JP2017110932A - 三次元形状測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】測定装置を可搬型にした場合には、測定装置と測定対象物との相対的な位置関係を特定することが困難であるため、測定対象物の形状を高精度に測定することができない。【解決手段】三次元形状測定装置は、照射部、計測対象物を撮像する第一撮像部と第二撮像部、第一スリット光群画像を記憶する第一記憶部、第二スリット光群画像を記憶する第二記憶部、第一撮像部が撮像する画像内位置と第二撮像部が撮像する画像内位置との座標変換情報を記憶する第三記憶部、第一スリット光群画像の中から、複数のスリット光毎にスリット光画像を抽出する第一抽出部、第一抽出部が抽出するスリット光画像、座標変換情報とに基づいて、第二スリット光群画像の中から、第一スリット光群画像に含まれる複数のスリット光のそれぞれに対応するスリット光画像をそれぞれ抽出する第二抽出部、第二抽出部が抽出するスリット光画像に基づいて、対象物の三次元形状を算出する。【選択図】図5

Description

本発明は、可搬型の三次元形状測定装置に関する。
従来、レーザー光を測定対象物に照射し、その反射光を2台のカメラによって撮像することにより、測定装置と測定対象物との相対的な位置関係に基づいて測定対象物の形状を測定するとともに、特に高さ方向の測定精度を向上させる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−210254号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術によると、測定装置を可搬型にした場合には、測定装置と測定対象物との相対的な位置関係を特定することが困難であるため、測定対象物の形状を高精度に測定することができないという問題があった。すなわち、特許文献1に記載の技術によると、可搬型の三次元形状測定装置による測定精度を向上させることができないという問題があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、可搬型の三次元形状測定装置による測定精度を向上することを目的とする。
本発明の一つの態様に係る三次元形状測定装置は、複数のスリット光を計測対象物に照射する照射部と、前記照射部の一方側に前記照射部の位置から第一の所定距離だけ離れた位置に配置され、前記計測対象物を撮像する第一撮像部と、前記照射部の前記一方側に前記照射部の位置から前記第一の所定距離より大きい第二の所定距離だけ離れた位置に配置され、前記計測対象物を撮像する第二撮像部と、前記第一撮像部が撮像した複数のスリット光が、第一スリット光群画像として記憶される第一記憶部と、前記第二撮像部が撮像した画像に含まれる複数のスリット光が、第二スリット光群画像として記憶される第二記憶部と、前記第一撮像部が撮像する画像内の位置を示す座標と、前記第二撮像部が撮像する画像内の位置を示す座標との座標変換情報が記憶されている第三記憶部と、前記第一記憶部に記憶される前記第一スリット光群画像の中から、前記複数のスリット光毎にスリット光画像を抽出する第一抽出部と、前記第一抽出部が抽出するスリット光画像と、前記第三記憶部に記憶されている前記座標変換情報とに基づいて、前記第二記憶部に記憶される前記第二スリット光群画像の中から、前記第一スリット光群画像に含まれる前記複数のスリット光のそれぞれに対応するスリット光画像をそれぞれ抽出する第二抽出部と、前記第二抽出部が抽出するスリット光画像に基づいて、前記計測対象物の三次元形状を算出する三次元形状算出部とを備える。
本発明によれば、可搬型の三次元形状測定装置による測定精度を向上することができる。
本実施形態の三次元形状測定装置の使用例を示す模式図である。 本実施形態の三次元形状測定装置の構成の概要を示すブロック図である。 本実施形態の三次元形状測定装置の撮像部間の位置関係の一例を示す模式図である。 本実施形態の三次元形状測定装置の撮像部の撮像する角度の一例を示す模式図である。 本実施形態の三次元形状測定装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 第一スリット光群画像、及び第一スリット光群画像の抽出ウインドウの一例を示す模式図である。 第二スリット光群画像、及び第二スリット光群画像の第二抽出ウインドウの一例を示す模式図である。 スリット光についての第二スリット光群画像の抽出ウインドウの一例を示す模式図である。 本実施形態の三次元形状測定装置の動作の一例を示すフローチャートである。
[実施形態]
以下、図面を参照しながら本実施形態について説明する。まず、図1及び図2を参照して、三次元形状測定装置1の概要について説明する。
図1は、本実施形態の三次元形状測定装置1の使用例を示す模式図である。
図2は、本実施形態の三次元形状測定装置1の構成の概要を示すブロック図である。
この三次元形状測定装置1は、可搬型の装置であり、計測対象物の三次元形状を測定する。以下の説明では、三次元形状測定装置1が、ハンディー三次元スキャナーである場合を一例にして説明する。また、図1に示すように、三次元形状測定装置1が、測定台TBLの上に載置された計測対象物Mの三次元形状を測定する場合を一例にして説明する。
三次元形状測定装置1は、照射部10と、第一撮像部20と、第二撮像部30とを備えている。
照射部10は、照射軸AXSLに沿って、複数のスリット光SLを計測対象物Mに照射する。この一例においては、照射部10は、スリット光SL1からスリット光SL8までの互いに平行な8本のスリット光SLを計測対象物Mに照射する。照射部10がスリット光SLを照射することにより、計測対象物Mの表面には、計測対象物Mの表面の形状に応じて変形したスリット光SLが現れる。
なお、ここでは、スリット光SLの本数が8本である場合を一例にして説明するが、これに限られない。スリット光SLの本数は、例えば、20〜30本であってもよい。
第一撮像部20は、撮像軸AX1に沿って、計測対象物Mを撮像する。この第一撮像部20が撮像した画像には、計測対象物Mの表面の形状に応じて変形した複数のスリット光SLが含まれる。以下の説明において、この第一撮像部20が撮像した画像を、第一スリット光群画像P1とも称する。
第二撮像部30は、撮像軸AX2に沿って、計測対象物Mを撮像する。この第二撮像部30が撮像した画像には、計測対象物Mの表面の形状に応じて変形した複数のスリット光SLが含まれる。以下の説明において、この第二撮像部30が撮像した画像を、第二スリット光群画像P2とも称する。
三次元形状測定装置1は、これら第一スリット光群画像P1、又は第二スリット光群画像P2に基づいて、計測対象物Mの三次元形状を測定する。なお、以下の説明において、第一撮像部20と、第二撮像部30とを総称する場合には、単に撮像部と記載する。
この三次元形状測定装置1は、可搬型であるため、自装置と、測定台TBLとの相対位置が不定である。ここで、2つの座標系を示す。第1の座標系とは、三次元形状測定装置1の測定方向を示すxyz直交座標系である。第2の座標系とは、測定台TBL上の計測対象物Mの方向を示すXYZ直交座標系である。
第1の座標系、すなわちxyz直交座標系のz軸とは、照射軸AXSLに平行な軸である。x軸とは、照射部10が照射するスリット光SLが延びる方向を示す軸である。y軸とは、z軸に直交する平面のうち、照射部10、第一撮像部20、第二撮像部30が並んで配置される方向を示す軸である。第一撮像部20が撮像する画像の座標、及び第二撮像部30が撮像する画像の座標は、xyz直交座標系のx軸及びy軸によって示される。第一撮像部20が撮像する画像の座標と、第二撮像部30が撮像する画像の座標とを区別する場合には、第一撮像部20が撮像する画像の座標をx軸及びy軸によって、第二撮像部30が撮像する画像の座標をx軸及びy軸によって示す。
第2の座標系、すなわちXYZ直交座標系のZ軸とは、測定台TBL上の計測対象物Mの鉛直方向、つまり高さを示す軸である。X軸、Y軸とは、それぞれ測定台TBLの平面上の位置を示す軸である。
次に、図2を参照して、三次元形状測定装置1の構成の概要について説明する。三次元形状測定装置1は、上述した照射部10、第一撮像部20、第二撮像部30に加え、記憶部40と、制御部50と、表示部60と、操作部70と、I/Oポート80とを備えている。
表示部60は、液晶ディスプレイ等を備えており、制御部50の制御に基づいて、三次元形状測定装置1の動作状態を示す画像等を表示する。
操作部70は、三次元形状測定装置1の操作者によって操作される押しボタンスイッチやタッチパネル等を備えている。
I/Oポート80は、メモリカード等の外部機器との通信端子を備えており、接続された外部機器との間において、データの授受を行う。このデータには、三次元形状測定結果のデータが含まれる。
なお、これら表示部60、操作部70、及びI/Oポート80は、三次元形状測定装置1において必須の構成ではない。三次元形状測定装置1は、これらの一部又は全部を備えていなくてもよい。
記憶部40は、揮発性のメモリ又は不揮発性のメモリを備えており、各種の情報を記憶する。この記憶部40は、第一記憶部41と、第二記憶部42と、第三記憶部43とを備えている。
第一記憶部41には、第一撮像部20が撮像した画像、すなわち第一スリット光群画像P1が記憶される。
第二記憶部42には、第二撮像部30が撮像した画像、すなわち第二スリット光群画像P2が記憶される。
第三記憶部43には、第一撮像部20が撮像する画像内の位置を示す座標と、第二撮像部30が撮像する画像内の位置を示す座標との座標変換情報が、予め記憶されている。すなわち、第三記憶部43には、撮像部間の位置関係を示す情報が予め記憶されている。ここで、図3を参照して、撮像部間の位置関係の具体例について説明する。
図3は、本実施形態の三次元形状測定装置1の撮像部間の位置関係の一例を示す模式図である。同図に示すように、照射部10、第一撮像部20、第二撮像部30は、y軸方向に延びる中心線CLに沿って配置される。照射部10の中心位置と、第一撮像部20の中心位置との間の距離は、距離L1である。すなわち、第一撮像部20は、照射部10の一方側に照射部10の位置から第一の所定距離である距離L1だけ離れた位置に配置される。また、照射部10の中心位置と、第二撮像部30の中心位置との間の距離は、距離L2である。このとき、距離L2は、距離L1よりも大きい。すなわち、第二撮像部30は、照射部10の一方側に照射部10の位置から、距離L1より大きい距離L2だけ離れた位置に配置される。換言すれば、第二撮像部30は、照射部10の一方側に照射部10の位置から、第二の所定距離である距離L2だけ離れた位置に配置される。
次に、図4を参照して、撮像部が撮像する角度の一例について説明する。
図4は、本実施形態の三次元形状測定装置1の撮像部の撮像する角度の一例を示す模式図である。同図に示すように、照射部10の照射軸AXSLを基準にした場合、第一撮像部20は、交点TPを中心にしたx軸周りに角度θ1の方向から撮像する。すなわち、照射部10の照射軸AXSLと、第一撮像部20の撮像軸AX1とのなす角の大きさは、角度θ1である。
また、照射部10の照射軸AXSLを基準にした場合、第二撮像部30は、交点TPを中心にしたx軸周りに角度θ2の方向から撮像する。すなわち、照射部10の照射軸AXSLと、第二撮像部30の撮像軸AX2とのなす角の大きさは、角度θ2である。
なお、上述したように距離L2は、距離L1よりも大きいため、角度θ2は、角度θ1よりも大きい。例えば、角度θ1は、約2度であり、角度θ2は、約15〜25度である。
なお、本実施形態の照射部10、第一撮像部20及び第二撮像部30は、図1に示すy軸方向に照射部10、第一撮像部20、第二撮像部30の順に配置されているが、これに限られない。照射部10の照射軸AXSLと第一撮像部20の撮像軸AX1とがなす角の大きさと、照射部10の照射軸AXSLと第二撮像部30の撮像軸AX2とがなす角の大きさとが相違していれば、これら各部の配置は例示したものに限られない。具体的には、照射部10、第一撮像部20及び第二撮像部30は、図1に示すy軸方向に照射部10、第二撮像部30、第一撮像部20の順に配置されてもよい。また、照射部10、第一撮像部20及び第二撮像部30は、図1に示すy軸方向に第一撮像部20、照射部10、第二撮像部30の順に配置されてもよい。
図2に戻り、制御部50は、CPU(中央演算処理装置)を備えており、三次元形状測定装置1の各部の制御を行なう。この制御部50の機能の詳細について、図5を参照して説明する。
図5は、本実施形態の三次元形状測定装置1の機能構成の一例を示すブロック図である。制御部50は、照射部10による照射、撮像部による撮像を制御する。具体的には、制御部50は、操作者が操作部70を操作したことを検出すると、照射部10にスリット光SLの照射指令を出力するとともに、第一撮像部20及び第二撮像部30に対して、同時に撮像指令を出力する。第一撮像部20は、撮像した画像、すなわち第一スリット光群画像P1を第一記憶部41に記憶させる。第二撮像部30は、撮像した画像、すなわち第二スリット光群画像P2を第二記憶部42に記憶させる。
制御部50は、第一抽出部51と、第二抽出部52と、三次元形状算出部53とを、その機能部として備えている。
第一抽出部51、及び第二抽出部52は、いずれもスリット光SLの画像を抽出する。第一抽出部51は、第一記憶部41に記憶された第一スリット光群画像P1から、スリット光SLの画像を抽出する。第二抽出部52は、第二記憶部42に記憶された第二スリット光群画像P2から、スリット光SLの画像を抽出する。三次元形状算出部53は、第二抽出部52が抽出したスリット光SLの画像に含まれる、スリット光SLの形状に基づいて、計測対象物Mの三次元形状を算出する。
[スリット光SLの画像の抽出:概要]
図6は、第一スリット光群画像P1、及び第一スリット光群画像P1の抽出ウインドウの一例を示す模式図である。第一スリット光群画像P1において座標を示す場合には、上述したx軸及びy軸を座標軸にして説明する。図7は、第二スリット光群画像P2、及び第二スリット光群画像P2の抽出ウインドウの一例を示す模式図である。第二スリット光群画像P2において座標を示す場合には、上述したx軸及びy軸を座標軸にして説明する。また、第一スリット光群画像P1と、第二スリット光群画像P2とを区別せずにスリット光群画像上の座標を示す場合には、x軸及びy軸を座標軸にして説明する。
ここで、図6に示す第一スリット光群画像P1と、図7に示す第二スリット光群画像P2との相違点について説明する。上述したように、第一スリット光群画像P1と、第二スリット光群画像P2とは、同一の計測対象物Mの同一部分が、同時に撮像された画像である。つまり、第一スリット光群画像P1に含まれるスリット光SLの画像、及び、第二スリット光群画像P2に含まれるスリット光SLの画像は、いずれも同一の計測対象物Mの形状を示している。
上述したように、第二スリット光群画像P2は、照射軸AXSLに対して、第一スリット光群画像P1の角度θ1よりも大きな角度θ2によって撮像されている。したがって、第二スリット光群画像P2においては、計測対象物Mの形状変化に伴うスリット光SLの形状変化が、第一スリット光群画像P1よりも大きく現れる。つまり、第二スリット光群画像P2は、第一スリット光群画像P1に比べて、計測対象物Mの形状変化をより詳細に示している。したがって、計測対象物Mの三次元形状を算出する場合、第二スリット光群画像P2に基づいて算出する方が、第一スリット光群画像P1に基づいて算出するよりも、より精度の高い算出が可能になる。
ここで、三次元形状算出部53は、スリット光SLの1本ずつの形状変化に基づいて、計測対象物Mの三次元形状を算出する。したがって、三次元形状算出部53が計測対象物Mの三次元形状を算出するためには、複数あるスリット光SLが1本ずつ分離された状態で、スリット光SLの画像が抽出されることが好ましい。そこで、第二抽出部52は、スリット光SLの画像を、スリット光SL毎に1本ずつ分離して抽出する。また、三次元形状算出部53は、第二抽出部52が1本ずつ分離して抽出したスリット光SLの画像に基づいて、計測対象物Mの三次元形状を算出する。
ところが、第二スリット光群画像P2に含まれるスリット光SLの画像は、その形状変化が比較的大きいため、複数のスリット光SLの画像どうしが重なる場合がある。この場合において、重なったスリット光SLの画像どうしを画像処理によって分離することは、一般的に困難である。つまり、第二スリット光群画像P2からスリット光SLの画像を抽出することは、第一スリット光群画像P1からスリット光SLの画像を抽出することに比べて、より困難な場合がある。
そこで、本実施形態の三次元形状測定装置1は、第一抽出部51によって抽出されたスリット光SLの画像を利用して、第二抽出部52がスリット光SLの画像を抽出する。これにより、三次元形状測定装置1は、第二スリット光群画像P2からスリット光SLの画像を抽出することの困難さを低減しつつ、第二スリット光群画像P2に基づいて三次元形状の算出をすることができる。すなわち、三次元形状測定装置1は、計測対象物Mの形状変化をより詳細に示している第二スリット光群画像P2に基づいて三次元形状を算出するため、三次元形状の測定精度を向上させることができる。
[スリット光SLの画像の抽出:詳細]
以下、第一抽出部51及び第二抽出部52によるスリット光SLの画像の抽出について、より詳細に説明する。ここでは、第一抽出部51及び第二抽出部52が、スリット光SLの画像を抽出する仕組みについて、図6から図8を参照して説明する。この一例では、第一抽出部51及び第二抽出部52は、スリット光SL1〜SL8の画像を、スリット光SL毎に1本ずつ抽出する。これらスリット光SL1〜SL8のうち、第一抽出部51及び第二抽出部52が、スリット光SL1の画像を抽出する場合を、図6及び図7を参照して説明する。
[抽出ウインドウWについて]
第一抽出部51、及び第二抽出部52は、いずれも、スリット光群画像に対して抽出ウインドウWを適用し、この抽出ウインドウWに含まれる輝線の画像を、スリット光SLの画像として抽出する。ここで、抽出ウインドウWとは、スリット光群画像上で、輝線の抽出を行う画像処理を実行する範囲を示す枠である。また、抽出ウインドウWとは、抽出ウインドウW1、及び抽出ウインドウW2の総称である。抽出ウインドウW1とは、第一抽出部51が第一スリット光群画像P1に適用する抽出ウインドウWである。抽出ウインドウW2とは、第二抽出部52が第二スリット光群画像P2に適用する抽出ウインドウWである。
抽出ウインドウW1のスリット光群画像P1上の位置、大きさ、形状等は、照射部10と、第一撮像部20との相対的な位置関係に基づいて、定められている。また、抽出ウインドウW2のスリット光群画像P2上の位置、大きさ、形状等は、照射部10と、第二撮像部30との相対的な位置関係に基づいて、定められている。以下の説明において、これら抽出ウインドウWの位置、大きさ、形状等を、単に、抽出ウインドウWの形と記載する。この抽出ウインドウWの形は、複数のスリット光SLのうち、抽出対象である1本のスリット光SLが、1つの抽出ウインドウW内に収まるようにして、つまり、抽出ウインドウWからy軸方向に、はみ出さないようにして、定められている。また、抽出ウインドウWの数は、照射部10が照射するスリット光SLの本数に対応して定められている。具体的には、照射部10が照射するスリット光SLの数が8本である場合には、抽出ウインドウWの数は、8つである。第一抽出部51、及び第二抽出部52は、抽出ウインドウW内の輝線を、抽出ウインドウW毎に抽出することにより、複数のスリット光SLをそれぞれ互いに分離して抽出する。
なお、この一例では抽出ウインドウWの形状が、矩形であるとして説明するが、これに限られない。例えば、抽出ウインドウWは、例えば、多角形であってもよく、また、円弧、高次曲線などによって囲まれる形状であってもよい。
[第一抽出部51によるスリット光SLの抽出]
第一抽出部51は、スリット光SLの本数に対応する数の抽出ウインドウW1を、第一スリット光群画像P1に対して適用する。一例として、スリット光SLの本数が8本である場合には、第一抽出部51は、8つの抽出ウインドウW11〜W18を、第一スリット光群画像P1に対して適用する。ここで、抽出ウインドウW11を、第一スリット光群画像P1の第一抽出ウインドウとも記載する。また、抽出ウインドウW12〜抽出ウインドウW18を、第一スリット光群画像P1の第二抽出ウインドウ〜第八抽出ウインドウとも記載する。
第一抽出部51は、抽出ウインドウW1毎に、1本のスリット光SLの画像を抽出する。具体的には、第一抽出部51は、画像の画素値を二値化するなど等の既知の手段を用いて、抽出ウインドウW11内の輝線の座標を算出することにより、スリット光SLの画像を抽出する。また、第一抽出部51は、抽出ウインドウW11と同様にして、抽出ウインドウW12〜W18によって、スリット光SL2〜SL8の画像をそれぞれ抽出する。これら各抽出ウインドウW11〜W18のy軸方向の幅hは、第一スリット光群画像P1に含まれるスリット光SLの画像の、y軸方向の形状変化の幅にあわせて設定されている。つまり、抽出ウインドウW11〜W18のy軸方向の幅hは、第一スリット光群画像P1に含まれるスリット光SL1〜SL8の画像が、y軸方向に、はみ出さないようにして設定されている。
[第二抽出部52によるスリット光SLの抽出]
第二抽出部52は、スリット光SLの本数に対応する数の抽出ウインドウWを、第二スリット光群画像P2に対して適用する。第二抽出部52は、スリット光SLの本数が、一例として8本である場合には、第二抽出部52は、8つの抽出ウインドウW21〜W28を、第二スリット光群画像P2に対して適用する。ここで、抽出ウインドウW21を、第二スリット光群画像P2の第一抽出ウインドウとも記載する。また、抽出ウインドウW22〜抽出ウインドウW28を、第二スリット光群画像P2の第二抽出ウインドウ〜第八抽出ウインドウとも記載する。
また、抽出ウインドウW2のy軸方向の幅hは、第二スリット光群画像P2に含まれるスリット光SLの画像の、y軸方向の形状変化の幅にあわせて設定されている。具体的には、図6に示すように、抽出ウインドウW21のy軸方向の幅は、第二スリット光群画像P2に含まれるスリット光SL1の画像が、y軸方向に、はみ出さないようにして設定されている。
すなわち、抽出ウインドウW2の幅hは、抽出ウインドウW1の幅hよりも大きく設定されている。つまり、抽出ウインドウW1の幅hと、抽出ウインドウW2の幅hとの関係は、幅h>幅hである。
ここで、仮に抽出ウインドウW2の幅hが、抽出ウインドウW1の幅hと同程度であるとすると、スリット光SLの形状変化が比較的大きく現れた場合には、スリット光SLの画像が抽出ウインドウW2の外に、はみ出してしまうことがある。本実施形態の抽出ウインドウW2の幅hは、抽出ウインドウW1の幅hよりも大きい。このため、本実施形態の抽出ウインドウW2によれば、スリット光SLの形状変化が比較的大きく現れても、スリット光SLの画像が抽出ウインドウW2の外に、はみ出してしまうことを抑止することができる。
ところで、抽出ウインドウW2の幅hは、抽出ウインドウW1の幅hに比べて大きいため、第二スリット光群画像P2内に複数のスリット光SLの画像が含まれてしまうことがある。具体的には、図7に示すように、抽出ウインドウW21には、スリット光SL1〜SL3の3本のスリット光が含まれる。
また、上述したように、第二スリット光群画像P2においては、計測対象物Mの形状変化に伴うスリット光SLの形状変化が、第一スリット光群画像P1よりも大きく現れる。したがって、第二スリット光群画像P2においては、複数のスリット光SLどうしが交差する場合がある。具体的には、図7に示すように、第二スリット光群画像P2においては、スリット光SL1〜SL3の3本のスリット光SLが交差する。
つまり、抽出ウインドウW2内においては、複数のスリット光SLが含まれる場合や、さらに、これら複数のスリット光SLが交差する場合がある。このように、抽出ウインドウW2内に複数のスリット光SLが含まれていると、スリット光SLの画像を抽出する場合に、複数のスリット光SLの画像が、どのスリット光SLの画像であるかを判別することが求められる。つまり、第二スリット光群画像P2からスリット光SLの画像を抽出することが、第一スリット光群画像P1からスリット光SLの画像を抽出することに比べて、困難である場合がある。
そこで、第二抽出部52は、第一抽出部51が抽出したスリット光SLの画像を利用して、第二スリット光群画像P2からスリット光SLの画像を抽出する。上述したように、第三記憶部43には、撮像部間の位置関係を示す情報が予め記憶されている。第二抽出部52は、第三記憶部43に記憶されている撮像部間の位置関係を示す情報に基づいて、第一抽出部51が抽出したスリット光SLの画像に対して座標変換を行うことにより、第二スリット光群画像P2上のスリット光SLの位置を推定する。第二抽出部52は、推定したスリット光SLの位置に基づいて、第二スリット光群画像P2内の複数のスリット光SLの画像を、スリット光SL毎に、1本ずつ分離して抽出する。
つまり、第二抽出部52は、第二スリット光群画像P2に含まれる複数のスリット光SLの画像のうちから、スリット光SLの画像を抽出する。ここで、第二抽出部52は、座標変換後のスリット光SLの座標を含む所定の座標範囲内に、スリット光SLの座標が含まれるスリット光SLの画像を、座標変換後のスリット光SLに対応するスリット光SLの画像として抽出する。
また、第二抽出部52は、第二スリット光群画像P2に対して、第一抽出部51が抽出するスリット光SLの画像の数に対応する数の抽出ウインドウを設ける。また、第二抽出部52は、抽出ウインドウ毎に、抽出ウインドウに含まれる複数のスリット光SLの画像の中から、第一抽出部51が抽出したスリット光SLの画像に対応するスリット光SLの画像を選択する。このようにして第二抽出部52は、三次元形状算出部53に供給されるスリット光SLの画像を抽出する。
[サブウインドウによる画像間のスリット光座標の対応付け]
第二抽出部52がスリット光SLの画像を抽出する、より具体的な仕組みについて、改めて図6及び図7を参照して説明する。ここでは、第二抽出部52が、スリット光SL1の画像を抽出する場合を一例として説明する。
第二抽出部52についての説明の前に、まず、第一抽出部51によるスリット光SLの画像の抽出結果の一例について説明する。第一抽出部51は、抽出ウインドウW11によって、スリット光SL1の座標を算出する。ここで、スリット光SL1の座標とは、抽出ウインドウW11内に含まれるスリット光SL1を示す輝点の座標である。図6に示す一例の場合、第一抽出部51は、x軸方向の座標x0から座標xQまでの、各x座標において、スリット光SL1を示す輝点のy軸方向の座標を算出する。具体的には、第一抽出部51は、座標xPにおいて、スリット光SL1のy軸方向の座標yPを算出する。つまり、第一抽出部51は、座標xPにおけるスリット光SL1の座標を、座標(xP、yP)として算出する。ここで、第一抽出部51は、スリット光SL1のy軸方向の座標を、第一スリット光群画像P1内のある一点を原点にした絶対座標として算出してもよく、抽出ウインドウW11内のある一点を原点にした相対座標として算出してもよい。
すなわち、第一抽出部51は、x軸方向の座標x0から座標xQまでの、各x座標において、スリット光SL1の座標(x、y)を算出する。
第二抽出部52は、第一抽出部51が抽出したスリット光SL1の座標を、第一抽出部51から取得する。第二抽出部52は、第一抽出部51から取得したスリット光SL1の座標に基づいて、第二スリット光群画像P2の抽出ウインドウW21内の複数のスリット光SLのうち、どのスリット光SLが、スリット光SL1であるのかを判定する。
より具体的には、第二抽出部52は、第一スリット光群画像P1内のサブウインドウと、第二スリット光群画像P2内のサブウインドウとの対応関係に基づいて、スリット光SLどうしの対応関係を判定する。この「サブウインドウ」について説明する。以下の説明において、サブウインドウの中心の座標のことを、単に「サブウインドウの座標」とも記載する。
第一抽出部51は、サブウインドウSW11を用いて、スリット光SL1の画像のy軸方向の座標の変化を算出する。第一抽出部51は、サブウインドウSW11内にスリット光SL1の画像を捉えながら、サブウインドウSW11を座標x0から座標xQまで移動させる。第一抽出部51は、サブウインドウSW11を座標x0から座標xQまで移動させたときの、サブウインドウSW11のy軸方向の座標の変化を、スリット光SL1のy軸方向の座標の変化として算出する。図6に示す一例の場合、第一抽出部51は、サブウインドウSW11を座標x0からx軸方向に沿って移動させる。第一抽出部51は、サブウインドウSW11のx軸方向の座標が座標xである場合に、サブウインドウSW11の座標P(x、y)を読み取る。この場合、第一抽出部51は、スリット光SL1のx軸方向の座標が座標xである場合に、スリット光SL1のy軸方向の座標が座標yであるとして、スリット光SL1のy軸方向の座標を算出する。
また、第二抽出部52は、サブウインドウSW21を用いて、スリット光SL1の画像のy軸方向の座標の変化を算出する。第二抽出部52は、サブウインドウSW21内にスリット光SL1の画像を捉えながら、サブウインドウSW21を座標x0から座標xQまで移動させる。第二抽出部52は、サブウインドウSW21を座標x0から座標xQまで移動させたときの、サブウインドウSW21のy軸方向の座標の変化を、スリット光SL1のy軸方向の座標の変化として算出する。図7に示す一例の場合、第二抽出部52は、サブウインドウSW21を座標x0からx軸方向に沿って移動させる。第二抽出部52は、サブウインドウSW21のx軸方向の座標が座標xである場合に、サブウインドウSW21の座標P(x、y)を読み取る。この場合、第二抽出部52は、スリット光SL1のx軸方向の座標が座標xである場合に、スリット光SL1のy軸方向の座標が座標yであるとして、スリット光SL1のy軸方向の座標を算出する。
ここで、サブウインドウSW21の座標が座標xから座標xまでの間における、第二抽出部52によるスリット光SLの抽出について説明する。座標xから座標xまでの間においては、スリット光SL1の画像と、スリット光SL3の画像とが重なる。このように複数のスリット光SLの画像どうしが重なる場合、第二抽出部52は、第一抽出部51によるサブウインドウSW11の座標と、サブウインドウSW21の座標とを対応付けて、スリット光SL1の画像のy軸方向の座標の変化を算出する。
具体的には、第二抽出部52は、サブウインドウSW11がx軸方向に移動した場合における、サブウインドウSW11のy軸方向の座標変化を取得する。第一スリット光群画像P1において、スリット光SL1を抽出する抽出ウインドウW1のy軸方向の高さは、高さhである。つまり、第一スリット光群画像P1において、スリット光SL1は、高さhの範囲に収まる。また、第二スリット光群画像P2において、スリット光SL1を抽出する抽出ウインドウW2のy軸方向の高さは、高さhである。つまり、第二スリット光群画像P2において、スリット光SL1は、高さhの範囲に収まる。
第二抽出部52は、高さhと高さhとの比率に基づいて、サブウインドウSW11のy軸方向の座標変化を、サブウインドウSW21のy軸方向の座標変化に変換する。具体的には、第二抽出部52は、サブウインドウSW11のy軸方向の座標変化を(h/h)倍して、サブウインドウSW21のy軸方向の座標変化を算出する。
図6に示す一例では、スリット光SL1がx軸に平行であるため、サブウインドウSW11のy軸方向の座標変化は0(ゼロ)である。このため、第二抽出部52は、スリット光SL1のy軸方向の座標変化が0(ゼロ)であると算出する。この場合、第二抽出部52は、座標xから座標xまでの間において、図7に示す推定線AL1を、スリット光SL1に対応する線であるとして算出する。つまり、第二抽出部52は、2つのサブウインドウの座標どうしの対応関係に基づいてスリット光SLの画像の対応を判定する。
なお、本実施形態の一例では、第二抽出部52が、複数のスリット光SLの画像どうしが重なる場合に、スリット光SL1の画像のy軸方向の座標の変化を算出するとして説明したが、これに限られない。第二抽出部52が、複数のスリット光SLの画像どうしが重ならない場合であっても、スリット光SL1の画像のy軸方向の座標の変化を算出する。具体的には、複数のスリット光SLの画像どうしが重ならない場合であっても、第二抽出部52は、第一抽出部51によるサブウインドウSW11の座標と、サブウインドウSW21の座標とを対応付けて、スリット光SL1の画像のy軸方向の座標の変化を算出する。
ここで、図7に示す推定線AL1は、スリット光SL1に対応する線であり、推定線AL3は、スリット光L3に対応する線である。第二抽出部52は、座標xから座標xまでの間において、推定線AL3ではなく、推定線AL1を、スリット光SL1に対応する線であるとして算出する。第二抽出部52は、複数のスリット光SLの画像どうしが重なる場合であっても、スリット光SLの画像を正しく抽出することができる。
なお、第二抽出部52は、複数のスリット光SLの画像どうしが重なる場合において、この重なる点、すなわち交点の座標を除外して、スリット光SLの画像を抽出してもよい。すなわち、第二抽出部52は、第二スリット光群画像P2に含まれる複数のスリット光SLの画像について、スリット光SLの画像どうしの交点がある場合に、スリット光SLの画像どうしの交点を除外してスリット光SLの画像を抽出してもよい。
また、第二抽出部52がスリット光SL4の画像を抽出する場合について、図6及び図8を参照して説明する。なお、上述した、スリット光SL1の画像を抽出する場合と同様の部分については、その説明を適宜省略する。
図8は、スリット光SL4についての第二スリット光群画像P2の抽出ウインドウの一例を示す模式図である。第二抽出部52は、サブウインドウSW24を用いて、スリット光SL4の画像のy軸方向の座標の変化を算出する。第二抽出部52は、第一スリット光群画像P1のサブウインドウSW14がx軸方向に移動した場合における、サブウインドウSW14のy軸方向の座標変化を取得する。第一スリット光群画像P1において、スリット光SL4を抽出する抽出ウインドウW4のy軸方向の高さは、高さhである。つまり、第一スリット光群画像P1において、スリット光SL4は、高さhの範囲に収まる。また、第二スリット光群画像P2において、スリット光SL4を抽出する抽出ウインドウW4のy軸方向の高さは、高さhである。つまり、第二スリット光群画像P2において、スリット光SL4は、高さhの範囲に収まる。
第二抽出部52は、高さhと高さhとの比率に基づいて、サブウインドウSW14のy軸方向の座標変化を、サブウインドウSW24のy軸方向の座標変化に変換する。具体的には、第二抽出部52は、サブウインドウSW14のy軸方向の座標変化を(h/h)倍して、サブウインドウSW24のy軸方向の座標変化を算出する。つまり、第二抽出部52は、サブウインドウSW14のy軸方向の高さh14を、(h/h)倍して、サブウインドウSW24のy軸方向の高さh24を算出する。つまり、第一撮像部20が撮像する画像と、第二撮像部30が撮像する画像との位置関係をキャリブレーションすることにより、第一スリット光群画像P1の座標(x1、)と、第二スリット光群画像P2の座標(x2、)とは、一意に相互に変換することができる。
このようにして第二抽出部52は、複数のスリット光SLの画像どうしが重なる場合であっても、スリット光SLの画像を正しく抽出することができる。
三次元形状算出部53は、第二抽出部52が抽出したスリット光SLの画像に基づいて、計測対象物Mの三次元形状を算出する。この三次元形状算出部53による三次元形状の算出には、スリット光の形状に基づく既知の技術が用いられる。
ここで、第一スリット光群画像P1において、サブウインドウSW11〜サブウインドウSW18は、y軸方向に重なり合うことがない。したがって、スリット光SL1〜スリット光SL8は、サブウインドウSW11〜サブウインドウSW18に対して、1:1の関係で対応する。したがって、第一抽出部51は、サブウインドウSW11〜サブウインドウSW18を用いて、スリット光SL1〜スリット光SL8の画像を、一意に抽出することができる。よって、第一スリット光群画像P1に基づけば、計測対象物Mの三次元形状を一意に特定することができる。
また、第一スリット光群画像P1のスリット光SL1〜スリット光SL8のy軸方向の座標変化の程度は、第二スリット光群画像P2のスリット光SL1〜スリット光SL8のy軸方向の座標変化の程度に比べて小さい。したがって、第一スリット光群画像P1に基づいて計測対象物Mの三次元形状を特定すると、第二スリット光群画像P2に基づいて計測対象物Mの三次元形状を特定する場合に比べて、特定される三次元形状の精度が低下する。
また、第二スリット光群画像P2において、各サブウインドウSWは、y軸方向に重なり合う部分がある。したがって、スリット光SL1〜スリット光SL8は、第二スリット光群画像P2の各サブウインドウSWに対して、1:1の関係で対応しない。したがって、第二抽出部52は、第二スリット光群画像P2の各サブウインドウSWを用いると、スリット光SL1〜スリット光SL8の画像を、一意に抽出することができないことがある。
また、第二スリット光群画像P2のスリット光SL1〜スリット光SL8のy軸方向の座標変化の程度は、第一スリット光群画像P1のスリット光SL1〜スリット光SL8のy軸方向の座標変化の程度に比べて大きい。したがって、第二スリット光群画像P2に基づいて計測対象物Mの三次元形状を特定すると、第一スリット光群画像P1に基づいて計測対象物Mの三次元形状を特定する場合に比べて、特定される三次元形状の精度が向上する。
つまり、三次元形状測定装置1は、第一スリット光群画像P1に基づけば、一意に三次元形状を特定することができ、第二スリット光群画像P2に基づけば、精度よく三次元形状を特定することができる。
本実施形態の三次元形状測定装置1は、第一スリット光群画像P1を利用して、第二スリット光群画像P2の各スリット光SLと各サブウインドウSWとを対応付ける。三次元形状測定装置1は、第一スリット光群画像P1の利点と第二スリット光群画像P2の利点を利用することにより、一意かつ精度よく計測対象物Mの三次元形状を特定することができる。
[三次元形状測定装置の動作]
次に、図9を参照して、三次元形状測定装置1の動作について説明する。
図9は、本実施形態の三次元形状測定装置1の動作の一例を示すフローチャートである。
照射部10は、制御部50の制御に基づき、計測対象物Mに対してスリット光SLを照射する(ステップS10)。
撮像部は、制御部50の制御に基づき、ステップS10において照射されるスリット光SLを撮像する(ステップS20)。ここで、制御部50は、第一撮像部20と、第二撮像部30とに対して、同時に撮像指令を出力する。これにより、第一撮像部20と、第二撮像部30とは、同時にスリット光SLを撮像する。第一撮像部20は、撮像した画像、すなわち第一スリット光群画像P1を第一記憶部41に記憶させる。第二撮像部30は、撮像した画像、すなわち第二スリット光群画像P2を第二記憶部42に記憶させる。
この第一スリット光群画像P1には、図6に示すように、複数のスリット光SLの画像が含まれる。この図6に示す一例においては、スリット光SL1、SL2、SL6〜SL8は、いずれもx軸に平行な直線である。このことは、スリット光SL1、SL2、SL6〜SL8の照射領域が平面であることを示す。また、この図6に示す一例においては、スリット光SL3〜SL5は、いずれもy軸の負の方向に凸である曲線である。このことは、スリット光SL3〜SL5の照射領域が凸形状であることを示す。
また、第二スリット光群画像P2には、図7に示すように、複数のスリット光SLの画像が含まれる。この図7に示す一例においては、スリット光SL1、SL2は、その一部が他のスリット光SLと交差している。このことは、スリット光SL1、SL2の照射領域が撮像されていないことを示す。また、この図7に示す一例においては、SL6〜SL8は、いずれもx軸に平行な直線である。このことは、スリット光SL1、SL2、SL6〜SL8の照射領域が平面であることを示す。また、この図7に示す一例においては、スリット光SL3〜SL5は、いずれもy軸の負の方向に凸である曲線である。このことは、スリット光SL3〜SL5の照射領域が凸形状であることを示す。
第一抽出部51は、第一スリット光群画像P1からスリット光SLの画像を抽出する(ステップS30)。
次に、第二抽出部52は、ステップS30において抽出されたスリット光SLの画像に基づいて、第二スリット光群画像P2内のスリット光SLの位置を推定し(ステップS40)、推定した位置に基づいて、第二スリット光群画像P2からスリット光SLの画像を抽出する(ステップS50)。
次に、三次元形状算出部53は、ステップS50において抽出されたスリット光SLの画像に基づいて、計測対象物Mの三次元形状を算出する(ステップS100)。
次に、第二抽出部52は、各スリット光SLについて、計測対象物Mの三次元形状を算出済みである否かを判定する(ステップS110)。具体的には、第二抽出部52は、スリット光SL1〜SL8について、それぞれ、計測対象物Mの三次元形状を算出済みであるか否かを判定する。
第二抽出部52は、すべてのスリット光SLについて、計測対象物Mの三次元形状を算出済みであると判定した場合(ステップS110;YES)には処理をステップS120に進める。一方、第二抽出部52は、いずれかのスリット光SLについて、計測対象物Mの三次元形状を算出済みでないと判定した場合(ステップS110;NO)には処理をステップS30に戻す。
次に、三次元形状算出部53は、ステップS80においてスリット光SLの画像が抽出された第二スリット光群画像P2と、過去に撮像されている第二スリット光群画像P2とに基づいて、スリット光SLの画像どうしをパターンマッチングする(ステップS120)。以下、三次元形状算出部53が行うパターンマッチングの具体例について説明する。この一例では、第二スリット光群画像P2が50〜100[ms]毎に撮像されている。ここで、時刻tにおいて撮像された第二スリット光群画像P2を、第二スリット光群画像P2(t)と称する。三次元形状算出部53は、第二スリット光群画像P2(t)に基づいて、計測対象物Mの三次元座標Q(i,t)を算出する。このiは座標の数を示す。なお、座標数iは、第二スリット光群画像P2が撮像された時刻t毎に、すなわち、第二スリット光群画像P2(t)毎に互いに異なる。
三次元形状算出部53は、第二スリット光群画像P2(t)に含まれるスリット光SLの点P(i,t)を算出する。ここで、時刻tにおける第二撮像部30の6軸姿勢を姿勢A(t)とする。第二スリット光群画像P2の撮像時間間隔Δtが姿勢A(t)の変化に対して十分に短い場合、時刻tにおける第二スリット光群画像P2(t)と、時刻t−1における第二スリット光群画像P2(t−1)の画像に大きな差が生じない。三次元形状算出部53は、式(1)に基づいて、時刻tにおける計測対象物Mの三次元座標Q(i,t)を算出する。
Q(i,t)=A(t)・P(i,t)・・・(1)
次に、三次元形状算出部53は、次の式(2)
Q(i,t−1)=A(t−1)・P(i,t−1)・・・(2)
によって示される、時刻t−1における三次元座標Q(i,t−1)が、三次元座標Q(i,t)と重なるように、姿勢A(t−1)を算出する。ここで、三次元形状算出部53は、ある姿勢A(t)を仮定した上で、三次元座標Q(i,t)を算出し、三次元座標Q(i,t)の近傍にある点P(j,t)の法線方向の距離dpを、点Pごとに求める。また、三次元形状算出部53は、この距離dpの二乗平均が最小となるように、姿勢A(t)を補正する。
三次元形状算出部53は、時刻tにおける姿勢A(t)が定まった後、上述の式(1)に基づいて、三次元座標Q(i,t)を算出する。このとき、三次元形状算出部53は、時刻t−1における三次元座標Q(i,t−1)に、算出した三次元座標Q(i,t)を加え、三次元座標Q(i,t−1)を三次元座標Q(i,t)として置き換える。
三次元形状算出部53は、時刻t+1においても上述の処理を繰り返すことにより、過去に算出した三次元座標Q(i,t)を時系列に蓄積する。
次に、三次元形状算出部53は、パターンマッチングの結果に基づいて、撮像部の位置を推定する。これにより、仮に、第二スリット光群画像P2に含まれるスリット光SLの画像の一部が欠落していたとしても、三次元形状算出部53は、スリット光SLの画像を補間することができる。すなわち、三次元形状算出部53は、ステップS100において補間されたスリット光SLの画像に基づいて、計測対象物Mの三次元形状を算出する。したがって、三次元形状算出部53は、単一の第二スリット光群画像P2に基づきスリット光SLの画像を補間せずに計測対象物Mの三次元形状を算出する場合に比べて、高精度に計測対象物Mの三次元形状を算出することができる。
次に、制御部50は、スキャンデータの取得を終了するか否かを判定する(ステップS130)。制御部50は、スキャンデータの取得を終了すると判定した場合(ステップS130;YES)には、処理をステップS140に進める。一方、制御部50は、スキャンデータの取得を終了しないと判定した場合(ステップS130;NO)には、処理をステップS10に戻す。
なお、三次元形状算出部53は、計測対象物Mの三次元形状を算出した後に、ベストフィット処理を行ってもよい(ステップS140)。
このベストフィット処理を行う構成の場合、図5に示すように、記憶部40は、第四記憶部44を備えている。また、制御部50は、軌跡算出部54を備えている。第四記憶部44には、三次元形状算出部53が算出する計測対象物Mの三次元形状を示す点群データが、三次元形状算出部53が点群データを算出する毎に順次記憶される。軌跡算出部54は、三次元形状算出部53が算出する点群データと、第四記憶部44に記憶されている過去に算出された点群データとの比較に基づいて、計測対象物Mに対する第二撮像部30の移動の軌跡を算出する。
また、三次元形状算出部53は、算出した計測対象物Mの三次元形状を、第四記憶部44に記憶されている複数の点群データどうしの比較に基づいて補正する。
具体的には、三次元形状算出部53は、時刻t=0〜Tにおいて、次の式(3)
R(i,t)=A(t)・P(i,t)・・・(3)
を計算し、三次元座標Q(j,T)との法線方向誤差が最小となるような姿勢A(t)を求め直す。さらに三次元形状算出部53は、三次元座標Q(j,T)内の時刻tの情報を、三次元座標R(i,t)によって置き換える。
上述のベストフィット処理により、三次元座標Q(j,T)が計測対象物Mの三次元形状を示す情報となる。さらに、三次元形状算出部53は、三次元座標Q(j,T)が示す点が密集している部分を平均化することにより、情報量を削減し、ファイル化して出力してもよい。
以上説明したように、三次元形状測定装置1は、三次元形状の算出に適する画像を選択するため、可搬型であっても、三次元形状の測定精度を高めることができる。また、三次元形状測定装置1は、三次元形状の算出に適する画像を繰り返し選択することにより、より多くのスリット光SLの情報に基づいて三次元形状を測定することができる。したがって、三次元形状測定装置1は、三次元形状の測定精度をさらに高めることができる。
[画像推定の変形例]
また、上述において、第一抽出部51は、撮像部間の位置関係に基づいて、第一スリット光群画像P1を座標変換することにより、スリット光SLの位置を推定するとして説明したが、これに限られない。第一抽出部51は、第一スリット光群画像P1と、第二スリット光群画像P2とを対応付けることにより、スリット光SLの位置を推定してもよい。
この変形例の場合、第一抽出部51は、第一スリット光群画像P1が示すスリット光SLの位置と、第二スリット光群画像P2が示すスリット光SLの位置とを対応付けることにより、第二撮像部30の位置から計測対象物Mを撮像した場合のスリット光SLの位置を推定する。具体的には、第一抽出部51は、図6に示す第一スリット光群画像P1の各スリット光SL1〜SL8と、図7に示す第二スリット光群画像P2の各スリット光SL1〜SL8とを、それぞれ対応付ける。また、第一抽出部51は、第一スリット光群画像P1の各スリット光SL1〜SL8と、第二スリット光群画像P2の各スリット光SL1〜SL8とを比較して、第一スリット光群画像P1を座標変換するための変換パラメータを算出する。第一抽出部51は、算出した変換パラメータに基づいて、第一スリット光群画像P1を座標変換することにより、第二撮像部30の位置から計測対象物Mを撮像した場合のスリット光SLの位置を推定する。
上述のように構成しても、三次元形状測定装置1は、三次元形状の算出に適する画像を選択できるため、三次元形状の測定精度を高めることができる。
なお、三次元形状測定装置1における制御部50の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各処理の手順を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、ホームページ提供環境あるいは表示環境を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク又は通信網や電話回線等の通信回線又は通信線のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル又は差分プログラムであってもよい。
1…三次元形状測定装置、10…照射部、20…第一撮像部、30…第二撮像部、40…記憶部、41…第一記憶部、42…第二記憶部、43…第三記憶部、44…第四記憶部、50…制御部、51…第一抽出部、52…第二抽出部、53…三次元形状算出部、54…軌跡算出部

Claims (7)

  1. 複数のスリット光を計測対象物に照射する照射部と、
    前記照射部の一方側に前記照射部の位置から第一の所定距離だけ離れた位置に配置され、前記計測対象物を撮像する第一撮像部と、
    前記照射部の前記一方側に前記照射部の位置から前記第一の所定距離より大きい第二の所定距離だけ離れた位置に配置され、前記計測対象物を撮像する第二撮像部と、
    前記第一撮像部が撮像した複数のスリット光が、第一スリット光群画像として記憶される第一記憶部と、
    前記第二撮像部が撮像した画像に含まれる複数のスリット光が、第二スリット光群画像として記憶される第二記憶部と、
    前記第一撮像部が撮像する画像内の位置を示す座標と、前記第二撮像部が撮像する画像内の位置を示す座標との座標変換情報が記憶されている第三記憶部と、
    前記第一記憶部に記憶される前記第一スリット光群画像の中から、前記複数のスリット光毎にスリット光画像を抽出する第一抽出部と、
    前記第一抽出部が抽出するスリット光画像と、前記第三記憶部に記憶されている前記座標変換情報とに基づいて、前記第二記憶部に記憶される前記第二スリット光群画像の中から、前記第一スリット光群画像に含まれる前記複数のスリット光のそれぞれに対応するスリット光画像をそれぞれ抽出する第二抽出部と、
    前記第二抽出部が抽出するスリット光画像に基づいて、前記計測対象物の三次元形状を算出する三次元形状算出部と
    を備える三次元形状測定装置。
  2. 前記第二抽出部は、
    前記第一抽出部が抽出するスリット光画像内のスリット光の座標が前記座標変換情報によって座標変換された座標変換後のスリット光の座標と、前記第二スリット光群画像内のスリット光の座標との対応に基づいて、前記第二記憶部に記憶される前記第二スリット光群画像の中から、前記第一スリット光群画像に含まれる前記複数のスリット光のそれぞれに対応するスリット光画像をそれぞれ抽出する
    請求項1に記載の三次元形状測定装置。
  3. 前記第二抽出部は、
    前記第二スリット光群画像に含まれる前記複数のスリット光画像のうち、前記座標変換後のスリット光の座標を含む所定の座標範囲内に、スリット光の座標が含まれるスリット光画像を、前記座標変換後のスリット光に対応するスリット光画像として抽出する
    請求項2に記載の三次元形状測定装置。
  4. 前記第二抽出部は、
    前記第二スリット光群画像に対して、前記第一抽出部が抽出するスリット光画像の数に対応する数の抽出窓を設け、かつ前記抽出窓毎に、前記抽出窓に含まれる複数のスリット光画像の中から、前記第一抽出部が抽出したスリット光画像に対応するスリット光画像を選択することにより、前記三次元形状算出部に供給されるスリット光画像を抽出する
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の三次元形状測定装置。
  5. 前記第二抽出部は、
    前記第二スリット光群画像に含まれる前記複数のスリット光画像について、スリット光画像どうしの交点がある場合に、スリット光画像どうしの交点を除外してスリット光画像を抽出する
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の三次元形状測定装置。
  6. 前記三次元形状算出部が算出する前記計測対象物の三次元形状を示す点群データが、前記三次元形状算出部が前記点群データを算出する毎に順次記憶される第四記憶部と、
    前記三次元形状算出部が算出する前記点群データと、前記第四記憶部に記憶されている過去に算出された前記点群データとの比較に基づいて、前記計測対象物に対する前記第二撮像部の移動の軌跡を算出する軌跡算出部と、
    をさらに備える請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の三次元形状測定装置。
  7. 前記三次元形状算出部は、
    算出した前記計測対象物の三次元形状を、複数の前記点群データどうしの比較に基づいて補正する
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の三次元形状測定装置。
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