JP2017111048A - 位置センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】単純な形状且つ小型の磁石部材を用いて検出対象部材の位置を精度良く検出することのできる位置センサを提供する。
【解決手段】位置センサは、磁束を発生する磁石部材20と磁束密度を検出する検出素子14とを有し、シフトレバーの操作位置の変化に伴って検出素子14と磁石部材20とが相対移動する構造であり、検出素子14によって検出される磁束密度に基づいてシフトレバーの操作位置を検出する。磁石部材20は検出素子14が相対移動する領域ARに沿って延びる形状である。検出素子14によって検出される磁束密度が同検出素子14の相対移動に伴い変化する態様で、磁石部材20の各部における残留磁束密度が分布を有する。
【選択図】図6

Description

本発明は、磁束を発生する磁石部材と磁束密度を検出する検出素子とを有する位置センサに関するものである。
磁石部材と検出素子とを有する位置センサでは、検出対象部材の位置変化に伴って磁石部材と検出素子とが相対移動する構造になっている(例えば特許文献1)。特許文献1では、磁石部材は上記検出素子が相対移動する領域に沿って延びる形状であり、磁石部材における上記検出素子の相対移動領域に対向する対向面の形状が、磁石部材および検出素子の相対移動に伴ってそれらの距離が変化する形状に定められている。また、特許文献1では、車両のシフト位置の変更に際して運転者によって操作されるシフトレバー(検出対象部材)に磁石部材が固定されている。そして、シフトレバーが操作されて、磁石部材と検出素子との相対位置が変化すると、それら磁石部材および検出素子の距離が変化して、検出素子によって検出される磁束密度(検出磁束密度)が変化するようになる。上記位置センサでは、こうした検出磁束密度に基づいてシフトレバーの操作位置が検出される。
特開2013−60054号公報
上記位置センサでは、位置検出を精度良く行うためには、シフトレバーの操作位置(詳しくは、検出素子の相対移動位置)と、磁石部材および検出素子の距離との関係を細かく設定する必要がある。そのため磁石部材の形状が複雑になり易く、その製造にかかる作業が煩雑になる。
また上記位置センサは、磁石部材と検出素子との距離の変化幅を大きくすることにより、位置検出にかかる分解能を高くして、位置検出の精度を高くすることが可能になる構造である。そのため、磁石部材、ひいては位置センサの大型化を招き易い構造であると云える。
本発明は、そうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、単純な形状且つ小型の磁石部材を用いて検出対象部材の位置を精度良く検出することのできる位置センサを提供することにある。
上記課題を達成するための位置センサは、磁束を発生する磁石部材と磁束密度を検出する検出素子とを有して、検出対象部材の位置変化に伴って前記検出素子と前記磁石部材とが相対移動する構造であり、前記検出素子によって検出される磁束密度に基づいて前記検出対象部材の位置を検出する位置センサにおいて、前記磁石部材は前記検出素子が相対移動する領域に沿って延びる形状であり、前記検出される磁束密度が前記検出素子の相対移動に伴い変化する態様で、前記磁石部材の各部における残留磁束密度が分布を有してなる。
上記位置センサによれば、検出対象部材の位置変化に伴って磁石部材と検出素子とが相対移動する際に、磁石部材と検出素子との距離によることなく、検出素子によって検出される磁束密度(検出磁束密度)を変化させることができる。そのため、検出磁束密度に基づく検出対象部材の位置検出の機能を得つつ、例えば磁石部材における上記検出素子に対向する面(対向面)を平面にするなど、磁石部材の対向面を単純な形状にすることができる。しかも、磁石部材と検出素子との距離の変化幅が小さい構造で、高い検出精度での位置検出が可能になるため、磁石部材の小型化を図ることができる。したがって、単純な形状且つ小型の磁石部材を用いて検出対象部材の位置を精度良く検出することができる。
上記位置センサにおいて、前記磁石部材は、前記相対移動の方向において、前記残留磁束密度が変化してなることが好ましい。
上記位置センサによれば、前記相対移動の方向において磁石部材の残留磁束密度が変化するように、磁石部材の各部の残留磁束密度を適当な値にすることにより、検出素子の相対移動領域の磁束密度に所望の分布を持たせることができ、検出磁束密度に所望の分布を持たせることができる。
上記位置センサにおいて、前記磁石部材は、前記相対移動の方向における一方向側の部分ほど残留磁束密度が低いことが好ましい。
検出対象部材の位置検出に上記位置センサを利用する場合には、検出素子の相対移動位置と検出磁束密度との関係が、相対移動位置が一方向に変化するに連れて検出磁束密度も一方向に変化するといった関係になることが好ましい。
上記位置センサによれば、磁石部材と検出素子とが一方向に相対移動するに連れて検出磁束密度が低くなるように、磁石部材の各部における残留磁束密度を定めることができる。
上記位置センサにおいて、前記磁石部材は、発生する磁界の強度が強い強着磁領域と発生する磁界の強度が弱い弱着磁領域とを有してなるとともに、前記相対移動の方向と直交する方向であり且つ前記領域に対向する対向面に沿う方向である特定方向における前記強着磁領域の長さ、および、前記特定方向における前記弱着磁領域の長さ、の少なくとも一方が、前記相対移動の方向において変化してなることが好ましい。
上記位置センサのように、磁石部材に強着磁領域と弱着磁領域とが定められたものでは、弱着磁領域を大きくすることによって検出素子が通過する部分を貫く磁束線の本数を少なくすることができる一方、強着磁領域を大きくすることによって検出素子が通過する部分を貫く磁束線の本数を多くすることができる。
したがって上記位置センサによれば、前記特定方向における強着磁領域の長さや弱着磁領域の長さを適当な長さにすることにより、検出素子が相対移動する領域の磁束密度に所望の分布を持たせることができ、検出磁束密度に所望の分布を持たせることができる。
上記位置センサにおいて、前記磁石部材は、発生する磁界の向きが同一の部分においては前記相対移動の方向における一方向に向かうほど、前記特定方向における前記強着磁領域の長さが短くなっており、且つ、前記特定方向における前記弱着磁領域の長さが長くなっていることが好ましい。
上記位置センサによれば、磁石部材と検出素子とが一方向に相対移動するに連れて検出磁束密度が低くなるように、磁石部材の各部における残留磁束密度を定めることができる。
上記位置センサにおいて、前記検出素子が相対移動する領域と前記磁石部材における前記領域に対向する部分との並び方向が、前記磁石部材の発生する磁界の向きに一致しており、前記磁石部材の前記相対移動の方向における一端側の部分と他端側の部分とで前記磁界の向きが逆であり、前記磁石部材は、前記一端側の部分では、前記他端側の部分に向かうほど、前記特定方向における前記強着磁領域の長さが短くなるとともに、前記特定方向における前記弱着磁領域の長さが長くなっており、前記他端側の部分では、前記一端側の部分に向かうほど、前記特定方向における前記強着磁領域の長さが短くなるとともに、前記特定方向における前記弱着磁領域の長さが長くなっていることが好ましい。
上記位置センサでは、一方側の部分および他方側の部分のうち、磁石部材における上記検出素子の相対移動領域に対向する対向面側の部分がN極になるように着磁される部分では、検出磁束密度が正の値になる。そして、この部分では、強着磁領域が小さく弱着磁領域が大きいほど、すなわち一方側の部分と他方側の部分との境界に向かうほど、検出素子の相対移動領域を通過する磁束線の本数が少なくなるため、検出磁束密度が徐々に低い値になる。また、一方側の部分および他方側の部分のうち、磁石部材における上記検出素子の相対移動領域に対向する対向面側の部分がS極になるように着磁される部分では、検出磁束密度が負の値になる。この部分では、強着磁領域が小さく弱着磁領域が大きいほど、すなわち一方側の部分と他方側の部分との境界に向かうほど、検出素子の相対移動領域を通過する磁束線の本数が少なくなるため、検出磁束密度が徐々に高い値(詳しくは、絶対値が小さい負の値)になる。したがって上記位置センサによれば、磁石部材と検出素子とが一方向に相対移動するに連れて検出磁束密度が低くなるように、磁石部材の各部における残留磁束密度を定めることができる。
しかも、発生する磁界の向きが逆の2つの部分によって磁束を発生させることができるため、一方向のみの磁界を発生する磁石部材を用いるものと比較して、検出素子によって検出可能な磁束密度の範囲を大きくすることができ、位置検出にかかる分解能を高くして高精度での位置検出が可能になる。
上記位置センサにおいて、前記磁石部材における前記一端側の部分と前記他端側の部分との間には前記弱着磁領域が介在していることが好ましい。
検出対象部材の位置検出に上記位置センサを利用する場合には、検出素子の相対移動位置と検出磁束密度との関係が、検出素子の相対移動位置を一定の速度で変化させた場合において検出磁束密度が変化する速度が変動しない関係であることが好ましい。
上記位置センサでは、一方側の部分と他方側の部分との間に磁界の強度が弱い弱着磁領域が無いと、一方側の部分と他方側の部分との境界の近傍を検出素子が通過する際に、磁石部材が発生する磁界の向きが急峻に逆転するため、検出磁束密度の急峻な変化を招き易い。
上記位置センサによれば、一方側の部分と他方側の部分との間に弱着磁領域があるため、一方側の部分と他方側の部分との境界(詳しくは、弱着磁領域)の近傍を検出素子が通過する際に検出磁束密度が急峻に変化することを抑えることができる。これにより、検出素子の相対移動位置を一定の速度で変化させた場合において検出磁束密度が変化する速度の変動を抑えることができるようになる。
上記位置センサにおいて、前記磁石部材は、前記検出素子が相対移動する領域に対向する対向面が平面形状であり、前記検出素子は、前記検出対象部材の位置変化に伴い前記対向面に対して平行移動することが好ましい。
上記位置センサによれば、磁石部材の対向面が凹凸を有する形状や曲がった形状であるものと比較して、磁石部材の形状を単純な形状にすることができる。
本発明によれば、単純な形状且つ小型の磁石部材を用いて検出対象部材の位置を精度良く検出することができる。
(a)は一実施形態の位置センサおよびその周辺構造を示す略図、(b)は(a)における矢印1B方向から見た略図。 ケースと磁石部材と検出素子との位置関係を示す略図。 磁石部材の斜視図。 検出磁束密度と検出素子の相対移動位置との関係を示すグラフ。 図3の矢印5方向から見た磁石部材の側面図。 検出素子の相対移動領域を含む面における磁束密度の分布を示す略図。 他の実施形態の磁石部材の側面図。 他の実施形態の磁石部材と検出素子の相対移動方向との関係を示す略図。 他の実施形態の磁石部材の強着磁領域と弱着磁領域との関係の一例を示す略図。 他の実施形態の磁石部材における残留磁束密度の分布の一例を示す略図。 他の実施形態の磁石部材の強着磁領域と弱着磁領域との関係を示す略図。 他の実施形態の磁石部材の強着磁領域と弱着磁領域との関係を示す略図。 他の実施形態の磁石部材の強着磁領域と弱着磁領域との関係を示す略図。 他の実施形態の検出素子と磁石部材との位置関係を示す略図。
以下、位置センサの一実施形態について説明する。
図1(a)および図1(b)に示すように、位置センサ10は、車両のボディ(図示略)に固定されるケース11を有している。このケース11は内部に略円柱状のスペースを有しており、このスペースの内部に磁石部材20が設けられている。
図2に示すように、磁石部材20は、ケース11内のスペースの中心軸Lを中心に同ケース11の内部を回動可能な状態で配設されている。具体的には、磁石部材20は図2に実線で示す位置と2点鎖線で示す位置との間で回動可能になっている。磁石部材20は部分的に着磁されており、磁石部材20が発生する磁界の向きは上記中心軸Lが延びる方向と一致している。
図1(a)および図1(b)に示すように、磁石部材20には、検出対象部材としてのシフトレバー13が連結されている。このシフトレバー13を操作することにより、磁石部材20がケース11の内部を回動するようになっている。
ケース11には、その内部に、磁束密度を検出するホール素子からなる検出素子14が固定されている。この検出素子14により、磁石部材20が発生する磁束(詳しくは、磁束密度)が検出される。検出素子14は、ケース11内部において磁石部材20が回動する際に、磁石部材20が検出素子14に沿って回動するようになる位置に固定されている。このように位置センサ10はシフトレバー13の操作位置の変化に伴って検出素子14と磁石部材20とが相対移動する構造である。また磁石部材20は、検出素子14が相対移動する領域ARに沿って延びる形状である。
図2および図3に示すように、磁石部材20における上記検出素子14の相対移動領域AR(図3)に対向する部分(対向部分20A)は、中心軸Lを中心とする円弧状で延びる略平板形状である。また、この対向部分20Aは、検出素子14が相対移動する方向と直交する方向であり、且つ同検出素子14の相対移動領域ARに対向する対向面21に沿う方向である特定方向(具体的には、中心軸Lを中心に円を描いた場合の径方向R)に一定の幅をもって延びる形状である。
このように磁石部材20は、検出素子14の相対移動領域ARに対向する対向面21が平面形状である。そして、検出素子14は、シフトレバー13の操作位置の変化に伴い、磁石部材20の対向面21に対して平行に相対移動する。このとき検出素子14と磁石部材20との間隔は所定の長さ(本実施形態では、2ミリメートル)に保たれる。
上記位置センサ10では、シフトレバー13が操作されると、磁石部材20と検出素子14との相対位置が変化して、検出素子14によって検出される磁束密度(検出磁束密度DM)が変化するようになる。位置センサ10の検出信号は電子制御装置15に取り込まれている。本実施形態では、検出磁束密度DMと検出素子14の相対移動位置との関係(図4に示す関係)が予め求められて、電子制御装置15に記憶されている。なお上記関係としては、検出磁束密度DMが低くなるに連れて検出素子14の相対移動位置が一方向に徐々に変化する関係(具体的には、検出素子14の相対移動角度が徐々に大きくなる関係)が定められている。そして電子制御装置15による演算処理を通じて、検出磁束密度DMに基づいて上記関係から検出素子14の相対移動位置、ひいてはシフトレバー13の操作位置が検出される。
本実施形態の位置センサ10では、検出磁束密度DMが検出素子14の相対移動に伴い変化する態様で、磁石部材20の各部における残留磁束密度が分布を有している。これにより、位置センサ10による適正な位置検出が実現されている。以下、磁石部材20の構造を詳しく説明する。
図5に示すように、磁石部材20は、残留磁束密度がほぼ一定であり且つ発生する磁界の強度が強い強着磁領域SA,SBと、残留磁束密度がほぼ「0」である(発生する磁界の強度が比較的弱い[ほぼ「0」である])弱着磁領域SCとを有している。磁石部材20は、同一の材料(例えば、ストロンチウムフェライトを主成分とする材料)によって一体に形成されている。そして、磁石部材20に磁力を付与する着磁工程において、強い磁力を付与する範囲と比較的弱い磁力を付与する範囲(あるいは磁力を付与しない範囲)とを設定することにより、強着磁領域SA,SBと弱着磁領域SCとが定められる。
磁石部材20の強着磁領域SA,SBが発生する磁界の向きは、検出素子14の相対移動領域ARと磁石部材20における同領域ARに対向する部分(対向部分20A)との並び方向(本実施形態では、中心軸L方向)と一致している。そして、磁石部材20の相対移動の方向における一端側(図5における左側)の部分である磁石部22Aは、その強着磁領域SAが、磁石部材20における上記領域ARに対向する面(対向面21)側の部分がN極になるように着磁されている。一方、磁石部材20の相対移動の方向における他端側(図5における右側)の部分である磁石部22Bは、その強着磁領域SBが、磁石部材20における上記対向面21側の部分がS極になるように着磁されている。このように位置センサ10では、磁石部22Aの強着磁領域SAと磁石部22Bの強着磁領域SBとで磁界の向きが逆になっている。
磁石部材20の弱着磁領域SCは、磁石部材20の上記径方向Rにおける中央部分において延びる形状である。また、磁石部材20および検出素子14は、磁石部材20の上記径方向Rにおける中央部分と検出素子14の相対移動領域ARとが中心軸L方向においてオーバーラップするように配設されている。これにより、磁石部材20と検出素子14との相対移動に際して、弱着磁領域SCの径方向Rにおける中央部分付近を検出素子14が通過するようになっている。
磁石部22Aでは、弱着磁領域SCは相対移動方向において磁石部22B側に向かうに連れて径方向Rの長さが長くなる形状であり、強着磁領域SAは相対移動方向において磁石部22B側に向かうに連れて径方向Rにおける長さ(詳しくは、その和)が短くなる形状である。一方、磁石部22Bでは、弱着磁領域SCは相対移動方向において磁石部22A側に向かうに連れて径方向Rの長さが長くなる形状であり、強着磁領域SBは相対移動方向において磁石部22A側に向かうに連れて径方向Rにおける長さ(詳しくは、その和)が短くなる形状である。
磁石部材20における磁石部22Aと磁石部22Bとの間には弱着磁領域SCからなる中間部23が介在している。この中間部23は、径方向R(図5における上下方向)において、磁石部材20の両端部まで所定の幅で直線状に延びる形状である。なお、中間部23における磁石部22A側の部分では、残留磁束密度が絶対値のごく小さい正の値になっており、同残留磁束密度の絶対値が磁石部22Bに近づくに連れて小さくなる。また、中間部23の磁石部22B側の部分では、残留磁束密度が絶対値のごく小さい負の値になっており、同残留磁束密度の絶対値が磁石部22Aに近づくに連れて小さくなる。
以下、本実施形態の位置センサ10の動作について説明する。
本実施形態では、位置センサ10の磁石部材20が、相対移動方向における一方側の端部から順に、磁石部22A、中間部23、磁石部22Bによって構成されている。
磁石部22Aは、対向面21側の部分がN極になるように着磁されている。そのため、検出素子14が磁石部22Aの近傍を通過する際には検出磁束密度DMは正の値になる。
ここで、このように磁石部材20における対向面21側の部分がN極になるように着磁された部分(磁石部22A)では、強着磁領域SAが小さいほど、また弱着磁領域SCが大きいほど、検出素子14の相対移動領域ARを通過する磁束線の本数が少なくなるため、検出磁束密度DMが低い値になる。
本実施形態の磁石部22Aでは、相対移動方向における同磁石部22A側の端部から離間して中間部23に近づくに連れて、径方向Rにおける弱着磁領域SCの長さが長くなるとともに、径方向Rにおける強着磁領域SAの長さが短くなっている。そのため、この磁石部22Aの近傍では、検出素子14の相対移動領域ARを通過する磁束線の本数が、相対移動方向における磁石部22A側の端部近傍では多くなるとともに、磁石部22Aと中間部23との境界に近づくほど少なくなるといったように分布を有している。したがって位置センサ10では、磁石部材20における磁石部22A側の端部近傍の位置から同磁石部22Aと中間部23との境界近傍の位置まで検出素子14が相対移動する際には、検出磁束密度DMが、最初は正の高い値になり、その後において徐々に正の低い値になる。すなわち、この場合には検出磁束密度DMは徐々に低い値になる。
また、中間部23は弱着磁領域SCになっているため、この中間部23の近傍では、検出素子14の相対移動領域ARを通過する磁束線の本数が次のような分布を有している。すなわち上記磁束線の本数は、磁石部22Aの発生磁束の影響を受ける磁石部22Aと中間部23との境界近傍においては少なくなり、磁石部22A,22Bの発生磁束の影響を殆ど受けない磁石部22A,22Bの中間近傍においてはほぼ「0」になる。また、磁石部22Bの発生磁束の影響を受ける中間部23と磁石部22Bとの境界近傍においては上記磁束線の本数は少なくなる。したがって位置センサ10では、磁石部22A側から磁石部22B側への検出素子14の相対移動に際して同検出素子14が中間部23の近傍を通過するときには、検出磁束密度DMが、先ずは正の低い値から「0」になり、その後において負の値になる。すなわち、この場合にも、検出磁束密度DMは徐々に低い値になる。
さらに、磁石部22Bは、対向面21側の部分がS極になるように着磁されている。そのため、検出素子14が磁石部22Bの近傍を通過する際には、検出磁束密度DMは負の値になる。
ここで、このように磁石部材20における対向面21側の部分がS極になるように着磁された部分(磁石部22B)では、強着磁領域SAが小さいほど、また弱着磁領域SCが大きいほど、検出素子14の相対移動領域ARを通過する磁束線の本数が少なくなるため、検出磁束密度DMが高い値(絶対値の小さい負の値)になる。
本実施形態の磁石部22Bでは、中間部23から離間するに連れて、径方向Rにおける弱着磁領域SCの長さが短くなるとともに、径方向Rにおける強着磁領域SAの長さが長くなっている。そのため、この磁石部22Bの近傍では、検出素子14の相対移動領域ARを通過する磁束線の本数が、相対移動方向における中間部23と磁石部22Bとの境界近傍では少なくなるとともに、磁石部22B側の端部に近づくほど多くなるといったように分布を有している。したがって位置センサ10では、磁石部材20における中間部23と磁石部22Bとの境界近傍の位置から磁石部22B側の端部近傍の位置まで検出素子14が相対移動する際には、検出磁束密度DMが、最初は絶対値の小さい負の値になり、その後において徐々に絶対値の大きい負の値になる。すなわち、この場合にも、検出磁束密度DMは徐々に低い値になる。
したがって本実施形態の位置センサ10では、図4および図6に示すように、検出素子14の相対移動位置と検出磁束密度DMとの関係が、検出素子14の相対移動位置が一方向に変化するに連れて検出磁束密度DMが徐々に低くなるといった関係になる。なお図6は検出素子14の相対移動領域ARを含む面における磁束密度の分布を示す図であり、図6中の2点鎖線は、磁束密度が等しくなる部分を示す線(等磁束密度線)である。
本実施形態によれば、以下に記載する効果が得られるようになる。
(1)シフトレバー13の操作位置の変化に伴って磁石部材20と検出素子14とが相対移動する際に、磁石部材20と検出素子14との距離によることなく、検出磁束密度DMを変化させることができる。そのため、検出磁束密度DMに基づいてシフトレバー13の位置(詳しくは、検出素子14の相対移動位置)を検出する機能を得つつ、磁石部材20の対向面21を単純な形状にすることができる。しかも、磁石部材20と検出素子14との距離がほとんど変化しない構造で高い検出精度での位置検出が可能になるため、磁石部材と検出素子との距離を変化させることによって検出磁束密度を変化させるものと比較して、磁石部材20の小型化を図ることができる。したがって位置センサ10によれば、単純な形状且つ小型の磁石部材20を用いてシフトレバー13の操作位置を精度良く検出することができる。
(2)磁石部材20が強着磁領域SA,SBと弱着磁領域SCとを有している。そのため、磁石部材20の各部において径方向Rにおける強着磁領域SA,SBの長さや弱着磁領域SCの長さを適当な長さにすることにより、検出磁束密度DMに所望の分布を持たせることができる。
(3)磁石部22Aでは、検出素子14の相対移動の方向における一方向に向かうほど、径方向Rにおける強着磁領域SAの長さを短くするとともに、径方向Rにおける弱着磁領域SCの長さを長くした。また磁石部22Bでは、検出素子14の相対移動の方向における一方向に向かうほど、径方向Rにおける強着磁領域SBの長さを長くするとともに、径方向Rにおける弱着磁領域SCの長さを短くした。そのため、磁石部材20と検出素子14とが一方向に相対移動するに連れて検出磁束密度DMが低くなるように、磁石部材20の各部における残留磁束密度を定めることができる。
(4)発生する磁界の向きが逆の2つの部分(磁石部22A,22B)によって磁束を発生させることができるため、一方向のみの磁界を発生する磁石部材を用いるものと比較して、検出素子14によって検出可能な磁束密度の範囲を大きくすることができ、位置検出にかかる分解能を高くして高精度での位置検出が可能になる。
(5)シフトレバー13の操作位置の検出に位置センサ10を利用する場合には、検出素子14の相対移動位置と検出磁束密度DMとの関係が、検出素子14の相対移動位置を一定の速度で変化させた場合において検出磁束密度DMが変化する速度が変動しない関係であることが好ましい。位置センサ10において、仮に磁石部22A,22Bの間に中間部23(弱着磁領域SC)が無いと、磁石部22Aと磁石部22Bとの境界近傍を検出素子14が通過する際に、磁石部材20が発生する磁界の向きが急峻に逆転するため、検出磁束密度DMの急峻な変化を招き易い。この点、本実施形態の位置センサ10では、磁石部22A,22Bの間に弱着磁領域SCである中間部23が介在しており、この中間部23の近傍を検出素子14が通過することによって検出磁束密度DMが急峻に逆転することが抑えられる。したがって、検出素子14の相対移動位置を一定の速度で変化させた場合において検出磁束密度DMが変化する速度の変動を抑えることができるようになる。
(6)磁石部材20の対向面21が平面形状であるため、磁石部材の対向面が凹凸を有する形状や曲がった形状であるものと比較して、磁石部材20の形状を単純な形状にすることができる。したがって、磁石部材20を容易に形成することができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・検出磁束密度DMが検出素子14の相対移動に伴って変化するのであれば、磁石部材20の径方向Rにおける中央部分と検出素子14の相対移動領域ARとが中心軸L方向においてオーバーラップしない態様で、磁石部材20と検出素子14とを配設してもよい。なお、検出磁束密度DMを検出素子14の相対移動に伴って変化させるためには、検出素子14の相対移動領域ARと弱着磁領域SCとが中心軸L方向においてオーバーラップしていることが望ましい。
・図7に示すように、磁石部材30として、その相対移動の方向において残留磁束密度が変化するものを採用することができる。なお図7中の2点鎖線は、残留磁束密度が等しい部分を示す線(等磁束密度線)である。この磁石部材30では、その相対移動の方向における一方向側(図7に示す例では、左側)の部分ほど、残留磁束密度が高くなっている。こうした磁石部材30を採用することにより、前記領域ARにおける磁束密度を相対移動方向における一方向側の部分ほど高くすることができる。そのため、磁石部材30に対して検出素子14が一方向に相対移動するに連れて検出磁束密度DMが高くなるように、磁石部材30の各部における残留磁束密度を定めることができる。したがって、前記(1)に記載の効果と同様の効果を得ることができる。
また、磁石部材30を次のように形成することにより、前記(4)に記載の効果と同様の効果を得ることができる。すなわち、磁石部材30の相対移動の方向における一端側(図7における左側)の部分である磁石部32Aを、前記領域ARに対向する面(対向面31)側の部分がN極になるように着磁する。一方、磁石部材30の相対移動の方向における他端側(図7における右側)の部分である磁石部32Bを、上記対向面31側の部分がS極になるように着磁する。このように磁石部材30における磁石部22Aと磁石部22Bとで磁界の向きを逆にする。
また、磁石部材30における磁石部32Aと磁石部32Bとの境界33に隣接する領域を、発生する磁界の強度が弱い(具体的には、残留磁束密度がほぼ「0」)の弱着磁領域にすることにより、前記(5)に記載の効果と同様の効果を得ることができる。さらには、磁石部材30の対向面31を平面形状にすることにより、前記(6)に記載の効果と同様の効果を得ることができる。
・上記実施形態の位置センサは、図8に示すように、磁石部材40における検出素子14の相対移動領域と対向する対向部分40Aが一定の幅で直線状に延びる平板形状であり、且つ磁石部材40における上記相対移動領域に対向する対向面41に対して検出素子14が平行に直線移動する構造のものにも適用することができる。
こうした位置センサでは、磁石部材40を次のように形成することにより、上記(1)〜(6)に記載の効果と同様の効果を得ることができる。図9に示すように、磁石部材40の相対移動の方向(長手方向)における一方向側(図9における左側)の端部から順に、対向面41側の部分がN極になるように着磁された部分(磁石部42A)、発生する磁界の強度が弱い弱着磁領域(中間部43)、対向面41側の部分がS極になるように着磁された部分(磁石部42B)とする。また、磁石部42Aおよび磁石部42Bに共に強着磁領域SA,SBと弱着磁領域SCとを定める。そして、磁石部42Aでは弱着磁領域SCの幅方向(長手方向と直交する方向であり、且つ対向面41に沿う方向である特定方向[図9の上下方向])の長さを長手方向における一方向側に向かうに連れて徐々に長くなるように設定する。また、磁石部42Bでは弱着磁領域SCの幅方向の長さを長手方向における一方向側に向かうに連れて徐々に短くなるように設定する。
また、上記位置センサの磁石部材40を次のように形成することにより、上記(1)に記載の効果と同様の効果を得ることができる。図10に示すように、磁石部材40として、その相対移動の方向(長手方向)における一方向側(図10に示す例では、左側)の部分ほど残留磁束密度が高くなっているものを採用する。なお図10中の2点鎖線は、残留磁束密度が等しい部分を示す線(等磁束密度線)である。
さらに、磁石部材40を次のように形成することにより、前記(4)に記載の効果と同様の効果を得ることができる。すなわち、磁石部材40の相対移動の方向における一端側(図10における左側)の部分である磁石部45Aを、前記領域ARに対向する面(対向面41)側の部分がN極になるように着磁する。一方、磁石部材30の相対移動の方向における他端側(図10における右側)の部分である磁石部45Bを、上記対向面41側の部分がS極になるように着磁する。
また、磁石部材40における磁石部45Aと磁石部45Bとの境界46に隣接する領域を、発生する磁界の強度が弱い(具体的には、残留磁束密度がほぼ「0」)の弱着磁領域にすることにより、前記(5)に記載の効果と同様の効果を得ることができる。さらには、磁石部材40の対向面41を平面形状にすることにより、前記(6)に記載の効果と同様の効果を得ることができる。
・磁石部材20,40における中間部23(図5),43(図9)を省略することができる。
・磁石部材20,40に、磁石部22A,42Aおよび磁石部22B,42Bのうちの一方のみを形成してもよい。こうした構成では、図11に一例を示すように、磁石部材50の相対移動の方向(長手方向)における一方向(図11の右方向)に向かうほど、幅方向における強着磁領域SAの長さ(詳しくは、その和)を短くするとともに、幅方向における弱着磁領域SCの長さを長くすればよい。これにより、磁石部材50と検出素子14とが一方向に相対移動するに連れて検出磁束密度DMが低くなるように、磁石部材50の各部における残留磁束密度を定めることができる。また、磁石部材30(図7),40(図10)に、磁石部32A,45Aおよび磁石部32B,45Bのうちの一方のみを形成してもよい。
・図12に一例を示すように、磁石部材60の相対移動方向と直交する方向であり、且つ検出素子の相対移動領域に対向する対向面61に沿う方向である特定方向(図12の上下方向)における弱着磁領域SCや強着磁領域SA(または強着磁領域SB)の長さを、相対移動方向における一方向に向かうに連れて段階的に変化するように定めてもよい。
・図13に一例を示すように、磁石部材70における相対移動の方向と直交する方向であり、且つ検出素子の相対移動領域に対向する対向面71に沿う方向である特定方向(図13の上下方向)の中央部分に強着磁領域SA(または強着磁領域SB)を形成するとともに、同特定方向の両端部分に弱着磁領域SCを形成するようにしてもよい。こうした構成によっても、磁石部材70の各部において上記特定方向における強着磁領域SA,SBの長さや弱着磁領域SCの長さを適当な長さにすることにより、検出素子14の相対移動領域ARの磁束密度に所望の分布を持たせることができ、検出磁束密度DMに所望の分布を持たせることができる。
・磁石部材における検出素子14の相対移動領域ARと対向する対向面を、若干湾曲した形状や、若干の凹凸を有する形状など、平面以外の形状にしてもよい。また、この場合には、磁石部材の対向面と検出素子14との間隔を所定の長さに保つ構造に限らず、磁石部材の対向面と検出素子14との間隔が若干変化することを許容する構造を採用して、中心軸Lを中心に磁石部材を回転移動させたり、磁石部材を直線移動させたりしてもよい。
・上記実施形態の位置センサは、図14に示すように、磁石部材80における検出素子14の相対移動領域と対向する面(対向面81)が円弧形状で延びる曲面形状であり、且つ、検出素子14が上記対向面81と等しい距離(例えば、2ミリメートル)を保ちつつ相対移動の軌跡が円弧形状になるように相対移動する構造のものにも適用可能である。
こうした位置センサでは、磁石部材80を次のように形成することにより、上記(1)〜(6)に記載の効果と同様の効果を得ることができる。すなわち、検出素子14の相対移動領域と磁石部材80における同領域に対向する部分との並び方向(具体的には、回転軸Cを中心に円を描いた場合における径方向)が、磁石部材の発生する磁界の向きに一致している。そして、磁石部材80の相対移動の方向における一方向に向かうほど、相対移動の方向と直交する方向であり、且つ対向面81に沿う方向である特定方向(具体的には、回転軸C方向[図14における紙面と直交する方向])の長さが徐々に長くなるように弱着磁領域を設定するとともに、特定方向の長さが徐々に短くなるように強着磁領域を設定する。
また、磁石部材80として、その相対移動の方向における一方向側の部分ほど残留磁束密度が高くなっているものを採用することにより、上記(1)、および(4)〜(6)に記載の効果と同様の効果を得ることができる。
・磁石部材の各部における残留磁束密度を、磁石部材の相対移動の方向における一方向に向かうほど検出磁束密度DMが大きくなる(あるいは小さくなる)態様で設定することに限らず、任意の態様で設定することができる。要は、検出磁束密度DMが検出素子14の相対移動に伴い変化する態様で、磁石部材の各部における残留磁束密度が分布を有していればよい。こうした位置センサによっても、磁石部材と検出素子14との相対移動の方向において磁石部材の残留磁束密度が変化するように磁石部材の各部の残留磁束密度を適当な値にすることにより、検出素子14の相対移動領域の磁束密度に所望の分布を持たせることができ、検出磁束密度DMに所望の分布を持たせることができる。
・上記実施形態の位置センサは、シフトレバー以外の操作子の操作位置の検出や、移動体の移動位置の検出など、種々の検出対象部材の位置検出に用いることができる。
10…位置センサ、11…ケース、13…シフトレバー、14…検出素子、15…電子制御装置、20,30,40,50,60,70,80…磁石部材、20A,40A…対向部分、21,31,41,61,71,81…対向面、22A,22B,32A,32B,42A,42B,45A,45B…磁石部、23,43…中間部、33,46…境界。

Claims (8)

  1. 磁束を発生する磁石部材と磁束密度を検出する検出素子とを有して、検出対象部材の位置変化に伴って前記検出素子と前記磁石部材とが相対移動する構造であり、前記検出素子によって検出される磁束密度に基づいて前記検出対象部材の位置を検出する位置センサにおいて、
    前記磁石部材は前記検出素子が相対移動する領域に沿って延びる形状であり、
    前記検出される磁束密度が前記検出素子の相対移動に伴い変化する態様で、前記磁石部材の各部における残留磁束密度が分布を有してなる
    ことを特徴とする位置センサ。
  2. 請求項1に記載の位置センサにおいて、
    前記磁石部材は、前記相対移動の方向において、前記残留磁束密度が変化してなる
    ことを特徴とする位置センサ。
  3. 請求項2に記載の位置センサにおいて、
    前記磁石部材は、前記相対移動の方向における一方向側の部分ほど残留磁束密度が低い
    ことを特徴とする位置センサ。
  4. 請求項1に記載の位置センサにおいて、
    前記磁石部材は、発生する磁界の強度が強い強着磁領域と発生する磁界の強度が弱い弱着磁領域とを有してなるとともに、前記相対移動の方向と直交する方向であり且つ前記領域に対向する対向面に沿う方向である特定方向における前記強着磁領域の長さ、および、前記特定方向における前記弱着磁領域の長さ、の少なくとも一方が、前記相対移動の方向において変化してなる
    ことを特徴とする位置センサ。
  5. 請求項4に記載の位置センサにおいて、
    前記磁石部材は、発生する磁界の向きが同一の部分においては前記相対移動の方向における一方向に向かうほど、前記特定方向における前記強着磁領域の長さが短くなっており、且つ、前記特定方向における前記弱着磁領域の長さが長くなっている
    ことを特徴とする位置センサ。
  6. 請求項4に記載の位置センサにおいて、
    前記検出素子が相対移動する領域と前記磁石部材における前記領域に対向する部分との並び方向が、前記磁石部材の発生する磁界の向きに一致しており、
    前記磁石部材の前記相対移動の方向における一端側の部分と他端側の部分とで前記磁界の向きが逆であり、
    前記磁石部材は、
    前記一端側の部分では、前記他端側の部分に向かうほど、前記特定方向における前記強着磁領域の長さが短くなるとともに、前記特定方向における前記弱着磁領域の長さが長くなっており、
    前記他端側の部分では、前記一端側の部分に向かうほど、前記特定方向における前記強着磁領域の長さが短くなるとともに、前記特定方向における前記弱着磁領域の長さが長くなっている
    ことを特徴とする位置センサ。
  7. 請求項6に記載の位置センサにおいて、
    前記磁石部材における前記一端側の部分と前記他端側の部分との間には前記弱着磁領域が介在している
    ことを特徴とする位置センサ。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の位置センサにおいて、
    前記磁石部材は、前記検出素子が相対移動する領域に対向する対向面が平面形状であり、
    前記検出素子は、前記検出対象部材の位置変化に伴い前記対向面に対して平行移動する
    ことを特徴とする位置センサ。
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