JP6098712B2 - 無線通信システムにおける通信装置およびハンドオーバ制御方法 - Google Patents

無線通信システムにおける通信装置およびハンドオーバ制御方法 Download PDF

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Description

本発明はセルラシステムなどの無線通信システムに係り、特にセル間ハンドオーバ制御を実行する通信装置およびハンドオーバ制御方法に関する。
近年、オペレーションコスト(OPEX)削減の観点などから、無線通信システムにおける無線パラメータやネットワーク設定の最適化を自律的に行うSON(Self Organizing Network)の検討が盛んに行われている。3GPP(3rd Generation Partnership Project) LTE(Long Term Evolution)においてもSON機能の標準化が行われている。
SONの重要機能の一つとしてハンドオーバパラメータの最適化(Mobility Robustness Optimization: MRO)がある。MROは、過去に生じたハンドオーバ失敗に関する情報を基地局間で交換することによりハンドオーバパラメータを調整する機能である。ハンドオーバ失敗の原因としては、早すぎるハンドオーバ(Too early handover)、遅すぎるハンドオーバ(Too late handover) および誤ったセルへのハンドオーバ(Handover to wrong cell)がある。このうちハンドオーバ元の基地局(以下、ソース基地局あるいはソースeNBという。)においてToo late handover/Handover to wrong cellを検出することが重要であり、特にToo Late Handoverを検出できるかできないかがMROの特性に大きなインパクトを与える。そこで、このようなハンドオーバ失敗情報をソース基地局へ通知する方法がいくつか提案されている。
たとえば非特許文献1および2には、Too Late Handover/Handover to wrong cellを検出できる情報RLF(Radio Link Failure) Reportを端末UE(User Equipment)に報告させ、この情報をX2インタフェース経由でソース基地局に転送する方法が記載されている。また、特許文献1には、RLF情報をX2インタフェース経由でソース基地局へ転送することで、ソース基地局がハンドオーバ前/中/後に発生した障害の種類を識別できる方法が開示されている。また、非特許文献3には、たとえば地理的に離れている基地局間でX2インタフェースがない場合にRLF ReportをS1インタフェース経由でソース基地局へ転送する方法が提案されている。
特表2011−530912号公報
3GPP TS36.331 V11.2.0(2012-12) 3GPP TS36.423 V11.3.0(2012-12) 3GPP TSG-RAN WG3#78 R3-122667
しかしながら、上述したようなハンドオーバ失敗情報の通知方法では、3GPP Release 10に対応した端末UEにしか適用することができず、3GPP Release 9の端末からは情報を得ることができない。一例として、図1に示すような2つの基地局間でのハンドオーバ(以下、適宜、HOと略記する。)を実行する際に無線リンク障害が発生した場合を考える。
図1において、X2インタフェースを持たないソース基地局1とターゲット基地局2とがコアネットワーク3からのハンドオーバ指示に従って端末4のハンドオーバを実行するものとする。このとき、端末4がハンドオーバパラメータで設定された速度よりも高速で移動していると、ハンドオーバが完了する前にソース基地局1からの電波が弱くなり接続が喪失してしまう場合がある(Too late handover)。このときの端末4がターゲットセルC2内に位置すると、端末4はターゲット基地局2との接続を確立することになる。
このように端末4との接続が確立すると、ターゲット基地局2は、接続を確立した端末4のハンドオーバ手順の経過に関わらず、ハンドオーバが成功した時と同じハンドオーバ完了通知をコアネットワーク3へ送信する。つまり、ターゲット基地局2は、ハンドオーバする端末4から接続再設定完了メッセージの受信を待っている状態であっても、端末4が再接続によりターゲット基地局2に属するターゲットセルC2に接続できればハンドオーバが成功したものと判断し、ハンドオーバ完了通知を送信する。このハンドオーバ完了通知には、端末4から接続再設定完了メッセージを受信して正常にハンドオーバが完了したのか、端末4で無線リンク切断が発生した後に再接続によりハンドオーバが成功したのかを示す情報を設定できない。このために、コアネットワーク3は正常にハンドオーバが完了したとしか判断できず、ソース基地局1に対してハンドオーバ成功通知を送信してしまう。したがって、ソース基地局1も、正常にハンドオーバが完了したと認識するだけであり、Too late handoverを検出することはできない。Handover to wrong cellの場合も同様に、ターゲット基地局2に属する別のターゲットセルに接続できればハンドオーバが成功したものと判断し、ハンドオーバ完了通知を送信する。
そこで、本発明の目的は、端末の種類によらずハンドオーバのソース側にハンドオーバ情報を通知することができる、無線通信システムにおける通信装置およびそのハンドオーバ制御方法を提供することにある。
本発明による通信装置は、上位ネットワークにより管理される通信装置であって、ソース側通信装置から前記通信装置への端末のハンドオーバ動作中に前記端末との接続を確立すると、当該端末のハンドオーバに関する情報を生成するハンドオーバ情報生成手段と、前記ハンドオーバに関する情報をハンドオーバ完了メッセージに設定し、前記ハンドオーバ完了メッセージを前記上位ネットワークへ送信するハンドオーバ制御手段と、を有し、前記上位ネットワークが、前記ハンドオーバ完了メッセージを受信すると、前記端末のハンドオーバに関する情報をハンドオーバ成功メッセージに設定して前記ソース側通信装置へ送信する、ことを特徴とする。
本発明による通信装置は、上位ネットワークにより管理される通信装置であって、前記通信装置からターゲット側通信装置への端末のハンドオーバ動作中に前記上位ネットワークからハンドオーバ成功メッセージを受信して当該ハンドオーバ動作を終了するハンドオーバ制御手段と、前記ハンドオーバ成功メッセージから前記ハンドオーバに関する情報を取得するハンドオーバ情報解析手段と、を有し、前記ハンドオーバ成功メッセージは、前記上位ネットワークが前記ターゲット側通信装置から受信したハンドオーバ完了メッセージに含まれる前記端末のハンドオーバに関する情報を用いて前記上位ネットワークにより生成される、ことを特徴とする。
本発明による無線通信システムは、上位ネットワークにより管理される複数の通信装置を含む無線通信システムであって、端末のハンドオーバ先となるターゲット通信装置が、当該ハンドオーバ動作中に前記端末との接続を確立すると、当該端末のハンドオーバに関する情報をハンドオーバ完了メッセージに設定して前記上位ネットワークへ送信し、前記上位ネットワークが、前記ハンドオーバ完了メッセージを受信すると、前記端末のハンドオーバに関する情報をハンドオーバ成功メッセージに設定して前記端末のハンドオーバ元となるソース通信装置へ送信し、前記ソース通信装置が前記端末のハンドオーバ動作中に前記上位ネットワークから受信したハンドオーバ成功メッセージから前記ハンドオーバに関する情報を取得する、ことを特徴とする。
本発明によるハンドオーバ制御方法は、上位ネットワークにより管理される通信装置におけるハンドオーバ制御方法であって、ソース側通信装置から前記通信装置への端末のハンドオーバ動作中に前記端末との接続を確立すると、当該端末のハンドオーバに関する情報を生成し、前記ハンドオーバに関する情報をハンドオーバ完了メッセージに設定し、前記ハンドオーバ完了メッセージを前記上位ネットワークへ送信前記上位ネットワークが、前記ハンドオーバ完了メッセージを受信すると、前記端末のハンドオーバに関する情報をハンドオーバ成功メッセージに設定して前記ソース側通信装置へ送信する、ことを特徴とする。
本発明によるハンドオーバ制御方法は、上位ネットワークにより管理される通信装置におけるハンドオーバ制御方法であって、前記通信装置からターゲット側通信装置への端末のハンドオーバ動作中に前記上位ネットワークからハンドオーバ成功メッセージを受信し、前記ハンドオーバ成功メッセージから前記ハンドオーバに関する情報を取得前記ハンドオーバ成功メッセージは、前記上位ネットワークが前記ターゲット側通信装置から受信したハンドオーバ完了メッセージに含まれる前記端末のハンドオーバに関する情報を用いて前記上位ネットワークにより生成される、ことを特徴とする。
本発明によれば、ハンドオーバに関する情報をハンドオーバ完了メッセージに設定して上位ネットワークへ送信することで、ハンドオーバのソース側通信装置が端末の種類によらずハンドオーバ情報を取得することができる。
図1は既存の無線通信システムにおけるハンドオーバ制御の問題点を説明するための模式的なネットワーク構成図である。 図2は本発明の一実施形態によるハンドオーバ制御動作を説明するための模式的なネットワーク構成図である。 図3は本実施形態による通信装置のハンドオーバ制御に関係する機能的構成を示すブロック図である。 図4(A)は図3におけるターゲット側のハンドオーバ制御手順を示すフローチャートであり、図4(B)は図3におけるソース側のハンドオーバ制御手順を示すフローチャートである。 図5は本発明の第1実施例による無線通信システムのハンドオーバ制御手順を示すシーケンス図である。 図6は本発明の第2実施例による無線通信システムのハンドオーバ制御手順を示すシーケンス図である。 図7は本発明の第3実施例による無線通信システムのハンドオーバ制御手順を示すシーケンス図である。 図8は本発明の第4実施例による無線通信システムのハンドオーバ制御手順を示すシーケンス図である。 図9は本発明の第5実施例による無線通信システムのハンドオーバ制御手順を示すシーケンス図である。
本発明の実施形態によれば、ハンドオーバのターゲット側通信装置がハンドオーバ対象の端末に接続すると、当該ハンドオーバに関する情報を付加した所定のメッセージがターゲット側通信装置から上位ネットワークを介してソース側の通信装置へ通知される。たとえば、ターゲット側通信装置がハンドオーバ過程で端末との接続を検出することによりハンドオーバ情報を生成し、それを付加したハンドオーバ完了メッセージを上位ネットワークへ送信する。当該ハンドオーバ完了メッセージを受信した上位ネットワークは当該ハンドオーバ情報を付加したハンドオーバ成功メッセージをソース側通信装置へ送信する。これにより、端末の機能に依存することなく、ソース側通信装置はToo Late HandoverあるいはHandover to wrong cell等のハンドオーバ状況を検出することが可能となる。以下、本発明の一実施形態について図2〜図4を参照しながら説明する。
1.システム構成
図2に示すように、ハンドオーバ元をソース側通信装置10、ハンドオーバ先をターゲット側通信装置20とし、これらが上位ネットワーク30からのハンドオーバ指示に従って端末40のハンドオーバを実行するものとする。ここで、ソース側通信装置10およびターゲット側通信装置20は、それぞれのセルを管理する無線基地局であってもよいし、それぞれの無線基地局を制御する制御局であってもよい。
このような無線通信システムにおいて、ターゲット側通信装置20は、上位ネットワーク30からのハンドオーバ要求により端末40との接続準備を完了し端末40からの接続再設定のメッセージを待っている状態にある。この状態で、端末40がハンドオーバを完了する前にターゲットセルC20内に移動しソース側通信装置10からの電波が弱くなって接続を喪失した場合(Too late handover)、端末40は再接続先を探索しターゲット側通信装置20との接続を確立することになる。
ターゲット側通信装置20は、端末40との接続が確立すると、当該端末40のハンドオーバが一旦失敗した後で再接続したことを示すハンドオーバ情報を生成し、ハンドオーバが成功した時と同じハンドオーバ完了通知に当該ハンドオーバ情報を設定して上位ネットワーク30へ送信する。ハンドオーバ完了通知には、ハンドオーバ経過情報などをハンドオーバ情報として設定することができる。ハンドオーバ情報として、たとえば、正常にハンドオーバが完了すれば正常終了を示す情報、端末40で無線リンク切断が発生した後に再接続によりハンドオーバが成功した場合にはToo late handoverを示す情報、あるいは、ターゲット側通信装置20が管理する別のセルに接続した場合にはHandover to wrong cellを示す情報をそれぞれ設定することができる。
上位ネットワーク30は、ターゲット側通信装置20からハンドオーバ完了通知を受け取ると、その中のハンドオーバ情報をハンドオーバ成功を示す通知に設定してソース側通信装置20へ送信する。こうして、ソース側通信装置20は、ハンドオーバ情報から自局セルC10からターゲットセルC20へのハンドオーバが実際にどのように成功したかを知ることができ、ハンドオーバパラメータの最適化に利用できる。
以下、ソース側通信装置10およびターゲット側通信装置20をそれぞれソース基地局10およびターゲット基地局20とし、上位ネットワーク30をコアネットワーク30として、それぞれの機能について説明する。ただし、本実施形態による通信装置は端末の移動方向に応じてソース側およびターゲット側のいずれにもなり得るのであるから、1つの基地局にソース側およびターゲット側の両方の機能が備わっていると考えることができる。ここでは本実施形態に関係する機能構成のみを図示し、その他の基地局機能構成は省略する。
図3において、ソース基地局10には、端末と無線通信を行うための無線通信部101と、ハンドオーバ制御部102と、コアネットワーク30と通信を行うための通信部103と、コアネットワーク30からのメッセージに設定されたコンテナ(Container)からハンドオーバ情報を読み出し解析するコンテナ解析部104と、が機能的に備わっている。なお、ハンドオーバ制御部102およびコンテナ解析部104の以下で説明する機能は、図示しないメモリに格納されたプログラムをコンピュータ(CPU: Central Processing Unit)上で実行することにより実現することもできる。
ターゲット基地局20には、端末と無線通信を行うための無線通信部201と、ハンドオーバ制御部202と、コアネットワーク30と通信を行うための通信部203と、後述するようにハンドオーバ情報を格納するコンテナを生成するコンテナ生成部204と、が備わっている。なお、ハンドオーバ制御部202およびコンテナ生成部204の以下で説明する機能は、図示しないメモリに格納されたプログラムをコンピュータ(CPU: Central Processing Unit)上で実行することにより実現することもできる。
また、本実施形態による通信装置がソース側およびターゲット側の基地局を制御する制御局であっても、基本的には同じ構成であり、無線通信部101および201がそれぞれ無線基地局との通信部となるだけである。以下、本実施形態によるソース基地局10およびターゲット基地局20のハンドオーバ制御手順について図4を参照しながら説明する。
2.ソース側/ターゲット側のハンドオーバ制御動作
図4(A)において、ターゲット基地局20のハンドオーバ制御部202は、コアネットワーク30からのハンドオーバ要求に応じて端末40の接続に必要なリソースを確保すると、ハンドオーバ要求に対する確認応答ACKをコアネットワーク30へ送信する(動作210)。続いて、ハンドオーバ制御部202は、端末40からハンドオーバのための設定完了通知が受信されたか否かをチェックし(動作211)、端末40からのハンドオーバ完了通知がなければ(動作211;NO)、端末40との無線接続を確立する(動作212)。続いて、コンテナ生成部204は端末40のハンドオーバが一旦失敗した後でターゲット基地局に再接続したことを示すハンドオーバ情報を生成してハンドオーバ情報コンテナに格納する(動作213)。ただし、ターゲット基地局20の別のセルに再接続したときには、誤ったセルにハンドオーバしたことを示すハンドオーバ情報を生成してハンドオーバ情報コンテナに格納する。
ハンドオーバ制御部202は、こうして生成されたコンテナをハンドオーバ完了通知に設定してコアネットワーク30へ送信する(動作214)。なお、端末40からのハンドオーバ準備完了通知があれば(動作211;YES)、ハンドオーバ制御部202は、ハンドオーバ完了通知をコアネットワーク30へ送信する(動作215)。なお、端末40からのハンドオーバ準備完了通知があった場合も(動作211;YES)、コンテナ生成部204がハンドオーバの正常終了を示すハンドオーバ情報をコンテナに格納し、こうして生成されたコンテナをハンドオーバ完了通知に設定してコアネットワーク30へ送信することもできる。
図4(B)において、ソース基地局10のハンドオーバ制御部102は、コアネットワーク30からのハンドオーバ指示に従って、端末40のハンドオーバ処理を実行し(動作110)、コアネットワーク30から当該ハンドオーバ成功を示す接続あるいはリソースの解放指示の受信があると(動作111)、コンテナ解析部104は、受信した解放指示にハンドオーバ情報コンテナが含まれているか否かをチェックする(動作112)。コンテナが含まれていれば(動作112;YES)、当該コンテナを解析してハンドオーバ情報を取得した後(動作113)、端末40に関する接続あるいはリソースを解放し、コンテナが含まれていなければ(動作112;NO)、そのまま端末40に関する接続あるいはリソースを解放してハンドオーバ処理を終了する(動作114)。
3.効果
上述した本発明の実施形態によれば、ターゲット基地局20がハンドオーバ過程の途中で端末40との接続を確立すると、ハンドオーバ完了メッセージに当該ハンドオーバに関する情報を格納したコンテナを設定してコアネットワーク30へ送信する。したがって、ソース基地局10は、コアネットワーク30を介してハンドオーバ情報コンテナを受け取ることができ、Too Late HandoverあるいはHandover to wrong cell等のハンドオーバ状況を検出することが可能となる。
さらに、本実施形態によれば、端末の種類にも無線アクセスシステムにも依存しないので、異なるアクセス技術間でのハンドオーバ(Inter RAT HO)であってもToo Late Handover/Handover to wrong cellを検出することが可能である。本実施形態は、E-UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Access Network)、UTRAN、HRPD(High Rate Packet Data)、eHRPD(Evolved-HRPD)、GSM(Global System for Mobile Communications)あるいはこれらの間のハンドオーバにも適用可能である。以下、本発明の実施例について図面を参照しながら詳細に説明する。
4.実施例
4.1)第1実施例
本発明の第1実施例による無線通信システムでは、ソース基地局およびターゲット基地局がいずれもE-UTRANの通信装置であり、ここではそれぞれソースeNB10aおよびターゲットeNB20aと記す。また、コアネットワーク30は移動管理を実行するMME(Mobility Management Entity)30aであるものとする。
本実施例によれば、ソースeNB10aおよびターゲットeNB20aとMME30aとの間のS1インタフェースを通したハンドオーバ制御(以下、S1 Handoverと記す。)で、ソースeNB10aがToo Late Handover/Handover to wrong cellを検出できる。したがって、X2インタフェース接続がない状態でも、ソースeNB10においてToo Late Handover/HO to wrong cellの検出が可能となる。以下、X2インタフェース接続がない場合について説明する。
図5において、ソースeNB10aのハンドオーバ制御部102は端末(UE)40からの測定結果報告(Measurement Report)によりハンドオーバを起動する(動作301)。このとき、ソースeNB10aは、X2インタフェース接続がないので、MME30aに対してS1インタフェースを通してハンドオーバ必要(S1:Handover Required)メッセージを送信する(動作302)。S1:Handover Requiredメッセージを受信したMME30aは、ターゲットeNB20aに対してS1 Handoverを指示するハンドオーバ要求(S1:Handover Request)メッセージを送信する(動作303)。
ターゲットeNB20aのハンドオーバ制御部202は、ハンドオーバを行おうとしている端末40のリソースを確保すると、MME30aに対してハンドオーバ要求確認応答(S1:Handover Request Acknowledge)メッセージを送信する(動作304)。このS1:Handover Required Acknowledgeメッセージには、ソースeNB10aが後に端末40に送信するRRC接続再設定要求(RRC Connection Reconfiguration Request)メッセージが含まれており、ターゲットeNB20aは、このS1:Handover Required Acknowledgeメッセージを送信した後、端末40からのRRC接続再設定完了(RRC Connection Reconfiguration Complete)メッセージの受信を待つ状態に入る。
S1:Handover Request Acknowledgeメッセージを受信したMME30aは、ソースeNB10aに対してS1 Handoverを指示するハンドオーバ指示(S1:Handover Command)メッセージを送信する(動作305)。このとき、MME30aは、S1:Handover Request Acknowledgeメッセージに設定されたRRC Connection Reconfiguration RequestメッセージをS1:Handover Commandにのせかえる。S1:Handover Commandメッセージを受信したソースeNB10aは、S1:Handover Commandメッセージに含まれるRRC Connection Reconfiguration Requestメッセージを端末40に送信する(動作306)。
その後、端末40が無線環境劣化により無線リンク切断を検出し(動作307)、ターゲットeNB20aに属するターゲットセルC20で再接続を行ったとする(動作308)。この時、ターゲットeNB20aは、上述したようにRRC Connection Reconfiguration Completeメッセージの受信を待っている状態である。したがって、コンテナ生成部204は、再接続してきた端末40がS1 Handover中であることを検出すると、通常のS1 Handoverを完了させるためのハンドオーバ通知(S1:Handover Notify)メッセージにハンドオーバ情報を含むコンテナ(Container)を設定してMME30aに送信する(動作309)。
Containerに含まれるハンドオーバ情報は、この場合、Radio Link Failureが発生した後にターゲットセルC20に接続したか、あるいは、Radio Link Failureが発生した後にターゲットセルC20と異なるセルに接続したか(この場合、接続したセル情報も含む)を示す。なお、S1 Handoverが何の問題もなく正常終了した場合には、その旨のハンドオーバ情報を含むか、あるいはS1:Handover NotifyメッセージにContainer自体を設定しない。
Containerが設定されたS1:Handover Notifyメッセージを受信すると、MME30aは端末コンテキスト解放指示(UE Context Release Command)メッセージに当該Containerを設定してソースeNB10aへ送信する(動作310)。
ソースeNB10aのコンテナ解析部104は、Containerが設定されたUE Context Release Commandメッセージを受信すると、当該Containerを解析し、Too Late Handoverが発生したか、HO to Wrong Cellが発生したのかを判断する。そして、UE Context Release Commandメッセージに従って端末40に関連するS1接続を解放すると、ソースeNB10aは端末コンテキスト解放完了(UE Context Release Complete)メッセージをMME30aへ送信する(動作311)。
4.2)第2実施例
本発明の第2実施例による無線通信システムでは、ソース基地局がE-UTRANの通信装置、ターゲット基地局がUTRANの通信装置であり、ここではそれぞれソースeNB10bおよびターゲットRAN(Radio Access Network)20bと記す。またハンドオーバ指示を行うコアネットワークをコアネットワーク30bとする。本実施例によれば、ソースeNB10bおよびターゲットRAN20bとコアネットワーク30bとの間のS1インタフェースを通したハンドオーバ制御(S1 Handover)で、ソースeNB10bがToo Late Handover/Handover to wrong cellを検出できる。以下、図6において、第1実施例の図5と同じ動作には同一参照番号を付して説明は簡略化する。
図6に示すように、ソースeNB10aのハンドオーバ制御部102は端末(UE)40からの測定結果報告(Measurement Report)によりハンドオーバを起動し(動作301)、コアネットワーク30bに対してS1インタフェースを通してS1:Handover Requiredメッセージを送信する(動作302)。S1:Handover Requiredメッセージを受信したコアネットワーク30bは、ターゲットRAN20bに対してRANAP(Radio Access Network Application Part)プロトコルのリロケーション要求(RANAP: Relocation Request)メッセージを送信する(動作303b)。
ターゲットRAN20bのハンドオーバ制御部202は、ハンドオーバを行おうとしている端末40のリソースを確保すると、コアネットワーク30bに対してリロケーション要求応答確認(RANAP: Relocation Request Acknowledge)メッセージを送信する(動作304b)。ターゲットRAN20bは、このRANAP: Relocation Request Acknowledgeメッセージを送信した後、端末40からのハンドオーバ設定完了メッセージの受信を待つ状態に入る。
RANAP: Relocation Request Acknowledgeメッセージを受信したコアネットワーク30bは、ソースeNB10bに対してS1 Handoverを指示するハンドオーバ指示(S1 Handover Command)メッセージを送信する(動作305)。S1:Handover Commandメッセージを受信したソースeNB10bはMobilityFromEUTRACommandメッセージを端末40に送信する(動作306b)。
その後、端末40が無線環境劣化により無線リンク切断を検出し(動作307)、ターゲットRAN20bに属するターゲットセルC20bで再接続を行ったとする(動作308)。この時、ターゲットRAN20bは、上述したように端末40からのハンドオーバ設定完了メッセージの受信を待っている状態である。したがって、コンテナ生成部204は、再接続してきた端末40がRANAP Relocation中であることを検出すると、通常のRANAP Relocationを完了させるためのリロケーション完了(RANAP: Relocation Complete)メッセージにハンドオーバ情報を含むコンテナ(Container)を設定してコアネットワーク30bに送信する(動作309b)。Containerに含まれるハンドオーバ情報は第1実施例と同様である。
Containerが設定されたRANAP: Relocation Completeメッセージを受信すると、コアネットワーク30bは端末コンテキスト解放指示(UE Context Release Command)メッセージに当該Containerを設定してソースeNB10bへ送信する(動作310)。ソースeNB10bのコンテナ解析部104は、Containerが設定されたUE Context Release Commandメッセージを受信すると、当該Containerを解析し、Too Late Handoverが発生したか、HO to Wrong Cellが発生したのかを判断する。そして、UE Context Release Commandメッセージに従って端末40に関連するS1接続を解放すると、ソースeNB10bは端末コンテキスト解放完了(UE Context Release Complete)メッセージをコアネットワーク30bへ送信する(動作311)。
なお、EUTRANからGSMへのハンドオーバの場合も、図6とほぼ同じシーケンスとなるから(ただし、GSM側で使用されるメッセージ名が同一とならない)、本実施例を適用できる。
4.3)第3実施例
本発明の第3実施例による無線通信システムでは、ソース基地局がUTRANの通信装置、ターゲット基地局がE-UTRANの通信装置であり、ここではそれぞれソースRAN10cおよびターゲットeNB20cと記す。またハンドオーバ指示を行うコアネットワークをコアネットワーク30cとする。本実施例によれば、ソースRAN10cおよびターゲットeNB20cとコアネットワーク30cとの間のS1インタフェースを通したハンドオーバ制御(S1 Handover)で、ソースRAN10cがToo Late Handover/Handover to wrong cellを検出できる。以下、図7において、第1実施例の図5と同じ動作には同一参照番号を付して説明は簡略化する。
図7に示すように、ソースRAN10cのハンドオーバ制御部102は端末(UE)40からの測定結果報告(Measurement Report)によりハンドオーバを起動し(動作301)、コアネットワーク30cに対してRANAPプロトコルのリロケーション必要(RANAP: Relocation Required)メッセージを送信する(動作302c)。RANAP: Relocation Requiredメッセージを受信したコアネットワーク30cは、ターゲットeNB20cに対してS1: Handover Requestメッセージを送信する(動作303)。
ターゲットeNB20cのハンドオーバ制御部202は、ハンドオーバを行おうとしている端末40のリソースを確保すると、コアネットワーク30cに対してハンドオーバ要求確認応答(S1:Handover Request Acknowledge)メッセージを送信する(動作304)。ターゲットeNB20cは、このS1:Handover Required Acknowledgeメッセージを送信した後、端末40からのRRC接続再設定完了(RRC Connection Reconfiguration Complete)メッセージの受信を待つ状態に入る。
S1:Handover Request Acknowledgeメッセージを受信したコアネットワーク30cは、ソースRAN10cに対してリロケーション指示(RANAP: Relocation Command)メッセージを送信する(動作305c)。RANAP: Relocation Commandメッセージを受信したソースRAN10cは、HandoverfromUTRANメッセージを端末40に送信する(動作306c)。
その後、端末40が無線環境劣化により無線リンク切断を検出し(動作307)、ターゲットeNB20cに属するターゲットセルC20cで再接続を行ったとする(動作308)。この時、ターゲットeNB20cは、上述したようにRRC Connection Reconfiguration Completeメッセージの受信を待っている状態である。したがって、コンテナ生成部204は、再接続してきた端末40がハンドオーバ中であることを検出すると、通常のS1: Handoverを完了させるためのハンドオーバ通知(S1:Handover Notify)メッセージにハンドオーバ情報を含むコンテナ(Container)を設定してコアネットワーク30cに送信する(動作309)。Containerに含まれるハンドオーバ情報は第1実施例と同様である。
Containerが設定されたS1:Handover Notifyメッセージを受信すると、コアネットワーク30cはIuインタフェース解放指示(RANAP: Iu Release Command)メッセージに当該Containerを設定してソースRAN10cへ送信する(動作310c)。ソースRAN10cのコンテナ解析部104は、Containerが設定されたRANAP: lu Release Commandメッセージを受信すると、当該Containerを解析し、Too Late Handoverが発生したか、HO to Wrong Cellが発生したのかを判断する。そして、RANAP: lu Release Commandメッセージに従って端末40のIuインタフェースに関する全てのリソースを解放すると、ソースRAN10cはIuインタフェース解放完了(RANAP: lu Release Complete)メッセージをコアネットワーク30cへ送信する(動作311c)。
なお、GSMからEUTRANへのハンドオーバの場合も、図7とほぼ同じシーケンスとなるから(ただし、GSM側で使用されるメッセージ名が同一とならない)、本実施例を適用できる。
4.4)第4実施例
本発明の第4実施例による無線通信システムでは、Intra-UMTS (Universal Mobile Telecommunications System) SRNS(Serving Radio Network Subsystem) Relocationのケースを示す。ソース基地局およびターゲット基地局がいずれもUTRANの通信装置であり、ここではそれぞれソースRAN10dおよびターゲットRAN20dと記す。またハンドオーバ指示を行うコアネットワークをコアネットワーク30dとする。本実施例によれば、ソースRAN10dおよびターゲットRAN20dとコアネットワーク30dとの間のIuインタフェースを通したハンドオーバ制御(RANAP: Relocation)で、ソースRAN10dがToo Late Handover/Handover to wrong cellを検出できる。以下、図8において、第1実施例の図5と同じ動作には同一参照番号を付して説明は簡略化する。
図8に示すように、ソースRAN10dのハンドオーバ制御部102は端末(UE)40からの測定結果報告(Measurement Report)によりハンドオーバを起動し(動作301)、コアネットワーク30dに対してRANAP: Relocation Requiredメッセージを送信する(動作302d)。RANAP: Relocation Requiredメッセージを受信したコアネットワーク30dは、ターゲットRAN20dに対してRANAP: Relocation Requestメッセージを送信する(動作303d)。
ターゲットRAN20dのハンドオーバ制御部202は、ハンドオーバを行おうとしている端末40のリソースを確保すると、コアネットワーク30dに対してリロケーション要求応答確認(RANAP: Relocation Request Acknowledge)メッセージを送信する(動作304d)。ターゲットRAN20dは、このRANAP: Relocation Request Acknowledgeメッセージを送信した後、端末40からのハンドオーバ設定完了メッセージの受信を待つ状態に入る。
RANAP: Relocation Request Acknowledgeメッセージを受信したコアネットワーク30dは、ソースRAN10dに対してリロケーション指示(RANAP: Relocation Command)メッセージを送信する(動作305d)。RANAP: Relocation Commandメッセージを受信したソースRAN10dは、RRCメッセージを端末40に送信する(動作306d)。
その後、端末40が無線環境劣化により無線リンク切断を検出し(動作307)、ターゲットRAN20dに属するターゲットセルC20dで再接続を行ったとする(動作308)。この時、ターゲットRAN20dは、上述したように端末40からのハンドオーバ設定完了メッセージの受信を待っている状態である。したがって、コンテナ生成部204は、再接続してきた端末40がRANAP Relocation中であることを検出すると、通常のRANAP Relocationを完了させるためのリロケーション完了(RANAP: Relocation Complete)メッセージにハンドオーバ情報を含むコンテナ(Container)を設定してコアネットワーク30dに送信する(動作309d)。Containerに含まれるハンドオーバ情報は第1実施例と同様である。
Containerが設定されたRANAP: Relocation Completeメッセージを受信すると、コアネットワーク30dはluインタフェース解放指示(RANAP: Iu Release Command)メッセージに当該Containerを設定してソースRAN10dへ送信する(動作310d)。ソースRAN10dのコンテナ解析部104は、Containerが設定されたRANAP: lu Release Commandメッセージを受信すると、当該Containerを解析し、Too Late Handoverが発生したか、HO to Wrong Cellが発生したのかを判断する。そして、RANAP: lu Release Commandメッセージに従って端末40のIuインタフェースに関する全てのリソースを解放すると、ソースRAN10dはIuインタフェース解放完了(RANAP: lu Release Complete)メッセージをコアネットワーク30dへ送信する(動作311d)。
4.5)第5実施例
本発明の第5実施例による無線通信システムでは、Intra-UMTS Enhanced Relocationのケースを示す。ソース基地局およびターゲット基地局がいずれもUTRANの通信装置であり、ここではそれぞれソースRAN10eおよびターゲットRAN20eと記す。またハンドオーバ指示を行うコアネットワークをコアネットワーク30eとする。本実施例によれば、ソースRAN10eおよびターゲットRAN20eとの間でハンドオーバ制御(RANAP: Relocation)が実行され、ターゲットRAN20eからコアネットワーク30eを介してハンドオーバ情報がソースRAN10eへ転送されることで、ソースRAN10eがToo Late Handover/Handover to wrong cell等のハンドオーバ状況を検出できる。
図9に示すように、ソースRAN10eのハンドオーバ制御部102は端末(UE)40からの測定結果報告(Measurement Report)によりハンドオーバを起動し(動作401)、ターゲットRAN20eに対してRANAP: Enhanced Relocation Requestメッセージを送信する(動作402)。RANAP: Relocation Requestメッセージを受信したターゲットRAN20eは、ソースRAN10eに対してRANAP: Enhanced Relocation Responseメッセージを返す(動作403)。
続いて、ソースRAN10eのハンドオーバ制御部102は、ハンドオーバを行おうとしている端末40に対してRRCメッセージを送信し(動作404)、ターゲットRAN20eに対してRANAP: Relocation Commitメッセージを送信する(動作405)。ターゲットRAN20eは、このRANAP: Relocation Commitメッセージを送信した後、端末40からのハンドオーバ設定完了メッセージの受信を待つ状態に入る。
その後、端末40が無線環境劣化により無線リンク切断を検出し(動作406)、ターゲットRAN20eに属するターゲットセルC20eで再接続を行ったとする(動作407)。この時、ターゲットRAN20eは、上述したように端末40からのハンドオーバ設定完了メッセージの受信を待っている状態である。したがって、コンテナ生成部204は、再接続してきた端末40がRANAP Relocation中であることを検出すると、通常のハンドオーバを完了させるためのRANAP: Enhanced Relocation Complete Requestメッセージをコアネットワーク30eに送信する(動作408)。このRANAP: Enhanced Relocation Complete Requestメッセージにハンドオーバ情報を含むコンテナ(Container)を設定することができる。Containerに含まれるハンドオーバ情報は第1実施例と同様である。
コアネットワーク30eは、RANAP: Enhanced Relocation Complete Requestメッセージに対してRANAP: Enhanced Relocation Complete Responseメッセージを返し(動作409)、これに対して、ターゲットRAN20eは、RANAP: Enhanced Relocation Complete Confirmメッセージをコアネットワーク30eへ送信する(動作410)。動作408におけるRANAP: Enhanced Relocation Complete RequestメッセージにContainerを設定しない場合には、このRANAP: Enhanced Relocation Complete ConfirmメッセージにContainerを設定する。
コアネットワーク30eは、RANAP: Enhanced Relocation Complete Confirmメッセージを受信すると、Iuインタフェース解放指示(RANAP: Iu Release Command)メッセージにContainerを設定してソースRAN10eへ送信する(動作411)。ソースRAN10eのコンテナ解析部104は、Containerが設定されたRANAP: lu Release Commandメッセージを受信すると、当該Containerを解析し、Too Late Handoverが発生したか、HO to Wrong Cellが発生したのかを判断する。そして、RANAP: lu Release Commandメッセージに従って端末40のIuインタフェースに関する全てのリソースを解放すると、ソースRAN10eはIuインタフェース解放完了(RANAP: lu Release Complete)メッセージをコアネットワーク30eへ送信する(動作412)。
本発明は移動通信システムにおけるハンドオーバ制御に適用することができる。
10 ソース側通信装置(ソース基地局)
20 ターゲット側通信装置(ターゲット基地局)
30 上位ネットワーク(コアネットワーク)
101 無線通信部
102 ハンドオーバ制御部
103 通信部
104 コンテナ解析部
201 無線通信部
202 ハンドオーバ制御部
203 通信部
204 ハンドオーバ情報コンテナ生成部
C10 ソースセル
C20 ターゲットセル

Claims (25)

  1. 上位ネットワークにより管理される通信装置であって、
    ソース側通信装置から前記通信装置への端末のハンドオーバ動作中に前記端末との接続を確立すると、当該端末のハンドオーバに関する情報を生成するハンドオーバ情報生成手段と、
    前記ハンドオーバに関する情報をハンドオーバ完了メッセージに設定し、前記ハンドオーバ完了メッセージを前記上位ネットワークへ送信するハンドオーバ制御手段と、
    を有し、
    前記上位ネットワークが、前記ハンドオーバ完了メッセージを受信すると、前記端末のハンドオーバに関する情報をハンドオーバ成功メッセージに設定して前記ソース側通信装置へ送信する、ことを特徴とする通信装置。
  2. 前記ハンドオーバ情報生成手段は前記ハンドオーバに関する情報を含むコンテナを生成し、前記コンテナが前記ハンドオーバ完了メッセージに追加されることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記ハンドオーバに関する情報はハンドオーバ失敗原因を示す情報を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 前記ハンドオーバ失敗原因として遅すぎるハンドオーバ(Too Late Handover)あるいは誤ったセルへのハンドオーバ(HO to wrong cell)を含むことを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
  5. E-UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Access Network)、UTRAN、HRPD(High Rate Packet Data)、eHRPD(Evolved-HRPD)、あるいはGSM(Global System for Mobile Communications)に対応することを特徴とする請求項1−4のいずれか1項に記載の通信装置。
  6. 上位ネットワークにより管理される通信装置であって、
    前記通信装置からターゲット側通信装置への端末のハンドオーバ動作中に前記上位ネットワークからハンドオーバ成功メッセージを受信して当該ハンドオーバ動作を終了するハンドオーバ制御手段と、
    前記ハンドオーバ成功メッセージから前記ハンドオーバに関する情報を取得するハンドオーバ情報解析手段と、
    を有し、
    前記ハンドオーバ成功メッセージは、前記上位ネットワークが前記ターゲット側通信装置から受信したハンドオーバ完了メッセージに含まれる前記端末のハンドオーバに関する情報を用いて前記上位ネットワークにより生成される、ことを特徴とする通信装置。
  7. 前記ハンドオーバ情報解析手段は、前記ハンドオーバ成功メッセージから所定のコンテナを取り出し、前記コンテナから前記ハンドオーバに関する情報を取得することを特徴とする請求項6に記載の通信装置。
  8. 前記ハンドオーバに関する情報はハンドオーバ失敗原因を示す情報を含むことを特徴とする請求項6または7に記載の通信装置。
  9. 前記ハンドオーバ失敗原因として遅すぎるハンドオーバ(Too Late Handover)あるいは誤ったセルへのハンドオーバ(HO to wrong cell)を含むことを特徴とする請求項8に記載の通信装置。
  10. E-UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Access Network)、UTRAN、HRPD(High Rate Packet Data)、eHRPD(Evolved-HRPD)、あるいはGSM(Global System for Mobile Communications)に対応することを特徴とする請求項6−9のいずれか1項に記載の通信装置。
  11. 上位ネットワークにより管理される複数の通信装置を含む無線通信システムであって、
    端末のハンドオーバ先となるターゲット通信装置が、当該ハンドオーバ動作中に前記端末との接続を確立すると、当該端末のハンドオーバに関する情報をハンドオーバ完了メッセージに設定して前記上位ネットワークへ送信し、
    前記上位ネットワークが、前記ハンドオーバ完了メッセージを受信すると、前記端末のハンドオーバに関する情報をハンドオーバ成功メッセージに設定して前記端末のハンドオーバ元となるソース通信装置へ送信し、
    前記ソース通信装置が前記端末のハンドオーバ動作中に前記上位ネットワークから受信したハンドオーバ成功メッセージから前記ハンドオーバに関する情報を取得する、
    ことを特徴とする無線通信システム。
  12. 前記ターゲット通信装置は前記ハンドオーバに関する情報を含むコンテナを生成し、前記コンテナが前記ハンドオーバ完了メッセージに追加されることを特徴とする請求項11に記載の無線通信システム。
  13. 前記ソース通信装置は、前記ハンドオーバ成功メッセージから所定のコンテナを取り出し、前記コンテナから前記ハンドオーバに関する情報を取得することを特徴とする請求項11または12に記載の無線通信システム。
  14. 前記ハンドオーバに関する情報はハンドオーバ失敗原因を示す情報を含むことを特徴とする請求項11−13のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  15. 前記ハンドオーバ失敗原因として遅すぎるハンドオーバ(Too Late Handover)あるいは誤ったセルへのハンドオーバ(HO to wrong cell)を含むことを特徴とする請求項14に記載の無線通信システム。
  16. 前記ソース通信装置および前記ターゲット通信装置の各々は、E-UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Access Network)、UTRAN、HRPD(High Rate Packet Data)、eHRPD(Evolved-HRPD)、あるいはGSM(Global System for Mobile Communications)のいずれかに1つに、あるいは異なる2つに対応する通信装置であることを特徴とする請求項11−15のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  17. 上位ネットワークにより管理される通信装置におけるハンドオーバ制御方法であって、
    ソース側通信装置から前記通信装置への端末のハンドオーバ動作中に前記端末との接続を確立すると、当該端末のハンドオーバに関する情報を生成し、
    前記ハンドオーバに関する情報をハンドオーバ完了メッセージに設定し、前記ハンドオーバ完了メッセージを前記上位ネットワークへ送信
    前記上位ネットワークが、前記ハンドオーバ完了メッセージを受信すると、前記端末のハンドオーバに関する情報をハンドオーバ成功メッセージに設定して前記ソース側通信装置へ送信する、
    ことを特徴とするハンドオーバ制御方法。
  18. 前記ハンドオーバに関する情報を含むコンテナを生成し、前記コンテナが前記ハンドオーバ完了メッセージに追加されることを特徴とする請求項17に記載のハンドオーバ制御方法。
  19. 前記ハンドオーバに関する情報はハンドオーバ失敗原因を示す情報を含むことを特徴とする請求項17または18に記載のハンドオーバ制御方法。
  20. 前記ハンドオーバ失敗原因として遅すぎるハンドオーバ(Too Late Handover)あるいは誤ったセルへのハンドオーバ(HO to wrong cell)を含むことを特徴とする請求項19に記載のハンドオーバ制御方法。
  21. 上位ネットワークにより管理される通信装置におけるハンドオーバ制御方法であって
    前記通信装置からターゲット側通信装置への端末のハンドオーバ動作中に前記上位ネットワークからハンドオーバ成功メッセージを受信し、
    前記ハンドオーバ成功メッセージから前記ハンドオーバに関する情報を取得
    前記ハンドオーバ成功メッセージは、前記上位ネットワークが前記ターゲット側通信装置から受信したハンドオーバ完了メッセージに含まれる前記端末のハンドオーバに関する情報を用いて前記上位ネットワークにより生成される、ことを特徴とするハンドオーバ制御方法。
  22. 前記ハンドオーバ成功メッセージから所定のコンテナを取り出し、前記コンテナから前記ハンドオーバに関する情報を取得することを特徴とする請求項21に記載のハンドオーバ制御方法。
  23. 前記ハンドオーバに関する情報はハンドオーバ失敗原因を示す情報を含むことを特徴とする請求項21または22に記載のハンドオーバ制御方法。
  24. 前記ハンドオーバ失敗原因として遅すぎるハンドオーバ(Too Late Handover)あるいは誤ったセルへのハンドオーバ(HO to wrong cell)を含むことを特徴とする請求項23に記載のハンドオーバ制御方法。
  25. 上位ネットワークにより管理される複数の通信装置を含む無線通信システムにおけるハンドオーバ制御方法であって、
    端末のハンドオーバ先となるターゲット通信装置が、当該ハンドオーバ動作中に前記端末との接続を確立すると、当該端末のハンドオーバに関する情報をハンドオーバ完了メッセージに設定して前記上位ネットワークへ送信し、
    前記上位ネットワークが、前記ハンドオーバ完了メッセージを受信すると、前記端末のハンドオーバに関する情報をハンドオーバ成功メッセージに設定して前記端末のハンドオーバ元となるソース通信装置へ送信し、
    前記ソース通信装置が前記端末のハンドオーバ動作中に前記上位ネットワークから前記ハンドオーバ成功メッセージを受信すると、前記ハンドオーバ成功メッセージから前記ハンドオーバに関する情報を取得する、
    ことを特徴とするハンドオーバ制御方法。
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