JP2017111465A - 運転業務支援システム - Google Patents

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和也 弓倉
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Abstract

【課題】情報処理装置から必要最小限の列車側の読取装置の識別子の情報を取得することができる運転業務支援システムを提供する。
【解決手段】運転士に仕業情報を提供する運転業務支援システム100において、列車に搭載され近距離無線通信部42により仕業情報を読み取る読取装置4を有する車載装置3と、各列車に搭載された読取装置4の車両特定情報のリストが記憶部24に記憶された情報処理装置2と、予め乗務員情報が記憶されると共に読取装置との間で初めて近距離無線通信を行う際、通信部15により情報処理装置から受信した車両特定情報に読取装置4の識別子が存在すれば表示部13に確認操作画面を表示させることなくペアリングを許可する携帯端末1とを備え、情報処理装置2は、携帯端末1から乗務員情報を受信し、リストから当該乗務員情報に対応する車両特定情報を抽出して携帯端末1に送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置から必要最小限の識別子の情報を取得することができる運転業務支援システムに関する。
従来、列車の運転士は、運転開始前に、乗務員運用計画に基づき必要な仕業情報(例えば、時刻表等)を受領し、当該仕業情報に基づいて列車を運転する。但し、時刻表等の情報は紙媒体に印刷されて受け渡される場合が多い。
このような紙媒体での仕業情報の授受を回避するために、走行する路線の時刻表を駅の着時刻、発車時刻、通過時刻等の時刻表データを作成しておき、タッチパネル式表示器に表示できるようなデータにして、IC(Integrated Circuit)カードに記憶する。そして、運転士は、当該ICカードに記憶された情報を運転台のICカードリーダライタで読み取らせることにより、運転台のモニタに当該時刻表を表示させる時刻表システムが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
但し、列車で使用されるICカードは、特殊なカードの場合が多いために価格も高く、コストの安いその他の手段に置き換えたいという要請がある。一方、近年では、列車の運転士等に、通信機能を有するタブレット端末等の携帯端末を携行させている場合があり、当該携帯端末にICカードの機能を持たせることにより、ICカードとの置換を可能にすることができる。また、携帯端末と列車側の読取装置との間の通信として、近距離無線通信のBluetooth(登録商標)を用いることにより、非接触で情報の伝達を行うことができる。
このように、機器間の通信としてBluetoothを用いた場合、携帯端末と列車側の読取装置とを初めて使用する際には、接続相手を特定するため、ペアリングと呼ばれる操作を行う必要がある。具体的には、携帯端末の表示画面にポップアップボタン(ペアリングの可否)が表示され、運転士は、運転業務の合間に、ペアリングを許可する操作を行わなければならなかった。
このため、情報処理装置で、列車側の読取装置の識別子等の情報をリスト化し、情報処理装置から取得した当該リストに列車側の読取装置の識別子が存在する場合は、携帯端末と列車側の読取装置とを初めて使用する場合であっても、携帯端末は、当該ポップアップボタンを表示させないで近距離無線通信の回線を確立させるように動作させることで、運転士の負担を低減することができる。
特開2007−006577号公報
しかしながら、新型の列車が導入される等のタイミングで、情報処理装置側では、新型の列車の読取装置の識別子をリストに順次追加するので、リストに記載されている読取装置の識別子の数は増加してしまう。これに対して、携帯端末では、全ての識別子の情報が必要なわけではない。例えば、運転士の担当する行路では運行されていない列車に搭載された読取装置の識別子を受信して照会する必要ない。にもかかわらず、機器間の通信としてBluetoothを用いたシステムでは、不必要な識別子の情報まで取得しなければならないといった問題点があった。
本発明の課題は、情報処理装置から必要最小限の識別子の情報を取得することができる運転業務支援システムを提供することにある。
上記課題を達成するため、この発明は、
運転士に仕業情報を提供する運転業務支援システムにおいて、
列車に搭載され近距離無線通信部により前記仕業情報を読み取る読取装置を有する車載装置と、
各列車に搭載された前記読取装置の車両特定情報のリストが記憶部に記憶された情報処理装置と、
予め乗務員情報が記憶されると共に前記読取装置との間で初めて近距離無線通信を行う際、通信部により前記情報処理装置から受信した車両特定情報に前記読取装置の識別子が存在すれば表示部に確認操作画面を表示させることなくペアリングを許可する携帯端末と、
を備え、
前記情報処理装置は、前記携帯端末から前記乗務員情報を受信し、前記リストから当該乗務員情報に対応する車両特定情報を抽出して前記携帯端末に送信するようにしたものである。
運転士が携帯する携帯端末は、乗務員情報に対応して抽出された車両特定情報のみを受信するので、情報処理装置から必要最小限の識別子の情報を取得することができる。
また、望ましくは、前記車載装置は、通信部と、制御部とを備え、前記制御部は、始動時に、前記読取装置の識別子を前記情報処理装置に送信して前記リストに登録するようにしたものである。
車載装置の始動時に、読取装置の識別子を情報処理装置に送信して、車両特定情報のリストに登録することにより、自動的に読取装置の識別子を含む車両特定情報のリストを最新のものにすることができる。
あるいは、前記車載装置は、操作入力部と、通信部と、制御部とを備え、前記制御部は、前記操作入力部により登録操作が行われた場合、前記読取装置の識別子を前記情報処理装置に送信して前記リストに登録するようにしてもよい。
車載装置における登録操作により、読取装置の識別子を情報処理装置に送信して、車両特定情報のリストに登録することにより、不必要な通信を生じさせることなく、自動的に読取装置の識別子を含む車両特定情報のリストを最新のものにすることができる。
あるいは、前記車載装置は、通信部と、制御部とを備え、前記制御部は、前記リストを検索して前記読取装置の識別子が存在しない場合、前記読取装置の識別子を前記情報処理装置に送信して前記リストに登録するようにしてもよい。
車載装置の制御部は、リストを検索して読取装置の識別子が存在しない場合に、読取装置の識別子を情報処理装置に送信して、車両特定情報のリストに登録することにより、不必要な通信を生じさせることなく、自動的に読取装置の識別子を含む車両特定情報のリストを最新のものにすることができる。
本発明によれば、列車に搭載され近距離無線通信部により仕業情報を読み取る読取装置を有する車載装置と、各列車に搭載された読取装置の車両特定情報のリストが記憶部に記憶された情報処理装置と、予め乗務員情報が記憶されると共に読取装置との間で初めて近距離無線通信を行う際、通信部により情報処理装置から受信した車両特定情報に読取装置の識別子が存在すれば表示部に確認操作画面を表示させることなくペアリングを許可する携帯端末とを備え、情報処理装置は、携帯端末から乗務員情報を受信し、リストから当該乗務員情報に対応する車両特定情報を抽出して携帯端末に送信することにより、乗務員情報に対応して抽出された車両特定情報のみを受信するので、情報処理装置から必要最小限の読取装置の識別子を含む車両特定情報を取得することができる。
本実施の形態に係る運転業務支援システムの構成の一例を示す概略構成図である。 携帯端末の動作の一例を示すフローチャートである。 情報処理装置の動作の一例を示すフローチャートである。 乗務員情報及び抽出された車両特定情報の一例を示す説明図である。 各列車の車両特定情報の一例を示す説明図である。 車両特定情報のリストの一例を示す説明図である。 車載装置の動作の一例を示すフローチャートである。
(実施形態)
[1.構成の説明]
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態である運転業務支援システムを詳細に説明する。但し、発明の範囲は、図示例に限定されない。
[1−1.システム構成の説明]
本発明の実施形態の運転業務支援システムの構成について図1を参照して説明する。図1は、運転業務支援システム100(以下、単にシステム100と呼ぶ。)の機能をブロック図として表した概略構成図である。
図1に示すように、システム100は、列車に搭載され近距離無線通信部により仕業情報を読み取る読取装置4を有する車載装置3と、各列車に搭載された車載装置3が有する読取装置4の識別子を含む車両特定情報のリストが記憶部に記憶された情報処理装置2と、運転士が携帯し、予め乗務員情報が記憶されると共に読取装置との間で初めて近距離無線通信を行う際、通信部により情報処理装置2から受信した識別子の情報に読取装置4の識別子が存在すれば表示部に確認操作の画面を表示させることなくペアリングを許可する携帯端末1とを有する構成である。そして、情報処理装置2は、携帯端末1から乗務員情報を受信し、リストから当該乗務員情報に対応する識別子を含む車両特定情報を抽出して携帯端末1に送信するものである。なお、携帯端末1は、列車の乗務員だけでなく、運転保安係員等が携帯するものであってもよい。
また、車載装置3には、列車に搭載され、近距離無線通信により携帯端末1から仕業情報を読み取る読取装置4を有しており、当該読取装置4には、予め固有の識別子が設定されている。
システム100において、携帯端末1、情報処理装置2及び車載装置3は通信ネットワークNにより互いに通信可能に接続される。具体的には、通信ネットワークNは、インターネットや電気通信事業者等の電話回線網や携帯電話通信網等であり、携帯端末1、情報処理装置2及び車載装置3は無線通信により当該通信ネットワークNに通信可能に接続される。
携帯端末1は、タブレット端末やノート型PC等の列車の乗務員が携帯可能な大きさや形状を有し、情報処理装置2に対して読取装置4の識別子を含む車両特定情報の送信を要求し、通信ネットワークNを介して受信した情報に読取装置4の識別子が存在する場合、初めて近距離無線通信を行う際であっても表示部に確認操作の画面を表示させることなくペアリングを許可する装置である。このような携帯端末1は、具体的には、無線LAN(Local Area Network)等を用いて通信ネットワークNに接続して情報処理装置2との間で相互に通信を行う。また、携帯端末1は、近距離無線通信部により読取装置4に仕業情報を送信し、車載装置3の表示部に時刻表等を表示させる。
情報処理装置2は、記憶部に各列車に搭載された読取装置4の識別子を含む車両特定情報のリストが記憶されており、携帯端末1からの要求に基づき当該リストから必要な情報を抽出して、通信ネットワークNを介して携帯端末1に送信する装置である。このような情報処理装置2は、PC(Personal Computer)、WS(Work Station)、タブレット端末等の情報機器であってよい。
車載装置3は、列車の運転台に搭載され、読取装置4を制御して近距離無線通信により携帯端末1から仕業情報を読み取り、当該仕業情報を利用して表示部に時刻表等を表示させる装置である。また、車載装置3は、始動時に、識別子を含む車両特定情報を情報処理装置2に送信してリストに登録する。このような装置は、PC、タブレット端末等の情報機器であってよい。なお、読取装置4は、予め固有の識別子が設定され、近距離無線通信部により、携帯端末1とデータ通信を行う。
[1−2.携帯端末1の構成の説明]
次に、携帯端末1の詳細について説明する。
携帯端末1は、制御部11、操作入力部12、表示部13、記憶部14、通信部15、近距離無線通信部16を有する。また、携帯端末1において、制御部11、操作入力部12、表示部13、記憶部14、通信部15及び近距離無線通信部16は内部バス等により互いに接続される。
制御部11は、携帯端末1の動作を中央制御する。具体的には、制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを有しており、RAMの作業領域に展開されたROMや記憶部14に記憶されたプログラムデータとCPUとの協働により各部を統括制御する。
操作入力部12は、ユーザからの操作入力を受け付け、当該操作入力に応じた操作信号を制御部11へ出力する。例えば、スマートフォンやタブレット端末等のように操作入力部12は、表示部13と一体的に形成されたタッチパネルなどであってもよい。
表示部13は、制御部11から出力された表示制御信号に基づいた画像を表示画面に表示する。例えば、表示部13は、LCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(Electro Luminescence)素子を用いたFPD(Flat Panel Display)などであってよい。また、スマートフォンやタブレット端末等のように表示部13は、操作入力部12と一体的に形成されたタッチパネルなどであってもよい。
記憶部14は、プログラムデータや各種設定データ等のデータを制御部11から読み書き可能に記憶する。例えば、記憶部14は、半導体メモリなどであってよい。また、記憶部14には、予め、仕業情報、乗務線区情報や乗務車両情報等の乗務員情報が記憶されている。
通信部15は、アンテナや通信回路を有し、制御部11による制御の下で外部機器との間の無線通信を行う。具体的には、通信部15は、通信ネットワークNを介してデータ通信を行う無線通信IC(Integrated Circuit)などであってよい。
近距離無線通信部16は、Bluetoothを用いて読取装置4との間で近距離無線通信を行う。例えば、近距離無線通信部16は、Bluetoothを用いた近距離無線通信を行うBluetoothモジュールなどであってよい。
[1−3.情報処理装置2の構成の説明]
次に、情報処理装置2の詳細について説明する。
情報処理装置2は、制御部21、操作入力部22、表示部23、記憶部24、通信部25を有する。また、情報処理装置2において、制御部21、操作入力部22、表示部23、記憶部24及び通信部25は内部バス等により互いに接続される。
操作入力部22は、ユーザからの操作入力を受け付け、当該操作に応じた操作信号を制御部21へ出力する。例えば、操作入力部22は、文字入力キー、数字入力キー、その他各種機能に対応付けられたキーを備えたキーボード、マウスやタッチペン等のポインティングデバイスなどであってよい。また、スマートフォンやタブレット端末等のように操作入力部22は、表示部23と一体的に形成されたタッチパネルなどの入力表示部であってもよい。
表示部23は、制御部21から出力された表示制御信号に基づいた画像を表示画面に表示する。例えば、表示部23は、CRT(Cathode Ray Tube)やLCDなどであってよい。また、スマートフォンやタブレット端末等のように表示部23は、操作入力部22と一体的に形成されたタッチパネルなどの入力表示部であってもよい。
記憶部24は、最新の時刻表等のデータを制御部11から読み書き可能に記憶する。例えば、記憶部24は、HDD(Hard Disk Drive)、半導体メモリなどであってよい。なお、記憶部24には、予め、各列車に搭載された車載装置3が有する読取装置4の識別子を含む車両特定情報のリストが記憶されている。
通信部25は、制御部21の制御の下、所定の通信プロトコルを用いて通信ネットワークNを介したデータ通信を行う。具体的には、通信部25は、通信用ICと通信コネクタなどを有する通信インターフェイスである。
[1−4.車載装置3の構成の説明]
次に、車載装置3の詳細について説明する。
車載装置3は、制御部31、操作入力部32、表示部33、記憶部34、通信部35、読取装置4を有する。また、車載装置3において、制御部31、操作入力部32、表示部33、記憶部34、通信部35及び読取装置4は内部バス等により互いに接続される。
なお、読取装置4は、予め設定された識別子41(記憶部等に記憶)と、近距離無線通信部42を有している。
制御部31は、車載装置3の動作を中央制御する。具体的には、制御部31は、CPU、ROM、RAMなどを有しており、RAMの作業領域に展開されたROMや記憶部34に記憶されたプログラムデータとCPUとの協働により各部を統括制御する。
操作入力部32は、ユーザからの操作入力を受け付け、当該操作入力に応じた操作信号を制御部31へ出力する。例えば、スマートフォンやタブレット端末等のように操作入力部32は、表示部33と一体的に形成されたタッチパネルなどであってもよい。
表示部33は、制御部31から出力された表示制御信号に基づいた画像を表示画面に表示する。例えば、表示部33は、LCD、有機EL素子を用いたFPDなどであってよい。また、スマートフォンやタブレット端末等のように表示部33は、操作入力部32と一体的に形成されたタッチパネルなどであってもよい。
記憶部34は、プログラムデータや各種設定データ等のデータを制御部31から読み書き可能に記憶する。例えば、記憶部34は、半導体メモリなどであってよい。また、記憶部34には、予め、車両特定情報の一部である車両種別情報と走行線区情報が記憶されている。
通信部35は、アンテナや通信回路を有し、制御部31による制御の下で外部機器との間の無線通信を行う。具体的には、通信部35は、通信ネットワークNを介してデータ通信を行う無線通信IC(Integrated Circuit)などであってよい。
なお、読取装置4における近距離無線通信部42は、Bluetoothを用いて携帯端末1との間で近距離無線通信を行う。例えば、近距離無線通信部42は、Bluetoothを用いた近距離無線通信を行うBluetoothモジュールなどであってよい。
[2.動作の説明]
本発明の実施形態におけるシステム100の具体的な動作の説明を図2〜図5を用いて詳細に行う。以下、説明の便宜上、携帯端末1、情報処理装置2及び車載装置3の制御部が主体となる処理は、「携帯端末1」、「情報処理装置2」、「車載装置3」をその処理の主体として説明する。
[2−1.携帯端末1の動作の説明]
ここで、携帯端末1の動作について図2のフローチャートを用いて説明する。
携帯端末1は、通信部15を制御して、情報処理装置2に対して、各列車に搭載された読取装置4の識別子を含む車両特定情報の送信を要求して(ステップS201)、要求した車両特定情報を受信したか否かを判断し(ステップS202)、車両特定情報を受信していないと判断した場合(ステップS202:No)、ステップS202に戻り、当該情報を受信するまで待機する。
一方、携帯端末1は、要求した各列車に搭載された読取装置4の識別子を含む車両特定情報を受信したと判断した場合(ステップS202:Yes)、乗務中の列車の車載装置3の読取装置4との間で近距離無線通信の回線の接続を行う(ステップS203)。
そして、携帯端末1は、近距離無線通信の回線の接続に際してペアリングの許可が要求されているか否かを判断し(ステップS204)、ペアリングの許可の要求がない(2回目以降の回線の接続)と判断した場合(ステップS204:No)、ステップS209に進む。
一方、携帯端末1は、ペアリングの許可の要求がある(初めての回線の接続)と判断した場合(ステップS204:Yes)、情報処理装置2から受信した車両特定情報に、乗務中の列車の車載装置3の読取装置4の識別子が存在するか否かを判断する(ステップS205)。
携帯端末1は、情報処理装置2から受信した車両特定情報に、乗務中の列車の車載装置3の読取装置4の識別子が存在すると判断した場合(ステップS205:Yes)、表示部13にペアリングの許可の確認操作の画面を表示させることなくペアリングを許可して、近距離無線通信の回線を確立させる(ステップS206)。
一方、携帯端末1は、情報処理装置2から受信した車両特定情報に、乗務中の列車の車載装置3の読取装置4の識別子が存在しないと判断した場合(ステップS205:No)、表示部13にペアリングの許可の確認操作の画面を表示させ(ステップS207)、操作入力部12による確認操作の有無を判断し(ステップS208)、確認操作があった場合(ステップS208:Yes)、近距離無線通信の回線を確立させる(ステップS209)。なお、確認操作がない場合(ステップS208:No)、ステップS208に戻り、確認操作があるまで待機する。
携帯端末1は、近距離無線通信の回線が確立した後、近距離無線通信部16を制御して、記憶部14に記憶されている仕業情報等を読取装置4に送信して、車載装置3の表示部33に時刻表等を表示させる(ステップS210)。
最後に、携帯端末1は、運用を終了するか否かを判断し(ステップS211)、終了しないと判断した場合(ステップS211:No)、ステップS210に戻り、終了すると判断した場合(ステップS211:Yes)、処理を終了する。
[2−2.情報処理装置2の動作の説明]
ここで、情報処理装置2の動作について図3のフローチャートを用いて説明する。
情報処理装置2は、携帯端末1から、各列車に搭載された読取装置4の識別子を含む車両特定情報の送信の要求があったか否かを判断し(ステップS31)、車両特定情報の送信の要求がなかったと判断した場合(ステップS31:No)、ステップS31に戻り待機する。
一方、情報処理装置2は、携帯端末1から、各列車に搭載された読取装置4の識別子を含む車両特定情報の送信の要求があったと判断した場合(ステップS31:Yes)、通信部25を制御して、携帯端末1から乗務員情報を取得する(ステップS32)。
携帯端末1から取得した乗務員情報は、図4(a)に示すように、少なくとも「乗務線区情報」及び「乗務車両情報」から構成されている。例えば、「乗務線区情報」は、「△△線」及び「○○線」といった乗務する線区の具体的な線区名の情報であり、「乗務車両情報」は、「○○○系」及び「×××系」といった乗務する車両の具体的な型式の情報である。
そして、情報処理装置2は、記憶部24に予め記憶された列車に搭載された読取装置4の識別子を含む車両特定情報のリストから、受信した乗務員情報に対応する識別子を含む車両特定情報を抽出して(ステップS33)、通信部25を制御して、抽出した車両特定情報を携帯端末1に送信する(ステップS34)。
情報処理装置2は、予め、各列車に搭載された車載装置3から車両特定情報を受信して、車両特定情報のリストとして記憶部24に記憶して蓄積している。車両特定情報は、図5に示すように、少なくとも、「読取装置の識別子」、「車両種別情報」及び「走行線区情報」から構成されている。
また、情報処理装置2の記憶部24に記憶されている車両特定情報のリストは、図5に示す車両特定情報を集約したものであり、例えば、図6に示すように、車両特定情報の「走行線区情報」毎に、「車両種別情報」及び「読取装置の識別子」が分類されている。
例えば、或る列車の車両特定情報が、図5(a)に示すように、「読取装置の識別子」は「11111」、「車両種別情報」は「○○○系」、「走行線区情報」は「△△線」、「○○線」及び「××線」であり、他の列車の車両特定情報が、図5(b)に示すように、「読取装置の識別子」は「55555」、「車両種別情報」は「△△△系」、「走行線区情報」は「■■線」、「△△線」及び「★★線」である場合を想定する。
この場合、「読取装置の識別子」が「11111」及び「55555」を含む各列車の車両特定情報は、図6の車両特定情報のリスト中、TR61やTR62の欄に分類されて登録される。
そして、例えば、情報処理装置2は、図4(a)に示すような乗務員情報に対応する識別子を含む車両特定情報を、図6の車両特定情報のリストから抽出することにより、図4(b)に示すような車両特定情報を得ることができる。
すなわち、乗務員情報の「乗務線区情報」である、「△△線」及び「○○線」に対応する「走行線区情報」であり、且つ、「乗務車両情報」である、「○○○系」及び「×××系」に一致する「車両種別情報」を有する「読取装置の識別子」が抽出される。例えば、図6の車両特定情報のリスト中、TR61、TR63及びTR64の欄に登録されている車両特定情報が抽出される。
そして、抽出された「読取装置の識別子」が「11111」、「88888」…「56789」を含む車両特定情報(図4(b)の情報に相当)が、携帯端末1に送信されるので、図6に示す全ての車両特定情報のリストを送信する必要がなく、携帯端末1は、情報処理装置2から必要最小限の読取装置4の識別子を含む車両特定情報を取得することができる。
最後に、情報処理装置2は、運用を終了するか否かを判断し(ステップS35)、終了しないと判断した場合(ステップS35:No)、ステップS31に戻り、終了すると判断した場合(ステップS35:Yes)、処理を終了する。
[2−3.車載装置3の動作の説明]
ここで、車載装置3の動作について図7のフローチャートを用いて説明する。
車載装置3は、車載装置3が始動したか否かを確認し(ステップS71)、車載装置3の始動を確認した場合(ステップS71:Yes)、車載装置3は、初期化のために、車載装置3に設置されている読取装置4の識別子41を取得し(ステップS72)、通信部35を制御して、取得した識別子41と、記憶部34に予め記憶されている車両種別情報及び走行線区情報と含む車両特定情報を情報処理装置2に送信して、情報処理装置2の記憶部24に記憶されている車両特定情報のリストに登録する(ステップS73)。
そして、車載装置3は、近距離無線通信部42により、携帯端末1から仕業情報を受信したか否かを判断し(ステップS74)、携帯端末1から仕業情報を受信していないと判断した場合(ステップSS74:No)、ステップS74に戻り、仕業情報を受信するまで待機する。
一方、車載装置3は、近距離無線通信部42により、携帯端末1から仕業情報を受信したと判断した場合(ステップS74:Yes)、受信した仕業情報に基づき表示部33に時刻表等を表示させる(ステップS75)。
最後に、車載装置3は、運用を終了するか否かを判断し(ステップS76)、終了しないと判断した場合(ステップS76:No)、ステップS75に戻り、終了すると判断した場合(ステップS76:Yes)、処理を終了する。
以上のように、列車に搭載され近距離無線通信部42により仕業情報を読み取る読取装置4を有する車載装置3と、各列車に搭載された車載装置3が有する読取装置4の識別子を含む車両特定情報のリストが記憶部24に記憶された情報処理装置2と、運転士が携帯し、予め乗務員情報が記憶されると共に読取装置4との間で初めて近距離無線通信を行う際、通信部15により情報処理装置2から受信した車両特定情報に読取装置4の識別子が存在すれば表示部13に確認操作の画面を表示させることなくペアリングを許可する携帯端末1とを備える。そして、情報処理装置2は、携帯端末1から乗務員情報を受信し、リストから当該乗務員情報に対応する識別子の情報を抽出して携帯端末1に送信することにより、乗務員情報に対応して抽出された識別子を含む車両特定情報のみを受信するので、情報処理装置2から必要最小限の読取装置4の識別子を含む車両特定情報を取得することができる。
また、車載装置3の始動時に、設置された読取装置4の識別子等を情報処理装置2に送信して車両特定情報のリストに登録することにより、自動的に読取装置4の識別子を含む車両特定情報のリストを最新のものにすることができる。
なお、実施形態の説明に際しては、情報処理装置2から必要最小限の読取装置4の識別子を含む車両特定情報を取得しているが、勿論、抽出された車両特定情報そのものではなく、抽出された車両特定情報のうち読取装置4の識別子のみを取得するものであってもよい。
また、実施形態の説明に際しては、車載装置3の始動時に、設置された読取装置4の識別子等を情報処理装置2に送信して車両特定情報のリストに登録しているが、車載装置3の操作入力部32により登録操作が行われた場合、読取装置4の識別子等を情報処理装置2に送信して、識別子を含む車両特定情報のリストに登録するものであってもよい。
この場合には、車載装置3の操作入力部32により登録操作が行われた場合にのみ、識別子等の登録の処理が行われるため、車載装置3の始動の度に、登録のための不必要な通信を生じさせることなく、自動的に読取装置の識別子を含む車両特定情報のリストを最新のものにすることができる。
また、実施形態の説明に際しては、車載装置3の始動時に、設置された読取装置4の識別子等を情報処理装置2に送信して車両特定情報のリストに登録しているが、車載装置3は、通信部35を制御して情報処理装置2に接続し、記憶部24の識別子を含む車両特定情報のリストを検索して読取装置4の識別子が存在しない場合、読取装置4の識別子等を情報処理装置2に送信して、識別子を含む車両特定情報のリストに登録するものであってもよい。
この場合には、車両特定情報のリストに読取装置4の識別子が存在しない場合にのみ、識別子等の登録の処理が行われるため、車載装置3の始動の度に、登録のための不必要な通信を生じさせることなく、自動的に読取装置の識別子を含む車両特定情報のリストを最新のものにすることができる
また、車載装置3が、通信部35を制御して情報処理装置2に接続し、記憶部24の識別子のリストを検索する動作を実施するタイミングは、始動時や、車載装置3の操作入力部32による検索指示があった場合であってもよい。
さらに、車載装置3は、一度、通信部35を制御して情報処理装置2に接続し、記憶部24の車両特定情報のリストを検索して、読取装置4の識別子の存在を確認した場合には、再度、情報処理装置2の記憶部24の車両特定情報のリストを検索しないようにしてもよい。
1 携帯端末
11 制御部
12 操作入力部
13 表示部
14 記憶部
15 通信部
16 近距離無線通信部
2 情報処理装置
21 制御部
22 操作入力部
23 表示部
24 記憶部
25 通信部
3 車載装置
31 制御部
32 操作入力部
33 表示部
34 記憶部
35 通信部
4 読取装置
41 識別子
42 近距離無線通信部
100 運転業務支援システム
N 通信ネットワーク

Claims (4)

  1. 運転士に仕業情報を提供する運転業務支援システムにおいて、
    列車に搭載され近距離無線通信部により前記仕業情報を読み取る読取装置を有する車載装置と、
    各列車に搭載された前記読取装置の車両特定情報のリストが記憶部に記憶された情報処理装置と、
    予め乗務員情報が記憶されると共に前記読取装置との間で初めて近距離無線通信を行う際、通信部により前記情報処理装置から受信した車両特定情報に前記読取装置の識別子が存在すれば表示部に確認操作画面を表示させることなくペアリングを許可する携帯端末と、
    を備え、
    前記情報処理装置は、前記携帯端末から前記乗務員情報を受信し、前記リストから当該乗務員情報に対応する車両特定情報を抽出して前記携帯端末に送信することを特徴とする運転業務支援システム。
  2. 前記車載装置は、通信部と、制御部とを備え、
    前記制御部は、始動時に、前記読取装置の識別子を前記情報処理装置に送信して前記リストに登録することを特徴とする請求項1に記載の運転業務支援システム。
  3. 前記車載装置は、操作入力部と、通信部と、制御部とを備え、
    前記制御部は、前記操作入力部により登録操作が行われた場合、前記読取装置の識別子を前記情報処理装置に送信して前記リストに登録することを特徴とする請求項1に記載の運転業務支援システム。
  4. 前記車載装置は、通信部と、制御部とを備え、
    前記制御部は、前記リストを検索して前記読取装置の識別子が存在しない場合、前記読取装置の識別子を前記情報処理装置に送信して前記リストに登録することを特徴とする請求項1に記載の運転業務支援システム。
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