JP2017120090A - 代替圧縮機用の2部品伸縮コネクティングロッドおよび代替圧縮機の2部品伸縮コネクティングロッドの組立方法 - Google Patents

代替圧縮機用の2部品伸縮コネクティングロッドおよび代替圧縮機の2部品伸縮コネクティングロッドの組立方法 Download PDF

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Abstract

【課題】代替圧縮機において2部品および入れ子式係合を有するコネクティングロッドを取り付ける方法を提供する。【解決手段】コネクティングロッドは、圧縮機のクランクシャフト4の偏心ピン5に取り付けられるべきコネクティングロッド10の第1の部分と、シリンダ2内で往復運動するピストン6に関節接合されるべきコネクティングロッド20の第2の部分とを備える。コネクティングロッドの第1および第2の部分の一方は、コネクティングロッドの他方の部分の係合ステムの部分22を、半径方向内方の変形によって入れ子式に緩く受け入れ、保持する管状ステム部分12を備え、前記ステム部分は、相対的軸線方向位置決めの形で固定手段30aによって取り付けられる前に、軸線方向および回転位置合わせ状態で一緒に保持され、それにより、ピストンの上死点の状態における圧縮室の部分およびデッドボリュームのそれぞれの部分が生じる。【選択図】図1

Description

本発明は、2部品伸縮コネクティングロッド、ならびに冷蔵庫、冷凍装置、水クーラ、ディスプレイ、冷蔵ショーケース等などの小さなサイズの冷凍機に使用されるタイプの代替圧縮機の家庭および商業用途のための2部品伸縮コネクティングロッドの組立方法に関する。
冷凍システムに使用される代替圧縮機は、一方の側で、軸受ブロックに軸支されるクランクシャフトの偏心ピンに、および他方の側で、シリンダ内の代替ピストンに取り付けられるコネクティングロッドを有し、この代替ピストンは、シリンダの前端に据えられ、固定され、圧縮機の吸入および吐出室を形成するヘッドアセンブリの内面を画定する、ピストンの前端面とバルブプレートとの間の最大および最小直線間隔によって画定される、それぞれ下死点状態と上死点状態との間で偏心ピンの幾何学的軸線に直交する。
これらの構造においては、上死点状態において、ピストンは、バルブプレートの対向面からある一定の距離の範囲内であるべきであり、この領域において、圧縮室の部分と、したがって圧縮機の通常の運転中にバルブプレートに対するピストンの任意の衝撃が発生することを回避するように予め決定される最小デッドボリュームの部分とを画定する。
圧縮機の性能を損なうことを回避することに関する限りでは、ヘッドのバルブプレートに隣接する領域に生じるデッドボリュームの対応する部分が画定される圧縮室の部分、これは、圧縮機の効率損失を回避するようにできるだけ小さな値を有さなければならない。
構成部品のサイズの縮小、およびピストン−コネクティングロッド−偏心ピンアセンブリを取り付けるための小さな空間のため、圧縮機にこのアセンブリの取り付けを容易にすることを目的とするコネクティングロッドを構成するための異なる代替案が提案されている。多くの代替案の中で、同じ出願人の解決策米国特許第4930405号明細書および米国特許第6551067号明細書に見出されるように、2部品を持つコネクティングロッドを用いたものが引用され得る。また、文献韓国公開特許第2008−0017214号公報および特許第5584880号公報に説明された2部品コネクティングロッドの解決策が知られている。2部品コネクティングロッドの構造は、圧縮機において偏心ピンおよびピストンの部品に対してコネクティングロッドアセンブリの取り付けを容易にするという利点を有する。
圧縮機において取り付けを容易にするが、2部品コネクティングロッドは、その最終取り付けが、
より大きなアイおよびより小さなアイの幾何学的軸線の間の正しい軸線方向位置合わせ(または長手方向平行度)(または、球面継手の場合にはより大きなアイの主要幾何学的軸線および2部品コネクティングロッドの間の垂直度)と、
より大きなアイおよびより小さなアイの軸線の間の正しい相互間平行度(回転位置合わせ)と、さらに、取り付けられるべき各圧縮機についてできるだけ小さなデッドボリュームの対応する部分を生じるように、正しい全体のコネクティングロッド長さ(または、より大きなおよびより小さなアイの幾何学的軸線の間の相対的軸線方向位置決め、ここに、軸線方向は、2つのアイの間の連結ステムと関連している)と、
を提供するように行われることを必要とする。取り付けられている各圧縮機に関して極端に低い公差のおよび高価な仕様を回避するために、デッドボリュームの最終調整を行うために、通常、シリンダの前端面とバルブプレートの対向面との間に位置決めされるべきシーリングガスケットの異なるグループを設ける技術が使用される。しかしながら、圧縮室の正しい寸法決めを達成するようにガスケットの異なるタイプおよびグループ、およびしたがって製造されている各圧縮機ユニットのデッドボリュームのそれぞれの部分を用いることは、ピストンの突出部を測定するという煩わしい作業、ガスケットの異なるグループの提供、およびさらに各圧縮機ユニットを取り付けるための前記要素の選択を必要とするので、非常に望ましくない。
2部品コネクティングロッドを使用する先行技術の解決策のうちのいくつかは、2つのステム部分の間の最終的な取り付けをもたらさず、シリンダの前端面とバルブプレートとの間のシーリングガスケットの単一のグループの使用の有無に関係なく圧縮室のデッドボリュームの部分の同じパターンを設けるように詳細かつ適切に寸法付けられる、全体の最終コネクティングロッド長さの連続変化を許容することができる。これは、文献米国特許第4930405号明細書、韓国公開特許第2008−0017214号公報および特許第5584880号公報に説明されたタイプの解決策の場合に起こる。
入れ子式係合によって連続調整を可能にするもう1つの先行技術の解決策においては、文献米国特許第6551067号明細書において説明されたコネクティングロッドの2つの部分は、所定の寸法を有し、ピストンが上死点に達するまでクランクシャフトが回転される場合にシリンダの前端面に保持され据えられる取り付け用シムにピストンの前端面を据えることによって一般に得られる、2部品の軸線方向圧縮によって決定される伸縮位置決めで、2つのステム部分を保持するのに必要な程度の十分な干渉によって行われるという事実から生じる。
文献米国特許第6551067号明細書において説明された2部品伸縮コネクティングロッドについてこの解決策の有効な使用を制限し、妨げさえしている主な問題は、ステムの2つの部分の構成に関して、
(a)最終固定が2つの部分の間に生じるまで、ピストンの上死点において規定される、正しい伸縮位置決めにステムの2つの部分を保持するために、挿入の最小軸線方向力によって、
(b)バルブプレートとシリンダの前端面との間に設けられるべきシーリングガスケットのための単一のグループまたは最小化された変動を用いて、各圧縮機に得られるべきデッドボリュームの適切な寸法を損ないかねないブロック−コネクティングロッド−軸線のアセンブリの変形を生じない、クランクシャフトの偏心ピンと取り付け用シムとの間に設けられる入れ子式係合の調整のために、圧縮力には不十分である挿入の最大軸線方向力によって、
規定される、適切な軸線方向力範囲を確保するのに十分な、入れ子式係合である程度の機械的干渉をもたらす寸法精度を生じる困難さおよびさらに非実際性に起因する。
一緒に入れ子式に係合されるように2つのステム部分の間の機械的干渉の適切な程度を、経済的可能性がある方法で得る場合の困難さのため、クランクシャフトがピストン−コネクティングロッドアセンブリを下死点の方へ持って来るように回転される場合に、ピストンの上死点において規定される伸縮位置決めの維持を確実にするようにある程度の不十分な干渉を与えることが一般的であり、溶接、接着剤、およびろう付け等によるなどの異なる解決策によって2つの部分の最終的固定を容易にする。他方では、干渉の程度が過度である場合は、伸縮位置決めの調整のためのコネクティングロッドの2つの部分の間の圧縮力が、デッドボリュームの所望のそれぞれの部分を画定する圧縮室部分を得るためにシーリングガスケットのサイズ変更/取替えを必要とするのに十分な程度の、所望のデッドボリュームの寸法の狂いを生じかねない関係部品の弾性変形を生じる。
入れ子式係合の適切な程度の機械的干渉を得る困難さ、および偏心ピンとピストンの部品の間の相対位置を変更する場合がある圧縮機の構成部品に存在する寸法変化のため、通常、ピストンへのコネクティングロッドの取り付けは、最適な所望のそれとは異なる長さを決定し、それは、バルブプレートとシリンダの前端面との間にシーリングガスケットの異なるグループを用いることによる最終設定を必要とする。
米国特許第4930405号明細書 米国特許第6551067号明細書 韓国公開特許第2008−0017214号公報 特許第5584880号公報
入れ子式係合の2部品コネクティングロッドの使用を可能にするのに現在遭遇している困難さのため、本発明は、シリンダの前端面とバルブプレートとの間にシーリングガスケットの所与の厚さに適した、ピストンの上死点における最小デッドボリュームの結果としての部分を有す圧縮室の所望の部分に対応する相対的軸線方向位置決めの形での前記ステム部分を最終的および決定的な相互取り付けの前に、本明細書において考えられ、かつ、それ自身の2部品および伸縮属性に固有の圧縮機での組立の利点に加えてコネクティングロッドが圧縮機に取り付けられている状態でそれらの間の軸線方向および回転位置合わせの状態で2つのステム部分の間の予備保持を有する、タイプのコネクティングロッドを提供することを目的とする。
さらに、本発明は、代替圧縮機において2部品および入れ子式係合を有するコネクティングロッドを取り付ける方法を提供する目的を有し、それは、それらの間の軸線方向および回転位置合わせの状態では2つの部分の間の、および、前記ステム部分の最終的および決定的な相互取り付け前に既に圧縮機に取り付けられたコネクティングロッドの状態では、前記ステム部分の間の相対的軸線方向位置決めの容易で正確な調整の実現を可能にするある程度の相互干渉のある予備保持を可能にし、それにより、シリンダのデッドボリュームのそれぞれの部分を画定する圧縮室部分のより正確な制御が可能になる。
問題のコネクティングロッドは、圧縮機のクランクシャフトの偏心ピンに取り付けられるべきコネクティングロッドの第1の部分と、バルブプレートによって閉鎖される、開いた前端面を有するシリンダ内で往復運動するピストンに関節接合されるべきコネクティングロッドの第2の部分とを備えるタイプのものである。
本発明の第1の態様によれば、コネクティングロッドの部分のうちの一方は、管状ステム部分を備えるが、一方、コネクティングロッドの他方の部分は、管状ステム部分の内部に入れ子式に緩く取り付けられる係合ステム部分を備える。
管状ステム部分は、係合ステム部分に所定の機械的干渉によって据えられる、内方に向いている半径方向の変形の少なくとも2つの円周方向位置合わせを組み込み、係合ステム部分を、それらの間の軸線方向および回転位置合わせの所定の状態で管状ステム部分に保持する。
管状および係合ステム部分は、ピストンの上面が、ピストンの上死点の状態において可能な限り最小の、デッドボリュームのそれぞれの部分を形成する所望の圧縮室部分を提供するようにバルブプレートの対向面に対して所定の距離を維持する状態で、相対的軸線方向位置決めで粘着力固定手段によって決定的な方法で互いに固定されるその表面の部分を有する。
問題のコネクティングロッドの組立方法は、管状ステム部分をコネクティングロッドの第1および第2の部分のうちの1つに設け、管状ステム部分の横断面の内側輪郭よりも小さな外側輪郭の横断面を提示する係合ステム部分をコネクティングロッドのもう1つの部分に設ける基本初期ステップを含む。
ある実施形態においては、方法は、コネクティングロッドの前記部分のうちの1つにピストンを取り付けるステップと、次いで、コネクティングロッドおよびピストンの前記部分のアセンブリを取付装置で圧縮機に維持し、またはコネクティングロッドの第1の部分を偏心ピンに既に取り付け、かつコネクティングロッドの第2の部分およびピストンを圧縮機のシリンダに取り付けた状態で、管状ステム部分の内部に係合ステム部分の緩い入れ子式の係合を行うステップとを含む。
次いで、これは、下死点状態に偏心ピンを維持することによって、管状ステム部分の内部に係合ステム部分を入れ子式に緩く係合させるステップと、管状および係合ステムの部分を、それらの間の軸線方向および回転位置合わせならびに相対的軸線方向および予備的位置決めの所定の状態に導くステップであり、偏心ピンおよびピストンの上死点の状態において所望の圧縮室部分および最小デッドボリュームのそれぞれの部分を提供するのに要求される長さよりも大きなコネクティングロッド長さを画定するステップとを実行する。
圧縮機においてまたはそれの外側において、および取付装置で、コネクティングロッドの2つの部分が組み立てられた状態に既に位置合わせされ軸線方向に一緒に位置決めされていると、管状ステム部分は、係合ステム部分に対して所定の機械的干渉によって、内方に向いている半径方向のおよび据えられた変形、円周方向位置合わせをその中に形成するように形成作業を受け、係合ステム部分を、前記軸線方向および回転位置合わせ状態およびそれらの間の相対的軸線方向および予備的位置決めで管状ステム部分に保持する。
入れ子式係合動作、位置合わせ、および相対的軸線方向位置決め、および形成が、任意の適切な取付装置で、圧縮機の外側で行われている場合は、コネクティングロッドは、分解され、または組み立てられた状態に維持され、次いで圧縮機に組み立てられるように既に形成されることができ、コネクティングロッドの第1の部分は、偏心ピンに適応しており、一般にピストンに既に連結されているコネクティングロッドの第2の部分は、圧縮機のシリンダに取り付けられる。ピストンがコネクティングロッドの第2の部分に予め取り付けられていない場合には、これは、この場合シリンダに挿入され、コネクティングロッドの第2の部分に連結される。
コネクティングロッドおよびピストンが圧縮機に既に組み立てられていると、圧縮機のクランクシャフトは回転され、それによって、偏心ピンは上死点状態を通過することになり、シリンダの前端面の近くに設けられるストッパにピストンを据え、ピストンの上面が、バルブプレートの対向面によって、偏心ピンの上死点の状態において圧縮室の所望の部分およびデッドボリュームのそれぞれの部分を画定し始める状態まで、管状および係合ステム部分の相対的軸線方向位置決めの調整を行うことによって、偏心ピンが上死点に達するまで管状および係合ステムの部分を軸線方向および入れ子式に圧縮する。
次に、クランクシャフトは、偏心ピンを下死点状態まで戻すように回転され得る。
次いで、溶接、接着剤、およびろう付けの中から規定される固定手段によって相互にかつ決定的なモードで管状および係合ステム部分の表面部分を固定する作業が行われる。
本発明によって提案された構造的な解決策は、狭い範囲の抵抗力をコネクティングロッドの部分の間の軸線方向変位に発生させる、所定の程度の機械的干渉を有する管状および係合ステム部分の間の予備的な入れ子式係合、それは前記部品が一緒に入れ子式に圧縮される場合は圧縮力に対して前記部分を軸線方向に保持するが、一方、コネクティングロッドの軸線方向寸法をクランクシャフトの偏心ピンの変位中にピストンの上死点位置まで調節し、偏心ピンの下死点の状態へのコネクティングロッドの変位がその中に互いに限定的に固定されるその部分を有する場合は引っ張り力に依然として耐えることができることを、比較的簡単で正確な方法で可能にする。
シリンダが圧縮機ブロックの穴に取り付けられるライナによって画定される場合には、アセンブリがコネクティングロッドの2つの部分によって画定され、係合ステム部分に対して管状ステム部分の適合によって既に予備的に一緒に保持され、かつより大きなアイおよびピストンを担持しそれにより圧縮機に取り付けられた状態で、形成作業は、通常、取付装置で圧縮機の外側で行われ、コネクティングロッドの第1の部分は、偏心ピンに適応しており、コネクティングロッドの第2の部分は、ブロックの穴の中に取り付けられているピストンに既に正常に連結されている。その後は、ライナは、ブロックの穴に挿入され、ピストンの上に被せられる。
次に、本発明は、同封の図面に関して説明される。
クランクシャフトを担持する軸受ブロックの一部を概略的にかつ長手方向断面で示し、さらに分解された状態で示されているシリンダと、コネクティングロッドの部分の一方に連結されるピストン、下死点状態でクランクシャフトの偏心ピンに連結されるべきコネクティングロッドの他方の部分と、シリンダの前端面を閉鎖するためのバルブプレートとを組み込む図である。 図1の図と同様な図であるが、シリンダが軸受ブロックの別ピースにライナによって形成される圧縮機構造、および、球面継手によってコネクティングロッドの部分の一方に取り付けられるピストンを示す図である。 本発明のコネクティングロッドを、概略的に、分解かつ拡大した斜視図で示す図である。 そのコネクティングロッド部分を互いの中に入れ子式に係合させた、図2のコネクティングロッドを概略的に拡大した斜視図で示す図である。 クランクシャフトの偏心ピンを上死点状態にした圧縮機にコネクティングロッドが取り付けられ、示された例示においてはピストンの上面がシリンダの前端面に据えられ保持されたストッパ位置決め装置に据えられた状態で、図1に示されるアセンブリを概略的に長手方向断面で示す図である。 完成した状態でコネクティングロッドの長手方向断面図を拡大して示しているが、コネクティングロッドの2つの部分の間のクランプ構成をより良好な視覚化を得るために圧縮機から取り外された図である。 図5の図と同様な図を示すが、管状ステム部分の内端部領域に設けられる接着剤装填の形態の固定手段のうちの1つを用いる構造的変形を示す図である。 図5の線VI−VIによるコネクティングロッドの横断面図である。 図5の線VII−VIIによるコネクティングロッドの横断面図を示し、管状ステム部分の内部半径方向突出部の円周方向位置合わせを断面で示す図である。
本発明は、冷凍システムに使用される代替圧縮機において動作するタイプの、2部品伸縮コネクティングロッドについて説明される。
図1および図1Aによれば、代替圧縮機は、図示されていないハウジングの内部において、開いた前端面2aを有するシリンダ2を組み込む軸受ブロック1と、偏心ピン5が設けられるクランクシャフト4を担持する軸受ハブ3を備えるタイプのものである。シリンダ2は、ブロック1に直接形成される場合は、横向きに上方に長手方向スロット2bを提示することができ、その機能は、後ほど規定されることになる。
問題のコネクティングロッドは、クランクシャフト4の偏心ピン5に取り付けられるべきコネクティングロッド10の第1の部分と、上面6aを有し、かつシリンダ2内で交互運動で変位されるべきピストン6に関節接合されるべき、コネクティングロッド20の第2の部分とを備える。シリンダ2の開放された前端面2aは、任意の適切な構造のバルブプレート7の対向面部分7aによって閉鎖される。
図1および図1Aに示される構成においては、コネクティングロッド20の第2の部分は、より小さなアイ21によっておよび関節ピン23によってピストン6に関節接合される。しかしながら、コネクティングロッド20の第2の部分は、関節接合されるかまたは球状の継手21aによってピストン6に関節接合され得ることを理解されたい。図1および図1Aに示される両方の構成においては、コネクティングロッド10の第1の部分は、より大きなアイ11によってクランクシャフト4の偏心ピン5に関節接合される。
図1の圧縮機においては、シリンダ2は、軸受ブロック1それ自体に画定されるが、図1Aにおいては、ブロック1には、シリンダ2を画定する、ライナ8が適応している穴1aが設けられ、その中でピストン6は、交互運動で移動される。ライナ8は、球面継手21aを使用するものと異なる、より小さなアイ21をピストン6に取り付けるための他の形状構成で使用され得ることに留意されたい。同様に、球面継手21aは、図1に示されるものなどの、ライナ8を欠くシリンダの他の構造で使用され得る。
代替圧縮機について知られているように、ピストン6は、ピストン6のピストンの上面6aとバルブプレート7の対向面7aとの間の最大および最小直線間隔によってそれぞれ画定される、偏心ピン5の下死点状態(図1および図1A)と上死点状態(図4)との間で偏心ピン5の幾何学的軸線に対して直交コースでシリンダ2内で(またはライナ8について)交互運動を受け、このバルブプレート7は、通常、接着剤によって置き換えられ得る少なくとも1つのジョイント9の介在によってシリンダ2の前端面2aに据えられる。
本発明によれば、コネクティングロッド10、20の部分の第1および第2の部分うちの一方は、管状ステム部分12を備えるが、一方、コネクティングロッド20、10の他方の部分は、管状ステム部分12の内部に入れ子式に緩く係合される係合ステム部分22を備える。
示された実施形態においては、管状ステム部分12は、コネクティングロッド10の第1の部分のより大きなアイ11の外側に、好ましくは単一体として半径方向に突出するが、一方、係合ステム部分22は、コネクティングロッド20の第2の部分のより小さなアイ21の外側に、好ましくは単一体として半径方向に突出する。しかしながら、より小さなアイ21が球面継手21a(図1Aに示される)によって置き換えられ得る場合は、管状ステム部分12は、コネクティングロッド20の第2の部分のより小さなアイ21に、またはまさにコネクティングロッド20の球状関節に組み込まれ得ることを理解されたい。この場合は、係合ステム部分22は、コネクティングロッド10の第1の部分のより大きなアイ11に組み込まれる。
本発明によれば、管状ステム部分12は、内方に向けられ、係合ステム部分22に所定の機械的干渉で据えられるように構成される半径方向の変形13(図5および図7を参照されたい)の少なくとも2つの円周方向位置合わせを組み込み、係合ステム部分22を、前記機械的干渉に比例する抵抗力によって、それらの間の軸線方向および回転位置合わせの所定の状態で管状ステム部分12に保持する。
管状ステム部分12の半径方向の変形13は、ある一定の相対的伸縮位置決めで、コネクティングロッド10、20の2つの部分を保持することができる適切な装置で行われる、たとえばクリンピングによってのような機械的形成作業によって得られることが好ましいが、管状ステム部分12は、問題のコネクティングロッドアセンブリ方法論に対して、さらに以下で説明されるように半径方向変形13によって係合ステム部分22に保持されるように形成される。
係合ステム部分22の横断面の外側輪郭および管状ステム部分12の横断面の内側輪郭は、2つのステム部分の円形横断面が係合ステム部分22に対して管状ステム部分12の重なり合う部分の長手方向長さに沿って画定される連続的環状空間を一緒に画定することを可能にするので、各円周方向位置合わせに対して半径方向の変形13の提供を容易にするように円形であることが好ましく、それは、コネクティングロッドの形成のための2つのステム部分の間の相対的回転位置決め(インデキシング、割出し)から独立している。
また、2つのステム部分の円形横断面の形態の選好は、数ある中で引伸し、ホーニング、および研削などの引抜作業、押し出し成形、旋盤加工、穴あけ、および仕上げ作業によるなどの、この寸法形状を実現するようにより大きな容易さおよびより低い加工コストに起因するものである。
管状ステム部分12の半径方向の変形13は、コネクティングロッドの長手方向幾何学的軸線に横向きの各それぞれの円周方向位置合わせの形で互いから角度的に間隔を置いて配置される。
示された実施形態においては、各円周方向位置合わせは、互いから等しく間隔を置いて配置されるそれぞれの領域に配置される、3つの半径方向の変形13を有し、管状ステム部分12の外面に作用する形成工具によって好ましくは生成されるこれらの半径方向の変形は、管状ステム部分12の小さい肉厚のため、管状ステム部分12の内面から半径方向に延在する。しかしながら、半径方向の変形13は、たとえば、管状ステム部分12の内部円形輪郭に突出する、予め決められた軸線方向長さまたは円周方向リブの形のまたはまさに円周方向に連続的な、異なる形態を有することができる。前記半径方向の変形13(またはリブ)は、管状ステム部分12に対して横断面または長手方向に延在され得る。
本明細書において提案された構成は、管状ステム部分12を形成した後にコネクティングロッドの正しい寸法調節を可能にし、管状ステム部分12および係合ステム部分22は、偏心ピン5およびピストン6の上死点の状態においてデッドボリュームのそれぞれの部分を形成する所望の圧縮室部分を提供するように、ピストン6の上面6aがバルブプレート7の対向面7aから所定の距離を維持する状態で、相対的軸線方向位置決めにおいて、決定的な方法でおよび固定手段30によって互いに接着される表面部分を有することができる。
固定手段30は、たとえば、溶接、接着剤、およびろう付けによって規定されることができ、係合ステム22に対して管状ステム部分12の重なり合う部分の長手方向長さの少なくとも一部に沿って管状ステム部分12と係合ステム部分22との間に画定される環状空間を充填することができる。
あるいは、同じ半径方向の変形13は、たとえば、容量性またはレーザ溶接によるなどの追加の材料を使用することなく、決定的な固定のために使用され得る。
図4および図5に示されるように、固定手段30はまた、管状ステム部分12の底部の領域のうちの少なくとも1つにおいて、およびそれらの間の重なり合う部分の長さの1つの端部において前記ステム部分の間に設けられるコードまたは溶接スポットを備えることができ、外側入れ子式ステムの部分すなわち管状ステム部分12を、係合ステムの部分22によって画定される入れ子式ステムの内部部分の周囲の円周方向隣接領域に決定的な方法で接着する。
しかしながら、図5に示されるように、管状ステム部分12と係合ステム部分22との間の決定的な固定は、係合ステム部分22の自由端部分22aによって画定される領域のうちの1つに、および溶融した場合に前記部品を一緒に溶接する管状ステム部分12の底部に有する、開放されるかまたは閉鎖される、追加の溶接リングの形の他の固定手段30aの提供をさらに含むことができる。
係合ステム部分22の自由端部分22aに使用される場合に、追加の溶接リングは、たとえば、係合ステム部分22の周りに設けられ、管状ステム部分12に対して隙間を持つ円周方向凹所24に緩く係合され得る。
したがって、管状ステム部分12および係合ステム部分22は、それらの間の重なりの長さの少なくとも一部において、前記ステム部分の間に配置される領域の少なくとも1つに画定される、決定的な方法で、一緒に接着されるそれらの表面部分を有し、管状ステム部分12の自由端部分12aに対して使用され、係合ステム部分22の隣接する周囲の領域を取り囲む溶接ビードの形の固定手段30と、さらに任意選択的に、係合ステム部分22の自由端部分22aと管状ステム部分12の基端部12bの隣接する領域との間に設けられる追加の溶接ビードの形のもう1つの固定手段30aとをさらに含むことができる。
図5Aに示される、もう1つの構造的可能性においては、管状ステム部分12および係合ステム部分22は、係合ステム部分22に重なっていない、管状ステム部分12の内部に設けられ、係合ステム部分22によって塞がれない管状ステム部分12の内方端部領域およびそれらの間の重なりの長さの少なくとも一部を充填する接着剤装填の形の他の固定手段30bによって、決定的な方法で一緒に接着されるそれらの表面部分を有する。この固定手段30bは、通常、溶接ビードの形の固定手段30に取って代わり、追加の溶接リングの形の固定手段30aに取って代わるために使用され得る。
コネクティングロッドの取付方法は、本発明の目的であるが、後に説明されるステップによって実施され、それは、圧縮機特にそのシリンダ2の構造的な特徴の機能において、さらにコネクティングロッド20の第2の部分からいくつかの変化を受ける場合がある。
シリンダ2の構造と無関係に、本発明の取付方法は、管状ステム部分12を有するそれらのうちの一方と、管状ステム部分12の横断面の内側輪郭よりも小さな外側輪郭の横断面を有する係合ステム部分22が設けられているコネクティングロッドの他方の部分とを持つ、コネクティングロッド10、20の第1および第2の部分の、任意の適切な構造手段による形成によって規定される第1のステップを含む。
第1および第2のコネクティングロッド部分10、20は、たとえば、押し出し成形、または引抜き、低炭素含有鋼の冷間成形、または粒子材料の冶金組成物の焼結によって、任意の適切な材料によって得られ得る。
図面に示される構造形態においては、コネクティングロッド10の第1の部分は、圧縮機のクランクシャフト4の偏心ピン5および管状ステム部分12に取り付けられるべきより大きなアイ11を好ましくは単一体として備えるが、コネクティングロッド20の第2の部分は、係合ステム部分22、およびピストン6に連結するためのより小さなアイ21(図1)および球面継手21a(図1A)によって画定される要素のうちの1つを備える。しかしながら、管状ステム部分12および係合ステム部分22の位置決めは、コネクティングロッドのアイに対して逆さにされることができ、すなわち、係合ステム部分22は、より大きなアイ11に組み込まれるものであることができるが、管状ステム部分12は、より小さなアイ21に、または球面継手21aに組み込まれることになることを理解されたい。
図1に示されるように、軸受ブロック1自体に画定されるシリンダ2を持つ圧縮機に使用される場合に、本発明の方法の第1の変形においては、組立方法は、
(a)コネクティングロッド10、20の第1および第2の部分のうちの一方に管状ステム部分12を設けるステップであり、コネクティングロッド20、10の他方の部分に、管状ステム部分12の横断面の内側輪郭よりも小さな外側輪郭の横断面を有する係合ステム部分22、およびさらにコネクティングロッド20の第2の部分にピストンアセンブリ6を設けるステップと、
(b)主としてシリンダ2が前面2aと反対の面のこの領域により大きな隙間のため円錐形状を有する場合は、好ましくは前面2aと反対のシリンダ2の端面から、圧縮機のシリンダ2にコネクティングロッド20の第2の部分およびピストン6によって形成されるアセンブリを取り付けるステップであり、挿入工程を容易にするステップと、
(c)コネクティングロッド10の第1の部分をクランクシャフト4の偏心ピン5に取り付けるステップと、
(d)管状ステム部分12の内部に係合ステム部分22を入れ子式に緩く係合させるステップであり、下死点状態に偏心ピン5を維持し、管状ステム部分12および係合ステム部分22を、シリンダ2の幾何学的軸線と位置合わせするステップと、
(e)管状ステム部分12および係合ステム部分22を、それらの間の軸線方向および回転位置合わせならびに相対的軸線方向および予備的位置決めの両方について所定の状態に導くステップであり、偏心ピン5およびピストン6の上死点状態において圧縮室の所望の部分および最小デッドボリュームのそれぞれの部分を提供するのに必要とされる長さよりも大きなコネクティングロッド長さを画定するステップと、
(f)内方に向いており、係合ステム部分22に所定の機械的干渉によって据えられる半径方向の変形13の円周方向位置合わせをその中に形成するように、管状ステム部分12を形成作業にかけるステップであり、前記軸線方向および回転位置合わせ状態ならびにそれらの間の相対的軸線方向および予備的位置決めで係合ステム部分22を管状ステム部分12に保持するステップと、
(g)偏心ピン5を上死点状態の方へ進ませるように圧縮機のクランクシャフト4を回転させるステップであり、シリンダ2の前端面2aの近くに設けられるストッパ40にピストン6を据え、偏心ピン5が上死点位置に達するまで管状ステム部分12および係合ステム部分22を軸線方向に入れ子式に圧縮し、ピストン6の上面6aが偏心ピン5の上死点状態において圧縮室部分の所望の部分およびデッドボリュームのそれぞれの部分をバルブプレート7の対向面7aと共に画定する状態を得るために、管状ステム部分12および係合ステム部分22の相対的軸線方向位置決めの調整を行うステップと、
(h)偏心ピン5を下死点状態まで戻すようにクランクシャフト4を回転させるステップと、
(i)溶接、接着剤、およびろう付けの中から規定される固定手段30、30a、30bによって相互にかつ決定的な方法で管状ステム部分12および係合ステム部分22の表面部分を固定するステップと、
を含む。
以下で説明されるように、圧縮機機構の特定の特徴に応じて、この組立手順の変化が存在し得ることに留意されたい。
以下で説明される方法の変化として、圧縮機に既に取り付けられているかまたはそれから分離している、以上で説明されたコネクティングロッド10、20の2つの部分の間の相対的位置決めは、適切な位置決め装置(図示せず)によって実現されるが、それは、必要な軸線方向および回転位置合わせによって(必要であれば)、およびさらに所望の長さよりも確実に大きな長さをコネクティングロッドに提供する予備的な相対的軸線方向位置決めによって、それらを前記所望の位置決めに保持するように、コネクティングロッドの両方の部分と動作可能に関連している。
以上で説明された方法の実施形態においては、コネクティングロッド10、20の両方の部分に対する位置決め装置の動作は、偏心ピン5にならびに圧縮機のピストン6およびシリンダ2にそれぞれ既に取り付けられている、これらのコネクティングロッドに対して行われる。
管状ステム部分12の形成作業は、たとえば、図示されていないクリンピング装置によって実現されることができるが、それは、方法のこの実施形態においては、位置決め装置に動作可能に関連しなければならない。形成作業は、内方に向いており、係合ステム部分22に所定の機械的干渉によって据えられる、半径方向の変形13の少なくとも2つの円周方向位置合わせを管状ステム部分12に形成するように行われ、前記軸線方向および回転位置合わせ状態ならびにそれらの間の相対的軸線方向の位置決めで、係合ステム部分22を管状ステム部分12に保持する。
前記組立ステップはすべて下死点に位置決めされる偏心ピン5およびピストン6に対して行われるべきであるという提案は、なぜならこの位置においては、コネクティングロッドの主要部がシリンダ2から剥き出しにされており、位置決め装置および形成装置(クリンピング)についてのアクセスを容易にするからである。
図7に示されるように、管状ステム部分12の半径方向の変形13は、通常、各円周方向位置合わせに関して互いから角度的に間隔を置いて配置される。図示される例示的な実施形態においては、互いから等しく間隔を置いて配置され、ステム12、22の2つの部分の間に確かな保持可能にする3つの半径方向の変形13は、各円周方向位置合わせに関して設けられる。
図4は、シリンダ2の前端面2aに据えられるストッパ40の提供を、簡単化した概略的な方法で示している。しかしながら、ストッパ40とシリンダ2の前面2aとの間にシーリングガスケット9を設けることが好ましく、この場合は、ストッパ40にはシーリングガスケット9の厚さを補償するように、および所望の圧縮室部分の形成を確実にするように適切な高さの突出部41が設けられる。シーリングガスケット9は、任意の厚さを提示し、所定のグループ(平均)のジョイントであることができるが、それは、さらに一層正確な室(あまり変動性がない)を生成するためにさらに調整されることもできる(1つのグループ以上または以下)。
また、ジョイント9は、以上で説明したように、所望の圧縮室部分の形成工程を損なわずに、シーリングガスケットの特定の機能を持つ接着剤によって除去され、置き換えられ得る。本組立方法に使用される固定手段30は、問題のコネクティングロッドの規定において先に説明され図示された方法で画定され得る。
使用される固定手段30に応じて、前記環状空間に設けられる固定手段30の補充の、または代わりに選ばれるろう付けまたは接着剤が、複数の点または単一の溶接ビードを使って係合ステム部分22と管状ステム部分12との間におよび/または管状ステム部分12の端縁部12aと係合ステム部分22の隣接する外面との間に画定される環状空間に提供され得る。
指定される環状隙間に応じて、既に先に説明した、管状ステム部分12の底部における密閉空間の充填用の接着剤装填の形をとって現れ得る固定手段30bがまた使用されることができ、ここに、接着剤の余剰分は、ピストン6を偏心ピン5の上死点の状態まで通過させることによって、最終コネクティングロッド長さを調整する工程中にこの環状隙間を通して排出される。
本発明の組立方法の第2の変形においては、図1に示されるように、やはり軸受ブロック1自体に画定されるシリンダ2を持つ圧縮機に使用される場合は、それは、以上で説明した方法の基本ステップ、すなわちそれぞれの第1および第2のコネクティングロッド10、20に管状ステム部分12および係合ステム部分22を設けるステップ、およびコネクティングロッド20の第2の部分をピストン6に組み立てるステップを含む。
しかしながら、組立のこの第2の形態においては、管状ステム部分12と係合ステム部分22との間の位置合わせおよび軸線方向位置決めについての、管状ステム部分12および係合ステム部分22の入れ子式の緩い係合作業、および係合ステム部分22に対する管状ステム部分12の形成作業は、圧縮機の外側で、すなわちそれぞれのコネクティングロッド部分10、20を圧縮機に組み立てるより前に行われる。この場合は、係合ステム部分22を管状ステム部分12の内部に入れ子式に緩く係合させるステップ、および前記ステム部分12、22を位置合わせおよび相対的軸線方向位置決めの所定の状態まで導くステップは、圧縮機から離れて位置決め装置で行われ、ここに、係合ステム部分22に対する管状部分12の形成ステップは、やはり圧縮機から離れて圧着成形装置(クリンピング)で行われ、前記ステップは、以上で既に説明したように、コネクティングロッドに、所望の最終長さよりも間違いなく大きい長さすなわち所望の圧縮室部分を提供するように所定の距離よりも下のバルブプレート7の対向面7aからある距離を置いてピストン6の上面を位置決めできるコネクティングロッド長さを与え、それは、偏心ピン5およびピストン6の上死点状態における最小デッドボリュームのそれぞれの部分を形成する。
管状ステム部分12と係合ステム部分22との間に所望の程度の機械的干渉を与えることによって圧縮機の外側で、形成するステップを実行した後に、次のステップ、すなわち、
コネクティングロッド20の第2の部分のためのコネクティングロッド10の第1の部分を分離するステップと、
コネクティングロッド20の第2の部分およびピストン6を圧縮機のシリンダ2に、およびコネクティングロッド10の第1の部分をクランクシャフト4の偏心ピン5に取り付けるステップと、
クランクシャフト4の偏心ピン5を下死点状態に維持することによって、管状ステム部分12の内部に係合ステム部分22を入れ子式におよび所定の干渉によって係合させるステップと、
が実行される。
その後に、組立方法のこの第2の変形においては、方法の第1の変形において先に説明した、クランクシャフト4の回転、ならびに管状ステム部分12および係合ステム部分22の相互のおよび決定的な固定について同じステップ(g)、(h)、および(i)が実行される。
本発明の組立方法の第3の変形においては、図1に示されるように、やはり軸受ブロック1自体に画定されるシリンダ2を持つ圧縮機に使用される場合は、それぞれの第1および第2のコネクティングロッド部分10、20に管状ステム部分12および係合ステム部分22を設けるステップは、方法の第1および第2の変形において説明したそれと同じである。
しかしながら、組立の第3の変形においては、ピストン6は、組立のこの段階ではコネクティングロッド20の第2の部分に連結されず、したがって、以下で説明するように、これは後ほど起こる。また、方法の第3の変形においては、管状ステム部分12と係合ステム部分22との間の位置合わせおよび軸線方向位置決めについての、管状ステム部分12および係合ステム部分22の入れ子式の緩い係合のステップ、および係合ステム部分22に対する管状ステム部分12の形成作業は、圧縮機の外側で、すなわちそれぞれのコネクティングロッド部分10、20を圧縮機に組み立てるより前に行われる。この場合は、係合ステム部分22を管状ステム部分12の内部に入れ子式に緩く係合させるステップ、および前記ステム部分12、22を、位置合わせおよび相対的軸線方向位置決めの所定の状態に導くステップは、圧縮機から離れて位置決め装置で実行され、係合ステム部分22に対する管状部分12の形成ステップは、やはり圧縮機から離れて形成装置(クリンピング)で実行され、前記ステップは、以上で既に説明したように、コネクティングロッドに所望の長さよりも間違いなく大きい長さを与える。
管状ステム部分12と係合ステム部分22との間に所望の程度の機械的干渉を与えることによって圧縮機の外側で、形成するステップを実行した後に、次のステップ、すなわち、
偏心ピン5を下死点状態に保持して、コネクティングロッド10、20の第1および第2の部分を、それぞれ偏心ピン5に、および圧縮機のシリンダ2に、および長手方向スロット2bを通して取り付けるステップと、
ピストン6をシリンダ2に挿入するステップであり、これをコネクティングロッド20の第2の部分に固定するステップと、
が実行される。ピストン6は、コネクティングロッドの第1および第2の部分を圧縮機に組み立てるより前に、シリンダ2に挿入され得ることを理解されたい。
その後に、組立方法のこの第3の変形においては、方法の第1の変形において先に説明した、クランクシャフト4の回転、ならびに管状ステム部分12および係合ステム部分22の相互のおよび決定的な固定について同じステップ(g)、(h)、および(i)が実行される。
さらに、本発明の方法の第3の変形によれば、圧縮機のシリンダ2の内部へのコネクティングロッド20の第2の部分の組立は、シリンダ2に横向きに上方に設けられる、長手方向スロット2bを通してその半径方向変位によって行われ、ここに、コネクティングロッド20の第2の部分は、シリンダ2の同じ長手方向スロット2bを通して挿入されるピン23によってピストン6に固定されるより小さなアイ21を組み込む。
本発明の組立方法の第4の変形においては、これは、図1Aに示されるように、そのシリンダ2が圧縮機の軸受ブロック1のそれぞれの穴1aに固定されるライナ8によって形成される、圧縮機に使用され、それぞれの第1および第2のコネクティングロッド10、20に管状ステム部分12および係合ステム部分22を設けるステップは、方法の第1、第2および第3の変形で既に説明したそれと同じである。
組立のこの第4の変形においては、ピストン6は、管状ステム部分12と係合ステム部分22との間の位置合わせおよび軸線方向位置決めについての、および係合ステム部分22に対して管状ステム部分12を形成するステップについての、管状ステム部分12に係合ステム部分22を入れ子式に緩く係合させるステップを実行する前後に、コネクティングロッド20第2の部分に連結され、それはまた、圧縮機から離れて位置決め装置および形成装置で圧縮機の外側で行われ、前記ステップは、先に説明したように、コネクティングロッドに所望の最終長さよりも間違いなく大きい長さを与える。
この作業手順の前後に、コネクティングロッド20の第2の部分へのピストン6の連結は、使用されるより小さなアイ21または球面継手21aの形態に左右される。
管状ステム部分12と係合ステム部分22との間に所望の程度の機械的干渉を与えることによって圧縮機の外側で、形成するステップを実行した後に、次のステップ、すなわち、
偏心ピン5を下死点状態に保持して、コネクティングロッド10の第1の部分およびピストン6に固定されるコネクティングロッド20の第2の部分を、それぞれ偏心ピン5に、および軸受ブロック1の穴1aに取り付けるステップと、
ライナ8を軸受ブロック1の穴1aに挿入するステップであり、ピストン6にこれを装着するステップと、
が実行される。
この後、組立方法のこの第4の変形においては、方法の第1の変形において先に説明した、クランクシャフト4の回転、ならびに管状ステム部分12および係合ステム部分22の相互のおよび決定的な固定について同じステップ(g)、(h)、および(i)が実行される。
本明細書において説明した構造的可能性および組立方法は、特定の実施形態に個々に提示され、または同時に部分的または完全に一緒に組み合わされ得ることを理解されたい。
1 軸受ブロック
1a 穴
2 シリンダ
2a 前端面、前面
2b 長手方向スロット
3 軸受ハブ
4 クランクシャフト
5 偏心ピン
6 ピストン
6a 上面
7 バルブプレート
7a 対向面
8 ライナ
9 シーリングガスケット、ジョイント
10 第1のコネクティングロッド
11 アイ
12 管状ステム部分
12a 自由端部分、端縁部
12b 基端部
13 半径方向の変形
20 第2のコネクティングロッド
21 アイ
21a 球面継手
22 係合ステム部分
22a 自由端部分
23 ピン
24 円周方向凹所
30 固定手段
30a 固定手段
30b 固定手段
40 ストッパ
41 突出部

Claims (22)

  1. 代替圧縮機用の2部品伸縮コネクティングロッドにして、圧縮機のクランクシャフト(4)の偏心ピン(5)に取り付けられるべきコネクティングロッド(10)の第1の部分と、上面(6a)を有し、バルブプレート(7)の対向面(7a)によって閉鎖される開放された前端面(2a)を有するシリンダ(2)内で交互運動で変位されるべき、ピストン(6)に関節接合されるべきコネクティングロッド(20)の第2の部分とを備える、コネクティングロッドであって、コネクティングロッド(10、20)の第1および第2の部分が、管状ステム部分(12)を備えるが、一方、コネクティングロッド(20、10)の他の部分は、管状ステム部分(12)の内部に入れ子式に緩く係合される係合ステム部分(22)を備え、この管状ステム部分(12)が、内方に向いており、係合ステム部分(22)に所定の機械的干渉によって据えられる半径方向の変形(13)の少なくとも2つの円周方向位置合わせを組み込み、係合ステム部分(22)を、それらの間の軸線方向および回転位置合わせの所定の状態で管状ステム部分(12)に保持し、管状ステム部分(12)および係合ステム部分(22)の一部は、ピストン(6)の上面(6a)が偏心ピン(5)およびピストン(6)の上死点の状態においてデッドボリュームのそれぞれの部分を画定する所望の圧縮室部分を提供するようにバルブプレート(7)の対向面(7a)から所定の距離を維持する状態で、相対的軸線方向位置決めの形で固定手段(30)によって決定的な方法で一緒に接着されることを特徴とする、コネクティングロッド。
  2. 係合ステム部分(22)の外側輪郭および管状ステム部分(12)の内側輪郭が、円形であり、係合ステム部分(22)に対して管状ステム部分(12)の重なり合う長手方向長さの少なくとも一部に固定手段(30)で充填される環状空間をそれらの間に画定することを特徴とする、請求項1に記載のコネクティングロッド。
  3. 管状ステム部分(12)の半径方向の変形(13)が、各円周方向位置合わせの形で互いから角度的に間隔を置いて配置されることを特徴とする、請求項2に記載のコネクティングロッド。
  4. コネクティングロッド(10)の第1の部分が、単一体として、圧縮機のクランクシャフト(4)の偏心ピン(5)に取り付けられるべきより大きなアイ(11)と、管状ステム部分(12)および係合ステム部分(22)のうちの一方とを備え、コネクティングロッド(20)の第2の部分が、前記管状ステム部分(12)および係合ステム部分(22)のうちの他方、およびピストン(6)に結合するためのより小さなアイ(21)および球状継手(21a)によって画定される要素のうちの1つを備えることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載のコネクティングロッド。
  5. 固定手段(30)が、溶接、接着剤、およびろう付けの中から規定されることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載のコネクティングロッド。
  6. 管状ステム部分(12)および係合ステム部分(22)が、決定的な方法で互いに接着され、それらの間の重なりの長さの少なくとも一部に、前記ステム部分(12、22)の間に配置される領域のうちの少なくとも1つに画定されるそれらの表面部分を有することを特徴とする、請求項5に記載のコネクティングロッド。
  7. 固定手段(30)が、管状ステム部分(12)の底部の領域のうちの少なくとも1つに、およびそれらの間の重なり合う部分の長さの1つの端部において、前記管状ステム部分(12)と係合ステム部分(22)との間に設けられるコードまたは溶接スポットを含み、係合ステム部分(22)に隣接する周囲の円周方向領域に管状ステム部分(12)を決定的な方法で接着することを特徴とする、請求項6に記載のコネクティングロッド。
  8. 管状ステム部分(12)と係合ステム部分(22)との間の決定的な固定が、係合ステム部分(22)の自由端部分(22a)によって画定される領域のうちの1つに、および管状ステム部分(12)の底部に設けられる追加の溶接リングの形の他の固定手段(30a)の提供をさらに含み、溶融した場合に前記部品を一緒に溶接することを特徴とする、請求項6に記載のコネクティングロッド。
  9. 管状ステム部分(12)と係合ステム部分(22)との間の決定的な固定が、係合ステム部分(22)に重なっていない、管状ステム部分(12)の内部に設けられ、係合ステム部分(22)によって塞がれない管状ステム部分(12)の内方端部領域およびそれらの間の重なり合う部分の長さの少なくとも一部を充填する、接着剤装填の形の他の固定手段(30b)の提供をさらに含むことを特徴とする、請求項6に記載のコネクティングロッド。
  10. 代替圧縮機の2部品伸縮コネクティングロッドを組み立てる方法にして、前記コネクティングロッドが、圧縮機のクランクシャフト(4)の偏心ピン(5)に取り付けられるべきコネクティングロッド(10)の第1の部分と、上面(6a)を有し、バルブプレート(7)の対向面(7a)によって閉鎖されるべき開放された前端面(2a)を有するシリンダ(2)内で交互運動で移動されるべき、ピストン(6)に関節接合されるべきコネクティングロッド(20)の第2の部分とを備える、方法であって、
    (i)管状ステム部分(12)をコネクティングロッド(10、20)の第1および第2の部分のうちの一方に設け、管状ステム部分(12)の横断面の内側輪郭よりも小さな外側輪郭の横断面を有する係合ステム部分(22)をコネクティングロッド(20、10)の他方の部分に設けるステップと、
    (ii)管状ステム部分(12)の内部に係合ステム部分(22)を入れ子式に緩く係合させるステップと、
    (iii)管状ステム部分(12)および係合ステム部分(22)を、それらの間の軸線方向および回転位置合わせについてならびに相対的軸線方向および予備的位置決めについて所定の状態に導くステップであり、ピストン(6)の上死点の状態において所望の圧縮室部分および最小デッドボリュームのそれぞれの部分を提供するのに要求される長さよりも大きなコネクティングロッド長さを画定するステップと、
    (iv)内方に向いており、係合ステム部分(22)に所定の機械的干渉によって据えられる半径方向の変形(13)の円周方向位置合わせをその中に形成するように、管状ステム部分(12)を形成作業にかけるステップであり、前記軸線方向および回転位置合わせ状態ならびにそれらの間の相対的軸線方向および予備的位置決めで係合ステム部分(22)を管状ステム部分(12)に保持するステップと、
    (v)偏心ピン(5)が下死点状態にあり、コネクティングロッド(10)の第1の部分がその上に取り付けられ、かつピストン(6)がコネクティングロッド(20)の第2の部分におよびシリンダ(2)の内部に取り付けられた状態で、偏心ピン(5)を上死点状態の方へ進ませるようにクランクシャフト(4)を回転させ、シリンダ(2)の前端面(2a)に沿って設けられるストッパ(40)にピストン(6)を据え、偏心ピン(5)が上死点位置に達するまで管状ステム部分(12)および係合ステム部分(22)を軸線方向に入れ子式に圧縮するステップであり、ピストン(6)の上面(6a)が偏心ピン(5)の上死点状態においてバルブプレート(7)の対向面(7a)と共に圧縮室部分の所望の部分およびデッドボリュームのそれぞれの部分を画定する状態まで、管状ステム部分(12)および係合ステム部分(22)の相対的軸線方向位置決めの調整を行うステップと、
    (vi)溶接、接着剤、およびろう付けの中から規定される固定手段(30、30a、30b)によって相互にかつ決定的な方法で管状ステム部分(12)および係合ステム部分(22)の表面部分を固定するステップと、
    を含むことを特徴とする、方法。
  11. クランクシャフト(4)が偏心ピン(5)を下死点状態まで戻すように回転された後に、管状ステム部分(12)および係合ステム部分(22)の表面部分の相互の決定的な固定が行われることを特徴とする、請求項10に記載の方法。
  12. 係合ステム部分(22)を管状ステム部分(12)の内部に入れ子式に係合させるステップの前に、ピストン(6)が、コネクティングロッド(20)の第2の部分におよびシリンダ(2)の内部に取り付けられることを特徴とする、請求項10または11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 係合ステム部分(22)を管状ステム部分(12)の内部に係合させるステップより前に、ピストン(6)がコネクティングロッド(20)の第2の部分に取り付けられ、この係合ステム部分(22)を管状ステム部分(12)の内部に係合させるステップ、ならびに、管状ステム部分(12)および係合ステム部分(22)を軸線方向および回転位置合わせならびに相対的軸線方向および予備的位置決めの所定の状態に導くさらなるステップが、前記ステム部分(12、22)およびピストン(6)を圧縮機の外側にして行われ、方法が、次のステップ、すなわち、
    コネクティングロッド(20)の第2の部分のためのコネクティングロッド(10)の第1の部分を分離するステップと、
    コネクティングロッド(20)の第2の部分およびピストン(6)を圧縮機のシリンダ(2)に、およびコネクティングロッド(10)の第1の部分をクランクシャフト(4)の偏心ピン(5)に取り付けるステップと、
    係合ステム部分(22)を、入れ子式に予め定められた係合によって管状ステム部分(12)の内部に係合させるステップであり、偏心ピン(5)を上死点状態に持って来るように圧縮機のクランクシャフト(4)を回転させるステップより前に、クランクシャフト(4)の偏心ピン(5)を下死点状態に維持し、ピストン(6)をストッパ(40)に据え、管状ステム部分(12)および係合ステム部分(22)の表面の部分を相互に決定的な方法で固定するステップと、
    をさらに含むことを特徴とする、請求項10または11のいずれか一項に記載の方法。
  14. 係合ステム部分(22)を管状ステム部分(12)の内部に係合させるステップ、および管状ステム部分(12)および係合ステム部分(22)を軸線方向および回転位置合わせならびに相対的軸線方向および予備的位置決めの所定の状態に導くさらなるステップが、前記ステム部分(12、22)を圧縮機の外側にして行われ、本方法が、管状ステム部分(12)を形成するステップの後に、
    偏心ピン(5)を下死点状態に保持して、コネクティングロッド(10、20)の第1および第2の部分を、それぞれ偏心ピン(5)におよび圧縮機のシリンダ(2)に取り付けるステップと、
    偏心ピン(5)を上死点状態に持って来るように圧縮機のクランクシャフト(4)を回転させるステップより前に、既にシリンダ(2)に挿入されたピストン(6)をコネクティングロッド(20)の第2の部分に取り付け、ピストン(6)をストッパ(40)に据え、管状ステム部分(12)および係合ステム部分(22)の一部の表面部分を相互に決定的な方法で固定するステップと、
    をさらに含むことを特徴とする、請求項10または11のいずれか一項に記載の方法。
  15. 圧縮機のシリンダ(2)の内部におけるコネクティングロッド(20)の第2の部分の組立が、シリンダ(2)に横向きに上方に設けられる長手方向スロット(2b)を通してその半径方向変位によって行われることを特徴とする、請求項14に記載の方法。
  16. コネクティングロッド(20)の第2の部分が、シリンダ(2)の長手方向スロット(2b)を通して挿入されるピン(23)によってピストン(6)に取り付けられるより小さなアイ(21)を組み込むことを特徴とする、請求項15に記載の方法。
  17. 係合ステム部分(22)を管状ステム部分(12)の内部に係合させるステップより前に、ピストン(6)がコネクティングロッド(20)の第2の部分に取り付けられ、前記係合させるステップ、ならびに管状ステム部分(12)および係合ステム部分(22)を、軸線方向および回転位置合わせならびに相対的軸線方向および予備的位置決めの所定の状態に導くさらなるステップが、前記ステム部分(12、22)およびピストン(6)を圧縮機の外側にして行われ、本方法が、管状ステム部分(12)を形成した後に、
    偏心ピン(5)を下死点状態に保持して、コネクティングロッド(10)の第1部分および既にピストン(6)に固定されているコネクティングロッド(20)の第2の部分を、それぞれ偏心ピン(5)におよびブロック(1)の穴(1a)の内部に取り付けるステップと、
    ブロック(1)の穴(1a)にライナ(8)を挿入するステップであり、偏心ピン(5)を上死点状態に持って来るように圧縮機のクランクシャフト(4)を回転させるより前に、ピストン(6)にこれを装着し、ピストン(6)をストッパ(40)に据え、管状ステム部分(12)および係合ステム部分(22)の表面部分を相互に決定的な方法で係合させるステップと、
    をさらに含むことを特徴とする、請求項10または11のいずれか一項に記載の方法、および圧縮機のブロック(1)のそれぞれの穴(1a)に固定されるライナ(8)によって形成されるシリンダ(2)。
  18. コネクティングロッド(10)の第1の部分が、圧縮機のクランクシャフト(4)の偏心ピン(5)に取り付けられるべきより大きなアイ(11)と、管状ステム部分(12)および係合ステム部分(22)のうちの一方とを備え、コネクティングロッド(20)の第2の部分が、前記管状ステム部分(12)および係合ステム部分(22)のうちの他方、およびピストン(6)に連結するためのより小さなアイ(21)および球状継手(21a)によって画定される要素のうちの1つを備えることを特徴とする、請求項10から17のいずれか一項に記載の方法。
  19. 係合ステム部分(22)の外側輪郭および管状ステム部分(12)の内側輪郭が、円形であり、固定手段(30、30a、30b)で少なくとも部分的に充填される環状空間を一緒に画定することを特徴とする、請求項17に記載の方法。
  20. 管状ステム部分(12)の半径方向の変形(13)が、各円周方向位置合わせで互いから角度的に間隔を置いて配置されることを特徴とする、請求項19に記載の方法。
  21. 前記ステム部分(12、22)の間の入れ子式の決定的な固定より前に、固定手段(30a、30b)を係合ステム部分(22)および管状ステム部分(12)の部分のうちの少なくとも1つに設ける追加のステップを含むことを特徴とする、請求項19に記載の方法。
  22. 管状ステム部分(12)および係合ステム部分(22)が、前記ステム部分(12、22)の間に画定される領域のうちの少なくとも1つの少なくとも一部に画定される、決定的な方法で互いに接着される、それらの表面部分を有することを特徴とする、請求項19に記載の方法。
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