JP2017126655A - 電子機器およびテープ印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザーが、収容した充電池の異常を容易に感知することができる電子機器およびテープ印刷装置を提供する。【解決手段】充電池Bを収容する電池収容部と、電池収容部の開放部を覆うと共に、充電池Bと接触し当該充電池Bの異常膨張に伴って充電池Bから圧力を受ける電池カバー31と、を備え、電池カバー31の手前面覆装部41は、所定の位置に形成され、充電池Bに接触した接触凸部51を介した上記圧力によって破壊が生じる脆弱部52を有する。【選択図】図6
Description
本発明は、充電池を収容する電子機器およびテープ印刷装置に関するものである。
従来、テープ印刷装置として、バッテリーを収容する電池収容部(バッテリーハウジング)と、電池収容部の開放部を覆う蓋体(バッテリーカバー)と、を備えたものが知られている(特許文献1参照)。このテープ印刷装置は、手持ち式で操作可能な装置であり、電池収容部は、テープ印刷装置の底部(裏面部)に配設されている。
しかしながら、上記従来のテープ印刷装置は、バッテリーである充電池を電池収容部に収容し、蓋体で電池収容部の開放部を閉塞した状態で使用される。すなわち、収容した充電池を蓋体で覆い隠した状態で使用されることになる。そのため、ユーザーが、充電池の異常膨張や異常発熱が感知できないという問題が生じた。このように、充電池の異常膨張や異常発熱が感知できないと、充電池の異常膨張や異常発熱を放置した状態で使用し続けることになり、充電池が破裂や発火等を起こす虞があった。
これに対し、ユーザーが、定期的に、蓋体を開放して充電池の状態を視認することも考えられるが、かかる場合、ユーザーにこの作業を強いることになり、ユーザビリティが著しく低下してしまう。
これに対し、ユーザーが、定期的に、蓋体を開放して充電池の状態を視認することも考えられるが、かかる場合、ユーザーにこの作業を強いることになり、ユーザビリティが著しく低下してしまう。
本発明は、ユーザーが、収容した充電池の異常を容易に感知することができる電子機器およびテープ印刷装置を提供することを課題としている。
本発明の電子機器は、充電池を収容する電池収容部と、電池収容部の開放部を覆うと共に、充電池と接触し当該充電池の異常膨張に伴って当該充電池から圧力を受ける蓋体と、を備え、蓋体は、所定の位置に形成され、圧力によって変形が生じる変形部を有することを特徴とする。
本発明の他の電子機器は、充電池を収容する電池収容部と、電池収容部の開放部を覆うと共に、充電池の異常発熱に伴う熱によって膨張する蓋体と、を備え、蓋体は、所定の位置に形成され、膨張によって変形が生じる変形部を有することを特徴とする。
本発明のテープ印刷装置は、充電池を収容する電池収容部と、電池収容部の開放部を覆うと共に、充電池と接触し当該充電池の異常膨張に伴って当該充電池から圧力を受ける蓋体と、を備え、蓋体は、所定の位置に形成され、圧力によって変形が生じる変形部を有することを特徴とする。
本発明の他のテープ印刷装置は、充電池を収容する電池収容部と、電池収容部の開放部を覆うと共に、充電池の異常発熱に伴う熱によって膨張する蓋体と、を備え、蓋体は、所定の位置に形成され、膨張によって変形が生じる変形部を有することを特徴とする。
これらの構成によれば、収容した充電池が異常膨張や異常発熱すると、これに伴って、蓋体の所定の位置に変形が生じる。そのため、ユーザーは、蓋体の所定の位置に変形が生じるか否かを認識することで、充電池の異常膨張や異常発熱を感知することができる。よって、蓋体の開放等を行わなくとも、収容した充電池の異常膨張や異常発熱を容易に感知することができる。ひいては、使用中であっても、充電池の異常膨張や異常発熱を容易に感知することができる。なお、ここにいう「変形」は、ひび割れ等の破壊を含むものである。
上記の電子機器において、蓋体は、圧力によって変色が生じる変色部を、更に有することが好ましい。
上記の他の電子機器において、蓋体は、膨張によって変色が生じる変色部を、更に有することが好ましい。
これらの構成によれば、充電池の異常膨張や異常発熱に伴って、蓋体の変色部に変色が生じる。そのため、ユーザーが、充電池の異常膨張や異常発熱をより容易に感知することができる。なお、変色部と変形部とは別部分であっても良いし、同一部分であっても良い。すなわち、変形部が、充電池の異常膨張や異常発熱に伴って変色する構成であっても良い。
また、上記の各電子機器において、変形部は、当該電子機器を把持するための把持領域に形成されることが好ましい。
この構成によれば、当該電子機器を把持して使用する時、常に変形部に触った状態となる。そのため、充電池が異常膨張や異常発熱し変形部に変形が生じた際、より早い段階で変形部の変形を認識することができる。よって、ユーザーが、より早い段階で、充電池の異常膨張や異常発熱を感知することができる。
[第1実施形態]
以下、添付の図面を参照し、本発明の一実施形態に係る電子機器およびテープ印刷装置について説明する。実施形態では、本発明の電子機器を適用したテープ印刷装置を例示する。このテープ印刷装置は、印刷テープに印刷を行ってラベルを作成するラベルプリンターであると共に、充電池を電源とし、ユーザーが手で持って使用するモバイルプリンターである。特に、本テープ印刷装置は、充電池が異常状態になったことを容易に感知できる電池カバーを有するものである。
以下、添付の図面を参照し、本発明の一実施形態に係る電子機器およびテープ印刷装置について説明する。実施形態では、本発明の電子機器を適用したテープ印刷装置を例示する。このテープ印刷装置は、印刷テープに印刷を行ってラベルを作成するラベルプリンターであると共に、充電池を電源とし、ユーザーが手で持って使用するモバイルプリンターである。特に、本テープ印刷装置は、充電池が異常状態になったことを容易に感知できる電池カバーを有するものである。
図1および図2に示すように、テープ印刷装置1は、装置ケース6で外殻が形成され、小型且つ縦長に形成される。具体的には、テープ印刷装置1は、厚肉幅広に形成された先端側の主機構部2と、主機構部2の基端側に連なり、主機構部2より薄肉幅狭に形成されたハンドリング部3と、ハンドリング部3の基端側に連なる持ち手部4と、から成る。本テープ印刷装置1は、ハンドリング部3で、片手或いは両手で手持ちされ操作・使用される。また、本テープ印刷装置1は、持ち手部4を利用して持ち運びされる。
主機構部2の表側には、ディスプレイ部7が広く設けられると共に、ディスプレイ部7に隣接して副キーボード部8が配設される。また、主機構部2には、テープカートリッジCを着脱自在に装着するためのカートリッジ装着部10が、窪入形成されると共に、カートリッジ装着部10を開閉する開閉蓋11が配設される。本実施形態では、ディスプレイ部7および副キーボード部8が、この開閉蓋11の表側に形成される。また、カートリッジ装着部10廻りには、テープカートリッジCから印刷テープ12を繰り出すと共にこれに印刷を行う印刷部(図示省略)が内蔵される。
主機構部2の左側面には、印刷部により、印刷テープ12の印刷済み部分が排出されるテープ排出口15が形成される。また、テープ排出口15とカートリッジ装着部10との間には、印刷テープ12の印刷済み部分を切り離すカッター16が内蔵される。一方、主機構部2の右側面には、電源コネクター18が設けられている(図3および図4参照)。なお、本テープ印刷装置1は、当該電源コネクター18から供給される電力によって、収容した上記充電池Bを充電可能に構成される。
ハンドリング部3の表側には、文字キー22やカーソルキー23等を配置した主キーボード部21が配設される。
一方、ハンドリング部3の裏側には、電源となる充電池Bを収容する電池収容部30が配設されると共に、電池収容部30の開放部30aを開閉自在に覆う電池カバー31(蓋体)が取り付けられる(いずれも図3および図4参照)。充電池Bは、リチウムポリマーバッテリーやリチウムイオンバッテリーで構成され、テープ印刷装置1の制御系および駆動系に対し電力を供給する。
なお、ハンドリング部3の周面のうち、主キーボード部21が形成された表面部以外の部分は、ユーザーが、テープ印刷装置1を片手或いは両手で把持するための把持領域Aとなる(図1参照)。すなわち、ユーザーは、当該把持領域Aで、テープ印刷装置1を片手或いは両手で把持しつつ副キーボード部8や主キーボード部21を操作して、テープ印刷装置1を使用する。
次に図4ないし図6を参照して、電池収容部30および電池カバー31の詳細について説明する。なお、以下の説明では、電池収容部30を基準として、図4上の手前側を「手前側」とし、図4上の奥側を「奥側」とする。また、図4上の上側を「上」とし、図4上の下側を「下」とする。さらに、図4上の右側を「右」とし、図4上の左側を「左」とする。
図4に示すように、電池収容部30は、開放部30aを有する箱型に形成されており、内部に充電池Bを収容し装着する。電池収容部30の開放部30aは、手前面から下面に亘って形成され、当該開放部30aを介して、充電池Bを電池収容部30に収容・装着する。そして、開放部30aを介して充電池Bを電池収容部30に収容・装着すると、充電池Bの電極部と、電池収容部30の電極部とが接触し、充電池Bからテープ印刷装置1の制御系や駆動系に対し、電力を供給可能になる。
一方、電池カバー31は、電池収容部30の開放部30aを覆うべく、手前面側の手前面覆装部41と、下面側の下面覆装部42とから成る側断面「L」字状に形成される。
手前面覆装部41の上端部には、一対の係止突起44が設けられ、この一対の係止突起44は、装置ケース6に形成された一対の係止孔45に係止される。また、下面覆装部42の奥端部には、フック片46が設けられており、このフック片46は、装置ケース6に形成されたフック受け47に係止される。
これら一対の係止突起44およびフック片46によって、電池カバー31が装置ケース6に対し着脱自在に取り付けられる。そして、電池カバー31を装置ケース6に取り付けることで、電池カバー31が電池収容部30の開放部30aを覆い、電池収容部30の開放部30aを閉塞する。また、電池カバー31を装置ケース6から取り外すことで、電池収容部30の開放部30aを開放する。
ところで、この種のテープ印刷装置1では、電池カバー31が、収容・装着した充電池Bを覆い隠す構成となるため、充電池Bが異常膨張したとしても、これを感知できないという問題があった。
これに対し、本テープ印刷装置1は、電池カバー31が、充電池Bと接触し当該充電池Bの異常膨張に伴って当該充電池Bからの圧力を受ける共に、電池カバー31の所定の位置に、当該圧力によって破壊が生じる脆弱部52(変形部)を形成した構成を有する。
これに対し、本テープ印刷装置1は、電池カバー31が、充電池Bと接触し当該充電池Bの異常膨張に伴って当該充電池Bからの圧力を受ける共に、電池カバー31の所定の位置に、当該圧力によって破壊が生じる脆弱部52(変形部)を形成した構成を有する。
具体的には、図5および図6に示すように、電池カバー31は、手前面覆装部41に、接触凸部51と、左右一対の脆弱部52と、が形成される。
接触凸部51は、手前面覆装部41の裏面(奥側の面)の左右方向中央に形成され、手前面覆装部41の裏面から突出して形成される。そして、充電池Bを電池収容部30に収容・装着し、電池カバー31を取り付けたとき、接触凸部51は、充電池Bに接触する。これによって、充電池Bが異常膨張したとき、接触凸部51を介し電池カバー31が充電池Bからの圧力(押圧力)を受け、手前側(押圧方向)に膨らむように変形する。なお、接触凸部51は、充電池Bを電池収容部30側に押える押え部としても機能する。
一方、一対の脆弱部52は、接触凸部51に対し左右に隣接した所定の位置に、それぞれ形成される。また、各脆弱部52は、手前面覆装部41の裏面において上下方向に延在して形成されたV溝53によって形成される。すなわち、手前面覆装部41の裏面にV溝53を形成し、その部分の強度を低くすることで、脆弱部52を形成する。なお、各脆弱部52は、手前面覆装部41に形成されるため、各脆弱部52は、把持領域Aに形成された構成となる。
そして、この一対の脆弱部52は、充電池Bの異常膨張に伴う電池カバー31の上記変形によって、ひび割れ(破壊)が生じる強度を有する。これによって、収容・装着した充電池Bに異常膨張が生じたとき、電池カバー31の、脆弱部52が形成された所定の位置にひび割れが生じる(図7および図8参照)。
すなわち、電池収容部30に充電池Bを収容・装着し、電池カバー31を取り付けた状態で、充電池Bに異常膨張が生じると、接触凸部51を介して、電池カバー31が充電池Bからの圧力を受け、電池カバー31が変形する。そして、この変形時の応力が、いずれかの脆弱部52に集中し、この応力集中によって、図7および図8に示すように、脆弱部52にびび割れが生じる。ユーザーは、このひび割れを、音や触り心地で認識することで、充電池Bの異常膨張を感知することができる。
以上、第1実施形態の構成によれば、充電池Bの異常膨張に際し、電池カバー31の表面側の所定の位置に破壊(ひび割れ)が発現するため、ユーザーは、電池カバー31表面の所定の位置に破壊が生じるか否かを認識することで、充電池Bの異常膨張を感知することができる。よって、電池カバー31の開放等を行わなくとも、収容した充電池Bの異常膨張を容易に感知することができる。ひいては、使用中であっても、充電池Bの異常膨張を容易に感知することができる。
また、脆弱部52が、テープ印刷装置1の把持領域Aに形成されることで、テープ印刷装置1を把持して使用する時、常に脆弱部52に触った状態となる。そのため、充電池Bが異常膨張し脆弱部52に破壊が生じた際、より早い段階で脆弱部52の破壊を認識することができる。よって、ユーザーが、より早い段階で、充電池Bの異常膨張を感知することができる。
さらに、上記実施形態においては、V溝53を電池カバー31(手前面覆装部41)の裏面側に形成する構成であるため、電池カバー31の意匠を損なうことなく、脆弱部52を形成することができる。ひいては、V溝53を電池カバー31の裏面側に形成することで、電池カバー31の表面側において、溝の状態からひび割れに変化するのではなく、まっさらな状態からひび割れに変化する構成となる。このように、電池カバー31の表面側において大きな変化が発現するようになるため、ユーザーが、脆弱部52の破壊を認識しやすくなる。
なお、上記第1実施形態においては、充電池Bの異常膨張に伴う電池カバー31の変形によって、電池カバー31の所定の位置に破壊が生じるのみであったが、充電池Bの異常膨張に伴う充電池Bからの圧力や、充電池Bの異常膨張に伴う電池カバー31の変形によって、電池カバー31に変色が生じる構成であっても良い。すなわち、電池カバー31が、充電池Bの異常膨張に伴う充電池Bからの圧力によって変色が生じる変色部を有する構成であっても良い。例えば、破壊が生じたときにその部分が白色化する材料(樹脂材料等)で、脆弱部52や電池カバー31を形成する構成であって良い。また、手前面覆装部41の表面に感圧材料を配置する構成であっても良い。かかる構成によれば、ユーザーが、充電池Bの異常膨張をより容易に感知することができる。なお、脆弱部52と変色部とは、同一部分であっても良いし、別部分であっても良い。
[第2実施形態]
次に図9および図10を参照して、本発明の第2実施形態について、第1実施形態とは異なる部分のみ、説明する。第1実施形態のテープ印刷装置1が、電池カバー31によって、充電池Bの異常膨張を感知可能としたものであるのに対し、第2実施形態のテープ印刷装置1は、電池カバー31によって、充電池Bの異常発熱を感知可能としたものである。より言えば、第2実施形態のテープ印刷装置1は、電池カバー31が、充電池Bの異常発熱に伴って熱膨張する共に、所定の位置に、当該熱膨張によって破壊(変形)が生じる脆弱部62(変形部)を有する。
次に図9および図10を参照して、本発明の第2実施形態について、第1実施形態とは異なる部分のみ、説明する。第1実施形態のテープ印刷装置1が、電池カバー31によって、充電池Bの異常膨張を感知可能としたものであるのに対し、第2実施形態のテープ印刷装置1は、電池カバー31によって、充電池Bの異常発熱を感知可能としたものである。より言えば、第2実施形態のテープ印刷装置1は、電池カバー31が、充電池Bの異常発熱に伴って熱膨張する共に、所定の位置に、当該熱膨張によって破壊(変形)が生じる脆弱部62(変形部)を有する。
具体的には、図9および図10に示すように、第2実施形態の電池カバー31は、手前面覆装部41に、上記接触凸部51と、接触凸部51に対応する位置の表面側に塗布されたコーティング層61から成る脆弱部62と、が形成される。第2実施形態における接触凸部51は、充電池Bの異常発熱に伴う熱を、電池カバー31(特に手前面覆装部41の左右方向中央)に伝達(伝導)する役割を担う。これによって、充電池Bが異常発熱したとき、接触凸部51を介し電池カバー31が充電池Bからの熱を受け、熱膨張する。
一方、コーティング層61は、手前面覆装部41の表面の左右方向中央の所定の位置に形成され、上下方向に延在して形成される。そして、コーティング層61は、電池カバー31が熱膨張したときに破壊が生じるように、手前面覆装部41より熱膨張率が低い材料で形成される。
すなわち、電池収容部30に充電池Bを収容・装着し、電池カバー31を取り付けた状態で、充電池Bに異常発熱が生じると、異常発熱に伴う充電池Bの熱が、接触凸部51を介して、電池カバー31に伝達(伝導)され、電池カバー31が熱膨張する。そして、この熱膨張時に、手前面覆装部41とコーティング層61との熱膨張率の差によって、コーティング層61(脆弱部62)にひび割れが生じる。ユーザーは、このひび割れを、音や触り心地で認識することで、充電池Bの異常発熱を感知することができる。
以上、第2実施形態の構成によれば、充電池Bの異常発熱に際し、電池カバー31の表面側の所定の位置に破壊(ひび割れ)が発現するため、ユーザーは、電池カバー31表面の所定の位置に破壊が生じるか否かを認識することで、充電池Bの異常発熱を感知することができる。よって、電池カバー31の開放等を行わなくとも、収容した充電池Bの異常発熱を容易に感知することができる。ひいては、使用中であっても、充電池Bの異常発熱を容易に感知することができる。
なお、上記第2実施形態においては、充電池Bの異常発熱に伴う電池カバー31の熱膨張によって、電池カバー31の所定の位置に破壊が生じるのみであったが、充電池Bの異常発熱に伴う電池カバー31の熱膨張によって、電池カバー31に変色が生じる構成であっても良い。すなわち、充電池Bの異常発熱に伴う電池カバー31の熱膨張によって変色が生じる変色部を有する構成であっても良い。例えば、手前面覆装部41表面の、コーティング層61が形成される部分を、コーティング層61とは異なる所定の色とし、コーティング層61にひび割れが生じると、当該所定の色が発現して変色が生じる構成としても良い。かかる構成によれば、ユーザーが、充電池Bの異常発熱をより容易に感知することができる。なお、脆弱部52と変色部とは、同一部分であっても良いし、別部分であっても良い。
また、上記第2実施形態においては、電池カバー31が充電池Bに接触し、充電池Bの異常発熱に伴う熱が直接、電池カバー31に伝わる構成であったが、異常発熱時の熱によって電池カバー31が熱膨張する構成であれば、これに限るものではない。すなわち、電池カバー31が充電池Bに接触しない構成とし、空気伝導によって、充電池Bの熱が電池カバー31に伝わる構成であっても良い。
なお、上記各実施形態においては、充電池Bが異常状態(異常変形および異常膨張)となったときに電池カバー31が変形する構成とし、且つ電池カバー31に上記脆弱部52、62を形成する構成であったが、充電池Bが異常状態となったときに装置ケース6の一部が変形する構成とし、且つ当該装置ケース6の一部に上記脆弱部52、62を形成する構成であっても良い。
また、上記各実施形態においては、脆弱部52、62の位置が表面側から認識し難い構成であったが、脆弱部52、62の位置が表面側から認識できるように、脆弱部52、62の位置を示す指標(目印や枠等)を印刷して、脆弱部52、62の位置をユーザーに示す構成であっても良い。ひいては、これに加え、当該位置に破壊が生じたときは充電池Bが異常状態である旨のメッセージを、電池カバー31に印刷する構成であっても良い。
さらに、上記各実施形態においては、電池カバー31の所定の位置に破壊(ひび割れ)が生じることで、充電池Bの異常状態(異常膨張および異常発熱)を感知できる構成であったが、充電池Bに異常状態が生じた時に、電池カバー31の表面側の所定の位置に変形が発現するものであれば、これに限るものではない。例えば、電池カバー31の所定の位置に、異常膨張や異常発熱に伴って表面側に突出するように変形する変形部が形成され、これによって充電池Bの異常(異常膨張および異常発熱)を感知できる構成であっても良い。なお、当該変形は、電源停止等によって、元に戻ってしまうことがないように、不可逆的な変形であることが好ましい。
なお、上記各実施形態においては、テープ印刷装置に、本発明を適用する構成であったが、充電池を収容する電子機器に、本発明を適用する構成であれば、これに限るものではない。例えば、本発明を、携帯電話やスマートフォン、タブレット端末、携帯ゲーム機等に適用しても良い。
31…電池カバー、41…手前面覆装部、51…接触凸部、52…脆弱部、53:V溝、B…充電池
Claims (7)
- 充電池を収容する電池収容部と、
前記電池収容部の開放部を覆うと共に、前記充電池と接触し当該充電池の異常膨張に伴って当該充電池から圧力を受ける蓋体と、を備え、
前記蓋体は、所定の位置に形成され、前記圧力によって変形が生じる変形部を有することを特徴とする電子機器。 - 前記蓋体は、前記圧力によって変色が生じる変色部を、更に有することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
- 充電池を収容する電池収容部と、
前記電池収容部の開放部を覆うと共に、前記充電池の異常発熱に伴う熱によって膨張する蓋体と、を備え、
前記蓋体は、所定の位置に形成され、前記膨張によって変形が生じる変形部を有することを特徴とする電子機器。 - 前記蓋体は、前記膨張によって変色が生じる変色部を、更に有することを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
- 前記変形部は、当該電子機器を把持するための把持領域に形成されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の電子機器。
- 充電池を収容する電池収容部と、
前記電池収容部の開放部を覆うと共に、前記充電池と接触し当該充電池の異常膨張に伴って当該充電池から圧力を受ける蓋体と、を備え、
前記蓋体は、所定の位置に形成され、前記圧力によって変形が生じる変形部を有することを特徴とするテープ印刷装置。 - 充電池を収容する電池収容部と、
前記電池収容部の開放部を覆うと共に、前記充電池の異常発熱に伴う熱によって膨張する蓋体と、を備え、
前記蓋体は、所定の位置に形成され、前記膨張によって変形が生じる変形部を有することを特徴とするテープ印刷装置。
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