JP2017114255A - 飛行物体用捕獲装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】捕獲対象物を確実に捕獲して回収する飛行物体用捕獲装置を提供する。【解決手段】アーム形状を有し、空中を無人で飛行する無人飛行物体に基端部7aが取り付けられると共に先端部7bが互いに離間して配置され、無人飛行物体の下方または上方において先端部7bが互いに近づくように移動可能に設けられた複数のアーム部4と、複数のアーム部4を移動させる移動部とを備え、複数のアーム部4は、先端部7bが互いに近づくことにより、空中を飛行する捕獲対象物Tを下側から支持しつつ囲むように捕獲する捕獲空間Pを形成する。【選択図】図1

Description

この発明は、飛行物体用捕獲装置に係り、特に、空中を無人で飛行する無人飛行物体に取り付けられて捕獲対象物を捕獲する飛行物体用捕獲装置に関する。
近年、遠隔操作などにより空中を無人で飛行する無人飛行物体が普及しており、簡単な操作で飛行を可能とする技術が実用化されている。特に、ローターを回転させて飛行する無人飛行物体、例えばドローン、マルチコプターおよびヘリコプターなどは、操作の簡単化が急速に進んでおり、特別な訓練を積むことなく複雑な飛行を行うことができる。
例えば、特許文献1には、ロール軸あるいはピッチ軸回りの完全なターンによるフリップをするための無人機の姿勢の動力学的制御方法が提案されている。この無人機の姿勢の動力学的制御方法では、それぞれ個別に制御される複数のモータで駆動される複数の回転翼を備えた回転翼無人機の姿勢を動的に制御し、無人機がロール軸あるいはピッチ軸の回りを回転できるように予めプログラムされたロールまたはループ型の運動方法を提供する。これにより、無人機が運動の開始時から終了時までの間、高度を失うことなく、さらに最終水平位置で振動することもないため、完全なフリップ操縦を簡単に行うことができる。
特開2013−10499号公報
しかしながら、無人飛行物体の操作が簡単化されるのに伴って無人飛行物体を容易に悪用されるおそれがある。このため、悪用されている無人飛行物体を捕獲対象物として捕獲する飛行物体用捕獲装置が求められており、捕獲用の無人飛行物体に飛行物体用捕獲装置を取り付けることにより捕獲対象物を空中で捕獲することができる。例えば、網状に形成された飛行物体用捕獲装置を無人飛行物体に取り付けて、捕獲対象物を網状の飛行物体用捕獲装置に引っ掛けることにより捕獲することができる。
ここで、捕獲対象物を飛行物体用捕獲装置に引っ掛けて捕獲するだけでは、無人飛行物体の振動などに伴って捕獲対象物が飛行物体用捕獲装置から外れて地上に落下するおそれがある。例えば、捕獲対象物に危険物などが積載されている場合には、捕獲対象物の落下により地上にいる人が危険に曝されるおそれがある。
この発明は、このような従来の問題点を解消するためになされたもので、捕獲対象物を確実に捕獲して回収する飛行物体用捕獲装置を提供することを目的とする。
この発明に係る飛行物体用捕獲装置は、アーム形状を有し、空中を無人で飛行する無人飛行物体に基端部が取り付けられると共に先端部が互いに離間して配置され、無人飛行物体の下方または上方において先端部が互いに近づくように移動可能に設けられた複数のアーム部と、複数のアーム部を移動させる移動部とを備え、複数のアーム部は、先端部が互いに近づくことにより、空中を飛行する捕獲対象物を下側から支持しつつ囲むように捕獲する捕獲空間を形成するものである。
ここで、複数のアーム部の間を捕獲空間に沿って延びるように配置され、複数のアーム部による捕獲対象物の囲みを補助する囲み補助部をさらに有することが好ましい。
また、捕獲空間内に延びるように配置され、捕獲対象物が空中を飛行するためのローターに接触して飛行を阻害するローター接触部をさらに有することができる。
また、捕獲対象物との接触を感知する接触感知部をさらに有し、複数のアーム部は、接触感知部の感知に連動して先端部が互いに近づくように移動することが好ましい。
また、接触感知部は、捕獲空間内に延びるように配置され、捕獲対象物が空中を飛行するためのローターに接触して飛行を阻害することが好ましい。
また、捕獲対象物の位置を測定する対象位置測定部と、対象位置測定部で測定された捕獲対象物の位置に基づいて、捕獲対象物に近づくように無人飛行物体の飛行を制御する飛行制御部とをさらに備えることができる。
この発明によれば、複数のアーム部が移動されて先端部が互いに近づくことにより、空中を飛行する捕獲対象物を下側から支持しつつ囲むように捕獲する捕獲空間を形成するので、捕獲対象物を確実に捕獲して回収する飛行物体用捕獲装置を提供することが可能となる。
この発明の実施の形態1に係る飛行物体用捕獲装置を備えた無人飛行物体の構成を示す図である。 飛行物体用捕獲装置の構成を示し、(a)は回動アームの先端部、(b)は回動部の要部を示す図である。 アーム部により捕獲空間が形成された様子を示す図である。 捕獲対象物の大きさに応じて捕獲空間の大きさが調節される様子を示す図である。 実施の形態2に係る飛行物体用捕獲装置の構成を示す図である。 実施の形態3に係る飛行物体用捕獲装置の構成を示す図である。 実施の形態4に係る飛行物体用捕獲装置の構成を示す図である。 実施の形態4のローター接触部の構成を示す図である。 実施の形態5に係る飛行物体用捕獲装置の構成を示し、(a)は飛行物体用捕獲装置の斜視図、(b)は回動部の側面図、(c)は飛行物体用捕獲装置の底面図である。 実施の形態5のアーム部が回動された後の様子を示す底面図である。 実施の形態6に係る飛行物体用捕獲装置の構成を示し、(a)は側面図、(b)は上面図である。 実施の形態6のローター接触感知部の要部を示す図である。 実施の形態6のアーム部が回動された後の様子を示す側面図である。 実施の形態7に係る飛行物体用捕獲装置の要部を示すブロック図である。 実施の形態8に係る飛行物体用捕獲装置の要部を示すブロック図である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1
図1に、この発明の実施の形態1に係る飛行物体用捕獲装置を備えた無人飛行物体の構成を示す。この無人飛行物体は、遠隔操作により空中を無人で飛行する飛行物体本体1と、飛行物体本体1に取り付けられた飛行物体用捕獲装置2とを有する。
飛行物体本体1は、4つのローター3を有し、この4つのローター3を回転させて揚力を得ることにより空中を飛行する、いわゆるドローンである。飛行物体本体1は、遠隔操作に応じて飛行方向および飛行速度などを操作する操作部を有し、この操作部が飛行物体本体1に内蔵されたモータおよびジャイロセンサなどに接続されている。
操作部は、モータを駆動させてローター3を回転させると共に、ジャイロセンサからの情報に基づいて飛行物体本体1の姿勢を制御する。また、4つのローター3は、上下方向に同じ高さ位置で且つ飛行物体本体1を上下方向に延びる中心軸Lの周りに均等に配置されている。
飛行物体用捕獲装置2は、4つのアーム部4と、回動部5と、囲み補助部6とを有する。
4つのアーム部4は、それぞれ、アーム形状を有し、飛行物体本体1に基端部7aが取り付けられると共に先端部7bが飛行物体本体1の下方に向かって徐々に外側、すなわち中心軸Lから離れる方向に拡がって延びるように配置されている。4つのアーム部4は、中心軸Lの周りにほぼ等間隔で配置されており、その先端部7bが上下方向に同じ高さ位置に等間隔で互いに離間して配置されている。ここで、アーム部4は、基端部7aから中間部に延びる固定アーム8と、中間部から先端部7bに延びる回動アーム9とを連結して構成されている。
回動アーム9は、飛行物体本体1の下方において先端部7bが中心軸L側に移動するように、すなわち先端部7bが互いに近づくように固定アーム8に対して回動可能に取り付けられている。また、回動アーム9の先端部7bには、図2(a)に示すように、回動アーム9が延びる方向に対して直交して延びる保持部9aが配置されている。
回動部5は、固定アーム8に取り付けられたアクチュエータ10と、回動アーム9から内側に突出するように設けられた取付部11と、アクチュエータ10から取付部11に延びるワイヤー12とを有し、本発明における移動部を構成するものである。
アクチュエータ10は、ワイヤー12の一端部が接続され、遠隔操作により駆動されてワイヤー12の巻き取りを行う。取付部11には取付孔が形成されており、この取付孔にワイヤー12の他端部が取り付けられている。
また、回動部5は、図2(b)に示すように、それぞれアーム部4の内部に配置される引張ばね13と、一対のフックポイント14aおよび14bと、ヒンジポイント15とを有する。
フックポイント14aは固定アーム8内に設けられ、フックポイント14bは回動アーム9内に設けられている。
ヒンジポイント15は、固定アーム8の端部近傍に配置され、固定アーム8に対して回動アーム9を回動可能に連結するものである。
引張ばね13は、固定アーム8から回動アーム9へ延びるように配置されている。引張ばね13の両端部は、フック状に形成されており、一端部がフックポイント14aに引っ掛けられると共に他端部がフックポイント14bに引っ掛けられている。
これにより、固定アーム8と回動アーム9との間には、フックポイント14aおよび14bを介して引張ばね13の張力が常に作用することになる。ここで、フックポイント14aとヒンジポイント15とを結ぶ直線の延長線より若干外側まで回動アーム9を回動した位置で、固定アーム8の端部が回動アーム9に当接して回動アーム9を停止するように形成されている。このように、回動アーム9を外側に回動すると、引張ばね13の張力により回動アーム9が下方に延びた状態でロックされる。
囲み補助部6は、互いに対向する固定アーム8の間を線状に延びるように配置され、両端部が固定アーム8に接続されている。
次に、この実施の形態の形態1の動作について説明する。
まず、図1に示すように、回動アーム9が外側に回動されて引張ばね13の張力により回動アーム9の姿勢がロックされ、固定アーム8に対して回動アーム9が下方に延びるように配置される。
続いて、飛行物体本体1のローター3が回転されて、空中を無人で飛行するドローンなどの捕獲対象物に向かって飛行物体本体1が遠隔操作により空中に飛ばされる。この時、アーム部4は、細長く延びたアーム形状を有するため、例えば網状に形成されたものと比較して空気抵抗が小さく、捕獲対象物に向かって飛行物体本体1を迅速に飛行させることができる。また、4つのアーム部4が、中心軸Lの周りに均等配置されているため、飛行物体本体1の重心位置を中心軸L上に維持することができ、飛行物体本体1を安定して飛行させることができる。
このように、飛行物体本体1を捕獲対象物に向かって飛行させ、捕獲対象物が4つのアーム部4の間に位置したところで、遠隔操作によりアクチュエータ10を駆動させてワイヤー12の一端部が巻き取られる。これにより、ワイヤー12の他端部に接続された取付部11が上方に引っ張られ、回動アーム9が内側、すなわち中心軸Lに近づくように回動される。
ここで、フックポイント14bがフックポイント14aとヒンジポイント15とを結ぶ延長線より外側に位置する時には、引張ばね13の張力は回動アーム9が回動しないように働いていたのに対し、フックポイント14bがその延長線より内側に位置するまで回動アーム9が回動されると、引張ばね13の張力は回動アーム9の回動を促進させるように働き、回動アーム9を内側に急速に回動させることができる。
続いて、回動アーム9は、図3に示すように、引張ばね13の張力と、ヒンジポイント15にかかる荷重との釣り合いがとれた位置で回動が自動的に停止される。このように、4つのアーム部4は、先端部7bを互いに近づけるように回動されることにより、捕獲対象物Tを下側から支持しつつ囲むように捕獲する捕獲空間Pを形成する。
この時、アーム部4が、捕獲対象物Tを下側から支持するため、捕獲空間P内に捕獲された捕獲対象物Tが地上に落下することを抑制することができる。また、アーム部4の先端部7bには、回動アーム9が延びる方向に対して直交して延びる保持部9aが配置されているため、捕獲対象物Tを捕獲空間P内に安定して保持することができる。また、4つのアーム部4の間には囲み補助部6が捕獲空間Pに沿って線状に延びるように配置されており、捕獲対象物Tが側方から落下することを抑制することができる。さらに、回動アーム9が、捕獲対象物Tを外側から中心軸Lに近づけるように回動するため、捕獲対象物Tを捕獲空間Pの中央部近傍に位置させることができ、飛行物体本体1を安定して飛行させることができる。
また、回動アーム9を回動させて捕獲空間Pを形成するため、捕獲対象物Tの大きさに応じて捕獲空間Pの大きさを調節することができる。例えば、図4に示すように、捕獲対象物Tが危険物Mを積載するなどして大きい場合には、回動アーム9が先端部7bに向かって下方に傾斜する姿勢で回動が停止されるため、捕獲対象物Tを下側から支持しつつ大きな捕獲空間Pを形成することができる。
このようにして、捕獲対象物Tを捕獲空間P内に捕獲すると、捕獲対象物Tを捕獲したまま遠隔操作により飛行物体本体1が所定の帰還位置まで飛行して捕獲対象物Tが回収される。
本実施の形態によれば、飛行物体本体1に取り付けられた4つのアーム部4が、先端部7bを互いに近づけるように回動することにより、捕獲対象物Tを下側から支持しつつ囲むように捕獲する捕獲空間Pを形成するため、捕獲対象物Tが捕獲空間P内から地上に落下することを防ぎ、捕獲対象物Tを確実に捕獲して回収することができる。
実施の形態2
上記の実施の形態1において、回動部5は、回動アーム9が内側に回動する途中で外側に戻るように回動することを防止する戻り防止部を有することが好ましい。
例えば、図5に示すように、4つのアーム部4にそれぞれ戻り防止部21を配置することができる。戻り防止部21は、スリットSが形成されたステーガイド22と、ステーガイド22のスリットS内に配置されるローラー23と、ローラー23と取付部11とを接続するステー24とを有する。
ステーガイド22は、固定アーム8の内側部に沿って延びるように配置され、その中央部を延びるようにスリットSが形成されている。また、ステーガイド22には、スリットSの内側の縁部に複数の溝Saが配列形成されている。この複数の溝Saは、それぞれ、ローラー23が進入可能な大きさで、飛行物体本体1の中心軸Lに向かって下方に傾斜するように形成されている。
ローラー23は、ステーガイド22のスリットSに沿って移動可能に配置されている。
ステー24は、棒形状を有し、下端部が取付部11に回転可能に取り付けられると共に上端部がローラー23に取り付けられている。
捕獲対象物Tを捕獲する際には、アクチュエータ10の駆動により、回動アーム9が内側に回動すると共に取付部11を介してステー24を上方に持ち上げる。これにより、ステー24の上端部に取り付けられたローラー23がスリットS内を上方に移動する。この時、ローラー23は、スリットSの外側の縁部に沿ってスムーズに上方に移動される。
続いて、捕獲対象物Tの重量、および捕獲対象物Tと飛行物体本体1との相対位置の変化などにより、回動アーム9に対して下方に押し戻される負荷が生じると、回動アーム9と共にステー24が下方に移動する。この時、ステー24の上端部に取り付けられたローラー23は、スリットSの内側の縁部に沿って下方に移動するため、スリットSの内側の縁部に沿って配列形成された溝Sa内に進入する。これにより、回動アーム9の外側への回動が停止されるため、回動アーム9が外側へ回動して捕獲対象物Tが捕獲空間P内から地上に落下することを確実に防ぐことができる。
本実施の形態によれば、回動アーム9が外側に戻るように回動した時に、戻り防止部21が回動アーム9の回動を停止するため、捕獲対象物Tを捕獲空間P内に強固に保持することができ、捕獲対象物Tをより確実に捕獲して回収することができる。
実施の形態3
実施の形態1および2では、囲み補助部6は、両端部を固定してアーム部4の間を捕獲空間Pに沿って延びるように配置されていたが、回動アーム9の回動に応じて囲み補助部6の少なくとも一方の端部を移動させることにより捕獲空間Pに沿う位置、すなわち捕獲対象物Tの落下を抑制する位置に配置変更することもできる。
例えば、図6に示すように、実施の形態1において、囲み補助部6を除くと共に、4つのアーム部4に換えて4つのアーム部31を配置し、さらに回動部5に換えて回動部32を配置することができる。
4つのアーム部31は、それぞれ、基端部7aから中間部に延びる固定アーム33と、中間部から先端部7bに延びる回動アーム34とを有する。回動アーム34は、ヒンジを介して回動可能に固定アーム33に連結されている。また、隣り合う回動アーム34の間を覆うようにネット35が配置されている。
回動部32は、アクチュエータ36と、ワイヤー37とを有する。アクチュエータ36は、飛行物体本体1の下部にブラケットを用いて固定されている。アクチュエータ36は、回転可能に配置されたドラムを有する。ワイヤー37は、アクチュエータ36のドラムに一端部が接続されると共に回動アーム34の先端部7b近傍に他端部が接続されている。
捕獲対象物Tを捕獲する際には、アクチュエータ36の駆動により、ワイヤー37の一端部が巻き取られ、これに伴って回動アーム34が内側に回動される。回動アーム34の回動は、ネット35が水平とされたところで停止され、4つのアーム部31の内側に形成された捕獲空間Pに捕獲対象物Tが捕獲される。
この時、ワイヤー37は、回動アーム34が回動される前にはアーム部31に沿うように配置されていたのに対し、回動アーム34の回動に伴って他端部が飛行物体本体1の中心軸Lに近づくように移動する。そして、回動アーム34の回動が停止された時には、ワイヤー37は、アーム部31の間を捕獲空間Pに沿って延びるように配置される。これにより、捕獲対象物Tが捕獲空間Pの側方から落下することを抑制することができる。すなわち、ワイヤー37は、回動アーム34の回動停止後には、囲み補助部として機能することになる。
また、回動アーム34の間にネット35を配置することにより、捕獲空間P内に捕獲された捕獲対象物Tを安定して保持することができ、捕獲対象物Tの落下を確実に防ぐことができる。
なお、互いに隣り合う固定アーム33の間、すなわちワイヤー37が配置されていない固定アーム33の間には、捕獲空間Pに沿って延びる囲み補助部を配置することが好ましい。
本実施の形態によれば、囲み補助部として機能するワイヤー37が、回動アーム34の回動前にはアーム部31に沿うように配置されるため、アーム部31の間を大きく開放することができ、捕獲対象物Tをスムーズに捕獲することができる。また、ワイヤー37は、回動アーム34の回動に伴ってアーム部31の間を捕獲空間Pに沿って延びるように配置変更されるため、回動アーム34の回動後には捕獲空間Pから捕獲対象物Tが落下することを防ぐことができる。
実施の形態4
上記の実施の形態1〜3において、捕獲対象物Tが空中を飛行するためのローターを有する場合には、捕獲空間P内に延びるように形成されたローター接触部をさらに配置し、ローター接触部を捕獲対象物Tのローターに接触させて捕獲対象物Tの飛行を阻害することができる。
例えば、図7に示すように、実施の形態1において、囲み補助部6を除くと共に、飛行物体本体1の下部から捕獲空間P内に長く延びるように形成されたローター接触部41を新たに配置することができる。ローター接触部41は、軽量で且つ強靭な強度を有する材料から構成されることが好ましく、例えばアルミおよびチタンなどから構成することができる。
アクチュエータ10の駆動により、回動アーム9が内側に回動して捕獲対象物Tが捕獲空間P内に捕獲されると、捕獲空間P内に延びるローター接触部41が捕獲対象物TのローターRに接触する。ローター接触部41の接触により、捕獲対象物TのローターRが破損または停止され、捕獲対象物Tの飛行を阻害する。
本実施の形態によれば、ローター接触部41が捕獲対象物TのローターRに接触して捕獲対象物Tの飛行を阻害するため、捕獲空間P内に捕獲した捕獲対象物Tが再び飛行して外部に逃げることを抑制することができる。
なお、ローター接触部41は、伸縮性を有することが好ましい。例えば、ローター接触部41は、図8に示すように、外筒部42と、シャフト43と、ばね44とを有することができる。外筒部42は、筒部45と、筒部45の一端部を塞ぐエンドプレート46と、筒部45の他端部に配置されて貫通孔が形成されたキャップ47とを有する。シャフト43は、外筒部42内を長手方向に沿って移動可能に配置され、先端部がキャップ47の貫通孔を介して外部に突出するように配置されている。ばね44は、外筒部42内においてシャフト43の基端部とエンドプレート46との間に配置され、シャフト43を先端部に向かって付勢している。シャフト43の先端部が押圧されると、シャフト43がばね44を圧縮しつつエンドプレート46側に移動し、ローター接触部41の長さが縮められる。
これにより、ローター接触部41は捕獲対象物Tの機体に接触した場合には収縮されるため、回動アーム9の回動を妨げることがなく、捕獲対象物Tをスムーズに捕獲することができる。また、ローター接触部41は、捕獲空間P内に捕獲された捕獲対象物TのローターRに接触した場合には伸縮されることはなく、ローターRに確実に接触して捕獲対象物Tの飛行を阻害することができる。
実施の形態5
実施の形態1〜4では、4つのアーム部4は、アクチュエータ10を遠隔操作で駆動することにより回動されたが、捕獲対象物Tとの接触を感知する接触感知部をさらに配置することにより、接触感知部の感知に連動して4つのアーム部4を回動させることができる。
例えば、図9(a)に示すように、実施の形態1において、4つのアーム部4に換えて4つのアーム部51を配置すると共に回動部5に換えて回動部52を配置し、さらに捕獲対象物Tとの接触を感知する接触感知部53を新たに配置することができる。
4つのアーム部51は、飛行物体本体1の下部から下方に延びる4つの固定アーム54と、4つの固定アーム54の間を接続するように配置された4つの回動アーム55とを有する。回動アーム55は、台形形状を有し、両端部に対して中央部が上方に位置するように配置されている。また、回動アーム55の両端部は、回動部52を介して固定アーム54に回動可能に接続されている。すなわち、アーム部51は、基端部7aが飛行物体本体1の下部に取り付けられると共に先端部7bが回動アーム55の中央部に位置することになる。
回動部52は、図9(b)に示すように、シャフト56と、ナット57aと、ナット57bと、コイルばね58とを有する。
シャフト56は、回動アーム55を回転可能に支持するもので、円柱形状を有し、固定アーム54と回動アーム55を貫通して延びるように配置されている。
ナット57aとナット57bは、固定アーム54と回動アーム55を挟むように配置され、ナット57aが固定アーム54の外側に配置されると共にナット57bが回動アーム55の外側に配置されている。ナット57bは、回動アーム55の位置を固定しつつ回動アーム55の回動を妨げないように、ダブルナットが用いられている。
コイルばね58は、固定アーム54と回動アーム55との間においてシャフト56に巻き付くように配置されている。このコイルばね58の反発力に逆らうように、回動アーム55は外側へ回動され、固定アーム54と同一の垂直面内に配置されている。
接触感知部53は、図9(c)に示すように、互いに対向する2つの回動アーム55の間を延びて両端部が回動アーム55に脱落可能に係合されており、これにより回動アーム55の回動が停止されている。また、接触感知部53は、回動アーム55に係合する両端部に対して、飛行物体本体1の中心軸Lと交差する中央部が下方に位置するように形成されている。
捕獲対象物Tを捕獲する際には、飛行物体本体1が捕獲対象物Tに向かって飛行され、接触感知部53に捕獲対象物Tが接触すると、接触感知部53の係合が回動アーム55から脱落される。この時、接触感知部53は、中央部が両端部に対して下方に位置するように形成されており、捕獲対象物Tに対して接触感知部53の中央部を容易に接触させることができる。
接触感知部53の係合が脱落すると、回動アーム55は、コイルばね58の反発力に従って先端部7bが互いに近づくように回動され、飛行物体本体1に向かって捕獲対象物Tを下側から押し上げる。回動アーム55が、図10に示すように、ほぼ水平となるまで回動することにより、捕獲対象物Tを下側から支持しつつ囲むように捕獲する捕獲空間Pが形成される。
本実施の形態によれば、4つのアーム部51が、接触感知部53への捕獲対象物Tの接触に連動して回動するため、捕獲対象物Tがアーム部51の間に位置しない時に誤って回動されることを抑制することができ、捕獲対象物Tを高精度に捕獲することができる。
実施の形態6
実施の形態5において、接触感知部53は、捕獲空間P内に延びるように配置されて捕獲対象物Tのローターに接触することにより飛行を阻害するローター接触感知部から構成することもできる。このローター接触感知部が保護対象物Tのローターに接触し、これに連動して4つのアーム部が先端部を互いに近づけるように回動される。
例えば、図11(a)および(b)に示すように、実施の形態1において、4つのアーム部4に換えて4つのアーム部61を配置すると共に回動部5に換えて回動部62を配置し、さらに捕獲対象物Tとの接触を感知する接触感知部としてローター接触感知部63を新たに配置することができる。
ローター接触感知部63は、ホルダー64と、複数の線状部65と、ストッパーアーム66とを有する。
ホルダー64は、円板形状を有し、飛行物体本体1の下部に固定されている。
ストッパーアーム66は、図12に示すように、十字形状を有し、ホルダー64の上側に配置されている。ストッパーアーム66は、ホルダー64の中心軸の周りに回転可能に設けられている。
複数の線状部65は、捕獲空間P内に線状に延びるように配置され、捕獲対象物Tのローターに巻き付くように接触して捕獲対象物Tの飛行を阻害するものである。線状部65の基端部は、ホルダー64に形成された貫通孔を介してストッパーアーム66の4つのアームにそれぞれ固定されている。ここで、ホルダー64の貫通孔は、ストッパーアーム66の4つのアームにそれぞれ対応して配置されており、4方向に延びる4つのアームに対してそれぞれ同じ相対位置となるように配置されている。具体的には、ホルダー64の貫通孔は、中心軸から4つのアームの先端方向に向かって左側部側に配置されている。このため、線状部65は、ストッパーアーム66の4つのアームに対して左側部側へそれぞれ延びることになる。なお、線状部65は、例えば、ワイヤーなどから構成することができる。
回動部62は、ヒンジ67と、フック68とを有し、4つのアーム部61に対応して配置されている。ヒンジ67は、一対の板状部材を回転部材で連結したもので、一方の板状部材がホルダー64に固定されると共に他方の板状部材がアーム部61の基端部7aに固定されている。フック68は、ヒンジ67の他方の板状部材の上面に配置され、他方の板状部材が一方の板状部材に対して下方に回転しないように、ストッパーアーム66の先端部に係合されている。
アーム部61は、U字状に湾曲するように形成され、基端部7aがヒンジ67に固定されると共に先端部7bが下方を向くように配置されている。
捕獲対象物Tを捕獲する際には、捕獲対象物Tの上方を通るように飛行物体本体1を飛行させて複数の線状部65を捕獲対象物Tのローターに巻き付かせる。これにより、飛行物体本体1が線状部65を介して捕獲対象物Tに連結されると共に捕獲対象物Tの飛行が停止されるため、捕獲対象物Tを簡易的に捕えることができる。
ここで、線状部65の基端部がストッパーアーム66に固定されているため、線状部65が捕獲対象物Tのローターに巻き付くことに連動してストッパーアーム66が引っ張られて、ストッパーアーム66が中心軸の周りに回転される。この時、図12に示すように、複数の線状部65は、ストッパーアーム66の4つのアームに対して左側部側から接続されているため、4つのアームをそれぞれ同じ方向へ引っ張ることができ、ストッパーアーム66を左側部側にスムーズに回転させることができる。
ストッパーアーム66の回転により、ストッパーアーム66とフック68との係合が外れて、アーム部61の自重によりヒンジ67の他方の板状部材が一方の板状部材に対して下方に回転される。これにより、4つのアーム部61は、先端部7bが互いに近づくように回動し、図13に示すように、捕獲対象物Tを下側から支持しつつ囲むように捕獲する捕獲空間Pを形成する。
本実施の形態によれば、捕獲空間P内に延びるように配置されて捕獲対象物Tのローターに接触することにより飛行を阻害するローター接触感知部63を配置し、ローター接触感知部63が保護対象物Tのローターに接触することに連動して4つのアーム部61が回動するため、捕獲対象物Tを簡易的に捕えた後で捕獲空間P内に捕獲することができ、捕獲対象物Tをより確実に捕獲することができる。
実施の形態7
実施の形態1〜6において、捕獲対象物Tの位置を測定することで飛行物体本体1の飛行を自動的に制御することができる。
例えば、図14に示すように、実施の形態1において、飛行物体用捕獲装置2は、対象位置測定部71と、飛行制御部72とをさらに備えることができる。飛行制御部72は、相対位置演算部73と、操作修正部74とを有し、対象位置測定部71が相対位置演算部73に接続されると共に相対位置演算部73が操作修正部74に接続されている。また、操作修正部74は、飛行物体本体1の操作部Mに接続されている。なお、操作部Mは、飛行物体本体1においてローター3を駆動するモータなどに接続されており、飛行物体本体1の飛行方向および飛行速度などを操作するものである。
対象位置測定部71は、捕獲対象物Tの位置を測定するもので、例えばカメラなどから構成することができる。対象位置測定部71は、例えば飛行物体本体1の下部に取り付けることができ、飛行物体本体1の下方における捕獲対象物Tの位置情報が順次取得される。
飛行制御部72は、対象位置測定部71で測定された捕獲対象物Tの位置情報に基づいて、捕獲対象物Tに近づくように飛行物体本体1の飛行を制御するもので、コンピュータなどから構成されている。
相対位置演算部73は、対象位置測定部71で測定された捕獲対象物Tの位置情報に基づいて、飛行物体本体1と捕獲対象物Tとの相対位置を演算する。
操作修正部74は、相対位置演算部73で演算された相対位置に基づいて、飛行物体本体1に対する捕獲対象物Tの位置のずれ量を算出し、飛行物体本体1と捕獲対象物Tとの位置が一致するように操作部Mによる飛行物体本体1の操作を修正する。
捕獲対象物Tを捕獲する際には、飛行物体本体1の下方を対象位置測定部71、例えばカメラで撮影しつつ飛行する。対象位置測定部71で撮影された画像情報は、相対位置演算部73に順次出力される。相対位置演算部73は、画像情報から捕獲対象物Tを検出し、飛行物体本体1と捕獲対象物Tとの相対位置を演算する。そして、相対位置演算部73は、演算された相対位置情報を操作修正部74に出力する。
相対位置演算部73から相対位置情報が入力された操作修正部74は、飛行物体本体1の中心位置と捕獲対象物Tの中心位置との水平面内におけるずれ量を算出する。続いて、操作修正部74は、ずれ量に基づいて飛行物体本体1の中心位置と捕獲対象物Tの中心位置とがほぼ一致するように操作部Mを制御する。このようにして、飛行物体本体1の位置が順次調節されることにより飛行物体本体1の中心位置と捕獲対象物Tの中心位置とが一致すると、操作修正部74は、飛行物体本体1が降下するように操作部Mを制御する。
そして、4つのアーム部4の内側に捕獲対象物Tが位置したところで、遠隔操作によりアクチュエータ10を駆動させて4つのアーム部4を回動させる。これにより、捕獲空間Pが形成され、捕獲空間P内に捕獲対象物Tが捕獲される。
なお、アクチュエータ10を飛行制御部72に接続することにより、アクチュエータ10を自動的に駆動させることもできる。
また、飛行制御部72を除いて人為的に飛行物体本体1の操作を制御してもよい。すなわち、対象位置測定部71により得られた画像情報を地上に伝送し、その画像を視認しつつ飛行物体本体1の中心位置と捕獲対象物Tの中心位置とがほぼ一致するように飛行物体本体1を人為的に遠隔操作することができる。
本実施の形態によれば、対象位置測定部71で測定された捕獲対象物Tの位置に基づいて、飛行制御部72が捕獲対象物Tに近づくように飛行物体本体1の飛行を制御するため、捕獲対象物Tを捕獲空間P内に容易に捕獲することができる。
実施の形態8
実施の形態7では、対象位置測定部71により捕獲対象物Tの位置のみが測定されたが、捕獲対象物Tと飛行物体本体1の両者の位置を測定して飛行物体本体1の飛行を自動的に制御することもできる。
例えば、図15に示すように、実施の形態7において、対象位置測定部71に換えて対象位置測定部81を配置すると共に対象位置測定部81と飛行制御部72との間に対象用受信器82を新たに配置し、さらに本体位置測定部83と本体用受信器84を新たに配置することができる。
本体位置測定部83は、飛行物体本体1の位置を測定するもので、例えばGPS(グローバルポジショニングシステム)衛星などを用いることができる。
本体用受信器84は、本体位置測定部83に無線で接続され、飛行物体本体1の位置情報を本体位置測定部83から受信するもので、飛行物体本体1に内蔵されている。また、本体用受信器84は、飛行制御部72にも接続されており、飛行物体本体1の位置情報を飛行制御部72に出力する。
対象位置測定部81は、捕獲対象物Tの位置を測定するもので、例えば赤外線を捕獲対象物Tに照射して捕獲対象物Tの位置を測定する赤外線レーザーなどから構成することができる。対象位置測定部81は、例えば地上に設置することができ、飛行物体本体1の位置情報(緯度、経度および高度など)が順次取得される。
対象用受信器82は、対象位置測定部81に無線で接続され、捕獲対象物Tの位置情報を対象位置測定部81から受信するもので、飛行物体本体1に内蔵されている。また、対象用受信器82は、飛行制御部72にも接続されており、捕獲対象物Tの位置情報を飛行制御部72に出力する。
飛行制御部72は、本体用受信器84から入力される飛行物体本体1の位置情報と、対象用受信器82から入力される捕獲対象物Tの位置情報とを比較し、飛行物体本体1が捕獲対象物Tに向かって進行するように操作部Mを制御する。
なお、対象位置測定部81から得られる捕獲対象物Tの位置情報に捕獲対象物Tの進行方向と機速情報が含まれる場合には、飛行制御部72は、捕獲対象物Tが所定時間後に到達する到達予測地点を算出し、その到達予測地点に向かって飛行物体本体1が進行するように操作部Mを制御することができる。
さらに、実施の形態7と同様に、カメラなどの対象位置測定部71を飛行物体本体1に搭載している場合には、飛行物体本体1が捕獲対象物Tにある程度接近した時に、対象位置測定部71から得られる画像情報に基づいて飛行物体本体1を捕獲対象物Tに対して高精度に位置合わせすることができる。
このようにして、飛行物体本体1を捕獲対象物Tに対して位置合わせすることにより、捕獲対象物Tを捕獲空間P内に確実に捕獲することができる。そして、本体位置測定部83から得られる飛行物体本体1の位置情報に基づいて、飛行物体本体1を所定の帰還位置に自動操縦により帰還させることができる。
本実施の形態によれば、本体位置測定部83と対象位置測定部81とにより飛行物体本体1と捕獲対象物Tの両者の位置が測定されるため、捕獲対象物Tを確実に追跡して捕獲することができる。
なお、上記の実施の形態1〜8では、4つのアーム部は、飛行物体本体1の下方において先端部7bが互いに近づくように回動可能に設けられたが、先端部7bが互いに近づくことにより捕獲対象物Tを下側から支持しつつ囲むように捕獲する捕獲空間Pを形成することができればよく、これに限られるものではない。例えば、4つのアーム部は、飛行物体本体1の上方において先端部7bが互いに近づくように回動可能に設けることもできる。
また、上記の実施の形態1〜8では、4つのアーム部が配置されたが、複数のアーム部により捕獲空間Pを形成することができればよく、4つに限られるものではない。
また、上記の実施の形態1〜8では、飛行物体本体1は、ドローンが用いられたが、空中を無人で飛行するものであればよく、ドローンに限られるものではない。例えば、マルチコプターおよびヘリコプターなどを飛行物体本体1として用いることができる。同様に、飛行物体用捕獲装置2が捕獲する捕獲対象物Tは、空中を無人で飛行するものであればよく、例えば、ドローン、マルチコプターおよびヘリコプターなどを捕獲対象物Tとして捕獲することができる。
1 飛行物体本体、2 飛行物体用捕獲装置、3 ローター、4,31,51,61 アーム部、5,32,52,62 回動部、6 囲み補助部、7a アーム部の基端部、7b アーム部の先端部、8,33,54 固定アーム、9,34,55 回動アーム、9a 保持部、10,36 アクチュエータ、11 取付部、12,37 ワイヤー、13 引張ばね、14a,14b フックポイント、15 ヒンジポイント、21 戻り防止部、22 ステーガイド、23 ローラー、24 ステー、35 ネット、41 ローター接触部、42 外筒部、43 シャフト、44 ばね、45 筒部、46 エンドプレート、47 キャップ、53 接触感知部、56 シャフト、57a,57b ナット、58 コイルばね、63 ローター接触感知部、64 ホルダー、65 線状部、66 ストッパーアーム、67 ヒンジ、68 フック、71,81 対象位置測定部、72 飛行制御部、73 相対位置演算部、74 操作修正部、82 対象用受信器、83 本体位置測定部、84 本体用受信器、L 飛行物体本体の中心軸、T 捕獲対象物、P 捕獲空間、M 危険物、S スリット、Sa 溝、R ローター、M 操作部。

Claims (6)

  1. アーム形状を有し、空中を無人で飛行する無人飛行物体に基端部が取り付けられると共に先端部が互いに離間して配置され、前記無人飛行物体の下方または上方において前記先端部が互いに近づくように移動可能に設けられた複数のアーム部と、
    前記複数のアーム部を移動させる移動部と
    を備え、
    前記複数のアーム部は、前記先端部が互いに近づくことにより、空中を飛行する捕獲対象物を下側から支持しつつ囲むように捕獲する捕獲空間を形成する飛行物体用捕獲装置。
  2. 前記複数のアーム部の間を前記捕獲空間に沿って延びるように配置され、前記複数のアーム部による前記捕獲対象物の囲みを補助する囲み補助部をさらに有する請求項1に記載の飛行物体用捕獲装置。
  3. 前記捕獲空間内に延びるように配置され、前記捕獲対象物が空中を飛行するためのローターに接触して飛行を阻害するローター接触部をさらに有する請求項1または2に記載の飛行物体用捕獲装置。
  4. 前記捕獲対象物との接触を感知する接触感知部をさらに有し、
    前記複数のアーム部は、前記接触感知部の感知に連動して前記先端部が互いに近づくように移動する請求項1〜3のいずれか一項に記載の飛行物体用捕獲装置。
  5. 前記接触感知部は、前記捕獲空間内に延びるように配置され、前記捕獲対象物が空中を飛行するためのローターに接触して飛行を阻害する請求項4に記載の飛行物体用捕獲装置。
  6. 前記捕獲対象物の位置を測定する対象位置測定部と、
    前記対象位置測定部で測定された前記捕獲対象物の位置に基づいて、前記捕獲対象物に近づくように前記無人飛行物体の飛行を制御する飛行制御部と
    をさらに備える請求項1〜5のいずれか一項に記載の飛行物体用捕獲装置。
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