JP2017122312A - 成形化粧打込み型枠を用いた板壁 - Google Patents

成形化粧打込み型枠を用いた板壁 Download PDF

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Masayasu Mifuji
美藤町子
Machiko Mifuji
北村知世
Tomoyo Kitamura
横畑直世
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Abstract

【課題】鉄筋を必要としない成形化粧打込み型枠を用いた板壁を提供する。【解決手段】構築物を形成する化粧打込み型枠材の連結部両側面に、溝と複数の連結孔を設けて成る化粧打込み型枠に、複数の欠き込みを設けて成る欠き込み化粧打込み型枠を2枚用いて間隔を開けて並置し、欠き込み化粧打込み型枠の連結部両側面に設けた連結孔に、複数の鎹金物を挿入打込み固定して成る欠き込み成形化粧打込み型枠11、欠き込み付成形化粧打込み型枠11の下側の溝を設置面に据え置きした腐食防止板材8に挿入して成る、基礎部分の欠き込み成形化粧打込み型枠11の上側の溝に接続板を挿入しつつ連結孔から、接続ビスで連結締付固定して成る連結した欠き込み成形化粧打込み型枠組躯体18の上にスラブの化粧打込み型枠21で型枠組をして成る躯体内へコンクリート19を打設凝固によって構築物を形成する成形化粧打込み型枠を用いた板壁。【選択図】図1

Description

本発明は、塀や小規模構築物を形成する成形化粧打込み型枠を用いた板壁に関する。
従来、塀などの構築物はコンクリート製ブロックの組積塀やフェンス塀が多く構築されている。他方、小規模構築物は鋼板製プレハブが普及している。また、古民家などの塀には瓦葺きの木の塀や土塀が構築され、古い住宅には貴重品を収納する土蔵造りなどの蔵が構築されていた。
特にフェンスの塀を除いて、コンクリート製ブロックの組積塀や瓦葺きの木の塀は、地震などの災害に弱く避難道路への倒壊が危惧されている。
また、ミニハウスなどの小規模構築物は鋼板で構築されたものが多く、強風などで倒壊しているのが現状である。他方、鋼板で造られた構築物は断熱処理に苦慮しているのが現状である。
災害が多発する我国に於いて、これらの塀や小規模構築物は自然災害に無防備である。
特許第5315498号
無し
従来のコンクリート製ブロックの組積塀や古民家などに設ける瓦葺きの木の塀などの構築物には次の問題があった。
□コンクリート製ブロックの組積塀は荷重が重く高い塀を構築する場合には控壁を設ける必要があった。また、古民家などに設ける瓦葺きの木の塀についても同様である。
□コンクリート製ブロックの組積塀はブロックの荷重が重く運搬コストが高くつく欠点と組積する手間賃が高くつく欠点があった。
また、従来のミニハウスなどの構築物は鋼板で構築されたものが多く、強風などで倒壊する欠点があった。他方、火災や自然災害に弱く貴重品の保管庫として利用することができないなどの欠点があった。特に、従来のミニハウスは断熱処理に問題があった。
本発明は、上記の課題に鑑みて、構築物を形成する化粧打込み型枠材を用いて、様々な成形化粧打込み型枠を連結組固定して、様々な構築物を形成する化粧打込み型枠を用いた板壁を提供するものである。
この発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、構築物を形成する化粧打込み型枠材の連結部両側面に、溝と複数の連結孔を設けて成る化粧打込み型枠に、複数の欠き込みを設けて成る欠き込み化粧打込み型枠を2枚用いて間隔を開けて並置し、欠き込み化粧打込み型枠の連結部両側面に設けた連結孔に、複数の鎹金物を挿入打込み固定して成る欠き込み成形化粧打込み型枠、該欠き込み成形化粧打込み型枠の下側の溝を設置面に据え置きした腐食防止板材に挿入して成る、基礎部分の欠き込み成形化粧打込み型枠の上側の溝に接続板を挿入しつつ連結孔から、接続ビスで連結締付固定して成る連結した欠き込み成形化粧打込み型枠組躯体の上にスラブの化粧打込み型枠で型枠組をして成る躯体内へコンクリートを打設して、該コンクリートの凝固によって構築物を形成することを特徴とする成形化粧打込み型枠を用いた板壁(請求項1)を提供する。
前記、構築物を形成する化粧打込み型枠材の連結部両側面に、溝と複数の連結孔を設けて成る化粧打込み型枠、該化粧打込み型枠を断熱材に複数の貫通孔を開けて成る有孔断熱材を挟んで並置し、化粧打込み型枠の連結部両側面に設けた連結孔に、複数の鎹金物を挿入打込み固定して成る有孔断熱成形化粧打込み型枠、該有孔断熱成形化粧打込み型枠を接続板と接続ビスを用いて連結締付固定して、連結した有孔断熱成形化粧打込み型枠組躯体を形成することを特徴とする請求項1に記載の成形化粧打込み型枠を用いた板壁(請求項2)を提供する。
前記、構築物を形成する化粧打込み型枠材の連結部両側面に、溝と複数の連結孔を設けて成る化粧打込み型枠、該化粧打込み型枠を2枚用いて間隔を開けて並置し、化粧打込み型枠の連結部両側面に設けた連結孔に、複数の鎹金物を挿入打込み固定して成る成形化粧打込み型枠、該成形化粧打込み型枠を接続板と接続ビスを用いて連結締付固定して、連結した成形化粧打込み型枠組躯体を形成することを特徴とする請求項1叉は2に記載の成形化粧打込み型枠を用いた板壁(請求項3)を提供する。
前記、請求項2に記載している有孔断熱成形化粧打込み型枠の寸法や断熱材の材料厚を変更して、強度や使用目的に対応させることを特徴とする請求項1〜3に記載の成形化粧打込み型枠を用いた板壁(請求項4)を提供する。
本発明の特筆すべき大きな効果を列挙する。
イ)貴重品が収納できる成形化粧打込み型枠を用いた各種コンクリート構築物。
ロ)迅速且つ安価で強固に構築できる成形化粧打込み型枠を用いた各種構築物。
ハ)迅速且つ強固に構築できる成形化粧打込み型枠を用いたコンクリート板塀。
二)コンクリート板塀は成形化粧打込み型枠の強度によって鉄筋量の大幅削減。
ホ)板壁が熱を吸収する地球温暖化防止の地球環境に優しいコンクリート板壁。
へ)化粧打込み型枠に間隔を開けることで設備配管など多目的に利用ができる。
以上で説明したように、請求項1に係る発明によれば、構築物を形成する化粧打込み型枠材の連結部両側面に、溝と複数の連結孔を設けて成る化粧打込み型枠に、複数の欠き込みを設けて成る欠き込み化粧打込み型枠を2枚用いて間隔を開けて並置し、欠き込み化粧打込み型枠の連結部両側面に設けた連結孔に、複数の鎹金物を挿入打込み固定して成る欠き込み成形化粧打込み型枠、該欠き込み成形化粧打込み型枠の下側の溝を設置面に据え置きした腐食防止板材に挿入して成る、基礎部分の欠き込み成形化粧打込み型枠の上側の溝に接続板を挿入しつつ連結孔から、接続ビスで連結締付固定して成る連結した欠き込み成形化粧打込み型枠組躯体の上にスラブの化粧打込み型枠で型枠組をして成る躯体内へコンクリートを打設して、該コンクリートの凝固によって構築物を形成することで、災害に強い強固なコンクリート構築物が多能工でも迅速且つ安価で容易に構築できる大きな効果が得られる。
請求項2に係る発明によれば、前記、構築物を形成する化粧打込み型枠材の連結部両側面に、溝と複数の連結孔を設けて成る化粧打込み型枠、該化粧打込み型枠を断熱材に複数の貫通孔を開けて成る有孔断熱材を挟んで並置し、化粧打込み型枠の連結部両側面に設けた連結孔に、複数の鎹金物を挿入打込み固定して成る有孔断熱成形化粧打込み型枠、該有孔断熱成形化粧打込み型枠を接続板と接続ビスを用いて連結締付固定して、連結した有孔断熱成形化粧打込み型枠組躯体を形成することで、寒さや暑さに対応ができる小規模構築物が多能工でも迅速且つ安価で容易に構築できる大きな効果が得られる。
請求項3に係る発明によれば、前記、構築物を形成する化粧打込み型枠材の連結部両側面に、溝と複数の連結孔を設けて成る化粧打込み型枠、該化粧打込み型枠を2枚用いて間隔を開けて並置し、化粧打込み型枠の連結部両側面に設けた連結孔に、複数の鎹金物を挿入打込み固定して成る成形化粧打込み型枠、該成形化粧打込み型枠を接続板と接続ビスを用いて連結締付固定して、連結した成形化粧打込み型枠組躯体を形成することで、多能工でも迅速且つ安価に小規模構築物や板塀が構築できる大きな効果が得られる。
請求項4に係る発明によれば、前記、請求項2に記載している有孔断熱成形化粧打込み型枠の寸法や断熱材の材料厚を変更して、強度や使用目的に対応させることで、多能工でも迅速且つ安価に多種多様な構築物が構築できる大きな効果が得られる。他方、有孔断熱材の厚さを変えることによって多種多様な構築物が容易に構築できる効果は大きい。
以下に、本発明の実施形態は添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明に係る成形化粧打込み型枠を用いたコンクリート板壁の矩計断面図。図2は、40mm厚の有孔断熱成形化粧打込み型枠と100mm厚の有孔断熱成形化粧打込み型枠を用いた板壁の矩計断面図。図3は、図1の脚部を拡大した斜視図。図4は、図2の脚部を拡大した斜視図。図5は、コンクリート基礎の上に構築したコンクリート板塀の脚部を拡大した斜視図。図6は、成形化粧打込み型枠の平面図。図7は、欠き込み付成形化粧打込み型枠の平面図。コンクリート板塀を拡大した側面図。図8は、40mm厚の有孔断熱成形化粧打込み型枠の平面図。図9は、100mm厚の有孔断熱成形化粧打込み型枠の平面図。図10は、笠木を鋼板・木製笠木とするコンクリート板塀の断面図。図11は、図10の側面図。図12は、笠木を瓦笠木とするコンクリート板塀の断面図。図13は、図12の側面図。図14は、笠木を鋼板葺き笠木とするコンクリート板塀の断面図。図15は、図14の側面図。図16は、笠木を瓦葺き笠木とするコンクリート板塀の断面図。図17は、図16の側面図である。
本発明の実施形態を図面で説明すれば、図1は、構築物を形成する化粧打込み型枠材1の連結部両側面に、溝2と複数の連結孔3を設けて成る化粧打込み型枠5に、複数の欠き込み4を設けて成る欠き込み化粧打込み型枠6を2枚用いて間隔を開けて並置し、欠き込み化粧打込み型枠6の連結部両側面に設けた連結孔3に、複数の鎹金物7を挿入打込み固定して成る欠き込み成形化粧打込み型枠11、該欠き込み成形化粧打込み型枠11の下側の溝2を設置面に据え置きした腐食防止板材8に挿入して成る、基礎部分の欠き込み成形化粧打込み型枠11の上側の溝2に接続板14を挿入しつつ連結孔3から、接続ビス15で連結締付固定して成る連結した欠き込み成形化粧打込み型枠組躯体18の上にスラブの化粧打込み型枠21で型枠組をして成る躯体内へコンクリート19を打設して、該コンクリート19の凝固によって構築物を構築する。本発明に係る成形化粧打込み型枠を用いたコンクリート板壁の矩計断面図である。
図2は、構築物を形成する化粧打込み型枠材1の連結部両側面に、溝2と複数の連結孔3を設けて成る化粧打込み型枠5、該化粧打込み型枠5を断熱材24に複数の貫通孔を開けて成る有孔断熱材25を挟んで並置し、化粧打込み型枠5の連結部両側面に設けた連結孔3に、複数の鎹金物7を挿入打込み固定して成る有孔断熱成形化粧打込み型枠10、該有孔断熱成形化粧打込み型枠10を接続板14と接続ビス15を用いて連結締付固定して、連結した有孔断熱成形化粧打込み型枠組躯体17を形成する。40mm厚の有孔断熱成形化粧打込み型枠と100mm厚の有孔断熱成形化粧打込み型枠を用いた板壁の矩計断面図である。
図3は、図1の脚部を拡大した斜視図である。
図4は、図2の脚部を拡大した斜視図である。
図5は、コンクリート基礎の上に構築したコンクリート板塀の脚部を拡大した斜視図である。
図6は、構築物を形成する化粧打込み型枠材1の連結部両側面に、溝2と複数の連結孔3を設けて成る化粧打込み型枠5、該化粧打込み型枠5を2枚用いて間隔を開けて並置し、化粧打込み型枠5の連結部両側面に設けた連結孔3に、複数の鎹金物7を挿入打込み固定して成る成形化粧打込み型枠9の平面図である。
図7は、構築物を形成する化粧打込み型枠材1の連結部両側面に、溝2と複数の連結孔3を設けて成る化粧打込み型枠5に、複数の欠き込み4を設けて成る欠き込み化粧打込み型枠6を2枚用いて間隔を開けて並置し、欠き込み化粧打込み型枠6の連結部両側面に設けた連結孔3に、複数の鎹金物7を挿入打込み固定して成る欠き込み成形化粧打込み型枠11の平面図である。
図8は、構築物を形成する化粧打込み型枠材1の連結部両側面に、溝2と複数の連結孔3を設けて成る化粧打込み型枠5、該化粧打込み型枠5を40mm厚の断熱材24に複数の貫通孔を開けて成る有孔断熱材25を挟んで並置し、化粧打込み型枠5の連結部両側面に設けた連結孔3に、複数の鎹金物7を挿入打込み固定して成る40mm厚の有孔断熱成形化粧打込み型枠の平面図である。
図9は、構築物を形成する化粧打込み型枠材1の連結部両側面に、溝2と複数の連結孔3を設けて成る化粧打込み型枠5、該化粧打込み型枠5を100mm厚の断熱材24に複数の貫通孔を開けて成る有孔断熱材25を挟んで並置し、化粧打込み型枠5の連結部両側面に設けた連結孔3に、複数の鎹金物7を挿入打込み固定して成る100mm厚の有孔断熱成形化粧打込み型枠の平面図である。
図10は、構築物を形成する化粧打込み型枠材1の連結部両側面に、溝2と複数の連結孔3を設けて成る化粧打込み型枠5に、複数の欠き込み4を設けて成る欠き込み化粧打込み型枠6を2枚用いて40mmの間隔を開けて並置し、欠き込み化粧打込み型枠5の連結部両側面に設けた連結孔3に、複数の鎹金物7を挿入打込み固定して成る欠き込み成形化粧打込み型枠11、該欠き込み成形化粧打込み型枠11の下側の溝をコンクリート基礎13の上に据え置きした腐食防止板材8に挿入して成る、基礎部分の欠き込み成形化粧打込み型枠11の上側の溝に接続板14を挿入しつつ接続ビス15を用いて、3段の欠き込み成形化粧打込み型枠11を連結固定して成る連結した欠き込み成形化粧打込み型枠組躯体18にコンクリート19を打設して、成形化粧打込み型枠9を接続板14と接続ビス15を用いて8段連結して成る連結した成形化粧打込み型枠躯体16を構成して、その上に鋼板・木製笠木を取付けた笠木を鋼板・木製笠木とするコンクリート板塀の断面図である。
図11は、図10の側面図である。
図12は、構築物を形成する化粧打込み型枠材1の連結部両側面に、溝2と複数の連結孔3を設けて成る化粧打込み型枠5に、複数の欠き込み4を設けて成る欠き込み化粧打込み型枠6を2枚用いて40mmの間隔を開けて並置し、欠き込み化粧打込み型枠5の連結部両側面に設けた連結孔3に、複数の鎹金物7を挿入打込み固定して成る欠き込み成形化粧打込み型枠11、該欠き込み成形化粧打込み型枠11の下側の溝をコンクリート基礎13の上に据え置きした腐食防止板材8に挿入して成る、基礎部分の欠き込み成形化粧打込み型枠11の上側の溝に接続板14を挿入しつつ接続ビス15を用いて、3段の欠き込み成形化粧打込み型枠11を連結固定して成る連結した欠き込み成形化粧打込み型枠組躯体18にコンクリート19を打設して、成形化粧打込み型枠9を接続板14と接続ビス15を用いて8段連結して成る連結した成形化粧打込み型枠躯体16を構成して、その上に瓦笠木を取付けた笠木を瓦笠木とするコンクリート板塀の断面図である。
図13は、図12の側面図である。
図14は、構築物を形成する化粧打込み型枠材1の連結部両側面に、溝2と複数の連結孔3を設けて成る化粧打込み型枠5に、複数の欠き込み4を設けて成る欠き込み化粧打込み型枠6を2枚用いて40mmの間隔を開けて並置し、欠き込み化粧打込み型枠5の連結部両側面に設けた連結孔3に、複数の鎹金物7を挿入打込み固定して成る欠き込み成形化粧打込み型枠11、該欠き込み成形化粧打込み型枠11の下側の溝をコンクリート基礎13の上に据え置きした腐食防止板材8に挿入して成る、基礎部分の欠き込み成形化粧打込み型枠11の上側の溝に接続板14を挿入しつつ接続ビス15を用いて、3段の欠き込み成形化粧打込み型枠11を連結固定して成る連結した欠き込み成形化粧打込み型枠組躯体18にコンクリート19を打設して、成形化粧打込み型枠9を接続板14と接続ビス15を用いて11段連結して成る連結した成形化粧打込み型枠躯体16を構成して、その上に鋼板葺き笠木を取付けた笠木を鋼板葺き笠木とするコンクリート板塀の断面図である。
図15は、図14の側面図である。
図16は、構築物を形成する化粧打込み型枠材1の連結部両側面に、溝2と複数の連結孔3を設けて成る化粧打込み型枠5に、複数の欠き込み4を設けて成る欠き込み化粧打込み型枠6を2枚用いて40mmの間隔を開けて並置し、欠き込み化粧打込み型枠5の連結部両側面に設けた連結孔3に、複数の鎹金物7を挿入打込み固定して成る欠き込み成形化粧打込み型枠11、該欠き込み成形化粧打込み型枠11の下側の溝をコンクリート基礎13の上に据え置きした腐食防止板材8に挿入して成る、基礎部分の欠き込み成形化粧打込み型枠11の上側の溝に接続板14を挿入しつつ接続ビス15を用いて、3段の欠き込み成形化粧打込み型枠11を連結固定して成る連結した欠き込み成形化粧打込み型枠組躯体18にコンクリート19を打設して、成形化粧打込み型枠9を接続板14と接続ビス15を用いて11段連結して成る連結した成形化粧打込み型枠躯体16を構成して、その上に笠木を瓦葺き笠木を取付けた笠木を瓦葺き笠木とするコンクリート板塀の断面図である。
図17は、図16の側面図である。
以上、図面について説明したが、本発明は、従来のように高度な技能を必要とすることなく多能工でも迅速且つ安全で容易に、小規模なコンクリート構築物やコンクリート板塀が構築できることを目的としたものである。
さらに、本発明で使用する成形化粧打込み型枠6は間伐材が使用できることから、山村林業の活性化に貢献ができる。
図1を参照に、構築物を形成する30mm×105mm×1,500mmの化粧打込み型枠材1の連結部両側面に、4mm巾の溝2と複数の4mmφの連結孔3を設けて成る化粧打込み型枠5に、複数の10mm×90mmの欠き込み4を設けて成る欠き込み化粧打込み型枠6を2枚用いて40mmの間隔を開けて並置し、欠き込み化粧打込み型枠6の連結部両側面に設けた連結孔3に、複数の鎹金物7を挿入打込み固定して成る欠き込み成形化粧打込み型枠11、該欠き込み成形化粧打込み型枠11の下側の溝2を設置面に据え置きした、板厚4mmの2枚の薄板で成形した腐食防止板材8に挿入して成る、基礎部分の欠き込み成形化粧打込み型枠11の上側の溝2に接続板14を挿入しつつ連結孔3から、接続ビス15で連結締付固定して成る連結した欠き込み成形化粧打込み型枠組躯体18の上にスラブの化粧打込み型枠21で型枠組をして成る躯体内へコンクリート19を打設して、該コンクリート19の凝固によって構築物を構築する。この構築工法によって高度な技能を必要とすることなく、多能工が迅速且つ容易に災害に強い、大小様々な小規模構築物が構築できる。小規模構築物の場合、欠き込み成形化粧打込み型枠11やスラブ化粧打込み型枠21が鉄筋12の役割を果たすことから、スラブの場合のみ金網31を敷設する程度でスラブの強度が得られる。他方、欠き込み成形化粧打込み型枠11の長さは1,500mmを定寸とすることで作業性が良くなる。土間コンクリートを必要とする場合は躯体コンクリートと同時打設は可能であるとともに木製の床組も可能である。
図2を参照に、構築物を形成する30mm×105mm×1,500mmの化粧打込み型枠材1の連結部両側面に、4mm巾の溝2と複数の4mmφの連結孔3を設けて成る化粧打込み型枠5、該化粧打込み型枠5を40mm厚の断熱材24に複数の貫通孔を開けて成る有孔断熱材25を挟んで並置し、化粧打込み型枠5の連結部両側面に設けた連結孔3に、複数の鎹金物7を挿入打込み固定して成る有孔断熱成形化粧打込み型枠10、該有孔断熱成形化粧打込み型枠10を接続板14と接続ビス15を用いて連結締付固定して、連結した有孔断熱成形化粧打込み型枠組躯体17を形成する。その上に100mm厚の有孔断熱成形化粧打込み型枠を用いて、スラブを構成して構築物を構築する。この構築工法によって高度な技能を必要とすることなく、多能工が迅速且つ容易に災害に強い、大小様々な小規模構築物が構築できる。他方、有孔断熱成形化粧打込み型枠10の長さは1,500mmを定寸とすることで作業性が良くなる。また、腐食防止板材8と欠き込み付成形化粧打込み型枠10の2段までコンクリート19を打設して強固な基礎とする。土間コンクリートを必要とする場合は躯体コンクリートと同時打設は可能であるとともに木製の床組も可能である。
成形化粧打込み型枠を用いて造る板塀について説明をすれば、構築物を形成する30mm×105mm×1,500mmの化粧打込み型枠材1の連結部両側面に、4mm巾の溝2と複数の4mmφの連結孔3を設けて成る化粧打込み型枠5に、複数の10mm×90mmの欠き込み4を設けて成る欠き込み化粧打込み型枠6を2枚用いて40mmの間隔を開けて並置し、欠き込み化粧打込み型枠5の連結部両側面に設けた連結孔3に、複数の鎹金物7を挿入打込み固定して成る欠き込み成形化粧打込み型枠11、該欠き込み成形化粧打込み型枠11の下側の溝をコンクリート基礎13の上に据え置きした、板厚4mmの腐食防止板材8に挿入して成る、基礎部分の欠き込み成形化粧打込み型枠11の上側の溝に接続板14を挿入しつつ接続ビス15を用いて、3段の欠き込み成形化粧打込み型枠11を連結固定して成る連結した欠き込み成形化粧打込み型枠組躯体18にコンクリート19を打設して、成形化粧打込み型枠9を接続板14と接続ビス15を用いて8段連結して成る連結した成形化粧打込み型枠躯体16を構成して、その上に鋼板・木製笠木・瓦笠木・鋼板葺き笠木・瓦葺き笠木等の笠木を取付けることで様々な板塀が構築できる。この構築工法によって高度な技能を必要とすることなく、多能工が迅速且つ低価格な様々なコンクリート板塀が構築できる。他方、欠き込み付成形化粧打込み型枠10の長さは1,500mmを定寸とすることで作業性が良くなる。
なお、この発明において、実施例や図面に示した寸法や各部材は、一例を示したものであり、同様の機能を果たす公知の他の寸法部材に置き換えることは可能である。例えば化粧打込み型枠の寸法や板厚などは自由に設定できる。また、断熱材の厚さや貫通孔の形状や大きさも自由に設定ができる。さらに、腐食防止板材や接続板についても金属板・複合板等々強度が得られるものであれば発明を支障なく実施することができる。
現在、地球温暖化が議論され、我国に於いてもCLT等木材の消費拡大は国家プロジェクトとして始動している。他方、金属板のプレハブやコンクリート製ブロック塀は自然災害に無防備である。本発明の成形化粧打込み型枠は木材を主体たもので、木材の消費拡大や地球温暖化防止に貢献ができる。さらに、木材とコンクリートをハイブリッドさせた小規模構築物や災害に強いコンクリート板塀は災害避難道路に倒壊しない構築物として防災に大きく貢献できる。
本発明に係る成形化粧打込み型枠を用いたコンクリート板壁の矩計断面図。 40mm厚の有孔断熱成形化粧打込み型枠と100mm厚の有孔断熱成形化粧打込み型枠を用いた板壁の矩計断面図。 図1の脚部を拡大した斜視図。 図2の脚部を拡大した斜視図。 コンクリート基礎の上に構築したコンクリート板塀の脚部を拡大した斜視図。 成形化粧打込み型枠の平面図。 欠き込み付成形化粧打込み型枠の平面図。 40mm厚の有孔断熱成形化粧打込み型枠の平面図 100mm厚の有孔断熱成形化粧打込み型枠の平面図 笠木を鋼板・木製笠木とするコンクリート板塀の断面図。 図10の側面図。 笠木を瓦笠木とするコンクリート板塀の断面図。 図12の側面図。 笠木を鋼板葺き笠木とするコンクリート板塀の断面図。 図14の側面図。 笠木を瓦葺き笠木とするコンクリート板塀の断面図。 図16の側面図
・ 化粧打込み型枠材
・ 溝
・ 連結孔
・ 欠き込み
・ 化粧打込み型枠
・ 欠き込み付化粧打込み型枠
・ 鎹金物
・ 腐食防止板材
・ 成形化粧打込み型枠
・ 有孔断熱成形化粧打込み型枠
・ 欠き込み成形化粧打込み型枠
・ 鉄筋
・ コンクリート基礎
・ 接続板
・ 接続ビス
・ 連結した成形化粧打込み型枠躯体
・ 連結した有孔断熱成形化粧打込み型枠躯体
・ 連結した欠き込み成形化粧打込み型枠躯体
・ コンクリート
・ 樋受
・ スラブの化粧打込み型枠
・ コンクリートスラブ
・ 木製スラブ
・ 断熱材
・ 有孔断熱材
・ 軒樋
・ 鋼板・木製笠木
・ 瓦笠木
・ 鋼板葺き笠木
・ 瓦葺き笠木
・ 金網

Claims (4)

  1. 構築物を形成する化粧打込み型枠材の連結部両側面に、溝と複数の連結孔を設けて成る化粧打込み型枠に、複数の欠き込みを設けて成る欠き込み化粧打込み型枠を2枚用いて間隔を開けて並置し、欠き込み化粧打込み型枠の連結部両側面に設けた連結孔に、複数の鎹金物を挿入打込み固定して成る欠き込み成形化粧打込み型枠、該欠き込み成形化粧打込み型枠の下側の溝を設置面に据え置きした腐食防止板材に挿入して成る、基礎部分の欠き込み成形化粧打込み型枠の上側の溝に接続板を挿入しつつ連結孔から、接続ビスで連結締付固定して成る連結した欠き込み成形化粧打込み型枠組躯体の上にスラブの化粧打込み型枠で型枠組をして成る躯体内へコンクリートを打設して、該コンクリートの凝固によって構築物を形成することを特徴とする成形化粧打込み型枠を用いた板壁。
  2. 前記、構築物を形成する化粧打込み型枠材の連結部両側面に、溝と複数の連結孔を設けて成る化粧打込み型枠、該化粧打込み型枠を断熱材に複数の貫通孔を開けて成る有孔断熱材を挟んで並置し、化粧打込み型枠の連結部両側面に設けた連結孔に、複数の鎹金物を挿入打込み固定して成る有孔断熱成形化粧打込み型枠、該有孔断熱成形化粧打込み型枠を接続板と接続ビスを用いて連結締付固定して、連結した有孔断熱成形化粧打込み型枠組躯体を形成することを特徴とする請求項1に記載の成形化粧打込み型枠を用いた板壁。
  3. 前記、構築物を形成する化粧打込み型枠材の連結部両側面に、溝と複数の連結孔を設けて成る化粧打込み型枠、該化粧打込み型枠を2枚用いて間隔を開けて並置し、化粧打込み型枠の連結部両側面に設けた連結孔に、複数の鎹金物を挿入打込み固定して成る成形化粧打込み型枠、該成形化粧打込み型枠を接続板と接続ビスを用いて連結締付固定して、連結した成形化粧打込み型枠組躯体を形成することを特徴とする請求項1叉は2に記載の成形化粧打込み型枠を用いた板壁。
  4. 前記、請求項2に記載している有孔断熱成形化粧打込み型枠の寸法や断熱材の材料厚を変更して、強度や使用目的に対応させることを特徴とする請求項1〜3に記載の成形化粧打込み型枠を用いた板壁。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019035251A (ja) * 2017-08-15 2019-03-07 美藤 雅康 成型部材を用いた板壁の多目的利用のブラケット。
CN111287315A (zh) * 2020-02-10 2020-06-16 湖南省西城建设有限公司 超高性能混凝土预制构件及其制备方法
JP6931440B1 (ja) * 2020-12-23 2021-09-08 美藤 雅康 ジャッキベースで支えるコンクリート構築物。

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