JP2017118641A - 制御装置 - Google Patents

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雅人 織田
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Abstract

【課題】駆動対象とする回路と降圧回路とのそれぞれの駆動電圧をバッテリを昇圧した電圧とする場合において、回路規模の大型化を抑制できるようにした制御装置を提供する。
【解決手段】バッテリ40の端子電圧が昇降圧回路70によって出力電圧Voutに変換され、リニアレギュレータ84によって出力電圧Voutが降圧された電源電圧VLがマイコン52に印加される。昇降圧回路70は、電源側駆動部90によって駆動される。マイコン52の駆動指令信号MSr1に応じて、電動機側駆動部96は、車載電動機とインバータとの間を開閉するリレーに操作信号MSrを出力する。電源側駆動部90および電動機側駆動部96には、バッテリ40の端子電圧が単一のチャージポンプ100によって昇圧された出力電圧Vcが印加される。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両に搭載された電動機に接続された電力変換回路を操作することによって前記電動機の制御量を制御する制御装置に関する。
たとえば特許文献1には、電動パワーステアリング装置の電動機に接続されるインバータと、インバータおよび電動機間を開閉するリレーと、リレーおよびインバータを駆動する制御部とを備えた電動機駆動装置(以下、制御装置)が記載されている(図2)。ここで、リレーは、NチャネルMOS電界効果トランジスタにて構成されている。また、制御部には、バッテリの電圧がレギュレータにより降圧された後、印加されている。
ところで、車両に搭載されたバッテリの電圧は、大きく変動する。このため、たとえば特許文献2に記載されているように、DCDCコンバータ(降圧回路)を用いて電圧を昇降圧させて電圧を安定させることが記載されている。
特開2014−45576号公報 特開2015−70742号公報
ところで、上記リレーを構成するトランジスタのゲートに印加する電圧は、バッテリの電圧よりも高いことが望まれるため、バッテリの電圧を昇圧する回路を備えて、リレーを駆動するための電圧を生成することとなる。一方、上記DCDCコンバータについても、そのスイッチング素子をNチャネルMOS電界効果トランジスタ等によって構成する場合には、DCDCコンバータを構成するスイッチング素子に印加する電圧は、バッテリの電圧よりも高いことが望まれる。このため、バッテリの電圧を昇圧する回路を備えて、DCDCコンバータを構成するスイッチング素子の駆動電圧を生成することとなる。
しかし、このように、制御装置内において様々な回路を駆動する電圧を生成するためにそれら回路毎にバッテリの電圧を昇圧する回路を設ける場合には、制御装置の大型化を招く。
本発明は、そうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、駆動対象とする回路と降圧回路とのそれぞれの駆動電圧をバッテリを昇圧した電圧とする場合において、回路規模の大型化を抑制できるようにした制御装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段およびその作用効果について記載する。
1.車両に搭載された電動機に接続された電力変換回路を操作することによって前記電動機の制御量を制御する制御装置において、前記電力変換回路の操作信号を生成して出力する制御部と、電圧制御型のスイッチング素子を備えて、車両に搭載されたバッテリの端子電圧を前記制御部の電源電圧に降圧する降圧回路と、前記制御部の駆動指令信号に応じて、前記バッテリと前記電動機との間の電気経路を開閉する開閉器である電圧制御型のスイッチング素子を駆動する電動機側駆動部と、前記降圧回路が備える前記スイッチング素子を駆動する電源側駆動部と、前記バッテリの端子電圧を昇圧して且つ、前記電動機側駆動部および前記電源側駆動部の共通の電源となるチャージポンプと、を備えることを特徴とする。
上記構成では、制御装置が駆動対象とする開閉器を駆動するための電動機側駆動部と、電源側駆動部との双方に、バッテリの端子電圧を昇圧した電圧を印加するために、チャージポンプを用いる。この際、1つのチャージポンプを、電動機側駆動部および電源側駆動部間で共有して、それらの共通の電源とする。このため、駆動対象とする回路である開閉器と降圧回路とのそれぞれの駆動電圧をバッテリを昇圧した電圧とする場合において、回路規模の大型化を抑制できる。
なお、開閉器は、制御部の駆動指令信号に応じて開閉されるものであるため、制御部の電源に異常が生じ、制御部が正常に動作しない場合には、開閉器も正常に動作しないことから、電動機側駆動部および電源側駆動部のいずれに供給される電圧に異常が生じても、開閉器が正常に動作しない。このため、電動機側駆動部および電源側駆動部のそれぞれが各別のチャージポンプを備える場合と比較して開閉器が正常に動作する機会が低下することは、十分に抑制することができる。また、制御装置の部品点数の低減に起因して異常の発生確率を低減することもできる。
2.上記1記載の制御装置において、前記電力変換回路は、前記バッテリの正極および負極のそれぞれと前記電動機の端子との間を開閉するスイッチング素子を備えた直流交流変換回路であり、前記開閉器は、前記電力変換回路の出力端子と前記電動機の端子との間に設けられて且つ、前記電力変換回路の出力端子と前記電動機の端子とを接続する電気経路を開閉するリレーである。
上記電力変換回路は、バッテリの正極と電動機との間を開閉するスイッチング素子を備えたものであるため、電力変換回路の出力電圧は、バッテリの端子電圧相当となりうる。このため、リレーを構成する電圧制御型のスイッチング素子の駆動電圧として、バッテリの端子電圧を昇圧した電圧を利用することが望まれる。
3.上記1または2記載の制御装置において、前記降圧回路は、前記スイッチング素子を備えて前記バッテリの電圧を昇降圧する昇降圧回路と、該昇降圧回路の出力電圧を降圧して前記制御部に出力するリニアレギュレータと、を備える。
上記構成では、昇降圧回路を備えるため、バッテリの電圧が大きく変動したとしても、制御部に適切な電圧を印加することができる。また、リニアレギュレータを更に備えることにより、昇降圧回路のみとする場合と比較すると、制御部に印加する電圧の精度を高めることができる。
4.上記3記載の制御装置において、前記チャージポンプは、スイッチング素子を備え、前記昇降圧回路の前記スイッチング素子、前記リニアレギュレータ、前記電動機側駆動部、前記電源側駆動部、および前記チャージポンプのスイッチング素子は、単一の集積回路によって構成されている。
上記構成では、電動機側駆動部用のチャージポンプと電源側駆動部用のチャージポンプとを別とする場合と比較して、集積回路を小型化することができる。
5.上記1〜4のいずれか1つに記載の制御装置において、前記開閉器は、ノーマリークローズタイプのものであり、前記電動機は、ステアリングに加わるトルクによって転舵可能な転舵輪に、トルクを付与するものである。
上記転舵輪は、ステアリングに加わるトルクによって転舵可能なものであるため、制御部や開閉器の駆動電源が十分に供給されないことにより電動機が転舵輪に付与するトルクがゼロとなっても、ステアリングの操作によってユーザが操舵を行うことはできる。
一実施形態にかかる制御装置およびその制御対象を示す図。 同実施形態にかかる制御装置内の一部の構成を示す回路図。
以下、制御装置にかかる一実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、本実施形態にかかる操舵装置においては、ステアリングホイール(ステアリング10)が、ステアリングシャフト12に固定されており、ステアリングシャフト12の回転に応じてラック軸20が軸方向に往復動する。なお、ステアリングシャフト12は、ステアリング10側から順にコラム軸14、中間軸16、およびピニオン軸18を連結することにより構成されている。
ピニオン軸18は、転舵アクチュエータPSAのラック軸20に動力伝達可能に配置されている。詳しくは、ラック軸20とピニオン軸18とは、所定の交叉角をもって配置されており、ラック軸20に形成された第1ラック歯20aとピニオン軸18に形成されたピニオン歯18aとが噛合されることで第1ラックアンドピニオン機構22が構成されている。また、ラック軸20の両端には、タイロッド24が連結されており、タイロッド24の先端は転舵輪26が組み付けられた図示しないナックルに連結されている。したがって、ステアリング10の操作に伴うステアリングシャフト12の回転が第1ラックアンドピニオン機構22によりラック軸20の軸方向変位に変換され、この軸方向変位がタイロッド24を介してナックルに伝達されることにより、転舵輪26の転舵角、すなわち車両の進行方向が変更される。
上記ラック軸20は、ピニオン軸28と所定の交叉角をもって配置されており、ラック軸20に形成された第2ラック歯20bとピニオン軸28に形成されたピニオン歯28aとが噛合されることで第2ラックアンドピニオン機構30が構成されている。ピニオン軸28は、ウォームアンドホイール等の減速機構32を介して、電動機34の回転軸34aに接続されている。
電動機34は、リレーRLおよびインバータINVを介して直流電圧源(バッテリ40)に接続されている。インバータINVは、バッテリ40の正極および負極のそれぞれと電動機34の3個の端子のそれぞれとの間を開閉する直流交流変換回路である。
なお、図1においては、インバータINVを構成するNチャネルMOS電界効果トランジスタ(スイッチング素子)の符号のうち電動機34の3個の端子のそれぞれに接続されるものに、「u,v,w」のそれぞれを付与し、また、上側アームに「p」を、下側アームに「n」を付与している。なお、以下では、「u,v,w」を総括して「¥」と表記し、「p,n」を総括して「#」と表記する。すなわち、インバータINVは、バッテリ40の正極と電動機34の端子との間を開閉するスイッチング素子S¥pと、バッテリ40の負極と電動機34の端子との間を開閉するスイッチング素子S¥nとの直列接続体を備えて構成されている。そして、スイッチング素子S¥#には、ダイオードD¥#が逆並列接続されている。
上記リレーRLは、NチャネルMOS電界効果トランジスタによって構成されている。詳しくは、インバータINVの各出力端子と電動機34の端子との間を開閉する3個のトランジスタを備えている。ここで、インバータINVの出力端子は、スイッチング素子S¥pとスイッチング素子S¥nとの接続点のことである。なお、本実施形態では、リレーRLを構成するそれぞれのトランジスタの寄生ダイオードは、アノード側がインバータINV側となるようにしてインバータINVに接続されている。
制御装置50は、電動機34のアシストトルクを制御量とし、インバータINVを操作することによって、ステアリング10の操作をアシストするアシスト制御を実行する。この際、制御装置50は、各種センサの検出値を参照する。これらセンサとしては、たとえば、ステアリングシャフト12に加わるトルク(操舵トルクTrqs)を検出するトルクセンサ42などがある。
図2に、制御装置50内の構成の一部を明示する。
図2に示すように、制御装置50は、マイクロコンピュータ(マイコン52)と、集積回路(IC60)とを備えている。マイコン52は、インバータINVの各スイッチング素子S¥#の操作信号g¥#を生成して出力することによってインバータINVを操作したり、駆動指令信号MSr1を生成して出力することによってリレーRLを開閉操作したりする。マイコン52は、バッテリ40の端子電圧の通常値よりも低電圧の電源電圧VLにて動作する。電源電圧VLは、IC60によって生成されるものである。なお、駆動指令信号MSr1は、その電圧値がIC60によって変換されて操作信号MSrとしてリレーRLに出力される。操作信号g¥#についても、マイコン52から出力された後、電圧値が変換されるのであるが、その構成についてはここではその記載を省略する。
IC60は、昇降圧回路70を構成するNチャネルMOS型電界効果トランジスタ(スイッチング素子72〜78)を備えている。昇降圧回路70において、スイッチング素子72,74は直列接続されて、バッテリ40の正極端子と接地との間に接続されている。また、昇降圧回路70は、IC60に対して外付けされたインダクタ80を備えており、インダクタ80の一方の端子は、スイッチング素子72,74の接続点に接続され、他方の端子は、スイッチング素子76を介して接地されている。スイッチング素子76には、スイッチング素子78と、IC60に対して外付けされたコンデンサ82との直列接続体が、並列接続されている。コンデンサ82の充電電圧が、昇降圧回路70の出力電圧Voutである。
スイッチング素子72〜78は、電源側駆動部90を介して電源側制御部92によって駆動される。すなわち、バッテリ40の端子電圧を降圧する場合、スイッチング素子72,78がオン且つスイッチング素子74,76がオフとなる第1状態と、スイッチング素子74,78がオン且つスイッチング素子72,76がオフとなる第2状態とを交互に繰り返す。この際、第1状態および第2状態の合計時間に対する第1状態となる時間の時比率によって、バッテリ40の端子電圧と出力電圧Voutとの比率が調整される。一方、バッテリ40の電圧を昇圧する場合、スイッチング素子72,76がオン且つスイッチング素子74,78がオフとなる第3状態と、スイッチング素子72,78がオン且つスイッチング素子74,76がオフとなる第4状態とを交互に繰り返す。この際、第3状態および第4状態の合計時間に対する第3状態となる時間の時比率によって、バッテリ40の端子電圧と出力電圧Voutとの比率が調整される。
リニアレギュレータ84は、出力電圧Voutを降圧して電源電圧VLを生成し、電源電圧VLをマイコン52に印加する。本実施形態では、出力電圧Voutを一定の電圧として且つ、電源電圧VLに近い値とする。すなわち、たとえば電源電圧VLを5Vとして且つ出力電圧Voutを6Vとする。
マイコン52が出力した駆動指令信号MSr1は、IC60内の電動機側制御部94および電動機側駆動部96によって操作信号MSrに変換された後、リレーRLに出力される。
チャージポンプ100は、IC60内に設けられたバイポーラトランジスタからなる一対のスイッチング素子102,104の直列接続体を備えており、この直列接続体は、バッテリ40の正極と接地との間に接続されている。また、チャージポンプ100において、バッテリ40の端子電圧は、IC60内に設けられたダイオード106,110の直列接続体を介して、IC60に対して外付けされたコンデンサ112に印加可能となっている。また、ダイオード106,110の接続点と、スイッチング素子102,104の接続点との間には、IC60に対して外付けされたコンデンサ108が接続されている。チャージポンプ100は、さらに、スイッチング素子102,104を操作する昇圧制御部114を備えている。昇圧制御部114によって、スイッチング素子102がオフ且つスイッチング素子104がオンとされる場合、コンデンサ108が、バッテリ40の端子電圧程度まで充電される。その後、昇圧制御部114によって、スイッチング素子102がオン且つスイッチング素子104がオフとされる場合、コンデンサ112の充電電圧が、バッテリ40の端子電圧とコンデンサ108の充電電圧との合計値程度となるまで、コンデンサ112が充電される。コンデンサ112の充電電圧が、チャージポンプ100の出力電圧Vcである。すなわち、チャージポンプ100は、バッテリ40の端子電圧の2倍程度の電圧を出力する。
ここで、本実施形態の作用を説明する。
バッテリ40の端子電圧は、昇降圧回路70によって所定の出力電圧Voutに変換された後、リニアレギュレータ84によって電源電圧VLに降圧され、マイコン52に印加される。ここで、昇降圧回路70を構成するスイッチング素子72〜78は、いずれもNチャネルMOS電解効果トランジスタであり、それらがオン状態となる場合、そのソース電位は、バッテリ40の正極電位程度となる。このため、スイッチング素子72〜78をオン状態とするには、ゲートに印加する電圧を、バッテリ40の端子電圧よりも大きくする必要がある。そこで、電源側駆動部90は、チャージポンプ100の出力電圧Vcを、スイッチング素子72〜78のゲートに印加する。
一方、図1に示したリレーRLは、NチャネルMOS電解効果トランジスタであり、インバータINVの上側アームのスイッチング素子S¥pがオン且つリレーRLがオン(閉)となる場合、リレーRLを構成するトランジスタのソース電位は、バッテリ40の正極電位程度となる。このため、リレーRLを構成するトランジスタをオン状態とするには、ゲートに印加する電圧を、バッテリ40の端子電圧よりも大きくする必要がある。そこで、電動機側駆動部96は、チャージポンプ100の出力電圧Vcを、リレーRLを構成するスイッチング素子のゲートに印加する。
なお、電源側制御部92や電動機側制御部94の動作電圧は、マイコン52の動作電圧と同等とすればよく、その場合、電源側制御部92や電動機側制御部94内にバッテリ40の端子電圧を降圧するリニアレギュレータを備えればよい。
以上説明した本実施形態によれば、以下に記載する効果が得られるようになる。
(1)電源側駆動部90がスイッチング素子72〜78のゲートに印加する電圧を生成する電源と電動機側駆動部96がリレーRLを構成するスイッチング素子のゲートに印加する電圧を生成する電源とを、共通の電源となるチャージポンプ100とした。このため、これら各電源を各別とする場合と比較して、回路規模の大型化を抑制できる。
なお、リレーRLは、マイコン52の駆動指令信号MSr1に応じて開閉されるものであるため、マイコン52の電源に異常が生じ、マイコン52が正常に動作しない場合には、リレーRLが開状態とならないおそれがある。一方、マイコン52の電源が正常であっても、電動機側駆動部96に異常が生じるなら、リレーRLが開状態とならないおそれがある。このように、電動機側駆動部96および電源側駆動部90のいずれに異常が生じてもリレーRLが開状態とならないおそれがあるため、電動機側駆動部96および電源側駆動部90のそれぞれが各別のチャージポンプを備える冗長設計がなされる場合と比較してアシスト制御を実行できる機会が低下することは、十分に抑制される。さらに、電動機側駆動部96および電源側駆動部90のそれぞれが各別のチャージポンプを備える冗長設計がなされる場合と比較して、IC60の部品点数を低減することができることから、異常の発生確率を低減することもできる。
(2)マイコン52の電源電圧を、昇降圧回路70およびリニアレギュレータ84によって生成した。ここで、昇降圧回路70を備えることにより、バッテリ40の端子電圧が大きく変動したとしても、マイコン52に適切な電圧を印加することができる。また、リニアレギュレータ84を更に備えることにより、昇降圧回路70のみとする場合と比較すると、マイコン52に印加する電圧の精度を高めることができる。
(3)電動機34を、転舵輪26にアシストトルクを付与するものとした。この場合、マイコン52やリレーRLの駆動電源が十分に供給されない場合、アシストトルクがゼロとなるものの、ステアリング10の操作によってユーザが操舵を行うことはできる。
<その他の実施形態>
なお、上記実施形態の各事項の少なくとも1つを、以下のように変更してもよい。以下において、「課題を解決するための手段」の欄に記載した事項と上記実施形態における事項との対応関係を符号等によって例示した部分があるが、これには、例示した対応関係に上記事項を限定する意図はない。なお、「課題を解決するための手段」の欄における制御部は、マイコン52に対応し、降圧回路は、昇降圧回路70およびリニアレギュレータ84に対応する。
・「リレーについて」
寄生ダイオードのアノード側がインバータINV側に接続されたものに限らない。たとえば、アノード側が電動機34側に接続されたものであってもよい。またたとえば、インバータINVと電動機34とを接続する1個の配線に設けられるものが単一のトランジスタであることも必須ではない。たとえば、互いに寄生ダイオードのアノード同士が接続された一対のNチャネルMOS電解効果トランジスタや、互いに寄生ダイオードのカソード同士が接続された一対のNチャネルMOS電解効果トランジスタであってもよい。この場合、インバータINVと電動機34とを接続する3個の配線のそれぞれに一対のトランジスタを設ける代わりに、2個の配線に限って一対のトランジスタを設けてもよい。
また、NチャネルMOS電解効果トランジスタにて構成されたものに限らず、たとえば、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)にて構成されたものであってもよい。
・「開閉器について」
上記リレーに限らない。たとえば、インバータINVとバッテリ40とを接続する配線を開閉する開閉器であってもよい。また、たとえば、インバータINVのスイッチング素子S¥#であってもよい。これらであっても、バッテリ40の端子電圧よりも高い電圧を用いて駆動されることが望まれるため、チャージポンプの昇圧電圧を用いることが望まれ、これを昇降圧回路70のスイッチング素子72〜78の駆動電圧を生成するチャージポンプと共有することは有効である。
・「降圧回路について」
昇降圧回路70およびリニアレギュレータ84を備えるものに限らず、たとえば昇降圧回路70のみを備えるものであってもよい。
・「電力変換回路について」
図1に例示したインバータINVに限らない。たとえば、スイッチング素子S¥#として、MOS電界効果トランジスタに代えて、IGBTを用いてもよい。またたとえば、電動機34の端子毎に、図2に例示した昇降圧回路70と同様の構成の回路を備えたものであってもよい。
・「電動機について」
アシストトルクを生成するものに限らない。たとえば、ステアバイワイヤシステムにおいて、転舵輪を転舵させるトルクを生成する電動機であってもよい。この場合であっても、ステアリング10と転舵輪26とを機械的に連結、遮断するクラッチを備える場合等にあっては、マイコン52の電源が不足したり、リレーRLに印加する電圧を確保できなくても、クラッチを締結することにより、ステアリング10に加わるトルクによって転舵輪を転舵させることはできる。もっとも、転舵輪にトルクを付与する電動機にも限らない。
10…ステアリング、12…ステアリングシャフト、14…コラム軸、16…中間軸、18…ピニオン軸、18a…ピニオン歯、20…ラック軸、20a…第1ラック歯、20b…第2ラック歯、22…第1ラックアンドピニオン機構、24…タイロッド、26…転舵輪、28…ピニオン軸、28a…ピニオン歯、30…第2ラックアンドピニオン機構、32…減速機構、34…電動機、34a…回転軸、40…バッテリ、42…トルクセンサ、50…制御装置、52…マイコン、60…IC、70…昇降圧回路、72〜78…スイッチング素子、80…インダクタ、82…コンデンサ、84…リニアレギュレータ、90…電源側駆動部、92…電源側制御部、94…電動機側制御部、96…電動機側駆動部、100…チャージポンプ、102,104…スイッチング素子、106…ダイオード、108…コンデンサ、110…ダイオード、112…コンデンサ、114…昇圧制御部。

Claims (5)

  1. 車両に搭載された電動機に接続された電力変換回路を操作することによって前記電動機の制御量を制御する制御装置において、
    前記電力変換回路の操作信号を生成して出力する制御部と、
    電圧制御型のスイッチング素子を備えて、車両に搭載されたバッテリの端子電圧を前記制御部の電源電圧に降圧する降圧回路と、
    前記制御部の駆動指令信号に応じて、前記バッテリと前記電動機との間の電気経路を開閉する開閉器である電圧制御型のスイッチング素子を駆動する電動機側駆動部と、
    前記降圧回路が備える前記スイッチング素子を駆動する電源側駆動部と、
    前記バッテリの端子電圧を昇圧して且つ、前記電動機側駆動部および前記電源側駆動部の共通の電源となるチャージポンプと、を備えることを特徴とする制御装置。
  2. 前記電力変換回路は、前記バッテリの正極および負極のそれぞれと前記電動機の端子との間を開閉するスイッチング素子を備えた直流交流変換回路であり、
    前記開閉器は、前記電力変換回路の出力端子と前記電動機の端子との間に設けられて且つ、前記電力変換回路の出力端子と前記電動機の端子とを接続する電気経路を開閉するリレーである請求項1記載の制御装置。
  3. 前記降圧回路は、前記スイッチング素子を備えて前記バッテリの電圧を昇降圧する昇降圧回路と、該昇降圧回路の出力電圧を降圧して前記制御部に出力するリニアレギュレータと、を備える請求項1または2記載の制御装置。
  4. 前記チャージポンプは、スイッチング素子を備え、
    前記昇降圧回路の前記スイッチング素子、前記リニアレギュレータ、前記電動機側駆動部、前記電源側駆動部、および前記チャージポンプのスイッチング素子は、単一の集積回路によって構成されている請求項3記載の制御装置。
  5. 前記開閉器は、ノーマリークローズタイプのものであり、
    前記電動機は、ステアリングに加わるトルクによって転舵可能な転舵輪に、トルクを付与するものである請求項1〜4のいずれか1項に記載の制御装置。
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