のANRの手順を説明するための図である。 遠方捕捉の概要を説明するための図である。 本発明の実施の形態におけるシステム構成図である。 実施例1におけるシステムの動作を説明するためのシーケンス図である。 実施例2におけるシステムの動作を説明するためのシーケンス図である。 実施例3におけるシステムの動作を説明するためのシーケンス図である。 本実施の形態におけるユーザ装置UEの構成図である。 本実施の形態における基地局eNBの構成図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。また、本実施の形態では、LTEの移動通信システムを対象とするが、本発明はLTEに限らず他の移動通信システムにも適用可能である。また、本明細書及び特許請求の範囲では、特に断らない限り、「LTE」の用語は3GPPのRel−8〜12のいずれかの方式、又は、Rel−12以降の方式の意味で使用する。
(システム全体構成)
図3に本発明の実施の形態に係る通信システムの構成図を示す。本実施の形態に係る通信システムは、LTE方式の通信システムであり、図3に示すように、基地局eNB2、基地局eNB3、ユーザ装置UE1、及びユーザ装置UE2を含む。各ユーザ装置UE、及び各基地局eNBは、LTEに準拠した機能を含む。
基地局eNB2はセル1を形成し、基地局eNB3はセル2を形成する。ここでは、図2を用いて説明した状況と同様に、基地局eNB3のセル2に在圏するユーザ装置UE1、2にとって、基地局eNB2のセル1は遠方捕捉セルになるものとする。つまり、ユーザ装置UE1とUE2は、基地局eNB2から下り信号を受信できるが、ユーザ装置UE1、UE2から送信された上り信号は基地局eNB2に届かない。
本実施の形態では、各基地局eNBは、ハンドオーバ先候補となる周辺セルのECGIをANR手順を実行することにより取得し、当該ECGIを物理CIDとともに格納する周辺セル情報格納部(NRTに相当)を備えるとともに、遠方捕捉セルをハンドオーバ先候補の周辺セルとして扱わないようにするための機能を備える。また、各ユーザ装置UEは、周辺セルが遠方捕捉セルであることを判別し、当該遠方捕捉セルに関する情報を基地局eNBに通知する機能を備える。以下、これらの機能に関連する実施例1〜3を順に説明する。
(実施例1)
実施例1では、ユーザ装置UE1が、Cell reselection(又はCell selection)により、新たなセルに接続しようとして当該セルの基地局eNB2に対してランダムアクセス手順を実施するが、ランダムアクセスに失敗することで当該セルが遠方捕捉セルであることを検知し、基地局eNB3に接続し、当該遠方捕捉セルに関する情報を接続した基地局eNB3に通知する。
一般にランダムアクセス手順においては、ユーザ装置UEは基地局eNBにRACH preambleを送信し、基地局eNBがユーザ装置UEにRACH responseを返す。そして、ユーザ装置UEは、RACH responseで割り当てられたリソースを用いてRRC connection requestを基地局eNBに送信し、基地局eNBからユーザ装置UEにRRC connection setupが返されることで、RRC接続(connected)状態となり、共有チャネル(shared channel)によるデータの送受信が可能となる。従って、ユーザ装置UEはRACH responseを受信しなければ、RRC connection requestを送信することができずランダムアクセス(接続試行の例)は失敗となる。
実施例1では、ユーザ装置UE1が、セル1に対して所定閾値で示される回数の接続試行を行ってもセル1に接続できない場合に、セル1を遠方捕捉セルであると判断し、別のセル2(基地局eNB3)に接続し、当該接続した基地局eNB3に遠方捕捉セルの情報を送信することとしている。
実施例1の手順例を図4を参照して説明する。ユーザ装置UE1は、セルサーチを行って、各基地局eNBから各セルの物理CIDを受信するとともに、各セルについての報知情報(システム情報)を受信する(ステップ101、102)。また、ユーザ装置UE1は、各セルの受信品質(RSRP及び/又はRSRQ)を測定し、セル1が最も受信品質が良いベストセルであると判定する。
ユーザ装置UE1は、各基地局から受信する報知情報(システム情報)により、各セルにおける上記の所定閾値を取得する。なお、本実施の形態では、当該所定閾値をOvershoot thresholdと称しており、図4にはOvershoot thresholdが示されている。
ユーザ装置UE1は、セル1がベストセルであると判定したため、セル1の基地局eNB2に接続するために、RACH preambleを複数回送信するが、RACH responseを受信することなくタイマ(T300)が満了する(ステップ103)。当該タイマは、一般には、あるセルにおけるランダムアクセス手順の開始(RACH preamble送信開始)のときにスタートし、RRC connection setupを受信することなく満了した場合に、当該セルにおけるランダムアクセス手順を終了するタイマであるが、本実施の形態では、RRC connection setupを受信することなく(接続に成功することなく)タイマが満了したときに、再度タイマをスタートさせ、接続試行を行うこととしている。当該タイマスタートから接続に成功することなくタイマが満了すること(RRCのIdleをConnectedにするための試行)は、1回の接続試行の例である。
そして、ユーザ装置UE1は、上記所定閾値(Overshoot threshold)で指定される回数の接続試行を行っても接続に成功しない場合、当該セルを遠方捕捉セルと判断し、当該セルへの接続を諦め、別のセル(例えば、2番目に受信品質の良いセル)への接続を実施する。
具体的には、図4に示すステップ104において、ユーザ装置UEは、セル1に対して所定閾値で指定される回数の接続試行を行っても接続に成功しないことを検知し、セル1を遠方捕捉セルと判断し、セル1への接続を諦めて、セル2への接続を行うことを決定している。
なお、上記の例では、接続試行の回数(=接続に成功せずにタイマが満了する回数)が閾値に達したことを遠方捕捉セル判断、及び別のセルへの接続を試みるトリガとしているが、これは一例である。例えば、接続に成功しないままRACH preambleの合計送信回数が所定閾値の回数に達したら遠方捕捉セルと判断して別のセルへの接続を試みることとしてもよい。また、回数ではなく、接続試行開始から所定のタイマをスタートさせ、接続に成功することなく当該タイマが満了したことを遠方捕捉セル判断、及び別のセルへの接続を試みるトリガとしてもよい。
ステップ105において、ユーザ装置UE1は、セル2の基地局eNB3に対してランダムアクセス手順を実行し、ランダムアクセスに成功し、ステップ106において接続状態になる。
ステップ107で、ユーザ装置UE1は、遠方捕捉セル(セル1)の情報を基地局eNB3に送信する。遠方捕捉セル(セル1)の情報には、当該セル1の物理CIDとECGIが含まれる。ECGIについては、ステップ101の段階で取得しておいてもよいし、ステップ104で、セル1が遠方捕捉セルであると判定された後に、セル1のSIB1を読むことにより取得してもよい。また、遠方捕捉セル(セル1)の情報には、遠方捕捉セルであることを検知するための情報として、タイマが満了した回数、及び/又は、RACH preambleの送信回数が更に含まれていてもよい。
遠方捕捉セル(セル1)の情報を受信した基地局eNB3は、当該情報を遠方捕捉セル情報格納部に保持しておく。これにより、基地局eNB3は、セル1が遠方捕捉セルであることを把握できる(ステップ108)。
なお、NWが輻輳した状態のときに、ユーザ装置UEのRACH試行が失敗する可能性もあるので、ユーザ装置UEが誤って遠方捕捉セルであることを判定しないようにするために、基地局eNBがNW輻輳等を検知した場合には、基地局eNBが報知情報によるOvershoot Thresholdの報知を行わない、あるいは、Overshoot Thresholdを報知するが、遠方捕捉セルの判定をしないことを加えて通知・報知してもよい。
(実施例1の変形例)
基地局eNB3において、セル1が遠方捕捉セルであることを把握する方法は上記の方法に限られず、例えば、遠方捕捉を経験していないユーザ装置UEからの無線測定報告(RSRP、RSRQ)とユーザ装置UEの位置情報等に基づいて、基地局eNB3においてセル1が遠方捕捉セルであると判断してもよい。
具体的には、セル2に接続されるユーザ装置UE(遠方捕捉問題を直接経験していないユーザ装置UE、例えば、移動しているユーザ装置UE)が通常のRRM measurement(mobilityのためにConfigureされる測定)を行い、周辺セル(セル1)の測定結果をセル2の周辺セル(十分なRSRP,RSRQの値)として基地局eNB3に報告する。そして、基地局eNB3は、良好な測定結果が得られたセル1のECGIをANR手順を用いてユーザ装置UEから取得し、セル1の位置を把握する。ECGIはセルと一意に対応するので、ECGIにより、セルの地理上の位置を把握できる。セル1のECGI/位置は、OAMから割り出すことも可能である。また、セル1の位置をその他の方法で把握してもよい。なお、セルの位置とは、例えば、セルを形成する基地局の緯度・経度、住所等で表すことができる。
更に、基地局eNB3は、ユーザ装置UEの位置を取得し、ユーザ装置UEとセル1との位置関係から、上記の周辺セル(セル1)は遠方捕捉セルであることを推定できる。例えば、ユーザ装置UEとセル1との距離が所定値以上である場合に、セル1を遠方捕捉セルであると判定することができる。なお、ユーザ装置UEの位置は、どのような方法で取得してもよいが、例えば既存のpositioning技術を用いて取得することができる。また、ユーザ装置UEがGPSで位置を取得し、当該位置を基地局eNB3に報告することとしてもよい。
(実施例2)
次に、実施例2を説明する。実施例2では、基地局eNB3は実施例1(実施例1の変形例を含む、以下同様)で説明した手順で遠方捕捉セル(セル1)を把握するとともに、当該遠方捕捉セルに関する測定報告を受信した場合に、ANR手順(ECGI要求)を行わない、あるいは、ANR手順を行うが、取得したECGIを周辺セル情報格納部において遠方捕捉セルとして識別する制御を実施する。
実施例2の手順例を図5を参照して説明する。図5の例では、実施例1で説明した手順が実行され、基地局eNB3は、遠方捕捉セル(セル1)を把握している(ステップ201)。また、ユーザ装置UE2がセル2(基地局eNB3)と接続中である(ステップ202)。また、この時点では、基地局eNB3は、ハンドオーバ先候補の周辺セルの情報としてセル1のECGIを周辺セル情報格納部に保持していない。
ユーザ装置UE2は、基地局eNB3から受信する測定設定情報(Measurement configuration)に基づいて、周辺セルであるセル1に関する測定報告(Measurement report)を基地局eNB3に送信する(ステップ203)。当該測定報告には、セル1の物理CIDが含まれている。基地局eNB3は、当該測定報告に基づいて、ユーザ装置UE2をセル2からセル1にハンドオーバさせると判断する。ハンドオーバ先候補としてセル1のECGIを保持していないため、通常であればANR手順を実施することになるが、実施例2においては、ANR手順を実施しない制御を行うことが可能である。
すなわち、図5のステップ204において、基地局eNB3は、ユーザ装置UE2から測定報告として受信したセル1の物理CIDが、実施例1の手順により遠方捕捉セルの情報として遠方捕捉セル情報格納部に格納されているか否かを確認する。本例においては、セル1の物理CIDが遠方捕捉セル情報格納部に格納されていると判定される。これにより、基地局eNB3は、セル1が遠方捕捉セルであると判断し、遠方捕捉セルへハンドオーバさせることはできないため、ユーザ装置UE2に対するセル1のECGI報告指示を行わないこととする(ステップ204)。
仮に、ユーザ装置UE2から測定報告として受信したセル1の物理CIDが、実施例1の手順により遠方捕捉セルの情報として遠方捕捉セル情報格納部に格納されていなければ、ANR手順を実行する。
物理CIDについては、異なるセルに同じ物理CIDが付される可能性がある。従って、上記のステップ204において、ユーザ装置UE2から測定報告として受信したセル1の物理CIDが、実施例1の手順により遠方捕捉セルの情報として遠方捕捉セル情報格納部に格納されている場合でも、ユーザ装置UE2から報告されたセルが、実施例1で遠方捕捉セル情報格納部に格納されたECGIに対応するセル(遠方捕捉セル)と異なる可能性がある。ただし、同じである可能性は高いので、ステップ204では、ANR手順を実施しないこととしている。
上記のように、ユーザ装置UE2から報告されたセルが、実施例1で遠方捕捉セル情報格納部に格納されたECGIに対応するセル(遠方捕捉セル)と異なる可能性があることを考慮して、ステップ205に示すように、基地局eNB3がANR手順を実施すると判断してもよい。
この場合、ステップ206において、基地局eNB3は、ユーザ装置UE2に対してセル1の物理CIDを指定して、セル1のECGIの報告を指示し、ユーザ装置UE2は当該指示に従って、セル1のSIB1からECGIを取得して、当該ECGIを基地局eNB3に報告する。
ユーザ装置UE2からセル1のECGIを受信した基地局eNB3は、当該ECGIをセル1の物理CIDと対応付けて、ハンドオーバ先候補周辺セルの情報として周辺セル情報格納部に格納する。また、基地局eNB3は、当該ECGIと、実施例1の手順により遠方捕捉セル情報格納部に格納されている遠方捕捉セルのECGI(UE1から報告された情報)とを比較し、これらが一致すれば、ユーザ装置UE2からの報告に係るセル1を遠方捕捉セルであると判断し、周辺セル情報格納部に格納したセル1の情報(例:ECGI)に、遠方捕捉セルであることを示すフラグを付ける。基地局eNB3は、例えば、当該フラグの付いたセルをハンドオーバ先とするハンドオーバを行わない制御を実行することができる。
(実施例3)
次に、実施例3を説明する。実施例3では、通常のANR手順を実行し、その後に、当該ANR手順で取得したECGIのセルが遠方捕捉セルであると判断された場合に、当該ANR手順で周辺セル情報格納部に格納したECGIのセルの情報を周辺セル情報格納部から削除等するものである。
実施例3の手順例を図6を参照して説明する。図6の例において、ユーザ装置UE2がセル2(基地局eNB3)と接続中である(ステップ301)。また、この時点では、基地局eNB3は、ハンドオーバ先候補の周辺セルの情報としてセル1のECGIを保持していない。
ユーザ装置UE2は、基地局eNB3から受信する測定設定情報(Measurement configuration)に基づいて、周辺セルであるセル1に関する測定報告(Measurement report)を基地局eNB3に送信する(ステップ302)。当該測定報告には、セル1の物理CIDが含まれている。基地局eNB3は、当該測定報告に基づいて、ユーザ装置UE2をセル2からセル1にハンドオーバさせると判断するが、ハンドオーバ先候補としてセル1のECGIを保持していないため、ANR手順を実施すると判断する。すなわち、ステップ303でユーザ装置UE2に対してセル1のECGIを報告させると判断し、ステップ304でANR手順が実施される。
より具体的には、ステップ304において、基地局eNB3は、ユーザ装置UE2に対してセル1の物理CIDを指定して、セル1のECGIの報告を指示し、ユーザ装置UE2は当該指示に従って、セル1のSIB1からECGIを取得して、当該ECGIを基地局eNB3に報告する。
ユーザ装置UE2からセル1のECGIを受信した基地局eNB3は、当該ECGIをセル1の物理CIDと対応付けて、ハンドオーバ先候補周辺セルの情報として周辺セル情報格納部に格納する。
基地局eNB3は、ユーザ装置UE2をセル2からセル1にハンドオーバさせる手順を実行するが、本例では、セル1が遠方捕捉セルであるため、ユーザ装置UE2はセル1へのハンドオーバに失敗する(ステップ305)。基地局eNB3は、例えばタイマ制御等により、ユーザ装置UE2に対するハンドオーバの完了を監視するが、ハンドオーバ完了を検知できずハンドオーバが失敗したことを把握する。その原因は基地局eNB3にとっては不明である(ステップ306)。
その後、ユーザ装置UE1に関して、実施例1(図4)のステップ101〜108と同じ手順が実行され(ステップ307、308)、基地局eNB3の遠方捕捉セル情報格納部に、セル1の物理CIDとECGIが格納される。また、実施例1の変形例で説明したように、基地局eNB3は、ユーザ装置UE1からセル1についての良好な受信品質の報告を受け、ユーザ装置UE1からセル1のECGIを取得し、セル1の位置とユーザ装置UE1の位置とに基づいて、セル1を遠方捕捉セルであると判定し、遠方捕捉セル情報格納部に、セル1の物理CIDとECGIを格納することとしてもよい。
実施例3では、基地局eNB3は、ユーザ装置UE1から遠方捕捉セルの情報を受信したことをトリガとして、ハンドオーバに失敗したECGIと、ステップ307、308の手順で報告された遠方捕捉セルのECGIとを比較し、これらが一致するかどうかを判定する。本例では、これらはセル1のECGIとして一致すると判定される(ステップ309)。すなわち、ステップ304において、ANR手順で取得し、格納したECGIに係るセルは遠方捕捉セルであると判断できるので、基地局eNB3は、当該ECGIに係るセルの情報(物理CIDとECGI)を周辺セル情報格納部から削除する(ステップ310)。これにより、基地局eNB3は、UEに対し、遠方捕捉セルであるセル1へのハンドオーバをさせないことができる。なお、ステップ310では、遠方捕捉セルの情報を削除することとしているが、削除せずに、遠方捕捉セルであることがわかるようにフラグを付することとしてもよい。つまり、周辺セルを遠方捕捉セルとして扱うこととしてもよい。
また、ステップ309での比較判定は、遠方捕捉セルのECGIと、ハンドオーバに失敗したセルに係るECGIとの比較に限られない。例えば、ハンドオーバに失敗したか否かに関わらず、実施例1の手順により遠方捕捉セルのECGIが得られた場合に、当該ECGIと、周辺セル情報格納部に格納されている周辺セルのECGIとを比較して、一致した場合に、周辺セルの情報削除やフラグ付与を行うこととしてもよい。
以上、説明したように、実施例2、3はそれぞれ実施例1と組み合わせて実施できる。また、実施例2と実施例3を組み合わせ実施することもできる。例えば、実施例3の図6に示すステップ304のANR手順でECGIを取得して周辺セル情報格納部に格納した基地局eNB3は、遠方捕捉セル情報格納部を参照し、当該ECGIと一致するECGIが遠方捕捉セル情報格納部に格納されていない場合に、ステップ309、310を実行し、格納されている場合には、図5のステップ207と同様に、周辺セル情報格納部に格納されているECGIにフラグを付するといった処理を行うことができる。
(実施例4)
これまでに説明した方法により、基地局eNBがあるセルを遠方捕捉セルであると特定できた場合、当該遠方捕捉セルの情報はハンドオーバの周辺セルの自動設定等に役立てるだけではなく、そのためのSONの機能にも役立てることが可能である。そのような機能としては、例えばMRO(Mobility Robustness Optimization)がある。
例えば、MROでは、ハンドオーバ失敗の事象の要因として、Handover too early、Handover too late、Handover too wrong cell等が考えられる。基地局eNBがあるセルを遠方捕捉セルであると把握した場合、当該セルのハンドオーバパラメータ(CIO (Cell specific offset))をチューニングし、ハンドオーバ候補として挙げられないようにする、等に役に立ててもよい。
(装置構成例)
<ユーザ装置UE>
図7に、ユーザ装置UE1、UE2として使用され得る本実施の形態におけるユーザ装置UEの構成図を示す。図7に示すように、ユーザ装置UEは、DL信号受信部101、UL信号送信部102、遠方捕捉判定部103、遠方捕捉セル情報報告部104を備える。なお、図7は、ユーザ装置UEにおいて本発明に特に関連する機能部のみを示すものであり、少なくともLTEに準拠した動作を行うための図示しない機能も有するものである。また、図7に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分や機能部の名称はどのようなものでもよい。
DL信号受信部101は、基地局eNBから各種の下り信号を受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの情報を取得する機能を含み、UL信号送信部102は、ユーザ装置UEから送信されるべき上位のレイヤの情報から、物理レイヤの各種信号を生成し、基地局eNBに対して送信する機能を含む。ランダムアクセス手順等の接続試行はDL信号受信部101とUL信号送信部102により実行することができる。
遠方捕捉判定部103は、DL信号受信部101を介して基地局eNBから所定閾値(Overshoot threshold)を受信するとともに、当該所定閾値を用いて、実施例1(図4)のステップ103、104において説明した手順により、接続試行先のセルが遠方捕捉セルであるか否かを判定し、遠方捕捉セルである場合に、他の基地局(例;セカンドベストセル)への接続を実施する。すなわち、所定閾値で示される回数だけ接続試行を行ってもセルへの接続ができない(RRC connection setupを受信できない)場合に、当該セルを遠方捕捉セルであると判定し、他の基地局(例;セカンドベストセル)への接続を実施する。
遠方捕捉セル情報報告部104は、実施例1(図4)のステップ107において説明したように、遠方捕捉判定部103により遠方捕捉セルであると判定されたセルの情報をUL信号送信部102を介して基地局eNBに報告する。
<基地局eNB>
図8に、基地局eNB2、eNB3として使用され得る本実施の形態における基地局eNBの構成図を示す。図8に示す基地局eNBは、実施例1〜3で説明した基地局における全ての機能を含むものとするが、基地局eNBは、実施例1〜3のうちのいずれか1つ又はいずれか2つの実施例の機能を含むこととしてもよい。
図8に示すように、基地局eNBは、DL信号送信部201、UL信号受信部202、遠方捕捉セル情報取得部203、ANR制御部204、周辺セル情報格納部205、遠方捕捉セル情報格納部206を有する。なお、図8は、基地局eNBにおいて本発明の実施の形態に特に関連する機能部のみを示すものであり、少なくともLTE方式に準拠した動作を行うための図示しない機能も有するものである。また、図8に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分や機能部の名称はどのようなものでもよい。
DL信号送信部201は、基地局eNBから送信されるべき上位のレイヤの情報から、物理レイヤの各種信号を生成し、ユーザ装置UEに対して送信する機能を含む。UL信号受信部202は、ユーザ装置UEから各種の上り信号を受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの情報を取得する機能を含む。
遠方捕捉セル情報取得部203は、ユーザ装置UEの遠方捕捉判定部103により遠方捕捉セルであると判定されたセルの情報を当該ユーザ装置UEからUL信号受信部202を介して受信し、当該情報を遠方捕捉セル情報格納部206に格納する。また、遠方捕捉セル情報取得部203は、実施例1の変形例で説明した方法で周辺セルを遠方捕捉セルであると判定し、当該遠方捕捉セルの情報を遠方捕捉セル情報格納部206に格納する機能も含む。遠方捕捉セル情報格納部206には、遠方捕捉セル毎に情報が格納されている。遠方捕捉セルの情報は、実施例1で説明したように、当該セルの物理CIDとECGIを含む。
ANR制御部204は、ANR手順(ECGI報告指示、ECGI報告受信等)を実施して、ANR手順により取得した物理CIDとECGIを周辺セル情報格納部205に格納する。周辺セル情報格納部205は、ハンドオーバ先候補となる周辺セルの情報(物理CID、ECGI)を格納する格納部であり、例えばNRTに相当するものである。
また、ANR制御部204は、実施例2(図5)のステップ204〜207等で説明した手順を実施する機能を有する。なお、ANR制御部204は、下記の各判定を行う判定部を有する。
すなわち、ANR制御部204は、測定報告により受信した物理CIDが、遠方捕捉セル情報格納部206に格納されている物理CIDのいずれかと一致するか否かを判定し、一致する場合に、当該物理CIDのセルへのハンドオーバを決定する場合でも、ANR手順を実行しない制御を行うことができる。また、ANR制御部204は、測定報告により受信した物理CIDが、遠方捕捉セル情報格納部206に格納されている物理CIDのいずれかと一致するか否かを判定し、一致する場合に、当該物理CIDのセルへのハンドオーバを決定するとANR手順を実行してECGIを取得し、周辺セル情報格納部205に格納するとともに、このECGIと遠方捕捉セル情報格納部206に格納されているECGIが一致する場合に、周辺セル情報格納部205に格納されているECGIに遠方捕捉セルであることを示すフラグを付ける等の制御を行うこともできる。
また、ANR制御部204は、実施例3(図6)のステップ303〜310等で説明した手順を実施する機能も有する。すなわち、ANR制御部204は、ANR手順で取得し、周辺セル情報格納部205に格納したセルのECGIと、遠方捕捉セル情報取得部203により取得したセルのECGIとを比較し、これらが一致した場合に、周辺セル情報格納部205に格納したセルの情報を削除等する。
以上説明したように、本実施の形態では、第1の基地局、第2の基地局、及びユーザ装置を有する移動通信システムにおいて使用される前記ユーザ装置であって、前記第1の基地局に対して所定回数の接続試行を行っても当該第1の基地局への接続ができないと判定した場合に、前記第2の基地局への接続を行う判定部と、前記判定部により、接続ができないと判定された前記第1の基地局のセルの識別子を含むセル情報を前記第2の基地局に報告するセル情報報告部とを備えるユーザ装置が提供される。この構成により、結果として、基地局において、遠方捕捉セルとなる周辺セルを遠方捕捉セルとして扱うことが可能となる。
例えば、前記セル情報報告部は、前記セルの識別子として、当該セルの物理セルIDと当該セルのグローバルセルIDとを含むセル情報を前記第2の基地局に報告する。物理セルIDとグローバルセルIDを報告することで、報告を受けた基地局は、遠方捕捉セルを物理セルIDとグローバルセルIDのどちらでも把握できるようになる。
また、本実施の形態では、移動通信システムにおいて使用される基地局であって、ユーザ装置からの報告により遠方捕捉セルの情報を取得する取得部と、前記基地局に接続する特定のユーザ装置から、他の基地局のセルの物理セルIDを含む測定報告を受信し、当該セルの物理セルIDが前記遠方捕捉セルの情報に含まれているか否かを判定する判定部と、
前記判定部により、前記物理セルIDが前記遠方捕捉セルの情報に含まれていると判定された場合に、前記特定のユーザ装置に対して前記他の基地局のセルへのハンドオーバを決定しても、当該ハンドオーバに必要となる前記セルのグローバルセルIDを取得する手順を実行しない制御を行う制御部とを備える基地局が提供される。
この構成により、基地局において、遠方捕捉セルとなる周辺セルを遠方捕捉セルとして扱うことが可能となる。
また、本実施の形態では、移動通信システムにおいて使用される基地局であって、ユーザ装置からの報告により遠方捕捉セルの情報を取得する取得部と、前記基地局に接続する特定のユーザ装置から、他の基地局のセルの物理セルIDを含む測定報告を受信し、当該セルの物理セルIDが前記遠方捕捉セルの情報に含まれているか否かを判定する判定部と、前記判定部により、前記物理セルIDが前記遠方捕捉セルの情報に含まれていると判定された場合に、前記セルのグローバルセルIDを前記特定のユーザ装置から取得し、周辺セル情報格納部に格納し、当該セルのグローバルセルIDが前記遠方捕捉セルの情報に含まれている場合に、前記周辺セル情報格納部における前記セルを遠方捕捉セルとして扱う制御部とを備える基地局が提供される。
この構成により、基地局において、遠方捕捉セルとなる周辺セルを遠方捕捉セルとして扱うことが可能となる。
また、本実施の形態では、移動通信システムにおいて使用される基地局であって、ユーザ装置からの報告により遠方捕捉セルの情報を取得する取得部と、前記基地局に接続する特定のユーザ装置から、他の基地局のセルの物理セルIDを含む測定報告を受信し、前記セルのグローバルセルIDを前記特定のユーザ装置から取得し、周辺セル情報格納部に格納する制御部と、を備え、前記取得部により遠方捕捉セルのグローバルセルIDが取得された場合に、前記制御部は、当該遠方捕捉セルのグローバルセルIDと前記他の基地局のセルのグローバルセルIDとが一致するか否かを判定し、一致する場合に、前記周辺セル情報格納部から前記他の基地局のセルの情報を削除する、又は、当該他の基地局のセルを遠方捕捉セルとして扱う基地局が提供される。
この構成により、基地局において、遠方捕捉セルとなる周辺セルを遠方捕捉セルとして扱うことが可能となる。
また、前記取得部は、前記基地局に接続されるユーザ装置の位置と、当該ユーザ装置から良好な受信品質の報告を受けた周辺セルの位置とに基づいて、当該周辺セルを遠方捕捉セルであると判定することとしてもよい。このような手法を用いることで、ユーザ装置において遠方捕捉セルの情報を通知する機能がない場合でも、基地局は特定の周辺セルを遠方捕捉セルであると判定することができる。
例えば、前記制御部は、前記特定のユーザ装置に対して前記グローバルセルIDの報告指示を送信することにより当該グローバルセルIDを取得することができる。このような処理内容とすることで、標準化されたANR手順を適用してグローバルセルIDの取得を行うことができる。
本実施の形態で説明したユーザ装置UEの機能構成は、CPUとメモリを備えるユーザ装置UEにおいて、プログラムがCPU(プロセッサ)により実行されることで実現される構成であってもよいし、本実施の形態で説明する処理のロジックを備えたハードウェア回路等のハードウェアで実現される構成であってもよいし、プログラムとハードウェアが混在していてもよい。
本実施の形態で説明した基地局eNBについても、CPUとメモリを備える基地局eNBにおいて、プログラムがCPU(プロセッサ)により実行されることで実現される構成であってもよいし、本実施の形態で説明する処理のロジックを備えたハードウェア回路等のハードウェアで実現される構成であってもよいし、プログラムとハードウェアが混在していてもよい。
(第1項)
第1の基地局、第2の基地局、及びユーザ装置を有する移動通信システムにおいて使用される前記ユーザ装置であって、
前記第1の基地局に対して所定回数の接続試行を行っても当該第1の基地局への接続ができないと判定した場合に、前記第2の基地局への接続を行う判定部と、
前記判定部により、接続ができないと判定された前記第1の基地局のセルの識別子を含むセル情報を前記第2の基地局に報告するセル情報報告部と
を備えるユーザ装置。
(第2項)
前記セル情報報告部は、前記セルの識別子として、当該セルの物理セルIDと当該セルのグローバルセルIDとを含むセル情報を前記第2の基地局に報告する
第1項に記載のユーザ装置。
(第3項)
移動通信システムにおいて使用される基地局であって、
ユーザ装置からの報告により遠方捕捉セルの情報を取得する取得部と、
前記基地局に接続する特定のユーザ装置から、他の基地局のセルの物理セルIDを含む測定報告を受信し、当該セルの物理セルIDが前記遠方捕捉セルの情報に含まれているか否かを判定する判定部と、
前記判定部により、前記物理セルIDが前記遠方捕捉セルの情報に含まれていると判定された場合に、前記特定のユーザ装置に対して前記他の基地局のセルへのハンドオーバを決定しても、当該ハンドオーバに必要となる前記セルのグローバルセルIDを取得する手順を実行しない制御を行う制御部と
を備える基地局。
(第4項)
移動通信システムにおいて使用される基地局であって、
ユーザ装置からの報告により遠方捕捉セルの情報を取得する取得部と、
前記基地局に接続する特定のユーザ装置から、他の基地局のセルの物理セルIDを含む測定報告を受信し、当該セルの物理セルIDが前記遠方捕捉セルの情報に含まれているか否かを判定する判定部と、
前記判定部により、前記物理セルIDが前記遠方捕捉セルの情報に含まれていると判定された場合に、前記セルのグローバルセルIDを前記特定のユーザ装置から取得し、周辺セル情報格納部に格納し、当該セルのグローバルセルIDが前記遠方捕捉セルの情報に含まれている場合に、前記周辺セル情報格納部における前記セルを遠方捕捉セルとして扱う制御部と
を備える基地局。
(第5項)
移動通信システムにおいて使用される基地局であって、
ユーザ装置からの報告により遠方捕捉セルの情報を取得する取得部と、
前記基地局に接続する特定のユーザ装置から、他の基地局のセルの物理セルIDを含む測定報告を受信し、前記セルのグローバルセルIDを前記特定のユーザ装置から取得し、周辺セル情報格納部に格納する制御部と、を備え、
前記取得部により遠方捕捉セルのグローバルセルIDが取得された場合に、前記制御部は、当該遠方捕捉セルのグローバルセルIDと前記他の基地局のセルのグローバルセルIDとが一致するか否かを判定し、一致する場合に、前記周辺セル情報格納部から前記他の基地局のセルの情報を削除する、又は、当該他の基地局のセルを遠方捕捉セルとして扱う
基地局。
(第6項)
前記取得部は、前記基地局に接続されるユーザ装置の位置と、当該ユーザ装置から良好な受信品質の報告を受けた周辺セルの位置とに基づいて、当該周辺セルを遠方捕捉セルであると判定する機能を有する
第5項に記載の基地局。
(第7項)
第1の基地局、第2の基地局、及びユーザ装置を有する移動通信システムにおいて使用される前記ユーザ装置が実行するセル情報報告方法であって、
前記第1の基地局に対して所定回数の接続試行を行っても当該第1の基地局への接続ができないと判定した場合に、前記第2の基地局への接続を行う判定ステップと、
前記判定ステップにより、接続ができないと判定された前記第1の基地局のセルの識別子を含むセル情報を前記第2の基地局に報告するセル情報報告ステップと
を備えるセル情報報告方法。
(第8項)
移動通信システムにおいて使用される基地局が実行するセル情報制御方法であって、
ユーザ装置からの報告により遠方捕捉セルの情報を取得する取得ステップと、
前記基地局に接続する特定のユーザ装置から、他の基地局のセルの物理セルIDを含む測定報告を受信し、当該セルの物理セルIDが前記遠方捕捉セルの情報に含まれているか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにより、前記物理セルIDが前記遠方捕捉セルの情報に含まれていると判定された場合に、前記特定のユーザ装置に対して前記他の基地局のセルへのハンドオーバを決定しても、当該ハンドオーバに必要となる前記セルのグローバルセルIDを取得する手順を実行しない制御を行う制御ステップと
を備えるセル情報制御方法。
(第9項)
移動通信システムにおいて使用される基地局が実行するセル情報制御方法であって、
ユーザ装置からの報告により遠方捕捉セルの情報を取得する取得ステップと、
前記基地局に接続する特定のユーザ装置から、他の基地局のセルの物理セルIDを含む測定報告を受信し、当該セルの物理セルIDが前記遠方捕捉セルの情報に含まれているか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにより、前記物理セルIDが前記遠方捕捉セルの情報に含まれていると判定された場合に、前記セルのグローバルセルIDを前記特定のユーザ装置から取得し、周辺セル情報格納部に格納し、当該セルのグローバルセルIDが前記遠方捕捉セルの情報に含まれている場合に、前記周辺セル情報格納部における前記セルを遠方捕捉セルとして扱う制御ステップと
を備えるセル情報制御方法。
(第10項)
移動通信システムにおいて使用される基地局が実行するセル情報制御方法であって、
前記基地局に接続する特定のユーザ装置から、他の基地局のセルの物理セルIDを含む測定報告を受信し、前記セルのグローバルセルIDを前記特定のユーザ装置から取得し、周辺セル情報格納部に格納するステップと、
ユーザ装置からの報告により遠方捕捉セルの情報を取得する取得ステップと、を備え、
前記取得ステップにより遠方捕捉セルのグローバルセルIDが取得された場合に、前記基地局は、当該遠方捕捉セルのグローバルセルIDと前記他の基地局のセルのグローバルセルIDとが一致するか否かを判定し、一致する場合に、前記周辺セル情報格納部から前記他の基地局のセルの情報を削除する、又は、当該他の基地局のセルを遠方捕捉セルとして扱う
セル情報制御方法。
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、開示される発明はそのような実施形態に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能ブロック図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。説明の便宜上、ユーザ装置UEと基地局eNBは機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明の実施の形態に従ってユーザ装置UEが有するプロセッサにより動作するソフトウェア、及び、基地局eNBが有するプロセッサにより動作するソフトウェアはそれぞれ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD−ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。
本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が本発明に包含される。
eNB 基地局
UE ユーザ装置
101 DL信号受信部
102 UL信号送信部
103 遠方捕捉判定部
104 遠方捕捉セル情報報告部
201 DL信号送信部
202 UL信号受信部
203 遠方捕捉セル情報取得部
204 ANR制御部
205 周辺セル情報格納部
206 遠方捕捉セル情報格納部

Claims (4)

  1. 第1の基地局、第2の基地局、及びユーザ装置を有する移動通信システムにおいて使用される前記ユーザ装置であって、
    前記第1の基地局に対して所定回数の接続試行を行っても当該第1の基地局への接続ができないと判定した場合に、前記第2の基地局への接続を行う判定部と、
    前記判定部により、接続ができないと判定された前記第1の基地局のセルの識別子を含むセル情報を前記第2の基地局に報告するセル情報報告部とを備え
    前記セル情報報告部は、前記セルの識別子として、当該セルの物理セルIDと当該セルのグローバルセルIDとを含むセル情報を前記第2の基地局に報告することにより、当該第2の基地局に当該セル情報を遠方捕捉セル情報格納部において保持させる
    ユーザ装置。
  2. 移動通信システムにおいて使用される基地局であって、
    ユーザ装置からの報告により遠方捕捉セルの情報を取得する取得部と、
    前記基地局に接続する特定のユーザ装置から、他の基地局のセルの物理セルIDを含む測定報告を受信し、当該セルの物理セルIDが前記遠方捕捉セルの情報に含まれているか否かを判定する判定部と、
    前記判定部により、前記物理セルIDが前記遠方捕捉セルの情報に含まれていると判定された場合に、前記セルのグローバルセルIDを前記特定のユーザ装置から取得し、周辺セル情報格納部に格納し、当該セルのグローバルセルIDが前記遠方捕捉セルの情報に含まれている場合に、前記周辺セル情報格納部における前記セルを遠方捕捉セルとして扱う制御部と
    を備える基地局。
  3. 第1の基地局、第2の基地局、及びユーザ装置を有する移動通信システムにおいて使用される前記ユーザ装置が実行するセル情報報告方法であって、
    前記第1の基地局に対して所定回数の接続試行を行っても当該第1の基地局への接続ができないと判定した場合に、前記第2の基地局への接続を行う判定ステップと、
    前記判定ステップにより、接続ができないと判定された前記第1の基地局のセルの識別子を含むセル情報を前記第2の基地局に報告するセル情報報告ステップとを備え
    前記セル情報報告ステップにおいて、前記ユーザ装置は、前記セルの識別子として、当該セルの物理セルIDと当該セルのグローバルセルIDとを含むセル情報を前記第2の基地局に報告することにより、当該第2の基地局に当該セル情報を遠方捕捉セル情報格納部において保持させる
    セル情報報告方法。
  4. 移動通信システムにおいて使用される基地局が実行するセル情報制御方法であって、
    ユーザ装置からの報告により遠方捕捉セルの情報を取得する取得ステップと、
    前記基地局に接続する特定のユーザ装置から、他の基地局のセルの物理セルIDを含む測定報告を受信し、当該セルの物理セルIDが前記遠方捕捉セルの情報に含まれているか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにより、前記物理セルIDが前記遠方捕捉セルの情報に含まれていると判定された場合に、前記セルのグローバルセルIDを前記特定のユーザ装置から取得し、周辺セル情報格納部に格納し、当該セルのグローバルセルIDが前記遠方捕捉セルの情報に含まれている場合に、前記周辺セル情報格納部における前記セルを遠方捕捉セルとして扱う制御ステップと
    を備えるセル情報制御方法。
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