JP2017123329A - 時間遅延回路が具備されたled駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】時間遅延回路が具備されたLED駆動装置を提供する。
【解決手段】時間遅延回路は、交流電源が印加されるか否かを検出して、交流電源が印加されると、電源検出信号を出力する電源検出部とLED駆動電源の入力を受け、電源検出部から電源検出信号が出力されると、あらかじめ定義された遅延時間だけ入力されたLED駆動電源の出力を遅延させた後、遅延時間完了信号を出力する時間遅延部および時間遅延部から出力された遅延時間完了信号が入力されると、LED駆動電源を出力する電源出力部を含む。
【選択図】図2
【解決手段】時間遅延回路は、交流電源が印加されるか否かを検出して、交流電源が印加されると、電源検出信号を出力する電源検出部とLED駆動電源の入力を受け、電源検出部から電源検出信号が出力されると、あらかじめ定義された遅延時間だけ入力されたLED駆動電源の出力を遅延させた後、遅延時間完了信号を出力する時間遅延部および時間遅延部から出力された遅延時間完了信号が入力されると、LED駆動電源を出力する電源出力部を含む。
【選択図】図2
Description
本発明は時間遅延回路が具備されたLED駆動装置に関するものである。
最近、照明製品には発光体としてLED(Light Emitting Diode(発光ダイオード))が広く使われている。前記照明製品はエネルギー節減のために多様な調光器を適用している。
前記調光器はLEDに電源を供給するLED駆動装置に調光信号を送る。前記調光信号は調光量またはLED電源のon/offを表わす信号を含むことができる。前記LED駆動装置は前記調光信号に基づいてLEDに電源供給の有無または供給される電源の強度を決定することができる。
前記LED駆動装置は交流電源が入力された後、スタンバイ動作と同時にLEDに電源を供給する。前記交流電源が入力された時に調光器も動作を始めて調光信号を前記LED駆動装置に送る。
しかし、前記LED駆動装置からLEDに駆動電源を前記調光信号より先に供給してLEDが動作する途中で前記調光信号が印加されると、前記LEDでフリッカー現象が発生する可能性がある。
従来は、LED駆動装置の動作と前記調光器の動作タイミングを調整するためにMCU(Micro Control Unit)を使っていたが、MCUは別個の装置で動作するためMCU適用時に設計費用が上昇し、追加の消費電力が発生する問題点が発生する。
したがって、MCUを使用せずとも低電力損失設計が可能なLED駆動装置技術の提供が要求される。
本発明が解決しようとする技術的課題はLEDに電源供給を調光信号より遅く提供する時間遅延回路が具備されたLED駆動装置を提供することである。
本発明の技術的課題は以上で言及した技術的課題に制限されず、言及されていないさらに他の技術的課題は以下の記載から当業者に明確に理解できるであろう。
前記技術的課題を達成するための本発明の一実施例に係る時間遅延回路は、交流電源が印加されるかの可否を検出して前記交流電源が印加された場合、電源検出信号を出力する電源検出部;LED駆動電源の入力を受け、前記電源検出部から前記電源検出信号が出力されると、あらかじめ定義された遅延時間だけ前記入力されたLED駆動電源の出力を遅延させた後、遅延時間完了信号を出力する時間遅延部;および前記時間遅延部から出力された遅延時間完了信号が入力されると前記LED駆動電源を出力する電源出力部を含むことができる。
前記技術的課題を達成するための本発明の他の態様に係る時間遅延回路が具備されたLED駆動装置は、交流電源が入力される電源の入力部;前記入力された交流電源が整流される整流部;前記整流された交流電源に基づいてLED駆動電源を出力するスタンバイ回路部;前記LED駆動電源の入力を受けて前記LED駆動電源をあらかじめ定義された遅延時間だけ遅延させて出力する時間遅延回路;および調光器から調光信号と前記時間遅延回路から出力された前記LED駆動電源の入力を受け、前記調光信号にしたがって前記LED駆動電源を変形してLEDに電源として提供する調光回路;を含むものの、前記LED駆動電源は前記調光信号より遅く前記調光回路に入力され得る。
前記のような本発明によれば、調光信号よりLEDに電源が遅く供給されることによってLEDでフリッカー現象が発生することを防止することができる効果がある。
以下、添付された図面を参照して本発明の好ましい実施例を詳細に説明する。本発明の利点および特徴、そしてそれらを達成する方法は添付される図面と共に詳細に後述されている実施例を参照すれば明確になるであろう。しかし、本発明は以下で掲示される実施例に限定されるものではなく、互いに異なる多様な形態で具現され得、ただし、本実施例は、本発明の掲示を完全にし、本発明が属する技術分野で通常の知識を有した者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は請求項の範疇によって定義されるだけである。明細書全体に亘って同一参照符号は同一構成要素を指し示す。
特に定義しない限り、本明細書で使用されるすべての用語(技術および科学的用語を含む)は本発明が属する技術分野で通常の知識を有した者に共通して理解され得る意味で使用され得る。また、一般的に使用されるあらかじめ定義されている用語は特に明白に定義されていない限り、理想的または過度に解釈されない。
図1は従来のLED駆動装置を示した図面である。
図1を参照すれば、従来のLED照明装置10は電源の入力部110、LED駆動装置100、調光器140およびLED160を含むことができる。
電源の入力部110は交流電源が入力され得る。前記交流電源は発電所から家庭、事務室または工場に供給される電源であり得る。
LED160は発光ダイオードを含む発光体であり得る。
LED駆動装置100は整流器120、スタンバイブロック(STBY Block)130、調光回路150を含むことができる。
整流器120は電源の入力部110で入力された交流電源を直流電源に変換するための整流作用を遂行できる。整流器120は前記交流電源から一方向の電流だけを整流して出力することができる。整流器120は半導体整流器、電子管整流器、シリコン整流器、サイリスタ(thyristor)整流器または機械的整流器を含むことができる。
スタンバイブロック130は整流器120から出力される電源に基づいてLED駆動に必要なLED駆動電源を生成して出力することができる。スタンバイブロック130は前記整流された一方向の電流を大きさが一定の直流電流に変換して出力することができる。
調光回路150はLED160の作動電圧に合う電源を生成して出力することができる。調光回路150は、調光器140から出力された調光信号に基づいてLED160に供給される電源の電流の大きさを制御することができる。
調光器140は、LED160の調光を制御する調光信号を調光回路150に出力することができる。前記調光信号はLED160のオン(on)、オフ(off)または調光強度を表わす信号を含むことができる。
従来のLED照明装置10は、調光器140からLED駆動装置100に前記調光信号を出力するタイミング(timing)を調整する装置が具備されていない。万一、LED駆動装置200からLED160に電源を供給する途中で調光器140から調光信号が出力されると、LED160にはフリッカー現象が発生する可能性がある。したがって、LED駆動装置100で前記調光信号より遅くLED160に電源が供給されることを保障することが必要である。
図2は本発明の一実施例に係る、時間遅延回路が具備されたLED駆動装置を示した図面である。
図2を参照すれば、本発明の一実施例に係る時間遅延回路300が具備されたLED駆動装置200を含むLED照明装置20が図示されている。
LED照明装置20は、電源の入力部110、調光器140、LED160およびLED駆動装置200を含むことができる。電源の入力部110、調光器140およびLED160は図1に図示された従来のLED照明装置10に含まれたものと同一であるため、説明の重複を避けるために説明を省略する。
LED駆動装置200は整流器120、スタンバイブロック130、時間遅延回路300および調光回路150を含むことができる。整流器120、スタンバイブロック130および調光回路150は図1に図示された従来のLED駆動装置100に含まれたものと同一であるため説明の重複を避けるために説明を省略する。
時間遅延回路300は電源検出部310、時間遅延部340および電源出力部370を含むことができる。
電源検出部310はLED駆動装置200に電源が印加されたかの可否を検出することができる。本発明の一実施例によれば、電源検出部310には整流器120の出力が入力され、電源検出部310は整流器120の出力に基づいて電源が印加されたかの可否を検出することができる。電源検出部310は電源が印加されたと検出されると前記電源の印加を示す電源検出信号を出力することができる。
時間遅延部340はLED駆動電源の入力を受けて、電源検出部310から前記電源検出信号が入力されるとあらかじめ定義された遅延時間だけ前記LED駆動電源の出力を遅延させた後、遅延時間完了信号を出力することができる。
本発明の一実施例に係る時間遅延部340は前記遅延時間を実現するために、RC(resistor−capacitor)回路を利用することができる。すなわち、前記入力されたLED駆動電源によって、キャパシタ(capacitor)が緩衝される時間が前記遅延時間と同じであるように抵抗値とキャパシタンス(capacitance)を調整した回路を利用することができる。
電源出力部370は時間遅延部340から前記遅延時間完了信号が出力されると前記LED駆動電源を出力することができる。電源出力部370は時間遅延部340と連結されていることもでき、時間遅延部340に入力される前記LED駆動電源が時間遅延部340を経て電源出力部370にも連結されていることもできる。したがって、時間遅延部340から出力される遅延時間完了信号が電源出力部370に入力されると、前記LED駆動電源が電源出力部370から出力され得る。
図3は本発明の一実施例に係る、時間遅延回路が図示された図面である。
図3を参照して、本発明の一実施例に係る時間遅延回路300を詳しく説明する。
電源検出部310は検出端320と第1スイッチ(Q1)を含むことができる。
検出端320は電源が印加されたかの可否が分かる信号が入力される端子であり得る。本発明の一実施例によれば、検出端320には整流器120の出力125が入力され得る。
第1スイッチ(Q1)は検出端320に信号が入力されるとターンオン(turn−on)されるスイッチである。第1スイッチ(Q1)は検出端320に信号が入力されないとターンオフ(turn−off)状態を維持する。
例えば、第1スイッチ(Q1)はBJT(Bipolar Junction Transistor)であり得、検出端320の信号が前記BJT(Bipolar Junction Transistor)のベース(base)端子に連結され得る。第1スイッチ(Q1)がFET(Field Effect Transistor)の場合には、検出端320の信号がゲート(gate)端子に連結され得る。これは例示に過ぎず、第1スイッチ(Q1)はこれに限定されない。
第1スイッチ(Q1)がターンオンされると、第1スイッチ(Q1)を通じて電流が流れる。電源検出部310は前記のように第1スイッチ(Q1)がターンオンされたことを示す電源検出信号を出力することができる。例えば、前記電源検出信号は第1スイッチ(Q1)に電流が流れることを示すことができ、これは例示に過ぎず、これに限定されない。
時間遅延部340は電源の入力端350、第1抵抗(R5)、第2抵抗(R6)、第2スイッチ(Q2)およびキャパシタ(C1)を含むことができる。
電源の入力端350はLED駆動電源が入力される端子であり得る。前記LED駆動電源はスタンバイブロック130から出力135された、LED160駆動のための直流電源であり得る。
第1抵抗(R5)は電源の入力端350と第2スイッチ(Q2)に各一端が連結される。
第2スイッチ(Q2)は前記LED駆動電源が印加され、前記電源検出信号が出力されないと、ターンオンされ得る。第2スイッチ(Q2)は前記電源検出信号が出力されるとターンオフされ得る。
第2スイッチ(Q2)と第1スイッチ(Q1)は連結され得る。例えば、第1スイッチ(Q1)と第2スイッチ(Q2)がBJTである場合に、第1スイッチ(Q1)のコレクタ(collector)端子と第2スイッチ(Q2)のベース端子が連結され得、第1スイッチ(Q1)がターンオンされると第2スイッチ(Q2)はターンオフされ得る。
第2抵抗(R6)とキャパシタ(C1)は第2スイッチ(Q2)に並列連結され得る。例えば、第2スイッチ(Q2)がBJTである場合に、第2抵抗(R6)とキャパシタ(C1)は第2スイッチ(Q2)のコレクタ端子とエミッタ(emitter)端子にそれぞれ並列連結され得る。
第2抵抗(R6)とキャパシタ(C1)は第2スイッチ(Q2)に並列連結されることによって、第1抵抗(R5)にそれぞれの一端が連結され得る。
第2スイッチ(Q2)がターンオフされると、前記LED駆動電源による電流は第1抵抗(R5)を経て第2抵抗(R6)とキャパシタ(C1)に流れることができる。前記電流によってキャパシタ(C1)が充電され得る。キャパシタ(C1)が完全充電されると、時間遅延部340は時間遅延完了信号を出力することができる。前記時間遅延完了信号はキャパシタ(C1)の完全充電を表わす信号であり得る。例えば、前記時間遅延完了信号は完全充電されたキャパシタ(C1)の両端電圧を示すことができる。
本発明の一実施例によれば、時間遅延部340はキャパシタ(C1)が完全充電される時まで前記LED駆動電源が出力されることを遅延させることができる。前記遅れる時間はあらかじめ定義された値であり得る。本発明の一実施例によれば、前記あらかじめ定義される遅延時間は、第1抵抗(R5)と第2抵抗(R6)の並列等価抵抗値とキャパシタ(C1)のキャパシタンス(capacitance)値によって決定され得る。
第1抵抗(R5)と第2抵抗(R6)の並列等価抵抗値が
、キャパシタ(C1)のキャパシタンス値がC[μF]、前記入力されたLED駆動電源の電圧値がVin[V]およびキャパシタ(C1)の充電完了時の電圧値がVo[V]である場合に、前記遅延時間t[ms]は数式
によって決定され得る。
、キャパシタ(C1)のキャパシタンス値がC[μF]、前記入力されたLED駆動電源の電圧値がVin[V]およびキャパシタ(C1)の充電完了時の電圧値がVo[V]である場合に、前記遅延時間t[ms]は数式
によって決定され得る。
例えば、第1抵抗(R5)の抵抗値が510[kΩ]、第2抵抗(R6)の抵抗値が470[kΩ]、キャパシタ(C1)のキャパシタンス値が10[μF]、Vinが12[V]であり、Voが2[V]である場合に、遅延時間tは前記数式によって445.9[ms]となり得る。
電源出力部370は第3スイッチ(Q3)、第4スイッチ(Q4)、第5スイッチ(Q5)および電源出力端380を含むことができる。
時間遅延部340の電源の入力端350と電源出力端380は第5スイッチ(Q5)に連結され、第5スイッチ(Q5)のスイッチング動作によって電源の入力端350に入力されたLED駆動電源が電源出力端380から出力され得る。
例えば、第5スイッチ(Q5)がBJTである場合に、電源の入力端350は第5スイッチ(Q5)のコレクタ端子に連結され、電源出力端380は第5スイッチ(Q5)のエミッタ端子に連結され得る。この場合、第5スイッチ(Q5)のベース端子に電流が流れると、第5スイッチ(Q5)がターンオンされ、電源の入力端350に入力されたLED駆動電源が電源出力端380から出力され得る。
第3スイッチ(Q3)は時間遅延部340から前記遅延時間完了信号が出力されるとターンオンされ得る。前記遅延時間完了信号が第3スイッチ(Q3)のスイッチング信号に入力され得る。
例えば、第3スイッチ(Q3)がBJTである場合に、キャパシタ(C1)の一端は第3スイッチ(Q3)のベース端子に連結され得る。キャパシタ(C1)の緩衝電圧は第3スイッチ(Q3)の動作電圧であり得る。キャパシタ(C1)が緩衝されると、第3スイッチ(Q3)のベース端子に電流が流れて第3スイッチ(Q3)がターンオンされ得る。
第3スイッチ(Q3)がターンオンされると、第3スイッチ(Q3)に連結された第4スイッチ(Q4)はターンオフされ得る。第4スイッチ(Q4)がターンオフされると、第4スイッチ(Q4)に連結された第5スイッチ(Q5)がターンオンされ得る。
例えば、第3スイッチ(Q3)、第4スイッチ(Q4)および第5スイッチ(Q5)がBJTである場合に、第3スイッチ(Q3)のコレクタ端子は第4スイッチ(Q4)のベース端子に連結され、第4スイッチ(Q4)のコレクタ端子は第5スイッチ(Q5)のベース端子に連結され得る。この時、第3スイッチ(Q3)がターンオンされると第4スイッチ(Q4)のベース端子には電流が流れないため第4スイッチ(Q4)はターンオフされ、第4スイッチ(Q4)がターンオフされると第5スイッチ(Q5)のベース端子には電流が流れて第5スイッチ(Q5)がターンオンされ得る。
本発明の一実施例によれば、時間遅延部340のキャパシタ(C1)が緩衝されると第3スイッチ(Q3)、第4スイッチ(Q4)および第5スイッチ(Q5)が連鎖的にそれぞれターンオン、ターンオフおよびターンオンされ、これに伴い、第5スイッチ(Q5)のターンオンによってLED駆動電源が時間遅延回路300から出力され得る。したがって、キャパシタ(C1)が緩衝されるのに所要される時間が遅延時間となり得、前記遅延時間だけLED駆動電源が遅れて出力され得る。
図4は本発明の一実施例に係る、時間遅延回路で電源が検出されたことを説明するための図面で、図5は本発明の一実施例に係る、時間遅延回路で遅延時間が発生することを説明するための図面であり、図6は本発明の一実施例に係る、時間遅延回路で遅延時間の後で電源が出力されることを説明するための図面である。
図4〜図6を参照して、本発明の一実施例に係る時間遅延回路300の動作を詳しく説明する。
まず、図4を参照する。検出端320に電源の入力が検出されると、検出端320から第1スイッチ(Q1)のスイッチング端子に検出電流410が流れて第1スイッチ(Q1)がターンオンされる。
例えば、第1スイッチ(Q1)がBJTである場合、前記スイッチング端子はベース端子であり得、検出電流410によって第1スイッチ(Q1)がターンオンされ得る。
さらに他の例を挙げると、第1スイッチ(Q1)がFETである場合、前記スイッチング端子はゲート端子であり得、検出端320に電源の入力が検出されると前記ゲート端子に電圧が印加されて第1スイッチ(Q1)がターンオンされ得る。
第1スイッチ(Q1)がターンオンされると、第1スイッチ(Q1)がターンオンされたことを示す電源検出信号が出力され、前記電源検出信号によって第2スイッチ(Q2)がターンオフされる。
例えば、図4のような回路で前記電源検出信号は、第1スイッチ(Q1)に電流が流れることによって第2スイッチ(Q2)のスイッチング端子に電流が流れないことまたは前記スイッチング端子に電圧が印加されないことを表わし得る。
次に図5を参照する。電源の入力端350にLED駆動電源が入力されると、第2スイッチ(Q2)がターンオフされた状態であるので、電源の入力端350から充電電流420が第1抵抗(R5)を経てキャパシタ(C1)と第2抵抗(R6)に流れる。
キャパシタ(C1)が緩衝される前には第3スイッチ(Q3)はターンオフ状態であるため、電源の入力端350に入力された前記LED駆動電源に充電電流420と他の電流430が第4スイッチ(Q4)のスイッチング端子側に流れる。この時、電流430によって第4スイッチ(Q4)はターンオン状態となり、第4スイッチ(Q4)がターンオンであると第5スイッチ(Q5)はターンオフとなる。第5スイッチ(Q5)がターンオフであるため前記LED駆動電源による電流は電源出力端380から出力することができない。
次に図6を参照する。キャパシタ(C1)が前記遅延時間以後に緩衝されると、第3スイッチ(Q3)はターンオンされる。第3スイッチ(Q3)がターンオンされるとLED駆動電源による電流440は電源の入力端350から第3スイッチ(Q3)に流れる。第3スイッチ(Q3)がターンオンされると電流430は第4スイッチ(Q4)のスイッチング端子に流れなくなり第4スイッチ(Q4)はターンオフされる。第4スイッチ(Q4)がターンオフされると電流450が抵抗(R9)を経て第5スイッチ(Q5)のスイッチング端子に流れ、これに伴い、第5スイッチ(Q5)がターンオンされる。
第5スイッチ(Q5)がターンオンされるとLED駆動電源による駆動電流450は電源の入力端350から第5スイッチ(Q5)を経て電源出力端380に出力される。
図4〜図6を参照すれば、本発明の一実施例に係る時間遅延回路300は電源の入力の検出で動作を始め、LED駆動電源が入力されると前記LED駆動電源によってRC充電に所要される時間だけ遅れた時間の後で前記LED駆動電源が出力されるようにする。
図7は本発明の他の実施例に係る、時間遅延回路が図示された図面である。
図7は本発明の他の実施例に係る時間遅延回路500が図示された回路図である。
図7を参照すれば、時間遅延回路500は電源検出部510、時間遅延部520および電源出力部570を含むことができる。電源検出部510、時間遅延部520および電源出力部570は本発明の一実施例に係る電源検出部310、時間遅延部340および電源出力部370にそれぞれ対応する。
図3を再び参照すれば、本発明の一実施例に係る電源検出部310、時間遅延部340および電源出力部370に含まれたスイッチ(Q1、Q2、Q3、Q4、Q5)は例示的にBJTを含んでいた。図7を参照すれば、本発明の他の実施例に係る電源検出部510、時間遅延部520および電源出力部570に含まれたスイッチ(Q100、Q101、Q102、Q103)はFETを含む。BJTは電流によってスイッチングされるが、FETは電圧によってスイッチングされるという点で差があり得る。しかし、スイッチングのトリガー(trigger)だけが違って、スイッチング機能は同一であり得る。
本発明の他の実施例に係る電源検出部510、時間遅延部520および電源出力部570は本発明の一実施例に係る電源検出部310、時間遅延部340および電源出力部370と同一に機能を遂行することができる。
したがって、説明の重複を避けるために、時間遅延回路500に含まれた電源検出部510、時間遅延部520および電源出力部570に対する詳しい説明は省略する。
図8は本発明の一実施例に係る、時間遅延方法を示したフローチャートである。
時間遅延回路が具備されたLED駆動装置に交流電源が入力される(S100)。
前記時間遅延回路は電源が入力されたかの可否を検出する(S110)。前記時間遅延回路は前記交流電源の入力を直接検出することもでき、前記交流電源が整流された直流電源を検出することもできる。
前記時間遅延回路は電源の入力が検出されると、第1スイッチがターンオンされ、これに伴い、第2スイッチがターンオフされる(S120)。前記時間遅延回路は前記第1スイッチがターンオンされると電源検出信号を出力することができ、前記出力された電源検出信号によって前記第2スイッチがターンオフされ得る。
前記時間遅延回路はLED駆動のためのLED駆動電源の入力を受ける(S140)。
前記時間遅延回路は前記LED駆動電源によってキャパシタを充電させる(S140)。前記キャパシタはあらかじめ定義された遅延時間の間、充電されて緩衝され得る。
前記時間遅延回路は前記キャパシタが緩衝されると、時間遅延完了信号を出力し、前記時間遅延完了信号によって第3スイッチをターンオンさせる(S150)。
前記時間遅延回路は前記第3スイッチのターンオンによって連鎖的に第4スイッチがターンオフされ、これに伴い、第5スイッチがターンオンされる(S160)。
前記時間遅延回路は前記第5スイッチのターンオンによって前記入力されたLED駆動電源を出力する(S170)。
以上、添付された図面を参照して本発明の実施例を説明したが、本発明が属する技術分野で通常の知識を有した者は本発明がその技術的思想や必須の特徴を変更することなく他の具体的な形態で実施できることが理解できるはずである。したがって、前述した実施例はすべての面において例示的なものであり、限定的ではないものと理解されるべきである。
10、20:LED照明装置
100、200:LED駆動装置
300、500:時間遅延回路
100、200:LED駆動装置
300、500:時間遅延回路
Claims (11)
- 交流電源が印加されるかの可否を検出して前記交流電源が印加された場合、電源検出信号を出力する電源検出部;
LED(light emitting diode)駆動電源の入力を受けて、前記電源検出部から前記電源検出信号が出力されると、あらかじめ定義された遅延時間だけ前記入力されたLED駆動電源の出力を遅延させた後、遅延時間完了信号を出力する時間遅延部;および
前記時間遅延部から出力された遅延時間完了信号が入力されると前記遅れて出力されたLED駆動電源を出力する電源出力部を含む、時間遅延回路。 - 前記電源検出部は、
前記交流電源が印加されるとターンオン(turn−on)される第1スイッチを含み、
前記電源検出信号は、
前記第1スイッチがターンオンされたことを示す、請求項1に記載の時間遅延回路。 - 前記第1スイッチは、
BJT(Bipolar Junction Transistors)を含み、
前記交流電源は前記BJTのベース(base)端子に印加され、
前記電源検出信号は、
前記BJTのターンオンによって前記BJTのコレクタ(collector)端子に電流が流入されることを示す、請求項2に記載の時間遅延回路。 - 前記時間遅延部は、
前記LED駆動電源が入力される電源の入力端に一端が直列に連結された第1抵抗;
前記第1抵抗の他端に連結されて前記電源検出信号が出力されないと前記LED駆動電源によってターンオンされ、前記電源検出信号が出力されるとターンオフされる第2スイッチ;および
前記第2スイッチに並列連結された第2抵抗およびキャパシタ(capacitor)を含み、
前記遅延時間は前記キャパシタが前記LED駆動電源によって充電完了される時間によって決定される、請求項1に記載の時間遅延回路。 - 前記第2スイッチは、
BJTを含み、
前記第1抵抗の両端は、前記電源の入力端と前記BJTのコレクタ端にそれぞれ連結され、
前記電源検出部から前記電源検出信号が出力されないと、
前記BJTのベース端子には前記電源の入力端に入力される電流が印加されて前記第2スイッチがターンオンされ、
前記電源検出部から前記電源検出信号が出力されると、
前記BJTのベース端子には前記電源の入力端に入力される電流が印加されないため前記第2スイッチがターンオフされる、請求項4に記載の時間遅延回路。 - 前記遅延時間完了信号は
前記キャパシタが緩衝された時に前記両端の電圧を示す、請求項4に記載の時間遅延回路。 - 前記電源出力部は、
前記遅延時間完了信号によってターンオンされる第3スイッチ;
前記第3スイッチがターンオンされるとターンオフ(turn−off)される第4スイッチ;
前記第4スイッチがターンオフされるとターンオンされる第5スイッチ;および
前記第5スイッチがターンオンされると前記遅れて出力されたLED駆動電源が出力される電源出力端を含む、請求項1に記載の時間遅延回路。 - 前記第3スイッチは、
ベース端子には前記遅延時間完了信号が印加されるBJTを含み、
前記第4スイッチは、
ベース端子には前記第3スイッチのコレクタ端子が連結されるBJTを含み、
前記第5スイッチは、
コレクト端子には前記LED駆動電源が連結され、ベース端子には前記第4スイッチのコレクタ端子が連結され、エミッタ(emitter)端子には前記電源出力端が連結されるBJTを含む、請求項8に記載の時間遅延回路。 - 前記遅延時間完了信号が前記第3スイッチのベース端子に印加されると前記第3スイッチはターンオンされ、
前記第3スイッチのターンオンによって前記第4スイッチのベース端子に電流が入力されないため前記第4スイッチはターンオフされ、
前記第4スイッチのターンオフにより、前記第5スイッチのベース端子に前記LED駆動電源による電流が入力されて前記第5スイッチがターンオンされる、請求項9に記載の時間遅延回路。 - 請求項1〜請求項10のいずれか一項に記載された時間遅延回路を含むLED駆動装置において、
交流電源が入力される電源の入力部;
前記入力された交流電源が整流される整流部;
前記整流された交流電源に基づいてLED駆動電源を前記時間遅延回路に出力するスタンバイ回路部;および
調光器から調光信号と前記時間遅延回路からあらかじめ定められた遅延時間だけ遅れて出力された前記LED駆動電源の入力を受け、前記調光信号にしたがって前記LED駆動電源を変形してLEDに電源として提供する調光回路;を含むものの、
前記LED駆動電源は前記調光信号より前記遅延時間だけ遅く前記調光回路に入力される、LED駆動装置。
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