JP2017120314A - 画像投射装置、光学エンジン、および画像表示ユニット - Google Patents

画像投射装置、光学エンジン、および画像表示ユニット Download PDF

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Abstract

【課題】投影画像を半画素ずらす手法を用いる場合は光変調素子を移動可能とし、当該手法を用いない場合には光変調素子を固定できる。【解決手段】光源から照射された光を用いて画像を生成するDMD16と、光源から照射された光をDMD16へ導くための照明光学系ユニットと、DMD16により生成された画像を投射する投射光学系ユニットと、照明光学系ユニットに対してDMD16を相対的に移動させるアクチュエータと、DMD16を保持し、アクチュエータの駆動力によって移動する可動ユニット41と、照明光学系ユニットに固定され、可動ユニット41を支持する固定ユニットと、アクチュエータに電力が供給されていない場合に可動ユニット41と固定ユニットを保持し、アクチュエータに電力が供給されている場合は可動ユニット41と固定ユニットを保持しない挟持ユニット50と、を備える。【選択図】図16

Description

本発明は、画像投射装置、光学エンジン、および画像表示ユニットに関する。
従来、プロジェクタなどの画像投射装置において、投影画像を高解像化する手法としては、光変調素子(DMD:Digital Micro-mirror Device)の画像数を増加させる手法以外に、細かい周期で投影画像を斜め45度方向に半画素ずらす手法が知られている。
この投影画像を半画素ずらす手法としては、DMDを直接シフトさせる手法が知られている。この手法は、半画素ずらしの動き(高解像度化の動き)と併せて、投影画像の上下左右への移動(シフト)、および投影画像の回転を実現できる。
例えば特許文献1には、光変調素子の画素数を増加させることなく、画素数よりも高い解像度の画像を表示する画像表示装置が開示されている。この画像表示装置では、アクチュエータにより光変調素子を動かすことによって画素をずらすことで中間画像を作り出し、高解像な画像を形成する方法が開示されている。
しかし、上述した手法は、投影画像を半画素ずらす際にDMDを浮かせた状態で移動させているため、装置を稼働させない場合や投影画像を半画素ずらさずに画像を投影する場合など、半画素ずらす手法を利用していない場合にはDMDが意図しない方向であっても自由に移動してしまうという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、投影画像を半画素ずらす手法を用いる場合は、光変調素子を自由に移動可能とし、当該手法を用いない場合には、光変調素子を固定する画像投射装置、光学エンジン、および画像表示ユニットを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、画像投射装置であって、光源から照射された光を用いて画像を生成する光変調素子と、前記光源から照射された光を前記光変調素子へ導くための照明光学部と、前記光変調素子により生成された画像を投射する投射部と、前記照明光学部に対して前記光変調素子を相対的に移動させる駆動部と、前記光変調素子を保持し、前記駆動部の駆動力によって移動する可動部と、前記照明光学部に固定され、前記可動部を支持する固定部と、前記駆動部が動作していない場合に前記可動部と前記固定部を保持し、前記駆動部が動作している場合は前記可動部と前記固定部を保持しない保持部材と、を備える。
本発明によれば、投影画像を半画素ずらす手法を用いる場合は、光変調素子を自由に移動可能とし、当該手法を用いない場合には、光変調素子を固定できるという効果を奏する。
図1は、実施形態の画像投射装置の外観斜視図である。 図2は、投射光学系ユニットの斜視図である。 図3は、画像投射装置の外観斜視図である。 図4は、画像投射装置の筐体を除いた内部の構成を示す斜視図である。 図5は、画像投射装置の筐体を除いた内部の構成を示す斜視図である。 図6は、光学エンジンと光源手段の配置を示す図である。 図7は、照明光学系ユニットから画像表示素子ユニットおよび投射光学系ユニットに至るまでの光路を説明するための図である。 図8は、画像形成に用いる光がスクリーン上に拡大投射される様子を示す図である。 図9は、画像表示素子ユニットの構成例を示す図である。 図10は、ボイスコイルとマグネットとの間で発生するローレンツ力を説明するための図である。 図11は、ボイスコイルとマグネットとの間で発生するローレンツ力を説明するための図である。 図12は、固定ユニットの分解斜視図である。 図13は、可動ユニットの分解斜視図である。 図14は、各プレートの位置関係を示す図である。 図15−1は、DMDの左右方向への並進動作の説明図である。 図15−2は、DMDの上下方向への並進動作の説明図である。 図15−3は、DMDの回転動作の説明図である。 図16は、挟持ユニットの説明図である。 図17−1は、挟持ユニットにより可動ユニットを挟持した状態の説明図である。 図17−2は、挟持ユニットによる可動ユニットへの挟持を解除した状態の説明図である。
以下に添付図面を参照して、画像投射装置、光学エンジン、および画像表示ユニットの実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本実施形態の画像投射装置1の外観斜視図である。画像投射装置1は、パソコンやビデオカメラ等から入力される映像データを基に映像を生成し、その映像をスクリーン2等に投影表示する装置である。画像投射装置1として広く知られた液晶プロジェクタは、近来、液晶パネルの高解像化、光源ランプの高効率化に伴う明るさの改善、低価格化などが進んでいる。また、DMD(Digital Micro-mirror Device)を利用した小型軽量なプロジェクタが普及し、オフィスや学校のみならず家庭においても広くこれらプロジェクタが利用されるようになってきている。特に、フロントタイプのプロジェクタは携帯性が向上し、数人規模の小会議にも使われるようになってきている。
画像投射装置1であるプロジェクタには、大画面の画像を投射できること(投射画面の大画面化)と共に「プロジェクタ外に必要とされる投影空間」をできるだけ小さくできることが求められている。その要求を満たす手法として、図2に示すように、照明ハウジング22の上部に、投射レンズ21等を含む投射光学系ユニット10をスクリーン2と平行に設定し、折り返しミラー23で光束を折り返した後、自由曲面ミラー24で光束をスクリーン2に対して拡大投影する構成が挙げられる。
本構成により、図3〜図5に示すように光学エンジン6を縦型で3次元的にコンパクトに設計することができる。図3は、画像投射装置1の外観を示す斜視図であり、図4および図5は画像投射装置1の筐体3を除いた内部の構成を示す斜視図であって、図4は図3におけるa視に対応し、図5は図3におけるb視に対応している。図4および図5に示すように、画像投射装置1は光学エンジン6を備えている。
図6は、光学エンジン6と、白色光を生成する光源手段7の配置を示す図である。本実施形態では、光源手段7として高圧水銀ランプを採用している。光源手段7である高圧水銀ランプから出射した光は、光学エンジン6の照明光学系ユニット9によってRGBの各色に分光された後に画像表示素子ユニット8に照射され、投射光学系ユニット10を介してスクリーン2上に投影される。
以下、図7を用いて、照明光学系ユニット9から画像表示素子ユニット8および投射光学系ユニット10に至るまでの光路に関して説明する。照明光学系ユニット9は、照明光学部の一例であり、光源手段7から照射された光を画像表示素子ユニット8に設けられているDMD16に導く。また、投射光学系ユニット10は、投射部の一例であり、DMD16により生成された画像を拡大してスクリーン2に投射する。
図7に示すように、光源手段7から出射された白色光は、RGBの各色のセグメントを有するカラーホイール11により分光される。分光された後の各色の光は、照度分布を均一化する役割を持つライトトンネル12および光軸上の色収差を補正しつつ集光する役割を持つリレーレンズ13を通過後、シリンダミラー15、凹面ミラー14によって反射されてDMD16に至る。
DMD16の役割としては、各色の光を所定の画像を形成するように反射させることであり、映像データに基づいて各マイクロミラーを時分割駆動することで実現しているのである。より具体的には、DMD16は複数のマイクロミラーからなる略矩形のミラー面を有しており、映像データに基づいて各マイクロミラーを時分割駆動することにより、所定の映像へと投射光を加工して反射する構造となっている。ここでは、光変調素子の一例であるDMD16は、光源手段7から照射された光を用いて画像を生成していると考えることもできる。
なお、画像形成に用いる光に関しては、DMD16の働きにより図2に示す投射光学系ユニット10へ導かれ、以下の図8に示すように投射レンズ21、折り返しミラー23を介して自由曲面ミラー24に至り、自由曲面ミラー24によってスクリーン2上に拡大投射される。一方、画像形成に用いない光に関しては、DMD16の時分割駆動によりOFF光板に照射され、スクリーン2へは投射されない構造となっている。図8に示すように、投射レンズ21を縦型に配置する構成とすることで、設置面積を小さくすることが可能となり、立体的でコンパクトに設計することが可能となる。
また、本実施形態の画像投射装置1は、CPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを備えている。CPUは、ROM等に格納されたプログラムをRAMに展開して実行することにより、画像投射装置1の動作を制御する。
次に、DMD16を任意の方向にシフト・回転させる機構を有する画像表示素子ユニット8の具体的な構成を説明する。図9に示すように、画像表示素子ユニット8は、固定ユニット31と可動ユニット41の2つのユニットから構成されている。なお、固定ユニット31が固定部の一例であり、可動ユニット41が可動部の一例である。可動ユニット41側には後述のボイスコイル43(コイル)が配置されており、固定ユニット31側に配置された後述のマグネット37(磁石)との間で発生するローレンツ力を受けることにより、固定ユニット31に対して相対的に移動する構成となっている。
その際、可動ユニット41が固定ユニット31から受ける抵抗を小さくするため、固定ユニット31と可動ユニット41との間には球体34が設けられており、2つのユニット間の摺動摩擦を低減している。なお、球体34の位置等は後述する。
ボイスコイル43とマグネット37の組は、照明光学系ユニット9に対してDMD16を相対的に移動させるための駆動力を発生し、以下の説明では「アクチュエータ」と称する場合がある。後述するように、本実施形態の画像投射装置1は4つのアクチュエータを有しており、4つのボイスコイル43の各々は、該ボイスコイル43とペアになるマグネット37と対向する位置に設けられている。この4つのアクチュエータは、DMD16を保持する可動ユニット41を移動させることで、照明光学系ユニット9に対してDMD16を相対的に移動させる駆動部として機能する。なお、アクチュエータは、駆動部の一例である。
例えばマグネット37による磁界の方向と、該磁界が作用する範囲に存在するボイスコイル43を流れる電流との関係が図10のような場合は、図10に示す矢印の方向にローレンツ力が作用することになる。ボイスコイル43に流れる電流の向きを反対にすると、図11に示すように、図10とは反対側の方向にローレンツ力が作用することになる。ボイスコイル43およびマグネット37の具体的な配置については後述する。
図12は、固定ユニット31の分解斜視図である。図13は、可動ユニット41の分解斜視図である。固定ユニット31の役割としては、可動ユニット41を支持すること、および、可動ユニット41の移動をサポートすることの2点が大きな役割であるといえる。
具体的には、固定ユニット31内に設けられている複数の球体34で可動ユニット41内の可動プレート42を挟み込むことによって可動ユニット41を支持しているのである。なお、球体34は、トッププレート32と可動プレート42の間、および、ベースプレート33と可動プレート42との間の各々に配置されており、トッププレート32側に配置されている球体34はトッププレート32に設けられた球体保持部35に、ベースプレート33側に配置されている球体34はベースプレート33側に設けられた球体受け部36に収納される構成となっている。なお、各プレートと球体34とのクリアランスによって摩擦とガタつきの関係が変わってくるといえるが、そのクリアランスの調整はトッププレート32側に設けられた球体位置調整ネジ39によって行っている。
また、固定ユニット31のもう1つの役割である可動ユニット41の移動のサポートに関しては、固定ユニット31側にはマグネット37が配置され、可動ユニット41側にはボイスコイル43が配置されている。制御回路(上述のCPUでもよいし、CPUとは別の回路でもよい)が、ボイスコイル43に電流を流す制御を行うことによってローレンツ力が生成され、可動ユニット41が動くという構成になっている。なお、上述したように、電流を流す向きによってローレンツ力の向きが、電流の大きさによってローレンツ力の大きさが変化することから、DMD16を有する可動ユニット41を所望の方向に所望の量だけ動かすことができるのである。
一方、可動ユニット41の役割としては、DMD16を保持することが挙げられる。一般にDMD16は、図2に示す照明ハウジング22とヒートシンク18で挟持される構成となっているが、図13の分解斜視図で示しているように、本構成では可動ユニット41の構成部品の1つであるDMD保持ブラケット47でDMD16を覆う構成とすることで照明ハウジング22に押し当てることなくDMD16を保持しているのである。
なお、可動ユニット41は、大きく分けて可動プレートユニット44とDMD保持ユニット45の2つのユニットから構成されている。可動プレートユニット44は、主に可動プレート42、ボイスコイル43を含んで構成されており、固定ユニット31に対して相対的に動くユニットとなっている。一方、DMD保持ユニット45は、主にDMD16、ヒートシンク18、DMD保持ブラケット47を含んで構成されており、DMD16を保持するユニットとなっている。
さらに、DMD保持ユニット45内には結合プレート46が配置されており、結合プレート46を可動プレート42にねじ締結することによって可動プレートユニット44の移動量をDMD保持ユニット45に伝達し、DMD16の移動を実現しているのである。なお、上述したように可動プレート42は固定ユニット31内の球体34に挟み込まれることによって支持されているため、可動プレート42自体は固定ユニット31のトッププレート32とベースプレート33の間に配置される。また、DMD保持ブラケット47、DMD16を保持する結合プレート46、およびヒートシンク18は、スプリング49が設けられた段ネジ48によってヒートシンク18側から固定されている。図14は、各プレートの位置関係を示す図である。
図14に示すように、固定ユニット31を形成するトッププレート32およびベースプレート33と可動ユニット41を形成する可動プレート42と結合プレート46が互い違いに配置されることによって、可動プレート42にローレンツ力を作用させ、そのローレンツ力による駆動力をDMD保持ユニット45に伝達している。
次に、ボイスコイル43およびマグネット37を用いた画像表示素子ユニット8の駆動について説明する。図15−1は、DMDの左右方向への並進動作の説明図である。図15−2は、DMDの上下方向への並進動作の説明図である。図15−3は、DMDの回転動作の説明図である。
まず、図15−1に示すように、可動ユニット41の可動プレート42の左右に配置されたボイスコイル43に作用するローレンツ力によってDMD16の左右方向の並進運動が実現する。例えば、図15−1では、左右のボイスコイル43に矢印A方向のローレンツ力が作用しており、この場合、DMD16も同様に矢印A方向に移動する。
また、図15−2に示すように、可動ユニット41の可動プレート42の下部に配置されたボイスコイル43に作用するローレンツ力によってDMD16の上下方向の並進運動が実現する。例えば、図15−2では、下部のボイスコイル43に矢印B方向のローレンツ力が作用しており、この場合、DMD16も同様に矢印B方向に移動する。
また、図15−3に示すように、可動ユニット41の可動プレート42の下部に配置された2組のボイスコイル43に流す電流の向きをそれぞれ反対の向きにすることで、2組のボイスコイル43には相反する向きの2つのローレンツ力が生成される。そして、この2つのローレンツ力によってDMD16の回転運動が実現する。図15−3では、下部の2組のボイスコイル43に、矢印B方向のローレンツ力および矢印C方向のローレンツ力がそれぞれ作用しており、この場合、DMD16はR方向に回転移動する。
次に、可動ユニット41と固定ユニット31とを挟持する挟持ユニット50について説明する。なお、挟持ユニット50は、保持部材および挟持部材の一例である。図16は、挟持ユニットの説明図である。図16に示すように、ボイスコイル43とマグネット37からなるアクチュエータ(駆動部)が動作しているか否かによって、可動ユニット41と固定ユニット31とを挟持(保持)したり、挟持を解除するものである。なお、図16では、ボイスコイル43が設けられた可動プレートユニット44とヒートシンク18との間に位置する固定ユニット31は省略されている。
具体的には、挟持ユニット50は、アクチュエータのボイスコイル43に電力が供給されていない場合、可動ユニット41と固定ユニット31とを挟持する。これにより、可動ユニット41と固定ユニット31が固定され、DMD16も同様に固定される。一方、挟持ユニット50は、アクチュエータのボイスコイル43に電力が供給されている場合、可動ユニット41と固定ユニット31の挟持を行わない、つまり挟持を解除する。これにより、DMD16を含む可動ユニット41は自由に運動することができる。
この挟持ユニット50は、可動ユニット41の周辺で可動ユニット41を挟持できる位置に設けられている。本実施形態では、挟持ユニット50は、画像表示素子ユニット8の固定ユニット31に取り付けられているが、画像表示素子ユニット8の他の位置に取り付けられていてもよい。
図17−1は、挟持ユニットにより可動ユニットを挟持した状態の説明図である。図17−2は、挟持ユニットによる可動ユニットへの挟持を解除した状態の説明図である。まず、挟持ユニット50の詳細な構造について説明する。図17−1、17−2に示すように、挟持ユニット50は、モータ51と、回転軸51b、歯車51aと、一対の移動部材52とにより構成されている。
モータ51は、制御回路(上述のCPUでもよいし、CPUとは別の回路でもよい)からの電流制御によって、回転する。すなわち、制御回路は、アクチュエータに電力が供給されていない場合に、モータ51を時計回り方向の矢印M1方向(第1の方向)に回転させる。また、制御回路は、アクチュエータに電力が供給されている場合に、モータ51を半時計回り方向の矢印M2方向(第2の方向)に回転させる。ここで、モータ51の回転制御を行う制御回路と、アクチュエータのボイスコイル43に電流を流す制御を行う制御回路とは同一でもよいし、別個に設けられていてもよい。
モータ51は、一端に歯車51aが設けられた棒状の回転軸(軸部の一例)51bの他端に接続されている。従って、制御回路からの電流制御により、モータ51が矢印M1方向に回転すると、モータ51に接続された回転軸51bおよび歯車51aも同様に、矢印M1方向に回転する。一方、制御回路からの電流制御により、モータ51が矢印M2方向に回転すると、モータ51に接続された回転軸51bおよび歯車51aも同様に、矢印M2方向に回転する。
一対の移動部材52は、挟持部521、522により構成されている。挟持部521、522は、歯車51aに噛み合う歯車受け521a、522aがそれぞれ設けられている。そして、歯車51aの回転に歯車受け521a、522aが連動して、その結果、挟持部521、522が連動して移動する。
具体的には、図17−1に示すように、ボイスコイル43に電力が供給されなくなると、制御回路からの電流により矢印M1方向に回転するモータ51に連動して、歯車51aも矢印M1方向に回転する。そして、歯車51aの矢印M1方向の回転に連動して、歯車受け521a、522aが互いに近づく方向に移動することで、挟持部521、522も互いに近づく方向に移動し、可動ユニット41と固定ユニット31とを挟持する。挟持部521、522が互いに近づく方向とは、挟持部521が矢印52B方向に移動し、挟持部522が矢印52A方向に移動することである。この場合、挟持ユニット50は、ボイスコイル43に電力が供給されなくなったときに位置している可動ユニット41と固定ユニット31とを挟持することができる。従って、例えば、画像を投影している状態でボイスコイル43への電力を停止すると、投影している状態のまま可動ユニット41と固定ユニット31とを挟持し、DMD16を固定することができる。
なお、ボイスコイル43(駆動部)に電源が供給されていない場合とは、画像投射装置1を稼働させない場合(電源を切った場合)や投影画像を半画素ずらさずに画像を投影する場合(DMD16を固定して画像を投影する場合)などである。また、可動ユニット41の電源が落ちるのは、画像投射装置1本体の電源が切れてから数秒後であるため、画像投射装置1の電源が切られた場合でも、モータ51はボイスコイル43に電力が供給されなくなる直前に回転信号を受け取ることができ、挟持ユニット50が可動ユニット41および固定ユニット31を挟持し損ねることはない。
一方、図17−2に示すように、ボイスコイル43に電力が供給されている場合、制御回路からの電流制御により矢印M2方向に回転するモータ51に連動して、歯車51aも矢印M2方向に回転する。そして、歯車51aの矢印M2方向の回転に連動して、歯車受け521a、522aが互いに離れる方向に移動することで、挟持部521、522も互いに離れる方向に移動し、可動ユニット41と固定ユニット31との挟持を解除する。挟持部521、522が互いに離れる方向に移動とは、挟持部521が矢印52A方向に移動し、挟持部522が矢印52B方向に移動することである。
このように、本実施形態の画像投射装置1では、画像表示素子ユニット8の可動ユニット41と固定ユニット31とを挟持可能な挟持ユニット50を設けている。そして、ボイスコイル43に電力が供給されていない場合(供給されなくなると)、挟持ユニット50が可動ユニット41と固定ユニット31とを挟持してDMD16が移動しないよう固定することができる。一方、ボイスコイル43に電力が供給されている場合は、挟持ユニット50が可動ユニット41と固定ユニット31への挟持を解除することで、DMD16が移動できるようにする。これにより、投影画像を半画素ずらす手法を用いる場合は、DMD16を自由に移動可能とし、当該手法を用いない場合、すなわち画像投射装置1の電源が切られる場合や当該手法を用いずに画像を投射する場合は、DMD16を所望の位置に固定することができる。
本実施形態では、画像表示素子ユニット8に挟持ユニット50を一つ備えた構成を説明したが、挟持ユニット50を二つ以上備えた構成としてもよい。これにより、より強固に可動ユニット41および固定ユニット31を固定することができる。
また、本実施形態の挟持ユニット50では、一つのモータ51に対して、モータ51により移動する一対の移動部材52を一つ備えた構成を説明したが、一つのモータに対して、当該モータにより移動する一対の移動部材を二つ以上備えた構成としてもよい。これにより、モータを動かす電流を増加させなくとも、より強固に可動ユニット41および固定ユニット31を固定することができる。
また、本実施形態では、挟持ユニット50によって可動ユニット41と固定ユニット31とを挟持して、可動ユニット41にあるDMD16を固定する構成であったが、可動ユニット41と固定ユニット31とを固定できれば他の方法でもよい。例えば、磁石を設けて磁力によって可動ユニット41と固定ユニット31とを固定してもよい。また、例えば、可動ユニット41および固定ユニット31に孔部を複数設けて、当該孔部に接続部材を通して可動ユニット41と固定ユニット31とを固定する構成としてもよい。
以上、本発明の実施形態を説明したが、上述の実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。本発明は、上述の実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上述の実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
1 画像投射装置
2 スクリーン
3 筐体
6 光学エンジン
7 光源手段
8 画像表示素子ユニット
9 照明光学系ユニット
10 投射光学系ユニット
11 カラーホイール
12 ライトトンネル
13 リレーレンズ
14 凹面ミラー
15 シリンダミラー
16 DMD
18 ヒートシンク
21 投射レンズ
23 折り返しミラー
24 自由曲面ミラー
31 固定ユニット
32 トッププレート
33 ベースプレート
41 可動ユニット
42 可動プレート
43 ボイスコイル
44 可動プレートユニット
45 DMD保持ユニット
46 結合プレート
47 DMD保持ブラケット
50 挟持ユニット
51 モータ
51a 歯車
51b 回転軸
52 一対の移動部材
521、522 挟持部
521a、522a 歯車受け
特開2007−248721号公報

Claims (8)

  1. 画像投射装置であって、
    光源から照射された光を用いて画像を生成する光変調素子と、
    前記光源から照射された光を前記光変調素子へ導くための照明光学部と、
    前記光変調素子により生成された画像を投射する投射部と、
    前記照明光学部に対して前記光変調素子を相対的に移動させる駆動部と、
    前記光変調素子を保持し、前記駆動部の駆動力によって移動する可動部と、
    前記照明光学部に固定され、前記可動部を支持する固定部と、
    前記駆動部が動作していない場合に前記可動部と前記固定部を保持し、前記駆動部が動作している場合は前記可動部と前記固定部を保持しない保持部材と、を備える、画像投射装置。
  2. 前記保持部材は、前記駆動部に電力が供給されていない場合に前記可動部と前記固定部を保持し、前記駆動部に電力が供給されている場合は前記可動部と前記固定部を保持しない、請求項1に記載の画像投射装置。
  3. 前記保持部材は、前記可動部と前記固定部とを挟持する挟持部材である、請求項1または2に記載の画像投射装置。
  4. 前記挟持部材は、一端に歯車が設けられた軸部の他端に接続され、前記軸部および前記歯車を回転させるモータと、前記歯車に噛み合う歯車受けが設けられ、前記歯車の回転に連動して移動する一対の移動部材と、を有し、
    前記駆動部に電力が供給されていない場合に、前記モータを第1の方向に回転させ、前記駆動部に電力が供給されている場合に、前記モータを前記第1の方向と反対方向である第2の方向に回転させる制御部をさらに備え、
    前記一対の移動部材は、前記モータに接続された前記歯車が前記第1の方向に回転した場合、前記歯車に連動して互いに近づく方向に移動することで前記可動部と前記固定部とを挟持し、前記モータに接続された前記歯車が前記第2の方向に回転した場合、前記歯車に連動して互いに離れる方向に移動することで前記可動部と前記固定部との挟持を解除する、請求項3に記載の画像投射装置。
  5. 前記挟持部材は、二つ以上備えられている、請求項4に記載の画像投射装置。
  6. 前記挟持部材は、一つの前記モータに対して、前記モータにより移動する前記一対の移動部材が二つ以上備えられている請求項4に記載の画像投射装置。
  7. 光学エンジンであって、
    光源から照射された光を用いて画像を生成する光変調素子と、
    前記光源から照射された光を前記光変調素子へ導くための照明光学部と、
    前記光変調素子により生成された画像を投射する投射部と、
    前記照明光学部に対して前記光変調素子を相対的に移動させる駆動部と、
    前記光変調素子を保持し、前記駆動部の駆動力によって移動する可動部と、
    前記照明光学部に固定され、前記可動部を支持する固定部と、
    前記駆動部が動作していない場合に前記可動部と前記固定部を保持し、前記駆動部が動作している場合は前記可動部と前記固定部を保持しない保持部材と、を備える、光学エンジン。
  8. 画像表示ユニットであって、
    光源から照射された光を用いて、投射される画像を生成する光変調素子と、
    前記光変調素子を保持する可動部と、
    前記可動部を支持する固定部と、
    前記可動部を移動させることで、前記固定部に対して前記光変調素子を相対的に移動させる駆動部と、
    前記駆動部が動作していない場合に前記可動部と前記固定部を保持し、前記駆動部が動作している場合は前記可動部と前記固定部を保持しない保持部材と、を備える、画像表示ユニット。
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