JP2017115799A - 空燃比センサの異常検出装置および異常検出方法 - Google Patents

空燃比センサの異常検出装置および異常検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】空燃比センサの応答性の異常をリッチ方向およびリーン方向のいずれにおいても検出できる空燃比センサの異常検出装置および異常検出方法を提供する。【解決手段】空燃比センサの出力電圧Vの単位時間当たりの上昇方向の変化量“+ΔV”および下降方向の変化量“−ΔV”を一定時間において逐次に検出する。検出した各変化量“+ΔV”のうち最大値側変化量“+ΔVmax”の総検出数が各変化量“+ΔV”の総検出数に占める割合“+Cmax”を算出するとともに、前記検出した各変化量“−ΔV”のうち最大値側変化量“−ΔVmax”の総検出数が各変化量“−ΔV”の総検出数に占める割合“−Cmax”を算出する。算出した割合“+Cmax”“−Cmax”の対比に基づいて、空燃比がリッチ側に変動する際の空燃比センサの応答性の異常、および空燃比がリーン側に変動する際の空燃比センサの応答性の異常を判定する。【選択図】図1

Description

この発明は、空燃比センサを用いて空燃比フィードバック制御を実行する内燃機関の空燃比センサの異常検出装置および異常検出方法に関する。
自動車の内燃機関は、空燃比に応じて出力電圧が変化する空燃比センサ(LAFセンサ,A/Fセンサともいう)を備え、この空燃比センサの検知出力から噴射燃料と吸込み空気との混合気の空燃比(空気の質量と燃料の質量との比)を求め、その空燃比が理想的な空燃比いわゆる理論空燃比となるよう、燃料の噴射量をフィードバック制御(空燃比フィードバック制御)する。
空燃比センサは、具体的には、大気中の酸素の濃度と排出ガス中の酸素の濃度との差に応じて起電力が変化する。すなわち、吸気に対して燃料の比率が多い場合(空燃比がリッチ)、吸気中の酸素がより多く消費されるため、排出ガス中の酸素の濃度が低下し、これに伴い空燃比センサの出力電圧が上昇する。吸気に対して燃料の比率が少ない場合(空燃比がリーン)、吸気中の酸素の消費が少ないため、排出ガス中の酸素の濃度が上昇し、これに伴い空燃比センサの出力電圧が下降する。
この空燃比センサが故障すると、当然ながら適正な空燃比フィードバック制御が困難となる。
空燃比センサの故障対策として、例えば特許文献1のように、空燃比センサの出力電圧の変化を監視し、その監視結果に基づいて空燃比センサの異常を検出する装置が提案されている。
特開2005−307961号公報
空燃比センサの応答性に関する異常として、空燃比がリッチで出力電圧が上昇方向に変化する際の出力電圧の応答遅れ、および空燃比がリーンで出力電圧が下降方向に変化する際の応答遅れがある。
上記検出装置の場合、空燃比センサの応答性に関する異常を検出できても、その応答性がリッチ方向における異常なのか、リーン方向における異常なのか、判別できない。
この発明の目的は、空燃比センサの応答性の異常をリッチ方向およびリーン方向のいずれにおいても検出できる空燃比センサの異常検出装置および異常検出方法を提供することである。
請求項1に係る発明の空燃比センサの異常検出装置は、空燃比に応じて出力電圧が変化する空燃比センサの異常を検出するものであって、検出手段、算出手段、判定手段を備える。検出手段は、前記空燃比がリッチ側とリーン側に交互に変動する状況において、前記空燃比センサの出力電圧Vの単位時間当たりの上昇方向の変化量“+ΔV”および下降方向の変化量“−ΔV”を一定時間において逐次に検出する。算出手段は、前記検出した上昇方向の各変化量“+ΔV”のうち最大値側変化量“+ΔVmax”の総検出数が各変化量“+ΔV”の総検出数に占める割合“+Cmax”を算出するとともに、前記検出した下降方向の各変化量“−ΔV”のうち最大値側変化量“−ΔVmax”の総検出数が各変化量“−ΔV”の総検出数に占める割合“−Cmax”を算出する。判定手段は、前記算出した割合“+Cmax”“−Cmax”の対比に基づいて、前記空燃比がリッチ側に変動する際の前記空燃比センサの応答性の異常、および前記空燃比がリーン側に変動する際の前記空燃比センサの応答性の異常を判定する。
請求項2に係る発明の空燃比センサの異常検出装置は、請求項1に係る発明の検出手段について限定している。検出手段は、前記空燃比がリッチ側とリーン側に交互に変動する状況において、前記空燃比センサの出力電圧Vの単位時間t0当たりの上昇方向の変化量“+ΔV”および下降方向の変化量“−ΔV”を一定時間において逐次に検出し、かつこの一定時間t1の検出を所定回数Nにわたり繰り返す。
請求項3に係る発明の空燃比センサの異常検出装置は、請求項1に係る発明の算出手段および判定手段について限定している。算出手段は、前記検出した上昇方向の各変化量“+ΔV”のうち最大値側変化量“+ΔVmax”の総検出数が各変化量“+ΔV”の総検出数に占める割合“+Cmax”を算出し、前記検出した上昇方向の各変化量“+ΔV”のうち最小値側変化量“+ΔVmin”の総検出数が各変化量“+ΔV”の総検出数に占める割合“+Cmin”を算出し、前記検出した下降方向の各変化量“−ΔV”のうち最大値側変化量“−ΔVmax”の総検出数が各変化量“−ΔV”の総検出数に占める割合“−Cmax”を算出し、前記検出した下降方向の各変化量“−ΔV”のうち最小値側変化量“−ΔVmin”の総検出数が各変化量“−ΔV”の総検出数に占める割合“−Cmin”を算出する。判定手段は、前記算出した割合“+Cmax”“−Cmax”“+Cmin”“−Cmin”の対比に基づいて、前記空燃比がリッチ側に変動する際の前記空燃比センサの“リッチ方向の応答遅れ異常”と“リッチ方向の反応開始遅れ異常”、および前記空燃比がリーン側に変動する際の前記空燃比センサの“リーン方向の応答遅れ異常”と“リーン方向の反応開始遅れ異常”を判定する。
請求項4に係る発明の空燃比センサの異常検出装置は、請求項3に係る発明の判定手段について限定している。判定手段は、前記割合“+Cmax”“−Cmax”が共に設定値Cs以上、かつ前記割合“+Cmin”“−Cmin”が共に前記設定値Cs未満の場合に、前記空燃比センサに異常なしと判定する。さらに、判定手段は、前記割合“+Cmax”“−Cmax”が共に前記設定値Cs以上という条件が成立せず、かつ前記割合“+Cmax”が前記割合“−Cmax”より大きくてその差が所定値以上の場合に、前記空燃比センサに“リーン方向の応答遅れ異常”があると判定する。そして、判定手段は、前記割合“+Cmax”“−Cmax”が共に前記設定値Cs以上という条件が成立せず、かつ前記割合“−Cmax”が前記割合“+Cmax”より大きくてその差が所定値以上の場合に、前記空燃比センサに“リッチ方向の応答遅れ異常”があると判定する。
請求項5に係る発明の空燃比センサの異常検出装置は、請求項4に係る発明の判定手段について限定している。判定手段は、前記割合“+Cmax”“−Cmax”が共に前記設定値Cs以上という条件が成立せず、かつ前記割合“+Cmin”“−Cmin”が共に前記設定値Cs以上の場合に、前記空燃比センサに“リッチとリーンの両方向の応答遅れ異常”があると判定する。
請求項6に係る発明の空燃比センサの異常検出装置は、請求項4に係る発明の判定手段について限定している。判定手段は、前記割合“+Cmax”“−Cmax”が共に前記設定値Cs以上、かつ前記割合“+Cmin”と前記割合“−Cmin”との差が所定値以上の場合に、前記空燃比センサに“反応開始遅れ異常”があると判定する。
請求項7に係る発明の空燃比センサの異常検出方法は、空燃比に応じて出力電圧が変化する空燃比センサの異常を検出する方法であって、まず、前記空燃比がリッチ側とリーン側に交互に変動する状況において、前記空燃比センサの出力電圧Vの単位時間当たりの上昇方向の変化量+ΔVおよび下降方向の変化量−ΔVを一定時間において逐次に検出する。さらに、前記検出した上昇方向の各変化量“+ΔV”のうち最大値側変化量“+ΔVmax”の総検出数が各変化量“+ΔV”の総検出数に占める割合“+Cmax”を算出するとともに、前記検出した下降方向の各変化量“−ΔV”のうち最大値側変化量“−ΔVmax”の総検出数が各変化量“−ΔV”の総検出数に占める割合“−Cmax”を算出する。そして、前記算出した割合“+Cmax”“−Cmax”の対比に基づいて、前記空燃比がリッチ側に変動する際の前記空燃比センサの応答性の異常、および前記空燃比がリーン側に変動する際の前記空燃比センサの応答性の異常を判定する。
この発明の空燃比センサの異常検出装置および異常検出方法によれば、空燃比センサの応答性の異常をリッチ方向およびリーン方向のいずれにおいても検出できる。
この発明の一実施形態の構成を示す図。 同実施形態に係わる空燃比センサに異常がない場合の同空燃比センサの出力電圧波形を示す図。 同実施形態の制御を示すフローチャート。 図3中の判定処理ルーチンを具体的に示すフローチャート。 同実施形態に係わる空燃比センサに“リーン方向の応答遅れ”異常がある場合の空燃比センサの出力電圧波形を示す図。 同実施形態に係わる空燃比センサに“リッチ方向の応答遅れ”異常がある場合の空燃比センサの出力電圧波形を示す図。 同実施形態に係わる空燃比センサに“リーンとリッチの両方向の応答遅れ”異常がある場合の空燃比センサの出力電圧波形を示す図。 同実施形態に係わる空燃比センサに“リッチ方向の反応開始遅れ”異常がある場合の空燃比センサの出力電圧波形を示す図。 同実施形態に係わる空燃比センサに“リーン方向の反応開始遅れ”異常がある場合の空燃比センサの出力電圧波形を示す図。
以下、この発明の一実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、内燃機関(エンジン)1は、シリンダ2、ピストン3、点火プラグ4、吸気弁5、排気弁6を有し、ピストン3の下降により、シリンダ2内の燃焼室2aに、吸気ポート7および吸気弁5を通して空気を吸込む(吸気行程)。
吸気ポート7には、吸気量を検知するエアーフローメータ11、吸気量を決定するスロットル弁12、吸気弁5に向けて燃料を噴射する吸気路噴射インジェクタ13が配置されている。
吸気路噴射インジェクタ13が噴射する燃料は吸込み空気と混合され、その混合気が吸気弁5を介して燃焼室2aに供給される。燃焼室2a内に供給された混合気はピストン3の上昇によって圧縮され(圧縮行程)、その圧縮混合気が点火プラグ4の火花により着火して燃焼・爆発する(燃焼行程)。この燃焼・爆発によってピストン3が再び下降し、上記動作が繰り返される。燃焼・爆発によって生じるガスは、排気弁6および排気ポート8を通って排出される(排気行程)。
排気ポート8には、空燃比センサ14、および排出ガスを浄化する触媒15が配置されている。
空燃比センサ14は、LAF(Linear Air-Fuel ratio)センサやA/F(Air-Fuel ratio)センサとも称し、排気弁6を経た排出ガス中の酸素の濃度と大気中の酸素の濃度との差に応じて起電力が変化する。すなわち、吸気に対して燃料の比率が多い場合(空燃比がリッチ)、吸気中の酸素がより多く消費されるため、排出ガス中の酸素の濃度が低下し、これに伴い、図2に示すように、空燃比センサ14の出力電圧Vが上昇する。吸気に対して燃料の比率が少ない場合(空燃比がリーン)、吸気中の酸素の消費が少ないため、排出ガス中の酸素の濃度が上昇し、これに伴い、図2に示すように、空燃比センサ14の出力電圧Vが下降する。この電圧波形は、空燃比センサ14に異常がない場合のもので、上昇時の傾きと下降時の傾きとがほぼ同じである。
一方、制御部であるECU20に、上記エアーフローメータ11、スロットル弁12、吸気路噴射インジェクタ13、空燃比センサ14、点火コイル21、回転数センサ22、アクセル開度センサ23、異常報知ランプ24、メモリ25などが接続される。
点火コイル21は、点火プラグ4に点火用の駆動電圧を供給する。回転数センサ22は、ピストン3の上下動に連動するクランクの角度を回転数として検知する。アクセル開度センサ23は、アクセル開度(アクセルペダルの踏込み量)を検知する。異常報知ランプ24は、空燃比センサ14の異常を報知するためのもので、内燃機関1が搭載された車両の運転席付近に配置される。メモリ25は、空燃比センサ14の異常内容を記憶する。
そして、ECU20は、内燃機関1の運転を制御する機能に加え、空燃比センサ14の異常を検出する異常検出装置としても機能するもので、空燃比センサ14の異常検出に関わる次の(1)〜(4)の手段を有する。
(1)空燃比センサ14の出力電圧Vから噴射燃料と吸込み空気との混合気の空燃比(平均値)を求め、その空燃比が理論空燃比となるよう、吸気路噴射インジェクタ13の燃料噴射量をフィードバック制御する空燃比フィードバック制御手段。なお、空燃比フィードバック制御手段は、空燃比(平均値)が理論空燃比となるいわゆるストイキ(stoiciometry)状態において、最適な燃焼状態が得られるよう、空燃比を意図的にリッチ側とリーン側に交互に微少変動させる制御を行う。
(2)上記空燃比フィードバック制御手段によりストイキ状態が設定されて、空燃比がリッチ側とリーン側に交互に変動する状況において、空燃比センサ14の出力電圧Vの単位時間t0当たりの上昇方向の変化量“+ΔV”および下降方向の変化量“−ΔV”を一定時間t1(>t0)において逐次に検出する検出手段。
(3)上記検出手段で検出した上昇方向の各変化量“+ΔV”のうち最大値側変化量“+ΔVmax”の総検出数が各変化量“+ΔV”の総検出数に占める割合“+Cmax”(%)を算出するとともに、上記検出手段で検出した下降方向の各変化量“−ΔV”のうち最大値側変化量“−ΔVmax”の総検出数が各変化量“−ΔV”の総検出数に占める割合“−Cmax”(%)を算出する算出手段。
(4)上記算出手段で算出した割合“+Cmax”“−Cmax”の対比に基づいて、空燃比がリッチ側に変動する際の空燃比センサ14の応答性の異常、および空燃比がリーン側に変動する際の空燃比センサ14の応答性の異常を判定する判定手段。
なお、上記(2)の検出手段は、具体的には、上記空燃比フィードバック制御手段によりストイキ状態が維持されて、空燃比がリッチ側とリーン側に交互に変動する状況において、空燃比センサ14の出力電圧Vの単位時間t0当たりの上昇方向の変化量“+ΔV”および下降方向の変化量“−ΔV”を一定時間t1(>t0)において逐次に検出し、かつこの一定時間t1の検出を所定回数Nにわたり繰り返す。
上記(4)の判定手段は、具体的には、上記算出手段で算出した割合“+Cmax”“−Cmax”“+Cmin”“−Cmin”の対比に基づいて、空燃比がリッチ側に変動する際の空燃比センサ14の“リッチ方向の応答遅れ異常”と“リッチ方向の反応開始遅れ異常”、および空燃比がリーン側に変動する際の空燃比センサ14の“リーン方向の応答遅れ異常”と“リーン方向の反応開始遅れ異常”をそれぞれ判定する。
つぎに、ECU20が実行する異常検出処理を図3のフローチャートを参照しながら説明する。
ECU20は、燃焼がストイキ状態の場合(ステップS1)、かつ異常検出フラグfが“0”の場合(ステップS2のYES)、空燃比センサ14の出力電圧Vの単位時間t0当たりの上昇方向の変化量“+ΔV”および下降方向の変化量“−ΔV”を逐次に検出する(ステップS3)。そして、ECU20は、タイムカウントtを開始し(ステップS4)。そのタイムカウントtと予め定められた一定時間(例えば10msec)t1とを比較する(ステップS5)。
タイムカウントtが一定時間t1未満の場合(ステップS5のNO)、ECU20は、ステッププS3に戻って上記検出を続ける。
タイムカウントtが一定時間t1に達したとき(ステップS5のYES)、ECU20は、タイムカウントtを零にクリアするとともに(ステップS6)、検出回数nを“1”アップし(ステップS7)、その検出回数nと予め定めた所定回数(例えば5回)Nとを比較する(ステップS8)。検出回数nが所定回数N未満の場合(ステップS8のNO)、ECU20は、ステッププS3に戻って検出を繰り返す。検出回数nが所定回数Nに達した場合(ステップS8のYES)、ECU20は、検出回数nを零にクリアする(ステップS9)。
こうして、一定時間t1の検出が所定回数Nにわたって繰り返されることにより、多数の変化量“+ΔV”“−ΔV”が検出される。
各変化量“+ΔV”の検出分布をリッチ方向側分布として横軸の右側領域(零より+側)に割当て、各変化量“−ΔV”の検出分布をリーン方向側分布として横軸の左側領域(零より+側)に割当て、かつ各変化量“+ΔV”“−ΔV”の値ごとの総検出数Gを縦軸に割当てた場合、空燃比センサ14に異常がなければ、リッチ方向側分布は最大値側変化量“+ΔVmax”において総検出数Gが多く分布し、リーン方向側分布は最大値側変化量“−ΔVmax”において総検出数Gが多く分布する。
上記ステップS9において検出回数nを零にクリアした後、ECU20は、上記検出した各変化量“+ΔV”から最大値側変化量“+ΔVmax”および最小値側変化量“+ΔVmin”を抽出するとともに、上記検出した各変化量“−ΔV”から最大値側変化量“−ΔVmax”および最小値側変化量“−ΔVmin”を抽出する(ステップS10)。
この場合、ECU20は、1回目(n=1)の一定時間t1において検出した各変化量に対し上記抽出を行い、2回目(n=2)の一定時間t1において検出した各変化量に対し上記抽出を行い、3回目(n=3)の一定時間t1において検出した各変化量に対して上記抽出を行い、同様の抽出を所定回数Nだけ繰り返す。
続いて、ECU20は、上記抽出した最大値側変化量“+ΔVmax”の総検出数Gが変化量“+ΔV”の総検出数Gに占める割合“+Cmax”(%)を算出し、上記抽出した最小値側変化量“+ΔVmin”の総検出数Gが変化量“+ΔV”の総検出数Gに占める割合“+Cmin”(%)を算出し、上記抽出した最大値側変化量“−ΔVmax”の総検出数Gが変化量“−ΔV”の総検出数Gに占める割合“−Cmax”(%)を算出し、上記抽出した最小値側変化量“−ΔVmin”の総検出数Gが変化量“−ΔV”の総検出数Gに占める割合“−Cmin”(%)を算出する(ステップS11)。
この場合、ECU20は、1回目(n=1)の一定時間t1において検出した各変化量に対し上記割合の算出を行い、2回目(n=2)の一定時間t1において検出した各変化量に対し上記割合の算出を行い、3回目(n=3)の一定時間t1において検出した各変化量に対し上記割合の算出を行い、この算出を所定回数Nだけ繰り返してその平均値を求める。
1回目(n=1)から5回目(n=5)までの検出に対し算出される割合の平均値を“+Cmax0”“−Cmax0”という。同様に、1回目(n=1)から5回目(n=5)までの検出に対し算出される割合の平均値を“+Cmin0”“−Cmin0”という。
そして、ECU20は、上記求めた平均値“+Cmax0”“−Cmax0”“+Cmin0”“−Cmin0”の対比に基づいて、空燃比センサ14の応答性の異常を判定する(ステップS12)。この判定処理の内容については後述する。
異常がない場合(ステップS13のNO)、ECU20は、初めのステップS1からの処理を繰り返す。
異常がある場合(ステップS13のYES)、ECU20は、異常の旨を異常報知ランプ24の発光により運転者に報知するとともに、その異常を表わすデータをメモリ25に記憶する(ステップS14)。これに伴い、ECU20は、異常検出フラグfを“1”にセットし(ステップS15)、初めのステップS1からの処理を繰り返す。この場合、異常検出フラグfが“1”なので(ステップS2のNO)、ECU20は、ステップS3からの検出処理を実行しない。
メモリ25内のデータは、空燃比センサ14の交換や修理を行う作業者がパーソナルコンピュータを使って読み出すことが可能である。作業者は、この読み出しにより、空燃比センサ14に生じている異常が何なのかを的確に認識することができる。
以下、上記ステップS12の判定処理の内容について、図4のフローチャートを参照しながら説明する。
[1]異常なし
空燃比センサ14の応答性に異常がない場合、空燃比センサ14の出力電圧Vは、図2に示すように、上昇時の傾きと下降時の傾きとがほぼ同じとなる。リッチ方向(上昇方向)の各変化量“+ΔV”は、最大値側変化量“+ΔVmax”をより多く含む。リーン方向(下降方向)の各変化量“−ΔV”は、最大値側変化量“−ΔVmax”をより多く含む。
この場合、最大値側変化量“+ΔVmax”の総検出数Gが変化量“+ΔV”の総検出数Gに占める割合の平均値“+Cmax0”は、設定値Cs以上となる。最大値側変化量“−ΔVmax”の総検出数Gが変化量“−ΔV”の総検出数Gに占める割合の平均値“−Cmax0”も、設定値Cs以上となる。
最大値側変化量“+ΔVmin”の総検出数Gが変化量“+ΔV”の総検出数Gに占める割合の平均値“+Cmin0”は、設定値Cs未満となる。最大値側変化量“−ΔVmin”の総検出数Gが変化量“−ΔV”の総検出数Gに占める割合の平均値“−Cmin0”も、設定値Cs未満となる。
こうして、平均値“+Cmax0”“+Cmin0”が共に設定値Cs以上という条件が成立し(ステップS21のYES)、かつ平均値“+Cmin0”“−Cmin0”が共に設定値Cs未満という条件が成立した場合(ステップS22のYES)、ECU20は、空燃比センサ14に異常なしと判定する(ステップS23)。
[2]リーン方向の応答遅れ異常
空燃比の増加に対して空燃比センサ14の出力電圧Vが適切に追従しながら上昇し、空燃比の減少に対しては空燃比センサ14の出力電圧Vが適切に追従せず遅れて下降していくことがある。
この場合、空燃比センサ14の出力電圧Vは、下降時の傾きが上昇時の傾きに比べて緩やかになる。これに伴い、リッチ方向(上昇方向)の各変化量“+ΔV”は、最大値側変化量“+ΔVmax”を多めに含む。リーン方向(下降方向)の各変化量“−ΔV”は、最小値側変化量“−ΔVmin”をより多く含む。
最大値側変化量“+ΔVmax”の総検出数Gが変化量“+ΔV”の総検出数Gに占める割合の平均値“+Cmax0”は、設定値Cs未満となる。最大値側変化量“−ΔVmax”の総検出数Gが変化量“−ΔV”の総検出数Gに占める割合の平均値“−Cmax0”も、設定値Cs未満となる。ただし、平均値“+Cmax0”は、平均値“−Cmax0”よりもはるかに大きくて、その差が所定値以上である。
こうして、平均値“+Cmax0”“+Cmin0”が共に設定値Cs以上という条件が成立せず(ステップS21のNO)、かつ平均値“+Cmax0”が平均値“−Cmax0”よりもはるかに大きくてその差が所定値以上の場合(ステップS24のYES)、ECU20は、空燃比センサ14に“リーン方向の応答遅れ異常”があると判定する(ステップS25)。
[3]リッチ方向の応答遅れ異常
空燃比の増加に対して空燃比センサ14の出力電圧Vが適切に追従せず遅れて上昇し、空燃比の減少に対しては空燃比センサ14の出力電圧Vが適切に追従しながら下降していくことがある。
この場合、空燃比センサ14の出力電圧Vは、図6に示すように、上昇時の傾きが下降時の傾きに比べて緩やかになる。リッチ方向(上昇方向)の各変化量“+ΔV”は、最小値側変化量“+ΔVmin”をより多く含む。リーン方向(下降方向)の各変化量“−ΔV”は、最大値側変化量“−ΔVmax”を多めに含む。
最大値側変化量“+ΔVmax”の総検出数Gが変化量“+ΔV”の総検出数Gに占める割合の平均値“+Cmax0”は、設定値Cs未満となる。最大値側変化量“−ΔVmax”の総検出数Gが変化量“−ΔV”の総検出数Gに占める割合の平均値“−Cmax0”も、設定値Cs未満となる。ただし、平均値“−Cmax0”は、平均値“+Cmax0”よりもはるかに大きくて、その差が所定値以上である。
こうして、平均値“+Cmax”“+Cmin”が共に設定値Cs以上という条件が成立せず(ステップS21のNO)、かつ平均値“−Cmax”が平均値“+Cmax”よりもはるかに大きくてその差が所定値以上の場合(ステップS24のNO、ステップS26のYES)、ECU20は、空燃比センサ14に“リッチ方向の応答遅れ異常”があると判定する(ステップS27)。
[4]リッチとリーンの両方向の応答遅れ異常
空燃比の増加に対して空燃比センサ14の出力電圧Vが適切に追従せず遅れて上昇し、しかも空燃比の減少に対しても空燃比センサ14の出力電圧Vが適切に追従せず遅れて下降していくことがある。
この場合、空燃比センサ14の出力電圧Vは、図7に示すように、上昇時の傾きおよび下降時の傾きが共に緩やかになる。リッチ方向(上昇方向)の各変化量“+ΔV”は、最小値側変化量“+ΔVmin”をより多く含む。リーン方向(下降方向)の各変化量“−ΔV”も、最大値側変化量“−ΔVmax”をより多く含む。
最大値側変化量“+ΔVmax”の総検出数Gが変化量“+ΔV”の総検出数Gに占める割合の平均値“+Cmax0”は、設定値Cs未満となる。最大値側変化量“−ΔVmax”の総検出数Gが変化量“−ΔV”の総検出数Gに占める割合の平均値“−Cmax”も、設定値Cs未満となる。
最大値側変化量“+ΔVmin”の総検出数Gが変化量“+ΔV”の総検出数Gに占める割合の平均値“+Cmin0”は、設定値Cs以上となる。最大値側変化量“−ΔVmin”の総検出数Gが変化量“−ΔV”の総検出数Gに占める割合の平均値“−Cmin0”も、設定値Cs以上となる。
こうして、平均値“+Cmax0”“+Cmin0”が共に設定値Cs以上という条件が成立せず(ステップS21のNO)、かつ平均値“+Cmin0”“−Cmin0”が共に設定値Cs以上の場合(ステップS24のNO、ステップS26のNO、ステップS28のYES)、ECU20は、空燃比センサ14に“リッチとリーンの両方向の応答遅れ異常”があると判定する(ステップS29)。
[5]反応開始遅れ異常
空燃比が減少から増加に切換わったにもかかわらず、図8に示すように、空燃比センサ14の出力電圧Vがすぐに上昇しないことがある。また、空燃比が増加から減少に切換わったにもかかわらず、図9に示すように、空燃比センサ14の出力電圧Vがすぐに下降しないことがある。
この場合、平均値“+Cmax0”“+Cmin0”が共に設定値Cs以上という条件は成立するが(ステップS21のYES)、平均値“+Cmin0”“−Cmin0”が共に設定値Cs未満という条件は成立しない(ステップS22のYES)。この場合、ECU20は、空燃比センサ14に“反応開始遅れ異常”があると判定する(ステップS30)。
[6]まとめ
以上のように、空燃比センサ14の応答性の異常をリッチ方向およびリーン方向のいずれにおいても検出できる。しかも、“リーン方向の応答開始遅れ異常”“リッチ方向の応答開始遅れ異常”“リッチとリーンの両方向の応答開始遅れ異常”“反応開始遅れ異常”を的確に識別して検出できる。
このように、空燃比センサ14の異常の内容を的確に識別して検出できることにより、空燃比センサ14の異常内容に応じた適切な排出ガス低減対策をとることが可能となる。
空燃比センサ14に異常が生じていることを異常報知ランプ24の発光により報知するので、空燃比センサ14の早期の交換または修理が可能となる。異常内容を表わすデータをメモリ25に記憶するので、空燃比センサ14の交換または修理に際しての作業が容易となる。
なお、平均値“+Cmax0”“−Cmax0”“+Cmin0”“−Cmin0”の対比に基づく異常判定の結果が、“異常なし”に該当せず、しかも“上記リッチ方向の応答遅れ異常”“上記リーン方向の応答遅れ異常”“リッチとリーンの両方向の応答遅れ異常”“反応開始遅れ異常”のいずれにも該当しない場合には(ステップS21のNO、ステップS24のNO、ステップS26のNO、ステップS28のNO)、ECU20は、空燃比センサ14に他の何らかの異常があると判定する(ステップS30)。
上記実施形態では、空燃比センサ14の応答遅れの異常および反応開始遅れの異常を検出する場合を例に説明したが、空燃比センサ14が空燃比の変化に比べて過剰に応答したり反応する異常についても、同様の判定処理により検出することが可能である。
その他、上記実施形態および変形例は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態および変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、書き換え、変更を行うことができる。これら実施形態や変形は、発明の範囲は要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…内燃機関、2…シリンダ、2a…燃焼室、3…ピストン、4…点火プラグ、5…吸気弁、6…排気弁、7…吸気ポート、8…排気ポート、11…エアーフローメータ、12…スロットル弁、13…吸気路噴射インジェクタ、14…空燃比センサ、15…触媒、20…ECU、21…点火コイル、22…回転数センサ、23…アクセル開度センサ、24…異常報知ランプ、25…メモリ

Claims (7)

  1. 空燃比に応じて出力電圧が変化する空燃比センサの異常検出装置であって、
    前記空燃比がリッチ側とリーン側に交互に変動する状況において、前記空燃比センサの出力電圧Vの単位時間当たりの上昇方向の変化量“+ΔV”および下降方向の変化量“−ΔV”を一定時間において逐次に検出する検出手段と、
    前記検出した上昇方向の各変化量“+ΔV”のうち最大値側変化量“+ΔVmax”の総検出数が各変化量“+ΔV”の総検出数に占める割合“+Cmax”を算出するとともに、前記検出した下降方向の各変化量“−ΔV”のうち最大値側変化量“−ΔVmax”の総検出数が各変化量“−ΔV”の総検出数に占める割合“−Cmax”を算出する算出手段と、
    前記算出した割合“+Cmax”“−Cmax”の対比に基づいて、前記空燃比がリッチ側に変動する際の前記空燃比センサの応答性の異常、および前記空燃比がリーン側に変動する際の前記空燃比センサの応答性の異常を判定する判定手段と、
    を備えることを特徴とする空燃比センサの異常検出装置。
  2. 前記検出手段は、前記空燃比がリッチ側とリーン側に交互に変動する状況において、前記空燃比センサの出力電圧Vの単位時間t0当たりの上昇方向の変化量“+ΔV”および下降方向の変化量“−ΔV”を一定時間において逐次に検出し、かつこの一定時間t1の検出を所定回数Nにわたり繰り返す
    ことを特徴とする請求項1に記載の空燃比センサの異常検出装置。
  3. 前記算出手段は、前記検出した上昇方向の各変化量“+ΔV”のうち最大値側変化量“+ΔVmax”の総検出数が各変化量“+ΔV”の総検出数に占める割合“+Cmax”を算出し、前記検出した上昇方向の各変化量“+ΔV”のうち最小値側変化量“+ΔVmin”の総検出数が各変化量“+ΔV”の総検出数に占める割合“+Cmin”を算出し、前記検出した下降方向の各変化量“−ΔV”のうち最大値側変化量“−ΔVmax”の総検出数が各変化量“−ΔV”の総検出数に占める割合“−Cmax”を算出し、前記検出した下降方向の各変化量“−ΔV”のうち最小値側変化量“−ΔVmin”の総検出数が各変化量“−ΔV”の総検出数に占める割合“−Cmin”を算出する、
    前記判定手段は、前記算出した割合“+Cmax”“−Cmax”“+Cmin”“−Cmin”の対比に基づいて、前記空燃比がリッチ側に変動する際の前記空燃比センサの“リッチ方向の応答遅れ異常”と“リッチ方向の反応開始遅れ異常”、および前記空燃比がリーン側に変動する際の前記空燃比センサの“リーン方向の応答遅れ異常”と“リーン方向の反応開始遅れ異常”を判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の空燃比センサの異常検出装置。
  4. 前記判定手段は、
    前記割合“+Cmax”“−Cmax”が共に設定値Cs以上、かつ前記割合“+Cmin”“−Cmin”が共に前記設定値Cs未満の場合に、前記空燃比センサに異常なしと判定し、
    前記割合“+Cmax”“−Cmax”が共に前記設定値Cs以上という条件が成立せず、かつ前記割合“+Cmax”が前記割合“−Cmax”より大きくてその差が所定値以上の場合に、前記空燃比センサに“リーン方向の応答遅れ異常”があると判定する、
    前記割合“+Cmax”“−Cmax”が共に前記設定値Cs以上という条件が成立せず、かつ前記割合“−Cmax”が前記割合“+Cmax”より大きくてその差が所定値以上の場合に、前記空燃比センサに“リッチ方向の応答遅れ異常”があると判定し、
    ことを特徴とする請求項3に記載の空燃比センサの異常検出装置。
  5. 前記判定手段は、
    前記割合“+Cmax”“−Cmax”が共に前記設定値Cs以上という条件が成立せず、かつ前記割合“+Cmin”“−Cmin”が共に前記設定値Cs以上の場合に、前記空燃比センサに“リッチとリーンの両方向の応答遅れ異常”があると判定する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の空燃比センサの異常検出装置。
  6. 前記判定手段は、
    前記割合“+Cmax”“−Cmax”が共に前記設定値Cs以上、かつ前記割合“+Cmin”と前記割合“−Cmin”との差が所定値以上の場合に、前記空燃比センサに“反応開始遅れ異常”があると判定する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の空燃比センサの異常検出装置。
  7. 空燃比に応じて出力電圧が変化する空燃比センサの異常検出方法であって、
    前記空燃比がリッチ側とリーン側に交互に変動する状況において、前記空燃比センサの出力電圧Vの単位時間当たりの上昇方向の変化量+ΔVおよび下降方向の変化量−ΔVを一定時間において逐次に検出し、
    前記検出した上昇方向の各変化量“+ΔV”のうち最大値側変化量“+ΔVmax”の総検出数が各変化量“+ΔV”の総検出数に占める割合“+Cmax”を算出するとともに、前記検出した下降方向の各変化量“−ΔV”のうち最大値側変化量“−ΔVmax”の総検出数が各変化量“−ΔV”の総検出数に占める割合“−Cmax”を算出し、
    前記算出した割合“+Cmax”“−Cmax”の対比に基づいて、前記空燃比がリッチ側に変動する際の前記空燃比センサの応答性の異常、および前記空燃比がリーン側に変動する際の前記空燃比センサの応答性の異常を判定する、
    ことを特徴とする空燃比センサの異常検出方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020183712A (ja) * 2019-05-07 2020-11-12 三菱自動車工業株式会社 故障判定装置

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