JP2017111009A - 検査装置および検査方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】設備のサイズアップを抑えつつ、転動体領域に転動体が配置されているか否かを精度よく検査することのできる検査装置を提供する。【解決手段】転がり軸受の検査装置100は、検査対象である転がり軸受8の複数の転動体を軸受中心線83周りに回転させるための回転装置4を有する。カメラ2は、転がり軸受のすべての転動体領域のうちの一部の転動体領域を含む範囲を撮影範囲とする位置に配置され、回転により一部の転動体領域が撮影範囲を通るたびに当該一部の転動体領域を撮影する。検査装置は、撮影画像それぞれに規定数の転動体が含まれているか否かを判定する。【選択図】図1

Description

この発明は検査装置および検査方法に関し、特に、転がり軸受に設けられた、各転動体が配置されるべき領域である転動体領域の全てに転動体が配置されているか否かを検査する検査装置および検査方法に関する。
玉軸受などの転がり軸受は、外輪と内輪との間に形成される空間に規定数の転動体(玉やころ)を配置し、保持器で転動体を保持することで形成される。
転がり軸受の検査装置は、一例として、特開2008−261797号公報(特許文献1)に開示された検出方法を採用することができる。この方法は、軸受を回転させながら、軸受の軸方向側方にボール(転動体)に対向するように配置されたセンサによってボールまでの距離を計測し、その値に基づいてボールの頂点位置を判断することによって玉軸受けのボール位置を検出する方法である。
また、転がり軸受の検査装置の他の例として、転動体の欠落(いわゆるボール抜け)を検査するための検査装置がある。この検査装置は、転がり軸受全体を軸(軸受中心線)方向から撮影し、撮影画像中に当該転がり軸受に配置されるべき数の転動体があるか否かを画像解析にて判定する。
特開2008−261797号公報
ところで、検査対象である転がり軸受にはさまざまなサイズのものがある。
転がり軸受のサイズが大きい場合、転がり軸受からカメラまでの距離が近すぎると転がり軸受全体が撮影されなくなる。また、カメラの視野角によっては、転動体が内輪や保持器に隠れて適切に撮影されない場合もある。このような事態を回避するためにサイズが大きな転がり軸受を想定してカメラを検査対象から離れた位置に固定すると、転がり軸受のサイズが大きいほど検査対象からカメラが離れるために設備のサイズが大きくなってしまう。
また、カメラの位置を固定すると、転がり軸受のサイズが小さい場合に転がり軸受からカメラまでの距離が離れすぎる場合が生じる。この場合、撮影画像の解像度が低下することによって検査精度の低下につながるおそれがある。
本発明の目的は、設備のサイズアップを抑えつつ、転動体領域に転動体が配置されているか否かを精度よく検査することのできる検査装置を提供することである。また、他の目的は、設備のサイズアップを抑えつつ、転動体領域に転動体が配置されているか否かを精度よく検査することのできる検査方法を提供することである。
この発明にかかる検査装置は、複数の転動体を有する転がり軸受を検査対象とし、各転動体がそれぞれ配置されるべき領域である複数の転動体領域のそれぞれに、転動体が配置されているか否かを検査するための検査装置である。この検査装置は、検査対象である転がり軸受の複数の転動体を軸受中心線周りに回転させるための回転装置と、すべての転動体領域のうちの一部の転動体領域を含む範囲を撮影範囲とすると共に、回転装置による回転により一部の転動体領域が撮影範囲を通るたびに当該一部の転動体領域を撮影するカメラと、カメラによって撮影された画像を取得し、当該画像それぞれに規定数の転動体が含まれているか否かを判定する制御装置と、を備える。
このような構成によれば、カメラの撮影範囲は、検査対象の転がり軸受の有するすべての転動体領域を一つの撮影範囲とする場合と比較して小さい。このため、カメラを検査対象である転がり軸受に近い位置に設置することができる。それゆえ、検査装置全体を小型化することができる。また、カメラを、その撮影範囲が検査対象の転がり軸受の有するすべての転動体領域のうちの一部を含む位置に設置することから、カメラと当該転がり軸受との距離が上記撮影範囲の撮影に適した距離となるようにカメラを設置しておくことで、検査対象の転がり軸受のサイズが変化した場合であっても検査に適した撮影画像が得られる。それ故、検査精度を向上させることができる。
好ましくは、制御装置は、すべての転動体領域の画像を複数の画像に分けて取得して当該複数の画像それぞれについて判定を行い、規定数の転動体が含まれていると判定された画像における当該規定数の合計が、検査対象である転がり軸受が有するべき転動体の数と一致するか否かを検査結果として出力する。
このような構成によって、検査対象である転がり軸受に規定数の転動体が配置されているか否かが判定される。
好ましくは、撮影範囲は、撮影範囲の中心と転がり軸受の中心とを結ぶ直線方向の長さが、その方向に直交する方向の長さよりも大きく設定されている。
このような構成によって、転動体領域がカメラの撮影範囲を通過できる転がり軸受を検査対象にすることができる。そのため、この検査装置では様々なサイズの転がり軸の検査が可能となる。
好ましくは、検査装置は撮影範囲を照らすための照明装置をさらに備える。制御装置は、カメラによる撮影のタイミングと同期して撮影範囲を照らすように照明装置を制御する。
このような構成によって、検査精度を向上させることができると共に、検査時の消費電力を抑えることができる。
この発明にかかる検査方法は、複数の転動体を有する転がり軸受を検査対象とし、各転動体がそれぞれ配置されるべき領域である複数の転動体領域のそれぞれに、転動体が配置されているか否かを検査する方法である。この方法は、検査対象である転がり軸受の複数の転動体を軸受中心線周りに回転させるステップと、すべての転動体領域のうちの一部の転動体領域を含む範囲を撮影範囲とするカメラによって、上記回転により一部の転動体領域が撮影範囲を通るたびに当該一部の転動体領域を撮影するステップと、カメラによって撮影された画像それぞれに規定数の転動体が含まれているか否かを判定するステップと、を備える。
このような構成によれば、検査対象の転がり軸受の有するすべての転動体領域を一つの撮影範囲とする場合よりもカメラの撮影範囲を小さくできる。このため、検査対象である転がり軸受に近い位置に設置されたカメラによって撮影された画像を用いて、検査対象である転がり軸受の転動体領域に転動体が配置されているか否かを判定することができる。それ故、カメラを含む検査装置全体を小型化することができる。
好ましくは、転動体を回転させるステップでは、複数の転動体を転がり軸受の内輪および外輪と一体として回転させる。
このような構成によって、検査の際の演算を簡易化することができる。
この発明によると、検査用の設備のサイズアップを抑えつつ、転がり軸受について転動体領域に転動体が配置されているか否かを精度よく検査することができる。
実施の形態にかかる検査装置の構成を説明するための概略図である。 検査装置に含まれるカメラの撮影範囲を説明するための図である。 検査装置に含まれるカメラでの、検査対象の転がり軸受の撮影を説明するための図である。 検査装置に含まれる制御装置のハードウェア構成の一例を表したブロック図である。 制御装置の機能構成の具体例を表したブロック図である。 初期位置を決定するためにカメラによって撮影された画像に対して二値化処理を施して得られた二値化画像の一例を表した図である。 制御装置で検査を実行する際の制御装置での制御の流れを表したフローチャートである。
以下に、図面を参照しつつ、好ましい実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、これらの説明は繰り返さない。
[第1の実施の形態]
<全体構成>
図1は、本実施の形態にかかる検査装置の構成を説明するための概略図である。図1を参照して、検査装置100は、制御装置1と、カメラ2と、検査対象である転がり軸受8を保持すると共に当該転がり軸受8を回転させるための回転装置4とを含む。好ましくは、検査装置100は、カメラ2による撮影範囲2aを照らすための照明装置5をさらに含む。
制御装置1はカメラ2に接続されて、カメラ2での撮影を制御する。より詳しくは、制御装置1はカメラ2での撮影のタイミングを判断し、そのタイミングでカメラ2に対して撮影を指示する制御信号を出力する。また、制御装置1は、カメラ2から撮影された画像の入力を受け付ける。カメラ2は、たとえばCCD(Charge Coupled Device)やCOMS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサなどの撮像素子を含み、白黒またはカラーで撮像する。
制御装置1は回転装置4にさらに接続されて、回転装置4による転がり軸受8の回転を制御する。より詳しくは、制御装置1は、回転装置4での回転の開始および終了ならびに回転速度を制御する。
回転装置4は、たとえばサーボモータを含むことによって、制御装置1からの制御信号に従う回転速度を保って、保持した転がり軸受8を回転させる。
回転装置4は、上部に検査対象である転がり軸受8を保持可能な凸部3を有する。凸部3はたとえば直径が可変の円筒形であって、その直径を検査対象とする転がり軸受8の内輪81の内径と同じ大きさとすることで転がり軸受8の内輪の内側に嵌め合わせることができる。好ましくは、凸部3にはOリングがセットされて、嵌め合わせた転がり軸受8の内輪81の内側とOリングとの間の摩擦力によって、回転装置4は転がり軸受8を保持する。
回転装置4は、制御装置1の制御にしたがって稼動することで、保持した転がり軸受8を、回転中心Oを通る垂直軸である、当該転がり軸受8の回転軸周りに回転させる。一例として、回転装置4が転がり軸受8を回転させることで、転がり軸受8全体が一体となって当該転がり軸受8の回転軸周りに回転する。転がり軸受8の回転軸は軸受中心線83とも呼ばれる。
転がり軸受の内輪81と外輪82との間に形成される空間には、複数の転動体84が周方向に等ピッチ(中心角度)で配置されている(図3参照)。各転動体をそれぞれ配置するための領域を転動体領域85と称する(図3参照)。複数の転動体領域85もまた周方向に等ピッチ(中心角度)で配置されている(図3参照)。回転装置4によって転がり軸受8が回転することによって、転がり軸受8の複数の転動体領域85もまた軸受中心線83周りに回転する。
カメラ2は、図1に表されたように回転装置4に保持された転がり軸受8上面から高さHの位置に、転がり軸受8に向かう方向を撮影方向として固定されている。高さHは、カメラ2の撮影範囲2aに基づいて特定される。
図2は、カメラ2の撮影範囲2aを説明するための図である。図2を参照して、撮影範囲2aは、回転装置4に保持された転がり軸受8のすべての転動体領域を含む範囲よりも小さい範囲であって、すべての転動体領域の一部を含む。カメラ2は、撮影範囲2aが上記の範囲となる、回転装置4に保持された転がり軸受上面からの高さH、および位置に設置される。つまり、カメラ2は、回転装置4に保持された転がり軸受の転動体領域の上方であって、撮影範囲2aにすべての転動体領域の一部のみを含む高さHに設置される。これにより、カメラ2の設置高さHは、撮影範囲2aに複数の転動体領域のすべてを含むように設置される場合の高さよりも低くすることができる。つまり、検査装置100全体のサイズダウンを図ることができる。
図2において、ラインMAXは、当該検査装置100で検査対象とする最大径サイズの転がり軸受が回転装置4に保持されたときの外輪の外周を表している。ラインMINは、当該検査装置100で検査対象とする最小径サイズの転がり軸受を回転装置4が保持したときの内輪の内周を表している。すなわち、当該検査装置100で検査対象とするすべての直径サイズの転がり軸受は、回転装置4に保持されるとラインMAXとラインMINとで挟まれた範囲内に収まる。
好ましくは、撮影範囲2aは、その中心を通り、転がり軸受の中心と一致する回転中心Oに向かう方向の長さの方が、その方向に直交する方向の長さよりも長く設定されている。より好ましくは、図2に表されたように、撮影範囲2aが矩形区画である場合、撮影範囲2aの中心が図2において上下方向に延びる中心線A1上に位置し、中心線A1と平行な方向(縦方向と称する)の撮影範囲2aの長さL1が、ラインMINからラインMAXまでの幅W1より長く設定されている。撮影範囲2aは矩形区画に限定されず、他の例として楕円区画であってもよい。この場合も、撮影範囲2aの縦方向の長さが横方向の長さよりも長く設定されている。
これにより、当該検査装置100で検査対象とする様々なサイズの転がり軸受が回転装置4に保持された場合であっても、セットされた転がり軸受の一部がカメラ2によって撮影される。つまり、検査対象とする転がり軸受のサイズの汎用性を向上できる。
また、好ましくは、撮影範囲2aの上記縦方向と直交する方向(横方向と称する)の長さL2はラインMAXの半径W2より短い。また好ましくは、撮影範囲2aの横方向の長さL2は、当該検査装置100で検査対象とする転がり軸受のうちの転動体領域の周方向の長さの最小値よりも長い。これにより、当該検査装置100で検査対象とするどのようなサイズの転がり軸受が回転装置4に保持された場合であっても、複数の転動体領域のすべては撮影範囲2aに収まらず、必ず一部は撮影範囲2aに収まる。
図3は、カメラ2での転がり軸受8の撮影を説明するための図である。図3を参照して、カメラ2の撮影範囲2aは、回転装置4に保持された転がり軸受8の有する複数の転動体領域のうちの一部を含む。回転装置4が転がり軸受8を回転させることによって、転がり軸受8の複数の転動体領域は、順にカメラ2の撮影範囲2aを通過する。したがって、転動体領域が周方向ピッチ分回転するたびにカメラ2が撮影することによって、転動体領域ごとにカメラ2によって撮影される。すなわち、カメラ2による撮影画像には転動体領域の画像が1つずつ含まれることになる。
たとえば図3の例の場合、検査対象の転がり軸受8は20の転動体領域85を有し、合計20個の転動体84が配置されるべきものである。この転がり軸受8を検査対象として、転動体領域85が周方向ピッチである18°(=360°/20)回転するたびにカメラ2が撮影することによって、転動体領域85ごとにカメラ2により撮影される。そして、転がり軸受8が一回転する間の20回、上記の撮影ピッチでカメラ2が撮影することによって、当該転がり軸受8の有する20の転動体領域85それぞれが、各撮影画像に含まれる。
図1に表されたように検査装置100にさらに照明装置5が含まれる場合、照明装置5は、少なくともカメラ2の撮影範囲2aを照明する位置に設置される。好ましくは、照明装置5は、図1に表されたように回転装置4に保持された転がり軸受8の下方(転動体領域の下方)より、撮影範囲2aを上向きに照らす。
検査装置100にさらに照明装置5が含まれる場合、制御装置1は照明装置5にさらに接続されて、照明装置5による照明を制御する。より詳しくは、制御装置1は、照明装置5での照明のタイミングを判断し、そのタイミングに従って照明装置に点灯を指示する制御信号および消灯を指示する制御信号を出力する。制御装置1は、少なくともカメラ2で撮影するタイミングを含む期間、照明装置5を点灯させる。
好ましくは、制御装置1は、カメラ2での撮影のタイミングに同期して照明装置5が撮影範囲2aを照らすように照明装置5での照明を制御する。つまり、好ましくは、制御装置1は、カメラ2に撮影の制御信号を出力するタイミングに応じて照明装置5に点灯の制御信号を出力する。そして、制御装置1は、その後に速やかに照明装置5に消灯の制御信号を出力する。これにより、検査実行中のすべての期間、照明装置5を点灯する場合と比較して、消費電力を抑えることができる。
<制御装置の装置構成>
制御装置1は、カメラ2、回転装置4、および照明装置5と通信可能であって、これら装置を制御可能な装置であればどのような装置であってもよい。制御装置1は、たとえばPC(パーソナルコンピュータ)などから構築される。制御装置1は、たとえば有線または無線で接続された2台以上の装置から構成されて、これらが協働するものであってもよい。
図4は、制御装置1のハードウェアの一例を表したブロック図である。図4を参照して、制御装置1は、装置全体を制御するためのCPU(Central Processing Unit)10と、CPU10で実行されるプログラムを記憶するためのROM(Read Only Memory)11と、CPU10でプログラムを実行する際の作業領域となるRAM(Random Access Memory)12と、後述する検査結果などの各種情報を記憶するためのHDD(Hard Disc Drive)13とを含む。
また、制御装置1は、マウスやキーボードなどの操作入力部14と、ディスプレイ18などの情報を出力するための構成とを含む。操作入力部14は、タッチパネルやボタンやなどであってもよい。また、操作入力部14は、他の装置と通信することで、当該他の装置に対して行われた操作内容の入力を受け付けてもよい。ディスプレイ18は情報を出力するための構成の一例である。情報を出力するための構成は、たとえばLED(Light Emitting Diode)を含むランプやスピーカなどであってもよい。
また、制御装置1は、カメラ2と接続するためのカメラI/F(インタフェース)15と、回転装置4と接続するための回転装置I/F16と、照明装置5と接続するための照明I/F17とをさらに含む。
<機能構成>
図5は、転がり軸受の検査を実行するための制御装置1の機能構成の具体例を表したブロック図である。図5の各機能は、制御装置1のCPU10がROM11に記憶されている制御用のプログラムをRAM12上に読み出して実行することで、主にCPU10によって実現されてもよい。または、少なくとも一部の機能が、図4に表されたハードウェア、または専用の電子回路などの図示されていないハードウェアによって実現されてもよい。
図5を参照して、制御装置1のCPU10は、特定情報入力部101と、撮影ピッチ決定部102と、カメラ2から撮影画像の入力を受け付けるための撮影画像入力部103と、初期位置を決定するための初期位置決定部104と、カメラ2に制御信号を出力することによって撮影を指示するための撮影指示部105と、カメラ2による撮影画像それぞれに規定数の転動体画像が含まれているか否かを判定するための判定部106と、回転装置4に制御信号を出力することによって保持された転がり軸受の回転を指示するための回転指示部107と、判定部106における判定結果をディスプレイ18などの出力装置で出力する処理を行うための判定結果出力部108とを含む。
特定情報入力部101は、検査対象の転がり軸受8に配置されるべき転動体84の総数を特定可能な情報の入力を、操作入力部14に対するユーザの操作などによって受け付ける。特定可能な情報は、転動体の総数そのものであってもよいし、転がり軸受8の型番などの識別情報であってもよい。特定情報入力部101は検査対象の転がり軸受8に配置されるべき転動体84の総数を特定する。たとえば、特定情報入力部101が識別情報と転動体の総数との対応を記憶している場合、または特定のメモリ装置から読出可能である場合、特定情報入力部101は、上記の特定可能な情報として入力された識別情報に対応した転動体の総数を読み出すことによって検査対象の転がり軸受8に配置されるべき転動体84の総数を特定する。
撮影ピッチ決定部102は、特定情報入力部101が入力を受け付けた情報に基づいて特定される転動体84の総数から、検査時のカメラ2による撮影ピッチを決定する。たとえば、撮影ピッチ決定部102は、360°を転動体84の総数で除して得られる角度を撮影ピッチとして決定する。
初期位置決定部104は、たとえば、カメラ2による撮影画像を二値化して得られる二値化画像からエッジを抽出するなどして当該撮影画像に転動体画像が含まれることを検出すると、その位置を回転装置4に保持された転がり軸受8の撮影開始位置である初期位置と決定する。
図6は、初期位置を決定するためにカメラ2により撮影された画像に対して初期位置決定部104によって二値化処理が施された後の画像である。より詳しくは、図6は、転がり軸受8の転動体領域に下方から照明装置5で照らした状態において上方から撮影された画像の二値化画像である。白画素領域は下方からの光を遮るものが存在しない領域、黒画素領域が下方からの光を遮るものが存在する領域を表す。
初期位置決定部104は、二値化画像中の、転動体領域位置での横方向の画素値の分布を解析し、分布の変化量がしきい値以上となる箇所を特定する。図6の二値化画像に重ねて表されている曲線は、横軸を横方向の座標値、縦軸を画素値の変化量として画素値の変化量を表した曲線である。制御装置1は横方向の画素値の変化量を算出し、各位置の変化量としきい値とを比較することでエッジと呼ばれる画素値の変化が著しい箇所、つまり、撮影画像中の黒画素領域と白画素領域との切り替わる箇所を検出することができる。撮影画像中の転動体領域位置での黒画素領域と白画素領域との切り替わる箇所は、転動体84を現した画像である転動体画像の端部を表している。
撮影指示部105は、初期位置決定部104において初期位置を決定する際にカメラ2に対して撮影を指示するための制御信号を出力する。また、初期位置決定部104によって初期位置が決定されると、撮影指示部105は、当該位置から撮影ピッチ決定部102において決定された撮影ピッチで撮影するよう、カメラ2に制御信号を出力する。
判定部106は、撮影画像を解析し、当該画像中に規定された数の転動体画像が含まれるか否かを判定する。具体的には、各撮影画像に転動体領域1つが含まれる場合に、当該撮影画像に1つの転動体画像が含まれるか否かを判定する。
判定部106は、たとえば撮影画像の二値化画像における黒画素領域の面積と、基準値として記憶されている、規定された数(たとえば1つ)の転動体画像が含まれる場合の黒画素領域の面積とを比較することで、当該画像中に規定された数の転動体画像が含まれるか否かを判定する。
好ましくは、回転指示部107は、初期位置を決定する際には第1の回転速度で回転装置4に転がり軸受8を回転させ、初期位置が決定されて上記撮影ピッチでの撮影が開始されると第1の回転速度よりも速い第2の回転速度で転がり軸受8を回転させる。これにより、検査を高速化することができる。
なお、転がり軸受の検査は、転がり軸受製作時の注油工程において注油と並行して行われてもよい。この場合、第2の回転速度は、注油のための回転速度となる。
判定結果出力部108は、一例として、判定結果をディスプレイ18に表示するための処理を行う。判定結果出力部108は、他の例として、図示しないスピーカからの音声出力や、図示しないランプの点滅などのための処理を行ってもよい。
判定結果出力部108は、判定部106によって撮影画像に規定された数(たとえば1つ)の転動体画像が含まれるか否かが判定されるごとに、その判定結果をディスプレイ18に表示してもよい。判定結果は、規定された数の転動体84が含まれる(是)か含まれない(否)かのいずれか一方でもよいし、両方でもよい。
または、判定結果出力部108は、撮影画像ごとの判定部106による判定結果を記憶しておき、規定数の転動体84が含まれていると判定された画像における当該規定数の合計が、検査対象である転がり軸受8に配置されるべき転動体84の総数(たとえば20個)と一致するか否かを検出結果としてディスプレイ18に表示してもよい。
たとえば図3の転がり軸受8が検査対象である場合、判定結果出力部108は、少なくとも20回、カメラ2から撮影画像を受け取るたびに判定結果を検査結果として出力する。20回の判定のうち1回でも当該撮影画像に1つの転動体画像が含まれていない(否)という判定がなされている場合、その検査結果は、当該転がり軸受8に配置されるべきすべての転動体84が配置されていない、つまり当該転がり軸受8がいわゆるボール抜けと呼ばれる不良品であるということを意味する。
好ましくは、制御装置1のCPU10は、照明装置5に制御信号を出力することによって照明装置5の点灯および消灯を指示するための照明指示部109をさらに含む。照明指示部109は、制御装置1において撮影の開始位置を決定するための撮影をカメラ2に指示する際に照明装置5に点灯を指示する。そして、照明指示部109は、転がり軸受8の複数の転動体領域すべてについて、それぞれ少なくとも一部の撮影が完了すると、照明装置5に消灯を指示する。これにより、カメラ2による撮影の開始から終了まで、照明装置5によって撮影範囲2aが照らされる。
より好ましくは、照明指示部109は、カメラ2による撮影のタイミングに同期して照明装置5に点灯および消灯を指示する。具体的には、照明指示部109が、カメラ2による撮影の際に照明装置5に点灯を指示し、撮影後に消灯を指示することを、カメラ2による撮影のたびに繰り返す。これにより、カメラ2による撮影ごとに照明装置によって撮影範囲2aが照らされる。
<動作フロー>
図7は、検査装置100で検査を実行する際の制御装置1での制御の流れを表したフローチャートである。図7のフローチャートに表された制御は、制御装置1のCPU10がROM11に記憶されている制御プログラムをRAM12上に読み出して実行し、図5の各機能を発揮することによって実現される。
図7を参照して、検査を開始すると、CPU10は、まず、初期位置を決定するためにカメラ2に撮影を指示する(ステップS101)。CPU10は、カメラ2による撮影画像を解析し、たとえば抽出されたエッジに基づいて初期位置を決定する。
撮影画像からエッジが抽出されずに初期位置が決定されない場合には(ステップS103でNO)、CPU10は、保持された転がり軸受8を低速である第1の回転速度で回転させるよう回転装置4を制御し(ステップS105)、動作をステップS101に戻して再度カメラ2に撮影を指示する。CPU10は、初期位置が決定されるまで、上記ステップS101からの動作を繰り返す。
ステップS101で得られた撮影画像に基づいて初期位置が決定されると(ステップS103でYES)、CPU10は、検査のための撮影を開始する。すなわち、CPU10は、上記第1の回転速度よりも高速の第2の回転速度で転がり軸受8を回転させるよう回転装置4を制御する(ステップS107)。
CPU10は、検査対象である転がり軸受8に配置されるべき転動体84の総数に基づいて決定された撮影ピッチ回転するごとに(ステップS109でYES)、カメラ2に対して撮影を指示し(ステップS113)、カメラ2から撮影画像の入力を受け付ける(ステップS117)。
好ましくは、CPU10は、カメラ2に対する撮影の指示よりも前に、または撮影の指示と概ね同時に、照明装置5に点灯を指示する(ステップS111)。そして、カメラ2での撮影が終了するタイミングに、CPU10は照明装置5に消灯を指示する(ステップS115)。これにより、カメラ2による撮影のたびに撮影範囲2aが照明される。
ステップS117で撮影画像の入力を受け付けると、CPU10は、当該画像を解析して、当該画像に転動体84を表す画像である転動体画像が規定数(たとえば1つ)含まれるか否かを判定する。一例として、CPU10は、撮影画像を二値化して得られた二値化画像の黒画素領域の面積を算出する(ステップS119)。そして、CPU10は、算出した黒画素領域の面積が、基準値として記憶されている、規定された数の転動体画像が含まれる場合の黒画素領域の面積と同じ、または同じとみなせる範囲内にある場合(ステップS121でYES)、CPU10は撮影画像に規定数の転動体画像が含まれていると判定する。
算出した黒画素領域の面積が上記基準値と異なる、または大きく乖離している場合(ステップS121でNO)、CPU10は、当該撮影画像に規定数の転動体画像が含まれていない、つまり異常と判定する。この場合、CPU10は、異常であるこという判定結果をディスプレイ18に表示(出力)してもよい(ステップS123)。または、CPU10は、判定結果をメモリに出力し、記憶させてもよい(ステップS123)。
CPU10は、規定された撮影ピッチごとに上記ステップS111〜S125を繰り返す。そして、転がり軸受8が1回転する間にカメラ2によって上記撮影ピッチごとに撮影されたすべての画像について上記の判定が終了すると(ステップS125でYES)、CPU10は、当該転がり軸受8についての検査を完了する。
または、CPU10は、上記ステップS121において撮影画像に規定数の転動体画像が含まれていないと判定された時点で、当該転がり軸受8の検査を終了してもよい。
検査が完了した後に、CPU10は、当該転がり軸受8の検査結果を出力してもよい。すなわち、CPU10は、上記ステップS123で撮影画像中に規定数の転動体画像が含まれているか否かの判定結果を表示すると共に、またはその表示に替えて、検査を完了の後に検査結果を表示(出力)してもよい。
CPU10は、メモリに記憶している上記ステップ121の判定結果の数が当該転がり軸受8に配置されるべき転動体84の総数に達すると、メモリから判定結果を読み出して、すべの判定結果が撮影画像中に規定数の転動体画像が含まれているという判定結果であるか、1つでも規定数の転動体画像が含まれていないという判定結果(異常判定)が含まれるか、を判断する。すなわち、CPU10は、規定数の転動体84が含まれていると判定された画像における当該規定数の合計が、検査対象である転がり軸受8に配置されるべき転動体84の総数と一致するか否かを判断する。そして、CPU10は、その判断結果を検査結果としてディスプレイ18に表示(出力)してもよい。または、CPU10は、いずれか一方の判断結果のみを検査結果として出力してもよい。または、CPU10は、判断結果が後者であった場合には(ステップS127でYES)、当該転がり軸受8に配置されるべき数の転動体84が配置されていない不良品であると検査結果を出力し(ステップS129)、前者であった場合には(ステップS127でNO)、当該転がり軸受8に配置されるべき数の転動体84が配置された良品であるとの検査結果出力してもよい(ステップS131)。
<実施の形態の効果>
本実施の形態にかかる検査装置100において、検査対象の転がり軸受8の複数の転動体領域85のすべてを含む範囲よりも小さい範囲であって、複数の転動体領域85の一部を含む範囲を撮影範囲2aとするようにカメラ2が設置されることで、複数の転動体領域85のすべてを撮影範囲とするように設置されるよりも、転がり軸受8からの高さを低くすることができる。これにより、検査装置100の設備のサイズを小さくすることができる。また、カメラ2と検査対象の転がり軸受8との距離が上記撮影範囲の撮影に適した距離となる位置にカメラ2を設置しておくことで、検査対象の転がり軸受のサイズが変化した場合であっても検査に適した撮影画像が得られる。それ故、検査精度を向上させることができる。
本実施の形態にかかる検査装置100では、カメラ2の撮影範囲2aに検査対象の転がり軸受8の複数の転動体領域85の一部が含まれるため、複数の転動体領域85すべてを撮影するために転がり軸受8を回転させながら複数回、カメラ2によって撮影される。複数の撮影画像それぞれに規定された数の転動体画像が含まれるか否かを判定することによって、1回に複数の転動体領域85のすべてを撮影した撮影画像に当該転がり軸受8に配置されるべき数の転動体画像が含まれているか否かを判定する場合と同様の検査結果が得られる。
本実施の形態にかかる検査装置100では、カメラ2の撮影範囲2aがその中心と転がり軸受8の中心とを結ぶ直線方向の長さがその方向に直交する方向の長さよりも長く設定されていることで、検査装置100で検査対象となる転がり軸受8のサイズの汎用性を向上させることができる。
好ましくは、本実施の形態にかかる検出装置100では、カメラ2の撮影範囲2aを照明装置5で照らしてカメラ2での撮影が行われる。これにより、画像解析の精度を向上させることができ、検査精度を向上させることができる。
より好ましくは、本実施の形態にかかる検出装置100では、カメラ2での撮影のタイミングに同期して照明装置5が点灯する。これにより、検査期間中、照明装置5の点灯状態を維持する場合に比べて消費電力を抑えることができる。
好ましくは、本実施の形態にかかる検出装置100は、転がり軸受の製造過程の注油工程において検査のための撮影を行う。これにより、転がり軸受の製造全体に要する時間を短縮することができる。
[第2の実施の形態]
なお、以上の説明では、検査装置100の回転装置4に保持された転がり軸受8は、外輪82と内輪81とが相対回転せず、つまり外輪82、内輪81、および転動体84が一体となって回転装置4によって回転することを前提としている。そのため、第1の実施の形態において制御装置1は、回転装置4による転がり軸受8の回転速度を、転がり軸受8が外輪82、内輪81、および転動体84が一体となって回転し得る速度に制御する。この速度は実験的に求められるものであってもよいし、外輪82および転動体84、ならびに内輪81および転動体84の間の摩擦力に基づいて算出されてもよい。このように回転させることで、後述するような外輪82と内輪81とが相対回転する場合よりも撮影ピッチを容易に決定することができる。
しかしながら、転がり軸受8を回転させる方法はこのような方法に限定されない。つまり、外輪82と内輪81とが相対回転してもよい。すなわち、回転装置4を、検査時の第2の回転速度として外輪82と内輪81とが相対回転するような(第1の実施の形態よりも)高速で回転させてもよい。またたとえば、外輪82を固定し、内輪81のみを回転装置4で回転させてもよい。逆に、内輪81を固定し、外輪82のみを回転装置4で回転させてもよい。このように回転させることで、外輪82と内輪81とが相対回転しないように回転させるよりも高速で安定して回転させることができる。
この場合、制御装置1は、回転装置4による内輪81または外輪82の回転速度と転動体84の内輪81または外輪82に対する回転速度とを考慮して撮影ピッチを決定する。制御装置1は、撮影ピッチを算出するための演算式を予め記憶しておいて転がり軸受8の摩擦係数などのパラメータを当該演算式に代入することで撮影ピッチを算出してもよいし、型番などの転がり軸受8の識別情報ごとに撮影ピッチを予め記憶しておいてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 制御装置、2 カメラ、2a 撮影範囲、3 凸部、4 回転装置、5 照明装置、8 転がり軸受、10 CPU、11 ROM、12 RAM、13 HDD、14 操作入力部、15 カメラI/F、16 回転装置I/F、17 照明I/F、18 ディスプレイ、81 内輪、82 外輪、83 軸受中心線、84転動体、85 転動体領域、100 検査装置、101 情報入力部、102 撮影ピッチ決定部、103 撮影画像入力部、104 初期位置決定部、105 撮影指示部、106 判定部、107 回転指示部、108 判定結果出力部、109 照明指示部。

Claims (6)

  1. 複数の転動体を有する転がり軸受を検査対象とし、各転動体がそれぞれ配置されるべき領域である複数の転動体領域のそれぞれに、転動体が配置されているか否かを検査するための検査装置であって、
    前記検査対象である転がり軸受の複数の転動体を軸受中心線周りに回転させるための回転装置と、
    すべての前記転動体領域のうちの一部の転動体領域を含む範囲を撮影範囲とすると共に、前記回転装置による回転により前記一部の転動体領域が前記撮影範囲を通るたびに当該一部の転動体領域を撮影するカメラと、
    前記カメラによって撮影された画像を取得し、当該画像それぞれに規定数の転動体が含まれているか否かを判定する制御装置と、を備える、検査装置。
  2. 前記制御装置は、すべての前記転動体領域の画像を複数の画像に分けて取得して当該複数の画像それぞれについて前記判定を行い、前記規定数の転動体が含まれていると判定された前記画像における当該規定数の合計が、前記検査対象である転がり軸受が有するべき転動体の数と一致するか否かを検査結果として出力する、請求項1に記載の検査装置。
  3. 前記撮影範囲は、前記撮影範囲の中心と前記転がり軸受の中心とを結ぶ直線方向の長さが、前記方向に直交する方向の長さよりも大きく設定されている、請求項1または2に記載の検査装置。
  4. 前記撮影範囲を照らすための照明装置をさらに備え、
    前記制御装置は、前記カメラによる撮影のタイミングと同期して前記撮影範囲を照らすように前記照明装置を制御する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の検査装置。
  5. 複数の転動体を有する転がり軸受を検査対象とし、各転動体がそれぞれ配置されるべき領域である複数の転動体領域のそれぞれに、転動体が配置されているか否かを検査する検査方法であって、
    前記検査対象である転がり軸受の複数の転動体を軸受中心線周りに回転させるステップと、
    すべての前記転動体領域のうちの一部の転動体領域を含む範囲を撮影範囲とするカメラによって、前記回転により前記一部の転動体領域が前記撮影範囲を通るたびに当該一部の転動体領域を撮影するステップと、
    前記カメラによって撮影された画像それぞれに規定数の転動体が含まれているか否かを判定するステップと、を備える、検査方法。
  6. 前記転動体を回転させるステップでは、前記複数の転動体を前記転がり軸受の内輪および外輪と一体として回転させる、請求項5に記載の検査方法。
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