JP2017116824A - 反射型スクリーン及び映像表示システム - Google Patents

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Abstract

【課題】省電力効果が大きくてしかも高コントラストの表示ができる空間結像アイリス面方式の反射型ディスプレイを大型化するために、可搬性に優れ、かつ、視野領域の拡大もできる反射型スクリーンを提供する。
【解決手段】基板5と、基板5の正面側を被覆する層をなし、層の表面形状により面内の左右方向と上下方向とで拡散角度が異なる異方性拡散層9と、基板5の背面側を被覆する層をなし、層の正面側が平面状であり、背面側が、レンズ面6aと非レンズ面6bを備え,背面側に凸となる単位レンズが複数配列したフレネルレンズ面形状であり、フレネルレンズ面形状の面が反射面になるレンズ層6と、レンズ層6の背面側の、レンズ面6a、又は、レンズ面6a及び非レンズ面6bを被覆する層をなし、層が高反射率の金属からなる反射層7と、反射層7の背面側を被覆して、反射層7を保護する保護層8と、保護層8の背面側に貼合した保持板10と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、空間結像アイリス面方式のディスプレイを、対角50〜120インチサイズ以上の大型ディスプレイへ適用可能とする、反射型スクリーン及び映像表示システムに関する。
特許文献1には、投射された映像光を特定の位置に集光させて空間結像アイリス面を形成し、この空間結像アイリス面に目を置く観察者に投射映像を観させることにより省電力化を実現する画像表示装置が開示されている。これを、以下、「空間結像アイリス面方式のディスプレイ」という。
空間結像アイリス面方式のディスプレイによれば、基本的に一人の観察者のみが観るディスプレイ、例えば、旅客機等の各客席毎に設けられるテレビジョン用ディスプレイ、或いは個人向け小型テレビジョン、パーソナルコンピュータ、携帯電話、携帯情報端末等のディスプレイ、において、映像光を一人の観察者が視認できる領域に送り、他の領域には送らないようにして、エネルギーの無駄を省くことができる。
特開2013−068651号公報
上述の、空間結像アイリス面方式のディスプレイは、基本的に、観察者のいない領域に映像光を送るという無駄をなくしたものであるから、上述の比較的小型のディスプレイに限らず、例えば学校の教室で使用されるような、対角50〜120インチ、あるいはそれ以上、の大型ディスプレイにも適用できれば、さらに大きな省電力効果が発揮されると期待される。
上述の大型ディスプレイに適用する空間結像アイリス面方式のディスプレイとしては、装置厚みを薄くしやすいという観点から、透過型ディスプレイよりも、反射型ディスプレイがより好ましい。この従来の反射型ディスプレイは、例えば図2(A),(B)に示すように、画像投影装置2から入射する映像光を画像投影装置2からほぼaの距離にある焦点距離fの反射型スクリーン60で反射させ、反射型スクリーン60から画像投影装置2側へほぼbの距離に、前記反射した映像光による空間結像アイリス面3を形成させる条件として、(1/a)+(1/b)=1/f、なる等式を満たす構成としてある。空間結像アイリス面3内に目を置く観察者は投射映像を観察することができる。なお、図2において、観察者が正面から見た状態での反射型スクリーンの横方向をx方向、縦方向をy方向、厚み方向(奥行き方向)をz方向としている(以下同じ。)。ここで、反射側スクリーンの画像投影装置に面した側を正面側、その反対側を背面側という(以下同じ。)。
従来の反射型スクリーン60は、フレネル反射鏡50の正面側に透明保護膜51を配備した構造となっている。フレネル反射鏡50を用いていることでコントラストは良好である。
画像投影装置2は、例えば図9に示されるように、LEDチップからなる三原色光源30からの映像光を拡散フィルム積層体22、リレーレンズ20a、20b、デジタルミラーデバイス34に順次通してから、複数のレンズからなる投射光学系38を介して凹面反射鏡40、凸面反射鏡42で順次反射させて反射型スクリーン60へと送る構成となっている。なおスクリーンへ向かわない光は遮光板36で遮光する。
図2のような従来の反射型ディスプレイを、大型ディスプレイへ適用するには、反射型スクリーンを大型化する必要があるが、従来の反射型スクリーンを単に大型化すると、持ち運びし難くなる(可搬性が悪くなる)という問題がある。また、視野領域が狭すぎて、学校で授業を受ける生徒等のような、横並びした複数の観察者に対して映像光を届け難いという問題がある。なお、大型で可搬性のよい反射型スクリーンとしては、従来、丸めて運搬できる紙製や布製の反射型スクリーンがあるが、これらは、コントラストが低く、スクリーン面内の映写画像の画質が良くないという問題がある。
本発明は、上述の事情に鑑み、省電力効果が大きくてしかも高コントラストの表示ができる空間結像アイリス面方式の反射型ディスプレイを大型化するために、可搬性に優れ、かつ、視野領域の拡大もできる反射型スクリーン及び映像表示システムを提供することを課題とした。
本発明者は、前記課題を解決するために検討を重ね、従来の反射型スクリーン(図2参照)のフレネル反射鏡50に代えて、背面側にフレネルレンズ面形状の反射面を有するレンズ層とし、さらに異方性拡散層及び保持板を付加することが有効であるとの知見を得、この知見を基に、以下の要旨構成になる本発明をなした。
特許請求の範囲に記載の発明は、以下の(1)〜(6)の発明のうちの少なくともいずれか1つを含むものである。
(1) 焦点距離fの反射面からほぼaの距離離れた画像投影装置からの映像光が前記反射面で反射して該反射面からほぼbの距離離れた空間結像アイリス面を作る、(1/a)+(1/b)=1/f、の関係を満たす前記反射面を有する反射型スクリーンであって、
平坦な基板と、
前記基板の、前記画像投影装置との対向面側になる正面側を被覆する層をなし、該層の表面形状により面内の左右方向と上下方向とで拡散角度が異なる表面形状依存型の異方性拡散層と、
前記基板の、反正面側になる背面側を被覆する層をなし、該層の正面側が平面状であり、背面側が、レンズ面と非レンズ面を備え背面側に凸となる単位レンズが複数配列したフレネルレンズ面形状であり、該フレネルレンズ面形状の面が前記反射面になる、焦点距離fのレンズ層と、
前記レンズ層の背面側の、レンズ面、又は、レンズ面及び非レンズ面を被覆する層をなし、該層が高反射率の金属からなる反射層と、
前記反射層の背面側を被覆して、該反射層を保護する保護層と、
前記保護層の背面側に貼合した保持板と、
を具備することを特徴とする反射型スクリーン。
(2) (1)の発明において、前記保護層の背面側に貼合した保持板に代えて、前記保護層の背面側に貼合したマグネットシートとしたことを特徴とする反射型スクリーン。
(3) (1)又は(2)の発明において、前記焦点距離fのレンズ層の背面側のフレネルレンズ面形状が、非軸、又は、非軸かつ非球面、のフレネルレンズ面形状であることを特徴とする反射型スクリーン。
(4) (1)〜(3)のいずれか1つの発明において、前記反射型スクリーンにより反射し拡散した拡散光の上下方向の拡散角度が前記拡散光の主光線方向に対し半値で±10°以内であることを特徴とする反射型スクリーン。
(5) (1)〜(4)のいずれか1つの発明において、前記反射型スクリーンにより反射し拡散した拡散光の左右方向の拡散角度が前記拡散光の主光線方向に対し半値で±5°以内であることを特徴とする反射型スクリーン。
(6) (1)〜(5)のいずれか1つの発明による反射型スクリーンと、前記反射型スクリーンに映像光を投射する画像投影装置とを有することを特徴とする映像表示システム。
本発明によれば、省電力効果が大きく、コントラストも高い空間結像アイリス面方式のディスプレイ用の反射型スクリーンを、可搬性を損なわずに大型化でき、かつその視野領域の拡大も可能であるという効果を奏する。
(1)の発明の実施形態の概略を示す反射型スクリーンのyz断面図である。 従来の空間結像アイリス面方式の反射型ディスプレイの概略を示す(A)は全体斜視図、(B)は反射型スクリーンのyz断面図である。 (2)の発明の実施形態の概略を示す反射型スクリーンのyz断面図である。 (a)は通常の軸対称フレネルレンズ形状の例、(b)は(3)の発明の実施形態に係る非軸・非球面のフレネルレンズ形状の例を示す、レンズ層のyz断面図である。 (4)の発明の実施形態の概略を示す光線追跡図である。 (5)の発明の実施形態の概略を示す光線追跡図である。 (2)の発明に係る反射型スクリーンの製造工程を示す図である。 表面形状依存型の異方性拡散層の表面形状の例を示す顕微鏡写真の図である。 画像投影装置の内部の光学系の例を示す模式図である。
まず、前述の(1)の発明の実施形態について説明する。
図1は、(1)の発明の実施形態の概略を示す反射型スクリーンのyz断面図である。図において、前掲図と同一又は相当部材には同じ符号を付し、説明は省略する。
焦点距離fの反射型スクリーン1は、自身の反射面からほぼaの距離に配置された画像投影装置2から投射された映像光を反射し、この反射した映像光が前記反射面からほぼbの距離だけ離れた位置に集光して空間結像アイリス面3を作り、この空間結像アイリス面3に目を置く観察者に映像光による画像を観察可能とする、(1/a)+(1/b)=1/f、の関係を満たすものである。この点では、図2の従来の反射型スクリーン60と同様である。ここで、「ほぼa」とは、「a±10%以内」を意味する。「ほぼb」も同じである。
しかし、(1)の発明の実施形態の反射型スクリーン1は、従来の反射型スクリーン60とは異なる層構造を有している。すなわち、(1)の発明の実施形態による反射型スクリーン1は、
平坦な基板5と、
基板5正面側を被覆する層をなし、該層の表面形状により面内の左右方向(x方向)と上下方向(y方向)とで拡散角度が異なる表面形状依存型の異方性拡散層9と、
基板5背面側を被覆する層をなし、該層の正面側が平面状であり、該層の背面側が、レンズ面6aと非レンズ面6bを備え該層の背面側に凸となる単位レンズが複数配列したフレネルレンズ面形状であり、該フレネルレンズ面形状の面が反射型スクリーン1の反射面になる、焦点距離fのレンズ層6と、
レンズ層6の背面側の、レンズ面6a、又は、レンズ面6a及び非レンズ面6bを被覆する層をなし、該層が高反射率の金属からなる反射層7と、
反射層7の背面側を被覆して、反射層7を保護する保護層8と、
保護層8の背面側に貼合した保持板10と、
を有する層構造である。
(1)の発明の実施形態では、反射型スクリーン1を上記のような層構造としたことにより、前記大型ディスプレイへ適用した場合に、平坦性を保つ強度が増して可搬性が向上し、かつ、異方性拡散層9の作用により左右方向の視野領域の拡大も可能である。また、製造も容易である。
平坦な基板5は、例えば透明樹脂材料製であり可撓性を有する。基板厚みは、強度確保と軽量化の兼ね合いから、好ましくは50μm以上150μm以下である。基板平坦度は、評価式=「(基板厚み方向を平行平板で軽く接触する程度に挟んだときの平行平板間隔)−(基板公称厚み)」による評価で、好ましくは±2μm以下(理想的には下限の0μm)である。
反射型スクリーン1の正面側の最外層は、前記表面形状依存型の異方性拡散層9である。ここで、「表面形状依存型の異方性拡散層」とは、拡散層により拡散する光の拡散角度か、拡散層の表面形状と特定の関係にある直交二方向で相異なるという特性を有する拡散層のことである。これを用いることで、上下方向の拡散角度を小さくして外光の映り込みを防止し、また、左右方向の拡散角度を大きくして空間結像アイリス面を拡大し、横並びした複数の観察者に映像光を送ることが可能となる。
この異方性拡散層9は、その材質がウレタンアクリレートやエポキシアクリレート等の紫外線硬化型樹脂、あるいは、電子線硬化型樹脂等の他の電離放射線硬化型樹脂であり、可撓性を有する。この異方性拡散層9は、正面側となる片面側において、例えば図8に示すように、ほぼ一方向に延在する不規則な長さの多数の凸条が、この延在方向と直交する方向に不規則な間隔で横並びした形態の表面形状を有する。凸条の高さは、0μm超10μm以下が好適である。ここで、便宜上、凸条の延在方向を「L方向」、凸条の横並び方向を「C方向」という。このような表面形状によると、C方向に拡散するときの拡散角度(以下、「C方向拡散角度」という。)は、L方向に拡散するときの拡散角度(以下、「L方向拡散角度」という。)に比べて大きい。C方向拡散角度とL方向拡散角度とは、製造条件変更により種々の値に設定できる。なお、異方性拡散層9は、拡散角度範囲内での輝度の分布型が、通常はほぼガウス分布型となっているが、矩形状分布型(拡散角度範囲内で角度によらずほぼ一定の輝度になる所謂トップハット型)に近づけることも可能である。
そこで、L方向をy方向にとり、C方向をx方向にとる配置とすることによって、視野領域を左右方向には拡大して、横並びした複数の観察者に映像光による投射映像を視認させ、かつ、視野領域を上下方向(y方向)には縮小して、天井照明等などの外光を反射面により床面へ偏向し、結像させることができ、画像投影装置による空間結像アイリス面には、外光は入射しなくなるので、外光による画像への影響を防ぐことが可能となる。
異方性拡散層9の層厚みは、画像の解像度の観点から、できるだけ薄い方が好ましい。
焦点距離fのレンズ層6は、その材質がウレタンアクリレートやエポキシアクリレート等の紫外線硬化型樹脂、あるいは、電子線硬化型樹脂等の他の電離放射線硬化型樹脂であり、可撓性を有し、その厚み方向境界面が、正面側では平面、背面側では、レンズ面6aと非レンズ面6bが交互に同心円弧状に配列したフレネルレンズ面である。レンズ層6の層厚みは、xy面内の位置により異なるが、フレネルレンズの中心から離れるほど厚くなり、最大でも50μmくらいに抑えて設計している。
レンズ層6と保護層8の間には、レンズ面6a又は、レンズ面6a及び非レンズ面6bに光を反射する機能を付与する反射層7が設けてある。反射層7は例えばアルミニウム、銀、ニッケル等の高反射率(反射率が70%以上になるように蒸着や塗装で形成するのが好ましい。)の金属からなり、可撓性を有するように薄くしている。反射層7の層厚みは、蒸着の場合は0.5μm程度、塗装の場合は数10μm程度にし、剥離性、反射率、曲げの強度等の観点から決定している。
保護層8は、可撓性を有し、反射層7の劣化や剥離、反射層7及びレンズ層6の破損等を抑制し、反射層7及びレンズ層6を保護する機能を有している。また、保護層8は、光を吸収する機能を有している。保護層8の材料としては、ウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂やアクリル系樹脂等、これらの混合となる樹脂を母材とし、光吸収材として黒色等の暗色系の塗料や、黒色等の暗色系の染料や顔料等又はこれらを含有するビーズが添加され、さらに、反射層7を酸化等の劣化から保護する等の機能を有する各種添加剤等が添加された材料が挙げられる。また、保護層8の層厚みは、保護機能および光吸収機能を十分に発揮させる観点から、最も薄い部位で5μm以上100μm以下が好ましい。
保持板10は、異方性拡散層9から保護層8までの部材の平坦性を維持するためのもので、剛性確保と軽量化の兼ね合いから、好ましくは例えば板厚0.5mm以上5mm以下のプラスチック板で構成される。保持板10は、粘着材等からなる図示しない接合層を介して、保護層8と貼合してある。保持板10を有することで、搬送時の変形を防止でき、かつフック等を用いて壁面へ吊り下げるなどといった、取付け作業が容易となる。
次に、前述の(2)の発明の実施形態について説明する。
図3は、(2)の発明の実施形態の概略を示す反射型スクリーンのyz断面図である。図において、前掲図と同一又は相当部材には同じ符号を付し、説明を省略する。この実施形態は、(1)の発明の実施形態において、保持板10に代えて、マグネットシート11とした以外は、(1)の発明の実施形態と同様とした。マグネットシート11の厚みは例えば0.5〜1.5mmが好適である。マグネットシート11は他の層部材(異方性拡散層9から保護層8まで)と同様、可撓性を有するため、他の層部材とマグネットシート11の積層体である反射型スクリーン1は、その保管や移動など不使用時には曲げる(丸める)ことができ、使用時には、鋼板のような磁気接着材質の壁面部分に対してであれば、平らに広げて接着させるだけで簡単に設置できる。
ここで、(2)の発明に係る反射型スクリーンの製造工程について、図7を参照し、説明する。
まず、図7(a)に示すように、基板5の正面側に、異方性拡散層9を形成する。形成方法としては、例えば、紫外線硬化型樹脂を、図8のような凸条分布形状の雌形状を底面形状とする金型に装入し、上方から基板5正面で所定厚みまで押圧し、紫外線を照射して硬化させた後、型抜きするといった方法が挙げられる。
次に、図7(b)に示すように、基板5の背面にレンズ層6を形成する。形成方法としては、例えば、紫外線硬化型樹脂をフレネルレンズ面形状の雌形状を底面形状とする金型に装入し、上方から基板5背面で所定厚みまで押圧し、紫外線を照射して硬化させた後、型抜きするといった方法が挙げられる。
次に、図7(c)に示すように、レンズ層6の背面側(フレネルレンズ面形状側)に反射層7を形成する。形成方法としては、少なくともレンズ面6a上に、例えばアルミニウム、銀、ニッケル等の金属を、蒸着する、スパッタリングする、又は金属箔を転写するなどといった方法や、アルミニウムの薄型小片をこれらの面が平行に揃うように塗装する方法などが挙げられる。
次に、図7(d)に示すように、反射層7の背面側に保護層8を形成する。形成方法としては、例えば、ウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂やアクリル系樹脂等、これらの混合となる樹脂を母材とし、光吸収材として黒色等の暗色系の塗料や、黒色等の暗色系の染料や顔料等又はこれらを含有するビーズが添加され、さらに、反射層7を酸化等の劣化から保護する等の機能を有する各種添加剤等が添加された材料を、反射層7背面(ただし、非レンズ面6b上に反射層がない場合は、反射層7背面及び非レンズ面6b)に塗布して硬化させるといった方法が挙げられる。なお、保護層8は、光吸収材や各種添加剤を含有する熱硬化型樹脂もしくは紫外線硬化型樹脂を用いて形成してもよいし、黒色系の塗料等により形成してもよい。
最後に、図7(e)に示すように、保護層8の背面側に、接着剤でマグネットシート11を貼合し、(2)の発明に係る反射型スクリーンが完成する。
なお、(1)の発明に係る反射型スクリーンの製造工程については、図7(a)〜(e)において、最終工程(図7(e))で、マグネットシート11に代えて保持板10とした以外は同様とした工程を採用することができる。
上述した製造工程により、(2)の発明の実施形態を有する対角50インチサイズの反射型スクリーンを試作した。試作品のうちには、異方性拡散層の拡散角度を、左右方向で60°(反射型で用いると約2倍の120°になる。)、上下方向で1°(反射型で用いると約2倍の2°になる。)の設定とした本発明例S1、及び、異方性拡散層の拡散角度を、左右方向で30°(反射型で用いると約2倍の60°になる。)、上下方向で4°(反射型で用いると約2倍の8°になる。)の設定とした本発明例S2が含まれる。これらの試作品について、天井の複数の蛍光灯を外光源とする室内での外光環境下で、異なる測定方向でのコントラスト及びゲインの測定を行った。コントラストは、全黒映像輝度(1とする)に対する全白映像輝度の比の値αで評価した(α:1と表記する。)。ゲインは、暗環境で白表示したときの、ホワイトマットスクリーンの輝度に対する、他のスクリーンの輝度の比で評価した。すなわち、ホワイトマットスクリーンのゲインは1.0であり、他のスクリーンのゲインは1.0に対する相対比である。本発明例は、反射型スクリーン1の全厚みを2.0mmとし、うち、異方性拡散層9の厚みを20μmとし、マグネットシート11の厚みを1.0mmとした。
また、反射型スクリーンの従来例として、市販のマグネット式黒板スクリーンである、(株)青井黒板製作所製の「巻上げ2wayスクリーン」(登録商標)を用意し、同様の測定を行った。
測定結果の一例を表1に示す。表1に示すとおり、本発明例では、従来例と比べ、正面方向だけでなく左右方向においても、ゲインが向上して、より明るい映像を見ることができること、及び、コントラストが格段に向上して、より高画質の映像を見ることができることが分かる。
次に、前述の(3)の発明の実施形態について説明する。
図4は、(3)の発明の実施形態の概略を示すレンズ層のyz断面図である。図において、前掲図と同一又は相当部材には同じ符号を付し、説明は省略する。図4(a)は、軸対称・球面のフレネルレンズ面形状のレンズ層を示している。これはレンズ層6のx方向領域及びy方向領域の中心位置をz軸に平行なフレネルレンズ形状中心軸が通り(すなわち軸対称であり)、かつ、レンズ面6aの形状が球面形状である形態(以下、「形態A」という。)である。一方、図4(b)は、非軸(詳しくは、非軸対称)・非球面のフレネルレンズ面形状のレンズ層を示している。これは、レンズ層6のy方向領域を外れた位置をz軸に平行なフレネルレンズ形状中心軸が通り(すなわち非軸であり)、かつ、レンズ面6aの形状が非球面形状である形態(以下、「形態B1」という。)である。また、図示しないが、図4(b)において、レンズ面6aの形状を非球面形状から球面形状に変更した態様(以下、「形態B2」という。)もある。ここで、「非球面」とは、真球面以外の面を指し、例えば放物面や4次曲面などが挙げられる。なお、「非球面レンズ」とは、レンズ面が非球面で構成されたレンズのことである。
(1)又は(2)の発明の実施形態では、前記形態A、B1、B2のいずれも含みうるが、(3)の発明の実施形態では、前記形態Aは含まず、前記形態B1,B2のいずれかを含む。非軸のフレネルレンズ面形状の場合は、軸対称の場合と比べて、所定の視野領域の外側への光の拡散ロスをより低減できるという効果(以下、「拡散ロス低減効果」という。)がある。また、非球面のフレネルレンズ面形状の場合は、球面の場合と比べて、様々な収差をより小さくできるという効果(以下、「収差低減効果」という。)がある。
(1)又は(2)の発明の実施形態では、形態A(軸対称・球面)である場合を含み、この場合、前記拡散ロス低減効果及び収差低減効果は発揮されない。これに対し、(3)の発明の実施形態では、形態A(軸対称・球面)である場合は含まず、形態B1(非軸・球面)又は形態B2(非軸・非球面)である場合を含むので、いかなる場合でも、前記拡散ロス低減効果、あるいは、前記拡散ロス低減効果と収差低減効果の複合した効果が発揮される。
次に、前述の(4)の発明の実施形態について、図5の光線追跡図を参照し、説明する。図において、前掲図と同一又は相当部材には同じ符号を付し、説明を省略する。反射型スクリーン1への入射光が、反射型スクリーン1により反射し、拡散して拡散光となる。この拡散光の上下方向(y方向)の拡散角度を、該拡散光の主光線方向に対して半値で±θ(但しθは正の数)と表すものとする。(4)の発明の実施形態の反射型スクリーン1は、θが10°以下となるように、表面形状を設定された異方性拡散層9(図5では図示しない)を用いている。なお、(4)の発明の実施形態に限らず、反射型における異方性拡散層9では入射時の1回目の拡散と、反射後出射時の2回目の拡散とで、計2回の拡散が起こる。異方性拡散層9の公称拡散角度は、透過型(拡散は1回のみ)での測定値であるので、反射型にした場合の拡散角度は、透過型の場合の約2倍になる。
(4)の発明の実施形態よる作用を以下に説明する。画像投影装置2から反射型スクリーンへ投射された映像光は、反射し、拡散して、映像光による空間結像アイリス面3を作る。一方、外光も、反射型スクリーン1から画像投影装置2側への距離a1,b1が(1/a1)+(1/b1)=1/fの関係を満たすとき、ほぼa1の距離離れた位置から反射型スクリーン1へ入射すると、反射し、拡散して、ほぼb2の距離離れた位置に外光による空間結像アイリス面3aを作る。
ところで、天井灯などの外光の影響は、スクリーンと天井との位置や画像投影装置2とスクリーン1との投影距離関係により変化する。また、スクリーン1から離れた位置の天井灯からの外光は明るさが弱くなるので、その影響も小さくなる。最も影響がある天井灯の位置は、反射型スクリーン1の映写面(垂直面)の中心軸(水平軸)からの仰角が45°以内とされる。この場合、θを10°以下にしておくことにより、図5に示すように、外光による空間結像アイリス面3aを、映像光による空間結像アイリス面3を作る映像光の光路とは干渉しない範囲に追い遣ることができる。
これに対し、θが10°超になると、外光による空間結像アイリス面3aが、映像光による空間結像アイリス面3を作る映像光の光路と干渉する範囲に入ってしまう場合が比較的多く生じる。
したがって、(4)の発明の実施形態によれば、外光の映り込みによるコントラストの低下を抑制でき、高画質の映像を視認することができる。
次に、前述の(5)の発明の実施形態について、図6の光線追跡図を参照し、説明する。図において、前掲図と同一又は相当部材には同じ符号を付し、説明を省略する。反射型スクリーン1への入射光が、反射型スクリーン1により反射し、拡散して拡散光となる。この拡散光の左右方向(x方向)の拡散角度を、該拡散光の主光線方向に対して半値で±θ(但しθは正の数)と表すものとする。(5)の発明の実施形態の反射型スクリーン1は、θが5°以下となるように、表面形状を設定された異方性拡散層9(図6では図示しない)を用いている。これによる作用を以下に説明する。
θを5°以下としたことで、反射型スクリーン1を、所謂マルチビュー式とすることが容易である。すなわち、例えば図6に示すとおり、反射型スクリーン1に面した中央位置に中央の画像投影装置2Cを配置し、その右側と左側にそれぞれ、右の画像投影装置2Rと左の画像投影装置2Lを配置し、これらからの映像光の入射角度を相異ならせ、中央の画像投影装置2Cによる空間結像アイリス面3C、右の画像投影装置2Rによる空間結像アイリス面3R、及び左の画像投影装置2Lによる空間結像アイリス面3Lを作る場合、θを5°以下としたことで、これらの空間結像アイリス面3C,3R,3Lが互いに干渉しない状態とすることが比較的容易に実現できる。そこで、各画像投影装置2C,2R,2Lからの映像光を相異ならせ、空間結像アイリス面3C,3R,3Lにおいてそれぞれ別々の映像を視認できるようになる。つまり、反射型スクリーン1を見る角度によって、見える映像が異なるようにすることができる。この例では、反射型スクリーン1を中央から真っ直ぐに見ると、中央の画像投影装置2Cからの映像が見え、右側から斜めに見ると左の画像投影装置2Lからの映像が見え、左側から斜めに見ると右の画像投影装置2Rからの映像が見える。
これに対し、θが5°超になると、中央、右、左の画像投影装置2C,2R,2Lによる空間結像アイリス面3C,3R,3Lが互いに干渉しない状態とすることが比較的難しくなる。
したがって、(5)の発明の実施形態によれば、見る角度によって異なる映像を見させる所謂マルチビュー式の反射型スクリーンを容易に構成することができる。
次に、前述の(6)の発明の実施形態について説明する。(6)の発明による映像表示システムの実施形態は、(1)〜(5)のいずれか1つの発明による反射型スクリーン1と、反射型スクリーン1に映像光を投射する画像投影装置とを有する。画像投影装置としては、図9に例示したものが挙げられるが、これに限らず、市販の各種プロジェクタを用いることができる。
(6)の発明によれば、空間結像アイリス面方式のディスプレイの大型化が容易であり、小型ディスプレイに比べ、より大きな省電力効果が得られる。
1 反射型スクリーン(本発明)
2 画像投影装置
2C 中央の画像投影装置
2R 右の画像投影装置
2L 左の画像投影装置
3 空間結像アイリス面(映像光による)
3C 中央の画像投影装置による空間結像アイリス面
3R 右の画像投影装置による空間結像アイリス面
3L 左の画像投影装置による空間結像アイリス面
3a 空間結像アイリス面(外光による)
5 基板
6 レンズ層
6a レンズ面
6b 非レンズ面
7 反射層
8 保護層
9 異方性拡散層(表面形状依存型の異方性拡散層)
10 保持板
11 マグネットシート
20a リレーレンズ
20b リレーレンズ
22 拡散フィルム積層体
30 三原色光源
34 デジタルミラーデバイス
36 遮光板
38 投射光学系
40 凹面反射鏡
42 凸面反射鏡
50 フレネル反射鏡
51 透明保護膜
60 反射型スクリーン(従来)
特許請求の範囲に記載の発明は、以下の(1)〜(6)の発明のうちの少なくともいずれか1つを含むものである。
(1) 焦点距離fの反射面からほぼaの距離離れた画像投影装置からの映像光が前記反射面で反射して該反射面からほぼbの距離離れた空間結像アイリス面を作る、(1/a)+(1/b)=1/f、の関係を満たす前記反射面を有する反射型スクリーンであって、
基板平坦度が評価式=(基板厚み方向を平行平板で軽く接触する程度に挟んだときの平行平板間隔)−(基板公称厚み)による評価で±2μm以下である平坦な基板と、
前記基板の、前記画像投影装置との対向面側になる正面側を被覆する層をなし、該層の表面形状により面内の左右方向と上下方向とで拡散角度が異なる表面形状依存型の異方性拡散層と、
前記基板の、反正面側になる背面側を被覆する層をなし、該層の正面側が平面状であり、背面側が、レンズ面と非レンズ面を備え背面側に凸となる単位レンズが複数配列したフレネルレンズ面形状であり、該フレネルレンズ面形状の面が前記反射面になる、焦点距離fのレンズ層と、
前記レンズ層の背面側の、レンズ面、又は、レンズ面及び非レンズ面を被覆する層をなし、該層が高反射率の金属からなる反射層と、
前記反射層の背面側を被覆して、該反射層を保護する保護層と、
前記保護層の背面側に貼合した保持板と、
を具備することを特徴とする反射型スクリーン。
(2) (1)の発明において、前記保護層の背面側に貼合した保持板に代えて、前記保護層の背面側に貼合したマグネットシートとしたことを特徴とする反射型スクリーン。
(3) (1)又は(2)の発明において、前記焦点距離fのレンズ層の背面側のフレネルレンズ面形状が、非軸、又は、非軸かつ非球面、のフレネルレンズ面形状であることを特徴とする反射型スクリーン。
(4) (1)〜(3)のいずれか1つの発明において、前記反射型スクリーンにより反射し拡散した拡散光の上下方向の拡散角度が前記拡散光の主光線方向に対し半値で±10°以内であることを特徴とする反射型スクリーン。
(5) (1)〜(4)のいずれか1つの発明において、前記反射型スクリーンにより反射し拡散した拡散光の左右方向の拡散角度が前記拡散光の主光線方向に対し半値で±5°以内であることを特徴とする反射型スクリーン。
(6) (1)〜(5)のいずれか1つの発明による反射型スクリーンと、前記反射型スクリーンに映像光を投射する画像投影装置とを有することを特徴とする映像表示システム。

Claims (6)

  1. 焦点距離fの反射面からほぼaの距離離れた画像投影装置からの映像光が前記反射面で反射して該反射面からほぼbの距離離れた空間結像アイリス面を作る、(1/a)+(1/b)=1/f、の関係を満たす前記反射面を有する反射型スクリーンであって、
    平坦な基板と、
    前記基板の、前記画像投影装置との対向面側になる正面側を被覆する層をなし、該層の表面形状により面内の左右方向と上下方向とで拡散角度が異なる表面形状依存型の異方性拡散層と、
    前記基板の、反正面側になる背面側を被覆する層をなし、該層の正面側が平面状であり、背面側が、レンズ面と非レンズ面を備え背面側に凸となる単位レンズが複数配列したフレネルレンズ面形状であり、該フレネルレンズ面形状の面が前記反射面になる、焦点距離fのレンズ層と、
    前記レンズ層の背面側の、レンズ面、又は、レンズ面及び非レンズ面を被覆する層をなし、該層が高反射率の金属からなる反射層と、
    前記反射層の背面側を被覆して、該反射層を保護する保護層と、
    前記保護層の背面側に貼合した保持板と、
    を具備することを特徴とする反射型スクリーン。
  2. 前記保護層の背面側に貼合した保持板に代えて、前記保護層の背面側に貼合したマグネットシートとしたことを特徴とする請求項1に記載の反射型スクリーン。
  3. 前記焦点距離fのレンズ層の背面側のフレネルレンズ面形状が、非軸、又は、非軸かつ非球面、のフレネルレンズ面形状であることを特徴とする請求項1又は2に記載の反射型スクリーン。
  4. 前記反射型スクリーンにより反射し拡散した拡散光の上下方向の拡散角度が前記拡散光の主光線方向に対し半値で±10°以内であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の反射型スクリーン。
  5. 前記反射型スクリーンにより反射し拡散した拡散光の左右方向の拡散角度が前記拡散光の主光線方向に対し半値で±5°以内であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の反射型スクリーン。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載された反射型スクリーンと、前記反射型スクリーンに映像光を投射する画像投影装置とを有することを特徴とする映像表示システム。
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