JP2017124469A - ロボットハンド、多関節ロボット、及び素材の搬入方法 - Google Patents

ロボットハンド、多関節ロボット、及び素材の搬入方法 Download PDF

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【課題】複数の吸着グリッパ41による素材Wの吸着に要する時間の短縮を図りつつ、素材Wをプレスブレーキ3に対して安定的に搬入する。【解決手段】パッド軸45は、第2支持バー39の先端部にガイドスリーブ43を介して軸方向へ移動可能に設けられている。パッド軸45は、その先端部に、平型の吸着パッド49を備えている。パッド軸45は、その大径部45aの外周側に、パッド軸45を基端方向へ付勢するコイルスプリング55を備えている。第2支持バー39は、吸着グリッパ41に対応する位置に、ストッパ57によってパッド軸45の先端方向の移動を規制した状態で、パッド軸45をハンド本体33に対して軸方向へ移動不能に固定するロック機構75を備えている。【選択図】図3

Description

本発明は、プレスブレーキ等の曲げ加工機への素材の搬入等を行う多関節ロボットの先端部に装着されかつ素材又は製品を保持するロボットハンド等に関する。
近年、曲げ加工機による曲げ加工に多関節ロボットが使用されることが多くなっている。それに伴い、多関節ロボットの一部であるロボットハンドについて種々な開発がなされている。ロボットハンドは、多関節ロボットの先端部に装着されるハンド本体と、ハンド本体に設けられかつ素材又は製品の表面を吸着(吸着保持)する複数の吸着グリッパとを具備している。また、吸着グリッパは、素材エリアの素材(素材エリアに載置された素材)を吸着する際における、多関節ロボットの先端部の惰走量(急停止に伴う惰走量)及び素材の水平方向に対する傾き(傾きが有る場合に限る)を吸収できるようになっている。なお、素材の水平方向に対する傾きは、マグネットフロータによって素材を浮上させる場合、素材がバラ積みされている場合、又は素材を支持するパレット自体に水平方向に対する傾きが有る場合等に生じる。そして、代表的なものとして、次の3つのタイプの吸着グリッパがロボットハンドの構成要素として用いられている。
第1のタイプの吸着グリッパは、ハンド本体に軸方向に移動可能に設けられたパッド軸と、このパッド軸の先端部に設けられかつ素材又は製品の表面に吸着可能(接触可能)な平型の吸着パッドとを有している。また、第1のタイプの吸着グリッパは、パッド軸の外周側に設けられかつパッド軸を先端方向(パッド軸の先端方向)へ付勢するコイルスプリングと、パッド軸の基端部に設けられかつパッド軸の先端方向の移動を規制するストッパとを有している。つまり、第1のタイプの吸着グリッパは、スプリング付き平型の吸着グリッパである。
第2のタイプの吸着グリッパは、ハンド本体に軸方向に設けられたパッド軸と、このパッド軸の先端部に設けられかつ軸方向に伸縮可能に構成されかつ素材又は製品の表面に吸着可能(接触可能)なベローズ型の吸着パッドとを有している。つまり、第2のタイプの吸着グリッパは、ベローズ型の吸着グリッパである。
第3のタイプの吸着グリッパは、第2のタイプの吸着グリッパの構成に加えて、ハンド本体にパッド軸に対して平行に設けられた別のパッド軸を有している。また、第3のタイプの吸着グリッパは、別のパッド軸の先端部に設けられかつベローズ型の吸着パッドを収縮させた状態で素材又は製品の表面に吸着可能(接触可能)な平型の吸着パッドを有している。つまり、第3のタイプの吸着グリッパは、平型の吸着グリッパとベローズ型の吸着グリッパを組み合わせた複合型の吸着グリッパである。
なお、本発明に関連する先行技術として特許文献1から特許文献3に示すものがある。
特開2015−168021公報 特開2013−111666号公報 特開平9−29365号公報
ところで、スプリング付き平型の吸着グリッパをロボットハンドの構成要素として用いた場合には、コイルスプリングの軸方向の収縮量(伸縮量)が大きく、素材エリアの素材を吸着する際における、多関節ロボットの先端部の惰走量及び素材の水平方向に対する傾きを十分に吸収することができる。これにより、多関節ロボットの先端部を素材エリアの素材に対して高速で接近させることができ、吸着グリッパによる素材の吸着に要する時間(素材の吸着タクト)の短縮を図ることができる。一方、吸着パッドの吸着面(吸着グリッパの吸着面)を上方向に向かせると、ワークの重量又は慣性によってコイルスプリングが伸縮して、ハンド本体に対する吸着パッドの吸着面の位置が変化して安定しない。そのため、吸着パッドの吸着面を上方向へ向かせた状態で、多関節ロボットによって曲げ加工機に対して素材を安定的に搬入することが困難になるという問題がある。
また、ベローズ型の吸着グリッパをロボットハンドの構成要素として用いた場合には、吸着パッドの吸着面を上方向に向かせても、ワークの重量等によってハンド本体に対する吸着パッドの吸着面の位置が変化することがない。これにより、吸着パッドの吸着面を上方向へ向かせた状態で、多関節ロボットによって素材を曲げ加工機に対して安定的に搬入することができる。一方、ベローズ型の吸着パッドの軸方向の収縮量(伸縮量)がコイルスプリングの軸方向の収縮量に比べて小さく、素材エリアの素材を吸着する際に、多関節ロボットの先端部の惰走量及び素材の水平方向に対する傾きを十分に吸収することができない。そのため、多関節ロボットの先端部を素材エリアの素材に対して高速で接近させることが難しく、吸着グリッパによる素材の吸着に要する時間が長くなるという問題がある。
更に、複合型の吸着グリッパをロボットハンドの構成要素として用いた場合にも、ベローズ型の吸着グリッパをロボットハンドの構成要素として用いた場合と同様の問題が生じる。
つまり、吸着グリッパによる素材の吸着に要する時間の短縮を図りつつ、吸着パッドの吸着面を上方向に向かせた状態で、多関節ロボットによって素材を曲げ加工機に対して安定的に搬入することは困難であるという問題がある。
そこで、本発明は、前述の問題を解決することができる、新規な構成からなるロボットハンド等を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、多関節ロボットの先端部に装着され、素材又は製品を保持するロボットハンドであって、前記多関節ロボットの先端部に装着されるハンド本体と、前記ハンド本体に設けられ、前記ハンド本体に対して軸方向(パッド軸の軸方向)へ移動可能なパッド軸と、前記パッド軸の先端部に設けられかつ素材又は製品の表面に吸着可能(接触可能)な吸着パッドと、前記パッド軸の外周側に設けられかつ前記パッド軸を先端方向(前記パッド軸の先端方向、換言すれば、軸方向の一方側)へ付勢するスプリングと、前記パッド軸の先端方向の移動を規制するストッパとを有し、素材又は製品の表面を吸着(吸着保持)する吸着グリッパと、前記ハンド本体に設けられ、前記ストッパによって前記パッド軸の先端方向の移動を規制した状態で、前記パッド軸を前記ハンド本体に対して軸方向へ移動不能に固定するロック機構と、を具備したことを要旨とする。
本発明の第1の特徴によると、前記多関節ロボットの動作を制御することにより、前記多関節ロボットの先端部(前記ロボットハンド)を素材エリアに接近させる。これにより、前記吸着パッドを素材エリアの素材の表面に接触(吸着)させて、前記スプリングを軸方向へ収縮させながら、前記パッド軸を前記ハンド本体に対して相対的に基端方向へ移動させることができる。従って、前記多関節ロボットの先端部の惰走量(急停止に伴う惰走量)及び素材の水平方向に対する傾き(傾きが有る場合に限る)を十分に吸収しながら、前記吸着グリッパによって素材エリアの素材の表面を吸着(吸着保持)して、前記ロボットハンドによって素材を保持することができる。
前記ロボットハンドによって素材を保持した後に、前記多関節ロボットの動作を制御することにより、前記多関節ロボットの先端部を上方向へ僅かに移動させる。すると、前記パッド軸の自重及び前記スプリングの付勢力によって前記パッド軸が前記ハンド本体に対して相対的に先端方向(下方向)へ移動して、前記ストッパによって前記パッド軸の先端方向の移動を規制した状態にすることができる。そして、前記ロック機構によって前記パッド軸を前記ハンド本体に対して軸方向へ移動不能に固定する。
前記パッド軸を前記ハンド本体に対して軸方向へ移動不能に固定した後に、前記多関節ロボットの動作を制御することにより、前記多関節ロボットの先端部を曲げ加工機に接近させる。これにより、前記吸着パッドの吸着面(前記吸着グリッパの吸着面)を上方向に向かせた状態で、素材を前記曲げ加工機に搬入することができる。ここで、前記パッド軸が前記ハンド本体に対して軸方向へ移動不能に固定されているため、前記吸着パッドの吸着面を上方向に向かせても、前記ハンド本体に対する前記吸着パッドの吸着面の位置が変化することがない。
本発明の第2の態様は、先端部(前記多関節ロボットの先端部)に本発明の第1の態様からなるロボットハンドが装着されたことである。
本発明の第2の態様によると、本発明の第1の態様による作用と同様の作用を奏する。
また、本発明の第2の態様によると、素材を前記曲げ加工機に搬入した後に、前記曲げ加工機によって素材に対して曲げ加工を行うことにより、素材から製品に仕上げることができる。このとき、前記ロボットハンドによって素材を保持した状態で、前記多関節ロボットの動作を制御することにより、素材の曲げ加工の補助を行ってもよい。
製品を仕上げた後に、前記ロボットハンドによって製品を保持した状態で、前記多関節ロボットの動作を制御することにより、前記多関節ロボットの先端部(前記ロボットハンド)を製品エリアに接近させる。そして、前記吸着グリッパの吸着状態(前記吸着パッドの吸着状態)、換言すれば、前記ロボットハンドの保持状態を解除する。これにより、製品を前記曲げ加工機から搬出して製品エリアに送出すことができる。なお、前記多関節ロボットの先端部を製品エリアに接近させる途中に、前記ロック機構による前記ハンド本体に対する前記パッド軸の固定状態を解除してもよい。
本発明によれば、前述のように、前記吸着グリッパによって素材を吸着する際における、前記多関節ロボットの先端部の惰走量及び素材の水平方向に対する傾きを十分に吸収することができる。そのため、前記多関節ロボットの先端部を素材エリアに載置した素材に対して高速で接近させることができ、前記吸着グリッパによる素材の吸着に要する時間(素材の吸着タクト)の短縮を図ることができる。
また、本発明によれば、前述のように、前記吸着パッドの吸着面を上方向に向かせても、前記ハンド本体に対する前記吸着パッドの吸着面の位置が変化することがない。そのため、前記吸着パッドの吸着面を上方向に向かせた状態で、前記多関節ロボットによって素材を曲げ加工機に対して安定的に搬入することができる。
つまり、本発明よれば、前記吸着グリッパによる素材の吸着に要する時間の短縮を図りつつ、前記吸着パッドの吸着面を上方向に向かせた状態で、前記多関節ロボットによって素材を曲げ加工機に対して安定的に搬入することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る多関節ロボットの全体構成及び動作を示す図である。 図2は、本発明の実施形態に係るロボットハンドを示す図である。 図3は、本発明の実施形態に係るロボットハンドの一部を示す拡大図である。 図4は、図1におけるIV-IV線に沿った図である。 図5は、吸着グリッパによって素材エリアの素材の表面を吸着した様子を示す図である。 図6は、本発明の実施形態に係るロック機構によってパッド軸をハンド本体に対して軸方向へ移動不能に固定した様子を示す図である。 図7は、本発明の実施形態に係る多関節ロボットの動作を示す図である。 図8は、本発明の実施形態に係る多関節ロボットの動作を示す図である。 図9は、本発明の実施形態に係る多関節ロボットの動作を示す図である。 図10は、本発明の実施形態の変形例1に係るロック機構によってパッド軸をハンド本体に対して軸方向へ移動不能に固定した様子を示す図である。 図11は、本発明の実施形態の変形例2に係るロック機構によってパッド軸をハンド本体に対して軸方向へ移動不能に固定した様子を示す図である。
本発明の実施形態(変形例1及び変形例2を含む)について図面を参照して説明する。
なお、本願の明細書及び特許請求の範囲において、「設けられる」とは、直接的に設けられることの他に、別部材を介して間接的に設けられることを含む意であって、「備えられる」と同義である。「備える」とは、直接的に備えることの他に、別部材を介して間接的に備えることを含む意であって、「設ける」と同義である。「軸方向」とは、パッド軸の軸方向、換言すれば、吸着グリッパの軸方向のことをいう。「先端方向」とは、パッド軸の先端方向、換言すれば、吸着グリッパの先端方向のことをいう。「基端方向」とは、パッド軸の基端方向、換言すれば、吸着グリッパの基端方向のことをいう。図面中、「FF」は、前方向、「FR」は、後方向、「L」は、左方向、「R」は、右方向、「D」は、軸方向、「D1」は、先端方向(軸方向の一方側)、「D2」は、基端方向(軸方向の他方側)をそれぞれ指している。
(実施形態)
図1に示すように、本発明の実施形態に係る多関節ロボット1は、プレスブレーキ3の前方(正面側)に配設されている。多関節ロボット1は、6軸の制御軸を有し、プレスブレーキ3への素材Wの搬入、素材Wの曲げ加工の補助、及びプレスブレーキ3からの製品M(図9参照)の搬出を行うものである。
ここで、曲げ加工機の一例としてのプレスブレーキ3は、下部テーブル5と、下部テーブル5に上下に対向しかつ上下方向へ移動可能な上部テーブル7とを具備している。下部テーブル5は、その上側(下部テーブル5の上側)に、下部金型9を着脱可能に備えている。上部テーブル7は、その下側(上部テーブル7の下側)に、下部金型9と協働して曲げ加工を行う上部金型11を着脱可能に備えている。また、プレスブレーキ3の近傍には、複数の素材Wを素材パレットP1を介して載置(積載)するための素材エリアA1が設けられている。素材エリアA1の前側近傍には、素材エリアA1に載置された最上部の素材Wを磁力によって浮上させるマグネットフロータ13が設けられている。素材エリアA1に左右方向に離隔した位置には、製品Mを製品パレットP2(図9参照)を介して載置するための製品エリアA2(図9参照)が設けられている。
そして、本発明の実施形態に係る多関節ロボット1の具体的な構成は、以下の通りである。
多関節ロボット1は、ベース台15を具備しており、このベース台15は、床面に敷設した一対のガイドレール17に左右方向へ移動可能に支持されている。また、ベース台15は、その適宜位置(ベース台15の適宜位置)に、ベース台15を左右方向へ移動させるためのベース台用制御モータ(図示省略)を備えている。
ベース台15は、その上部(ベース台15の上部)に、アーム支持部材19を備えており、アーム支持部材19は、鉛直(垂直)な第1制御軸S1周りに旋回可能になっている。ベース台15は、その適宜位置に、アーム支持部材19を旋回させるためのロボット用第1制御モータ(図示省略)を備えている。また、アーム支持部材19は、その上部(アーム支持部材19の上部)に、下部アーム21を備えており、下部アーム21は、その基端側(下部アーム21の基端側)の水平な第2制御軸S2周りに揺動可能になっている。アーム支持部材19は、その適宜位置(アーム支持部材19の適宜位置)に、下部アーム21を揺動させるためのロボット用第2制御モータ(図示省略)を備えている。
下部アーム21は、その先端部(下部アーム21の先端部)に、第1上部アーム23を備えており、第1上部アーム23は、その基端側(第1上部アーム23の基端側)の水平な第3制御軸S3周りに揺動可能になっている。下部アーム21は、その先端部の適宜位置に、第1上部アーム23を揺動させるためのロボット用第3制御モータ(図示省略)を備えている。また、第1上部アーム23は、その先端部(第1上部アーム23の先端部)に、第2上部アーム25を備えており、第2上部アーム25は、その基端側(第2上部アーム25の基端側)の第4制御軸S4周りに回転可能になっている。第1上部アーム23は、その基端部(第1上部アーム23の基端部)の適宜位置に、第2上部アーム25を回転させるためのロボット用第4制御モータ(図示省略)を備えている。
第2上部アーム25は、その先端部(第2上部アーム25の先端部)に、第1リスト27を備えており、第1リスト27は、その基端側(第1リスト27の基端側)の第5制御軸S5周りに揺動可能になっている。第1上部アーム23は、その基端部の適宜位置に、第1リスト27を揺動させるためのロボット用第5制御モータ(図示省略)を備えている。また、第1リスト27は、その先端部(第1リスト27の先端部)に、第2リスト29を備えており、第2リスト29は、その基端側(第2リスト29の基端側)の第6制御軸S6周りに回転可能になっている。第1上部アーム23は、その基端部の適宜位置に、第2リスト29を回転させるためのロボット用第6制御モータ(図示省略)を備えている。
第2リスト29は、その先端部(第2リスト29の先端部)に、素材W又は製品Mを保持するロボットハンド31を着脱可能に備えている。換言すれば、ロボットハンド31は、多関節ロボット1の先端部である第2リスト29の先端部に着脱可能に装着されている。
なお、多関節ロボット1は、前述のように6軸の制御軸を有しているが、ベース台用制御モータによってベース台15が左右方向へ移動することによって実質的に7軸の制御軸を有している。また、多関節ロボット1が6軸の制御軸(実質的に7軸の制御軸)を有する代わりに、5軸以下の制御軸又は7軸以上の制御軸(実質的に8軸以上の制御軸)を有してもよい。
続いて、本発明の実施形態に係るロボットハンド31の構成の詳細について説明する。
図2から図4に示すように、ロボットハンド31は、第2リスト29の先端部に装着されるハンド本体33を具備している。ハンド本体33は、第2リスト29の先端部に着脱可能に装着される円形の装着部(装着ベース)35と、装着部35に設けられた第1支持バー37と、第1支持バー37にその長手方向に間隔を置いて設けられた複数の第2支持バー39とを有している。
各第2支持バー39は、その両先端部(各第2支持バー39の両先端部)に、素材W又は製品Mの表面にエアの吸引力によって吸着する吸着グリッパ41を備えている。そして、吸着グリッパ41の具体的な構成は、次の通りである。
第2支持バー39は、その先端部(第2支持バー39の先端部)に、ガイドスリーブ43を備えている。ガイドスリーブ43は、その内側(ガイドスリーブ43の内側)に、パイプ状のパッド軸45を軸方向へ移動可能に備えている。換言すれば、パッド軸45は、第2支持バー39の先端部にガイドスリーブ43を介して軸方向へ移動可能に設けられている。また、パッド軸45の先端側は大径部45aになっており、パッド軸45の基端側は小径部45bになっている。パッド軸45の大径部45aの外周面には、被係合部としての周溝47が形成されている。
パッド軸45は、その先端部(パッド軸45の先端部)に、素材W又は製品Mの表面に吸着可能(接触可能)な平型の吸着パッド49を備えており、吸着パッド49は、ウレタンゴム又はシリコンゴム等のゴム材料により構成されている。また、パッド軸45の基端部は、エアを吸引するエア吸引源としての共通の吸引ポンプ51にエア配管53を介して接続されている。吸引ポンプ51は、多関節ロボット1の適宜位置に設けられたコントローラ(図示省略)に接続されている。
パッド軸45は、その小径部45bの外周側に、パッド軸45を先端方向(軸方向の一方側)へ付勢するスプリングとしてコイルスプリング55を備えている。コイルスプリング55は、ガイドスリーブ43内に位置しており、軸方向に伸縮可能に構成されている。また、パッド軸45は、その基端部(パッド軸45の基端部)に、ガイドスリーブ43に接触することによってパッド軸45の先端方向の移動を規制するリング状のストッパ57を備えている。
第1支持バー37は、その適宜位置(第1支持バー37の適宜位置)に、吸着パッド49が素材エリアA1の素材(素材エリアA1の素材パレットP1に載置した素材)Wの表面に近接又は接触したこと検出する検出機構59を備えている。そして、検出機構59の具体的な構成は、次の通りである。
図3及び図5に示すように、第1支持バー37は、その適宜位置に、L型のブラケット61を備えており、ブラケット61は、第2支持バー39に対して平行な平行部61aと、第2支持バー39に対して垂直な垂直部61bとを有している。また、ブラケット61は、平行部61aに、吸着パッド49に先立って素材Wの表面に接触する接触ピン63を長手方向(接触ピン63の長手方向)へ移動可能に備えている。接触ピン63は、その中間部(接触ピン63の中間部)に、2つのフランジ65,67を有しており、2つのフランジ65,67は、ブラケット61の平行部61aの両側(一方側と他方側)を位置している。更に、ブラケット61の平行部61aと第1のフランジ65は、それらの間に、接触ピン63を先端方向(接触ピン63の先端方向)へ付勢するコイルスプリング69を備えている。
接触ピン63は、その基端部(接触ピン63の基端部)に、ドグ71を備えている。ブラケット61は、垂直部61bに、ドグ71を検出する近接センサ73を備えている。ここで、接触ピン63の先端部が素材エリアA1の素材Wの表面に接触して、接触ピン63がコイルスプリング69の付勢力に抗しつつ基端方向(上方向)へ移動すると、近接センサ73によってドグ71が検出されるようになっている。換言すれば、近接センサ73によってドグ71が検出されると、吸着パッド49が素材エリアA1の素材Wの表面に近接又は接触したことが検出されたことになる。そして、近接センサ73によってドグ71が検出されると、コントローラによって共通の吸引ポンプ51の吸引動作を開始するようになっている。
各第2支持バー39は、吸着グリッパ41に対応する位置(吸着グリッパ41の近傍)に、パッド軸45をハンド本体33に対して軸方向へ移動不能に固定するロック機構75を備えている。各ロック機構75による固定動作(ロック動作)は、ストッパ57によってパッド軸45の先端方向の移動を規制した状態で行われる。そして、ロック機構75の具体的な構成は、次の通りである。
図3及び図6に示すように、第2支持バー39は、吸着グリッパ41に対応する位置(吸着グリッパ41の近傍)に、一対のスライドガイド77を備えている。一対のスライドガイド77は、それらの間(一対のスライドガイド77の間)に、係合部材としてのU字状の係合フック79を軸方向(パッド軸45の軸方向)に直交する方向へ移動可能に備えている。換言すれば、係合フック79は、第2支持バー39における吸着グリッパ41に対応する位置に一対のスライドガイド77を介して前記直交する方向へ移動可能に設けられている。そして、係合フック79は、ストッパ57によってパッド軸45の先端方向の移動を規制した状態で、前記直交する方向の一方側からパッド軸45の周溝47に係合可能になっている。
第2支持バー39は、吸着グリッパ41に対応する位置に、係合フック79を前記直交する方向へ移動させるための係合アクチュエータとしての係合シリンダ81を備えている。係合シリンダ81は、前記直交する方向へ移動可能な作動ロッド83を有しており、作動ロッド83の先端部は、係合フック79に連結されている。なお、係合シリンダ81は、各係合フック79毎に設けられる代わりに、例えば2つ又は3つの係合フック79からなるグルーブ毎に設けられるようにしてもよい。
続いて、本発明の実施形態の作用について、本発明の実施形態に係る素材の搬入方法を含めて説明する。本発明の実施形態に係る素材の搬入方法は、ロボットハンド31を用いて、素材エリアA1の素材Wを曲げ加工機に対して搬入する方法であって、吸着ステップ、移動規制ステップ、固定ステップ、及び搬入ステップを有している。
図1及び図5に示すように、複数の制御モータの駆動により多関節ロボット1の動作を制御することにより、第2リスト29及びロボットハンド31を素材エリアA1に接近させる。すると、接触ピン63の先端部が素材エリアA1の最上部の素材Wの表面に接触することによって、近接センサ73によってドグ71が検出される。続いて、共通の吸引ポンプ51の吸引動作を開始して、各吸着パッド49の吸着面を下方向に向かせた状態で、複数の吸着パッド49を素材エリアA1の素材Wの表面に吸着させる。更に、図6に示すように、ロボットハンド31を下方向へ移動させることにより、複数のコイルスプリング55を軸方向へ収縮させながら、複数のパッド軸45をハンド本体33に対して相対的に基端方向(上方向)へ移動させる(吸着ステップ)。これにより、第2リスト29の惰走量及び素材Wの水平方向に対する傾き(傾きが有る場合に限る)を十分に吸収しながら、複数の吸着グリッパ41によって素材エリアA1の素材Wの表面を吸着(吸着保持)して、ロボットハンド31によって素材Wを保持することができる。
ロボットハンド31によって素材Wを保持した後に、複数の制御モータの駆動により多関節ロボット1の動作を制御することにより、各吸着パッド49の吸着面を下方向に向かせた状態で、第2リスト29を上方向へ移動させる。すると、複数のパッド軸45の自重及び複数のコイルスプリング55の付勢力によって複数のパッド軸45がハンド本体33に対して相対的に先端方向(下方向)へ移動して、各ストッパ57によって各パッド軸45の先端方向の移動を規制した状態にすることができる(移動規制ステップ)。そして、図5に示すように、各係合シリンダ81の駆動により各係合フック79を前記直交する方向の一方側へ移動させて、各パッド軸45の周溝47に係合させる。これにより、各ロック機構75によって各パッド軸45をハンド本体33に対して軸方向へ移動不能に固定することができ、ロボットハンド31によって素材Wを安定的に保持することができる(固定ステップ)。
各パッド軸45をハンド本体33に対して軸方向へ移動不能に固定した後に、複数の制御モータの駆動により多関節ロボット1の動作を制御することにより、第2リスト29をプレスブレーキ3に接近させる。これにより、図7に示すように、各吸着パッド49の吸着面を上方向に向かせた状態で、素材Wをプレスブレーキ3に搬入することができる(搬入ステップ)。ここで、各パッド軸45がハンド本体33に対して軸方向へ移動不能に固定されているため、各吸着パッド49の吸着面を上方向に向かせても、ハンド本体33に対する各吸着パッド49の吸着面の位置が変化することがない。
素材Wをプレスブレーキ3に搬入した後に、上部テーブル7を上下方向(下方向と上方向)へ複数回移動させて、素材Wに対して複数回の曲げ加工を行うことにより、素材Wから製品Mに成形することができる。このとき、図8に示すように、ロボットハンド31によって素材Wを保持した状態で、複数の制御モータの駆動により多関節ロボット1の動作を制御することにより、素材Wの曲げ加工の補助を行う。
製品Mを仕上げた後に、図9に示すように、ロボットハンド31によって製品Mを保持した状態で、複数の制御モータの駆動により多関節ロボット1の動作を制御することにより、第2リスト29(ロボットハンド31)を製品エリアA2に接近させる。そして、各吸着パッド49の吸着面を下方向に向かせた状態で、各吸着パッド49の吸着状態、換言すれば、ロボットハンド31の保持状態を解除する。これにより、製品Mをプレスブレーキ3から搬出して製品エリアA2(製品エリアA2の製品パレットP2)に送出すことができる。
なお、第2リスト29の先端部を製品エリアA2に接近させる途中に、各係合シリンダ81の駆動により各係合フック79を前記直交する方向の他方側へ移動させることにより、各係合フック79の係合状態を解除して、ハンド本体33に対する各パッド軸45の固定状態を解除してもよい。
従って、本発明の実施形態によれば、前述のように、複数の吸着グリッパ41によって素材エリアA1の最上部の素材Wの表面を吸着する際における、第2リスト29の惰走量及び素材Wの水平方向に対する傾きを十分に吸収することができる。そのため、第2リスト29を素材エリアA1の素材Wに対して高速で接近させることができ、複数の吸着グリッパ41による素材Wの吸着に要する時間(素材Wの吸着タクト)の短縮を図ることができる。
また、本発明の実施形態によれば、前述のように、各吸着パッド49の吸着面を上方向に向かせても、ハンド本体33に対する各吸着パッド49の吸着面の位置が変化することがない。そのため、各吸着パッド49の吸着面を上方向に向かせた状態で、多関節ロボット1によって素材Wをプレスブレーキ3に対して安定的に搬入することができる。
つまり、本発明の実施形態によれば、複数の吸着グリッパ41による素材Wの吸着に要する時間の短縮を図りつつ、各吸着パッド49の吸着面を上方向に向かせた状態で、多関節ロボット1によって素材Wをプレスブレーキ3に対して安定的に搬入することができる。
(実施形態の変形例1)
図10に示すように、ロボットハンド31は、ロック機構75(図3参照)に代えて、別のロック機構85を用いてもよい。また、本発明の実施形態の変形例1においては、パッド軸45から周溝47(図3参照)を省略し、パッド軸45に接続片87が固定されている。そして、別のロック機構85の具体的な構成は、次の通りである。
第2支持バー39は、吸着グリッパ41に対応する位置に、一対(1つのみ図示)のスライドガイド89を備えている。一対のスライドガイド89は、それらの間(一対のスライドガイド89の間)に、係止部材としての係止フック91を軸方向に直交する方向へ移動可能に備えている。換言すれば、係止フック91は、第2支持バー39における吸着グリッパ41に対応する位置に一対のスライドガイド89を介して前記直交する方向へ移動可能に設けられている。そして、係止フック91は、ストッパ57によってパッド軸45の先端方向の移動を規制した状態で、前記直交する方向の一方側からパッド軸45の基端方向の移動を規制するように接続片87に係止可能になっている。換言すれば、係止フック91は、前記直交する方向の一方側からパッド軸45の基端方向の移動を規制するようにパッド軸45に接続片87を介して係止可能になっている。
第2支持バー39は、吸着グリッパ41に対応する位置に、係止フック91を前記直交する方向へ移動させるための係止アクチュエータとしての係止シリンダ93を備えている。係止シリンダ93は、前記直交する方向へ移動可能な作動ロッド95を有しており、各作動ロッド95の先端部は、係止フック91に連結されている。なお、係止シリンダ93は、各係止フック91毎に設けられる代わりに、例えば2つ又は3つの係止フック91からなるグルーブ毎に設けられるようにしてもよい。
前述の構成により、ストッパ57によってパッド軸45の先端方向の移動を規制した状態で、係止シリンダ93の駆動により係止フック91を前記直交する方向の一方側へ移動させて、パッド軸45に接続片87を介して係止させる。これにより、パッド軸45をハンド本体33に対して軸方向へ移動不能に固定することができる。一方、係止シリンダ93の駆動により係止フック91を前記直交する方向の他方側へ移動させることにより、係止フック91の係止状態を解除して、ハンド本体33に対するパッド軸45の固定状態を解除することができる。
そして、本発明の実施形態の変形例1においても、本発明の実施形態と同様の作用及び効果を奏する。
(実施形態の変形例2)
図11に示すように、ロボットハンド31は、ロック機構75(図3参照)に代えて、第2支持バー39にパッド軸45を囲むように設けられたシャフトクランプ(ロック機構の一例)97を用いてもよい。シャフトクランプ97は、流体圧又は電磁力を利用してパッド軸45の大径部45aをクランプする半割状の一対(1つのみ図示)のクランプ部材99を有している。また、本発明の実施形態の変形例2においては、パッド軸45から周溝47(図3参照)を省略している。
前述の構成により、ストッパ57によってパッド軸45の先端方向の移動を規制した状態で、一対のクランプ部材99によってパッド軸45の大径部45aをクランプする。これにより、パッド軸45をハンド本体33に対して軸方向へ移動不能に固定することができる。一方、一対のクランプ部材99のクランプ状態を解除することにより、ハンド本体33に対するパッド軸45の固定状態を解除することができる。
そして、本発明の実施形態の変形例2においても、本発明の実施形態と同様の作用及び効果を奏する。
なお、本発明は、前述の実施形態の説明に限られるものではなく、例えば、吸着グリッパ41の代わりに、電磁石を有しかつ素材W等の表面を磁力によって吸着する別の吸着グリッパ(図示省略)を用いる等、種々の変更が可能である。また、本発明に包含される権利範囲は、前述の実施形態に限定されないものである。
A1 素材エリア
A2 製品エリア
W 素材
M 製品
P1 素材パレット
P2 製品パレット
1 多関節ロボット
3 プレスブレーキ
5 下部テーブル
7 上部テーブル
9 下部金型
11 上部金型
13 マグネットフロータ
15 ベース台
19 アーム支持部材
21 下部アーム
23 第1上部アーム
25 第2上部アーム
27 第1リスト
29 第2リスト
31 ロボットハンド
33 ハンド本体
35 装着部
37 第1支持バー
39 第2支持バー
41 吸着グリッパ
43 ガイドスリーブ
45 パッド軸
45a 大径部
45b 小径部
47 周溝(被係合部)
49 吸着パッド
51 吸引ポンプ
53 エア配管
55 コイルスプリング
57 ストッパ
59 検出機構
61 ブラケット
63 接触ピン
71 ドグ
73 近接センサ
75 ロック機構
77 スライドガイド
79 係合フック
81 係合シリンダ
85 別のロック機構
87 接続片
89 スライドガイド
91 係止フック
93 係止シリンダ
97 シャフトクランプ
99 クランプ部材

Claims (7)

  1. 多関節ロボットの先端部に装着され、素材又は製品を保持するロボットハンドであって、
    前記多関節ロボットの先端部に装着されるハンド本体と、
    前記ハンド本体に設けられ、前記ハンド本体に対して軸方向へ移動可能なパッド軸と、前記パッド軸の先端部に設けられかつ素材又は製品の表面に吸着可能な吸着パッドと、前記パッド軸の外周側に設けられかつ前記パッド軸を先端方向へ付勢するスプリングと、前記パッド軸の先端方向の移動を規制するストッパとを有し、素材又は製品の表面を吸着する吸着グリッパと、
    前記ハンド本体に設けられ、前記ストッパによって前記パッド軸の先端方向の移動を規制した状態で、前記パッド軸を前記ハンド本体に対して軸方向へ移動不能に固定するロック機構と、を具備したロボットハンド。
  2. 前記パッド軸の外周面に被係合部が形成され、
    前記ロック機構は、
    前記ハンド本体に軸方向に直交する方向へ移動可能に設けられ、前記ストッパによって前記パッド軸の先端方向の移動を規制した状態で、前記直交する方向の一方側から前記パッド軸の前記被係合部に係合可能な係合部材と、
    前記係合部材を前記直交する方向へ移動させるための係合アクチュエータと、を有した請求項1に記載のロボットハンド。
  3. 前記パッド軸に接続片が固定され、
    前記ロック機構は、
    前記ハンド本体に軸方向に直交する方向へ移動可能に設けられ、前記ストッパによって前記パッド軸の先端方向の移動を規制した状態で、前記直交する方向の一方側から前記パッド軸の基端方向の移動を規制するように前記パッド軸に前記接続片を介して係止可能な係止部材と、
    前記係止部材を前記直交する方向へ移動させるための係止アクチュエータと、を有した請求項1に記載のロボットハンド。
  4. 前記ロック機構は、
    前記ハンド本体に設けられかつ前記パッド軸を軸方向に移動不能にクランプするシャフトクランプであることを特徴とする請求項1に記載のロボットハンド。
  5. 前記ハンド本体に設けられ、前記吸着パッドが素材エリアの素材の表面に近接又は接触したことを検出する検出機構を具備したことを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載のロボットハンド。
  6. 先端部に請求項1から請求項5のうちのいずれか1項に記載のロボットハンドが装着された特徴とする多関節ロボット。
  7. 請求項1に記載のロボットハンドを用いて、素材エリアの素材を曲げ加工機に対して搬入する素材の搬入方法であって、
    前記多関節ロボットの先端部を素材エリアに接近させることにより、前記吸着パッドを素材エリアの素材の表面に接触させて、前記スプリングを軸方向へ収縮させながら、前記パッド軸を前記ハンド本体に対して相対的に基端方向へ移動させて、前記吸着グリッパによって素材エリアの素材の表面を吸着する吸着ステップと、
    前記吸着ステップの終了後に、前記多関節ロボットの先端部を上方向へ移動させることにより、前記パッド軸を前記ハンド本体に対して相対的に先端方向へ移動させて、前記ストッパによって前記パッド軸の先端方向の移動を規制した状態にする移動規制ステップと、
    前記移動規制ステップの終了後に、前記ロック機構によって前記パッド軸を前記ハンド本体に対して軸方向へ移動不能に固定する固定ステップと、
    前記固定ステップの終了後に、前記多関節ロボットの先端部を前記曲げ加工機に接近させることにより、前記吸着パッドの吸着面を上方向に向かせた状態で、素材を前記曲げ加工機に搬入する搬入ステップと、を具備した素材の搬入方法。
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