JP2017125788A - ナビゲーション装置及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】現在位置の履歴より自動車のパーキングエリアまたはサービスエリア内への進入が検知されている場合には、現在位置として駐車場内通路上の位置や高速道路42上の位置が算出されている場合でも(a)、現在位置の履歴が示す、走行したパーキングエリアまたはサービスエリアへの進入路43の終点を、探索開始点として設定し、探索開始点から目的地までに経路を探索して、誘導経路に設定する(b)。
【選択図】図6
Description
そして、このような一般道から出入りできるパーキングエリアやサービスエリアに自動車が位置しているときに、現在位置として、自動車の近くにある高速道路方向にしか進出できない引き込み道路上に現在位置が算出された場合や、自動車の近くにある高速道路上に現在位置が算出された場合には、目的地までの経路として、高速道路を利用した経路しか探索できず、パーキングエリアやサービスエリアから進出できる一般道を利用する経路は、当該経路がより有利であっても経路案内を行う経路として設定することができない。
まず、第1の実施形態について説明する。
図1に、本第1実施形態に係る車載システムの構成を示す。
車載システムは自動車に搭載される装置であり、図示するように、車載システムは、ナビゲーション装置1と、操作部2と、表示装置3と、車両状態センサ4と、GPS受信機5と、DSRC装置6と、ETC車載器7を備えている。
道路網データは、ノードと、ノード間を連結するリンクの集合として道路網を定義するデータであり、ノード毎に設けられたノードデータを含むノードテーブルと、リンク毎に設けられたリンクデータを含むリンクテーブルとを有する。なお、交差点などの道路の連結点と、高速道路/有料道路の道路の料金所には、必ずノードが設けられる。
また、路側機データには、ITSスポットの路側機の位置や、ITSスポットの路側機が付属する施設などの、ITSスポットの路側機に関する各種情報が登録されている。
さて、このような構成において、ナビゲーション装置1の現在状態算出部12は、車両状態センサ4やGPS受信機5の出力から推定される現在位置に対して、記憶装置11から読み出した地図データの道路網データが示す、前回決定した現在位置の周辺の地図とのマップマッチング処理を施して、現在位置として最も確からしい座標と、現在の進行方向として最も確からしい方向とを、それぞれ現在位置、現在進行方位として算出し、メモリ15にセットする処理を繰り返し行う。
ここで、制御部16は、現在状態算出部12が各時点で算出した現在位置より求まる自動車が現在までに走行した経路を表す走行履歴の管理や、目的地と目的地到着時刻の履歴を表す目的地履歴の管理や、自動車の駐停車時刻や走行開始時刻の履歴の管理や、ETC車載器7がETCの路側装置と無線通信を行った通信時刻や、通信を行ったETCの路側装置が設定されている料金所の履歴を表すETC通信履歴の管理や、DSRC装置6がITSスポットの路側機と狭域通信を行った通信時刻や、通信を行ったITSスポットの路側機の履歴を表すDSRC通信履歴の管理なども行う。
図示するように、誘導経路設定処理において、制御部16は、まず、メモリ15にセットされている現在位置の周辺(たとえば、30m以内)にSAまたはPAが存在するかどうかを調べる(ステップ302)。ここで、現在位置の周辺にSAまたはPAが存在するかどうかは、地図データの施設データを参照して調べる。
次に、以上の誘導経路設定処理のステップ304で実行する探索開始点設定処理について説明する。
図4に、探索開始点設定処理の手順を示す。
図示するように、探索開始点設定処理では、自動車のSAまたはPA内への進入が検知されているかどうかを調べ(ステップ402)、自動車のSAまたはPA内への進入が検知されていれば、通過したSAまたはPAへの進入路の終点のノードを探索開始点に設定し(ステップ404)、探索開始点設定処理を終了する。ここで、ステップ402では、制御部16において管理している走行履歴が、自動車がSAやPAの進入路を通過したことを表しており、かつ、現在位置としてリンク上の位置が最後に算出されたときの現在位置が当該通過した進入路または当該進入路を備えたSAやPAの駐車場内通路のリンク上の位置である場合に、現在位置のSAまたはPA内への進入が検知されているものとする。
このような誘導経路設定処理及び探索開始点設定処理によれば、周辺にSAまたはPAが存在する場合には、次のように1または複数の探索開始点が設定され、各探索開始点から目的地までの経路が探索され、探索した経路のうちの、設定されているコストモデルに対して最適な経路が誘導経路に設定されることとなる。
また、高速道路上に現在位置が算出された場合には、現在位置周辺のSAまたはPA内への当該高速道路からの進入路の終点が探索開始点として設定される。
また、前回の自動車の駐停車直前に料金所のETCの路側装置と無線通信を行っている場合には、当該料金所が設置されているSAまたはPA内への進入路の終点が探索開始点として設定される。
いま、図5aに示すような位置関係で、SA51、高速道路52、高速道路52からSA51への進入路53、SA51から高速道路52への進出路54、一般道55、一般道55とSA51との間の進入/進出兼用路56、進入/進出兼用路56に設けられた料金所57、進入路53と進入/進出兼用路56に設けられたITSスポットの路側機58が存在するものとする。
以上、本発明の実施形態について説明した。
このように、本実施形態によれば、一般道から出入りできるパーキングエリアやサービスエリアに自動車が位置しているときに、正しく、高速道路を利用した経路と、一般道を利用した経路の双方を設定できるようになる。
Claims (10)
- 自動車に搭載されるナビゲーション装置であって、
前記自動車の位置を測位する測位手段と、
前記測位装置が測位した位置と地図とのマップマッチングを行って現在位置を算出する現在位置算出手段と、
前記現在位置が表す前記自動車が走行した経路の履歴を管理する走行経路管理手段と、
前記自動車が駐停車しているときに目的地の設定を受け付け、設定を受け付けた目的地までの経路を探索する経路探索手段とを有し、
前記経路探索手段は、前記走行した経路の履歴が、現在、前記自動車がサービスエリアまたはパーキングエリアである施設内に、当該施設への進入路を通過して進入していることを表している場合に、前記現在位置算出手段が算出している現在位置に関わらずに、当該進入路の終点を探索開始点として、当該探索開始点から前記目的地までの経路を探索することを特徴とするナビゲーション装置。 - 自動車に搭載されるナビゲーション装置であって、
前記自動車の位置を測位する測位手段と、
前記測位装置が測位した位置と地図とのマップマッチングを行って現在位置を算出する現在位置算出手段と、
前記自動車が駐停車しているときに目的地の設定を受け付け、設定を受け付けた目的地までの経路を探索する経路探索手段と、
サービスエリアまたはパーキングエリアである施設への進入路に配置された料金所に設置された電子料金収受システムの路側装置と通信を行う通信装置と、
前記通信装置が前記路側装置の間で行った通信の履歴を管理する通信履歴管理手段とを有し、
前記経路探索手段は、前記通信の履歴が、前記自動車が最後に行った駐停車の直前に前記路側装置と通信を行っていることを表している場合に、当該駐停車の直前に通信を行った前記路側装置が設置された料金所が配置されている進入路の終点を探索開始点として、当該探索開始点から前記目的地までの経路を探索することを特徴とするナビゲーション装置。 - 自動車に搭載されるナビゲーション装置であって、
前記自動車の位置を測位する測位手段と、
前記測位装置が測位した位置と地図とのマップマッチングを行って現在位置を算出する現在位置算出手段と、
前記自動車が駐停車しているときに目的地の設定を受け付け、設定を受け付けた目的地までの経路を探索する経路探索手段と、
サービスエリアまたはパーキングエリアである施設、または、当該施設への進入路に設置された路側装置と通信を行う通信装置と、
前記通信装置が前記路側装置の間で行った通信の履歴を管理する通信履歴管理手段と、
前記通信の履歴が、前記自動車が最後に行った駐停車の直前に前記路側装置と通信を行っていることを表している場合に、前記施設内に、現在、前記自動車が位置していることを推定する推定手段とを有し、
前記経路探索手段は、前記推定手段が、前記施設内に、現在、前記自動車が位置していると推定している場合には、前記現在位置算出手段が算出している現在位置に関わらずに、全ての当該施設への進入路の終点の各々を探索開始点として、各探索開始地点から前記目的地までの経路を探索することを特徴とするナビゲーション装置。 - 請求項2記載のナビゲーション装置であって、
前記通信装置は、狭域通信を行う通信装置であり、前記路側装置は、前記施設、または、当該施設への進入路に設置されたITSスポットであることを特徴とするナビゲーション装置。 - 自動車に搭載されるナビゲーション装置であって、
前記自動車の位置を測位する測位手段と、
前記測位装置が測位した位置と地図とのマップマッチングを行って現在位置を算出する現在位置算出手段と、
前記自動車が駐停車しているときに目的地の設定を受け付け、設定を受け付けた目的地までの経路を探索する経路探索手段と、
前記目的地への到着の履歴を管理する目的地到着履歴管理手段と、
前記目的地への到着の履歴が、前記自動車が最後に行った駐停車の直前に、目的地として設定されていたサービスエリアまたはパーキングエリアである施設に到着したことを表している場合に、前記施設内に、現在、前記自動車が位置していることを推定する推定手段とを有し、
前記経路探索手段は、前記推定手段が、前記施設内に、現在、前記自動車が位置していると推定している場合には、前記現在位置算出手段が算出している現在位置に関わらずに、全ての当該施設への進入路の終点の各々を探索開始点として、各探索開始地点から前記目的地までの経路を探索することを特徴とするナビゲーション装置。 - 請求項3、4または5記載のナビゲーション装置であって、
前記経路探索手段が、複数の探索開始点の各々から目的地までの複数の経路を探索した場合に、当該複数の経路のうちから、ユーザの選択、または、経路のコストについての所定の条件に従って一つ経路を最終的な経路として選定する経路選定手段を有することを特徴とするナビゲーション装置。 - 自動車に搭載される、当該自動車の位置を測位する測位手段を備えたコンピュータによって読み取られ実行されるコンピュータプログラムであって、
当該コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、
前記測位装置が測位した位置と地図とのマップマッチングを行って現在位置を算出する現在位置算出手段と、
前記現在位置が表す前記自動車が走行した経路の履歴を管理する走行経路管理手段と、
前記自動車が駐停車しているときに目的地の設定を受け付け、設定を受け付けた目的地までの経路を探索する経路探索手段として機能させ、
前記経路探索手段は、前記走行した経路の履歴が、現在、前記自動車がサービスエリアまたはパーキングエリアである施設内に、当該施設への進入路を通過して進入していることを表している場合に、前記現在位置算出手段が算出している現在位置に関わらずに、当該進入路の終点を探索開始点として、当該探索開始点から前記目的地までの経路を探索することを特徴とするコンピュータプログラム。 - 自動車に搭載される、当該自動車の位置を測位する測位手段を備えたコンピュータによって読み取られ実行されるコンピュータプログラムであって、
当該コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、
前記測位装置が測位した位置と地図とのマップマッチングを行って現在位置を算出する現在位置算出手段と、
前記自動車が駐停車しているときに目的地の設定を受け付け、設定を受け付けた目的地までの経路を探索する経路探索手段と、
サービスエリアまたはパーキングエリアである施設への進入路に配置された料金所に設置された電子料金収受システムの路側装置と通信を行う通信装置と、
前記通信装置が前記路側装置の間で行った通信の履歴を管理する通信履歴管理手段として機能させ、
前記経路探索手段は、前記通信の履歴が、前記自動車が最後に行った駐停車の直前に前記路側装置と通信を行っていることを表している場合に、当該駐停車の直前に通信を行った前記路側装置が設置された料金所が配置されている進入路の終点を探索開始点として、当該探索開始点から前記目的地までの経路を探索することを特徴とするコンピュータプログラム。 - 自動車に搭載される、当該自動車の位置を測位する測位手段を備えたコンピュータによって読み取られ実行されるコンピュータプログラムであって、
当該コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、
前記測位装置が測位した位置と地図とのマップマッチングを行って現在位置を算出する現在位置算出手段と、
前記自動車が駐停車しているときに目的地の設定を受け付け、設定を受け付けた目的地までの経路を探索する経路探索手段と、
サービスエリアまたはパーキングエリアである施設、または、当該施設への進入路に設置された路側装置と通信を行う通信装置と、
前記通信装置が前記路側装置の間で行った通信の履歴を管理する通信履歴管理手段と、
前記通信の履歴が、前記自動車が最後に行った駐停車の直前に路側装置と通信を行っていることを表している場合に、前記施設内に、現在、前記自動車が位置していることを推定する推定手段として機能させ、
前記経路探索手段は、前記推定手段が、前記施設内に、現在、前記自動車が位置していると推定している場合には、前記現在位置算出手段が算出している現在位置に関わらずに、全ての当該施設への進入路の終点の各々を探索開始点として、各探索開始地点から前記目的地までの経路を探索することを特徴とするコンピュータプログラム。 - 自動車に搭載される、当該自動車の位置を測位する測位手段を備えたコンピュータによって読み取られ実行されるコンピュータプログラムであって、
当該コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、
前記測位装置が測位した位置と地図とのマップマッチングを行って現在位置を算出する現在位置算出手段と、
前記自動車が駐停車しているときに目的地の設定を受け付け、設定を受け付けた目的地までの経路を探索する経路探索手段と、
前記目的地への到着の履歴を管理する目的地到着履歴管理手段と、
前記目的地への到着の履歴が、前記自動車が最後に行った駐停車の直前に、目的地として設定されていたサービスエリアまたはパーキングエリアである施設に到着したことを表している場合に、前記施設内に、現在、前記自動車が位置していることを推定する推定手段として機能させ、
前記経路探索手段は、前記推定手段が、前記施設内に、現在、前記自動車が位置していると推定している場合には、前記現在位置算出手段が算出している現在位置に関わらずに、全ての当該施設への進入路の終点の各々を探索開始点として、各探索開始地点から前記目的地までの経路を探索することを特徴とするコンピュータプログラム。
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