JP2017126844A - 通信システム - Google Patents

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友紀 荒田
Tomonori Arata
友紀 荒田
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Abstract

【課題】通信システムにおいて、ある旧装置を模擬し他の旧装置へデータを中継する新装置を追加する場合、旧装置のIPアドレスを変更することなくIP通信を実現する技術を提供する。【解決手段】列車無線システム1は、旧車上設備5と通信する旧システム11と、新車上設備6と通信する新システム12と、他システム13とを備え、TCP/IPネットワーク9で接続されている。なお、旧システム11と他システム13とは新システム12を介し接続されている。新システム12との接続先である旧システム11と他システム13との間にはネットワークアドレス変換装置40が設けられている。旧システム11側と他システム13側のIPアドレスは同一であり、かつ新システム12の導入前と同一となる。そこで、ネットワークアドレス変換装置40を導入することで、IPアドレス重複を回避する。【選択図】図3

Description

本発明は、通信システムに係り、例えば、IP通信網で構成された通信システムに関する。
近年、列車無線システムでは、老朽化対策や高機能化を目的とし、新システムへの更新が多く行われるようになってきた。一般に、地上設備では旧地上設備を稼働させたまま新地上設備を併設し、新地上設備の工事が完了した時点で一括切替が可能となっている。一方、車上設備では、設置スペースや工事可能期間が限られ、旧車上設備を稼働させたまま新車上設備を併設することは許されない。地上設備では、旧地上設備(旧システム)と新地上設備(新システム)を併用して運用し、旧車上設備と新車上設備のいずれに対しても対応できるようにする必要がある。
図1は、列車無線システム101において、新旧設備が混在してネットワーク9(IP通信網)に接続されている状態を示している。列車無線システム101を、旧地上設備111のみの運用から、旧地上設備111と新地上設備112との併用へ移行する上で、切替のポイントが大きく3点ある。
第1に、指令員の利便性の観点から、新指令卓104に統一する。第2に、処理S1に示すように、旧指令卓10の運用停止と、新指令卓104による旧システム111の制御のため、旧システム111と新システム112とを接続する。新システム112は、新車上設備106に関する通信であれば新車上設備106と通信し、旧車上設備105に関する通信であれば、旧指令卓103を模擬し旧システム111と通信を行う。第3に、処理S2に示すように、旧システム111から他システム113への接続を、新システム112へと切り替える。新システム112は、旧車上設備105(旧システム111経由)と、新車上設備106の情報を集約し、他システム外装置113へ通知する。逆に、列車無線システム外装置113からの情報を、旧車上設備105宛であれば旧システム111へ、新車上設備106宛であれば新車上設備106へ、それぞれ通知する。
この情報の集約と分配を行う場合、接続が無電圧接点や1:1のシリアル通信であれば、物理的な接続変更のみで問題ない。しかし、IP通信網では、システム切替の際、物理的な接続変更のほかに、IPアドレスの移行も考慮が必要となる。
上記方針に基づき、旧システム111と新システム112の併用を、IPアドレスを旧システム111と同じままとした場合に問題となる点を図2に示す。ここでは、旧システム111から新システム112を経由して他システム113へ伝送する例を示している。
もともと、旧システム111が他システム113のIPアドレス(113)を宛先としており、システム併用時は旧システム111→新システム112→他システム113となる。新システム112は、他システム113のIPアドレス(113)を模擬し、旧システム111からIPアドレス(113)宛のデータを受信し、それを新システム112が旧システム111の代わりに、本物の他システム113のIPアドレス(113)へ送信する。しかし、同一ネットワーク内に新システム112のIPアドレス(113)と、他システムのIPアドレス(113)が重複して存在するため、これらの通信が不可能である。他システム113から新システム112を経由して旧システム111へ伝送する場合も同様の課題がある。
ところで、システムの運用中に故障や機種の更新に伴い内部端末が変更された場合であっても、データを確実に転送する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
例えば、内部端末が故障又は機種の更新に伴い別の端末に交換され、これに伴いDHCP機能により交換後の端末のMACアドレスに対し新たなプライベートアドレスが割り当てられると、この新たに割り当てられたプライベートアドレスは拡張NAPTテーブルにおいて物理ポートに対応付けて管理される。そして、この状態でWAN2側の外部端末からIPパケットが送られると、このIPパケットの送信先アドレスは上記拡張NAPTテーブルに基づいて、物理ポートをキーとして交換後の内部端末のプライベートアドレスに変換される。その結果、システムの運用中に内部端末が故障又は機種の更新に伴い別の端末に交換された場合でも、WAN2側の外部端末から送られたIPパケットを交換後の内部端末に対し常に確実に転送することができる
特開2010−199738号公報
上述のように、旧システム111と他システム113の自IPアドレスと、宛先IPアドレスを変更しない前提として、新システム112で中継させることは不可能であり、旧システム111の自IPアドレス・宛先IPアドレスか、他システム113の自IPアドレス・宛先IPアドレスを変更するしかない。しかし、古くから稼働しているシステムは、ハードウェアの老朽化や、ソフトウェア資産の紛失、担当メーカの事業撤退等、IPアドレス変更にはリスクが大きく、改造は不可能となるケースがほとんどであった。特に、列車無線システムでは、安全性の観点から、一度導入されるとシステム運用期間が長期にわたる傾向が強く、上述の懸念が顕在化する虞があり、対策の技術が求められていた。特許文献1に開示の技術では、一般的なシステム運用に於いては大きな効果が得られるものであるが、列車無線システムにそのまま適用することが難しく別の技術が求められていた。
本発明は、このような従来の事情に鑑みなされたもので、上記課題を解決することを目的とする。
本発明は、第1の通信フォーマットで通信を行う第1の地上装置と、第2の通信フォーマットで通信を行う第2の地上装置と、前記第1の地上装置と前記第2の地上装置とネットワーク接続される上位装置とを備える通信システムであって、前記第1の地上装置は、前記第2の地上装置を介して前記上位装置と接続され、前記第2の地上装置と前記上位装置との経路上及び前記第2の地上装置と前記第1の地上装置との経路上に、前記第1の地上装置と前記上位装置の通信を前記第2の地上装置で取り込み本来の送信先に転送可能にネットワークアドレスを変換するアドレス変換装置を備える。
また、前記第2の地上装置に接続される指令卓は、前記第2の地上装置を介して前記第1の地上装置の指令卓として機能してもよい。
また、前記アドレス変換装置は、前記第1の地上装置と他の第1の地上装置との通信に関して、アドレス変換を行わず、前記第2の地上装置は、前記通信を取り込まず、そのままの送信先に転送してもよい。
また、前記第2の地上装置と無線通信を行う第2の無線装置を備え、前記第2の地上装置と前記第2の無線装置は、前記第1の地上装置及び前記上位装置で構成されているシステムに、新しく追加された装置であってもよい。
本発明によると、通信システムがIP通信網で構成されている場合に、ある旧装置を模擬し他の旧装置へデータを中継する新装置を追加する場合、旧装置のIPアドレスを変更することなくIP通信を実現する技術を提供できる。
背景技術に係る、列車無線システムにおいて、新旧設備が混在してネットワークに接続されている状態を示した図である。 背景技術に係る、列車無線システムにおいて、新旧設備が混在しており、IPアドレスを旧システムと同じままとした場合に問題となる点を示した図である。 実施形態に係る、列車無線システムの構成の概要を示す図である。 実施形態に係る、列車無線システムの構成のうち、旧システム、新システム、他システムのネットワーク接続に着目して示した図である。 実施形態に係る、図4の図において、旧システムから新システムを経由して他システムへ通信する時の通信の流れを示した図である。 実施形態に係る、旧システムから新システムを経由して他システムへ通信する時の通信の流れを示したチャート図である。 実施形態に係る、図4の図において、他システムから新システムを経由して旧システムへ通信する時の通信の流れを示した図である。 実施形態に係る、他システムから新システムを経由して旧システムへ通信する時の通信の流れを示すチャート図である。 実施形態に係る、図4で示した列車無線システムに関して、ネットワーク及び装置の多重化を図った構成を示す図である。
次に、本発明を実施するための形態(以下、単に「実施形態」という)を、図面を参照して具体的に説明する。
図3は、本実施形態に係る列車無線システム1の構成の概要を示す図である。図4は、列車無線システム1の構成のうち、旧システム11、新システム12、他システム13のネットワーク接続に着目して示した図である。
列車無線システム1は、旧車上設備5と通信する旧システム11と、新車上設備6と通信する新システム12と、他システム13とを備え、TCP/IPネットワーク9で接続されている。なお、旧システム11と他システム13とは新システム12を介し接続されている。すなわち、旧システム11と他システム13の通信は、新システム12を介して行われる。また、新システム12との接続先である旧システム11と他システム13との間にはネットワークアドレス変換装置40が設けられている。
車上装置(旧車上設備5及び新車上設備6)は、運転台付車両に搭載され、地上設備(旧システム11、新システム12)との無線制御や列車制御等を行う。旧車上設備5と旧システム11との通信フォーマットには、アナログ信号が使用される。新車上設備6と新システム12との通信フォーマットには、デジタル信号が使用される。
旧システム11は、図1で説明したように、新システム12が導入される前には、旧指令卓103により操作されていた。新システム12が導入されたことによって、旧システム11は、新システム12と接続される。すなわち、旧システム11と他システム13との通信は、原則として一旦新システム12に取り込まれる。
新システム12は、TCP/IPネットワーク9を介して他システム13に接続される。新システム12に接続される新指令卓4は、新システム12を操作すると共に、新システム12を介して旧システム11を操作する。また、新システム12は、旧システム11または他システム13からの通信であって、ネットワークアドレス変換装置40で宛先が変換された通信を、本来の宛先に変換する。
旧システム11及び新システム12は、いわゆる地上設備(基地局無線装置を含む地上装置)であって、線区内の各連動駅の制御、閉そく管理制御、各種条件授受、連動制御盤への在線表示と入力操作の処理、などを行う。また、接続される新指令卓4への各種の表示や新指令卓4からの操作を受ける。
他システム13は、旧システム11や新システム12の上位に位置するシステム(上位システム)であって、例えば、運行管理装置や信号管理装置等が該当する。
ネットワークアドレス変換装置40は、第1ルータ41と、第2ルータ42とを備える。第1ルータ41は、旧システム11と新システム12との経路上に設けられる。第2ルータ42は、新システム12と他システム13との経路上に設けられる。第1ルータ41と、第2ルータ42を設けることで、旧システム11を第1ネットワーク51の構成、新システム12を第2ネットワーク52の構成、他システム13を第3ネットワーク53の構成として機能させる。
なお、新システム12に割り付けられるIPアドレスは、旧システム11のIPアドレス及び他システム13のIPアドレスとは異なる。なお、旧システム11と他システム13はIPアドレスを変更しないことが前提である。したがって、新システム12の導入前と同一となる。そこで、ネットワークアドレス変換装置40を導入し、IPアドレス重複を回避する。ネットワークアドレス変換装置40の機能について、図5〜図8を参照して以下に説明する。
図5は、図4の図において、旧システム11から新システム12を経由して他システム13へ通信する時の通信の流れを示した図である。図6は、旧システム11から新システム12を経由して他システム13へ通信する時の通信の流れを示すチャート図である。ここで、旧システム11にはIPアドレス(aaa)、新システム12にはIPアドレス(bbb)、他システム13にはIPアドレス(ccc)が割り当てられている。
旧システム11は、自IPアドレス(aaa)から他システム13のIPアドレス(ccc)へ通信を行う(S11)。第1ルータ41は、旧システム11から到着した通信の宛先を、他システム13宛のIPアドレス(ccc)から新システム12宛てのIPアドレス(bbb)へ変換する(S12)。アドレス変換された通信が新システム12のIPアドレス(bbb)に到達すると、新システム12は他システム13のIPアドレス(ccc)へ転送する(S13)。
他システム13のIPアドレス(ccc)へ転送された通信は、第2ルータ42に到着するが、第2ルータ42は宛先のIPアドレス(ccc)を変換することなく他システム13へ送信する(S14)。第2ルータ42から送信された通信はTCP/IPネットワーク9を介して他システム13のIPアドレス(ccc)に到着する(S15)。
図7は、図4の図において、他システム13から新システム12を経由して旧システム11へ通信する時の通信の流れを示した図である。図8は、他システム13から新システム12を経由して旧システム11へ通信する時の通信の流れを示すチャート図である。
他システム13は、自IPアドレス(ccc)から旧システム11のIPアドレス(aaa)へ通信を行う(S21)。第2ルータ42は、他システム13から到着した通信の宛先を、旧システム11宛のIPアドレス(aaa)から新システム12宛てのIPアドレス(bbb)へ変換する(S22)。アドレス変換された通信が新システム12のIPアドレス(bbb)に到達すると、新システム12は旧システム11のIPアドレス(aaa)へ転送する(S23)。
旧システム11のIPアドレス(aaa)へ転送された通信は、第1ルータ41に到着するが、第1ルータ41は宛先のIPアドレス(aaa)を変換することなく旧システム11へ送信する(S24)。第1ルータ41から送信された通信は旧システム11のIPアドレス(aaa)に到着する(S25)。
なお、車両間で通信され地上設備(旧システム11、新システム12)で利用されない非発情報の通信等(以下、単に「特定通信」という。)は、宛先が新システム12でないので、旧システム11から出力される通信であっても新システム12で取り込まれる必要が無い。その場合、第1ルータ41は、宛先を変換しない。ただし、旧システム11からの通信は、新システム12を経由する必要があるため、特定通信に関しては、ネットワークアドレス変換装置40は新システム12のネットワークIF内で転送処理を行う。例えば、ネットワークアドレス変換装置は、例えば他システム13からの所定アドレスやポートに対するSNMP(Simple Network Management Protocol)、NTP(Network Time Protocol)、PINGなどを特定通信として予め記憶しておき、これら特定通信が他システム13から送信されてきた場合には、ネットワークIF内で転送処理を行う。
図9は、図4で示した列車無線システム1の構成をより具体的に示した図である。ここでは、適切な冗長性確保のためにネットワーク及び装置の多重化がなされている。
具体的には、旧システム11として、第1旧システム11aと第2旧システム11bとで構成されている。さらに、第1旧システム11aは二重化され、第1旧システム#1_11a1と第1旧システム#2_11a2とを備える。同様に、第2旧システム11bは二重化され、第2旧システム#1_11b1と第2旧システム#2_11b2とを備える。
第1旧システム#1_11a1にはIPアドレス(123.456.1.11:111)が、第1旧システム#2_11a2にはIPアドレス(123.456.2.11:211)が設定されている。第2旧システム11bにはIPアドレス(123.456.1.12:112)が、第2旧システム#2_11b2にはIPアドレス(123.456.2.12:212)が設定されている。
他システム13として、第1他システム13a及び第2他システム13bとで構成されている。さらに、第1他システム13aは二重化され、第1他システム#1_13a1と第1他システム#2_13a2とを備える。同様に、第2他システム13bは二重化され、第2他システム#1_13b1と第2他システム#2_13b2とを備える。
第1他システム#1_13a1にはIPアドレス(123.456.1.21:121)が、第1他システム#2_13a2にはIPアドレス(123.456.2.21:221)が設定されている。同様に、第2他システム#1_13b1にはIPアドレス(123.456.1.22:122)が、第2他システム#2_13b2にはIPアドレス(123.456.2.22:222)が設定されている。
新システム12は、二重化され第1新システム12aと第2新システム12bとを備える。
第1ルータ41は、旧システム11側から順にルータA41a、ルータB41b、スイッチング装置41c、仮想NIC41d、41eを備える。ルータA41aは、VRF(仮想ルータ)を実現するために設けられている。なお、旧システム11とルータB41b間は仮想LANで構成され、ルータB41bとスイッチング装置41c間は、トランクリンクによって接続されている。
第2ルータ42は、他システム13側から順にスイッチング装置42a、ルータC42b、スイッチング装置42c、仮想NIC42d、42eを備える。ルータC42bに、ルーティングテーブル(上述の第2ルータ42のルーティングテーブル)が備わる。スイッチング装置42aとルータC42b、ルータC42bとスイッチング装置42cとは、それぞれトランクリンクによって接続されている。
ここで、旧システム11の設備(第1旧システム#1_11a1、第1旧システム#2_11a2、第2旧システム#1_11b1、第2旧システム#2_11b2(これらを区別しない場合には符号を省略し単に設備という))は、新システム12に一旦取り込んだ情報を他の旧システム11の設備に転送する場合があるが、旧システム11の設備はネットワークアドレスが同一であるため、旧システム11の設備ごとにルータを設けなければ、旧システム11の設備同士で直接通信してしまい、第1及び第2新システム12a、12b(以下、区別しない場合は新システム12という)への転送ができなくなる。そのため、ルータA41aは、旧システム11の設備毎に仮想ルータ(VRF)を備えている。
旧システム11の設備から他システム13の設備へのデータ送信時に新システム12が中継してデータを転送する場合、ルータA41aは、ルータB41bとともに、宛先アドレスに応じて宛先IPアドレスを他システム13の設備のものから新システム12のアドレスに変換する。
例えば、第1旧システムの装置11a1が第1他システムの装置13a1にデータを送信する際、第1ルータ41は、宛先アドレス「123.456.1.21:121」を「100.0.1.234」に変換する。
また、他システム13の設備から旧システム11の設備へのデータ送信時に新システム12が中継してから旧システム11の設備へデータを転送する場合、ルータA41aは、ルータB41bとともに、送信元IPアドレス及びポート番号に応じて、送信元IPアドレスを新システム12のものから他システム13の設備のアドレスに変換する。
例えば、第1他システムの装置13a1から第1旧システムの装置11a1へのデータ送信時、第1他システムの装置13a1からのデータを第1新システムの装置12aが受信して第1旧システムの装置11a1に送信する際、第1ルータ41は、送信元IPアドレス「100.0.1.234」を「123.456.1.21:121」に変換する。
なお、ルータA41aは仮想ルータ毎にルータA41aとルータB41bの間にしか適用しないネットワークに転送する。
次に、ルータB41bについて説明する。ルータB41bを設けない場合、新システム12ではルータAの数(即ち旧システム11の設備の数)だけNIC(Network Interface Card)を設ける必要がある。つまり、新システム12はパーソナルコンピュータもしくはサーバで実現する際は、新システム12にLANの接続口を増やすか、一つのLANの接続口に複数のIPアドレスを付与する必要がある。しかし、LANの接続口を増やす、あるいは、一つのLAN接続口で複数のIPアドレスを管理すると、CPUの負荷が過大となり、通信が不安定になる可能性がある。そこで、ルータA41aと新システム12との間にルータB41bを設けて上記課題を解決している。
次に、ルータA41aとルータB41bとの間を専用ネットワーク(Vlan100〜400)で接続する理由について説明する。新システム12の設備から旧システム11の設備にデータを転送する際、仮にルータA41a側を全て同一ネットワークで接続すると、新システム12側でルータA41aのどの仮想ルータを経由するか判断する、即ち、ルータA41aのゲートウェイを宛先(旧システム11の設備)に応じて都度設定する処理が発生し新システム12の設備の負荷が増大する。
そこで、ルータA41aとルータB41bとの間に専用ネットワークを設け、宛先(旧システム11の設備)に応じてルータB41bがどの仮想ルータ(VRF#1〜4)に転送するかルーティングすることにより、上記課題を解決できる。つまり、ルータB41bは、宛先に応じてルータA41aのどの仮想ルータにデータを転送するか定義している。
例えば、ルータB41bは、第1新システム12aから第1旧システムの装置11a1に対するデータを受信すると、その宛先アドレス「123.456.1.11」をルータAのVRF#1「1.1.1.232」に転送する。
なお、旧システム11の設備から新システム12の設備へのデータの転送においては、ルータA41aがルーティングを行う。
次に、ルータC42bについて説明する。他システム13側ネットワークでは、旧システム11側と前提が異なり、他システム13の設備(第1他システム#1_13a1、第1他システム#2_13a2、第2他システム#1_13b1、第2他システム#2_13b2(これらを区別しない場合には符号を省略し単に設備という))同士の通信は新システム12に中継しない。そのため、ルータA41aのように他システム13の設備毎にルータを設ける必要はない。
ルータC42bは、他システム13の設備から旧システム11の設備へのデータ送信時に新システム12にデータを転送する場合、宛先アドレスに応じて、宛先IPアドレスを旧システム11の設備のものから新システム12のアドレスに変換する。
例えば、第1他システム#1_13a1が第1旧システム#1_11a1にデータを送信する際、第2ルータ42は、宛先アドレス「123.456.1.11:111」を「100.0.1.234」に変換する。
また、ルータC42bは旧システム11の設備から他システム13の設備へのデータ送信時に新システム12からデータを受け取る場合、送信元IPアドレス及びポート番号に応じて、送信元IPアドレスを新システム12のものから旧システム11に変換する。
例えば、第1旧システム#1_11a1から第1他システム#1_13a1へのデータ送信時、第1旧システム#1_11a1からのデータを第1新システム12aが受信して第1他システム#1_13a1に送信する際、第2ルータ42は、送信元IPアドレス「100.0.1.234」を「123.456.1.11:111」に変換する。
なお、ルータA41aは仮想ルータ毎にルータA41aとルータB41bの間にしか適用しないネットワークに転送する。
さらに、ルータC42bは、他システム13の設備から新システム12の設備へのデータ転送の際、第1新システム12aか第2新システム12bに振り分けを行っている。
以上、本実施形態によると、ある旧システム11を模擬し他の旧システム11へデータを中継する新システム12を追加する場合において、旧システム11のIPアドレスを変更することなく、旧システム11から新システム12への、または新システム12から旧システム11へのデータ中継を実現することができる。
以上、本発明を実施形態をもとに説明した。この実施形態は例示であり、それらの各構成要素の組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
例えば、上述した実施形態では、本発明の通信システムが列車無線システムである場合を例にあげて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、旧システムと新システムが共存する通信システムに適用可能である。
1 列車無線システム
4 新指令卓
5 旧車上設備
6 新車上設備
9 TCP/IPネットワーク
10 列車無線システム
11 旧システム
11a 第1旧システム
11a1 第1旧システム#1
11a2 第1旧システム#2
11b 第2旧システム
11b1 第2旧システム#1
11b2 第2旧システム#2
12 新システム
12a 第1新システム
12b 第2新システム
13 他システム
13a 第1他システム
13a1 第1他システム#1
13a2 第1他システム#2
13b 第2他システム
13b1 第2他システム#1
13b2 第2他システム#2
40 ネットワークアドレス変換装置
41 第1ルータ
41a ルータA
41b ルータB
41c スイッチング装置
41d 仮想NIC
41e 仮想NIC
42 第2ルータ
42a スイッチング装置
42b ルータC
42c スイッチング装置
42d 仮想NIC
42e 仮想NIC
51 第1ネットワーク
52 第2ネットワーク
53 第3ネットワーク

Claims (4)

  1. 第1の通信フォーマットで通信を行う第1の地上装置と、第2の通信フォーマットで通信を行う第2の地上装置と、前記第1の地上装置と前記第2の地上装置とネットワーク接続される上位装置とを備える通信システムであって、
    前記第1の地上装置は、前記第2の地上装置を介して前記上位装置と接続され、
    前記第2の地上装置と前記上位装置との経路上及び前記第2の地上装置と前記第1の地上装置との経路上に、前記第1の地上装置と前記上位装置の通信を前記第2の地上装置で取り込み本来の送信先に転送可能にネットワークアドレスを変換するアドレス変換装置を備えることを特徴とする通信システム。
  2. 前記第2の地上装置に接続される指令卓は、前記第2の地上装置を介して前記第1の地上装置の指令卓として機能することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記アドレス変換装置は、前記第1の地上装置と他の第1の地上装置との通信に関して、アドレス変換を行わず、
    前記第2の地上装置は、前記通信を取り込まず、そのままの送信先に転送することを特徴とする請求項1または2に記載の通信システム。
  4. 前記第2の地上装置と無線通信を行う第2の無線装置を備え、前記第2の地上装置と前記第2の無線装置は、前記第1の地上装置及び前記上位装置で構成されているシステムに、新しく追加された装置であることを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載の通信システム。
JP2016004069A 2016-01-13 2016-01-13 通信システム Pending JP2017126844A (ja)

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