JP2017116248A - エアーカーテン装置 - Google Patents

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Toru Sasai
亨 佐々井
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Abstract

【課題】従来のエアーカーテン装置としての機能を保ちながら、吊り下げカーテンのような遮光性をも備えたエアーカーテン装置を提供することを目的とする。
【解決手段】空気を吸い込む給気口2と、前記給気口2から吸い込まれた空気を吐き出す第一の排気口3と、前記給気口2から吸い込まれた空気を前記第一の排気口3から所定の空間を空けて前記第一の排気口3が吐き出す空気流と同一方向に吐き出す第二の排気口4と、前記給気口2から前記第一の排気口3及び前記第二の排気口4に空気を導く送風部と、光を遮る遮光性物質を発生する遮光性物質発生部と、前記遮光性物質発生部にて発生した遮光性物質を前記所定の空間に吐き出す遮光性物質排出口5とを備えたエアーカーテン装置を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、室内外あるいは室内同士を区画するエアーカーテン装置に関するものである。
一般に、エアーカーテン装置は、家庭、事務所、商店、工場などの建築物の出入口等の開口部に設けられ、開口部に沿ってエアーをカーテン状に噴出すことによって、室内外あるいは室内同士を区画して、熱遮断効果や防虫効果を得ることができるものである(例えば特許文献1参照)。
一方、吊り下げカーテンは、遮光、防音、間仕切りなどを目的に使われる、波状の布製品である。近年では、その目的に応じて、布以外の材料を使ったものや、様々な形状のものが存在する。
特開平5−106898号公報
このような従来のエアーカーテン装置においては、エアーは無色透明であり、本来のカーテンのような遮光を目的としたエアーカーテン装置はなかった。
そこで本発明は、従来のエアーカーテン装置としての機能を保ちながら、吊り下げカーテンのような遮光性をも備えたエアーカーテン装置を提供することを目的とする。
そして、この目的を達成するために、本発明に係るエアーカーテン装置は、空気を吸い込む給気口と、前記給気口から吸い込まれた空気を吐き出す第一の排気口と、前記給気口から吸い込まれた空気を前記第一の排気口から所定の空間を空けて前記第一の排気口が吐き出す空気流と同一方向に吐き出す第二の排気口と、前記給気口から前記第一の排気口及び前記第二の排気口に空気を導く送風部と、光を遮る遮光性物質を発生する遮光性物質発生部と、前記遮光性物質発生部にて発生した遮光性物質を前記所定の空間に吐き出す遮光性物質排出口とを備えたものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明に係るエアーカーテン装置によれば、遮光性物質を用いて、視界を遮るというブラインド機能を有するという効果を得ることができる。
本発明の実施の形態1に係るエアーカーテン装置の斜視図 本発明の実施の形態1に係るエアーカーテン装置の機能ブロック図 本発明の実施の形態1に係るエアーカーテン装置の設置断面図 本発明の実施の形態2に係るエアーカーテン装置の機能ブロック図 本発明の実施の形態2に係るエアーカーテン装置の設置断面図 本発明の実施の形態3に係るエアーカーテン装置の機能ブロック図 本発明の実施の形態3に係るエアーカーテン装置の斜視図 本発明の実施の形態4に係るエアーカーテン装置の機能ブロック図 本発明の実施の形態4に係るエアーカーテン装置の斜視図 本発明に係るエアーカーテン装置の具体的な一実施例の設置例を示す上面図
本発明に係るエアーカーテン装置は、空気を吸い込む給気口と、前記給気口から吸い込まれた空気を吐き出す第一の排気口と、前記給気口から吸い込まれた空気を前記第一の排気口から所定の空間を空けて前記第一の排気口が吐き出す空気流と同一方向に吐き出す第二の排気口と、前記給気口から前記第一の排気口及び前記第二の排気口に空気を導く送風部と、光を遮る遮光性物質を発生する遮光性物質発生部と、前記遮光性物質発生部にて発生した遮光性物質を前記所定の空間に吐き出す遮光性物質排出口とを備えるという構成を有する。
これにより、第一の排気口と第二の排気口から吐き出される空気壁の間に遮光性物質排出口から吐き出される遮光性物質を充満させることができるので、従来のエアーカーテン装置にはなかった視界を遮るというブラインド機能を有するという効果を得ることができる。
また、前記遮光性物質発生部は、単位時間当たりの遮光性物質の発生量を変更するという構成にしてもよい。
これにより、物質の濃度を変化させることができるので、用途に応じてブラインド機能の強弱をつけることができるという効果を得ることができる。
また、前記遮光性物質排出口から吐き出される遮光性物質に対して光を照射する発光部を備えるという構成にしてもよい。
これにより、発光部から照射される光は様々な色を発光させることができるので、ブラインド効果を有しつつ、エアーカーテン装置による区画の識別やエアーカーテン装置以外の壁等の色との調和を取ることができるという効果を得ることができる。
また、前記遮光性物質排出口から吐き出される遮光性物質に対して画像を投影する投影機を備えるという構成にしてもよい。
これにより、投影機から照射される遮光性物質に画像を投影し反映することができるので、ブラインド効果を有しつつ、エアーカーテン装置による区画の識別やエアーカーテン装置以外の壁等の色や模様との調和を取ることができるという効果を得ることができる。
また、香り成分を発生する香り発生部と、前記香り発生部にて発生した香り成分を前記所定の空間に吐き出す香り成分排出口とを備えるという構成にしてもよい。
これにより、香り成分とをエアーカーテン装置に付加することができるので、ブラインド効果を有しつつ、防虫、脱臭効果やアロマなどによる癒し効果を得ることができる。
また、前記遮光性物質は、ミストであるという構成にしてもよい。
これにより、ミストによって視界を遮り、エアーカーテン装置によって区切られた空間の温度を逃がさないので、ブラインド効果を有しつつ、冷房効果を得、あるいは維持することができる。
また、前記遮光性物質は、煙であるという構成にしてもよい。
これにより、煙によって視界を遮ることができるので、従来のエアーカーテン装置にはなかった視界を遮るというブラインド機能を有するという効果を得ることができる。
また、前記煙は、液体ベースのスモーク液を気化させて得られる煙であるという構成にしてもよい。
これにより、液体ベースのスモーク液を気化させて得られる煙によって視界を遮ることができるので、従来のエアーカーテン装置にはなかった視界を遮るというブラインド機能を有するという効果を得ることができる。
また、空気を吸い込む給気口と、前記給気口から吸い込まれた空気を吐き出す排気口と、前記給気口から前記排気口に空気を導く送風部と、煙を発生する煙発生部と、前記排気口から吐き出される空気流に前記煙発生部にて発生させた煙を混合する煙混合部とを備えるという構成にしてもよい。
これにより、排気口から空気と煙を混合した煙が吐き出され、煙によって視界を遮ることができるので、従来のエアーカーテン装置にはなかった視界を遮るというブラインド機能を有するという効果を得ることができる。
また、前記排気口から当該排気口から吐き出される空気流に対して光を照射する発光部を備えるという構成にしてもよい。
これにより、発光部から照射される光は様々な色を発光させることができるので、ブラインド効果を有しつつ、エアーカーテン装置による区画の識別やエアーカーテン装置以外の壁等の色との調和を取ることができるという効果を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。また、全図面を通して、同一の部位については同一の符号を付して二度目以降の説明を省略している。さらに、書く図面において、本発明に直接には関係しない各部の詳細については説明を省略している。
(実施の形態1)
図1は、本発明のエアーカーテン装置1aを建物の開口部19に設置した概観を示す斜視図である。建物は、例えば、家庭、工場、事務所、商店等が挙げられるが、これらに限られるものではない。また、開口部19は室内外あるいは室内同士を区切る出入り口である。
エアーカーテン装置1aは、例えば背面を開口部19の上部の壁21に取り付けられている。エアーカーテン装置1aは、給気口2と、第一の排気口3と、第二の排気口4と、遮光性物質排出口5とを備える。
給気口2は、エアーカーテン装置1aの前面に開口として備えられる。
第一の排気口3は、配置時においてエアーカーテン装置1aの下部に開口として備えられる。第一の排気口3は、給気口2からエアーカーテン装置1aの内部に吸い込んだ空気を、下部すなわち開口部19側に向けて吹き出す。第一の排気口3は、エアーカーテン装置1aの前面視にして幅方向、すなわち左右方向について、開口部19の幅とほぼ同一か、または広い幅を有した矩形を構成する。なお、図1ではエアーカーテン装置1aは1つ設置し開口部19を覆うようにしたが、エアーカーテン装置1aは複数並べて開口部19を覆うようにしてもよい。
第二の排気口4は、第一の排気口3と同様、配置時においてエアーカーテン装置1aの下部に開口として備えられる。また、第二の排気口4は、給気口2からエアーカーテン装置1aの内部に吸い込んだ空気を下部すなわち開口部19側に向けて吹き出す。第二の排気口4は、第一の排気口3に対して後述する遮光性物質排出口5が設けられるような所定の空間を空けて、かつ、長辺を第一の排気口3と平行に、壁21側に設けられている。また、第二の排気口4の長辺における両端部は、第一の排気口3の長辺における両端部と、前面視において一致する。なお所定の空間は、第一の排気口3と第二の排気口4との距離にして、約1cm〜50cm程度であり、つまり所定の間隔とすることができる。
遮光性物質排出口5は、第一の排気口3と第二の排気口4との間の所定の空間に向けて設けられる。遮光性物質排出口5は、光を遮る遮光性物質を所定の空間に吐き出すことで、結果的に遮光性物質を、第一の排気口3と第二の排気口4とから吐き出された空気に乗せて開口部19の上端から下端に向けて放出する。
第一の排気口3および第二の排気口4から吹き出される空気は、開口部19の下端まで届く風勢を備えており、開口部19の全体を覆うことでエアーカーテン20を形成する。このとき、遮光性物質排出口5から遮光性物質を吐き出すことで、エアーカーテン20は視界を遮ることができる。
ここでは、エアーカーテン装置1aは開口部19の上部に取り付けられ、上部から下方へ空気を吐き出す構成であるが、これに限るものではない。また、エアーカーテン装置1aの前面に給気口2、下部に第一の排気口3と第二の排気口4を設けているが、設置箇所はこれらに限られるものではない。
図2は、本実施の形態に係るエアーカーテン装置1aの機能ブロック図である。
エアーカーテン装置1aは、上述のように図1において給気口2、第一の排気口3、第二の排気口4、遮光性物質排出口5を備えている説明した。しかし、図1では説明していないが、エアーカーテン装置1aは、これらに加えてさらに送風部6、遮光性物質発生部7、香り発生部8、香り成分排出口9、制御部18をも備えている。
送風部6は、給気口2から吸い込まれた空気を第一の排気口3と第二の排気口4に導くためのものであり、例えば、モーターと送風ファンとの組み合わせで構成される。送風部6は、給気口2と第一の排気口3とを連通する風路上、かつ給気口2と第二の排気口4とを連通する風路上に設けられる。
遮光性物質発生部7は、遮光性物質を生成して遮光性物質排出口5を介して所定の空間に排出する。遮光性物質とは、例えば、煙、ミストなどが挙げられる。ここでは、ミストを例に説明する。ここで言うミストは、水を霧状にしたものである。ミストの生成方法は、超音波加湿器方式やノズル噴霧方式など様々あるが、ミストを必要に応じて適量供給できればよく、その発生方法は限定しない。また、ここで使用するミストは目に見える必要があるため、10μm以上の粒子径であることが望ましい。また、通過時に濡れないようにするためには、20μm以下の粒子径であることが望ましい。
香り発生部8は、香り成分を発生させ、香り成分排出口9から排出さる。香り成分は、例えば、芳香剤やアロマなどで用いられる香りである。なお、香り成分は消臭剤や除菌剤などあってもよく、限定しない。また、香り発生部8は、香り成分を必要に応じて適量供給できればよく、その発生方法は限定しない。
香り成分排出口9は、例えば遮光性物質排出口5と共通の開口を利用できる。つまり、第一の排気口3と第二の排気口4の間の所定の空間に排出されることが望ましい。これにより、香りをより長く閉じ込めておくことが可能となる。
制御部18は、送風部6、遮光性物質発生部7、香り発生部8と接続されており、エアーカーテン装置1aへの命令を受け付けることで、送風部6による送風量、遮光性物質発生部7による遮光性物質の発生量、香り発生部8による香り成分の発生量等を制御する。
以上がエアーカーテン装置1aの概略構成である。
続いて、図2、図3を参照しながらエアーカーテン装置1aを動作させた場合の空気の流れについて詳しく説明する。なお図3は、本実施の形態に係るエアーカーテン装置1aの設置断面図である。
エアーカーテン装置1aに電源を投入して動作を開始させると、制御部18の命令により送風部6が駆動し、給気口2から第一の排気口3を介して開口部19の下部に向かう空気の流れ、すなわち空気流13が発生する。また同時に、給気口2から第二の排気口4を介して開口部19の下部に向かう空気流14が発生する。なお、本実施の形態では、空気流13と空気流14とは速度、流量共に同じである。つまり、空気流13と空気流14とは、ほぼ平行かつほぼ等速で開口部19の上部から下部へと流れる。
また制御部18は、遮光性物質発生部7に命令を送信することで、遮光性物質発生部7はミスト15を生成し、遮光性物質排出口5を介して所定の空間に排出する。遮光性物質排出口5から排出されたミスト15は、空気流13と空気流14との流れの影響を受けて、所定の空間を開口部19の上部から下部にかけて流れる。
また制御部18は、香り発生部8に命令を送信することで、香り発生部8は香り成分を生成し、香り成分排出口9を介して所定の空間に排出する。香り成分排出口9から排出された香り成分は、ミスト15と同様、空気流13と空気流14との流れの影響を受けて、所定の空間である空気流13と空気流14との間を開口部19の上部から下部にかけて流れる。
以上により、空気流13と空気流14とミスト15と香り成分とで構成されるエアーカーテン20は、ミスト15の影響を受けて白く曇った状態となる。つまり、開口部19手前において、エアーカーテン20を挟んだ開口部19の向こう側は見えなくなり、視界を遮るというブラインド機能、すなわち遮光効果を備えることができる。
また、遮光性物質をミストとしているため、ミストによって視界を遮ることができる。また、エアーカーテン装置は、区切られた空間の温度を逃がすことを防止することができる。よって、ブラインド効果を有しつつ、冷暖房効果を維持することができる。
また、エアーカーテン20は、香り成分を含むため、ブラインド効果を有しつつ、防虫、脱臭効果やアロマなどによる癒し効果を得ることができる。
(実施の形態2)
続いて、本発明の実施の形態2に係るエアーカーテン装置1bの構成について、図4を用いて説明する。なお、図4は、本実施の形態に係るエアーカーテン装置1bの機能ブロック図を示したものである。実施の形態1では、2つの排気口を用いた例を示したが、本実施の形態では、1つの排気口を用いた例を示す。
本実施の形態では、実施の形態1と比較して、遮光性物質発生部7、遮光性物質排出口5、香り発生部8、香り成分排出口9を備えず、煙発生部11、煙混合部12を備える。また、第一の排気口3と第二の排気口4を備えず、排気口10のみを備える。なお、排気口10は、例えば実施の形態1における第一の排気口3と同一の形状である。
煙発生部11は、ヒーター等の熱源でスモーク液を熱する事で煙を発生させる。
ここでスモーク液とは、グリコール類と水を主成分とし、これらを同程度の比率で混合した混合液であり、一般的な名称としてフォグリキッドやスモークリキッドなどで知られる製品が例として挙げられる。このスモーク液を加熱、気化させて無数の細かい煙の粒子を発生させる。煙の粒子径は数10μm程度である。
なお、スモーク液の種類や煙の粒子径は特に限定するものではないが、人体や環境に無害なものであることが望ましい。また、発煙方法についても限定しない。さらに、煙の色は白に限定しない。
煙混合部12は、煙発生部11から排出された煙と送風部6から導かれた空気を混合する。混合された空気は、図4に示すように、排気口10へ送られる。なお煙混合部12による混合は、特にファン等による攪拌を必要としない。
図5は、本実施の形態に係るエアーカーテン装置1bの設置断面図である。
排気口10から吐き出された空気流には煙が混合されている。この煙混合空気流16は、煙を含んでいるため、例えば、煙発生部11で発生させた煙が白だった場合、白い煙混合空気流16が吐き出され続ける。
このときエアーカーテン20は、煙混合空気流16により、白く曇ったように見える。これにより、開口部19手前において、エアーカーテンを挟んだ開口部の向こう側は見えなくなっている。
以上のようにして、視界を遮る効果を得ることができる。
なお、本実施の形態では、送風部6と排気口10の間に煙混合部12がある構成だが、煙混合部12は、給気口2と送風部6の間でも、排気口10の後でもよい。
また、煙発生部11が発生するスモーク液による煙は、実施の形態1における遮光性物質発生部7に適用することができる。この場合、必ずしも煙混合部12は必要ではない。煙発生部11は所定の空間に煙を排出するのみである。煙発生部11は、空気流13および空気流14にそって煙を開口部19の上部から下部に移動させることができる。
(実施の形態3)
続いて、本発明の実施の形態3に係るエアーカーテン装置1cの構成について、図6を用いて説明する。なお、図6は、本実施の形態に係るエアーカーテン装置1cの機能ブロック図である。
図6は、実施の形態1の構成に対し、発光部17を追加した構成となっている。発光部17以外の要素については、実施の形態1と同様であるため、説明は割愛する。
発光部17は、遮光性物質排出口5から吐き出される遮光性物質に対して光を照射する。光源は、一般的にはLEDや蛍光灯などであり、その種類や光の色は限定しない。
光の照射方法は、例えば、線状に遮光性物質排出口5から下部に向けて、空気流と平行に光を照射し面が一様に光るようにしてもよいし、スポットライトのようにエアーカーテン装置1cの左右方向の両端部や片端部から照射してもよい。光の照射方法は、遮光性物質に一様に当たる方法ならどんな方法でもよい。
図7に、発光部17(図示せず)を付加したエアーカーテン装置1cの概観を示す。エアーカーテン22に有色の光を照射することで、色のついたエアーカーテン22を実現することができる。また、色をつけることで複数の開口部19の識別をし、あるいは発光させることによって照明としても活用できる。
(実施の形態4)
続いて、本発明の実施の形態4に係るエアーカーテン装置1dの構成について、図8を用いて説明する。なお、図8は、本実施の形態に係るエアーカーテン装置1dの機能ブロック図である。
図8は、実施の形態1の構成に対し、投影機36を追加した構成となっている。投影機36以外の要素については、実施の形態1と同様であるため、説明は割愛する。
投影機36は、遮光性物質排出口5から吐き出される遮光性物質に対して画像を投影する。投影機36としては、高輝度、高解像度のDLP(登録商標)方式プロジェクターや、明るく大画面画像の液晶プロジェクターなどがあるが、その種類は限定しない。
画像の投影方法は、例えば、遮光性物質排出口5から下部に向けて、空気流と平行に画像を投影し、面が一様に投影するようにしてもよいし、スポットライトのようにエアーカーテン装置1dの左右方向の両端部や片端部から投影してもよい。画像の投影方法は、遮光性物質に一様に当たる方法ならどんな方法でもよい。
図9に、投影機36(図示せず)を付加したエアーカーテン装置1dの概観を示す。エアーカーテン22に画像を投影することで、色と模様のついたエアーカーテン22を実現し、エアーカーテン装置1d以外の壁等の色や模様との調和を取ることができる。
また、投影機36から投影するものは、画像として説明してきたが映像でもよい。映像にすることで人々の注意を惹きつけメッセージやアナウンスを知らせて認知させることができる。
(具体的な一実施例)
図10は、本実施の形態をトイレに使用した例を示している。なお、本例は使用方法を限定するものではない。
図10(a)は、エアーカーテンを使用していない場合のトイレの例を示している。男性用トイレ30には、洗面台32が2つ、小便器33が3つ、個室34が2つある。また、女性用トイレ31には、洗面台32が3つ、個室34が3つある。トイレの出入り口は、直接外部から内部が見えないようにするために通路をクランクさせている。
図10(b)は、本実施の形態のエアーカーテン装置1a、1b、1cまたは1dを使用した場合のトイレの例を示している。エアーカーテン装置1a、1b、1c、1dにより遮光されているため、従来のような目隠しの壁は不必要となり、拡張領域35が生まれる。これにより、男性用トイレ30は、洗面台32が2つから3つに、小便器33が3つから4つに増設可能となり、また、女性用トイレ31は、洗面台32が3つから4つに、個室34が3つから4つに増設可能となる。
例えば、男性用トイレは青、女性用トイレは赤の光にすることで、トイレの区別を光によってもすることができる。
以上のようにして、本発明のエアーカーテン装置により、新たな空間領域を作り出すこともできる。このようにして、従来、エアーカーテンを使用していなかった場所にもエアーカーテンを使用することができ、また、従来、エアーカーテンを使用していた場所にも新たな付加価値を生み出すことができる。
トイレを例に説明したが、他にも脱衣室や、会議室、喫煙スペースなど様々な場所で使用することができ、エアーカーテンの可能性を広げることができる。
(変形例)
また、遮光性物質発生部7は、単位時間当たりの遮光性物質の発生量を変更する構成としても良い。つまり、ミストの濃度やスモーク液を気化させて得られる煙の濃度を変更するのである。
これにより、物質の濃度を変化させることができるので、用途に応じてブラインド機能の強弱をつけることができるという効果を得ることができる。例えば実施例で述べたトイレでは、人を検知する人感センサをエアーカーテン装置に備える。人感センサでトイレ内に人が存在すると検知した場合は制御部へ信号を送り煙発生部で発生させる煙の濃度を濃くしてプライバシーを保つことができる。また、人感センサでトイレ内に人の検知をせず人が存在しないとなった場合は制御部へ信号を送り煙発生部で発生させる煙の濃度を濃くせずトイレ内の状態を開示することで使用状態を容易に把握することができる。
上述した複数の実施の形態は、矛盾の無い範囲で組み合わせて実施することができる。例えば、実施の形態3にて説明した発光部17を実施の形態2に活用することも可能である。この場合、排気口10から吹き出される空気流に対して発光部からの光を当てて、エアーカーテンに着色することが可能である。
本発明に係るエアーカーテン装置は、従来のエアーカーテン装置にはなかった視界を遮るというブラインド機能を有するエアーカーテン装置として有用である。
1a,1b,1c,1d エアーカーテン装置
2 給気口
3 第一の排気口
4 第二の排気口
5 遮光性物質排出口
6 送風部
7 遮光性物質発生部
8 香り発生部
9 香り成分排出口
10 排気口
11 煙発生部
12 煙混合部
13,14 空気流
15 ミスト
16 煙混合空気流
17 発光部
18 制御部
19 開口部
20,22 エアーカーテン
21 壁
30 男性用トイレ
31 女性用トイレ
32 洗面台
33 小便器
34 個室
35 拡張領域
36 投影機

Claims (10)

  1. 空気を吸い込む給気口と、
    前記給気口から吸い込まれた空気を吐き出す第一の排気口と、
    前記給気口から吸い込まれた空気を前記第一の排気口から所定の空間を空けて前記第一の排気口が吐き出す空気流と同一方向に吐き出す第二の排気口と、
    前記給気口から前記第一の排気口及び前記第二の排気口に空気を導く送風部と、
    光を遮る遮光性物質を発生する遮光性物質発生部と、
    前記遮光性物質発生部にて発生した遮光性物質を前記所定の空間に吐き出す遮光性物質排出口とを備えるエアーカーテン装置。
  2. 前記遮光性物質発生部は、
    単位時間当たりの遮光性物質の発生量を変更する請求項1に記載のエアーカーテン装置。
  3. 前記遮光性物質排出口から吐き出される遮光性物質に対して光を照射する発光部を備えた請求項1または2に記載のエアーカーテン装置。
  4. 前記遮光性物質排出口から吐き出される遮光性物質に対して画像を投影する投影機を備えた請求項1または2に記載のエアーカーテン装置。
  5. 香り成分を発生する香り発生部と、
    前記香り発生部にて発生した香り成分を前記所定の空間に吐き出す香り成分排出口とを備えた請求項1から4のいずれかに記載のエアーカーテン装置。
  6. 前記遮光性物質は、
    ミストである請求項1から5のいずれかに記載のエアーカーテン装置。
  7. 前記遮光性物質は、
    煙である請求項1から5のいずれかに記載のエアーカーテン装置。
  8. 前記煙は、
    スモーク液を気化させて得られる煙である請求項7記載のエアーカーテン装置。
  9. 空気を吸い込む給気口と、
    前記給気口から吸い込まれた空気を吐き出す排気口と、
    前記給気口から前記排気口に空気を導く送風部と、
    煙を発生する煙発生部と、
    前記排気口から吐き出される空気流に前記煙発生部にて発生させた煙を混合する煙混合部とを備えるエアーカーテン装置。
  10. 前記排気口から当該排気口から吐き出される空気流に対して光を照射する発光部を備えた請求項9記載のエアーカーテン装置。
JP2016232608A 2015-12-21 2016-11-30 エアーカーテン装置 Pending JP2017116248A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110875222A (zh) * 2018-08-30 2020-03-10 台湾积体电路制造股份有限公司 设备前端装置及其操作方法
KR102255688B1 (ko) * 2020-08-12 2021-05-24 윤상근 운무 기능이 포함된 측면 송풍 타입 에어 커튼

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