JP2017111755A - 医療面接支援装置、そのデータ処理方法、およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】医療面接支援装置は、医療面接用の第1の画面に、それぞれが症状を示す選択肢を、選択すべき選択肢の数とともに表示し、指定された数までの症状の選択肢が選択されたときに、選択された症状毎の第2の画面に、医療面接の質問と、質問に対する選択肢をそれぞれ表示する表示部と、質問に対する選択肢を互いに識別する複数の識別情報の中から、患者ユーザにより選択された選択肢の識別情報を取得する情報取得部と、取得された選択肢の識別情報に対応する医療用語データを取得する医療用語データ取得部と、患者の識別情報と前記取得された医療用語データとを関連付けた面接結果情報を生成する生成部と、を備える。
【選択図】図1
Description
第一の側面に係る医療面接支援装置は、
医療面接用の第1の画面に、それぞれが症状を示す選択肢を、選択すべき選択肢の数とともに表示し、
指定された数までの前記症状の選択肢が選択されたときに、選択された症状毎の第2の画面に、前記医療面接の質問と、前記質問に対する選択肢をそれぞれ表示する表示手段と、
前記質問に対する選択肢を互いに識別する複数の識別情報の中から、患者ユーザにより選択された選択肢の識別情報を取得する識別情報取得手段と、
前記取得された選択肢の識別情報に対応する医療用語データを取得する医療用語データ取得手段と、
患者の識別情報と前記取得された医療用語データとを関連付けた面接結果情報を生成する生成手段と、
を有する。
第二の側面に係るデータ処理方法は、
医療面接支援装置が、
医療面接用の第1の画面に、それぞれが症状を示す選択肢を、選択すべき選択肢の数とともに表示し、
指定された数までの前記症状の選択肢が選択されたときに、選択された症状毎の第2の画面に、前記医療面接の質問と、前記質問に対する選択肢をそれぞれ表示し、
前記質問に対する選択肢を互いに識別する複数の識別情報の中から、患者ユーザにより選択された選択肢の識別情報を取得し、
前記取得された選択肢の識別情報に対応する医療用語データを取得し、
患者の識別情報と前記取得された医療用語データとを関連付けた面接結果情報を生成する、
ことを含む。
このコンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されたとき、コンピュータに、医療面接支援装置上で、そのデータ処理方法を実施させるコンピュータプログラムコードを含む。
本発明の第1の実施の形態に係る医療面接支援装置、データ処理方法およびプログラムについて、以下説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る医療面接支援装置100の構成を論理的に示す機能ブロック図である。
医療面接支援装置100は、医療面接用の第1の画面(たとえば、図14(a)の画面410)に、それぞれが症状を示す選択肢を、選択すべき選択肢の数とともに表示し、指定された数までの症状の選択肢が選択されたときに、選択された症状毎の第2の画面(たとえば、図7の画面210、画面220、画面230等)に、前記医療面接の質問と、前記質問に対する選択肢をそれぞれ表示する表示部106と、質問に対する選択肢を互いに医療面接の質問に対する複数の選択肢を識別する複数の識別情報の中から、患者ユーザにより選択された選択肢の識別情報を取得するID取得部102(識別情報取得部)と、取得された選択肢の識別情報に対応する医療用語データを取得するキーワード取得部103(医療用語データ取得部)と、患者の識別情報と取得された医療用語データとを関連付けた面接結果情報を生成する生成部104と、を備える。
本発明の医療システム1は、サーバ装置10と、サーバ装置10に接続されるデータベース(図中、「DB(DataBase)」と示す)20と、患者ユーザが利用するユーザ端末30(図2の例では、スマートフォン30aと、パーソナルコンピュータ30bを含む。特に、区別する必要がない場合は、ユーザ端末30と示す。)と、を備える。サーバ装置10とユーザ端末30間は、有線および無線の少なくともいずれか一方で接続することができる。接続手段は特に限定されるものではなく、ユーザ端末30の種類や、ユーザ端末30を利用する場所等に応じて、様々な形態が考えられる。また、図2は、ユーザ端末30の台数を限定するものではない。
データベース20は、サーバ装置10が取得した面接結果情報を蓄積する。
本実施形態では、ユーザ端末30がサーバ装置10と通信した状態で、本医療面接サービスをオンラインで利用する形態について説明するが、オフラインでの利用形態も排除されない。たとえば、ユーザ端末30上で患者ユーザが入力した情報を、記録媒体を経由してサーバ装置10に受け渡す形態も考えられる。
具体的には、患者ユーザは、ユーザ端末30を用いて、ネットワーク3に接続し、サーバ装置10、もしくは、ウェブサーバ(不図示)にアクセスして、本発明の実施の形態に係る医療面接支援装置100が提供する医療面接サービスを利用する。
たとえば、医療面接サービスの利用に際しては、患者ユーザとシステム側で、事前にユーザ登録などの手続きが行われる。また、ユーザ端末30とサーバ装置10との間の通信は、セキュリティが確保された状態で行われることが望ましい。本実施形態において、医療面接サービスは、患者ユーザがユーザ端末30を用いて、医療機関に来る前に自宅や外出先で利用することもできるし、医療機関で診察前等に待合室等で利用することもできる。
コンピュータ60は、CPU(Central Processing Unit)62、メモリ64、メモリ64にロードされた図1の構成要素を実現するプログラム70、そのプログラム70を格納するハードディスクなどのストレージ66、ネットワーク接続用インタフェース(I/O(Input/Output)68)を備える。メモリ64、ストレージ66、およびI/O68は、バス69を介して互いに接続され、CPU62により各要素とともにコンピュータ60全体が制御される。
医療用語データは、医療テキストと、医療テキストを補足する補足テキストを含む文字列データである。医療用語データが示す医療用語は、医者等の医療従事者により用いられる医療専門用語である。医療用語データは、症状、既往歴、薬剤歴、社会歴、海外渡航歴、およびアレルギー情報の少なくとも一つを示す。また、後述する実施形態で詳細に説明するように、医療テキストと補足テキストからなる医療検索用語(メディカルキーワード)に一意に付与され、医療検索用語を識別する識別コードを含めて、医療用語データとしてもよい。
そして、ID取得部102が、医療面接の質問に対する複数の選択肢を識別する複数の識別情報の中から、患者ユーザにより選択された選択肢の識別情報を取得する。
各選択肢の識別情報に、その選択肢の内容に該当する医療用語データが対応付けられている。医療用語データは、たとえば、症状を示す専門医療用語で表現する医療テキストと、症状の程度などの補足情報を示す補足テキストとを含む。補足テキストは、たとえば、症状の有無、症状の程度、症状が発症した日時、症状の部位、症状の持続時間、症状の性質、症状が発症した状況、症状の誘因等に関する情報を示す文字列データである。
たとえば、「以下に当てはまるものがありますか?」との質問文に対して、「家族に若いときに突然死した人・心臓病の人がいる」との選択肢が患者ユーザにより選択された場合、キーワード取得部103は、その選択肢の識別情報に対応付けられている医療テキスト「家族歴」+補足テキスト「家族に若いときに突然死した人・心臓病の人がいる」を含む医療用語データを取得する。
図4(a)は、質問文112と、その質問文112に対する回答となる選択肢114の例を示す。
図4(b)は、選択肢114に紐付けられる医療用語データ120の例を示す。図4(b)の例では、医療用語データ120を構成する医療テキスト116を「ヘッダ」と呼び、補足テキスト118を「ボディ」と呼ぶ。たとえば、第1の選択肢114a「なんとなくだるい」には、その内容に該当する2つの医療用語データ120a「全身倦怠感+あり」と、医療用語データ120b「全身倦怠感+軽度」が紐付けられており、その内容に該当しない医療用語データ(たとえば、「腹痛+あり」)は紐付けられていない。第2の選択肢114b「非常にだるくて動けない」には、2つの医療用語データ120a「全身倦怠感+あり」と、医療用語データ120c「全身倦怠感+重度」が紐付けられている。第3の選択肢114c「特に異常はない」には、その内容に該当する医療用語データがないため、医療用語データは紐付けられていない。
ただし、たとえば、質問文「以下の症状がありますか?」との問いに対する回答で、第1の選択肢文が「なんとなくだるい」、第2の選択肢文が「非常にだるくて動けない」、第3の選択肢文が「特になし」である場合等には、第3の選択肢文「特になし」に対して、医療用語データ「全身倦怠感+なし」が紐付けられてもよい。この例については、後述する。
この例では、患者ユーザが第1の選択肢114aを選択した例が示されている。生成部104が、患者の識別情報(患者ID)132に、第1の選択肢114aに対応する2つの医療用語データ120a、120bを関連付けて、面接結果情報130を生成する。
面接結果情報130は、情報の取得日時、または患者ユーザが回答した日時等の情報をさらに含んでもよい。
関係情報は、図4(b)のようなテーブル形式でもよいし、他の形態、たとえば、少なくとも1つのプログラムコードにより記述され、選択肢の識別情報を受け付け、受け付けた選択肢の識別情報に対応する医療用語データを出力する形態であってもよい。たとえば、図4(b)の選択肢114cが選択された場合は、医療用語データ120を取得しないことをプログラムで記述してもよい。複数のテーブルを組み合わせてもよい。テーブルとプログラムを組み合わせてもよい。
このように、キーワード取得部103は、一選択肢の識別情報に対応する、少なくとも2つの医療用語データ(選択肢:医療用語データ=1:n(nは自然数))を取得する。たとえば、キーワード取得部103は、患者ユーザにより第1の選択肢(図4(b)の例では、第1の選択肢114aまたは第2の選択肢114bが相当)が選択された場合と、第2の選択肢(図4(b)の例では、第3の選択肢114cに相当)が選択された場合とで、異なる数の医療用語データを取得する。選択肢によっては、その内容に該当する医療用語データの数が異なるからである。たとえば、或る選択肢が選ばれた場合に考えられる症状は複数存在するのに対して、他の選択肢で考えられる症状は一つである場合もあり得る。図4(b)の例では、第1の選択肢114aまたは第2の選択肢114bが選択された場合は、2つの医療用語データをそれぞれ取得し、第3の選択肢114cが選択された場合は、0個の医療用語データを取得する、つまり、医療用語データは取得されない。本実施形態では、「特に異常はない」が選択された場合、図4(c)の面接結果情報130にその情報は含まれないが、別途、「特に異常はない」が選択されたことを示す情報を記憶し、医師が診察時に参照できてもよい。
(a1)医療用語データ120の識別コード(不図示)を、患者ID132に紐付ける。
(a2)医療用語データ120の医療テキスト(ヘッダ116)を、患者ID132に紐付ける。
(a3)医療用語データ120の医療テキスト(ヘッダ116)と補足テキスト(ボディ118)を、患者ID132に紐付ける。
(a4)医療用語データ120の識別コード(不図示)と医療テキスト(ヘッダ116)を、患者ID132に紐付ける。
(a5)医療用語データ120の識別コード(不図示)と医療テキスト(ヘッダ116)と補足テキスト(ボディ118)を、患者ID132に紐付ける。
コンピュータプログラム70が、コンピュータ60上で実行されたとき、コンピュータ60に、医療面接支援装置100を実現する以下のデータ処理方法を実行させる。
図5は、本実施形態の医療面接支援装置100の動作の一例を示すフローチャートである。
本発明の実施の形態に係るデータ処理方法は、医療面接支援装置100のデータ処理方法であり、医療面接支援装置100を実現するコンピュータ60により実行されるデータ処理方法である。
本実施形態のデータ処理方法は、医療面接支援装置100が、医療面接用の第1の画面(たとえば、図14(a)の画面410)に、それぞれが症状を示す選択肢を、選択すべき選択肢の数とともに表示し、指定された数までの症状の選択肢が選択されたときに、選択された症状毎の第2の画面(たとえば、図7の画面210、画面220、画面230等)に、医療面接の質問と、質問に対する選択肢をそれぞれ表示し、質問に対する選択肢を互いに識別する複数の識別情報の中から、患者ユーザにより選択された選択肢の識別情報を取得し(ステップS103)、取得された選択肢の識別情報に対応する医療用語データを取得する医療用語データを取得し(ステップS105)、患者IDと取得された医療用語データとを関連付けた面接結果情報を生成する(ステップS107)ことを含む。
そして、生成部104が、患者ID132と取得された医療用語データ120a、120bとを関連付けた面接結果情報130を生成する(ステップS107)。
生成された面接結果情報130は、たとえば、データベース20に蓄積される。
本実施形態の医療面接支援装置100によれば、医療面接における面接結果情報を患者毎に専門医療用語で示される医療用語データで体系的に蓄積することができる。また、患者ユーザに対しては、平易な文章で質問し、選択肢の中からその回答を選択させるだけで、面接結果情報を効率よく蓄積できる。
このように面接結果情報を適切な内容で考慮よく体系的に蓄積することで、問診または医療面接で得られる情報を、患者の診察、診断、および治療に利用するだけでなく、様々な症例について、将来の医療技術の発展に役立てることができる。
図6は、本発明の第2の実施の形態に係る医療面接支援装置200の論理的な構成を示す機能ブロック図である。
本実施形態の医療面接支援装置200は、上記実施形態の医療面接支援装置100とは、医療面接における質問文と、質問文に対する複数の選択肢文を出力する構成を有する点で相違する。
出力部202は、患者ユーザに、画面表示または音声出力により質問文と、その質問文に対する複数の選択肢を出力する。
質問文と、選択肢文は、医師が必要とする情報が得られるように組み合わされている。
好ましくは、症状を示す選択肢の数および質問に対する選択肢の数は、ともに3である。また、好ましくは、表示部106は、画面に、選択された症状毎に3つの質問を表示する。
本実施形態では、一症状に対し、3つの質問文が患者ユーザに提示されるが、一症状に対する質問文の数は3つに限定されない。さらに、1つの質問文に対し、3つの選択肢文がそれぞれ対応付けられるが、1つの質問文に対応付けられる選択肢の数は3つに限定されない。
ID取得部102は、患者ユーザの操作により選択される選択肢の識別情報(選択肢IDとも呼ぶ)を取得し、さらに、キーワード取得部103は、選択肢IDに対応する医療用語データを、医療面接情報記憶部204を参照して取得することができる。
図7は、「むくみがある」患者ユーザに対する3つの質問文と、各質問文に対する3つの選択肢の画面表示例を、それぞれ示す。
図7(a)の画面210では、症状の発症の日時を問う第1の質問文212「いつからむくみがありましたか?」と、その回答として、3つの選択肢214「1週間以内」、「1ヶ月以内」、および「1ヶ月以上前から」が表示される。
図7(b)の画面220では、症状の部位を問う第2の質問文222「むくみの場所は?」と、その回答として、3つの選択肢224「両足、もしくは全身」、「片足、もしくは片腕のみで怪我をしたり、熱感がある」、「片足、もしくは片腕のみで、怪我や熱感はない」が表示される。
図7(c)の画面230では、症状の性質を問う第3の質問文232「以下に当てはまるものがありますか?」と、その回答として、3つの選択肢234「息苦しい、横になると苦しくて寝れない、尿量が少ない、この1週間で体重が2kg以上増えた、心臓・肝臓・腎臓の病気といわれている。」、「おなかの手術をしたことがある、最近長時間の移動を伴う旅行をした、甲状腺の病気といわれている、夜になるとむくみがひどい。」、「特にない。」が表示される。
図8に示すように、各選択肢には、医療用語データがそれぞれ紐付けられる。キーワード取得部103は、患者ユーザが選択した選択肢に紐付けられている医療用語データを取得する。上述したように、選択肢の内容によっては、医療用語データが紐付けられていないものもあり、その場合は、キーワード取得部103は医療用語データを取得しない。また、選択肢によって、キーワード取得部103が取得する医療用語データの数は異なる。
図8では、選択肢に医療用語データ(本実施形態では、識別コードを含まない、医療検索用語)が直接紐付けられているように示されているが、選択肢および医療用語データのそれぞれに識別情報を付与し、少なくともいずれか一方を識別情報を用いて互いを紐付けてもよい。
本実施形態において、出力部202は、患者の属性に応じて提示される、同一内容で異なる表現の質問文および複数の選択肢文を出力する。
図9(a)は、患者が成人で本人が回答する場合と、患者が子どもで保護者や家族等が本人の代わりに回答する場合で、質問Qと選択肢(A1〜A3)の表現が異なる例を示している。
図9(b)は、患者の性別が異なる場合に、たとえば、女性専用の質問が存在し、男性には対応する質問がない例を示している。
本実施形態の医療面接支援装置200によれば、患者ユーザに対して、平易な文章で質問を提示し、選択肢の中からその回答を選択させるだけで、面接結果情報を効率よく蓄積できる。
図10は、本発明の実施の形態に係る医療面接支援装置300の論理的な構成を示す機能ブロック図である。
本実施形態の医療面接支援装置300は、図1の上記実施形態の医療面接支援装置100とは、データベース20から文字列を検索キーとして用いて検索される医療用語データに関連付けられた患者IDを抽出する構成を有する点で相違する。
本実施形態の医療面接支援装置300は、図6の上記実施形態の医療面接支援装置200の構成も含むことができる。あるいは、医療面接支援装置300の検索部302のみを含む端末装置と、医療面接支援装置100または医療面接支援装置200とを組み合わせて実現されてもよい。
データベース20は、生成部104により生成された面接結果情報を蓄積しているが、さらに、患者の属性情報(年齢、性別)も患者情報テーブル(不図示)に記憶しているものとする。
たとえば、検索部302によって抽出された患者の属性情報をさらに取得することで、検索キーによって抽出された患者を属性情報で分類でき、検索結果の分析に利用できる。
生成部104は、患者IDと、第1の医療テキストの示す症状が有ることを示す第1の医療用語データと、第1の医療テキストが示す症状が無いことを示す第2の医療用語データとを関連付けた面接結果情報を生成と、患者IDと、第2の医療テキストの示す症状が有ることを示す第3の医療用語データと、第2の医療テキストが示す症状が無いことを示す第4の医療用語データとを関連付けた面接結果情報を生成する。
生成部104は、患者IDと、取得された第1の医療用語データとともに第2の医療用語データとを関連付けて面接結果情報を生成する。
第2の医療用語データ「全身倦怠感(医療テキスト)+なし(補足テキスト)」は、「全身倦怠感」の症状がないことを意味する。この第2の医療用語データは、検索部302により、「全身倦怠感」の症状がない患者を抽出するときに利用する。
医療用語データ320は、医療テキスト324(ヘッダ)と補足テキスト326(ボディ)からなる医療検索用語に加え、さらに、医療検索用語を識別する識別コード322(コード)を含む。
本実施形態では、各医療検索用語に、一意のコード322をそれぞれ付与する。図11の例では、上述した、「全身倦怠感+あり」と「全身倦怠感+なし」の各医療用語データを識別するために、同じ数字に記号「^(ハット)」を付与してコード322としている。本実施形態では、記号「^」を利用しているが、各医療用語データが区別できれば、記号の種類は限定されない。また、記号を付与するのではなく、異なる識別番号(数字)を付与してもよい。本実施形態では、同じ識別番号(数字)を用いて、記号で区別することで、その医療用語データが、検索処理のために患者IDに関連付けられたものであることが認識できるようにしている。
また、検索キーに、医療テキストや補足テキストを用いずに、コード322を用いてもよい。
検索キーとして直接、コードを指定してもよいし、あるいは、検索キーの文字列を含む医療用語データのコードを取得して検索キーとしてもよい。
「症状がある」患者IDに対して紐付けられる「症状がない」ことを示す第2の医療用語データと、医療面接により「症状がない」と回答した患者ユーザについて、患者IDに紐付けられる「症状がない」ことを示す第3の医療用語データとは、異なるコードを付与したり、補足テキストに識別情報を含めたりすることで、区別できるようにするのが好ましい。その理由は、後述するように、第2の医療用語データと第3の医療用語データに対する検索時の処理内容が異なるからである。
そこで、本発明では、或る症状がある患者以外を特定するための工夫をしている。以下に、この方法の詳細を説明する。
画面330には、検索キー入力欄332と、検索ボタン334とが含まれる。
本図では、検索キー入力欄332は、テキスト入力を受け付けるテキストボックスを示しているが、他の例では、医療テキストと補足テキストの少なくともいずれか一方に含まれる、少なくとも一部の文字列をリスト表示し、リストの中から選択できるリストボックスや、テキストボックスとリストボックスを組み合わせたコンボボックス等でもよく、様々なインタフェースを用いることができる。
また、医療テキストと補足テキストを区別しない形態で検索キーを受け付ける例を示しているが、それぞれを指定して検索キーとして受け付ける形態も考えられる。たとえば、医療テキストの検索キーとして「全身倦怠感」、補足テキストの検索キーとして「重度」をそれぞれ受け付けてもよい。
これらの検索キーを用いて検索処理を行う動作について以下に説明する。
図13(a)は、医療用語データ「頭痛(医療テキスト)+あり(補足テキスト)」が関連付けられている患者IDの集合310を示している。すなわち、「頭痛あり」の患者IDの集合が、図13(a)の集合310となる。一方、仮に、本実施形態とは異なり、「頭痛+なし」の第2の医療用語データがない形態を考えると、上記で指定された検索キー「頭痛なし」に対応する患者IDの集合は、医療用語データ「頭痛(医療テキスト)+あり(補足テキスト)」に関連付けられていない患者IDの集合となり、図中、斜線部分で示される。すなわち、患者のサンプル数が多くなると、医療用語データ「頭痛(医療テキスト)+あり(補足テキスト)」に関連付けられていない患者IDの集合、すなわち、「頭痛なし」に対応する患者IDの集合に含まれる要素の数が多くなり過ぎるため、特定するための処理の負荷が高くなり過ぎてしまう。
したがって、「高血圧あり」かつ「頭痛なし」の患者IDを抽出する場合には、検索部302は、医療用語データ「高血圧(医療テキスト)+あり(補足テキスト)」が関連付けられている患者IDの集合314から、医療用語データ「頭痛(医療テキスト)+なし(補足テキスト)」が関連付けられている患者IDの集合316(=医療用語データ「頭痛(医療テキスト)+あり(補足テキスト)」が関連付けられている患者IDの集合310)に含まれる要素を差し引いた差集合(図13(b)の斜線部分)を求めることで、目的の患者IDを抽出する。
この場合、本実施形態の医療面接支援装置300では、検索部302は、検索キーとして「頭痛なし」が指定された場合に、「或る症状(頭痛)がない患者」を「或る症状(頭痛)がある患者以外」に変換することなく、検索キーが示す、第1の医療用語データが示す症状(頭痛)がある患者IDに関連付けられている第2の医療用語データ「頭痛+なし」をそのまま用いて、「高血圧がある」患者IDとの差集合を求めることができる。
この第3の医療用語データを検索する場合には、検索部302は、図13(c)に示すように、「高血圧あり」かつ「頭痛なし」の患者IDの集合は、第3の医療用語データ「頭痛(医療テキスト)+なし(補足テキスト)」が関連付けられている患者IDの集合318と医療用語データ「高血圧(医療テキスト)+あり(補足テキスト)」が関連付けられている患者IDの集合314の共通部分(斜線部分)として特定して抽出する。
本実施例の医療面接支援装置は、第2の実施の形態の医療面接支援装置200の構成に第3の実施の形態の医療面接支援装置300の検索部302を含む構成を有するものとする。
患者ユーザは、たとえば、本医療面接サービスの利用の申し込み、ユーザ登録を行い、ユーザIDと、パスワード等のユーザ情報を登録する。本医療面接サービス利用時には、ユーザ情報に基づいて、ログインする。すると、本医療面接サービスのメインメニュー画面(不図示)が表示される。
ユーザ情報は、たとえば、患者の医療機関の診察券番号をユーザIDとして、患者の生年月日をパスワードとすることで、事前のユーザ情報の登録なしで本サービスにログインできる構成とすることもできる。
図14(a)において、画面410では、患者ユーザは気になる症状を3つまで選択する。画面410では、人間の絵の患部に対応する位置に、それぞれ操作ボタンが配置されている。たとえば、体がだるい場合、「全身状態」の操作ボタン412を操作する。「全身状態」の操作ボタン412が操作されると、図14(b)に示すように、さらに詳細な症状を選択するウインドウ画面414が表示される。たとえば、熱がある場合、「発熱」の操作ボタン416を操作する。
たとえば、顔色が悪い場合、「顔・頭」の操作ボタン420を操作する。「顔・頭」の操作ボタン420が操作されると、図示されない、「顔・頭」の詳細な症状を選択するウインドウ画面が表示される。そこで、「顔色が悪い」の操作ボタン(不図示)を操作する。
そして、生成部104により、図19(a)に示すような、面接結果情報130が生成される。図19(a)の例では、コードA001110(「顔色が悪い+あり」)とコードA001110^(「顔色が悪い+なし」)の2つの医療用語データが患者IDと紐付けられた面接結果情報130が生成された例を示している。
まず、図16(a)のリスト画面440の例では、「いつからですか?」と、発症の日時を問う質問文442に対する3つの選択肢文444が一覧表示される。図16(b)は、「顔色が悪い」という症状に関連する医療用語データのうち、症状の発症の日時に関する医療用語データの例を示す。
図16(c)は、図16(a)の各選択肢文444と、紐付けられている医療用語データを示している。たとえば、コードQ001111の選択肢文には、コードA001111の医療用語データが紐付けられている。この例では、1つの選択肢文に1つの医療用語データが紐付けられているが、1つの選択肢文には、複数の医療用語データが紐付けられてもよい。そのような例については、後述する。
たとえば、患者ユーザが、「数日前から急激に」の選択肢文444を選択したとすると、患者IDに、さらにコードA001111の医療用語データが紐付けられた面接結果情報130が生成され、データベース20に記憶される。このように選択肢文444が選択されると、リスト画面440は閉じて、画面430に戻る。
図17(c)は、図17(a)の各選択肢文454と、紐付けられている医療用語データを示している。たとえば、コードQ001211の選択肢文には、コードA001211とコードA001212の2つの医療用語データが紐付けられている。また、コードQ001213の選択肢文「なんとなく。」には、医療用語データは紐付けられていない。
たとえば、患者ユーザが、「何となくだるいが生活に支障はない、健診で異常を指摘されたことがある。」の選択肢文464を選択したとすると、患者IDに、さらに対応する3つの医療用語データが紐付けられた面接結果情報130が生成され、データベース20に記憶される。このように選択肢文464が選択されると、リスト画面460は閉じて、画面430に戻る。これで、「顔色が悪い」という症状に関する質問は終了する。他に選択した症状があれば、その症状に関する詳細な質問文の画面が表示され、さらに、患者ユーザは回答していくことになる。
本実施例2は、比較例1の患者が、本医療説明サービスを利用して、医療面接を受けた場合を例に説明する。
本実施例において、医療面接支援装置のキーワード取得部103は、図21に示すような複数の医療用語データを取得することができる。症状として、「頭痛」と「目の痛み」が選択され、各症状について、詳細な症状の情報が取得される。症状が発症した日時、症状の部位、症状の性質、症状が発症した状況、症状の誘因等に関する質問に対する患者ユーザの回答に基づいて、医療用語データがそれぞれ取得される。
本実施例では、「全身状態」という症状に関する詳細な症状に関する情報として、特定の症状がないことが患者ユーザによって選択された場合、図21の面接結果情報130には、その情報は含まれない。しかし、医療面接サービスとしては、これらの情報も記録され、医師は参照できてもよい。
医師もより多くの適切な情報に基づいて、患者が「帯状疱疹」なのではないかと仮説を立てた上で、診察に臨むことができる。
図20の紙の問診票を利用して、男性成人の患者が問診を受けた場合を比較例として以下に説明する。
図22に示すように、問診票で取得できる情報は、症状として、頭痛と、目の痛みがあり、既往歴はないことが取得できる。
医師は、この情報に基づいて、診察を行うことになるので、実施例2のような仮説は立てることはできず、診察にて診断を行うことになる。
このように、実施例1に比較して実施例2の方が、より多くの情報が収集できる。実施例2では、情報が多いだけではなく、症状や患者の属性に応じて、必要な情報に絞られているので、適切な情報が取得できる。
なお、本発明において利用者(たとえば、患者)に関する情報を取得、利用する場合は、これを適法に行うものとする。
1. 医療面接支援装置が、
医療面接用の第1の画面に、それぞれが症状を示す選択肢を、選択すべき選択肢の数とともに表示し、
指定された数までの前記症状の選択肢が選択されたときに、選択された症状毎の第2の画面に、前記医療面接の質問と、前記質問に対する選択肢をそれぞれ表示し、
前記質問に対する選択肢を互いに識別する複数の識別情報の中から、患者ユーザにより選択された選択肢の識別情報を取得し、
前記取得された選択肢の識別情報に対応する医療用語データを取得し、
患者の識別情報と前記取得された医療用語データとを関連付けた面接結果情報を生成する、
医療面接支援装置のデータ処理方法。
2. 前記医療面接支援装置が、
前記医療用語データを取得する際、
各選択肢の識別情報と、前記各選択肢の内容に対応する前記医療用語データとが、複数の質問に関してそれぞれ紐付けられている関係情報を参照して、前記取得された選択肢の識別情報に対応する医療用語データを取得する、
1.に記載の医療面接支援装置のデータ処理方法。
3. 前記関係情報は、一の質問に関し、異なる数の前記医療用語データに紐付けられた第1および第2の選択肢の識別情報を含み、
前記医療面接支援装置が、
前記医療用語データを取得する際、
一選択肢の識別情報に対応する、少なくとも2つの前記医療用語データを取得する、
2.に記載の医療面接支援装置のデータ処理方法。
4. 前記医療面接支援装置が、さらに、
第一および第二の患者ユーザの各属性に基づいて、同一内容の質問に対する同一内容の選択肢を異なる表現で、各患者ユーザに向けてそれぞれ出力し、
前記識別情報を取得する際、同一内容の質問に対して異なる表現でそれぞれ出力された同一内容の選択肢が、前記第一および第二の患者ユーザによりそれぞれ選択された場合に、異なる表現の同一内容の各選択肢の識別情報をそれぞれ取得し、
前記医療用語データを取得する際、前記第一および第二の患者ユーザに関し、異なる表現の同一内容の各選択肢の識別情報に紐付けられた、同一の医療用語データをそれぞれ取得する、
1.から3.いずれか1つに記載の医療面接支援装置のデータ処理方法。
5. 前記症状を示す選択肢の数および前記質問に対する選択肢の数は、ともに3である1.から4.いずれか一つに記載の医療面接支援装置のデータ処理方法。
6. 前記医療面接支援装置が、
前記第2の画面に、前記選択された症状毎に3つの質問を表示する1.から5.いずれか一つに記載の医療面接支援装置のデータ処理方法。
7. 前記医療用語データは、症状、既往歴、薬剤歴、社会歴、海外渡航歴、およびアレルギー情報の少なくとも一つを示す、
1.から6.のいずれか1つに記載の医療面接支援装置のデータ処理方法。
8. 前記医療用語データは、各選択肢の内容に対応する専門医療用語で表現される医療テキストと、その医療テキストの内容を補足説明する補足テキストと、を含む文字列データである、
1.から7.いずれか1つに記載の医療面接支援装置のデータ処理方法。
9. 前記医療面接支援装置が、
前記医療用語データを取得する際、各選択肢の識別情報と、前記各選択肢の内容に対応する前記医療用語データとが、複数の質問に関してそれぞれ紐付けられている関係情報を参照することにより、取得された選択肢の識別情報に紐付けられた、或る症状が有ることを示す第1の医療用語データと、前記症状が無いことを示す第2の医療用語データとを取得し、
前記患者の前記識別情報と、前記取得された第1の医療用語データとともに第2の医療用語データとを関連付けて前記面接結果情報を生成する、
8.に記載の医療面接支援装置のデータ処理方法。
10.前記医療面接支援装置が、さらに、
生成された前記面接結果情報が蓄積されたデータベースから、文字列を検索キーとして用いて、医療用語データに紐付けられた患者の識別情報を抽出し、
患者の識別情報と、第1の医療テキストの示す症状が有ることを示す第1の医療用語データと、前記第1の医療テキストが示す症状が無いことを示す第2の医療用語データとを関連付けた前記面接結果情報を生成し、
患者の識別情報と、第2の医療テキストの示す症状が有ることを示す第3の医療用語データと、前記第2の医療テキストが示す症状が無いことを示す第4の医療用語データとを関連付けた前記面接結果情報を生成し、
前記検索キーとして、前記第1の医療テキストと、前記第1の医療テキストの示す症状が有ることを示す補足テキストを含む第1の文字列と、前記第2の医療テキストと、前記第2の医療テキストの示す症状がないことを示す補足テキストを含む第2の文字列とを受け付けた場合、
前記第1の文字列により抽出される前記第1の医療用語データに関連付けられた患者の前記識別情報の集合から、前記第2の文字列により抽出される前記第4の医療用語データに関連付けられた患者の前記識別情報の集合を差し引いて、該当する患者の識別情報を抽出する、
9.に記載の医療面接支援装置のデータ処理方法。
医療面接用の第1の画面に、それぞれが症状を示す選択肢を、選択すべき選択肢の数とともに表示する手順、
指定された数までの前記症状の選択肢が選択されたときに、選択された症状毎の第2の画面に、前記医療面接の質問と、前記質問に対する選択肢をそれぞれ表示する手順、
前記質問に対する選択肢を互いに識別する複数の識別情報の中から、患者ユーザにより選択された選択肢の識別情報を取得する手順、
前記取得された選択肢の識別情報に対応する医療用語データを取得する手順、
患者の識別情報と前記取得された医療用語データとを関連付けた面接結果情報を生成する手順、
を実行させるためのプログラム。
12. 前記医療用語データを取得する手順において、
各選択肢の識別情報と、前記各選択肢の内容に対応する前記医療用語データとが、複数の質問に関してそれぞれ紐付けられている関係情報を参照して、前記取得された選択肢の識別情報に対応する医療用語データを取得する手順をコンピュータに実行させるための、
11.に記載のプログラム。
13. 前記関係情報は、一の質問に関し、異なる数の前記医療用語データに紐付けられた第1および第2の選択肢の識別情報を含み、
前記医療用語データを取得する手順において、一選択肢の識別情報に対応する、少なくとも2つの前記医療用語データを取得する手順をコンピュータに実行させるための、
12.に記載のプログラム。
14. 第一および第二の患者ユーザの各属性に基づいて、同一内容の質問に対する同一内容の選択肢を異なる表現で、各患者ユーザに向けてそれぞれ出力する手順、
同一内容の質問に対して異なる表現でそれぞれ出力された同一内容の選択肢が、前記第一および第二の患者ユーザによりそれぞれ選択された場合に、異なる表現の同一内容の各選択肢の識別情報をそれぞれ取得する手順、
前記第一および第二の患者ユーザに関し、異なる表現の同一内容の各選択肢の識別情報に紐付けられた、同一の医療用語データをそれぞれ取得する手順、をさらにコンピュータに実行させるための、
11.から13.いずれか1つに記載のプログラム。
15. 前記症状を示す選択肢の数および前記質問に対する選択肢の数は、ともに3である11.から14.いずれか一つに記載のプログラム。
16. 前記第2の画面に、前記選択された症状毎に3つの質問を表示する手順をコンピュータに実行させるための、11.から15.いずれか一つに記載のプログラム。
17. 前記医療用語データは、症状、既往歴、薬剤歴、社会歴、海外渡航歴、およびアレルギー情報の少なくとも一つを示す、
11.から16.のいずれか1つに記載のプログラム。
18. 前記医療用語データは、各選択肢の内容に対応する専門医療用語で表現される医療テキストと、その医療テキストの内容を補足説明する補足テキストと、を含む文字列データである、
11.から17.いずれか1つに記載のプログラム。
19. 各選択肢の識別情報と、前記各選択肢の内容に対応する前記医療用語データとが、複数の質問に関してそれぞれ紐付けられている関係情報を参照することにより、取得された前記選択肢の前記識別情報に紐付けられた、或る症状が有ることを示す第1の医療用語データと、前記症状が無いことを示す第2の医療用語データとを取得いる手順、
前記患者の前記識別情報と、前記取得された第1の医療用語データとともに第2の医療用語データとを関連付けて前記面接結果情報を生成する手順、をさらにコンピュータに実行させるための、
18.に記載のプログラム。
20. 生成された前記面接結果情報が蓄積されたデータベースから、文字列を検索キーとして用いて、医療用語データに紐付けられた患者の識別情報を抽出する手順、
患者の識別情報と、第1の医療テキストの示す症状が有ることを示す第1の医療用語データと、前記第1の医療テキストが示す症状が無いことを示す第2の医療用語データとを関連付けた前記面接結果情報を生成する手順、
患者の識別情報と、第2の医療テキストの示す症状が有ることを示す第3の医療用語データと、前記第2の医療テキストが示す症状が無いことを示す第4の医療用語データとを関連付けた前記面接結果情報を生成する手順、
前記検索キーとして、前記第1の医療テキストと、前記第1の医療テキストの示す症状が有ることを示す補足テキストを含む第1の文字列と、前記第2の医療テキストと、前記第2の医療テキストの示す症状がないことを示す補足テキストを含む第2の文字列とを受け付けた場合、
前記第1の文字列により抽出される前記第1の医療用語データに関連付けられた患者の前記識別情報の集合から、前記第2の文字列により抽出される前記第4の医療用語データに関連付けられた患者の前記識別情報の集合を差し引いて、該当する患者の識別情報を抽出する手順、をさらにコンピュータに実行させるための、19.に記載のプログラム。
3 ネットワーク
10 サーバ装置
20 データベース
30 ユーザ端末
60 コンピュータ
62 CPU
64 メモリ
66 ストレージ
68 I/O
69 バス
70 プログラム
100 医療面接支援装置
102 ID取得部
103 キーワード取得部
104 生成部
106 表示部
112 質問文
114 選択肢
116 医療テキスト
118 補足テキスト
120 医療用語データ
130 面接結果情報
200 医療面接支援装置
202 出力部
204 医療面接情報記憶部
300 医療面接支援装置
302 検索部
320 医療用語データ
322 識別情報
322 コード
324 医療テキスト
326 補足テキスト
Claims (12)
- 医療面接用の第1の画面に、それぞれが症状を示す選択肢を、選択すべき選択肢の数とともに表示し、
指定された数までの前記症状の選択肢が選択されたときに、選択された症状毎の第2の画面に、前記医療面接の質問と、前記質問に対する選択肢をそれぞれ表示する表示手段と、
前記質問に対する選択肢を互いに識別する複数の識別情報の中から、患者ユーザにより選択された選択肢の識別情報を取得する識別情報取得手段と、
前記取得された選択肢の識別情報に対応する医療用語データを取得する医療用語データ取得手段と、
患者の識別情報と前記取得された医療用語データとを関連付けた面接結果情報を生成する生成手段と、
を備える医療面接支援装置。 - 前記医療用語データ取得手段は、
各選択肢の識別情報と、前記各選択肢の内容に対応する前記医療用語データとが、複数の質問に関してそれぞれ紐付けられている関係情報を参照して、前記取得された選択肢の識別情報に対応する医療用語データを取得する、
請求項1に記載の医療面接支援装置。 - 前記関係情報は、一の質問に関し、異なる数の前記医療用語データに紐付けられた第1および第2の選択肢の識別情報を含み、
前記医療用語データ取得手段は、一選択肢の識別情報に対応する、少なくとも2つの前記医療用語データを取得する、
請求項2に記載の医療面接支援装置。 - 第一および第二の患者ユーザの各属性に基づいて、同一内容の質問に対する同一内容の選択肢を異なる表現で、各患者ユーザに向けてそれぞれ出力する出力手段、
をさらに備え、
前記識別情報取得手段は、同一内容の質問に対して異なる表現でそれぞれ出力された同一内容の選択肢が、前記第一および第二の患者ユーザによりそれぞれ選択された場合に、異なる表現の同一内容の各選択肢の識別情報をそれぞれ取得し、
前記医療用語データ取得手段は、前記第一および第二の患者ユーザに関し、異なる表現の同一内容の各選択肢の識別情報に紐付けられた、同一の医療用語データをそれぞれ取得する、
請求項1から3いずれか1項に記載の医療面接支援装置。 - 前記症状を示す選択肢の数および前記質問に対する選択肢の数は、ともに3である請求項1から4いずれか一項に記載の医療面接支援装置。
- 前記表示手段は、前記第2の画面に、前記選択された症状毎に3つの質問を表示する請求項1から5いずれか一項に記載の医療面接支援装置。
- 前記医療用語データは、症状、既往歴、薬剤歴、社会歴、海外渡航歴、およびアレルギー情報の少なくとも一つを示す、
請求項1から6のいずれか1項に記載の医療面接支援装置。 - 前記医療用語データは、各選択肢の内容に対応する専門医療用語で表現される医療テキストと、その医療テキストの内容を補足説明する補足テキストと、を含む文字列データである、
請求項1から7いずれか1項に記載の医療面接支援装置。 - 前記医療用語データ取得手段は、各選択肢の識別情報と、前記各選択肢の内容に対応する前記医療用語データとが、複数の質問に関してそれぞれ紐付けられている関係情報を参照することにより、前記識別情報取得手段により取得された選択肢の識別情報に紐付けられた、或る症状が有ることを示す第1の医療用語データと、前記症状が無いことを示す第2の医療用語データとを取得し、
前記生成手段は、前記患者の前記識別情報と、前記取得された第1の医療用語データとともに第2の医療用語データとを関連付けて前記面接結果情報を生成する、
請求項8に記載の医療面接支援装置。 - 前記生成手段により生成された前記面接結果情報が蓄積されたデータベースから、文字列を検索キーとして用いて、医療用語データに紐付けられた患者の識別情報を抽出する検索手段をさらに備え、
前記生成手段は、
患者の識別情報と、第1の医療テキストの示す症状が有ることを示す第1の医療用語データと、前記第1の医療テキストが示す症状が無いことを示す第2の医療用語データとを関連付けた前記面接結果情報を生成し、
患者の識別情報と、第2の医療テキストの示す症状が有ることを示す第3の医療用語データと、前記第2の医療テキストが示す症状が無いことを示す第4の医療用語データとを関連付けた前記面接結果情報を生成し、
前記検索手段は、
前記検索キーとして、前記第1の医療テキストと、前記第1の医療テキストの示す症状が有ることを示す補足テキストを含む第1の文字列と、前記第2の医療テキストと、前記第2の医療テキストの示す症状がないことを示す補足テキストを含む第2の文字列とを受け付けた場合、
前記第1の文字列により抽出される前記第1の医療用語データに関連付けられた患者の前記識別情報の集合から、前記第2の文字列により抽出される前記第4の医療用語データに関連付けられた患者の前記識別情報の集合を差し引いて、該当する患者の識別情報を抽出する、
請求項9に記載の医療面接支援装置。 - 医療面接支援装置が、
医療面接用の第1の画面に、それぞれが症状を示す選択肢を、選択すべき選択肢の数とともに表示し、
指定された数までの前記症状の選択肢が選択されたときに、選択された症状毎の第2の画面に、前記医療面接の質問と、前記質問に対する選択肢をそれぞれ表示し、
前記質問に対する選択肢を互いに識別する複数の識別情報の中から、患者ユーザにより選択された選択肢の識別情報を取得し、
前記取得された選択肢の識別情報に対応する医療用語データを取得し、
患者の識別情報と前記取得された医療用語データとを関連付けた面接結果情報を生成する、
医療面接支援装置のデータ処理方法。 - コンピュータに、
医療面接用の第1の画面に、それぞれが症状を示す選択肢を、選択すべき選択肢の数とともに表示し、
指定された数までの前記症状の選択肢が選択されたときに、選択された症状毎の第2の画面に、前記医療面接の質問と、前記質問に対する選択肢をそれぞれ表示する手順、
前記質問に対する選択肢を互いに識別する複数の識別情報の中から、患者ユーザにより選択された選択肢の識別情報を取得する手順、
前記取得された選択肢の識別情報に対応する医療用語データを取得する手順、
患者の識別情報と前記取得された医療用語データとを関連付けた面接結果情報を生成する手順、
を実行させるためのプログラム。
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