JP2017111517A - 情報処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】文書データの端末装置における表示形態を、電子機器側で容易に再現する。
【解決手段】端末装置1の第1の表示制御部は、表示対象の文書データに関する表示画面を第1の表示部へ表示する。送信部は、表示情報を、機器IDによって識別されるMFP2へ送信する。MFP2の第2の取得部は、端末装置1から受信した表示情報に含まれる記憶部IDによって識別されるサーバ装置3へユーザIDを用いてアクセスし、該サーバ装置3から該文書IDによって識別される文書データを取得する。MFP2の第2の表示制御部は、取得した文書データを、表示情報に含まれる表示形態情報によって示される表示形態で表示した表示画面を表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理システムに関する。
クラウドストレージやファイルサーバなどの記憶装置に記憶されている文書データを、携帯端末などの端末装置で表示することが行われている。例えば、端末装置から記憶装置へユーザ識別情報などを用いてアクセスし、記憶装置に記憶されている文書データを端末装置で読取り、表示することが行われている。
また、端末装置に表示された文書データの表示形態を、ユーザによる端末装置の操作指示に応じて調整する技術も開示されている。また、文書データを用いて各種機能を実行する画像形成装置などの電子機器から、ファイルサーバなどの記憶装置へユーザ識別情報などを用いてアクセスし、該電子機器に文書データを表示し、表示された文書データを用いて各種機能を実行することも行われている。
しかしながら、従来では、文書データの端末装置における表示形態を、電子機器側で容易に再現することができなかった。
上述した課題を解決するために、情報処理システムは、電子機器と、前記電子機器と通信する端末装置と、を有する情報処理システムである。前記端末装置は、第1の表示部と、表示対象の文書データに関する表示画面を前記第1の表示部へ表示する第1の表示制御部と、前記電子機器を識別する機器識別情報を取得する第1の取得部と、表示された前記表示画面に含まれる前記文書データの表示形態を示す表示形態情報と、前記表示画面に含まれる前記文書データの文書識別情報と、前記文書データを記憶した文書記憶部の記憶部識別情報と、前記文書記憶部へアクセスするために用いるユーザ識別情報と、を含む表示情報を、前記機器識別情報によって識別される前記電子機器へ送信する送信部と、を備える。前記電子機器は、第2の表示部と、前記表示情報を受信する受信部と、前記表示情報に含まれる前記記憶部識別情報によって識別される前記文書記憶部へ、前記ユーザ識別情報を用いてアクセスし、該文書記憶部から前記文書識別情報によって識別される前記文書データを取得する第2の取得部と、取得した前記文書データを、前記表示情報に含まれる前記表示形態情報によって示される表示形態で表示した前記表示画面を前記第2の表示部へ表示する第2の表示制御部と、を備える。
本発明によれば、文書データの端末装置における表示形態を、電子機器側で容易に再現することができる。
図1は、情報処理システムの構成の一例を示す模式図である。 図2は、端末装置のハードウェア構成の一例を示す模式図である。 図3は、MFPのハードウェア構成の一例を示す模式図である。 図4は、サーバ装置のハードウェア構成の一例を示す模式図である。 図5は、ローカルネットワーク7Aに接続された各装置の機能的構成例を示すブロック図である。 図6は、表示画面の一例を示す模式図である。 図7は、受付画面の一例を示す模式図である。 図8は、操作パネルの一例を示す模式図である。 図9は、表示情報の一例を示す図である。 図10は、終了画面の一例を示す模式図である。 図11は、表示画面の一例を示す模式図である。 図12は、表示・通信処理の全体の流れの一例を示すシーケンス図である。 図13は、表示・通信処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図14は、表示・通信処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図15は、中継装置のハードウェア構成の一例を示す模式図である。 図16は、互いに異なるネットワークに接続された装置の機能的構成例を示すブロック図である。 図17は、表示・通信処理の全体の流れの一例を示すシーケンス図である。
以下、添付図面を参照しながら、本実施の形態の情報処理システムの実施の形態を詳細に説明する。なお、本明細書において、同じ構成および機能を示す部分には、同じ符号を付与し、詳細な説明を省略する場合がある。
図1は、本実施の形態の情報処理システム1000の構成の一例を示す模式図である。
本実施の形態の情報処理システム1000は、端末装置1と、複合機(MFP:Multifunction Peripheral(以下、MFPと称する))MFP2と、サーバ装置3と、表示装置5と、中継装置6と、を備える。
端末装置1と、MFP2と、サーバ装置3と、中継装置6と、は、ネットワーク7を介して通信可能に接続されている。なお、端末装置1、MFP2、サーバ装置3、表示装置5、および中継装置6の少なくとも1つは、無線または有線によりネットワーク7に接続されている。無線により接続する場合、例えば、3G回線、無線LAN、Bluetooth(登録商標)などを用いればよい。
本実施の形態では、ネットワーク7は、互いに異なる複数のネットワークを含む。詳細には、ネットワーク7は、ローカルネットワーク7Aと、ローカルネットワーク7Bと、ローカルネットワーク7Dと、ローカルネットワーク7Eと、グローバルネットワーク7Cと、を含む。
ローカルネットワーク7A、ローカルネットワーク7B、ローカルネットワーク7D、およびローカルネットワーク7Eは、グローバルネットワーク7Cを介して接続されている。
情報処理システム1000は、端末装置1として、端末装置1Aと、端末装置1Bと、を備える。端末装置1Aは、ローカルネットワーク7Aに接続されている。端末装置1Bは、グローバルネットワーク7Cに接続されている。なお、端末装置1Aおよび端末装置1Bは、接続するネットワーク7が異なる以外は、同様の構成である。また、端末装置1Aおよび端末装置1Bを総称して説明する場合には、単に、端末装置1と称して説明する。
また、情報処理システム1000は、MFP2として、MFP2Aと、MFP2Bと、MFP2Dと、MFP2Eと、を備える。MFP2Aは、ローカルネットワーク7Aに接続されている。MFP2Bは、ローカルネットワーク7Bに接続されている。MFP2Dは、サーバ装置3Dに接続されている。MFP2Eは、ローカルネットワーク7Eに接続されている。
なお、MFP2A、MFP2B、MFP2D、およびMFP2Eは、接続するネットワーク7やネットワーク7への接続形態が異なる以外は、同様の構成である。また、これらのMFP2A、MFP2B、MFP2D、およびMFP2Eを総称して説明する場合には、単に、MFP2と称して説明する。
また、情報処理システム1000は、サーバ装置3として、サーバ装置3Aと、サーバ装置3Bと、サーバ装置3Dと、サーバ装置3Eと、を備える。サーバ装置3Aは、ローカルネットワーク7Aに接続されている。サーバ装置3Bは、ローカルネットワーク7Bに接続されている。サーバ装置3Dは、ローカルネットワーク7Dに接続されている。サーバ装置3Eは、MFP2Eに接続されている。なお、サーバ装置3A、サーバ装置3B、サーバ装置3D、およびサーバ装置3Eは、接続するネットワーク7やネットワーク7への接続形態が異なる以外は、同様の構成である。また、これらのサーバ装置3A、サーバ装置3B、サーバ装置3D、およびサーバ装置3Eを総称して説明する場合には、単に、サーバ装置3と称して説明する。
本実施の形態では、情報処理システム1000における、ローカルネットワーク7Aで実行する処理を説明する。
ローカルネットワーク7Aには、サーバ装置3A、MFP2A、端末装置1A、および表示装置5が接続されている。本実施の形態では、電子機器を、MFP2Aに適用した形態を一例として説明する。
サーバ装置3Aは、文書データを記憶するファイルサーバである。文書データとは、文書や画像などを電子化したデータである。サーバ装置3Aは、文書記憶部に相当する。すなわち、本実施の形態では、文書記憶部をサーバ装置3Aに適用した形態を一例として説明する。しかし、文書記憶部は、文書データを記憶する機器や装置や媒体であればよく、サーバ装置3Aに限定されない。
ネットワーク7Aに接続された他の機器(端末装置1AやMFP2A)は、サーバ装置3にアクセスするために用いるユーザ識別情報(以下、ユーザIDと称する)を用いることで、該サーバ装置3Aにアクセスすることができる。
アクセスする、とは、サーバ装置3Aなどの文書記憶部内の文書データの一覧の閲覧や、該文書データの閲覧や読取りを行うことを示す。アクセスに用いるユーザIDには、予め任意の情報を設定することができる。アクセスに用いるユーザIDは、例えば、ユーザ名、パスワード、などであるが、これらに限定されない。
端末装置1Aは、ユーザによって携帯可能な装置である。端末装置1Aは、例えば、スマートフォンや、タブレット端末や、携帯電話などである。端末装置1Aは、文書データの表示機能を有し、且つ、表示された文書データの表示形態をユーザによる操作指示によって変更可能な装置であればよい。
本実施の形態では、端末装置1Aは、サーバ装置3Aへアクセスし、サーバ装置3Aに記憶されている文書データに関する表示画面を表示する。また、端末装置1Aは、ユーザによる端末装置1Aの操作指示によって指定された表示形態(詳細後述)で、文書データを表示する。
MFP2Aは、画像形成機能、複写機能、スキャナ機能、およびファクシミリ機能のうち少なくとも1つの機能を有する。本実施の形態では、MFP2Aが、少なくとも画像形成機能を有する場合を一例として説明する。すなわち、本実施の形態では、MFP2Aが、画像を記録媒体に形成する画像形成機能を実行するための画像形成部を、少なくとも有する場合を説明する。また、本実施の形態では、MFP2Aは、端末装置1Aで表示された文書データに関する表示画面を、端末装置1Aにおいて表示されていた表示形態で、MFP2Aへ表示する(詳細後述)。
MFP2Aは、電子機器に相当する。すなわち、本実施の形態では、電子機器をMFP2Aに適用した形態を一例として説明する。なお、電子機器は、文書データを表示する表示機能と、文書データに対して各種機能に応じた処理を実行する実行機能と、を少なくとも有する機器であればよい。このため、電子機器を、MFP2Aに適用した形態に限定されない。例えば、電子機器はプロジェクタやスキャナ、プリンタ、電子黒板等の機器であっても良い。
次に、端末装置1Aのハードウェア構成の一例を説明する。図2は、端末装置1Aのハードウェア構成の一例を示す模式図である。
端末装置1Aは、操作パネル11と、外部I/F(インターフェース)12と、読取装置13と、通信I/F14と、CPU(Central Processing Unit)15と、ROM(Read Only Memory)16と、RAM(Random Access Memory)17と、SSD(Solid State Drive)18と、を備える。
操作パネル11と、外部I/F12と、読取装置13と、通信I/F14と、CPU15と、ROM16と、RAM17と、SSD18と、は、バス19を介して相互に接続されている。
CPU15は、端末装置1Aの動作を統括的に制御する。CPU15は、RAM17をワークエリア(作業領域)とし、ROM16またはSSD18などに格納されたプログラムを実行することで、端末装置1A全体の動作を制御し、後述する各種機能部を実現する。
SSD18は、プログラムやデータなどを格納する。なお、端末装置1Aは、SSD18に代えて、HDD(Hard Disk Drive)を備えた構成であってもよい。
操作パネル11は、ユーザの操作に応じた各種の入力を受付けるとともに、各種の情報や、後述する表示画面などの各種画像を表示する。
本実施の形態では、操作パネル11は、各種入力の受付を行う受付機能を実現する入力部11Aと、各種情報の表示を行う表示機能を実現する表示部11Bと、の双方を一体的に備えたタッチパネルである場合を説明する。しかし、操作パネル11の構成は、このような構成に限定されない。例えば、操作パネル11は、入力部11Aと、表示部11Bと、を別体として構成してもよい。
外部I/F12は、記録媒体などの外部メモリと通信するためのインターフェースである。
読取装置13は、識別画像を読取り、読取結果である識別画像データを得る。識別画像は、MFP2Aの機器識別情報(以下、機器IDと称する)を示す画像である。識別画像は、例えば、QRコード(登録商標)などの二次元コードや、バーコードなどの一次元コードや、機器IDを示す文字や記号などである。本実施の形態では、一例として、MFP2Aの識別画像が、QRコードである場合を説明する。
読取装置13は、例えば、撮影によって画像データを得るデジタルカメラや、QRコードリーダ、バーコードリーダ、公知の文字認識装置、などである。
通信I/F14は、ローカルネットワーク7Aを介して他の装置や機器と通信するためのインターフェースである。
次に、MFP2Aのハードウェア構成の一例を説明する。図3は、MFP2Aのハードウェア構成の一例を示す模式図である。
MFP2Aは、本体30と、操作部20と、を備える。本体30と操作部20とは、専用の通信路9を介して相互に通信可能に接続されている。通信路9には、例えば、USB(Universal Serial Bus)規格のものを用いる。なお、通信路9は、有線、無線の何れであってもよい。また、通信路9は、インターネットなどのネットワークや電話回線などであってもよい。操作部20および本体30は、ローカルネットワーク7Aを介して他の装置(端末装置1A、サーバ装置3A)と接続されている。
本体30は、コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、プリンタ機能などの各種の機能を実現可能な装置である。本体30は、エンジン部37と、CPU31と、ROM32と、RAM33と、HDD34と、接続I/F35と、通信I/F36と、エンジン部37と、を備える。エンジン部37と、CPU31と、ROM32と、RAM33と、HDD34と、接続I/F35と、通信I/F36と、は、システムバス38を介して相互に接続されている。
エンジン部37は、コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、プリンタ機能などの各種の機能を実行する。エンジン部37は、コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、および、プリンタ機能などの各機能を実現するための、汎用的な情報処理および通信以外の処理を行うハードウェアである。エンジン部37は、例えば、原稿の画像を読取るスキャナ(画像読取部)、用紙等の記録媒体への印刷を行うプロッタ(画像形成部37A)、ファクス通信を行うファクス部、などを備えている。
本実施の形態では、MFP2Aのエンジン部37は、少なくとも画像形成部37Aを備える構成である場合を説明する。また、エンジン部37は、更に、印刷済みシート材を仕分けるフィニッシャや、原稿を自動給送するADF(自動原稿給送装置)のような特定のオプションを備えることもできる。
CPU31は、本体30の動作を統括的に制御する。CPU31は、RAM33をワークエリアとしてROM32またはHDD34などに格納されたプログラムを実行することで、本体30全体の動作を制御する。これにより、CPU31は、エンジン部37に、上述したコピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、プリンタ機能などを実行させる。
接続I/F35は、通信路9を介して操作部20と通信するためのインターフェースである。通信I/F36は、ローカルネットワーク7Aを介して、他の装置と通信するためのインターフェースである。
次に、操作部20について説明する。操作部20は、ユーザの操作に応じた入力を受付ける。操作部20は、独自のOS(Operating System)と画面遷移機構を有する。本体30は、操作部20で受付けた入力に応じた動作を行う。
操作部20は、CPU21と、ROM22と、RAM23と、フラッシュメモリ24と、通信I/F25と、接続I/F26と、操作パネル27と、外部接続I/F29と、を備え、これらがバス29を介して相互に接続されている。
CPU21は、操作部20の動作を統括的に制御する。CPU21は、RAM23をワークエリアとしてROM22またはフラッシュメモリ24などに格納されたプログラムを実行することで、操作部20全体の動作を制御する。このプログラムの実行により、CPU21は、後述する各種機能を実現する。
接続I/F26は、通信路9を介して本体30と通信するためのインターフェースである。
操作パネル27は、ユーザの操作に応じた各種の入力を受付けるとともに、各種の情報や、各種画像を表示する。本実施の形態では、操作パネル27は、各種入力の受付を行う受付機能を実現する入力部27Aと、各種情報の表示を行う表示機能を実現する表示部27Bと、の双方を一体的に備えたタッチパネルである場合を説明する。しかし、操作パネル27の構成は、このような構成に限定されない。例えば、操作パネル27は、入力部27Aと、表示部27Bと、を別体として構成してもよい。
なお、本実施の形態では、機能の独立性を保つために、本体30側のOS(オペレーティングシステム)のソフトウェアと操作部20側のOSのソフトウェアが互いに異なる。つまり、本体30と操作部20は、別々のオペレーティングシステムで互いに独立して動作する。例えば、本体30側のOSのソフトウェアとしてLinux(登録商標)を用い、操作部20側のOSのソフトウェアとしてAndroid(登録商標)を用いることも可能である。
以上のように、本実施の形態において、本体30と操作部20は別々のオペレーティングシステムで動作する。このため、本体30と操作部20との間の通信は、共通の装置内のプロセス間通信ではなく、異なる装置間の通信として行われる。操作部20が受付けた入力(ユーザからの指示内容)を本体30へ伝達する処理(コマンド通信)や、本体30が操作部20へイベントを通知する処理などがこれに該当する。本実施の形態では、操作部20が本体30へコマンド通信を行うことにより、本体30の機能を使用することができる。また、本体30から操作部20に通知するイベントには、本体30における動作の実行状況、本体30側で設定された内容などが挙げられる。
また、本実施の形態では、操作部20に対する電力供給は、本体30から通信路9を経由して行われる場合を説明する。しかし、操作部20の電源制御を、本体30の電源制御とは別に(独立して)行ってもよい。
次に、サーバ装置3Aのハードウェア構成の一例を説明する。図4は、サーバ装置3Aのハードウェア構成の一例を示す模式図である。
サーバ装置3Aは、CPU41と、ROM42と、RAM43と、HDD44と、通信I/F45と、を備え、バス47を介して相互に接続されている。
CPU41は、サーバ装置3Aの動作を統括的に制御する。CPU41は、RAM43をワークエリア(作業領域)とし、ROM42またはHDD44などに格納されたプログラムを実行することで、サーバ装置3A全体の動作を制御し、後述する各種機能部を実現する。
HDD44は、各種データを格納する。本実施の形態では、サーバ装置3Aは、文書データを予め格納する。通信I/F45は、ローカルネットワーク7Aを介して他の装置と通信するためのインターフェースである。
次に、ローカルネットワーク7Aに接続された各装置(端末装置1A、MFP2A、サーバ装置3A)の機能構成を説明する。図5は、ローカルネットワーク7Aに接続された各装置(端末装置1A、MFP2A、サーバ装置3A)の機能的構成例を示すブロック図である。
まず、端末装置1Aについて説明する。以下では、本実施の形態の端末装置1Aで実行する表示・通信処理に関する機能を中心に説明する。
端末装置1Aは、読取装置13と、操作パネル11と、制御部50と、記憶部52と、を備える。操作パネル11と、読取装置13と、記憶部52と、は、制御部50にデータや信号を授受可能に接続されている。
記憶部52は、各種データを記憶する。記憶部52は、例えば、SSD18(図2参照)などで実現する。本実施の形態では、記憶部52は、文書データを記憶した文書記憶部の記憶部識別情報(以下、記憶部IDと称する)と、該記憶部IDによって識別される文書記憶部へアクセスするために用いるユーザIDと、を対応づけた管理情報52Aを予め記憶する。
記憶部IDは、文書データを記憶した文書記憶部を識別するための情報である。文書記憶部は、例えば、ローカルネットワーク7Aに接続された他の装置(例えば、サーバ装置3A)や当該端末装置1Aである。記憶部IDは、例えば、文書記憶部のローカルネットワーク7Aにおけるアドレス(IPアドレス)や、メールアドレスや、機器識別情報などである。
制御部50は、端末装置1A全体を制御する。制御部50は、CPU15、ROM16、およびRAM17(図2参照)などによって実現する。なお、制御部50は、回路などによって実現してもよい。
制御部50は、受付部50Aと、表示制御部50Bと、取得部50Cと、送信部50Dと、受信部50Eと、を備える。受付部50A、表示制御部50B、取得部50C、送信部50D、および受信部50Eの一部または全ては、例えば、CPU15などの処理装置にプログラムを実行させること(すなわちソフトウェア)により実現してもよいし、IC(Integrated Circuit)などのハードウェアにより実現してもよいし、併用して実現してもよい。
受付部50Aは、ユーザによる操作指示を示す指示情報を操作パネル11から受付ける。
表示制御部50Bは、受付部50Aで受付けた指示情報に応じて、表示対象の文書データに関する表示画面を、操作パネル11の表示部11Bへ表示する。
例えば、受付部50Aが、表示・通信処理を実行するためのアプリケーションの起動指示を操作パネル11から受付けたとする。例えば、ユーザは、操作パネル11(入力部11A)を操作することで、起動指示を行うための予め定めた表示領域を操作する。すると、操作パネル11は、表示・通信処理を実行するためのアプリケーションの起動指示を制御部50へ出力する。
受付部50Aが、該アプリケーションの起動指示を受付けると、表示制御部50Bが、管理情報52Aに登録されている記憶部IDの一覧を選択可能に表示部11Bへ表示する。
ユーザは、表示部11Bに表示された記憶部IDの一覧から、文書データを取得する対象の文書記憶部の記憶部IDを選択する。例えば、ユーザは、サーバ装置3Aの記憶部IDを選択する。すると、操作パネル11は、ユーザによって選択された記憶部IDを、制御部50へ出力する。受付部50Aは、記憶部IDを取得すると、送信部50Dへ出力する。
送信部50Dは、受付部50Aから受付けた記憶部IDに対応するユーザIDを、管理情報52Aから読取る。これによって、送信部50Dは、該記憶部IDによって識別される文書記憶部(例えば、サーバ装置3A)へアクセスするためのユーザIDを読取る。
そして、送信部50Dは、読取ったユーザIDを用いて、受付部50Aから受付けた記憶部IDによって識別される文書記憶部(本実施の形態では、サーバ装置3A)へアクセスし、文書一覧取得要求をサーバ装置3Aへ送信する。
これによって、受信部50Eは、サーバ装置3Aに格納されている文書データの一覧を示す文書一覧を、サーバ装置3Aから受信し、表示制御部50Bへ出力する。
表示制御部50Bは、受信部50Eで受付けた文書一覧を示す表示画面を、操作パネル11(表示部11B)へ表示する制御を行う。図6は、表示部11Bに表示された表示画面54の一例を示す模式図である。
図6(A)に示す表示画面54Aは、サーバ装置3Aから受信した文書一覧によって示される文書の一覧を示す画面である。
例えば、表示部11Bに表示された文書一覧を示す表示画面54Aを参照したユーザが、該表示画面54Aに含まれる1つの文書を選択したとする。図5へ戻り、すると、操作パネル11は、選択された文書の文書データの取得要求を受付部50Aへ出力する。
受付部50Aは、選択された文書データの取得要求を、送信部50Dへ出力する。送信部50Dは、該選択された文書データの取得要求を、サーバ装置3Aへ送信する。受信部50Eは、取得要求によって示される文書データをサーバ装置3Aから受付け、表示制御部50Bへ出力する。
表示制御部50Bは、受信部50Eで受付けた文書データ(すなわち、ユーザによって取得要求された文書データ)を含む表示画面54を、表示部11Bへ表示する。ユーザは、操作パネル11(入力部11A)を操作することで、文書データの表示形態を指示する。表示制御部50Bは、表示対象の文書データに関する表示画面54を、ユーザによって指示された表示形態で、表示部11Bへ表示する。
表示形態は、端末装置1Aに表示された文書データの、該端末装置1Aにおける表示形態を示す。すなわち、表示形態は、端末装置1Aにおける、文書データの表示状況を示す情報である。
具体的には、表示形態は、表示された文書データの文書の表示サイズ、表示画面における文書の表示位置、文書の表示状態、文書に加えられた加工情報、などを含む。文書の表示状態とは、文書データそのものの表示、文書データの印刷状態をイメージしたプレビュー表示、表示倍率、文書一覧の表示、などである。加工情報とは、文書データに対してユーザによって加えられた情報である。加工情報は、例えば、ユーザによる操作パネル11(入力部11A)の操作指示によって入力された、下線などの描画情報や、強調表示や、文字色や、文字サイズ、などである。
図6(B)は、表示部11Bに表示された、文書データを含む表示画面54Bの一例を示す模式図である。図6(B)に示す表示画面54Bは、ユーザによる操作パネル11の操作指示によって、文書データがプレビュー表示された状態となっている。
なお、表示制御部50Bは、1つの表示画面54を操作パネル11(表示部11B)に表示してもよいし、複数の表示画面54を表示部11Bへ表示してもよい。すなわち、端末装置1Aが、複数の表示画面54を重ねてまたは並べて表示部11Bに表示可能な構成である場合、表示制御部50Bは、複数の表示画面54を表示部11Bへ表示してもよい。
図6(C)は、複数の表示画面54が重ねて表示部11Bに表示された状態の一例を示す模式図である。図6(C)に示すように、表示制御部50Bは、複数の表示画面54(表示画面54C、表示画面54D)を重ねて表示部11Bに表示してもよい。この場合、ユーザによって指示された表示画面54を、最上位に配置して表示すればよい。
図6(D)は、複数の表示画面54を並べて表示部11Bに表示した状態の一例を示す模式図である。図6(D)に示すように、表示制御部50Bは、複数の表示画面54(表示画面54E、表示画面54F)を並べて表示部11Bに表示してもよい。
ここで、表示画面54の表示部11Bへの表示時には、表示部11Bには転送実行ボタン56が表示されている。転送実行ボタン56は、表示部11Bに表示された表示画面54の、MFP2Aへの転送を指示するためのボタンである。
図5に戻り、ユーザは、入力部11Aを操作することで、表示部11Bに表示された表示画面54の内の1の表示画面54を選択し、転送実行ボタン56を指示する。すると、操作パネル11は、選択された表示画面54の識別情報と、決定指示と、を含む指示情報を制御部50へ出力する。
受付部50Aは、表示画面54の識別情報と決定指示とを含む指示情報を操作パネル11から受付けると、表示制御部50Bへ該指示情報を出力する。
表示制御部50Bは、該指示情報を受付けると、表示画面54を転送する対象のMFP2Aを識別するための機器識別情報(以下、機器IDと称する)を受付けるための受付画面57を表示部11Bへ表示する(図7参照)。図7は、受付画面57の一例を示す模式図である。
本実施の形態では、端末装置1Aは、MFP2Aに表示されたQRコードを読取ることによって、機器IDを取得する形態を説明する。このため、表示制御部50Bは、QRコードの読取を促す受付画面57を表示部11Bへ表示する。
ユーザは、端末装置1Aに表示した表示画面54を転送する対象のMFP2Aを操作し、QRコードの表示指示を入力する。これにより、MFP2Aは、該MFP2Aの操作パネル27(図3参照)に、QRコードを含む操作画面を表示する。図8は、MFP2Aの操作パネル27に表示されたQRコード61の一例を示す模式図である。ユーザによるMFP2Aの操作によって、MFP2Aの操作パネル27には、QRコード61を含む操作画面63が表示される。
ユーザは、端末装置1Aの読取装置13を、MFP2Aの操作パネル27に表示されたQRコード61に翳す。これにより、端末装置1Aの読取装置13は、QRコード61を読取り、制御部50へ出力する。
図5へ戻り、制御部50の取得部50Cは、機器IDを取得する。取得部50Cは、読取装置13から、QRコード61の読取結果として、識別画像データを取得する。そして、取得部50Cは、該QRコード61(識別画像)の読取結果から、機器IDを取得する。詳細には、取得部50Cは、取得した識別画像データを公知の方法を用いて復号することで、QRコード61(識別画像)によって示される機器IDを取得する。これによって、取得部50Cは、表示画面54を転送する対象のMFP2Aの機器IDを取得する。
なお、取得部50Cによる機器IDの取得方法は、読取装置13で読取ったQRコード61を用いる方法に限定されない。例えば、ユーザによる操作パネル11の操作指示によって、表示画面54を転送する対象のMFP2Aの機器IDを入力してもよい。この場合、受付部50Aが、操作パネル11から機器IDを受け受け、取得部50Cへ出力する。これにより、取得部50Cは、機器IDを取得すればよい。
そして、送信部50Dは、表示情報を、取得部50Cで取得した機器IDによって識別されるMFP2Aへ送信する。表示情報は、表示形態情報と、文書IDと、記憶部IDと、ユーザIDと、を含む。
表示情報に含まれる表示形態情報は、表示部11Bに表示された文書データの表示形態を示すものである。詳細には、該表示形態情報は、ユーザによって転送実行ボタン56が操作されたときに、表示部11Bに表示されていた表示画面54の表示形態を示すものである。なお、表示部11Bに複数の表示画面54が表示されていた場合、該表示形態情報は、転送実行ボタン56が操作される直前にユーザによって操作された表示画面54の表示形態を示す。
表示情報に含まれる文書IDは、該表示情報に含まれる表示形態情報の示す表示画面54に含まれる文書の、文書データの識別情報である。表示情報に含まれる記憶部IDは、該文書データを記憶した文書記憶部(例えば、サーバ装置3A)の識別情報である。表示情報に含まれるユーザIDは、該表示情報に含まれる記憶部IDによって識別される文書記憶部(サーバ装置3A)へアクセスするために用いる情報である。
すなわち、送信部50Dは、転送実行ボタン56が操作される直前に表示部11Bに表示されていた表示画面54を、他の機器で再現するために必要な情報を含む表示情報を、該表示画面54を転送する対象のMFP2Aへ送信する。
図9には、表示情報55の一例を示した。図9に示す例では、表示情報55は、表示形態情報としてプレビュー表示を示す“preview”、文書ID“testdoc.pdf”、表示形態情報としての表示ページ“1”、表示形態情報としての表示倍率“100”%、表示形態情報としてのx軸方向およびy軸方向の表示位置“0”“0”、を含む。また、表示情報55は、記憶部ID“192.168.100.1”、ユーザIDとしてのユーザ名“userid”、ユーザIDとしてのパスワード“userpassword”、を含む。
図5へ戻り、送信部50Dが表示情報のMFP2Aへの送信を完了すると、表示制御部50Bは、送信完了を示す終了画面を表示部11Bへ表示することが好ましい。図10は、終了画面59の一例を示す模式図である。
表示制御部50Bは、終了画面59の表示時には、中止ボタン53をあわせて表示することが好ましい。中止ボタン53は、MFP2Aにおける表示画面54の表示の中止を指示するためのボタン画像である。ユーザが、中止ボタン53を操作指示すると、操作パネル11は、中止情報を制御部50へ出力する。すると、送信部50Dは、直前にMFP2Aへ送信した表示情報に応じた表示画面54の中止を示す中止情報を、該MFP2Aへ送信する。
次に、サーバ装置3Aの機能的構成を説明する。サーバ装置3Aは、制御部66と、記憶部68と、を備える。制御部66と記憶部68とは、データや信号を授受可能に接続されている。
記憶部68は、各種データを記憶する。本実施の形態では、記憶部68は、文書データを予め記憶する。すなわち、本実施の形態では、サーバ装置3Aの記憶部68が、文書記憶部として機能する。
制御部66は、サーバ装置3A全体を制御する。制御部66は、CPU41、ROM42、およびRAM43(図4参照)などによって実現する。なお、制御部66は、回路などによって実現してもよい。
制御部66は、通信部66Aと、通信制御部66Bと、を備える。通信部66Aおよび通信制御部66Bの一部または全ては、例えば、CPU41などの処理装置にプログラムを実行させること(すなわちソフトウェア)により実現してもよいし、ICなどのハードウェアにより実現してもよいし、併用して実現してもよい。
サーバ装置3Aは、ローカルネットワーク7Aを介して他の装置とデータ授受を行う。本実施の形態では、通信部66Aは、ローカルネットワーク7Aを介して他の装置から、ユーザIDおよび文書一覧取得要求や、ユーザIDおよび文書データ取得要求などを受信する。
通信制御部66Bは、受付けたユーザIDが当該サーバ装置3Aへのアクセスを許可するユーザIDである場合、記憶部68に記憶されている文書データの一覧を示す文書一覧を、通信部66Aを介して、該ユーザIDの送信元の装置(例えば、端末装置1A)へ送信する。
また、通信制御部66Bは、受付けたユーザIDが当該サーバ装置3Aへのアクセスを許可するユーザIDである場合、受付けた文書データ取得要求によって示される文書データを記憶部68から読取り、該ユーザIDの送信元の装置(例えば、端末装置1AやMFP2A)へ送信する。
次に、MFP2Aの機能的構成を説明する。
MFP2Aは、操作パネル27と、制御部60と、制御部62と、記憶部64と、エンジン部37と、を備える。操作パネル27および記憶部64は、制御部60にデータや信号を授受可能に接続されている。制御部60と制御部62とは、データや信号を授受可能に接続されている。制御部62とエンジン部37とは、データや信号を授受可能に接続されている。なお、操作パネル27、制御部60、および記憶部64は、操作部20に設けられている。また、制御部62およびエンジン部37は、本体30に設けられている。
記憶部64は、各種データを記憶する。記憶部64は、例えば、フラッシュメモリ24などで実現する。制御部60は、操作部20を制御する。制御部60は、CPU21、ROM22、RAM23などによって実現される。なお、制御部60を、回路などによって実現してもよい。
制御部60は、受信部60Aと、取得部60Bと、表示制御部60Cと、受付部60Dと、判断部60Eと、送信部60Fと、を備える。受信部60A、取得部60B、表示制御部60C、受付部60D、判断部60E、および送信部60Fの一部または全ては、例えば、CPU21などの処理装置にプログラムを実行させること(すなわちソフトウェア)により実現してもよいし、ICなどのハードウェアにより実現してもよいし、併用して実現してもよい。
受信部60Aは、端末装置1Aから表示情報を受信する。
取得部60Bは、表示情報に含まれる記憶部IDによって識別される文書記憶部へ、表示情報に含まれるユーザIDを用いてアクセスする。本実施の形態では、取得部60Bは、記憶部IDは、サーバ装置3Aを示す場合を説明する。このため、本実施の形態では、取得部60Bは、表示情報に含まれる記憶部IDによって識別されるサーバ装置3Aへ、表示情報に含まれるユーザIDを用いてアクセスする。
そして、取得部60Bは、該文書記憶部(サーバ装置3A)から、表示情報に含まれる文書IDによって識別される文書データを取得する。
表示制御部60Cは、取得部60Bで取得した文書データを、端末装置1Aから受付けた表示情報に含まれる表示形態情報によって示される表示形態で表示した表示画面54を、MFP2Aの表示部27Bへ表示する。
例えば、端末装置1Aから受付けた表示情報が、図9に示す表示情報55であったと仮定する。この場合、取得部60Bは、記憶部ID“192.168.100.1”によって識別されるサーバ装置3Aへ、ユーザIDとしてのユーザ名“userid”、ユーザIDとしてのパスワード“userpassword”を用いてアクセスする。そして、取得部60Bは、文書ID“testdoc.pdf”によって識別される文書データを取得する。
そして、表示制御部60Cは、該文書ID“testdoc.pdf”によって識別される文書データの“1”ページを、表示倍率“100”%で、x軸方向およびy軸方向の表示位置“0”“0”の表示位置に、プレビュー表示した表示画面54を、MFP2Aの表示部27Bへ表示する。
このため、MFP2Aの表示部27Bには、端末装置1A側で表示されていた文書データが、該端末装置1Aで表示された表示形態で表示される。すなわち、端末装置1Aにおける表示形態が、MFP2A側で容易に再現されて表示される。
図11は、表示部27Bに表示された表示画面54の一例を示す模式図である。図11に示すように、MFP2Aの表示部27Bには、端末装置1A側で表示されていた文書データが、該端末装置1Aで表示された表示形態で表示される。
このため、ユーザは、操作パネル27を視認することで、端末装置1Aに表示されていた表示形態で表示された文書データを、MFP2Aで確認することができる。また、ユーザは、操作パネル27を操作することで、表示画面54に含まれる文書データについて、該MFP2Aの機能を実行させることができる。例えば、MFP2Aは、画像形成部37Aを用いて、表示画面54に表示された文書データの記録媒体への印刷を実行することができる。
受付部60Dは、ユーザによる操作パネル27の操作指示を示す指示情報を受付ける。例えば、ユーザによる操作パネル27の操作指示によって、文書データに対する印刷実行条件が入力される場合がある。この場合、受付部60Dは、印刷実行条件を操作パネル27から受付け、印刷実行条件と文書データを、本体30の制御部62へ出力する。
制御部62は、エンジン制御部62Aを備える。エンジン制御部62Aは、エンジン部37を制御する。エンジン制御部62Aは、制御部60から印刷実行条件と文書データを受付けると、エンジン部37へ出力する。エンジン部37は、受付けた印刷実行条件で、受付けた文書データを記録媒体へ印刷する。
このため、MFP2Aは、表示画面54に表示された文書データを、操作パネル27で受付けた印刷実行条件で、記録媒体に印刷することができる。すなわち、MFP2Aは、端末装置1Aに表示された文書データを、MFP2Aで実行可能な実行条件で処理することができる。
なお、ユーザによる操作パネル27の操作指示などによって、表示画面54に含まれる文書データの表示形態の変更が指示される場合がある。例えば、表示倍率の変更や、表示された文書データの回転表示などが指示される場合がある。この場合、受付部60Dは、表示形態変更指示を示す指示情報を操作パネル27から受付ける。表示形態変更指示は、変更後の表示形態を示す表示形態情報を含む。
表示制御部60Cは、表示形態変更指示によって示される表示形態となるように、表示部27Bに表示された表示画面54に含まれる文書データの表示形態を変更する。なお、ユーザによる操作パネル27の操作指示によって、表示画面54の確定を示す確定指示が入力された場合、受付部60Dは、確定指示を操作パネル27から受付ける。
すると、送信部60Fは、変更された表示画面54に含まれる文書データの表示形態を示す表示形態情報と、該文書データの文書IDと、該文書データを記憶した文書記憶部(サーバ装置3A)の記憶部IDと、該文書記憶部へアクセスするために用いるユーザIDと、を含む表示情報を、端末装置1Aへ送信する。
このため、端末装置1Aでは、MFP2Aから受信した表示情報を用いて、MFP2Aの表示制御部60Cと同様にして表示画面54を端末装置1Aの操作パネル11へ表示することができる。このため、端末装置1Aは、MFP2Aへ送信した表示情報に応じた表示画面54の表示形態がMFP2A側で変更された場合、変更後の表示形態の表示画面54を、端末装置1A側で再現して表示することができる。すなわち、本実施の形態の情報処理システム1000では、MFP2Aにおける文書データの表示形態を、端末装置1A側で容易に再現することもできる。
図5に戻り、MFP2Aの判断部60Eは、表示情報に応じた表示画面54の操作パネル27(表示部27B)への表示を中止するか否かを判断する。
判断部60Eは、例えば、受信部60Aで端末装置1Aから表示情報を受信してから予め定めた時間を経過した場合に、表示画面54の表示を中止すると判断する。
また、判断部60Eは、受信部60Aで端末装置1Aから中止情報を受信したときに、表示画面54の表示を中止すると判断してもよい。端末装置1Aでは、上述したように、ユーザによる操作パネル11の操作指示によって、中止ボタン53(図10参照)が指示されたときに、中止情報をMFP2Aへ送信する。MFP2Aの判断部60Eは、この中止情報を受信したときに、表示画面54の表示を中止すると判断してもよい。
なお、端末装置1Aは、中止情報の送信ではなく、中止ボタンが押されるまで等、表示を継続する場合に表示指示を定期的に送信するように構成してもよい。そしてMFP2Aの判断部60Eは、端末装置1Aから表示指示が定期的に送信されている間は表示を継続すると判断し、端末装置1Aから所定の時間表示指示が送信視されなかったとき、表示を中止すると判断してもよい。
また、端末装置1Aの送信部50Dは、表示情報をMFP2Aへ送信した後に、該送信から所定時間の間、表示画面54の表示継続を示す継続情報を繰り返し送信してもよい。そして、該所定時間を経過した後は、送信部50Dは、該継続情報の送信をやめるようにすればよい。そして、MFP2Aの判断部60Eは、受信部60Aで該継続情報を予め定めた時間以上受信しない場合、表示画面54の表示部27Bへの表示を中止すると判断してもよい。
判断部60Eが、表示画面54の表示を中止すると判断した場合、表示制御部60Cは、表示部27Bへの表示画面54の表示を中止する。なお、端末装置1Aから受信した表示情報を記憶部64などに記憶した場合、判断部60Eは、端末装置1Aから受信した表示情報を記憶部64から削除する。このため、MFP2Aからサーバ装置3Aへのアクセスが継続されることが抑制される。
次に、ローカルネットワーク7Aに接続された端末装置1A、MFP2A、およびサーバ装置3Aが実行する表示・通信処理の全体の流れの一例を説明する。図12は、情報処理システム1000が実行する表示・通信処理の全体の流れの一例を示すシーケンス図である。
まず、端末装置1Aの受付部50Aが、表示・通信処理を実行するためのアプリケーションの起動指示を操作パネル11から受付ける。すると、端末装置1Aの制御部50が、表示・通信処理を実行するためのアプリケーションを起動する(SEQ100)。これにより、図5に示す各機能部(受付部50A、表示制御部50B、取得部50C、送信部50D、受信部50E)が実現される。
次に、表示制御部50Bが、管理情報52Aに登録されている記憶部IDの一覧を選択可能に表示部11Bへ表示する。ユーザは、表示部11Bに表示された記憶部IDの一覧から、文書データを取得する対象の文書記憶部の記憶部IDを選択する。すると、端末装置1Aの送信部50Dが、選択された記憶部IDに対応するユーザIDを、管理情報52Aから読取る。そして、送信部50Dは、読取ったユーザIDを用いて、受付部50Aから受付けた記憶部IDによって識別される文書記憶部(本実施の形態では、サーバ装置3A)へアクセスし、文書一覧取得要求をサーバ装置3Aへ送信する(SEQ102)。
サーバ装置3Aは、文書一覧取得要求を受信すると、サーバ装置3Aの記憶部68に格納されている文書データの一覧を示す文書一覧を、端末装置1Aへ送信する(SEQ104)。
端末装置1Aの表示制御部50Bは、SEQ104でサーバ装置3Aから受付けた文書一覧を示す表示画面54を、操作パネル11(表示部11B)へ表示する制御を行う(SEQ106)。
ユーザが、該表示画面54に含まれる1つの文書を選択したとする。すると、端末装置1Aの送信部50Dは、該選択された文書データの取得要求を、サーバ装置3Aへ送信する(SEQ108)。サーバ装置3Aの通信制御部66Bは、文書データ取得要求に示される文書データを、記憶部68から読取、端末装置1Aへ送信する(SEQ110)。
端末装置1Aの表示制御部50Bは、サーバ装置3Aから受付けた文書データを含む表示画面54を、表示部11Bへ表示する(SEQ112)。ユーザは、操作パネル11(入力部11A)を操作することで、文書データの表示形態を指示する。端末装置1Aの受付部50Aがユーザによる操作を受付けると(SEQ114)、受付けた操作によって示される表示形態で、文書データを表示部11Bへ表示する(SEQ116)。
例えば、端末装置1Aの受付部50Aが、文書データの表示サイズの拡大または縮小の操作を受付けると、受付けた操作に応じて、端末装置1Aの表示制御部50Bが文書データの表示サイズを拡大または縮小して端末装置の表示部11Bへ表示する。
ユーザは、入力部11Aを操作することで、表示部11Bに表示された表示画面54の内の1の表示画面54を選択し、転送実行ボタン56を指示する。すると、操作パネル11は、選択された表示画面54の識別情報と、決定指示と、を含む指示情報を制御部50へ出力する。つまり、決定指示受付処理は、端末装置の受付部50Aが、MFP2Aへ画面を転送する指示を受付ける処理ともいえる。
そして、端末装置1Aの受付部50Aは、ユーザによる転送実行ボタン56の指示によって、決定指示を含む指示情報を受付けると(SEQ118)、機器IDを受付けるための受付画面57を表示部11Bへ表示する(図7参照)。
ユーザは、端末装置1Aに表示した表示画面54を表示させる対象のMFP2Aを操作し、QRコードの表示指示を入力する。MFP2Aの受付部60Dは、表示指示を受付けると(SEQ120)、MFP2Aの操作パネル27に、QRコード61を含む操作画面63を表示する(SEQ122)(図8参照)。
ユーザは、端末装置1Aの読取装置13を、MFP2Aの操作パネル27に表示されたQRコード61に翳す。これにより、端末装置1Aの読取装置13は、QRコード61を撮影によって読取る(SEQ124)。
そして、端末装置1Aの取得部50Cは、該QRコード61の読取結果から、機器IDを取得する(SEQ126)。
次に、端末装置1Aの送信部50Dが、表示情報を、SEQ126で取得した機器IDによって識別されるMFP2Aへ送信する(SEQ128)。
MFP2Aの取得部60Bは、SEQ128で端末装置1Aから受信した表示情報に含まれる記憶部IDによって識別される文書記憶部(サーバ装置3A)へ、表示情報に含まれるユーザIDを用いてアクセスする。そして、取得部60Bは、該表示情報に含まれる文書IDによって識別される文書データの取得要求を、サーバ装置3Aへ送信する(SEQ130)。そして、取得部60Bは、該サーバ装置3Aから、該表示情報に含まれる文書IDによって識別される文書データを取得する(SEQ132)。
MFP2Aの表示制御部60Cは、SEQ132で取得した文書データを、SEQ128で端末装置1Aから受付けた表示情報に含まれる表示形態情報によって示される表示形態で表示した表示画面54を、MFP2Aの表示部27Bへ表示する(SEQ134)。
このため、MFP2Aの表示部27Bには、端末装置1A側で表示されていた文書データが、該端末装置1Aで表示された表示形態で表示される。
ユーザによるMFP2Aの操作パネル27の操作指示によって、操作パネル27に表示した表示画面54に含まれる文書データの表示形態の変更が指示される場合がある。この場合、MFP2Aの受付部60Dは、表示形態変更指示を示す指示情報を操作パネル27から受付ける(SEQ136)。
MFP2Aの表示制御部60Cは、SEQ136で受付けた表示形態変更指示によって示される表示形態となるように、SEQ134で表示部27Bに表示した表示画面54に含まれる文書データの表示形態を変更する。そして、MFP2Aの表示制御部60Cは、文書データを変更後の表示形態で表示した表示画面54を、表示部27Bに表示する(SEQ138)。
なお、ユーザによる操作パネル27の操作指示によって、表示画面54の確定を示す確定指示が入力された場合、受付部60Dは、確定指示を操作パネル27から受付ける。すると、MFP2Aの送信部60Fは、変更された表示画面54に含まれる文書データの表示形態を示す表示形態情報を含む表示情報を、SEQ128の表示情報の送信元の端末装置1Aへ送信する(SEQ140)。
このため、端末装置1Aの表示制御部50Bでは、MFP2Aから受信した表示情報を用いて、MFP2Aの表示制御部60Cと同様にして表示画面54を端末装置1Aの操作パネル11へ表示する(SEQ142)。このため、端末装置1Aは、MFP2Aへ送信した表示情報に応じた表示画面54の表示形態がMFP2A側で変更された場合、変更後の表示形態の表示画面54を、端末装置1A側で再現して表示することができる。
一方、MFP2Aの判断部60Eは、表示情報に応じた表示画面54の操作パネル27(表示部27B)への表示を中止するか否かを判断する(SEQ144)。そして、判断部60Eが、表示画面54の表示を中止すると判断した場合、表示制御部60Cは、表示部27Bへの表示画面54の表示を中止する(SEQ146)。なお、SEQ128で端末装置1Aから受信した表示情報を記憶部64などに記憶した場合、判断部60Eは、表示情報を記憶部64から削除する。
これによって、MFP2A側で、サーバ装置3Aにアクセス可能な状態が維持されることが抑制される。
次に、端末装置1Aの制御部50で実行する、表示・通信処理の手順の一例を説明する。図13は、端末装置1Aの制御部50で実行する、表示・通信処理の手順の一例を示すフローチャートである。
まず、受付部50Aが、表示・通信処理を実行するためのアプリケーションの起動指示を操作パネル11から受付けたか否かを判断する(ステップS200)。ステップS200で否定判断すると(ステップS200:No)、本ルーチンを終了する。ステップS200で肯定判断すると(ステップS200:Yes)、ステップS202へ進む。
ステップS202では、表示制御部50Bが、記憶部IDの受付画面を表示部11Bへ表示する(ステップS202)。詳細には、表示制御部50Bは、管理情報52Aに登録されている記憶部IDの一覧を選択可能に示す受付画面を、表示部11Bへ表示する。
次に、受付部50Aが、操作パネル11から記憶部IDを受付けるまで否定判断を繰り返す(ステップS204:No)。受付部50Aが、操作パネル11から記憶部IDを受付けると(ステップS204:Yes)、ステップS206へ進む。
ステップS206では、送信部50Dが、ステップS204で受付けた記憶部IDによって識別される文書記憶部(例えば、サーバ装置3A)へアクセスし、該サーバ装置3Aへ文書一覧取得要求を送信する(ステップS206)。なお、送信部50Dは、サーバ装置3Aの記憶部IDに対応するユーザIDを管理情報52A(図5参照)から読取り、該ユーザIDを用いてアクセスすればよい。
そして、受信部50Eが、該サーバ装置3Aから、文書一覧を受信するまで否定判断を繰り返す(ステップS208:No)。
サーバ装置3Aから文書一覧を受信すると(ステップS208:Yes)、表示制御部50Bが、ステップS208で受信した文書一覧を示す表示画面54を、操作パネル11(表示部11B)へ表示する制御を行う(ステップS210)。例えば、表示部11Bには、図6(A)に示す表示画面54Aが表示される。
次に、受付部50Aが、文書データの選択を受付けるまで否定判断を繰り返す(ステップS212:No)。受付部50Aは、ユーザによる操作パネル11の操作指示によって指示された文書の、文書データの取得要求を操作パネル11から受付けたか否かを判別することによって、ステップS212の判断を行う。
ステップS212で肯定判断すると(ステップS212:Yes)、ステップS214へ進む。ステップS214では、送信部50Dが、ステップS212で受付けた、選択された文書データの取得要求を、ステップS204で受付けた記憶部IDによって識別される文書記憶部(サーバ装置3A)へ送信する。
次に、受信部50Eは、サーバ装置3Aから、文書データを受信するまで否定判断を繰り返す(ステップS216:No)。サーバ装置3Aから文書データを受信すると(ステップS216:Yes)、ステップS218へ進む。
次に、表示制御部50Bが、当該端末装置1Aの表示部11Bが、複数の表示画面54を表示可能であるか否かを判断する(ステップS218)。例えば、表示制御部50Bは、表示部11Bが、複数の表示画面54を表示可能なサイズであるか否かを判別することで、ステップS218の判断を行う。なお、表示制御部50Bは、当該表示制御部50Bで、複数の表示画面54を表示部11Bへ表示するための制御を行うことが可能であるか否かを判別することで、ステップS218の判断を行ってもよい。
複数の表示画面54を表示可能であると判断した場合(ステップS218:Yes)、ステップS220へ進む。ステップS220では、表示制御部50Bは、既に表示部11Bに表示されている表示画面54上に重ねて、ステップS216で受信した文書データに関する表示画面54を表示する(ステップS220)。そして、ステップS224へ進む。
一方、1つの表示画面54のみ表示可能であると判断した場合(ステップS218:No)、ステップS222へ進む。ステップS222では、表示制御部50Bは、既に表示部11Bに表示されている表示画面54に代えて、ステップS216で受信した文書データに関する表示画面54を表示する(ステップS222)。そして、ステップS224へ進む。
ステップS224では、受付部50Aが、表示形態変更指示を操作パネル11から受付けたか否かを判断する(ステップS224)。ユーザは、ステップS220またはステップS222で表示部11Bに表示された表示画面54に含まれる文書データについて、操作パネル11(入力部11A)を操作することで、文書データの表示形態を指示する。
例えば、ユーザは、操作パネル11(入力部11A)を操作することで、文書データの文書の表示サイズ、表示画面54における文書の表示位置、文書の表示状態、文書に加えられた加工情報、などを入力する。例えば、ユーザは、下線などの描画情報の入力や強調表示などを指示することで、加工情報を入力する。
そして、文書データの文書の表示サイズ、表示画面54における文書の表示位置、文書の表示状態、文書に加えられた加工情報、などによって示される表示形態の変更指示を受付けると(ステップS224:Yes)、ステップS226へ進む。
ステップS226では、表示制御部50Bが、表示中の文書データの文書の表示形態を、ステップS224で受付けた表示形態変更指示によって示される表示形態に変更する(ステップS226)。そして、表示制御部50Bは、ステップS216で受信した文書データを、変更後の表示形態で表示した表示画面54を、表示部11Bへ表示する(ステップS228)。そして、ステップS230へ進む。
なお、上記ステップS224で否定判断した場合についても(ステップS224:No)、ステップS230へ進む。
次に、受付部50Aが、操作パネル11から決定指示を含む指示情報を受付けたか否かを判断する(ステップS230)。ユーザは、入力部11Aを操作することで、表示部11Bに表示された表示画面54の内の1の表示画面54を選択し、転送実行ボタン56を指示する。すると、操作パネル11は、選択された表示画面54の識別情報と、決定指示と、を含む指示情報を制御部50へ出力する。受付部50Aは、表示画面54の識別情報と決定指示とを含む指示情報を操作パネル11から受付けたか否かを判別することで、ステップS230の判断を行う。
ステップS230で否定判断すると(ステップS230:No)、上記ステップS224へ戻る。ステップS230で肯定判断すると、ステップS232へ進む。
ステップS232では、表示制御部50Bが、表示画面54を転送する対象のMFP2Aを識別するための機器IDを受付けるための受付画面57を表示部11Bへ表示する(ステップS232)。例えば、表示部11Bには、図7に示す受付画面57が表示される。
そして、ユーザは、端末装置1Aに表示した表示画面54を転送する対象のMFP2Aを操作し、QRコードの表示指示を入力する。これにより、MFP2Aは、該MFP2Aの操作パネル27(図3参照)に、QRコード61を含む操作画面63を表示する。
ユーザは、端末装置1Aの読取装置13を、MFP2Aの操作パネル27に表示されたQRコード61に翳す。これにより、端末装置1Aの読取装置13は、QRコード61を読取り、制御部50へ出力する。
端末装置1Aの取得部50Cは、読取装置13がQRコード61を読取ったと判断するまで、否定判断(ステップS234:No)を繰り返す。取得部50Cは、読取装置13がQRコード61を読取ったと判断すると(ステップS234:Yes)、ステップS236へ進む。取得部50Cは、QRコード61の読取結果として、QRコード61の識別画像データを読取装置13から受付けたか否かを判別することで、ステップS234の判断を行う。
ステップS236では、取得部50Cが、ステップS234で受付けた、QRコード61の読取結果である識別画像データから、機器IDを取得する(ステップS236)。
次に、送信部50Dが、ステップS236で取得した機器IDによって識別されるMFP2Aへ、表示情報を送信する(ステップS238)。
ステップS238でMFP2Aへ送信される表示情報には、ステップS230で指示情報を受付けたときに表示部11Bに表示されていた表示画面54の表示形態情報が含まれる。なお、表示部11Bに複数の表示画面54が表示されていた場合、表示情報には、ステップS230で決定指示を受付ける直前にユーザによって操作された表示画面54の、表示形態情報が含まれる。
また、ステップS238でMFP2Aへ送信される表示情報には、文書IDと、記憶部IDと、ユーザIDと、が含まれる。この文書IDは、該表示情報に含まれる表示形態情報の示す表示画面54に含まれる文書の、文書データの識別情報である。また、この記憶部IDは、該文書データを記憶した文書記憶部(例えば、サーバ装置3A)の識別情報である。また、該表示情報に含まれるユーザIDは、該表示情報に含まれる記憶部IDによって識別される文書記憶部(サーバ装置3A)へアクセスするために用いる情報である。
すなわち、送信部50Dは、転送実行ボタン56が操作される直前に表示部11Bに表示していた表示画面54を他の装置で再現するために必要な情報を含む表示情報を、該表示画面54を転送する対象のMFP2Aへ送信する。
次に、送信部50Dは、表示情報のMFP2Aへの送信を完了したと判断するまで、否定判断を繰り返す(ステップS240:No)。表示情報のMFP2Aへの送信を完了したと判断すると(ステップS240:Yes)、ステップS242へ進む。
ステップS242では、表示制御部50Bが、送信完了を示す終了画面59を表示部11Bへ表示する(ステップS242)。ステップS242の処理によって、例えば、表示部11Bには、図10に示す終了画面59が表示される。
次に、受信部50Eが、MFP2Aから表示情報を受信したか否かを判断する(ステップS244)。すなわち、表示情報を受信したMFP2Aで、表示画面54の表示形態が変更されると、変更後の表示形態を示す表示形態情報を含む表示情報が、MFP2Aから端末装置1Aへ送信される。
ステップS244で肯定判断すると(ステップS244:Yes)、ステップS246へ進む。ステップS246では、表示制御部50Bが、ステップS244でMFP2Aから受信した表示情報を用いて、表示情報に含まれる文書IDによって識別される文書データを、表示情報に含まれる表示形態情報によって示される表示形態で表示した表示画面54を、表示部11Bに表示する(ステップS246)。そして、上記ステップS244へ戻る。
一方、ステップS244で否定判断すると(ステップS244:No)、ステップS248へ進む。ステップS248では、受付部50Aが、ステップS238で表示情報を送信してから所定時間経過したか否かを判断する(ステップS248)。
ステップS248で否定判断すると(ステップS248:No)、上記ステップS244へ戻る。ステップS248で肯定判断すると(ステップS248:Yes)、ステップS250へ進む。
ステップS250では、受付部50Aが、操作パネル11から、中止指示を受付けたか否かを判断する(ステップS250)。受付部50Aは、例えば、MFP2Aにおける表示画面54の表示の中止を指示するための中止ボタン53(図10参照)がユーザによって操作されたか否かを判別することで、ステップS250の判断を行う。
ステップS250で否定判断すると(ステップS250:No)、上記ステップS244へ戻る。ステップS250で肯定判断すると(ステップS250:Yes)、ステップS252へ進む。
ステップS252では、送信部50Dが、直前にMFP2Aへ送信した表示情報に応じた表示画面54の中止を示す中止情報を、該MFP2Aへ送信する(ステップS252)。そして、本ルーチンを終了する。
次に、MFP2Aで実行する表示・通信処理の手順の一例を説明する。図14は、MFP2Aが実行する表示・通信処理の手順の一例を示すフローチャートである。
まず、MFP2Aの受付部60Dが、QRコード61の表示指示を操作パネル27から受付けるまで否定判断を繰り返す(ステップS300:No)。表示指示を受付けると、受付部60Dは、ステップS300で肯定判断し(ステップS300:Yes)、ステップS302へ進む。ステップS302では、表示制御部60Cが、当該MFP2Aの機器IDを示す識別画像として、QRコード61を表示部27Bへ表示する(ステップS302)。
このため、MFP2Aの操作パネル27には、QRコード61を含む操作画面63が表示される(図8参照)。
なお、MFP2Aの操作パネル27には、QRコード61を含む画面を常時表示してもよい。この場合、ステップS300:Yes、およびステップS302の実行を省略することができる。
次に、ステップS304では、受信部60Aが、端末装置1Aから表示情報を受信したか否かを判断する(ステップS304)。
ステップS304で否定判断すると(ステップS304:No)、本ルーチンを終了する。ステップS304で肯定判断すると(ステップS304:Yes)、ステップS306へ進む。
ステップS306では、表示制御部60Cが表示画面54を表示部27Bへ表示する(ステップS306)。
詳細には、取得部60Bが、ステップS304で受信した表示情報に含まれる、記憶部IDによって識別される文書記憶部(サーバ装置3A)へ、表示情報に含まれるユーザIDを用いてアクセスする。そして、取得部60Bは、該文書記憶部(サーバ装置3A)から、表示情報に含まれる文書IDによって識別される文書データを取得する。
そして、表示制御部60Cは、取得部60Bで取得した文書データを、ステップS304で受付けた表示情報に含まれる表示形態情報によって示される表示形態で表示した表示画面54を、表示部27Bへ表示する。
このため、MFP2Aの表示部27Bには、端末装置1A側で表示されていた文書データが、該端末装置1Aで表示された表示形態で表示される。
次に、判断部60Eが、表示情報に応じた表示画面54の操作パネル27(表示部27B)への表示を中止するか否かを判断する(ステップS308)。ステップS308で否定判断すると(ステップS308:No)、ステップS310へ進む。
次に、受付部60Dが、表示形態変更指示を操作パネル27から受付けたか否かを判断する(ステップS310)。
例えば、ユーザは、操作パネル27(入力部27A)を操作することで、文書データの文書の表示サイズ、表示画面54における文書の表示位置、文書の表示状態、文書に加えられた加工情報、などを入力する。そして、受付部60Dは、文書データの文書の表示サイズ、表示画面54における文書の表示位置、文書の表示状態、文書に加えられた加工情報、などによって示される表示形態の変更指示を受付けると(ステップS310:Yes)、ステップS312へ進む。
ステップS312では、表示制御部60Cが、表示中の文書データの文書の表示形態を、ステップS310で受付けた表示形態変更指示によって示される表示形態に変更する(ステップS312)。そして、表示制御部60Cは、ステップS306で表示に用いた文書データを、変更後の表示形態で表示した表示画面54を、表示部27Bへ表示する(ステップS314)。そして、ステップS316へ進む。
なお、上記ステップS310で否定判断した場合についても(ステップS310:No)、ステップS316へ進む。
次に、受付部60Dが、操作パネル27から決定指示を含む指示情報を受付けたか否かを判断する(ステップS316)。ユーザは、操作パネル27を操作することで、操作パネル27(表示部27B)に表示された、決定指示を入力するための決定ボタン画像を指示する。すると、操作パネル27は、決定指示を含む指示情報を制御部60へ出力する。受付部60Dは、操作パネル27から、決定指示を含む指示情報を受付けたか否かを判別することで、ステップS316の判断を行う。
ステップS316で否定判断すると(ステップS316:No)、上記ステップS308へ戻る。ステップS316で肯定判断すると(ステップS316:Yes)、ステップS318へ進む。
ステップS318では、送信部60Fが、ステップS316で肯定判断(ステップS316:Yes)したときに操作パネル27に表示されていた表示画面54に含まれる文書データの表示形態を示す表示形態情報を含む表示情報を、ステップS304で受信した表示情報の送信元の端末装置1Aへ送信する(ステップS318)。そして、本ルーチンを終了する。
一方、上記ステップS308で肯定判断すると(ステップS308:Yes)、ステップS320へ進む。
ステップS320では、表示制御部60Cが、表示部27Bへの表示画面54の表示を中止する(ステップS320)。そして、判断部60Eは、該表示画面54の表示情報を記憶部64から削除する(ステップS322)。そして、送信部60Fが、表示中止を示す表示中止情報を、ステップS304で受信した表示情報の送信元の端末装置1Aへ送信する(ステップS324)。そして、本ルーチンを終了する。
以上説明したように、本実施の形態の情報処理システム1000は、MFP2A(電子機器)と、MFP2A(電子機器)と通信する端末装置1Aと、を有する。
端末装置1Aは、表示部11Bと、表示制御部50Bと、取得部50Cと、送信部50Dと、を備える。表示制御部50Bは、表示対象の文書データに関する表示画面54を表示部11Bへ表示する。取得部50Cは、MFP2A(電子機器)を識別する機器ID(機器識別情報)を取得する。送信部50Dは、表示情報を、機器ID(機器識別情報)によって識別されるMFP2A(電子機器)へ送信する。表示情報は、表示された表示画面54に含まれる文書データの表示形態を示す表示形態情報と、表示画面54に含まれる文書データの文書ID(文書識別情報)と、文書データを記憶したサーバ装置3A(文書記憶部)の記憶部ID(記憶部識別情報)と、サーバ装置3A(文書記憶部)へアクセスするために用いるユーザID(ユーザ識別情報)と、を含む。
MFP2A(電子機器)は、表示部27Bと、受信部60Aと、取得部60Bと、表示制御部60Cと、を備える。受信部60Aは、表示情報を受信する。取得部60Bは、表示情報に含まれる記憶部ID(記憶部識別情報)によって識別されるサーバ装置3A(文書記憶部)へ、ユーザID(ユーザ識別情報)を用いてアクセスし、該サーバ装置3A(文書記憶部)から該文書ID(文書識別情報)によって識別される文書データを取得する。表示制御部60Cは、取得した文書データを、表示情報に含まれる表示形態情報によって示される表示形態で表示した表示画面54を表示部27Bへ表示する。
このように、本実施の形態の情報処理システム1000では、端末装置1Aで表示した文書データに関する表示画面54を、MFP2A側で、端末装置1Aで表示した表示形態で表示する。
従って、本実施の形態の情報処理システム1000では、文書データの端末装置1Aにおける表示形態を、MFP2A(電子機器)側で容易に再現することができる。
また、MFP2A側では、文書データについて、MFP2Aに設けられた機能を実行することができる。このため、端末装置1Aで表示した文書データに対して、MFP2Aで設定可能な実行条件(印刷条件など)を設定し、MFP2Aの機能を実行させることができる。例えば、端末装置1Aで表示した文書データに対して、MFP2Aで詳細な印刷条件を設定し、設定した印刷条件で文書データを記録媒体に印刷することもできる。
なお、MFP2A(電子機器)は、画像を記録媒体に形成する画像形成部を有することができる。
また、端末装置1Aは、読取装置13を備える。読取装置13は、端末装置1Aの機器ID(機器識別情報)を示すQRコード61(識別画像)を読取る。取得部50Cは、QRコード61(識別画像)の読取結果から機器ID(機器識別情報)を取得することができる。
また、MFP2A(電子機器)は、表示情報に応じた表示画面54の表示を中止するか否かを判断する判断部60Eを備えることができる。表示制御部60Cは、表示画面54の表示を中止すると判断した場合、表示部27Bへの表示画面54の表示を中止する。このため、上記効果に加えて、MFP2A(電子機器)が、サーバ装置3A(文書記憶部)へのアクセスを継続可能な状態が維持されることを抑制することができる。
また、端末装置1Aの送信部50Dは、表示情報に応じた表示画面54の表示の中止を示す中止情報を送信することができる。この場合、MFP2A(電子機器)の判断部60Eは、中止情報を受信したときに、表示画面54の表示を中止すると判断することができる。
また、端末装置1Aの送信部50Dは、表示情報をMFP2A(電子機器)へ送信した後に、該送信から所定時間の間、表示画面54の表示継続を示す継続情報を繰り返し送信してもよい。この場合、MFP2A(電子機器)の判断部60Eは、継続情報を予め定めた時間以上受信しない場合、表示画面54の表示を中止すると判断すればよい。
<変形例1>
なお、上記実施の形態では、文書データを記憶した文書記憶部が、サーバ装置3Aである場合を一例として説明した。詳細には、上記実施の形態では、サーバ装置3Aの記憶部64が、文書データを記憶した記憶部である場合を、一例として説明した。
しかし、文書記憶部は、文書データを記憶可能なものであればよく、サーバ装置3Aに限定されない。例えば、文書記憶部は、端末装置1Aであってもよい。すなわち、この場合、端末装置1Aの記憶部52を、文書記憶部として用いればよい。
<変形例2>
また、上記実施の形態では、電子機器をMFP2Aに適用した形態を説明した。しかし、電子機器は、文書データを表示する表示機能と、文書データに対して各種機能に応じた処理を実行する実行機能と、を少なくとも有する機器であればよく、MFP2Aに適用した形態に限定されない。例えば、電子機器として、表示装置5を用いた形態であってもよい。
表示装置5は、画像を投影する投影機能を有する装置である。表示装置5は、プロジェクタと称される場合もある。表示装置5の機能構成は、MFP2A(図5参照)と同様である。なお、表示装置5は、MFP2A(図5参照)における、表示制御部60Cに代えて、画像を投影対象領域(例えば、スクリーンなど)に対応する投影機能部を備えた構成とすればよい。また、表示装置5は、MFP2Aにおける制御部62(本体30およびエンジン部37)を備えない構成とすればよい。そして、表示装置5は、表示画面54を表示部27Bへ表示する処理に代えて、表示画面54を投影対象領域へ投影する以外は、MFP2Aと同様の処理を実行すればよい。
このように、電子機器として表示装置5を用いた場合も、上記実施の形態と同様の効果を得ることができる。
<変形例3>
上記実施の形態では、1つのローカルネットワーク7A内に接続された装置間における処理を説明した。本変形例では、端末装置1、MFP2、およびサーバ装置3の少なくとも1つが、互いに異なるネットワーク7に接続され、中継装置6を介して通信する形態を説明する。
図1に示すように、中継装置6は、グローバルネットワーク7Cに接続されている。中継装置6は、互いに異なるネットワーク7(ローカルネットワーク7A、ローカルネットワーク7B、ローカルネットワーク7D、ローカルネットワーク7E)を中継する。
すなわち、中継装置6は、互いに異なるネットワーク7(ローカルネットワーク7A、ローカルネットワーク7B、ローカルネットワーク7D、ローカルネットワーク7E)に接続された各装置(端末装置1、MFP2、サーバ装置3、表示装置5)間の、中継を行う。詳細には、中継装置6は、互いに異なるネットワーク7(ローカルネットワーク7A、ローカルネットワーク7B、ローカルネットワーク7D、ローカルネットワーク7E)に接続された各装置(端末装置1、MFP2、サーバ装置3、表示装置5)から、他のネットワーク7(ローカルネットワーク7A、ローカルネットワーク7B、ローカルネットワーク7D、ローカルネットワーク7E)に接続された装置に対する要求を受付け、該装置へ提供する。
例えば、ローカルネットワーク7Aに接続された端末装置1Aが、ローカルネットワーク7Aとは異なるローカルネットワーク7Bに接続されたMFP2Bと通信を行うとする。この場合、端末装置1AとMFP2Bとは、中継装置6を介して通信する。
具体的には、中継装置6は、互いに異なるネットワーク7(ローカルネットワーク7A、ローカルネットワーク7B、ローカルネットワーク7D、ローカルネットワーク7E)に接続された各装置(端末装置1、MFP2、サーバ装置3、表示装置5)用の記憶領域を備える。そして、これらの何れかの装置宛の要求を受付けると、受付けた要求を、宛先の装置に対応する記憶領域へ記憶する。
ネットワーク7に接続された各装置(端末装置1、MFP2、サーバ装置3、表示装置5)は、所定時間毎に、自装置に対応する記憶領域に新たな要求が格納されたか否かの問合せ信号を、中継装置6へ送る。
中継装置6は、問合せ信号の送信元の装置(端末装置1、MFP2、サーバ装置3、表示装置5)に対応する記憶領域に、新たな要求が格納されている場合、該問合せ信号の送信元の装置へ該要求を送信する。
これにより、異なるネットワーク7に接続された機器が、中継装置6を介して互いに通信可能となる。
次に、中継装置6のハードウェア構成の一例を説明する。図15は、中継装置6のハードウェア構成の一例を示す模式図である。
中継装置6は、CPU71と、ROM72と、RAM73と、HDD74と、通信I/F75と、を備え、バス70を介して相互に接続されている。
CPU71は、中継装置6の動作を統括的に制御する。CPU71は、RAM73をワークエリアとし、ROM72またはHDD74などに格納されたプログラムを実行することで、中継装置6全体の動作を制御し、後述する各種機能部を実現する。
HDD74は、各種データを格納する。このHDD74を、文書記憶部の1つとして機能させてもよい。
次に、互いに異なるネットワーク7に接続された端末装置1、MFP2、およびサーバ装置3と、これらの装置を中継する中継装置6と、の機能構成を説明する。図16には、一例として、グローバルネットワーク7Cに接続された端末装置1Bと、ローカルネットワーク7Aに接続されたMFP2Aと、ローカルネットワーク7Bに接続されたサーバ装置3Bと、の機能的構成例を示すブロック図を示した。
なお、サーバ装置3B、端末装置1B、およびサーバ装置3Aの機能的構成は、第1の実施の形態で説明したサーバ装置3A、MFP2A、およびサーバ装置3Aの各々と同様である。
中継装置6は、制御部78と、記憶部79と、を備える。制御部78と記憶部79とは、データや信号を授受可能に接続されている。
記憶部79は、各種データを記憶する。本実施の形態では、記憶部79は、ネットワーク7に接続された装置ごとの記憶領域を含む。記憶領域は、例えば、フォルダなどである。すなわち、記憶部79には、ネットワーク7に接続された各装置の各々の識別情報に対応するフォルダが設けられている。
制御部78は、中継装置6全体を制御する。制御部78は、CPU71、ROM72、およびRAM73(図19参照)などによって実現する。なお、制御部78は、回路などによって実現してもよい。
制御部78は、通信部78Aと、通信制御部78Bと、を備える。通信部78A、および通信制御部78Bの一部または全ては、例えば、CPU71などの処理装置にプログラムを実行させること(すなわちソフトウェア)により実現してもよいし、ICなどのハードウェアにより実現してもよいし、併用して実現してもよい。
通信部78Aは、ネットワーク7を介して他の装置とデータ授受を行う。
本実施の形態では、通信部78Aは、ネットワーク7(例えば、ローカルネットワーク7A)に接続された1の装置から、他のネットワーク7(例えば、ローカルネットワーク7B)に接続された装置宛の要求を受付ける。
すると、通信制御部78Bは、受付けた要求を、該要求の宛先の装置の識別情報に対応する記憶領域(記憶部79の対応するフォルダ)に記憶する。
また、通信部78Aは、ネットワーク7に接続された1の装置(例えば、ネットワーク7B)に接続された装置から、自装置に対応する記憶領域に新たな要求が格納されたか否かの問合せ信号を受付ける。通信制御部78Bは、該装置に対応する記憶領域(記憶部79の対応するフォルダ)に、該装置宛の新たな要求が格納されている場合、該問合せ信号の送信元の装置へ該要求を送信する。
本変形例における、端末装置1B、MFP2A、およびサーバ装置3Bで実行する表示・通信処理は、中継装置6を介して通信を行う以外は、上記実施の形態と同様である。
次に、互いに異なるネットワーク7に接続された端末装置1、MFP2、およびサーバ装置3と、これらの装置を中継する中継装置6と、が実行する、表示・通信処理の全体の流れの一例を説明する。図17は、互いに異なるネットワーク7に接続された端末装置1、MFP2、およびサーバ装置3と、これらの装置を中継する中継装置6と、が実行する、表示・通信処理の全体の流れの一例を示すシーケンス図である。
なお、図17には、一例として、グローバルネットワーク7Cに接続された端末装置1Bと、ローカルネットワーク7Aに接続されたMFP2Aと、ローカルネットワーク7Bに接続されたサーバ装置3Bと、が中継装置6を介して通信する形態を示した。
なお、端末装置1B、MFP2A、サーバ装置3Bの各々は、図17に示すシーケンスの実行される期間、自装置に対応する記憶領域に新たな要求が格納されたか否かの問合せ信号を、中継装置6へ繰り返し送信しているものとする(SEQ500、SEQ501、SEQ502)。
まず、端末装置1Bの受付部50Aが、表示・通信処理を実行するためのアプリケーションの起動指示を操作パネル11から受付ける。すると、端末装置1Bの制御部50が、表示・通信処理を実行するためのアプリケーションを起動する(SEQ504)。
次に、表示制御部50Bが、管理情報52Aに登録されている記憶部IDの一覧を選択可能に表示部11Bへ表示する。本実施の形態では、管理情報52Aに登録されている、文書記憶部を示す記憶部IDは、サーバ装置3の記憶部68に限定されず、中継装置6の記憶部79や、端末装置1の記憶部52の各々を示すものであってもよい。
ユーザは、表示部11Bに表示された記憶部IDの一覧から、文書データを取得する対象の文書記憶部の記憶部IDを選択する。すると、端末装置1Bの送信部50Dが、選択された記憶部IDに対応するユーザIDを、管理情報52Aから読取る。
そして、端末装置1Bの送信部50Dは、読取ったユーザIDと、文書一覧取得要求と、を、選択された記憶部IDによって示される装置(本実施の形態では、サーバ装置3Bとする)宛の要求として、中継装置6へ送信する(SEQ506)。
サーバ装置3Bの通信部66Aは、中継装置6へ問合せ信号を送信し、中継装置6における自装置に対応する記憶領域から、端末装置1Bからの要求(文書一覧取得要求)を受付ける(SEQ508)。そして、サーバ装置3Bの通信制御部66Bは、サーバ装置3Bの記憶部68に格納されている文書データの一覧を示す文書一覧を、該要求の送信元の端末装置1B宛の要求として、中継装置6へ送信する(SEQ510)。
端末装置1Bの送信部50Dは、中継装置6へ問合せ信号を送信し、中継装置6における自装置に対応する記憶領域から、サーバ装置3Bからの要求(文書一覧)を受付ける(SEQ512)。
そして、端末装置1Bの表示制御部50Bは、SEQ512でサーバ装置3Bから中継装置6を介して受付けた文書一覧を示す表示画面54を、操作パネル11(表示部11B)へ表示する制御を行う(SEQ514)。
ユーザが、該表示画面54に含まれる1つの文書を選択したとする。すると、端末装置1Bの送信部50Dは、該選択された文書データの取得要求を、ユーザによって選択された記憶部IDによって示されるサーバ装置3B宛の要求として、中継装置6へ送信する(SEQ516)。
サーバ装置3Bの通信部66Aは、中継装置6へ問合せ信号を送信し、中継装置6における自装置に対応する記憶領域から、端末装置1Bからの要求(文書データ取得要求)を受付ける(SEQ518)。そして、サーバ装置3Bの通信制御部66Bは、サーバ装置3Bの記憶部68に格納されている、該文書データ取得要求に示される文書データを読取り、該要求の送信元の端末装置1B宛の要求として、中継装置6へ送信する(SEQ520)。
端末装置1Bの送信部50Dは、中継装置6へ問合せ信号を送信し、中継装置6における自装置に対応する記憶領域から、サーバ装置3Bからの要求(文書データ)を受付ける(SEQ522)。
端末装置1Bの表示制御部50Bは、サーバ装置3Bから中継装置6を介して受付けた文書データを含む表示画面54を、表示部11Bへ表示する(SEQ524)。ユーザは、操作パネル11(入力部11A)を操作することで、文書データの表示形態を指示する。端末装置1Bの受付部50Aがユーザによる操作を受付けると(SEQ526)、受付けた操作によって示される表示形態で、文書データを表示部11Bへ表示する(SEQ528)。
ユーザは、入力部11Aを操作することで、表示部11Bに表示された表示画面54の内の1の表示画面54を選択し、転送実行ボタン56を指示する。すると、操作パネル11は、選択された表示画面54の識別情報と、決定指示と、を含む指示情報を制御部50へ出力する。
そして、端末装置1Bの受付部50Aは、ユーザによる転送実行ボタン56の指示によって、決定指示を含む指示情報を受付けると(SEQ530)、機器IDを受付けるための受付画面57を表示部11Bへ表示する(図7参照)。
ユーザは、端末装置1Bに表示した表示画面54を表示させる対象のMFP2Aを操作し、QRコードの表示指示を入力する。MFP2Aの受付部60Dは、表示指示を受付けると(SEQ532)、MFP2Aの操作パネル27に、QRコード61を含む操作画面63を表示する(SEQ534)(図8参照)。
ユーザは、端末装置1Bの読取装置13を、MFP2Aの操作パネル27に表示されたQRコード61に翳す。これにより、端末装置1Bの読取装置13は、QRコード61を撮影によって読取る(SEQ536)。
そして、端末装置1Bの取得部50Cは、該QRコード61の読取結果から、機器IDを取得する(SEQ538)。
次に、端末装置1Bの送信部50Dが、表示情報を、SEQ538で取得した機器IDによって識別されるMFP2A宛の要求として、中継装置6へ送信する(SEQ540)。
MFP2Aの送信部60Fは、中継装置6へ問合せ信号を送信し、中継装置6における自装置に対応する記憶領域から、端末装置1Bからの要求(表示情報)を受付ける(SEQ542)。
そして、MFP2Aの取得部60Bは、SEQ542で端末装置1Bから中継装置6を介して受信した表示情報に含まれる記憶部IDによって識別される文書記憶部(サーバ装置3B)を宛先として、表示情報に含まれるユーザIDと、該表示情報に含まれる文書IDによって識別される文書データの取得要求とを、中継装置6へ送信する(SEQ544)。
サーバ装置3Bの通信部66Aは、中継装置6へ問合せ信号を送信し、中継装置6における自装置に対応する記憶領域から、端末装置1Bからの要求(文書データ取得要求)とユーザIDとを受付ける(SEQ546)。そして、サーバ装置3Bの通信制御部66Bは、サーバ装置3Bの記憶部68に格納されている、該文書データ取得要求によって示される文書データを、該要求の送信元の端末装置1B宛の要求として、中継装置6へ送信する(SEQ548)。
MFP2Aの送信部60Fは、中継装置6へ問合せ信号を送信し、中継装置6における自装置に対応する記憶領域から、サーバ装置3Bからの要求(文書データ)を受付ける(SEQ549)。
そして、MFP2Aの表示制御部60Cは、SEQ549で取得した文書データを、SEQ542で端末装置1Bから中継装置6を介して受付けた表示情報に含まれる表示形態情報によって示される表示形態で表示した表示画面54を、MFP2Aの表示部27Bへ表示する(SEQ550)。
ユーザによるMFP2Aの操作パネル27の操作指示によって、操作パネル27に表示した表示画面54に含まれる文書データの表示形態の変更が指示される場合がある。この場合、MFP2Aの受付部60Dは、表示形態変更指示を示す指示情報を操作パネル27から受付ける(SEQ552)。
MFP2Aの表示制御部60Cは、SEQ552で受付けた表示形態変更指示によって示される表示形態となるように、SEQ550で表示部27Bに表示した表示画面54に含まれる文書データの表示形態を変更する。そして、MFP2Aの表示制御部60Cは、文書データを変更後の表示形態で表示した表示画面54を、表示部27Bに表示する(SEQ554)。
なお、ユーザによる操作パネル27の操作指示によって、表示画面54の確定を示す確定指示が入力された場合、受付部60Dは、確定指示を操作パネル27から受付ける。すると、MFP2Aの送信部60Fは、変更された表示画面54に含まれる文書データの表示形態を示す表示形態情報を含む表示情報を、SEQ542の表示情報の送信元の端末装置1B宛の要求として、中継装置6へ送信する(SEQ556)。
端末装置1Bの送信部50Dは、中継装置6へ問合せ信号を送信し、中継装置6における自装置に対応する記憶領域から、MFP2Aからの要求(表示情報)を受付ける(SEQ558)。
端末装置1Bの表示制御部50Bでは、MFP2Aから中継装置6を介して受信した表示情報を用いて、表示画面54を端末装置1Bの操作パネル11へ表示する(SEQ560)。
なお、MFP2Aは、上記実施の形態と同様に、表示画面54の表示を中止するか否かを判断し、中止すると判断した場合、表示部27Bへの表示画面54の表示を中止してもよい。
以上説明したように、本変形例では、端末装置1と、MFP2(電子機器)と、は、互いに異なるネットワーク7に接続されていてもよい。この場合、端末装置1およびMFP2(電子機器)は、中継装置6を介して通信すればよい。
このように、端末装置1、MFP2、およびサーバ装置3の少なくとも1つが、互いに異なるネットワーク7に接続された形態であっても、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、文書データを記憶した文書記憶部は、サーバ装置3の記憶部68に限定されず、中継装置6の記憶部79や、端末装置1の記憶部52であってもよい。
すなわち、サーバ装置3に代えて、中継装置6を、文書記憶部として機能させてもよい。また、サーバ装置3および中継装置6の双方を、文書記憶部として機能させてもよい。また、端末装置1、サーバ装置3、および中継装置6の少なくとも1つを、文書記憶部として機能させてもよい。
また、図1に示すように、MFP2Dは、サーバ装置3Dを介してネットワーク7(ローカルネットワーク7D)に接続した構成であってもよい。また、サーバ装置3Eは、MFP2Eを介してネットワーク7(ローカルネットワーク7E)に接続した構成であってもよい。また、端末装置1Bは、グローバルネットワーク7Cに、基地局などを介して直接接続した構成であってもよい。
また、図1に示すように、情報処理システム1000は、同一ネットワーク7(ローカルネットワーク7A、ローカルネットワーク7B、ローカルネットワーク7D、ローカルネットワーク7E(第2のネットワーク))に接続されたサーバ装置3およびMFP2(サーバ装置3AとMFP2A、サーバ装置3BとMFP2B、サーバ装置3DとMFP2D、サーバ装置3EとMFP2E)と、異なるネットワーク7(グローバルネットワーク7C(第1のネットワーク))に接続された端末装置1Bと、が中継装置6を介して通信する構成であってもよい。
また、図1に示すように、情報処理システム1000は、端末装置1と、MFP2と、サーバ装置3と、が互いに異なるネットワーク7(第1のネットワーク、第2のネットワーク、第3のネットワーク)に接続された形態であってもよい。すなわち、例えば、情報処理システム1000Aは、ローカルネットワーク7Aに接続された端末装置1Aと、ローカルネットワーク7Bに接続されたMFP2Bと、ローカルネットワーク7Dに接続されたサーバ装置3Dと、を備えた構成であってもよい。
このように、端末装置1、MFP2、およびサーバ装置3の少なくとも1つが他の装置と互いに異なるネットワーク7に接続された形態であっても、中継装置6を介して通信することで、上記実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、上述した実施の形態および変形例における、端末装置1(1A、1B)、MFP2(2A、2B、2D、2E)、サーバ装置3、表示装置5、および中継装置6の各々で実行する上記表示・通信処理などの処理を実行するためのプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)、USB(Universal Serial Bus)メモリ等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよいし、インターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。また、各種プログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
なお、上記には、実施の形態および変形例を説明したが、これらの実施の形態および変形例は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施の形態および変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施の形態および変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1、1A、1B 端末装置
2、2A、2B、2D、2E MFP
3、3A、3B、3D、3E サーバ装置
6 中継装置
11B 表示部(第1の表示部)
13 読取部
27B 表示部(第2の表示部)
37A 画像形成部
50A 受付部
50B 表示制御部(第1の表示制御部)
50C 取得部(第1の取得部)
50D 送信部
60B 取得部(第2の取得部)
60C 表示制御部(第2の表示制御部)
60E 判断部
1000 情報処理システム
特開2008−071233号公報

Claims (12)

  1. 電子機器と、前記電子機器と通信する端末装置と、を有する情報処理システムであって、
    前記端末装置は、
    第1の表示部と、
    表示対象の文書データに関する表示画面を前記第1の表示部へ表示する第1の表示制御部と、
    前記電子機器を識別する機器識別情報を取得する第1の取得部と、
    表示された前記表示画面に含まれる前記文書データの表示形態を示す表示形態情報と、前記表示画面に含まれる前記文書データの文書識別情報と、前記文書データを記憶した文書記憶部の記憶部識別情報と、前記文書記憶部へアクセスするために用いるユーザ識別情報と、を含む表示情報を、前記機器識別情報によって識別される前記電子機器へ送信する送信部と、
    を備え、
    前記電子機器は、
    第2の表示部と、
    前記表示情報を受信する受信部と、
    前記表示情報に含まれる前記記憶部識別情報によって識別される前記文書記憶部へ、前記ユーザ識別情報を用いてアクセスし、該文書記憶部から前記文書識別情報によって識別される前記文書データを取得する第2の取得部と、
    取得した前記文書データを、前記表示情報に含まれる前記表示形態情報によって示される表示形態で表示した前記表示画面を前記第2の表示部へ表示する第2の表示制御部と、
    を備える、
    情報処理システム。
  2. 前記電子機器は、画像を記録媒体に形成する画像形成部を有する、請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記端末装置は、
    前記機器識別情報を示す識別画像を読取る読取部を備え、
    前記第1の取得部は、前記識別画像の読取結果から前記機器識別情報を取得する、
    請求項1に記載の情報処理システム。
  4. 前記電子機器は、
    前記表示情報に応じた前記表示画面の表示を中止するか否かを判断する判断部を備え、
    前記第2の表示制御部は、前記表示画面の表示を中止すると判断した場合、前記第2の表示部への前記表示画面の表示を中止する、請求項1に記載の情報処理システム。
  5. 前記端末装置の前記送信部は、
    前記表示情報に応じた前記表示画面の表示の中止を示す中止情報を送信し、
    前記電子機器の前記判断部は、
    前記中止情報を受信したときに、前記表示画面の表示を中止すると判断する、
    請求項4に記載の情報処理システム。
  6. 前記端末装置の前記送信部は、
    前記表示情報を前記電子機器へ送信した後に、該送信から所定時間の間、前記表示画面の表示継続を示す継続情報を繰り返し送信し、
    前記電子機器の前記判断部は、前記継続情報を予め定めた時間以上受信しない場合、前記表示画面の表示を中止すると判断する、
    請求項4に記載の情報処理システム。
  7. 前記端末装置は、前記文書記憶部を備える、請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の情報処理システム。
  8. 前記文書記憶部を備えたサーバ装置を更に備える、請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の情報処理システム。
  9. 前記電子機器と、前記端末装置と、は互いに異なるネットワークに接続され、
    複数の前記ネットワークを中継する中継装置を備え、
    前記電子機器および前記端末装置は、前記中継装置を介して通信する、請求項1〜請求項8の何れか1項に記載の情報処理システム。
  10. 前記中継装置が前記文書記憶部を備える、請求項9に記載の情報処理システム。
  11. 第1のネットワークに接続された端末装置と、第2のネットワークに接続されたサーバ装置と、前記第2のネットワークに接続された電子機器と、前記第1のネットワークと前記第2のネットワークに接続された中継装置と、を備えた情報処理システムであって、
    前記端末装置と、前記サーバ装置および前記電子機器と、は前記中継装置を介して通信し、
    前記端末装置は、
    第1の表示部と、
    表示対象の文書データに関する表示画面を前記第1の表示部へ表示する第1の表示制御部と、
    前記電子機器を識別する機器識別情報を取得する第1の取得部と、
    表示された前記表示画面に含まれる前記文書データの表示形態を示す表示形態情報と、前記表示画面に含まれる前記文書データの文書識別情報と、前記文書データを記憶した文書記憶部としての前記サーバ装置の記憶部識別情報と、前記文書記憶部へアクセスするために用いるユーザ識別情報と、を含む表示情報を、前記機器識別情報によって識別される前記電子機器へ送信する送信部と、
    を備え、
    前記電子機器は、
    第2の表示部と、
    前記表示情報を受信する受信部と、
    前記表示情報に含まれる前記記憶部識別情報によって識別される前記文書記憶部へ、前記ユーザ識別情報を用いてアクセスし、該文書記憶部から前記文書識別情報によって識別される前記文書データを取得する第2の取得部と、
    取得した前記文書データを、前記表示情報に含まれる前記表示形態情報によって示される表示形態で表示した前記表示画面を前記第2の表示部へ表示する第2の表示制御部と、
    を備える、
    情報処理システム。
  12. 第1のネットワークに接続された端末装置と、第2のネットワークに接続されたサーバ装置と、第3のネットワークおよび前記第2のネットワークに接続された電子機器と、前記第1のネットワーク、前記第2のネットワーク、および前記第3のネットワークに接続された中継装置と、を備えた情報処理システムであって、
    前記端末装置と、前記サーバ装置と、前記電子機器と、は前記中継装置を介して通信し、
    前記端末装置は、
    第1の表示部と、
    表示対象の文書データに関する表示画面を前記第1の表示部へ表示する第1の表示制御部と、
    前記電子機器を識別する機器識別情報を取得する第1の取得部と、
    表示された前記表示画面に含まれる前記文書データの表示形態を示す表示形態情報と、前記表示画面に含まれる前記文書データの文書識別情報と、前記文書データを記憶した文書記憶部としての前記サーバ装置の記憶部識別情報と、前記文書記憶部へアクセスするために用いるユーザ識別情報と、を含む表示情報を、前記機器識別情報によって識別される前記電子機器へ送信する送信部と、
    を備え、
    前記電子機器は、
    第2の表示部と、
    前記表示情報を受信する受信部と、
    前記表示情報に含まれる前記記憶部識別情報によって識別される前記文書記憶部へ、前記ユーザ識別情報を用いてアクセスし、該文書記憶部から前記文書識別情報によって識別される前記文書データを取得する第2の取得部と、
    取得した前記文書データを、前記表示情報に含まれる前記表示形態情報によって示される表示形態で表示した前記表示画面を前記第2の表示部へ表示する第2の表示制御部と、
    を備える、
    情報処理システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111801658A (zh) * 2018-09-11 2020-10-20 佐藤控股株式会社 信息处理终端、信息处理方法以及程序

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