JP2017124598A - 自動編組スリーブ載置及び引張 - Google Patents

自動編組スリーブ載置及び引張 Download PDF

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Abstract

【課題】制御可能な長軸方向の張力で、マンドレル上に編組スリーブを自動的に引き出すシステム及び方法の提供。【解決手段】スリーブ102のルーメン108内部にリング106を載置し、スリーブ102の第1の端118は、マンドレル104の第1の端118に関する移動に対して固定され、スリーブ102に周方向カフ120を画定するために、マンドレル104の第1の端118部分の上で反転され、リング106が、周方向カフ120内部に同心円状に位置付けられる方法。例えば、磁石122を使用するなどして、次にリング106が、マンドレル104に沿って長軸方向にかつマンドレル104の反対側の第2の端112に向かって付勢され、スリーブ102が、マンドレル104の少なくとも外面上で反転する方法。【選択図】図1

Description

本出願は、概して、製造システム及び方法に関し、より具体的には、細長マンドレルへのフレキシブルスリーブの自動載置のための方法及びシステムに関する。
例えば、複合体航空機などの複合構造の製造は、例えば、炭素繊維又はガラス繊維などの強化繊維が埋め込まれている、熱硬化性樹脂などのプラスチックのマトリクスを含む構造成分の製造を含む。
例えば、ドア外周部、ストリンガ、翼桁、及び類似の長い/薄い幾何学形状などの幾つかのそのような構造的構成要素は、細長マンドレル上で、例えば編組ガラス繊維又は炭素繊維のスリーブなどのフレキシブルフレキシブルスリーブを載置し、後に部分的に又は完全に硬化される、例えば熱硬化性樹脂などの液体プラスチックの層内部にスリーブをカプセル化することにより、製造することができる。幾つかの実施形態では、次にスリーブは、後続の処理のためにマンドレルから除去することができ、又はその逆にマンドレルを除去して後続の処理を行うことができ、別の実施形態では、固体又は管状であり得るマンドレルは、スリーブ内部に留まり、完成品の不可欠な「コア」部分を備えることができる。
スリーブ、特に二軸編組スリーブは、長軸方向の張力不足により、スリーブの直径が不所望にも増大する結果となり得る材料特性のため、手動で細長マンドレル上に取り付けることが本質的に難しい。完成品の欠陥を避けるために、材料載置は均一的に滑らかにすべきとする要求により、この問題は悪化する。結果的に、手動の工程は遅くなる傾向にあり、完成品の品質に実質的なばらつきが生じる。スリーブの長さがある長さをいったん超えると、手動でのスリーブの取り扱い及び装着は、自動化方法及び装置が用いられない限り、非常に難しくなる。この例は、胴体及び翼外板の補強材及び通気口ストリンガなどの長い(100インチを上回る)航空機補強材の場合である。手動での取り扱い中に、異物片(FOD)導入の可能性があり、材料は容易に損傷する可能性がある。加えて、皮膚及び呼吸器系の炎症など、例えば、ガラス繊維及び炭素繊維の取り扱いに関連した環境衛生安全(EHS)問題もある。
したがって、従来の手動載置技術の上述の問題及び他の問題を克服する、細長マンドレルへのフレキシブルスリーブの自動化載置システム及び方法に対する業界内の長年にわたる切実であるがまだ満たされていない需要がある。
本開示によれば、先行技術の上記の欠点及び他の欠点を克服することができる、制御可能な長軸方向の張力でマンドレル上に編組スリーブを自動的に引き出すためのシステム及び方法の例示的実施形態が提供される。
1つの例示的実施形態では、細長マンドレル上でフレキシブルスリーブを引き出すための方法は、スリーブのルーメン内部にリングを載置することを含む。スリーブの第1の端が、マンドレルの第1の端に関する移動に対して固定される。スリーブの第1の端部分が、スリーブに周方向カフを画定するために、マンドレルの第1の端部分の上で反転され、リングが、周方向カフ内部に同心円状に位置付けられる。次にリングが、マンドレルに沿って長軸方向にかつマンドレルの反対側の第2の端に向かって付勢され、スリーブが、マンドレルの外面上で反転する。
別の例示的実施形態では、細長マンドレル上でフレキシブルスリーブを引き出すための機械であって、スリーブのルーメン内部に配置されたリングと、スリーブがマンドレルの外面上で反転するように、マンドレルに沿って長軸方向にかつマンドレルの反対側の第2の端に向かってリングを付勢するための第1の機構とを備え、スリーブの第1の端が、マンドレルの第1の端に関する移動に対して固定され、スリーブの第1の端部分が、スリーブに周方向カフを画定するために、マンドレルの第1の端部分の上で反転され、リングが、周方向カフ内部に同心円状に位置付けられる。
別の例示的実施形態では、細長マンドレル上でフレキシブルスリーブを引き出すためのシステムは、スリーブのルーメン内部にリングを挿入するための手段と、マンドレルの第1の端に関する移動に対してスリーブの第1の端を固定するための手段と、スリーブに周方向カフを画定するために、スリーブの第1の端部分をマンドレルの第1の端部分の上で反転させるための手段と、周方向カフ内部に同心円状にリングを位置付けるための手段と、スリーブがマンドレルの外面上で反転するように、選択された度合でマンドレルに沿って長軸方向にかつマンドレルの反対側の第2の端に向かってリングを付勢するための手段とを含む。
本発明の範囲は、参照することによりこの部分に組み込まれる特許請求の範囲によって定義される。本開示の上記利点及び追加の利点の認識だけではなく、本開示の自動化スリーブ載置及び引張システム及び方法のよりよい理解が、本開示の一又は複数の例示的実施形態の以下の詳細な説明を考慮することにより、当業者に提供されるだろう。本説明では、添付図面の様々な図が参照されるが、それらについては以下で簡単に説明され、その中で示された要素と類似の要素を特定するために類似の参照番号が使用される。
Aは、本開示による細長マンドレルにスリーブを載置するための半自動機械の例示的実施形態の上面−側面斜視図であり、Bは、Aにおいて点線で輪郭が描かれたエリアの拡大図である。 図1の例示的機械を使用して細長マンドレルにスリーブを載置する方法の例示的実施形態に含まれる連続的ステップを示す、上面−側面斜視図である。 A−Dは、図2の例示的方法に含まれる連続的ステップを示す部分的断面図である。 A−Dは、細長マンドレルにスリーブを載置するための別の例示的方法に含まれる連続的ステップを示す部分的断面図である。 A−Dは、細長マンドレルにスリーブを載置するための別の例示的方法に含まれる連続的ステップを示す部分的断面図である。 本開示による細長マンドレルにフレキシブルスリーブを載置するための方法の別の例示的実施形態を示す工程フロー図である。 本開示による細長マンドレルにフレキシブルスリーブを載置するための自動化システムの例示的実施形態の平面図である。
本開示は、均一な長軸方向の張力でマンドレル上に編組スリーブを引き出すための自動化システム及び方法の例示的実施形態を提示する。これらのシステム及び方法により、長軸方向の張力をマンドレルにおける載置点でスリーブに維持するために、固有の編組特性を利用することによって、信頼でき、高品質で繰り返すことのできる、高速自動化スリーブレイアップが可能になる。載置点だけで材料を取り扱うことによって、FOD問題及び関連するEHS問題の発生同様に、スリーブに対する欠陥及び損傷が実質的に減少する。
以下でより詳しく考察されるように、本開示の新規の方法は、「インチワーム」方式によりマンドレル上で長軸方向にスリーブを集めて延ばすことを交互に行う先行技術の方法ではなく、スリーブを反転させる技術、即ち、スリーブを裏返す技術を用いる。1つの可能な実施形態では、スリーブがマンドレル上のスリーブの載置点でリングとフランジとの間を通って滑ることができるように、スリーブの周方向カフ内部にかつ例えば、ロボットエンドエフェクタの磁化フランジに対して配置される鉄のリングを配置及び案内するために、磁気を利用することができる。リングが磁石によりマンドレルに沿って引き出されると、スリーブがリングと磁気フランジとの間に連続的に引き出され、これにより、スリーブがマンドレルに沿って反転又は裏返され、スリーブの内面がスリーブの外面になり、又はその逆であり、引き出される間にスリーブに及ぶ発生した長軸方向の張力は、マンドレルに対してスリーブをしっかりと引っ張る。
詳しくは以下で検討されるように、磁場は、例えば希土類磁石などの永久磁石によって、又は電磁石によって、形成することができ、電磁石により磁場強度の可変制御が可能になるので、スリーブ張力及びリング載置の正確な制御をおこなうことができる。加えて、磁場強度は、リング特性周囲の部分で独自に制御することができ、これにより、変動する編組張力(braid tension)をスリーブのそれぞれの編組形状全域にわたって生成できる。理解されるように、新規のシステム及び方法は、任意の特定のマンドレル形状又はスリーブバイアス角に依存しない。
図1Aは、本開示による細長マンドレル104にスリーブ102を載置するための半自動機械100の例示的実施形態の上面−側面斜視図であり、図1Bは、点線で輪郭が描かれた図1Aの機械100の一部の拡大詳細図である。当業者には知られているだろうが、スリーブ102は、複数の織った又は編組された、例えば二軸編組された、繊維を含むことができ、又は代替的には、例えば、熱可塑性材料若しくは熱硬化性材料などの薄膜又は「ベール」を含むことができる。繊維は、例えば、細長マンドレル104に形成される又は細長マンドレル104と統合される複合構造を強化するために使用することができ、ベールは、例えば、以下でより詳しく記述されるように、上部の選択位置でスリーブ102をマンドレル104に取り付けるために使用することができる。
図1A及び図1Bに示されたように、例示的スリーブ載置機械100は、スリーブ102のルーメン108内部、即ち、管状スリーブ102内部の細長空洞内部に配置された、有利には鉄鋼材で作ることができるリング106を備えることができる。本明細書に記載及び図示される特定の例示的実施形態では、リング106及びマンドレル104の対応する断面形状は、円形として示されている。しかしながら、先ほど説明されたように、リング106及びマンドレル104は、当面の特定の用途次第では、例えば、楕円形や多角形など、任意の対応する断面形状を有することができる。マンドレル104は、前端又は第1の端110を有しており、マンドレルの反対側の後端又は第2の端112から片持ち方式で水平に支持することができ、又は代替的には若しくは追加的には、その長さに沿って連続的に若しくは離散間隔を置いて支持することができる。先ほど考察されたように、マンドレル104は、固体又は管状の形態とすることができ、リング104の中央開口の断面形状に対応する任意の断面形状を有することができ、マンドレル104の第1の端110から長軸方向に延び、有利には、スリーブ102をマンドレル104の第1の端110に滑らかに「案内する」ように、即ち、送るように構成されている、例えば、円錐台形面などのテーパ面114を有利には含むことができる。
例示的スリーブ載置機械100は、制御された方法で、マンドレル104に沿って長軸方向にかつマンドレルの反対側の第2の端に向かって、リング106を付勢するように構成されている付勢機構116であって、これにより、先ほど考察されたように、スリーブ102が、マンドレル104の外面上で反転する、即ち、裏返される、付勢機構116を更に含む。また以下でより詳しく考察されるが、図1A及び図1Bの特定の例示的実施形態では、スリーブ102の第1の端118は、マンドレル104の第1の端110に関する移動に対して固定され、マンドレルの第1の端118に隣接したスリーブ102の第1の端部分は、スリーブ102に周方向カフ120を画定するために、その第1の端110に隣接したマンドレル102の第1の端部分の上で反転され、リング106は、周方向カフ120内部に同心円状に位置付けられる。手動で又は自動化機器によって影響され得る、要素のこの予備的配置又は開始の配置により、スリーブ102は、マンドレル104に沿った載置の地点毎の制御された長手方向の張力で、マンドレル104上で反転可能となる。
先ほど考察されたように、リング106は、鉄鋼材を含むことができ、付勢機構116は、リング106に直接隣接して配置された磁石を含むことができ、よって、スリーブ102が、リング106の表面と磁石の表面との間にスライド可能に配置され、磁石が、スリーブ102を通してリング106に長軸方向の磁力を及ぼす。図1A及び図1Bの特定の例示的実施形態では、磁石は、磁気誘導を介してフランジ122全体を磁化する働きをする、例えば、磁石124の一又は複数などを含む強磁性の周方向フランジ122などを含み、付勢機構116は、図1Aの矢印126の方向に選択された度合でマンドレル104に沿って長軸方向に磁化フランジ122を付勢するように構成されている、例えば、ロボットのアームなどの、第2の機構(図1A又は図1Bには示されず)を含むことができる。
先ほど考察されたように、フランジ122に誘導された磁場は、例えば、フランジ122周囲で周方向に分布する、希土類磁石などの一又は複数の永久磁石124によって、又は代替的には、一又は複数の電磁石124によって、形成することができ、一又は複数の電磁石は、電磁石124のそれぞれの電流を制御することによって、リング106におけるフランジ122が及ぼす磁場強度の可変制御を可能にする。これにより、スリーブ102の載置中にリング106及びフランジ122により、リング106とフランジ122との間でスリーブ102に及ぶ長手方向の張力の正確な制御が可能になる。加えて、磁場強度は、フランジ122周囲の選択された周方向位置で独自に制御することができ、これにより、スリーブ102のそれぞれの編組形状(braid geometries)にわたって変動する編組張力(braid tension)生成が可能になる。
当業者が理解するであろうように、載置中にスリーブ102が及ぼす長軸方向の張力はまた、リング102及び対応する周方向カフ120がマンドレル104に沿って長軸方向に移動する度合の関数である。したがって、リング106で磁気フランジ122が及ぼす磁力及び磁気フランジ122がマンドレル104に沿って付勢される度合の一方、他方、又は両方を制御することによって、マンドレル104での反転中に、スリーブ102に及ぶ長軸張力全域に非常に正確な制御を与えることができる。
図2Aから図2Jは、図1A及び図1Bの例示的機械100を使用して細長マンドレル104にスリーブ102を載置する方法の例示的実施形態に含まれる連続的ステップをそれぞれ示す、上面−側面斜視図である。図2A及び図2Bに示されるように、例示的方法は、スリーブ102のルーメン118内部にリング106を載置することで開始する。次いで、スリーブ102の第1の端110が、マンドレル104の第1の端110に関する移動に対して固定される。図2Cから図2Eに示されるように、図示された特定の例示的方法において、本ステップは、マンドレル104の第1の端110の上にスリーブ102の第1の端118を載置することを含むことができ、スリーブ102の第1の端110に隣接したスリーブ102の一部、即ち、第1の端部分が、その第1の端110に隣接したマンドレル102の端部分の上に配置されるかマンドレルの端部分に重なり、次に、例えば、ばね荷重式締め付けリング又は粘着テープのバンドなどの締め付け機構又は固定機構202でマンドレル104にスリーブ118の第1の端を固定する。
次に、図2F及び図2Gに示されるように、スリーブ102の第1の端部分は、リング106が周方向カフ120内部に同心円状に配置された状態で、スリーブ102に周方向カフ120を画定するために、マンドレル104の第1の端部分及び締付バンド202上で反転する。
図2Hに示されるように、磁化フランジ122は、次いでスリーブ102のカフ120に当接するようになり、フランジ122は、スリーブ102の厚さを介して、長軸方向に向けられた磁気吸引力をリング106に及ぼし、磁化フランジ122、更にはリング106及びカフ120は、次に、マンドレル104に沿って長軸方向にかつマンドレルの反対側の第2の端112に向かって所定の度合で付勢され、スリーブ102がマンドレル104の外面の上で反転される。先ほど考察されたように、付勢中にスリーブ102に及ぶ長軸方向の張力は、リング106で磁化フランジ122が及ぼす磁力及びフランジ122がマンドレル104に沿って付勢される度合の一方、他方、又は両方を制御することによって、制御することができる。
図3Aから図3D、図4Aから図4D、及び図5Aから図5Dにそれぞれ示されるように、マンドレル104上でのスリーブ102反転前の様々な要素の予備的配置、特に、マンドレル104の第1の端110に関する移動に対してスリーブ102の第1の端118を固定するステップは、類似するが異なる方法で実施することができる。
図3Aから図3Dは、図2Aから図2Jの例示的方法に含まれる連続的ステップを示す部分的断面図である。したがって、図3Aでは、リング106は、スリーブ102のルーメン108に載置され、スリーブ102の第1の端部分は、マンドレル104の第1の端部分の上に配置され、スリーブ102の第1の端118は、粘着テープの締付バンド202でマンドレル104に固定される。図3B及び図3Cでは、リング106が内部に配置され、カフ120及びリング106がそれぞれ磁気フランジ122に当接又は直接隣接して配置された状態で、スリーブ102に周方向カフ120を形成するために、マンドレル104の第1の端110上に、次いで締付バンド202上にスライドさせる。図3Dにおいて、磁化フランジ122は、マンドレル104の長さの所望の部分上でスリーブ102を反転させるために、矢印126の方向にマンドレル104に沿って長軸方向に付勢される。
以下の違いを有する類似方法が、図4Aから図4Dに示される。したがって、図4Aでは、リング106が、スリーブ102のルーメン108内部で反転され、次いで図4Bでは、リング104が内部に配置された状態で、スリーブ102に周方向カフ120を形成するために、スリーブ102の第1の端118が、リング106の中央開口を介して押し戻される。一方で、図4Cに示されるように、粘着バンド402が、その前端110に隣接したマンドレル104に形成される。1つの実施形態において、このことは、マンドレル104に両面粘着テープのバンド402を巻き付けることにより実施することができる。別の実施形態では、マンドレル104に例えば熱可塑性材料などのベールを載置し、次いでその材料を軟化した粘着状態まで加熱することによって、実施することができる。1つの可能な実施形態では、リング102を粘着バンド402付近又はすぐ上に載置し、次いでバンド402が粘着状態に加熱されるまで、誘導加熱でリング106を過熱することによって、加熱が引き起こされ得る。いずれにせよ、図4Cに示されるように、周方向カフ120及びリング106は、次にマンドレル104の第1位の端110上にスリップさせることができ、よって、カフ120とリング106とが磁気フランジ122に対向して配置された状態で、スリーブ102の内周エリアがマンドレル104上で反転され、粘着バンド402によりマンドレル104に接着する。図4Dに示されるように、スリーブ102は、次いで、図3Dに関連して先ほど考察された方法と類似の方法で、マンドレル104の所望の長さにわたり反転させることができる。
図5Aから図5Dに示された例示的方法は、先ほど考察された方法と類似するが、以下の違いを有する。図5Aでは、リング106が、スリーブ102のルーメン108に挿入され、次にクロージャ502が、スリーブ102の第1の端118に形成される。クロージャ502は、例えば、スリーブ102を確実に閉じるツイストタイ、又はスリーブの第1の端118でスリーブ102に内部結合する塑性の「パック」を含むことができる。図5Bに示されるように、スリーブ102の第1の端118及びその内部のクロージャ502は、次に、リング106が内部に配置された状態で、周方向カフ120を画定するために、リング106の中央開口を介して押し戻される。図5Cにおいて、カフ120及びリング106は、次に、クロージャ502がマンドレル104の第1の端110と当接して配置されるまで、マンドレル104の第1の端110上にスライドされ、これにより、マンドレル104の第1の端110に関する移動に対してスリーブ102の第1の端118が固定される。図5Dに示されるように、スリーブ102は、次いで、図3D及び図4Dに関連して先ほど考察された方法と類似の方法で、マンドレル104の所望の長さにわたり反転させることができる。
図3Aから図3D及び図4Aから図4Dで説明された方法が、スリーブ120をマンドレル104の長さに沿った何れかの場所、例えば、マンドレルの中央などに載置するために利用できるのに対して、図5Aから図5Dの方法は、マンドレル104の第1の端又はその付近へのスリーブ102の載置を対象にすることが多い。
先ほど考察されたように、図3Aから図3D、図4Aから図4D、及び図5Aから図5Dに関連した上記ステップの幾つか又は全ては、手動で又は自動化機器の使用により実施することができるが、自動化機器の使用による手法は、明らかに、スピード、信頼性、再現性、正確さ、及び製造コストの削減に関して、手動を上回る利点を提供する。更に、当業者が理解するように、マンドレル104上でスリーブ102を反転させる他の方法を当面の特定の用途次第では作成することができ、したがって、これらの図と関連して先ほど図示及び説明された方法は、いかなる意味においても限定的ではなく、実際は例示的ものと見なされるべきである。
図6は、本開示による細長マンドレル104にフレキシブルスリーブ102を載置するための方法の一般化された例示的実施形態600を示す工程フロー図である。まず、方法600のS1で、リング106は、スリーブ102のルーメン108に挿入される。S2で、スリーブ102の第1の端118が、マンドレル104の第1の端110に関する移動に対して固定される。S3で、スリーブ102の第1の端部分が、スリーブ102に周方向カフ120を画定するために、マンドレル104の第1の端部分の上で反転され、S4で、リング106が、周方向カフ120内部に同心円状に位置付けられる。S6で、リング106は、磁気フランジ122により、マンドレル104に沿って長軸方向にかつマンドレルの反対側の第2の端112に向かって付勢され、スリーブ102がマンドレル104の外面上で反転され、S7で、スリーブ102の長軸方向の張力が、リング106で磁気フランジ122が及ぼす磁力及び磁気フランジ122がマンドレル104に沿って付勢される度合の一方、他方、又は両方を制御することによって、付勢中に、非常に正確に制御される。
図7は、本開示による細長マンドレル704にフレキシブルスリーブ702を載置するための自動化システム700の例示的実施形態の上部平面図である。図7に示されるように、例示的システム700は、各々がリールに巻き付けられた関連スリーブ702を有する、回転可能なスリーブカルーセル708に回転可能に配置された幾つかのリール710を含む、回転可能なスリーブカルーセル708を備える。それぞれがリール710に巻き付けられたスリーブ702は、例えば、織り方、内径など、一又は複数の選択されたパラメータでそれぞれ異なっていてもよい。スリーブカルーセル708は、例えば、回転カルーセル方式で、リール710及びその関連スリーブ702のうちの選択された1つを、続く載置用のマンドレル704の第1の端又は導入端(lead−in end)に提供するように構成される。
マンドレル704への載置のためにスリーブ702がいったん提供されると、例えば、図2A及び図2Bなどに関連して先ほど記載されたように、リング706(図7には示されず)のスリーブ内部への挿入のために、マンドレル(it)は、支持及び延長されなければならない。例示的システム700において、マンドレル704の導入端に隣接して配置された一又は複数の導入デバイス712を使用して、又は代替的実施形態では、一又は複数のベルヌーイカップ(図示されず)などの空気圧システムによって、これらの機能をもたらすことができる。長さカッター714は、スリーブカルーセル708と導入デバイス712との間に配置することができ、スリーブ702の所望の長さが関連リール710から巻き取られた後に、スリーブ704を切断するように構成することができる。
先ほど考察されたように、マンドレル704は、マンドレルの第2の端713で水平に片持ちすることができ、より長いマンドレルの場合には、マンドレルは、スリーブ702がマンドレル上に配置されている間に同時に支持されるように、垂れ下がりに対して支持することができる。図示された特定の例示的実施形態では、マンドレル704は、以下に詳細が記述されるエンドエフェクタ720、722及び724の一又は複数によって、及び/又は下にある支持プレート715によって、マンドレルの片持ち長さに沿って支持される。
図示された例示的システム700において、幾つかのロボット716が、その上部での独立した移動のための楕円形の軌道718に装着される。連続的ループ軌道718は、マンドレル704に隣接しかつマンドレル704と平行に配置される。ロボット716の各々には、複数の自由度で関連ロボット716によって移動可能である末端を有するアーム719が備えられている。ロボットアーム719の各末端には、上部に動作可能に配置される複数の交換可能なエンドエフェクタ720、722、724又は725のうちの1つを提供することができる。図7に示されるように、システム700は、各ロボット716が関連エンドエフェクタ720、722、724又は725を使用後に取り外すことができ、引き続き使用するための別のエンドエフェクタ720、722、724又は725を選択及び搭載することができる、エンドエフェクタ「交換所(exchange)」、又は格納箱(magazine)726を含むことができる。
図示された特定のシステム700において、1つのロボットエンドエフェクタ720は、先ほど考察され、スリーブ702を例えばマンドレル704に結合するために使用される種類のインターフェース材料(例えば、熱可塑性ベール又は熱硬化性バインダー)を適用するために使用される機構を備える。別のエンドエフェクタ722は、また先ほど考察されたように、スリーブ702がマンドレル704上で反転される際に、スリーブ702の案内及び引張を同時に行うために使用される磁気機構を備える。別のロボットエンドエフェクタ724は、マンドレル704に沿った選択地点でスリーブ702を密閉及び切断するために使用される機構を備える。先ほど考察されたように、この工程は、インターフェース材料を粘着状態まで加熱するために、エンドエフェクタ724によって、リング706の誘導加熱を介して実行することができる。
図7の例示的システム700において、機械視覚及び自動制御システム728(破線で示される)は、スリーブ702のマンドレル704への載置が正確であり欠陥がないことを確実にするために実施することができる。図示された特定の実施形態において、ロボット716の各々には、例えばカメラなどのロボット自体の機械視覚構成要素及び制御システムが提供され、ゆえに各ロボット716は、他とは別個にプログラム可能な自動操作が可能であるが、制御システム728は、ロボット716がまた同時に互いに連携して操作可能であるように、ロボット716の制御を統合するための手段も含むことができる。機械視覚及び制御システム728は、ロボットエンドエフェクタ720、722、724及び725に力検出を組み込むことができ、これにより所望の予めプログラムされたスリーブ張力パラメータを維持するためにエンドエフェクタ度合及び磁力を調節することができる。
当業者が理解するであろうように、システム700は、多様な方法で実施することができる。例えば、記載されたエンドエフェクタ720、722、724及び725の各々は、必ずしもロボット716に装着される必要はないが、その代わりに、手動ツールの基礎を形成することができよう。
当業者が認識するであろうように、本開示のシステム及び方法は、既存の手動スリーブ載置工程を上回る数多くの利点を有する。第1に、本開示のシステム及び方法により、フレキシブル編組スリーブの細長マンドレルへの搭載プロセスを自動化することができる。本開示のシステム及び方法は、何度も繰り返すことができ、マンドレル面に沿った一貫性のある編組マトリクス角度で高品質の製品を得られる。スリーブの長軸方向の張力は、リングの長軸方向の牽引度合、及び牽引中にリングと磁石により、リングと磁石との間に及ぶ摩擦力を変化させることにより、容易にかつ正確に制御される。本工程は、システムの単純設計のため、信頼できる。本工程は、複数のオペレータが載置中に材料を取り扱う必要を排除し、よってFOD問題及びEHS問題が縮小する。スリーブは、リールから送ることができ、それにより特にスリーブ載置長>>500インチで(particularly in sleeve placement lengths of >>500 in)、システムを無限に拡張可能にすることができる。
更に、本開示は下記の条項による実施形態を含む。
条項1. 細長マンドレル(104)上でフレキシブルスリーブ(102)を引き出すための方法(600)であって、
スリーブ(102)のルーメン(108)内部にリング(106)を配置することと、
スリーブ(102)の第1の端(118)をマンドレル(104)の第1の端(110)に関する移動に対して固定することと、
スリーブ(102)に周方向カフ(120)を画定するために、スリーブ(102)の第1の端部分をマンドレル(104)の第1の端部分の上で反転することと、
リング(106)を周方向カフ(120)内部に同心円状に位置付けることと、
スリーブ(102)がマンドレル(104)の外面上で反転するように、マンドレル(104)に沿って長軸方向にかつマンドレルの反対側の第2の端(112)に向かって、リング(106)を付勢することと
を含む方法(600)。
条項2. リング(106)が鉄鋼材を含み、付勢することが、
スリーブ(102)がリング(106)と磁石(122)との間に配置され、磁石(122)がリング(106)に長軸方向の磁力を及ぼすように、磁石(122)をリング(106)に隣接して載置することと、
選択された度合でマンドレル(104)に沿って長軸方向にかつマンドレルの第2の端(112)に向かって磁石(122)を移動させることと
を含む、条項1に記載の方法(600)。
条項3. 付勢中にスリーブ(102)に及ぶ長軸方向の張力を制御することを更に含む、条項1又は2に記載の方法(600)。
条項4. 制御することが、リング(106)で磁石(122)が及ぼす磁力及び磁石(122)がマンドレル(104)に沿って付勢される度合の一方、他方、又は両方を制御することを含む、条項3に記載の方法(600)。
条項5. 磁石(122)が電磁石を含み、制御することが電磁石の電流を制御することを含む、条項2から4の何れか一項に記載の方法(600)。
条項6. 細長マンドレル(104)上でフレキシブルスリーブ(102)を引き出すための機械(100)であって、
スリーブ(102)のルーメン(108)内部に配置されたリング(106)と、
スリーブ(102)がマンドレル(104)の外面上で反転するように、マンドレル(104)に沿って長軸方向にかつマンドレルの反対側の第2の端(112)に向かってリング(106)を付勢するように構成された第1の機構(116)と
を備え、
スリーブ(106)の第1の端(118)が、マンドレル(104)の第1の端(110)に関する移動に対して固定され、
スリーブ(102)に第1の端部分が、スリーブ(102)の周方向カフ(120)を画定するために、マンドレル(104)の第1の端部分の上で反転され、
リング(106)が、周方向カフ(120)内部に同心円状に位置付けられる機械(100)。
条項7. リング(106)が鉄鋼材を含み、第1の機構(116)が、
スリーブ(102)がリング(106)と磁石(122)との間に配置され、磁石(122)がスリーブ(102)を介してリング(106)に磁力を及ぼすように、リング(106)に隣接して配置された磁石(122)と、
選択された度合でマンドレル(104)に沿って長軸方向に磁石(122)を付勢するように構成された第2の機構(716)と
を備える、条項6に記載の機械(100)。
条項8. 付勢中にスリーブ(102)に及ぼされた長軸方向の張力を制御するように構成された第3の機構(106、122、716)を更に備える、条項7に記載の機械(100)。
条項9. 第3の機構が、リング(106)で磁石(122)が及ぼす磁力及び磁石(122)がマンドレル(104)に沿って付勢される度合の一方、他方、又は両方を制御するように構成された第4の機構(724、728)を備える、条項8に記載の機械(100)。
条項10 .第4の機構(724、728)が、磁石(122)周囲の選択された周方向位置で磁力を制御するように構成された第5の機構(124)を備える、条項9に記載の機械(100)。
条項11. 磁石(122)が永久磁石又は電磁石を含み、
第4の機構が、電磁石の電流を制御するように構成された第6の機構(728)を備える、条項7から10の何れか一項に記載の機械(100)。
条項12. スリーブ(102)が編組繊維又は熱可塑性材料のベールを含む、条項6から11の何れか一項に記載の機械(100)。
条項13. 繊維が二軸編組されている、条項12に記載の機械(100)。
条項14. 繊維が、炭素、ガラス、アラミド、又は玄武岩を含む、条項12又は13に記載の機械(100)。
条項15. マンドレル(104)の第1の端(110)から長軸方向に延び、スリーブ(102)をマンドレル(104)の第1の端(110)に滑らかに送るように構成されたテーパ面(114)を更に備える、条項6から14の何れか一項に記載の機械(100)。
条項16. 細長マンドレル(704)上でフレキシブルスリーブ(702)を引き出すためのシステム(700)であって、
スリーブ(702)のルーメン内部にリング(706)を挿入するための手段(712)と、
マンドレル(704)の第1の端に関する移動に対してスリーブ(702)の第1の端を固定するための手段(702)と、
スリーブ(702)に周方向カフを画定するために、スリーブ(702)の第1の端部分をマンドレル(704)の第1の端部分の上で反転させるための手段(712)と、
周方向カフ内部に同心円状にリング(706)を位置付けるための手段(712)と、
スリーブ(702)がマンドレル(704)の外面上で反転されるように、選択された度合でマンドレル(704)に沿って長軸方向にかつマンドレルの反対側の第2の端に向かってリング(706)を付勢するための手段(724)と
を備えるシステム(700)。
条項17. マンドレル(704)と平行に配置されたトラック(718)に沿って移動可能な少なくとも1つのロボット(716)と、
少なくとも1つのロボット(716)に配置されたアーム(719)であって、ロボット(716)によって複数の自由度で移動可能である末端を有するアーム(719)と
を更に備え、
挿入手段(712)、固定手段(720)、反転手段(712)、位置付け手段(712)及び付勢手段(724)のうちの少なくとも1つが、アーム(719)の端に配置されたエンドエフェクタ(720、722、724、725)を備える、条項16に記載のシステム(700)。
条項18. スリーブカルーセル(708)上に回転可能に配置された少なくとも1つのリール(710)を含むスリーブカルーセル(708)
を更に備え、
スリーブ(702)が少なくとも1つのリール(710)に巻かれており、
スリーブカルーセル(708)が、スリーブ(702)の第1の端をマンドレル(704)の第1の端と同軸上に並んで位置付けるように構成されている、条項16又は17に記載のシステム(700)。
条項19. マンドレル(704)は、水平に配置され、スリーブ(702)がマンドレルの上を反転している間に、マンドレル(714)をその長さに沿って支持するための手段(715)を更に備える、条項16から18の何れか一項に記載のシステム(700)。
条項20. 所定のプログラムに従って、挿入手段(712)、固定手段(720)、反転手段(712)、位置付け手段(712)、付勢手段(724)、少なくとも1つのロボット(716)及び/又はスリーブカルーセル(708)のうちの一又は複数を自動制御するように構成された機械視覚及び制御システム(728)を更に備える、条項16から19の何れか一項に記載のシステム(700)。
実際、当業者がそろそろ理解することになるだろうが、当面の特定の用途に応じて、本開示の精神及び範囲から逸脱することなく、本開示の材料、装置、構成及び方法の中で及びそれらに対して、多くの修正、代替及び変形を行うことができる。これに鑑み、本明細書に図示及び記載された特定の実施形態は、本発明の幾つかの例によるものに過ぎず、むしろ、以下に添付する特許請求の範囲及びそれらの機能的均等物と完全に同等であるため、本発明の範囲は、それら特定の実施形態に限定されると見なされるべきではない。

Claims (10)

  1. 細長マンドレル(104)の上にフレキシブルスリーブ(102)を引き出すための機械(100)であって、
    前記スリーブ(102)のルーメン(108)内部に配置されたリング(106)と、
    前記スリーブ(102)が前記マンドレル(104)の外面の上で反転するように、前記マンドレル(104)に沿って長軸方向にかつ前記マンドレルの反対側の第2の端(112)に向かって前記リング(106)を付勢するように構成された第1の機構(116)と
    を備え、
    前記スリーブ(102)の第1の端(118)が、前記マンドレル(104)の第1の端(110)に関する移動に対して固定され、
    前記スリーブ(102)の第1の端部分が、前記スリーブ(102)に周方向カフ(120)を画定するために、前記マンドレル(104)の第1の端部分の上で反転され、
    前記リング(106)が、前記周方向カフ(120)内部に同心円状に位置付けられる機械(100)。
  2. 前記リング(106)が鉄鋼材を含み、前記第1の機構(116)が、
    前記スリーブ(102)が前記リング(106)と磁石(122)との間に配置され、前記磁石(122)が前記スリーブ(102)を介して前記リング(106)に磁力を及ぼすように、前記リング(106)に隣接して配置された磁石(122)と、
    選択された度合で前記マンドレル(104)に沿って長軸方向に前記磁石(122)を付勢するように構成された第2の機構(716)と、
    付勢中に前記スリーブ(102)に及ぼされた長軸方向の張力を制御するように構成された第3の機構(106、122、716)と
    を備える、請求項1に記載の機械(100)。
  3. 第3の機構が、磁石(122)によって前記リング(106)に及ぼされた磁力、及び前記磁石(122)が前記マンドレル(104)に沿って付勢される度合の一方、他方、又は両方を制御するように構成された第4の機構(724、728)を備え、前記第4の機構(724、728)が、前記磁石(122)周囲の選択された周方向位置で前記磁力を制御するように構成された第5の機構(124)を備える、請求項1又は2に記載の機械(100)。
  4. 磁石(122)が永久磁石又は電磁石を含み、
    第4の機構が、前記電磁石の電流を制御するように構成された第6の機構(728)を備える、請求項1から3の何れか一項に記載の機械(100)。
  5. 前記スリーブ(102)が編組繊維又は熱可塑性材料のベールを含み、前記繊維が二軸で編組され、及び/又は前記繊維が炭素、ガラス、アラミド、又は玄武岩を含む、請求項1から4の何れか一項に記載の機械(100)。
  6. 前記マンドレル(104)の前記第1の端(110)から長軸方向に延び、前記スリーブ(102)を前記マンドレル(104)の前記第1の端(110)に滑らかに送るように構成されたテーパ面(114)を更に備える、請求項1に記載の機械(100)。
  7. 細長マンドレル(704)の上にフレキシブルスリーブ(702)を引き出すためのシステム(700)であって、
    前記スリーブ(702)のルーメン内部にリング(706)を挿入するための手段(712)と、
    前記マンドレル(704)の第1の端に関する移動に対して前記スリーブ(702)の第1の端を固定するための手段(702)と、
    前記スリーブ(702)に周方向カフを画定するために、前記スリーブ(702)の第1の端部分を前記マンドレル(704)の第1の端部分の上で反転させるための手段(712)と、
    前記周方向カフの内部に同心円状に前記リング(706)を位置付けるための手段(712)と、
    前記スリーブ(704)が前記マンドレル(704)の外面の上で反転されるように、選択された度合で前記マンドレル(704)に沿って長軸方向にかつ前記マンドレルの反対側の第2の端に向かって前記リング(706)を付勢するための手段(724)と
    を備えるシステム(700)。
  8. 前記マンドレル(704)と平行に配置されたトラック(718)に沿って移動可能な少なくとも1つのロボット(716)と、
    少なくとも1つのロボット(716)に配置されたアーム(719)であって、前記ロボット(716)によって複数の自由度で移動可能である末端を有するアーム(719)と
    を更に備え、
    前記挿入手段(712)、前記固定手段(720)、前記反転手段(712)、前記位置付け手段(712)及び前記付勢手段(724)のうちの少なくとも1つが、前記アーム(719)の端に配置されたエンドエフェクタ(720、722、724、725)を備える、請求項7に記載のシステム(700)。
  9. スリーブカルーセル(708)上に回転可能に配置された少なくとも1つのリール(710)を含むスリーブカルーセル(708)
    を更に備え、
    前記スリーブ(702)が、前記少なくとも1つのリール(710)に巻かれており、
    前記スリーブカルーセル(708)が、前記スリーブ(702)の前記第1の端を前記マンドレル(704)の前記第1の端と同軸上に並んで位置付けるように構成されている、請求項7に記載のシステム(700)。
  10. 所定のプログラムに従って、前記挿入手段(712)、前記固定手段(720)、前記反転手段(712)、前記位置付け手段(712)、前記付勢手段(724)、少なくとも1つのロボット(716)及び/又はスリーブカルーセル(708)のうちの一又は複数を自動制御するように構成された機械視覚及び制御システム(728)を更に備える、請求項7に記載のシステム(700)。
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